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ひろびさし

ひろびさし [3] 【広庇・広廂】
寝殿造りで,母屋と庇の外側にある吹き放ちの部分。孫庇に相当する。庇より長押(ナゲシ)一本分だけ床が低くなっている。広縁。広軒。

ひろびろ

ひろびろ [3] 【広広】 (副)スル
(「と」を伴っても用いる)いかにも広く感じられるさま。広くひらけているさま。「―(と)した庭園」

ひろびろ

ひろびろ【広々とした】
large;→英和
open;→英和
wide.→英和

ひろぶた

ひろぶた [0] 【広蓋】
(1)衣装箱のふた。昔,衣を人に与えるとき,これにのせて与えた。
(2)縁のある大きい角盆。

ひろぼいん

ひろぼいん [3] 【広母音】
下顎(シタアゴ)の開きが大きくて広い母音。日本語ではアが典型的。低母音。
⇔狭母音(セマボイン)

ひろま

ひろま【広間】
a hall;→英和
a saloon.→英和

ひろま

ひろま [1] 【広間】
(1)広い部屋・座敷。
(2)洋風建築の玄関ホール。
(3)桃山時代後半から江戸時代にかけての,初期の書院造りにおける主屋。
(4)四畳半以上の茶室。

ひろまえ

ひろまえ [0] 【広前】
(1)「おおまえ(大前){(1)}」に同じ。「皇大御神(スメオホミカミ)の―に申し給はく/祝詞(平野祭)」
(2)神殿や宮殿の前庭。

ひろまつ

ひろまつ 【広松】
姓氏の一。

ひろまつわたる

ひろまつわたる 【広松渉】
(1933-1994) 哲学者。福岡県生まれ。東大教授。物象化論を基盤とするマルクス主義研究と四肢構造論を軸とする「事的世界観」の提唱によって戦後日本の哲学界をリードした。著「存在と意味」「世界の共同主観的存在構造」「マルクス主義の地平」など。

ひろまる

ひろま・る [3][0] 【広まる・弘まる】 (動ラ五[四])
(1)広くなる。「範囲が―・る」
(2)広く行われるようになる。広く知られるようになる。「仏教が―・る」「うわさが―・る」

ひろまる

ひろまる【広まる】
spread;→英和
circulate;→英和
come into fashion (流行する).

ひろみ

ひろみ 【広み】
広い場所。広場。「砥浪山打越え,―へ出でて/平家 7」

ひろむ

ひろ・む 【広む】 (動マ下二)
⇒ひろめる

ひろめ

ひろめ [3] 【広め】
(1)世間に広めること。知らせること。
(2)(「お広め」の形で用い,「お披露目」とも当てる)縁組・開業・襲名などを人々に知らせること。披露。
→おひろめ

ひろめ

ひろめ 【広布】
昆布の古名。[和名抄]

ひろめかす

ひろめか・す 【閃かす】 (動サ四)
「ひらめかす」に同じ。「赤き扇を―・し使ひて/栄花(初花)」

ひろめく

ひろめ・く (動カ四)
(1)ふらふらと動きまわる。「居も定まらず,―・きて/枕草子 28」
(2)ひるがえる。ひらひらする。[新撰字鏡]

ひろめく

ひろめ・く 【閃く】 (動カ四)
「ひらめく」に同じ。「其の雷(カミ)ひかり―・き,まなこかかやく/日本書紀(雄略訓)」

ひろめや

ひろめや [0] 【広め屋】
ちんどん屋。明治期に用いられた語。

ひろめる

ひろめる【広める】
make known;spread;→英和
diffuse;→英和
advertise (広告する).→英和

ひろめる

ひろ・める [3] 【広める・弘める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひろ・む
(1)広く知られるようにする。広く行われるようにする。「キリスト教を―・める」「うわさを―・める」
(2)範囲を広くする。豊かにする。「見聞を―・める」

ひろもの

ひろもの [0] 【広物】
幅の広い物。大形の物。多く大きい魚についていう。「鰭(ハタ)の―」

ひろやか

ひろやか [2] 【広やか】 (形動)[文]ナリ
ひろびろとしているさま。「―な庭園」

ひろら

ひろら 【広ら】 (形動ナリ)
ひろびろとしているさま。「御横刀(ミハカシ)―にうち堅め/祝詞(出雲国造神賀詞)」

ひろらか

ひろらか 【広らか】 (形動ナリ)
広いさま。ひろやか。「鮨鮎の大きに―なるを/今昔 28」

ひろる

ひろ・る 【広る】 (動ラ四)
広がる。「そが葉の―・りいまし/古事記(下)」

ひろろぐ

ひろろ・ぐ (動ガ四)
よろめく。ぐらつく。ひょろひょろする。「錠あけて遣戸あくるに,いとかたければ立ちゐ―・ぐ程に/落窪 2」

ひろん

ひろん [1][0] 【比論】 (名)スル
(1)比較して論ずること。
(2)〔論〕「類推」に同じ。

ひろんりてき

ひろんりてき [1][0] 【非論理的】 (形動)
論理的でないさま。「―な学説」

ひろんりてき

ひろんりてき【非論理的】
absurd;→英和
illogical.→英和

ひわ

ひわ【秘話】
a secret story.

ひわ

ひわ [1] 【秘話】
人々に知られていない話。「終戦―」

ひわ

ひわ [1] 【悲話】
悲しい物語。悲劇的な物語。哀話。

ひわ

ひわ ヒハ [1] 【鶸】
(1)スズメ目アトリ科に属するカワラヒワ・マヒワ・ベニヒワの総称。[季]秋。
(2)「鶸色」に同じ。

ひわ

ひわ【鶸】
《鳥》a siskin.

ひわい

ひわい【卑猥な】
indecent;→英和
obscene;→英和
dirty.→英和

ひわい

ひわい [0] 【卑猥・鄙猥】 (名・形動)[文]ナリ
下品でみだらな・こと(さま)。「―な話」「―な行為」
[派生] ――さ(名)

ひわいろ

ひわいろ ヒハ― [0] 【鶸色】
鶸の羽のような色。黄色みの強い黄緑色。

ひわかし

ひわか・し 【ひ若し】 (形ク)
〔「ひ」は接頭語〕
(1)若い。若々しい。「―・く細くうつくしげにきかまほしき事/栄花(本の雫)」
(2)若くてひ弱い。「児の名残にて,―・き時を見分けぬ也/申楽談儀」

ひわさ

ひわさ 【日和佐】
徳島県南東部,海部(カイフ)郡の町。薬王寺の門前町。大浜海岸はウミガメの産卵地。

ひわず

ひわず ヒハヅ 【繊弱】 (形動ナリ)
弱々しいさま。ひよわなさま。「いと若う,―なり/源氏(竹河)」

ひわせいおん

ひわせいおん [3] 【非和声音】
和音構成音(和声音)に属さず,旋律的な装飾と解釈される音の総称。和声外音。

ひわたり

ひわたり [2] 【火渡り】
修験道の行者などが祈祷(キトウ)などの際に行う術の一つ。燃えている火の上を,呪文を唱えながらはだしで渡るもの。

ひわだ

ひわだ [0] 【檜皮】
(1)檜(ヒノキ)の皮。ひはだ。
(2)「檜皮葺(ブ)き」の略。
(3)襲(カサネ)の色目の名。表は黒みの紅,裏は同色か薄い藍色,老人は白。中年以後に着用。

ひわだいろ

ひわだいろ [0] 【檜皮色】
(1)染め色の一。赤黄みの濃い茶色。
(2)経(タテ)浅葱(アサギ),緯(ヨコ)赤の織り色。

ひわだぶき

ひわだぶき [0] 【檜皮葺き】
檜(ヒノキ)の皮で屋根を葺くこと。また,その屋根。ひわだ。

ひわだや

ひわだや [3] 【檜皮屋】
檜皮で葺(フ)いてある家。檜皮葺きの家。

ひわちゃ

ひわちゃ ヒハ― [2] 【鶸茶】
黄緑色がかった茶色。

ひわやか

ひわやか ヒハ― 【繊弱やか】 (形動ナリ)
弱々しいさま。なよなよとして上品なさま。「宮いみじう―にめでたくて入らせ給ふ/栄花(音楽)」

ひわり

ひわり [0] 【日割(り)】
(1)一日いくらと給料などを決めること。「―で払う」
(2)長期間かかる物事の,その日その日にする内容を決めること。また,その日程。「―でスケジュールを立てる」「試験の―をきめる」

ひわり

ひわり【日割】
daily rate.〜で払う pay by the day.→英和

ひわりご

ひわりご 【檜破り子】
檜(ヒノキ)の薄板で作った上等の破り子。

ひわる

ひわ・る ヒハル 【罅る】 (動ラ下二)
ひびが入る。割れ目ができる。[新撰字鏡]

ひわれ

ひわれ [0] 【氷割れ・干割れ】
模様の一。氷がひび割れたような不規則な線を縦横に走らせたもの。蝋(ロウ)染めの代表的な模様。

ひわれ

ひわれ [0] 【干割れ・日割れ】
(1)乾いてひびや割れ目ができること。「日照りで,田に―ができる」
(2)日光の照射や昼夜の温度の変化のため,木材や立木などに割れ目が入ること。

ひわれる

ひわれる【干割れる】
dry up.

ひわれる

ひわ・れる [3][0] 【干割れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ひわ・る
乾いて割れる。「日照りで田が―・れる」

ひん

ひん [1] 【嬪】
律令制における天皇の後宮の一。皇后・妃・夫人に次ぐもので,四,五位の位が授けられた。定員四名。

ひん

ひん 【引ん】 (接頭)
〔動詞「引く」の連用形「引き」の転〕
動詞に付いて,その意味や語調を強めるのに用いられる。「―むく」「―曲げる」

ひん

ひん【品】
(1)[品格]elegance;refinement;dignity (威厳).→英和
(2)[品物]an article;→英和
<Japanese> goods;→英和
[料理の一品]a course;→英和
a dish.→英和
〜の良い refined;elegant.→英和
〜の悪い vulgar;→英和
coarse.→英和

ひん

ひん 【品】
■一■ [0] (名)
人や物にそなわる性質のうち,自然と外にあらわれる,好ましい,洗練された様子。品格。風格。「―がよい」「―が悪い」「―がある」「―がない」
■二■ (接尾)
助数詞。料理などの品数を数えるのに用いる。上にくる語によって「ぴん」となる。「一―料理」

ひん

ひん [1] 【顰】
ひそみ。

ひん

ひん [1] 【貧】 (名・形動)[文]ナリ
(1)貧しいこと。貧乏。「―ゆえの盗み」
(2)欠乏すること。不足すること。

ひん=に倣(ナラ)う

――に倣(ナラ)・う
「顰(ヒソミ)に倣う」に同じ。

ひん=に迫(セマ)る

――に迫(セマ)・る
すっかり貧乏になる。貧骨(ホネ)に至る。

ひん=の病(ヤマイ)

――の病(ヤマイ)
貧乏の苦しさを病気にたとえた語。

ひん=の盗みに恋の歌

――の盗みに恋の歌
〔貧乏になれば盗みもするし,恋になやめば歌もよむ意〕
人間は必要に迫られれば何でもするものだというたとえ。

ひん=の花好き

――の花好き
貧乏なのに花作りに熱中すること。境遇に不似合いなこと。

ひん=は世界の福の神

――は世界の福の神
貧乏が人を奮起させ,他日の幸福をもたらすことからすれば,貧乏は福の神であるともいえるということわざ。

ひんい

ひんい【品位】
(1) dignity;→英和
grace.→英和
⇒品(ひん).
(2)[品質]quality;→英和
fineness (金・銀の).
〜ある dignified;noble;→英和
graceful.→英和

ひんい

ひんい [1] 【品彙】
種類別にしてまとめること。また,そのまとめたもの。たぐい。分類。

ひんい

ひんい [1] 【品位】
(1)見る人が自然に尊敬したくなるような気高さ,おごそかさ。品。「―が身にそなわる」「―に欠ける」
(2)金銀の地金や金貨銀貨の中に含まれる金・銀の割合。「金貨の―が落ちる」
(3)鉱石中の金属の割合。「―の高い鉱石」

ひんいしょうめい

ひんいしょうめい [4] 【品位証明】
造幣局が,金・銀の地金を調べて,その品位{(2)}を証明すること。

ひんえいようこ

ひんえいようこ ヒンエイヤウ― [5] 【貧栄養湖】
水中の栄養塩類が少なく,プランクトンなどが少ない湖沼。水の色は藍色で透明度が高い。摩周湖・十和田湖など。
→富栄養湖

ひんか

ひんか [1] 【品価】
物の値段。ねうち。

ひんか

ひんか [1] 【貧家】
貧しい家。寒家。

ひんかい

ひんかい [0] 【頻回】
回数が多いこと。「―の検査は必要としない」

ひんかく

ひんかく [0] 【賓格】
(1)文法で,目的格のこと。
(2)〔山田孝雄の用語〕
属性観念を欠く用言などに接し,それを補うべく,その属性観念の位置に立つもの。「私は日本人です」「雪の如し」「荷を軽くする」の「日本人」「雪」「軽く」などがそれに当たる。

ひんかく

ひんかく [0] 【賓客】
⇒ひんきゃく(賓客)

ひんかく

ひんかく [0] 【品格】
その物から感じられるおごそかさ。品位。「―を保つ」「―が劣る」

ひんかん

ひんかん [0] 【貧寒】 (ト|タル)[文]形動タリ
貧しくさむざむとしたさま。「―とした山村」

ひんがし

ひんがし 【東】
〔「ひむかし」の転〕
ひがし。「おはします殿の―の廂/源氏(桐壺)」

ひんがしおもて

ひんがしおもて 【東面】
東側。東の方。また,東側の部屋。「―の格子一間あげて/宇津保(俊蔭)」

ひんがしのじん

ひんがしのじん 【東の陣】
⇒ひがしのじん(東陣)

ひんがしのたい

ひんがしのたい 【東の対】
⇒ひがしのたい(東対)

ひんがしふさがり

ひんがしふさがり 【東塞がり】
⇒ひがしふさがり(東塞)

ひんがらめ

ひんがらめ [0] 【ひんがら目】
〔「ひがらめ」の転〕
やぶにらみ。斜視。

ひんがら目

ひんがらめ [0] 【ひんがら目】
〔「ひがらめ」の転〕
やぶにらみ。斜視。

ひんがん

ひんがん [1] 【玢岩】
火成岩の一。安山岩とほぼ同じ化学組成で,斜長石の斑晶を含む。

ひんきゃく

ひんきゃく [0] 【賓客】
大事な客。ひんかく。

ひんきゃく

ひんきゃく【賓客】
a guest.→英和

ひんきゅう

ひんきゅう [0] 【殯宮】
襯殿(シンデン)から移された天皇・皇族のひつぎを,埋葬の時まで安置しておく御殿。かりもがりのみや。あらきのみや。殯殿。

ひんきゅう

ひんきゅう【貧窮】
⇒貧困.

ひんきゅう

ひんきゅう [0] 【貧窮】 (名)スル
〔古くは「びんぐう」とも〕
貧しくて生活に困ること。貧困。貧苦。「―のどん底」

ひんきゅうもんどうか

ひんきゅうもんどうか 【貧窮問答歌】
万葉集巻五所収の山上憶良作の歌。貧者と窮者の問答の体裁で生活の苦しさを歌った長歌および反歌一首。

ひんぎ

ひんぎ [1] 【稟議】
「りんぎ(稟議)」に同じ。

ひんぎゅう

ひんぎゅう [0] 【牝牛】
めうし。めすうし。

ひんく

ひんく【貧苦】
⇒貧困.

ひんく

ひんく [1] 【貧窶】
「ひんる(貧窶)」に同じ。「其―困阨(コンヤク)の状を知つた/北条霞亭(鴎外)」

ひんく

ひんく [1] 【貧苦】
貧しさに苦しむこと。また,その苦しみ。「―のどん底」「―にめげず勉学する」

ひんけい

ひんけい [0] 【牝鶏】
めすのにわとり。めんどり。

ひんけい=晨(アシタ)す

――晨(アシタ)す
〔書経(牧誓)〕
女が勢力を振るうたとえ。家や国が滅びる前ぶれであるとする。

ひんけつ

ひんけつ [0] 【貧血】
(1)血液中の赤血球数または血色素量が正常値以下に減少した状態。鉄分やビタミンの欠乏,造血器官の疾患,失血など種々の原因によって起こる。顔色が悪くなり,頭痛・耳鳴り・めまい・動悸・息切れ・倦怠などを呈する。
(2)ある部分に流入する動脈性の血液量が減少した状態。血管運動神経の調節障害と考えられている。脳貧血はこの一種。またショック時には四肢の貧血が起こる。

ひんけつ

ひんけつ【貧血】
《医》anemia.→英和
〜の anemic.

ひんけつしょう

ひんけつしょう [0] 【貧血性】
貧血を起こしやすい体質。貧血質。

ひんこう

ひんこう [0] 【貧鉱】
(1)金属含有量が少ない鉱石。
(2)鉱石の産出量が少ない鉱山。
⇔富鉱

ひんこう

ひんこう [0] 【貧攻】
野球などで,攻撃がふるわないこと。

ひんこう

ひんこう [0] 【品行】
(道徳的にみていいとか悪いとかいう判断の対象となる)おこない。身持ち。行状。

ひんこう

ひんこう【品行】
behavior;→英和
conduct.→英和
〜の良い(悪い) well-(ill-)behaved.

ひんこうほうせい

ひんこうほうせい [0] 【品行方正】 (名・形動)[文]ナリ
おこないがきちんとして正しい・こと(さま)。「―な青年」

ひんこきゅう

ひんこきゅう [3] 【頻呼吸】
心不全・肺炎や小児の発熱時などの,呼吸数が増加し,かつ呼吸が浅い状態。

ひんこん

ひんこん [0] 【貧困】 (名・形動)[文]ナリ
(1)まずしくて生活に困っている・こと(さま)。「―家庭」「―な生活」
(2)必要なもの,大事なものがとぼしいこと。また,そのさま。「―な発想」「政治の―」
[派生] ――さ(名)

ひんこん

ひんこん【貧困】
poverty;→英和
want.→英和
〜な poor.→英和
〜に陥る be reduced to poverty.‖貧困者 the poor (総称).

ひんこんせん

ひんこんせん [0] 【貧困線】
それ以下の収入では最低生活も維持できないと考えられる統計上の境界線。貧乏線。

ひんし

ひんし【品詞】
《文》a part of speech.

ひんし

ひんし [0][1] 【瀕死】
死にそうなこと。「―の重傷」

ひんし

ひんし [0] 【品詞】
単語を文法上の形態・機能・意味などの上から分類した区分け。国文法では,現在一般に,名詞・代名詞・動詞・形容詞・形容動詞・連体詞・副詞・接続詞・感動詞・助動詞・助詞などがあげられる。ただし,形容動詞を認めるか否かなど,いくつの品詞にするかという点については,若干の異同がある。

ひんし

ひんし【瀕死の】
dying.→英和
〜の重傷を負う be mortally wounded.

ひんしつ

ひんしつ [0] 【品隲・品騭】 (名)スル
〔「隲」はさだめる意〕
品物などのよしあしを批評し定めること。品定め。品評。「文芸を―する資格/社会百面相(魯庵)」

ひんしつ

ひんしつ [0] 【稟質】
生まれつきの性質。稟性。資質。

ひんしつ

ひんしつ【品質】
quality.→英和
〜が良い be good (in quality);be of good quality.→英和
‖品質管理 quality control.

ひんしつ

ひんしつ [0] 【品質】
〔quality〕
品物の質。

ひんしつかんり

ひんしつかんり [5] 【品質管理】
〔quality control〕
製品の品質を一定のものに安定させ,かつ向上させるための様々な管理。製造現場での品質検査のほか,非生産部門での業務遂行の質を高める総合的品質管理をも含む。QC 。

ひんしゅ

ひんしゅ【品種】
a kind;→英和
a variety (変種);→英和
a breed (動植物の).→英和
品種改良 improvement of breed.

ひんしゅ

ひんしゅ [0] 【品種】
(1)品物の種類。「豊富な―」
(2)
 (ア)生物分類上の一段階。種より下の階級の一つで,基本的には同一種であるが,一,二の形質に異なる点のあるものを品種として区別する。
 (イ)動植物に人為的な操作を加えてつくった子孫のうち,その特徴が遺伝的に保たれて他と区別される一群の農作物や家畜。

ひんしゅかいりょう

ひんしゅかいりょう [4][0] 【品種改良】
純系分離・交雑・突然変異などによって作物や家畜を目的に合った形質に改良すること。
→育種

ひんしゅく

ひんしゅく [0] 【顰蹙】 (名)スル
眉をひそめること。顔をしかめていやがること。「教育ある人達を―せしめたけれど/平凡(四迷)」

ひんしゅく

ひんしゅく【顰蹙する】
frown <at,upon> .→英和
〜を買う be frowned at[upon].

ひんしゅく=を買う

――を買・う
自分の言動が原因で,人からいやがられ軽蔑(ケイベツ)される。

ひんしゅつ

ひんしゅつ [0] 【擯出】 (名)スル
〔「擯」はしりぞける意〕
こばむこと。追放すること。擯斥。「新風を―する」「汝が家の老婢,悪口をもつて三宝を誹謗す。何ぞ―せざるぞ/今昔 3」

ひんしゅつ

ひんしゅつ【頻出する】
appear[occur]frequently.

ひんしゅつ

ひんしゅつ [0] 【頻出】 (名)スル
しきりに現れること。次から次に事の起こること。頻発。「入試に―する問題」

ひんしょう

ひんしょう [0] 【顰笑】
顔をしかめることと笑うこと。喜びと悲しみ。一顰一笑。

ひんしょう

ひんしょう [0] 【貧小】 (名・形動)[文]ナリ
みすぼらしく小さな・こと(さま)。「―なる者を賤むにあらず/国体新論(弘之)」

ひんしょせい

ひんしょせい [3] 【貧書生】
貧乏な書生。

ひんしるい

ひんしるい [3] 【貧歯類】
主に南アメリカ大陸で進化した哺乳類の一群。アリクイ・ナマケモノ・アルマジロが代表で,歯の発達の悪いものが多い。現生種は少ないが,更新世以前に多様に進化したことを示す化石記録が残っている。

ひんしん

ひんしん [0] 【稟申】
「りんしん(稟申)」に同じ。

ひんじ

ひんじ [1] 【賓辞】
〔論〕
〔predicate〕
⇒述語(ジユツゴ)

ひんじも

ひんじも [3] 【品字藻】
ウキクサ科の多年草。池や溝に生え,ときに群体をつくる。体は水に浮き,細長い三角形で基部は矢じり形。体の左右に同形の芽を出し,「品」字状になる。生長すると糸状の柄が伸びて元の体と隔たり,同様の増殖を繰り返す。三角菜。[季]夏。

ひんじゃ

ひんじゃ【貧者】
a poor man;the poor (総称).→英和
〜の一灯 a widow's mite.

ひんじゃ

ひんじゃ [1] 【貧者】
まずしい人。貧乏人。
⇔富有

ひんじゃ=の一灯(イツトウ)

――の一灯(イツトウ)
⇒長者(チヨウジヤ)の万灯(マントウ)より貧者の一灯

ひんじゃく

ひんじゃく【貧弱な】
poor;→英和
meager.→英和

ひんじゃく

ひんじゃく [0] 【貧弱】 (名・形動)[文]ナリ
(1)みすぼらしいこと。弱々しいこと。また,そのさま。「見るからに―な男」「―な体格」
(2)内容がなく,必要なものを十分に備えていない・こと(さま)。「―な内容の本」「―な知識」「―な食事」「―な福祉政策」
[派生] ――さ(名)

ひんじょ

ひんじょ [1] 【貧女】
貧しい女。ひんにょ。

ひんす

ひん・す 【殯す】 (動サ変)
死者を棺に入れてまつる。かりもがりする。「辛酉,西殿に―・す/続紀(大宝二)」

ひんすう

ひんすう [3] 【頻数】
(1)度数や回数が,多く重なること。「部落間の交通次第に―にして/希臘思潮を論ず(敏)」
(2)統計学で,度数や回数。

ひんする

ひん・する [3] 【品する】 (動サ変)[文]サ変 ひん・す
物事の品質や優劣について批評する。「衣裳を評し男子を―・し軽躁の風ありけるに/緑簑談(南翠)」

ひんする

ひん・する [3] 【瀕する】 (動サ変)[文]サ変 ひん・す
よくない事態がすぐ間近にせまっている。さしせまる。「絶滅の危機に―・している」「危殆(キタイ)に―・する」

ひんする

ひん・する [3] 【貧する】 (動サ変)[文]サ変 ひん・す
貧乏する。貧乏になる。

ひんする

ひんする【瀕する】
be going[about]to <do> ;be on the point <of> .→英和
死に瀕している〔形〕dying;→英和
〔動〕be at the point of death.

ひんせい

ひんせい [0] 【稟請】 (名)スル
「りんせい(稟請)」に同じ。

ひんせい

ひんせい [1] 【品性】
(1)人柄。品位。「―下劣な男」
(2)〔倫〕 道徳的価値としての性格。
〔character の訳語〕

ひんせい

ひんせい【品性】
character.→英和
〜のりっぱな(卑しい)人 a man of fine (low) character.→英和

ひんせい

ひんせい [1] 【稟性】
生まれつきの性質。天性。稟質。

ひんせき

ひんせき [0] 【擯斥】 (名)スル
のけものにすること。しりぞけること。排斥。「其様(ソン)な不見識な事は私の尤も―する所だつたが/平凡(四迷)」

ひんせん

ひんせん [0] 【貧賤】 (名・形動)[文]ナリ
まずしく身分が低い・こと(さま)。「負債山の如く領民―にして/二宮尊徳(露伴)」

ひんそう

ひんそう [1] 【貧相】 (名・形動)[文]ナリ
貧乏そうな顔つきや身なり。また,みすぼらしいさま。
⇔福相
「―な身なり」

ひんそう

ひんそう【貧相な】
thin (やせた);→英和
poor-looking.〜ななりをしている be poorly dressed.

ひんそう

ひんそう [0] 【貧僧】
貧しい僧。貧乏している僧侶。

ひんそう

ひんそう [0] 【品藻】 (名)スル
事物の優劣を論ずること。品評。品隲(ヒンシツ)。

ひんそう=の重(カサ)ね斎(ドキ)

――の重(カサ)ね斎(ドキ)
貧しい僧が二か所の法事に一度に呼ばれ,一方の法事の食事しか食べられないこと。幸運もままならぬことのたとえ。

ひんそん

ひんそん [0] 【貧村】
貧しい村。寒村。

ひんたい

ひんたい [0] 【品胎】
〔口三つで「品」の字になることから〕
胎内に同時に三つの胎児を有する状態。三つ子。

ひんたく

ひんたく [0] 【貧宅】
貧しい住まい。貧家。

ひんだ

ひんだ [1] 【貧打】
野球で,打撃がふるわないこと。

ひんだい

ひんだい [0] 【品題】 (名)スル
(1)品定めをすること。品評。「三人を―したのも/伊沢蘭軒(鴎外)」
(2)題目。

ひんち

ひんち [1] 【品致】
品物のあじわい。品柄。

ひんちゃ

ひんちゃ [0] 【品茶】
〔茶の品定めをする意〕
何種類かの茶を飲んで,その種類を言い当ててあらそう遊戯。

ひんてい

ひんてい [0] 【浜堤】
砂浜の海岸線に沿って形成される砂の高まり。

ひんてき

ひんてき [0] 【貧的】
貧しいこと。貧乏。「此方(コツチ)も―,何様(ドウ)してやるにも遣り様なく/五重塔(露伴)」

ひんとう

ひんとう [0] 【品等】
品位と等級。質の程度。

ひんど

ひんど【頻度】
frequency.→英和

ひんど

ひんど [1] 【貧土】
産物の乏しい土地。不毛の土地。

ひんど

ひんど [1] 【頻度】
(1)ある事の繰り返される度合。「出現する―が高い」
(2)統計学で,度数のこと。頻数。

ひんどう

ひんどう [1] 【貧道】
■一■ (名)
仏道修行の未熟な境涯。また,その人。
■二■ (代)
一人称。僧が自分をへりくだっていう語。「―,二十八歳の時,遁世の門に入て/雑談 3」

ひんどすう

ひんどすう [3] 【頻度数】
同じことが繰り返される度数。頻数。

ひんなり

ひんなり (副)
(「と」を伴っても用いる)ほっそりとしてしなやかなさま。すんなり。「おいらは―として色男/滑稽本・膝栗毛 8」

ひんにょ

ひんにょ [1] 【貧女】
「ひんじょ(貧女)」に同じ。

ひんにょう

ひんにょう [0] 【頻尿】
一日の尿量にはほとんど変化なく排尿回数が多くなった状態。健康人の排尿回数は普通四〜六回であり,これが一〇回以上を数える場合をいう。

ひんぬく

ひんぬ・く [3] 【引ん抜く】 (動カ五[四])
〔「ひきぬく」の転〕
力を入れて勢いよく引いて抜く。「大根を―・く」

ひんねん

ひんねん [0] 【頻年】
毎年毎年。連年。「―踵を接して起りながら/新聞雑誌 14」

ひんのう

ひんのう [0] 【貧農】
貧乏な農民。まずしい農家。
⇔富農

ひんば

ひんば [1] 【牝馬】
めすの馬。めすうま。
⇔牡馬(ボバ)

ひんばん

ひんばん [0] 【品番】
商品の種類・色・形式などを区別し,整理・管理するためにつける番号。しなばん。

ひんぱつ

ひんぱつ【頻発する】
be frequent;occur frequently.

ひんぱつ

ひんぱつ [0] 【頻発】 (名)スル
短期間に次から次に同じ種類の事が起こること。「事故が―する」

ひんぱん

ひんぱん [0] 【頻繁】 (名・形動)[文]ナリ
しばしば行われること。ひっきりなしに行われること。また,そのさま。「人の出入りが―な家」「―に船が出る」
[派生] ――さ(名)

ひんぱん

ひんぱん【頻繁な】
frequent.→英和
〜に very often;frequently.→英和

ひんひん

ひんひん [1] (副)
馬のいななく声を表す語。「馬が―(と)なく」

ひんびょう

ひんびょう [0] 【貧病】
(1)貧乏と病気。また,貧乏人と病人。
(2)貧乏の苦しさを病気にたとえた語。貧のやまい。

ひんぴょう

ひんぴょう [0] 【品評】 (名)スル
作品・作物・産物などの優劣を論じ定めること。しなさだめ。

ひんぴょうかい

ひんぴょうかい [3] 【品評会】
産物・製品などを集めて品評する会。

ひんぴょうかい

ひんぴょうかい【品評会】
a show;→英和
an exhibition.→英和

ひんぴん

ひんぴん【頻々】
⇒頻繁.

ひんぴん

ひんぴん [0] 【彬彬・斌斌】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)文章の外形と実質とが共に備わっているさま。「文質―其宜を得る/明六雑誌 21」
(2)文物が盛んに興るさま。「大宝の令は制度儀文全く備り―として観る可し/新聞雑誌 40」

ひんぴん

ひんぴん [0] 【頻頻】 (ト|タル)[文]形動タリ
同じような事が引き続いて起こるさま。「―と事故が起きる」「是れ則ち其政体を変革せんが為めに―として之れに強迫する者あることなく/民約論(徳)」

ひんぷ

ひんぷ【貧富(の差)】
(the distance between) the poor and the rich.→英和

ひんぷ

ひんぷ [1] 【稟賦】
生まれつきの性質。稟性。稟質。

ひんぷ

ひんぷ [1] 【貧富】
貧しいことと富んでいること。また,貧者と富者。「―の差」

ひんぷく

ひんぷく [0][1] 【貧福】
貧しいことと豊かであること。貧乏と裕福。「ままならぬは―/浮世草子・五人女 3」

ひんぷん

ひんぷん [0] 【繽紛】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)細かいものが多く入り乱れるさま。「前後錯乱して脚色(スジ)整はず事序―として情通ぜず/小説神髄(逍遥)」
(2)花や雪などが乱れ散るさま。「落花自ら―たり/太平記 15」

ひんぷん

ひんぷん
沖縄で,外部からの視線をさえぎる目隠しとして門と家屋の間に設けられる屏風状の壁。悪霊の入るのを防ぐためともいう。石積み・板・生垣などがある。

ひんほつ

ひんほつ [0] 【秉払】
〔仏〕
〔払子(ホツス)を手にとる意〕
禅宗で,四節にかぎり,住持が高弟である五頭首(チヨウシユ)の一人に代理で説法をさせること。ひんぽつ。

ひんぼ

ひんぼ [1] 【牝牡】
めすとおす。雌雄。

ひんまがる

ひんまが・る [4] 【ひん曲がる】 (動ラ五)
〔「ひん」は接頭語〕
ひどくまがる。「暑さでレールが―・った」「鼻が―・るほど臭い」

ひんまげる

ひんま・げる [4] 【ひん曲げる】 (動ガ下一)
〔「ひん」は接頭語〕
(1)強い力でまげる。「ぶつかって車輪を―・げる」
(2)物事をゆがめる。「事実を―・げていう」

ひんみゃく

ひんみゃく [0] 【頻脈】
脈拍数が異常に多い状態。普通毎分一〇〇以上をいう。運動や興奮時のほか,心臓の病気やバセドー病などで起こる。

ひんみん

ひんみん [3] 【貧民】
貧乏な人。貧しい人。

ひんみん

ひんみん【貧民】
poor people;the poor (総称).→英和
貧民窟 the slums.

ひんみんくつ

ひんみんくつ [3] 【貧民窟】
低所得層・極貧層が多く集まって住んでいる地域。スラム街。貧民街。細民街。

ひんむく

ひんむ・く [3] 【引ん剥く】 (動カ五[四])
〔「ひきむく」の転〕
勢いよくはがす。「化けの皮を―・く」「面(ツラ)の皮を―・く」

ひんめい

ひんめい [0] 【品名】
品物のなまえ。

ひんもうるい

ひんもうるい [3] 【貧毛類】
環形動物門の一綱。ミミズの類。

ひんもく

ひんもく【品目】
a list of articles;an item (一品).→英和

ひんもく

ひんもく [0] 【品目】
品物の種類。品物の目録。「輸出―」

ひんやり

ひんやり [3] (副)スル
冷たさを感じるさま。「ほら穴の中は―(と)していた」「―(と)した高原の空気」

ひんやり

ひんやり
〜(する) (feel) chilly.

ひんよう

ひんよう [0] 【頻用】 (名)スル
頻繁に用いられること。

ひんらく

ひんらく [1][0] 【貧楽】
〔論語(学而)〕
貧乏であるために,気をつかうことも少なく,かえって気楽であること。貧乏ゆえの気楽さ。

ひんる

ひんる [1] 【貧窶】
貧しくやつれること。ひんく。「金を,―の度に従つて与へたこともある/渋江抽斎(鴎外)」

ひんれい

ひんれい [0] 【賓礼】
賓客として礼を尽くすこと。

ひんれん

ひんれん [0] 【殯斂】
死体を棺に納めたまましばらく安置すること。また,その儀式。かりもがり。「厚く―を加へ/佳人之奇遇(散士)」

ひん曲がる

ひんまが・る [4] 【ひん曲がる】 (動ラ五)
〔「ひん」は接頭語〕
ひどくまがる。「暑さでレールが―・った」「鼻が―・るほど臭い」

ひん曲げる

ひんま・げる [4] 【ひん曲げる】 (動ガ下一)
〔「ひん」は接頭語〕
(1)強い力でまげる。「ぶつかって車輪を―・げる」
(2)物事をゆがめる。「事実を―・げていう」

ひエーひビーがたかんえん

ひエーひビーがたかんえん [2][6] 【非 A 非 B 型肝炎】
⇒C 型肝炎

ひノイマンがたコンピューター

ひノイマンがたコンピューター [10][1][9] 【非―型―】
ノイマン型でないコンピューターの総称。データ処理の高速化・高度化のために,プログラムの一部をハードウエア化したり,並列処理機能・推論機構などを採用したりしている。
→ノイマン型コンピューター

ひピリンけいやくざい

ひピリンけいやくざい [1][6][7] 【非―系薬剤】
〔pyrine〕
アセトアミノフェン・フェナセチンなど,その化学構造にピラゾロン環を含まない解熱・鎮痛剤。

ひユークリッドきかがく

ひユークリッドきかがく [9][1][8] 【非―幾何学】
ユークリッド幾何学における平行線の公理「直線 a 上にない一点 p を通って a に平行な直線はただ一本しか引けない」を否定し,「 a に平行な直線を無数に引くことができる」または「 a に平行な直線は存在しない」という公理に置き換えて成立する幾何学。ロバチェフスキー・ボーヤイ・リーマンらにより研究された。

ひ弱

ひよわ [0] 【ひ弱】 (形動)[文]ナリ
〔「ひ弱い」の語幹から〕
弱々しいさま。「―な体」「―に育った子供」
[派生] ――さ(名)

ひ弱い

ひよわ・い [3][0] 【ひ弱い】 (形)[文]ク ひよわ・し
〔「ひ」は接頭語〕
弱々しくもろい。弱々しい。虚弱だ。「見るからに―・い子供」「―・い経済基盤」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

ひ弱い

ひよわい【ひ弱い】
delicate;→英和
weak.→英和

ひ文字

ひもじ 【ひ文字】 (名・形動ナリ)
〔「ひだるし」の文字詞。もと中世女性語〕
空腹であること。「―に見ゆる山寺の暮/犬筑波集」[日葡]

ひ若し

ひわか・し 【ひ若し】 (形ク)
〔「ひ」は接頭語〕
(1)若い。若々しい。「―・く細くうつくしげにきかまほしき事/栄花(本の雫)」
(2)若くてひ弱い。「児の名残にて,―・き時を見分けぬ也/申楽談儀」

び 【尾】
■一■ [1] (名)
二十八宿の一。東方の星宿。尾宿。あしたれぼし。
■二■ (接尾)
助数詞。魚・えびなどを数えるのに用いる。匹(ヒキ)。「鯛(タイ)一―」

び [1] 【微】 (名・形動)[文]ナリ
(1)非常に小さいこと。きわめて細かいこと。また,そのさま。
(2)かすかなこと。わずかであること。弱々しいこと。また,そのさま。「聖人邪鬼の説遂に―なり/新聞雑誌 56」
(3)数の単位。忽(コツ)の一〇分の一,すなわち一〇〇万分の一。[塵劫記]

び【美】
beauty;→英和
grace (優美).→英和

び [1] 【美】 (名・形動)[文]ナリ
(1)形・姿・色などがうつくしいこと。きれいなこと。また,そのさま。「―を追求する」「調和の―」「自然の―」「顔(ガン)の―なるのみならず/花柳春話(純一郎)」
(2)りっぱなこと。「有終の―を飾る」「性質を試験せしに最も―なり/新聞雑誌 50」
(3)〔哲〕
 (ア)真や善とならぶ最高価値の一つ。美意識によりとらえられた対象のもつ性質。また,美しいものを美しくしている根拠。
 (イ)美的快の感情をひきおこす対象。
(4)食べ物の味がよいさま。うまいさま。「味はひ,殊に―なる事たぐひなし/今昔 17」

び (接尾)
名詞に付いて,そのまわり,ほとりの意を表す。「岡―」「浜―」など。

び【微に入り細にわたって】
⇒詳しく.


「ひ」の濁音の仮名。両唇破裂音の有声子音と前舌の狭母音とから成る音節。
〔奈良時代までは,上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる〕

び=に入(イ)り細(サイ)に入り

――に入(イ)り細(サイ)に入り
非常に細かいところまで入りこむさま。「―調べる」

び=に入(イ)り細(サイ)を穿(ウガ)つ

――に入(イ)り細(サイ)を穿(ウガ)・つ
きわめて細かなところまで気を配る。「―・った報告」

びい

びい [1] 【微意】
わずかな志。自分の志・気持ちをへりくだっていう語。「感謝の―を表す」

びいく

びいく [1] 【美育】
美の鑑賞と創作を通じて美的感覚と情操を養うことにより,人格を形成しようとする教育。知育・徳育・体育と並ぶ語。美的教育。

びいしき

びいしき [2] 【美意識】
美を感じ理解する心の働き。芸術や自然の美を味わうときに働く意識。

びう

びう [1] 【微雨】
小降りの雨。小雨。

びう

びう [1] 【眉宇】
〔「宇」は軒(ノキ)の意。眉(マユ)を目の軒と見立てていう語〕
まゆのあたり。まゆ。「才気は其―に溢れ/希臘思潮を論ず(敏)」

びうん

びうん [0] 【微運】
運にめぐまれないこと。ふしあわせ。「―の至極なり/平治(下・古活字本)」

びうん

びうん [0] 【微雲】
少しの雲。「―月を籠む/日乗(荷風)」

びえん

びえん [0] 【美艶】 (名・形動)[文]ナリ
容姿が美しくなまめかしい・こと(さま)。「フロレンスは―にして且つ富貴なれば/花柳春話(純一郎)」

びえん

びえん [0] 【鼻炎】
鼻腔粘膜の炎症の総称。急性鼻炎・慢性鼻炎・アレルギー性鼻炎など。くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状が起こる。鼻カタル。

びえん

びえん【鼻炎】
《医》rhinitis.

びおうきゅう

びおうきゅう ビアウ― 【未央宮】
漢の高祖劉邦が長安の竜首山に造営した宮殿。

びおん

びおん【鼻音】
《音声》a nasal (sound).→英和

びおん

びおん [0] 【鼻音】
(1)鼻にかかった声。
(2)音声学で,呼気が鼻腔を通り,鼻腔の共鳴を伴う有声子音をいう。m(口腔を両唇で閉鎖する音)・ n(舌端を上歯あるいは上の歯茎の裏側とで閉鎖する音)・ ŋ(後舌と軟口蓋とで閉鎖する音)など。

びおん

びおん【微温的】
lukewarm;→英和
halfhearted (態度の).

びおん

びおん [0] 【微音】
かすかな音。

びおん

びおん [0] 【美音】
美しい声や音。

びおん

びおん [0] 【琵音】
⇒アルペッジョ

びおん

びおん [0] 【微温】 (名・形動)[文]ナリ
(1)わずかに温かいこと。なまあたたかいこと。また,そのさま。
(2)なまぬるいこと。手ぬるいこと。また,そのさま。「―な態度」

びおんてき

びおんてき [0] 【微温的】 (形動)
なまぬるいさま。物事や態度が中途はんぱで徹底しないさま。「―な処置」

びおんとう

びおんとう [0] 【微温湯】
温度の低い湯。ぬるまゆ。

びか

びか [1] 【微瑕】
少しのきず。わずかな欠点。

びか

びか [1] 【美化】 (名)スル
(1)美しくすること。「町内の―に努める」
(2)実際以上に美しいと考えたり,表現したりすること。「恋愛を―して考える」

びか

びか [1] 【美果】
(1)味のよい果実。
(2)よい結果。「是れ勉強力の漸々に及ぼす所の―なれども/花柳春話(純一郎)」

びか

びか [1] 【鼻下】
鼻の下。「―に少しばかりの髭を生し/雪中梅(鉄腸)」

びか

びか【美化する】
make <a town> beautiful;idealize (理想化).→英和

びかくしだ

びかくしだ [4] 【麋角羊歯】
シノブ科の常緑着生シダ植物。観葉植物として温室で栽培される。葉は根茎から束生し,腎円形で低く幹をおおうものと,長さ約40センチメートルで二,三回二叉状に分裂して舌状の裂片となるものがある。コウモリラン。

びかしゃか

びかしゃか (副)
気どっていて嫌みのあるさま。「気立の能(ヨ)い―せぬ太夫を頼む/浄瑠璃・傾城酒呑童子」

びかせき

びかせき [2] 【微化石】
光学顕微鏡でなければ観察できないほどの小さな化石。放散虫・有孔虫やケイ藻類などの微小生物や,花粉など生物体の一部が含まれる。

びかちょう

びかちょう [2] 【鼻下長】
〔鼻の下が長いの意〕
色好みで女に甘いこと。また,そういう男。

びから

びから 【毘羯羅】
〔梵 Vikāla〕
十二神将の一。武装し忿怒の姿をとる。毘羯羅大将。

びかん

びかん [0] 【微官】
■一■ (名)
階級の低い官職。卑官。
■二■ (代)
一人称。官吏が自分をへりくだっていう語。小官。卑官。

びかん

びかん [0] 【美感】
美しいと感じること。美に対する感覚。

びかん

びかん [0] 【美観】
美しい眺め。美しい風景。「―を損なう」

びかん

びかん【美感】
a sense of beauty.

びかん

びかん [0] 【楣間】
長押(ナゲシ)の間。欄間(ランマ)の間。

びかん

びかん【美観】
a fine[beautiful]sight[view].

びかんちく

びかんちく [4] 【美観地区】
市街地の美観を維持するために都市計画法により定められる地区。建造物・屋外広告物などが規制される。

びがく

びがく【美学】
aesthetics.→英和
〜の aesthetic.→英和

びがく

びがく [1] 【美学】
〔aesthetics〕
美の本質や諸形態を,自然・芸術などの美的現象を対象として経験的あるいは形而上学的に研究する学問。現在では芸術学ないし芸術哲学が主であるが,もとは感性的認識を論ずる哲学の一分野であった。
〔明治期には「審美学」ともいった〕

びがはい

びがはい [2] 【尾芽胚】
脊椎動物の発生において,神経胚に次いで形成される胚。脳や脊髄・末梢神経や,心臓が分化してくる。

びがん

びがん [0] 【美顔】
美しい顔。

びがんじゅつ

びがんじゅつ【美顔術】
beauty culture; <米話> a facial.→英和

びがんじゅつ

びがんじゅつ [2] 【美顔術】
顔の皮膚に適度の刺激を与えて生理機能を整え,健康で美しい皮膚を保たせる美容術。マッサージ・パックなど。

びき

−びき【亜鉛びきの】
zinc-coated.

びき

びき [1] 【美姫】
美しい女。

びき

びき 【匹・疋】 (接尾)
「ひき(匹)」に同じ。「猫三―」

びき

びき [1] 【美肌】
美しいはだ。

びきあつけい

びきあつけい [0] 【微気圧計】
気圧の微小な変化を測定できる,きわめて感度のよい自記気圧計。気圧そのものではなく,火山爆発や核爆発などによる気圧の微小振動を測る。

びきこう

びきこう [2] 【微気候】
地表より100メートルくらいまで(2メートル以下のこともある)の狭い範囲の気候。
→微気象

びきしょう

びきしょう [2] 【微気象】
地表より100メートルくらいまで(2メートル以下のこともある),水平的には数メートルから数キロメートルの範囲に起こる気象現象。地表・地形・建物・植生・農作物などの影響を受けて微細な変化を生じる。農業や生物の生活環境に大きな影響をもつ。

びきゅう

びきゅう [0] 【備給】
〔(ドイツ) Besetzung; 英 cathexis〕
精神分析の用語。リビドーまたは欲動のエネルギーが特定の対象または観念に投入されている状態。カセクシス。

びきゅう

びきゅう [0] 【弥久】
長い間にわたること。「曠日(コウジツ)―」

びきゅう

びきゅう [0] 【備急】
緊急事に対する備え。

びきょ

びきょ [1] 【美挙】
ほめるべき立派なおこないや企て。

びきょう

びきょう [0] 【鼻鏡】
鼻腔内の検査に用いる器具の総称。鼻口を拡大する器具や柄付き小円鏡など。

びぎ

びぎ【美技】
a fine play.

びぎ

びぎ [1] 【美妓】
美しい芸妓。

びぎ

びぎ [1] 【美技】
みごとな技。ファイン-プレー。

びぎょく

びぎょく [1] 【美玉】
(1)美しい玉。
(2)転じて,美人・美妓。

びぎん

びぎん [0] 【微吟】 (名)スル
小声で詩歌などをうたうこと。「一詩を―す/浮城物語(竜渓)」

びく

びく [1] 【尾句】
(1)漢詩で,律詩の最後の二句。
(2)和歌の第三句以下。または第五句。
→頭句
→発句

びく

びく [1] 【魚籠・魚籃】
魚釣りなどの折に,とった魚を入れておく,竹・網などで作った籠(カゴ)。
魚籠[図]

びく

びく【魚篭】
a creel.→英和

びく

びく [1] 【微躯】
いやしいからだ。自分のからだ,また自分自身をへりくだっていう語。

びく

びく [1] 【比丘】
〔梵 bhikṣu〕
(1)出家して,定められた戒を受け,正式な僧となった男子。僧。苾蒭(ビツシユ)((ヒツスウ))。
(2)誤って,比丘尼をいう。

びく

びく
耳たぶ。耳朶(ジダ)。「耳の―が薄くおはしけり/太平記 9」「ミミノ―/日葡」

びくう

びくう [0] 【鼻腔】
「びこう(鼻腔)」の医学での慣用読み。

びくさだ

びくさだ 【比丘貞】
狂言の一。老尼が近在の者から一人息子の元服親になってくれと頼まれ,名は「安(庵)太郎(アンダロウ)」,名のりは「比丘貞」ときめ,祝言の舞を舞う。

びくしゃく

びくしゃく (副)スル
じたばたするさま。「共に発心御供などとて―せば,今生・後生の勘当/浄瑠璃・津国女夫池」

びくしょう

びくしょう【微苦笑】
⇒苦笑.

びくしょう

びくしょう [2] 【微苦笑】 (名)スル
微笑とも苦笑ともつかぬ笑い。かすかなにが笑い。「―を浮かべる」
〔久米正雄の造語〕

びくっと

びくっと
〜する be startled <at> .

びくっと

びくっと [2] (副)スル
驚いて,一瞬身をふるわせるさま。「人の気配に―する」

びくつく

びくつ・く [0] (動カ五[四])
(1)こわがってびくびくする。「先生に怒られないかと―・いている」
(2)ひきつるように小刻みに動く。「口は何か云ひたさうに唇を―・かせて居る/芸者小竹(泡鳴)」

びくとも

びくとも
〜しない stand firm;do not move an inch;→英和
be not disturbed.

びくとも

びくとも [1] (副)スル
わずかに動いたり,動じたりするさまを表す語。現代語では下に打ち消しの語を伴う。「地震にも―しない塔」「そんなおどしには―せぬ」「―せば打ち殺す/浄瑠璃・菅原」

びくに

びくに [0][1] 【比丘尼】
(1)〔梵 bhikṣuṇī〕
出家して定めの戒を受け正式に僧となった女子。尼僧。尼。びくにん。
(2)鎌倉・室町時代,尼僧姿で諸国を遊行して歩いた一種の旅芸人。絵解き比丘尼など。
(3)江戸時代,尼僧姿の下級の売春婦。びくにん。
(4)科(トガ)負い比丘尼のこと。

びくにあしだ

びくにあしだ [4] 【比丘尼足駄】
江戸時代,比丘尼{(3)}が使用した足駄。歯の形をたてながの長方形に作ったもの。

びくにごしょ

びくにごしょ [4] 【比丘尼御所】
江戸時代,皇女・王女または公卿・貴紳の娘などで出家した人が住職となった尼寺。中宮寺・法華寺などが有名。女王御所。尼御所。

びくにせった

びくにせった [4] 【比丘尼雪駄】
江戸時代,比丘尼{(3)}が使用した雪駄。後ろの部分の革が踵(カカト)が隠れるように反り,ひねった鼻緒をすげたもの。

びくにやど

びくにやど 【比丘尼宿】
江戸時代,比丘尼{(3)}を抱えて売淫(バイイン)させた家。比丘尼屋。

びくびく

びくびく [1] (副)スル
(1)恐怖や不安に恐れおののいているさまを表す語。「いつしかられるかと―している」
(2)体の一部などが小刻みに震え動くさまを表す語。「体を―(と)動かす」

びくびく

びくびく
〜する be afraid <of> ;be in fear <of> ;be nervous <about> (神経質);tremble (ふるえる).→英和
〜しながら nervously;→英和
in great fear <of> .

びくびくもの

びくびくもの [0]
恐ろしいことや困ったことが起こりはしないかと心配して,不安と緊張の状態にあること。

びくり

びくり [2][3] (副)
瞬間的に驚くさまを表す語。びっくり。「いきなり話しかけられて―とした」

びくろくもつ

びくろくもつ 【比丘六物】
〔仏〕「六物(ロクモツ)」に同じ。

びくん

びくん [0] 【微醺】
少し酒に酔うこと。ほろ酔い。「―を帯びる」

びぐ

びぐ [1] 【備具】 (名)スル
必要な事柄がそなわっていること。具備。「衣食百事―するゆえ/西国立志編(正直)」

びけ

びけ [1]
一番最後。びり。

びけい

びけい [0] 【美景】
(1)美しい風景。きれいな景色。
(2)よい景品。「即吟で―いただく源三位/柳多留 47」

びけい

びけい [0] 【美形】
美しい顔だち。また,美しい顔だちの人。美人。男についてもいう。「今一たび最後の別れに―を見る事もがな/浮世草子・五人女 1」

びけいすう

びけいすう [2][4] 【微係数】
⇒微分係数(ビブンケイスウ)

びげき

びげき [0] 【尾撃】 (名)スル
逃げる相手を追って背後から攻めること。追撃。「―する事最(イト)急なれば/近世紀聞(延房)」

びげつ

びげつ [1] 【眉月】
眉のような形をした月。三日月。

びげん

びげん [0] 【美言】
巧みな言葉。うまい言葉。美辞。

びげん

びげん [0] 【微減】 (名)スル
わずかに減ること。
⇔微増
「利益が―する」

びげん

びげん [0] 【微言】 (名)スル
(1)かすかにつぶやくこと。「只だ時器を見て―するのみ/花柳春話(純一郎)」
(2)奥深いすぐれた言葉。「―殆(ホトン)ど及びがたく侍を/六百番歌合」

びこう

びこう [0] 【美校】
「美術学校」の略。

びこう

びこう【尾行する】
follow;→英和
shadow.→英和

びこう

びこう [0] 【獼猴】
猿。

びこう

びこう [0] 【尾鉱】
選鉱の結果得られる低品位の鉱産物。
⇔精鉱

びこう

びこう [0] 【美肴】
美味な酒のさかな。美味な料理。

びこう

びこう [0] 【尾行】 (名)スル
監視などのために,気づかれないように人のあとをつけて行くこと。「ひそかに―する」「―を巻く」

びこう

びこう [0] 【美港】
美しい景色の港。

びこう

びこう [0] 【鼻腔】
鼻の内腔。気道の始まりをなし,嗅覚をつかさどる。吸気を暖め,空気中の異物を取り除く働きがある。
〔医学では「びくう」と慣用的に読む〕

びこう

びこう [0] 【備考】
参考のために備えること。また,本文の不足を補うために付記する事柄・記事。「―欄」

びこう

びこう [0] 【鼻高】
「鼻高履(リ)」の略。

びこう

びこう [0] 【備荒】
凶作・災害に対する準備をしておくこと。

びこう

びこう [0] 【美行】
よいおこない。善行。

びこう

びこう [0] 【鼻孔】
鼻のあな。

びこう

びこう【微光】
a faint light;a glimmer.→英和

びこう

びこう [0] 【微行】 (名)スル
身分や地位のある人が,他に知られないようにこっそりと出歩くこと。おしのび。「国君―して民間を廻り/文明論之概略(諭吉)」

びこう

びこう [0] 【微光】
かすかな光。また,前途へのわずかな希望のたとえ。「事件解決の―すら見えない」

びこう

びこう [0] 【微功】
わずかな手柄。

びこう

びこう [0] 【微香】
かすかなにおい。

びこう

びこう【微行する】
make a private visit <to> .

びこう

びこう【鼻孔】
a nostril.→英和

びこう

びこう【鼻腔】
the nasal cavity[passage].

びこう

びこう【備考】
a note;→英和
a remark.→英和
‖備考欄 a remarks column.

びこう

びこう [0] 【鼻口】
(1)鼻と口。
(2)鼻の穴の入り口。

びこうぐつ

びこうぐつ [2] 【鼻高沓】
「鼻高履(リ)」に同じ。

びこうさくもつ

びこうさくもつ [5] 【備荒作物】
「救荒(キユウコウ)作物」に同じ。

びこうり

びこうり [2] 【鼻高履】
前端が高くもち上がった革製の沓。奈良時代に行われ,のちに僧侶が専用するようになる。はなだかぐつ。びこうぐつ。

びこしゃこ

びこしゃこ (副)スル
(1)ふぞろいで安定が悪いさま。びっこしゃっこ。「どうか―して乗りにくからう/滑稽本・続膝栗毛」
(2)おちつきがないさま。「若旦那が箒持つて―しられるが/浄瑠璃・双蝶蝶」

びこつ

びこつ [0][1] 【鼻骨】
鼻背を形成している骨。長方形で左右一対あり,上端は前頭骨に,側方は上顎骨に接する。

びこつ

びこつ【鼻骨】
a nasal bone.

びこつ

びこつ [0] 【尾骨】
脊柱の最下部にある,下のとがった骨。ヒトの場合,三〜五個の尾椎が癒合したもの。尾骶骨(ビテイコツ)。尾閭骨(ビリヨコツ)。

びこつく

びこつ・く (動カ四)
からだをふるわせて虚勢を張る。りきむ。「おのりや,脇指差いて―・くか/浄瑠璃・夏祭」

びこびこ

びこびこ (副) (名)スル
虚勢をはるさま。「何―するのぢや/浄瑠璃・関取千両幟」

びこん

びこん [0] 【鼻根】
〔仏〕 五根,また六根の一。嗅覚器官である鼻。およびその嗅覚能力。

びご

びご [1] 【寐語】
ねごと。たわごと。

びさい

びさい [0] 【微細】 (名・形動)[文]ナリ
きわめて細かな・こと(さま)。みさい。「説明は―な点にまでわたる」「―に追究する」

びさい

びさい [0] 【微才】
わずかな才能。また,自分の才能をへりくだっていう語。

びさい

びさい【微細な】
minute;→英和
detailed (詳細な);→英和
fine (微細な).→英和
〜に in detail;minutely.→英和

びさい

びさい 【尾西】
愛知県北西部,木曾川下流東岸にある市。もと美濃街道の宿場町。近世,綿織物が発達。現在は毛織物を中心に,繊維工業が盛ん。

びさくるい

びさくるい [3] 【尾索類】
原索動物門の一綱を成す無脊椎動物の総称。ナメクジウオ類以外の原索動物。すべて海産。プランクトンとして魚類の天然飼料となるものもある。成体はゼラチン状の層におおわれる。ホヤ・サルパなどを含む。被嚢(ヒノウ)類。

びざい

びざい [0] 【微罪】
軽い罪。程度の軽微な犯罪。

びざい

びざい【微罪】
a minor[petty]offense.

びざい

びざい [0] 【美材】
(1)美しい材木。よい材木。
(2)すぐれた才能。また,その持ち主。

びざいしょぶん

びざいしょぶん [4] 【微罪処分】
微罪で特に刑罰を科す必要がないものを起訴しないで終結させる処分。

びざま

びざま [1] 【美様】
「様」の字の草体の一。旁(ツクリ)を「美」の草体のように書くもの。永様(エイサマ)に次いで敬意が高い。
→永様(エイサマ)
→平様(ヒラザマ)
→次様(ツギザマ)

びざん

びざん 【眉山】
⇒川上(カワカミ)眉山

びし

びし [1]
釣り糸につける錘(オモリ)のこと。おもし。しずみ。

びし

びし [1] 【微志】
わずかな志(ココロザシ)。寸志。自分の志をへりくだっていうことが多い。

びし

びし [1] 【微旨】
奥が深くて微妙な趣旨。

びしきこうぞう

びしきこうぞう [4] 【楣式構造】
⇒まぐさしきこうぞう(楣式構造)

びしっと

びしっと [2] (副)
(1)物が割れたり折れたりする音を表す語。「物干し竿(ザオ)が―折れた」
(2)厳しいさま。ぴしゃりと。「―断る」
(3)きちんと整っているさま。ぴしっと。「スーツを―決めて現れた」

びしつ

びしつ [0] 【美質】
生まれつきすぐれた性質や容姿。

びしてき

びしてき [0] 【微視的】 (形動)
〔microscopic〕
(1)人間の感覚で識別できないほど現象が微細であるさま。「―な世界」
(2)現象を全体としてでなく,個々別々に微細なところまでとらえようとする態度。ミクロ的。「問題を―にとらえて論ずる」
(3)無数の分子(原子)の集合体である物理系を,構成要素である個々の分子の行動に注目して記述する立場。
⇔巨視的

びしてきぶんせき

びしてきぶんせき [5] 【微視的分析】
⇒ミクロ分析

びしびし

びしびし [1] (副)
(1)次々と,容赦なく,厳しく行うさま。「―教え込む」「―(と)取り締まる」
(2)物が勢いよく続けざまに当たる音を表す語。「銃弾が―と壁に当たる」
(3)(床板など)物がきしむ音を表す語。「廊下が―鳴る」
(4)鼻汁をすすりあげる音を表す語。「しはぶかひ鼻―に/万葉 892」

びしびし

びしびし
[厳格に]strictly;severely.→英和

びしゃもん

びしゃもん 【毘沙門】
「毘沙門天」の略。

びしゃもんきっこう

びしゃもんきっこう [5] 【毘沙門亀甲】
模様・家紋の一。三個の亀甲を二辺を接するように合わせ,内側の線を除いた形。毘沙門天の鎧(ヨロイ)の鎖として描かれたための名。
→亀甲

びしゃもんだち

びしゃもんだち [0] 【毘沙門立ち】
毘沙門天のように勇ましく突っ立つこと。仁王立ち。「覆面を取つて捨て,―にすつくと立ち/浄瑠璃・吉野都女楠」

びしゃもんてん

びしゃもんてん 【毘沙門天】
〔梵 Vaiśravaṇṇa〕
四天王・十二天の一。須弥山中腹の北側に住し,夜叉(ヤシヤ)を率いて北方を守護する神。日本では福や財をもたらす神としても信仰され,七福神の一人とされる。仏法を守護し,福徳を授ける。もとはヒンズー教の神。多聞天。毘沙門。

びしゃもんどう

びしゃもんどう 【毘沙門堂】
京都市山科区にある天台宗の寺。護法山安国院出雲寺の通称。天台宗五門跡の一。延暦年間(782-806)に最澄が京極出雲路の仏堂に自作の毘沙門天像を安置したのが起源とされる。1665年に天海の弟子の公海が現在地に再興。出雲寺(イズモデラ)。

びしゅ

びしゅ [1] 【美酒】
味のよい酒。うまい酒。うまざけ。「勝利の―に酔う」「―嘉肴(カコウ)」

びしゅう

びしゅう【美醜】
⇒容貌.

びしゅう

びしゅう 【尾州】
尾張(オワリ)国の別名。

びしゅう

びしゅう [0][1] 【美醜】
美しいことと,醜いこと。

びしゅう

びしゅう 【備州】
備前(ビゼン)・備中(ビツチユウ)・備後(ビンゴ)の総称。

びしゅうけ

びしゅうけ 【尾州家】
⇒尾張家(オワリケ)

びしゅかつま

びしゅかつま 【毘首羯磨】
〔梵 Viśvakarman「妙匠」「種種工巧」などと訳す〕
帝釈天に仕え,種々の道具・工芸品をつくる神。また,建築の神。密教では十六大護の一。

びしゅっけつ

びしゅっけつ [2] 【鼻出血】
鼻粘膜からの出血。鼻血(ハナヂ)。

びしょう

びしょう [0] 【微小】 (名・形動)[文]ナリ
きわめて小さい・こと(さま)。「―な生物」「―な動き」

びしょう

びしょう [0] 【微少】 (名・形動)[文]ナリ
取るに足りないほど少ない・こと(さま)。「銅銭は価―にして/新聞雑誌 16」

びしょう

びしょう [0] 【微笑】 (名)スル
ほほえむこと。ほほえみ。「思わず―を浮かべる」

びしょう

びしょう [0] 【美粧】 (名)スル
美しく装うこと。美しい化粧。「―料」

びしょう

びしょう【微笑】
a smile.→英和
〜する smile <at> .〜して with a smile;smilingly.

びしょう

びしょう【微小な】
very small;minute;→英和
tiny.→英和

びしょう

びしょう【微少な】
very little;next to nothing.

びしょう

びしょう [0] 【媚笑】
なまめいた笑い。こびた笑い。

びしょう

びしょう [0] 【美称】
ほめる意味をもつ言葉。「御酒(ミキ)」に対する「豊御酒(トヨミキ)」,「たすき」に対する「玉だすき」など。

びしょう

びしょう [0] 【眉睫】
眉(マユ)とまつ毛。非常に近いところのたとえにいう。目睫(モクシヨウ)。「その毎日―に接する実物の詭形殊状なるもの/西国立志編(正直)」

びしょう

びしょう [0] 【微傷】
ほんのわずかな傷。軽傷。かすり傷。

びしょういん

びしょういん [2] 【美粧院】
美容院の古い言い方。

びしょうかん

びしょうかん [0] 【微小管】
細胞内に見られる微小な中空の管。細胞の形の形成・保持および運動に関与。

びしょうじしん

びしょうじしん [4] 【微小地震】
マグニチュード三以下,一以上の地震。一以下を極微小地震という。

びしょうじょ

びしょうじょ [2] 【美少女】
顔かたちの美しい少女。

びしょうたい

びしょうたい [0] 【微小体】
真核生物の細胞小器官の一。一重膜に包まれた直径0.3〜1.5マイクロメートルの小体。カタラーゼと多数の酸化酵素を含む。物質の酸化と,それによって生じた過酸化水素の分解とに関与。ミクロボディー。マイクロボディー。ペルオキシソーム。
→グリオキシソーム

びしょうねん

びしょうねん [2] 【美少年】
顔かたちの美しい少年。「紅顔の―」

びしょうねん

びしょうねん【美少年】
a handsome youth.

びしょく

びしょく【美食】
epicurism.〜する keep a good table;be particular about food (好みがやかましい).‖美食家 an epicure;a gourmet.

びしょく

びしょく [0] 【美食】 (名)スル
おいしい物ばかりを食べること。また,贅沢(ゼイタク)な食べ物。「―家(カ)」

びしょく

びしょく [0][1] 【美色】
(1)美しい色。
(2)美しい容貌。また,その女性。美人。

びしょぬれ

びしょぬれ【びしょ濡れになる】
get[be]wet through;be soaked to the skin.→英和

びしょぬれ

びしょぬれ [0] 【びしょ濡れ】
滴(シズク)が垂れるほどひどくぬれること。ぐしょぬれ。「夕立にあって―になる」

びしょびしょ

びしょびしょ
■一■ [1] (副)
雨が絶え間なく降るさま。「毎日―(と)雨が降る」
■二■ [0] (形動)[文]ナリ
雨や水ですっかりぬれるさま。びっしょり。ずぶずぶ。「汗で―になる」

びしょびしょ

びしょびしょ
〜降る It drizzles (雨が).⇒びしょ濡れ.

びしょ濡れ

びしょぬれ [0] 【びしょ濡れ】
滴(シズク)が垂れるほどひどくぬれること。ぐしょぬれ。「夕立にあって―になる」

びしょ濡れになる

びしょぬれ【びしょ濡れになる】
get[be]wet through;be soaked to the skin.→英和

びしん

びしん【微震】
a slight earthquake.

びしん

びしん [0] 【美神】
美をつかさどる神。美の神。ビーナス。

びしん

びしん [0] 【微震】
(1)かすかな震動。
(2)震度 1 に当たる地震。静止している人,または特に注意している人に感じられる程度のもの。

びしん

びしん [1] 【微臣】
取るに足りない身分の低い臣下。また,臣下が主君に対してへりくだっていう語。「―いかでか尺寸(セキスン)のはかりごとを以て/太平記 11」

びじ

びじ [1] 【美事】 (名・形動)[文]ナリ
美しい事柄。ほめるべき行為。また,美しいさま。「髪は飽まで黒くして額際(ハエギワ)の―なるは/蜃中楼(柳浪)」

びじ

びじ【美辞麗句】
beautiful[flowery]words.

びじ

びじ [1] 【鼻茸】
⇒はなたけ(鼻茸)

びじ

びじ [1] 【美辞】
美しく飾った言葉。「―を弄(ロウ)する」「―麗句」

びじがく

びじがく [2] 【美辞学】
修辞学の旧称。

びじゃく

びじゃく【微弱な】
weak;→英和
feeble.→英和

びじゃく

びじゃく [0] 【微弱】 (名・形動)[文]ナリ
かすかで弱い・こと(さま)。「―な振動」「陣痛―」「輿論も―にして勢力を政事上に及ぼすことが出来ぬのであります/花間鶯(鉄腸)」
[派生] ――さ(名)

びじゅく

びじゅく [0] 【糜粥】
(1)薄い粥(カユ)。
(2)食物が胃の中で消化されて粥状となったもの。

びじゅつ

びじゅつ [1] 【美術】
美の視覚的・空間的な表現をめざす芸術。絵画・彫刻・建築・工芸など。
〔fine arts の訳語。明治時代には音楽・文学も含んだ〕

びじゅつ

びじゅつ【美術】
art;→英和
the fine arts.〜的な artistic.‖美術館 an art museum[gallery].美術品 a work of art.

びじゅつかん

びじゅつかん [3] 【美術館】
美術品を収蔵・展示する施設。

びじゅつがっこう

びじゅつがっこう [4] 【美術学校】
絵画・彫刻・工芸などに関する教育・研究をする学校。美校。

びじゅつし

びじゅつし [3] 【美術史】
絵画・彫刻・建築・工芸などの歴史。また,その変遷・発達を研究する学問。

びじゅつしょう

びじゅつしょう [3] 【美術商】
美術品を売買する商店。また,その人。

びじゅつひん

びじゅつひん [0] 【美術品】
絵画・彫刻・工芸などの美術作品。

びじゅる

びじゅる
沖縄で,信仰の対象とされる霊石。多く人形(ヒトガタ)をした自然石で,うがんじゅ(拝所)にまつられ,豊作・航海安全・子授け・子育てに関する祈願などをする。一説に,賓頭盧(ビンズル)の神とかかわりがあるともいう。

びじょ

びじょ [1] 【美女】
容姿の美しい女性。きれいな女。美人。麗人。

びじょう

びじょう [0] 【尾錠】
帯革・ひもなどの一端に付け,他端を入れて締め付け,緩まないようにする金具。締め金。びじょがね。バックル。

びじょう

びじょう [0] 【媚情】
相手にこびる表情や態度。

びじょう

びじょう [0] 【鼻茸】
⇒はなたけ(鼻茸)

びじょうかじょ

びじょうかじょ ビジヤウクワジヨ [4] 【尾状花序】
穂状(スイジヨウ)花序の一型。細長い主軸に多数の単性花が密について,あたかも動物の尾のように下垂するもの。ヤナギ・クルミ・クリ・ハンノキ類に見られる。
→花序

びじょうがね

びじょうがね [2] 【尾錠金】
「尾錠」に同じ。

びじょうふ

びじょうふ [2] 【美丈夫】
美しく立派な男。

びじょがね

びじょがね ビヂヨ― [2] 【尾錠金】
〔「びじょうがね」の転〕
「尾錠(ビジヨウ)」に同じ。

びじょざくら

びじょざくら [3] 【美女桜】
バーベナの別名。

びじれいく

びじれいく [1] 【美辞麗句】
うわべだけを飾り立てた耳ざわりのよい文句。「―を並べる」

びじん

びじん【美人】
a beautiful woman[girl];a beauty.→英和
美人コンクール(優勝者) a beauty contest (winner).

びじん

びじん [1][0] 【美人】
美しい容貌の女性。美女。麗人。
〔古くは,男子もさした。「玉のやうなる―,…もらひまして聟にいたします/浮世草子・胸算用 2」〕

びじんが

びじんが [0] 【美人画】
女性の美しさを主眼にした絵。特に日本画で,浮世絵やその伝統を受け継いだ作品。

びじんしょう

びじんしょう [2] 【美人蕉】
バショウ科の多年草。中国南部・インドシナ原産。観賞用に温室で栽培。葉は長さ約1メートルの長楕円形。偽茎は直立し,高さ1,2メートル。花苞(カホウ)は濃橙紅色の舟形で,十数枚が重なり合って付く。姫芭蕉。

びじんそう

びじんそう [0] 【美人草】
ヒナゲシの別名。

びじんはくめい

びじんはくめい [0] 【美人薄命】
「佳人(カジン)薄命」に同じ。

びすい

びすい [0] 【微酔】
ほんのりと酒に酔うこと。ほろ酔い。

びすい

びすい [0] 【微睡】
少しの間ねむること。まどろむこと。

びする

び・する [2] 【尾する】 (動サ変)[文]サ変 び・す
うしろに従い行く。あとをつける。「赤城比叡を―・する敵の三艦を/不如帰(蘆花)」

びずら

びずら 【角髪】
「みずら(角髪)」に同じ。「―引きみだり/大鏡(道兼)」

びせい

びせい [0] 【美声】
美しい声。よい声。
⇔悪声

びせい

びせい【美声】
a sweet voice.

びせいのしん

びせいのしん 【尾生の信】
〔「荘子(盗跖)」など〕
(1)かたく約束を守ること。
(2)ばか正直に約束を守るだけで,融通のきかないこと。愚直。
〔中国の春秋時代,魯の尾生という男が橋の下で会う約束をして女を待っていたが,折から増水してきた水のために約束を守っておぼれ死んだという故事から〕

びせいぶつ

びせいぶつ [2] 【微生物】
肉眼では観察できない,きわめて小さな生物。通常,細菌・酵母・原生動物などをさすが,ウイルスを含めたり,場合によって多細胞の藻類まで含めたりすることもある。

びせいぶつ

びせいぶつ【微生物】
a microorganism.→英和
微生物学 microbiology.→英和

びせいぶつがく

びせいぶつがく [5] 【微生物学】
微生物を研究対象とする学問。病原微生物学・発酵微生物学・土壌微生物学などのほか,微生物遺伝学・微生物生化学など研究手法による分野がある。

びせいぶつたんぱくしつ

びせいぶつたんぱくしつ [9] 【微生物蛋白質】
〔single-cell protein〕
細菌や酵母など微生物の体内に含まれるタンパク質。糖類・デンプン・炭化水素類などを原料にし,これらの微生物を培養して得る。石油系の炭化水素を利用したものは石油タンパクと呼ばれる。SCP 。単細胞タンパク質。

びせきぶん

びせきぶん [3][2] 【微積分】
(1)微分と積分。
(2)「微積分学」の略。

びせきぶんがく

びせきぶんがく [4] 【微積分学】
微分と積分についての学問。また,微分学と積分学および両者の関連を考える学問。

びせつ

びせつ [0] 【微雪】
雪が少し降ること。また,その雪。

びせつ

びせつ [0] 【眉雪】
老人の眉が雪のように白いこと。また,その眉。「―の老僧」

びせん

びせん [0] 【微賤】
身分や地位が卑しいこと。卑賤。

びせんとう

びせんとう 【眉尖刀】
「長刀(ナギナタ)」に同じ。

びぜん

びぜん [0] 【靡然】 (ト|タル)[文]形動タリ
なびき従うさま。特に,多くの者が同じ傾向をもったり,同じ行動をとったりするさま。「当時の医流にして苟(イヤシク)も気概ある者は,―として実学の風に帰せざるはなく/福翁百余話(諭吉)」

びぜん

びぜん [0] 【美髯】
美しく立派なほおひげ。「―を蓄える」

びぜん

びぜん 【備前】
(1)旧国名の一。岡山県南東部に当たる。
(2)岡山県南東部にある市。近世,山陽道の宿場町。蝋石(ロウセキ)を原料とした耐火煉瓦(レンガ)と備前焼の産地。閑谷黌(シズタニコウ)がある。

びぜんくらげ

びぜんくらげ [4] 【備前水母】
鉢水母綱の海産のクラゲ。普通,傘の直径約30センチメートルで,青黒色・紫紅色・淡青色など。傘は半球形で,傘の下に八本の口腕がある。人を刺さない。中国料理に使われる。本州中部から瀬戸内海,朝鮮半島沿岸にかけて分布。アカクラゲ。唐水母(トウクラゲ)。

びぜんぞり

びぜんぞり [0] 【備前反り】
〔備前刀に多いのでいう〕
「腰反り」に同じ。

びぜんづくり

びぜんづくり [4] 【備前作り】
「備前物」に同じ。

びぜんぼうちょう

びぜんぼうちょう [4] 【備前包丁】
備前産の包丁。「切目尋常なる俎板に,青木のまな箸,―・紙一重ねおつ取り添へ/狂言・鱸庖丁」

びぜんもの

びぜんもの [0] 【備前物】
備前国の刀匠の鍛えた刀剣類の総称。平安中期の古備前に始まり,一文字・長船(オサフネ)・畠田・吉井・大宮などに大別される各派に分かれ,鎌倉・室町時代に大いに栄えた。遺品は質・量ともに全国一。備前作り。

びぜんやき

びぜんやき [0] 【備前焼】
備前から産する陶器の総称。伊部(インベ)焼が代表的で,無釉(ムユウ)と,長時間の焼き締めによる変化に富んだ器肌が特色。

びそ

びそ [1] 【鼻祖】
〔胎内で鼻が最初に形作られるとされたことから〕
その事を始めた人。始祖。元祖。「欧州に於ける自然画若しくは景色画の―は/文芸上の自然主義(抱月)」

びそう

びそう [0] 【美僧】
姿や容貌の美しい僧。美男の僧。

びそう

びそう [0] 【美装】
美しく装うこと。また,その装い。盛装。「―をこらす」

びそうじゅつ

びそうじゅつ ビサウ― [2] 【美爪術】
美容術の一。手や足の爪などを美しく整え化粧すること。

びそく

びそく [0] 【微速】
ごくゆったりした速度。「前進―」

びそく

びそく [0][1] 【鼻息】
(1)はないき。
(2)他人の機嫌・意向。

びそく=を=仰(アオ)ぐ

――を=仰(アオ)・ぐ(=窺(ウカガ)・う)
〔後漢書(袁紹伝)〕
相手の機嫌や意向をさぐりながら,気を遣って行動する。はないきをうかがう。

びそくどさつえい

びそくどさつえい [5] 【微速度撮影】
映画撮影で,フィルムを標準速度(毎秒二四齣(コマ))より遅く送行させて撮影すること。このフィルムを標準速度で映写すると,長時間で変化する現象を短時間で再現観察できる。

びぞう

びぞう [0] 【微増】 (名)スル
わずかに増えること。
⇔微減
「人口が―しつつある」

びぞく

びぞく [1] 【美俗】
美しくよい風俗。「醇風―」

びた

びた [1] 【鐚】
「鐚銭(ビタセン)」の略。「―一文まからない」

びたい

びたい [0] 【媚態】
(1)男にこびる女のなまめかしい態度。「―を示す」
(2)他人の機嫌をとろうとしてこびへつらう態度。

びたい

びたい【媚態】
coquetry.→英和
〜を示す be coquettish;flirt <with men> .→英和

びたいちもん

びたいちもん【鐚一文ない】
be penniless;have not a penny.→英和

びたいちもん

びたいちもん [1][4] 【鐚一文】
〔鐚銭一文の意〕
きわめて少額の金銭。「―寄付は出さない」

びたせん

びたせん [0] 【鐚銭】
価値の低い粗悪な銭。特に,室町時代に通用した,中国渡来の永楽銭以外の私鋳銭。江戸時代には,寛永通宝鋳造後の鉄銭の称。悪銭。びた。びたぜに。

びたぜに

びたぜに [0] 【鐚銭】
⇒びたせん(鐚銭)

びたびた

びたびた
■一■ [1] (副)スル
(1)はなはだしく濡れているさま。「袢天が―に濡れて/永日小品(漱石)」
(2)男女の仲が深いさま。べたべた。「あたまから,―さするをとこ有/仮名草子・難波鉦」
■二■ [0] (形動)
{■一■(1)}に同じ。

びたん

びたん [0] 【尾端】
しっぽのはし。また,物の末端。

びたん

びたん [0] 【鼻端】
はなのさき。はながしら。

びだい

びだい [0] 【尾大】
頭にくらべて尾の方が大きいこと。「足利の政(マツリゴト)を評して―不掉(フトウ)とて/文明論之概略(諭吉)」

びだい=掉(フル)わず

――掉(フル)わず
〔左氏伝(昭公十一年)〕
尾が大きすぎて自由に動かせない意で,上位の者が弱く下位の者が強いと思うままに制御できないということ。

びだくおん

びだくおん [2][3] 【鼻濁音】
鼻音化した濁音。頭子音が鼻腔の共鳴を伴う有声音(主として ŋ の音)である音節で,東京語では,語頭以外のガ行音および助詞「が」がそれである。「だいがく(大学)」の「が」,「あさぎり(朝霧)」の「ぎ」,「どんぐり(団栗)」の「ぐ」など。ガ行鼻音。

びだつてんのう

びだつてんのう 【敏達天皇】
記紀で第三〇代天皇,淳名倉太玉敷尊(ヌナクラフトタマシキノミコト)の漢風諡号(シゴウ)。欽明天皇第二皇子。記紀では六世紀後半に在位。

びだん

びだん【美談】
a fine episode[anecdote].

びだん

びだん [1][0] 【美談】
美しい話。感心すべき立派なおこないについての話。

びだんし

びだんし【美男子】
a good-looking[handsome]man.

びだんし

びだんし [2] 【美男子】
容姿の美しい男。びなんし。

びちく

びちく [0] 【備蓄】 (名)スル
万一の場合や将来の使用にそなえ,たくわえておくこと。また,そうしてたくわえたもの。「石油を―する」「―米」

びちく

びちく【備蓄】
a stockpile.→英和
〜する stockpile.

びちゃびちゃ

びちゃびちゃ
■一■ [1] (副)
何度も水などがはねかえる音を表す語。「ぬかるみを―(と)歩く」
■二■ [0] (形動)
水などにひどくぬれるさま。水びたしになるさま。びしょびしょ。「雨で靴が―になる」

びちゅう

びちゅう [0][1] 【微衷】
自分の真心や本心をへりくだっていう語。「―の程を賢察下され/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

びちゅう

びちゅう [0] 【鼻柱】
⇒はなばしら(鼻柱)

びちゅうかく

びちゅうかく [2] 【鼻中隔】
鼻腔を左右に分けている骨板。

びちょう

びちょう [0] 【尾長】
哺乳類の外部形態を検討する際の基本的な計測項目の一つ。動物を腹を下にして寝かせ,尾を垂直に持ち上げ,尾の基部から先端までを測った長さ。

びちょうせい

びちょうせい [2] 【微調整】
大まかな調整を終えたあとに行う仕上げのためのわずかな調整。

びちょうせい

びちょうせい【微調整する】
fine-tune.

びちょびちょ

びちょびちょ
■一■ [1] (副)
雨が降り続けるさま。「朝から―と降り続いている」
■二■ [0] (形動)
すっかりぬれているさま。びしょびしょ。「畳が―になる」

びっくら

びっくら [3] (副)スル
「びっくり」に同じ。

びっくり

びっくり
〜する be surprised[astonished] <at a thing,to do> .〜するような surprising;amazing;frightful.→英和
〜させる surprise.→英和
〜して in surprise.‖びっくり箱 a jack-in-the-box.

びっくり

びっくり [3] (副)スル
(1)意外なことや突然なことに驚くさま。「人込みで名前を呼ばれて―する」
〔「吃驚」「喫驚」とも当てる〕
(2)かすかに動くさま。びくっと。「―ともうごかせず/浄瑠璃・会稽山」

びっくりぎょうてん

びっくりぎょうてん [3] 【びっくり仰天】 (名)スル
非常に驚くこと。「あまりのことに―する」

びっくりばこ

びっくりばこ [4] 【びっくり箱】
玩具の一。ふたを開けると,作り物の蛇などがばね仕掛けで飛び出す小さな箱。

びっくりみず

びっくりみず [4] 【びっくり水】
「差し水{(4)}」に同じ。
〔沸騰した湯に冷たい水を入れると急に静かになることから〕

びっくり仰天

びっくりぎょうてん [3] 【びっくり仰天】 (名)スル
非常に驚くこと。「あまりのことに―する」

びっくり水

びっくりみず [4] 【びっくり水】
「差し水{(4)}」に同じ。
〔沸騰した湯に冷たい水を入れると急に静かになることから〕

びっくり箱

びっくりばこ [4] 【びっくり箱】
玩具の一。ふたを開けると,作り物の蛇などがばね仕掛けで飛び出す小さな箱。

びっこ

びっこ [1] 【跛】
(1)一方の足に障害があって,左右がそろわない歩き方になること。また,その人。
(2)対であるべきものの一方が欠けたり,両方の形や大きさが違ったりしてそろわないこと。また,そのもの。「靴が―になる」

びっこ

びっこ【跛の】
crippled;lame.→英和
〜を引く limp.→英和

びっしゅ

びっしゅ 【苾蒭・苾芻】
〔梵 bhikṣu〕
「比丘(ビク){(1)}」に同じ。ひっしゅ。「彼の唐家清凉一山の―/平家 4」

びっしょり

びっしょり
〜汗をかく get[be]wet with sweat.⇒びしょ濡れ.

びっしょり

びっしょり [3]
■一■ (副)
すっかりぬれるさま。ひどくぬれるさま。「全身が―(と)ぬれた」
■二■ (形動)
{■一■}に同じ。「汗で―になる」

びっしり

びっしり [3] (副)
(1)物がたくさん詰まって,すき間なく並んでいるさま。ぎっしり。「家が―(と)たてこんでいる」「書棚に本を―(と)詰める」「予定が―(と)詰まっている」
(2)十分に物事を行うさま。「八時間―(と)働く」

びっちゅう

びっちゅう 【備中】
旧国名の一。岡山県西部に当たる。

びっちゅうぐわ

びっちゅうぐわ [3] 【備中鍬】
二本から五本の歯をもつ打ち鍬。水田などの粗起こしに用いる。またぐわ。
備中鍬[図]

びっちゅうもの

びっちゅうもの [0] 【備中物】
備中の刀工が鍛えた刀剣の総称。平安末期に興り,近世に至る。古くには青江(アオエ)物を中心とする上作がある。

びつい

びつい [0] 【尾椎】
脊柱の最下端にある椎骨。三〜五個からなり,癒合して尾骨を形成する。
→椎骨

びてい

びてい [0] 【美邸】
りっぱな住宅。

びていこつ

びていこつ [2] 【尾骶骨】
⇒尾骨(ビコツ)

びていこつ

びていこつ【尾骶骨】
《解》the coccyx.→英和

びてき

びてき [0] 【美的】 (形動)
美に関するさま。美学の対象となるさま。「―なセンス」

びてき

びてき【美的感覚】
a sense of beauty.

びてきいんしょう

びてきいんしょう [4][0] 【美的印象】
対象から受ける美に関する印象。

びてきかいかん

びてきかいかん [4][0] 【美的快感】
美的対象によってひきおこされる快い感情。

びてきかんかく

びてきかんかく [0][4] 【美的感覚】
美を感じとる感覚。美的センス。

びてきかんきょう

びてきかんきょう [4][0] 【美的環境】
芸術作品の制作や鑑賞に関係をもつ,自然的・歴史的・社会的環境の総称。芸術的環境。

びてきかんじょう

びてきかんじょう [4][0] 【美的感情】
美的なものを体験する際に生起する感情。

びてききょういく

びてききょういく [4][0] 【美的教育】
「美育(ビイク)」に同じ。

びてきせいかつ

びてきせいかつ [4][0] 【美的生活】
美の追究や美の体験を人生における最高のものとし,それによって慰めや満足を得ることを理想とする生活。

びてきはんちゅう

びてきはんちゅう [4][0] 【美的範疇】
美をいくつかの類型によって分けたもの。普通,優美・崇高・悲壮・滑稽などが挙げられるが,日本独特のものとして,あわれ・幽玄・わび・さびなども含められる。

びてん

びてん [0] 【美点】
優れている点。よい点。長所。

びてん

びてん【美点】
a merit;→英和
a good quality.

びでん

びでん [0] 【美田】
地味の肥えた,作物のよくとれる田地。「児孫のために―を買わず」

びとう

びとう [0] 【尾灯】
自動車や列車などの車体後部につける赤色の標識灯。テール-ランプ。テール-ライト。

びとう

びとう【尾灯】
⇒テール(ライト).

びとう

びとう [0] 【眉刀】
長刀(ナギナタ)の異名。

びとう

びとう 【尾藤】
姓氏の一。

びとう

びとう [0] 【尾筒】
鳥類の尾羽のつけねをおおう短い羽毛。

びとう

びとう [0] 【微騰】 (名)スル
わずかにあがること。
⇔微落

びとうじしゅう

びとうじしゅう 【尾藤二洲】
(1747-1813) 江戸後期の儒学者。伊予の人。名は孝肇,字(アザナ)は志尹。初め片山北海に復古学を学ぶ。のち朱子学に転じ,昌平黌(シヨウヘイコウ)教官となり,松平定信の教育政策を推進した。寛政三博士の一人。著「正学指掌」「素餐(ソサン)録」など。

びとく

びとく【美徳】
a virtue;→英和
a merit.→英和

びとく

びとく [0] 【美徳】
美しい徳行。道徳の基準にあった性質や行為。
⇔悪徳
「謙譲の―」

びどう

びどう [0] 【微動】 (名)スル
ほんのちょっと動くこと。「―だにしない」「風なきにむら��と―する如く/吾輩は猫である(漱石)」

びどう

びどう【微動だにしない】
stand firm;do not move an inch.→英和

びどう

びどう 【美道】
男色の道。衆道。「され共心中に―前髪の事はやめがたし/浮世草子・五人女 5」

びどう

びどう [0] 【美童】
美少年。また,美しい若衆。

びなん

びなん [1] 【美男】
(1)容姿の美しい男。美男子。「―美女」
(2)「美男葛{(3)}」に同じ。

びなん

びなん【美男】
⇒美男子(びだんし).

びなんかずら

びなんかずら [4] 【美男葛】
(1)サネカズラの別名。[季]秋。
(2)サネカズラの茎を水に浸してとった,ねばりけのある液。結髪用の油とする。美男石。
(3)狂言で,女性を表す装束。長い白い布を頭にまき,左右に垂らして帯にはさむかぶり物。美男帽子。美男。
美男葛(3)[図]

びなんし

びなんし [2] 【美男子】
「美男{(1)}」に同じ。

びなんせき

びなんせき [2] 【美男石】
「美男葛(ビナンカズラ){(2)}」に同じ。

びなんぼうし

びなんぼうし [4] 【美男帽子】
「美男葛(ビナンカズラ){(3)}」に同じ。

びねつ

びねつ【微熱(がある)】
(have) a slight fever.

びねつ

びねつ [0] 【微熱】
その人の平熱よりもちょっと高い熱。

びは

びは [1] 【微波】
わずかに立つ波。さざ波。

びはだ

びはだ [0] 【美肌】
美しい肌。また,肌を美しくすること。

びはつ

びはつ [0] 【美髪】
美しい頭髪。また,髪を結ってきれいにすること。「―料」

びばい

びばい 【美唄】
北海道中央部,石狩川中流東岸にある市。市街は美唄川の扇状地にある。炭鉱町として発展したが,近年すべての炭坑が閉山した。

びひん

びひん [0] 【備品】
備えつけてある品物。「学校の―」

びひん

びひん【備品】
furniture;→英和
fixtures.

びび

びび【微々たる】
small;→英和
little;→英和
slight;→英和
insignificant.→英和

びび

びび [1] 【亹亹】 (ト|タル)[文]形動タリ
倦(ウ)まずたゆまずに努めるさま。「討論密議―として倦まず/佳人之奇遇(散士)」

びび

びび [1] 【微微】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
数量や程度がごくわずかであるさま。取るに足りないさま。「私の功績など―たるものだ」
■二■ (形動ナリ)
{■一■}に同じ。「事の儀式余りに―ならんは吾が朝の恥なるべしとて/太平記 4」

びび

びび [1] 【娓娓】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
くどくどしいさま。念入りなさま。「思ひ籠めた様に―として叡山を説く/虞美人草(漱石)」
■二■ (副)
{■一■}に同じ。「―千言を陳ねて口説き立てたが/くれの廿八日(魯庵)」

びびしい

びびし・い [3] 【美美しい】 (形)[文]シク びび・し
(1)はなやかで美しい。「―・い装い」
(2)立派だ。ふさわしい。「―・しう書き出されよ/源氏(行幸)」

びびたる

びびたる [1] 【微微たる】
⇒びび(微微)■一■

びびる

びび・る [2] (動ラ五[四])
(1)気後れする意の俗語的表現。「ここで―・っては負けだ,強気でいけ」
(2)はじらう。はにかむ。「あいさつに男の―・る娵(ヨメ)の礼/柳多留 7」
(3)けちけちする。「人の嗇(シワク)て物をしむを―・ると云は微々ならんか又びり��すると云も―・るに同か/志不可起」

びふう

びふう [0] 【微風】
わずかに吹く風。そよかぜ。

びふう

びふう [0] 【美風】
よいならわし。好ましい風俗。「節倹の―」

びふう

びふう【美風】
a good custom.

びふう

びふう【微風】
a breeze.→英和

びふく

びふく [0][1] 【美服】
美しい服。美衣。

びふく

びふく [0] 【微服】 (名)スル
人目につかないように,身なりをやつすこと。しのびすがた。「汚ない風(フウ)をして居るが,此れぞ―した天才であらふ/思出の記(蘆花)」

びふくもん

びふくもん 【美福門】
平安京大内裏の外郭十二門の一。南面し,朱雀門(スザクモン)の東にある。みぶのみかど。
→大内裏

びふくもんいん

びふくもんいん 【美福門院】
(1117-1160) 鳥羽天皇の皇后。藤原長実の娘。近衛天皇の母。名は得子。近衛天皇の死後,崇徳上皇の皇子重仁親王を退けて後白河天皇を即位させ,保元の乱の原因をつくった。みふくもんいん。

びぶん

びぶん【微分】
《数》differential calculus.微分方程式 a differential equation.

びぶん

びぶん [0] 【美文】
(1)美辞麗句をつらね,技巧を凝らした装飾性の高い文章。
(2)明治20〜30年代に流行した大町桂月らの擬古文体。「―調」

びぶん

びぶん [0] 【微分】 (名)スル
(1)〔differentiation〕
ある関数の導関数を求めること。
→導関数
→積分
(2)〔differential〕
関数 �=�(�)で変数 � の微小の増分 Δ� に対して,�′(�)Δ� を � の微分といい,�� と書く。

びぶん

びぶん【美文(調)】
(an) elegant prose (style).

びぶんがく

びぶんがく [2] 【微分学】
微分法とそれに関連した理論・応用を研究する数学の一分科。

びぶんきかがく

びぶんきかがく [5] 【微分幾何学】
微積分学を用いて曲線・曲面の性質を研究する幾何学。

びぶんけいすう

びぶんけいすう [4][6] 【微分係数】
関数 �=�(�)の �=� における増加率を極限値で表したもの。�′(�)は点(�,�(�))におけるこの関数のグラフの傾きである。微係数。微分商。変化率。

びぶんほうていしき

びぶんほうていしき [6] 【微分方程式】
未知関数の導関数を含んだ方程式。未知関数が一変数の場合は常微分方程式,多変数の場合は偏微分方程式という。また,この未知関数を求めることを,微分方程式を解くという。

びへいそく

びへいそく [2] 【鼻閉塞】
鼻孔から上咽頭までの気道の一部が鼻疾患や異物によりふさがった状態。口呼吸による咽頭の乾燥,いびき,睡眠障害などが起こる。はなづまり。

びほう

びほう [0] 【備砲】
軍艦などに備えつけられている大砲。

びほう

びほう [0] 【弥縫】 (名)スル
補い合わせること。失敗や欠点をとりつくろうこと。「一時を―して一時の小康を偸み/福翁百話(諭吉)」

びほう

びほう【弥縫する】
patch up;temporize.→英和
弥縫策 a temporary measure;a makeshift.→英和

びほうさく

びほうさく [2] 【弥縫策】
一時的にとりつくろう策。一時の間に合わせの策。

びほろ

びほろ 【美幌】
北海道東部,網走郡の町。屈斜路湖カルデラの北西にあたる。南東に阿寒国立公園の入り口となる美幌峠がある。

びほん

びほん [0] 【美本】
(1)装丁の美しい本。
(2)汚れていなくて保存のよい本。

びぼいん

びぼいん [2] 【鼻母音】
呼気が鼻腔へも抜けて,鼻腔の共鳴を伴う母音。[ã] [ĩ] など。

びぼう

びぼう [0] 【備忘】
忘れたときのために用意しておくこと。

びぼう

びぼう [0] 【美貌】
美しい顔かたち。「―を誇る」

びぼう

びぼう【美貎】
beauty;→英和
good looks.〜の beautiful;→英和
pretty.→英和

びぼう

びぼう [0] 【微茫】 (ト|タル)[文]形動タリ
景色などがぼんやりしてはっきりしないさま。「月に淡き銀河一道,―として白く/不如帰(蘆花)」

びぼうじん

びぼうじん ビバウ― [2] 【未亡人】
⇒みぼうじん(未亡人)

びぼうろく

びぼうろく [2] 【備忘録】
忘れたときのための用意に,要点を書きとめておくノート。メモ。忘備録。

びぼうろく

びぼうろく【備忘録】
a notebook;→英和
a memorandum.→英和

びまん

びまん [0] 【弥漫・瀰漫】 (名)スル
(ある風潮などが)広がること。はびこること。蔓延(マンエン)。「退廃の気が―する」

びみ

びみ【美味】
a delicious dish (うまいもの).〜の delicious;→英和
nice.→英和

びみ

びみ [1] 【美味】 (名・形動)[文]ナリ
(1)うまい味。おいしい物。「山海の―をとりそろえる」
(2)味がよいこと。おいしいこと。また,そのさま。「旬(シユン)の魚は―だ」

びみょう

びみょう【微妙(さ)】
subtlety;→英和
delicacy.→英和
〜な subtle;→英和
delicate;→英和
fine.→英和

びみょう

びみょう [0] 【微妙】 (名・形動)[文]ナリ
(1)なんともいえない味わいや美しさがあって,おもむき深い・こと(さま)。「―な色彩のバランス」
(2)はっきりととらえられないほど細かく,複雑で難しい・こと(さま)。「両国の関係は―な段階にある」「―な意味あいの言葉」
[派生] ――さ(名)

びみょう

びみょう ビメウ 【美妙】
⇒山田(ヤマダ)美妙

びみょう

びみょう [0] 【美妙】 (名・形動)[文]ナリ
なんともいえないほど美しくすぐれている・こと(さま)。みみょう。「―な楽の音」「―な曲線を長く描いて…開いた眉根/或る女(武郎)」

びめい

びめい【美名のもとに】
under the pretense[veil]of <charity> .

びめい

びめい [0] 【未明】
⇒みめい(未明)

びめい

びめい [0] 【微明】
かすかに明るいこと。うすあかり。

びめい

びめい [0] 【美名】
(1)よい評判。名声。
(2)体裁のよい口実。聞こえのいい名目。「―に隠れて悪事を働く」
(3)美しい名前。よい名前。

びもう

びもう [0] 【眉毛】
まゆげ。

びもく

びもく [1] 【眉目】
(1)眉と目。また,容貌。顔かたち。
(2)面目。名誉。「家の―に備へつべき綸言なれば/太平記 7」

びもく

びもく【眉目秀麗の】
good-looking;handsome.→英和

びもくしゅうれい

びもくしゅうれい [1] 【眉目秀麗】 (名・形動)[文]ナリ
容貌がすぐれて美しいこと。容貌が端正なこと。また,そのさま。男性についていう。

びもん

びもん [0] 【鼻紋】
牛の鼻づらにある紋。個体により異なるので識別に利用される。

びゃくい

びゃくい [1] 【白衣】
⇒びゃくえ(白衣)

びゃくえ

びゃくえ [1][2] 【白衣】
(1)白い衣服。はくい。
(2)白小袖に指貫(サシヌキ)・袴(ハカマ)などを着ただけの装束。
(3)僧侶が墨染めの衣を脱いだり,武士が袴をつけていなかったりすること。非礼なこととされた。「―ながらみな様へ/評判記・古今役者物語」
(4)〔墨染めの衣を着ていないのでいう〕
僧侶になっていない俗人。在家。
⇔緇衣(シエ)
→はくい

びゃくえ=黒衣(コクエ)の天人(テンニン)

――黒衣(コクエ)の天人(テンニン)
月宮殿に住む天人。白衣一五人と黒衣一五人とがいて,交代で月の中に入り,その割合によって月の満ち欠けが生ずるとされた。満月は白衣の天人のみが仕えているときとする。

びゃくえかんのん

びゃくえかんのん [4] 【白衣観音】
〔仏〕 胎蔵界曼荼羅(マンダラ)観音院の外列最下に位置する観音。三十三観音の一ともされる。大白衣観音。

びゃくえづとめ

びゃくえづとめ [4] 【白衣勤め】
江戸幕府で羽織・袴(ハカマ)なしで出仕する,目見得(メミエ)以下の役人。

びゃくげつ

びゃくげつ [0] 【白月】
古代インドの暦法で,新月から満月までの称。はくげつ。
⇔黒月(コクゲツ)
「―黒月のかはり行くをみて/平家 3」

びゃくごう

びゃくごう [0] 【白毫】
仏の眉間(ミケン)にあるという白い巻き毛。仏像では玉を嵌入してこれを表す。眉間白毫相として仏の三十二相の一つに数えられる。

びゃくごう

びゃくごう [0] 【白業】
〔仏〕 善報を招く前世の所業。善業。
⇔黒業
「殊に―を以て紫宮を祈り奉る/盛衰記 23」

びゃくさん

びゃくさん [0] 【白散】
屠蘇(トソ)の一種。山椒(サンシヨウ)・防風(ボウフウ)・肉桂(ニツケイ)・桔梗(キキヨウ)・細辛(サイシン)などを刻んだもの。

びゃくし

びゃくし [1] 【白芷】
(1)ヨロイグサの漢名。また,ハナウドの漢名。
(2)生薬の一。ヨロイグサの根。鎮痛・解熱薬。

びゃくしぶつ

びゃくしぶつ 【辟支仏】
⇒縁覚(エンガク)

びゃくしん

びゃくしん [3][2] 【柏槙】
イブキの別名。

びゃくじゅつ

びゃくじゅつ [0] 【白朮】
オケラの若い根を乾かした生薬。健胃・整腸・利尿剤。屠蘇(トソ)にも入れる。

びゃくだん

びゃくだん【白檀】
《植》a sandalwood.→英和

びゃくだん

びゃくだん [2][0] 【白檀】
ビャクダン科の半寄生常緑高木。インドから東南アジアにかけて産し,約二〇種がある。心材は淡黄色で堅く芳香があり,仏像や扇の材として珍重される。細片は香にし,また白檀油を得る。
〔「栴檀(センダン)は双葉より芳(カンバ)し」の栴檀は白檀のこと〕

びゃくだんこう

びゃくだんこう [3] 【白檀香】
白檀の香。

びゃくだんぬり

びゃくだんぬり [0] 【白檀塗(り)】
漆芸の技法の一。金箔(キンパク)・銀箔・金泥(コンデイ)などを施した上に透き漆をかけたもの。

びゃくだんみがき

びゃくだんみがき 【白檀磨き】
金箔置きの上に透き漆を塗ったもの。白檀の木を磨いた色に似る。「―のすね当てに/狂言・文蔵」

びゃくだんゆ

びゃくだんゆ [3] 【白檀油】
白檀の心材を水とともに蒸留して得た淡黄色で粘稠(ネンチユウ)性のある油。淋病や膀胱カタルの薬に用いたほか,化粧品の香料などとする。サンタル油。

びゃくどう

びゃくどう [0] 【白道】
⇒二河白道(ニガビヤクドウ)

びゃくぶ

びゃくぶ [2] 【百部】
ビャクブ科の多年草。中国原産。江戸時代に渡来し,薬草として栽培された。茎はつる性で長く伸び,葉は卵形で光沢がある。夏,淡緑色の小花を開く。紡錘形に肥厚した根が多数つき,漢方で鎮咳薬とし,またシラミの駆除に用いられる。

びゃくや

びゃくや【白夜】
the midnight sun.〜の地方 the land of the midnight sun;the midnight-sun belt.

びゃくや

びゃくや [1] 【白夜】
「はくや(白夜)」に同じ。

びゃくらい

びゃくらい [0] 【白癩】
(1)皮膚が白くなる癩病。
(2)〔「そむけば白癩になる」という意から〕
かたい誓い・決心の言葉として用いる語。「いやぢや,―否ぢや/桐一葉(逍遥)」「―返してくれられと歯の根もあはぬ胴ふるひ/浄瑠璃・平家女護島」
(3)不意の出来事に驚いて発する語。「―これはと抜き合わせ戦ふ所に/浮世草子・武道伝来記 7」

びゃくり

びゃくり 【白痢】
白色の下痢。なめ。[和名抄]

びゃくれん

びゃくれん [2] 【白蘞】
ブドウ科のつる性植物。中国原産で,江戸時代に渡来。葉は掌状複葉。夏,葉と対生に花序を出し,淡黄色の小花を多数つける。根は漢方で解熱・鎮痛などの薬用にする。カガミグサ。

びゃくれん

びゃくれん [2][1] 【白蓮】
(1)白いハスの花。
(2)白いハスの花のように心がきれいで汚れのないこと。
→はくれん

びゃくれんきょう

びゃくれんきょう 【白蓮教】
南宋の慈照子元が興した浄土信仰の一派。東晋代に始まる白蓮社(念仏結社)の復活を図ったもの。教団としての統一は形成されなかったが,他の信仰を吸収して明・清代まで活動した。反政府的な秘密結社としてしばしば乱を起こした。白蓮宗。

びゃくれんしゃ

びゃくれんしゃ 【白蓮社】
〔かたわらの池に白蓮が多くあったことから〕
四世紀後半,中国東晋の僧慧遠(エオン)を中心に廬山(ロザン)に作られた浄土教の結社。中国浄土教興隆の一因となった。

びゃくろく

びゃくろく [0] 【白緑】
緑青(ロクシヨウ)の粉末の色。白っぽい緑色。

びゃっけん

びゃっけん ビヤク― [0] 【僻見】
「へきけん(僻見)」に同じ。

びゃっこ

びゃっこ ビヤク― [1] 【白虎】
(1)四方をつかさどる天の四神(シジン)の一。虎で表され,西に配する。
(2)二十八宿のうち,西方七宿の総称。
白虎(1)[図]

びゃっこ

びゃっこ ビヤク― [1] 【白狐】
(1)毛の白い狐。神通力をもち,人を化かすといわれた。
(2)北極狐。

びゃっこき

びゃっこき ビヤク― [3] 【白虎旗】
四神旗の一。白虎を刺繍(シシユウ)した旗。

びゃっこたい

びゃっこたい ビヤク― 【白虎隊】
1868年,維新政府軍の来襲を迎えた会津藩が,兵制改革の一環として一六,七歳の藩士の子弟をもって編成した少年隊。飯盛山における隊士二〇名の自刃は,会津藩の悲劇を象徴する事件となった。

びゃっこつうぎ

びゃっこつうぎ ビヤクコ― 【白虎通義】
〔後漢の章帝が宮中の白虎観に諸儒を集めて討論させたことから〕
中国,漢代の注釈書。四巻。班固が討論の結果を整理して作った。五経にみえる爵・号・諡(オクリナ)・五祀(ゴシ)などについて古義を解説したもの。白虎通。白虎通徳論。

びゃっころう

びゃっころう ビヤクコ― 【白虎楼】
平安京大内裏朝堂院の四楼の一。大極殿の西南にあり,蒼竜(ソウリヨウ)楼に対する。

びやく

びやく [0][1] 【媚薬】
(1)性欲を催させる薬。催淫薬。
(2)恋情を起こさせる薬。惚(ホ)れ薬。

びやく

びやく【媚薬】
an aphrodisiac.→英和

びやぼん

びやぼん [0] 【琵琶笛・口琴】
口琴(コウキン)の一種。細長い鋼鉄をかんざしのように二股につくり,その間に針のような鉄をつけた三股状のもの。閉じた側を横ぐわえにし,間の鉄を指で弾いて鳴らす。江戸末期に玩具として一時流行。きやこん。びわぼん。くちびわ。

びゅう

びゅう [1] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)風が勢いよく吹き通る音を表す語。「一陣の風が―と吹く」
(2)むち・棒などが激しく風をきる音を表す語。「なぎなたを―と振りまわす」
→びゅうびゅう

びゅうけん

びゅうけん ビウ― [0] 【謬見】
まちがった意見。誤った考え。

びゅうげん

びゅうげん ビウ― [0] 【謬言】
まちがった言葉。また,うそ。

びゅうさく

びゅうさく ビウ― [0] 【謬錯】
まちがい。誤謬。「小説の何たるをば解せざるに出たる―のみ/小説神髄(逍遥)」

びゅうせつ

びゅうせつ ビウ― [0] 【謬説】
まちがった考えや説明。

びゅうせつ

びゅうせつ【謬説】
a false report.

びゅうでん

びゅうでん ビウ― [0] 【謬伝】
うわさ・話などを誤って伝えること。また,そのうわさ・話。誤伝。

びゅうびゅう

びゅうびゅう [1] (副)
(「と」を伴っても用いる)
(1)風が激しく吹き荒れる音を表す語。「嵐が帆に―(と)吹きつける」
(2)むち・棒などが何度も風をきる音を表す語。「むちを―(と)振り回す」

びゅうろん

びゅうろん ビウ― [0] 【謬論】
まちがった議論。

びゆ

びゆ [1] 【媚諛】 (名)スル
こびへつらうこと。「膝を屈して二国に―すべきにもあらざれば/経国美談(竜渓)」

びょう

びょう ベウ 【俵】 (接尾)
「ひょう(俵)」に同じ。「米三―」

びょう

びょう ベウ 【可う】 (助動)
⇒べう(可う)

びょう

びょう【鋲】
a tack;→英和
a hobnail (靴底の);→英和
a rivet;→英和
[画鋲] <米> a thumbtack;→英和
<英> a drawing pin.〜でとめる tack down.

びょう

びょう【廟】
a shrine;→英和
a mausoleum.→英和

びょう

びょう ビヤウ [1] 【鋲】
(1)頭部に笠形のものが付いている釘。装飾をかねる。
(2)画鋲。
(3)リベット。

びょう

びょう ベウ [1] 【廟】
(1)死者,特に祖先の霊をまつる所。たまや。
(2)神々の祠(ホコラ)。
(3)王宮の前殿で,政治を行うところ。

びょう

びょう ベウ [1] 【秒】
〔second〕
(1)時間の単位。1967年に,セシウム一三三原子の特定な放射の周期の九一億九二六三万一七七〇倍を一秒と定義。それ以前は1958年採用の,世界時1900年1月0日一二時における一回帰年の三一五五万六九二五・九七四七分の一,さらに以前は,平均太陽日の八万六四〇〇分の一に従っていた。六〇秒を一分(プン),三六〇〇秒を一時間とする。記号 S
(2)角度・経緯度の単位。一分(プン)の六〇分の一。記号は数字の右肩に ″ を付けて示す。

びょう

びょう ベウ 【票】 (接尾)
「ひょう(票)」に同じ。「一三―の差」

びょう

びょう【秒】
a second.→英和

びょう

びょう ベウ [1] 【眇】
■一■ (名)
すがめ。かため。
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
わずかなさま。とるにたりないさま。「―たる此一身に取て此上(コヨ)なき栄誉と思ひます/火の柱(尚江)」

びょう

びょう ベウ [1] 【渺】 (ト|タル)[文]形動タリ
水のはてしなく広がっているさま。「水煙―として,曇らぬ空に雲かと見る/歌行灯(鏡花)」

びょうあ

びょうあ ビヤウ― [1] 【病痾】
長びいてなかなか治らない病気。

びょういん

びょういん ビヤウヰン [0] 【病院】
患者を収容して診察・治療に当たる,規模の大きな医療機関。医療法では二〇人以上の患者収容設備のあるものをいう。
→診療所
〔幕末から用いられた語〕

びょういん

びょういん【病院】
a hospital.→英和
〜に入れる send <a person> to (a) hospital.〜に入る go to (a) hospital.〜長 the director of a hospital.→英和

びょういん

びょういん ビヤウ― [0] 【病因】
病気の原因。

びょういんせん

びょういんせん ビヤウヰン― [0] 【病院船】
戦時に傷病者,または難船者を救護する船舶。国際法により,船体外部は白色で,緑色または赤色の横線をつけ,赤十字旗を掲げ,敵対行為のないかぎり捕獲・攻撃されないことが定められている。

びょうう

びょうう ベウ― [1] 【廟宇】
(1)先祖や偉人の霊をまつる建物。たまや。廟。
(2)神社。社殿。

びょううち

びょううち ビヤウ― [0][4] 【鋲打ち】
(1)鋲を打つこと。また,鋲を打ったもの。
(2)「鋲打ち駕籠(カゴ)」の略。

びょううちかご

びょううちかご ビヤウ― [4] 【鋲打ち駕籠】
外装に鋲を打った女駕籠。大名の奥方・大奥女中が乗った。鋲打ち物。鋲打ち乗り物。

びょううちき

びょううちき ビヤウ― [4] 【鋲打ち機】
圧縮空気を用いてリベットを打ち,鋲の頭部を作ると同時に,締め付ける機械。リベッター。鋲締め機。

びょうえい

びょうえい ベウ― [0] 【苗裔】
遠い子孫。末裔。末孫。

びょうか

びょうか ビヤウ― [1] 【病家】
病人のいる家。

びょうかん

びょうかん ビヤウクワン [0] 【病患】
病気。わずらい。

びょうかん

びょうかん ベウ― [0] 【錨銲】
錨(イカリ)の上部に幹と直角につけた鉄棒。これによって錨が倒れ,爪が海底に食い込む姿勢になる。かんざし。こうがい。ストック。

びょうかん

びょうかん ビヤウ― [0] 【病間】
(1)病気にかかっている間。病中。
(2)病気の少しよくなっている間。

びょうが

びょうが ベウグワ [0] 【描画】 (名)スル
絵をかくこと。

びょうが

びょうが ビヤウグワ [1] 【病臥】 (名)スル
病気で寝ること。「卒中風のために―してゐた/北条霞亭(鴎外)」

びょうがい

びょうがい【病害虫】
a pest.→英和

びょうがい

びょうがい ビヤウ― [0] 【病害】
病気による作物・家畜などの被害。

びょうがく

びょうがく ベウ― [0] 【猫額】
ネコのひたい。また,そのように狭いこと。「―の庭」

びょうき

びょうき ビヤウ― [0] 【病気】
(1)肉体の生理的なはたらき,あるいは精神のはたらきに異常が起こり,不快や苦痛・悩みを感じ,通常の生活を営みにくくなる状態。やまい。疾病。「―になる」「重い―」
(2)(比喩的に)悪いくせをいう。「例の―がはじまる」

びょうき

びょうき ビヤウ― [1] 【病鬼】
人を病気にする悪鬼。病魔。

びょうき

びょうき ビヤウ― [1] 【病期】
それぞれの疾病について,その症状の経過を各時期に分類したもの。または,その時期。

びょうき

びょうき【病気】
(a) sickness;→英和
(an) illness;→英和
a disease.→英和
〜の ill;→英和
sick.→英和
〜にかかる get[fall]ill[sick].〜がなおる get well;recover from one's illness.‖病気休暇(で) (on) sick leave.

びょうきみまい

びょうきみまい ビヤウ―マヒ [4] 【病気見舞(い)】
病気の人を慰めるために見舞うこと。また,そのための贈り物や手紙。

びょうきょう

びょうきょう ビヤウキヤウ [0] 【病況】
病気の状況。

びょうきん

びょうきん ビヤウ― [0] 【病菌】
病原菌。

びょうきん

びょうきん【病菌】
a (disease) germ;a virus.→英和

びょうぎ

びょうぎ ベウ― [1] 【廟議】
朝廷の評議。

びょうく

びょうく【病躯をおして】
in spite of one's sickness.

びょうく

びょうく【病苦】
the pain of sickness.

びょうく

びょうく ビヤウ― [1] 【病苦】
病気の苦しみ。「―に打ち克つ」

びょうく

びょうく ビヤウ― [1] 【病躯】
病気にかかっている身体。病身。「―をおして出席する」

びょうくぎ

びょうくぎ ビヤウ― [1] 【鋲釘】
頭の大きな釘(クギ)。鋲(ビヨウ)。

びょうけつ

びょうけつ ビヤウ― [0] 【病欠】 (名)スル
病気のため休むこと。病気による欠席。「かぜで―する」

びょうけつ

びょうけつ【病欠する】
stay away <from school> because of illness.

びょうげん

びょうげん ビヤウ― [0][3] 【病原・病源】
(1)病気の原因。病因。
(2)よくないことの根本原因。

びょうげん

びょうげん【病原】
the cause of a disease.→英和
病原菌 ⇒病菌.

びょうげんきん

びょうげんきん ビヤウ― [0] 【病原菌】
疾病の原因となる細菌。病原細菌。病菌。

びょうげんたい

びょうげんたい ビヤウ― [0] 【病原体】
疾病の原因となる微生物。細菌・真菌・リケッチア・クラミジア・ウイルス・原虫・蠕虫(ゼンチユウ)など。

びょうこ

びょうこ ベウ― [1] 【渺乎】 (ト|タル)[文]形動タリ
たいへん小さいさま。「―たる一小島なるにも係らず/愛弟通信(独歩)」

びょうこつ

びょうこつ ベウ― [0] 【藐忽】 (名)スル
さげすみ軽んずること。「僧徒の説は少年の学者に―せらる/新聞雑誌 60」

びょうこん

びょうこん ビヤウ― [0] 【病根】
(1)病気のもと。病因。
(2)よくないことの根本原因。「社会の―を除く」

びょうご

びょうご【病後】
convalescence (快復期).→英和
〜の人 a convalescent.→英和

びょうご

びょうご ビヤウ― [0] 【病後】
病気のなおった直後。病み上がり。

びょうごう

びょうごう ベウガウ [3] 【廟号】
(1)中国・朝鮮などで,帝王の霊を宗廟にまつる際に贈った称号。太祖・太宗・世宗などがある。
(2)御霊屋(ミタマヤ)・神社などにつける号。

びょうさ

びょうさ ベウ― [1] 【秒差】
一秒,またそれ以下の差。わずかの差。

びょうさ

びょうさ ベウ― [1] 【錨鎖】
いかりに付いている鎖。

びょうさい

びょうさい ビヤウ― [0] 【病妻】
病気の妻。

びょうし

びょうし ベウ― [1] 【廟祀】 (名)スル
御霊屋(ミタマヤ)・神社などにまつること。

びょうし

びょうし ベウ― [0] 【藐視】 (名)スル
みくだすこと。軽視。「商売の事は,平人に―せられたり/新聞雑誌 60」

びょうし

びょうし【病死】
natural death (事故死に対する).〜する die of a disease.→英和

びょうし

びょうし ビヤウ― [0] 【病死】 (名)スル
病気で死ぬこと。病没。「外地で―する」

びょうし

びょうし ビヤウ― [0] 【病誌】
⇒病跡学(ビヨウセキガク)

びょうしき

びょうしき ビヤウ― [0] 【病識】
自己の異常な状態を病的なものと自覚すること。一般に分裂病では病識を欠き,病識の出現が緩解(カンカイ)の指標となる。

びょうしつ

びょうしつ ビヤウ― [0] 【病質】
(1)病気の性質。病性。病症。
(2)病気にかかりやすい体質。
(3)精神病に近い状態の気質。分裂気質など。

びょうしつ

びょうしつ【病室】
a sickroom;a ward (病院の).→英和

びょうしつ

びょうしつ ビヤウ― [0] 【病室】
病人の寝る部屋。病院で,患者のいる部屋。

びょうしゃ

びょうしゃ【描写】
(a) description;→英和
(a) depiction.〜する describe;→英和
depict;→英和
draw.→英和

びょうしゃ

びょうしゃ ビヤウ― [1] 【病舎】
病室のある建物。病棟。

びょうしゃ

びょうしゃ ベウ― [0] 【描写】 (名)スル
えがきうつすこと。特に芸術的表現において,客観的形象・事態・感情などを絵画・言語・音楽などにより適確に描き出すこと。「巧みに―する」

びょうしゃ

びょうしゃ ビヤウ― [1] 【病者】
〔「びょうじゃ」とも〕
病気にかかっている人。病人。

びょうしゃ

びょうしゃ ベウ― [1] 【廟社】
(1)宗廟と社稷(シヤシヨク)。
(2)みたまや。やしろ。

びょうしゃおんがく

びょうしゃおんがく ベウ― [4] 【描写音楽】
現実音を楽音で描写した音楽。また,出来事や風景・物語などを楽音で描写した音楽。

びょうしゃのとゆ

びょうしゃのとゆ ビヤウ― 【病者の塗油】
カトリック教会のサクラメントの一。病者の心と体の回復を願い,また,死に臨んで罪のゆるしと神の恵みを願って身体に香油を塗ること。旧称,終油。

びょうしゅつ

びょうしゅつ ベウ― [0] 【描出】 (名)スル
絵画・文章などにえがき出すこと。「自然を一全円として―する/文芸上の自然主義(抱月)」

びょうしょ

びょうしょ ベウ― [1] 【廟所】
(1)先祖や貴人の霊のまつってあるところ。おたまや。
(2)墓場。墓所。

びょうしょう

びょうしょう【病床】
a sickbed.→英和
〜についている be ill in bed.

びょうしょう

びょうしょう ビヤウシヤウ [0] 【病床・病牀】
病人の寝ている床。やまいの床。病褥(ビヨウジヨク)。「―日記」

びょうしょう

びょうしょう ビヤウシヤウ [0] 【病症】
病気の性質・状態。病質や病状。

びょうしょうろくしゃく

びょうしょうろくしゃく ビヤウシヤウロクシヤク 【病牀六尺】
随筆集。正岡子規作。1902年(明治35)「日本」連載。画論や時評など,病床での様々な感想を,死の二日前まで綴った凄絶(セイゼツ)な随筆集。

びょうしょく

びょうしょく ベウ― [0] 【廟食】 (名)スル
〔「食」は祀(マツ)る意〕
廟にまつられること。

びょうしん

びょうしん ビヤウ― [0][1] 【病身】
(1)弱くて病気になりやすい体質。
(2)病気のからだ。病躯(ビヨウク)。

びょうしん

びょうしん ベウ― [0] 【秒針】
時計の秒を示す針。

びょうしん

びょうしん【病身】
ill health.〜の weak;→英和
sickly.→英和

びょうしん

びょうしん【秒針】
the second hand.

びょうじ

びょうじ ビヤウ― [1] 【病児】
病気の子供。

びょうじゃく

びょうじゃく ビヤウ― [0] 【病弱】 (名・形動)[文]ナリ
からだが弱く,病気にかかりやすいこと。病気がちでからだが弱いこと。また,そのさま。「―な身」
[派生] ――さ(名)

びょうじゃく

びょうじゃく【病弱な】
weak;→英和
sickly.→英和

びょうじょう

びょうじょう【病状】
one's condition;the condition of a patient.→英和
〜が良くなる(悪くなる)[患者が主語]get better (worse).

びょうじょう

びょうじょう ビヤウジヤウ [0] 【病状】
病気の状態。病人のようす。

びょうじょう

びょうじょう ベウデウ [0] 【苗条】
茎と葉の総称。一本の茎とその茎に配列する葉からなる一つの単位をいう。芽条。

びょうじょうしん

びょうじょうしん ビヤウジヤウ― [3] 【平常心】
〔仏〕 日常ふだんの気持ち。へいじょうしん。

びょうじょく

びょうじょく ビヤウ― [0] 【病褥】
病床。

びょうすい

びょうすい ビヤウ― [0] 【瓶水】
かめにたたえた水の意。かめを師にたとえ,水を仏法の奥義にたとえる。へいすい。

びょうすい=を移す

――を移・す
かめにたたえた水を一滴もこぼさずに移すように,師の教えを誤りなく弟子に伝える。「―・すごとく,法文を習ひ伝へ給ひて/宇治拾遺 12」

びょうせい

びょうせい ビヤウ― [0] 【病勢】
病気の進み具合。「―あらたまる」

びょうせいせき

びょうせいせき ベウセイ― [3] 【猫睛石】
猫眼石(ネコメイシ)。

びょうせきがく

びょうせきがく ビヤウセキ― [4] 【病跡学】
〔(ドイツ) Pathographie〕
精神病理学の一領域。芸術家・思想家・科学者など傑出した人物の伝記や作品を精神医学的に解明し,精神的異常性がその人物の創造活動に及ぼした影響や意義を明らかにしようとするもの。パトグラフィー。病誌。

びょうせん

びょうせん ベウ― [0] 【描線】
物のかたちを描いた線。

びょうぜん

びょうぜん ビヤウ― [0] 【病前】
病気にかかる前。

びょうぜん

びょうぜん ベウ― [0] 【眇然】 (ト|タル)[文]形動タリ
こまかいさま。小さいさま。とるに足りないさま。「英吉利(イギリス)刈の新式な頭は,―たる『過去』の前に落ちた/虞美人草(漱石)」「甲野さんは―として天地の間に懸つてゐる/虞美人草(漱石)」

びょうぜん

びょうぜん ベウ― [0] 【渺然】 (ト|タル)[文]形動タリ
広々として果てしのないさま。遥かに限りないさま。「―たる大海」

びょうそう

びょうそう ビヤウサウ [0] 【病巣・病竈】
病菌に侵されている所。病気になっている所。「―を取り除く」

びょうそう

びょうそう【病巣】
a focus.→英和

びょうそう

びょうそう ビヤウサウ [0] 【病窓】
病室の窓。また,病室。

びょうそく

びょうそく ベウ― [0] 【秒速】
一秒間あたりに進む距離で表した速度。

びょうそく

びょうそく【秒速】
the speed per second.→英和
〜50メートル(で) (at) a speed of 50 meters a second.

びょうぞく

びょうぞく ベウ― 【苗族】
⇒ミャオ

びょうたい

びょうたい ビヤウ― [0] 【病体】
病気になっている体。病躯(ビヨウク)。

びょうたい

びょうたい ビヤウ― [0] 【病態】
(1)患者の病気のようす。その人の病状。
(2)病的な状態。

びょうたる

びょうたる ベウ― [3] 【眇たる】
⇒びょう(眇)■二■

びょうち

びょうち ベウ― [1] 【錨地】
船がいかりをおろしてとまる所。停泊地。

びょうちゅう

びょうちゅう ビヤウ― [0] 【病中】
病気の間。病気中。「―吟」

びょうちゅうがい

びょうちゅうがい【病虫害】
damage by harmful insects.

びょうちゅうがい

びょうちゅうがい ビヤウ― [3] 【病虫害】
病気や害虫による作物の被害。

びょうつぎて

びょうつぎて ビヤウ― [3] 【鋲継(ぎ)手】
金属板どうしをリベットを用いて継ぐ接合法。主として構造物鉄工に用いる。リベット継ぎ手。リベット-ジョイント。

びょうてき

びょうてき【病的な(に)】
morbid(ly);→英和
abnormal(ly).→英和

びょうてき

びょうてき ビヤウ― [0] 【病的】 (形動)
精神や身体が異常なさま。不健全。「―に太る」「あの潔癖さはいささか―だ」

びょうとう

びょうとう【病棟】
a ward.→英和

びょうとう

びょうとう ビヤウ― [0] 【病棟】
病院で,病室の並んだ一棟の建物。

びょうとう

びょうとう ベウタフ [0] 【廟塔】
仏像などを安置する廟の塔。

びょうどう

びょうどう【平等】
equality.→英和
〜な(に) equal(ly);→英和
impartial(ly).→英和

びょうどう

びょうどう ビヤウ― [0] 【平等】 (名・形動)[文]ナリ
(1)差別なく,みなひとしなみである・こと(さま)。
⇔不平等
「―に扱う」
(2)近代民主主義の基本的政治理念の一。すべての個人が身分・性別などと無関係に等しい人格的価値を有すること。「自由,―,博愛」
(3)〔仏〕 真理の立場から見れば,事物が独立しているのではなく,同一の在り方をしていること。
⇔差別(シヤベツ)
[派生] ――さ(名)

びょうどう

びょうどう ベウダウ [0] 【廟堂】
(1)貴人や神の霊をまつるところ。みたまや。廟。
(2)天下の政治をおこなうところ。朝廷。

びょうどういん

びょうどういん ビヤウドウヰン 【平等院】
京都府宇治市にある単立宗教法人の寺。もと天台宗・浄土宗。1052年藤原頼通が別荘を寺として創建。

びょうどういんほうおうどう

びょうどういんほうおうどう ビヤウドウヰンホウワウダウ 【平等院鳳凰堂】
平等院にある阿弥陀堂。1053年藤原頼通が造立し無量寿院と号した。建物全体が鳳凰が羽を広げたような形状であることと屋上に銅製の鳳凰があるところから,後世こう呼ばれた。定朝作の阿弥陀如来像を本尊とする。国宝。鳳凰堂。

びょうどうおう

びょうどうおう ビヤウ―ワウ 【平等王】
(1)〔仏〕
〔人間の善悪を公平に裁くところから〕
閻魔(エンマ)王の別名。
(2)〔仏〕 十王の一人。観世音菩薩を本地とする。
→十王
(3)古代インドの神話で世界最初の王。人民に推されて位につき,公平無私な政治を行なった。クシャトリアの祖。

びょうどうかい

びょうどうかい ビヤウ― [3] 【平等界】
〔仏〕 万物の間に差別のない世界。真如の世界。
⇔差別界(シヤベツカイ)

びょうどうけん

びょうどうけん ビヤウ― [3] 【平等権】
(1)憲法が保障する基本的人権の一。すべての国民は法の下に平等であって,人種・信条・性別・門地などにより政治的・経済的・社会的関係において差別されない権利。
(2)国家が国際法上の権利義務を平等にもつこと。

びょうどうしゅぎ

びょうどうしゅぎ ビヤウ― [5] 【平等主義】
差別を認めないで,すべてのものを平等に扱う考え方。

びょうどうしん

びょうどうしん ビヤウ― [3] 【平等心】
〔仏〕 すべてのものを差別せず平等に扱う心。

びょうどく

びょうどく ビヤウ― [0] 【病毒】
病気のもとになる毒。病気のもとになるもの。

びょうどく

びょうどく【病毒】
(disease) germs.

びょうなん

びょうなん ビヤウ― [0] 【病難】
病気による災難や苦難。

びょうにん

びょうにん ビヤウ― [0] 【病人】
病気にかかっている人。患者。

びょうにん

びょうにん【病人】
a sick person;a patient (患者).→英和

びょうのう

びょうのう ビヤウナウ [0] 【病悩】
病気になって苦しむこと。また,その悩み。

びょうは

びょうは ベウ― [1] 【描破】 (名)スル
あますところなく描きつくすこと。「みごとに―する」

びょうはく

びょうはく ベウ― [0] 【錨泊】 (名)スル
船が錨(イカリ)をおろして停泊すること。「沖合に―する」

びょうばく

びょうばく ベウ― [0] 【渺漠】 (ト|タル)[文]形動タリ
広々として果てしないさま。広漠。「亜細亜は―たる曠野多く/明六雑誌 5」

びょうびょう

びょうびょう ベウベウ [0] 【眇眇】 (形動タリ)
(1)小さいさま。
(2)遠くはるかなさま。「―として復(マタ)―たり/和漢朗詠(雑)」

びょうびょう

びょうびょう ベウベウ [0] 【淼淼】 (ト|タル)[文]形動タリ
水面が果てしなく広がっているさま。淼漫。「―たる海原に立つ波/自然と人生(蘆花)」

びょうびょう

びょうびょう ベウベウ (副)
犬の遠吠えする声を表す語。「『―,―』『やれ山伏が逃げるは』/狂言記・犬山伏」

びょうびょう

びょうびょう ベウベウ [0] 【渺渺】 (ト|タル)[文]形動タリ
果てしなく広いさま。遠くはるかなさま。「―たる平原の尽くる下より/趣味の遺伝(漱石)」

びょうふ

びょうふ ビヤウ― [1] 【病夫】
(1)病気の夫。
(2)病気の男。

びょうふ

びょうふ ビヤウ― [1] 【病父】
病気にかかっている父。

びょうぶ

びょうぶ【屏風】
a (folding) screen.→英和
〜を立てる set up a screen.

びょうぶ

びょうぶ ビヤウ― [0] 【屏風】
木の枠に紙・絹を張ったものを二枚(あるいは四枚,六枚)連ねて折り畳めるようにした室内用具。部屋を仕切ったり,防風・防寒用とともに,絵や書を書いて装飾用ともする。中世以後,二つを一双として組み合わせ,関連する図柄を描いた。[季]冬。《ともしびを剪れば明るき―かな/富安風生》

びょうぶ=と商人(アキンド)は直(スグ)にては立たぬ

――と商人(アキンド)は直(スグ)にては立たぬ
屏風をまっすぐに置いては立たないように,商人は正直だけでは商売がやっていかれない。

びょうぶいわ

びょうぶいわ ビヤウ―イハ [3] 【屏風岩】
屏風のようにまっすぐに切り立っている岩。

びょうぶうた

びょうぶうた ビヤウ― [3] 【屏風歌】
屏風に描かれた四季の風物や山水などの絵を題にして詠んだ歌。屏風に貼られた色紙形に書く。

びょうぶえ

びょうぶえ ビヤウ―ヱ [0][3] 【屏風絵】
屏風に描いた絵。

びょうぶおさえ

びょうぶおさえ ビヤウ―オサヘ [4] 【屏風押(さ)え】
屏風を開いて立てるとき,倒れないように支える鉛製または陶製の道具。

びょうぶがえし

びょうぶがえし ビヤウ―ガヘシ [4] 【屏風返し】
「屏風倒(ビヨウブダオ)し」に同じ。

びょうぶだおし

びょうぶだおし ビヤウ―ダフシ [4] 【屏風倒し】
屏風が倒れるように,ばったりとあおむけに倒れること。屏風返し。「―に倒れる」

びょうへい

びょうへい ビヤウ― [0] 【病兵】
病気の兵士。

びょうへい

びょうへい ビヤウ― [0] 【病弊】
物事の内部に積もった弊害。「政治の―をえぐり出す」「機械文明の―」

びょうへき

びょうへき ビヤウ― [0] 【病癖】
なかなか直らない悪い癖。病的なまでに根強い癖。

びょうへき

びょうへき【病癖】
a bad habit.

びょうへん

びょうへん ビヤウ― [0] 【病変】
病気が原因となって起こる生体の変化。

びょうほ

びょうほ ベウ― [1] 【苗圃】
苗木などを育てる畑。

びょうほう

びょうほう ベウハフ [0] 【描法】
描き方。描く技法。

びょうぼ

びょうぼ ベウ― [1] 【廟謨】
朝廷のはかりごと。廟謀。

びょうぼ

びょうぼ ビヤウ― [1] 【病母】
病気の母。

びょうぼう

びょうぼう ベウバウ [0] 【渺茫】 (ト|タル)[文]形動タリ
果てしなく広いさま。「―として際涯なき大洋/良人の自白(尚江)」「半夜孤月を―たる滄溟の上に眺めては/世路日記(香水)」

びょうぼう

びょうぼう【渺茫たる】
vast;→英和
boundless.→英和

びょうぼつ

びょうぼつ ビヤウ― [0] 【病没・病歿】 (名)スル
病気で死ぬこと。病死。「父は二年前に―している」

びょうま

びょうま ビヤウ― [1] 【病魔】
人を病気にするものを悪魔に見立てた語。また,病気そのもの。「―に冒される」

びょうま

びょうま【病魔】
⇒病気.

びょうまん

びょうまん ベウ― [0] 【淼漫】 (ト|タル)[文]形動タリ
水面が果てしなく広がっているさま。淼淼。「―たる洋海/西国立志編(正直)」

びょうまん

びょうまん ベウ― [0] 【渺漫】 (ト|タル)[文]形動タリ
広々として果てしのないさま。渺渺。「小松原―として遠く連り/日光山の奥(花袋)」

びょうめい

びょうめい【病名】
the name of a disease.→英和

びょうめい

びょうめい ビヤウ― [0] 【病名】
病気の名。

びょうもく

びょうもく ベウ― [0] 【眇目】
すがめ。独眼。

びょうもん

びょうもん ベウ― [0] 【廟門】
廟堂または宮殿の門。

びょうゆう

びょうゆう ビヤウイウ [0] 【病友】
病気にかかっている友人。

びょうよ

びょうよ ビヤウ― [1] 【病余】
病気は治ってもまだ回復しきっていない時。病気の治ったすぐあと。「―の体」

びょうよみ

びょうよみ ベウ― [0] 【秒読み】
(1)時間の経過を秒単位で読み上げること。
(2)開始予定時刻の何秒前であるかを読み上げること。「ロケット発射の―を始める」
(3)あることが間際に迫っている状態。「完成は―の段階だ」

びょうよみ

びょうよみ【秒読み】
a countdown.→英和
〜をする count down.

びょうり

びょうり ビヤウ― [1] 【病理】
病気の原因・症状に関する理論。

びょうり

びょうり【病理(学)】
pathology.→英和
〜の pathological.‖病理学者 a pathologist.

びょうりかいぼう

びょうりかいぼう ビヤウ― [4] 【病理解剖】
病死した屍体について解剖を行い,死に至るまでの病気の有様を医学的に明らかにするもの。剖検。

びょうりかいぼうがく

びょうりかいぼうがく ビヤウ― [6] 【病理解剖学】
病理学の一分科。解剖によって,病変の形態学的変化と生前の所見や治療とを比較,研究する学問。

びょうりがく

びょうりがく ビヤウ― [3] 【病理学】
疾病の形態と機能ないし代謝の異常を記載・分類し,総合的に研究する学問。病因学・病理解剖学・病理生理学などの分科がある。

びょうりせいりがく

びょうりせいりがく ビヤウ― [6] 【病理生理学】
病理学の一分科。病的状態にある生体の機能を細胞・臓器のレベルで研究する学問。

びょうりそしきけんさ

びょうりそしきけんさ ビヤウ― [7] 【病理組織検査】
患者から摘出した組織や臓器の,顕微鏡による組織学的検査。癌の診断などに有効。
→生検
→細胞診
→剖検

びょうりてき

びょうりてき ビヤウ― [0] 【病理的】 (形動)
病気の原因や経過に関するさま。「―な要因」

びょうるい

びょうるい ビヤウ― [0] 【病羸】
やみつかれること。

びょうれき

びょうれき ビヤウ― [0] 【病歴】
(1)今までにかかった病気やその治療に関する経歴。
(2)その病気にかかってからの経過。

びょうれき

びょうれき【病歴】
a case history[record].

びよう

びよう [0] 【美容】
顔や体つきを美しくすること。「―によい体操」

びよう

びよう【美容によい】
be good for one's beauty.‖美容院 a beauty parlor[shop,salon].美容師 a beautician.美容術 beauty culture;cosmetology; <米話> a facial.美容食 food for beauty.美容整形(医) (a) cosmetic surgery (surgeon).美容体操 beauty[calisthenic]exercises;calisthenics.

びよう

びよう [0] 【微恙】
ちょっとした病気。軽い病気。「霞亭は―があつた/北条霞亭(鴎外)」

びよういん

びよういん [2] 【美容院】
パーマ・結髪・化粧その他の美容術を施し,主に女性の容貌を美しく整えることを業とする施設。美粧院。ビューティー-パーラー。ビューティー-サロン。

びようげか

びようげか [4] 【美容外科】
美容を目的とする形成外科の領域。二重まぶた・隆鼻・豊胸などの手術を行う。

びようし

びようし [2] 【美容師】
美容術を施すことを職業とする人。都道府県知事の免許を必要とする。

びようじゅつ

びようじゅつ [2] 【美容術】
顔や姿を美しくするための術。美顔・美髪・マニキュア・マッサージなど。美容法。

びようせいけい

びようせいけい [4] 【美容整形】
容貌や容姿を美しくするために,外科的処置・手術を行うこと。二重まぶた・豊頬(ホウキヨウ)・豊胸・皮下脂肪除去など。

びようたいそう

びようたいそう [4] 【美容体操】
均整のとれた美しい容姿をつくるための体操。

びようやなぎ

びようやなぎ ビヤウ― [4] 【未央柳】
オトギリソウ科の半落葉低木。中国原産。庭木とする。高さは約1メートルで,よく分枝する。葉はヤナギに似る。夏,茎頂に径約5センチメートルの黄色の五弁花をつける。多数の長い雄しべが五群に分かれてつき,目立つ。[季]夏。
〔「美容柳」とも書く〕
未央柳[図]

びよく

びよく【尾翼】
the tail.→英和

びよく

びよく [0] 【鼻翼】
鼻の先の,左右両端にふくれている部分。こばな。

びよく

びよく [0] 【尾翼】
飛行機などの後部にとりつけた翼。普通,垂直尾翼・水平尾翼があり,機体の転回・昇降・安定確保などの機能をもつ。

びら

びら [0]
宣伝広告のために,人に配ったり,はり出したりする紙片。ちらし。「宣伝―」「―をまく」
〔「ひら(片・枚)」の転,擬態語「びらびら」から,などの説がある。近世,演芸の宣伝に用いたのが初めという。大正期に英語 bill の影響で外来語意識が生まれた。現在は多く「ビラ」と書く〕

びらき

びらき 【開き】
⇒ひらき(開)(11)

びらく

びらく [0] 【微落】 (名)スル
わずかにさがること。
⇔微騰

びらしゃら

びらしゃら (副)
〔衣服などがひるがえるさまから〕
女性のあでやかで,なまめかしいさま。「尻すゑてのちよこ��ありき,―するがゆゑに此の名を付けぬ/浮世草子・一代女 5」

びらつく

びらつ・く [0] (動カ五[四])
(1)紙・布などに風があたってびらびらと動く。「ポスターが風に―・く」
(2)なよなよする。「体―・き/仮名草子・難波物語」

びらびら

びらびら
■一■ [1] (副)スル
(「と」を伴っても用いる)
(1)布・紙・金属などの薄片がゆれ動いたり,ひるがえったりするさま。「ひらひら」よりやや重い感じや下品な感じにいう。「障子が破れて風に―(と)している」
(2)女性的であるさま。びらしゃら。「―とやはらいだ文も書かれず/浄瑠璃・摂州渡辺」
■二■ [0] (名)
(1)布・紙・金属などの薄片で,垂れ下がってゆれ動くもの。「肩章の―を誇示する」
(2)「切り裂き」の俗称。
(3)若い女。「―の名を聞いたか/浄瑠璃・彫刻左小刀」

びらり

びらり [2][3] (副)
布などがなびきひるがえるさま。びらびら。びらりしゃらり。

びらりしゃらり

びらりしゃらり (副)
(1)あちこちと動き回るさま。ぶらぶら。びらしゃら。「同じ所を四,五へんも―と連れて回りけれども/浮世草子・一代女 4」
(2)なびいてゆれるさま。「冠の纓は―としていと尊し/仮名草子・東海道名所記」

びらりぼうし

びらりぼうし [4] 【びらり帽子】
江戸時代,女が外出するとき,笠(カサ)の下にかぶった紫縮緬(ムラサキチリメン)のかぶりもの。風にひらひらするところからいう。歌舞伎女方のはじめたものという。

びらり帽子

びらりぼうし [4] 【びらり帽子】
江戸時代,女が外出するとき,笠(カサ)の下にかぶった紫縮緬(ムラサキチリメン)のかぶりもの。風にひらひらするところからいう。歌舞伎女方のはじめたものという。

びらん

びらん [0] 【糜爛】 (名)スル
(1)ただれること。「―した歓楽/悪魔(潤一郎)」
(2)皮膚・粘膜の表皮が欠損した状態。ただれ。
〔欠損が真皮・皮下組織に及ぶものは潰瘍(カイヨウ)という〕

びらん

びらん【糜爛する】
be inflamed (ただれ).

びらんじ

びらんじ [2]
ナデシコ科の多年草。本州中部の高山の岩上に生える。高さ約20センチメートル。葉は広披針形。夏から秋,花弁の先が二裂する淡紅色の五弁花を枝頂につける。

びらんじゅ

びらんじゅ [2] 【毘蘭樹】
バクチノキの別名。

びらんば

びらんば [2] 【毘藍婆】
〔仏〕
〔梵 vairambhaka〕
劫末・劫初に吹き,すべてを破壊するという暴風。毘藍。毘藍風。

びり

びり [1]
(1)一番下の順位。最下位の者。「かけっこで―になる」「―から二番目の成績」
(2)人の尻。また,男女の情交。「―出入り大家もちつとなまぐさし/柳多留 4」
(3)人をののしっていう語。「こりや,―め/浄瑠璃・傾城酒呑童子」
(4)遊女。女郎。「人情を知つては,―の商売はまあできねえかたちさ/洒落本・妓娼精子」

びり

びり
the last;→英和
<at> the bottom <of the class> .→英和
〜になる come in last (競走で).

びりっけつ

びりっけつ [0] 【びりっ尻】
〔「びり」も「けつ」も最後の意〕
最下位。最後尾。びりけつ。

びりっと

びりっと [2] (副)
(1)紙や布などが勢いよくさける,やや低い音を表す語。「ハンカチを―さいて包帯にする」
(2)電撃などの強い刺激を受けた時痛み・しびれを感じるさま。「コンセントをさし込もうとしたら―きた」

びりっ尻

びりっけつ [0] 【びりっ尻】
〔「びり」も「けつ」も最後の意〕
最下位。最後尾。びりけつ。

びりつく

びりつ・く [0] (動カ五[四])
(1)びりびりする。しびれる。「正座していた足が―・く」
(2)べたつく。いちゃつく。「ほんに素人衆はなぜあんねえに―・くしらん/滑稽本・八笑人」

びりびり

びりびり
■一■ [1] (副)スル
(「と」を伴っても用いる)
(1)紙や布を乱暴に破る音やさまを表す語。「答案を―(と)破る」
(2)強い風,大きな音,激しい震動などの影響で,ガラスなどが小刻みに震動するさま。また,その音を表す語。「爆風で窓ガラスが―(と)いう」「地鳴りがして床が―震えた」
(3)皮膚に強い刺激を感じるさま。特に,電撃についていう。「コンセントに触れたら―ときた」「―しびれる」
(4)強く反応するさま。欲しがるさま。「酒にも女にも―する男だぜ/人情本・恵の花」
■二■ [0] (形動)
紙や布が乱暴に破られているさま。はなはだしく破れているさま。「―に破かれたシャツ」「―の包み紙」

びりびり

びりびり
〜破る tear up <a thing> (to pieces).

びりゅうし

びりゅうし [2] 【微粒子】
非常に細かい粒。微粒。

びりゅうし

びりゅうし【微粒子】
《理》a corpuscle.→英和
微粒子フィルム a fine-grained film.

びりゅうしびょう

びりゅうしびょう [0] 【微粒子病】
蚕の病気の一。原生動物ノセマ-ボンビシスの寄生によって生じ,桑を食べなくなり,黒褐色の小斑点ができて死ぬ。

びりゅうしゅ

びりゅうしゅ ビリウ― [2] 【鼻瘤腫】
⇒石榴鼻(ザクロバナ)

びりょ

びりょ [1] 【尾閭】
〔荘子(秋水)〕
大海の底にあって絶えず水をもらすという穴。

びりょう

びりょう【微量】
a very small quantity <of> .

びりょう

びりょう 【檳榔】
⇒びろう(檳榔)

びりょう

びりょう [0] 【微量】
ごくわずかの量。

びりょう

びりょう [0] 【鼻梁】
はなすじ。はなばしら。

びりょうげんそ

びりょうげんそ [4] 【微量元素】
(1)ある物質中に,微量に含まれている元素。
(2)ある生物にとって,微量でよいが,生命の維持に必要な元素,特に,金属元素。
→微量養素

びりょうてんびん

びりょうてんびん [4] 【微量天秤】
微量物質を秤量するために小型で精巧に作られた化学天秤。最大秤量10〜30グラム。感量0.001ミリグラム程度。

びりょうのくるま

びりょうのくるま 【檳榔の車】
⇒檳榔毛(ビロウゲ)の車(クルマ)

びりょうぶんせき

びりょうぶんせき [4] 【微量分析】
1〜10ミリグラムくらいの微量な試料を用いて行う化学分析。また,含有量が極めて少ない成分を対象とする化学分析。

びりょうようそ

びりょうようそ [4] ―リヤウヤウ― 【微量養素】 ・ ―リヤウエウ― 【微量要素】
(1)ごく微量であるが,植物の生育に欠くことのできない養分。鉄・マンガン・ホウ素・銅など。微量元素。
(2)微量で作用する,動物の成長・生存に欠くことのできない栄養素。ビタミン・無機元素など。

びりょく

びりょく [0] 【微力】
(1)ごくわずかの力しかないこと。また,その力。
(2)自分の力量をへりくだっていう語。「―ながらお手伝いします」

びりょく

びりょく【微力を尽す】
do what one can;do one's best.

びりょこつ

びりょこつ [2] 【尾閭骨】
尾骨の異名。

びりり

びりり [2][3] (副)
(「と」を伴っても用いる)「びりっと」に同じ。「指先に―とくる」

びりん

びりん [0] 【尾輪】
飛行機の機体の尾端に取り付けた車輪。

びりん

びりん [0] 【美林】
りっぱな林。「ヒノキの―」

びる

びる (接尾)
〔動詞上一段型活用([文]上二ぶ)〕
名詞,またはそれに準ずる語に付いて動詞を作る。そのものらしくふるまう。そのものらしい様子をする,それに近い状態になる,などの意を表す。「おとな―」「いなか―」

びるいかん

びるいかん [0] 【鼻涙管】
涙を鼻腔に導く管。涙嚢(ルイノウ)から下鼻道に開口する。涙鼻管。

びるしゃな

びるしゃな [0][3] 【毘盧遮那】
〔仏〕
〔梵 Vairocana 広く照らす意。仏の徳の全世界に及ぶことにたとえて〕
毘盧遮那仏のこと。盧遮那。遮那。光明遍照(コウミヨウヘンジヨウ)。遍一切処。

びるしゃなきょう

びるしゃなきょう 【毘盧遮那経】
「大日経」のこと。

びるしゃなぶつ

びるしゃなぶつ 【毘盧遮那仏】
〔仏〕 華厳経などで中心となる仏。真言宗では,大日如来と同じとされる。毘盧遮那。
毘盧遮那仏[図]

びれい

びれい [0] 【美麗】 (名・形動)[文]ナリ
美しく立派な・こと(さま)。「―な其容貌/小公子(賤子)」「―なる建築」

びれん

びれん [0] 【尾聯】
漢詩で,律詩の第七・八句のこと。結句。落句。
→起聯
→頸聯
→頷聯(ガンレン)

びろう

びろう [0] 【尾籠】 (名・形動)[文]ナリ
〔「おこ(痴)」の当て字「尾籠」を音読みした語〕
(1)わいせつであったり不潔であったりして,人前で口にするのがはばかられること。きたないこと。また,そのさま。「―な話で恐縮ですが」「甚だ―なお話ぢやが,象の糞は/象(潤一郎)」
(2)礼を失すること。失礼。無礼。「乗り物より降り候はぬこそ―に候へ/平家 1」

びろう

びろう [0][1] 【檳榔・蒲葵】
ヤシ科の常緑高木。暖地の海岸付近に生え,シュロに似る。高さ10メートル近くになる。葉は大きな扇状で柄が長く,幹の頂に多数集まってつく。花は黄色で小さく,果実は楕円形で青色。古名,あじまさ。
檳榔[図]

びろう

びろう【尾篭な】
indecent;→英和
indelicate.→英和

びろうげ

びろうげ [2] 【檳榔毛】
「檳榔毛の車」の略。「御車,糸毛(イトゲ)十,―十なり/宇津保(春日詣)」

びろうげのくるま

びろうげのくるま 【檳榔毛の車】
檳榔の葉を細かに裂き,白くさらしたもので車の箱をおおった牛車(ギツシヤ)。上皇・親王・大臣以下,四位以上の公卿・女房・高僧が乗った。
檳榔毛の車[図]

びろうひさしのくるま

びろうひさしのくるま 【檳榔庇の車】
檳榔毛の車の一。車箱の前後と物見の上とに庇(ヒサシ)または半庇をつけたもの。上皇・摂政関白・大臣などが使用した。

びろく

びろく [0] 【微禄】 (名)スル
(1)わずかの俸禄。
(2)おちぶれること。「妾(ワタシ)を―させるまではどんなに仕合せだつたか/罪と罰(魯庵)」

びろく

びろく [0][1] 【美禄】
(1)よい給与。「―を食(ハ)む」
(2)〔漢書(食貨志)「酒者天之美禄」〕
酒のこと。

びろつく

びろつ・く (動カ四)
(1)ぶらぶらする。「腕が―・く/狂言・昆布売」
(2)異性に対して,でれでれする。でれつく。「岩永は女に―・かねえから/滑稽本・浮世風呂 2」

びろびろ

びろびろ (副)スル
異性に対して,すぐにだらしなくまつわりつくさま。でれでれ。「あのつらで色きちげえさ。それだから女と見ると―して/滑稽本・膝栗毛 4」

びわ

びわ【枇杷】
《植》a loquat.→英和

びわ

びわ [1] 【琵琶】
東洋の撥弦(ハツゲン)楽器。木製で,水滴形の平たい胴に柄がついており,普通四弦であるが五弦のものもある。ペルシャに起こり,インド・中国を経て,奈良時代に日本に渡来。日本では多く撥(バチ)を用いる。全長60〜106センチメートル。雅楽に用いる楽琵琶,平曲の伴奏の平家琵琶をはじめ,盲僧琵琶(荒神琵琶)・筑前琵琶・薩摩琵琶などの種類がある。四つの緒。びわのこと。
琵琶[図]
→琵琶[音声]

びわ

びわ [1] 【枇杷】
バラ科の常緑高木。西日本に自生し,また中国から果樹として渡来した。葉は長楕円形で革質。初冬,枝頂に白色の小花を多数つける。果実は卵球形で大きな種子が数個あり,初夏,橙黄色に熟する。果実を食用,葉を薬用とし,材は櫛(クシ)や木刀を作る。[季]夏。
〔「枇杷の花」は [季]冬〕
《―を食むぽろり��と種二つ/星野立子》

びわ

びわ【琵琶】
《楽》a lute.→英和

びわうた

びわうた ビハ― [2] 【琵琶歌】
琵琶に合わせて歌う歌。特に,薩摩琵琶・筑前琵琶に用いられる歌をさす。

びわうち

びわうち ビハ― 【琵琶打ち】
(1)琵琶を演奏する人。
(2)琵琶を作る人。

びわがに

びわがに ビハ― [2] 【琵琶蟹】
海産のカニ。甲は縦長の楕円形で長さ約5センチメートル。全身淡紅色。後ろから二番目の脚がごく小さい。房総半島からオーストラリアにかけての砂泥底に広く分布。

びわき

びわき ビハキ 【琵琶記】
中国,元代の戯曲。四二幕。高明作。後漢の蔡邕(サイヨウ)が科挙のため都に上り,残った妻は悲惨な境遇に陥ったが,琵琶を弾きつつ単身遠い都へ旅をし,夫と再会するという筋。南曲の最高傑作とされる。

びわくせい

びわくせい [2] 【微惑星】
太陽系の生成時に互いの衝突・合体により原始惑星に成長する小天体。原始太陽系の周辺部は個体微粒子によって固体層の円盤ができるが,ここの密度が高くなると円盤は分裂し,無数の微惑星になったと考えられている。
→原始太陽系

びわこ

びわこ ビハ― 【琵琶湖】
滋賀県中央部にある湖。断層湖。面積674平方キロメートルで日本最大。最大深度104メートル。湖水は瀬田川を経て淀川に流れる。京阪神地区の重要な水資源であり,マス・アユ・シジミなどの漁業も行われる。古名,淡海(オウミ)・近江海(オウミノウミ)・鳰(ニオ)の海。

びわこう

びわこう ビハカウ 【琵琶行】
中国,中唐の詩人白居易の七言古詩。816年,四五歳の作。船上で琵琶を弾く女の語る哀れな身の上話に,左遷された自分の境遇を重ね合わせて作った長編。「長恨歌」と並ぶ代表作。

びわこおおはし

びわこおおはし ビハ―オホ― 【琵琶湖大橋】
滋賀県大津市堅田と守山市の間,琵琶湖南部にかかる橋。長さ1350メートル。1964年(昭和39)完成。

びわここくていこうえん

びわここくていこうえん ビハ―コウヱン 【琵琶湖国定公園】
滋賀県と京都府にまたがる国定公園。琵琶湖を中心に比良山地・比叡山などを含む。

びわこせん

びわこせん ビハ― 【琵琶湖線】
JR 西日本の東海道本線のうち,米原・京都間の近郊列車線の称。

びわこそすい

びわこそすい ビハ― 【琵琶湖疏水】
琵琶湖から京都市に通じる運河。明治時代に舟運・発電・上水道・灌漑の目的で開削。現在は蹴上浄水場への供給が主目的。

びわごと

びわごと ビハ― 【琵琶琴】
琵琶の異名。びわのこと。

びわほうし

びわほうし ビハホフシ [3] 【琵琶法師】
琵琶の弾き語りを職業とした僧体(法師姿)の盲人音楽家。平安時代から存在した放浪芸人の一種。中世以後は,経文読誦(ドクジユ)を表芸とする盲僧と,専ら平曲を演奏する者の二系統に分かれた。主に後者をさす。
琵琶法師[図]

びわます

びわます ビハ― [2] 【琵琶鱒】
サケ目の淡水魚。全長60センチメートルに達する。幼魚は体側に小判形の斑紋が並び朱点が散在するが,成長すると消失し,体色は銀白色となる。原産は琵琶湖とされるが,諏訪湖・芦ノ湖などにも分布。美味で釣りの対象魚。アメノウオ。アメ。
→アマゴ

びわようとう

びわようとう ビハエフタウ [3] 【枇杷葉湯】
(1)薬の名。枇杷の葉・肉桂・甘茶などを細かく切ってまぜあわせたものを煎(セン)じた汁で,暑気払いや急性の下痢などに用いた。京都烏丸の本店で売り出したが,江戸では宣伝用に路上などで往来の人にただでふるまった。
(2)〔(1)が誰にでもふるまわれたことから〕
多情。多淫。また,その者。「手めえの―は棚へあげて/洒落本・傾城買四十八手」

びん

びん 【閩】
(1)中国古代,長江の河口部の南に居住した民族をさした呼称。
→閩越
(2)中国,五代十国の一(909-945)。五代の初め,後梁により王審知が福建の閩王に封ぜられ,のち福州に都して国を閩と号した。南唐に滅ぼされた。
(3)中国,福建省の古名。

びん

びん【瓶】
a bottle;→英和
a jar;→英和
a phial (薬の).→英和

びん

びん【便】
(1) ⇒郵便.
(2)[飛行機の]a flight.→英和
東京行き9時の便で by the 9:00 flight to Tokyo.国内(直行)便 an internal (a direct) flight.

びん

びん [1] 【敏】 (名・形動)[文]ナリ
すばやいこと。頭の回転のすばやいこと。また,そのさま。
⇔鈍
「機を見るに―な男」

びん

びん [1] 【便】
(1)荷物・手紙などを運ぶこと。また,その手段。つて。「急行―」「次の―」
(2)都合。ぐあい。「―あしと思ひて,すりのきたるに/徒然 238」

びん

びん【鬢】
side locks.

びん

びん [1] 【瓶・壜】
〔「びん」は瓶の唐音〕
液体などを入れる容器。

びん

びん [1] 【鬢】
頭の左右側面の髪。「―に白いものがまじる」

びんえつ

びんえつ ビンヱツ 【閩越】
中国,古代,江南の閩江流域を中心に福建地方から台湾などの海島にかけて分布した越族。また,その国。秦・漢時代に閩越王が自立したが,漢の武帝に滅ぼされた。

びんおや

びんおや 【鬢親】
深除(フカソギ)または鬢除(ビンソギ)のとき,髪や鬢の末をそぐ役をする人。深除にはその子の髪置きの式を執り行なった人,鬢除では娘の婚約者か,婚約者のいない場合は父兄が行なった。

びんかがみ

びんかがみ [3] 【鬢鏡】
鬢を映して見る,柄(エ)付きの小さい手鏡。

びんかき

びんかき [1][0] 【鬢掻き】
鬢をかき整える小さい櫛(クシ)。

びんかけ

びんかけ [4][0] 【瓶掛】
茶の湯で,寄り付きまたは盆略点(ボンリヤクダテ)・茶箱点の席で用いられる火鉢,または小さい風炉。陶製・金属製など。

びんかつ

びんかつ [0] 【敏活】 (名・形動)[文]ナリ
頭の働きや物事をすることがすばやい・こと(さま)。「―な動き」
[派生] ――さ(名)

びんかつ

びんかつ【敏活】
quickness.→英和
〜な quick;→英和
active;→英和
nimble.→英和
〜に quickly;→英和
promptly.→英和

びんかん

びんかん【敏感】
sensitiveness <to> .→英和
〜な sensitive <to> .→英和
〜に sensitively.→英和

びんかん

びんかん [0] 【敏感】 (名・形動)[文]ナリ
感覚が鋭いこと。わずかな動きもすぐ感じとるさま。
⇔鈍感
「気温の変化に―な肌」「震動を―にとらえる計器」
[派生] ――さ(名)

びんが

びんが [1] 【頻伽】
「迦陵(カリヨウ)頻伽」の略。

びんがた

びんがた [0] 【紅型】
沖縄で発達した型染め。型紙は一枚で,多彩な色挿しとぼかしの技法によって複雑な色調を表す。花鳥山水などの絵画風の文様が多い。
→藍(アイ)型

びんがのこえ

びんがのこえ 【頻伽の声】
迦陵(カリヨウ)頻伽の鳴き声のような美しい声。

びんきり

びんきり [0] 【鬢切り】
〔「びんぎり」とも〕
江戸時代,元禄(1688-1704)以前に行われた髪形。鬢の毛を切って耳の後ろに垂らしたもの。びんぎれ。

びんぎ

びんぎ [1] 【便宜】 (名・形動)[文]ナリ
(1)都合のよい・こと(さま)。べんぎ。「遊歩(ウンドウ)に―なる場所とも見えねば/当世書生気質(逍遥)」
(2)よい機会。何かのついで。「―あらば告げられよ/落窪 1」
(3)たより。音信。「時貸に貸したるが三日,四日に―せず/浄瑠璃・曾根崎心中」

びんぎしょ

びんぎしょ [0][4] 【便宜所】
「びんしょ(便所・鬢所){(2)}」に同じ。

びんぐき

びんぐき 【鬢茎】
鬢の毛筋。「年三十余ばかりの男の,鬚(ヒゲ)黒く,―よきが/今昔 28」

びんぐし

びんぐし [1][0] 【鬢櫛】
鬢をかき上げて整えるのに用いる,横に長く歯のあらい櫛。多く黄楊(ツゲ)で作る。

びんけい

びんけい [0] 【敏慧】 (名・形動)[文]ナリ
さとくかしこい・こと(さま)。慧敏。「彼程(アレホド)―な頭脳を邪路から救ひ出して/火の柱(尚江)」

びんこう

びんこう 【閩江】
中国,福建省北部の河川。仙霞嶺と武夷山に源を発し,東流して東シナ海に注ぐ。河口近くに福州がある。長さ約400キロメートル。ミン-チアン。

びんご

びんご 【備後】
旧国名の一。広島県東部に当たる。

びんごおもて

びんごおもて [4] 【備後表】
備後地方から産出する上質の畳表。

びんごおりもの

びんごおりもの [4][5] 【備後織物】
広島県福山市およびその付近一帯から産出する織物の総称。絣(カスリ)・縞が主で,ほかに小倉・綿ネル・綿ポプリン・兵児帯地などがある。

びんごずな

びんごずな [3] 【備後砂】
広島県比婆(ヒバ)郡帝釈山の谷に産する色の白い盆石用の砂。

びんごもの

びんごもの [0] 【備後物】
備後国の刀工,三原正家・法華一乗の一門の鍛えた刀剣。

びんさし

びんさし [1][0][4] 【鬢差(し)】
女子の結髪用具の一つ。鬢の髪を振り出させるために,その中へ挿入する具。鯨のひげまたは銅線をまげて弓のような形にしたもの。江戸中期に流行した。上方では「鬢張り」と称した。

びんさつ

びんさつ [0] 【憫察】 (名)スル
あわれみ思いやること。また,他人が自分の事を察することを敬っていう語。「請ふ卿少しく―する所あれ/世路日記(香水)」

びんざさら

びんざさら [3] 【編木・拍板】
田楽(デンガク)などに用いる楽器。数十枚の札状の小さな板をつづり合わせたもの。両端の取っ手を握って動かすと,板同士が打ち合って音が鳴る。ささら。ささらぎ。
〔「簓(ササラ)」とは別物〕
編木[図]

びんし

びんし [1] 【鬢糸】
白くまばらになったびんの毛。

びんし=茶烟(サエン)の感

――茶烟(サエン)の感
〔杜牧「題禅院詩」〕
年老いてから,枯淡な生活を送りつつ,青春の日をしのぶ寂しい心境。

びんしけん

びんしけん 【閔子騫】
中国,春秋時代の魯(ロ)の人。孔門十哲の一。名は損,子騫は字(アザナ)。徳行にすぐれた。ある冬,継母が自分の生んだ二人の子にだけ綿入れを着せた。父が知って離縁しようとしたが,子騫は母がいれば一子のみが凍え,母が去れば三子が凍えるといって継母を感悟させた。生没年未詳。

びんしょ

びんしょ 【便所・鬢所】
(1)適当な所。《便所》
(2)室町時代,貴族の家で,鬢や髪を整えたり衣服をつけたりしたところ。便宜所。《鬢所》

びんしょう

びんしょう [0] 【敏捷】 (名・形動)[文]ナリ
すばしこい・こと(さま)。「―に乗り移る」「―な動作」
[派生] ――さ(名)

びんしょう

びんしょう【敏捷】
⇒敏活,敏速.

びんしょう

びんしょう [0] 【憫笑・愍笑】 (名)スル
あわれみ笑うこと。また,あわれみのこもった笑い。「―を買う」「吾々の無智不徳遅鈍乱暴を―するのみにして/福翁百話(諭吉)」

びんじょ

びんじょ 【美女・便女】
(1)「美女(ビジヨ)」に同じ。「つぼねの中に,まことに気高き―一人おはします/御伽草子・厳島縁起」
(2)〔多く美人を用いたところから。「便女」は当て字〕
召し使いの女。「文持たる―がまゐて,五条大納言どのへとてさしあげたり/平家 4」

びんじょう

びんじょう [0] 【便乗】 (名)スル
(1)自分が行くときに都合のよい車・船などに相乗りして行くこと。「トラックに―する」
(2)たくみに機会をとらえて,他の権威を利用すること。「世の風潮に―する」「―値上げ」

びんじょう

びんじょう【便乗する】
(1)[乗る]take <a train> .→英和
(2)[利用]take advantage of <the occasion> .
‖便乗主義者 an opportunist.便乗値上げ me-too price raises.

びんずい

びんずい [1] 【便追・木鷚】
スズメ目セキレイ科の小鳥。全長約15センチメートル。背面は緑褐色,腹面は白色の地に黒色の縦斑がある。セキレイのように尾を上下に振りながら地上を歩き採餌(サイジ)する。主として山地で繁殖し,冬季は平地や南方へ移動して越冬する。キヒバリ。

びんずら

びんずら 【角髪】
(1)「みずら(角髪)」に同じ。「―結うたる童子一人来て/太平記 5」
(2)髪の毛のこと。「雲の―,花の顔ばせ/謡曲・楊貴妃」

びんずる

びんずる ビンヅル 【賓頭盧】
〔梵 Piṇḍola-bharadvāja〕
(1)十六羅漢の第一。阿羅漢果を得たが,神通力をもてあそんで釈迦に呵責(カシヤク)され,涅槃(ネハン)を許されず,釈迦の入滅後も衆生(シユジヨウ)の救済にあたった。白髪と長眉(チヨウビ)の姿で示される。小乗仏教寺院では上座として,禅寺でも聖僧としてまつった(後に文殊に代わられた)。日本では堂の前に置き,これを撫でると除病の功徳があるという俗信が広まった。おびんずるさま。賓頭盧尊者。なでぼとけ。
(2) [1]
〔(1)の頭がつるつるであることから〕
禿頭(トクトウ)。また,その人。

びんせん

びんせん【便箋】
letter paper;a writing pad.

びんせん

びんせん [0] 【便箋】
書状を書くための紙。

びんせん

びんせん [0] 【便船】
ちょうど都合よく出る船。また,その船に乗ること。「―を得る」「これなる船に―申さうなう/謡曲・竹生島」

びんせん

びんせん【便船を待つ】
wait for one's boat.

びんぜん

びんぜん [0] 【憫然・愍然】
■一■ (形動)[文]ナリ
かわいそうなさま。あわれむべきさま。「其の心根は,思へば―なものだ/破戒(藤村)」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
{■一■}に同じ。「今の西洋諸国の有様を見て,―たる野蛮の歎を為すこともある可し/文明論之概略(諭吉)」

びんそぎ

びんそぎ [4][3] 【鬢除・鬢削ぎ・鬢曾木】
女子が成人に達したしるしに,垂れ髪の鬢の毛を切りそぐこと。近世は普通一六歳の六月一六日に行う。男子の元服にあたる。婚約者か,婚約者がいない場合は父兄が切った。
→鬢親(ビンオヤ)

びんそく

びんそく【敏速な(に)】
quick(ly);→英和
prompt(ly).→英和

びんそく

びんそく [0] 【敏速】 (名・形動)[文]ナリ
すばやい・こと(さま)。「―に行動する」「―果敢」「―な反応」

びんた

びんた
〜を食わす box a person's ears.

びんた

びんた [1]
〔「ぴんた」とも〕
(1)他人のほおを平手で打つこと。横びんた。「往復―」「―をくう」
(2)鬢(ビン)のあたり。あたま。「私(ワツチ)の―を打切る権まく/怪談牡丹灯籠(円朝)」

びんたたら

びんたたら
豊明(トヨノアカリ)の節会(セチエ)で五節(ゴセチ)の帳台の試みのとき,后町(キサキマチ)の廊(ロウ)で歌われる歌曲。

びんだらい

びんだらい [3] 【鬢盥】
(1)鬢をときつける水をいれる小型のたらい。
(2)江戸時代,髪結いが持ち歩いた,髪結い道具一式の入った手さげ箱。
鬢盥(2)[図]

びんちょう

びんちょう [1] 【頻鳥】
「迦陵頻伽(カリヨウビンガ)」に同じ。「―の音和らかに,仙女の袖妙なりければ/盛衰記 17」

びんちょう

びんちょう [1] 【備長】
「備長炭(ズミ)」の略。

びんちょうずみ

びんちょうずみ [3] 【備長炭】
ウバメガシを材料としてつくる良質の白炭。火力が強く,ウナギの蒲焼き用などに用いられる。元禄年間(1688-1704)紀州田辺の備後屋長右衛門が創製。びんちょうたん。びんちょう。

びんつき

びんつき [0][4][1] 【鬢付き】
鬢のかっこう。

びんつけ

びんつけ [4][0] 【鬢付け】
「鬢付け油」の略。

びんつけあぶら

びんつけあぶら [5] 【鬢付け油】
日本髪で,鬢を張らせたり,髪を固めて形づくるのに用いる固く練った油。生蝋を植物油で練って香料を混ぜたもの。固油(カタアブラ)。びんつけ。

びんづめ

びんづめ [0][4] 【瓶詰(め)・壜詰(め)】
瓶につめること。また,つめたもの。「―にしたジャム」

びんづめ

びんづめ【瓶詰の】
bottled.

びんてん

びんてん [0] 【旻天】
〔「旻」はあわれむ意〕
(1)秋の空。秋天。
(2)空。天。「休養は万物の―から要求して然るべき権利である/吾輩は猫である(漱石)」

びんでん

びんでん [0] 【便殿】
行幸・行啓の際の,天皇や皇后の臨時の休息所。お休み所。便宮。べんでん。

びんどめ

びんどめ [0][4][1] 【鬢留(め)】
鬢の毛をとめる留め具。

びんなが

びんなが [0] 【鬢長】
スズキ目の海魚。全長約1メートル。小形のマグロで,体は紡錘形。胸びれがいちじるしく長い。缶詰に加工。世界中の温帯海域に広く分布。ビンナガマグロ。トンボシビ。ビンチョウ。ヒレナガ。
→マグロ

びんなし

びんな・し 【便無し】 (形ク)
(1)折が悪い。都合が悪い。具合が悪い。「人目多くて―・ければ/源氏(夢浮橋)」
(2)似つかわしくない。ふさわしくない。あるべきでない。けしからぬ。「細殿に―・き人なむ,暁にかささして出でける/枕草子 238」
(3)気の毒だ。いたわしい。「語るも―・き子故の闇/歌舞伎・水天宮」

びんのほつれ

びんのほつれ 【鬢のほつれ】
端唄・小唄の一。三下り。「鬢のほつれは枕のとがよ…」という,間夫にいいわけする遊女のことばを歌詞とする。鬢ほつ。

びんはさみ

びんはさみ [3] 【鬢挟み】
鬢の毛をはさんで乱れないようにする結髪具。

びんはり

びんはり 【鬢張(り)】
「びんさし(鬢差)」の上方での称。

びんばか

びんばか 【頻婆果】
頻婆という木の果実。赤いものの比喩に用いる。「青蓮の御眼は四大海をたたへ,御脣は―の如し/栄花(玉の台)」

びんばしゃら

びんばしゃら 【頻婆娑羅】
〔梵 Bimbisāra〕
釈迦と同時代のマガダ国の王。竹林精舎を建てるなど,熱心な仏教徒であったが,息子の阿闍世王によって幽閉され死んだ。ビンビサーラ。

びんぱつ

びんぱつ [0] 【鬢髪】
(1)鬢の毛。鬢毛。
(2)頭髪。

びんびん

びんびん [1] (副)
(「と」を伴っても用いる)
(1)振動などが伝わってくるさまを表す語。「大声が―(と)ひびく」
(2)強くはねかえるように心にひびくさま。「彼の言葉はひとつひとつ―(と)私の胸にひびいた」「聴衆の反応が―(と)返ってくる」

びんぴ

びんぴ 【閔妃】
(1851-1895) 朝鮮李朝,高宗の妃。明成皇后。大院君をしりぞけて実権を握り,開国論を唱えて1876年日本と江華島条約を結ぶ。壬午(ジンゴ)の変以後は清に従属,84年甲申の変で独立党を追放し一族の全盛期を現出。日清戦争後,大院君一派と日本公使三浦梧楼の謀略により宮中で殺害された。ミンビ。ミンピ。

びんぷう

びんぷう [0] 【便風】
(1)追い風。順風。
(2)便り。手紙。音信。

びんぷく

びんぷく 【鬢幅・鬢服】
(1)平安末期,公家の少年の髪形。耳の後ろの髪をふくらませて耳が少し隠れるようにしたもの。
(2)近世,公家の少年少女が髻(モトドリ)につけ,前額部に垂らした義髪。輪の形を二つか三つ作り,油で固めたもの。

びんべん

びんべん [0] 【黽勉】 (名)スル
〔「黽」はつとめる意〕
はげみつとめること。勉強。勉励。「―しても左甚五郎には及ばじとは/筆まかせ(子規)」

びんぼう

びんぼう【貧乏】
poverty.→英和
〜な poor.→英和
〜する be poor;live in poverty;be reduced to poverty.→英和
〜に生まれる be born poor.〜暇なし There is no rest for the poor.‖貧乏人 a poor person;the poor (総称).

びんぼう

びんぼう [1] 【貧乏】 (名・形動)スル[文]ナリ
財産や収入が少なく,生活が苦しい・こと(さま)。「―な暮らし」「―所帯」「若くて―していた頃」

びんぼう=人

――人((ビンボウニン))の正月
(貧乏人は正月に餅もつけないが,その「餅無し」を「持ち無し」に掛けて)持ち合わせがないことをしゃれていう言葉。

びんぼう=人

――人((ビンボウニン))の子沢山(コダクサン)
貧乏人は裕福な人よりもかえって子供が多いということ。

びんぼう=人

――人((ビンボウニン))の系図話(ケイズバナシ)
いたずらに昔の栄華をしのぶことの愚かさをいう言葉。

びんぼう=暇(ヒマ)なし

――暇(ヒマ)なし
貧乏人は生活費をかせぐのに追われて,時間の余裕がない。

びんぼうかずら

びんぼうかずら [5] 【貧乏葛】
〔手入れの行き届かない庭に生い茂ることから〕
ヤブガラシの別名。

びんぼうがみ

びんぼうがみ [3][5] 【貧乏神】
(1)人にとりついて,その人に貧乏をもたらすといわれる神。「―にとりつかれる」
(2)〔十両でありながら前頭の力士と取り組まされることから〕
相撲で,十両の筆頭力士の俗称。

びんぼうくじ

びんぼうくじ [3] 【貧乏籤】
損な役まわり。つまらぬめぐり合わせ。「―をひく」

びんぼうげい

びんぼうげい [3] 【貧乏芸】
それにふければ,次第に財産をなくしてしまうような遊芸。

びんぼうし

びんぼうし 【鬢帽子】
(1)帽子の一種。鬢のあたりをおおうため,左右に布を垂れたもの。「―したる雲客うちほほ笑みて/太平記 35」
(2)江戸時代,病人が手拭いなどを頭にまいて端を鬢のあたりに垂らしたもの。病鉢巻。

びんぼうしょう

びんぼうしょう [0][3] 【貧乏性】
ゆとりある態度をとれない性質。気が小さくて,くよくよする性質。

びんぼうせん

びんぼうせん [0] 【貧乏線】
⇒貧困線

びんぼうたらしい

びんぼうたらし・い ビンボフ― [7] 【貧乏たらしい】 (形)
いかにも貧乏なように見えるようすだ。貧乏ったらしい。

びんぼうどくり

びんぼうどくり [5] 【貧乏徳利】
円筒形の上部に長めの口をつけた陶製の粗末な徳利。はかり売りの酒を入れるのに用いた。

びんぼうにん

びんぼうにん [0] 【貧乏人】
貧しい人。

びんぼうものがたり

びんぼうものがたり ビンバフ― 【貧乏物語】
経済評論。河上肇著。1917年(大正6)刊。貧困の現状,原因,解決策を人道主義の立場から論じ,世論に大きな影響を与えた。

びんぼうゆすり

びんぼうゆすり [5] 【貧乏揺すり】
すわっているときに,体の一部,特にひざなどを絶え間なくゆすること。

びんぼうゆるぎ

びんぼうゆるぎ [5] 【貧乏揺るぎ】
(1)「貧乏揺すり」に同じ。
(2)(下に打ち消しの語を伴って)ほんのちょっと動くこと。「―もしないので/高野聖(鏡花)」

びんみず

びんみず [1] 【鬢水】
鬢をなでつけるために櫛(クシ)を浸す水。伽羅(キヤラ)の油や,サネカズラを浸した水を用いた。

びんみの

びんみの [0] 【鬢蓑】
添え髪の一種。毛髪で蓑形につくったもの。

びんめつ

びんめつ [0] 【泯滅】 (名)スル
〔「泯」はほろびる意〕
ほろんで無くなること。泯絶。「旧の特色を―して/真善美日本人(雪嶺)」

びんもう

びんもう [0] 【鬢毛】
鬢の毛。鬢髪。

びんらん

びんらん【紊乱】
disorder.→英和
‖規律紊乱 a breach of discipline.

びんらん

びんらん [0] 【紊乱】 (名)スル
〔「ぶんらん(紊乱)」の慣用読み〕
乱れること。乱すこと。「社会の秩序を―する様な暴挙を/蜃中楼(柳浪)」

びんらん

びんらん [0] 【便覧】
⇒べんらん(便覧)

びんりょう

びんりょう [0] 【憫諒】 (名)スル
あわれんで思いやること。あわれみ。

びんろ

びんろ [1] 【便路】
(1)都合のよい道。便利な道。
(2)音信がもたらされる道。また,音信をもたらす人。[日葡]

びんろう

びんろう [0] 【檳榔】
檳榔樹の別名。

びんろうじ

びんろうじ [3] 【檳榔子】
(1)檳榔樹の種子。健胃・収れん・条虫駆除などの薬用および染料にする。
(2)暗黒色の染め色。

びんろうじゅ

びんろうじゅ [3] 【檳榔樹】
ヤシ科の常緑高木。マレーシア原産。幹は単一で,高さ20メートル近くになる。葉は長さ1〜1.5メートルの羽条複葉で,柄が長く,幹頂に集まってつく。果実は長さ約5センチメートルの楕円形で黄赤色に熟す。熱帯地方では,未熟な種子と石灰をキンマの葉に包んでかむ習慣がある。ビンロウ。

びんろうじゅ

びんろうじゅ【檳榔樹】
《植》a betel palm.

びんわん

びんわん [0] 【敏腕】 (名・形動)[文]ナリ
物事をすばやくてきぱきと,しかも巧みにやる・こと(さま)。うできき。
⇔鈍腕
「―を振るう」「―刑事」
[派生] ――さ(名)

びんわん

びんわん【敏腕(を振るう)】
(show one's) great ability.〜な able;→英和
capable.→英和
‖敏腕家 an able man;a man of ability.

びんわんか

びんわんか [0] 【敏腕家】
敏腕な人。うできき。辣腕(ラツワン)家。

びカタル

びカタル [2] 【鼻―】
⇒鼻炎(ビエン)

びカタル

びカタル【鼻カタル】
《医》nasal catarrh.


「ひ」の半濁音の仮名。両唇破裂音の無声子音と前舌の狭母音とから成る音節。

ぴいかん

ぴいかん [0] 【ピーカン】
〔屋外撮影現場の俗語から〕
直射日光の当たる快晴の状態。

ぴいぴい

ぴいぴい [1]
■一■ (副)スル
(1)笛などの鳴る音,また鳥などの鳴く声を表す語。「呼び子を―(と)鳴らす」
(2)金がなくて生活が苦しいさま。また,所持金が少ないさま。「いつも―している」
■二■ (名)
(1)笛。「柾木(マサキ)の―ふきながら野駆けなり/柳多留 22」
(2)かけだし。新米(シンマイ)。ぺいぺい。「名高いどころかほんの―/歌舞伎・三人吉三」

ぴいぴい

ぴいぴい
〜鳴る whistle.→英和
(鳥が)〜鳴く chirp;→英和
cheep.→英和
〜である be hard up (for money) (貧乏).

ぴかいち

ぴかいち [0][2] 【光一】
(1)花札の手役の一。初めの配り札七枚が二〇点札(光り物)一枚と六枚のかす札であるもの。
(2)転じて,多くのなかで一番優れていること。また,そのもの。「若手社員の中では―だ」

ぴかいち

ぴかいち【ぴか一】
an ace;→英和
a star.→英和

ぴかっと

ぴかっと [2] (副)スル
一瞬光がきらめき輝くさまを表す語。ぴかりと。「稲妻が―光る」

ぴかどん

ぴかどん [2][1]
〔広島で原子爆弾が爆発したとき,初めに強い「ぴか」という閃光,続いて「どん」という爆発音があったことから〕
原子爆弾の俗称。

ぴかぴか

ぴかぴか
〜光る glitter;→英和
twinkle.→英和
⇒ぴかり.〜する〔形〕flashy <dress> .→英和

ぴかぴか

ぴかぴか
■一■ [2][1] (副)スル
つやがあって光り輝くさま。「暗い海上で―(と)光るものがある」
■二■ [0] (形動)
{■一■}に同じ。「―に磨かれた靴」「―の一年生」

ぴかり

ぴかり【〜と光る】
flash.→英和

ぴかり

ぴかり [2][3] (副)
光が一瞬,強くきらめくさま。「稲妻が―と光った」

ぴか一

ぴかいち【ぴか一】
an ace;→英和
a star.→英和

ぴき

ぴき 【匹・疋】 (接尾)
「ひき(匹)」に同じ。「ねずみ一―」

ぴくっと

ぴくっと [2] (副)スル
瞬間的に体の一部が小さく動くさま。「ほおが―動く」

ぴくぴく

ぴくぴく [1][2] (副)スル
小刻みに震え動くさまを表す語。「ほおが―(と)ひきつる」

ぴくぴく

ぴくぴく
〜する twitch;→英和
jerk.→英和

ぴくり

ぴくり [2][3] (副)
痙攣(ケイレン)するように急に小さく動くさまを表す語。「頬を―とさせる」

ぴしっと

ぴしっと [2] (副)スル
(1)むちや棒などで勢いよく打ったり,物が割れたりするさま。また,その時に出る鋭い音を表す語。「―むちで打つ」「ガラスに―ひびがはいる」
(2)きちんとととのっているさま。「―した服装」

ぴしぴし

ぴしぴし [1][2] (副)
「びしびし{(1)(2)(3)}」に同じ。「小枝を―(と)折る」

ぴしゃっと

ぴしゃっと [2] (副)
「ぴしゃり」に同じ。「戸を―閉める」

ぴしゃぴしゃ

ぴしゃぴしゃ [2][1] (副)
(1)平手で続けて打つさま。「子供のお尻を―とたたく」
(2)液体が続けて跳ねるさま。「水たまりの中を,―とはねをあげながら歩く」

ぴしゃり

ぴしゃり
〜としめる slam <a door> .→英和
〜と打つ slap <a person on the face> .→英和

ぴしゃり

ぴしゃり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)戸・障子などを手荒くしめるさま。また,その音を表す語。「ガラス戸を―と閉める」
(2)平手で勢いよく打つさま。また,その音を表す語。「―とほおを打つ」
(3)水などのはねるさま。また,その音を表す語。「―と水しぶきが上がる」
(4)することに遠慮がなく,しかも相手に反撃の余地を与えないさま。「要求を―(と)ことわる」「反撃を―とおさえる」
(5)正確で少しの狂いもないさま。ぴたり。「計算が―(と)合った」「むずかしいわざを―と決める」

ぴしゃん

ぴしゃん [2] (副)
「ぴしゃり{(1)}」に同じ。「戸を―と閉める」

ぴしり

ぴしり [2][3] (副)
「ぴしっと」に同じ。「―と鞭を打つ」

ぴしり

ぴしり
〜とむちで打つ whip.→英和
⇒ぴしゃり.

ぴたっと

ぴたっと [2] (副)スル
「ぴたりと」を強めていう語。「しゃっくりが―とまる」「占いが―当たる」

ぴたぴた

ぴたぴた [1][2] (副)
(1)物が密着するさま。「シールを―はる」
(2)手で軽くたたく音や素足で歩く音を表す語。「蚊を,―叩きはじめた/黴(秋声)」

ぴたり

ぴたり
⇒ぴったり.

ぴたり

ぴたり [2][3] (副)
(1)すき間なくついているさま。「―(と)貼り合わせる」
(2)食い違いがなく合っているさま。「勘定が―(と)合う」「占いが―(と)当たる」
(3)急に,または,すっかり止まるさま。「しゃっくりが―(と)止まる」

ぴちっと

ぴちっと [2] (副)スル
すき間なく合うさま。密着するさま。ぴっちり。ぴたっと。「服が体に―合う」「障子を―閉める」

ぴちぴち

ぴちぴち
〜した young and lively <girl> .

ぴちぴち

ぴちぴち [2][1] (副)スル
(1)魚などが勢いよくはねまわるさま。「―(と)はねる白魚」
(2)新鮮で若さにあふれ,勢いがよく躍動的なさま。若い女性にいうことが多い。「―(と)した肢体(シタイ)」「―(と)張りのある肌」

ぴちゃぴちゃ

ぴちゃぴちゃ
〜水をはねかえす splash water.〜音を立てる lap.→英和

ぴちゃぴちゃ

ぴちゃぴちゃ
■一■ [2][1] (副)
(1)水などが軽くはねかえる音を表す語。「浅瀬で魚が―(と)はねる」「波が―(と)舟べりをうつ」
(2)平手で続けざまにたたく音を表す語。「お尻を―(と)たたく」
(3)飲んだり食べたりするときに出る舌の音を表す語。「犬が―(と)ミルクをなめる」
■二■ [0] (形動)
水分がしみわたっているさま。「―に濡れた布」

ぴちゃん

ぴちゃん [2] (副)
(1)平たいものや小さなものが水に落ちて,水がはねかえる音を表す語。「コインが―と水面に落ちる」
(2)平手でたたいたり,戸や障子などをはげしく閉める音を表す語。ぴしゃり。「戸を―としめる」

ぴっしゃり

ぴっしゃり [3] (副)
(1)平手などで強くたたきつける音を表す語。びっしゃり。「―ぽんと,叩き立ちにしてゆく事/浮世草子・一代女 1」
(2)物と物とがぴったりと合わさるさま。また,その音を表す語。びっしゃり。「襖(フスマ)を開きしが,また―引きたてつ/自然と人生(蘆花)」

ぴったし

ぴったし [3] (副)
「ぴったり」の転。俗語的な言い方。

ぴったり

ぴったり [3]
■一■ (副)スル
(1)「ぴたり{(1)}」に同じ。「糊(ノリ)で―(と)はる」「障子を―(と)閉める」
(2)「ぴたり{(2)}」に同じ。「残高が―(と)一致する」「息が―(と)合う」「足に―した靴」
(3)「ぴたり{(3)}」に同じ。「酒を―(と)やめる」「余震が―(と)やむ」
(4)よく合っていて,いかにも似つかわしいさま。ふさわしいさま。「体に―した背広」「息子に―の嫁」
■二■ (形動)
{■一■(4)}に同じ。「注文に―な洋服」

ぴったり

ぴったり
〜合う fit <one> very well;fit <one> to a T;→英和
be perfectly correct (計算などが).

ぴっちり

ぴっちり [3] (副)スル
すき間なく合っているさま。ぴちっと。「―(と)ふたをする」「―(と)した洋服」

ぴゅう

ぴゅう
〜と吹く[風が]hiss;→英和
whistle.→英和
〜と飛ぶ whiz <through the air> .

ぴゅう

ぴゅう [1] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)風が勢いよく吹き通る音を表す語。「風が―と吹き抜ける」
(2)投石・弾丸などが鋭く風をきる音を表す語。「矢が―と顔をかすめる」
(3)笛などを吹く音を表す語。「―と指笛をならす」
(4)水などが勢いよく噴き出るさま。「水鉄砲で―ととばす」
→ぴゅうぴゅう

ぴゅうぴゅう

ぴゅうぴゅう [1] (副)
(「と」を伴っても用いる)
(1)風が鋭く吹きすさぶ音を表す語。「冷たい風が―(と)吹きつける」
(2)投石・弾丸などが数多く飛ぶ音を表す語。「デモ隊の投げる石が―(と)飛んできた」

ぴょいと

ぴょいと [0][1] (副)
身軽に動くさま。ひょいと。「―またぐ」

ぴょう

ぴょう ペウ 【票】 (接尾)
「ひょう(票)」に同じ。「一〇―の差」

ぴょう

ぴょう ペウ 【俵】 (接尾)
「ひょう(俵)」に同じ。「一―の米」

ぴょこぴょこ

ぴょこぴょこ [1] (副)
(「と」を伴っても用いる)
(1)「ひょこひょこ{(1)}」に同じ。「浮きが―(と)動く」
(2)しきりに頭を下げるさま。ぺこぺこ。「―(と)おじぎをする」
(3)次々に続いて現れるさま。「―(と)顔を出す」

ぴょこん

ぴょこん
〜とお辞儀する bob one's head <to> .

ぴょこん

ぴょこん [2] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)急に動作をするさま。ひょこり。「―と頭を下げる」
(2)そこだけが突き出ているさま。「―と出っぱっている」

ぴょんと

ぴょんと [1] (副)
身軽に飛びはねるさま。「―飛び乗る」

ぴょんぴょん

ぴょんぴょん [1] (副)
繰り返し身軽にはねるさま。「ウサギが―(と)はねる」

ぴょんぴょん

ぴょんぴょん
〜跳ねる hop;→英和
skip;→英和
jump.→英和

ぴよぴよ

ぴよぴよ
〜鳴く cheep.→英和

ぴよぴよ

ぴよぴよ [1] (副)
ひな鳥などの鳴き声を表す語。

ぴらぴら

ぴらぴら
■一■ [1] (副)スル
(「と」を伴っても用いる)布・紙などが風に吹かれてゆれ動くさま。「紙ふぶきが―(と)降る」「髪に―したものを飾る」
■二■ [0] (名)
(1)若い女。「其―が段々近くなると思ひねえ/滑稽本・和合人」
(2)「ぴらぴら簪(カンザシ)」の略。

ぴらぴらかんざし

ぴらぴらかんざし [5] 【ぴらぴら簪】
花簪の一種。先端に鳥・蝶・鈴などの小さな装飾をつるしたもの。さした人の動きにつれてぴらぴらと動く。

ぴらぴら簪

ぴらぴらかんざし [5] 【ぴらぴら簪】
花簪の一種。先端に鳥・蝶・鈴などの小さな装飾をつるしたもの。さした人の動きにつれてぴらぴらと動く。

ぴりっと

ぴりっと [2] (副)スル
(1)紙や布などが勢いよくさける高い音を表す語。「ノートを―さいてメモにする」
(2)辛み・電撃などの刺激を受けてしびれを感じるさま。「―辛い」「―静電気がくる」「―肌をさす寒さ」
(3)態度などが毅然としているさま。「―したところがない男」

ぴりっと

ぴりっと
〜辛い〔動〕be hot;→英和
bite;→英和
〔形〕hot;biting.

ぴりぴり

ぴりぴり [1] (副)スル
(「と」を伴っても用いる)
(1)薄い紙や布を裂く音やさまを表す語。「包み紙を―(と)破る」
(2)小さな笛などを鳴らしたときの高い音を表す語。「合図の笛が―(と)鳴る」
(3)皮膚に強い刺激を感じるさま。「びりびり」より弱い刺激にいう。「―(と)舌に感じる辛み」「熱い湯が―(と)肌を刺す」
(4)(小さな物が)細かく震え動くさま。「地震計の針が―(と)振れる」
(5)不安・恐怖などで神経が張りつめるさま。刺激に敏感に反応するさま。「事故多発に警察は―している」「―(と)神経をとがらせる」

ぴりぴり

ぴりぴり
〜する smart (傷が痛む).→英和
⇒ぴりっと.

ぴりり

ぴりり [2][3] (副)
(「と」を伴っても用いる)「ぴりっと」に同じ。「山椒は小粒でも―と辛い」

ぴんさつ

ぴんさつ [0] 【ぴん札】
俗に,ぴんとした新しい紙幣をいう。新札。

ぴんしゃん

ぴんしゃん [1] (副)スル
(1)年を取っても元気なさま。勢いよく活発にふるまうさま。「まだ―(と)している」
(2)腹を立てて乱暴にふるまうさま。「何と成と言うておやりなされませ,と―して,長門之介の傍をばた��と歩いて/歌舞伎・韓人漢文」

ぴんと

ぴんと [0] (副)スル
(1) [0][1]
まっすぐに強く張るさま。「糸を―張る」
(2) [0][1]
物が勢いよく,急にそり返ったり,はね上がったりするさま。「―そり返った髭(ヒゲ)」「耳を―立てる」「メーターの針が―はね上がる」
(3)錠などをかける音を表す語。「―錠をかける」
(4)すねてつんとするさま。「何を親父だてらと,―する/歌舞伎・韓人漢文」

ぴんと

ぴんと
〜弾(はじ)く flip <a thing> (off).→英和
〜張る stretch <a rope> tight;tighten.→英和
〜来る come home to one;ring a bell.→英和

ぴんと=∘来る

――∘来る
(1)直感でそれとすぐに感じとる。「すぐに―∘来た」
(2)自分の気持ちに訴えるものがある。「最近の音楽は―∘来ない」

ぴんとこ

ぴんとこ [0]
歌舞伎俳優の衣装の一。唐人に扮装するときに用いる,よだれ掛けに似た襟袈裟(エリケサ)。

ぴんぴん

ぴんぴん [1] (副)スル
(「と」を伴っても用いる)
(1)勢いよくはねるさま。「バケツの中でコイが―(と)はねている」
(2)元気よく活動するさま。「病気どころか―している」
(3)とり澄まして愛想のないさま。「殿様風で,―するやうな事があるかも知れない/福翁自伝(諭吉)」

ぴんぴん

ぴんぴん
〜している be very fine.

ぴん札

ぴんさつ [0] 【ぴん札】
俗に,ぴんとした新しい紙幣をいう。新札。

ふ [1] 【賻】
死者をとむらうために贈る金品。賻物。

ふ [0] 【斑】
ぶち。まだら。「白地に黒い―のある猫」

ふ [1] 【府】
(1)都・道・県と並ぶ地方公共団体の一。大阪・京都の二府。
→都道府県
→府県制
(2)廃藩置県時に東京・大阪・京都それぞれに付された行政名。
(3)物事の集まり行われる所。「学問の―」
(4)役人が事務を執る所。近衛府・大宰府など。役所。
(5)中国の行政区画の一。唐から清まで置かれ,一般に県より上位にあった。

ふ 【綜】 (動ハ下二)
⇒へる

ふ 【経】 (動ハ下二)
⇒へる

ふ [1] 【布】
(1)ぬの。
(2)布銭(フセン)。

ふ 【干】 (動ハ上二)
〔上代語〕
「ひる(干)」に同じ。「潮〈ひ〉なばまたも我来む/万葉 3710」
〔中古以降は上一段活用。「干(ホ)す」に対する自動詞〕

ふ [0] 【譜】
(1)音楽の曲節を符号で表したもの。楽譜。曲譜。「―を読む」
(2)「棋譜(キフ)」の略。
(3)系統だてて書き表したもの。系譜・系図の類。

ふ [1] 【賦】
(1)「詩経」の六義(リクギ)の一。漢詩の表現・修辞による分類の一つで,比喩によらず,心に感じたことや事物を直叙したもの。
(2)漢文の韻文体の一。「離騒」「楚辞」およびその流れをくむもの。漢代に盛行し,四六駢儷体(シロクベンレイタイ)を生む母体となった。対句を多く含み,句末は韻を踏む。
(3)詩。韻文。「早春の―」

ふ [0] 【歩】
〔「歩兵(フヒヨウ)」の略。雑兵の意〕
将棋の駒の一。前に一つずつしか進めない。成ったものを「と金」という。

ふ【歩(をつく)】
(advance) a pawn (チェスの).→英和

ふ [1] 【符】
(1)律令制で,上級官司が直属官司に発した公文書。また,その形式。太政官符・省符・大宰府符・国符など。
→解(ゲ)
(2)護符。また,護摩札(ゴマフダ)。おふだ。まもりふだ。
(3)符節(フセツ)。割符(ワリフ)。「―を合わす」
(4)めぐり合わせ。運。「サテモ我ワ―ノ悪イモノカナ/天草本伊曾保」

ふ [1] 【婦】
(1)結婚している女性。「純は出でて馬場氏の―となつた/渋江抽斎(鴎外)」
(2)婦人。女性。

ふ [1] 【負】
(1)〔数〕 ある数が零より小さいこと。マイナス。
(2)イオン・帯電体などの電荷がマイナスであること。マイナス。陰。
⇔正

ふ [1] 【傅】
(1)かしずくこと。お守り役。
(2)皇太子の輔佐・補導をする役。東宮傅(トウグウノフ)。「―には小松内大臣/平家 3」

ふ 【不】 (接頭)
名詞に付いて,それを打ち消し,否定する意を表す。
(1)「…でない」「…しない」の意を添える。「―経済」「―必要」「―行き届き」
(2)「…が悪い」「…がよくない」の意を添える。「―身持ち」「―出来」「―成績」

ふ 【生】
草木が生い茂っている所。「園生(ソノフ)」「芝生(シバフ)」など,名詞の下に付けて複合語として多く用いられる。「かしの―に横臼(ヨクス)をつくり/古事記(中)」「桜麻(サクラアサ)の麻(ヲ)―の下草/万葉 3049」

ふ 【封】
(1)封戸(フコ)。食封(ジキフ)。「千戸の御―をえさせたまへば/大鏡(道長)」
(2)封印。ふう。「―ヲツクル/日葡」

ふ [0] 【麩】
(1)小麦粉のタンパク質(グルテン)を練り固めた食品。生麩(ナマフ)と焼き麩がある。
(2)小麦の粗い皮。ふすま。

ふ 【節・編】
垣や薦(コモ)などの編み目・結い目。ふし。「大君のみこの柴垣八―じまり/古事記(下)」

ふ [1] 【訃】
人の死んだ知らせ。訃報。「師の―を聞く」

ふ (接尾)
〔活用および接続のしかたは助動詞「ふ」に同じ〕
上代の反復・継続の助動詞「ふ」が,中古以降,特定の少数の動詞に形式的に付くだけとなり,接尾語化したもの。反復・継続などの特徴的な意味も失われている。「語らふ」「住まふ」「呼ばふ」「移ろふ」など。
〔(1)現代語でも,「住まう」「語らう」などの「う」にその痕跡を残している。(2)「ふ」は四段活用の未然形に接続するが,「けがらふ(汚らふ)」のように,下二段活用の動詞「けがる」に付いたものもある。「けがらひたる人とて,たちながらおひ帰しつ/源氏(手習)」〕
→ふ(助動)


(1)五十音図ハ行第三段の仮名。両唇摩擦音の無声子音と後舌の狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「ふ」は「不」の草体。片仮名「フ」は「不」の初二画。
〔(1)「ふ」の頭子音は,奈良時代以前には両唇破裂音であったかといわれる。(2)「ふ」は,平安時代半ば以後,語中語尾では一般にウと発音されるようになった。これらは,歴史的仮名遣いでは「ふ」と書くが,現代仮名遣いではすべて「う」と書く〕

ふ (助動)(は・ひ・ふ・ふ・へ・へ)
〔上代語〕
反復・継続の助動詞。四段活用動詞の未然形に接続する。
(1)動作が反復して行われる意を表す。しきりに…する。繰り返し…する。「三輪山を然も隠すか雲だにも心あらなも隠さ〈ふ〉べしや/万葉 18」「もみぢ葉の散ら〈ふ〉山辺ゆ漕ぐ舟のにほひにめでて出でて来にけり/万葉 3704」
(2)動作が継続して行われる意を表す。ずっと…している。…し続ける。「百伝ふ角鹿(ツヌガ)の蟹横去ら〈ふ〉いづくにいたる/古事記(中)」「天離(アマザカ)る鄙(ヒナ)に五年住ま〈ひ〉つつ都のてぶり忘らえにけり/万葉 880」
〔(1)「うつろふ(移ろふ)」「すすろふ(啜ろふ)」「ほころふ(誇ろふ)」「まつろふ(奉ろふ)」など,動詞の語尾がオ列音に変わっているものもある。(2)「ながらふ(流らふ)」「つたふ(伝たふ)」「よそふ(寄そふ)」など,下二段活用「流る」「伝(ツ)つ」「寄す」に「ふ」が付く場合がある。ただし,これらの「ふ」は下二段型活用である。「天地の遠き初めよ世の中は常なきものと語り継ぎ流ら〈へ〉来れ/万葉 4160」「流ら〈ふる〉つま吹く風の寒き夜にわが背の君はひとりか寝らむ/万 59」(3)中古以降は,特定の少数の動詞に形式的に付くだけとなり,接尾語化してしまう〕
→ふ(接尾)

ふ【腑に落ちない】
[人が主語]cannot understand <a thing> .

ふ [0] 【腑】
(1)はらわた。臓腑。「胃の―」
(2)転じて,心。心の底。心根。「―抜け」「それほど我(オレ)は―の無い奴か/五重塔(露伴)」

ふ【負(の)】
《数》negative;→英和
minus.→英和

ふ【麩】
wheat-gluten bread.

ふ 【嚔】 (動ハ上二)
〔上代語〕
「ひる(嚔)」に同じ。「眉根掻き鼻〈ひ〉紐解け待てりやも/万葉 2808」
〔中古以降は上一段活用〕

ふ【譜】
music;→英和
a score (総譜).→英和

ふ [1] 【二】
に。ふたつ。数をかぞえる時に用いる。「ひ,―,み」

ふ【府】
a prefecture (行政区).→英和
〜の prefectural.⇒県.

ふ=が切れる

――が切・れる
けじめがつく。ふんぎりがつく。「鼈甲(ベツコウ)のふより買人の―・れず/柳多留拾遺」

ふ=が抜ける

――が抜・ける
意気地がなくなる。ふぬけになる。

ふ=に落ち∘ない

――に落ち∘ない
納得できない。合点がゆかない。

ふあん

ふあん【不安】
uneasiness;anxiety;→英和
unrest (動揺);→英和
uncertainty (不確実).→英和
〜な uneasy;→英和
anxious;→英和
uncertain.→英和
〜に思う feel[be]uneasy <about> ;feel[be]anxious <about> .

ふあん

ふあん [0] 【不安】 (名・形動)[文]ナリ
(1)気がかりなこと。心配なこと。これから起こる事態に対する恐れから,気持ちが落ち着かないこと。また,そのさま。「―がつのる」「―な一夜を過ごす」
(2)〔哲〕
〔(ドイツ) Angst〕
人間存在の根底にある虚無からくる危機的気分。原因や対象がわからない点で恐れと異なる。実存主義など現代哲学の主要概念。
(3)〔心〕 漠とした恐れの感情。動悸(ドウキ)・発汗などの身体的徴候を伴うことが多い。
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)

ふあんかん

ふあんかん [2] 【不安感】
不安な感じ。「―を抱く」

ふあんしん

ふあんしん [2] 【不安心】 (名・形動)[文]ナリ
「不安」に同じ。「留守が誠に―でね/新世帯(秋声)」

ふあんしんけいしょう

ふあんしんけいしょう [0][6] 【不安神経症】
慢性的な不安感や急激な不安発作などを主症状とする神経症。不安発作では動悸・発汗・呼吸困難などを伴う。

ふあんてい

ふあんてい [2] 【不安定】 (名・形動)[文]ナリ
落ち着かないこと。安定しないこと。また,そのさま。
⇔安定
「―な政情」「―な身分」「足場が―だ」「天候が―だ」
[派生] ――さ(名)

ふあんてい

ふあんてい【不安定】
instability;→英和
insecurity;unrest.→英和
〜な unstable;→英和
insecure;→英和
unsettled.→英和
⇒不安.

ふあんていきんこう

ふあんていきんこう [6] 【不安定均衡】
経済で,均衡の状態にはあるが,何らかの理由でそれが崩れたとき,元の均衡に戻る復元力はなく,発散してしまう場合をいう。

ふあんていせん

ふあんていせん [0] 【不安定線】
対流活動が活発に行われ,不安定な天気を伴う帯状の部分。主に,寒冷前線の前面の暖気団内に発生する。

ふあんていのつりあい

ふあんていのつりあい 【不安定の釣(り)合い】
力学的な釣り合いのうち,その状態からわずかにはずれると,ますますその状態からはずれるような力が働いて他の釣り合い状態に移行してしまうような釣り合い。

ふあんない

ふあんない【不案内である】
know nothing <about a thing> ;be a stranger <here> .→英和

ふあんない

ふあんない [2] 【不案内】 (名・形動)[文]ナリ
知識や心得がなくて,様子や事情がわからない・こと(さま)。「―の土地」「事情に―な人」「クラシック音楽はまるで―でして」

ふあんのぶんがく

ふあんのぶんがく 【不安の文学】
昭和初期,軍国主義の登場を背景に生じた,知識人の近代合理主義への懐疑と動揺,また,無力感に根ざした文学上の傾向。シェストフの「悲劇の哲学」の影響の下,三木清や小林秀雄の評論などで論議された。

ふい

ふい [1]
無駄になること。むなしい結果に終わること。「またとない機会を―にする」「今までの努力が―になる」

ふい

ふい [1] 【巫医】
巫女(ミコ)と医者。また,医者。

ふい

ふい [0] 【不意】 (名・形動)[文]ナリ
思いがけない・こと(さま)。だしぬけ。突然。「―の来訪」「―に襲われる」

ふい

ふい [1] 【布衣】
〔昔,中国で庶民は布(フ)(絹以外の織物)を身につけたことから〕
官位のない人。庶民。ほい。「―より天下取り給ふ程の大功をば遂げ給ひき/仮名草子・浮世物語」
→ほい(布衣)

ふい

ふい【不意の(に)】
sudden(ly);→英和
unexpected(ly).→英和

ふい

ふい
〜にする waste.→英和
〜になる be wasted;come to nothing.

ふい

ふい [1] 【怖畏】
おそれおののくこと。畏怖。「鬼魅の―をのがるといふとも,水波の漂難さりがたし/平家 10」

ふい=の交わり

――の交わり
〔史記(藺相如伝)〕
地位・身分や貧富の違いを問題にしない交際。また,貧賤な者どうしの交際。

ふい=を衝(ツ)く

――を衝(ツ)・く
相手の予期していないことを行う。不意を討つ。「敵の―・く」「―・かれる」

ふい=を討つ

――を討・つ
「不意をつく」に同じ。

ふい=を食う

――を食・う
思いがけない目にあう。不意打ちを食う。

ふいうち

ふいうち【不意打ち】
a surprise (attack).→英和
不意打ちをくわす take <a person> by surprise;make a surprise attack <on> .

ふいうち

ふいうち [0] 【不意打ち】
不意に相手に襲いかかること。だしぬけに相手の予期しないことを行うこと。「―を食らう」「―を食う」

ふいく

ふいく [0] 【不育】
習慣性流産や早産などのため,妊娠はするが胎児を育てきれない状態。
→不妊症

ふいく

ふいく [0] 【扶育】 (名)スル
育てること。たすけ育てること。

ふいく

ふいく [0] 【覆育】 (名)スル
天地が万物をおおい育てること。ふくいく。

ふいく

ふいく [1][0] 【傅育】 (名)スル
かしずいて守り育てること。「幼君を―する」「老臣が若君の―にあたる」

ふいご

ふいご【鞴】
(a pair of) bellows.→英和

ふいご

ふいご [0] 【鞴・吹子】
〔「ふきがわ(吹革)」から転じた「ふいごう」の転〕
金属の精錬・加工に用いる火をおこすための送風器。獣皮を縫い合わせた革袋などに始まり,次第に改良された。気密性の箱の中のピストンを往復させて風を送り出すもの,風琴に似た構造をもつものなどがある。足で踏む大型のものは踏鞴(タタラ)と呼ばれる。ふき。ふきがわ。

ふいごう

ふいごう 【鞴】
「ふいご(鞴)」に同じ。「其のひびき―吹くがごとくなり/浄瑠璃・国性爺合戦」

ふいごまつり

ふいごまつり [4] 【鞴祭(り)】
鞴を用いる鍛冶(カジ)屋や鋳物師などが,陰暦一一月八日に,その守護神をまつる神事。たたらまつり。[季]冬。《沢山に―のおこし炭/李由》

ふいちょう

ふいちょう [0] 【吹聴】 (名)スル
〔「風聴」の転か〕
多くの人に言い広めること。言いふらすこと。「自分の手柄を―する」

ふいちょう

ふいちょう【吹聴する】
announce;→英和
make <a matter> known;trumpet;→英和
recommend (すいせん).→英和

ふいっち

ふいっち [2] 【不一致】
くいちがいがあること。そろわないこと。「言行―」「性格の―」

ふいっち

ふいっち【不一致】
disagreement;→英和
incompatibility.

ふいつ

ふいつ [1] 【不一・不乙】
■一■ (名)
手紙の末尾に書いて,気持ちを十分に書き尽くしていない意を表す語。不具。不悉(フシツ)。不尽。不宣。
■二■ (形動)[文]ナリ
同じでないさま。「詩画は―にして両様なりとの根本義を立てた/草枕(漱石)」

ふいと

ふいと [0][2] (副)
何の前触れもなく物事が起こるさま。突然。不意に。ふと。「何も言わず―出て行った」

ふいと

ふいと
⇒ふと.

ふいり

ふいり [0] 【斑入り】
地の色に他の色がまだらに混じっていること。植物では,クロロフィルの欠失や表皮細胞の変形などが原因となり,葉・茎・花などに生ずる。

ふいり

ふいり [0] 【不入り】
興行などで,客の入りが悪いこと。

ふいり

ふいり【不入りである】
[会・興行などが主語]be a failure.→英和

ふいん

ふいん [0] 【訃音】
人の死の知らせ。訃(フ)。訃報。ふおん。

ふいん

ふいん [0] 【父音】
「子音(シイン)」に同じ。

ふいん

ふいん [0] 【府尹】
(1)中国の官名の一。府の長官。府知事。
(2)日本統治時代の朝鮮で,各府に置かれ,道長官の指揮・監督の下に府の行政事務をつかさどった地方官。

ふう

ふう [1] 【風】
■一■ (名)
(1)ある範囲の土地や社会にみられる生活様式。ならわし。「婚家の―になじめない」「都会の悪しき―に染まる」
(2)性格的・精神的な傾向。「彼には生活を楽しむという―がある」「小成に安んずる―がある」
(3)方式。やり方。「どんな―に説得するか悩む」「私の発言をそんな―にとらないで下さい」
(4)様子。状態。ふり。「あんな―では,また,失敗する」「何気ない―を装う」「誠に―の悪さうな人体で/金色夜叉(紅葉)」
(5)世間の評判。「隣家(トナリ)近所へ―の悪い思ひをする/疑惑(秋江)」
(6)名詞の下に付いて,それに類する,その趣(オモムキ)がある,などの意を添える。「中国―の料理」「西洋―の建物」「勤め人―の男」「職人―」
(7)よくない気にあたって起こるとされる病気。風病。「越後の乳母,―いたみける頃/今鏡(御子たち)」
(8)「詩経」の六義(リクギ)の一。各地方の民謡をいう。
■二■ (形動ナリ)
趣のあるさま。しゃれているさま。「必ず女郎に―なる仕出しして見せて/浮世草子・禁短気」

ふう

ふう [1] 【二】
「ふ(二)」の長音化した語。に。ふたつ。「ひい,―,みい」

ふう

ふう [1] 【封】
(1)封筒・容器などが,開いたり,不法に開けられたりしないように閉じること。また,その閉じた部分。「缶に―をする」「手紙の―を切る」
(2)封じ目につけるしるし。「〆」「封」「緘」など。

ふう

ふう【封】
a seal.→英和
〜をする(切る) (un)seal <a letter> .

ふう

ふう [1] 【楓】
〔カエデ(楓)とは別種〕
マンサク科の落葉高木。原産地は中国。街路樹・公園樹などとする。葉は互生し,浅く三裂する。雌雄同株。春,花弁のない単性花をつけ,花後,2.5センチメートルほどの球形の集合果を結ぶ。樹脂は楓香脂(フウコウシ)と呼ばれ,薬用にする。オカツラ。漢名,風香樹。

ふう

ふう【風】
(1)[様子](an) appearance;→英和
a look.→英和
⇒振り(をする).
(2)[風習]customs;manners.(3)[傾向]a tendency.→英和
(4)[方法]a way;→英和
a manner.→英和
(5)[様式]a style;→英和
a fashion.→英和
こんな〜に (in) this way.アメリカ〜の American-style.えらそうな〜をする put on an air of importance.

ふう=を望む

――を望・む
畏敬の念をもって見る。おそれうやまう。「諸域の小邦も―・み威を恐れ/経国美談(竜渓)」

ふうあい

ふうあい [0] 【風合(い)】
織物の,触った感じや見た感じ。「シルクの―を持った布」

ふうあつ

ふうあつ【風圧】
wind pressure.

ふうあつ

ふうあつ [0] 【風圧】
風が物体に加える圧力。風に直角に向いた面では,空気の密度と風速の二乗に比例する。

ふうい

ふうい [1] 【諷意】
それとなくほのめかしている意味。

ふうい

ふうい [1] 【風位】
風向(フウコウ)。かざむき。

ふういん

ふういん [0] 【封印】 (名)スル
(1)その物の使用や開閉を禁ずるために,封じ目に印を押したり証紙を貼りつけること。また,その印や証紙。「遺言状に―する」
(2)〔法〕 公務員が,有体動産に対して,その現状の変更を禁止する処分として職印を押した標識を施すこと。また,その標識。

ふういん

ふういん [0] 【風韻】
すぐれた趣(オモムキ)。風趣。雅趣。「漸く人に―を生じて/文明論之概略(諭吉)」

ふういん

ふういん【封印】
a seal.→英和
〜する(を破る) (un)seal.

ふういんきり

ふういんきり 【封印切】
浄瑠璃「冥途の飛脚」の中巻,忠兵衛が梅川を身請けするために為替金の封印を切る場面の通称。

ふういんはきざい

ふういんはきざい 【封印破棄罪】
公務員の施した封印,差し押さえの標示を損壊し,またはその他の方法で標示を無効にする罪。

ふういんぼく

ふういんぼく [3] 【封印木】
古生代石炭紀に栄えた巨大な木本性シダ植物。茎は円柱状で,葉の落ちた跡が縦に並ぶ。石炭の主な原木の一。シギラリア。

ふうう

ふうう【風雨】
wind and rain;a storm.→英和
〜にさらされる be exposed to the weather.→英和

ふうう

ふうう [1] 【風雨】
風と雨。風まじりの雨。「―にさらされる」「―をついて出発する」

ふううん

ふううん【風雲急を告げる】
The situation is serious.

ふううん

ふううん [0] 【風雲】
(1)風と雲。また,自然。
(2)竜が風と雲に乗って天にのぼるように,英雄・豪傑が世に現れ出る好機。転じて,世の中が激しく動きそうな成り行き。「―に乗ずる」「―をまき起こす」

ふううん=急を告げる

――急を告・げる
情勢が不穏で,大変動が起こりそうな状態である。

ふううんじ

ふううんじ [3] 【風雲児】
事変に乗じて活躍する英雄。「一代の―」

ふううんのかい

ふううんのかい 【風雲の会】
英傑と英明な君主がめぐり合って時を得ること。

ふううんのこころざし

ふううんのこころざし [0] 【風雲の志】
機会を得て手柄を立て名をあげようとする気持ち。「―を抱く」

ふううんのじょう

ふううんのじょう 【風雲の情】
大自然の中へ漂泊の旅に出たいと思う心。

ふうえい

ふうえい [0] 【諷詠】 (名)スル
詩歌を詠んだり吟じたりすること。「花鳥―」

ふうえいほう

ふうえいほう 【風営法】
「風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律」の略称。清浄な風俗環境の保持および少年の健全育成に障害を及ぼす行為を防止するため,風俗営業・風俗関連営業について営業の許可・届け出,営業時間の制限,警察官の立ち入り等を定める。1948年(昭和23)「風俗営業取締法」として制定。84年大幅に改正され,現在の名称となった。

ふうえん

ふうえん [1][0] 【風炎】
⇒フェーン

ふうか

ふうか [0] 【風化】 (名)スル
(1)地表あるいは岩石が,気温・氷雪・空気・水などの物理的・化学的作用によって,次第に破壊されていくこと。また,その過程。
(2)「風解(フウカイ)」に同じ。
(3)ある出来事の生々しい記憶や印象が年月を経るに従い次第に薄れていくこと。「戦争体験が―する」
(4)徳によって人々を教化すること。「多望の幼弱子弟を―し/偽悪醜日本人(雪嶺)」

ふうか

ふうか [1] 【富家】
富裕な家。財産家。ふか。ふけ。

ふうか

ふうか【風化(作用)】
weathering.→英和
〜する weather.→英和

ふうか

ふうか [1] 【風火】
四大(シダイ)のうちの風と火。「臨終の折は,―まづ去る/栄花(鶴の林)」

ふうかい

ふうかい [0] 【諷戒】 (名)スル
遠回しにいましめること。それとなくさとすこと。「第二節の人を―せりとの意或は当らんか/獺祭書屋俳話(子規)」

ふうかい

ふうかい [0] 【風解】 (名)スル
結晶水をもつ結晶が空気中で徐々に水分子を失い粉末になる現象。風化。

ふうかい

ふうかい [0] 【風懐】
風流な気持ち。みやびやかな心。

ふうかく

ふうかく【風格】
[人格]character;→英和
personality;→英和
appearance.→英和

ふうかく

ふうかく [0] 【風格】
(1)その人の言動や態度に現れ出た品格。「王者の―がある」「―がにじみ出る」
(2)独特のあじわい。おもむき。「―のある字」

ふうかせっかい

ふうかせっかい [4] 【風化石灰】
生石灰が大気中の水を吸収して消石灰に変化すること。

ふうかん

ふうかん [0] 【諷諫】 (名)スル
遠回しにいさめること。「置土産に僕を―した/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」

ふうかん

ふうかん 【風寒】
風と寒さ。また,風が吹いて寒いこと。「―に犯され,鼻涕(ミズハナ)出づるよしを云ひて/近世畸人伝」

ふうかん

ふうかん [0] 【風鑑】
(1)物事を見分ける力。見識。
(2)人の性質を,姿・顔立ちなどからおしはかること。

ふうかん

ふうかん [0] 【封緘】 (名)スル
手紙などの封をすること。封。「―して投函する」

ふうかんし

ふうかんし [3] 【封緘紙】
貼って封をするための紙片。手紙・文書・包装などの封じ目に用いる。シール。

ふうかんはがき

ふうかんはがき [5] 【封緘葉書】
郵便書簡の旧称。

ふうが

ふうが【風雅な】
elegant;→英和
refined.

ふうが

ふうが [1] 【風雅】 (名・形動)[文]ナリ
(1)上品で優美な趣や味わいのあること。俗でなくみやびていること。また,そのさま。「―を解する」「―な住居」
(2)詩歌・文章の道。また,文芸・書画など芸術一般。「慈鎮和尚の―にも越えたり/太平記 1」
(3)蕉門で,俳諧。また,俳諧の本質。「詩歌連俳はともに―也/三冊子」
(4)「詩経」の六義(リクギ)のうち,風と雅。

ふうがい

ふうがい [0] 【風概・風槩】
(1)(すぐれた)人品。
(2)風光。

ふうがい

ふうがい [0] 【風害】
強風など風による被害。

ふうがしゅう

ふうがしゅう 【風雅集】
「風雅和歌集(フウガワカシユウ)」の略。

ふうがら

ふうがら [0] 【風柄】
(1)姿。風采(フウサイ)。
(2)人品。人柄。風格。

ふうがわかしゅう

ふうがわかしゅう 【風雅和歌集】
第一七番目の勅撰和歌集。二〇巻。光厳院撰。1349年頃成立。花園法皇の仮名序・真名序を有する。歌数約二二〇〇首。「玉葉和歌集」の風体を継承するが,明るさが影をひそめた点に時代の差がうかがえる。風雅集。

ふうがわり

ふうがわり【風変りな】
curious;→英和
odd;→英和
eccentric.→英和

ふうがわり

ふうがわり [3] 【風変(わ)り】 (名・形動)[文]ナリ
様子や性質などが普通と変わっている・こと(さま)。「―な建物」

ふうがん

ふうがん [1] 【風眼】
淋菌性の膿漏眼(ノウロウガン)のこと。

ふうき

ふうき [1] 【富貴】 (名・形動)[文]ナリ
財産があって,しかも身分の高い・こと(さま)。ふっき。ふき。「―な家に生まれる」「僕未だ一僕を供するの―ならず/花柳春話(純一郎)」

ふうき

ふうき【富貴】
riches and honors.

ふうき

ふうき【風紀】
<injure> public morals; <enforce> discipline.→英和
風紀紊乱(びんらん) corruption of public morals.

ふうき

ふうき [1] 【風紀】
日常生活のうえで守るべき道徳上の規律。特に,男女の交際についての規律や節度。「―が乱れる」「―を取り締まる」

ふうき

ふうき [1] 【風気】
(1)風。また,風の吹くこと。
(2)その土地の風土・気候。「湿然たるは―なり/史記抄 13」
(3)人々の風俗・気風。「―日に漓(ウス)く,人心古ならず/童子問」
(4)風邪(カゼ)。感冒。「―とて参内せられず/保元(上・古活字本)」
(5)腸内にたまったガス。

ふうき

ふうき [1] 【風鬼】
(1)風の神。
(2)〔仏〕 利欲・名誉・苦楽など,人の心を動揺させるものを風にたとえ,さらに人を惑わすことから鬼にたとえていう語。

ふうきぐさ

ふうきぐさ [3] 【富貴草】
牡丹(ボタン)の異名。

ふうきせんつう

ふうきせんつう [4] 【風気疝痛】
腸内にたまったガスが膨満して起こる腹部の疼痛(トウツウ)。風気疝。

ふうきょう

ふうきょう [0] 【風教】
(1)徳によって人々を教化すること。
(2)風習。習俗。「社会の―は愈よ封建制度に適して発達せり/日本開化小史(卯吉)」

ふうきょう

ふうきょう [0][1] 【風狂】 (名)スル
(1)気が狂っていること。狂人。
(2)風雅にひたりきること。「此の中,産を破りて―し,家を忘れて放蕩せるもあり/近世畸人伝」

ふうきょく

ふうきょく [0] 【風棘】
手足の指・中手骨・中足骨の結核性病変。骨が紡錘形にふくらんで刺すような痛みがある。現在ではほとんど見られない。

ふうきり

ふうきり【封切】
(a) release (映画).→英和
〜する release <a film> .‖封切館 a first-runner.

ふうきり

ふうきり [0] 【封切(り)】 (名)スル
(1)〔封を切る意から〕
物事のし始め。
(2)〔「ふうぎり」とも〕
新作または輸入した映画を,初めて上映して一般に見せること。

ふうきりかん

ふうきりかん [4] 【封切館】
封切りの映画を上映する映画館。
→二番館

ふうきん

ふうきん [0] 【風琴】
(1)オルガン。
(2)〔「手風琴」の略〕
アコーディオン。

ふうきんちょう

ふうきんちょう [0] 【風琴鳥】
スズメ目ホオジロ科フウキンチョウ亜科の鳥の総称。全長10〜30センチメートル。体形はスズメに似るが,鮮やかな配色の種が多い。約二〇〇種がアメリカ大陸に分布。

ふうぎ

ふうぎ [1][3] 【風儀】
(1)行儀作法。しつけ。「―の好ささうな家/渋江抽斎(鴎外)」
(2)ならわし。習慣。「此―は独り政府のみに限らず,商家にも学塾にも…行はれざる所なし/学問ノススメ(諭吉)」
(3)「風紀(フウキ)」に同じ。「女学生の―が甚(ヒドク)乱れたといふ/うづまき(敏)」

ふうぎょくしょう

ふうぎょくしょう 【馮玉祥】
〔姓は「ひょう」とも〕
(1880-1948) 中国の軍人。クリスチャン-ジェネラルと呼ばれた。西北軍閥の首領で,国民党にはいり蒋介石の北伐に協力。のち反蒋,抗日運動を展開したが,事故死。李徳全はその夫人。フォン=ユイシアン。

ふうけい

ふうけい【風景】
scenery;→英和
a landscape;→英和
a scene;→英和
a view (眺め).→英和
風景画 a landscape;→英和
a seascape (海の).→英和

ふうけい

ふうけい [1] 【風景】
〔「景」はひかりの意〕
(1)目の前にひろがるながめ。景色。「田園―」「窓からの―がすばらしい」
(2)その場のようす。情景。「練習―」「ほほえましい―」

ふうけい

ふうけい [0] 【風系】
大気の流れが継続して組織的な流れになっているもの。貿易風など。

ふうけいが

ふうけいが [0] 【風景画】
自然の風景を描いた絵画。

ふうけつ

ふうけつ [0] 【風穴】
溶岩トンネルや石灰洞などの称。夏期には内部の温度が外気より低いために,冷気が吹き出すように感ずる穴。

ふうげつ

ふうげつ [1] 【風月】
〔古くは「ふげつ」〕
(1)風と月。自然界の風物。「花鳥―」
(2)自然に親しみ,風流を楽しむこと。「―を友とする」
(3)自然と交わり,詩歌を作ること。また,その才能。「惟継中納言は―の才に富める人なり/徒然 86」

ふうげつ

ふうげつ【風月を楽しむ】
enjoy nature.

ふうげつ=を友と∘する

――を友と∘する
自然に親しみ,風流な生活をする。

ふうげん

ふうげん [0] 【諷言】 (名)スル
遠回しにいましめること。「僕常に君に―すれども/花柳春話(純一郎)」

ふうこ

ふうこ 【風虎】
⇒内藤(ナイトウ)風虎

ふうこう

ふうこう【風光】
⇒風景.

ふうこう

ふうこう [0] 【風候】
(1)風の吹き具合。
(2)気候。

ふうこう

ふうこう [0] 【風向】
風の吹いてくる方向。風位。かざむき。

ふうこう

ふうこう [0][1] 【風光】
自然の美しいながめ。景色。

ふうこうけい

ふうこうけい [0] 【風向計】
風向を測定する器械。普通,垂直軸に自由に回転する矢羽根を直角にとりつけたものを用いる。風見。風信器。

ふうこうふうそくけい

ふうこうふうそくけい [0] 【風向風速計】
風向計の矢羽根に風車をとりつけ,風向とともに風速をも測定できるようにした器械。

ふうこうめいび

ふうこうめいび [5] 【風光明媚】 (名・形動)[文]ナリ
自然のながめが清らかで美しい・こと(さま)。「―な土地」

ふうこくしょう

ふうこくしょう 【馮国璋】
〔姓は「ひょう」とも〕
(1857-1919) 中国の軍人・政治家。袁世凱(エンセイガイ)と結び,直隷派の首領となり安徽(アンキ)派と対立。1917年中華民国大総統代行。ファン=クオチャン。

ふうこつ

ふうこつ [0] 【風骨】
(1)姿や様子。風采。
(2)詩歌などの,歌風とその精神。「遂に杜律の―をさぐり/日本開化小史(卯吉)」

ふうさ

ふうさ [0] 【封鎖】 (名)スル
(1)とじて出入りまたは出し入れさせないこと。「道路を―する」「経済―」
(2)〔法〕 敵国または法的に重大な違反を行なった国の船舶に対し,領海内への出入りを海軍力によって遮断すること。海上封鎖。

ふうさ

ふうさ【封鎖】
a blockade.→英和
〜する blockade;block up.〜を解く(破る) lift (break) the blockade.

ふうさい

ふうさい [0] 【風災】
(1)強風による災害。
(2)〔仏〕 大三災の一。第三禅天までが強風で破壊される災害。
→三災(2)

ふうさい

ふうさい [0] 【風采】
外部から見た,人の容姿や身なりなどの様子。「―が上がらない」

ふうさい

ふうさい【風采】
one's (personal) appearance.〜のあがらない plain-looking.〜のりっぱな handsome;→英和
well-dressed (立派な服装の).

ふうさい

ふうさい [0] 【覆載】
〔「ふう」は漢音〕
(1)天が万物をおおい,地が万物をのせること。また,天地や君主の恩恵のたとえ。
(2)転じて,天と地。宇宙。乾坤(ケンコン)。

ふうさけいざい

ふうさけいざい [4] 【封鎖経済】
一国の経済を,外国との貿易や資本移動を考慮に入れずにとらえたもの。
⇔開放経済

ふうさじんこう

ふうさじんこう [4] 【封鎖人口】
出生と死亡のみを考慮して推計した地域人口。流入・流出の影響を計るために用いられる。

ふうさたいけい

ふうさたいけい [4] 【封鎖体系】
経済理論の上で,外国との取引がないものと仮定して国民経済の活動をとらえること。
⇔開放体系

ふうさつ

ふうさつ【封殺】
《野》a force-out.〜する force out.

ふうさつ

ふうさつ [0] 【封殺】 (名)スル
(1)相手の動きを封じること。「敵の動きを―する」
(2)野球で,フォース-アウト。

ふうさよきん

ふうさよきん [4] 【封鎖預金】
金融機関に預けられている預貯金のうち,法令などにより引き出しが禁止されたもの。
→金融緊急措置令

ふうさん

ふうさん [0] 【楓蚕】
⇒てぐすが(天蚕蛾)

ふうさんろしゅく

ふうさんろしゅく [5] 【風餐露宿】
〔陸游(壮子吟)〕
風にさらされ露にぬれて野宿すること。

ふうし

ふうし【風刺】
(a) satire;→英和
(a) sarcasm;→英和
(an) irony.→英和
〜する satirize;allude <to> .→英和
〜の satiric(al);sarcastic;ironical.‖風刺(文学)家 a satirist.風刺文学 a satire.

ふうし

ふうし [1] 【風姿】
(1)すがた。容姿。風采。
(2)詩歌・俳諧で,趣のある表現。また,その趣。「句体―あり/去来抄」

ふうし

ふうし [1] 【夫子】
(1)賢者・師などを敬っていう語。先生。「村―」
(2)孔子の尊称。
(3)あなた・あの方などの意で,その当人をさす語。「僕の事を丸行灯だといつたが,―自身は偉大な暗闇(クラヤミ)だ/三四郎(漱石)」

ふうし

ふうし [1] 【風師】
風の神。風神。風伯。

ふうし

ふうし [0] 【風刺・諷刺】 (名)スル
他のことにかこつけるなどして,社会や人物のあり方を批判的・嘲笑的に言い表すこと。「世相を―する」

ふうしかでん

ふうしかでん フウシクワデン 【風姿花伝】
能楽論書。世阿弥の最初の著書。応永年間(1394-1428)に成立。父観阿弥の口述した能楽論を中心に,世阿弥自身の思想を展開したもの。能の修業・演出など幅広い内容を含む。年来稽古条々・物学(モノマネ)条々・問答条々・神儀・奥義・花修・別紙口伝の七編より成る。花伝書。

ふうしが

ふうしが [0] 【諷刺画】
社会や人物を風刺した絵画。誇張をまじえつつ冷笑的に描かれることが多い。カリカチュア・戯画などがある。

ふうしつ

ふうしつ [0] 【風疾】
漢方で,中風をいう語。

ふうしつ

ふうしつ [0] 【風湿】
漢方で,リューマチ・痛風などをいう語。風毒。

ふうしゃ

ふうしゃ【風車】
a windmill.→英和

ふうしゃ

ふうしゃ [1][0] 【風車】
羽根車を風を受けて回転させ,動力を得る装置。かざぐるま。「―小屋」

ふうしゃごやだより

ふうしゃごやだより 【風車小屋便り】
〔原題 (フランス) Les Lettres de mon moulin〕
ドーデの短編集。1866年作。故郷南フランスの明るい自然と素朴な人々を,詩情とユーモアをまじえて描く。「アルルの女」が名高い。

ふうしゅ

ふうしゅ [1] 【風趣】
そのものから感じられるおもむき・味わい。「―に富む庭園」

ふうしゅう

ふうしゅう【風習】
manners;customs.

ふうしゅう

ふうしゅう [0] 【風習】
その地方や国で,人々が長年にわたって伝えてきた生活や行事のならわし。しきたり。風俗習慣。「珍しい―のある地方」

ふうしょ

ふうしょ [0] 【封書】
封をした手紙。封状。

ふうしょ

ふうしょ【封書】
a (sealed) letter.

ふうしょう

ふうしょう [0] 【風尚】
(1)気高いありさま。
(2)人々の好み。好尚。「時代の―にも,社会の状態にも頓着しない/百物語(鴎外)」

ふうしょう

ふうしょう [0] 【諷誦】 (名)スル
⇒ふうじゅ(諷誦)

ふうしょうけい

ふうしょうけい [0] 【風衝形】
樹木が風の強い場所に生育したために変形した形。

ふうしょく

ふうしょく [0] 【風色】
けしき。ながめ。また,ありさま。風光。「一帯の沿岸,―すべて佳なり/ふところ日記(眉山)」

ふうしょく

ふうしょく [0] 【風食・風蝕】 (名)スル
風による浸食作用。風が地表の砂や土を吹き飛ばしたり,その砂や土が岩石をすりへらしたりする作用。

ふうしん

ふうしん【風疹】
《医》rubella.→英和

ふうしん

ふうしん [0] 【風疹】
風疹ウイルスの感染により起こる急性伝染病。症状は軽症の麻疹(ハシカ)に似る。発熱と前後して発疹が現れ,二,三日で治る。妊娠早期に罹患(リカン)すると奇形児の生まれる確率が高い。三日ばしか。

ふうしん

ふうしん [0] 【風信】
(1)風の様子。かざむき。「伊豆の島々に,十年の春秋を送りしかば,渡海の―自然にくはし/読本・弓張月(続)」
(2)かぜのたより。うわさ。

ふうしんき

ふうしんき [3] 【風信器】
「風向計」に同じ。

ふうしんし

ふうしんし [3] 【風信子】
ヒヤシンスの異名。[季]春。

ふうしんしこう

ふうしんしこう [5] 【風信子鉱】
ジルコンのこと。

ふうしんじょう

ふうしんじょう 【風信帖】
〔第一通の初めに「風信雲書」とあるところからの名〕
空海から最澄にあてた書状三通を集めたもの。日本人の筆蹟中第一等と評価される。国宝。

ふうじ

ふうじ [0] 【封じ】
封ずること。おさえつけて,活動できないようにすること。多く,他の語と複合して用いられる。「口―」「虫―」

ふうじ

ふうじ [1] 【諷示】 (名)スル
〔「ふうし」とも〕
遠まわしに暗示すること。ほのめかすこと。「政夫の事を思ふて居ても到底駄目であると遠廻しに―して居た/野菊之墓(左千夫)」

ふうじ

ふうじ [1] 【封事】
密封して直接君主に差し出す意見書。「各(オノオノ)―を上(タテマツ)つて,以て得失を陳ぶ/続紀(天平宝字三)」

ふうじけん

ふうじけん [3] 【風字硯】
古代に用いられた硯(スズリ)の一種。手前の縁がなく,「几」の字の形をしているもの。

ふうじこむ

ふうじこむ【封じ込む】
confine;→英和
enclose.→英和
封じ込め政策 a containment policy.

ふうじこめ

ふうじこめ [0] 【封じ込め】
封じ込めること。「―作戦」

ふうじこめせいさく

ふうじこめせいさく [6] 【封じ込め政策】
〔containment policy〕
1949〜52年にアメリカがとった対ソ政策。自由主義諸国の団結により,共産主義勢力を既存勢力範囲に封じ込めておこうとしたもの。

ふうじこめる

ふうじこ・める [5] 【封じ込める】 (動マ下一)[文]マ下二 ふうじこ・む
(1)中に封じる。とじこめて外に出られないようにする。「岩屋に―・める」「悪霊を―・める」
(2)相手の活動・行動などをおさえこむ。「民衆の声を―・める」

ふうじて

ふうじて [0][3] 【封じ手】
(1)将棋・囲碁などの対局で,勝負がさしかけや打ちかけになる時,その日の最後になる手を打たずに紙に書き,再開時まで封をしておくこと。また,その手。
(2)武術などで,禁じられている技。禁手。

ふうじぶくろ

ふうじぶくろ [4] 【封じ袋】
封筒のこと。

ふうじぶみ

ふうじぶみ [3][0] 【封じ書・封じ文】
封をした手紙。封書。

ふうじめ

ふうじめ [0][4] 【封じ目】
封をした所。

ふうじめ

ふうじめ [0] 【封締め】
封書の封じ目に書く「〆」のしるし。

ふうじゃ

ふうじゃ [1][0] 【風邪】
かぜ。感冒。

ふうじゅ

ふうじゅ [1] 【楓樹】
(1)楓(フウ)の木。
(2)カエデの木。

ふうじゅ

ふうじゅ [1] 【諷誦】 (名)スル
声を出して読むこと。特に,経文などを読むこと。ふうしょう。ふじゅ。

ふうじゅ

ふうじゅ [1] 【風樹】
(1)風に吹かれてそよぐ木。風木。
(2)死んでしまった親への思い。「―駐(トド)め叵(ガタ)し/性霊集」

ふうじゅ=の嘆(タン)

――の嘆(タン)
〔韓詩外伝「樹欲�静而風不�止,子欲�養而親不�待也」〕
親に孝養をつくそうと思うときにはすでに親が死んでしまっていて,孝行をつくすことができないという嘆き。風木の嘆。

ふうじょう

ふうじょう [0] 【封状】
封をした手紙。封書。

ふうじょう

ふうじょう [0] 【風情】
ありさま。おもむき。ふぜい。

ふうじる

ふうじる【封じる】
seal <a letter,a person's lips> ;→英和
enclose <a picture> ;→英和
blockade <a harbor> ;→英和
《野》throttle <the bats> .→英和

ふうじる

ふう・じる [0][3] 【封じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「封ずる」の上一段化〕
「封ずる」に同じ。「退路を―・じる」

ふうじん

ふうじん [0] 【風塵】
(1)風に吹かれて舞い上がる砂やほこり。
(2)俗世間の雑事。わずらわしい俗事。「―を避けて隠棲する」
(3)きわめて軽いもののたとえ。「命を―よりも軽くして防ぎ戦ひける程に/太平記 17」
(4)戦乱。兵乱。

ふうじん

ふうじん [0] 【風神】
(1)風をつかさどる神。一般に裸形で風袋をかつぎ天空を駆ける姿にかたどる。風の神。風伯。
(2)風格。「―高邁」

ふうじん

ふうじん [0] 【風人】
風流を好む人。風流人。

ふうす

ふうす [1] 【副寺・副司】
〔唐音〕
禅宗で六知事の一。金銭・穀物などの出入りをつかさどる役僧。

ふうすい

ふうすい [0] 【風水】
(1)風と水。
(2)その土地の地勢や水勢を占って,住居や墓地としてよいかどうかを定めるもの。

ふうすいがい

ふうすいがい [3] 【風水害】
大風・大水による災害。

ふうすいがい

ふうすいがい【風水害】
damage from storm and flood.

ふうする

ふう・する [3] 【諷する】 (動サ変)[文]サ変 ふう・す
遠回しに批判する。風刺する。「世相を漫画で―・する」「君を諫(イサム)るにも世を―・するにも/福翁百話(諭吉)」

ふうずる

ふう・ずる [0][3] 【封ずる】 (動サ変)[文]サ変 ふう・ず
(1)封じ目や出入り口をふさぐ。封をする。「密書を―・じて使者に託す」「港を―・ずる」
(2)人を制して自由に動けないようにする。「口を―・ずる」「利き手を―・ずる」「批判の声を―・ずる」
(3)神仏の力によって,物の怪(ケ)などを閉じ込めたりおさえつけたりする。「心に竜の声とどむる符を作りてこれを―・じてけり/十訓 10」
(4)禁止する。「承はればお宿への使ひは―・じてあるとやら/歌舞伎・天衣紛」

ふうせい

ふうせい [0] 【風声】
(1)風の音。
(2)風のたより。うわさ。

ふうせい

ふうせい [0] 【風勢】
風の勢い。風力。

ふうせい

ふうせい [0] 【風成】
風の作用によって生成するの意。

ふうせいかいりゅう

ふうせいかいりゅう [5] 【風成海流】
⇒吹送流(スイソウリユウ)

ふうせいかくれい

ふうせいかくれい [0] 【風声鶴唳】
〔風の音や鶴の鳴き声を聞いた敗残兵が敵兵かと思い驚き恐れたという「晋書(謝玄伝)」の故事から〕
おじけづいた人が,わずかのことにも恐れおののくことのたとえ。

ふうせいがん

ふうせいがん [3] 【風成岩】
風の作用で運搬され堆積してできた岩石。中国の黄土や関東地方に広く分布する大部分のローム層などはこの例。

ふうせいそう

ふうせいそう [3] 【風成層】
風成岩からなる地層。

ふうせいど

ふうせいど [3] 【風成土】
風によって運搬され堆積した運積土。砂丘土・砂漠土などがこれに属する。風積土。

ふうせいへいや

ふうせいへいや [5] 【風成平野】
風の運搬・堆積作用によって形成された砂丘やレスにおおわれた平野。

ふうせきど

ふうせきど [4][3] 【風積土】
⇒風成土(フウセイド)

ふうせつ

ふうせつ [0] 【風雪】
(1)風と雪。
(2)風とともに降る雪。吹雪。
(3)きびしい試練や苦難のたとえ。「―に耐える」

ふうせつ

ふうせつ【風説】
a rumor.→英和

ふうせつ

ふうせつ [0] 【風説】 (名)スル
〔「ふうぜつ」とも〕
世間でとりざたすること。また,そのうわさ。風評。「―に迷わされる」「人の―する所に因(ヨ)れば/当世書生気質(逍遥)」

ふうせつ

ふうせつ【風雪(を冒して)】
(against) a snowstorm;→英和
(in spite of the) wind and snow.

ふうせつがき

ふうせつがき [0] 【風説書】
⇒オランダ風説書(フウセツガキ)

ふうせん

ふうせん【風船】
a balloon.→英和
風船ガム bubble gum.

ふうせん

ふうせん [0] 【風選】
種子選別法の一。唐箕(トウミ)・箕(ミ)などを使って,軽い不良な種子を風で飛ばしてえり分ける方法。

ふうせん

ふうせん [0] 【風船】
(1)紙・ゴムなどの袋に空気や水素などを入れて球状にふくらませ,飛ばしたり手でついたりして遊ぶ玩具。風船玉。[季]春。
(2)気球の旧称。
〔balloon の訳語〕

ふうせんかずら

ふうせんかずら [5] 【風船葛】
ムクロジ科のつる性多年草。熱帯に広く分布し,日本では一年草として栽培。葉は複葉。七月頃,白色の小花をつける。蒴果(サクカ)は径約2.5センチメートルの三稜がある緑色のホオズキ形で中空。風船のようにたれ下がってつく。

ふうせんくらげ

ふうせんくらげ [5] 【風船水母】
有櫛(ユウシツ)動物門有触手綱のクラゲ。体長約3センチメートルで紡錘形。体表にある櫛(クシ)状の板で移動する。二本の触手は多くの短い枝が並び,伸縮自在。日本近海に普通にみられる。

ふうせんたけ

ふうせんたけ [3] 【風船茸】
担子菌類ハラタケ目のきのこ。日本各地に分布。林下の地面に群生,時に孤生する。高さ5〜10センチメートル。傘は丸山形で茎は短いが著しく膨らむ。表面は粘り,初め紫褐色のちに茶褐色となる。食用になる。
風船茸[図]

ふうせんだま

ふうせんだま [0] 【風船玉】
「風船{(1)}」に同じ。

ふうせんばくだん

ふうせんばくだん [5] 【風船爆弾】
日本が第二次大戦中,アメリカ本土を爆撃するために作った兵器。紙製の気球に爆弾をつけ,偏西風にのせて飛ばした。

ふうせんむし

ふうせんむし [3] 【風船虫】
(1)コミズムシの俗称。
(2)ミズムシ{(1)}の俗称。

ふうせんガム

ふうせんガム [5] 【風船―】
チューイン-ガムの一種。素地(キジ)を風船のようにふくらまして遊ぶ。

ふうぜん

ふうぜん [0] 【風前】
風の当たる所。

ふうぜん

ふうぜん【風前のともし火である】
hang by a thread;→英和
be very precarious.

ふうぜんのちり

ふうぜんのちり 【風前の塵】
「風(カゼ)の前(マエ)の塵(チリ)」に同じ。「誠に百年の栄耀は―,一念の発心は命後の灯なり/太平記 13」

ふうぜんのともしび

ふうぜんのともしび [0][8] 【風前の灯】
危険が迫っていて,今にも死んだり滅んだりしそうなことをたとえていう語。「彼の地位もまさに―だ」

ふうそう

ふうそう [0] 【風葬】 (名)スル
遺体を埋めないで空気に曝(サラ)し,自然に風化させる葬法。曝葬(バクソウ)。

ふうそう

ふうそう [0] 【風霜】
(1)風と霜。
(2)きびしい世の中の苦難。風雪。「―を乗り越える」
(3)(長い)年月。星霜。

ふうそう

ふうそう [0] 【風騒】
〔「風」は「詩経」の国風,「騒」は「楚辞」の離騒の意。ともに詩文の模範とされたことから〕
詩歌をつくること。また,自然や詩歌に親しむ風流。「此の関は三関の一にして,―の人,心をとどむ/奥の細道」

ふうそく

ふうそく【風速】
the velocity of the wind.→英和
‖風速計 an anemometer.瞬間最大風速 the maximum instantaneous wind speed.

ふうそく

ふうそく [0] 【風速】
単位時間に空気の移動した距離。普通,地上10メートルにおけるある時刻の前一〇分間の平均風速をその時間の風速という。m/s やノットなどの単位で表すことが多い。

ふうそくけい

ふうそくけい [0] 【風速計】
風速を測定する器械。物体が受ける風圧によって測定する風圧型風速計,風車やプロペラなどの回転速度によって測定する回転型風速計,電流で熱した金属線が風で冷却される程度を電位差によって測定する熱線風速計などがある。風力計。アネモメーター。

ふうそん

ふうそん [0] 【風損】
風災による損害。

ふうぞく

ふうぞく【風俗】
customs;manners;public morals (風儀).〜を乱す corrupt public morals.‖風俗営業 a business affecting public morals.風俗習慣 manners and customs.

ふうぞく

ふうぞく [1] 【風俗】
(1)(ある時代・地域・階層に特徴的に見られる)衣食住など日常生活上のしきたり。ならわし。「下町の―」「大正時代の―」「性―」
(2)身なり。よそおい。「内輪(ウチワ)同志の取繕(トリヅクロ)はぬ―は/社会百面相(魯庵)」
(3)身のこなし。「生まれつき太く逞しく,―律義に/浮世草子・永代蔵 1」
(4)「ふぞく(風俗)」に同じ。「―催馬楽など,ありがたき郢曲どもありけり/平家 2」

ふうぞくうた

ふうぞくうた [4] 【風俗歌】
⇒ふぞくうた(風俗歌)

ふうぞくえいぎょう

ふうぞくえいぎょう [5] 【風俗営業】
客の接待をして遊興・飲食をさせ,または射幸的遊技をさせる営業で,一定の設備を伴うもの。キャバレー・料理店・ダンスホール・パチンコ屋・マージャン屋などが含まれる。風営法により規制される。俗に,風俗関連営業をいうことがある。

ふうぞくえいぎょうほう

ふうぞくえいぎょうほう 【風俗営業法】
⇒風営法

ふうぞくかんれんえいぎょう

ふうぞくかんれんえいぎょう [9] 【風俗関連営業】
風営法が定義・規制する営業。個室浴場での異性の客に接触する役務を提供する営業や,専ら性的好奇心をそそるため衣服を脱いだ人の姿態を見せる興行,同伴宿泊施設の営業など。営業には公安委員会への届出を要する。

ふうぞくが

ふうぞくが [0] 【風俗画】
社会の各階層の日常生活や遊び・祭りなどに取材した絵。特定の個人ではなく無名の人々の現実の生活を描いたもの。世態画。

ふうぞくけいさつ

ふうぞくけいさつ [5] 【風俗警察】
社会公衆の善良の風俗に有害な影響を及ぼす行為の取締りおよび予防を目的とする警察。保安警察の一。風俗営業・売春・未成年者の飲酒喫煙等の取締りがその例。

ふうぞくげき

ふうぞくげき [4] 【風俗劇】
フランスのモリエール,イギリスのコングリーブらに始まり,その系譜に連なる喜劇の名称。上流社会の風俗の風刺と機知に富んだ会話を特色とする。

ふうぞくしょうせつ

ふうぞくしょうせつ [5] 【風俗小説】
世相や風俗を社会的な広がりでとらえて描いた小説。

ふうぞくはん

ふうぞくはん [4] 【風俗犯】
狭義では,猥褻(ワイセツ)罪など,性道徳に反する犯罪。広義では,賭博罪などの社会の善良な風俗に反する罪を含む。風俗犯罪。

ふうぞくもんぜん

ふうぞくもんぜん 【風俗文選】
俳文集。一〇巻五冊。森川許六(キヨロク)編。1706年刊。芭蕉および蕉門俳人二八人の俳文約一二〇編を,「古文真宝後集」に倣って辞・賦(フ)・紀行などの二一類に分けて収める。蕉門初の俳文集。初めの書名「本朝文選」をのち「風俗文選」と改めた。

ふうたい

ふうたい [0][1] 【風帯】
(1)掛軸の上から垂らす細長い二本の布または紙。
(2)几帳の上から垂らす細長い布。
(3)旗の横上についている紐(ヒモ)。巻き上げた旗を結ぶのに用いる。

ふうたい

ふうたい【風袋】
tare.→英和
〜抜きの容量(重量) the net content (weight).〜込み重量 the gross weight.

ふうたい

ふうたい [1] 【風体】
⇒ふうてい(風体)

ふうたい

ふうたい [1][0] 【風袋】
(1)物の重さを量るときの,その物のはいっている容器・包み紙など。また,その重量。「―ぬきの重さ」
(2)外観。みかけ。「―ばかり大きくても,…内容に乏しい,信切な忠告なんぞは/平凡(四迷)」

ふうたいだおし

ふうたいだおし [5] 【風袋倒し】
見かけに反し,中身や内容はたいしたことがないこと。また,その物。みかけだおし。

ふうたく

ふうたく [0] 【風鐸】
(1)堂塔の軒の四隅につり下げて飾りとする鐘形の鈴。青銅製。宝鐸。
(2)「風鈴(フウリン)」に同じ。

ふうだ

ふうだ (助動)(ふうだろ・ふうだつ(ふうで・ふうに)・ふうだ・ふうな・ふうなら・○)
〔名詞「ふう(風)」に断定の助動詞「だ」が付いたものから〕
活用語の連体形に接続する。形容動詞「こんなだ」「そんなだ」「あんなだ」「どんなだ」「同じだ」の類には,連体形「こんな」「そんな」「あんな」「どんな」「同じ」の形に付く。
(1)様子・状態が似ているということを表す。「何か心配事がある〈ふうだっ〉た」「うれしくてたまらないといった〈ふうな〉様子でした」
(2)類例を引いて説明するのに用いる。「一休みして軽い食事ができるって〈ふうな〉店はありませんか」「この田舎町に来て,なかなか東京や大阪で暮らす〈ふうに〉はいきません」
(3)漠然とした内容や確信のない事柄を引用するのに用いる。「友人と何か事業を始める〈ふうな〉ことを言っていた」「どんな〈ふうに〉話を始めたらいいのか,いろいろ迷ってしまう」

ふうだい

ふうだい [0] 【風大】
〔仏〕 四大・五大・六大の一。万物を構成する要素の一つで,運動を本性とし物を成長させる作用があるとする。

ふうち

ふうち【風致】
scenic beauty;beauty of the place.→英和
風致地区 a scenic zone.

ふうち

ふうち [1] 【風致】
おもむき。あじわい。特に自然のおもむき。風趣。「詩歌の法に従て其体裁を備ふれば,限なき―を生じて/学問ノススメ(諭吉)」

ふうちそう

ふうちそう [0] 【風知草】
ウラハグサの異名。[季]夏。

ふうちちく

ふうちちく [4] 【風致地区】
都市の自然のありさまを保存し維持するために,自然の美しさをそこなう行為などを規制している地域。

ふうちょう

ふうちょう【風潮】
the trend of the age.→英和
〜に従う(さからう) go with (against) the stream.→英和

ふうちょう

ふうちょう [0] 【風調】
(詩歌などの)おもむき。「唐詩の―に染みて/日本開化小史(卯吉)」

ふうちょう

ふうちょう [0] 【風潮】
(1)風によって生ずる潮の流れ。
(2)時代とともに変わる世間一般の傾向。時勢。「社会の―を反映する」

ふうちょう

ふうちょう [0] 【風鳥】
ゴクラクチョウのこと。

ふうちょう

ふうちょう [0] 【風聴】 (名)スル
(1)風のたよりに聴くこと。うわさ。風聞。
(2)世間に言いふらすこと。吹聴(フイチヨウ)。

ふうちょうざ

ふうちょうざ [0] 【風鳥座】
〔(ラテン) Apus〕
七月中旬の宵に南中する天の南極近くの星座。日本からは見えない。

ふうちょうそう

ふうちょうそう フウテフサウ [0] 【風蝶草】
フウチョウソウ科の一年草。西インド諸島原産。高さ70〜80センチメートル。葉は掌状複葉。夏,茎頂に白色の花を総状につける。果実は角状。日本での栽培はまれで,別属の西洋風蝶草が多く栽培される。羊角草(ヨウカクソウ)。漢名,白花菜。

ふうちりん

ふうちりん [3] 【風致林】
社寺・名所・旧跡の景観や自然景観を維持するために,保護されている森林。

ふうちん

ふうちん [0] 【風鎮】
掛軸の軸の両下端に下げるおもり。

ふうつう

ふうつう [0] 【風通】
「風通織り」の略。

ふうつうおめし

ふうつうおめし [6] 【風通御召】
風通織りにした御召縮緬(チリメン)。

ふうつうおり

ふうつうおり [0] 【風通織(り)】
二重織りの一種。異なる色の糸を用いて,二重組織の平織りとし,表と裏に同じ文様が異なる色で表れるように織ったもの。風通。

ふうつうがすり

ふうつうがすり [5] 【風通絣】
風通織りにした絣。

ふうつうモール

ふうつうモール [5] 【風通―】
風通織りを応用したモール。一般に,金・銀糸を用いないものをいう。
→モール

ふうつき

ふうつき [0] 【風付き】
身なりや態度の様子。風体(フウテイ)。「酔つたやうな―で/歌行灯(鏡花)」

ふうてい

ふうてい [1] 【風体】
(1)(素性などがうかがわれる)人の様子や身なり。ふうたい。「怪しい―の男」「―ただものにあらず/安愚楽鍋(魯文)」
(2)和歌・連歌・俳諧で,作品の様式・よみぶり。また,作品全体から生ずる情趣。「古今より後,その時々の―いささかづつかはりもてゆき/国歌八論」
(3)能楽で,表現様式のこと。芸風。「内心より―色々に出で来ればなほいよいよ面白くなる也/花鏡」

ふうてい

ふうてい [0] 【風程】
ある時間内に風が吹いていった距離。要した時間で割れば平均風速が求められる。

ふうてい

ふうてい【風体】
⇒風采.

ふうてん

ふうてん 【風天】
〔梵 Vāyu〕
十二天の一。もとインドの福徳・子孫・長生をもたらす神。のち仏教の守護神となり,西北を守る。胎蔵界曼荼羅(マンダラ)では赤色の身体に白鬚(ハクシユ)で,冠と甲冑(カツチユウ)をつけた老人の姿をとる。

ふうてん

ふうてん [0] 【瘋癲】
(1)精神状態が異常であること。また,そういう人。癲狂。
(2)定まった仕事をもたないで,ぶらぶらしている人。

ふうでい

ふうでい [0] 【封泥】
中国古代,文書や貴重品を収めた器物を封緘(フウカン)するために用いた粘土。柔らかいうちに官印や私印を押した。漢代に多い。

ふうです

ふうです (助動)(ふうでしよ・ふうでし・ふうです・○・○・○)
〔名詞「ふう(風)」に丁寧の助動詞「です」が付いたものから〕
活用語の連体形に接続する。形容動詞「こんなだ」「そんなだ」「あんなだ」「どんなだ」「同じだ」の類には,連体形「こんな」「そんな」「あんな」「どんな」「同じ」の形に付く。助動詞「ふうだ」の丁寧形。様子・状態が似ているということを丁寧に言い表す。「なんとなくそわそわしている〈ふうでし〉た」「まるでどこか大家のお嬢さんといった〈ふうです〉」
→ふうだ(助動)

ふうでん

ふうでん [0] 【風伝】 (名)スル
どこからともなく伝わってくること。「暴説―し/新聞雑誌 41」

ふうとう

ふうとう [0] 【楓糖】
サトウカエデの樹液から作る甘味料。蜂蜜に似たよい風味がある。メープル-シュガー。

ふうとう

ふうとう [0] 【風濤】
(1)風と波。
(2)風が吹いて波が立つこと。また,その波。風浪。

ふうとう

ふうとう【封筒】
an envelope.→英和
返信用封筒 a return envelope.

ふうとう

ふうとう [0] 【風倒】
風で倒れること。

ふうとう

ふうとう [0] 【封筒】
書簡を封入する袋。封じ袋。状袋。

ふうとう

ふうとう [0] 【風痘】
水痘(スイトウ)の別名。

ふうとうかずら

ふうとうかずら [5] 【風藤葛】
コショウ科の常緑つる性木本。暖地の海岸付近の常緑樹林下に生える。枝は緑色。葉は狭卵形。雌雄異株。初夏,黄色の花穂をつける。果実は小球形で,秋から冬にかけて赤く熟す。

ふうとうぼく

ふうとうぼく [3] 【風倒木】
強風を受けて倒れた立ち木。

ふうど

ふうど [1] 【風度】
人の性格や態度。風格。「灑々(シヤシヤ)たる―が,洵(マコト)に愛すべきである/伊沢蘭軒(鴎外)」

ふうど

ふうど【風土】
climate.→英和
風土病 an endemic.→英和

ふうど

ふうど [1] 【風土】
土地の状態。住民の慣習や文化に影響を及ぼす,その土地の気候・地形・地質など。「日本の―に慣れる」「精神的―」

ふうど

ふうど [1] 【封土】
古墳をおおう盛り土。人工のものばかりでなく,自然の地形を利用した場合をもいう。ほうど。

ふうどう

ふうどう [0] 【風道】
鉱山やトンネルで,通気のために設けた坑道。通気坑道。

ふうどう

ふうどう【風洞】
a wind tunnel.

ふうどう

ふうどう [0] 【風洞】
人工的に空気の流れを加減できるようにしたトンネル型の実験装置。物体の空気抵抗などを調べるときに用いる。

ふうどう

ふうどう [0] 【風動】 (名)スル
草木などが風にゆれ動くように,他になびき従うこと。また,他を感化すること。「必ず感化―するものありて/西国立志編(正直)」

ふうどき

ふうどき 【風土記】
⇒ふどき(風土記)

ふうどく

ふうどく [1] 【風毒】
⇒風湿(フウシツ)

ふうどしょく

ふうどしょく [3] 【風土色】
それぞれの土地の風土の違いから生まれる特色。「―豊かな民芸品」

ふうどびょう

ふうどびょう [0] 【風土病】
特定地域に持続的に多く発生する病気。その土地特有の自然環境や生活習慣が関与する。熱帯地方のマラリア・黄熱病,東南アジアや日本の日本脳炎など。地方病。

ふうなん

ふうなん [0] 【風難】
風によって起こる災害。風害。

ふうにゅう

ふうにゅう【封入する】
enclose <a picture in a letter> .→英和
封入物 an enclosure.→英和

ふうにゅう

ふうにゅう [0] 【封入】 (名)スル
(1)封筒などに入れて封をすること。また,同封すること。「写真を―する」
(2)封じ込めること。「電球にアルゴンガスを―する」

ふうねつ

ふうねつ 【風熱】
かぜをひいて発熱し,寒け・せき・鼻水などの出る症状。「―きほひ発りて/発心集 7」

ふうは

ふうは [1] 【風波】
(1)風と波。また,風によって立つ波。
(2)争いごと。もめごと。なみかぜ。「家庭に―が絶えない」

ふうは

ふうは【風波】
(1) a rough[stormy]sea (荒波).
(2)[不和]a trouble;→英和
a quarrel.→英和
風波が高い(おさまる) The sea is rough (goes down).

ふうはいず

ふうはいず [3] 【風配図】
ある場所における一定期間の風向の頻度を八方位もしくは一六方位に分けて表し,同時に各風向の平均風速をも示したもの。形がバラの花びらに似ることからウインド-ローズともいう。

ふうはく

ふうはく [0] 【風伯】
風の神。風神。「―塵を払ふ/太平記 11」

ふうはつ

ふうはつ [0] 【風発】 (名)スル
(風の吹き起こるように)言葉が勢いよく口をついて出ること。「談論―」「踔厲(タクレイ)―」

ふうはん

ふうはん [0] 【風帆】
風を受けてふくらんだ帆。

ふうはん

ふうはん [0] 【風範】
模範とすべき風格。「三蔵修練の芳跡を慕ひ,大唐青竜の―を写して/盛衰記 24」

ふうはんせん

ふうはんせん [0] 【風帆船】
洋式帆船。

ふうばい

ふうばい【風媒の】
wind-pollinated.風媒花 an anemophilous flower.

ふうばい

ふうばい [0] 【風媒】
花粉が風で運ばれて雌しべの柱頭につき受粉すること。

ふうばいか

ふうばいか [3] 【風媒花】
風の媒介で受粉する花。一般に花弁は発達せず美しくない。イネ科・カヤツリグサ科・マツ科・イチョウ科などの花。

ふうばぎゅう

ふうばぎゅう [3] 【風馬牛】
〔左氏伝(僖公四年)「風馬牛不�相及�」から。「風」はさかりがついて雌雄が誘い合う意〕
(1)慕い合う馬や牛の雌雄でさえ会えないほど遠く離れていること。
(2)転じて,自分には関係ないこと,また関係がないとして無関心な態度をとること。「君があの女と結婚する事は―だ/三四郎(漱石)」

ふうひ

ふうひ [1] 【封皮】
封をして上から覆うもの。また,封筒。

ふうひょう

ふうひょう [0] 【風評】
(よくない)うわさ。世の中の取りざた。「とかくの―がある」

ふうひょう

ふうひょう【風評】
a rumor.→英和

ふうび

ふうび【風靡する】
be very popular <among> (人気がある);dominate (支配する).→英和

ふうび

ふうび [1] 【風靡】 (名)スル
風が草木をなびかせるように,多くの者をなびき従わせること。「一世を―する」

ふうびょう

ふうびょう [0] 【風病】
(1)古く,風の毒にあたって起こるとされた病気。風邪など。ふびょう。
(2)風疾。中風。

ふうふ

ふうふ【夫婦】
man[husband]and wife;a (married) couple.〜になる get married.〜の matrimonial.‖夫婦げんか a quarrel between husband and wife.夫婦生活 <live> a married life.

ふうふ

ふうふ [1] 【夫婦】
夫と妻。めおと。婚姻関係にある男女。「―の縁(エニシ)を結ぶ」

ふうふ=は二世(ニセ)

――は二世(ニセ)
夫婦の縁は現世だけでなく来世まで続く意。「親子は一世」「主従は三世」に対していう。

ふうふ=は合わせ物(モノ)離れ物

――は合わせ物(モノ)離れ物
夫婦は他人同士が一緒になったのだから,別れることがあってもしかたがないの意。

ふうふ=喧嘩

――喧嘩((フウフゲンカ))は犬も食わない
夫婦げんかは一時的なもので,すぐ仲直りするから,仲裁などするものではない。

ふうふう

ふうふう [1] (副)
(1)口をすぼめて繰り返し息をふきかけるさま。「―吹いて火をおこす」
(2)苦しそうに激しく息をするさま。「―いいながら駆けてきた」
(3)仕事などに追われて苦しんでいるさま。「宿題で―いっている」

ふうふう

ふうふう
〜言う breathe hard;be out of breath.〜言いながら食べる(飲む) eat (drink) <something> blowing on it.

ふうふきどり

ふうふきどり [4] 【夫婦気取り】
夫婦でない者が,夫婦であるかのように振る舞うこと。

ふうふげんか

ふうふげんか [4] 【夫婦喧嘩】
夫婦間のいさかい。

ふうふざいさんせい

ふうふざいさんせい [0] 【夫婦財産制】
婚姻によって夫婦間に生ずる財産関係を規律する制度。契約により定める夫婦財産契約と法律の規定により定める法定財産制がある。

ふうふづれ

ふうふづれ [0] 【夫婦連れ】
夫婦でいっしょに行くこと。めおとづれ。

ふうふなか

ふうふなか [3][4] 【夫婦仲】
夫婦の間柄。「―がいい」

ふうふねんきん

ふうふねんきん [4] 【夫婦年金】
夫婦を単位とした個人年金で,どちらかが生きている限り受け取れる仕組みの年金。

ふうふべっせい

ふうふべっせい [1] 【夫婦別姓】
男女が,いずれかの姓を選択するよう強制されることなく,別姓のまま,法律上婚姻できること。

ふうふまど

ふうふまど [4] 【夫婦窓】
二つ続きの窓。めおと窓。

ふうふようし

ふうふようし [4] 【夫婦養子】
夫婦ともに養子となること。また,その者。

ふうふわかれ

ふうふわかれ [4] 【夫婦別れ】 (名)スル
夫婦が離別すること。離婚。

ふうぶつ

ふうぶつ [1] 【風物】
(1)目にはいるながめ。風景,またそれを形作っている個々の景物。
(2)ある土地や季節の特徴を表している事物。「四季折々の―」

ふうぶつ

ふうぶつ【風物】
things <Japanese> ;rural scenes (田園).

ふうぶつし

ふうぶつし [4][3] 【風物詩】
(1)風景または季節をうたった詩。
(2)季節の感じをよく表している事物。「花火は夏の―だ」

ふうぶん

ふうぶん [0] 【風聞】 (名)スル
(1)うわさとしてそれとなく聞くこと。また,そのうわさ。風評。風説。「よからぬ―を耳にする」
(2)世間でとりざたすること。「悪事をたくらんでいると―される」

ふうぶん

ふうぶん【風聞】
a rumor.→英和

ふうぼう

ふうぼう【風貎】
⇒風采,容貎.

ふうぼう

ふうぼう [0] ―バウ 【風貌】 ・ ―ボウ 【風丰】
姿・態度など人の外から見た様子。風采(フウサイ)と容貌。容姿。「古武士の―」

ふうぼう

ふうぼう [0] 【風防】
風を防ぐこと。また,その装置。かざよけ。防風。「―ガラス」

ふうぼうりょう

ふうぼうりょう 【馮夢竜】
〔「ふうむりょう」とも〕
(1574-1645) 中国,明末の文人。字(アザナ)は猶(ユウ)竜。宋・元以来の通俗小説や戯曲・笑話・民謡などを収集。口語の通俗短編小説集「三言」の編集,「平妖伝」の増補などで知られる。

ふうみ

ふうみ【風味】
flavor;→英和
taste.→英和
〜のよい(ない) tasty (tasteless);delicious (unsavory).→英和

ふうみ

ふうみ [1][3] 【風味】
(1)(食べ物の)おもむきのある味わい。「一種独特の―がある」「―が落ちる」
(2)おもむき。風情。「山居の―を詠じて/太平記 12」

ふうむすび

ふうむすび [3] 【封結び】
緒の結び方の一。手箱の緒などを結ぶ結び方で,他人が開けた場合にわかるように,巻数を覚えておいたり,特殊な結び目を作ったりする。

ふうもん

ふうもん [0] 【風紋】
風によって砂の上にできる模様。砂紋。

ふうゆ

ふうゆ [1][0] 【諷喩・風諭】 (名)スル
比喩法の一。たとえによって本義をそれとなく表現したり推察させたりする修辞法。「朱に交われば赤くなる」で「人は交わる友によって感化される」の意を表す類。

ふうゆほう

ふうゆほう [0] 【諷喩法】
諷喩による修辞法。

ふうよう

ふうよう フウエフ 【風葉】
⇒小栗(オグリ)風葉

ふうよう

ふうよう [0] 【楓葉】
紅葉したカエデの葉。もみじば。

ふうようわかしゅう

ふうようわかしゅう フウエフワカシフ 【風葉和歌集】
歌集。二〇巻(現存本は末尾二巻が欠)。藤原為家編かといわれるが未詳。1271年成立。亀山天皇の母后姞子(ヨシコ)の命により,当時存在した作り物語の中から約千四百首(現存本)の歌を選び,部立てを設け,詞書(コトバガキ)と詠者名を添えて収めたもの。散逸物語の研究資料として貴重。

ふうらい

ふうらい [0] 【風来】
風に吹かれて来るように,どこからともなく現れること。また,居所も定まらず,ぶらぶらしていること。「―者(モノ)」「そんなら汝は―で遊んでるのか/真景累ヶ淵(円朝)」

ふうらいさんじん

ふうらいさんじん 【風来山人】
平賀源内の筆名。

ふうらいじん

ふうらいじん 【風来人】
「風来坊(フウライボウ)」に同じ。「うぬはいづくの―/浄瑠璃・国性爺合戦」

ふうらいぼう

ふうらいぼう【風来坊】
a vagabond.→英和

ふうらいぼう

ふうらいぼう [3] 【風来坊】
どこからともなくやって来た人。定まった居所や仕事もなくぶらぶらしている人。風来人。

ふうらいろくぶしゅう

ふうらいろくぶしゅう 【風来六部集】
狂文集。二巻。風来山人(平賀源内)作。1780年刊。既刊の「放屁論」「放屁論後編」「痿陰隠逸伝(ナエマラインイツデン)」「飛だ噂の評」「天狗髑髏鑒定縁起(テングシヤレコウベメキキエンギ)」「里のをだ巻評」の六部を収める。増補版に「風来六六部集」(1800年刊)がある。

ふうらん

ふうらん [1] 【風蘭】
ラン科の常緑多年草。暖地の山中の樹上に着生,また観賞用に栽培。茎は短く,広線形のかたい葉が左右二列につく。夏,腋生(エキセイ)の柄に細長い距(キヨ)がある白色の花を数個つける。品種が多い。[季]夏。《―や二の滝へゆく岐れ道/鈴鹿野風呂》

ふうりゅう

ふうりゅう [1] 【風流】 (名・形動)[文]ナリ
〔古くは「ふりゅう」とも〕
(1)おちついた優雅な趣のあること。みやびやかなこと。また,そのさま。風雅。「―な茶室」
(2)詩歌・書画・茶など,俗を離れた趣のあるもの。「―の道」「―を解する」
(3)美しく飾ること。意匠をこらすこと。また,その物。「―の破子(ワリゴ)やうのもの,ねんごろに営み出でて/徒然 54」
(4)芸能の一。
→ふりゅう(風流)
(5)「風流韻事」の略。「―の初めやおくの田植うた/奥の細道」
(6)先人が残した美風・なごり。遺風。「古きを学び新しきを賞する中にも全く―を邪(ヨコシマ)にする事なかれ/風姿花伝」
[派生] ――さ(名)

ふうりゅう

ふうりゅう【風流】
elegance;refinement.〜な elegant;→英和
refined.〜な人 a man of refined taste.〜の道 elegant accomplishments.

ふうりゅういんじ

ふうりゅういんじ [5] 【風流韻事】
自然に親しみ詩歌を作って遊ぶこと。風雅な遊び。

ふうりゅうがさ

ふうりゅうがさ [5] 【風流傘】
⇒ふりゅうがさ(風流傘)

ふうりゅうぐるま

ふうりゅうぐるま [5] 【風流車】
祭礼の行列に加わるはでやかに飾り立てた車。

ふうりゅうしどうけんでん

ふうりゅうしどうけんでん フウリウシダウケンデン 【風流志道軒伝】
滑稽本。五巻。風来山人(平賀源内)作。1763年刊。当時評判の辻講釈師深井志道軒を主人公のモデルとし,日本全国・大人国・小人国・女護島などを遍歴するという筋で,滑稽を交えて風俗・人心を風刺する。

ふうりゅうじん

ふうりゅうじん [3] 【風流人】
風流を解し好む人。粋人。

ふうりゅうぶつ

ふうりゅうぶつ フウリウブツ 【風流仏】
小説。幸田露伴作。1889年(明治22)「新著百種」に発表。旅先で出会った花売りの娘に恋した彫刻師珠運の悲恋を描いた露伴の出世作。

ふうりょく

ふうりょく [1] 【風力】
(1)風の強さ。
(2)風のもつ力。

ふうりょく

ふうりょく【風力】
the force[velocity (速力)]of the wind.→英和
風力計 a wind gauge.

ふうりょくかいきゅう

ふうりょくかいきゅう [5] 【風力階級】
風の強さを示す階級。現在はビューフォート風力階級が広く使用されている。
→風力階級[表]

ふうりょくけい

ふうりょくけい [0] 【風力計】
⇒風速計(フウソクケイ)

ふうりょくはつでん

ふうりょくはつでん [5] 【風力発電】
風力によって風車を回し,発電機を作動させる発電方式。

ふうりん

ふうりん【風鈴】
a wind bell.

ふうりん

ふうりん [0] 【楓林】
カエデの林。

ふうりん

ふうりん [0] 【風輪】
〔仏〕
(1)三輪・四輪の一。世界を支えている最下底の地層。
(2)五輪の一。

ふうりん

ふうりん [0] 【風鈴】
風に吹かれて鳴る小さな釣り鐘形の鈴。涼感ある音を楽しむために軒などにつるす。金属・ガラス・陶器などで作り,その内側に舌を下げる。風鐸(フウタク)。[季]夏。《―に物縫ふ瞳移しけり/清原枴童》

ふうりんかざん

ふうりんかざん [5] 【風林火山】
戦国大名甲斐武田氏の軍旗の一つ「孫子の旗」に記された句「疾如風,徐如林,侵掠如火,不動如山」の略。また,その軍旗の通称。

ふうりんざい

ふうりんざい [3] 【風輪際】
〔仏〕 風輪の際。この大地の最下底の所。「―より三俣の大石ありて/盛衰記 47」

ふうりんそう

ふうりんそう [0] 【風鈴草】
キキョウ科の一年草または越年草。ヨーロッパ原産。観賞用に栽培。高さ約80センチメートル。葉は広披針形。夏,紫色の鐘形の花を下向きにつける。花色が淡紫・白などの品種もある。カンパニュラ。

ふうりんそば

ふうりんそば [5] 【風鈴蕎麦】
夜なき蕎麦の一。江戸時代,屋台に風鈴をつけ夜間に売り歩いた。

ふうりんぶっそうげ

ふうりんぶっそうげ [7] 【風鈴仏桑花】
ハイビスカスの一種。熱帯アフリカ原産。長く垂れ下がった柄に,赤色の花弁が細裂しそり返った五弁花をつける。合着した長い雄しべが突出する。

ふうれんこ

ふうれんこ 【風蓮湖】
北海道東部,根室湾岸にある潟湖。面積52平方キロメートル。冬,白鳥が飛来する。

ふうれんしょうにゅうどう

ふうれんしょうにゅうどう 【風連鍾乳洞】
大分県大野郡野津(ノツ)町にある鍾乳洞。天然記念物。旧洞と新洞からなる。

ふうろ

ふうろ [1] 【風露】
風と露。風が冷たく露がおりていること。

ふうろ

ふうろ [1] 【風炉】
(1)小さな溶解坩堝(ルツボ)を加熱する炉。試金用。数個の坩堝のまわりにコークスを入れて,約一四〇〇度で加熱する。
(2)「ふろ(風炉)」に同じ。

ふうろう

ふうろう [0] 【封蝋】
瓶(ビン)などを密閉するときに用いる蝋状の物質。セラック・テレビン油・マグネシアなど樹脂質の混合物。封じ蝋。

ふうろう

ふうろう [0] 【風浪】
(1)風と浪。
(2)風に吹かれて起こる波。風濤。風波。
→風浪(2)[表]

ふうろそう

ふうろそう [0] 【風露草】
(1)ゲンノショウコの異名。
(2)フウロソウ科フウロソウ属の多年草の総称。本州の山地や北海道の草地に生える。ハクサンフウロ・エゾフウロ・ゲンノショウコなど。
風露草(2)[図]

ふうん

ふうん【不運】
(a) misfortune;→英和
bad luck.〜な(にも) unfortunate(ly);→英和
unlucky(-ily).→英和

ふうん

ふうん [0] 【浮雲】
空に浮かんでいる雲。うきぐも。はかなくて頼りないもの,確かでないこと,などにいう。「―のはかなきよりもはかなく/思出の記(蘆花)」

ふうん

ふうん [1] 【不運】 (名・形動)[文]ナリ
運が悪い・こと(さま)。非運。
⇔幸運
「―に泣く」「―な出来事」
[派生] ――さ(名)

ふえ

ふえ [0] 【吭】
〔「笛(フエ)」と同源〕
のどぶえ。「楠次郎眉間―のはづれ射られて/太平記 26」

ふえ

ふえ 【鰾】
魚のうきぶくろ。[和名抄]

ふえ

ふえ [0] 【笛】
(1)管楽器の一般的呼称。リコーダー・尺八などの縦笛,フルート・能管などの横笛に大別するほか,クラリネット・篳篥(ヒチリキ)などリード(簧(コウ)・舌)をもつ吹奏楽器をも含む。狭義には,日本古来の横笛をさすことが多い。
(2)合図のために息を吹き込んで音を出す道具。呼び子・ホイッスルなど。「―を合図に集合する」
(3)汽笛(キテキ)。

ふえ

ふえ [1] 【不壊】
こわれないこと。堅固なこと。「金剛―」

ふえ

ふえ【笛】
a flute (横笛);→英和
a pipe (縦笛);→英和
a whistle (呼び子・警笛).→英和
〜を吹く play the flute;play (on) a pipe;(blow a) whistle.

ふえ=吹けども踊(オド)らず

――吹けども踊(オド)らず
〔マタイ福音書一一章〕
すっかり準備を整えて誘っても,人がそれに応じて動き出さないことのたとえ。

ふえい

ふえい [0] 【府営】
府{(1)}の経営。「―競技場」

ふえい

ふえい [0] 【賦詠】
詩歌をつくりよむこと。また,その詩歌。

ふえいせい

ふえいせい [2] 【不衛生】 (名・形動)
衛生的でない・こと(さま)。「―な店」
[派生] ――さ(名)

ふえいせい

ふえいせい【不衛生】
insanitation.〜な insanitary;→英和
unhealthy.→英和

ふえいようか

ふえいようか フエイヤウクワ [4] 【富栄養化】
(1)貧栄養湖が長年月を経て富栄養湖へと遷移すること。自然富栄養化。
(2)リンや窒素などを含む排水が湖沼などに流入し,プランクトンが異常に発生するなどして水質が汚濁すること。

ふえいようこ

ふえいようこ フエイヤウ― [4] 【富栄養湖】
栄養塩類に富み,プランクトンなどが多く,生物生産量の多い湖沼。水の色は緑ないし黄緑色で,透明度は,5メートル以内。一般に浅く,湖底には腐泥などが堆積する。霞ヶ浦・諏訪湖など。
→貧栄養湖

ふえかた

ふえかた [0] 【笛方】
能楽で,笛を専門とする囃子方(ハヤシカタ)。現在,一噌(イツソウ)・森田・藤田の三流がある。

ふえき

ふえき [1] 【賦役】
(1)労働の形で支払われる地代。
(2)地租と夫役(ブヤク)。

ふえき

ふえき [1][0] 【不易】 (名・形動)[文]ナリ
いつまでも変わらない・こと(さま)。不変。「万古―の真理」

ふえき

ふえき【不易】
⇒不変.

ふえき

ふえき [1] 【扶掖】 (名)スル
助力すること。扶助。「弱国を―するの大国の度量を示すのと/社会百面相(魯庵)」

ふえきこうさつ

ふえきこうさつ 【賦役黄冊】
中国,明代の戸籍簿。租税台帳を兼ねる。1381年里甲制の実施に際し全国に作らせ,10年ごとに改編。表紙の色からの名。黄冊。

ふえきりゅうこう

ふえきりゅうこう [1][0] 【不易流行】
蕉風俳諧の理念の一。俳諧の特質は新しみにあり,その新しみを求めて変化を重ねていく「流行」性こそ「不易」の本質であるということ。

ふえざ

ふえざ [0] 【笛座】
能舞台で,笛方の座る場所。囃子座(ハヤシザ)の舞台に向かって正面右端。

ふえたけ

ふえたけ [2] 【笛竹】
(1)竹製の笛。また,音楽。
(2)笛用の竹。

ふえだい

ふえだい [2] 【笛鯛】
スズキ目の海魚。全長約40センチメートル。体は楕円形で,体高が大きく側扁する。吻(フン)がやや突き出し,口は大きい。体色は赤色を帯びた黄褐色で,ひれは黄褐色。タイの仲間ではないが,食用魚として美味。本州中部から沖縄にかけての沿岸に分布。

ふえつ

ふえつ [1][2] 【斧鉞・鈇鉞】
(1)おのとまさかり。
(2)文章などの修正。添削。
(3)昔,中国で君主が出征の将軍に授けた,生殺与奪の権や統率者の地位を象徴した刑具。「義貞今臣たる道を尽さん為に―を把つて敵陣に臨む/太平記 10」
(4)転じて,征伐のこと。また,刑罪。「罪固(モト)より万死に当る,伏して―を待つ/佳人之奇遇(散士)」

ふえつ

ふえつ 【傅説】
中国,殷(イン)の高宗の大臣。刑人とともに道を補修していたところを高宗に見いだされて宰相となり殷の中興に寄与したという。

ふえつ=を加える

――を加・える
文章に手を入れる。添削する。「墓誌は…胥(アイ)議して―・へた/渋江抽斎(鴎外)」

ふえて

ふえて【不得手である】
be weak <in> ;be not good <at> .

ふえて

ふえて [2][1] 【不得手】 (名・形動)[文]ナリ
(1)得意でないこと。にがてなこと。また,そのさま。
⇔得手
「得手―がある」「―な相手」「英語は―だ」
(2)たしなまないこと。好きでないこと。また,そのさま。「生卵は―だ」

ふえばしら

ふえばしら [3] 【笛柱】
能舞台の笛座のわきの柱。舞台に向かって右奥の柱。
→能舞台

ふえふき

ふえふき [4] 【笛吹き】
(1)笛を吹く人。また,笛を吹くことを職業とする人。
(2)魚ヤガラの異名。

ふえふきがわ

ふえふきがわ 【笛吹川】
山梨県北部,甲武信(コブシ)岳付近に源を発し,甲府盆地を貫流する川。釜無(カマナシ)川と合流して富士川となる。長さ55キロメートル。

ふえふきだい

ふえふきだい [4] 【笛吹鯛】
スズキ目の海魚。全長約60センチメートル。タイの仲間ではないが,体形はタイに似る。吻(フン)がやや突き出し,口内は鮮紅色。背は赤みを帯びた紫褐色で腹部は淡い。美味。本州中部以南の沿岸に分布。タマミ。クチビ。

ふえる

ふ・える [2] 【増える・殖える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 ふ・ゆ
数や量が多くなる。
⇔減る
「人が―・える」「金が―・える」「水量が―・える」「水ニヌレテ―・エタ/ヘボン(三版)」
〔「殖える」は財産や動植物に関して使うことが多い〕

ふえる

ふえる【増える】
increase <in number> ;→英和
multiply (倍加).→英和
目方が〜 put on weight.

ふえん

ふえん【敷衍する】
amplify <on> ;→英和
expatiate <on> .→英和

ふえん

ふえん [0] 【敷衍・布衍・敷延】 (名)スル
(1)おしひろげること。展開すること。
(2)意義・意味をおしひろめて説明すること。また,わかりやすく詳しく説明すること。「師説を―する」「梅子は始めて自分の本意を―しに掛つた/それから(漱石)」

ふえん

ふえん [0] 【赴援】 (名)スル
援助に赴くこと。

ふえん

ふえん [1][0] 【不縁】
(1)夫婦・養子などが離縁すること。「釣り合わぬは―のもと」
(2)縁組が成立しないこと。縁遠いこと。「―に終わる」

ふおう

ふおう [2] 【婦翁】
妻の父。岳父。

ふおうせんそう

ふおうせんそう フアウセンサウ 【普墺戦争】
1866年ドイツ統一の方式をめぐって起こったプロイセンとオーストリアの戦争。七週間でプロイセンが大勝し,オーストリアを除外したドイツ統一の大勢が決定した。

ふおん

ふおん [0] 【訃音】
⇒ふいん(訃音)

ふおん

ふおん [0] 【父音】
⇒子音(シイン)

ふおん

ふおん [0] 【不穏】 (名・形動)[文]ナリ
おだやかでないこと。危機や危険をはらんでいること。また,そのさま。
⇔平穏
「―な空気」「―分子」

ふおん

ふおん【不穏】
unrest.→英和
〜な disquieting;threatening;→英和
dangerous;→英和
subversive (破壊的).→英和

ふおんじゅかい

ふおんじゅかい [4] 【不飲酒戒】
〔仏〕 五戒の一。酒を飲むことを禁じた戒。

ふおんとう

ふおんとう [2] 【不穏当】 (名・形動)[文]ナリ
おだやかでないこと。さしさわりがあって適切ではないこと。また,そのさま。「―な発言」

ふおんとう

ふおんとう【不穏当な】
[不当]unjust;→英和
unfair;→英和
improper (不適当).→英和

ふか

ふか [1] 【富家】
富んでいる家。金持ち。ふうか。ふけ。

ふか

ふか [1][2] 【浮華】 (名・形動)[文]ナリ
うわべばかりはなやかで,内容のない・こと(さま)。「誠実なきの風流は―に流れ易く/獺祭書屋俳話(子規)」

ふか

ふか [1] 【負荷】 (名)スル
(1)(責任などを)おいになうこと。身にひきうけること。「人材に乏く徒に官貧のみ多くして其責を―せず/新聞雑誌 4」
(2)子が父祖の業をうけつぎ,その任にたえること。また,その任務。「―にたえず」
(3)力学的・電気的エネルギーを受け取り,消費するもの。また,消費される量。例えば,電動機におけるポンプ,直流回路における抵抗など。

ふか

ふか [2][1] 【府下】
(1)府の管轄する地域。「大阪―全域」
(2)大阪府・京都府のうち,大阪市・京都市を除く地域。
(3)府城のうち。みやこの内。

ふか

ふか [0][2] 【布貨】
⇒布銭(フセン)

ふか

ふか【付加する】
add <a thing to> ;→英和
supplement (補足).→英和
〜の additional;supplementary.‖付加価値税 a value-added tax <VAT> .付加給付《労働》fringe benefits.

ふか

ふか [2][1] 【不可】
(1)よくないこと。いけないこと。「可もなく―もない出来栄えだ」
(2)成績を評価する語。不合格を表す。「優・良・可・―」

ふか

ふか【不可の】
bad.→英和
…を〜とする disapprove of…;be against….〜をとる fail <in> ;→英和
get F.

ふか

ふか [2][1] 【付加・附加】 (名)スル
(1)つけ加えること。「新しい条項を―する」
(2)〔化〕 一般に,二個以上の分子が直接結合して一つの分子になること。特に,有機化合物中の二重結合または三重結合に,水素・ハロゲン・水などの分子が結合すること。また,その反応。付加反応。

ふか

ふか [2][1] 【賦課】 (名)スル
税金などを割り当てて負担させること。「租税を―する」「―金」

ふか

ふか【賦課】
(a) levy <of 8% on profits> .→英和
⇒課する.

ふか

ふか【孵化】
incubation.〜する hatch <eggs> .→英和
‖孵化器 an incubator.

ふか

ふか [2][1] 【孵化】 (名)スル
卵がかえること。また,かえすこと。卵生・卵胎生の動物で,胚が卵膜あるいは卵殻の外に出て自由生活をするようになること。「人工―」
→蛹化(ヨウカ)
→羽化

ふか

ふか【鱶】
a shark.→英和

ふか

ふか [0] 【鱶】
(1)大形のサメ類の俗称。特に関西地方以西でいうことが多く,山陰地方ではワニ・ワニザメともいう。
(2)よく眠る人,特にいびきをかいて眠る人のたとえ。「―ほど寝入る仏師達の/浄瑠璃・千本桜」

ふかあみがさ

ふかあみがさ [5] 【深編み笠】
顔が隠れるように深く編んだ笠。人目をしのぶために用いる。

ふかい

ふかい [0] 【不快】 (名・形動)[文]ナリ
(1)快くないこと。不愉快なこと。また,そのさま。「―を覚える」「―感」「―な思いをする」
(2)病気。やまい。「御―の由は承りましたが…」
(3)仲たがい。不会。「山上には堂衆学生―の事いできて/平家 2」
[派生] ――さ(名)

ふかい

ふか・い [2] 【深い】 (形)[文]ク ふか・し
(1)
 (ア)(垂直方向に)基準になる面から底までの距離が長い。「―・い海」「―・い谷」「―・い井戸」「―・い雪」
 (イ)(水平方向に)基準になる面から奥までの距離が長い。「―・い洞窟」「―・い森」「―・い山の中」
(2)
 (ア)物事の程度が大きい。度合が強い。「―・い味わい」「―・い静寂」「罪が―・い」
 (イ)濃度が大きい。濃い。「―・い緑」「―・い霧」「―・い香り」
 (ウ)(時間的な推移の中で)今が盛りである。たけなわである。「秋も―・くなった」「夜が―・い」
(3)表面的には見えにくいが重大な意味をもっている。またいわくありげである。深遠だ。「―・い意味」「―・い事情がありそうだ」「益(マスマス)怪(アヤシ)げな笑味(エミ)を―・くする/運命論者(独歩)」
(4)関係が密接である。関(カカ)わりが強い。「―・い縁」「―・い仲」「不図した縁で此のお隅と―・くなりました事で/真景累ヶ淵(円朝)」
(5)身体の奥にまで達している。また,体の深部から発している。「―・い傷」「―・い呼吸」「―・いため息」「―・い眠り」
(6)心の底から強く感じている。気持ちが強くて変わりにくい。「―・い悲しみ」「―・い愛情」「情が―・い」「―・い印象」「―・い興味」「欲が―・い」「猜疑(サイギ)は次第に―・くなり/魚玄機(鴎外)」
(7)考えを十分にめぐらしている。物事をよく見極めている。「―・く考える」「―・い思慮」「学識が―・い」
(8)(「ぶかい」の形で)名詞,動詞の連用形の下に付いて,複合語をつくる。
 (ア)表面から底までの距離が大きい。「奥―・い」「根―・い」
 (イ)奥まっていて正体がつかみにくい。「考え―・い」「意味―・い」
 (ウ)多く密生している。「毛―・い」「草―・い」
 (エ)程度がはなはだしい。「遠慮―・い」「うたぐり―・い」「用心―・い」「嫉妬(シツト)―・い」
(9)時間が大分経過している。長くたっている。「磯の上のつまま(=樹木名)を見れば根を延(ハ)へて年―・からし神さびにけり/万葉 4159」
(10)密度が高い。繁くある。「露―・き浅間の野べに小萱(オガヤ)刈る/千載(恋四)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)――み(名)
[慣用] 懐が―

ふかい

ふかい【深い】
(1) deep.→英和
(2)[茂った・濃い]thick;→英和
dense.→英和
(3)[親密な]intimate.→英和
(4)[深遠な]deep;profound.→英和
深く deeply;→英和
[大へん]greatly.深くする[なる]deepen.→英和

ふかい

ふかい [1][2] 【府会】
府議会の旧称。

ふかい

ふかい [2][0] 【深井】
(1)深い井戸。深井戸。
(2)能の女面の一。多く中年の狂女に用い,情意の深さを表しているところからの命名とされる。「砧」「隅田川」「桜川」などに使用する。深井女(オンナ)。
深井(2)[図]

ふかい

ふかい 【不会】
仲の悪いこと。不和。「頼朝・義経―の由すでに落居し/謡曲・船弁慶」

ふかい

ふかい【不快】
unpleasantness;→英和
(a) discomfort;→英和
displeasure (不きげん).〜な unpleasant;→英和
uncomfortable.→英和
〜な思いをする feel uncomfortable[displeased].‖不快指数 a discomfort index <DI> .

ふかい

ふかい [0] 【付会・附会】 (名)スル
(1)付け加えること。つなぎあわせること。
(2)関係のない事柄を理屈をつけて結びつけること。無理にこじつけること。「牽強(ケンキヨウ)―」「自家の感情をもてこれに―する/即興詩人(鴎外)」

ふかいこう

ふかいこう [2] 【不開港】
外国との通商・貿易を許可されていない港。

ふかいさんざい

ふかいさんざい [4] 【不解散罪】
暴行・脅迫をなすため集合した多数の者が,権限のある公務員から解散命令を三回以上受けても,なお解散しない罪。解散不応罪。

ふかいしすう

ふかいしすう [5][4] 【不快指数】
夏の蒸し暑さを数量的に表した指数。気温を t ,湿度を H とすると,0.81t+0.01H(0.99t−14.3)+46.3 で求められる。不快指数が七五になると人口の約一割が不快を感じ,八五になると全員が不快になる。

ふかいど

ふかいど [0] 【深井戸】
深い井戸。底が地下の不透水層に達している井戸。

ふかいにゅう

ふかいにゅう [2] 【不介入】
ある事に関係しないこと。立ち入らないこと。「紛争―」

ふかいにゅう

ふかいにゅう【不介入】
⇒不干渉.

ふかいり

ふかいり [0][4] 【深入り】 (名)スル
深く入りこむこと。また,度を超して深くかかわりあうこと。「その件には―しないほうがいい」

ふかいり

ふかいり【深入りする】
go far <into a matter> ;get[be]involved in <an intrigue> .

ふかうるめ

ふかうるめ [3] 【鱶潤目】
「鱶(フカ)の鰭(ヒレ)」に同じ。

ふかお

ふかお フカヲ 【深尾】
姓氏の一。

ふかおい

ふかおい【深追いする】
pursue[chase] <the enemy> too far.

ふかおい

ふかおい [0] 【深追い】 (名)スル
どこまでも追いかけること。度を超して追うこと。「敵を―する」「―は禁物だ」

ふかおすまこ

ふかおすまこ フカヲ― 【深尾須磨子】
(1888-1974) 詩人。兵庫県生まれ。第二次「明星」で活躍。またコレットの作品を翻訳し日本に紹介。著「真紅の溜息」など。

ふかかい

ふかかい【不可解な】
strange;→英和
incomprehensible;→英和
mysterious.→英和
〜な事 a mystery;→英和
an enigma.→英和

ふかかい

ふかかい [2] 【不可解】 (名・形動)[文]ナリ
理解に苦しむこと。理解しようとしてもわけのわからないこと。また,そのさま。「―な行動」「―な現象」
[派生] ――さ(名)

ふかかぜいほうしき

ふかかぜいほうしき フクワクワゼイハウシキ [6] 【賦課課税方式】
納付すべき税額の確定が,租税行政庁の処分によってなされる方式。

ふかかち

ふかかち [3] 【付加価値】
生産過程で新たに付け加えられる価値。総生産額から原材料費と機械設備などの減価償却分を差し引いたもので,人件費・利子・利潤に分配される。一国全体の付加価値の合計は生産国民所得となる。

ふかかちせいさんせい

ふかかちせいさんせい [0] 【付加価値生産性】
労働や資本などの生産要素一単位が一定期間(通常一年間)に生み出した付加価値額で測った生産性。

ふかかちぜい

ふかかちぜい [4] 【付加価値税】
一定期間(通常一年間)に生産された付加価値に課す税。課税ベースの広い間接税であり,企業課税としてのものと,一般消費税としてのものに大別される。日本では前者は1949年にシャウプ勧告で提案されたが実施には至らず,後者は89年度から実施された。VAT 。
→一般消費税
→インボイス方式

ふかかちつうしんもう

ふかかちつうしんもう [7] 【付加価値通信網】
⇒バン(VAN)

ふかがわ

ふかがわ フカガハ 【深川】
(1)北海道中部,石狩平野北部にある市。屯田兵の開拓で発達。米・小麦など農産物の集産地。
(2)東京都江東区西部の地区。もと,東京市深川区。江戸初期に貯木場が置かれ,深川木場として発展,また富岡八幡宮の門前町。

ふかがわげいしゃ

ふかがわげいしゃ フカガハ― [5] 【深川芸者】
⇒辰巳芸者(タツミゲイシヤ)

ふかがわめし

ふかがわめし フカガハ― [4] 【深川飯】
アサリをネギなどと煮て汁とともに飯にかけた丼(ドンブリ)物。また,アサリのむき身をたきこんだ飯。東京下町の庶民料理。

ふかきゅうふ

ふかきゅうふ [3] 【付加給付】
本来のものに加えて,別に支給がなされること。
→フリンジ-ベネフィット

ふかきん

ふかきん [0] 【付加金】
労働基準法上,解雇予告手当・休業手当・割増賃金等を支払わない使用者に対し,裁判所が労働者の請求に基づき,それら未払金に加えて支払いを命ずる金銭。

ふかぎゃく

ふかぎゃく [2] 【不可逆】
もとに戻れないこと。
⇔可逆

ふかぎゃくでんち

ふかぎゃくでんち [5] 【不可逆電池】
いったん放電したあと,充電してもとに戻せない電池。ボルタ電池や普通の乾電池など。

ふかぎゃくはんのう

ふかぎゃくはんのう [5] 【不可逆反応】
逆反応の速度が無視し得るほど小さく,化学平衡が生成系に著しく偏った化学反応。水素と酸素から水を生ずる反応はこの例。

ふかぎゃくへんか

ふかぎゃくへんか [5] 【不可逆変化】
物質系の変化のうち,その系も外界もそっくりもとの状態へ戻すことが不可能なもの。熱伝導や拡散が典型的な例。非可逆変化。

ふかく

ふかく [0] 【不覚】 (名・形動)[文]ナリ
(1)意識がはっきりしていないこと。思わず知らずすること。また,そのさま。「前後―に陥る」「―の涙を流す」
(2)油断して失敗すること。しくじること。また,そのさま。「―にも気づかなかった」
(3)覚悟がしっかりしていないこと。卑怯未練なこと。また,そのさま。「最期の有様,剛なりとも申し,又―なりとも申す/謡曲・摂待」
(4)おろかな・こと(さま)。「母にも似ず,極めたる―の者にてありければ/今昔 31」

ふかく

ふかく【不覚】
a mistake (失策);→英和
a failure (失敗);→英和
a defeat (敗北).→英和
〜をとる fail <in> ;→英和
be defeated.

ふかく

ふかく【俯角】
an angle of depression.

ふかく

ふかく [0][1][2] 【俯角】
物を見おろしたとき,水平面と視線方向のなす角。
⇔仰角

ふかく

ふかく 【不角】
⇒立羽(タチバ)不角

ふかく=を取る

――を取・る
油断したばかりに,思わぬ恥をかいたり失敗を招いたりする。

ふかくご

ふかくご 【不覚悟】
覚悟がきまっていないこと。注意を怠って失敗すること。不覚。「兄貴人―いたし置かれ候/浮世草子・文反古 3」

ふかくさ

ふかくさ 【深草】
京都市伏見区北部の地名。古く貴族の別荘地,鶉(ウズラ)や月の名所として知られた。現在は文教・住宅地区。((歌枕))「年をへてすみこし里をいでていなばいとど―野とやなりなむ/古今(雑下)」

ふかくさかわらけ

ふかくさかわらけ [5] 【深草土器】
京都の深草の辺りで作られた土器。

ふかくさのしょうしょう

ふかくさのしょうしょう 【深草少将】
深草から小野小町のもとへ九九夜通ったという伝説の主人公。僧正遍昭または大納言義平の子義宣がモデルとされるが未詳。謡曲「通小町(カヨイコマチ)」などに脚色。四位の少将。
→榻(シジ)の端書き

ふかくさのみかど

ふかくさのみかど 【深草帝】
仁明(ニンミヨウ)天皇の通称。

ふかくさまつり

ふかくさまつり 【深草祭】
京都市深草の藤森(フジノモリ)神社で六月五日に行われる例祭。武者行列や駈け馬などが行われる。藤森祭。

ふかくじつ

ふかくじつ [2][3] 【不確実】 (名・形動)[文]ナリ
たしかでない・こと(さま)。ふたしか。「―な情報」「―性」
[派生] ――さ(名)

ふかくじつ

ふかくじつ【不確実な】
uncertain.→英和

ふかくじん

ふかくじん 【不覚人・不覚仁】
〔「ふかくにん」とも〕
(1)考えの足りない人。軽率な人。不心得者。「日本一の―。かかる大事を思ひ立ちて/平治(中)」
(2)悟りに至っていない人。凡人。「われらがごとくの―は,一定執着しつとおぼえ候ふなり/一言芳談(上)」

ふかくだい

ふかくだい [2] 【不拡大】
事件・問題などの規模を,より大きくしないこと。「―方針」

ふかくてい

ふかくてい [2] 【不確定】 (名・形動)[文]ナリ
はっきりきまっていない・こと(さま)。「―な要素を含んでいる」「―性」
[派生] ――さ(名)

ふかくてい

ふかくてい【不確定の】
indefinite (不定);→英和
undecided.→英和

ふかくていきげん

ふかくていきげん [6] 【不確定期限】
〔法〕 到来することは確実だが,いつ到来するか期日の確定していない期限。本人死亡の時というのがその例。

ふかくていせいげんり

ふかくていせいげんり [8] 【不確定性原理】
量子力学において,粒子の位置と運動量,エネルギーと時間などの一組の物理量について,その両者を同時に正確に測定し,決定することはできないことをいう。二つの測定値の不確定さの積はプランク定数に比例する一定値より小さくなり得ないという不確定関係が成り立つ。1927年ハイゼンベルクによって導かれた。
→相補性

ふかくていせいのおんがく

ふかくていせいのおんがく [0][1] 【不確定性の音楽】
〔aleatoric music〕
作曲家が音楽の構成要素や構造を確定せず,演奏者が,図形楽譜などを手がかりにして任意に音を組み合わせる音楽。偶然性の音楽。

ふかぐつ

ふかぐつ [0][2] 【深靴・深沓・深履】
(1)短靴に対し,足の上部までおおう靴。ブーツ。
(2)雪道などに用いる藁(ワラ)製の長靴。ふんごみ。[季]冬。
(3)公家(クゲ)などが雨や雪の時に履いた深い沓。革製黒漆塗りで,縁に染め革を付けた。
⇔浅沓
深靴(3)[図]

ふかけい

ふかけい [2] 【付加刑・附加刑】
主刑に付加してのみ科すことのできる刑罰。刑法は没収のみを付加刑と定める。

ふかけつ

ふかけつ【不可欠の】
indispensable <to> .→英和

ふかけつ

ふかけつ [2] 【不可欠】 (名・形動)[文]ナリ
欠くことのできない・こと(さま)。必須。「―な条件」
[派生] ――さ(名)

ふかけつしぼうさん

ふかけつしぼうさん [0][6] 【不可欠脂肪酸】
⇒必須脂肪酸(ヒツスシボウサン)

ふかけつじょうけん

ふかけつじょうけん [5] 【不可欠条件】
〔論〕
〔(ラテン) conditio sine qua non〕
ある物事が成立するために,絶対に必要とされる条件。必要条件。必須的制約。

ふかけつアミノさん

ふかけつアミノさん [0][7] 【不可欠―酸】
⇒必須(ヒツス)アミノ酸(サン)

ふかけん

ふかけん [2] 【不可見】 (名・形動)[文]ナリ
見ることができない・こと(さま)。「―な存在」

ふかげん

ふかげん [2] 【不加減】 (名・形動)[文]ナリ
具合がよくない・こと(さま)。「少々御―でしかしもう宣しうでございましよう/経つくえ(一葉)」

ふかげんか

ふかげんか [3] 【付加原価】
自己資本に対する利子,個人企業者が受け取る賃金など,損益計算上では費用にならないが,原価計算上では原価となるもの。機会原価の一種。

ふかこう

ふかこう [2] 【不可抗】 (名・形動)[文]ナリ
人の力ではどうしようもない・こと(さま)。「―な力が働く」

ふかこうりょく

ふかこうりょく【不可抗力である】
be inevitable;be beyond our control[power].

ふかこうりょく

ふかこうりょく [3] 【不可抗力】
(1)天災地変など人力ではどうすることもできないこと。
(2)〔法〕 通常,必要と認められる注意や予防方法を尽くしても,なお損害を防ぎきれないこと。債務不履行・不法行為の責任を免れる。

ふかさ

ふかさ [2][1] 【深さ】
深いこと。また,その程度。

ふかさ

ふかさ【深さ】
depth.→英和
〜6フィート be 6 feet deep[in depth].

ふかさんめいし

ふかさんめいし [5] 【不可算名詞】
〔uncountable noun〕
英語の名詞を数の観点から分類した一。一定の形状や限界をもたず,一つ・二つと数えられないものをさす名詞。単数と複数の対立が成り立たないもの。「音楽」「時間」「水」「空気」など。
⇔可算名詞
→物質名詞

ふかさゲージ

ふかさゲージ [4] 【深さ―】
穴や溝の深さを測る測定器。ノギス型とマイクロメーター型がある。デプス-ゲージ。

ふかざけ

ふかざけ [0] 【深酒】 (名)スル
度を過ごして酒を飲むこと。「ゆうべは―してしまった」

ふかざけ

ふかざけ【深酒】
heavy drinking.〜する drink heavily.

ふかざわ

ふかざわ フカザハ 【深沢】
姓氏の一。

ふかざわしちろう

ふかざわしちろう フカザハシチラウ 【深沢七郎】
(1914-1987) 小説家。山梨県生まれ。姨(オバ)捨て伝説に取材した「楢山節考」で反響を呼び,土俗の底にある下層庶民の人間的感情を描く。「笛吹川」「風流夢譚」「庶民列伝」など。

ふかし

ふかし [2] 【不可視】
肉眼では見ることのできないこと。
⇔可視

ふかし

ふか・し 【深し】
■一■ (形ク)
⇒ふかい
■二■ (形シク)
⇒ふかしい

ふかし

ふかし [3] 【蒸かし】
ふかすこと。また,ふかした程度やふかしたもの。「―が足りない」

ふかしい

ふかし・い 【深しい】 (形)[文]シク ふか・し
〔ク活用の「ふかし(深)」のシク活用化したもの。中世後期から近世へかけての語〕
(1)奥深い。くわしい。「―・い事こそ(言イマセンガ),此の家屋敷相応に三貫目や五十両は貸してやつて下さいやせ/浄瑠璃・重井筒(上)」
(2)格別である。格段である。「芸能と申して―・いこともござない/狂言・鼻取相撲」
(3)多い。たくさんである。「―・うはたべまいものを/狂言・伯母が酒」

ふかしいも

ふかしいも [3] 【蒸かし芋】
ふかした芋。特に,さつまいも。

ふかしぎ

ふかしぎ [2] 【不可思議】 (名・形動)[文]ナリ
(1)怪しく異様なこと。常識では理解できない不思議なこと。また,そのさま。「宇宙の―を解明する」「―な話」「―な現象」
(2)〔仏〕 言葉で表したり,心でおしはかったりできないこと。仏の智慧や神通力についていう。不思議。
(3)数の単位。一〇の八〇乗。[塵劫記]
[派生] ――さ(名)

ふかしぎ

ふかしぎ【不可思議な】
⇒不思議.

ふかしこうせん

ふかしこうせん [4] 【不可視光線】
人の目に感じない光。赤外線・紫外線など。
⇔可視光線

ふかしょくみん

ふかしょくみん [4] 【不可触民】
インドのカースト制度のもとで,バルナ(四種姓)の外に置かれた最下層身分の人々の称。触れることを忌む民とされ,賤民(センミン)扱いされてきた。1950年,インド憲法の施行により法制度上,身分差別は廃止された。パリア。ハリジャン。アンタッチャブル。
→カースト

ふかしん

ふかしん【不可侵条約(を結ぶ)】
(conclude) a nonagression pact[treaty] <with> .

ふかしん

ふかしん [2] 【不可侵】
侵害を許さないこと。

ふかしんけん

ふかしんけん [3] 【不可侵権】
国際法上,主として外交使節について,その身体・名誉などは侵すことができないとする特権。

ふかしんじょうやく

ふかしんじょうやく [5] 【不可侵条約】
⇒不侵略条約(フシンリヤクジヨウヤク)

ふかじゅうごう

ふかじゅうごう [3] 【付加重合】
単量体分子が付加反応により原子を失うことなく結合する反応を繰り返し,高重合体を生ずるもの。ポリ塩化ビニル・ポリエチレンなどの生成はこれによる。

ふかす

ふか・す [2] 【吹かす】 (動サ五[四])
(1)外に吹き出す。特に吸ったタバコの煙をはき出す。「タバコを―・す」「ある商店で大きな蓄音器を―・してゐた/それから(漱石)」
(2)停車した状態で,自動車のエンジンを高速回転させる。「エンジンを―・す」
(3)「…風(カゼ)を吹かす」の形で,ことさら…らしく振る舞うの意を表す。「亭主風を―・す」「兄貴風を―・す」
(4)吹聴する。「我身を―・したるように思しめさんも恥しけれども/仮名草子・竹斎」

ふかす

ふか・す 【袘す】 (動サ下二)
袘(フキ)を出す。「浅黄裏を表へ五寸―・せ/浮世草子・御前義経記」

ふかす

ふかす【吹かす】
[タバコを]puff <at one's cigar> ;→英和
smoke.→英和

ふかす

ふかす【蒸す】
steam <potatoes> .→英和

ふかす

ふか・す [2] 【更かす・深す】 (動サ五[四])
夜がふけるまで時をすごす。「夜を―・す」「やや―・してまうのぼりたるに/枕草子 201」

ふかす

ふか・す [2] 【蒸かす】 (動サ五[四])
食べ物に蒸気をあててやわらかくし,食べられるようにする。むす。「芋を―・す」「御飯を―・す」
[可能] ふかせる

ふかせつ

ふかせつ [2] 【不可説】
(1)〔仏〕 仏教の真理や悟りなどが言葉によって説きえないこと。ふかせち。
(2)言葉では言い表せないこと。「西行は…―の上手なり/後鳥羽院御口伝」
(3)規定にあわないこと。けしからぬこと。「内々小冠小童等は―の装束,中々無沙汰の事也/禁秘抄」

ふかせづり

ふかせづり [0] 【ふかせ釣(り)】
錘(オモリ)をつけずに,または小さな錘を用いて,餌(エサ)の昆虫などが自然の状態で水面や水中にあるように見せて釣る方法。ふかし釣り。

ふかせる

ふか・せる [3] 【吹かせる】 (動サ下一)
吹くようにする。「…風(カゼ)を吹かせる」の形で用いることが多い。「一泡―・せる」「兄貴風を―・せる」「神様ハ風ヲ―・セル/ヘボン」

ふかせ釣

ふかせづり [0] 【ふかせ釣(り)】
錘(オモリ)をつけずに,または小さな錘を用いて,餌(エサ)の昆虫などが自然の状態で水面や水中にあるように見せて釣る方法。ふかし釣り。

ふかせ釣り

ふかせづり [0] 【ふかせ釣(り)】
錘(オモリ)をつけずに,または小さな錘を用いて,餌(エサ)の昆虫などが自然の状態で水面や水中にあるように見せて釣る方法。ふかし釣り。

ふかぜい

ふかぜい [2] 【付加税・附加税】
国税または上級地方団体の租税を本税とし,これに付加して一定の割合で賦課した地方税。1950年(昭和25)廃止。
→独立税

ふかそぎ

ふかそぎ [0] 【深削ぎ・深除・深曾木】
「髪削(カミソ)ぎ」に同じ。

ふかそく

ふかそく [2] 【不可測】 (名・形動)[文]ナリ
予測のできない・こと(さま)。不測。「―な事態」「苟も其理に通ぜざれば知覚運動する所以実に―なり/明六雑誌 25」

ふかだ

ふかだ 【深田】
姓氏の一。

ふかだ

ふかだ [0] 【深田】
泥深い田。沼田。ふけだ。
⇔浅田

ふかだきゅうや

ふかだきゅうや 【深田久弥】
(1903-1971) 小説家・登山家。石川県生まれ。東大中退。小説「オロッコの娘」「あすならう」などを発表。また,内外を広く旅行し,「日本百名山」「ヒマラヤの高峰」などを著す。

ふかち

ふかち [2] 【不可知】
知ることができないこと。

ふかち

ふかち【不可知の】
unknowable;→英和
mysterious.→英和
不可知論 agnosticism.

ふかちろん

ふかちろん [3] 【不可知論】
〔agnosticism〕
所与の感覚的経験以上の実在(究極的真理・神など)を人間は知ることができないとする立場。そうした実在を有りとした上での主張と,その有無すら知れぬとする主張とがある。

ふかっせいガス

ふかっせいガス フクワツセイ― [6] 【不活性―】
化学反応を起こしにくい気体。狭義にはヘリウムなどの希ガス族元素をいい,広義には化学反応性の低い窒素などを含めていう。

ふかって

ふかって [2] 【不勝手】 (名・形動)[文]ナリ
(1)勝手が悪いこと。不便なこと。また,そのさま。
(2)生計が苦しいこと。「これも始めは―にござつたれども/狂言・塗師(鷺流)」

ふかっぱつ

ふかっぱつ [2] 【不活発・不活溌】 (名・形動)[文]ナリ
活気がない・こと(さま)。「議論が―だ」

ふかっぱつ

ふかっぱつ【不活発な】
inactive;→英和
dull;→英和
slow;→英和
stagnant (沈滞した).→英和

ふかつ

ふかつ [0] 【賦活】
活力を与えること。活性化させること。「―剤」
→活性化

ふかつか

ふかつか フクワツクワ [0] 【不活化】 (名)スル
本来の働きを失わせること。

ふかつかワクチン

ふかつかワクチン フクワツクワ― [5] 【不活化―】
菌体・ウイルスをホルマリンなどで処理して感染性を失わせたものを材料に調整されたワクチン。死菌ワクチン。
→ワクチン

ふかづめ

ふかづめ【深爪を切る】
cut a nail to the quick.→英和

ふかづめ

ふかづめ [0] 【深爪】 (名)スル
爪を深く切りすぎること。

ふかで

ふかで【深手】
⇒重傷.

ふかで

ふかで [0] 【深手・深傷】
深い傷。重傷。
⇔浅手
⇔薄手
「―を負う」

ふかとく

ふかとく [2] 【不可得】
(1)〔仏〕 真理・悟り,仏の考えなどが人間の思慮を超えていて認識できないこと。
(2)求めても得られないこと。「講ずべき書を此中に求めむことは殆ど―である/伊沢蘭軒(鴎外)」

ふかなさけ

ふかなさけ [3] 【深情け】
(異性への)情愛が深いこと。また,その情愛。「悪女の―」

ふかなべ

ふかなべ [0] 【深鍋】
深さのある鍋。底の深い鍋。

ふかのう

ふかのう [2] 【不可能】 (名・形動)[文]ナリ
可能でないこと。できないこと。また,そのさま。
⇔可能
「実現は―だ」「―な計画」「―に挑戦する」
[派生] ――さ(名)

ふかのう

ふかのう【不可能】
impossibility.〜な impossible.→英和

ふかのひれ

ふかのひれ [5] 【鱶の鰭】
フカの鰭を日干しにした食品。中国料理の材料にする。魚翅(ユイチー)。排翅(パイチー)。ふかうるめ。

ふかはまり

ふかはまり [3] 【深填り】 (名)スル
物事に深入りしすぎて,その状態から抜け出せないこと。「近(チカ)き頃より俄(ニワカ)に―して浮(ウカ)るると知れたるを/金色夜叉(紅葉)」

ふかはんのう

ふかはんのう [3] 【付加反応】
⇒付加(フカ)(2)

ふかば

ふかば [0] 【深場】
海・湖・川などの,水深の深い所。
⇔浅場

ふかひ

ふかひ【不可避の】
inevitable;→英和
unavoidable.→英和

ふかひ

ふかひ [2] 【不可避】 (名・形動)[文]ナリ
避けることができない・こと(さま)。「衝突は―のことと思われる」

ふかひ

ふかひ [2] 【深緋】
濃い緋色。「―の袍(ホウ)」

ふかひれ

ふかひれ [0] 【鱶鰭】
「鱶(フカ)の鰭(ヒレ)」に同じ。

ふかふか

ふかふか
〜した soft.→英和

ふかふか

ふかふか
■一■ [2][1] (副)スル
(1)やわらかくふくれているさま。「―(と)したパン」
(2)うっかりしているさま。うかうか。「時宗に誑(タラ)されてお預りの大事の囚人―と渡さるるは/浄瑠璃・百日曾我」
■二■ [0] (形動)[文]ナリ
{■一■(1)}に同じ。「―のまんじゅう」「日に干したので布団が―だ」

ふかぶか

ふかぶか [3] 【深深】 (副)
(多く「と」を伴って)深くゆったりとしたさま。非常に深いさま。「いすに―と腰かける」「―と頭を下げる」

ふかぶん

ふかぶん【不可分の】
inseparable <from> .→英和

ふかぶん

ふかぶん [2] 【不可分】 (名・形動)[文]ナリ
密接に結びついていて,分けることができない・こと(さま)。
⇔可分
「密接―な関係」

ふかぶんぶつ

ふかぶんぶつ [3] 【不可分物】
分割すれば物の性質および価値が著しく低下する物。一頭の馬・一台の自動車などがその例。
⇔可分物

ふかほうりゅう

ふかほうりゅう フクワハウリウ [3] 【孵化放流】
人工孵化させた稚魚を放流すること。

ふかま

ふかま [0][3] 【深間】
(1)川や海などの水深が深い所。ふかみ。「―にはいりこむ」
(2)男女の仲がきわめて親密になること。「―の男と申すはいたづらにもあらず/浮世草子・禁短気」

ふかまき

ふかまき [0] 【深播き】
播種に際し覆土を厚くするやり方。播き床が乾燥しやすい場合などに適用される。
→浅播き

ふかまる

ふかまる【深まる】
deepen.→英和
秋も深まった Autumn is well on[far advanced].

ふかまる

ふかま・る [3] 【深まる】 (動ラ五[四])
(1)深くなる。「秋が―・る」
(2)物事の度合が大きくなる。「知識が―・る」

ふかみ

ふかみ【深み】
depth;→英和
<get into> a depth;→英和
the depths (深所).〜のある deep;→英和
profound.→英和

ふかみ

ふかみ 【深見】
姓氏の一。

ふかみ

ふかみ [3][0] 【深み】
(1)川などの深くなっている所。ふかま。
⇔浅み
「―にはまる」
(2)深入りしてのがれられない状態。関係が密になり抜け出せない状態。「悪の―におちいる」
(3)(内容・知識・人格などの)深さの度合。おくゆき。「文章に―がない」「―のある人物」

ふかみぐさ

ふかみぐさ [3] 【深見草】
ボタンの異名。

ふかみげんたい

ふかみげんたい 【深見玄岱】
(1648-1722) 江戸中期の儒学者・書家。長崎の人。字(アザナ)は子新・斗胆。本姓は高氏で,祖父は中国人。渡来僧独立に医学と語学を学び,のち幕府儒官となる。著「正徳和漢集」など。

ふかみずかんり

ふかみずかんり フカミヅクワンリ [5] 【深水管理】
稲の冷害を防ぐため,田の水深を深くし,小さい穂を保護する管理法。深水灌漑。

ふかみどり

ふかみどり [3] 【深緑】
濃い緑色。

ふかみる

ふかみる 【深海松】
海底深く生えている海草。「朝なぎに来寄る―/万葉 3301」

ふかみるの

ふかみるの 【深海松の】 (枕詞)
(1)同音の「深む」にかかる。「―深めて思へど/万葉 135」
(2)海松(ミル)と同音の「見る」にかかる。「―見まく欲しけど/万葉 946」

ふかむ

ふか・む [2] 【深む】
■一■ (動マ五[四])
深まる。深くなる。「―・みゆく秋」「秋―・む」
■二■ (動マ下二)
⇒ふかめる

ふかむらさき

ふかむらさき [4] 【深紫】
濃い紫色。こむらさき。

ふかめ

ふかめ [0][3] 【深め】 (名・形動)
やや深い・こと(さま)。
⇔浅め
「帽子を―にかぶる」

ふかめる

ふかめる【深める】
deepen.→英和
理解を〜 know <a thing> better.

ふかめる

ふか・める [3] 【深める】 (動マ下一)[文]マ下二 ふか・む
(1)深くする。親しさや理解の度合を高める。「互いの友情を―・める」「理解を―・める」
(2)思いを深くする。「心を―・めて我(ア)が思へるらむ/万葉 1381」

ふかや

ふかや 【深谷】
埼玉県北部の市。近世,中山道の宿駅。花卉(カキ)栽培が盛ん。深谷葱(ネギ)が特産。工業団地がある。

ふかよい

ふかよい [0] 【深酔い】 (名)スル
酒にひどく酔うこと。

ふかよみ

ふかよみ [0] 【深読み】 (名)スル
物事の状況や人の言動の意味を,実際以上に深く解釈すること。憶測がすぎること。

ふかん

ふかん【俯瞰する】
overlook;→英和
look down <on> .

ふかん

ふかん [0] 【付款・附款】
法律行為から生ずる効果を制限する目的で,表意者が法律行為に際して特に付加する制限。条件・期限などがその例。

ふかん

ふかん [0] 【俯瞰】 (名)スル
高い所から見下ろすこと。鳥瞰。「湖の一部を―するを得べし/十和田湖(桂月)」

ふかん

ふかん 【不堪】 (名・形動)[文]ナリ
〔堪えがたいこと,がまんできないことの意〕
(1)その道の心得がないこと。技芸などに堪能でないこと。また,そのさま。「天下の物の上手といへども始めは―の聞こえもあり/徒然 150」「―な人ではないぞ/毛詩抄 20」
(2)貧乏な・こと(さま)。[色葉字類抄]

ふかん

ふかん [0] 【浮桿・浮竿】
浮く棒の下端におもりをつけ,流水中に入れて流速を測る器具。棒浮き。

ふかんさつえい

ふかんさつえい [4] 【俯瞰撮影】
被写体を高い位置から撮影すること。

ふかんざぜんぎ

ふかんざぜんぎ フクワンザゼンギ 【普勧坐禅儀】
仏教書。一巻。道元著。1227年成立。座禅の精神と方法を説き,僧俗あらゆる人にその実践を勧める。

ふかんしへい

ふかんしへい フクワン― [4] 【不換紙幣】
金貨・銀貨などの本位貨幣と交換できない政府紙幣や銀行券。
⇔兌換(ダカン)紙幣

ふかんしへい

ふかんしへい【不換紙幣】
inconvertible paper money.

ふかんしょう

ふかんしょう [2] 【不干渉】
干渉しないこと。「内政―」

ふかんしょう

ふかんしょう [0][2] 【不感症】
(1)女性が性交の際に快感を得られない症状。冷感症。
(2)感覚がにぶかったり慣れてしまったりして,普通なら感ずるはずの物事に,さして感じなくなること。「騒音に対して―になる」

ふかんしょう

ふかんしょう【不感症】
《医》frigidity.

ふかんしょう

ふかんしょう【不干渉(政策)】
(a) nonintervention (policy).

ふかんず

ふかんず [2] 【俯瞰図】
「鳥瞰図(チヨウカンズ)」に同じ。

ふかんせいゆ

ふかんせいゆ [4] 【不乾性油】
不飽和脂肪酸の含有量が少ないために酸化されず,空気にさらしても乾いたり薄膜を作ったりしない植物油。オリーブ油・椿油・ひまし油など。不乾油。
⇔乾性油

ふかんぜん

ふかんぜん [2] 【不完全】 (名・形動)[文]ナリ
必要なものが欠けたりしていて完全でないこと。不備であること。また,そのさま。
⇔完全
「―な装備で登山する」
[派生] ――さ(名)

ふかんぜん

ふかんぜん【不完全な】
imperfect;→英和
incomplete.→英和

ふかんぜんか

ふかんぜんか [4] 【不完全花】
萼(ガク)・花冠・雄しべ・雌しべのいずれかを欠く花。
⇔完全花

ふかんぜんきたい

ふかんぜんきたい [6] 【不完全気体】
ボイル-シャルルの法則に完全には従わない気体。実在の気体は多少とも不完全気体である。

ふかんぜんきょうそう

ふかんぜんきょうそう [6] 【不完全競争】
売り手および買い手が無数にいる完全競争と,いずれかが一人しか存在しない完全独占との中間的な競争状態。少数の売り手もしくは買い手が価格支配力をもつ。
→完全競争

ふかんぜんきんるい

ふかんぜんきんるい [6] 【不完全菌類】
真菌類のうち有性生殖すなわち子嚢または担子器の形成をみないものを一括して設けた菌類の分類群。分生子などのみ知られたかび類が多く,一千属以上約一万種が知られている。

ふかんぜんこようきんこう

ふかんぜんこようきんこう [9] 【不完全雇用均衡】
経済全体の貯蓄と投資の均衡によって定まる経済活動の水準が,完全雇用の水準に達せず失業を生じる状態での均衡。
⇔完全雇用均衡

ふかんぜんせいていり

ふかんぜんせいていり [8] 【不完全性定理】
自然数論を含む形式的体系が無矛盾であれば,その体系内では真とも偽とも証明できない命題が存在するという定理。ゲーデルが証明。

ふかんぜんねんしょう

ふかんぜんねんしょう [6] 【不完全燃焼】 (名)スル
可燃性物質が不十分な酸素供給のもとで燃焼すること。その際,一酸化炭素や煤(スス)などが発生し,発熱量も完全燃焼するときより小さくなる。
⇔完全燃焼

ふかんぜんへんたい

ふかんぜんへんたい [6] 【不完全変態】
昆虫類の変態の一型。はねや外部生殖器の原基がすでに幼虫期から外部に現れ,蛹(サナギ)の時期がなく脱皮のたびに成虫の形に近づくもの。原始的昆虫類(カゲロウ・トンボ・ゴキブリなど)に見られる。半変態。
→完全変態

ふかんぜんゆうせい

ふかんぜんゆうせい [6] 【不完全優性】
対立形質の一方が他方の形質発現を完全におおいきれないような優性。
→中間雑種

ふかんぜんよう

ふかんぜんよう [4] 【不完全葉】
葉身・葉柄・托葉のうち,いずれかを欠く葉。
→完全葉

ふかんぜんりこう

ふかんぜんりこう [6] 【不完全履行】
債務者が債務を一応履行したが,その内容が債務の本旨にそわず,不完全であること。

ふかんでんでん

ふかんでんでん [4] 【不堪佃田】
律令制下,自然災害や農民の逃亡などにより,耕作(佃)に堪ええなくなった田地。荒田。荒廃田。不堪田。

ふかんでんでんのそう

ふかんでんでんのそう 【不堪佃田の奏】
平安時代,大臣以下が国司からの申請に基づき,各地の不堪佃田の状況とその地の租税を減免する旨を上奏した儀式。毎年9月に行われた。

ふかんど

ふかんど [2] 【深所】
水の深いところ。「―に落ち込む」

ふかんゆ

ふかんゆ [2] 【不乾油】
⇒不乾性油(フカンセイユ)

ふがいない

ふがいな・い フガヒ― [4] 【腑甲斐無い・不甲斐無い】 (形)[文]ク ふがひな・し
情けないくらいだらしない。意気地がない。「連敗するとは―・い」「われながら―・い」
[派生] ――さ(名)

ふがいない

ふがいない【腑甲斐ない】
[意気地ない]cowardly;unmanly;→英和
worthless (つまらぬ).

ふがく

ふがく [1] 【富岳・富嶽】
富士山の異名。「―百景」

ふがく

ふがく [1] 【不学】
〔「ぶがく」とも〕
学ばないこと。学問のないこと。無学。「―者」

ふがくさんじゅうろっけい

ふがくさんじゅうろっけい 【富嶽三十六景】
錦絵。葛飾北斎作。全四六枚。天保(1830-1844)初年に刊行。富士を題材に庶民の生活・風俗を活写,和漢洋の技法を用い浮世絵に風景画の新分野を開いた。なかでも「凱風快晴(赤富士)」「神奈川沖浪裏」「山下白雨」は有名。

ふがけ

ふがけ [0] 【踏掛・踏懸】
舞楽の装束に用いる脛巾(ハバキ)の一種。赤地の大和錦で作る。

ふがふが

ふがふが [1] (副)
鼻や口から空気がもれて,はっきりした言葉にならないさま。「―言う」

ふき

ふき [1][2] 【不諱・不忌】
(1)いみはばからずに言うこと。直言すること。
(2)避けることのできないもの。死ぬこと。

ふき

ふき [0] 【袘・�】
袷(アワセ)や綿入れの裾(スソ)・袖口などで,裏布を表へのぞかせて縁のように仕上げたもの。ふきかえし。

ふき

ふき [2][1] 【不帰】
再び帰らないこと。転じて,死ぬこと。

ふき

ふき【付記】
an additional remark[note].〜する add <that…> .→英和

ふき

ふき【蕗】
a butterbur.

ふき

ふき 【菜蕗・蕗・富貴・布貴】
箏曲の一。
(1)八橋検校作曲の箏組歌十三曲中の筆頭の曲。八橋流以降,生田流・山田流でも演奏され,俗箏の最初の曲として尊ばれている。
(2)筑紫箏の曲。{(1)}の原曲。越天楽(エテンラク)。

ふき

ふき [1][2] 【付記・附記】 (名)スル
付け加えて記すこと。また,その記したもの。「注意事項を―する」

ふき

ふき [1][2] 【不羈】 (名・形動)[文]ナリ
〔「羈」はしばりつなぐ意〕
(1)自由奔放で束縛しえない・こと(さま)。「傲慢―なる性は,これを父より貰ひたり/春(藤村)」
(2)才知が人並はずれてすぐれていて,常規では律しきれないこと。「―の才」

ふき

ふき [1][2] 【不起】
〔再び立てないの意〕
死ぬまで病気などが治らないこと。「―の病(ヤマイ)」

ふき

ふき [1][2] 【不軌】
法を守らないこと。また,反逆すること。「交関に―を成すなり/菅家後集」

ふき

ふき [0] 【蕗・苳・款冬・菜蕗】
キク科の多年草。山野に自生し,また野菜として栽培する。早春,地上に「ふきのとう」と呼ばれる苞(ホウ)に包まれた花茎を出し,生長すると淡黄白色の頭花をつける。雌雄異株。花後,長い柄のある腎心形の大きな葉が出る。香りのある葉柄とふきのとうを食用とする。[季]夏。《―の葉のうち重つて沢となる/山口青邨》
蕗[図]

ふき

ふき [1][2] 【富貴】
⇒ふうき(富貴)

ふき=の客となる

――の客とな・る
帰らぬ人となる。死ぬ。

ふきあがる

ふきあが・る [4] 【吹き上(が)る・噴き上(が)る】 (動ラ五[四])
(1)風に吹かれて高く上がる。「砂ぼこりが―・る」
(2)水などが高く湧き出る。「噴水が―・る」

ふきあげ

ふきあげ [0] 【吹(き)上げ・噴(き)上げ】
(1)風の吹き上げてくる所。
(2)吹き上がる水。噴水。[季]夏。
(3)室町末から江戸初期の女性の髪の結い方の一。髪をふくらませて髷(マゲ)をあげるもの。

ふきあげ

ふきあげ 【吹上】
(1)埼玉県中北部,北足立郡の町。荒川東岸の低地に位置する。
(2)鹿児島県,薩摩半島西岸の町。東シナ海沿岸は吹上浜。

ふきあげぎょえん

ふきあげぎょえん 【吹上御苑】
皇居の内苑。皇居の西部,旧江戸城西の丸の西側に位置。苑内には吹上御所・宮中三殿などがある。

ふきあげのはま

ふきあげのはま 【吹上の浜】
和歌山市紀ノ川の河口から雑賀(サイカ)の西浜までの海岸。((歌枕))「うちよする浪のこゑにてしるきかな―の秋の初風/新古今(雑中)」

ふきあげはま

ふきあげはま 【吹上浜】
鹿児島県,薩摩半島西岸の砂浜海岸。串木野市から加世田市まで南北約47キロメートル。キャンプ場・海水浴場などがあり,県立自然公園。

ふきあげる

ふきあげる【吹き上げる】
blow up (風が);spout (水が).→英和

ふきあげる

ふきあ・げる [4] 【吹(き)上げる・噴(き)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ふきあ・ぐ
(1)風が吹いて物を高く舞い上がらせる。「風が木の葉を―・げる」
(2)水や水蒸気が上にある物を勢いよく持ち上げる。「蒸気がやかんの蓋を―・げる」
(3)液体や気体を穴から勢いよく飛び上がらせる。「鯨が潮を―・げる」「間欠泉が蒸気を―・げる」
(4)風が低い所から高い所に向かって吹く。「谷から風が―・げる」
(5)笛などを高い調子で吹き鳴らす。「尺八の笛などの大声を―・げつつ/源氏(末摘花)」

ふきあし

ふきあし [0] 【葺き足】
屋根に葺き重ねた瓦(カワラ)などの,一つの瓦の下端から上に重ねた瓦の下端までの長さ。

ふきあらす

ふきあらす【吹き荒らす】
sweep <across,over> .→英和

ふきあれる

ふきあ・れる [4][0] 【吹(き)荒れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ふきあ・る
風が激しく吹く。吹きすさぶ。「木枯らしが―・れる」

ふきあれる

ふきあれる【吹き荒れる】
⇒吹き荒らす.

ふきい

ふきい [2] 【吹(き)井・噴(き)井】
「噴井(フケイ)」に同じ。[季]夏。

ふきいし

ふきいし [0] 【葺き石】
古墳の墳丘の表面をおおった石。

ふきいた

ふきいた [0][3] 【葺き板】
屋根を葺く板。屋根板。

ふきいど

ふきいど [3] 【吹(き)井戸・噴(き)井戸】
「噴井(フケイ)」に同じ。

ふきいる

ふきい・る [3][0] 【吹(き)入る】
■一■ (動ラ五[四])
風が吹いて中に入って来る。吹き込む。「すき間から冷たい風が―・る」
■二■ (動ラ下二)
⇒ふきいれる

ふきいれる

ふきい・れる [4][0] 【吹(き)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ふきい・る
吹いて物を中に入れる。吹き込む。「生命力を彼の心に―・れたり/求安録(鑑三)」

ふきえ

ふきえ [0] 【吹(き)絵】
型紙を置き,上から絵の具や墨を吹きかけて,型紙のところを白く抜いた絵や模様。

ふきおとす

ふきおとす【吹き落とす】
blow down.

ふきおろし

ふきおろし [0] 【葺き下ろし】
母屋の屋根を延長して,母屋に付属した下屋の屋根にすること。また,その屋根。

ふきおろす

ふきおろ・す [4][0] 【吹(き)下ろす】 (動サ五[四])
風が低い方に向かって吹く。「山から―・す風」

ふきかえ

ふきかえ [0] 【葺き替え】
屋根の藁(ワラ)・茅(カヤ)・瓦(カワラ)などを新しいものと替えること。屋根替え。[季]春。

ふきかえ

ふきかえ【吹き替え】
a stand-in (映画);a substitute (actor) (劇の);→英和
dubbing (録音の).→英和

ふきかえ

ふきかえ [0] 【吹(き)替え】
(1)貨幣などを鋳なおすこと。改鋳。
(2)外国映画の台詞(セリフ)を,自国語に録音しなおす(吹き込む)こと。
(3)映画で,一般の俳優に代わって危険な場面などの代役をする俳優。替え玉。スタンド-イン。
(4)芝居で,早替わりや一人二役を円滑に進めるため,他の役者がその身代わりとなって同じ扮装で出ること。また,その役者。
(5)歌舞伎の小道具の一。役者の身代わりをつとめさせる人形。多く籠(カゴ)細工に衣裳をつけたもの。

ふきかえし

ふきかえし [0] 【吹(き)返し】
(1)風がそれまでと反対の方向に吹くこと。また,その風。
(2)「袘(フキ)」に同じ。
(3)〔「ふきがえし」とも〕
兜(カブト)の左右の錏(シコロ)の両端が上方へ折れ返っている部分の名。
→兜

ふきかえす

ふきかえ・す [3] 【吹(き)返す】 (動サ五[四])
(1)風が吹いて,物を裏がえしたり逆の方向に吹き戻したりする。「掃きよせた落ち葉を―・す」「其家の風,暖簾―・しぬ/浮世草子・永代蔵 1」
(2)呼吸を回復する。生きかえる。「息を―・す」
(3)貨幣・金属器具などを溶かして鋳なおす。改鋳する。「銅銭を―・す」

ふきかえす

ふきかえす【吹き返す】
[息を]come to (oneself);come round.

ふきかえる

ふきか・える [4][3][0] 【葺き替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ふきか・ふ
屋根を新しい材料で葺き改める。「屋根を―・える」

ふきかえる

ふきか・える [4][0] 【吹(き)変える・吹(き)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ふきか・ふ
(1)貨幣・金属器具などを溶かして,鋳なおす。改鋳する。「金貨を―・える」
(2)替え玉を使う。すり替える。「垣根の外にて袋の内へ―・へて,誠の剣はこれここに/歌舞伎・四天王楓江戸粧」
(3)外国映画の台詞(セリフ)を自国語にかえて吹き込む。
(4)風の向きが変わる。「色々に穂向けの風を―・へて/玉葉(秋上)」

ふきかける

ふきか・ける [4][0] 【吹(き)掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふきか・く
(1)息などを吹いてかける。「息を―・ける」
(2)大げさにいう。値段を高くいう。ふっかける。「高く―・ける」
(3)しかける。しむける。ふっかける。「喧嘩を―・ける」
(4)風が強く吹きつける。「西風のものすごきが…―・くる也/中華若木詩抄」

ふきかける

ふきかける【吹き掛ける】
(1)[息を]breathe on <a mirror> .
(2)[喧嘩を]pick a quarrel <with> .→英和
(3)[高値を]ask an unreasonable price <for> ;charge high <for a thing> .

ふきかよう

ふきかよ・う [4][0] 【吹き通う】 (動ワ五[ハ四])
風が吹いて通る。「風が―・う木かげ」「なほ―・へ宇治の川風/源氏(椎本)」

ふきかん

ふきかん [2] 【負帰還】
フィードバックのうち,出力を入力と比較しその差を小さくするように働く機能をいう。ネガティブ-フィードバック。

ふきがわ

ふきがわ 【吹き皮・鞴】
「ふいご(鞴)」に同じ。「鍛冶の―の料,牛の皮十五張/延喜式(木工寮)」

ふききる

ふきき・る [3][0] 【吹き切る】 (動ラ五[四])
風が激しく吹いて,物をちぎる。
→ふっきる(吹切)

ふきぐさ

ふきぐさ [2] 【葺き草】
(1)屋根を葺くのに用いる草。藁(ワラ)・茅(カヤ)など。
(2)ショウブの異名。

ふきぐち

ふきぐち [2] 【吹(き)口】
「歌口(ウタグチ)」に同じ。

ふきぐみ

ふきぐみ 【菜蕗組】
箏組歌の一。
→菜蕗(フキ)(1)

ふきけす

ふきけす【吹き消す】
blow out <a candle> .

ふきけす

ふきけ・す [3][0] 【拭き消す】 (動サ五[四])
布などでふいて消す。ぬぐって消す。「汚れを―・す」

ふきけす

ふきけ・す [3][0] 【吹(き)消す】 (動サ五[四])
息を吹きかけたり,風が吹いたりして,火を消す。「蝋燭の火を―・す」
[可能] ふきけせる

ふきげん

ふきげん【不機嫌】
displeasure;bad temper.〜な displeased;bad-tempered;sullen;→英和
cross.→英和
〜な様子である look displeased.

ふきげん

ふきげん [2] 【不機嫌】 (名・形動)[文]ナリ
機嫌がよくない・こと(さま)。
⇔上機嫌
「―な顔つき」
[派生] ――さ(名)

ふきこぼれる

ふきこぼ・れる [5][0] 【吹き零れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ふきこぼ・る
湯や煮汁が沸騰して鍋などからこぼれる。「味噌汁が―・れる」

ふきこみ

ふきこみ [0] 【吹(き)込み】 (名)スル
(1)吹き込むこと。
(2)レコード・テープ-レコーダーなどに録音すること。

ふきこむ

ふきこ・む [3] 【拭き込む】 (動マ五[四])
つやが出るまで何度もふく。「ぴかぴかに―・まれた廊下」

ふきこむ

ふきこ・む [3][0] 【吹(き)込む】 (動マ五[四])
□一□(自動詞)
風が吹いて中に入ってくる。また,風が吹いて雨・雪などが中に入ってくる。「雪が土間に―・む」
□二□(他動詞)
(1)吹いて中に入れる。「風船に息を―・む」「新風を―・む」
(2)前もって教えこむ。教唆する。「悪知恵を―・む」
(3)レコード・テープ-レコーダーなどに録音する。「テープに―・む」
[可能] ふきこめる

ふきこむ

ふきこむ【吹き込む】
(1)[風などが]blow in;blow <into a room> ;→英和
breathe into (息を).
(2)[思想を]instill <an idea into a person> ;inspire <a person with a spirit> .→英和
(3)[レコードに]put <a song> on a record;→英和
have <one's song> recorded.

ふきごもり

ふきごもり [0] 【葺き籠り】
陰暦五月五日またはその前夜の称。ショウブとヨモギで屋根を葺いて家に籠る風習があり,この日を「女の家」「女の屋根」と呼ぶ地方もある。

ふきさます

ふきさま・す [4][0] 【吹(き)冷ます】 (動サ五[四])
吹いて冷ます。「スープを―・す」

ふきさらし

ふきさらし【吹き曝しの】
weather-beaten;exposed (to the wind);uncovered.

ふきさらし

ふきさらし [0] 【吹き曝し】
さえぎる物がなく,じかに風が吹き当たること。また,その場所。

ふきさらす

ふきさら・す [4][0] 【吹き曝す】 (動サ五[四])
さえぎるものもなく風の吹き当たるにまかせる。「北風に―・される」

ふきざお

ふきざお [2] 【吹き竿・吹き棹】
ガラス種を一端につけ,息を吹き込んで成形するのに用いる細長い鉄管。

ふきし

ふきし [2] 【葺き師】
屋根葺きを職業とする人。屋根屋。

ふきしきる

ふきしき・る [4][0] 【吹き頻る】 (動ラ五[四])
風がしきりに吹く。激しく吹く。「木枯らしが一晩中―・る」

ふきじ

ふきじ [0] 【葺き地】
屋根に瓦(カワラ)などを葺くための下地。野地。

ふきすさぶ

ふきすさぶ【吹き荒ぶ】
rage;→英和
blow hard.

ふきすさぶ

ふきすさ・ぶ [4][0] 【吹き荒ぶ】 (動バ五[四])
(1)風が激しく吹き荒れる。「―・ぶ嵐の中を進む」
(2)笛をなぐさみに吹く。「笛を懐しう―・びつつのぞき給へれば/源氏(紅葉賀)」

ふきすさむ

ふきすさ・む [4][0] 【吹き荒む】 (動マ五[四])
(1)「ふきすさぶ{(1)}」に同じ。「ます��―・む夕立の/ふらんす物語(荷風)」
(2)「ふきすさぶ{(2)}」に同じ。「牧童が―・む一声の短笛に/千山万水(乙羽)」

ふきそ

ふきそ【不起訴にする】
drop a case.→英和
〜になる[人が主語]be acquitted.

ふきそ

ふきそ [2] 【不起訴】
検察官が公訴を提起しない処分。犯罪が成立しない,犯罪の十分な証拠がない,訴訟条件を欠く,訴追を必要としない場合等に行われる。
→起訴猶予

ふきそうじ

ふきそうじ [3] 【拭き掃除】 (名)スル
雑巾などでふいて掃除すること。「廊下を―する」

ふきそうじ

ふきそうじ【拭き掃除】
cleaning;→英和
scrubbing.〜をする clean;→英和
scrub <a floor> .→英和

ふきそく

ふきそく [2][3] 【不規則】 (名・形動)[文]ナリ
きまり正しくないこと。規則的でないこと。また,そのさま。「―な生活」「―に並ぶ」
[派生] ――さ(名)

ふきそく

ふきそく【不規則】
irregularity.〜な(に) irregular(ly).→英和

ふきそくぎんが

ふきそくぎんが [5] 【不規則銀河】
銀河の分類の一。楕円・渦巻・棒渦巻などの規則的な銀河に対し,形状や恒星の分布が不規則で,規模も直径が数千光年,絶対等級がマイナス一六等以暗と小規模。大小マゼラン雲(銀河)は代表的なもの。
→銀河

ふきそくどうし

ふきそくどうし [5] 【不規則動詞】
活用の仕方が一般の動詞とは違って,不規則である動詞。日本語ではカ変・サ変・ナ変・ラ変などの変格活用の動詞がこの類に入る。
⇔規則動詞

ふきそくへんこうせい

ふきそくへんこうせい [0] 【不規則変光星】
不規則に変光する星。また,変光法則が未知の変光星。カシオペア座ガンマ星など。

ふきたおす

ふきたおす【吹き倒す】
blow down.

ふきたおす

ふきたお・す [4][0] 【吹(き)倒す】 (動サ五[四])
風が吹いて,物を倒す。「強風が垣根を―・す」
[可能] ふきたおせる

ふきたつ

ふきた・つ [3][0] 【吹(き)立つ】
■一■ (動タ五[四])
(1)風が吹きはじめる。「秋風―・ちなむ時必ずあはむ/伊勢 96」
(2)風に吹かれて立つ。また,舞い上がる。「雲をなすわさ田のほなみ―・てて/新後拾遺(雑秋)」
(3)湯などが沸騰する。[日葡]
■二■ (動タ下二)
⇒ふきたてる

ふきたてる

ふきた・てる [4][0] 【吹(き)立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ふきた・つ
(1)吹いて高く上げる。吹きあげる。「シートが風に―・てられる」「かまどには火気(ホケ)―・てず/万葉 892」
(2)笛などを吹き鳴らす。「喇叭(ラツパ)を―・て軍勢を張り/浮城物語(竜渓)」
(3)大言壮語する。大げさに言う。「大議論を初めて,挙句(アゲク)に…大野心まで―・てられた/社会百面相(魯庵)」

ふきだけ

ふきだけ [2] 【吹(き)竹】
「火吹き竹」の略。

ふきだし

ふきだし [0] 【吹(き)出し】
(1)季節や地域に特有な風が強く吹き出すこと。「冬の季節風の―」
(2)漫画で,人物の口から吹き出した形に描いた台詞(セリフ)の囲み。

ふきだし

ふきだし【吹き出し】
[漫画の]a balloon.→英和

ふきだす

ふきだす【吹き出す】
(1)[噴出]spout;→英和
spurt out.(2)[笑い出す]burst out laughing.

ふきだす

ふきだ・す [3][0] 【吹(き)出す・噴(き)出す】 (動サ五[四])
□一□(自動詞)
(1)風が吹きはじめる。「午後から風が―・す」
(2)中から外に激しい勢いで出る。「温泉が―・す」「汗が―・す」「不満が一気に―・す」
(3)草や木の芽が勢いよく出る。「木々の芽が一斉に―・す」
(4)我慢できなくなって笑い出す。「思わず―・す」
□二□(他動詞)
(1)内から外へ吹いて出す。「タバコの煙を―・す」
(2)勢いよく芽を出す。「新芽を―・す」

ふきだま

ふきだま [0] 【吹(き)玉】
(1)ガラスを吹いて作った玉。ガラス玉。
(2)シャボン玉。

ふきだまり

ふきだまり [0] 【吹き溜まり】
(1)風に吹き寄せられた雪や落ち葉などが集まり溜まっている所。
(2)転じて,落ちぶれた人や社会から脱落した人々が行き場もないまま寄り集まる所。「社会の―」

ふきだまり

ふきだまり【吹き溜り】
a drift;→英和
a snowdrift.→英和

ふきちらす

ふきちらす【吹き散らす】
blow off;scatter.→英和

ふきちらす

ふきちら・す [4][0] 【吹(き)散らす】 (動サ五[四])
(1)風が物を吹いて散らす。「突風がごみを―・す」
(2)盛んに言いふらす。吹聴する。「好加減な事を―・して人を担(カツ)ぐ/吾輩は猫である(漱石)」

ふきつ

ふきつ【不吉な】
unlucky;→英和
ominous.→英和

ふきつ

ふきつ [0] 【不吉】 (名・形動)[文]ナリ
縁起の悪いこと。よくないことが起こりそうな兆しがあること。また,そのさま。「―な予感」
[派生] ――さ(名)

ふきつけ

ふきつけ【吹付け】
spraying.

ふきつける

ふきつける【吹き付ける】
blow against <a window> (風が);spray <on a wall> (塗料などを).→英和

ふきつける

ふきつ・ける [4][0] 【吹(き)付ける・吹(き)着ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふきつ・く
(1)風が強く吹き当たる。「北風の―・ける道」
(2)吹いて付着させる。「塗料を―・ける」
(3)風が物を吹き飛ばして他の物に当てる。また,吹き寄せる。「強風が雪を壁に―・ける」「阿波の地へこそ―・けたれ/平家 11」
(4)そそのかす。たきつける。「何がなと有ること無いこと―・けて/人情本・婦女今川」

ふきつち

ふきつち [0] 【葺き土】
屋根瓦が滑り落ちないようにその下に敷く土。粘土に少量の石灰や苆(スサ)を混ぜたもの。

ふきつのる

ふきつの・る [4][0] 【吹(き)募る】 (動ラ五[四])
風がしだいに激しくなる。「夜半になって風はますます―・った」

ふきつもの

ふきつもの 【不吉者】
縁起の悪い人。多く,人をののしるときに使う。「まてまてまて,こりや―/浄瑠璃・日本振袖始」

ふきでもの

ふきでもの [0] 【吹(き)出物】
皮膚にできる小さなはれもの。できもの。

ふきでもの

ふきでもの【吹き出物】
a rash;→英和
a pimple.→英和
〜ができる have pimples <in the face> .

ふきでら

ふきでら 【富貴寺】
大分県豊後高田市蕗(フキ)にある天台宗の寺。718年仁聞の開基と伝える。大堂は九州最古の建築遺構で,藤原時代の阿弥陀堂建築として重要。旧名,阿弥陀寺。ふっきじ。

ふきでる

ふき・でる [3][0] 【吹(き)出る・噴(き)出る】 (動ダ下一)
内から外へ勢いよく出てくる。「汗が―・でる」「石油が―・でる」

ふきとおし

ふきとおし [0] 【吹(き)通し】
風が吹き抜けること。また,その場所。ふきぬけ。

ふきとおす

ふきとお・す [3][0] 【吹(き)通す】 (動サ五[四])
(1)風が吹き抜ける。「新聞が飛ぶほど風が―・すことも/田舎教師(花袋)」
(2)風が絶えず吹く。吹き続ける。「昨日も今日も木枯(コガラシ)の―・して/色懺悔(紅葉)」

ふきとばす

ふきとばす【吹き飛ばす】
blow off[away];scatter.→英和

ふきとばす

ふきとば・す [4][0] 【吹(き)飛ばす】 (動サ五[四])
(1)風などが強く吹いて飛ばす。「台風で屋根が―・される」
(2)一気に追い払う。一度に払いのける。「暑さを―・す」「悲しみを―・す」
[可能] ふきとばせる

ふきとぶ

ふきと・ぶ [3] 【吹(き)飛ぶ】 (動バ五[四])
(1)風に吹かれて物が飛ぶ。「看板が―・ぶ」
(2)心中の思いがすっかり消えてなくなる。「疑いの念が―・ぶ」「夢も希望も―・んだ」

ふきとる

ふきとる【拭き取る】
wipe off[out].

ふきとる

ふきと・る [3] 【拭き取る】 (動ラ五[四])
布や紙でふいて汚れなどを取り去る。ぬぐい取る。「足跡を―・る」「汗を―・る」
[可能] ふきとれる

ふきどくりつ

ふきどくりつ【不羈独立の】
free and independent.

ふきながし

ふきながし [0] 【吹(き)流し】
(1)旗・指物の一種。幾条かの長い布を半円形の枠に取り付け,竿の先につけて風に吹きなびくようにしたもの。昔,軍陣などで用いた。
(2){(1)}の形状を模したもの。
 (ア)端午の節句に,鯉幟(コイノボリ)とともにあげるもの。鯉幟も本来はこの類に含まれる。[季] 夏。
 (イ)空中にあげ,風の方向を知る筒状の布。気象台・飛行場などで使う。
(3)歌舞伎で,女の手ぬぐいのかぶり方の一。広げたまま頭にふわりとかけたもの。
吹き流し(1)[図]

ふきながし

ふきながし【吹流し】
a streamer.→英和

ふきならす

ふきなら・す [4][0] 【吹(き)鳴らす】 (動サ五[四])
吹いて鳴らす。「角笛を―・す」
[可能] ふきならせる

ふきぬき

ふきぬき [0] 【吹(き)抜き・吹き貫】
(1)風が吹きぬけていく所。
(2)旗・指物の一種。吹き流しに似て,幾条かの長い布を全円の枠に取り付けたもの。昔,軍陣で用いた。
(3)〔建〕 家屋で,柱の間に壁がなく外部に開放されていること。また,建物の内部で二階または数階貫通して床を設けず,上下がつながった構造になっていること。ふきはなし。ふきぬけ。
(4)肌着をつけずに,直接上着を着ること。「―でござりますゆゑ,寒くてたちきられませぬ/歌舞伎・吾嬬鑑」
吹き抜き(2)[図]

ふきぬきやたい

ふきぬきやたい [5] 【吹(き)抜き屋台】
大和絵で,室内を描写する時に,屋根と天井を省いて,内部を斜め上方から見下ろすように描く構図法。人物と室内描写に広いスペースをあてることができる。絵巻物はこの画法による。

ふきぬけ

ふきぬけ [0] 【吹(き)抜け】
(1)風が吹きぬけること。ふきとおし。
(2)「吹き抜き{(3)}」に同じ。

ふきぬけ

ふきぬけ【吹抜け】
《建》a stairwell;→英和
a well(-hole).→英和

ふきぬける

ふきぬ・ける [4] 【吹(き)抜ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふきぬ・く
風が吹いて通り抜ける。「風が―・ける部屋」

ふきぬける

ふきぬける【吹き抜ける】
blow through <a room> .

ふきね

ふきね [2] 【吹(き)値】
相場が急騰してつけた値段。

ふきねうり

ふきねうり [0] 【吹(き)値売り】
相場が急騰したところで売ること。

ふきのしゅうとめ

ふきのしゅうとめ [0] 【蕗の姑】
蕗の薹(トウ)の異名。

ふきのじい

ふきのじい [4] 【蕗の祖父】
蕗の薹(トウ)の異名。

ふきのだい

ふきのだい [4] 【富貴の台・蕗の台】
婚礼の三献(サンコン)の時に用いる嫁の肴台(サカナダイ)。三方の上に作り物の蕗を立て,その下に結び昆布(コンブ)・結び鯣(スルメ)などの肴を盛る。

ふきのとう

ふきのとう [4][3] 【蕗の薹】
初春,地上に生い出た蕗の若い花茎。香りとほろ苦さを賞味する。ふきのじい。ふきのしゅうとめ。[季]春。《―紫を解き緑解き/後藤夜半》

ふきはなし

ふきはなし [0] 【吹(き)放し】
「吹き抜き{(3)}」に同じ。

ふきはらう

ふきはら・う [4][0] 【吹(き)払う】 (動ワ五[ハ四])
(1)風が吹いて物を払いのける。「風が霧を―・う」
(2)吹いて物を払いのける。「ごみを―・う」

ふきはらう

ふきはらう【吹き払う】
blow off[away];scatter;→英和
drive away.

ふきびん

ふきびん [0] 【吹き鬢】
女性の髪の結い方の一。鬢を大きく張り出したもの。「―の京笄(コウガイ)/浮世草子・一代女 5」

ふきぶり

ふきぶり【吹き降り】
a driving rain.〜である It is raining and blowing hard.

ふきぶり

ふきぶり [0][2] 【吹(き)降り】
強い風とともに雨が降ること。

ふきまくる

ふきまく・る [4] 【吹き捲る】 (動ラ五[四])
(1)風が強く吹き続ける。「一日中北風が―・る」
(2)おおげさなことを盛んに言う。「会議の席で大いに―・る」

ふきまくる

ふきまくる【吹き捲る】
[風が]sweep <over> ;→英和
rage.→英和

ふきまさる

ふきまさ・る 【吹(き)増さる】 (動ラ四)
風が,前よりも激しく吹く。

ふきまめ

ふきまめ [2] 【富貴豆】
乾燥した空豆を水に浸して皮を取り去り,砂糖で煮たもの。ふうきまめ。ふっきまめ。

ふきまわし

ふきまわし【どうした風の吹き回しか】
though I don't know why[how it happened].

ふきまわし

ふきまわし [0] 【吹(き)回し】
(1)風向きの具合。風の吹き方。転じて,その時の調子や気分。「どういう風の―か」
(2)風車(カザグルマ)など風が当たると回るようにした細工物。「此の笄の―の紋迄なくして仕舞たと/浄瑠璃・神霊矢口渡」
(3)谷などに起こる旋風。[日葡]

ふきまわす

ふきまわ・す [4] 【吹(き)回す】 (動サ五[四])
(1)風がしばしば方向を変えて,回っているかのように吹く。「―・す風が,時々は這入つて来る/灰燼(鴎外)」
(2)風が渦巻いて物を回す。「ふねを海中にまかり入ぬべく―・して/竹取」

ふきみそ

ふきみそ [0] 【蕗味噌】
蕗の薹(トウ)を刻み込んだ焼き味噌や練り味噌。苦みと芳香がある。

ふきみだす

ふきみだ・す [4][0] 【吹(き)乱す】 (動サ五[四])
風が吹いて物を乱す。

ふきもの

ふきもの [2] 【吹(き)物】
(1)笙(シヨウ)・篳篥(ヒチリキ)・笛・尺八など,吹いて鳴らす楽器。
(2)連歌で,天象のうち風・野分・松風など吹くものをいう語。三句隔てる。

ふきや

ふきや【吹矢】
a blowgun;→英和
a blowpipe (arrow).→英和

ふきや

ふきや [2] 【吹(き)矢】
長い筒に,羽根のついた小さな矢を入れ,口で吹いて飛ばすもの。武器や鳥獣を射る道具として使用された。近世以降,的を射て遊ぶ娯楽用ともなった。

ふきやむ

ふきや・む [3][0] 【吹き止む】 (動マ五[四])
それまで吹いていた風がやむ。「風がいつまでも―・まない」

ふきやむ

ふきやむ【吹き止む】
blow over;cease to blow;go down.

ふきゅう

ふきゅう [0] 【不急】 (名・形動)[文]ナリ
急ぐ必要のないこと。さしせまっていないこと。また,そのさま。「―の物資」「不要―」

ふきゅう

ふきゅう [0] 【負笈】
書物を入れた笈(オイ)を背負って遠隔地へ勉学に出ること。遊学。

ふきゅう

ふきゅう [0] 【不朽】
すぐれていて,いつまでも朽ちないこと。後世まで長く残ること。「―の名作」

ふきゅう

ふきゅう【普及】
spread;→英和
diffusion;→英和
popularization.〜する spread;→英和
diffuse;→英和
popularize.→英和
‖普及版 a popular[cheap]edition.

ふきゅう

ふきゅう [0] 【不休】
少しも休まないこと。「不眠―」

ふきゅう

ふきゅう【不朽】
⇒不滅.

ふきゅう

ふきゅう [0] 【普及】 (名)スル
広く行き渡ること。広く行き渡らせること。「ビデオが―する」

ふきゅう

ふきゅう [0] 【腐朽】 (名)スル
腐ること。朽ち果てること。「往来に家屋―し/福翁百話(諭吉)」

ふきゅうばん

ふきゅうばん [0] 【普及版】
書籍で,豪華版や上製本に対し,装丁を簡略にするなどして同じ内容で廉価につくったもの。

ふきょ

ふきょ [2][1] 【不許】
許可しないこと。「―複製」

ふきょう

ふきょう [0] 【布教】 (名)スル
宗教を広めること。「―活動」「キリスト教を―する」

ふきょう

ふきょう 【不軽】
「常不軽(ジヨウフキヨウ)」に同じ。「―の声はいかが聞かせ給ひつらむ/源氏(総角)」

ふきょう

ふきょう [0] 【不況】
景気が悪いこと。潜在的な供給能力に対し有効需要が不足して経済活動が停滞している状態。不景気。
⇔好況
「―の波をかぶる」

ふきょう

ふきょう [0] 【不興】 (名・形動)スル[文]ナリ
〔古くは「ぶきょう」。「無興」とも書いた〕
(1)興がわかないこと。しらけること。また,そのさま。「お力の中座したるに―して/にごりえ(一葉)」
(2)機嫌の悪いこと。特に,親や目上の人の機嫌をそこねること。また,そのさま。「―をかう」「―をこうむる」「余計な事を,と―な顔をして/婦系図(鏡花)」
(3)主君や親の勘気をこうむること。「主従三世の契り絶え果て,永く―と宣へば/謡曲・巴」
[派生] ――げ(形動)

ふきょう

ふきょう【不興をこうむる】
lose favor <with a person> .

ふきょう

ふきょう [0] 【富強】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
富んでいて強い・こと(さま)。「文字も武備も盛んにして―なる国あり/学問ノススメ(諭吉)」
■二■ (名)
「富国強兵」の略。

ふきょう

ふきょう [2] 【不孝】 (名・形動ナリ)スル
〔「きょう」は呉音〕
(1)子として親に十分に仕えない・こと(さま)。ふこう。「―なるは仏の道にもいみじくこそ言ひたれ/源氏(蛍)」
(2)中世,父母が子を義絶すること。「其瓜取たる児を永く―して/今昔 29」
(3)古代,律の八虐(ハチギヤク)の一。父母・祖父母に対して呪詛(ジユソ)・罵詈(バリ)などをなした罪。

ふきょう

ふきょう【不況】
a depression;→英和
a slump.→英和
〜の dull;→英和
inactive.→英和
‖不況時代 hard times;depression days.

ふきょう

ふきょう【布教】
propagation.〜する preach[propagate] <a religion> .→英和
‖布教師 a missionary.

ふきょうがお

ふきょうがお [0] 【不興顔】
面白くなさそうな顔つき,不機嫌な顔つき。

ふきょうぼさつ

ふきょうぼさつ 【不軽菩薩】
「常不軽菩薩」の略。
→常不軽(1)

ふきょうわ

ふきょうわ [2] 【不協和】
(1)協和しないこと。
(2)〔音〕 協和とは見なされない同時的な響き,あるいは継続的な音程。
→協和

ふきょうわおん

ふきょうわおん [4] 【不協和音】
(1)同時に鳴らした二つ以上の音が,協和しない状態にある和音。不協和和音。
⇔協和音
(2)転じて,二者の間が調和しない状態にあること。「―を生じる」

ふきょうわおん

ふきょうわおん【不協和音】
《楽》a discord.→英和

ふきょうわおんてい

ふきょうわおんてい [5] 【不協和音程】
同時に響く二つの音がよく調和しない状態にある音程。

ふきょうカルテル

ふきょうカルテル [4] 【不況―】
不況に対処するために結成されるカルテル。独占禁止法の例外措置として認められたもので,商品価格が平均生産費を下回り,経営が困難になった時などに,公正取引委員会の許可を得て結成できる。

ふきょか

ふきょか [2] 【不許可】
許可しないこと。許されないこと。

ふきょく

ふきょく [0] 【布局】
(1)碁石を局面に配置すること。
(2)全体の配置。

ふきょく

ふきょく [0] 【負極】
(1)一対の電極のうち,電位の低い方の極。マイナスの電極。
(2)磁石で南をさす極。
⇔正極

ふきょふくせい

ふきょふくせい【不許複製】
All rights of reproduction reserved.

ふきよせ

ふきよせ [0] 【吹(き)寄せ】
(1)〔とりどりの木の葉が風でひと所に吹きよせられたさまに似るところから〕

 (ア)幾種類かの野菜の煮物または揚げ物を,美しく盛り合わせた料理。また,松葉や楓の葉などをかたどった干菓子の盛り合わせ。
 (イ)寄席演芸の一。種々の曲種の音曲を少しずつ抜き集めて歌って聞かすもの。音曲吹き寄せ。
(2)〔建〕 垂木(タルキ)や障子の組子,格子などを均等に並べないで,二本または数本を一組みとして並べる方式。

ふきよせじる

ふきよせじる [5] 【吹(き)寄せ汁】
いろいろな具を取り合わせて入れた汁。

ふきよせる

ふきよせる【吹き寄せる】
drift.→英和

ふきよせる

ふきよ・せる [4][0] 【吹(き)寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 ふきよ・す
(1)風が吹いて物を一か所に寄せ集める。また,吹いて一方におしやる。「風が落ち葉を―・せる」
(2)風が吹いてくる。「松山の松のうら風―・せば/後拾遺(別)」

ふきりつ

ふきりつ [2] 【不規律】 (名・形動)[文]ナリ
規律正しくないこと。だらしがないこと。また,そのさま。「―な生活」

ふきわ

ふきわ [0] 【吹(き)輪】
江戸時代の女子の髪形の一。髷(マゲ)を高く輪を作るように結うもの。大名の子女が結った。
吹き輪[図]

ふきわける

ふきわける【吹き分ける】
smelt (金属を).→英和

ふきわける

ふきわ・ける [4][0] 【吹(き)分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふきわ・く
(1)(風が,または息などを)吹いて物を分けるようにする。
(2)鉱石を溶かして含有物を分離する。

ふきわたる

ふきわた・る [0][4] 【吹(き)渡る】 (動ラ五[四])
そこを通って風が吹いて行く。一面に吹く。「川面を―・る風」

ふきわりのたき

ふきわりのたき 【吹割滝】
群馬県利根郡利根村の,片品(カタシナ)川の渓谷にある滝。高さ5メートル,幅30メートル。天然記念物。

ふきん

ふきん [0] 【賦金】
(1)公用などのために割り当てられた金。
(2)年賦金または月賦金。

ふきん

ふきん [2][1] 【付近・附近】 (名)スル
(1)そのあたり。近い所。「駅の―をうろつく」「―の図書館」
(2)近づくこと。「これと親炙し―するものをして/西国立志編(正直)」

ふきん

ふきん【付近】
the[one's]neighborhood.〜の nearby;→英和
neighboring.→英和
(この)〜に near (here);→英和
nearby.

ふきん

ふきん【布巾】
a duster;→英和
a dishcloth (皿洗い用).→英和

ふきん

ふきん [2] 【布巾】
食器などを拭くための布。

ふきん

ふきん [0] 【斧斤】
おの。まさかり。

ふきんか

ふきんか [0] 【不均化】
同一種類の物質から異なる二種の物質に変化すること。例えば水銀(I)イオンが水銀(II)イオンと水銀原子になる反応や,トルエンからベンゼンとキシレンを生じる反応など。

ふきんこう

ふきんこう【不均衡】
imbalance;→英和
disproportion.→英和
〜な unbalanced;→英和
disproportionate.→英和

ふきんこう

ふきんこう [2] 【不均衡】 (名・形動)[文]ナリ
つりあいがとれていない・こと(さま)。アンバランス。「貿易の―を是正する」「収入と支出が―になる」
[派生] ――さ(名)

ふきんしん

ふきんしん【不謹慎】
(an) indiscretion.〜な indiscreet;→英和
imprudent.→英和

ふきんしん

ふきんしん [2] 【不謹慎】 (名・形動)[文]ナリ
慎みに欠けている・こと(さま)。ふまじめ。「―をとがめる」「―な態度」「―な行動」
[派生] ――さ(名)

ふきガラス

ふきガラス [3] 【吹き―】
ガラス器物の成形法の一。紀元前二世紀ごろからフェニキアで行われ,ローマンガラスの発展の基礎となった技法。吹き竿を用い,宙吹きと型吹きの二種がある。ブローイング。
→宙吹き
→型吹き

ふぎ

ふぎ 【溥儀】
(1906-1967) 中国,清の第一二代皇帝(在位 1908-1912)宣統帝の名。清朝最後の皇帝。辛亥革命で退位。1932年日本軍部の満州建国の際執政に擁立され,34年皇帝となる。第二次大戦後,戦犯となったが,59年釈放。愛新覚羅溥儀。プーイー。

ふぎ

ふぎ [1] 【府議】
府会の議員。府議会議員。

ふぎ

ふぎ [1] 【不義】
(1)正義・道義にもとること。人の道にはずれること。「―の臣」
(2)男女の道にはずれること。密通。「―を重ねる」「―の子」
(3)古代,律の八虐の一。師・長上の官などを殺すこと。

ふぎ

ふぎ [1] 【付議・附議】 (名)スル
会議にかけること。また,付け加えて議論すること。「提案を委員会に―する」

ふぎ

ふぎ【不義】
⇒姦(かん)通.

ふぎ=にして富み且(カ)つ貴(タツト)きは浮雲(フウン)の如(ゴト)し

――にして富み且(カ)つ貴(タツト)きは浮雲(フウン)の如(ゴト)し
〔論語(述而)〕
人の道からはずれた方法で得た富や地位は,はかないものである。

ふぎ=は御家(オイエ)の御法度(ゴハツト)

――は御家(オイエ)の御法度(ゴハツト)
男女の密通は厳禁であるということ。近世,武家で家人や使用人の戒めとした語。

ふぎかい

ふぎかい [2] 【府議会】
府の議会。
→都道府県議会

ふぎょう

ふぎょう [0][1] 【俯仰】 (名)スル
〔下を向くことと上を仰ぐことの意から〕
立ち居振る舞い。起居動作。「唯々として俗と―し,平山凡水の間に満足せんとするか/日本風景論(重昂)」

ふぎょう=天地に愧(ハ)じず

――天地に愧(ハ)じず
〔孟子(尽心上)「仰不�愧�於天�,俯不�怍�於人�」〕
かえりみて,自分の心や行動に少しもやましい点がない。

ふぎょうぎ

ふぎょうぎ [2] 【不行儀】 (名・形動)[文]ナリ
行儀の悪いこと。無作法なこと。また,そのさま。「―な子供」

ふぎょうじょう

ふぎょうじょう [2] 【不行状】
身持ちが悪いこと。不行跡。ふしだら。「医者の不養生,学者の―/明六雑誌 34」

ふぎょうせき

ふぎょうせき [2] 【不行跡】
「不行状(フギヨウジヨウ)」に同じ。

ふぎょうせき

ふぎょうせき【不行跡(を働く)】
misconduct (oneself).→英和

ふぎり

ふぎり [1][3] 【不義理】 (名・形動)[文]ナリ
(1)義理を欠く・こと(さま)。「そんな―な事は人様に対しても出来かねます/虞美人草(漱石)」
(2)特に,金を借りて返さないでいること。「―を重ねる」

ふぎり

ふぎり【不義理】
ingratitude (忘恩);→英和
a debt (借金).→英和
〜がある owe <a person> a debt (借金).→英和
〜をする do <a person> wrong.

ふぎん

ふぎん [0] 【諷経】
〔「ぎん」は唐音〕
(1)経文を声を出して読むこと。
⇔看経(カンキン)
(2)禅宗で,仏前で勤行すること。

ふく

ふく 【服】
■一■ [2] (名)
(1)身につける衣類。ころも。「―を着る」「―を脱ぐ」
(2)(和服を「着物」というのに対して)洋服のこと。「仕立てのいい―」
■二■ (接尾)
助数詞。上にくる語によって「ぷく」となる。
(1)粉薬などの包みを数えるのに用いる。「食後に一―ずつ服用する」
(2)タバコ・茶などをのむ回数を数えるのに用いる。「一―のむ」

ふく

ふ・く 【老く・化く】 (動カ下二)
⇒ふける(老・化)

ふく

ふく【葺く】
tile <the roof> (かわらで);→英和
thatch (草・わら).→英和

ふく

ふく【服[衣服]】
clothes;→英和
a dress;→英和
a suit;→英和
a uniform (制服).→英和

ふく

ふく【吹く】
(1)[風が]blow.→英和
(2)[吹き鳴らす]play <the flute> ;→英和
sound <a trumpet> ;→英和
blow <a whistle> .
(3) ⇒吹き出す,沸騰する.
(4)[大言する]boast;→英和
<俗> talk big.

ふく

ふく【福】
good fortune[luck].福の神 the god of wealth.福は内! 鬼は外! In with fortune! Out with the devil!

ふく

ふく【複の】
double;→英和
compound.→英和

ふく

ふく [1] 【河豚】
魚フグの古形。[季]冬。
〔現在でも西日本ではいう〕

ふく

ふ・く 【更く・深く】 (動カ下二)
⇒ふける(更・深)

ふく

ふく [2] 【鍑】
中国古代の容器の一。首がくびれ腹が張り出し,底が丸い釜形をなす。戦国時代は陶製,漢代には多く青銅製。

ふく

ふく [2] 【複】
(1)「複試合」の略。
(2)「複勝式」の略。

ふく

ふく【拭く】
wipe;→英和
mop.→英和

ふく

ふ・く [0][1][2] 【葺く】 (動カ五[四])
(1)板・瓦(カワラ)・茅(カヤ)などで屋根をおおう。「瓦で屋根を―・く」「秋の野のみ草刈り―・き宿れりし/万葉 7」
(2)軒に草木をさしかざす。「菖蒲―・く家に,時鳥なけり/落窪 3」
[可能] ふける

ふく

ふく [2] 【副】
(1)主となるものにつきそって,その助けとなること。また,そのものや人。
⇔正
「幹事は正一名,―二名とする」
(2)書類などで,主となるもののひかえ。うつし。「正―各一通ずつの書類」

ふく

ふ・く [0] 【拭く】 (動カ五[四])
布や紙などで物の表面に付着している水分や汚れをこするようにして取り去る。ぬぐう。「ぬれた手をタオルで―・く」「ハンカチで額の汗を―・く」「布巾(フキン)でテーブルを―・く」
[可能] ふける

ふく

ふ・く [1][2] 【吹く・噴く】 (動カ五[四])
□一□(自動詞)
(1)風が動く。風が通る。《吹》「南から湿った風が―・く」「木枯らしが―・く」「涼しい風に―・かれる」
(2)内部から気体や液体が勢いよく出る。「額から汗が―・き出る」「煮物が―・いて汁がこぼれる」
(3)物の表面に粉などが生ずる。「白い粉が―・いた干し柿」「緑青(ロクシヨウ)が―・く」
□二□(他動詞)
(1)物に風を当てる。また,そうして物を動かす。「松林を―・く風」「疾き風吹て,世界暗がりて舟を―・きもてありく/竹取」
(2)口をすぼめ,物にむかって息を強く出す。《吹》「蝋燭(ロウソク)の火を―・いて消す」「熱いお茶をふうふう―・いてさます」
(3)息で吹奏楽器を鳴らす。《吹》「笛を―・く」「トランペットでマーチを―・く」「口笛を―・く」
(4)気体・液体・煙などを内部から勢いよく出す。吹き出す。「クジラが潮を―・く」「黒煙を―・き上げる桜島」「エンジンが過熱して火を―・く」
(5)草木が芽を出す。「木々が芽を―・く」
(6)物がその表面に粉などを現し出す。「干し柿が粉を―・く」
(7)事実を誇大に言ったり,ありもしない作り話をしたりする。吹聴する。また,売り値を相場よりも高く言う。ふっかける。《吹》「自分の手柄を―・いてまわる」「日本人だと見りやあ百文の物を壱両ぐらいにやあ―・くだらうから/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(8)ふいごなどで風を送って金属を精錬する。「真金(マガネ)(=黄金)―・く丹生の真朱(マソホ)の色に出て/万葉 3560」
[可能] ふける
[慣用] 羹(アツモノ)に懲りて膾(ナマス)を―・火を―・法螺(ホラ)を―・喇叭(ラツパ)を―/風が吹けば桶屋(オケヤ)が儲(モウ)かる

ふく

ふ・く 【振く・揮く】 (動カ四)
振る。「後手(シリエデ)に―・きつつ逃げ来るを/古事記(上)」

ふく

ふく [2] 【福】
■一■ (名)
さいわい。しあわせ。幸運。
⇔禍
「―を招く」「笑う門には―来たる」
■二■ (名・形動)[文]ナリ
裕福な・こと(さま)。「お前ほどの―な旦那を取放してはと/浮世草子・禁短気」

ふく

ふく 【幅】
■一■ [2] (名)
掛物。軸物。「弘法大師の―」
■二■ (接尾)
助数詞。掛物・軸物などを数えるのに用いる。上にくる語によって「ぷく」「ぶく」となる。「一―の掛軸」

ふく=は内(ウチ)鬼は外(ソト)

――は内(ウチ)鬼は外(ソト)
福の神は内へ,災厄をもたらす鬼は外への意。節分の夜,豆をまきながら唱える言葉。

ふく=過ぎて禍(ワザワ)い生ず

――過ぎて禍(ワザワ)い生ず
〔宋書(劉敬宣伝)〕
身に過ぎた幸福はかえって禍いのもとになる。分を知って言動をつつしむべきである。

ふく−

ふく−【副−】
vice-;→英和
deputy.→英和
‖副会長[社長,大統領]a vice-president.副議長 a vice-chairman.副支配人 an assistant manager.副操従士 a co-pilot.副知事 a deputy governor.副領事 a vice-consul.

ふくあつ

ふくあつ [0] 【腹圧】
腹腔内の圧力。腹筋・横隔膜の収縮・緊張によって上昇する。

ふくあん

ふくあん [0] 【腹案】
あらかじめ心の中にもっている考えや計画。「それについては―がある」「―を練る」

ふくあん

ふくあん【腹案】
a plan;→英和
an idea.→英和

ふくい

ふくい フクヰ 【福井】
(1)中部地方北西部の県。かつての越前・若狭の二国を占める。日本海に面し,九頭竜川流域に福井平野・大野盆地があり,若狭湾はリアス式海岸。東部は両白山地となる。県庁所在地,福井市。
(2)福井県北部にある市。県庁所在地。戦国時代末,柴田勝家が居城を構えて北ノ庄と称した。江戸時代は松平氏三〇万石の城下町。絹織物・繊維・機械・食品などの工業が盛ん。

ふくい

ふくい フクヰ 【福井】
姓氏の一。

ふくい

ふくい [2] 【復位】 (名)スル
もとの地位に戻ること。

ふくい

ふくい [2][1] 【腹囲】
腹の周囲の寸法。

ふくいいかだいがく

ふくいいかだいがく フクヰイクワ― 【福井医科大学】
国立大学の一。1978年(昭和53)に設立。本部は福井県松岡町。

ふくいきゅうぞう

ふくいきゅうぞう フクヰキウザウ 【福井久蔵】
(1867-1951) 国文学者。兵庫県生まれ。学習院大学教授。和歌・連歌を中心に研究。著「連歌の史的研究」「大日本歌書綜覧」「犬筑波集研究と諸本」など。

ふくいく

ふくいく【馥郁たる】
sweet;→英和
fragrant.→英和

ふくいく

ふくいく [0] 【覆育】 (名)スル
「ふいく(覆育)」に同じ。

ふくいく

ふくいく [0] 【馥郁】 (ト|タル)[文]形動タリ
よい香りのただようさま。「―たる香りが立ちこめる」「―とした香り」

ふくいけんりつだいがく

ふくいけんりつだいがく フクヰ― 【福井県立大学】
公立大学の一。1991年(平成3)設立。本部は福井県松岡町。

ふくいこうぎょうだいがく

ふくいこうぎょうだいがく フクヰコウゲフ― 【福井工業大学】
私立大学の一。1963年(昭和38)設立の福井女子短期大学を母体とし,65年設立。本部は福井市。

ふくいじしん

ふくいじしん フクヰヂ― 【福井地震】
1948年(昭和23)6月28日,福井平野で発生した地震。マグニチュード七・一。福井市における典型的な直下型地震で家屋への被害が多く,死者約三九〇〇人。

ふくいだいがく

ふくいだいがく フクヰ― 【福井大学】
国立大学の一。1923年(大正12)創立の福井高等工業学校(のち福井工専)と師範系の学校が合併し,49年(昭和24)新制大学となる。本部は福井市。

ふくいち

ふくいち [2] 【福市】
正月に初めて開く市。初売りの市。

ふくいどうくつ

ふくいどうくつ フクヰ― 【福井洞窟】
長崎県北松浦郡吉井町にある旧石器時代から縄文早期までの洞窟遺跡。

ふくいりぞうに

ふくいりぞうに [5] 【福入(り)雑煮】
「福沸(フクワカ)し{(2)}」に同じ。

ふくいん

ふくいん [0] 【福因】
〔仏〕 福徳の果をもたらす原因。布施など。

ふくいん

ふくいん [0] 【復員】 (名)スル
戦時体制の軍隊を平時体制に戻し,兵員の召集を解くこと。「大陸から―する」

ふくいん

ふくいん [0] 【副因】
主でない二次的な原因。

ふくいん

ふくいん【福音】
(1)[吉報]good news.(2)[キリスト教の]the gospel.→英和

ふくいん

ふくいん【復員】
demobilization.〜する be demobilized.

ふくいん

ふくいん [0] 【福音】
(1)〔(ギリシヤ) evangelion〕
キリスト教で,イエスの十字架上の死と復活を通して啓示された救いの教え。ゴスペル。
(2)喜ばしい知らせ。「―を待つ」
〔漢訳聖書からの借用語〕

ふくいん

ふくいん [0] 【幅員】
はば。道路・橋・船などの横の長さ。「道路の―」

ふくいんきょうかい

ふくいんきょうかい [5] 【福音教会】
福音主義の立場にたつ教会。

ふくいんしゅぎ

ふくいんしゅぎ [5] 【福音主義】
〔Evangelicalism〕
キリスト教において,聖書の伝える福音に信仰の中心を置く立場。正統的信仰を標榜するための用語として,しばしば恣意的・政治的に使われる。最も広義にはプロテスタンティズムのこと。

ふくいんしょ

ふくいんしょ [5][0] 【福音書】
イエスの言葉とおこないを記した文書。単なる伝記ではなくイエスの死の意味を問い,その生と受難,死と復活に力点をおく。新約聖書にはマタイ・マルコ・ルカ・ヨハネによる四福音書が含まれる。なお,外典にはトマスによる福音書などがある。ゴスペル。

ふくいんふっか

ふくいんふっか [6] 【福因福果】
〔仏〕 福因によって得られる福徳の果報。善因善果。

ふくう

ふくう 【不空】
(705-774) 中国,真言宗付法第六祖。一説に北インドの出身。唐の長安で金剛智に師事。741年セイロン・南インドに渡り竜智から密教を学び帰国。唐朝の尊信を得て密教を広め,「金剛頂経」など多くの密教経典類を翻訳した。門下に恵果などがいる。不空金剛。不空三蔵。

ふくうけんじゃくかんのん

ふくうけんじゃくかんのん 【不空羂索観音】
〔梵 Amoghapāśa〕
六観音・七観音の一。大悲の羂索(鳥獣を捕らえる道具)でもらさず(不空)一切の衆生(シユジヨウ)を救いとる観音。顔は一面・三面・一一面のものなどがあり,腕の数も一定しない。ふくうけんさくかんのん。
不空羂索観音[図]

ふくうじ

ふくうじ [3] 【復氏】
婚姻,養子縁組等により氏を改めた者が,以前の氏にもどること。離婚・離縁・配偶者の死亡などによる。ふくし。

ふくうじょうじゅにょらい

ふくうじょうじゅにょらい フクウジヤウジユ― 【不空成就如来】
五智如来の一。大日如来の五智のうち,成所作智(ジヨウシヨサチ)を受け持ち,北方に位置する。

ふくうちきがい

ふくうちきがい 【福内鬼外】
平賀源内(ヒラガゲンナイ)の筆名。

ふくうん

ふくうん [0] 【福運】
よい運命。幸福と好運。

ふくえ

ふくえ 【福江】
長崎県,五島列島の福江島東部にある市。久賀(ヒサカ)島・椛(カバ)島なども市域に含み,同列島の経済・交通の中心。近世,五島氏の城下町。水産・畜産が盛ん。

ふくえき

ふくえき【服役する】
serve in the army[navy](兵役に);→英和
serve one's term (懲役で).⇒兵役,懲役.‖服役期間 a prison term (懲役);a term of service (兵役).

ふくえき

ふくえき [0] 【服役】 (名)スル
(1)懲役に服すること。
(2)兵役に服すること。
(3)夫役(ブヤク)に服すること。

ふくえん

ふくえん【復縁する】
be reinstated as a person's wife[husband].

ふくえん

ふくえん [0] 【複塩】
塩が結合した形式で表される化合物のうち,結晶中に錯イオンを含まず,それぞれの成分イオンがそのまま存在するもの。例えば,MgCO�・CaCO� は Mg²�,Ca²�,CO�²� からなるイオン結晶で複塩である。

ふくえん

ふくえん [0] 【復円】 (名)スル
日食や月食が終わり,太陽や月がもとの円形にかえること。
⇒第四接触

ふくえん

ふくえん [0] 【復縁】 (名)スル
離縁していた夫婦・養子などが再びもとの関係にもどること。「―を迫る」

ふくえんせん

ふくえんせん 【福塩線】
JR 西日本の鉄道線。広島県福山・府中・塩町間,78.0キロメートル。福山平野と三次盆地を結び,陰陽連絡ルートの一部をなす。

ふくおうじでん

ふくおうじでん フクヲウ― 【福翁自伝】
自叙伝。福沢諭吉著。1899年(明治32)刊。洋学修業,欧米歴訪,明治維新,維新後の活動などを平明な文章で語る。

ふくおうりゅう

ふくおうりゅう フクワウリウ 【福王流】
能のワキ方の流派の一。流祖は福王神右衛門盛忠(1521-1606)。江戸時代は観世座の座付。京阪地方に地盤をもつ。

ふくおか

ふくおか フクヲカ 【福岡】
姓氏の一。

ふくおか

ふくおか フクヲカ 【福岡】
(1)九州地方北部の県。かつての筑前・筑後の二国と豊前(ブゼン)国の一部を占める。北西は日本海,北東は瀬戸内海,南西は有明海に面する。中央部に筑紫(ツクシ)山地があり,北部に福岡平野・直方(ノオガタ)平野,南西部に筑紫平野がある。県庁所在地,福岡市。
(2)福岡県北西部,博多湾に臨む市。県庁所在地。指定都市。古くから港町として栄え,近世は黒田氏五二万石の城下町。九州地方の政治・経済・文化の中心。博多織・博多人形を特産する。
→博多

ふくおかきょういくだいがく

ふくおかきょういくだいがく フクヲカケウイク― 【福岡教育大学】
国立大学の一。師範学校三校が統合し,1949年(昭和24)に福岡学芸大学として発足,66年現名に改称。本部は宗像市。

ふくおかけんりつだいがく

ふくおかけんりつだいがく フクヲカ― 【福岡県立大学】
公立大学の一。1991年(平成3)設立。本部は田川市。

ふくおかこうぎょうだいがく

ふくおかこうぎょうだいがく フクヲカコウゲフ― 【福岡工業大学】
私立大学の一。1963年(昭和38)福岡電波学園電子工業大学として設立。66年現名に改称。本部は福岡市東区。

ふくおかしかだいがく

ふくおかしかだいがく フクヲカシクワ― 【福岡歯科大学】
私立大学の一。1972年(昭和47)設立。本部は福岡市早良区。

ふくおかじょがくいんだいがく

ふくおかじょがくいんだいがく フクヲカヂヨガクヰン― 【福岡女学院大学】
私立大学の一。1885年(明治18)創立のキリスト教系の英和女学校を源とし,1989年(平成1)設立。本部は小郡市。

ふくおかじょしだいがく

ふくおかじょしだいがく フクヲカヂヨシ― 【福岡女子大学】
公立大学の一。1921年(大正10)創立の福岡県立女子専門学校を前身とし,50年(昭和25)新制大学となる。本部は福岡市東区。

ふくおかたかちか

ふくおかたかちか フクヲカ― 【福岡孝弟】
(1835-1919) 政治家。土佐藩出身。山内容堂の意を受けて二条城で徳川慶喜と会見,大政奉還を促した。維新後は,由利公正と「五箇条の御誓文」を起草,文部大輔・文部卿を歴任。

ふくおかだいがく

ふくおかだいがく フクヲカ― 【福岡大学】
私立大学の一。1934年(昭和9)創設の福岡高等商業学校を源とし,数度の名称変更を経て,49年福岡商科大学として設立。56年現名に改称。本部は福岡市城南区。

ふくおかれんたいさべつじけん

ふくおかれんたいさべつじけん フクヲカ― 【福岡連隊差別事件】
1926年(大正15)全国水平社が福岡歩兵第二四連隊内で組織した未解放部落出身兵士に対する差別を糾弾する闘争を弾圧するため,軍隊・警察が水平社による福岡連隊爆破事件をでっちあげ,指導者を逮捕した事件。

ふくおんがく

ふくおんがく [3] 【複音楽】
⇒ポリフォニー

ふくか

ふくか [2] 【福果】
⇒ふっか(福果)

ふくか

ふくか [2] 【複果】
⇒集合果(シユウゴウカ)

ふくかく

ふくかく [0] 【伏角】
⇒ふっかく(伏角)

ふくかげん

ふくかげん [3] 【服加減】
茶の練り加減・たて加減。お服加減。

ふくかん

ふくかん【副官】
⇒副官(ふつかん).

ふくかん

ふくかん [0] 【復刊】 (名)スル
⇒ふっかん(復刊)

ふくかん

ふくかん [0] 【副官】
⇒ふっかん(副官)

ふくが

ふくが [2] 【伏臥】 (名)スル
うつぶせに寝ること。
⇔仰臥(ギヨウガ)

ふくが

ふくが [0] 【副芽】
二個以上の腋芽(エキガ)が生じた時,休眠芽となる方の芽。コゴメウツギ・ウリノキなどにみられる。

ふくがい

ふくがい [0] 【覆蓋】 (名)スル
おおいかぶせること。また,そのもの。

ふくがく

ふくがく【復学する】
return to school.

ふくがく

ふくがく [0] 【復学】 (名)スル
休・停学中の学生・生徒や退学した者が,学校に戻ること。「病気がなおって―する」

ふくがく

ふくがく [0] 【副萼】
萼状になった苞葉(ホウヨウ)。ヘビイチゴ・オランダイチゴなどにみられる。外萼。

ふくがみ

ふくがみ [2] 【福紙】
「恵比須紙(エビスガミ)」に同じ。

ふくがん

ふくがん【複眼】
compound eyes.

ふくがん

ふくがん [0] 【複眼】
個眼が蜂の巣状に多数集まった目。節足動物(昆虫類・甲殻類など)や多毛類などに見られる。物体の形態を識別できる。昆虫では色彩弁別の能力もある。
→個眼

ふくがんてき

ふくがんてき [0] 【複眼的】 (形動)
いろいろな角度・立場から物事を見るさま。「―な思考」

ふくきょうざい

ふくきょうざい [3] 【副教材】
補助的な教材。特に教科書のほかに用いる教材。

ふくきん

ふくきん [0] 【腹筋】
⇒ふっきん(腹筋)

ふくぎ

ふくぎ [0] 【福木】
オトギリソウ科の常緑高木。インド原産。沖縄・台湾・熱帯アジアで防風林として植えられる。葉は革質。帯黄白色の花を束生し,球形の核果を結ぶ。樹皮を黄色染料とする。

ふくぎ

ふくぎ 【伏羲・伏犠】
⇒ふっき(伏羲)

ふくぎちょう

ふくぎちょう [3] 【副議長】
議長を補佐する役。

ふくぎょう

ふくぎょう【副業】
a sideline;→英和
a side job.

ふくぎょう

ふくぎょう [0] 【復業】 (名)スル
一度やめていた業務に戻ること。「育児休暇を終えて―する」

ふくぎょう

ふくぎょう [0] 【副業】
本業以外に行う仕事。
⇔本業

ふくくう

ふくくう [0] 【腹腔】
⇒ふっこう(腹腔)

ふくくっせつ

ふくくっせつ [3] 【複屈折】
光学的に等方的でない結晶などに光が入射して二つの屈折光線が現れる現象。方解石の結晶などがこの性質を示す。
→常光線
→異常光線

ふくけい

ふくけい [0] 【復啓】
⇒ふっけい(復啓)

ふくけい

ふくけい [0] 【副啓】
⇒ふっけい(副啓)

ふくけん

ふくけん [0] 【復権】 (名)スル
⇒ふっけん(復権)

ふくけんじ

ふくけんじ [3] 【副検事】
検察官の官名の一。原則として区検察庁の検察官の職にのみ任じられる。

ふくげん

ふくげん【復元】
restoration.→英和
〜する restore <to the original state> .→英和

ふくげん

ふくげん [0] 【復元・復原】 (名)スル
もとの状態や位置に戻すこと。「遺跡の住居を―する」

ふくげんりょく

ふくげんりょく [3] 【復原力・復元力】
船舶や飛行機などが傾斜した時,もとの状態に戻ろうとしてはたらく力。

ふくこう

ふくこう [0] 【副港】
主港に対して,補助的な港。

ふくこう

ふくこう [0] 【腹腔】
⇒ふっこう(腹腔)

ふくこうかんしんけい

ふくこうかんしんけい [7] 【副交感神経】
交感神経とともに自律神経系を構成する神経。多くは交感神経と拮抗(キツコウ)的にはたらく。興奮すると末端からアセチルコリンを分泌して心臓のはたらきの抑制,消化器のはたらきの促進などの作用をする。
→自律神経

ふくこうがん

ふくこうがん [3] 【副睾丸】
⇒精巣上体(セイソウジヨウタイ)

ふくこうじょうせん

ふくこうじょうせん [0] 【副甲状腺】
甲状腺の後ろ側に上下二対ある粒状の内分泌器官。体内のカルシウムやリン濃度を調節するパラトルモンを分泌する。上皮小体。傍甲状腺。

ふくこうじょうせんホルモン

ふくこうじょうせんホルモン [9] 【副甲状腺―】
⇒パラトルモン

ふくこきゅう

ふくこきゅう [3] 【腹呼吸】
⇒腹式呼吸(フクシキコキユウ)

ふくこん

ふくこん [0] 【複婚】
〔polygamy〕
婚姻形態の一。一人が複数の異性と同時に婚姻関係をもつこと。一夫多妻婚・一妻多夫婚など。
→単婚

ふくごう

ふくごう【複合】
《心》a complex.→英和
‖複合汚染 complex pollution.複合語《文》a compound (word).複合体 a complex.

ふくごう

ふくごう [0] 【複号】
〔数〕 正の符号+と負の符号−とを合わせた記号±,�のこと。

ふくごう

ふくごう [0] 【複合】 (名)スル
いくつかの物が集まって一つになること。「二つの語が―して一語となる」

ふくごうえいぞうしんごう

ふくごうえいぞうしんごう [9] 【複合映像信号】
⇒コンポジット信号

ふくごうおせん

ふくごうおせん [5] 【複合汚染】
〔有吉佐和子の同名の小説(1975年発表)で知られるようになった語〕
複数の有害物質が複合して作用することで,質的・量的に予期しない汚染が起こること。

ふくごうかいはつ

ふくごうかいはつ [5] 【複合開発】
開発当事者が複数からなる開発行為。また,開発の目的が商業施設・ホテル・住宅など複数の施設の組み合わせからなる開発をいう。

ふくごうかざん

ふくごうかざん [5] 【複合火山】
いくつかの火山が組み合わさってできた火山。
→複式火山

ふくごうきぎょう

ふくごうきぎょう [5] 【複合企業】
⇒コングロマリット

ふくごうきょうぎ

ふくごうきょうぎ [5] 【複合競技】
スキーのノルディック競技の種目の一。距離競技(15キロメートル)とジャンプ競技(70メートル級)の二種目から成り,合計得点によって順位を競うもの。

ふくごうこく

ふくごうこく [3] 【複合国】
二つ以上の国家の結合により成り立っている国家。複合国家。例,タンザニア・ユーゴスラビア。
⇔単一国

ふくごうご

ふくごうご [0] 【複合語】
〔compound word〕
単語のうち,意味・語形の上から二つ以上の単語の結合によってできたと認められる語。「朝日」「買い物」「花見」「祝い酒」「書き込む」の類。合成語。熟語。
〔「さかな」「なべ」など複合意識の一般に薄れてしまった複合語も多い〕
→単純語
→派生語

ふくごうししつ

ふくごうししつ [5] 【複合脂質】
単純脂質にさらにリン酸・硫黄・窒素塩基・糖などが加わった脂質。リン脂質と糖脂質に大きく分類され,タンパク質とともに生体膜を構成するなど,生体で重要な役割を果たす。
⇔単純脂質

ふくごうしゃかい

ふくごうしゃかい [5] 【複合社会】
(1)単純社会が合成されて生まれる社会。イギリスのスペンサーらが用いた社会の概念。
(2)異なる社会集団がそれぞれ併存するが,融合しない社会。

ふくごうたい

ふくごうたい [0] 【複合体】
二つ以上のものが合わさって一体となっているもの。

ふくごうたんぱくしつ

ふくごうたんぱくしつ [8] 【複合蛋白質】
単純タンパク質に対して,成分としてα-アミノ酸以外の原子団を含むタンパク質。核タンパク質・糖タンパク質・色素タンパク質・リンタンパク質など。生体に広く分布して重要な役割を果たす。

ふくごうどうし

ふくごうどうし [5] 【複合動詞】
二語の複合によってできた動詞。「思い出す」「根ざす」「執筆する」の類。

ふくごうみんぞくこっか

ふくごうみんぞくこっか [9] 【複合民族国家】
⇒多民族国家

ふくごび

ふくごび [3] 【複語尾】
山田孝雄の用語。一般に助動詞と呼ばれるものにほぼ相当する語で,用言だけに接続するものをいう。動詞の語尾が複雑に発達・分出したものとして名付けられた。
〔一般に助動詞と呼ばれる語のうち,「なり」「たり」「ごとし」「だ」「です」「である」は形式用言と呼び,複語尾に入れない〕

ふくさ

ふくさ (形動ナリ)
(1)やわらかいさま。「上代は皆なえ装束とて,―にて/海人藻芥」
(2)ゆったりとしていて温和であるさま。「―ナ人/日葡」
(3)ゆったりとして,福々しいさま。「所ならはしとて輪に入たる丸餅を庭火にて焼き喰ふもいやしからず―なり/浮世草子・胸算用 4」

ふくさ

ふくさ [0] 【副査】
主査を助けて審査する役。

ふくさ

ふくさ [0][3] 【袱紗・帛紗・服紗】
(1)一枚物または表裏二枚合わせの方形の絹布。進物の上にかけたり物を包んだりする。
(2)(「帛紗」と書く)茶の湯で,道具をぬぐったり盆・茶托の代用として器物の下に敷いたりする絹布。羽二重(ハブタエ)・塩瀬(シオゼ)などを用い,縦横を九寸(約27センチメートル)と九寸五分(約29センチメートル)ほどに作る。
(3)柔らかい絹。「狩衣は…白き―/枕草子 282」
(4)本式でないもの。多く他の語に冠して用いる。[貞丈雑記]

ふくさ

ふくさ【袱紗】
a crepe wrapper.

ふくさい

ふくさい [0] 【副菜】
主菜にそえて出すもの。酢の物・漬物など。

ふくさおび

ふくさおび [4] 【袱紗帯】
羽二重や綸子(リンズ)などの柔らかい布地で仕立てた腹合わせ帯。

ふくさき

ふくさき 【福崎】
兵庫県中南部,神崎郡の町。市川中流域で,生野街道沿いの農産物集散地。

ふくささばき

ふくささばき [4] 【帛紗捌き】
茶の湯の点前(テマエ)で,薄茶器や茶入れ・茶杓を拭く時の帛紗を折りたたむ所作。たたみ方に真・行・草の別がある。

ふくさづつみ

ふくさづつみ [4] 【袱紗包み】
袱紗に包むこと。また,そのもの。

ふくさみそ

ふくさみそ [4] 【袱紗味噌】
(1)二種の味噌を合わせた味噌。
(2)練りつぶした味噌。[日葡]

ふくさもの

ふくさもの 【袱紗物】
袱紗のこと。また,それに包んだもの。「薄紫の―より瞿麦(ナデシコ)の紋所ありし爪出して/浮世草子・一代男 3」

ふくさよう

ふくさよう [3] 【副作用】
治療・予防・診断などのために用いた医薬品の本来の効果と異なる作用。人体に有害な作用であることが多い。副反応。「薬の―」

ふくさよう

ふくさよう【副作用】
a (harmful) aftereffect;a side effect.

ふくさりょうり

ふくさりょうり [4] 【袱紗料理】
本膳料理を略式にしたもの。実質的な味覚を楽しむ料理として成立し,会席料理に発展。

ふくさんけいかじょ

ふくさんけいかじょ [7] 【複散形花序】
複合花序の一。散形花序の花軸の上にさらに散形に花をつけるもの。セリ科植物の多くに見られる。

ふくさんぶつ

ふくさんぶつ【副産物】
a by-product.

ふくさんぶつ

ふくさんぶつ [3] 【副産物】
(1)目的とする産物の生産過程で,付随して得られる他の産物。
(2)転じて,ある物事の発生や進展に伴って起こった他の物事。

ふくざ

ふくざ [0] 【複座・複坐】
座席が二つ付いていること。
⇔単座
「―機」

ふくざい

ふくざい [0] 【伏在】 (名)スル
内にひそみ隠れていること。「其処に此暢気(ノンキ)の源は―してゐるのだらう/三四郎(漱石)」

ふくざい

ふくざい [0] 【服罪】 (名)スル
刑に服すること。「弁護士を頼む力もないから,―すると申して居りましたが/良人の自白(尚江)」

ふくざい

ふくざい【伏在する】
lie behind <a thing> ;be hidden <behind> .

ふくざさ

ふくざさ [2] 【福笹】
十日戎(エビス)で,大判・小判などの細工物を結びつけて売る笹。えびす笹。[季]新年。

ふくざつ

ふくざつ [0] 【複雑】 (名・形動)[文]ナリ
物の構造や物事の関係がこみ入っていること。いろいろな要素がからみ合ってわかりにくいこと。また,そのさま。
⇔単純
「―な構造」「因果関係が―になる」「―な表情」「―な気持ち」
[派生] ――さ(名)

ふくざつ

ふくざつ【複雑】
complexity.〜な complicated;→英和
complex;→英和
intricate.→英和
〜にする(になる) (be) complicate(d).→英和

ふくざつかいき

ふくざつかいき [5] 【複雑怪奇】 (名・形動)[文]ナリ
非常に複雑で怪しく不思議な・こと(さま)。「―な事件」

ふくざつけい

ふくざつけい [0] 【複雑系】
多くの要素からなり,それらが相互に干渉しあって複雑に振る舞う系。従来の要素還元による分析では捉えることが困難な生命・気象・経済などの現象に見られる。高精度の測定技術,カオス・フラクタルなどの新概念の導入,コンピューターの活用などによって新しい研究対象となりつつある。

ふくざつこっせつ

ふくざつこっせつ [5] 【複雑骨折】
骨および周囲の軟部組織に重大な損傷を伴う骨折で,特に皮膚の外に骨折端が露出する場合をいう。

ふくざつせい

ふくざつせい [0] 【複雑性】
〔complexity〕
システム論の用語。諸要素間の論理的に可能な結合関係が過剰であって,それらから選択せねばならぬ事態をいう。環境はシステムより常に複雑性が大きいので,システムはこれを縮減して自分なりに対応する必要がある。複合性。

ふくざわ

ふくざわ フクザハ 【福沢】
姓氏の一。

ふくざわももすけ

ふくざわももすけ フクザハ― 【福沢桃介】
(1868-1938) 実業家。埼玉県生まれ。慶大在学中に福沢諭吉の婿養子となる。電力事業の振興に尽力。

ふくざわゆきち

ふくざわゆきち フクザハ― 【福沢諭吉】
(1834-1901) 思想家・教育家。慶応義塾の創立者。豊前中津藩士。大坂の緒方塾で蘭学を学んだのち,江戸に蘭学塾を開き,また英学を独習。幕府の使節に随行し三度欧米に渡る。1868年塾を慶応義塾と命名。73年(明治6)明六社の創立に参加。82年「時事新報」を創刊。個人および国家の独立自尊,社会の実利実益の尊重を主張した。著「西洋事情」「学問ノススメ」「文明論之概略」など。

ふくし

ふくし [0][2] 【複視】
一個の物体が二個に見えること。眼筋麻痺(マヒ)・中枢性脳疾患などが原因で起こる。複像視。

ふくし

ふくし【副詞】
《文》an adverb.→英和
〜(的)の adverbial.‖副詞句(節) an adverbial[adverb]phrase (clause).

ふくし

ふくし [2] 【匐枝】
⇒匍匐茎(ホフクケイ)

ふくし

ふくし【福祉】
welfare.→英和
‖福祉国家 a welfare state.福祉施設 welfare facilities.

ふくし

ふくし 【福士】
姓氏の一。

ふくし

ふくし [2] 【副子】
添え木。副木(フクボク)。

ふくし

ふくし [2][0] 【福祉】
〔「し」は「祉(チ)」の慣用音。「祉」は幸福の意〕
幸福。特に,社会の構成員に等しくもたらされるべき幸福。「公共の―」「社会―」「―事業」

ふくし

ふくし 【掘串】
竹や木で作った土を掘る道具。「籠(コ)もよみ籠持ち―もよみぶくし持ち/万葉 1」

ふくし

ふくし [0] 【復氏】
⇒復氏(フクウジ)

ふくし

ふくし [0] 【副詞】
品詞の一。自立語で活用がなく,主語・述語になることのない語のうち,主として連用修飾語として用いられるもの。「非常に」「大変」「全然」などの類。どのような語を修飾するかで,状態副詞(すでに・ゆっくり・ひらひら)・程度副詞(もっと・非常に・すこし)・陳述副詞(とうてい・なぜ・まるで)などに分類される。

ふくし

ふくし [2][0] 【副使】
正使に従って,その補佐や代理などをつとめる使者。そえづかい。ふうす。

ふくしあい

ふくしあい [3] 【複試合】
⇒ダブルス

ふくしき

ふくしき【複式投票】
plural voting.複式簿記 bookkeeping by double entry.

ふくしき

ふくしき [0] 【複式】
(1)二つ以上からなる方式または形式。
(2)「複式簿記」の略。
(3)「複勝式」の略。
⇔単式

ふくしきかざん

ふくしきかざん [5] 【複式火山】
複数の火山体からなる火山。不連続に数回にわたって,順次,より小さい火山体を形成し,複雑な形を示す。二重式火山・三重式火山などの総称。多くは複成火山である。浅間火山・樽前火山など。
⇔単式火山

ふくしきがっきゅう

ふくしきがっきゅう [5] 【複式学級】
二つ以上の異なる学年を一つにして編成した学級。

ふくしきこきゅう

ふくしきこきゅう【腹式呼吸】
abdominal breathing.

ふくしきこきゅう

ふくしきこきゅう [5] 【腹式呼吸】
横隔膜の上下運動を主とする呼吸の型。腹(フク)呼吸。
→胸式呼吸

ふくしきのう

ふくしきのう [4] 【複式能】
能の戯曲形式の一。前場(マエバ)と後場(ノチバ)の二場からなり,シテが前場と後場で形相の変わる能。「高砂」「田村」「殺生石」など。
⇔単式能

ふくしきぼき

ふくしきぼき [5] 【複式簿記】
簿記の一。すべての取引を借方・貸方に分けて記入したのち,各口座ごとに集計し転記する方式。貸借平均の原理により,資産の移動や損益の状態を正確に知ることができ,記帳の偽りや誤りも同時に確認できる。現在の企業会計の根本をなす。
⇔単式簿記

ふくしこうしゃ

ふくしこうしゃ [4] 【福祉公社】
市町村が基本財産の一部又は全部を出資したり,役員を派遣するなどしてその設立や運営に積極的に関与している団体。主としてその地域での在宅福祉サービスを担当する。

ふくしこうじょう

ふくしこうじょう [4] 【福祉工場】
身体障害者福祉法および精神薄弱者福祉法による授産施設の一。心身に障害をもつ者が,事業主と雇用契約を結んで働く場。

ふくしこうじろう

ふくしこうじろう 【福士幸次郎】
(1889-1946) 詩人。青森県生まれ。口語使用の詩集「太陽の子」を発表。のち地方主義を宣言して日本詩歌の音律や民間伝承の研究に打ち込んだ。著「原日本考」など。

ふくしこっか

ふくしこっか [4] 【福祉国家】
社会保障制度の充実と完全雇用の実現により国民の健康で文化的な生活を保障し,国民の福祉の増進を最優先しようとする国家。

ふくしさぎょうじょ

ふくしさぎょうじょ [0] 【福祉作業所】
障害者の働く場として,障害者やその親などの関係者により,共同で運営されている作業所。共同作業所。小規模作業所。
→福祉工場

ふくしし

ふくしし [3] 【福祉士】
社会福祉士と介護福祉士のこと。

ふくししせつ

ふくししせつ [4] 【福祉施設】
社会福祉事業を実施する施設の総称。老人ホーム・保育所・救護施設など。社会福祉施設。

ふくししゃかい

ふくししゃかい [4] 【福祉社会】
国民の生活安定と福祉の増進を図ることを目的として構成される社会。経済社会に対置されたり,脱産業化社会の一つとされるほか,福祉国家の基盤となる社会などの解釈もある。

ふくしじむしょ

ふくしじむしょ [5] 【福祉事務所】
〔「福祉に関する事務所」の通称〕
社会福祉事業法に基づき設置されている,福祉の現業機関。社会福祉六法に定められた援護や育成・更生の措置を要する者に対する援助のほか,生活その他に関する相談などを行う。社会福祉事務所。

ふくしでんわ

ふくしでんわ [4] 【福祉電話】
一人暮らしの高齢者や身体障害者宅に地方公共団体が設置する電話。

ふくしねんきん

ふくしねんきん [4] 【福祉年金】
1959年(昭和34)制定の国民年金法の給付において,その適用対象もれとなった者に対する,無拠出の社会扶助的な給付制度。法改正により,老齢福祉年金を除いて廃止。

ふくしぼう

ふくしぼう [3] 【複子房】
二つ以上の心皮が結合してできた子房。ユリ科やスミレ科の植物にみられる。

ふくしま

ふくしま 【福島】
姓氏の一。

ふくしま

ふくしま 【福島】
(1)東北地方南部の県。かつての磐城・岩代の二国を占める。東部に阿武隈高地,中部に奥羽山脈,西部に越後山脈があり,太平洋岸の浜通り,福島盆地・郡山盆地のある中通り,会津盆地・猪苗代盆地のある会津地方に大別される。県庁所在地,福島市。
(2)福島県北部,福島盆地南部にある市。県庁所在地。近世は板倉氏三万石の城下町,奥州街道の宿駅。食品・繊維・機械工業のほか,モモ・リンゴの栽培も盛ん。
(3)長野県木曾福島町の地名。古く中山道の宿駅・関所が置かれ,木曾谷の中心として発展。木工・製材業が盛ん。

ふくしまけんりついかだいがく

ふくしまけんりついかだいがく 【福島県立医科大学】
公立大学の一。福島県立女子医学専門学校を前身に,1947年(昭和22)創立。52年新制大学となる。本部は福島市。

ふくしまじけん

ふくしまじけん 【福島事件】
1882年(明治15)自由民権運動の一大拠点であった福島県に発生した自由党弾圧事件。県会を無視して県令三島通庸(ミチツネ)が推進する土木工事などの政策に対し,県会議長河野広中を中心に自由党員・農民が反対運動を展開したが,徹底的に弾圧され,河野ら幹部は国事犯の罪に問われた。

ふくしまだいがく

ふくしまだいがく 【福島大学】
国立大学の一。1921年(大正10)創立の福島高等商業(のち福島経専)と師範系学校が合併し,49年(昭和24)新制大学となる。本部は福島市。

ふくしままさのり

ふくしままさのり 【福島正則】
(1561-1624) 安土桃山・江戸初期の武将。尾張の人。幼名,市松。幼少から豊臣秀吉に仕え,賤ヶ岳七本槍の筆頭となった。1595年,尾張清洲二四万石城主。関ヶ原の戦いでは徳川方先鋒。戦後,安芸広島五〇万石の城主。のち城修築の件で所領を没収され信濃に蟄居(チツキヨ),病死した。

ふくしまやすまさ

ふくしまやすまさ 【福島安正】
(1852-1919) 陸軍大将。信州松本生まれ。1892年(明治25)ドイツから帰国するにあたり,シベリアを騎馬で単独横断した。

ふくしゃ

ふくしゃ [2] 【覆車】
車が転覆すること。また,その車。

ふくしゃ

ふくしゃ [0] 【復社】 (名)スル
退職・休職していた人が,もとの会社にもどること。

ふくしゃ

ふくしゃ【輻射】
radiation.→英和
〜する radiate.→英和
‖輻射熱 radiant heat.

ふくしゃ

ふくしゃ [0] 【輻射】 (名)スル
〔車の輻(ヤ)のように,ある一点から周囲に放射状に射出する意〕
「放射(ホウシヤ){(2)}」に同じ。

ふくしゃ

ふくしゃ【複写】
(a) duplication;a copy;→英和
a duplicate;→英和
a reprint.→英和
〜する copy;duplicate;xerox.‖複写機 a copying machine;a photocopier.

ふくしゃ

ふくしゃ [2] 【福者】
(1)幸福な人。裕福な人。
(2)カトリック教会が生前の聖徳を認めて死者におくる敬称。

ふくしゃ

ふくしゃ [0] 【複写】 (名)スル
(1)複写機を使って,もとの文書・書類などと同じものを写しとること。コピー。「書類を―する」
(2)同じものを二枚以上同時に書き写すこと。「カーボン紙で―する」
(3)一度写してあるものをさらに写すこと。また,絵画を複製すること。

ふくしゃ

ふくしゃ [0] 【伏射】 (名)スル
伏した姿勢での射撃。寝うち。伏せうち。
→立射
→膝射(シツシヤ)

ふくしゃ=の戒(イマシ)め

――の戒(イマシ)め
前人の失敗を見て同じ失敗を繰り返さないための戒めとすること。

ふくしゃあつ

ふくしゃあつ [3] 【輻射圧】
⇒放射(ホウシヤ)圧

ふくしゃき

ふくしゃき [3] 【複写機】
文書・書類などを複写する機械。

ふくしゃぎり

ふくしゃぎり [3] 【輻射霧】
⇒放射(ホウシヤ)霧

ふくしゃく

ふくしゃく [0] 【副尺】
⇒バーニヤ

ふくしゃけい

ふくしゃけい [0] 【輻射計】
⇒放射(ホウシヤ)計

ふくしゃし

ふくしゃし [3] 【複写紙】
複写に用いる紙。コピー紙やカーボン紙など。

ふくしゃせん

ふくしゃせん [0] 【輻射線】
⇒放射(ホウシヤ)線

ふくしゃそうしょう

ふくしゃそうしょう [4] 【輻射相称】
⇒放射(ホウシヤ)相称

ふくしゃねつ

ふくしゃねつ [3] 【輻射熱】
⇒放射(ホウシヤ)熱

ふくしゃへいこう

ふくしゃへいこう [4] 【輻射平衡】
⇒放射(ホウシヤ)平衡(1)

ふくしゃエネルギー

ふくしゃエネルギー [5] 【輻射―】
⇒放射(ホウシヤ)エネルギー

ふくしゅ

ふくしゅ [0] 【覆手・伏手】
〔「ふくじゅ」とも〕
琵琶(ビワ)の名所(ナドコロ)の一。腹板の下方に,隠月をおおうように取り付けて,弦の下端を止める板。

ふくしゅ

ふくしゅ [0][2] 【副手】
(1)主となる人の仕事を補助する人。助手。
(2)大学で,助手の下の教務補佐員のこと。

ふくしゅう

ふくしゅう [0] 【復習】 (名)スル
一度習ったことを繰り返して勉強すること。おさらい。
⇔予習
「漢字の―」

ふくしゅう

ふくしゅう [0] 【復讐】 (名)スル
かたきを討つこと。仕返しをすること。「敵に―する」

ふくしゅう

ふくしゅう 【福州】
中国,福建省の省都。閩江(ビンコウ)下流北岸にある港湾都市。木材・茶の集散地。製紙工業が盛ん。フーチョウ。

ふくしゅう

ふくしゅう【復習(する)】
review <one's lessons> .→英和

ふくしゅう

ふくしゅう【復讐】
revenge.→英和
〜する revenge (oneself) <on a person> ;take revenge <for,on> .

ふくしゅうにゅう

ふくしゅうにゅう【副収入】
an additional income.

ふくしゅうにゅう

ふくしゅうにゅう [3] 【副収入】
副業などによる収入。

ふくしょ

ふくしょ [0] 【副書】
原本の写し。副本。

ふくしょ

ふくしょ [0] 【副署】 (名)スル
旧憲法下で,補佐の国務大臣が天皇の署名にそえて署名すること。また,その署名。

ふくしょ

ふくしょ【副署】
a countersignature.〜する countersign.→英和

ふくしょう

ふくしょう [0] 【副賞】
正式の賞に添えて贈られる賞品や賞金。
⇔正賞

ふくしょう

ふくしょう [0] 【副将】
主将の次に位して,それを補佐する者。副帥(フクスイ)。

ふくしょう

ふくしょう [0] ―シヤウ 【復唱】 ・ ―シヨウ 【復誦】 (名)スル
受けた命令などを確認するため,その命令を繰り返して言うこと。「命令を―する」

ふくしょう

ふくしょう [0] 【副章】
正章の勲章に添えて賜る勲章。

ふくしょう

ふくしょう【復唱】
repetition.→英和
〜する repeat.→英和

ふくしょう

ふくしょう【副賞】
an extra[a supplementary]prize.

ふくしょう

ふくしょう [0] 【福祥】
めでたいこと。幸福と吉祥(キチジヨウ)。

ふくしょう

ふくしょう [0] 【複勝】
「複勝式」の略。

ふくしょうぐん

ふくしょうぐん [3] 【副将軍】
(1)将軍または大将軍を助ける臨時の官名。
(2)江戸時代,水戸藩主の称。特に,二代藩主徳川光圀をいう。

ふくしょうしき

ふくしょうしき [0] 【複勝式】
競馬・競輪などで,一着と二着または三着までに入れば的中とする方式。複勝。

ふくしょうじ

ふくしょうじ フクシヤウ― 【福祥寺】
神戸市須磨区にある真言宗須磨寺派の大本山。山号,上野山。886年聞鏡の開創。本尊は檀木の聖観世音菩薩像。源平の合戦にちなむ遺品を多く蔵する。通称,須磨寺。

ふくしょく

ふくしょく [0] 【復職】 (名)スル
もとの職に再び戻ること。「病気が治り―する」

ふくしょく

ふくしょく [0] 【副食】
主食とあわせて食べる物。おかず。さい。副食物。
⇔主食
「―費」

ふくしょく

ふくしょく [0] 【服飾】
衣服とその飾り。また,装身具。

ふくしょく

ふくしょく【服飾】
dress;→英和
dressing.→英和

ふくしょく

ふくしょく【復職】
reinstatement.→英和
〜する return to one's post;be reinstated in one's (former) post.

ふくしょく

ふくしょく [0] 【復飾】 (名)スル
「還俗(ゲンゾク)」に同じ。

ふくしょく

ふくしょく [0] 【副職】
本職とは別にもつ職業。

ふくしょくこう

ふくしょくこう [4][3] 【複色光】
異なる波長の光が混ざり合っている光。
⇔単色光

ふくしょくひん

ふくしょくひん [0] 【服飾品】
服装を引き立たせるための付属品。装飾的なイヤリング・指輪などと,実用性をもったベルト・ハンドバッグなどがある。

ふくしょくぶつ

ふくしょくぶつ【副食物】
a side dish.

ふくしらが

ふくしらが [3] 【福白髪】
若い人に生えている白髪。福運とされることからの名。若しらが。

ふくしりんしょう

ふくしりんしょう [4] 【福祉臨床】
社会福祉を必要とする者に対面的な接触を用いて関わる活動。ケースワーク・グループ-ワーク・ケアー-ワークなどがある。

ふくしろっぽう

ふくしろっぽう [4] 【福祉六法】
⇒社会(シヤカイ)福祉六法

ふくしん

ふくしん [0] 【覆審】
上級審で第一審とは無関係に新たに審理し直すこと。また,その審級。旧刑事訴訟法上の控訴審は,この性格を備えていた。
→続審
→事後審

ふくしん

ふくしん【腹心の】
confidential <friend> .→英和
〜の部下 one's righthand (man).

ふくしん

ふくしん [0] 【復申】
(1)返答をすること。返事。
(2)命令を受けた者がその結果を報告すること。復命。

ふくしん

ふくしん [0] 【副審】
主審を補佐する審判員。

ふくしん

ふくしん [0] 【腹心】
〔腹と胸の意〕
(1)心の奥底。
(2)深く信頼すること。また,そのような人。「―の部下」

ふくしん

ふくしん [0] 【腹診】
漢方で,切診の一。治療方針を定めるために患者の腹に触れて行う診察法。日本で独自に発達。

ふくしん

ふくしん [0] 【副申】 (名)スル
官庁が申請書やその他の文書を上級機関に伝達するとき,その文書に対して参考意見を述べること。また,その参考意見。

ふくしん=を布(シ)く

――を布(シ)く
〔左伝(宣公十二年)〕
思っていることを隠さずに打ち明ける。

ふくしんけい

ふくしんけい [3] 【副神経】
第一一脳神経。首を動かす筋肉の一部に分布する運動神経。

ふくしんのやまい

ふくしんのやまい 【腹心の病】
腹や胸にある重い病気。救い難い憂患。「晋は瘡痏(ソウイ)にして,越は―也/太平記 10」

ふくじ

ふくじ [0] 【伏侍・服侍】 (名)スル
かしずき,世話をすること。「以前(ムカシ)に倍する熱心もて―するあり/不如帰(蘆花)」

ふくじ

ふくじ [0] 【服地】
洋服にする布地。

ふくじ

ふくじ【服地】
cloth.→英和

ふくじ

ふくじ [2] 【服仕・服事】 (名)スル
服従し仕えること。また,従事すること。「我に―する人の為ならず/西国立志編(正直)」

ふくじつ

ふくじつ [0] 【伏日】
三伏(サンプク)の日。夏の極暑の期間。
→三伏

ふくじてき

ふくじてき [0] 【副次的】 (形動)
主たるものや本来的なものに従属した関係にあるさま。二次的。「―な問題」

ふくじゅ

ふくじゅ [2] 【福寿】
幸福で長命なこと。「まづ―円満の願ひをかなへ/謡曲・江島」

ふくじゅう

ふくじゅう【服従】
obedience;→英和
submission.→英和
〜する obey <a person> ;→英和
submit <to> .→英和

ふくじゅう

ふくじゅう [0] 【服従】 (名)スル
他の支配・権力につき従うこと。「主君に―する」

ふくじゅうじ

ふくじゅうじ [3] 【複十字】
結核予防を表すしるし。「�」の形に似る。

ふくじゅうせん

ふくじゅうせん [3] 【複縦線】
楽譜に引かれた二本の垂直線。二本が同じ太さのものは楽曲の段落を示すときや拍子・調の変わるときに用いられ,右側が太いものは楽曲の終止を示すのに用いられる。

ふくじゅかいむりょう

ふくじゅかいむりょう [6] 【福聚海無量】
〔仏〕 福徳の集まることが海のように広大であるということ。観世音菩薩の恵みが広大であることをたたえた語。

ふくじゅそう

ふくじゅそう [0] 【福寿草】
キンポウゲ科の多年草。日本・東シベリアなどに分布,多くの品種がある。葉は細裂してニンジンの葉に似る。花は頂生し黄色で多数の花弁があり,径約4センチメートル。正月用の鉢植え・盆栽などにするが,野生のものは三月ごろ咲く。有毒で,全草が強心・利尿薬となる。元日草。[季]新年。《日の障子太鼓の如し―/松本たかし》
福寿草[図]

ふくじゅそう

ふくじゅそう【福寿草】
《植》an adonis.

ふくじょうし

ふくじょうし フクジヤウ― [3] 【腹上死】
性交中に,心臓疾患や脳血管障害などが原因で急死すること。

ふくじょうそうしょうか

ふくじょうそうしょうか フクジヤウサウシヨウクワ [7] 【輻状相称花】
⇒放射(ホウシヤ)相称花

ふくじょし

ふくじょし [3] 【副助詞】
助詞の一類。種々の語に付いて,下の用言や活用連語の意味を限定するはたらきをもつもの。口語では,「さえ」「まで」「ばかり」「だけ」「ほど」「くらい(ぐらい)」「など」「なんか」「なんて」「なり」「やら」「ぞ」「か」「ずつ」など,文語では,「だに」「すら」「さへ」「のみ」「ばかり」「など」「まで」「し」「ばし」などがある。
〔副助詞とは,副詞に似た機能をもつ助詞の意で,山田孝雄の用語に始まる〕

ふくじん

ふくじん [0] 【福神】
福の神。「―信仰」

ふくじん

ふくじん 【福人】
裕福な人。金持ち。「江戸の―,伊勢参宮の下向に是を見そめ/浮世草子・永代蔵 3」

ふくじん

ふくじん [0] 【副腎】
左右の腎臓の上に密着する内分泌器官。左は半月状,右は三角形。表層部の皮質と中心部の髄質とに分かれ,前者は副腎皮質ホルモンを,後者は副腎髄質ホルモンを分泌する。腎上体。

ふくじん

ふくじん【副腎】
adrenal glands.

ふくじんずいしつホルモン

ふくじんずいしつホルモン [9] 【副腎髄質―】
副腎髄質から分泌されるホルモン。アドレナリン(エピネフリン)・ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)の二種類があり,血圧上昇・血糖増加などの作用がある。

ふくじんづけ

ふくじんづけ [0] 【福神漬(け)】
〔七種の材料を用いたことから,七福神にちなんで命名したという〕
漬物の一種。ダイコン・ナス・レンコン・ナタマメ・ショウガなどを刻んで塩漬けにし,塩抜きをしたのち味醂醤油に漬け込んだもの。

ふくじんひしつ

ふくじんひしつ [5] 【副腎皮質】
副腎のうち表層部をしめる組織。球状・索状および網状に排列した立方状または多角形の細胞からなり,生命の維持にきわめて重要な器官。副腎皮質ホルモンを分泌する。

ふくじんひしつしげきホルモン

ふくじんひしつしげきホルモン [11] 【副腎皮質刺激―】
下垂体前葉から分泌されるホルモン。副腎皮質に作用し,副腎皮質ホルモンの合成・分泌を促進する。ACTH 。

ふくじんひしつホルモン

ふくじんひしつホルモン [8] 【副腎皮質―】
副腎皮質から分泌されるホルモンの総称。生命維持に必須で,体内における無機質・水分代謝の調節を行うもの,血糖値の上昇,肝臓におけるグリコーゲンやケトン体の生成を促進するもの,および雄性ホルモンがある。化学的にはいずれもステロイドで,抗アレルギー作用・抗炎症作用が顕著なものは,薬剤として利用される。コルチコイド。

ふくす

ふく・す [2] 【服す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「服する」の五段化〕
「服する」に同じ。「兵役に―・す」「喪に―・す」「茶を―・す」
■二■ (動サ変)
⇒ふくする

ふくす

ふく・す 【覆す】 (動サ変)
くつがえす。倒す。「奸党政府を―・せし一節は/経国美談(竜渓)」

ふくす

ふくす [0] 【袱子・複子】
禅宗で,僧が行脚の時に食器などを包むのに用いる袱紗(フクサ)。包袱。

ふくす

ふく・す [2] 【復す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「復する」の五段化〕
「復する」に同じ。「旧に―・す」
■二■ (動サ変)
⇒ふくする

ふくすい

ふくすい【覆水盆に帰らず】
It's no use crying over spilt milk.

ふくすい

ふくすい [0] 【復水】
蒸気を液体の状態に戻すこと。

ふくすい

ふくすい [0] 【腹水】
腹腔内に液体が大量にたまった状態。また,その液。肝硬変・心不全・ネフローゼ症候群・癌性腹膜炎などにみられる。

ふくすい

ふくすい [0] 【副帥】
「副将(フクシヨウ)」に同じ。

ふくすい

ふくすい [0] 【覆水】
ひっくり返った容器からこぼれた水。

ふくすい=盆(ボン)に返らず

――盆(ボン)に返らず
〔漢の朱買臣の妻は夫に愛想をつかして別れたが朱が出世するや復縁を求めてきた。しかし,朱は盆の水を地にこぼし,これをもとに戻したら応じようと答えたという「漢書(朱買臣伝)」の故事から。「拾遺記」には太公望の話として同様の故事が見える。「盆」は洗面用などの平たい水鉢をいう〕
(1)夫婦は一度別れたら,もとには戻らないということ。
(2)一度してしまったことは取り返しがつかないということ。

ふくすいき

ふくすいき [3] 【復水器】
蒸気機関で,一度動力として用いた水蒸気を冷却して凝固させるとともに,機関内圧力を大気圧以下に保つ働きをする装置。コンデンサー。凝汽器。

ふくすう

ふくすう [3] 【複数】
(1)二つ以上の数。「―の敵」
(2)ヨーロッパ諸語の文法で,名詞・代名詞の表す人や事物が二つ以上のものであること。動詞や形容詞も語形上呼応することがある。
⇔単数

ふくすう

ふくすう【複数】
《文》the plural (number).→英和
〜の plural.

ふくすけ

ふくすけ [2] 【福助】
(1)幸福を招くという人形。頭が異常に大きく背が低い。多くは,ちょん髷(マゲ)を結い裃(カミシモ)をつけて正座している。
→叶福助(カノウフクスケ)
(2){(1)}のように頭の異常に大きい人。
福助(1)[図]

ふくする

ふく・する [3] 【伏する】 (動サ変)[文]サ変 ふく・す
(1)かがむ。平伏する。「神前に―・する」「―・してお願い申しあげます」
(2)負けて,従う。降伏する。また,降伏させる。「敵軍に―・する」「威に―・する」「せめば必ず―・せんと思ふがゆゑに/平治(中・古活字本)」
(3)かくれる。ひそむ。潜伏する。また,身をひそませる。「山かげに―・した一隊」

ふくする

ふく・する [3] 【復する】 (動サ変)[文]サ変 ふく・す
(1)もとの状態に戻る。かえる。「旧に―・する」「健康が―・したのを幸ひに/彷徨(潤一郎)」「帝位に―・するを得たり/花柳春話(純一郎)」
(2)もとの状態に戻す。「気を―・してまた何事かを申せしかを/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
(3)復命する。
(4)繰り返す。反復する。「夜は夜もすがらこれを―・し給ひ/義経記 2」

ふくする

ふくする【服する】
(1) obey <a person> ;→英和
submit <to law> .→英和
(2) ⇒服役,従事.

ふくする

ふくする【復する】
return <to> ;→英和
restore <to> ;→英和
be restored <to> .

ふくする

ふく・する [3] 【服する】 (動サ変)[文]サ変 ふく・す
□一□(自動詞)
(1)他に従う。やむなく,または納得して従う。服従する。「命令に―・する」「間違つた説には―・せない/社会百面相(魯庵)」
(2)ある事に従う。「兵役に―・する」「喪に―・する」「起行し得る毎に公事に―・した/伊沢蘭軒(鴎外)」
□二□(他動詞)
(1)従わせる。「弁舌水の流るる如く,よく衆心を―・せしかば/慨世士伝(逍遥)」
(2)衣服を身につける。着る。「身に洋服を―・し,口に洋食を食し/福翁百話(諭吉)」
(3)薬や茶などを飲む。服用する。「懐中薬など―・して後,心地復りぬ/金色夜叉(紅葉)」

ふくずし

ふくずし フクヅ― [3] 【複図紙】
⇒トレーシング-ペーパー

ふくせい

ふくせい [0] 【覆製】 (名)スル
「複製{(2)}」に同じ。

ふくせい

ふくせい [0] 【複姓】
(1)中国で,二字以上の姓。欧陽・諸葛の類。
(2)日本古代,単一の氏(ウジ)の名にさらに他の名称を付加した氏の名。傍系諸氏が分立したり,同族関係を擬制化したりするために生じたもの(阿部他田・阿部久努など)と職掌名を付しているもの(伊賀水取(モイトリ)など)とがある。

ふくせい

ふくせい【複製】
a reproduction;→英和
a reprint;→英和
a replica.→英和
〜する reproduce;→英和
reprint.

ふくせい

ふくせい [0] 【服制】
衣服について定めた規則。

ふくせい

ふくせい [0] 【復姓】 (名)スル
もとの姓に戻ること。旧姓に復すること。
→復氏(フクウジ)

ふくせい

ふくせい [0] 【複成】
重複してできること。

ふくせい

ふくせい [0] 【複声】
楽曲中で,二つ以上の声部が対位法的に進行すること。

ふくせい

ふくせい [0] 【複製】 (名)スル
(1)ある物に模して同じような物を作ること。また,その作られた物。「―画」「本物そっくりに―する」
(2)(「覆製」とも書く)翻刻に対して,写本・刊本を原形どおりに再製すること。
(3)著作権法上,印刷・写真・複写・録音・録画その他の方法により有形的に再製すること。演劇については,その上演・放送・放送の録画・録音を含み,建築については,図面に従った建築物の完成も含める。

ふくせいかざん

ふくせいかざん [5] 【複成火山】
休止期をはさんで噴火活動を繰り返して生成した火山。大型の山体をつくる。成層火山やハワイ型の楯状(タテジヨウ)火山など。多輪廻(タリンネ)火山。
⇔単成火山

ふくせいけん

ふくせいけん [3] 【複製権】
著作物を複製{(3)}する著作者の排他的な権利。

ふくせいぶつ

ふくせいぶつ [3] 【複製物】
印刷・写真・複写・録音・録画などの方法により有形的に再製されたもの。

ふくせき

ふくせき [0] 【復籍】 (名)スル
離縁・離婚などにより,縁組・婚姻前のもとの戸籍にかえること。
→復氏(フクウジ)

ふくせき

ふくせき [0] 【復席】 (名)スル
離れた席に再び戻ること。

ふくせん

ふくせん【伏線となる】
foreshadow the subsequent development <of a plot> .〜を張る drop a hint as to what is to follow.

ふくせん

ふくせん [0] 【伏線】
(1)小説・戯曲などで,のちの展開に必要な事柄をそれとなく呈示しておくこと。また,その事柄。「―を張る」
(2)のちの物事の準備として,前もってひそかに設けておくこと。また,その事柄。「―を敷く」

ふくせん

ふくせん [0] 【複占】
〔duopoly〕
寡占(カセン)状態のうち,供給者または需要者の数が二である場合。

ふくせん

ふくせん [0] 【複線】
(1)二つ以上の並行している線。
(2)鉄道で,線路が上下線別に二つ並行して敷設されていること。また,その軌道。複線軌道。
⇔単線

ふくせん

ふくせん【複線】
a double-track line.複複線 a four-track line.

ふくせんがたきょういくせいど

ふくせんがたきょういくせいど [11] 【複線型教育制度】
学校制度の一形式。複数の学校系統が交わることなく平行して存在する学校体系。ヨーロッパ型。

ふくぜい

ふくぜい [0] 【複税】
単一の租税だけでなく,複数の基幹税とそれを補完する税からなる租税体系。
⇔単税

ふくそ

ふくそ [2] 【復祚】 (名)スル
「重祚(チヨウソ)」に同じ。

ふくそ

ふくそ [2] 【福祚】
(1)さいわい。幸福。
(2)天子の位。皇祚。

ふくそう

ふくそう [3] 【福相】
福々しい人相。
⇔貧相

ふくそう

ふくそう [0] 【服装】
衣服を身につけ,よそおった様子。また,身につけた衣服や装身具。身なり。「派手な―」

ふくそう

ふくそう【服装】
dress;→英和
clothes.→英和
りっぱな(みすぼらしい)〜をしている be well (poorly) dressed.…の〜をしている be dressed as….‖服装随意 <注意書き> Dress optional.

ふくそう

ふくそう [0] 【複相】
一細胞当たりの染色体が二倍数(2�)からなる核相。受精から減数分裂までの核相。

ふくそう

ふくそう [0] 【副葬】 (名)スル
死者の生前の愛用品などを遺骸に添えて埋葬すること。「遺品を―する」

ふくそう

ふくそう [0] 【輻輳・輻湊】 (名)スル
〔車の輻(ヤ)が轂(コシキ)に集まる意〕
方々からいろいろな物が一か所に集まること。こみあうこと。「事務が―する」「船舸来て―する地/伊沢蘭軒(鴎外)」

ふくそうさい

ふくそうさい [3] 【副総裁】
総裁を補佐する職。また,その人。

ふくそうじょうかじょ

ふくそうじょうかじょ フクソウジヤウクワジヨ [7] 【複総状花序】
⇒円錐(エンスイ)花序

ふくそうひん

ふくそうひん [0] 【副葬品】
遺骸に添えて埋葬した品物。遺骸に着装する衣服・装身具・武器や生前のさまざまな所有物,祭具・荘厳具・特製品など。

ふくそうり

ふくそうり [3] 【副総理】
内閣総理大臣の臨時代理として指定された国務大臣の通称。総理大臣に事故のある時,または総理大臣が欠けた時,臨時にその職務を代行する。

ふくそうりん

ふくそうりん [3] 【複層林】
樹齢・樹高の異なる樹木で構成される人工林。
⇔一斉林(イツセイリン)

ふくそうガラス

ふくそうガラス [5] 【複層―】
複数の板ガラスの間を密封した,断熱・遮音に効果的な窓ガラス。ペア-ガラス。

ふくそかんしきかごうぶつ

ふくそかんしきかごうぶつ フクソクワンシキクワガフブツ [9] 【複素環式化合物】
炭素原子だけでなく,窒素・酸素・硫黄などの原子を含む環状の構造をもつ有機化合物。ピリジン・フラン・インドールなど。

ふくそかんすう

ふくそかんすう [4] 【複素関数】
独立変数・従属変数がともに複素数の関数。

ふくそく

ふくそく【腹足動物】
a gastropod.→英和

ふくそくるい

ふくそくるい [4] 【腹足類】
軟体動物門の一綱。大部分が螺旋(ラセン)状の殻をもち,体制は左右相称。頭部には触角・目・口があり,腹面は幅広い足となる。サザエ・アワビ・タニシなどの水産巻貝を含む前鰓(ゼンサイ)類,ウミウシなどの類を含む後鰓類,カタツムリ・ナメクジなどの陸産貝類を含む有肺類の三亜綱に分けられる。

ふくそすう

ふくそすう [3][4] 【複素数】
〔数〕
〔complex number〕
�,� を実数,� を虚数単位(�²=−1)とするとき,�+�� で表される数。� を実部,� を虚部という。実数の概念を拡張した数で,実数と虚数を含んだ数といえる。
→虚数

ふくそへいめん

ふくそへいめん [4] 【複素平面】
座標平面の点(�,�)に,複素数 �+�� を対応させたもの。ガウス平面。

ふくぞう

ふくぞう [0] 【腹蔵・覆蔵】
心の中に秘め隠すこと。

ふくぞう

ふくぞう【腹蔵のない】
frank.→英和
〜なく(言うと) frankly (speaking);openly.→英和

ふくぞう

ふくぞう [0] 【伏蔵】 (名)スル
(1)ふし隠れること。内にひそみ隠れること。「毫も―する所なく/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)〔仏〕 地中に埋めてある宝の蔵。「このところ―ありとつぐ/十善法語」

ふくぞう=無(ナ)い

――無(ナ)・い
心の中に隠さない。思っているまま。「―・く申し上げる」「―・い御意見をお聞かせ下さい」

ふくぞく

ふくぞく [0] 【服属】 (名)スル
つき従うこと。従属。「大国に―する小国」

ふくぞくこく

ふくぞくこく [4] 【複族国】
⇒多民族国家

ふくたい

ふくたい [0] 【腹帯】
「岩田帯(イワタオビ)」に同じ。

ふくたいりついでんし

ふくたいりついでんし [8] 【複対立遺伝子】
同一の遺伝子座にありながら,少しずつ異なる形質発現をする三つ以上の遺伝子。

ふくたく

ふくたく [0] 【福沢】
幸福と恩沢。さいわいと恵み。

ふくたけ

ふくたけ 【福武】
姓氏の一。

ふくたけただし

ふくたけただし 【福武直】
(1917-1989) 社会学者。岡山県生まれ。東大教授。日本社会の民主化という問題意識から農村研究を精力的に展開。著「日本農村の社会的性格」など。

ふくたんだいがく

ふくたんだいがく 【復旦大学】
中国上海市にある文理科総合大学。1905年フランス協会系震旦学院が分離,復旦公学設立。17年現名となる。

ふくだ

ふくだ 【福田】
姓氏の一。

ふくだい

ふくだい [0] 【副題】
表題に添えて,内容をわかりやすくするためにつけられた題。サブタイトル。

ふくだい

ふくだい【副題】
a sub-title.

ふくだいり

ふくだいり [3] 【復代理】
代理人が選任した他人(復代理人)が直接に本人の代理行為をすること。復代理人は本人および第三者に対して,代理人と同じ権利義務を有する。

ふくだぎょうかい

ふくだぎょうかい 【福田行誡】
(1806-1888) 浄土宗の僧・歌人。武蔵の生まれ。明治維新の廃仏に対して,諸宗の同盟組織をつくり,仏教の擁護と僧侶の自粛を主唱。のち浄土宗管長。縮刷大蔵経の刊行にも尽力。

ふくだたけお

ふくだたけお 【福田赳夫】
(1905-1995) 政治家。群馬県生まれ。東大卒。大蔵省主計局長を経て政界入り。衆議院議員。蔵相・外相などを歴任し1976年(昭和51)に首相。

ふくだつねあり

ふくだつねあり 【福田恆存】
(1912-1994) 文芸評論家・劇作家。東京生まれ。東大英文科卒。近代的知性の欺瞞(ギマン)性をつき,文化人批判,国語問題への発言など多岐に活躍。評論「人間・この劇的なるもの」ほか,戯曲「キティ颱風」「総統いまだ死せず」など。

ふくだとくぞう

ふくだとくぞう 【福田徳三】
(1874-1930) 経済学者。東京生まれ。東京商科大学教授。改良主義の立場から社会政策理論の確立に努め,マルクス主義を批判。また,マーシャルを中心とした西欧経済学の導入・定着に貢献。著「厚生経済研究」「社会政策と階級闘争」など。

ふくだひでこ

ふくだひでこ 【福田英子】
(1865-1929) 女性解放運動の先駆者。岡山県生まれ。旧姓,景山。大井憲太郎らとともに大阪事件に連座。1907年(明治40),雑誌「世界婦人」を創刊し,婦人解放を主張。著「妾(ワラワ)の半生涯」など。

ふくだへいはちろう

ふくだへいはちろう 【福田平八郎】
(1892-1974) 日本画家。大分県生まれ。京都市立絵画専門学校卒。簡単な構図により色彩感覚にすぐれた作品を描く。作「漣(サザナミ)」「鯉」

ふくだみ

ふくだみ [0] 【福多味】
常節(トコブシ)の肉と腸とを刻んで作った塩辛。ふくだめ。

ふくだむ

ふくだ・む
■一■ (動マ四)
髪の毛などがそそけて,ふくらんだようになる。ぼさぼさになる。「陸奥紙などの―・めるに/源氏(蓬生)」
■二■ (動マ下二)
乱れさせる。ぼさぼさにする。「御髪なども,大殿籠り―・めたれど/宇津保(国譲中)」

ふくち

ふくち [2][0] 【福地】
〔「ふくじ」とも〕
(1)さいわいを生ずる土地。福を恵む土地。また,肥沃な土地。「誠に王気相応の―たるにや/正統記(桓武)」
(2)神仙の住む所。また,極楽。

ふくち

ふくち 【福地】
姓氏の一。

ふくち

ふくち 【福祉】
⇒ふくし(福祉)

ふくち

ふくち [0][2] 【福智】
〔仏〕 福と智。菩薩の善を行なって徳を積む福行と,自己の悟りを完成するための智行。

ふくちおうち

ふくちおうち 【福地桜痴】
(1841-1906) 新聞記者・劇作家・小説家。長崎県生まれ。本名,源一郎。旧幕臣。「東京日日新聞」社長兼主筆。歌舞伎の改良運動に尽力。著「幕府衰亡論」「懐往事談」,小説「もしや草紙」,戯曲「春日局」など。

ふくちじ

ふくちじ [3] 【副知事】
知事を補佐する役。また,その人。

ふくちのその

ふくちのその 【福地の園】
極楽。楽園。「―に種まきて,とやうなりし一言をうち頼みて/源氏(若菜上)」

ふくちゃ

ふくちゃ [2] 【福茶】
〔「ふくぢゃ」とも〕
黒豆・昆布・梅干しなどを加えた茶。正月・節分・大晦日(オオミソカ)などに縁起物として飲む。大服茶(オオブクチヤ)。[季]新年。

ふくちやま

ふくちやま 【福知山】
京都府北西部,福知山盆地の西部にある市。明智光秀が築城し,江戸時代は朽木(クツキ)氏の城下町。丹後牛を産する。近年,工業団地が造成された。

ふくちやません

ふくちやません 【福知山線】
JR 西日本の鉄道線。兵庫県尼崎と京都府福知山間,106.5キロメートル。沿線に宝塚・三田などがある。

ふくちゅう

ふくちゅう [0] 【腹中】
(1)腹の中。
(2)心の中。「―の計」
(3)度量。「大―」

ふくちょう

ふくちょう [0] 【副長】
(1)長となる人を補佐する役。
(2)艦艇で,艦長を補佐する役。

ふくちょう

ふくちょう [0] 【復調】 (名)スル
(1)(体などの)具合がもとに戻ること。「―するまで休ませよう」
(2)変調波から信号波を取り出す操作。検波(ケンパ)。

ふくつ

ふくつ【不屈の】
indomitable.→英和

ふくつ

ふくつ [0] 【不屈】 (名・形動)[文]ナリ
困難に屈せず意志を貫く・こと(さま)。「不撓(フトウ)―」「―の意志」

ふくつう

ふくつう【腹痛】
<have> a stomachache.→英和

ふくつう

ふくつう [0] 【腹痛】
腹が痛むこと。また,その痛み。

ふくつけし

ふくつけ・し (形ク)
欲が深い。貪欲である。「しひて尋ね給ふが―・きぞかし/源氏(常夏)」

ふくていきあつ

ふくていきあつ [5] 【副低気圧】
低気圧の周辺に二次的にできる小低気圧。温帯低気圧の場合,大部分は寒冷前線上に形成される。

ふくてつ

ふくてつ [0] 【覆轍】
〔ひっくりかえった車の轍(ワダチ)の意〕
前人の失敗。失敗の前例。「―を踏む」

ふくで

ふくで 【福田】
静岡県南西部,磐田(イワタ)郡の町。遠州灘に臨む沖積地よりなる。別珍・コール天製造業が盛ん。

ふくでん

ふくでん [0] 【福田】
(1)〔仏〕
〔福徳を生じる田の意〕
仏法僧・父母・貧者など,供養・尊敬あるいは施与されるべき対象。
→三福田
→八福田
(2)福徳を生じる物事を田にたとえていう。「一切の能力の―である/元始女性は太陽であつた(雷鳥)」

ふくでんえ

ふくでんえ [3] 【福田衣】
〔仏〕 袈裟(ケサ)のこと。

ふくと

ふくと [0] 【河豚魚】
〔「ふぐと」「ふくとう」とも〕
「ふぐ(河豚)」に同じ。[季]冬。《あら何ともなやきのふは過て―汁/芭蕉》

ふくとう

ふくとう [0] 【復答】 (名)スル
答えること。返答。

ふくとう

ふくとう [0] 【復党】 (名)スル
もといた党へ戻ること。

ふくとく

ふくとく [0] 【福徳】
(1)幸福と利益。財産や幸福に恵まれていること。
(2)〔仏〕 智慧(チエ)以外の善行とそれによって得られる功徳。

ふくとく=の三年目

――の三年目
〔福徳の御利益は三年目にめぐってくるということから〕
意外な幸運に出合うこと。

ふくとくえんまん

ふくとくえんまん [0] 【福徳円満】
福徳が十分に備わっていること。

ふくとしん

ふくとしん [3] 【副都心】
大都市の都心に準じた役目を果たす地域。都心と郊外を結ぶターミナルを中心に発展する。東京の新宿・渋谷など。

ふくとみ

ふくとみ [0] 【福富】
⇒富籤(トミクジ)

ふくとみぞうし

ふくとみぞうし 【福富草子】
御伽草子。一巻。作者未詳。南北朝時代の成立か。放屁の術により福富の織部は長者となるが,それをうらやんだ隣家の男がまねをして大失敗する。福富長者物語。

ふくど

ふくど [2] 【覆土】 (名)スル
土をおおいかぶせること。

ふくどう

ふくどう [0] 【複道・復道】
上下で往来できるように二重に作った廊下。

ふくどうきかん

ふくどうきかん [6][5] 【複動機関】
往復するピストンの両面に交互に圧力をかけて動かす蒸気機関や内燃機関。
⇔単動機関

ふくどく

ふくどく [0] 【復読】 (名)スル
繰り返して読むこと。「一版の本を再々―するが如く/文明論之概略(諭吉)」

ふくどく

ふくどく [0] 【服毒】 (名)スル
毒をのむこと。「―自殺」

ふくどく

ふくどく【服毒する】
take poison.

ふくどくほん

ふくどくほん【副読本】
a supplementary reader.

ふくどくほん

ふくどくほん [3] 【副読本】
授業で,教科書に準じて用いられる補助的な図書。

ふくなが

ふくなが 【福永】
姓氏の一。

ふくながたけひこ

ふくながたけひこ 【福永武彦】
(1918-1979) 小説家。福岡県生まれ。別名,加田伶太郎。東大卒。西欧的知性によって人間の意識の暗部を追究,構成力のある現代ロマンを創出。著「風土」「草の花」「廃市」「海市」「死の島」

ふくにち

ふくにち [0] 【復日】
陰陽道(オンヨウドウ)で,その月に配する五行と,その日の五行とが重なる日。吉事を行えば吉事が重なり,凶事を行えば凶事が重なるとされる。結婚・葬儀は忌む。

ふくにん

ふくにん [0] 【復任】 (名)スル
(1)再びもとの官職に任ぜられること。
(2)律令制で,父母の喪にあって官職を解任された者が喪があけてもとの官職に戻ること。

ふくの

ふくの 【福野】
富山県西部,東礪波(ヒガシトナミ)郡の町。砺波(トナミ)平野南西部の市場町として発達。神明社の夜高祭がある。

ふくのかみ

ふくのかみ [3] 【福の神】
人間に幸福や利益をもたらす神。七福神など。ふくじん。

ふくのかみ

ふくのかみ 【福の神】
狂言の一。年籠りに来た参詣人の前に現れた福の神が,供えられた神酒をのみながら富裕になる心得を語る。

ふくはい

ふくはい [0] 【腹背】
(1)腹と背。前部と後部。前後。「―に敵を受ける」
(2)心の中でそむくこと。「面従―」

ふくはい

ふくはい [0] 【覆敗】 (名)スル
くつがえりやぶれること。

ふくはい

ふくはい [0] 【復配】 (名)スル
配当を復活すること。

ふくはい

ふくはい [0] 【伏拝】 (名)スル
ひれ伏しておがむこと。

ふくはら

ふくはら 【福原】
姓氏の一。

ふくはら

ふくはら 【福原】
神戸市兵庫区の旧称。1180年平清盛が安徳天皇を奉じて一時新都とした地。

ふくはらえちご

ふくはらえちご 【福原越後】
(1815-1864) 幕末期の長州藩家老。藩政の中心となって尊攘運動を推し進めたが禁門の変・第一次征長で藩論が佐幕に一変し他の二家老とともに自刃。

ふくはらしんぞう

ふくはらしんぞう 【福原信三】
(1883-1948) 写真家。東京生まれ。光と其(ソノ)諧調論を唱え,抒情的な風景写真によって戦前の写真界に大きな影響を与えた。

ふくはらりんたろう

ふくはらりんたろう 【福原麟太郎】
(1894-1981) 英文学者。広島県生まれ。東京教育大教授。「チャールズ=ラム伝」「読書と或る人生」など滋味豊かな随筆を多く残した。

ふくはんそうは

ふくはんそうは [5] 【副搬送波】
カラー-テレビジョン信号のうち,色信号と白黒信号とを合わせて運ぶための搬送波。

ふくはんのう

ふくはんのう [3] 【副反応】
化学反応が起こるときに,生成量は少ないが並発して起こる別の反応。
→副作用

ふくば

ふくば 【福羽】
姓氏の一。

ふくばち

ふくばち [2] 【伏鉢・覆鉢】
仏堂・仏塔の屋根の露盤の上や擬宝珠の下にある鉢を伏せた形をした部分。
→相輪

ふくばよししず

ふくばよししず 【福羽美静】
(1831-1907) 幕末・明治の国学者。石見の人。通称・文三郎,号は木園など。津和野藩士。大国隆正に学び,明治初期の神社行政に活躍した。

ふくひ

ふくひ [2][0] 【複比】
二つ以上の比で,前項は前項どうし,後項は後項どうしを掛け合わせてできる比。2 : 3 と 5 : 7 の複比は 2×5 : 3×7 で表される。
⇔単比

ふくひょう

ふくひょう [0] 【復氷】
氷に圧力をかけると融解して水となり,圧力を除くと再び氷に戻る現象。例えば,氷を針金で巻いてつるすと針金が氷の中に入りこんでその跡は氷に戻る。

ふくひれい

ふくひれい [3] 【複比例】
比例式の等号の一方の側,あるいは双方の側が複比の形をしているもの。例えば,� : � と � : � に対し �� : ��=� : � が成り立つとき,�,�,�,�,�,� は複比例するという。複比例式。
→複比

ふくびき

ふくびき【福引】
a lottery.→英和
〜を引く draw a lot.→英和
〜で当てる get <a thing> in a lottery.→英和

ふくびき

ふくびき [0] 【福引(き)】
〔年の始めに二人で餅を引き合い,取った量の多少によりその年の吉凶を占ったことから〕
商店の売り出しなどで,籤(クジ)を引かせ,当たった人に景品を出すこと。また,その籤。[季]新年。「―券」

ふくびこう

ふくびこう [3] 【副鼻腔】
鼻腔の周囲にあって,鼻腔に通ずる四対の空所。

ふくふく

ふくふく [2][1] (副)スル
やわらかくふくらんでいるさま。ふっくら。ふかふか。「―した布団」

ふくふくせん

ふくふくせん [0] 【複複線】
複線が二組並行している線路。

ふくふてん

ふくふてん [3] 【複付点】
音符または休止符の右側に水平に並べて付される二つの点。付された音符あるいは休止符の長さの四分の三を加えることを意味する。

ふくふりこ

ふくふりこ [3] 【複振(り)子】
⇒剛体(ゴウタイ)振(フ)り子(コ)

ふくぶ

ふくぶ [2][1] 【腹部】
(1)腹の部分。肋骨下縁より恥骨上縁に至る体部で,へそを中心として上腹部と下腹部に分ける。
(2)物のほぼ中央の部分。

ふくぶ

ふくぶ【腹部】
the abdomen.→英和

ふくぶく

ふくぶく [0] 【福福】 (副)
富裕でゆったりとしているさま。「金持になつて―として居る/大内旅宿(虚子)」

ふくぶくしい

ふくぶくし・い [5] 【福福しい】 (形)[文]シク ふくぶく・し
顔がふっくらと丸く,豊かで幸運に恵まれているようである。「―・い人」「―・い笑顔」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

ふくぶくしい

ふくぶくしい【福々しい】
chubby;→英和
plump.→英和

ふくぶくろ

ふくぶくろ [3] 【福袋】
余興や正月の初売りなどで,いろいろな品物を入れて封をし,各人に選び取らせる袋。

ふくぶん

ふくぶん [0] 【複文】
構造上からみた文の種類の一。主語・述語の関係が成り立っている文で,さらにその構成部分に主語・述語の関係がみられるもの。「花の咲く春が来た」の類。
→単文
→重文

ふくぶん

ふくぶん [2] 【福分】
(1)〔仏〕 善行・修行の結果が,現世で利益となるものの形を取ったもの。
(2)幸運。よき天運。

ふくぶん

ふくぶん [0] 【復文】
書き下した漢文を原文に戻すこと。

ふくぶん

ふくぶん【複文】
《文》a complex sentence.

ふくぶん

ふくぶん [0] 【副文】
主として条約や契約などで,正文にそえられた文章。解釈上の基準とはされない。

ふくぶんかい

ふくぶんかい [3] 【複分解】
二種類の化合物が,互いの成分を交換して別の二種類の化合物を生じる反応。塩化ナトリウム水溶液に硝酸銀を加えると,塩化銀の沈殿と硝酸ナトリウムを生じる反応などはこの例。

ふくぶんすう

ふくぶんすう [3] 【複分数】
⇒繁分数(ハンブンスウ)

ふくへい

ふくへい [0] 【伏兵】
(1)奇襲を目的として,ひそかに隠れている軍勢。
(2)比喩的に,思いがけないときに現れる競争相手。「思わぬ―に足もとをすくわれる」

ふくへい

ふくへい【伏兵を置く(に会う)】
lay (fall into) an ambush.→英和

ふくへき

ふくへき [0] 【復辟】 (名)スル
〔「辟」は君主の意〕
退位した君主が再び位につくこと。

ふくへき

ふくへき [0] 【腹壁】
腹腔の内面の壁。

ふくべ

ふくべ 【河豚】
フグの古名。[和名抄]

ふくべ

ふくべ [0] 【瓠・瓢】
(1)ヒョウタン{(1)}に同じ。特に,その実をいう。ひさご。[季]秋。
(2)ユウガオの変種。果肉から干瓢(カンピヨウ)を製する。また,熟果の外果皮で炭入れ・盆・花器などを作る。ひさご。

ふくべすみとり

ふくべすみとり [4] 【瓢炭斗】
茶の湯で用いる炭斗の一種。一一月の口切りの茶事の頃採った瓢箪(ヒヨウタン)で年ごとに作り,炉の時期を通して用いる。

ふくほう

ふくほう [0] 【複方】
数種の薬品を調合した薬剤。

ふくほう

ふくほう [0] 【副砲】
軍艦の積載砲のうち,主砲に次ぐ中口径の砲。

ふくほうヨードグリセリン

ふくほうヨードグリセリン [10][0] 【複方―】
ヨウ素・ヨウ化カリウムの水溶液にグリセリン・薄荷水などを混和した赤褐色の特異臭ある液。殺菌・防腐・刺激緩和作用があり咽頭炎の際など塗布して用いる。ルゴール液を改良したもの。

ふくほん

ふくほん【副本】
a duplicate[copy].→英和

ふくほん

ふくほん [0] 【副本】
(1)原本のうつし。ひかえ。
(2)〔法〕 正本の予備などのために,それと同一事項を記載した文書。

ふくほん

ふくほん [0] 【複本】
一個の手形関係について同一内容の複数の手形が発行されている場合の各通。

ふくほんいせいど

ふくほんいせいど [6] 【複本位制度】
二種類以上の金属を本位貨幣とする貨幣制度。普通は金銀二種類からなる金銀複本位制をさす。両本位制。
⇔単本位制度

ふくぼく

ふくぼく [0] 【副木】
添え木。

ふくぼつ

ふくぼつ [0] 【覆没】 (名)スル
(1)艦船などがひっくり返って沈むこと。「大艦を波濤の間に―せしめたる/民約論(徳)」
(2)やぶれほろぶこと。敗滅。

ふくま

ふくま 【福間】
福岡県北部,宗像(ムナカタ)郡の町。福岡市と北九州市のほぼ中間にある。玄界灘に面する。

ふくまく

ふくまく【腹膜】
《解》the peritoneum.腹膜炎《医》peritonitis.→英和

ふくまく

ふくまく [0] 【腹膜】
(1)腹腔および骨盤腔の内面と諸臓器の表面をおおう漿膜(シヨウマク)。
(2)「腹膜炎」の略。

ふくまくえん

ふくまくえん [4][0] 【腹膜炎】
腹膜に生じる炎症。急性のものは,膵炎・虫垂炎・胆嚢炎などの波及,腸管の穿孔(センコウ)が原因となることが多い。発熱・腹痛・腹部膨満・腹水・腸管麻痺などが起こり,治療が遅れると急速に全身状態が悪化する。

ふくまくとうせき

ふくまくとうせき [5] 【腹膜透析】
血液浄化法の一種。腹膜を介して血液と透析液とが存在するときの浸透圧差を利用して,血液中の有害成分を除去する。尿毒症の治療に用いられる。

ふくませ

ふくませ [0] 【含ませ】
「含(フク)め煮(ニ)」に同じ。

ふくませる

ふくませる【含ませる】
(1)[しみ込ませる]soak <a thing in[with]water> .→英和
(2)[乳房を]give one's breast <to one's baby> .
⇒含める.

ふくまでん

ふくまでん【伏魔殿】
a pandemonium.→英和

ふくまでん

ふくまでん [3] 【伏魔殿】
(1)魔物が隠れている殿堂
(2)陰謀や悪事が常に行われている所。悪の根城。

ふくまめ

ふくまめ [2] 【福豆】
節分にまく,煎(イ)った豆。

ふくまる

ふくま・る [0] 【含まる】 (動ラ五)
中に含まれている。「この感情のうちには親の仇討といふことも―・つてゐる/文学評論(漱石)」

ふくみ

ふくみ【含み】
an implication (含意).〜のある suggestive.→英和
〜を持たせる leave some room <for> .‖含み資産 hidden asset.

ふくみ

ふくみ [3] 【含み】
〔動詞「含む」の連用形から〕
言葉の表面にあらわれないで,中に含み込まれている意味や内容。「―のある言葉」

ふくみえき

ふくみえき [3] 【含み益】
所有している土地や株式,あるいは在庫品などの値上がりにより,実際に収益として手元に入ったわけではないが,利益になる可能性を有していること。
⇔含み損
→含み資産

ふくみごえ

ふくみごえ【含み声(で)】
(in) a muffled voice.

ふくみごえ

ふくみごえ [4] 【含み声】
口の中でこもっているように聞こえる声。

ふくみしさん

ふくみしさん [4] 【含み資産】
会社資産の価値が帳簿価格を上回っている場合の,その上回った部分。

ふくみそん

ふくみそん [3][0] 【含み損】
所有している資産の類の値下がりにより,損失が生じる可能性がある状態。
⇔含み益

ふくみつ

ふくみつ 【福光】
富山県南西部,西礪波(ニシトナミ)郡の町。砺波平野南西部の市場町として発達。木製品を特産。

ふくみみ

ふくみみ [2] 【福耳】
耳たぶの大きい耳。福相といわれる。

ふくみりし

ふくみりし [4] 【含み利子】
株券・債券の売買の際,後払いの利子を含むものとして計算される利子。

ふくみわた

ふくみわた [3] 【含み綿】
俳優などが頬にふくらみをもたせるため,口腔の両側や奥歯の間などに綿を入れること。また,その綿。

ふくみわらい

ふくみわらい【含み笑い】
a suppressed smile;a chuckle.→英和
〜をする chuckle.

ふくみわらい

ふくみわらい [4] 【含み笑い】 (名)スル
声には出さないで笑うこと。

ふくむ

ふく・む [2] 【含む】
■一■ (動マ五[四])
(1)中に包みこんでもつ。「水を口に―・む」「花芬馥の気を―・み/平家 3」
(2)ある物がその成分・要素としてもつ。含有する。「金を―・む鉱石」「税・サービス料を―・んだ料金」「とげを―・んだ言葉」
(3)心の中にこめてもつ。「憤リヲ―・ム/日葡」「勅命を―・んで頻に征罰を企つ/平家 7」
(4)事情を理解して考慮に入れる。「この点を―・んで方針を立ててほしい」
(5)ある感情を表情などに表す。「愁いを―・んだまなざし」
(6)ふくらむ。「指貫の裾つ方,少し―・みて/源氏(若菜上)」
〔「含める」に対する自動詞〕
[可能] ふくめる
■二■ (動マ下二)
⇒ふくめる

ふくむ

ふくむ [2] 【服務】 (名)スル
職務に服すること。仕事につくこと。「終日―する」

ふくむ

ふくむ【服務】
service.→英和
〜する serve.→英和
‖服務規律 the service regulations.服務時間 business hours.服務年限 the term of service.

ふくむ

ふくむ【含む】
(1)[口に]hold[keep] <a thing> in one's mouth.(2)[含有]contain;→英和
include (包含);→英和
imply (意味を).→英和
(3)[心に]bear[keep] <a matter> in mind;bear malice <to> (恨みを).

ふくむきりつ

ふくむきりつ [4] 【服務規律】
職務についている者が守るべき規則。服務規程。

ふくめい

ふくめい [0] 【復命】 (名)スル
命令を受けて行なった事柄の経過や結末を報告すること。復申。「社に帰つて,僕は得意で―した/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」

ふくめい

ふくめい [0] 【腹鳴】
腸管内のガスと液体が蠕動(ゼンドウ)に伴って移動するときに発する音。グル音。はらなり。

ふくめい

ふくめい【復命する】
(make a) report <to a person> .→英和

ふくめいてがた

ふくめいてがた [5] 【複名手形】
手形面上の債務者が二名以上の手形。担保力があり一般の商業手形はこれに該当する。
⇔単名手形

ふくめつ

ふくめつ [0] 【覆滅】 (名)スル
完全に滅ぼすこと。また,完全に滅びること。「露国は其の艦隊を―せられ/此一戦(広徳)」

ふくめに

ふくめに [0] 【含め煮】 (名)スル
煮汁の味をよくしみこませてやわらかく煮ること。また,煮たもの。ふくませ。

ふくめる

ふく・める [3] 【含める】 (動マ下一)[文]マ下二 ふく・む
(1)ある範囲の中に入れる。含まれるようにする。「手数料を―・めて請求する」
(2)中につつみ持つようにする。「手拭(テヌグイ)に水を―・める」
(3)事情をよく説明して納得させる。「言い―・める」「宣命を―・めさせて/盛衰記 7」
(4)他人の口に入れる。ほおばらせる。「―・むるに珠玉を以てすること無(マナ)/日本書紀(孝徳訓)」
〔「含む」に対する他動詞〕
[慣用] 因果を―・噛んで―

ふくめる

ふくめる【含める】
include;→英和
⇒言い含める.…を含めて including…;→英和
inclusive of….

ふくめわた

ふくめわた [3] 【含め綿】
綿入れの袖口や裾(スソ)に含ませてその部分をふっくらとさせる綿。

ふくめん

ふくめん [0] 【覆面】 (名)スル
(1)顔面をおおいかくすこと。また,そのためのもの。「―(を)した賊が侵入する」
(2)神仏の供養や貴人への配膳に際して,布などで口をおおい息のかからないようにすること。また,そのためのもの。
(3)転じて,姓名や正体を隠して行動すること。「―批評」

ふくめん

ふくめん [0] 【腹面】
動物の体の内臓の入っている方の面。普通,背の反対側で地に面している方。腹側。

ふくめん

ふくめん【覆面】
a veil;→英和
a mask.→英和
〜する veil[mask] <one's face,oneself> .〜を脱ぐ unveil;→英和
unmask.→英和
〜の veiled;→英和
masked.→英和

ふくめんずきん

ふくめんずきん [5][6] 【覆面頭巾】
目だけを出し,あとは全部かくれるようにした頭巾。

ふくめんパトカー

ふくめんパトカー [7][6] 【覆面―】
俗に,外観を一般車両と同様にした警察車両をいう。

ふくも

ふくも [0][2] 【服喪】 (名)スル
喪に服すること。近親者の死後,一定期間外出などを控え身を慎むこと。

ふくもと

ふくもと 【福本】
姓氏の一。

ふくもとかずお

ふくもとかずお 【福本和夫】
(1894-1983) 昭和期の共産主義運動の理論的指導者。鳥取県生まれ。東大卒。1924年(大正13),組合主義や山川均の理論(山川イズム)から理論闘争によって「分離」することにより,はじめて前衛党が建設できるとする「分離|結合」理論(福本イズム)を説いた。

ふくもとにちなん

ふくもとにちなん 【福本日南】
(1857-1921) 新聞記者・史論家。福岡の人。「九州日報」「新潟新聞」主筆,代議士。著「元禄快挙録」は有名。

ふくもん

ふくもん [0] 【副紋】
⇒替(カ)え紋(モン)

ふくやか

ふくやか [2] 【膨やか・脹やか】 (形動)[文]ナリ
「ふくよか」に同じ。「―な肩と腕/あめりか物語(荷風)」

ふくやく

ふくやく [0] 【服薬】 (名)スル
薬をのむこと。服用。「終日氷もて冷やし―す/欺かざるの記(独歩)」

ふくやま

ふくやま 【福山】
広島県南東部,芦田川河口にある市。江戸時代,はじめ水野氏,のち阿部氏の城下町。製鉄を中心とする重化学工業が盛ん。

ふくやまだいがく

ふくやまだいがく 【福山大学】
私立大学の一。1975年(昭和50)設立。本部は福山市。

ふくやまへいせいだいがく

ふくやまへいせいだいがく 【福山平成大学】
私立大学の一。1993年(平成5)設立。本部は福山市。

ふくゆう

ふくゆう 【福祐】
(1)天のめぐみ。幸福。幸運。「魔縁を退け,―を招く/風姿花伝」
(2)富み栄えていること。裕福。「是を取る物は―なぞ/毛詩抄 12」

ふくよう

ふくよう [0] 【服膺】 (名)スル
〔「膺」は胸の意〕
常に心にとどめて忘れないこと。「拳々(ケンケン)―する」「其の御意見は厚く―するよ/緑簑談(南翠)」

ふくよう

ふくよう【複葉】
《植》a compound leaf.‖複葉機 a biplane.

ふくよう

ふくよう【服用する】
take (薬を).→英和
服用量 a dosage;a dose (一回分).→英和

ふくよう

ふくよう [0] 【複葉】
(1)葉身が二枚以上の小葉よりなる葉。小葉の並び方により,掌状複葉(アケビなど)・羽状複葉(フジなど)など,その形状により多くの呼び方がある。
(2)飛行機の主翼が二重になっているもの。「―機」
⇔単葉
複葉(1)[図]

ふくよう

ふくよう [0] 【服用】 (名)スル
(1)薬をのむこと。服薬。「毎食後―する」
(2)衣服などを身につけること。「婦女,父夫の蔭に依て―するも,亦之れを聴(ユル)す/続紀(霊亀一)」

ふくようご

ふくようご [0] 【副用語】
文の骨子となる体言・用言に依存し,それにさまざまな意味をつけくわえる語。副詞・連体詞・接続詞・感動詞など。語形変化がなく,連用または連体のいずれか一方の機能をもち,実質概念の希薄な語の総称として用いられる。

ふくよか

ふくよか [2] 【膨よか・脹よか】 (形動)[文]ナリ
(1)柔らかそうにふっくらとしているさま。ふくやか。ふくらか。「―な顔」「年とともに―になってきた」
(2)豊かな香りを漂わすさま。「―な新茶の香り」
[派生] ――さ(名)

ふくよかな

ふくよかな
plump <face,baby> ;→英和
buxom.→英和

ふくら

ふくら [0] 【膨ら・脹ら】
■一■ (名)
(1)柔らかにふくらんでいること。また,ふくらんでいる物や部分。
(2)物の中心の部分。中央。「物ふかう勢の―を隠し備へし所に/太閤記」
(3)一張りの弓の長さ。一ふくらは七尺五寸(約2.3メートル)。弓場の間(ケン)数を測る時に用いる。
■二■ (形動)[文]ナリ
ふっくらしているさま。ふくよか。ふくらか。「…と云ふ口許こそ―なりけれ/婦系図(鏡花)」

ふくらか

ふくらか [2] 【膨らか・脹らか】 (形動)[文]ナリ
「ふくよか(膨)」に同じ。「―な胸を反らして/高野聖(鏡花)」「顔―にて愛敬づき/今昔 17」

ふくらかす

ふくらか・す [0] 【膨らかす・脹らかす】 (動サ五[四])
「膨らます」に同じ。「腹を―・す」

ふくらくえん

ふくらくえん 【復楽園】
〔原題 Paradise Regained〕
ミルトンの叙事詩。1671年刊。「失楽園」の続編。新約聖書に材を取り,荒野におけるサタンの誘惑にキリストが打ち勝つ過程を描く。

ふくらしこ

ふくらしこ [0] 【膨らし粉】
パン・まんじゅうなどをふくらませるためにまぜる粉。重曹を主成分とする。ベーキング-パウダー。

ふくらしこ

ふくらしこ【ふくらし粉】
baking powder.

ふくらしば

ふくらしば [3] 【膨ら柴】
ソヨゴの別名。

ふくらし粉

ふくらしこ【ふくらし粉】
baking powder.

ふくらす

ふくら・す [0] 【膨らす・脹らす】
■一■ (動サ五[四])
「膨らます」に同じ。「不満で頬を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒ふくらせる

ふくらすずめ

ふくらすずめ [4] 【脹雀・福良雀】
(1)肥え太った雀。また,寒気のために羽をふくらましている雀。
(2)家紋・文様の一。{(1)}が羽をのばした姿を図案化したもの。
(3)女性の髪の結い方の一。唐人髷(マゲ)を変形したもので,髷を左右に二つつくる。江戸末期以降,一〇代の少女が結った。{(2)}に似ているところからの名。
(4)女帯の結び方。お太鼓に似て,結びの両端をはねのように出すもの。振袖・訪問着などに用いる。
(5)ヤガの一種。体は太い。はねは褐色で,前ばねには黒斑が,後ろばねには青色の紋がある。日本全土のほかアジアに分布。
(6)日本刀の切っ先の刃がふくらみを帯びているもの。
脹雀(3)[図]
脹雀(4)[図]

ふくらせる

ふくら・せる [0] 【膨らせる・脹らせる】 (動サ下一)[文]サ下二 ふくら・す
「膨らます」に同じ。「頬を―・せる」

ふくらに

ふくらに [0] 【脹ら煮】
アワビ・ナマコ・イカなどをとろ火でふっくらとやわらかく煮たもの。ふくらいり。すっぽう煮。

ふくらはぎ

ふくらはぎ【ふくら脛】
the calf.→英和

ふくらはぎ

ふくらはぎ [3][0] 【脹ら脛】
足の脛(スネ)の後方のふくらんだ部分。こむら。ふくらっぱぎ。

ふくらます

ふくらます【脹らます】
swell;→英和
expand;→英和
bulge;→英和
puff out <one's cheeks> .

ふくらます

ふくらま・す [0] 【膨らます・脹らます】 (動サ五[四])
ふくらむようにする。ふくらませる。ふくらかす。ふくらす。ふくらせる。ふくらめる。「風船を―・す」「期待に胸を―・す」

ふくらみ

ふくらみ [0] 【膨らみ・脹らみ】
ふくらんでいること。また,その部分や程度。「胸の―」

ふくらみ

ふくらみ【脹らみ】
a swelling;→英和
expansion.→英和

ふくらむ

ふくら・む [0] 【膨らむ・脹らむ】
■一■ (動マ五[四])
(1)物が内側から盛り上がって大きくなる。
⇔しぼむ
「ゴム風船が―・む」「つぼみが―・んだ」
(2)計画などの規模が大きくなる。「予算が―・む」「夢が―・む」
■二■ (動マ下二)
⇒ふくらめる

ふくらむ

ふくらむ【脹らむ】
swell (out);→英和
expand;→英和
bulge.→英和
脹らんだ⇒脹れた.

ふくらめる

ふくら・める [0] 【膨らめる・脹らめる】 (動マ下一)[文]マ下二 ふくら・む
「膨らます」に同じ。「頬を―・める」

ふくら脛

ふくらはぎ【ふくら脛】
the calf.→英和

ふくり

ふくり [2][1] 【福利】
幸福と利益。「―厚生施設」

ふくり

ふくり【複利(で)】
(at) compound interest.

ふくり

ふくり【福利】
(public) welfare;→英和
well-being.

ふくり

ふくり [2][1] 【複利】
複利法で計算された利子。重利。
⇔単利

ふくりこうせい

ふくりこうせい [1] 【福利厚生】
企業が従業員とその家族の福利を充実させるために設けた制度や施設。保険・住宅・教育などに支出する賃金以外の諸給付や,社員寮・住宅,保養施設などの福利厚生施設がある。

ふくりひょう

ふくりひょう [0] 【複利表】
複利計算を簡単にするために,元金を一とした場合の元利合計を利率や期日の違いに従って列挙した表。

ふくりほう

ふくりほう [0] 【複利法】
利息計算法の一。一定期間内の利子が元金に加えられ,その合計額を新元金として次期の利子計算がなされる方法。
⇔単利法

ふくりゅう

ふくりゅう 【腹立】
腹を立てること。立腹(リツプク)。「かつは―しかつは落涙し給へば/平家 3」

ふくりゅう

ふくりゅう [0] 【伏流】 (名)スル
地上を流れる水が,ある区間だけ地下に潜って流れること。扇状地の中央部などに見られる。

ふくりゅうえん

ふくりゅうえん フクリウ― [3] 【副流煙】
火をつけたタバコから立ちのぼる煙。

ふくりゅうすい

ふくりゅうすい [3] 【伏流水】
旧河道や河川の砂礫(サレキ)層などの中を流れる水。

ふくりょう

ふくりょう [0][2] 【伏竜】
〔「りょう」は漢音。「ふくりゅう」とも〕
水中深く隠れていて,昇天の機をうかがっている竜。転じて,世間に知られていない俊傑・大人物。
→臥竜(ガリヨウ)

ふくりょうほうすう

ふくりょうほうすう [0] 【伏竜鳳雛】
〔「蜀書(諸葛亮伝注)」より。三国時代,司馬徽が蜀の諸葛孔明(シヨカツコウメイ)を伏竜にたとえ,龐士元(ホウシゲン)を鳳凰の雛(ヒナ)にたとえたことから〕
まだ世に知られていない大人物と有能な若者のたとえ。臥竜(ガリヨウ)鳳雛。

ふくりん

ふくりん [0] 【覆輪・伏輪】
(1)刀剣・甲冑(カツチユウ)・馬具・笛・陶磁器などの縁を包む金属や革。他の物との接触による傷みを防止するためのもの。装飾ともなるため,金銅・銀銅・砂張(サハリ)などが多く用いられた。
(2)女性の着物の八つ口・袖口などを他の布で細く縁どったもの。

ふくる

ふく・る 【膨る・脹る】 (動ラ下二)
⇒ふくれる

ふくれあがる

ふくれあが・る [5] 【膨れ上(が)る】 (動ラ五[四])
(1)大きくふくれる。ふくれて外に張り出す。「カバンが本で―・る」
(2)数量などが,基準や予想を大きく上まわる。「予算規模が―・る」

ふくれい

ふくれい [0] 【復礼】
礼の本質に立ち返り,礼をふみ行うこと。

ふくれおり

ふくれおり [0] 【膨れ織り】
表面に凹凸の文様を表した二重織物。マトラッセ。

ふくれた

ふくれた【脹れた】
(1) big;→英和
swollen.→英和
(2)[怒った]sullen;→英和
sulky.→英和
‖脹れっ面 a sulky look;a pout.

ふくれっつら

ふくれっつら [0] 【膨れっ面・脹れっ面】
不平・不満などでむっとした顔つき。「―をしてそっぽを向く」

ふくれる

ふく・れる [0] 【膨れる・脹れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ふく・る
(1)中に入る物の量がふえて内から外へ盛り上がる。ふくらむ。「腹が―・れる」
(2)(頬を膨らますの意)不平・不満を顔に表す。「注意されると,すぐに―・れる」
(3)胸がいっぱいになる。大きくなる。「喜びに胸が―・れる」「頼み―・れてなむさぶらひつるを/源氏(行幸)」

ふくれる

ふくれる【脹れる】
(1) ⇒脹らむ.
(2)[怒る]get[be]sulky.

ふくろ

ふくろ [2][1] 【復路】
かえりみち。帰路。
⇔往路

ふくろ

ふくろ 【梟】
「ふくろう(梟)」に同じ。[伊京集]

ふくろ

ふくろ【袋】
a bag;→英和
a sack.→英和
〜のねずみである be like a mouse in a trap.→英和

ふくろ

ふくろ [3] 【袋・嚢】
(1)口の部分だけを残し他を縫い合わせたり張り合わせたりして,中に物を入れるようにしたもの。布・紙・革などで作る。
(2)ミカン・ホオズキなどの果肉を包んでいる薄い皮。
(3)開いている口が一方だけで,他に抜けられないもの。「―小路」
(4)体の中にあって,何かを入れているもの。「胃―」「子―」「堪忍―」
(5)水に囲まれている土地。
(6)きんちゃく。「嶋田の者は,…旅人の―をむさぼる故に,大水を喜ぶ/仮名草子・東海道名所記」

ふくろ=の鼠(ネズミ)

――の鼠(ネズミ)
追いつめられて逃げることのできない状態のたとえ。袋の中の鼠。

ふくろあみ

ふくろあみ [3] 【袋網】
(1)袋状に編んだ網。流れに仕掛けて魚などを捕る。
(2)引き網・巻き網などの魚を追い込む袋状の部分。

ふくろい

ふくろい フクロヰ 【袋井】
静岡県中西部,太田川と支流の原野谷(ハラノヤ)川の合流部にある市。近世は東海道の宿駅。温室メロンのほか,茶・ミカンなどの産地。

ふくろいりぼん

ふくろいりぼん [0] 【袋入り本】
江戸時代,色刷りの袋に入れて刊行された特製本の黄表紙。

ふくろう

ふくろう【梟】
an owl.→英和

ふくろう

ふくろう フクロフ [2][3] 【梟】
(1)フクロウ目フクロウ科に属する鳥の総称。全長15〜70センチメートル。体幅・顔面が広く,眼が大きく,脚は太く短い。すべて肉食性で,多くは夜行性。世界に約一三〇種が知られる。耳のように見える羽角(ウカク)のない種をフクロウ,羽角のある種をミミズクと呼ぶが,分類学上の区別はない。
(2){(1)}の一種。全長約60センチメートル。全身灰褐色の地で黄白色や褐色の斑がある。夜間音もなく飛び,小動物を捕食する。森林にすみ,ゴロスケホッホと鳴く。日本各地のほかユーラシア大陸に広く分布する。[季]冬。《山の宿―啼いてめし遅し/虚子》
(3)狂言の一。「梟山伏(フクロヤマブシ)」に同じ。
梟(2)[図]

ふくろうち

ふくろうち [0] 【袋打ち】
組紐(クミヒモ)を中が袋になるように管状に組むこと。また,その紐。

ふくろおおかみ

ふくろおおかみ [4] 【袋狼】
有袋目の哺乳類。外形はイヌに似るが育児嚢(ノウ)をもつ。頭胴長約1.1メートル,尾長約55センチメートル。全身淡褐色で,背から尾にかけて暗褐色の横縞がある。主に小形の鳥獣類を捕食する。かつてタスマニアに分布したが,現在は生息が確認できず,絶滅したとされる。

ふくろおび

ふくろおび [4][3] 【袋帯】
袋織りにした縫い目も芯(シン)もない帯。正装・礼装に用いる。

ふくろおり

ふくろおり [0] 【袋織(り)】
二重織りの一。布の両端が表裏接合され,筒状になる織り方。また,そのように織った物。

ふくろかけ

ふくろかけ [3] 【袋掛(け)】
ナシ・リンゴなどの果実に,病虫害や強い日照から守るために紙袋をかぶせること。[季]夏。

ふくろぎつね

ふくろぎつね [4] 【袋狐】
有袋目クスクス科の哺乳類の一種。とがった鼻面をもつが,キツネには似ていない。頭胴長40〜55センチメートル。数亜種に分かれ,体色も褐色・灰色・黒色と変異が大きい。多様な植物や昆虫を餌とする。オーストラリア大陸・タスマニアに分布し,ニュージーランドにも移入されて定着している。

ふくろく

ふくろく [0] 【福禄】
(1)福と禄。しあわせ。
(2)「福禄寿」の略。

ふくろくじゅ

ふくろくじゅ 【福禄寿】
七福神の一。福禄を授ける神。短身・長頭で経巻を結びつけた杖を持ち,鶴を従える。中国の仙人に由来するといわれる。寿老人(ジユロウジン)との混同がある。福禄人。

ふくろくじん

ふくろくじん 【福禄人】
「福禄寿」に同じ。

ふくろぐま

ふくろぐま [3] 【袋熊】
コアラの別名。

ふくろぐも

ふくろぐも [4] 【袋蜘蛛】
(1)真正蜘蛛目フクログモ科フクログモ属に属するクモの総称。ハマキフクログモ・ヒメフクログモなど。
(2)ジグモの別名。

ふくろこうじ

ふくろこうじ [4] 【袋小路】
行き止まりになっている小路。転じて,物事が行き詰まること。袋道。「―に迷い込む」「捜査が―に入り込む」

ふくろこうじ

ふくろこうじ【袋小路】
a blind alley; <F.> a cul-de-sac.

ふくろしない

ふくろしない [4] 【袋竹刀】
竹刀の一種。竹を割って束ね,革袋をかぶせて刀に模したもの。新陰流・柳生(ヤギユウ)流で多く用いられた。

ふくろじ

ふくろじ [3] 【袋地】
他の土地に囲まれ,私道によって公道に通じている敷地。
→裏地(ウラジ)

ふくろするめ

ふくろするめ [4] 【袋鯣】
ミズイカ・アオリイカなどの脚と内臓を取り除き,皮をはぎ胴を開かずに干して作った鯣。京都府宮津の名産。

ふくろそうし

ふくろそうし 【袋草紙】
歌学書。四巻。藤原清輔著。1159年以前の成立,のち増補。歌会の諸作法,撰集の故実,歌人の逸話などを文献を引用しながら考証的に記す。続編「袋草紙遺編」一巻がある。

ふくろそうし

ふくろそうし [4] 【袋草紙・袋草子】
〔「ふくろぞうし」とも〕
(1)袋綴じにした冊子。
(2)書名(別項参照)。

ふくろたけ

ふくろたけ [3] 【袋茸】
担子菌類ハラタケ目のきのこ。秋,地面上に生える。食用菌で栽培もされる。傘は鐘形ないし丸山形,のちに平らになり中央は盛り上がる。表面を黒褐色の繊維がおおう。径5〜10センチメートル。柄は白く高さ5〜12センチメートル。
袋茸[図]

ふくろたび

ふくろたび [4] 【袋足袋】
親指と他の指の間に縫いこみの隔てをせず袋のようにした足袋。

ふくろだおんせん

ふくろだおんせん 【袋田温泉】
茨城県北部,大子(ダイゴ)町袋田にある温泉。泉質は炭酸泉。久慈川支流の滝川に臨み,上流には高さ120メートルで四段に落下,冬期には凍結する袋田の滝がある。

ふくろだたき

ふくろだたき [4] 【袋叩き】 (名)スル
一人を多人数で取り囲みさんざんに叩くこと。転じて,大勢の人からさんざんに非難されること。「―にあう」

ふくろだたき

ふくろだたき【袋叩きにする】
gang up and give a person sound beating.〜にあう get soundly beaten.

ふくろだな

ふくろだな [3] 【袋棚】
(1)床の間の脇に設けられ,引き違いの襖(フスマ)をつけた戸棚。多くは違い棚と組み合わせて用いる。天袋や地袋など。袋戸棚。
(2)茶室の棚の一。地袋のついた置き棚。桑や桐などで作り,花入れ・棗(ナツメ)などを飾る。志野袋棚。利休袋棚。

ふくろち

ふくろち [3] 【袋地】
⇒ふくろじ(袋地)

ふくろづの

ふくろづの [3] 【袋角】
鹿の若角で,夏に生えかわったばかりの,皮をかぶり瘤(コブ)のようになっているもの。[季]夏。

ふくろとじ

ふくろとじ [3][0] 【袋綴じ】
書物・帳面の綴じ方の一。文字を書いた面が外側になるように紙を一枚ずつ二つ折りにし,折り目でない方を重ね合わせて綴じる方法。和装本と呼ばれるものはこの形式が多い。

ふくろとだな

ふくろとだな [4] 【袋戸棚】
⇒ふくろだな(袋棚)

ふくろど

ふくろど [3] 【袋戸】
袋棚の戸。多くは襖(フスマ)。

ふくろどこ

ふくろどこ [3][0] 【袋床】
床の間の一形式。床の間正面の左右いずれかの端部に袖壁を設け,その部分を袋のようにした床の間。

ふくろぬい

ふくろぬい [0][3] 【袋縫い】 (名)スル
縫い代(シロ)の処理の仕方の一。外表に合わせて布端を浅く縫い合わせ,次いで裏返して,その縫い代を包んで出来上がり線を縫う。裁ち目が外に表れないのでほつれにくい。

ふくろねこ

ふくろねこ [4] 【袋猫】
(1)フクロネコ科の有袋類の総称。五〇種以上が含まれる。多くは体重100グラム程度と小形だが,最大種タスマニアデビルは8キログラムに達する。オーストラリアとニューギニアの周辺に分布。昆虫・トカゲ・果実・死肉などを食べる。
(2){(1)}の一種。体重2キログラムに達する大形の肉食性有袋類。

ふくろねずみ

ふくろねずみ [4] 【袋鼠】
オポッサムの別名。

ふくろのり

ふくろのり [3] 【袋海苔】
褐藻類カヤモノリ目の海藻。世界に広く分布。潮間帯下部の岩上または他の海藻に着生。藻体は薄膜質で直径4〜10センチメートルの塊状をなし,中空で破れやすい。

ふくろはり

ふくろはり [3] 【袋張り・袋貼り】
(1)紙で袋をつくること。
(2)額や襖(フスマ)などを張るとき,紙の周囲にだけ糊(ノリ)をつけて他の部分は浮かして貼ること。

ふくろばかま

ふくろばかま [4] 【袋袴】
⇒行灯袴(アンドンバカマ)

ふくろぶ

ふくろ・ぶ 【綻ぶ】
〔「ほころぶ」の転〕
■一■ (動バ上二)
縫い目が解ける。ほころぶ。「無理ばきの革足袋(カワタビ)―・ぶるを用捨なく/浮世草子・男色大鑑 7」
■二■ (動バ下二)
{■一■}に同じ。「俺やこなんの―・べた所が縫うてやりたい/浄瑠璃・夏祭」

ふくろまち

ふくろまち [3] 【袋町】
道路が行き止まりになっていて,通り抜けられない町。

ふくろまわし

ふくろまわし [4] 【袋回し】
運座の方法の一。状袋に書かれた季題で作った句を小紙に書き,その状袋に入れて隣に回す方法。
→膝回し

ふくろみち

ふくろみち [3] 【袋道】
「袋小路(フクロコウジ)」に同じ。

ふくろみみ

ふくろみみ [3] 【袋耳】
(1)一度聞いたことは決して忘れないこと。また,その人。地獄耳。
(2)織物の耳の部分を袋織りにしたもの。

ふくろむし

ふくろむし [3] 【袋虫】
節足動物門甲殻綱根頭目に属する動物の総称。体長数ミリメートルほどで袋状。他の甲殻類に寄生し,寄生された甲殻類の雄は生殖能力を失うことが多い。ツブフクロムシ・ウンモンフクロムシなど。

ふくろもぐら

ふくろもぐら [4] 【袋土竜】
有袋目フクロモグラ科の哺乳類。地下生活に適応した有袋類で,オーストラリアの砂漠に棲むが分布はきわめてまれ。体重40グラム程度で,淡黄色の毛をもつ。動物学的に不明な点が多い。

ふくろもの

ふくろもの [0] 【袋物】
(1)袋状の入れ物。紙入れ・がま口・手提げなど。
(2)袋に入れた物。

ふくろやまぶし

ふくろやまぶし 【梟山伏】
狂言の一。梟(フクロウ)にとりつかれた弟が奇声を発するので,兄は山伏に祈祷(キトウ)を頼むが,一向にききめがなく,果ては兄も山伏も梟にとりつかれたような声を出しはじめる。梟。

ふくろナット

ふくろナット [4] 【袋―】
特殊ナットの一。ねじ穴の一方が半球状に密閉されているもの。
→ナット

ふくわかし

ふくわかし [3] 【福沸し】
(1)元旦に若水を汲んで沸かすこと。
(2)昔,正月七日または一五日などに,若菜や神に供えた餅などで雑炊や雑煮を作って食べたこと。また,そのもの。福入り雑煮。福手こわし。鏡あげ。[季]新年。

ふくわけ

ふくわけ [0][4] 【福分け】
「おふくわけ(御福分)」に同じ。

ふくわげ

ふくわげ [0] 【吹く髷】
丸髷の一種。勝山髷に似た髷形。

ふくわじゅつ

ふくわじゅつ [3] 【腹話術】
口・唇・歯をほとんど動かさずに声を出し,他人や人形などが話しているように思わせる話術。古代ギリシャでは,神託を示すのに用いたといわれる。現在では,主として寄席芸として行われる。

ふくわじゅつ

ふくわじゅつ【腹話術】
ventriloquism.→英和
腹話術師 a ventriloquist.→英和

ふくわら

ふくわら [0] 【福藁】
正月,門口や庭に敷く新しい藁。清めのためとも年賀の客のためともいう。[季]新年。《―や塵さへ今朝のうつくしき/千代》

ふくわらい

ふくわらい [3] 【福笑い】
正月などに行う遊戯の一。目隠しをして,お多福などの顔の輪郭だけを書いた台紙の上に眉・目・鼻・口の形に切り抜いた紙片を置き,うまく置けたかどうかを競ったり,出来上がりの滑稽さを楽しんだりするもの。[季]新年。

ふくん

ふくん [2][1] 【府君】
(1)中国漢代,府の太守の称。
(2)死んだ父祖を敬っていう語。
(3)神の名。泰山(タイザン)府君。

ふくん

ふくん [1][2] 【夫君】
他人の夫を敬っていう語。ご主人。

ふくん

ふくん [1][2] 【父君】
他人の父親を敬っていう語。父上。

ふくんぼん

ふくんぼん [0] 【付訓本・附訓本】
⇒点本(テンポン)

ふぐ

ふぐ [1] 【不虞】
思いがけないこと。予期しない出来事。

ふぐ

ふぐ [1] 【河豚・鰒】
〔古くは「ふく」〕
フグ目フグ科の海魚の総称。広義にはハリセンボン科・イトマキフグ科・ハコフグ科などを含む。体は長卵形で丸みを帯びる。ひれが比較的小さく鱗を欠き,鋭い歯はくちばし状。外敵に襲われると腹を著しく膨張させるものもいる。美味だが卵巣や肝臓などにテトロドトキシンという毒をもつものが多い。フグ料理に用いる代表的なものは,トラフグ・マフグ・ショウサイフグなどで,日本近海では約四〇種が知られる。世界中の温・熱帯海域に分布。カトン。フクベ。フグト。[季]冬。《―くうて尚生きてゐる汝かな/虚子》
河豚[図]

ふぐ

ふぐ [1] 【不具】 (名・形動)[文]ナリ
(1)身体の一部に障害のあること。
(2)そろわないこと。そなわらないこと。また,そのさま。不備。「物を必ず一具に調へんとするはつたなき者のする事なり。―なるこそよけれ/徒然 82」
(3)手紙の末尾に書いて,気持ちを十分に述べ尽くしていない意を添える語。不一。

ふぐ

ふぐ【河豚】
a globefish;→英和
a swellfish.‖河豚中毒 swellfish poisoning.

ふぐ=は食いたし命は惜(オ)しし

――は食いたし命は惜(オ)しし
おいしいフグ料理は食べたいが,毒にあたるのが恐ろしい。結果の恐ろしさを思うと物事をなかなか実行に移せないことにいう。

ふぐ=食う無分別(ムフンベツ)食わぬ無分別

――食う無分別(ムフンベツ)食わぬ無分別
フグの毒にかまわず,むやみに食べるのも無分別だが,毒を恐れて美味を味わわないのも無分別だ。

ふぐあい

ふぐあい [2] 【不具合】 (名・形動)[文]ナリ
具合のよくないこと。調子が悪いこと。また,そのさま。

ふぐう

ふぐう【不遇】
misfortune;→英和
obscurity.→英和
〜な unfortunate;→英和
obscure.→英和
〜な地位にある be in obscurity.→英和

ふぐう

ふぐう [0] 【不遇】 (名・形動)[文]ナリ
才能・能力がありながら運が悪くて世に認められない・こと(さま)。「―をかこつ」「―な一生を送る」

ふぐじる

ふぐじる [3] 【河豚汁】
フグの身を入れた味噌汁。ふくとじる。ふぐとじる。[季]冬。

ふぐたいてん

ふぐたいてん [1] 【不倶戴天】
〔「礼記(曲礼上)」から。ともに天をいただくことはできない意〕
この世に共存できない,どうしても許せないと思うほど深く恨むこと。ぐふたいてん。「―の敵」

ふぐちゅうどく

ふぐちゅうどく [3] 【河豚中毒】
河豚毒による中毒。舌・口唇・指先がしびれ,運動・知覚麻痺(マヒ)・呼吸麻痺・血圧低下などをきたし死に至る場合がある。
→河豚毒

ふぐちょうちん

ふぐちょうちん [3] 【河豚提灯】
トラフグなどの身を除いて皮をふくらませ,乾かして作ったちょうちん。

ふぐちり

ふぐちり [0] 【河豚ちり】
フグのちり鍋。てっちり。

ふぐどく

ふぐどく [2] 【河豚毒】
フグ類の卵巣や肝臓などに含まれる有毒物質。主成分はテトロドトキシン。神経系をおかす猛毒で,重症の場合は呼吸麻痺を起こす。

ふぐはいしつ

ふぐはいしつ [1] 【不具廃疾・不具癈疾】
心身に著しい障害を有すること。

ふぐり

ふぐり [1] 【陰嚢】
(1)睾丸(コウガン)。きんたま。いんのう。
(2)松かさ。まつふぐり。

ふぐりなし

ふぐりなし 【陰嚢無し】
男らしくないこと。また,その男。「是れ―,かかる畜生同前の男に片時も添ふ事けがらはし/浮世草子・風流曲三味線」

ふぐるま

ふぐるま [2] 【文車】
書籍などを運ぶために使った板張りの屋形車。室内用のものもあった。ふみぐるま。
文車[図]

ふけ

ふけ [2] 【吹け】
(エンジンの) 高速回転のぐあい。「今日は―がいい」

ふけ

ふけ【雲脂】
dandruff;→英和
scurf.→英和
〜だらけの scurfy.→英和

ふけ

ふけ 【更・深】
(1)夜・季節・年月などがふけること。「はかなくも我がよの―を知らずして/千載(雑上)」
(2)「深田(フケダ)」の略。「―ニハマル/日葡」

ふけ

ふけ [2][0] 【雲脂・頭垢】
頭皮の角質細胞に分泌物がまじりあって乾燥し,鱗状となってはがれるもの。

ふけ

ふけ [2][0]
花札で,だれか一人が二〇点以下の得点で終了すること。その回の勝負を無効としたり,それ自体に役をつけたりする。

ふけい

ふけい [0] 【腐刑】
宮刑(キユウケイ)のこと。

ふけい

ふけい [2] 【噴井】
水の絶えず勢いよく噴き出している井戸。ふきい。ふきいど。[季]夏。《月浴びて玉崩れをる―かな/虚子》

ふけい

ふけい [2] 【不敬】 (名・形動)[文]ナリ
(皇室・社寺などに対して)敬意を払わず,礼儀を失する・こと(さま)。「女奴敢て父と呼ぶ抑々(ソモソモ)―なりと/花柳春話(純一郎)」

ふけい

ふけい【不敬】
disrespect <for,to> ;→英和
impiety (神への).→英和
〜な disrespectful;→英和
impious.→英和
⇒無礼.

ふけい

ふけい [0] 【不稽】
〔「稽」はくらべ考える意〕
言説に確かなよりどころがないこと。でたらめ。無稽。「荒誕(コウタン)―の話」

ふけい

ふけい [2][1] 【父兄】
(1)父と兄。
(2)児童・生徒の保護者。

ふけい

ふけい [0] 【父系】
父方から伝わる系統。
⇔母系

ふけい

ふけい [0] 【父型】
活字の母型製作用の型。字づらを凸型に彫ったもので,母型材に打ち込んで母型を作る。

ふけい

ふけい [0] 【譜系】
「系譜」に同じ。「歴代名臣―」

ふけい

ふけい [2][1] 【婦警】
婦人警察官の略称。

ふけい

ふけい [0] 【府警】
「府警察本部」「府警察」の略。「京都―」「大阪―」

ふけい

ふけい [0] 【負荊】
〔「史記(廉頗藺相如伝)」から。罪人を打つイバラの杖(荊)を自ら背負う意〕
深く謝罪すること。「肉袒(ニクタン)―」「―の下に其の咎を免(ユル)さるれば/太平記 28」

ふけい

ふけい【父兄】
one's parents.父兄会 a parents' association;a PTA.→英和

ふけい

ふけい【父系】
the paternal line.

ふけい

ふけい [0] 【符契】
「割符(ワリフ)」に同じ。

ふけいかぞく

ふけいかぞく [4] 【父系家族】
父方の系統にしたがって子供の集団帰属を決定する家族。

ふけいき

ふけいき【不景気】
(business) depression (商業の);→英和
bad[hard]times (一般の);a recession (一時的).→英和
〜な[商業]dull;→英和
depressed;→英和
[陰気な]gloomy;→英和
dismal;→英和
dejected.→英和

ふけいき

ふけいき [2] 【不景気】 (名・形動)[文]ナリ
(1)社会全体の経済状態に活気がないこと。景気が悪いこと。また,そのさま。不況。
⇔好景気
「―な世の中」
(2)商売が繁盛しないこと。
(3)人の態度や様子に活気がないこと。陰気くさいこと。また,そのさま。「―な顔をしている」
(4)みじめったらしいさま。いやみなさま。「およしな―な,小児(コドモ)をだますやうな/人情本・梅児誉美 3」

ふけいざい

ふけいざい [2] 【不敬罪】
天皇や皇族もしくは神宮・皇陵に対する不敬行為によって成立する罪。1947年(昭和22)刑法改正により廃止。

ふけいざい

ふけいざい [2] 【不経済】 (名・形動)[文]ナリ
経済的でないこと。費用・手間・時間にむだが多いこと。また,そのさま。「それは時間の―だ」「―な方法」

ふけいざい

ふけいざい [2][0] 【賦形剤】
錠剤・丸剤などの製剤過程で,主薬の量が少ない場合に一定の大きさや濃度にする目的で添加されるもの。乳糖やデンプンがよく使われる。

ふけいざい

ふけいざい【不経済】
bad economy.〜な uneconomical;expensive (金のかかる).→英和

ふけいせい

ふけいせい [0] 【父系制】
父方の系統により所属する親族組織が決定される制度。地位・財産なども父系をたどり継承される場合が多い。

ふけいのうら

ふけいのうら フケヒ― 【吹飯の浦】
現在の大阪府泉南郡深日(フケ)の海岸とされる。古来,風が吹く意や夜がふける意をこめて和歌に詠まれることが多い。((歌枕))「天津風(アマツカゼ)―にゐるたづは/新古今(雑下)」

ふけおやま

ふけおやま [3] 【老女方】
(1)「花車方(カシヤガタ)」に同じ。
(2)文楽人形の首(カシラ)の名。中年の女性に用いるもの。

ふけこむ

ふけこ・む [0] 【老け込む】 (動マ五[四])
すっかり年をとった様子になる。「まだ―・む年齢ではない」

ふけしゃくはち

ふけしゃくはち [3] 【普化尺八】
表四孔,裏一孔,長さ一尺八寸(約55センチメートル)の一般的な尺八のこと。江戸時代に普化宗の虚無僧(コムソウ)が宗教行為として吹いたことからの呼称。

ふけしゅう

ふけしゅう [2] 【普化宗】
江戸時代に虚無僧(コムソウ)の集団が形成した特殊な仏教宗派。臨済宗(禅宗)の一派とされるが,教義や信仰上の内実はほとんどなく,尺八を法器と称して禅の修行や托鉢のために吹奏した。尺八楽の歴史上重要な存在である。虚無僧は諸国通行の自由など種々の特権を持ち,隠密(オンミツ)の役も務めたと言われる。明治維新により廃宗された。

ふけしょう

ふけしょう [3] 【雲脂性】
ふけが多く出る体質。また,その人。

ふけそう

ふけそう [2] 【普化僧】
普化宗の僧。虚無僧(コムソウ)。

ふけだ

ふけだ 【深田】
〔「ふけた」とも〕
「ふかだ(深田)」に同じ。「西は―にて/太平記 2」

ふけっか

ふけっか [2] 【不結果】
結果が思わしくないこと。「予想もしない―に終わる」

ふけつ

ふけつ【不潔】
uncleanliness;dirtiness.〜な unclean;→英和
dirty;→英和
filthy.→英和

ふけつ

ふけつ [0] 【不潔】 (名・形動)[文]ナリ
(1)きたないこと。よごれていること。また,そのさま。「―な肌着」
(2)けがらわしくて,道徳的でない・こと(さま)。「―な考え方」「―な金」
⇔清潔
[派生] ――さ(名)

ふけまい

ふけまい [0] 【ふけ米】
水ぬれ・湿気・虫食いなどのために傷んだ米。

ふけまちづき

ふけまちづき [4] 【更け待ち月】
〔月の出が午後一〇時頃になるのでいう〕
陰暦二〇日の夜の月。特に,陰暦八月二〇日の夜の月。[季]秋。
→居待ち月
→寝待ち月

ふけやく

ふけやく【老け役を演じる】
play the part of an old man[woman].

ふけやく

ふけやく [0] 【老け役】
演劇で,老人の役柄。また,老人役を得意とする俳優。ふけ。

ふけゆく

ふけゆ・く [0] 【更け行く】 (動カ五[四])
夜が深くなっていく。「―・く秋の夜」

ふけらす

ふけら・す (動サ四)
隠す。逃がす。「さつする所,風をくらうて―・したものであらう/浄瑠璃・千本桜」

ふける

ふ・ける [2] 【蒸ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふ・く
湯気で蒸されて,食べられる状態になる。「じゃがいもが―・けた」

ふける

ふけ・る [2] 【耽る】 (動ラ五[四])
〔「ふける(更)」と同源〕
(1)ある一つの事に夢中になる。熱中する。「思索に―・る」「物思いに―・る」「酒色に―・る」「財マタハ欲ニ―・ル/日葡」
(2)動詞の連用形の下に付いて,熱心に…するという意を表す。「マンガ本に読み―・る」「小説を読み―・る」

ふける

ふ・ける [2] (動カ下一)
(1)逃げだす。脱けだす。姿をくらます。「授業を―・ける」「居られねへから其場を―・け/塩原多助一代記(円朝)」
(2)花札で,二〇点以下の得点で終了する。
→ふけ
(3)釣りで,風や流れなどのために,糸がたるむ。
(4)憤慨する。むくれる。「武左大ふけに―・けて,目ばかりぱち��している/洒落本・自惚鏡」

ふける

ふ・ける [2] 【更ける・深ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふ・く
〔「深し」と同源〕
(1)時間が経過して,真夜中に近くなる。夜が深まる。「夜が―・ける」
(2)その季節になってから,かなり時間が経過する。季節がたけなわになる。季節が深まる。たける。「秋―・くる浅茅が庭のきりぎりす/玉葉(秋下)」
(3)鳥獣が発情する。

ふける

ふけ・る (動ラ四)
逃げる。姿をくらます。「俺が町内を―・つてしもうたは,皆俺が魂胆/歌舞伎・韓人漢文」

ふける

ふける【耽る】
(1)[おぼれる]indulge <in> ;→英和
be addicted <to> .
(2)[没頭する]be absorbed <in> ;devote oneself <to> .

ふける

ふ・ける [2] 【老ける・化ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふ・く
〔「ふける(更)」と同源〕
(1)年をとる。また,年よりじみる。「母もここ二,三年で,急に―・けた」「年のわりに―・けて見える」「年ガ―・ケタ/日葡」
(2)古くなって品質が悪くなる。「苗木でも―・けた土では育たぬものぢや/思出の記(蘆花)」

ふける

ふける【更ける】
wear[go]on (夜が).夜が更けていた It was late at night.

ふける

ふける【老ける】
grow old.老けて見える look older than one's age;look old for one's age.

ふけわたる

ふけわた・る [4] 【更け渡る】 (動ラ五[四])
夜がすっかり深くなる。夜更けになる。「夜は森々と―・り/鉄仮面(涙香)」

ふけん

ふけん [0][2] 【夫権】
夫が妻に対してもっていた権利。妻の財産の管理収益権,妻の財産上の行為に対する同意権,居所指定権などがその例。1947年(昭和22)民法改正により廃止。

ふけん

ふけん [0][2] 【父権】
(1)男がもつ家長権。
(2)父親がもつ親権。
⇔母権

ふけん

ふけん 【苻堅】
(338-385) 中国,五胡十六国の前秦の第三代君主(在位 357-385)。氐(テイ)族の出身。前燕・前涼を滅ぼして華北を統一した。383年淝水(ヒスイ)の戦いで東晋軍に敗れ軍隊は瓦解。後秦の姚萇(ヨウチヨウ)に捕らえられ自殺。

ふけん

ふけん [1][2] 【府県】
府と県。都・道と並び,地方行政区画を構成する。

ふけん

ふけん【父権】
paternal rights.

ふけんかい

ふけんかい [2] 【府県会】
(1)旧制度で,各府県に置かれていた議決機関。
(2)府県の議会。

ふけんこう

ふけんこう【不健康】
bad[ill]health.〜な unhealthy;→英和
unwholesome <amusement> .→英和

ふけんこう

ふけんこう [2] 【不健康】 (名・形動)[文]ナリ
健康でないこと。体に害のあること。また,そのさま。転じて,生活態度や考え方がかたよっていて普通でないさまにもいう。「夜ふかしは―だ」「子供には―な遊びだ」
[派生] ――さ(名)

ふけんしき

ふけんしき【不見識な】
thoughtless;→英和
disgraceful.→英和

ふけんしき

ふけんしき [2] 【不見識】 (名・形動)[文]ナリ
見識に欠けること。しっかりとした判断力や意見をもっていないこと。また,そのさま。「―な言動」「―極まりない」

ふけんしゃ

ふけんしゃ [2] 【府県社】
旧社格の一。府社・県社の併称。
→社格

ふけんせい

ふけんせい [0] 【府県制】
明治政府が1890年(明治23)に制定した,府県の権限・地位に関する法律。九年後の全文改訂により,公法人格が明記され,府県は自治能力を付与されたが,なおその首長は中央政府の任命とされていた。1947年(昭和22)地方自治法の制定により廃止。

ふけんせいかんせん

ふけんせいかんせん [6] 【不顕性感染】
病原菌などに感染したにもかかわらず症状が現れないこと。抗原抗体反応で抗体ができていることから感染したことがわかる。無症状感染。潜在感染。サイレント-インフェクション。

ふけんぜん

ふけんぜん【不健全な】
unsound;→英和
unwholesome;→英和
unhealthy;→英和
morbid (病的).→英和

ふけんぜん

ふけんぜん [2] 【不健全】 (名・形動)[文]ナリ
体や精神,あるいは物事の仕組みに欠陥やかたよりがある・こと(さま)。「―な財政」「―な発想」
[派生] ――さ(名)

ふけ米

ふけまい [0] 【ふけ米】
水ぬれ・湿気・虫食いなどのために傷んだ米。

ふげき

ふげき [1] 【巫覡】
〔「巫」は女のかんなぎ,「覡」は男のかんなぎ〕
かんなぎの総称。「―祈れども験無し/太平記 4」

ふげん

ふげん [0] 【付言・附言】 (名)スル
付け加えて言うこと。また,その言葉。「―を要しない」「―すれば次のとおり」

ふげん

ふげん [1][0] 【不言】
口に出して言わないこと。

ふげん

ふげん [0] 【誣言】
〔「ぶげん」とも〕
故意に事実をいつわって言うこと。また,その言葉。誣語。「無有の―を構へて人を陥いれんと/露団々(露伴)」

ふげん

ふげん【付言する】
add <that…> .→英和

ふげん

ふげん [0] 【浮言】
根拠のない話。いいかげんな噂(ウワサ)。流言。「小人の―を重うして/平家 3」

ふげん

ふげん [0] 【富源】
富の源泉。富を生み出す資源。

ふげん

ふげん 【普賢】
〔Samantabhadra〕
「普賢菩薩」の略。

ふげんえんめいぼさつ

ふげんえんめいぼさつ 【普賢延命菩薩】
密教で普賢菩薩の延命力を特に取りあげたもの。延命法の本尊。像は二手,または二〇手で,象の上に座っているものが多い。

ふげんこう

ふげんこう [2][0] 【普賢講】
〔仏〕 普賢菩薩の徳を称讃供養する法会。

ふげんじっこう

ふげんじっこう【不言実行の人】
a man of deeds.

ふげんじっこう

ふげんじっこう [1][0] 【不言実行】
あれこれ言わずに,なすべきことを実行すること。「―の人」

ふげんぞう

ふげんぞう [2] 【普賢象】
サトザクラの代表的な園芸品種。淡紅色,八重の大きな花をつける。花の中心から二本の緑色の葉のようになった雌しべが突き出て先端がそり返っているところを普賢菩薩の乗った象の鼻に見たてていう。

ふげんだいし

ふげんだいし 【普賢大士】
普賢菩薩の異名。

ふげんふご

ふげんふご [4] 【不言不語】
口に出して言わないこと。言わず語らず。

ふげんぼさつ

ふげんぼさつ 【普賢菩薩】
〔仏〕 菩薩の名。仏の真理や修行の徳をつかさどり,智慧(チエ)の文殊と一対をなし,釈迦の脇侍。白象に乗り,合掌している像が一般的。普賢大士。
普賢菩薩[図]

ふこ

ふこ [1] 【浮誇】
軽々しくて内容がないこと。はででおごっていること。「自分の優越を示す―の心から/明暗(漱石)」

ふこ

ふこ [1] 【府庫】
財貨・文書などを納めておく蔵。

ふこ

ふこ [1] 【封戸】
律令制で,食封(ジキフ)に充てられた課戸。また,食封の制度そのものをもいう。
→食封

ふこ

ふこ [1] 【巫蠱】
〔「巫」はみこ,「蠱」はまじないで人を呪う者の意〕
人を呪うこと。まじない。また,その者。「虚誕妄説を軽信して―神仏に惑溺し/学問ノススメ(諭吉)」

ふこう

ふこう [2] 【不幸】 (名・形動)[文]ナリ
(1)幸福でないこと。恵まれていないこと。また,そのさま。ふしあわせ。
⇔幸福
「―なめぐりあわせ」
(2)近親者などの死を婉曲(エンキヨク)にいう語。「身内に―があって帰省していた」

ふこう

ふこう【不孝】
undutifulness <to one's parents> .〜な undutiful;disobedient.→英和

ふこう

ふこう [0] 【富鉱】
有用な鉱物が多く含まれる鉱石。また,そのような鉱石を多く産出する鉱山。
⇔貧鉱

ふこう

ふこう【不幸】
(1) unhappiness;(a) misfortune;→英和
a disaster (災難).→英和
(2) ⇒死.
〜な(にも) unhappy(-ily);→英和
unfortunate(-ly);→英和
unlucky(-ily).→英和

ふこう

ふこう [2] 【不孝】 (名・形動)[文]ナリ
子として,親によく仕えないこと。孝行でないこと。また,そのさま。
⇔孝行
「―者」「先立つ―をお許し下さい」

ふこう=中

――中((フコウチユウ))の幸い
不幸な出来事の中でのなぐさめとなるような幸運。

ふこうさくじぬし

ふこうさくじぬし フカウサクヂヌシ [6] 【不耕作地主】
所有する農地のある市町村に住んではいるが,小作人に耕作させて小作料を納めさせている地主。
→農地改革

ふこうせい

ふこうせい [2] 【不公正】 (名・形動)[文]ナリ
公正でない・こと(さま)。

ふこうせいとりひき

ふこうせいとりひき [6][7] 【不公正取引】
独占禁止法により禁止されている行為の一。取引において,公正な競争を阻害するおそれのある行為のうち,公正取引委員会が指定するもの。

ふこうそく

ふこうそく【不拘束のままで】
without physical restraint.

ふこうへい

ふこうへい [2] 【不公平】 (名・形動)[文]ナリ
かたよっていて,扱いが公平でない・こと(さま)。
⇔公平
「―な処置」「―感」
[派生] ――さ(名)

ふこうへい

ふこうへい【不公平】
partiality.→英和
〜な(に) unfair(ly);→英和
partial(ly);→英和
unjust(ly).→英和
‖不公平税制 the unfair tax system.

ふこく

ふこく [2][1] 【富国】
(1)国の経済を豊かにすること。
(2)豊かな国。

ふこく

ふこく [0] 【不告】
告げないこと。訴えないこと。

ふこく

ふこく [0] 【布告】 (名)スル
(1)広く一般に知らせること。
(2)政府が広く国民に知らせること。「緊急事態の―を発する」
(3)国家の意思を内外に知らせること。「宣戦を―する」
(4)特に1886年(明治19)以前に発布された命令・法律の類。太政官布告など。

ふこく

ふこく【富国】
a rich country.→英和
富国強兵 national enrichment and security;strengthening of a country.

ふこく

ふこく【布告(を出す)】
(issue) a proclamation;(make) an announcement.〜する proclaim;→英和
announce.→英和

ふこく

ふこく [0] 【訃告】
死亡のしらせ。訃報。訃音(フイン)。

ふこくきょうへい

ふこくきょうへい [2][1] 【富国強兵】
国を豊かにし兵力を増強すること。国の経済力・軍事力を高めること。明治政府の基本政策の一。

ふこくふりのげんそく

ふこくふりのげんそく 【不告不理の原則】
刑事訴訟法上,検察官による公訴の提起がない限り,裁判所が事件の審理を行うことが許されないという原則。
→弾劾主義

ふこころえ

ふこころえ [2] 【不心得】 (名・形動)[文]ナリ
心がけがよくない・こと(さま)。「―者(モノ)」「―なことをした者がいる」

ふこころえ

ふこころえ【不心得】
(an) indiscretion;(an) imprudence;→英和
misconduct (非行).→英和
〜な imprudent.→英和
〜をする act indiscreetly[imprudently];misbehave.→英和

ふこつ

ふこつ [0] 【跗骨】
⇒足根骨(ソツコンコツ)

ふこつ

ふこつ [0] 【腐骨】
化膿性の骨髄炎で骨が壊死し,周囲の組織から離脱すること。または,その骨。治療は外科的に腐骨を摘出する。

ふご

ふご [1][2] 【畚】
(1)物を運搬するために用いる竹や藁(ワラ)で編んだかご。もっこ。
(2)びく。釣った魚を入れるかご。
畚(1)[図]

ふご

ふご [1] 【付語・附語】
「付言(フゲン)」に同じ。

ふご

ふご [1] 【不語】
口に出して言わないこと。「不言―」

ふごう

ふごう [0] 【腐毫】
朽ちた筆。自分の文字や文章をへりくだっていう語。「―ニ能ハズ/日葡」

ふごう

ふごう [0][1] 【負号】
負数を表す記号。負の符号。マイナス。「−」
⇔正号

ふごう

ふごう【符合】
coincidence;→英和
agreement.〜する coincide[agree] <with> .→英和

ふごう

ふごう【符号】
a mark;→英和
a sign.→英和

ふごう

ふごう [0] 【符合】 (名)スル
(1)〔(2)の意から〕
いくつかの物事がぴったりと合うこと。「二人の言うことが―する」
(2)割符がぴったり合うこと。

ふごう

ふごう [0] 【符号】
(1)ある事を表すために,一定の体系に基づいて作られたしるし。コード。「モールス―」
(2)〔数〕 数について正または負を表す記号。正数を表す記号「+」を正の符号,および負数を表す記号「−」を負の符号という。
(3)相互の関連を照合するためにつける目印。あいじるし。

ふごう

ふごう [0] 【富豪】
大いに富んでいる人。大金持ち。

ふごう

ふごう【富豪】
a rich[wealthy]man;a millionaire (百万長者).→英和

ふごう

ふごう [0] 【付合・附合】
所有者の異なる二個以上の物が何らかの理由で強く結合し,分離されると物理的・経済的に著しく不適当と認められる場合,民法上一個の物として取り扱うこと。甲の田に植えられた乙の苗などがその例。

ふごうか

ふごうか [0] 【符号化】
(1)〔encoding〕
情報がある一定の規則に基づいて符号に変換されること。記憶における記銘や,非言語コミュニケーションにおける表情の表出などもこの例として捉(トラ)えられる。
→解読
(2)〔数〕
〔coding〕
一連の情報を適切な符号系を定めて符号に変換すること。

ふごうかく

ふごうかく【不合格】
failure;→英和
rejection.〜になる fail <in the examination> ;→英和
be rejected.‖不合格者 an unsuccessful candidate.不合格品 rejected goods;a thrown-out.

ふごうかく

ふごうかく [2] 【不合格】
試験や検定などに合格しないこと。落第。
⇔合格
「検定に―となる」

ふごうけいやく

ふごうけいやく [4] 【付合契約】
契約の内容があらかじめ当事者の一方によって決定されており,他方はそれ以外に契約内容を決定する自由をもたない契約。電気・ガス・水道の供給契約,運送契約,保険契約など。付従契約。

ふごうり

ふごうり【不合理】
unreasonableness;→英和
absurdity.〜な unreasonable;→英和
absurd.→英和

ふごうり

ふごうり [2] 【不合理】 (名・形動)[文]ナリ
道理や理屈にかなっていない・こと(さま)。「―な方法」「―を改める」
[派生] ――さ(名)

ふごせん

ふごせん [2] 【不語仙】
ハスの花の異名。

ふごっぺどうくつ

ふごっぺどうくつ 【ふごっぺ洞窟】
北海道余市郡余市町畚部(フゴツペ)にある続縄文時代の洞窟遺跡。海蝕洞窟の壁面に線刻があり,江別式土器・石器・骨器が出土。

ふごっぺ洞窟

ふごっぺどうくつ 【ふごっぺ洞窟】
北海道余市郡余市町畚部(フゴツペ)にある続縄文時代の洞窟遺跡。海蝕洞窟の壁面に線刻があり,江別式土器・石器・骨器が出土。

ふさ

ふさ【房】
a tuft <of hair> ;→英和
a tassel (かざりの);→英和
a fringe (縁の);→英和
a bunch <of grapes> (果実の).→英和
〜のついた tasseled;fringed.

ふさ

ふさ (形動ナリ)
〔「ふさ(総)」と同源か〕
多いさま。たくさん。「うかれめども―なり/宇津保(祭の使)」「今は高き峰になむのぼり侍るべき,など―に書きたり/蜻蛉(下)」

ふさ

ふさ [2] 【総・房】
(1)多くの糸をたばね,その先端を散らして垂らしたもの。「紐(ヒモ)の―」
(2)花や実などの,多く集まって,枝から垂れ下がっているもの。「ブドウの―」
(3)ミカンなどの果実の中身の袋の一つ一つ。

ふさ

ふさ [2][1] 【輔佐】 (名)スル
(1)職務を補いたすけること。また,その人。ほさ。「是は万機―の心操あり/平家 8」
(2)関白の異名。[下学集]

ふさ

ふさ 【普茶】
⇒ふちゃ(普茶)

ふさ

ふさ 【夫差】
(?-前473) 中国,春秋時代の呉の王(在位 (前496-前473))。敗死した父,闔閭(コウリヨ)の仇(アダ)をうつため艱難(カンナン)を重ね,ついに越王勾践(コウセン)を破ったが,のち,勾践に敗れた。
→臥薪嘗胆(ガシンシヨウタン)
→会稽(カイケイ)の恥

ふさい

ふさい【山本夫妻】
Mr.and Mrs.Yamamoto.⇒夫婦.

ふさい

ふさい [0] 【負債】
他から金品を借り受けて,返済の義務を負うこと。また,その借りた金品。借金。

ふさい

ふさい [1][2] 【夫妻】
夫と妻。夫婦。

ふさい

ふさい [0] 【不才】
才能のないこと。才能の劣っていること。また,自分の才能をへりくだっていう語。非才。「―の身」

ふさい

ふさい フサヒ 【相応】
〔動詞「ふさう(相応)」の連用形から〕
釣り合うこと。ふさわしいこと。「宮は,御―の方に,聞き伝へ給ひて/源氏(紅梅)」

ふさい

ふさい【負債】
a debt.→英和
⇒借り,借金.

ふさい

ふさい [0] 【付載・附載】 (名)スル
中心となる文章に付け加えて掲載すること。「―されている表」

ふさいか

ふさいか [2] 【不裁可】
裁可にならないこと。許可しないこと。

ふさいかんじょう

ふさいかんじょう [4] 【負債勘定】
簿記の勘定科目の一つで,企業の消極財産である負債に関する勘定。
⇔資産勘定

ふさいこくし

ふさいこくし 【普済国師】
夢窓疎石(ムソウソセキ)の諡号(シゴウ)。

ふさいさん

ふさいさん [2] 【不採算】
採算のとれないこと。「―部門」

ふさう

ふさ・う フサフ [2] 【相応う】 (動ワ五[ハ四])
似合う。釣り合いが取れる。また,気に入る。「然るに親々は―・はぬ縁だとて承知しない/肖像画(四迷)」「沖つ鳥胸見る時はたたぎもこれは―・はず/古事記(上)」

ふさがり

ふさがり [0] 【塞がり】
(1)ふさがること。差し支えること。「八方―」
(2)陰陽道(オンヨウドウ)で,大白神・天一神などの凶神がその方角をふさいでいること。この方角に向かって物事を行うことを忌む。
⇔恵方(エホウ)

ふさがる

ふさがる【塞がる】
(1) be closed;be stopped (up);blocked (up).(2)[部屋・席などが]be occupied.手が塞がっている be busy[occupied].

ふさがる

ふさが・る [0] 【塞がる】 (動ラ五[四])
(1)穴や開口部が詰まる。また,詰まって通れなくなる。「傷口はすぐに―・った」「紙面の穴が―・る」「排水管が―・る」
(2)開閉可能なものが閉じられる。「満潮になると水門は―・る」「あいた口が―・らない」
(3)他のものが占めていてはいる余地がなくなる。「席が全部―・る」「今日は会議で―・っていてお目にかかれません」「いまは手が―・っている」
(4)心配事などが胸の中にいっぱいに満ちる。「悲しみで胸が―・る」
(5)さえぎり止める。「大将軍の矢面に―・りければ力及ばず/平家 11」
(6)陰陽道(オンヨウドウ)で,ふさがりの方角にあたる。
〔「塞ぐ」に対する自動詞〕

ふさぎ

ふさぎ [0] 【塞ぎ】
(1)ふさぐこと。また,そのために用いるもの。「口―」
(2)気分がすぐれないこと。気鬱(キウツ)。「気の―」

ふさぎこむ

ふさぎこ・む [4] 【塞ぎ込む・鬱ぎ込む】 (動マ五[四])
ひどく気の晴れない様子をする。たいそう憂鬱(ユウウツ)な気分になる。「失敗を気にやんですっかり―・んでいる」

ふさぎのむし

ふさぎのむし [0] 【塞ぎの虫】
気分がふさぐことを虫のせいであるとしていう語。「―にとりつかれている」

ふさく

ふさく [0] 【斧鑿】
おのとのみ。また,それで細工すること。転じて,詩文・書画などに技巧をこらすこと。「孟浩然が五律,多くは一気呵成,―の痕なし/淡窓詩話」

ふさく

ふさく [0] 【不作】
(1)農作物のできが悪いこと。
⇔豊作
「今年は米が―だ」
(2)すぐれたものが現れないこと。出来が悪いこと。「今年の文学界は―だった」

ふさく

ふさく【不作】
a bad[poor]harvest[crop].

ふさくい

ふさくい [2] 【不作為】
〔法〕 自ら進んで積極的な行為をしないこと。
⇔作為(3)

ふさくいさいむ

ふさくいさいむ [5] 【不作為債務】
一定の行為をしないことを内容とする債務。競業をしない,日照をさまたげる建築をしない,などがその例。
⇔作為債務

ふさくいはん

ふさくいはん [4] 【不作為犯】
期待された行為を行わないことによって成立する犯罪。不退去罪・不解散罪・遺棄罪などがその例。
⇔作為犯

ふさくぎ

ふさくぎ 【傅作義】
(1893-1974) 中国の軍人。山西省孝義県の人。1931年綏遠省政府主席となり,49年北平(北京)の平和解放に尽力した。フー=ズオイー。

ふさくめん

ふさくめん [3] 【布作面】
正倉院に伝わる,麻布製の伎楽面。布上に顔を墨書したもので,頬(ホオ)・唇などに丹色を塗り,目の部分を切り取ってある。

ふさぐ

ふさ・ぐ [0] 【塞ぐ】
■一■ (動ガ五[四])
(1)穴や開口部をなくす。
 (ア)ふたや詰め物などをして,穴をなくす。「壁の穴をセメントで―・ぐ」「すき間を―・ぐ」
 (イ)口・目・鼻・耳などを,手でおおうなどして機能しないようにする。「失言に気づいてあわてて手で口を―・ぐ」「いくら耳を―・いでも聞こえてくる」「恐怖のあまり目を―・ぐ」
 (ウ)出入り口や通路にあって通行をじゃまする。「故障したトラックが道を―・いでいる」「出口を―・ぐ」
(2)場所を占める。「本の山が机を―・ぐ」
(3)さえぎって止める。「道を―・ぎ人を通さぬよし/平家 6」
(4)不十分ながらも責任を果たす。「責めを―・ぐ」
(5)(「鬱ぐ」とも書く)心配ごとがあったりして気分が晴れないでいる。「あれ以来,ずっと―・いでいる」「気が―・ぐ」
〔「塞がる」に対する他動詞〕
[可能] ふさげる
■二■ (動ガ下二)
⇒ふさげる

ふさぐ

ふさぐ【鬱ぐ(いでいる)】
feel (be) depressed.鬱いだ melancholy <face> .→英和

ふさぐ

ふさぐ【塞ぐ】
(1)[しめる]close;→英和
shut (up);→英和
stop (up);→英和
block (up).→英和
(2)[場所を占める]occupy.→英和
道を〜 stand in the way (邪魔する).→英和

ふさげる

ふさ・げる [0] 【塞げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ふさ・ぐ
「塞ぐ」に同じ。「道を―・げる」「耳を―・げる」[日葡]

ふさざくら

ふさざくら [3] 【総桜】
フサザクラ科の落葉高木。山中に生える。葉は広卵形で鋭い鋸歯がある。早春,葉に先立ち開花。花は花被片がなく,線形,赤色の葯(ヤク)が房になってつく。果実は上端に翼がある。タニグワ。

ふさたおり

ふさたおり 【総手折り】 (枕詞)
木の枝をたばねて手折りたわめる意の「たむ」から,同音の地名「多武」に掛かる。「―多武の山霧繁み/万葉 1704」

ふさつ

ふさつ [0] 【布薩】
〔梵 poṣadha〕
毎月一五日・三〇日に僧が集まり,自己の罪過を反省し懺悔する儀式。在家では六斎日に八斎戒を守り,善を増大することをいう。

ふさに

ふさに
⇒ふさ(形動ナリ)

ふさぬ

ふさ・ぬ 【総ぬ】 (動ナ下二)
まとめてたばねる。すべてをまとめる。総括する。「さまざまにたな心なる誓ひをば南無(ナモ)のことばに―・ねたるかな/山家(百首)」

ふさのくに

ふさのくに 【総国】
古代,上総(カズサ)・下総(シモウサ)・安房(アワ)の三か国を含む地域の国名。

ふさふさ

ふさふさ [2][1] 【総総・房房】 (副)スル
ふさのように多く集まって垂れ下がっているさま。「―(と)した髪」「―と絡(マト)つた緋の花纐纈(ハナシボリ)の帯揚は/多情多恨(紅葉)」

ふさふさ

ふさふさ
〜した髪 rich hair.〜と abundantly;→英和
in bunches (果実が).

ふさふさしい

ふさふさし・い (形)
〔「ふさぶさしい」とも。近世江戸語〕
厚かましい。無遠慮だ。「大勢の人さまも聞いてござる中でいけ―・い/滑稽本・浮世風呂 2」

ふさも

ふさも [2] 【房藻】
アリノトウグサ科の多年生水草。茎の下部は地下茎として泥中にあり,長く伸びて分枝する。葉は四個ずつ輪生し,糸状の裂片に羽裂。夏,水上に花穂を立てて,白色の小四弁花を多数つける。キツネノオ。

ふさやか

ふさやか (形動ナリ)
ふさふさしているさま。たっぷりあるさま。「小袿(コウチギ)の程に,裾いと―なり/源氏(東屋)」

ふさようじ

ふさようじ [3] 【総楊枝】
柳の小片を箸(ハシ)のように削り,先端を叩いて総のようにした楊枝。打ち楊枝。

ふさる

ふさ・る [2] 【臥さる・伏さる】 (動ラ五[四])
うつぶせになる。寝る。伏す。「お茶台に茶碗が―・つて居るぢやありませんか/婦系図(鏡花)」

ふさわしい

ふさわしい【相応しい】
(1)〔形〕suitable <for,to> ;→英和
becoming <to> ;worthy <of the name> .→英和
(2)〔動〕become <a person> ;→英和
be suitable <for,to> ;suit <a person> .→英和
相応しくない unsuitable;→英和
unworthy <of> .→英和

ふさわしい

ふさわし・い フサハシイ [4] 【相応しい】 (形)[文]シク ふさは・し
〔動詞「ふさう(相応)」の形容詞化〕
似つかわしい。似合っている。つり合っている。ぴったりだ。「その場に―・い服装」
[派生] ――さ(名)

ふさん

ふさん [0] 【不参】 (名)スル
(会合・行事などに)参加・出席しないこと。「差支(サシツカエ)ありて―する旨の返書を/花間鶯(鉄腸)」

ふさん

ふさん [0] 【布衫】
上代,麻などで作った単衣。襦袢の類。

ふさん

ふさん 【傅山】
(1607-1684) 中国,明末・清初の文人画家。字(アザナ)は青主,号は嗇廬(シヨウロ)。清朝に仕えることを拒んだ。骨法のしっかりした山水画をよくし,書や詩文にもすぐれていた。

ふさん

ふさん [0] 【賦算】
〔仏〕 時宗独特の教化法で,南無阿弥陀仏・決定往生六十万人と書かれたごく薄い板を配布すること。御化益(ゴケヤク)。おふだくばり。

ふさん

ふさん【不参(加)】
absence.→英和

ふさんせい

ふさんせい【不賛成】
disagreement;→英和
disapproval;objection.→英和
〜である be against <a plan> ;do not agree <to a thing,with a person> ;object <to> ;→英和
disapprove <of> .→英和
⇒賛成.

ふさんとくしちほう

ふさんとくしちほう [0] 【不三得七法】
724年に公布された租税徴収の定率法。国内通計して七割以上の租を納めれば,その余は国司の自由裁量としたもの。

ふさんびょう

ふさんびょう [2] 【歩三兵】
上手な人が初心者に将棋を教えるとき,王将一枚だけを盤上に置き,歩三枚を持駒として指すこと。

ふざ

ふざ [1] 【趺坐】 (名)スル
足を組んですわること。「結跏(ケツカ)―」「半跏―」

ふざい

ふざい [0] 【不材】
才能のないこと。不才。

ふざい

ふざい [0] 【不在】
その場にいないこと。家にいないこと。留守。「彼はあいにく―だ」「国民―の政治」

ふざい

ふざい【不在】
absence.→英和
〜である be absent[out];be not at home.〜中に in one's absence.→英和
‖不在地主 an absentee landlord.不在(者)投票 absentee voting.

ふざいしゃとうひょう

ふざいしゃとうひょう [5] 【不在者投票】
不在・病気など公職選挙法の定める一定の事由により,選挙の当日所定の投票所で投票できない選挙人が,選挙期日以前,あるいは所定の投票所以外の場所で行う投票。不在投票。

ふざいしょうめい

ふざいしょうめい [4] 【不在証明】
アリバイのこと。

ふざいじぬし

ふざいじぬし [4] 【不在地主】
所有する農地のある市町村に居住していない地主。
→農地改革

ふざく

ふざ・く (動カ下二)
⇒ふざける

ふざけっこ

ふざけっこ [3] (名)スル
互いにふざけあうこと。「子供が―している」

ふざける

ふざ・ける [3] (動カ下一)[文]カ下二 ふざ・く
(1)冗談を言ったり,おどけたことをしたりする。「―・けて言ったこと」
(2)子供などが浮かれて騒ぎまわる。「もう―・けるのはやめなさい」
(3)人を馬鹿にしたようなふるまいをする。「―・けた真似をする」
(4)男女がたわむれる。いちゃつく。
〔「巫山戯る」は当て字〕

ふざける

ふざける
(1)[冗談を言う]joke;→英和
jest.→英和
(2)[からかう]make fun of.(3)[男女が]flirt[dally] <with> .→英和
(4)[はね回る]jump about;make a noise (さわぐ).→英和

ふざん

ふざん 【巫山】
中国,四川省東端,湖北省との境近くにある山。付近に長江が刻んだ峡谷,巫峡があり名勝地として知られる。ウー-シャン。

ふざん

ふざん 【釜山】
韓国の南東端,朝鮮海峡に面する港湾都市。機械・陶器・造船・水産加工などの工業が発達。プサン。
釜山(梵魚寺)[カラー図版]
釜山(竜頭山公園)[カラー図版]

ふざんのうんう

ふざんのうんう 【巫山の雲雨】
〔宋玉「高唐賦」〕
「朝雲暮雨(チヨウウンボウ)」に同じ。「―御夢に入る時も,誠に暁ごとの御勤め/太平記 4」

ふざんよう

ふざんよう 【釜山窯】
釜山の和館にあった陶窯。呉器(ゴキ)・御所丸・彫三島(ホリミシマ)・刷毛(ハケ)伊羅保・御本(ゴホン)・染め付けなどを産した。1717年閉窯。和館窯。

ふし

ふし【節】
(1)[関節]a joint;→英和
a knuckle (指・ひざの);→英和
a joint (竹の);[木・板の節]a knot;→英和
a gnarl (木のこぶ).→英和
(2)[歌の]a tune;→英和
a melody.→英和
(3)[個所]a point.→英和
〜だらけの knotty.→英和
〜のない clean <timber> .→英和
〜をつける set <a song> to music.

ふし

ふし [1] 【浮子】
漁具に用いるうき。

ふし

ふし 【柴】
雑木。しば。
→青柴垣(アオフシガキ)

ふし

ふし [1] 【父子】
父と子。
⇔母子
「―相伝」

ふし

ふし [1] 【俯視】 (名)スル
上から見おろすこと。「低処を―するものは/西国立志編(正直)」

ふし

ふし【不死の】
immortal;→英和
eternal.→英和

ふし

ふし [2] 【五倍子・付子】
ヌルデの若葉などに寄生したヌルデノミミフシが作る瘤状(コブジヨウ)の虫癭(チユウエイ)。紡錘形でタンニンを多く含み,染織・インク製造に用いるほか,昔は婦人のお歯黒に用いられた。ごばいし。[季]秋。

ふし

ふし [2][1] 【不死】
いつまでも死なないこと。「不老―」

ふし

ふし [2] 【節】
(1)竹・葦(アシ)などの幹にあって,ほぼ一定間隔でややふくらんでいる部分。
(2)樹木の枝の生え出るところ。また,枝を切り落とした跡。特に板や柱に製材した際に残る跡。せつ。「―の多い木」「―を生かした床框(トコカマチ)」
(3)骨と骨のつながっている部分。関節。「指の―を鳴らす」
(4)糸・ひもなどの,途中の太くなっているところ。「―糸」
(5)物事の区切りとなるような大切な箇所。ふしめ。「人生の―」
(6)箇所。注目すべき点。「思い当たる―がある」「故意と思われる―がある」
(7)きっかけ。また,折(オリ)。機会。「又,よき―なりとも思ひ給ふるに/源氏(帚木)」
(8)歌の旋律。また,旋律の一まとまり。曲節。「一―歌って聞かせる」「―を忘れる」「変な―をつけてせりふをいう」
(9)(普通「フシ」と書く)浄瑠璃・謡曲で,旋律のある部分。詞(コトバ)に対していう。
(10)〔物〕 定常波で,振幅が 0 になっているところ。
⇔腹
(11)魚の身を縦に四つに割ったもの。また,それを加工した食品。また,特にかつおぶしのこと。
(12)言いがかり。なんくせ。「よくいろ��な―をつけるの/人情本・梅児誉美(初)」
→ぶし(節)

ふしあな

ふしあな【節穴】
a knothole.→英和

ふしあな

ふしあな [0] 【節穴】
(1)板などの節が抜けてできた穴。
(2)(穴があいているだけで)役に立たない目。見ていながら気づかなかったり,本質を理解できなかったりすることをののしっていう語。「おまえの目は―か」

ふしあわせ

ふしあわせ [3][2] 【不幸せ・不仕合(わ)せ】 (名・形動)[文]ナリ
幸福でない・こと(さま)。不幸。不運。「―な一生」「―にみまわれる」
[派生] ――さ(名)

ふしあわせ

ふしあわせ【不仕合せ】
⇒不幸.

ふしいと

ふしいと [0] 【節糸】
(1)節を作った糸。
(2)「玉糸」に同じ。

ふしいとおり

ふしいとおり [0] 【節糸織(り)】
節糸を用いた絹織物。無地や縞物などがある。節織り。

ふしうき

ふしうき [0] 【伏し浮き】
水泳の浮き身の一つ。うつぶせで手足を軽く曲げて力を抜き,水面に浮く方法。初心者の練習課題の一つ。

ふしおがみ

ふしおがみ 【伏(し)拝み】
不浄の者が中に入るのを防ぐため,神社の入り口に木を横たえた場所。ここで参拝者は拝礼する。「―に馬を留めて/太平記 13」

ふしおがむ

ふしおが・む [4] 【伏(し)拝む】 (動マ五[四])
(1)ひれふして拝む。「聖像を―・み/ふらんす物語(荷風)」
(2)遠く離れた所から拝む。遥拝する。「北野の方を―・ませ給ひて/平治(上・古活字本)」

ふしおき

ふしおき 【臥し起き】 (名)スル
(1)寝ることと起きること。おきふし。「夜は左右に―するも/更級」
(2)毎日の生活。「いとよう―し侍ると思ひやりのはるかに侍らば/蜻蛉(下)」
(3)(副詞的に用いて)常日頃。寝てもさめても。「―恋に沈むころかな/加茂女集」

ふしおり

ふしおり [0] 【節織(り)】
⇒節糸織(フシイトオ)り

ふしおろし

ふしおろし [3] 【節下ろし】
⇒五枚下(オ)ろし

ふしかてい

ふしかてい [3] 【父子家庭】
配偶者のない男性と,その扶養すべき二〇歳未満の子供からなる家庭。父子世帯。

ふしかね

ふしかね [2][0] 【付子鉄漿】
五倍子(フシ)の粉を鉄漿に浸して作る黒色の染料。お歯黒などに用いた。

ふしかまり

ふしかまり 【伏し屈り】
⇒ふせかまり(伏屈)

ふしがき

ふしがき 【柴垣】
柴(シバ)で作った垣。
→青柴垣(アオフシガキ)

ふしき

ふしき [1] 【不識】
しらないこと。不知。

ふしき

ふしき 【伏木】
富山県高岡市,小矢部川河口にある港町。高岡工業地区を控え,伏木港は日本海側の重要港の一。

ふしき

ふしき 【伏し木・臥し木】
(1)倒れている木。
(2)(「節木」とも書く)節のところに穴があり中空になっている木。「七八人が程入りぬべき大なる―あり/盛衰記 21」

ふしき

ふしき [0] 【節木】
(1)節の多い木。
(2)「伏し木{(2)}」に同じ。

ふしきあん

ふしきあん 【不識庵】
上杉謙信の庵号。

ふしぎ

ふしぎ【不思議】
(a) wonder;→英和
(a) mystery;→英和
a miracle (奇跡).→英和
〜な strange;→英和
wonderful;→英和
mysterious;→英和
miraculous.→英和
〜なことに strange to say.〜に思う wonder <at,why…> .

ふしぎ

ふしぎ [0] 【不思議】 (名・形動)[文]ナリ
〔「不可思議」の略〕
(1)思いはかることのできないこと。どう考えても原因や理由などがわからないこと。また,そのさま。「―な現象」「―に思う」「七―」「生命の―」
(2)思いもかけないこと。とっぴなこと。また,そのさま。「人の嘲(アザケリ)をもかへり見ず,―の事をのみし給へり/平家 1」
(3)(「不思議を立てる」などの形で)不審に思うこと。怪しく思うこと。「―を立るも断(コトワリ)なり/浮世草子・諸国はなし 1」
(4)〔仏〕 思いはかることも言葉で言い表すこともできないこと。「娑婆に―の薬あり,法華経なりとぞ説いたまふ/梁塵秘抄」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――さ(名)

ふしぎのくにのアリス

ふしぎのくにのアリス 【不思議の国の―】
〔原題 Alice's Adventures in Wonderland〕
ルイス=キャロルの童話。1865年刊。兎の穴から奇妙な国に落ちた少女アリスがさまざまな不思議な出来事を経験する。

ふしくる

ふしく・る 【恚る】 (動ラ四)
「ふしこる」に同じ。「此は張耳と―・りて将印を去てひつこうでゐた程に/史記抄 5」

ふしくれ

ふしくれ【節くれ立った】
knotty;→英和
bony.→英和

ふしくれ

ふしくれ [0] 【節榑】
節の多い材木。

ふしくれだつ

ふしくれだ・つ [5] 【節榑立つ】 (動タ五[四])
(1)木などが,節が多くて,でこぼこしている。「―・った根」
(2)手や指などが骨ばってごつごつする。「たくましい―・った指」

ふしぐろ

ふしぐろ [0] 【節黒】
(1)矢柄(ヤガラ)の節の下を,黒く漆で塗ること。また,その矢。「―なる大胡録(オオヤナグイ)を負ひて/今昔 19」
(2)ナデシコ科の越年草。山地や原野に生える。葉は対生。茎に暗紫色の節がある。七〜九月,葉腋に白色の小花をやや輪生状につけ,萼は鐘形。薩摩人参。

ふしぐろせんのう

ふしぐろせんのう [5] 【節黒仙翁】
ナデシコ科の多年草。雑木林のふちなどに生える。高さ約60センチメートル。節は濃褐色。葉は披針形。七〜一〇月,枝頂にナデシコに似た朱赤色の五弁花を数個つける。花弁の縁は切れこみがない。

ふしけいやく

ふしけいやく [3] 【父子契約】
⇒親子契約

ふしげき

ふしげき [2] 【節劇】
浪花節を歌舞伎のチョボのように使って演ずる劇。浪花節劇。

ふしこる

ふしこ・る 【恚る】 (動ラ四)
いきどおる。怒る。ふしくる。「茲に因りて,大神―・り賜へりと/文徳実録(仁寿一)」

ふしごと

ふしごと [2] 【節事】
浄瑠璃中で,歌謡に似た細かく節づけされた,旋律を主とする部分。景事(ケイゴト)や道行きなど。

ふししずむ

ふししず・む 【伏し沈む】 (動マ四)
物思いに沈む。悲嘆にくれる。「闇にくれて―・み給へるほど/源氏(桐壺)」

ふししば

ふししば 【伏し柴】
(1)「しば(柴)」のこと。「―を山とも見,林としても/宇津保(菊の宴・延宝本)」
(2)マコモの異名。「―に宿れるほやのおのれのみ/散木奇歌集」

ふしぜん

ふしぜん [2] 【不自然】 (名・形動)[文]ナリ
自然でないこと。わざとらしいこと。また,そのさま。「―な姿勢」「―な笑顔」「―に感じる」
[派生] ――さ(名)

ふしぜん

ふしぜん【不自然な】
unnatural;→英和
artificial (人工的).→英和

ふしだか

ふしだか [0] 【節高】
イノコズチの別名。

ふしだら

ふしだら
〜な loose.→英和
〜な女 a slut.→英和

ふしだら

ふしだら [2] (名・形動)[文]ナリ
(1)だらしのないこと。生活態度に規律のないこと。また,そのさま。「―な生活」
(2)品行の悪いこと。男女関係にけじめのないこと。また,そのさま。「―な男女関係」
→しだら
[派生] ――さ(名)

ふしだんせっきょう

ふしだんせっきょう [5] 【節談説教】
浄土真宗で発展した芸能的な説教。教義などを平易に表現した詞を,節回しを付けて語った。昭和初期まで広く行われた。

ふしちょう

ふしちょう [0][2] 【不死鳥】
フェニックスに同じ。「―の如くよみがえる」

ふしちょう

ふしちょう【不死鳥】
a phoenix.→英和

ふしつ

ふしつ [1] 【賦質】
生まれつきの性質。天賦の性質。

ふしつ

ふしつ [0][1] 【不悉】
手紙の末尾に記して,書きたいことを十分に尽くしていない意を表す語。不一。不尽。不宣。

ふしづく

ふしづ・く 【柴漬く】 (動カ下二)
柴漬(フシヅ)け{(1)}を仕掛ける。「―・けし淀のわたりを今朝見れば/拾遺(冬)」

ふしづくり

ふしづくり [3] 【節旁】
漢字の旁(ツクリ)の一。「却」「即」「危」などの「卩」「�」の部分。人がひざまずいて行う動作を表す文字を作る。

ふしづけ

ふしづけ [0] 【節付け】 (名)スル
歌詞に曲をつけること。また,そのつけ方。作曲。

ふしづけ

ふしづけ [0] 【柴漬(け)】
(1)冬,柴(シバ)や笹(ササ)を束ねて湖や川岸に沈めておき,寒さを避けて集まりひそむ魚を捕らえるもの。粗朶(ソダ)巻。漬け柴(シバ)。笹伏せ。[季]冬。《―や古利根今日の日を沈む/水原秋桜子》
(2)〔その形が(1) に似ていることから〕
罪人などを簀巻(スマ)きにして水中に投げ入れること。「とときの淵に―にしたてまつりけり/曾我 2」

ふして

ふして【伏してお願い申し上げます】
I beg you will kindly do.

ふして

ふして [1] 【伏して】 (副)
切実に依頼する時に言う語。ひれ伏して。「―お願い申し上げます」

ふしど

ふしど [2][0] 【臥し所】
夜寝るところ。寝床。寝所。

ふしどころ

ふしどころ [3] 【節所】
浄瑠璃などで,節を聞かせる部分。

ふしどり

ふしどり [0] 【節取り】
魚を三枚におろしてから,背側の身と腹側の身とに切り分けること。

ふしなしみどろ

ふしなしみどろ [5] 【節無味泥】
黄緑色藻類フシナシミドロ目の藻類。水田や淡水の溝(ミゾ)など比較的富栄養の土壌面に見られる。藻体は多少分岐する糸状体で,隔壁のない多核細胞体。無性的に遊走子嚢,有性的に生卵器・造精器を生ず。

ふしなわめ

ふしなわめ [3] 【伏縄目】
「伏縄目縅(オドシ)」に同じ。「小次郎はおもだかを一しほすつたる直垂に―の鎧きて/平家 9」

ふしなわめおどし

ふしなわめおどし [6] 【伏縄目縅】
鎧(ヨロイ)の縅の一。白・浅葱(アサギ)・紺で斜めの緂(ダン)に染めた革緒で縅したもの。縄を並べたように見えるのでいう。
伏縄目縅[図]

ふしのき

ふしのき [3] 【五倍子の木】
ヌルデの別名。

ふしのこ

ふしのこ [3] 【五倍子の粉】
五倍子(フシ)を乾燥させて粉末にしたもの。

ふしのま

ふしのま 【節の間】
〔節と節との間の意から〕
ほんのわずかな間。「―も惜しき命を/万葉 4211」

ふしはかせ

ふしはかせ [3] 【節博士】
「博士(ハカセ){(5)}」に同じ。

ふしばち

ふしばち 【五倍子蜂】
タマバチの別名。

ふしぶし

ふしぶし [2] 【節節】
(1)身体の,あちこちの関節。「―が痛む」
(2)いくつかの点。いろいろの箇所。「思い当たる―がある」
(3)おりおり。その時どき。「何事にも故ある事の―にはまづ参う上らせ給ひ/源氏(桐壺)」

ふしまち

ふしまち [0] 【臥し待ち】
臥して,遅い月の出を待つこと。また,臥し待ち月。

ふしまちづき

ふしまちづき 【臥し待ち月】
〔月の出が遅いので臥して待つ意〕
「寝待ち月{(1)}」に同じ。ふしまち。ふしまちのつき。[季]秋。

ふしまつ

ふしまつ [2] 【不始末】 (名・形動)[文]ナリ
(1)後始末をよくしないこと。処置がだらしないこと。「火の―から火事になる」
(2)他人に迷惑を及ぼすような不都合な行いをする・こと(さま)。また,そのような行為。「―なことをしでかす」「身の―」

ふしまつ

ふしまつ【不始末】
(1)[不手ぎわ]mismanagement;→英和
carelessness (不注意).→英和
(2)[非行]misconduct;→英和
misbehavior.〜な clumsy;→英和
careless.→英和
〜をする mismanage;→英和
misconduct oneself;misbehave.→英和

ふしまろぶ

ふしまろ・ぶ [4] 【臥し転ぶ】 (動バ五[四])
甚だしい悲しみや喜びでころげまわる。「―・びつつ泣きてぞ居る/当世書生気質(逍遥)」「―・び喜びて/宇治拾遺 5」

ふしまわし

ふしまわし [3] 【節回し】
歌・謡・語り物などの,節の上がり下がりや抑揚のこと。旋律。

ふしまわし

ふしまわし【節回し】
a melody;→英和
a tune.→英和

ふしみ

ふしみ 【伏見】
京都市南端の区。平安時代以後,貴族の別荘地として好まれた。秀吉の伏見城築城後は城下町として繁栄。江戸時代は淀川水運の要地。灘と並ぶ清酒の産地。((歌枕))「今よりは―の里の名をもたのまじ/後拾遺(雑五)」

ふしみいなりたいしゃ

ふしみいなりたいしゃ 【伏見稲荷大社】
⇒稲荷神社(イナリジンジヤ)

ふしみかいどう

ふしみかいどう 【伏見街道】
京と伏見を結ぶ道。街道筋には東福寺・伏見稲荷の門前町が発達。

ふしみじょう

ふしみじょう 【伏見城】
京都市伏見区にある城。1592年豊臣秀吉が指月(シゲツ)山に着工。96年,地震により崩壊。翌年,木幡山(現在の明治天皇陵)に築城して居城とする。秀吉の死後,徳川家康が預り政務をとるが,1600年,関ヶ原役に,家康の留守中西軍の攻撃をうけ落城。のち再び徳川氏の支配下に置かれ,1620年廃城。建物は二条城・大徳寺などに移され,多く現存。現在復興天守がある。桃山城。

ふしみてんのう

ふしみてんのう 【伏見天皇】
(1265-1317) 第九二代天皇(在位 1287-1298)。名は煕仁(ヒロヒト)。持明院統の後深草天皇の第二皇子。大覚寺統の後宇多天皇の譲位を受け,両統交互に皇位につく例をつくった。

ふしみにんぎょう

ふしみにんぎょう [4] 【伏見人形】
伏見で作られる土製の人形。桃山期より作られ,形・色とも素朴な味わいがある。伏見雛(ビナ)。

ふしみのみや

ふしみのみや 【伏見宮】
南北朝時代以来の旧宮家。四親王家の一。北朝第三代崇光天皇の第一皇子栄仁(ヨシヒト)親王を初祖とする。四親王中最も歴史が古い。明治以後一一の宮家を分家した。1947年(昭和22)皇籍離脱。

ふしみばん

ふしみばん [0] 【伏見版】
徳川家康が足利学校の分校である京都伏見の円光寺の僧三要らに命じて1599年から1606年までの間に木活字で印刷させた書物。「孔子家語」「貞観政要」「周易」「吾妻鑑」などがある。円光寺版。

ふしみびな

ふしみびな [4] 【伏見雛】
「伏見人形(フシミニンギヨウ)」に同じ。

ふしみぶぎょう

ふしみぶぎょう [4] 【伏見奉行】
江戸幕府の職名。1600年京都伏見に設置。老中の下に属し,伏見の町政,木津川の船舶の取り締まりのほか,京都町奉行とともに近江・丹波両国の行政・訴訟をもつかさどった。

ふしみぶね

ふしみぶね [4] 【伏見船】
江戸時代,伏見を本拠として淀川を上下し貨客輸送にあたった船。1698年一五石積み二〇〇艘が許可され,伏見奉行の管理下におかれて営業した。

ふしみももやまりょう

ふしみももやまりょう 【伏見桃山陵】
明治天皇の陵。京都市伏見区桃山町にある。上円下方墳。

ふしむし

ふしむし [2] 【五倍子虫】
アブラムシ科の昆虫で,ヌルデ(フシノキ)の類の葉茎に寄生して虫こぶを作らせるものの総称。ヌルデノミミフシが代表種。

ふしめ

ふしめ [3] 【節目】
(1)木材や竹の,節となっているところ。「―のない良材」
(2)物事の区切り目。「人生の―」

ふしめ

ふしめ [0][3] 【伏し目】
視線を下の方に向けること。うつむき加減の姿勢。「―がちに話す」「―になる」

ふしめ

ふしめ【伏し目】
downcast eyes.〜になる drop one's eyes.

ふしもの

ふしもの [0] 【賦し物】
連歌・俳諧で,一巻の全句または発句そのほか一部分に一定の物の名を詠み込むようにする形式。「賦何人連歌」など巻の題名に当たる。

ふしゃ

ふしゃ [2][1] 【府社】
旧社格の一。府から幣帛(ヘイハク)を供進した神社で,京都・大阪にあった。県社と同格。
→社格(1)

ふしゃ

ふしゃ [1] 【富者】
富んでいる人。金持ち。
⇔貧者

ふしゃ

ふしゃ [1] 【巫者】
神がかりの状態で神託を告げる者。

ふしゃくしんみょう

ふしゃくしんみょう [0] 【不惜身命】
〔仏〕 法華経譬喩品(ヒユボン)の語。仏道を修めるためにはみずからの身命をもかえりみないこと。また,そのような態度。
⇔可惜(アタラ)身命

ふしゅ

ふしゅ [1][2] 【浮腫】
体の皮下組織や臓器の組織間隙に水分が多量に貯留した状態。皮下組織ではむくみを呈する。水腫。

ふしゅ

ふしゅ【浮腫】
《医》dropsy.→英和

ふしゅう

ふしゅう [0] 【浮舟】
(1)舟をうかべること。また,うかんでいる舟。うきふね。
(2)水上飛行機のフロート。

ふしゅう

ふしゅう [0] 【腐臭】
くさったものが発するにおい。

ふしゅう

ふしゅう [0] 【俘囚】
(1)とりこ。捕虜。
(2)八世紀頃から,律令政府の支配下に入った蝦夷(エミシ)の称。
→夷俘(イフ)

ふしゅうえん

ふしゅうえん [2] 【不周延】
〔undistributed〕
命題の主張が,その主語または述語の位置を占める概念の外延の一部分にしか及ばないこと。例えば「すべての人間は動物である」というとき,「人間」という概念は周延されているが,「動物」という概念は不周延である。
⇔周延

ふしゅうこう

ふしゅうこう フシウカウ [2] 【不銹鋼】
⇒ステンレス鋼(コウ)

ふしゅうざい

ふしゅうざい フシウ― [2] 【付臭剤】
無臭のものににおいをつけるために加えるもの。

ふしゅく

ふしゅく [0] 【巫祝】
神につかえる者。神事をつかさどる人。はふり。みこ。

ふしゅしょうがく

ふしゅしょうがく [3] 【不取正覚】
〔仏〕 正覚を取らないこと。阿弥陀仏がまだ法蔵比丘という修行者であった時に,衆生(シユジヨウ)を救わなければ,自分が悟りを得て仏と成ることはできないと誓ったもの。

ふしゅつ

ふしゅつ [0] 【不出】
外へ出ないこと。外へ出さないこと。「門外―の書」

ふしゅび

ふしゅび【不首尾】
⇒失敗,不成功.

ふしゅび

ふしゅび [2] 【不首尾】 (名・形動)[文]ナリ
(1)よい結果が得られない・こと(さま)。不成功。
⇔上首尾
「―に終わる」
(2)評判の悪い・こと(さま)。不人気。「―になる」
(3)物事の終始が一貫しない・こと(さま)。「―ナコトヲ申ス/日葡」

ふしょ

ふしょ [1] 【補処】
〔仏〕「一生補処」の略。

ふしょう

ふしょう [0] 【不請】
(1)〔仏〕 請い求めなくても慈悲の手をさしのべること。菩薩の慈悲救済をいう語。「―の阿弥陀仏,両三遍申してやみぬ/方丈記」
(2)心から望んではいないこと。「町衆は―の袴肩衣を着て/浮世草子・一代女 3」
(3)不満足であるが,我慢すること。辛抱すること。「何卒私の心をも察して―してお呉なはい/人情本・梅美婦禰 5」
(4)不承知。迷惑。「こなさん―ぢやあ有ふが/歌舞伎・お染久松色読販」
〔(3)(4)は「不承」「不詳」「不肖」とも書かれる〕

ふしょう

ふしょう [0] 【富商】
富裕な商人。豪商。

ふしょう

ふしょう [0] 【浮生】
「ふせい(浮生)」に同じ。

ふしょう

ふしょう [0] 【府生】
六衛府・検非違使の下役。

ふしょう

ふしょう [0] 【不承】 (名)スル
(1)〔「不承知」の略〕
承知しないこと。不承知。「それじゃあお前は―か」
(2)(「不請」とも書く)いやいやながら承知すること。「なかやどのまへもあるから―してもつては来たが/安愚楽鍋(魯文)」
→不請

ふしょう

ふしょう [0] 【不詳】
くわしくわからないこと。はっきりしないこと。「氏名―の男」「身元―」

ふしょう

ふしょう [0] 【負傷】 (名)スル
傷を受けること。けがをすること。けが。「足を―する」「顔に―する」「―者」

ふしょう

ふしょう [0] 【浮礁】
水中に木材などを投げ入れて,魚のすむ場所としたもの。

ふしょう

ふしょう [0] 【不祥】 (名・形動)[文]ナリ
(1)めでたくないこと。縁起が悪いこと。また,そのさま。不吉。「―な出来事」
(2)運の悪いこと。不運。不幸。「兼好が―,公義が高運/太平記 21」

ふしょう

ふしょう【負傷】
a wound;→英和
a cut (切傷).→英和
〜する be injured[wounded].‖負傷者 an injured[a wounded]person;the injured[wounded](総称).

ふしょう

ふしょう【不詳の】
unknown;→英和
unidentified (身元・国籍不詳の);→英和
anonymous (作者不詳の).→英和

ふしょう

ふしょう [0] 【不生】
〔仏〕 生じたり滅びたりすることなく常に存在すること。常住。

ふしょう

ふしょう【不肖の子】
a son unworthy of his father.

ふしょう

ふしょう [0] 【不肖】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
〔「肖」は似る意〕
(1)親や師匠に似ないで,愚かな・こと(さま)。「―の子」「―の弟子」
(2)愚かなこと。才能のないこと。また,そのさま。「―ながら」「身―といえど」「貴女は此の―なる俊三を良人と呼んで下ださる/良人の自白(尚江)」
■二■ (代)
一人称。自分のことをへりくだっていう語。わたくし。「―未熟ながら力一杯やる覚悟です」

ふしょう

ふしょう 【鳧鐘】
(1)〔中国の古い伝説で鳧氏がつくったという鐘(カネ)〕
釣り鐘。鉦鼓。
(2)日本音楽の音名。十二律の七番目。中国の十二律の蕤賓(スイヒン)に相当し,音高は洋楽の嬰ト音にほぼ等しい。

ふしょうか

ふしょうか【不消化】
indigestion.→英和
⇒消化.

ふしょうか

ふしょうか [2] 【不消化】 (名・形動)[文]ナリ
(1)消化が悪いこと。食物がよくこなれないこと。「―を起こす」
(2)完全に理解し身につけていない・こと(さま)。「―な知識」

ふしょうがお

ふしょうがお [0] 【不請顔】
気の進まない顔つき。いやそうな顔つき。
〔「不承顔」とも書く〕

ふしょうじ

ふしょうじ【不祥事】
an unpleasant affair;a scandal.→英和

ふしょうじ

ふしょうじ [2] 【不祥事】
好ましくない事件。いまわしい事柄。「学校始まって以来の―だ」

ふしょうじき

ふしょうじき【不正直】
dishonesty.→英和
〜な dishonest.→英和

ふしょうじき

ふしょうじき [2] 【不正直】 (名・形動)
正直でない・こと(さま)。
[派生] ――さ(名)

ふしょうち

ふしょうち [2] 【不承知】 (名・形動)[文]ナリ
承知しないこと。聞き入れないこと。また,そのさま。「先方は―だそうだ」

ふしょうち

ふしょうち【不承知】
⇒不賛成,拒絶.

ふしょうにん

ふしょうにん【不承認】
disapproval;nonrecognition.

ふしょうふずい

ふしょうふずい フシヤウ― [0][2] 【夫唱婦随】
夫が言い出し,妻がそれに従うこと。

ふしょうふめつ

ふしょうふめつ [0] 【不生不滅】
〔仏〕 生じもせず滅びもせず常住不変であること。真如の世界のあり方。また,この世を真如の現れとみなす立場から,この世の真の姿のあり方。
⇔生滅

ふしょうぶしょう

ふしょうぶしょう [4] 【不承不承】 (副)
〔「不承」を重ね,意味を強めた語〕
いやいやながらするさま。しぶしぶ。「―引き受ける」「―の態」
〔「不請不請」とも書く〕

ふしょうぶしょう

ふしょうぶしょう【不承不承】
reluctantly;→英和
unwillingly.→英和
〜の reluctant;→英和
unwilling.→英和

ふしょく

ふしょく [0] 【腐食】
⇒腐生(フセイ)

ふしょく

ふしょく [0] 【腐植】
(1)土壌中の動植物の遺体が微生物のはたらきによって分解され,その過程でできた有機化合物など,土壌中の有機物の総称。土壌有機物。
(2)土壌に特有な黒色または暗褐色を呈するコロイド状有機高分子化合物群。土壌有機物が複雑に分解・重合を繰り返して生成する。腐植物質。腐植質。

ふしょく

ふしょく【腐食】
corrosion.→英和
〜する[させる]corrode.→英和

ふしょく

ふしょく [0] 【腐食・腐蝕】 (名)スル
(1)腐ったり,さびたりして形がくずれること。また,腐らせて形をくずすこと。
(2)金属が環境中の酸素・水などとの化学反応によって変質すること。また,その現象。普通,変質部が酸化物やイオンなどのかたちでその表面から失われ,金属材料としての品質が低下する場合をいう。

ふしょく

ふしょく [0] 【扶植】 (名)スル
(勢力などを)うえつけること。「自己の勢力を―するに汲々(キユウキユウ)たるを/思出の記(蘆花)」

ふしょくえいようこ

ふしょくえいようこ [6] 【腐植栄養湖】
湖沼の一型。水は多量の腐植質を含んで褐色を帯び,プランクトンの生育を妨げる。高山や北方の泥炭地に見られ,次第に高層湿原化する。

ふしょくしつ

ふしょくしつ [3] 【腐植質】
「腐植{(2)}」また,腐植を多く含んでいる物質の形容。

ふしょくど

ふしょくど [3] 【腐植土】
腐植に富む土壌。黒色で保水力に富み作物の生育に適する。

ふしょくど

ふしょくど【腐植土】
humus.→英和

ふしょくどうばん

ふしょくどうばん [4] 【腐食銅板】
⇒エッチング

ふしょくばい

ふしょくばい [2] 【負触媒】
反応速度を減少させる触媒。
→正触媒

ふしょくふ

ふしょくふ [3] 【不織布】
編み・織りなどの方法によらないで,繊維のままで布状にしたもの。ほつれず弾力に富み,洋服の芯地などに用いる。

ふしょぞん

ふしょぞん [2] 【不所存】 (名・形動)[文]ナリ
考えのまちがっていること。好ましくない考えであること。不心得であること。また,そのさま。「―な考え」

ふしん

ふしん【普請】
⇒建築.

ふしん

ふしん [0] 【腐心】 (名)スル
心を痛め悩ますこと。苦心。心痛。「事業の発展に日夜―する」

ふしん

ふしん [0] 【負心】
恩義にそむくこと。「―の人に対する忿(イカリ)/即興詩人(鴎外)」

ふしん

ふしん【不審】
[疑念](a) doubt;→英和
(a) suspicion (嫌疑);→英和
a question (質問).→英和
〜な doubtful;→英和
suspicious.→英和
〜そうに doubtfully;→英和
suspiciously.→英和
〜に思う doubt;suspect;→英和
wonder.→英和
‖不審尋問 questioning.

ふしん

ふしん [0] 【負薪】
たきぎを背負って運ぶこと。

ふしん

ふしん【腐心】
⇒苦心.

ふしん

ふしん [0][2] 【普請】 (名)スル
〔「しん」は唐音〕
(1)家屋を建てたり修理したりすること。建築。また,土木工事。「安―」「母屋(オモヤ)を―する」「道―」
(2)築城の際の土木工事をいう語。
〔室町時代から江戸中期にかけて建築工事(作事)と区別していった〕
→作事
(3)禅宗で,寺院の修行者が力を合わせて作業に従事すること。

ふしん

ふしん【不振】
dullness;→英和
depression;→英和
inactivity.〜の dull;→英和
depressed;→英和
inactive.→英和

ふしん

ふしん [0] 【不審】 (名・形動)スル [文]ナリ
(1)はっきりしない点があって,疑わしく思うこと。いぶかしく思うこと。また,そのさま。「―の念をいだく」「挙動の―な男」「―に思う」「那様(ソンナ)に財(カネ)を拵へて奈何(ドウ)するかとお前は―するじやね/金色夜叉(紅葉)」「其所に何か意味があるのではないかと,一寸―を打つて見たが/明暗(漱石)」
(2)嫌疑を受けること。不興。「このたびは御―の身にて召し下され候ひしかば/義経記 6」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

ふしん

ふしん【不信】
distrust;→英和
insincerity.

ふしん

ふしん [0] 【不振】
勢いの振るわないこと。成績などがよくないこと。「商売が―だ」「食欲―」

ふしん

ふしん [0] 【不信】
(1)信用しないこと。「―の目で見る」「―を招く」
(2)信義を守らないこと。いつわりのあること。「―の行為」
(3)信仰心のないこと。

ふしん

ふしん [0] 【浮心】
液体に浮かぶ物体に働く浮力の作用点。

ふしん=の憂え

――の憂え
〔「礼記(曲礼下)」から。たきぎを背負って働いたためにわずらう病気,また病んでたきぎを負うことができない意〕
自分の病気をへりくだっていう語。采薪(サイシン)の憂え。「―未だやまざるところに/太平記 9」

ふしん=の資

――の資
〔「後漢書(袁紹伝)」から。たきぎを背負う生まれつきの意から〕
身分卑しい生まれつき。

ふしんあん

ふしんあん 【不審庵】
京都市上京区の表千家家元邸内にある茶室。しばしば火災にあい,現在のものは1913年(大正2)再築のもの。

ふしんかた

ふしんかた [0] 【普請方】
(1)室町・江戸幕府の普請奉行配下の下役の称。
(2)大工・左官など建築に従事する職人。

ふしんかん

ふしんかん [2] 【不信感】
信用できないという思い。「―を抱く」

ふしんがみ

ふしんがみ [2] 【不審紙】
書籍の中で,不審な箇所があったとき,そこに目じるしとしてはさむ紙。

ふしんこう

ふしんこう【不信仰】
⇒不信心.

ふしんじん

ふしんじん [2] 【不信心】 (名・形動)[文]ナリ
神仏を信じないこと。信仰心のないこと。また,そのさま。「―な人」

ふしんじん

ふしんじん【不信心】
impiety;→英和
unbelief.→英和
〜な impious;→英和
irreligious.

ふしんじんもん

ふしんじんもん [4] 【不審尋問】 (名)スル
警察官が挙動不審の者に対して行う職務質問の旧称。「―を受ける」

ふしんせいれんたいさいむ

ふしんせいれんたいさいむ [10] 【不真正連帯債務】
原因は異なるが,数人が同一内容の給付をなす債務を負担すること。各債務が独立していて,一人の債務者の事由が他の債務者に影響を及ぼさない点で連帯債務とは異なる。不完全連帯債務。
→連帯債務

ふしんせつ

ふしんせつ [2] 【不親切】 (名・形動)[文]ナリ
親切でないこと。配慮がゆきとどかないこと。また,そのさま。
⇔親切
「―な応対」「―な案内板」
[派生] ――さ(名)

ふしんせつ

ふしんせつ【不親切】
(an) unkindness;→英和
unfriendliness.→英和
〜な unkind <to> ;→英和
unfriendly <to> .→英和

ふしんにん

ふしんにん【不信任】
nonconfidence.不信任案を提出(決議)する move (pass) a nonconfidence bill[vote].

ふしんにん

ふしんにん [2] 【不信任】
信任しないこと。不適任であるとして物事をまかせないこと。

ふしんにんあん

ふしんにんあん [4] 【不信任案】
団体において,その執行機関を議決機関が信任しない旨を表明した案。日本国憲法によれば,衆議院が内閣不信任案を可決したときには内閣は一〇日以内に衆議院を解散するか総辞職しなければならない。

ふしんば

ふしんば [0] 【普請場】
普請をしている場所。工事現場。建築現場。

ふしんばん

ふしんばん【不寝番】
⇒寝ずの番.

ふしんばん

ふしんばん [0][2] 【不寝番】
一晩中,寝ないで番をすること。また,それをする人。寝ずの番。「―に立つ」

ふしんぱん

ふしんぱん [2] 【付審判】
審判に付すこと。

ふしんぱんてつづき

ふしんぱんてつづき [7] 【付審判手続】
⇒準起訴(ジユンキソ)手続

ふしんび

ふしんび [2] 【不審火】
原因不明の火事。ふしんか。

ふしんぶぎょう

ふしんぶぎょう [4] 【普請奉行】
室町・江戸時代,幕府・諸大名により設けられた職名の一。邸第の新築・修理や土木工事を担当する。江戸幕府においては,江戸城内外の諸施設の整備・管理を主務とする老中直属の常設の職制となった。

ふしんめつよう

ふしんめつよう [0] 【扶清滅洋】
清朝を助けて西洋を討ち滅ぼす意。中国清末,欧米勢力の進出に反対して民族主義者が用いた標語。義和団のスローガンとなった。

ふしんやく

ふしんやく [0] 【普請役】
江戸時代,建築・堤防造営などの土木工事の際に各大名・武士・領民などに課せられた労働動員。

ふしんよう

ふしんよう【不信用】
distrust;→英和
(a) suspicion (疑惑).→英和

ふしんりゃく

ふしんりゃく [2] 【不侵略】
他国を侵略しないこと。

ふしんりゃくじょうやく

ふしんりゃくじょうやく [6] 【不侵略条約】
互いに相手国を侵略しないことを定めた条約。不可侵条約。

ふじ

ふじ [1] 【不時】 (名・形動)[文]ナリ
思いがけない時である・こと(さま)。予定外。不意。「―の出費」「―の客」「―着」「―な荷物を背負はされたやうな心持もするが/新世帯(秋声)」

ふじ

ふじ [1] 【父事】 (名)スル
父に対するように,人に仕えること。

ふじ

ふじ [1] 【扶持】 (名)スル
そばにいてたすけささえること。ふち。「官府これを―すること能はず/西国立志編(正直)」

ふじ

ふじ [1] 【不二】
□一□
(1)二つとないこと。無二。「この不同―の乾坤(ケンコン)を建立し得るの点に於て/草枕(漱石)」
(2)二つでなくて,同一であること。等しいこと。「塵体の―に達し,滴心の如一を覚るは/性霊集」
(3)手紙の末尾に記して,十分に意を尽くさないという意を表す語。ふに。
→ふに(不二)
□二□富士山のこと。

ふじ

ふじ 【富士】
姓氏の一。

ふじ

ふじ 【富士】
(1)静岡県中東部,富士川東岸にある市。富士山の南麓にあり,駿河湾に面する。パルプ・製紙・化学・電機・自動車などの工業が盛ん。河口に田子の浦港がある。
(2)「富士山」の略。

ふじ

ふじ【不治の】
incurable;→英和
fatal.→英和

ふじ

ふじ フヂ [0] 【藤】
(1)マメ科フジ属の植物の総称。
(2)マメ科のつる性落葉木本。山野に自生し,また観賞用に植える。つるは右巻き。葉は奇数羽状複葉。四,五月頃長い総状花序を垂れ,紫色・白色などの蝶形花をつける。長い莢(サヤ)の実がなる。つるは丈夫で縄や細工物に利用。ノダフジ。[季]春。《草臥て宿かる比や―の花/芭蕉》
〔「藤の実」は [季]秋〕
→ヤマフジ
(3)家紋の一。藤の花や葉・枝をかたどったもの。
(4)襲(カサネ)の色目の名。表は薄紫,裏は青。ふじがさね。
(5)「藤色」の略。「―の末濃(スソゴ)の織物の御几帳に/栄花(御裳着)」
藤(3)[図]

ふじ

ふじ【不時の】
unexpected;→英和
accidental (偶然の).→英和
〜に備える provide against emergency.

ふじ

ふじ [1][2] 【不治】
病気がなおらないこと。ふち。「―の病」

ふじ

ふじ【藤】
a wistaria.→英和
藤棚 a wistaria trellis.

ふじ

ふじ 【不次】
(1)決まった順序によらぬこと。破格。異例。「太上天皇一戦の功を感じて,―の賞を授け給ひし/平家 4」
(2)文章が順序なく乱れていること。多く自分の手紙をへりくだっていう語。

ふじ=は磯(イソ)

――は磯(イソ)
比較にならないほどすぐれているさまをいう語。その物事に比べると,日本一高い富士山も磯同様に低いということ。

ふじあざみ

ふじあざみ [3] 【富士薊】
キク科の多年草。関東・中部地方の山中の砂礫地に生える。特に富士山に多い。高さ50センチメートル〜1メートル。とげのある葉を広げ,秋開く紫色の頭花は径5〜10センチメートルでアザミ属のうち最も大きい。[季]秋。《―ふれむとしたるのみに刺す/富安風生》

ふじい

ふじい フヂヰ 【藤井】
姓氏の一。

ふじいうもん

ふじいうもん フヂヰ― 【藤井右門】
(1720-1767) 江戸中期の尊王論者。越中の人。名は直明。皇学所教授を務めたが,宝暦事件に連座,各地に潜伏ののち江戸の山県大弐を頼る。のち,謀反の疑い(明和事件)で鈴ヶ森で処刑された。

ふじいおとお

ふじいおとお フヂヰオトヲ 【藤井乙男】
(1868-1946) 国文学者。兵庫県生まれ。京大教授。号,紫影。東大卒。俳諧・近世小説・浄瑠璃などの実証的研究に従事。著「諺語大辞典」「江戸文学研究」など。

ふじいけんじろう

ふじいけんじろう フヂヰケンジラウ 【藤井健次郎】
(1866-1952) 植物学者。石川県の生まれ。東大教授。植物形態学と細胞遺伝学に業績を上げた。日本最初の遺伝学講座を開き,欧文の細胞学雑誌 Cytologia を創刊。

ふじいたかなお

ふじいたかなお フヂヰタカナホ 【藤井高尚】
(1764-1840) 江戸後期の国学者・歌人。備中の人。号,松の舎。本居宣長に師事。吉備津(キビツ)神社の宮司。著「三(ミツ)のしるべ」「松屋文集」「松の落葉」など。

ふじいちくがい

ふじいちくがい フヂヰチクグワイ 【藤井竹外】
(1807-1866) 江戸後期の漢詩人。摂津の人。名は啓,字(アザナ)は士開,通称は啓次郎。頼山陽・梁川星巌に師事。七言絶句にすぐれた。著「竹外二十八字詩」「竹外詩鈔」

ふじいでら

ふじいでら フヂヰデラ 【藤井寺】
大阪府南東部,大和川中流域にある市。河内国の国府が置かれた地。允恭(インギヨウ)天皇陵など古墳が多い。製箔のほか,機械・紙器工業などが盛ん。

ふじいにったつ

ふじいにったつ フヂヰ― 【藤井日達】
(1885-1985) 日蓮宗の僧。熊本県生まれ。1917年(大正6)中国に最初の日本山妙法寺を開創。各地に仏舎利塔を建立,平和運動に挺身した。

ふじいろ

ふじいろ【藤色(の)】
mauve.→英和

ふじいろ

ふじいろ フヂ― [0] 【藤色】
藤の花のような色。薄い紫色。

ふじうえりゅう

ふじうえりゅう フヂウヱリウ 【藤植流】
〔「ふじえりゅう」とも〕
胡弓(コキユウ)の流派。宝暦(1751-1764)頃,江戸の藤植検校(ケンギヨウ)の創始。三弦であった胡弓を四弦に改めた。

ふじうつぎ

ふじうつぎ フヂ― [3] 【藤空木】
フジウツギ科の落葉低木。日当たりのよい山野に自生。高さ1メートル内外。枝は四角で翼(ヨク)がある。葉は狭卵形。夏,枝先に10〜20センチメートルの花穂を垂れ,紫色の花を多数つける。葉は有毒成分を含む。

ふじえだ

ふじえだ フヂエダ 【藤枝】
静岡県中部,瀬戸川の上・中流域にある市。江戸時代は本多氏の城下町,東海道の宿駅。木工業・製茶業のほか,医薬品・化学工業が盛ん。

ふじえだ

ふじえだ フヂエダ 【藤枝】
姓氏の一。

ふじえだしずお

ふじえだしずお フヂエダシヅヲ 【藤枝静男】
(1907-1992) 小説家。静岡県生まれ。本名,勝見次郎。千葉医大卒。志賀直哉の文学系譜にあって,生の深部を見据えた作品を書く。「凶徒津田三蔵」「空気頭」「欣求浄土」など。

ふじえのうら

ふじえのうら フヂエ― 【藤江の浦】
現在の兵庫県明石市西部,藤江の海岸。「万葉集」以来の和歌に詠まれた。((歌枕))「荒たへの―にすずき釣る海人(アマ)とか見らむ旅行く我を/万葉 252」

ふじお

ふじお フジヲ 【不死男】
⇒秋元(アキモト)不死男

ふじおか

ふじおか フヂヲカ 【藤岡】
姓氏の一。

ふじおか

ふじおか フヂヲカ 【藤岡】
(1)群馬県南部にある市。近世,中山道の脇街道の宿駅。藤岡瓦を特産。
(2)栃木県南端,下都賀(シモツガ)郡の町。渡良瀬川の河港・市場町として発達。南部に,遊水池がある。田中正造らは旧谷中村を遊水池とする土地買収に反対した。
(3)愛知県北部,西加茂郡の町。花崗岩が風化した良質の粘土の産地。

ふじおかかつじ

ふじおかかつじ フヂヲカ― 【藤岡勝二】
(1872-1935) 言語学者。京都生まれ。東大教授。日本語とウラル-アルタイ語との言語構造の類似を指摘。特に満州語の研究に努力した。著「国語研究法」など。

ふじおかさくたろう

ふじおかさくたろう フヂヲカサクタラウ 【藤岡作太郎】
(1870-1910) 国文学者。石川県生まれ。号,東圃。東京帝大文科大学助教授。考証的・科学的な研究法によって近代の国文学研究の基礎を築く。また,美術にも造詣が深かった。著「国文学全史平安朝篇」「近世絵画史」など。

ふじかざんたい

ふじかざんたい 【富士火山帯】
新潟県西南部の焼山から妙高山・八ヶ岳・富士山・箱根・伊豆半島の諸火山を経て伊豆七島・マリアナ諸島に続く火山帯。

ふじかずら

ふじかずら フヂカヅラ [3] 【藤葛】
(1)藤のつる。
(2)つる草の総称。

ふじかわ

ふじかわ フジカハ 【富士川】
姓氏の一。

ふじかわ

ふじかわ 【富士川】
(1)山梨県北西部を流れる釜無(カマナシ)川を上流とし,同県北東部を流れる笛吹川を甲府盆地で合わせて南流し,駿河湾に注ぐ川。日本三急流の一。長さ128キロメートル。ふじがわ。
(2)静岡県中部,庵原(イハラ)郡の町。富士川下流西岸にあり,水運の中継地として発達した。

ふじかわ

ふじかわ フヂカハ 【藤川】
姓氏の一。

ふじかわのたたかい

ふじかわのたたかい 【富士川の戦い】
1180年10月,富士川河口近くで行われた源平両軍の合戦。源頼朝追討の命をうけて東下した平維盛(コレモリ)を将とする平家軍は,夜半,水鳥の羽音を急襲と誤認して総退却したという。

ふじかわゆう

ふじかわゆう フジカハイウ 【富士川游】
(1865-1940) 医学者。広島の人。日本医史学会の組織化に貢献。和漢の古医書を収集,日本医史学を確立。著「日本医学史」「日本疾病史」など。

ふじかわゆうぞう

ふじかわゆうぞう フヂカハユウザウ 【藤川勇造】
(1883-1935) 彫刻家。香川県生まれ。東京美術学校卒。渡仏し,ロダン晩年の助手となる。帰国後,二科会彫刻部の創設に参加し新風を示した。代表作に「ブロンド」など。

ふじがさね

ふじがさね フヂ― [3] 【藤襲】
「藤{(4)}」に同じ。

ふじがた

ふじがた [0] 【富士形】
富士山の形。上は狭く平らで下の方は広がった形。富士山形。

ふじき

ふじき フヂ― [0] 【藤木】
マメ科の落葉高木。山地に生える。高さは約15メートル。葉は羽状複葉で小葉が互生する。夏,枝先に白色の蝶形花が円錐状につく。豆果は扁平。材は建築・細工などに用いる。ヤマエンジュ。

ふじき

ふじき フヂキ 【藤木】
姓氏の一。

ふじきくぞう

ふじきくぞう フヂキクザウ 【藤木九三】
(1887-1970) 登山家。京都府生まれ。早大中退。ロック-クライミング-クラブ( RCC )を設立。著「屋上登攀考」「雪・岩・アルプス」など。

ふじぎぬ

ふじぎぬ フヂ― 【藤衣】
⇒ふじごろも(藤衣)

ふじぎぬ

ふじぎぬ [0][3] 【富士絹・不二絹】
〔明治末期,富士瓦斯(ガス)紡績会社が創製したことから〕
紡織絹糸を用いて羽二重に似せて織った絹織物。

ふじぎょうじゃ

ふじぎょうじゃ [3] 【富士行者】
「富士詣(モウ)で{(1)}」をする富士講の人々を引率して登る先達(センダツ)の行者。[季]夏。

ふじくら

ふじくら フヂクラ [2] 【藤倉】
「藤倉草履」の略。

ふじくらぞうり

ふじくらぞうり フヂクラザウ― [5] 【藤倉草履】
草履の一種。表を藺(イ)で編み,白・茶などの木綿の鼻緒をつけたもの。ふじくら。

ふじこう

ふじこう [2][0] 【富士講】
江戸中期に主に町人層に広まった,富士山信仰を中心とする教団。修験道・弥勒(ミロク)信仰を習合するが,神道系の教義を説く。講を組んで富士登山を行なったり,市中に築いた富士塚に参詣した。[季]夏。

ふじごこ

ふじごこ 【富士五湖】
山梨県南部,富士山北麓にある山中湖・河口湖・西(サイ)湖・精進(シヨウジ)湖・本栖(モトス)湖の五つの湖。

ふじごろも

ふじごろも フヂ― [3] 【藤衣】
(1)藤づるなどの繊維で織った織り目の粗い粗末な衣類。ふじのころも。序詞として,衣を織るということから「折れる」を,織り目の粗いことから「間遠に」を,衣がなれることから「なる」を導き出す。「―なれはすれどもいやめづらしも/万葉 2971」
(2)麻で作った喪服。ふじのころも。

ふじごんげん

ふじごんげん 【富士権現】
静岡県富士宮市にある浅間神社(富士山本宮浅間大社)の旧称。大宮権現。富士浅間権現。

ふじさきはちまんぐう

ふじさきはちまんぐう フヂサキ― 【藤崎八幡宮】
熊本市井川淵町にある神社。祭神は応神天皇・住吉大神・神功皇后。朱雀天皇の時代,九州鎮護のために石清水八幡宮を勧請したのに始まる。

ふじさわ

ふじさわ フヂサハ 【藤沢】
神奈川県中南部,相模湾に面する市。もと清浄光(シヨウジヨウコウ)寺の門前町,東海道の宿場町。京浜工業地帯の一部を形成。片瀬(カタセ)海岸は海水浴場として有名。

ふじさわ

ふじさわ フヂサハ 【藤沢】
姓氏の一。

ふじさわりきたろう

ふじさわりきたろう フヂサハリキタラウ 【藤沢利喜太郎】
(1861-1933) 数学者。佐渡の人。東京帝国大学教授。ヨーロッパの数学を紹介し,数学教育の振興に尽力した。

ふじさん

ふじさん 【富士山】
静岡・山梨両県にまたがる円錐状成層火山。日本の最高峰。海抜3776メートル。1707年(宝永4)の噴火で中腹に宝永山ができ,以後活動を休止。火口直径は約800メートルあり,裾野を長く引いた姿は美しく,古くから信仰登山が盛ん。現在,五合目まで自動車道が通じる。富士。不二山。不二。不尽山。ふじの高嶺。ふじの嶺。富岳(フガク)。ふじのやま。((歌枕))「人しれぬ思ひをつねにするがなる富士の山こそわが身なりけれ/古今(恋一)」

ふじざいく

ふじざいく フヂ― [3] 【藤細工】
藤のつるで手工芸品を作ること。また,その作品。

ふじざくら

ふじざくら [3] 【富士桜】
マメザクラの別名。[季]春。

ふじしま

ふじしま フヂシマ 【藤島】
姓氏の一。

ふじしまじんじゃ

ふじしまじんじゃ フヂシマ― 【藤島神社】
福井市岩堀町にある神社。新田義貞を主神とする。1870年(明治3)福井藩知事松平茂昭が建立。

ふじしまたけじ

ふじしまたけじ フヂシマ― 【藤島武二】
(1867-1943) 洋画家。鹿児島生まれ。はじめ日本画を志す。白馬会創立に参加。パリ・ローマに留学。華麗な抒情性あふれる甘美な作品を描く。代表作「蝶」「黒扇」

ふじしまのたたかい

ふじしまのたたかい フヂシマ―タタカヒ 【藤島の戦い】
1338年越前国藤島(現福井市)付近で行われた新田義貞軍と斯波高経(シバタカツネ)軍との合戦。新田義貞は討死し,南朝は大きな打撃を受けた。

ふじしろ

ふじしろ フヂシロ 【藤代】
茨城県南部,北相馬郡の町。取手市に接し小貝川が貫流する。

ふじしんこう

ふじしんこう [3] 【富士信仰】
富士山を神体山として崇める信仰。浅間(センゲン)神社創建を経て,平安時代以降,山岳修行者や修験者が民間に広めた。江戸時代,富士講が組織され,関東地方で多くの信者を獲得。関東各地に富士山を模して築いた富士塚を遥拝所・代理登山所とする信仰が定着。現在も白装束の行衣で杖をもち,「六根清浄」と唱えながら富士山に登る登拝形態が残る。
→浅間信仰

ふじじょしだいがく

ふじじょしだいがく フヂヂヨシ― 【藤女子大学】
私立大学の一。1925年(大正14)創立の札幌藤高等女学校を源とし,61年(昭和36)設立。本部は札幌市北区。

ふじずな

ふじずな [2] 【富士砂】
富士山麓に分布する火山砂礫。黒色で多孔質。通気性・排水性に優れ,園芸用土として利用。

ふじた

ふじた フヂタ 【藤田】
姓氏の一。

ふじたいこ

ふじたいこ 【富士太鼓】
能の一。四番目物。内裏で催された管弦をめぐり,天王寺の伶人(レイジン)浅間に殺された住吉の伶人富士の妻が,狂乱して伶人の姿となり,夫の形見の太鼓を打つ。同工異曲に「梅枝(ウメガエ)」がある。

ふじたこしろう

ふじたこしろう フヂタコシラウ 【藤田小四郎】
(1842-1865) 幕末の志士。水戸の人。東湖の四男。名は信。小四郎は通称。1864年攘夷延期を不満として筑波山に挙兵。西上の途中,金沢藩に降伏,敦賀で斬られた。
→天狗党

ふじたつぐはる

ふじたつぐはる フヂタ― 【藤田嗣治】
(1886-1968) 洋画家。東京生まれ。東京美術学校卒。1913年渡仏。乳白色の地に細く鋭い線をもって描く独自の画風で国際的に知られ,エコール-ド-パリの一員となる。晩年フランスに帰化,カトリックに改宗。洗礼名レオナルド。代表作「五人の裸婦」「猫」など。

ふじたでんざぶろう

ふじたでんざぶろう フヂタデンザブラウ 【藤田伝三郎】
(1841-1912) 実業家。藤田組の創立者。萩生まれ。西南戦争で軍需品調達によって巨利を得,長州閥を背景に政商として大阪財界の指導者となった。茶道にいそしみ,その所蔵品を基として藤田美術館が設立された。

ふじたとうこ

ふじたとうこ フヂタ― 【藤田東湖】
(1806-1855) 幕末の思想家。水戸藩士。幽谷の次男。名は彪(タケシ)。徳川斉昭のもとにあって藩政改革に当たる一方,その熱烈な尊攘論により勤王家を主導した。安政の大地震で圧死。著「正気歌」「回天詩史」「弘道館記述義」など。

ふじたとよはち

ふじたとよはち フヂタ― 【藤田豊八】
(1869-1929) 東洋史学者。徳島県生まれ。中国に渡り各地で教育事業に協力。帰国後早大・東大・台北帝大教授を歴任。著「東西交渉史の研究」など。

ふじたに

ふじたに 【富士谷】
姓氏の一。

ふじたになりあきら

ふじたになりあきら 【富士谷成章】
(1738-1779) 江戸中期の国語学者・歌人。京都の人。号は北辺(キタノベ)。本姓は皆川。御杖の父。皆川淇園(キエン)の弟。品詞分類(名(ナ)・挿頭(カザシ)・装(ヨソイ)・脚結(アユイ)),てにをは・活用の研究などで,その後の研究に大きな影響を与えた。著「かざし抄」「あゆひ抄」「非南留別志(ヒナルベシ)」など。

ふじたにみつえ

ふじたにみつえ 【富士谷御杖】
(1768-1823) 江戸後期の国学者・歌人。京都の人。号,北辺(キタノベ)。成章の子。言霊(コトダマ)哲学に立った言語論および注釈などの古典研究に特色がある。著「古事記灯」「万葉集灯」「俳諧天爾波抄」など。

ふじたほけんえいせいだいがく

ふじたほけんえいせいだいがく フヂタホケンヱイセイ― 【藤田保健衛生大学】
私立大学の一。1968年(昭和43)名古屋保健衛生大学として設立,91年(平成3)現名に改称。本部は豊明市。

ふじたゆうこく

ふじたゆうこく フヂタイウコク 【藤田幽谷】
(1774-1826) 江戸後期の儒学者。水戸の商家の出。立原翠軒に学び,のち彰考館総裁。著「正名論」により水戸学を確立。

ふじたりゅう

ふじたりゅう フヂタリウ 【藤田流】
能の笛方の流名。江戸初期,尾張の徳川氏に仕えた藤田清兵衛を流祖とする。

ふじだいがく

ふじだいがく 【富士大学】
私立大学の一。1965年(昭和40)奥州大学として設立,76年現名に改称。本部は花巻市。

ふじだな

ふじだな フヂ― [0] 【藤棚】
藤のつるを絡ませ,花の房が垂れ下がるように作った棚。[季]春。

ふじちゃく

ふじちゃく [0] 【不時着】 (名)スル
飛行機が不時の事故により,目的地以外の場所に降りること。不時着陸。「故障で―する」

ふじちゃく

ふじちゃく【不時着(する)】
(make) an emergency[unscheduled]landing.

ふじつ

ふじつ [1][0] 【不実】 (名・形動)[文]ナリ
(1)真心がなく,情愛に欠けること。不誠実であること。また,そのさま。「―な人」「―な性質(タチ)ではないから,大丈夫だけれど/三四郎(漱石)」
(2)事実でないこと。うそ。でたらめ。「―の事柄」

ふじつ

ふじつ [1] 【富実】 (名・形動)[文]ナリ
豊かで実質に富む・こと(さま)。「是れ甚た博大なり甚た―なり/三酔人経綸問答(兆民)」

ふじつ

ふじつ【不実】
faithlessness;→英和
insincerity.〜な faithless;→英和
insincere.→英和

ふじつ

ふじつ [1] 【不日】
多くの日数を経ないこと。近いうちにの意で,多く副詞的に用いる「―参上いたします」「―着荷する事と思つてゐます/或る女(武郎)」

ふじつぼ

ふじつぼ フヂツボ 【藤壺】
(1)〔壺庭に藤が植えてあったところから〕
飛香舎(ヒギヨウシヤ)の別名。
(2)源氏物語の作中人物。桐壺の帝の中宮。故桐壺の更衣に似る。光源氏と関係し,冷泉帝を生む。輝く日の宮。薄雲の女院。

ふじつぼ

ふじつぼ [0][2] 【富士壺】
甲殻綱完胸目フジツボ科・イワフジツボ科に属する節足動物の総称。すべて海産。体は1〜5センチメートルほどの山形で,石灰質の殻に囲まれ,岩礁などに固着する。体は頭部と胸部からなり,殻の中に倒立しておさまり,胸部にはえる六対の脚を殻口から出してプランクトンを捕食する。

ふじづか

ふじづか [2] 【富士塚】
江戸時代,富士信仰のために富士山の山体を模して造られた塚。

ふじづな

ふじづな フヂ― [2] 【藤綱】
藤蔓(フジヅル)を縒(ヨ)って作った綱。

ふじづる

ふじづる フヂ― [0] 【藤蔓】
藤のつる。ふじかずら。

ふじと

ふじと フヂト 【藤戸】
能の一。四番目物。備前藤戸で先陣の功を立てた佐々木盛綱は,渡河によい浅瀬を教えてくれた土地の漁夫を口を封ずるために殺した。漁夫の母と漁夫の霊は盛綱の冷酷を責めるので供養をすると,ようやく霊は成仏した。

ふじどもえ

ふじどもえ フヂドモヱ [3] 【藤巴】
藤紋の一。藤の房を巴に組み合わせたもの。

ふじなでしこ

ふじなでしこ [4] 【富士撫子】
ナデシコ科の多年草。海岸に生える。高さ約30センチメートル。葉は卵形で質が厚い。七〜九月,茎頂に紅紫色の五弁花をつける。浜撫子。

ふじなまこ

ふじなまこ フヂ― [3] 【藤海鼠】
ナマコの一種。体長約20センチメートル。背面は淡褐色で栗色の小点があり,腹面は黄白色。カクレウオが肛門を通って体に出入りする。フジナマコガニが腸内に共生する。食用にならない。房総半島以南の干潮線付近にすむ。

ふじなみ

ふじなみ フヂナミ 【藤浪】
姓氏の一。

ふじなみ

ふじなみ フヂ― [0] 【藤波・藤浪】
(1)藤の花房。風にゆられて波のように揺れるさまからいう。「―をかざして行かむ見ぬ人のため/万葉 4200」
(2)藤原氏の系統。「いまぞさかえむ北の―/新古今(神祇)」

ふじなみしんとう

ふじなみしんとう フヂナミ―タウ 【藤波神道】
江戸時代,尾張国津島神社の祠官(シカン)で,伊勢神宮の祭主藤波氏の庶流かと思われる真野時縄(綱)((1645-1717)。藤波姓とも)によって主唱された神道。他教に対して比較的寛容な立場に立ち,三種の神器に神道の主眼,人道の基本があるとする。

ふじなみの

ふじなみの フヂ― 【藤波の・藤浪の】 (枕詞)
(1)藤のつるが物にからまりつくことから「(思ひ)まつはる」にかかる。「人さはに満ちてあれども―思ひまつはり/万葉 3248」
〔万葉集「思ひまつはり」を「思ひもとほり」とする説もある〕
(2)「ただ一目」にかかる。かかり方未詳。枕詞とはしない説もある。「―ただ一目のみ見し人故に/万葉 3075」
(3)波の縁語で,「たつ」にかかる。「―たちもかへらで君とまれとか/後撰(春下)」

ふじなみよへえ

ふじなみよへえ フヂナミヨヘヱ 【藤浪与兵衛】
(二世)(1865?-1921) 歌舞伎の小道具師。小道具に時代考証を加え,材質などの改良をはかった。

ふじなやき

ふじなやき 【布志名焼】
島根県玉湯町布志名で産する陶器。寛延(1748-1751)年間,船木与治兵衛の創業という。日用雑器を主とする。

ふじなわ

ふじなわ フヂナハ [0] 【藤縄】
藤蔓(フジヅル)の繊維でなった縄。

ふじなんど

ふじなんど フヂ― [3] 【藤納戸】
藤色を帯びた納戸色。

ふじにたつかげ

ふじにたつかげ 【富士に立つ影】
小説。白井喬二作。1924(大正13)〜27年(昭和2)「報知新聞」連載。富士の裾野の築城論議に始まる,熊木家と佐藤家の三代70年にわたる対立と和解を描く。

ふじぬの

ふじぬの フヂ― [0] 【藤布】
藤蔓(フジヅル)の繊維で織った布。

ふじの

ふじの フヂノ 【藤野】
神奈川県北西部,津久井郡の町。中心の吉野は甲州街道の宿場町。相模湖・陣馬山がある。

ふじのきこふん

ふじのきこふん フヂノキ― 【藤ノ木古墳】
奈良県生駒郡斑鳩(イカルガ)町にある円墳。内部は横穴式石室で,巨石を使って築かれており,六世紀後半の築造と推定される。1985年(昭和60)には石室内から金銅製の鞍金具などの馬具類と家形石棺,88年には石棺内から金銅製の冠や沓,金・銀・金銅製の大刀などが発見された。

ふじのまきがり

ふじのまきがり 【富士の巻狩り】
1193年5月,源頼朝が富士の裾野で催した大規模な狩猟。この時,曾我兄弟の仇討ちが行われたので名高い。

ふじのみや

ふじのみや 【富士宮】
静岡県中東部,富士山南西麓にある市。浅間(センゲン)神社の門前町,富士山の表登山口として発展。製紙・フィルム・食品工業が盛ん。

ふじは

ふじは 【富士派】
日蓮宗の一派,日蓮正宗の古名。

ふじはこねいずこくりつこうえん

ふじはこねいずこくりつこうえん 【富士箱根伊豆国立公園】
富士山を中心に,富士五湖・箱根山・伊豆半島・伊豆七島などを含む国立公園。温泉が多く,風景は変化に富む。

ふじばい

ふじばい フヂバヒ [2] 【藤灰】
藤の木を焼いて作った灰。風炉(フロ)の蒔(マ)き灰に用いる。一説に欅(ケヤキ)を焼いた灰で,藤色をおびているからともいう。化粧灰。

ふじばかま

ふじばかま【藤袴】
《植》a thoroughwort.

ふじばかま

ふじばかま フヂ― [3] 【藤袴】
(1)キク科の多年草。山野・川岸などに生え,また庭に植える。茎は直立し,高さ約1メートル。葉は対生で,普通三深裂する。八,九月,淡紅紫色の頭花を枝先に密につける。生乾きの時芳香がある。秋の七草の一。古名,ラニ,ラン。漢名,蘭草。[季]秋。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表裏とも淡紫色。秋に用いる。
藤袴(1)[図]

ふじびたい

ふじびたい [3] 【富士額】
髪の生えぎわが富士山の形に似ている額。美人の条件の一つとされた。

ふじぼたん

ふじぼたん フヂ― [3] 【藤牡丹】
ケマンソウの異名。

ふじまいり

ふじまいり [3] 【富士参り】
⇒富士詣(フジモウ)で

ふじまさはる

ふじまさはる 【富士正晴】
(1913-1987) 小説家。徳島県生まれ。本名,正明。三高中退。同人雑誌「VIKING」創刊。独特の文体で,庶民の生命力を描く。「贋・久坂葉子伝」「桂春団治」など。

ふじまつ

ふじまつ [2] 【富士松】
カラマツの異名。

ふじまつ

ふじまつ 【富士松】
狂言の一。太郎冠者が手に入れた富士松を主人が取り上げようとして連歌の賭け物にさせ,難句を次々に出すが,冠者は主人をからかいつつ応答してしまう。

ふじまつぶし

ふじまつぶし 【富士松節】
浄瑠璃の流派の一。豊後節弾圧後,延享(1744-1748)の頃,宮古路豊後掾(ミヤコジブンゴノジヨウ)門下の加賀八が富士松薩摩と改名して開流。この芸系は鶴賀節を経て今日の新内節につながる。
→鶴賀節
→新内節

ふじまめ

ふじまめ フヂ― [0] 【藤豆・鵲豆】
マメ科のつる性一年草。熱帯原産。食用とするため広く栽培される。夏から秋にかけ,葉腋に淡紅紫色または白色の蝶形花をつける。莢(サヤ)は扁平で長さ約6センチメートル。若い莢を食用とする。関西ではこれをインゲンマメと呼ぶことが多い。センゴクマメ。アジマメ。[季]秋。《―の咲きのぼりゆく煙出し/高野素十》

ふじまりゅう

ふじまりゅう フヂマリウ 【藤間流】
日本舞踊の一流派。宝永年間(1704-1711)に歌舞伎舞踊の振付師藤間勘兵衛(初世)が創始。現在,勘十郎家(茅場町派)と勘右衛門家(浜町派)に分かれる。

ふじみ

ふじみ 【富士見】
(1)埼玉県中南部,荒川西岸の市。近郊農村であったが,住宅地・工業地として発展。
(2)長野県中東部,諏訪(スワ)郡の町。釜無川上流域,八ヶ岳南西麓を占め,高冷地農業を行う。別荘地開発が進む。
(3)群馬県中部,勢多(セタ)郡の村。赤城山の山頂から南西斜面を占め,山頂へ赤城道路がのびる。

ふじみ

ふじみ [0] 【富士見】
(1)富士山を観望すること。また,それに都合のよい所。「―台」「―橋」
(2)「富士見酒」の略。

ふじみ

ふじみ【不死身の】
invulnerable;→英和
immortal.→英和

ふじみ

ふじみ [0] 【不死身】 (名・形動)[文]ナリ
(1)打たれても切られても死なないこと。また,そのような体。「―のレスラー」
(2)どんな困難や失敗にもくじけない・こと(さま)。また,そのような人。

ふじみていぶんこ

ふじみていぶんこ 【富士見亭文庫】
1602年徳川家康が江戸城内富士見亭に設けた文庫。紅葉山文庫の前身。

ふじむすめ

ふじむすめ フヂ― 【藤娘】
歌舞伎舞踊の一。長唄。五変化舞踊,本名題「歌へす��余波大津絵(カエスガエスナゴリノオオツエ)」の一。勝井源八作詞。1826年江戸中村座初演。大津絵にある藤の枝をかついだ娘の姿を舞踊化したもの。

ふじむら

ふじむら フヂムラ 【藤村】
姓氏の一。

ふじむらさき

ふじむらさき【藤紫】
pale purple.

ふじむらさき

ふじむらさき フヂ― [4] 【藤紫】
(藤の花のような)薄い紫色。

ふじむらつくる

ふじむらつくる フヂムラ― 【藤村作】
(1875-1953) 国文学者。福岡県生まれ。東大教授。近世文学,特に西鶴を研究。研究雑誌「国語と国文学」「むらさき」「解釈と鑑賞」を創刊し学界の発展に寄与した。著「上代文学と江戸文学」「評釈西鶴全集」,編「日本文学大辞典」など。

ふじむらふみお

ふじむらふみお フヂムラフミヲ 【藤村富美男】
(1916-1992) プロ野球選手。広島県生まれ。阪神タイガースに所属。物干し竿とよばれる長バットを使用し,打者として活躍。

ふじもうで

ふじもうで [3] 【富士詣で】
(1)富士山の山開き後,富士講を組んで富士山に登り頂上の浅間(センゲン)神社(=富士権現の奥の院)に参詣すること。富士参り。[季]夏。
(2)江戸時代,陰暦五月晦日,六月一日の両日,江戸市中に模造した富士山に登り浅間神社に参詣すること。
→富士講

ふじもと

ふじもと フヂモト 【藤本】
姓氏の一。

ふじもとてっせき

ふじもとてっせき フヂモト― 【藤本鉄石】
(1816-1863) 幕末の志士。岡山藩士。字(アザナ)は鋳公。通称,津之助。脱藩して上洛。天誅組の首領に推されて挙兵,敗死した。

ふじもり

ふじもり フヂモリ 【藤森】
姓氏の一。

ふじもりえいいち

ふじもりえいいち フヂモリ― 【藤森栄一】
(1911-1973) 考古学者。長野県生まれ。旧制諏訪中学卒。諏訪考古学研究所所長。主著「銅鐸」「かもしかみち」

ふじもりこうあん

ふじもりこうあん フヂモリ― 【藤森弘庵】
(1799-1862) 幕末の儒学者。江戸の人。名は大雅,通称は恭助,号は天山・如不及斎など。朱子学者古賀穀堂・同侗庵らに学ぶ。海防を論じ,水戸斉昭に上書した。安政の大獄に連座して隠居。著「海防備論」「新政談」「如不及斎文鈔」など。

ふじもりせいきち

ふじもりせいきち フヂモリ― 【藤森成吉】
(1892-1977) 小説家・劇作家。長野県生まれ。東大卒。「若き日の悩み」で文壇の地位を確立。第二次大戦の前後を通じてプロレタリア文学運動に活躍した。戯曲「磔茂左衛門」「何が彼女をさうさせたか」,小説「渡辺崋山」など。

ふじもんと

ふじもんと [3] 【富士門徒】
〔仏〕 富士派の信徒。

ふじやま

ふじやま フヂヤマ 【藤山】
姓氏の一。

ふじやまいちろう

ふじやまいちろう フヂヤマイチラウ 【藤山一郎】
(1911-1993) 歌手。東京生まれ。東京音楽学校卒。在学中から歌手として活躍。ヒット曲「酒は涙か溜息か」「青い山脈」など多数。

ふじやまかんび

ふじやまかんび フヂヤマクワンビ 【藤山寛美】
(1929-1990) 喜劇俳優。大阪生まれ。渋谷天外の指導で阿呆役に専念,松竹新喜劇を背負う人気者となった。

ふじやまらいた

ふじやまらいた フヂヤマ― 【藤山雷太】
(1863-1938) 実業家。肥前の人。大日本製糖社長となり同社を再建,関連企業を興し藤山コンツェルンを築く。

ふじゅ

ふじゅ [1] 【膚受】
(1)身に切迫すること。切実なこと。
(2)うわべだけ受け伝えること。十分に理解しないこと。

ふじゅ

ふじゅ [1] 【諷誦】 (名)スル
(1)経文などを声を出して唱えること。ふうじゅ。「僧都泣く泣く―を行ふ事両度なり/今昔 15」
(2)「諷誦文」の略。

ふじゅ

ふじゅ [1] 【腐儒】
〔くさった儒学者の意〕
理屈ばかり言っていて役に立たない儒学者や学者をののしっていう語。

ふじゅ

ふじゅ [1] 【符呪】
まじない。

ふじゅ

ふじゅ [1] 【不受】
受け入れないこと。受けつけないこと。

ふじゅう

ふじゅう [0] 【不住】
(1)住んでいないこと。住む人がいないこと。「―の寺」
(2)一か所,また,この世にとどまらないこと。「これは一処―の沙門にて候/謡曲・鉢木」

ふじゅうけいやく

ふじゅうけいやく [4] 【付従契約】
⇒付合契約(フゴウケイヤク)

ふじゅうじゅん

ふじゅうじゅん【不従順な】
disobedient.→英和

ふじゅうぶん

ふじゅうぶん [2] 【不十分】 (名・形動)[文]ナリ
足りないところがあって十分でない・こと(さま)。
⇔十分
「準備が―だ」「―な証拠」
[派生] ――さ(名)

ふじゅうぶん

ふじゅうぶん【不十分な】
not enough;insufficient;→英和
imperfect;→英和
inadequate.→英和

ふじゅく

ふじゅく [0] 【腐熟】 (名)スル
堆肥(タイヒ)などがよく発酵して腐ること。

ふじゅく

ふじゅく [0] 【不熟】
(1)作物・果物などの出来が悪く,熟していないこと。「不作―」
(2)折り合いの悪いこと。不和。

ふじゅくでん

ふじゅくでん [3] 【不熟田】
⇒損田(ソンデン)

ふじゅくにち

ふじゅくにち [3] 【不熟日】
その日に播種(ハシユ)・植え付けをするとよく成熟しないといわれる日。一月は子,二月は午,三月は酉の日を忌み,四月以後は順次三か月ごとに右の順を繰り返す。

ふじゅつ

ふじゅつ [1] 【巫術】
⇒シャーマニズム

ふじゅのうったえ

ふじゅのうったえ 【膚受の愬え】
〔論語(顔淵)〕
(1)皮膚を切られるように感じる,痛切な訴え。
(2)知らぬ間に皮膚に垢(アカ)がたまるように,じわじわと人を讒(ザン)すること。

ふじゅふせは

ふじゅふせは 【不受不施派】
日蓮宗の一派。本山は岡山県御津町の妙覚寺。1595年京都妙覚寺の日奥が一派を分立,「法華経」の信者以外からの施しを受けず,また他宗の者には施しをしないという教義を唱え,江戸幕府から邪宗として弾圧された。1876年(明治9),釈日正が再興。日蓮宗不受不施派。

ふじゅもん

ふじゅもん [2] 【諷誦文】
〔仏〕 仏事で死者の追善のために布施物を三宝に供えて読み上げる文。古くは施主が作り導師に読ませたが,のちには導師などが作るようになった。

ふじゅん

ふじゅん [0] 【不純】 (名・形動)[文]ナリ
純粋でないこと。純真でないこと。また,そのさま。「―な動機」「―な交遊」
[派生] ――さ(名)

ふじゅん

ふじゅん【不順な】
unseasonable;→英和
irregular;→英和
unsettled (不安定).→英和

ふじゅん

ふじゅん【不純】
impurity.〜な impure.→英和
‖不純物 impurities;foreign matters.

ふじゅん

ふじゅん [0] 【不順】 (名・形動)[文]ナリ
(1)順調でないこと。順当でないこと。また,そのさま。「―な天候」「気候―の折」
(2)からだの調子が悪いこと。「―でれうぢにでも下つてゐるか/滑稽本・浮世風呂 3」
(3)道理や人にそむくこと。「老母の命にしたがはざる不孝―の過ち/咄本・醒睡笑」

ふじゅんぶつ

ふじゅんぶつ [2] 【不純物】
ある物質の中に少量含まれる別の物質。

ふじゆう

ふじゆう【不自由】
(an) inconvenience (不便);→英和
(a) discomfort (不快);→英和
want (欠乏).→英和
〜な inconvenient;uncomfortable;→英和
disabled (病身で).足が〜である have trouble in the leg.→英和
〜なく暮らす live in comfort;be well off.

ふじゆう

ふじゆう [1] 【不自由】 (名・形動)スル[文]ナリ
必要な条件が不足したり,欠けたりしていて,思うとおりにならないこと。不便なこと。また,そのさま。
⇔自由
「―を忍ぶ」「金に―する」「何―なく育つ」「―な生活」
[派生] ――さ(名)

ふじょ

ふじょ [1] 【巫女】
「みこ(巫女)」に同じ。

ふじょ

ふじょ【扶助】
help;→英和
aid;→英和
assistance.〜する help;→英和
aid;→英和
assist.→英和
‖扶助料 an allowance.

ふじょ

ふじょ [1] 【扶助】 (名)スル
(経済的に)たすけること。援助すること。「―を受ける」「困窮者を―する」「―料」

ふじょ

ふじょ [1] 【婦女】
おんな。女子。婦人。

ふじょう

ふじょう [1] 【府城】
国府の城。みやこの城。

ふじょう

ふじょう [0] 【浮上】 (名)スル
(1)水の中から浮かび上がること。「潜水艦が―する」
(2)順位が上がること。「三位に―する」
(3)表面にあらわれること。「別の候補者が―した」

ふじょう

ふじょう [0] 【不浄】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
心身がきよらかでないこと。けがれていること。また,そのさま。「―の身」「―な金」
■二■ (名)
(1)月経。「かくてほどもなく,―のことあるを/蜻蛉(中)」
(2)大小便。下肥(シモゴエ)。「見れば―をになへり/咄本・醒睡笑」
(3)便所。ごふじょう。

ふじょう

ふじょう [0] 【不定】 (名・形動)[文]ナリ
(1)〔仏〕 定まっていないこと。定まらないこと。また,そのさま。「老少―」「生死(シヨウジ)―」「わが身わがこころは―なり/一遍上人語録」
(2)意外なこと。思いがけないこと。また,そのさま。「―の事かな/今昔 26」

ふじょう

ふじょう【不浄の】
impure;→英和
dirty;→英和
ill-gotten <money> .

ふじょう

ふじょう [0] 【浮城】
軍艦。うきしろ。

ふじょう

ふじょう [0] 【不情】
なさけ心のないこと。不人情。

ふじょう

ふじょう [0] 【富饒】 (名・形動)[文]ナリ
富んで豊かな・こと(さま)。富裕。ふにょう。「―な大国」

ふじょうかん

ふじょうかん [2] 【不浄観】
〔仏〕 肉体をはじめ,この世界が汚れたものであることを観じて,煩悩を打ち消す修行法。主に肉体が死後,腐敗して白骨に変化する過程を観ずる。

ふじょうこうろ

ふじょうこうろ [4] 【不浄香炉】
便所に置く,猫・みみずく・鳴き鴨などをかたどった香炉。

ふじょうごう

ふじょうごう [2] 【不定業】
〔仏〕 報いとして受ける結果およびその時期が決定していない行為。
⇔定業(1)

ふじょうしょ

ふじょうしょ [0][4] 【不浄所】
(1)けがれた所。
(2)便所。不浄場。

ふじょうじゅにち

ふじょうじゅにち フジヤウジユ― [4] 【不成就日】
陰陽道(オンヨウドウ)で,万事成就しないとして忌む日。ふじょうじゅび。不成日。不浄日。

ふじょうせっぽう

ふじょうせっぽう [4] 【不浄説法】
名聞・利欲のためにする説法。また,邪法を説法すること。

ふじょうなわ

ふじょうなわ [2] 【不浄縄】
死者を竪棺に納める際,首と膝(ヒザ)とを結ぶ縄。ごくらくなわ。

ふじょうにち

ふじょうにち フジヤウ― [2] 【不成日】
「不成就日」に同じ。

ふじょうにち

ふじょうにち [2] 【不浄日】
⇒不成就日(フジヨウジユニチ)

ふじょうば

ふじょうば [0] 【不浄場】
「不浄所(フジヨウシヨ)」に同じ。

ふじょうもん

ふじょうもん [2] 【不浄門】
江戸時代,大名・旗本などの屋敷の練り塀に設けた,戸板一枚ほどのくぐり門。糞尿汲み取り人や死者・罪人などを出入りさせる門。いみもん。

ふじょうやくにん

ふじょうやくにん [4] 【不浄役人】
罪人をつかまえたり,断罪したりする役人。また,その人をののしっていう語。

ふじょうり

ふじょうり [2] 【不条理】 (名・形動)[文]ナリ
(1)筋が通らないこと。道理が立たないこと。また,そのさま。「―な判定」「―な事件」
(2)〔哲〕
〔(フランス) absurdité〕
実存主義の用語。人生の非合理で無意味な状況を示す語としてカミュによって用いられた。
[派生] ――さ(名)

ふじょうり

ふじょうり【不条理】
⇒不合理.

ふじょうりげき

ふじょうりげき [4] 【不条理劇】
1950年代,ヨーロッパ・アメリカにおこった一群の劇作家の作品に対する称。カミュの「シジフォスの神話」に負うところが大きく,状況の演劇,不条理の劇といわれる。代表的作品にベケットの「ゴドーを待ちながら」,イヨネスコの「犀」などがあり,作家としては他にアダモフ・ピンターらがいる。

ふじょき

ふじょき [2] 【不如帰】
ホトトギスの異名。

ふじょし

ふじょし [2] 【婦女子】
(1)婦人や子供。おんなこども。
(2)おんな。婦人。「―を御するは人間の最大難事/吾輩は猫である(漱石)」

ふじょし

ふじょし【婦女子】
women (and children).→英和

ふじよしだ

ふじよしだ 【富士吉田】
山梨県南東部,富士山北麓にある市。富士浅間(センゲン)神社の門前町,富士登山の吉田口,富士五湖の観光地として発展。郡内織の産地。

ふじるし

ふじるし [2] 【不印】
〔「不」ではじまる語を略して「印」をつけていった語〕
(1)不景気。「ここ二年の―で/良人の自白(尚江)」
(2)不首尾。「いや,いつかうはなしにならず大―/洒落本・船頭部屋」

ふじわら

ふじわら フヂハラ 【藤原】
姓氏の一。中臣鎌足が賜った藤原朝臣の姓が,子の不比等の一流に伝えられたもの。不比等の四子は南家・北家・式家・京家を分立させたが,平安時代以降は北家が摂関家として繁栄した。なお,奥州藤原氏は別系。

ふじわらきょう

ふじわらきょう フヂハラキヤウ 【藤原京】
飛鳥(アスカ)時代,持統・文武・元明天皇の都(694-710)。奈良県橿原(カシハラ)市高殿を中心とする,大和三山に囲まれた地域にある。飛鳥浄御原(キヨミハラ)から遷都,元明天皇の平城京遷都まで16年間続いた。中国式の条坊制を採用した日本最初の都城とされる。大極殿(ダイゴクデン)・朝堂院・官衙(カンガ)などの遺跡が発掘されている。

ふじわらぎんじろう

ふじわらぎんじろう フヂハラギンジラウ 【藤原銀次郎】
(1869-1960) 実業家。長野県生まれ。慶大卒。王子製紙の再建に尽力,1920年(大正9)社長に就任。藤原工業大(現,慶大理工学部)を創立。第二次大戦中,商工相・軍需相に就任。

ふじわらさくへい

ふじわらさくへい フヂハラ― 【藤原咲平】
〔姓は「ふじはら」とも〕
(1884-1950) 気象学者。長野県生まれ。東大卒。中央気象台長。気象学の普及に貢献したほか,渦動論の研究で知られる。著「渦巻の実験」「日本気象学史」など。

ふじわらじだい

ふじわらじだい フヂハラ― [5] 【藤原時代】
日本文化史,特に美術史上の時代区分の一。894年遣唐使廃止以後の平安中期・後期をさす。弘仁・貞観時代のあとで,国風文化が栄えた。

ふじわらせいか

ふじわらせいか フヂハラセイクワ 【藤原惺窩】
(1561-1619) 江戸初期の儒学者。播磨の人。名は粛,字(アザナ)は斂夫。初め相国寺の僧。のち朱子学を究めて,京学派をおこした。徳川家康に重んぜられ,門人に林羅山らがいる。仏教・老荘との融和を心がけた。著「惺窩文集」

ふじわらのあきすけ

ふじわらのあきすけ フヂハラ― 【藤原顕輔】
(1090-1155) 平安末期の歌人。清輔の父。正三位左京大夫。歌道家六条家の確立者。崇徳院の命により「詞花和歌集」を撰進。歌風は優麗温雅。家集に「左京大夫顕輔卿集」がある。

ふじわらのあきひら

ふじわらのあきひら フヂハラ― 【藤原明衡】
(989-1066) 平安中期の学者。文章博士・大学頭。「本朝文粋」を編纂(ヘンサン)。著「新猿楽記」「明衡(メイゴウ)往来(雲州消息)」

ふじわらのあきらけいこ

ふじわらのあきらけいこ フヂハラ― 【藤原明子】
(829-900) 藤原良房の女(ムスメ)。文徳天皇の東宮時代に入内(ジユダイ)し,清和天皇を生んだ。染殿(ソメドノ)の后(キサキ)。

ふじわらのあさただ

ふじわらのあさただ フヂハラ― 【藤原朝忠】
(910-966) 平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。定方の子。従三位中納言。土御門中納言と号す。多彩な恋愛贈答歌を残し,晴の歌にもすぐれていた。「後撰和歌集」以下の勅撰集に二一首入集。家集「朝忠集」

ふじわらのあつただ

ふじわらのあつただ フヂハラ― 【藤原敦忠】
(906-943) 平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。時平の子。従三位権中納言。恋歌を得意とし,管絃にも優れた。「後撰和歌集」以下の勅撰集に三〇首入集。家集「敦忠集」

ふじわらのあつより

ふじわらのあつより フヂハラ― 【藤原敦頼】
(1090-?) 平安末期の歌人。清孝の子。従五位上右馬助。1172年出家,法名は道因。俊恵が主催した歌林苑の会衆の一人。「住吉社歌合」「広田社歌合」を主催。老齢に至っても和歌に精進したと伝える。「千載和歌集」以下の勅撰集に四一首入集。家集は散逸。

ふじわらのあんし

ふじわらのあんし フヂハラ― 【藤原安子】
(927-964) 藤原師輔の女(ムスメ)。村上天皇の皇后。冷泉・円融両天皇の生母で,外戚政治による一族の繁栄をもたらした。

ふじわらのいえたか

ふじわらのいえたか フヂハラ―イヘタカ 【藤原家隆】
〔名は「かりゅう」とも〕
(1158-1237) 鎌倉初期の歌人。寂蓮の養子。従二位。壬生二品(ミブニホン)と呼ばれる。和歌を俊成に学び,抒情清艶な歌風で,定家とともに後鳥羽院歌壇の主要歌人。和歌所寄人(ヨリウド)で,「新古今和歌集」撰者の一人。「千載和歌集」以下の勅撰集に二八〇首余が入集。家集「壬二(ミニ)集」

ふじわらのうまかい

ふじわらのうまかい フヂハラ―ウマカヒ 【藤原宇合】
(694-737) 奈良初期の廷臣。不比等の第三子。藤原式家の祖。遣唐副使として渡唐。常陸守時代,「常陸風土記」編纂(ヘンサン)に関係したと思われる。「万葉集」「懐風藻」「経国集」に作を残す。

ふじわらのおきかぜ

ふじわらのおきかぜ フヂハラ― 【藤原興風】
平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。道成の子。正六位上下総権大掾。「古今和歌集」撰者時代の有力歌人で,管絃にも優れた。「古今和歌集」以下の勅撰集に三八首入集。家集「興風集」。生没年未詳。

ふじわらのおとむろ

ふじわらのおとむろ フヂハラ― 【藤原乙牟漏】
(760-790) 桓武天皇の皇后。宇合(ウマカイ)の孫。平城・嵯峨両天皇の生母。

ふじわらのかねいえ

ふじわらのかねいえ フヂハラ―カネイヘ 【藤原兼家】
(929-990) 平安中期の廷臣。師輔の子。兄兼通と対立。兄の死後,花山天皇を退位させ,外孫一条天皇をたて摂政・関白となった。

ふじわらのかねざね

ふじわらのかねざね フヂハラ― 【藤原兼実】
⇒九条兼実(クジヨウカネザネ)

ふじわらのかねすけ

ふじわらのかねすけ フヂハラ― 【藤原兼輔】
(877-933) 平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。従三位中納言兼右衛門督。邸が賀茂川の堤近くにあったので堤中納言と呼ばれる。「古今和歌集」以下の勅撰集に五五首入集。著「聖徳太子伝暦」,家集「兼輔集」

ふじわらのかねみち

ふじわらのかねみち フヂハラ― 【藤原兼通】
(925-977) 平安中期の廷臣。師輔の子。兄伊尹(コレタダ)の死後,弟兼家と政権を争い,関白・太政大臣となった。

ふじわらのかまたり

ふじわらのかまたり フヂハラ― 【藤原鎌足】
(614-669) 七世紀中頃の中央豪族。中臣氏。鎌子とも。不比等の父。中大兄皇子(のち天智天皇)らとともに蘇我氏を倒し,大化改新政府の内臣(ウチツオミ)となって律令体制の基礎をつくった。藤原氏の祖。

ふじわらのかりゅう

ふじわらのかりゅう フヂハラ― 【藤原家隆】
⇒ふじわらのいえたか(藤原家隆)

ふじわらのきよかわ

ふじわらのきよかわ フヂハラ―キヨカハ 【藤原清河】
奈良中期の廷臣。房前(フササキ)の子。752年遣唐大使として入唐。帰国途上に乗船が難破したため,河清と称して唐王朝に仕え,唐で没した。生没年未詳。

ふじわらのきよすけ

ふじわらのきよすけ フヂハラ― 【藤原清輔】
(1104-1177) 平安末期の歌人・歌学者。顕輔の子。正四位。太皇太后宮大進。六条家の中心人物。「続詞花和歌集」を撰した。晩年御子左家の俊成と対峙。著「和歌初学抄」,家集「清輔朝臣集」

ふじわらのきよひら

ふじわらのきよひら フヂハラ― 【藤原清衡】
(1056-1128) 平安末期の陸奥(ムツ)の豪族。後三年の役で源義家に味方して異父弟清原家衡らを討ち,陸奥六郡と出羽の管領権を握り,奥州藤原氏の基を築いた。平泉に中尊寺を建立。清原清衡。

ふじわらのきんすえ

ふじわらのきんすえ フヂハラ―キンスヱ 【藤原公季】
(956-1029) 平安中期の廷臣。師輔の子。醍醐天皇の孫。1021年太政大臣。閑院と号す。

ふじわらのきんつね

ふじわらのきんつね フヂハラ― 【藤原公経】
⇒西園寺(サイオンジ)公経

ふじわらのきんとう

ふじわらのきんとう フヂハラ―キンタフ 【藤原公任】
(966-1041) 平安中期の歌人・歌学者。通称,四条大納言。四納言の一人。実頼の孫。正二位権大納言。故実に明るく,諸芸に秀で,名筆家としても知られる。「和漢朗詠集」「拾遺抄」「三十六人撰」の撰者。著「新撰髄脳」「和歌九品」「北山抄」,家集「前大納言公任卿集」

ふじわらのくすこ

ふじわらのくすこ フヂハラ― 【藤原薬子】
(?-810) 平安初期の女官。種継の女(ムスメ)。平城天皇に仕え寵愛(チヨウアイ)を得たが,嵯峨天皇が即位すると勢力の失墜を恐れ,810年兄仲成らと平城上皇の重祚(チヨウソ)をはかって失敗,自殺した(薬子の変)。

ふじわらのこれただ

ふじわらのこれただ フヂハラ― 【藤原伊尹】
〔名は「これまさ」とも〕
(924-972) 平安中期の廷臣・歌人。師輔の長子。行成の祖父。一条摂政と呼ばれた。諡号(シゴウ)は謙徳公。摂政・太政大臣。撰和歌所別当となり,「後撰和歌集」の撰進に関与。家集に「一条摂政御集(豊蔭)」がある。

ふじわらのこれちか

ふじわらのこれちか フヂハラ― 【藤原伊周】
(974-1010) 平安中期の廷臣。道隆の子。内大臣。関白を争い叔父道兼・道長と対立,花山法皇に矢を射かけ,大宰権帥(ダザイノゴンノソツ)に左遷された。翌年許され儀同三司の待遇を得たが,道長に抗し得ず失意のうちに没した。

ふじわらのこれふさ

ふじわらのこれふさ フヂハラ― 【藤原伊房】
(1030-1096) 平安中期の書家。行成の孫。世尊寺流第三代。「藍紙本万葉集」「十五番歌合」の筆者とされる。

ふじわらのさだいえ

ふじわらのさだいえ フヂハラ―サダイヘ 【藤原定家】
⇒ふじわらのていか(藤原定家)

ふじわらのさだかた

ふじわらのさだかた フヂハラ― 【藤原定方】
(873-932) 平安前期の歌人。高藤の子。右大臣。三条右大臣と呼ばれる。宮廷歌壇を支える役割を果たした。「古今和歌集」以下の勅撰集に一九首入集。家集「三条右大臣集」

ふじわらのさだより

ふじわらのさだより フヂハラ― 【藤原定頼】
(995-1045) 平安中期の歌人。中古三十六歌仙の一人。公任の子。正二位権中納言。誦経も巧みであった。「後拾遺和歌集」以下の勅撰集に四十余首入集。家集「定頼集」

ふじわらのさねかた

ふじわらのさねかた フヂハラ― 【藤原実方】
(?-998) 平安中期の歌人。中古三十六歌仙の一人。叔父済時の養子。正四位下左中将。陸奥守として下向,任地で没。風流な貴公子として知られ,多くの女性との贈答歌を残す。「拾遺和歌集」以下の勅撰集に六七首入集。家集「実方集」

ふじわらのさねすけ

ふじわらのさねすけ フヂハラ― 【藤原実資】
(957-1046) 平安中期の廷臣。右大臣。祖父実頼の養子。性剛直で全盛期の道長と対立,批判的立場に立つ。また,有職小野宮流を大成。著「小野宮年中行事」,日記「小右記」など。

ふじわらのさねより

ふじわらのさねより フヂハラ― 【藤原実頼】
(900-970) 平安中期の廷臣。摂政・関白。忠平の子。小野宮殿と称。諡号(シゴウ),清慎公。安和の変によって左大臣源高明を失脚させ,藤原氏繁栄の基礎をつくった。有職小野宮流の祖。

ふじわらのしゅんぜい

ふじわらのしゅんぜい フヂハラ― 【藤原俊成】
〔名は「としなり」とも〕
(1114-1204) 平安末期・鎌倉初期の歌人・歌学者。名は初め顕広。法号,釈阿。定家の父。五条三位と称された。後白河院の命により「千載和歌集」を撰進。古典主義的立場に立ち幽玄の理念を樹立,王朝和歌を統合的に継承するとともに中世和歌の出発点を築いた。歌論「古来風体抄」,家集「長秋詠藻」などのほか,書の名筆を多く遺す。

ふじわらのしょうし

ふじわらのしょうし フヂハラ―シヤウシ 【藤原彰子】
(988-1074) 一条天皇の中宮。道長の女(ムスメ)。後一条・後朱雀両天皇を生み,道長による藤原氏全盛を可能にした。紫式部・和泉式部・赤染衛門らの才媛が仕えた。上東門院。

ふじわらのすけまさ

ふじわらのすけまさ フヂハラ― 【藤原佐理】
〔名は「さり」とも〕
(944-998) 平安中期の廷臣・書家。実頼の孫。右近衛少将・参議・大宰大弐(ダザイノダイニ)。和様・唐風ともにすぐれ,その書蹟を佐蹟(サセキ)という。三蹟の一。遺墨「離洛帖」「詩懐紙」

ふじわらのすみとも

ふじわらのすみとも フヂハラ― 【藤原純友】
(?-941) 平安中期の地方官。伊予掾として任地に下ったが,瀬戸内海の海賊を率いて日振島を根拠地に乱を起こし,瀬戸内全域と九州の一部を支配。警固使橘遠保に誅せられた。
→承平天慶の乱

ふじわらのたかいえ

ふじわらのたかいえ フヂハラ―タカイヘ 【藤原隆家】
(979-1044) 平安中期の廷臣。道隆の子。中納言。叔父道長と対立し不遇であったが,大宰権帥(ダザイノゴンノソツ)となって赴任中,1019年刀伊の入寇を撃退し,武名をあげた。

ふじわらのたかのぶ

ふじわらのたかのぶ フヂハラ― 【藤原隆信】
(1142-1205) 平安後期の廷臣・歌人・画家。法名,戒心。定家の異父兄。似せ絵を得意とし,源頼朝像・平重盛像などの肖像画はその作と伝える。家集「藤原隆信朝臣歌集」

ふじわらのたかよし

ふじわらのたかよし フヂハラ― 【藤原隆能】
平安末期の宮廷画家。鳥羽金剛心院の扉絵を描いた。鳥羽上皇の肖像はその作とされる。また「源氏物語絵巻」の作者に擬せられている。生没年未詳。

ふじわらのただざね

ふじわらのただざね フヂハラ― 【藤原忠実】
(1078-1162) 平安後期の廷臣。師通の子。摂政・関白。白河法皇の死後,摂関家の権威回復に努めた。二男頼長を愛し長男忠通と対立,保元の乱の一因をつくった。乱後,知足院に籠居。日記「殿暦(デンリヤク)」がある。

ふじわらのただひら

ふじわらのただひら フヂハラ― 【藤原忠平】
(880-949) 平安中期の廷臣。基経の子。諡号(シゴウ)は貞信公。兄時平に次いで摂政,さらに関白となり,「延喜格」「延喜式」の撰修に加わり完成させた。日記に「貞信公記」がある。

ふじわらのただぶみ

ふじわらのただぶみ フヂハラ― 【藤原忠文】
(873-947) 平安中期の廷臣。平将門の乱に征東大将軍,藤原純友の乱に征西大将軍となった。出兵の恩賞を藤原実頼に阻止されたとして,これを深く恨む。忠文の死後,実頼家に不幸が続いたため,その祟りがうわさされ,悪霊民部卿と恐れられた。

ふじわらのただみち

ふじわらのただみち フヂハラ― 【藤原忠通】
(1097-1164) 平安後期の廷臣。法性寺殿と称される。忠実の長子。摂政・関白,太政大臣に至る。氏長者(ウジノチヨウジヤ)を父の寵児である弟頼長と争い,いったんは失ったが,保元の乱で弟を倒し復した。書にすぐれ,法性寺流の祖とされる。家集「田多民治(タダミチ)集」,漢詩集「法性寺関白集」,日記「法性寺関白記」など。

ふじわらのたねつぐ

ふじわらのたねつぐ フヂハラ― 【藤原種継】
(737-785) 奈良末期の廷臣。桓武天皇の信任厚く,皇太子早良親王と対立。784年造長岡宮使として遷都に着手したが,翌年暗殺された。これを機に平安京遷都が計画された。

ふじわらのためいえ

ふじわらのためいえ フヂハラ―タメイヘ 【藤原為家】
(1198-1275) 鎌倉前期の歌人。定家の子。「続後撰和歌集」「続古今和歌集」(共撰)の撰者。阿仏尼を後妻とした。歌論書「詠歌一体」。「新勅撰和歌集」以下の勅撰集に三三二首入集。家集「為家集」

ふじわらのためうじ

ふじわらのためうじ フヂハラ―タメウヂ 【藤原為氏】
(1222-1286) 鎌倉中期の歌人。為家の長男。為世の父。二条家の祖。「続拾遺和歌集」の撰者。「続後撰和歌集」以下の勅撰集に二三二首入集。

ふじわらのためかね

ふじわらのためかね フヂハラ― 【藤原為兼】
⇒京極為兼(キヨウゴクタメカネ)

ふじわらのためさだ

ふじわらのためさだ フヂハラ― 【藤原為定】
(1293-1360) 鎌倉末期・南北朝初期の歌人。二条家の嫡流として,「続後拾遺和歌集」「新千載和歌集」を撰進。「玉葉和歌集」以下の勅撰集に一二四首入集。

ふじわらのためすけ

ふじわらのためすけ フヂハラ― 【藤原為相】
(1263-1328) 鎌倉後期の歌人。為家の三男。母は阿仏尼。冷泉家の祖。歌風は平明温雅。鎌倉連歌の発展に尽くす。「新後撰和歌集」以下の勅撰集に六五首入集。「為相卿千首」,家集「権中納言為相卿集」など。

ふじわらのためのり

ふじわらのためのり フヂハラ― 【藤原為教】
(1227-1279) 鎌倉中期の歌人。為家の二男。為兼の父。号,毘沙門堂。京極家の祖。「続後撰和歌集」以下の勅撰集に三七首入集。

ふじわらのためよ

ふじわらのためよ フヂハラ― 【藤原為世】
(1251-1338) 鎌倉後期の歌人。為氏の子。二条派の嫡流で,京極為兼と対立。歌風は平淡。「新後撰和歌集」「続千載和歌集」を撰し,「続拾遺和歌集」以下の勅撰集に一七七首入集。歌論「和歌庭訓抄」など。

ふじわらのていか

ふじわらのていか フヂハラ― 【藤原定家】
〔名は「さだいえ」とも〕
(1162-1241) 平安末期・鎌倉初期の歌人・歌学者。俊成の子。京極中納言と称さる。法号,明静(ミヨウジヨウ)。「新古今和歌集」(共撰),「新勅撰和歌集」を撰した。華麗妖艶な歌風で新古今調を代表し,一時代を画した。歌論書「近代秀歌」「毎月抄」,撰集「小倉百人一首」,日記「明月記」,家集「拾遺愚草」など。また,「顕註密勘」など古典の校勘にも功績を残し,「松浦宮物語」の作者ともいわれる。「千載和歌集」以下の勅撰集に四三九首入集。その書は「定家流」と呼ばれ,尊重された。

ふじわらのていし

ふじわらのていし フヂハラ― 【藤原定子】
(977-1000) 一条天皇の皇后。道隆の女(ムスメ)。990年入内。1000年藤原彰子が中宮にたったために皇后となり,一代二后の先例となった。定子に仕えた清少納言の「枕草子」にその才色が伝えられている。

ふじわらのときひら

ふじわらのときひら フヂハラ― 【藤原時平】
(871-909) 平安前期の廷臣。基経の子。左大臣。通称,本院大臣・中御門左大臣。菅原道真を大宰権帥(ダザイノゴンノソツ)に左遷して藤原氏の地位を確保。最初の荘園整理令を発し,「三代実録」「延喜式」撰修に参画した。

ふじわらのとしなり

ふじわらのとしなり フヂハラ― 【藤原俊成】
⇒ふじわらのしゅんぜい(藤原俊成)

ふじわらのとしゆき

ふじわらのとしゆき フヂハラ― 【藤原敏行】
(?9○1(9○7トモ)) 平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。富士麿の子。従四位上右兵衛督。その歌風は,六歌仙時代から「古今和歌集」撰者時代への過渡期的な性格をもつ。能書家としても知られる。「古今和歌集」以下の勅撰集に二八首入集。家集「敏行集」

ふじわらのなかまろ

ふじわらのなかまろ フヂハラ― 【藤原仲麻呂】
(706-764) 奈良後期の廷臣。武智麻呂(ムチマロ)の子。叔母光明皇太后の信を得て,左大臣橘諸兄と対立。757年橘奈良麻呂の変を制圧し,58年恵美押勝(エミノオシカツ)の名を受け,のち太師(太政大臣)となって専権をふるった。孝謙上皇が道鏡を寵愛(チヨウアイ)したので,その排除を策して失敗,近江で妻子らとともに殺された。

ふじわらのなりちか

ふじわらのなりちか フヂハラ― 【藤原成親】
(1138-1177) 平安末期の廷臣。権大納言。後白河院の寵臣。平治の乱では藤原信頼に従って敗れたが,舅(シユウト)平重盛のとりなしで許された。鹿ヶ谷(シシガタニ)で僧俊寛らと平氏討伐を計画,事前に知れて備前に配流される途中殺された。

ふじわらののぶざね

ふじわらののぶざね フヂハラ― 【藤原信実】
(1176頃-1265頃) 鎌倉前期の画人・歌人。隆信の子。法名,寂西。父の似せ絵を発展,「後鳥羽上皇像」「三十六歌仙絵巻」などの作者と伝える。また,「今物語」の著者とされる。

ふじわらののぶふさ

ふじわらののぶふさ フヂハラ― 【藤原宣房】
(1258-?) 鎌倉後期の廷臣。大納言。家名は万里小路(マデノコウジ)。後醍醐天皇の信厚く,吉田定房・北畠親房(チカフサ)とともに「後(ノチ)の三房」と称される。正中の変では鎌倉に赴き事件を落着させる。日記「万一記」

ふじわらののぶより

ふじわらののぶより フヂハラ― 【藤原信頼】
(1133-1159) 平安後期の廷臣。忠隆の子。権中納言。後白河院別当。源義朝・藤原成親と結び,対立する藤原通憲(ミチノリ)(信西)を殺害(平治の乱)したが,平清盛に敗れ,斬殺された。

ふじわらののりかね

ふじわらののりかね フヂハラ― 【藤原範兼】
(1107-1165) 平安末期の歌人・歌学者。従三位刑部卿。藤原公任(キントウ)の「三十六人撰」にならった私撰集「後六六撰(ノチノロクロクセン)」がある。著「和歌童蒙抄」

ふじわらのはまなり

ふじわらのはまなり フヂハラ― 【藤原浜成】
(724-790) 奈良末期の歌人・歌学者。麻呂の子。大宰帥(ダザイノソツ)。782年氷上川継の乱に連座し解官。著「歌経標式(浜成式)」

ふじわらのひでさと

ふじわらのひでさと フヂハラ― 【藤原秀郷】
平安中期の鎮守府将軍。俗称,俵藤太。下野押領使として平将門の乱を鎮圧,その功によって下野守となった。東国武士の小山・結城・下河辺氏の祖。近江三上山のムカデ退治の伝説がある。生没年未詳。

ふじわらのひでひら

ふじわらのひでひら フヂハラ― 【藤原秀衡】
(?-1187) 平安末期・鎌倉初期の陸奥の豪族。基衡の子。鎮守府将軍。平氏滅亡後,源義経をかくまって頼朝と対立した。奥州藤原氏三代の最盛期を現出,嘉勝寺無量光院を建立。

ふじわらのひろつぐ

ふじわらのひろつぐ フヂハラ― 【藤原広嗣】
(?-740) 奈良初期の廷臣。宇合(ウマカイ)の子。大宰少弐。政敵の橘諸兄・玄昉・吉備真備らを除こうとして北九州で挙兵したが敗れて殺され,藤原式家は衰運に向かった。

ふじわらのふささき

ふじわらのふささき フヂハラ― 【藤原房前】
(681-737) 奈良初期の廷臣。不比等の子。藤原北家の祖。参議。中務卿・東海東山両道節度使を歴任。

ふじわらのふじふさ

ふじわらのふじふさ フヂハラ―フヂフサ 【藤原藤房】
(1295-?) 鎌倉末期の廷臣。宣房の子。中納言。家名は万里小路(マデノコウジ)。後醍醐天皇の近臣。元弘の乱の時,笠置山で捕らえられ,常陸(ヒタチ)に配流された。建武政権成立後は恩賞方筆頭。のち行賞の不公正など,新政に失望して隠居した。

ふじわらのふひと

ふじわらのふひと フヂハラ― 【藤原不比等】
(659-720) 奈良初期の廷臣。鎌足の子。右大臣。諡号(シゴウ)は文忠公,また淡海公。大宝律令の撰修に参加,養老律令を完成した。娘宮子を文武天皇の妃とし,光明子を聖武天皇の皇后とするなど,藤原氏繁栄の基礎を築いた。平城京遷都に際し,興福寺を建立。

ふじわらのふゆつぐ

ふじわらのふゆつぐ フヂハラ― 【藤原冬嗣】
(775-826) 平安初期の廷臣。通称,閑院左大臣。嵯峨天皇の信頼厚く,蔵人頭(クロウドノトウ)・右大臣・左大臣を歴任,「弘仁格」「内裏式」を撰修。施薬院・勧学院を設置した。娘順子は文徳天皇の生母。

ふじわらのまさつね

ふじわらのまさつね フヂハラ― 【藤原雅経】
⇒飛鳥井雅経(アスカイマサツネ)

ふじわらのまろ

ふじわらのまろ フヂハラ― 【藤原麻呂】
(695-737) 奈良初期の廷臣。不比等の第四子。藤原京家の祖。「万葉集」「懐風藻」に作を残す。

ふじわらのみちかね

ふじわらのみちかね フヂハラ― 【藤原道兼】
(961-995) 平安中期の廷臣。兼家の子。道長の兄。一条天皇を擁立する父に加担。兄道隆の死後関白に就任。七日後に死去したところから七日関白と呼ばれた。

ふじわらのみちたか

ふじわらのみちたか フヂハラ― 【藤原道隆】
(953-995) 平安中期の廷臣。兼家の子。道長の兄。別称,中関白。内大臣を経て,摂政・関白となる。死を前にして子伊周(コレチカ)に地位を譲ろうとして果たせず,道長に権勢を奪われた。娘定子は一条天皇皇后。

ふじわらのみちつなのはは

ふじわらのみちつなのはは フヂハラ― 【藤原道綱母】
(936頃-995) 平安中期の歌人。菅原孝標女の伯母。藤原兼家に嫁し,右大将道綱を生む。拾遺和歌集以下の勅撰集に三六首入集。著「蜻蛉日記」,家集「道綱母家集」

ふじわらのみちとし

ふじわらのみちとし フヂハラ― 【藤原通俊】
(1047-1099) 平安後期の歌人。従二位中納言・治部卿。白河天皇に重用され,後拾遺和歌集の撰者。同集以下の勅撰集に二七首入集。

ふじわらのみちなが

ふじわらのみちなが フヂハラ― 【藤原道長】
(966-1027) 平安中期の廷臣。摂政。兼家の子。道隆・道兼の弟。法名,行観・行覚。通称を御堂関白というが,内覧の宣旨を得たのみで正式ではない。娘三人(彰子・妍子・威子)を立后させて三代の天皇の外戚となり摂政として政権を独占,藤原氏の全盛時代を現出した。1019年出家,法成寺を建立。日記「御堂関白記」がある。

ふじわらのみちのぶ

ふじわらのみちのぶ フヂハラ― 【藤原道信】
(972頃-994) 平安中期の歌人。中古三十六歌仙の一人。伯父兼家の養子。従四位上左中将。贈答歌や挽歌を多く残し,平明な作風を特色とする。「拾遺和歌集」以下の勅撰集に四八首入集。家集「道信集」

ふじわらのみちのり

ふじわらのみちのり フヂハラ― 【藤原通憲】
(1106?-1159) 平安末期の廷臣・学者。少納言。出家して信西(シンゼイ)と称した。後白河天皇の側近として活躍,平治の乱で藤原信頼らに殺された。著「本朝世紀」「法曹類林」ほか。

ふじわらのみちまさ

ふじわらのみちまさ フヂハラ― 【藤原道雅】
(992-1054) 平安中期の歌人。中古三十六歌仙の一人。伊周(コレチカ)の子。従三位左京大夫。八条山荘で歌会等を催した。「後拾遺和歌集」以下の勅撰集に六首入集。

ふじわらのむちまろ

ふじわらのむちまろ フヂハラ― 【藤原武智麻呂】
(680-737) 奈良初期の廷臣。不比等の子。南家の祖。右大臣を経て,正一位左大臣。

ふじわらのもといえ

ふじわらのもといえ フヂハラ―モトイヘ 【藤原基家】
(1203-1280) 鎌倉前期の廷臣・歌人。良経の子。正二位内大臣。「続古今和歌集」の撰者の一人。「続後撰和歌集」以下の勅撰集に七九首入集。

ふじわらのもとつね

ふじわらのもとつね フヂハラ― 【藤原基経】
(836-891) 平安前期の廷臣。通称,堀河太政大臣。諡号(シゴウ)昭宣公。叔父良房の養子となって宗家を継ぎ,陽成天皇の摂政。のち天皇を廃して光孝天皇をたて,光孝天皇死後,宇多天皇を擁して最初の関白となった。「文徳実録」を撰修。
→阿衡(アコウ)事件

ふじわらのもととし

ふじわらのもととし フヂハラ― 【藤原基俊】
(1060-1142) 平安後期の歌人・歌学者。源俊頼と並称される。万葉集に次点(訓点)を加えた一人。晩年藤原俊成に「古今伝授」を行なった。編「新撰朗詠集」,家集「基俊集」

ふじわらのもとひら

ふじわらのもとひら フヂハラ― 【藤原基衡】
平安末期の陸奥(ムツ)の豪族。清衡の子。陸奥・出羽押領使。平泉を本拠地として,陸奥六郡を支配。毛越(モウツ)寺を建立。生没年未詳。

ふじわらのももかわ

ふじわらのももかわ フヂハラ―モモカハ 【藤原百川】
(732-779) 奈良末期の廷臣。参議。宇合(ウマカイ)の第八子。初名,雄田麻呂。770年,称徳天皇が没すると道鏡を追放して光仁天皇を擁立,773年山部親王(桓武天皇)を皇太子に立て,政権を藤原氏の手に掌握した。

ふじわらのもろかた

ふじわらのもろかた フヂハラ― 【藤原師賢】
⇒花山院師賢(カザンインモロカタ)

ふじわらのもろざね

ふじわらのもろざね フヂハラ― 【藤原師実】
(1042-1101) 平安末期の廷臣。頼通の子。通称,京極殿。養女賢子の生んだ堀河天皇が即位すると摂政,次いで太政大臣・関白となった。和歌・琴に秀で,日記「京極関白記」がある。

ふじわらのもろすけ

ふじわらのもろすけ フヂハラ― 【藤原師輔】
(908-960) 平安中期の廷臣。忠平の子。右大臣。通称,九条殿。娘安子(アンシ)が冷泉・円融両天皇を生み,兼通・兼家・道長にわたる摂関家の祖となった。有職故実に通じ,九条流の祖。著「九条年中行事」,日記「九暦」など。

ふじわらのもろみち

ふじわらのもろみち フヂハラ― 【藤原師通】
(1062-1099) 平安末期の廷臣。師実の子。関白。通称,後二条殿。白河院政と対立,延暦寺の僧兵を武力で制圧するなど政治の粛清に努めた。日記「後二条師通記」

ふじわらのやすひら

ふじわらのやすひら フヂハラ― 【藤原泰衡】
(1155-1189) 鎌倉初期の陸奥(ムツ)の豪族。秀衡の子。陸奥・出羽押領使。鎌倉幕府の圧力に抗しきれず1189年かくまっていた源義経を衣川で殺害したが,同年源頼朝の討伐をうけ,敗走の途中殺され,奥州藤原氏は滅亡した。

ふじわらのやすまさ

ふじわらのやすまさ フヂハラ― 【藤原保昌】
(958-1036) 平安中期の廷臣。左馬頭。南家藤原氏。武芸にすぐれ,盗賊袴垂保輔を畏伏させたという。歌人としても著名。和泉式部は妻。平井保昌(ホウシヨウ)とも。

ふじわらのゆきなり

ふじわらのゆきなり フヂハラ― 【藤原行成】
〔名は「こうぜい」とも〕
(972-1027) 平安中期の書家。伊尹(コレタダ)の孫。正二位権大納言。小野道風・王羲之を学んで,和様書道を完成。のちに世尊寺流と呼ばれ和様の主流をなす。その筆蹟を権蹟(ゴンセキ)という。三蹟の一。遺墨「白氏詩巻」ほか多数。

ふじわらのよしたか

ふじわらのよしたか フヂハラ― 【藤原義孝】
(954-974) 平安中期の歌人。中古三十六歌仙の一人。伊尹の子。右少将。疱瘡のため兄挙賢と同日のうちに没。死後人の夢枕に立って詠んだという歌も残る。「拾遺和歌集」以下の勅撰集に入集。家集「義孝集」

ふじわらのよしつね

ふじわらのよしつね フヂハラ― 【藤原良経】
(1169-1206) 鎌倉初期の廷臣・歌人。九条兼実(カネザネ)の子。摂政,従一位太政大臣。筆名,式部史生秋篠月清。後京極殿と呼ばれる。和歌を俊成・定家に学び,清澄高雅な歌風をもって後鳥羽院歌壇の主要歌人となる。詩・書画にもすぐれた。歌集「秋篠月清集」は六家集の一。千載和歌集以下の勅撰集に三一三首入集。

ふじわらのよしふさ

ふじわらのよしふさ フヂハラ― 【藤原良房】
(804-872) 平安前期の廷臣。冬嗣の子。通称,白河殿・染殿。諡号(シゴウ)忠仁公。857年文徳天皇の時,人臣初の太政大臣となり,応天門の変後摂政に就く。「続日本後紀」の撰修に参加。

ふじわらのよりつね

ふじわらのよりつね フヂハラ― 【藤原頼経】
⇒九条頼経(クジヨウヨリツネ)

ふじわらのよりなが

ふじわらのよりなが フヂハラ― 【藤原頼長】
(1120-1156) 平安後期の廷臣。忠実の二男。左大臣。通称,悪左府・宇治左大臣。兄忠通と対抗し,父の後援を得て氏長者(ウジノチヨウジヤ)となったが,鳥羽法皇の信任を失い,崇徳上皇と結んで挙兵し(保元の乱),敗死した。和漢の才に富み,日記「台記」がある。

ふじわらのよりなり

ふじわらのよりなり フヂハラ― 【藤原頼業】
⇒寂然(ジヤクゼン)

ふじわらのよりみち

ふじわらのよりみち フヂハラ― 【藤原頼通】
(992-1074) 平安中期の廷臣。道長の長男。通称,宇治の関白・宇治殿。後一条・後朱雀・後冷泉三代の天皇の摂政・関白となったが,天皇外戚となりえず,摂関家の後退を招いた。出家後,宇治に平等院鳳凰堂を建立。

ふじわらみちこ

ふじわらみちこ フヂハラ― 【藤原道子】
(1900-1983) 政治家。岡山県生まれ。日本社会党の結成に参加。衆参両院で社会保障制度の充実や売春防止法の制定に尽力。

ふじわらよしえ

ふじわらよしえ フヂハラ― 【藤原義江】
(1898-1976) テノール歌手。山口県生まれ。藤原歌劇団を創設。「我らのテナー」として人気が高かった。

ふじん

ふじん [0] 【不尽】
(1)つきないこと。十分につくさないこと。
(2)手紙の末尾に書いて,気持ちを十分に書きつくしていないという意を示す語。不悉(フシツ)。不一。

ふじん

ふじん [0] 【夫人】
(1)他人の妻を敬っていう語。奥様。「 A 氏―」「―同伴」
(2)貴人の妻。「公爵―」
(3)〔「ぶにん」とも〕
律令制で天皇の後宮の一。皇后・妃に次ぎ,諸王・諸臣から出,一位から三位の位を授けられる。定員三名。平安期以降は,妃・嬪(ヒン)の号とともに次第に用いられなくなり,中宮・女御(ニヨウゴ)・更衣などの称が一般的になる。おおとじ。

ふじん

ふじん [0] 【布陣】 (名)スル
(1)戦いの陣をかまえること。また,その陣。「川を背に―する」
(2)(競技などの)態勢をととのえること。また,その態勢。「最強の―」

ふじん

ふじん [0] 【婦人】
(1)成人した女性。女性。おんな。「―の地位を高める」「―服」「御―方(ガタ)」
(2)古く,特に結婚した女性のこと。

ふじん

ふじん【夫人】
one's wife (妻).A 夫人 Mrs.A.→英和

ふじん

ふじん【布陣】
a formation.→英和

ふじん

ふじん【婦人】
a woman;→英和
a lady.→英和
〜の woman;lady;female.→英和
〜らしい womanly.→英和
〜用の <socks> for ladies.‖婦人科 gynecology.婦人科医 a gynecologist.婦人警官 a policewoman.婦人雑誌 a women's magazine[weekly (週刊の)].婦人参政権 woman suffrage.

ふじん

ふじん [1] 【不仁】
仁にそむくこと。いつくしみのないこと。「惨酷―の極/福翁百話(諭吉)」

ふじんうんどう

ふじんうんどう [4] 【婦人運動】
男性と平等の権利を獲得し女性の地位向上をはかるために,女性が主体となって行う社会運動。特に,女性の人権・参政権・法律上の地位・教育・職業活動などにおける制度的女性差別を是正しようとするもの。また,平和運動・消費者運動・慈善活動などを含めて,そのうち女性が主体となっている運動をもいう。
→女性解放運動

ふじんか

ふじんか [0] 【婦人科】
女性生殖器の疾患などを診察・治療する医学の一分科。

ふじんかい

ふじんかい [2] 【婦人会】
成人女性が親睦・教養・娯楽・社会奉仕などを目的として組織する団体。

ふじんかいほう

ふじんかいほう [0] 【婦人解放】
女性を社会的隷属から解放し,その人権についての自覚を高め,権利を獲得しようとすること。

ふじんがっきゅう

ふじんがっきゅう [4] 【婦人学級】
成人女性を対象として,市町村教育委員会や女性団体が比較的長期にわたって計画的に開設する学習の組織。

ふじんけいかん

ふじんけいかん [4] 【婦人警官】
「婦人警察官(フジンケイサツカン)」に同じ。

ふじんけいさつかん

ふじんけいさつかん [7][6] 【婦人警察官】
女性の警察官。1946年(昭和21)一般事務吏員という身分で発足し,48年度の制度改正により司法警察官となった。婦人警官。婦警。

ふじんこうろん

ふじんこうろん 【婦人公論】
中央公論社発行の月刊誌。1916年(大正5)創刊。戦時中に一時廃刊,戦後46年(昭和21)に復刊。戦前・戦後の女性問題の論争の舞台となった。

ふじんご

ふじんご [0] 【婦人語】
⇒女性語(ジヨセイゴ)

ふじんさんせいけん

ふじんさんせいけん [6] 【婦人参政権】
女性が政治に参与する権利。一九世紀後半から欧米で婦人参政権獲得運動が活発化し,一九世紀末から二〇世紀初頭に欧米各国で実現。日本では1945年(昭和20)の選挙法改正で初めて認められた。

ふじんし

ふじんし フヂン― [2] 【浮塵子】
ウンカの漢名。

ふじんじえいかん

ふじんじえいかん [5] 【婦人自衛官】
女性の自衛隊員。陸・海・空自に勤務する一般婦人自衛官と陸のみの看護官がある。

ふじんそうだんしょ

ふじんそうだんしょ [0] 【婦人相談所】
売春防止法に基づく施設。売春を行なった,またはそのおそれのある女性の保護・相談・指導に当たるほか,女性の相談一般も扱う。

ふじんのひ

ふじんのひ [5] 【婦人の日】
(1)四月一〇日。1946年(昭和21)のこの日,日本で初めて女性が選挙権を行使したのを記念したもの。
(2)「国際婦人(コクサイフジン)デー」に同じ。

ふじんびょう

ふじんびょう [0] 【婦人病】
女性の生殖器の疾患およびその関連疾患の総称。月経の異常,生殖器の炎症,更年期にみられる諸障害など。

ふじんもんだい

ふじんもんだい [4] 【婦人問題】
女性の社会的・政治的・経済的な権利・地位などをめぐる社会問題。性差別問題。女性問題。

ふじんろうどう

ふじんろうどう [4] 【婦人労働】
女性労働のこと。

ふす

ふ・す [1][2] 【臥す】 (動サ五[四])
〔「伏す」と同源〕
寝床に横になる。寝る。「床(トコ)に―・す」「病(ヤマイ)に―・す」

ふす

ふ・す [1][2] 【付す・附す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「付する」の五段化〕
「付する」に同じ。「条件を―・す」
[可能] ふせる
■二■ (動サ変)
⇒ふする(付)
[慣用] 一笑に―・荼毘(ダビ)に―・等閑に―

ふす

ふ・す [1][2] 【伏す】
■一■ (動サ五[四])
(1)顔を下に向けて体を地面などにつける。また,うつむく。「がばと―・す」「国つ神―・して額(ヌカ)つき/万葉 904」「地に―・して」
→ふして
(2)姿勢を低くして他から見えないようにする。隠れる。「岩かげに―・して様子をうかがう」
〔「伏せる」に対する自動詞〕
■二■ (動サ下二)
⇒ふせる

ふす

ふす【伏す】
⇒伏せる.

ふす

ふ・す 【補す・輔す】 (動サ変)
その職に任命する。「五位の侍中に―・せられて左少弁になり帰り給ふ/平家 3」

ふす

ふ・す [1][2] 【俯す】 (動サ変)
〔「伏す」と同源〕
うつむく。うつぶす。「―・して下界を瞰れば/不二の高根(麗水)」

ふすいしょくぶつ

ふすいしょくぶつ [5] 【浮水植物】
水面に植物体の一部を浮かべて生活する植物の総称。ウキクサ・アオウキクサ・ホテイアオイなど。浮漂植物。

ふすう

ふすう [2] 【負数】
0 よりも小さい実数。負の数。
⇔正数

ふすう

ふすう【負数】
《数》a negative number.

ふすさに

ふすさに (副)
〔上代東国方言〕
たくさん。「麻苧(アサオ)らを麻笥(オケ)に―績(ウ)まずとも/万葉 3484」

ふすじ

ふすじ [2] 【不筋】 (名・形動)[文]ナリ
筋道にはずれること。道理に合わないこと。また,そのさま。「其―なる次第を政府に訴ふ可きのみ/学問ノススメ(諭吉)」

ふすぶ

ふす・ぶ 【燻ぶ】 (動バ下二)
⇒ふすべる

ふすぶる

ふすぶ・る [3] 【燻る】 (動ラ五[四])
(1)くすぶる。「焼け残った柱がまだ―・っている」
(2)すすけて黒ずむ。「家の内は煤にて真つ黒に―・う/花間鶯(鉄腸)」
(3)志を得ないでいる。「田舎に―・っている」

ふすべ

ふすべ 【燻】
ふすべること。

ふすべ

ふすべ 【贅】
(1)瘤(コブ)・いぼの古名。[和名抄]
(2)黒子(ホクロ)。また,あざ。

ふすべうめ

ふすべうめ [3] 【燻べ梅】
「烏梅(ウバイ)」に同じ。

ふすべがお

ふすべがお 【燻顔】
嫉妬するような顔つき。「―にてものし給ひけるかな/源氏(真木柱)」

ふすべがき

ふすべがき [3] 【燻柿】
渋柿の皮をむいてかまどの上などにつるし,黒くふすべて甘くしたもの。あまぼし。くすべがき。烏柿。

ふすべがわ

ふすべがわ [0] 【燻革】
松葉などの煙でいぶして着色した革。

ふすべぎん

ふすべぎん [0] 【燻銀】
硫黄の煙でいぶした銀。いぶし銀。

ふすべる

ふす・べる [3] 【燻べる】 (動バ下一)[文]バ下二 ふす・ぶ
□一□(他動詞)
(1)燃え上がらないで煙が多く出るようにする。「松葉を―・べる」
(2)煙をあてて黒ずんだ色にする。いぶす。「革を―・べる」
(3)動物などに煙を当てて嫌がらせる。「蚊やりを―・べる」「主の鼻を―・べる時,主嫌がる/狂言・狐塚」
□二□(自動詞)
(1)くすぶる。いぶる。「夏なれば宿に―・ぶる蚊やり火の/古今(恋一)」
(2)嫉妬する。すねる。「思ふ人二人もちて,こなたかなた―・べらるる男/枕草子 157」

ふすぼる

ふすぼ・る 【燻る】 (動ラ四)
(1)燃えないで煙がたつ。くすぶる。「明王の御頂より,猛火―・りいで,五体をつつめたまふ/曾我 7」
(2)(煙などのために)すすける。すすけて黒ずむ。「以ての外に―・りたる持仏堂にたてごもり/平家 3」
(3)やつれる。生気を失ったようになる。「アノ人ノ顔ガ―・ッタ/日葡」

ふすま

ふすま【麩】
bran.→英和

ふすま

ふすま [0][3] 【麬・麩】
小麦を粉にひいたあとに残る皮。飼料や洗い粉に用いる。からこ。もみじ。むぎかす。

ふすま

ふすま [0][3] 【衾・被】
身体の上にかける寝具。木綿・麻などで縫い,普通は長方形であるが,袖や襟を付けたものもある。現在のかけぶとんの役割をした。[季]冬。《一日を心に描く―かな/池内友次郎》

ふすま

ふすま [0][3] 【襖】
和室用の建具の一。格子組みにした木の枠に布・紙などを張り重ね,木枠を周囲に取り付けたもの。部屋の仕切りに用いる。中世以降用いられた名称。襖障子。
→障子

ふすま

ふすま【襖】
a sliding door[screen].

ふすまえ

ふすまえ [0][3] 【襖絵】
襖に描かれた絵。

ふすまがみ

ふすまがみ [3] 【襖紙】
襖の上張りに用いる紙。

ふすまがわら

ふすまがわら [4] 【衾瓦】
雁振(ガンブリ)瓦の別名。

ふすましょうじ

ふすましょうじ [4] 【襖障子】
「襖(フスマ)」に同じ。

ふすまじを

ふすまじを 【衾道を】 (枕詞)
地名「引手(ヒキテ)の山」にかかる。語義・かかり方に諸説あるが,未詳。「―引手の山に妹を置きて/万葉 212」

ふすまゆき

ふすまゆき [3] 【衾雪】
一面に白く降り積もった雪。

ふする

ふ・する [2] 【付する・附する】 (動サ変)[文]サ変 ふ・す
(1)つく。つき従う。「先学の驥尾(キビ)に―・する」
(2)添える。つける。「書類に証明書を―・する」
(3)物事を任せる。託す。…という形で処理する。付託する。「問題を審議に―・する」「不問に―・する」

ふする

ふ・する [2] 【賦する】 (動サ変)[文]サ変 ふ・す
(1)割り当てる。「税を―・する」
(2)漢詩などを作る。「桜洲先生の詩にして西洋紀行に―・せり/西洋道中膝栗毛(七杉子)」

ふず

ふず [1] 【譜図】
系譜を記した図。系図。

ふず

ふず [1] 【付図・附図】
主となるものにつけられた図・地図・図表。

ふずい

ふずい [0] 【付随・附随】 (名)スル
主たる物事に関係して成り立っていること。つき従って起こること。「―条項」「―する困難を解決する」

ふずい

ふずい【不随】
《医》paralysis.→英和
半身(全身)不随 partial (total) paralysis.

ふずい

ふずい【付随する】
accompany;→英和
be accompanied <by a letter> ;be attended <with danger> .〜の accompanying;attendant <on> ;→英和
incidental <to> .→英和

ふずい

ふずい [0] 【不随】
病気などのために,からだの動きが自由にならないこと。「半身―」

ふずいい

ふずいい【不随意の】
involuntary.→英和
不随意筋 an involuntary muscle.

ふずいい

ふずいい [2] 【不随意】 (名・形動)[文]ナリ
思いどおりにならないこと。意志どおりにはならないこと。また,そのさま。

ふずいいうんどう

ふずいいうんどう [5] 【不随意運動】
不随意筋の活動や,反射{(2)}による運動。動物の主体的な意志・意識とは無関係に起こる。
⇔随意運動

ふずいいきん

ふずいいきん [0][4] 【不随意筋】
意志の支配を受けない筋。内臓筋の大部分は不随意筋であり,形態的には平滑筋である。
⇔随意筋

ふずいおんがく

ふずいおんがく [4] 【付随音楽】
演劇などに随伴し,効果を高めるために作する音楽。付帯音楽。

ふずくむ

ふずく・む フヅクム 【憤む・慍む】 (動マ四)
⇒ふつくむ

ふずもう

ふずもう フズマフ 【文相撲】
狂言の一。新参者と相撲をとって負けた大名が,相撲の書物を読んで再びいどむがまた負けてしまい,行司役の太郎冠者を投げとばして気を晴らす。ふみずもう。

ふせ

ふせ 【伏せ・伏】
■一■ [2] (名)
(1)伏せ勢。伏兵。
(2)破れた箇所に他のものを当ててつくろうこと。補綴(ホテイ)。
■二■ (接尾)
〔多く「ぶせ」と濁る〕
助数詞。矢の長さをはかるのに用いる語。一束(イツソク),すなわち手の親指以外の四本の指で握った長さに足りない場合に,指一本の幅に当たる長さを単位としていったもの。「三人張に十五束三―,ゆらゆらと引渡し/太平記 16」

ふせ

ふせ 【布施】
姓氏の一。

ふせ

ふせ 【布施】
大阪府東大阪市の地区。旧市。大阪市に隣接する商工業地区。

ふせ

ふせ [2][0] 【布施】 (名)スル
〔仏〕
〔梵 dāna〕
(1)他人に施し与えること。金品を与えることに限らず,教えを説き示すこと,恐れ・不安を除いてやること,また広く社会福祉的活動を行うことをいう。仏教の基本的実践徳目。施。檀那(ダンナ)。
(2)僧や巡礼などに金品を与えること。また,その金品。特に,仏事の際の僧に対する謝礼。「お―を包む」

ふせ

ふせ【布施】
alms;→英和
an offering.→英和

ふせい

ふせい [0] 【不斉】 (名・形動)[文]ナリ
(1)そろわないこと。
(2)〔化〕 分子内での原子の立体的な配列が対称性をもたないこと。有機化合物の分子が不斉となるのは,主に不斉炭素原子による。

ふせい

ふせい [0] 【浮生】
はかない人生。ふしょう。「―は夢幻といふ/浮世草子・永代蔵 1」

ふせい

ふせい [0] 【腐生】
生物の死体や排出物などを栄養源として生活すること。死物寄生。腐食。
→活物寄生

ふせい

ふせい [0] 【浮世】
はかない現世。うきよ。

ふせい

ふせい【不正】
(an) injustice;→英和
dishonesty;→英和
unlawfulness (違法);→英和
(a) wrong (非行).→英和
〜な unjust;→英和
foul;→英和
dishonest;→英和
unlawful;→英和
wrong.〜をする do wrong;cheat <in the examination> (カンニング).→英和
‖不正行為 a cheat (試験の);a malfeasance (公務員の).

ふせい

ふせい [0] 【賦性】
天賦の性質。生まれつき。天性。

ふせい

ふせい [0] 【斧正】
〔斧(オノ)で正す意〕
詩文を添削すること。「―を請う」「此の論説文を読んで,―を試みよ/欺かざるの記(独歩)」

ふせい

ふせい [0] 【府政】
府の行政。

ふせい

ふせい [0] 【不正】 (名・形動)[文]ナリ
正しくないこと。正当でないこと。また,そのさま。「―を働く」「―な行為」「―乗車」

ふせい

ふせい [0] 【不整】 (名・形動)[文]ナリ
ととのっていないこと。規則正しくないこと。また,そのさま。「―地」

ふせい

ふせい [0] 【父性】
父親としての本能や性質。
⇔母性

ふせい=夢の若(ゴト)し

――夢の若(ゴト)し
〔李白「春夜宴�桃李園�序」〕
人生は,夢のようにはかないものである。

ふせいあい

ふせいあい [2] 【父性愛】
子に対する父親としての本能的な愛情。
⇔母性愛

ふせいかく

ふせいかく【不正確】
inaccuracy;→英和
incorrectness.→英和
〜な inaccurate;→英和
incorrect.→英和
⇒正確.

ふせいかく

ふせいかく [2] 【不正確】 (名・形動)[文]ナリ
正確でない・こと(さま)。
⇔正確
「―な記憶」
[派生] ――さ(名)

ふせいきょうそう

ふせいきょうそう [4] 【不正競争】
〔法〕 不正な手段方法により同業者の利益を害する競争。法律に違反する行為のみならず,商慣習・商業道徳に反する行為および不当な取引も含まれる。

ふせいきょうそうぼうしほう

ふせいきょうそうぼうしほう 【不正競争防止法】
不正競争一般の規制を目的とする法律。1993年(平成5)制定。

ふせいきん

ふせいきん [2] 【腐生菌】
腐生を営む細菌および菌類。自然界で物質の分解者として重要。

ふせいこう

ふせいこう【不成功】
(a) failure.→英和
〜の unsuccessful.→英和
〜に終わる fail;→英和
end in failure.

ふせいこう

ふせいこう [2] 【不成功】
成功しないこと。思ったようにうまくできないこと。「実験は―に終わった」

ふせいこうい

ふせいこうい [4] 【不正行為】
正しくない行為。道義にはずれたおこない。

ふせいこうごう

ふせいこうごう [4] 【不正咬合】
顔面・顎・歯に何らかの障害があるために,咬合が正常でない状態。異常咬合。

ふせいごう

ふせいごう [2] 【不整合】
(1)〔inconsistence〕
論理が首尾一貫していないこと。
(2)〔unconformity〕
上下に重なる地層二つの間に堆積の不連続があり,地層形成時期にも大きな時間的間隙が認められる場合の両者の関係。下位の地層が地殻変動を受けて隆起し,削剥され,再び水底に沈降してその上に新しい地層が堆積したことを物語る。また,この上・下の地層の境の面を不整合面という。
⇔整合

ふせいごうせい

ふせいごうせい [4] 【不斉合成】
光学異性体の一方が優位に生成するような化学合成のこと。

ふせいし

ふせいし [2] 【伏せ石】
庭などに伏せた形で据えてある石。
⇔立て石

ふせいしゅつ

ふせいしゅつ【不世出の】
rare;→英和
uncommon;→英和
unparalleled.→英和

ふせいしゅつ

ふせいしゅつ [2] 【不世出】
めったに世に現れないほどすぐれていること。「―の英雄」

ふせいしょくぶつ

ふせいしょくぶつ [5] 【腐生植物】
腐生を営む植物。ギンリョウソウ・ムヨウランなど。

ふせいじつ

ふせいじつ [2] 【不誠実】 (名・形動)[文]ナリ
誠実でない・こと(さま)。
⇔誠実
「―な態度」
[派生] ――さ(名)

ふせいじつ

ふせいじつ【不誠実】
insincerity.〜な insincere;→英和
dishonest.→英和

ふせいせいか

ふせいせいか [4] 【不整正花】
花の各部分の配列が対称性を示さない花。カンナ・シオガマギクなど。不整形花。

ふせいせき

ふせいせき【不成績】
a poor result;(a) failure.→英和

ふせいせき

ふせいせき [2] 【不成績】
成績・結果のよくないこと。「―に終わる」

ふせいたんそげんし

ふせいたんそげんし [7] 【不斉炭素原子】
四個の互いに異なる原子または原子団と結合している炭素原子。この炭素原子を含む分子には,互いに実像と鏡像との関係にある二種があり,光学異性を生ずる原因となる。

ふせいぶん

ふせいぶん [2] 【不成文】
成文化してないこと。

ふせいほう

ふせいほう [2] 【不正法】
正義に反する法。法の理念に合わない法。

ふせいみゃく

ふせいみゃく [2] 【不整脈】
一定の間隔で起こるはずの脈の打ち方や心拍動が乱れた状態をいう。

ふせいみゃく

ふせいみゃく【不整脈】
《医》arrhythmia.

ふせいりつ

ふせいりつ【不成立】
(a) failure.→英和
〜となる fail <to pass> ;→英和
end in failure.

ふせいりつ

ふせいりつ [2] 【不成立】
成立しないこと。まとまらないこと。「法案が―に終わる」

ふせいろっき

ふせいろっき 【浮生六記】
中国,清の沈復(シンフク)の自叙伝。四巻現存。1808年完成。亡き妻への追憶をモチーフに,日常生活や絵・趣味・旅行の楽しさなどを記す。

ふせうち

ふせうち [0] 【伏せ射ち】
「伏射(フクシヤ)」に同じ。

ふせかまり

ふせかまり 【伏せ屈り】
草むらなどにかくれて敵の様子をうかがう者。ふしかまり。草かまり。
→捨て屈り

ふせがね

ふせがね [0][2] 【伏せ鉦】
仏具の一。木の円い盤の上に伏せて置き,撞木(シユモク)で打ち鳴らす小形の鉦(カネ)。

ふせき

ふせき [0] 【浮石】
⇒軽石(カルイシ)

ふせき

ふせき【布石】
preliminary moves (囲碁);preliminaries (準備).

ふせき

ふせき [0] 【布石】 (名)スル
(1)囲碁で,序盤に全局的な構想に立って石を置くこと。また,その打ち方。「―の段階を終わる」
(2)将来のためにあらかじめ整えておく手はず。「将来への―とする」「先を見通して―しておく」

ふせき

ふせき [0] 【斧石】
⇒おのいし(斧石)

ふせき

ふせき [0] 【付籍】
(1)他の戸籍に付属している戸籍。
(2)奈良・平安時代,戸籍簿にない戸籍を,新たに記載すること。また,その戸籍。

ふせぎ

ふせぎ [3] 【防ぎ・禦ぎ・拒ぎ】
〔古くは「ふせき」〕
(1)ふせぐこと。また,そのための道具。「―にまわる」「帋子(カミコ)一衣(エ)は夜の―/奥の細道」
(2)遊里で,用心棒をいう。「近所の―をよびにやり/洒落本・寸南破良意」

ふせぎて

ふせぎて [0] 【防ぎ手】
防御の軍勢。
⇔攻め手

ふせぐ

ふせぐ【防ぐ】
(1)[守る]defend <a thing against> ;→英和
protect <a thing from,against> ;→英和
resist (抵抗).→英和
(2)[防止]prevent <a person from doing> ;→英和
keep away[off];check.→英和

ふせぐ

ふせ・ぐ [2] 【防ぐ】 (動ガ五[四])
〔室町頃まで「ふせく」と清音〕
(1)外部から侵入しようとするのを,くいとめる。「敵の猛攻を―・ぐ」「外敵の侵入を―・ぐ」
(2)風雨や寒さなどが内に入らないようにする。「冷たい北風を―・ぐ」「西日を―・ぐ」
(3)悪いことが起ころうとするのを,あらかじめ手段を講じてくいとめる。防止する。「病害虫の発生を―・ぐ」「事故を未然に―・ぐ」
(4)対抗して戦う。「―・く者あらば討取れ/平治(上)」
[可能] ふせげる

ふせぐみ

ふせぐみ [0] 【伏せ組み】
「蛇腹(ジヤバラ)伏せ」に同じ。「銀の左右の糸して―し/栄花(初花)」

ふせご

ふせご [2] 【伏せ籠】
(1)香炉や火鉢などをおおうように伏せ,上から衣服をかぶせて香を焚きしめる竹籠(カゴ)。薫籠(クンロウ)。籠(コ)。「―のうちに籠めたりつるものを/源氏(若紫)」
(2)中に鶏を入れて伏せておく籠。

ふせじ

ふせじ【伏字】
an asterisk (星じるし);→英和
a turn (活字の裏を出した);→英和
an omission (省略・脱落).→英和

ふせじ

ふせじ [0] 【伏せ字】
(1)印刷物で,公にすることを避けるために,その部分を空白にしたり,〇や×の記号を入れたりすること。
(2)「下駄{(2)}」に同じ。

ふせず

ふせず [2] 【伏せ図】
平面図。

ふせぜい

ふせぜい [2][0] 【伏せ勢】
「伏兵(フクヘイ)」に同じ。

ふせたつじ

ふせたつじ 【布施辰治】
(1880-1953) 弁護士・社会運動家。宮城県生まれ。明治法律学校卒。人権問題に関心をもち,米騒動・亀戸事件・朴烈事件や三・一五事件,戦後の三鷹事件などの弁護を担当。また,自由法曹団を創設。

ふせだけ

ふせだけ [2] 【伏竹】
弓の一種。外側に竹を張り合わせた木弓。平安末に流行。外竹(トダケ)の弓。蒲鉾(カマボコ)弓。

ふせっせい

ふせっせい【不摂生をする】
be indifferent to one's health.

ふせっせい

ふせっせい【不節制】
intemperance <in> .→英和
〜な intemperate.→英和

ふせっせい

ふせっせい [2] 【不摂生】 (名・形動)[文]ナリ
健康に注意を払わない・こと(さま)。不養生。
⇔摂生
「長年の―がたたる」

ふせつ

ふせつ [0] 【誣説】
事実をゆがめたうわさ。誣言。

ふせつ

ふせつ [0] 【浮説】
根拠のないうわさ。流言。風評。

ふせつ

ふせつ [0] 【付説】 (名)スル
つけ加えて説明すること。また,その説明。

ふせつ

ふせつ [0] 【符節】
木・竹・紙などの札に文字を書き,印を押して二つに割り契約の証拠とするもの。割り符。

ふせつ

ふせつ [0] 【敷設・布設】 (名)スル
装置・設備などを設置すること。備えつけること。「鉄道を―する」

ふせつ

ふせつ【敷設】
construction (建設).→英和
〜する construct <a railroad> ;→英和
lay <a mine> .→英和

ふせつ

ふせつ [0] 【付設・附設】 (名)スル
付属させて設けること。「研究所を―する」

ふせつ

ふせつ [0] 【跗節】
節足動物の脚の最終節。昆虫では通常,数節以内に分かれ,小爪がある。

ふせつ=を合わせたよう

――を合わせたよう
(割り符を合わせたように)矛盾がなく,ぴったりと合うさま。符合するさま。

ふせつかん

ふせつかん [0] 【敷設艦】
機雷を敷設するための軍艦。

ふせどい

ふせどい [0][2] 【伏せ樋】
地中に埋めたとい。埋み樋(ビ)。

ふせないきょう

ふせないきょう フセナイキヤウ 【無布施経・布施無経】
狂言の一。布施を出し忘れた檀家に,何とか思い出させようと僧があれこれ苦心するというもの。

ふせぬい

ふせぬい [0][2] 【伏せ縫い・伏せ繍い】
(1)和裁で,縫い代を片側に倒し,端を表に小さな針目を出して縫いとめること。肩当てや居敷当ての布端の始末にも用いる。
(2)日本刺繍(シシユウ)で,金糸などの太い糸を布にはわせ,細い糸で縫いとめて刺す技法。《伏繍》

ふせのり

ふせのり [2] 【伏せ糊】
染色で,染めた模様の部分に地色が混じらないよう,糊で防染すること。糊伏せ。

ふせもつ

ふせもつ [2][0] 【布施物】
布施にする物。ふせもの。

ふせや

ふせや [2] 【伏せ屋】
低い,小さな家。粗末な家,みすぼらしい家をいう。「賤(シズ)が―」

ふせや

ふせや 【伏屋】
姓氏の一。

ふせや

ふせや [2] 【布施屋】
奈良・平安時代,調庸の運脚夫や役民のために,寺や国などが設けた休養施設。行基が畿内に設けたもの,東大寺が大和国に設けたものなどが知られる。

ふせやそてき

ふせやそてき 【伏屋素狄】
(1747-1811) 江戸中・後期の医学者。河内の人。五〇歳になってから蘭学を修め,動物の生体解剖や生理学の実験的研究を行い,腎臓の濾過機能を唱えた。著「和蘭医話」など。

ふせやたき

ふせやたき 【伏せ屋焚き】 (枕詞)
伏せ屋で火を焚けば,すすがつきやすいことから,同音の「すすし」にかかる。「―すすし競ひ/万葉 1809」

ふせる

ふせる【臥せる】
lie down;be ill in bed (病床に).

ふせる

ふ・せる [2] 【伏せる】 (動サ下一)[文]サ下二 ふ・す
(1)物を,表あるいは口を下にして置く。うつむけに置く。「皿を―・せて置く」「トランプを―・せて配る」「杯を―・せる」
(2)自分の体や体の一部を下向きにする。うつぶせにする。うつむきにする。
⇔上げる
「地面に―・せて弾をよける」「はずかしそうに顔を―・せる」「目を―・せる」
(3)人にわからないようにする。隠す。「実名を―・せる」「話を―・せておく」「兵を―・せる」
(4)横にする。倒す。「弓を―・せて降参仕れ/保元(中・古活字本)」
(5)人を隠れさせる。ひそませる。「かの道に夜ごとに人を―・せて守らすれば/古今(恋三詞)」
(6)衣類をつくろう。補修する。[日葡]
〔「伏す」に対する他動詞〕

ふせる

ふせる【伏せる】
(1)[裏を向ける]turn down <a card> .
(2)[下に向ける]drop <one's eyes> ;→英和
lie on one's face (うつぶせになる).
(3)[隠す]conceal;→英和
keep <a thing> to oneself.

ふせる

ふせ・る [2] 【臥せる・伏せる】 (動ラ五[四])
横になって寝る。多くは病気で床につく場合にいう。「風邪で―・っております」「月のかたぶくまで―・りて/伊勢 4」

ふせん

ふせん [0] 【普選】
「普通選挙」の略。

ふせん

ふせん【付箋】
a slip;→英和
a tag;→英和
a label.→英和

ふせん

ふせん [0] 【布銭】
中国古代の青銅貨幣の一種。農具の鋤(スキ)をかたどったもの。春秋・戦国時代に韓・魏(ギ)・趙(チヨウ)など主に山西・河南で使われた。布貨。布幣。布。
→刀布
布銭[図]

ふせん

ふせん [0] 【不宣】
手紙の末尾にしるし,書きたいことを十分に尽くしていないという意を表す語。不一。不尽。

ふせん

ふせん [0] 【不戦】
戦わないこと。互いに戦争をしないこと。「―同盟」

ふせん

ふせん [0] 【艀船】
はしけ。

ふせん

ふせん [0] 【付箋・附箋】
種々の用件などを書きしるし,また目印・備忘のために,貼り付ける小さな紙片。

ふせん

ふせん [0] 【富贍】 (名・形動)[文]ナリ
〔「贍」は足りる意〕
十分にあって豊かなこと。財力,また文才・学識に富むこと。また,そのさま。「―なる経綸不撓の気力/思出の記(蘆花)」

ふせん

ふせん [0] 【浮選】
「浮遊選鉱法」の略。

ふせん

ふせん [0] 【膚浅】 (名・形動)[文]ナリ
〔「膚」は浅い意〕
あさはかな・こと(さま)。浅薄。膚薄。「主公はわが学の―なるを責め給へり/即興詩人(鴎外)」

ふせんうんどう

ふせんうんどう [4] 【普選運動】
普通選挙の実現を要求する社会運動。日本では1892年(明治25)大井憲太郎らの普通選挙期成同盟会に始まり,その後中村太八郎・木下尚江らの普通選挙同盟会が発足,第一次大戦後再び高揚をみせ,1925年(大正14)治安維持法制定と同時に男子普選のみが実現。

ふせんしょう

ふせんしょう【不戦勝(を得る)】
(score) an unearned win.

ふせんしょう

ふせんしょう [0] 【不戦勝】
試合で,相手の欠場・棄権などによって戦わずに勝ちとなること。
⇔不戦敗

ふせんじょうやく

ふせんじょうやく 【不戦条約】
1928年パリで結ばれた戦争放棄に関する条約。正式名は「国策の手段としての戦争放棄の条約」。一五か国が調印,36年には六三か国が加入。ケロッグ-ブリアン協定。

ふせんじょうやく

ふせんじょうやく【不戦条約】
an antiwar pact.

ふせんぱい

ふせんぱい [0] 【不戦敗】
試合に休場・棄権したために,負けとなること。
⇔不戦勝

ふせんめい

ふせんめい【不鮮明な】
not clear;indistinct;→英和
obscure.→英和

ふせんめい

ふせんめい [2] 【不鮮明】 (形動)[文]ナリ
鮮明でないさま。「―なコピー」
[派生] ――さ(名)

ふせんりょう

ふせんりょう [2] 【浮線綾】
(1)模様を浮き織りにした綾(アヤ)織物。
(2)〔もと(1)に多く用いられたところから〕
大形の丸模様。唐草を中心に花弁を四隅に配した模様,蝶が羽を広げて伏した模様などがある。
浮線綾(2)[図]

ふぜい

ふぜい【風情】
[様子]an air;→英和
appearance;→英和
manners;[趣]taste;→英和
elegance.〜のある elegant;→英和
refined.〜のない dull;→英和
tasteless.→英和

ふぜい

ふぜい [0][1] 【負税】
(1)租税を負担すること。
(2)〔「負」は借りて返さない意〕
未納の税。奈良時代,公民に貸して返納されていない稲。

ふぜい

ふぜい [1][0] 【府税】
地方税の一。府(大阪・京都)内に居住する者や事業所などに対して府が課する税。

ふぜい

ふぜい [0] 【賦税】
税を賦課すること。

ふぜい

ふぜい 【風情】
■一■ [1][0] (名)
(1)風雅な趣。味わいのある感じ。情緒。情趣。「―ある眺め」
(2)様子。ありさま。「寂しげな―」
(3)能楽で,(趣ある)所作・しぐさ。
(4)みだしなみ。「人の―とて朝毎に髪ゆはするも/浮世草子・一代男 3」
■二■ (接尾)
名詞に付く。
(1)…のようなつまらない者の意を表す。自らを謙遜したり,他を卑しめたりするのに用いる語。「私―の者には理解できない」「足軽―に何ができる」
(2)…などのようなもの,…に似通ったものなどの意を表す。「箱―のものにしたため入れて/徒然 54」

ふぜん

ふぜん [0] 【不全】 (名・形動)[文]ナリ
物事の状態や活動のしかたが完全でないこと。十分でないこと。また,そのさま。不完全。「発育―」「心―」

ふぜん

ふぜん [0] 【不善】 (名・形動)[文]ナリ
道徳上,よくない・こと(さま)。「小人閑居して―をなす」「吾等を―なる人と思い/西国立志編(正直)」

ふぜん

ふぜん【不善】
evil;→英和
vice.→英和

ふぜんかん

ふぜんかん [2] 【不善感】
種痘などによる免疫効果が得られないこと。

ふそ

ふそ [2][1] 【父祖】
父と祖父。また,先祖。「―の地に帰る」

ふそ

ふそ【父祖】
ancestors.

ふそう

ふそう 【腐草】
くさった草。

ふそう

ふそう [0] 【浮躁】
落ち着きのないこと。軽率。うわっ調子。「才子は―なりやすきものに候/伊沢蘭軒(鴎外)」

ふそう

ふそう フサウ 【扶桑】
愛知県北西部,丹羽郡の町。木曾川下流に位置する近郊農業地域。

ふそう

ふそう [0] 【扶桑】
(1)昔,中国で,東方の海中にあるという神木。日の昇る所という。また,その木のある地。扶木。
(2)日本の異名。扶桑国。「松島は―第一の好風にして/奥の細道」
(3)太陽。「全く―の光なし/中右記」

ふそう=化(カ)して蛍(ホタル)となる

――化(カ)して蛍(ホタル)となる
〔礼記(月令)〕
くさった草が化して蛍となるという古代中国の俗説。

ふそうおう

ふそうおう【不相応な】
unsuitable[unsuited] <for,to> (不適当);→英和
[不釣合]incongruous;→英和
out of proportion <to> ;[不当な]undue;→英和
undeserved.→英和
〜な生活をする live beyond one's means.

ふそうおう

ふそうおう [2] 【不相応】 (名・形動)[文]ナリ
ふさわしくない・こと(さま)。「身分―な生活」

ふそうきょう

ふそうきょう 【扶桑教】
教派神道十三派の一。教祖,長谷川角行。1873年(明治6)宍野半(シシノナカバ)が,富士講を組織化し,82年に神道事務局から独立。

ふそうこく

ふそうこく [2] 【扶桑国】
⇒扶桑(2)

ふそうしゅう

ふそうしゅう フサウシフ 【扶桑集】
漢詩集。一六巻。紀斉名(キノタダナ)撰。長徳年間(995-999)成立。平安中期の詩を集めたものという。現存は二巻,二四人一〇二篇。

ふそうしゅうようしゅう

ふそうしゅうようしゅう フサウシフエフシフ 【扶桑拾葉集】
詞文集。三〇巻,目録・作者系図各一巻。徳川光圀(ミツクニ)編。1693年刊。勅撰集その他の序・跋,日記・紀行など三百編余りの詞文を集めたもの。

ふそうじ

ふそうじ [2] 【不掃除】 (名・形動)[文]ナリ
掃除が行き届かない・こと(さま)。「―なに依つて,御目に掛る事は成るまい/狂言・萩大名(虎寛本)」

ふそうめいがでん

ふそうめいがでん フサウメイグワデン 【扶桑名画伝】
日本の画家の伝記を記したもの。江戸後期に編纂。信州須坂藩主堀直格(ナオタダ)の草稿に国学者黒川春村が増補訂正。

ふそうりゃっき

ふそうりゃっき フサウリヤクキ 【扶桑略記】
歴史書。三〇巻,うち一六巻分と抄本とが現存。皇円著。平安末期成立。神武天皇から堀河天皇までを漢文・編年体で記す。六国史以下の国史・記録類,諸寺の僧伝・縁起などを抄録する。仏教関係の記事が多い。

ふそきゅう

ふそきゅう [2] 【不溯及】
法律が,その施行以前の事項にさかのぼって適用されることはないということ。

ふそく

ふそく【付則】
additional rules;an additional clause.

ふそく

ふそく [0] 【不測】
(悪い事態について)予測ができないこと。思いがけないこと。「―の事態」

ふそく

ふそく [0] 【付則・附則】
(1)ある規則を補充するために付加された規則。
(2)法令の構成要素のうち,主要事項に付随する必要事項を定めた部分。法令の施行期日・経過措置・関係法令の改廃などを定める。
⇔本則

ふそく

ふそく [0] 【不足】 (名・形動)スル[文]ナリ
(1)足りないこと。十分でないこと。また,そのさま。「千円―する」「人手が―な時は連絡して下さい」
(2)満足でないこと。不満。「まだ―を言う」「相手にとって―はない」

ふそく

ふそく【不測の】
unexpected;→英和
unforeseen.→英和

ふそく

ふそく【不足】
(1)[欠乏]want;→英和
lack.→英和
(2)[不十分]insufficiency (〔形〕insufficient);→英和
shortage.→英和
〜する be[run]short of <food> ;be in need of <money> ;lack.→英和
‖不足分[額]a deficiency.

ふそくふり

ふそくふり【不即不離の態度をとる】
remain neutral.

ふそくふり

ふそくふり [4] 【不即不離】
二つのものの関係が深すぎもせず,離れすぎもしないこと。「―の関係を保つ」

ふそくるい

ふそくるい [3] 【斧足類】
⇒おのあしるい(斧足類)

ふそん

ふそん【不遜な】
insolent;→英和
haughty.→英和

ふそん

ふそん [0] 【不遜】 (名・形動)[文]ナリ
思いあがっていること。おごりたかぶっていること。また,そのさま。「―な態度」

ふぞうふげん

ふぞうふげん [0] 【不増不減】
〔仏〕
(1)すべての事物は空なるものであるから,増えることも減ることもないということ。
(2)衆生(シユジヨウ)の世界も仏の世界もともに無限であり,ともに増えも減りもしないということ。

ふぞく

ふぞく [1][0] 【巫俗】
朝鮮の民間信仰。職業的宗教者(多くは女性)がクッと呼ばれる祭儀をつかさどり,激しい歌舞の中で憑依(ヒヨウイ)状態となり神託を宣(ノ)べる。北東シベリアのシャーマニズムと強い結びつきをもつ。

ふぞく

ふぞく 【風俗】
「風俗歌(フゾクウタ)」に同じ。「歌は―/枕草子 280」
→ふうぞく(風俗)

ふぞく

ふぞく [0] 【付属・附属】 (名)スル
(1)主となるものに付き従っていること。「本島に―する小島」「―する協定」「―物」
(2)「付属学校」の略。
(3)(「付嘱」とも書く)師が弟子に仏教を伝え,その布教を託すること。ふしょく。

ふぞく

ふぞく【付属する】
belong <to> ;→英和
be attached <to> .‖付属小学校 an attached elementary school;an elementary school attached to….付属品 an accessory.

ふぞくうた

ふぞくうた 【風俗歌】
古代の地方民謡。特に平安時代以降,貴族社会に取り入れて遊宴歌謡としたもの。東国のものが多い。くにぶり。ふうぞくうた。

ふぞくかい

ふぞくかい [3][2] 【付属海】
大陸・半島・列島などによって囲まれた大洋の周辺海域。北極海やヨーロッパ地中海などの地中海と,ベーリング海やオホーツク海などの縁海とに分けられる。

ふぞくがっこう

ふぞくがっこう [4] 【付属学校】
教員養成を目的とする大学または学部が教育実習・教育研究のための資料収集・教育的実験などを行うために設置した学校。

ふぞくご

ふぞくご [0] 【付属語】
文法で,単語の二大別の一。単独では文節を構成することができず,つねに自立語の下に付いて文節の一部として用いられるもの。助詞・助動詞の類。辞。
⇔自立語

ふぞくし

ふぞくし [3] 【付属肢】
体節から成る動物において,原則として各体節に一対ずつある肢。環形動物の疣足(イボアシ),節足動物の関節肢,脊椎動物の外肢など。分化して触角や口器・胸脚・腹脚・歩脚・遊泳脚・生殖肢などの区別も生じている。

ふぞくひん

ふぞくひん [0][3] 【付属品】
主となる物と一体となってはじめて機能する物。ラジオのイヤホンなど。

ふぞくまい

ふぞくまい 【風俗舞】
平安時代,大嘗祭(ダイジヨウサイ)の際,悠紀(ユキ)・主基(スキ)の風俗歌に合わせて歌女(ウタイメ)が舞った舞。ふうぞくまい。

ふぞろい

ふぞろい【不揃いの】
irregular;→英和
uneven;→英和
odd (半ぱの).→英和

ふぞろい

ふぞろい [2] 【不揃い】 (名・形動)[文]ナリ
そろっていない・こと(さま)。「―な服装」「茶碗が―だ」

ふた

ふた [2] 【二】
に。ふたつ。名詞または動詞の上に付けて複合語を作る。「―親」「―心」「淡路島いや―並び/日本書紀(応神)」

ふた

ふた [0] 【蓋】
(1)箱・容器などの口をおおってふさぐもの。
(2)サザエ・タニシなどの口をおおう平らな板状のもの。
(3)かさぶた。「是は天狗殿の灸(ヤイト)の―ぢや/咄本・露が咄」
(4)スッポンの異名。

ふた

ふた【蓋】
a lid;→英和
a cover;→英和
a cap (びんの).→英和
〜をする put on the lid;close.→英和
〜をあける take off[lift]the lid;open (始まる).→英和

ふた=が明く

――が明・く
物事がはじまる。「芝居の―・く」

ふた=を開ける

――を開・ける
(1)秘密または非公開で行われてきた事を公開する。「当落は―・けてみるまでわからない」
(2)興行などを始める。「初日の―・ける」

ふたあい

ふたあい [3] 【二藍】
(1)染め色の名。紅花で染めた上から重ねて藍で染めた色。青みがかった赤紫。二つ色。ふたい。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は赤みの紺,裏は縹(ハナダ)に糊(ノリ)を引く。四〇歳まで着用。。

ふたあけ

ふたあけ【蓋開け】
opening;→英和
beginning.

ふたあけ

ふたあけ [0] 【蓋明け】
〔ふたをあけることから〕
興行などを開始すること。「ペナント-レースの―」

ふたい

ふたい [0] 【付帯・附帯】 (名)スル
主な物事に伴って生ずること。付随。「―事項」「これに―する雑件」

ふたい

ふたい【付帯の】
incidental <condition> ;→英和
attendant <circumstances> .→英和

ふたい

ふたい [0] 【布袋】
布製の袋。ぬのぶくろ。

ふたい

ふたい [0] 【浮体】
浮力によって,流体の表面や中に浮かんでいる物体。「―空港」

ふたい

ふたい [0] 【不退】
(1)〔仏〕 修行の過程で,それまでの成果を失ったり,退歩することのなくなった段階。特に菩薩の階位で,声聞(シヨウモン)・縁覚(エンガク)以下に退歩することのなくなった段階。不退転。必定。
(2)常に努力を怠らないこと。熱心に励むこと。不退転。「行業―して,一鉢の空しき事を愁へず/太平記 12」

ふたいきょざい

ふたいきょざい【不退去罪】
the crime of refusing to leave as ordered.

ふたいけつぎ

ふたいけつぎ [4] 【付帯決議】
議決された条約・本案などに関して,施行細則・解釈の基準などを希望意見として表明する決議。法律上の効果を伴わない。

ふたいこうじ

ふたいこうじ [4] 【付帯工事】
主となる工事に付帯して行う工事。家屋の建築に対する,水道・ガス・電気などの工事をいう。

ふたいこうそ

ふたいこうそ [4] 【付帯控訴】
民事訴訟において,控訴人の控訴審手続内で,被控訴人が自己に不利益な部分について行う控訴。

ふたいこうほう

ふたいこうほう [4] 【浮体工法】
埋め立てなどによらず,構造体を水上に浮かせて人工島などをつくる工法。

ふたいじ

ふたいじ 【不退寺】
奈良市法蓮町にある真言律宗の寺。山号,金竜山。847年平城天皇の離宮萱(カヤ)の御所を孫の在原業平が寺として開創。本尊聖観世音菩薩像は業平自作と伝える。南都十五大寺の一。不退転法輪寺。在原寺。業平寺。

ふたいじ

ふたいじ [2] 【不退地】
〔仏〕
(1)不退の地位。菩薩初地の位。
(2)再び迷界に退転することのない地。極楽浄土。「清風に乗じて―の雲に遊ぶ/浄瑠璃・百日曾我」

ふたいじょうこく

ふたいじょうこく [4] 【付帯上告】
民事訴訟において,上告人の上告審手続内で,被上告人が自己に不利益な部分の変更を求める上告。

ふたいせい

ふたいせい [0] 【付帯性】
⇒偶有性(グウユウセイ)

ふたいぜい

ふたいぜい [2] 【付帯税】
国税に付帯して課される租税。延滞税・利子税・過少申告加算税・無申告加算税・不納付加算税・重加算税をいう。

ふたいてん

ふたいてん [2] 【不退転】
(1)屈しないこと。かたく信じて変えないこと。「―の決意」
(2)〔仏〕「不退{(1)}」に同じ。
(3)「不退{(2)}」に同じ。

ふたいてん

ふたいてん【不退転の決意】
an indomitable resolve.

ふたいとこ

ふたいとこ [3][4] 【二従兄弟・二従姉妹】
またいとこ。

ふたいほとっけん

ふたいほとっけん [5] 【不逮捕特権】
国会議員に認められる議員特権の一つ。両議院の議員は国会の会期中,議院外における現行犯の場合と所属する議院の許諾のある場合とを除いて逮捕されず,会期前に逮捕された議員は,所属する議院の要求があれば会期中釈放される。

ふたいろ

ふたいろ [2] 【二色】
(1)二つの色。「―に塗り分ける」
(2)二種類。二通り。「―の声を使い分ける」

ふたえ

ふたえ【二重の】
double;→英和
twofold.→英和
〜にする double up (折る).‖二重まぶた a double eyelid.

ふたえ

ふたえ [2] 【二重】
(1)二つ重なっていること。また,そうなっているもの。にじゅう。「紐を―にかける」
(2)腰が曲がっていること。「いといたう老いて―にてゐたり/大和 156」

ふたえおりもの

ふたえおりもの [4][5] 【二重織物】
地紋の上にさらに別糸で他の文様を浮き織りにした織物。

ふたえがき

ふたえがき [0] 【二重書き】
「籠写(カゴウツ)し」に同じ。

ふたえごし

ふたえごし [3][0] 【二重腰】
年を取って,折れ曲がった腰。えび腰。

ふたえじ

ふたえじ [3] 【二重字】
籠写しにした文字。籠字。ふたえもじ。

ふたえぞめ

ふたえぞめ [0] 【二重染(め)】
一色で染め上げた布地に,さらに別の色で模様などを染めること。また,そのもの。二重物。

ふたえにじ

ふたえにじ [3] 【二重虹】
二重にあらわれる虹。

ふたえまぶた

ふたえまぶた [4] 【二重瞼】
瞼にひだがあり二重になっているもの。ふたかわめ。重瞼。

ふたえもじ

ふたえもじ [4] 【二重文字】
「二重字」に同じ。

ふたえもの

ふたえもの [0] 【二重物】
「二重染(フタエゾ)め」に同じ。

ふたおき

ふたおき [0][4] 【蓋置】
茶の湯で,釜の蓋や柄杓(ヒシヤク)を置く具。古銅・陶磁器・木竹などで作る。

ふたおもて

ふたおもて [3] 【両面】
(1)表面と裏面。また,両方の面が表のように見えること。「時雨降るこの手柏の―とてもかくてもぬるる袖かな/新千載(雑上)」
(2)表と裏がはなはだしく違うこと。ふたごころ。「それは―にて,心ねぢけたる人にたとへし忌みことなり/読本・春雨(血かたびら)」

ふたおもて

ふたおもて 【双面】
浄瑠璃・歌舞伎舞踊の趣向。全く同じ姿形の二人の人物が現れ周囲を惑わすが,のち一方が変化の正体を現すというもの。「隅田川続俤(ゴニチノオモカゲ)」(通称,法界坊)の終幕の所作事が有名。

ふたおや

ふたおや [0] 【二親】
父親と母親。両親。
⇔片親

ふたかた

ふたかた [2] 【二方】
(1)二つの方面。両方。
(2)二人を敬っていう語。お二方。

ふたかみやま

ふたかみやま 【二上山】
(1)「二上山(ニジヨウサン)」に同じ。((歌枕))「明日よりは―を弟(イロセ)と我(ア)が見む/万葉 165」
(2)富山県高岡市西方の山。月・紅葉の名所。((歌枕))「玉くしげ―に鳴く鳥の声の恋しき時は来にけり/万葉 3987」

ふたかわ

ふたかわ [4][0] 【二皮】
「二皮眼(フタカワメ)」に同じ。

ふたかわめ

ふたかわめ [4] 【二皮眼】
二重まぶた。

ふたがる

ふたが・る 【塞がる】 (動ラ四)
(1)ふさがる。「鼻の中―・りて,息も出でがたかりければ/徒然 42」「胸―・り悲しくおぼえ給ふままに/宇津保(楼上・下)」
(2)陰陽道(オンヨウドウ)でふさがりの方角にあたる。ふさがる。「今宵,方の―・りければ,方違へになむ行く/枕草子 83」

ふたく

ふたく【付託する】
refer[submit] <a bill to a committee> .→英和

ふたく

ふたく [0] 【負託】 (名)スル
他人に引き受けさせてまかせること。「国民の―にこたえる」

ふたく

ふたく [0] 【付託・附託】 (名)スル
他にたのみ,まかせること。特に議会で,本会議の議決に先立ち,議案などの審査を,他の機関にゆだねること。「委員会に―する」

ふたぐ

ふた・ぐ 【塞ぐ】
■一■ (動ガ四)
(1)「ふさぐ{■一■}」に同じ。「御衣して,耳を―・ぎ給ひつ/源氏(玉鬘)」
(2)韻塞(インフタ)ぎをする。「―・ぎもてゆくままに/源氏(賢木)」
■二■ (動ガ下二)
(1)「ふさぐ{■二■}」に同じ。「寝殿は―・げ給はず/源氏(松風)」
(2)方塞(カタフタ)がりになってしまうようになる。「方―・げて,ひき違へほかざまへ/源氏(帚木)」

ふたけた

ふたけた [2] 【二桁】
数字のけたが二つであること。特に十進法で,一〇から九九までの数。

ふたけた

ふたけた【二桁の】
double-digit <number> .

ふたこ

ふたこ [0][3] 【双子・二子】
「双子糸(フタコイト)」に同じ。

ふたこいと

ふたこいと [4] 【双子糸】
⇒双糸(ソウシ)

ふたこえどり

ふたこえどり フタコヱ― [4] 【二声鳥】
ハトの異名。

ふたこおり

ふたこおり [0] 【双子織(り)】
経(タテ)糸または経糸・緯(ヨコ)糸ともに双子糸を使って平織りにした綿織物。

ふたこし

ふたこし [0][2] 【二腰】
腰に差す大小二振りの刀。また,武士のこと。「さすが―のお心掛は格別/浄瑠璃・宵庚申(上)」

ふたこじま

ふたこじま [0] 【双子縞】
(1)縞柄の双子織り。
(2)太縞の両側に細い縞を配した縞柄。双子持ち。

ふたこと

ふたこと [2][4][0] 【二言】
ふたつの言葉。「一言―言葉を交わす」

ふたことめ

ふたことめ [5] 【二言目】
何か言い始めるとすぐ口癖のようになって出てくる言葉。「―には小言を言う」

ふたことめ

ふたことめ【二言目には…という】
be always talking of….

ふたご

ふたご [0] 【双子・二子】
同じ母親から同時に生まれた二人の子。双生児。

ふたご

ふたご【双子】
twins;a twin (その一人).→英和
双子座《天》the Twins;Gemini.→英和

ふたごぐり

ふたごぐり [3] 【二子栗】
一つのいがの中に実が二つ入っている栗。

ふたごころ

ふたごころ【二心ある】
double-faced[-hearted];insincere.→英和

ふたごころ

ふたごころ [3][0] 【二心】
(1)味方や主君にそむこうとする心。裏切りの心。にしん。「―を抱く」
(2)浮気な心。あだし心。「―おはしますはつらけれど/源氏(宿木)」

ふたござ

ふたござ [0] 【双子座】
〔(ラテン) Gemini〕
三月初旬の宵に南中する星座。黄道十二宮の双子(ソウシ)宮に相当した。明るい二つの星カストルとポルックスはギリシャ神話の双子の英雄の名。

ふたごそすう

ふたごそすう [4] 【双子素数】
三と五,一七と一九のように,隣り合う奇数がともに素数である組のこと。

ふたごづか

ふたごづか [3] 【双子塚・二子塚】
山が二つ並んだ形の丘・小山。しばしば双円墳・前方後円墳などの通称となる。二子山。二つ山。

ふたごのあかじ

ふたごのあかじ [0][0] 【双子の赤字】
アメリカにおける財政赤字と国際収支赤字の併存。レーガン政権による景気拡大のための国債発行による財政支出が財政赤字を生み,それに基づく有効需要の拡大による輸入の増加が国際収支赤字を生んだことをいう語。

ふたごもり

ふたごもり [2] 【二籠り】
(1)二つの物が一つに包まれていること。また,そのもの。
(2)二匹の蚕が一つの繭をつくってはいっていること。また,その繭。玉繭。ふたつまゆ。「引き繭のかく―せまほしみ/後撰(恋四)」

ふたさやの

ふたさやの 【二鞘の】 (枕詞)
二本の刀を入れるようになっている鞘は間に隔てがあることから,「隔つ」にかかる。「人言(ヒトゴト)を繁みや君が―家を隔てて恋ひつつまさむ/万葉 685」

ふたしか

ふたしか [2] 【不確か】 (形動)[文]ナリ
たしかでないさま。あやふやなさま。「―な情報」

ふたしか

ふたしか【不確かな】
uncertain;→英和
doubtful.→英和

ふたすじ

ふたすじ [2][4][0] 【二筋】
(1)二本。二条。
(2)ふたまたをかけること。「いとよく―に心づかひはし給ひけれ/源氏(若菜下)」

ふたすじみち

ふたすじみち [4] 【二筋道】
(1)二本の道。
(2)二方向に分かれている道。わかれみち。

ふたすじみち

ふたすじみち フタスヂ― 【二筋道】
戯曲。瀬戸英一作。1931年(昭和6)11月,東京明治座初演。芸妓であるために愛を貫き通せない女の哀れを描く。新派の当たり狂言の一。

ふたたてめ

ふたたてめ [5] 【二立目・二建目】
江戸時代の歌舞伎で,序開きのあと,一番目の前につく狂言。見習い級の作者が脚本を書き,中通(チユウドオ)りと呼ばれる下級の役者が演じた。二つ目。にたてめ。

ふたたび

ふたたび【再び】
again;→英和
once more.

ふたたび

ふたたび [0] 【再び・二度】
(1)同じ動作状態などの重なること。にど。副詞的にも用いる。「同じ事を―三度(ミタビ)と繰り返す」「―巡ってきた絶好のチャンス」
(2)二度目。「―の御祓へのいそぎ/源氏(葵)」
(3)生まれかわり。再来。「大師の―と,これをおろかにせざりしに/浮世草子・織留 4」

ふたたびめし

ふたたびめし 【二度飯】
湯取り飯をもう一度,煮たもの。病人などが食べる。ふたたびいい。

ふたっしゃ

ふたっしゃ 【不達者】 (名・形動)[文]ナリ
〔「ぶたっしゃ」とも〕
達者でない・こと(さま)。「日ごろ皆の者どもが―なと申すによつて/狂言・三人片輪(虎寛本)」

ふたつ

ふたつ [3] 【二つ】
(1)数の名。ひとつより一多い数。
(2)物の数。二個。「りんごが―」「世論が―に割れる」
(3)二歳。「―になったばかり」
(4)二番目。第二。「一つには誠実,―には努力」

ふたつ

ふたつ【二つ】
two.→英和
〜ずつ two by two;two at a time.→英和
〜とも both (…and…,of them);→英和
neither (of them) (否定).→英和
〜返事で most willingly.〜に一つだ It's one of two things.

ふたつ

ふたつ [0] 【不達】
送った物が先方に届かないこと。不着。

ふたつ

ふたつ [0] 【布達】 (名)スル
(1)官公庁などが広く人々に知らせること。また,その知らせ。通達。
(2)1886年(明治19)公文式の制定以前に太政官の発した法のうち,各庁を対象とするもの。

ふたつ=と無い

――と無・い
ただ一つしかない。かけがえがない。「世に―・い貴重な品」

ふたつ=に一つ

――に一つ
二つのうちの,どちらか一つ。「イエスかノーか返事は―だ」

ふたついろ

ふたついろ 【二つ色】
(1)「二藍(フタアイ)」に同じ。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は薄色または萌黄,裏は山吹色とも同色の衣を二枚ずつ重ねることともいう。

ふたつえり

ふたつえり [3] 【二つ襟】
重ね着の時に,二枚を交互に合わせないで,重ねて合わせること。

ふたつおり

ふたつおり [0] 【二つ折り】
真ん中から折ること。「縦に―にする」

ふたつがわら

ふたつがわら [4] 【二つ瓦】
平安・鎌倉時代の大型船の構造。胴部の船瓦をたてに二材つなぐもの。また,その船。「―の三棟につくつたる舟にのり/平家 2」

ふたつき

ふたつき [0] 【蓋付き】
器物などにふたのついていること。また,その器。「―の茶碗」

ふたつぎぬ

ふたつぎぬ 【二つ衣】
袿(ウチキ)を二枚重ねたもの。ふたつおんぞ。「濃き色の―,単衣(ヒトエギヌ)着て/著聞 11」

ふたつぐし

ふたつぐし [3] 【二つ櫛】
まげの前に二枚の櫛をさしたこと。また,その櫛。遊女などの風俗。

ふたつしろ

ふたつしろ [3] 【二つ白】
「二白(ニハク)」に同じ。

ふたつしん

ふたつしん [3] 【二つ真】
生け花の形式の一。立花(タテハナ)では木と木・草と草・木と草の二本を水際から梢まで間をあけてしん(心・真)に立てる。立華(リツカ)では花の右に竹,花の左に若松を用いる。たてわけ。さしわけ。

ふたつだまていきあつ

ふたつだまていきあつ [8] 【二つ玉低気圧】
南北に対になって現れる低気圧。本州を間に,日本海と太平洋に現れることが多い。

ふたつちょうちょうくるわにっき

ふたつちょうちょうくるわにっき フタツテフテフ― 【双蝶蝶曲輪日記】
人形浄瑠璃。世話物。竹田出雲ほか合作。1749年初演。近松門左衛門の「山崎与次兵衛寿(ネビキ)の門松」の吾妻・与次兵衛の話に,力士濡髪長五郎と放駒長吉の立て引きと和解とをからませて展開したもの。「角力(スモウ)場」「引き窓」がしばしば上演される。

ふたつどもえ

ふたつどもえ [4] 【二つ巴】
巴紋の一。鞆(トモ)が二つ組み合わさった巴。
→巴

ふたつどり

ふたつどり 【二つ取り】
二つのうちどちらか一つを選ぶこと。どちらかといえば,の意。「―には婿には嫌なものなり/浮世草子・一代女 5」

ふたつながら

ふたつながら [4] 【二つ乍ら】 (副)
二つとも。双方どちらも。

ふたつなし

ふたつな・し 【二つ無し】 (形ク)
(1)二つとない。かけがえがない。「―・きものと思ひしをみなそこに山のはならでいづる月かげ/古今(雑上)」
(2)比べるものがない。すぐれている。「世に―・き御ありさまながら/源氏(薄雲)」

ふたつのみち

ふたつのみち 【二つの道】
(1)忠と孝の二道。「とにかくに―を思ふこそ世に仕ふるも苦しかりけり/続後拾遺(雑中)」
(2)〔白氏文集「秦中吟」から〕
貧と富の二つの道。「わが―うたふを聞け/源氏(帚木)」

ふたつひき

ふたつひき [0] 【二つ引き】
「二つ引両」に同じ。

ふたつひきりょう

ふたつひきりょう [5] 【二つ引両】
家紋の一。輪の中に横に二本の線を引いたもの。足利氏の家紋。

ふたつひとつ

ふたつひとつ 【二つ一つ】
二つのうちの,どちらか一つ。「すぐに芸者をやめるかあごをつるすか―だ/洒落本・船頭深話」

ふたつへんじ

ふたつへんじ [4] 【二つ返事】
「はい,はい」と重ねた返事。また,快く承知すること。「―で引き受ける」

ふたつまゆ

ふたつまゆ [3] 【二つ繭】
「二籠(フタゴモ)り{(2)}」に同じ。

ふたつめ

ふたつめ [0] 【二つ目】
(1)同じものの第二番。「ひとつ食べ終わって,―に手を出す」
(2)東京の落語家の格。前座の上,真打ちの下。
(3)「二立目(フタタテメ)」に同じ。

ふたつもじ

ふたつもじ 【二つ文字】
平仮名の「こ」の字。「―牛の角文字直ぐな文字歪み文字とぞ君は覚ゆる/徒然 62」

ふたつものがけ

ふたつものがけ 【二つ物掛け・二つ物賭】
二つのうちの,一方に運をかけること。一か八かの勝負。「ここの―せずしては一生替る事なし/浮世草子・胸算用 4」

ふたつもん

ふたつもん [3] 【二つ紋】
⇒比翼紋(ヒヨクモン)

ふたつわげ

ふたつわげ [3] 【二つ髷】
髻(モトドリ)を二つに分けて束ねること。後家や年配の女の髪形。

ふたつわり

ふたつわり [0] 【二つ割り】
(1)半分に分けること。また,二つに割ったもの。「西瓜を―にする」
(2)〔四斗樽の半分の意〕
二斗入りの酒樽。
(3)「半幅帯(ハンハバオビ)」に同じ。

ふたて

ふたて [3][0][2] 【二手】
二つの方向。「―に分かれて攻める」

ふたてさき

ふたてさき [0] 【二手先】
斗栱(トキヨウ)で,柱あるいは壁面から繰り出す肘木と斗(マス)の二つ目の斗で軒桁や丸桁(ガギヨウ)を受け支えるもの。

ふたとおり

ふたとおり【二通り】
two kinds <of> ;two ways (二様).〜に解釈出来る can be interpreted (in) two ways.

ふたところ

ふたところ [2] 【二所】
(1)二か所。「―に立ち寄る」
(2)ふたり。「―は出家したまへれば/大鏡(大臣序)」

ふたところどう

ふたところどう [5] 【二所籐】
弓の籐の巻き方の一。二か所ずつ一定の間をおいて巻いたもの。

ふたなぬか

ふたなぬか [2][3] 【二七日】
〔「ふたなのか」とも〕
(1)人の死後一四日目。また,その日に行う仏事。
(2)一四日間。「世人のさわぐおこなひもせで,―はすぎぬ/蜻蛉(下)」

ふたなり

ふたなり [0] 【二形・双成り・二成り】
(1)一つのものが二つの形をもっていること。特に,ひとりの人が男女両性をそなえていること。また,その人。半陰陽。はにわり。
(2)「二形船(フタナリブネ)」の略。

ふたなりぶね

ふたなりぶね [5] 【二形船】
室町時代から江戸前期にかけて海運の主力となった大型船。上部を箱型,下部を一本水押(ミオ)しとする折衷式の船首形状が特徴。最強力の軍船安宅船(アタケブネ)にも使われた。

ふたの

ふたの [2][0] 【二幅・二布】
(1)並幅の倍の幅。また,その幅の布。ふたはば。
(2)〔二幅の布で作るので〕
腰巻。ゆもじ。
(3)和船具の名。帆綱を巻き上げるもの。蛇袋。

ふたのき

ふたのき [0][4] 【二軒】
軒を支える垂木が上下二段からなっている軒。社寺・宮殿建築に見られる。上にあるのを飛檐(ヒエン)垂木,下を地垂木という。
→小屋組
二軒[図]

ふたば

ふたば [2][0] 【二葉・嫩・双葉】
(1)二つの子葉。植物が芽を出した時に見られる二枚の葉。双子葉植物は一般に子葉は二枚である。[季]春。《大いなる―もたげぬ庭最中/加賀谷凡秋》
(2)人のごく幼い頃。また,物のごく初期。「―の頃から見守る」

ふたば

ふたば【双葉】
《植》a seed leaf;a bud (芽).→英和

ふたばあおい

ふたばあおい [4] 【二葉葵・双葉葵】
ウマノスズクサ科の多年草。山中の木陰に生え,茎は地をはい先端に二葉をつける。葉は帯紫色の長い柄につき,ほぼ心臓形。五月頃,葉間に淡紅紫色の花を一個つける。京都賀茂神社の神紋とされ,徳川家・松平家もこれを用いた。賀茂葵。葵草。

ふたばがき

ふたばがき [3] 【二葉柿】
フタバガキ科の高木。多数の種類があって,アジア熱帯の降雨林の主要林木をなす。樹脂はダマールと呼ばれ,ニスやラッカーに使われる。材は良質。
→ラワン

ふたばぐさ

ふたばぐさ [3] 【二葉草】
(1)フタバアオイの異名。
(2)スミレの異名。

ふたばすずきりゅう

ふたばすずきりゅう [6] 【双葉鈴木竜】
中生代白亜紀に栄えた首長竜の一種。体長約7メートル,福島県いわき市で化石が出土。地層名の双葉層群と発見者鈴木直(タダシ)の名を取って命名。

ふたばていしめい

ふたばていしめい 【二葉亭四迷】
(1864-1909) 小説家・翻訳家。江戸市ヶ谷生まれ。本名,長谷川辰之助。東京外国語学校中退。「小説総論」「浮雲」を発表,近代リアリズムの先駆者となる。言文一致の実践,「あひゞき」その他ロシア文学の翻訳など,近代文学史上画期的な意義をもつ。ほかに「其面影」「平凡」など。

ふたばはぎ

ふたばはぎ [4] 【二葉萩】
ナンテンハギの別名。

ふたばむぐら

ふたばむぐら [4] 【双葉葎】
アカネ科の一年草。畑や草地に多い。茎は高さ約20センチメートルで,よく分枝する。葉は線形で,対生。夏,葉腋(ヨウエキ)に白色の花をつける。

ふたばやま

ふたばやま 【双葉山】
(1912-1968) 第三五代横綱。大分県生まれ。本名,龝吉(アキヨシ)定次。六九連勝・全勝優勝連続五場所・幕内優勝一二回などを記録。年寄名は時津風。日本相撲協会理事長を務めた。

ふたばらん

ふたばらん [3] 【二葉蘭】
ラン科の小形の多年草。深山の針葉樹林内に自生。高さ約12センチメートル。茎の中ほどに卵心形の葉を一対つける。夏,茎頂に唇弁が二裂する黄褐色の小花を十数個開く。コフタバラン。

ふたふた

ふたふた (副)
(1)物が忙しく動いてたてる音を表す語。ばたばた。ぱたぱた。「扇―とつかひ/枕草子 63」
(2)物の強く当たる音を表す語。「出づるしや背を押重ねて―と射持行くに/今昔 29」
(3)ばたばたと暴れるさま。「三尺ばかりなる鯰の,―として庭にはひ出たり/宇治拾遺 13」
(4)ふらふらしているさま。足もとの怪しいさま。「年は老たる者の,…―としければ/今昔 26」

ふたま

ふたま [2] 【二間】
(1)二室。二部屋。「六畳と四畳半の―」
(2)柱間(ハシラマ)が二つあること。また,柱間の二つある部屋。
(3)清涼殿の夜御殿(ヨルノオトド)の東にある部屋。柱間が東西一,南北二であるところからの称。夜居(ヨイ)の僧が伺候(シコウ)した所。
→清涼殿

ふたまた

ふたまた
二股の forked.→英和
〜かける sit on the fence (ひよりみ);→英和
play double (両方に忠勤ぶる).‖二股膏薬 a double-dealer (人);double-dealing (行為).

ふたまた

ふたまた [0] 【二股・二叉】
(1)もとが一つで先が二つに分かれていること。また,そのもの。「川が―に分かれる」
(2)二つの物事に同時にかかわりをもつこと。「―をかけて受験する」

ふたまたごうやく

ふたまたごうやく [5] 【二股膏薬】
(内股に貼った膏薬のように)その時の情勢でどちらの側にも従う人。節操のない人。内股膏薬。

ふたまただいこん

ふたまただいこん [5] 【二股大根】
(1)途中から二股に分かれている大根。大黒天の供物とした。
(2)家紋の一。{(1)}を図案化したもの。

ふたまたぶね

ふたまたぶね 【二股舟】
へさきの二つに分かれた丸木舟とも,二艘を並べてつなぎ合わせた船ともいう。「天皇,―を磐余(イワレ)の市磯(イチシ)の池に泛(ウカ)べて/日本書紀(履中訓)」

ふたまたみち

ふたまたみち [4] 【二股道】
二方向に分岐している道。ふたみち。

ふたみ

ふたみ 【二見】
三重県中東部,度会(ワタライ)郡の町。伊勢湾に面し,二見浦がある。伊勢志摩国立公園に属する。

ふたみがうら

ふたみがうら 【二見浦】
三重県二見町にある海岸。東端に興玉(オキタマ)神社の神石である夫婦岩がある。ふたみのうら。

ふたみち

ふたみち [0] 【二道】
(1)二方向に向かう,二本の道。また,ふたまた道。
(2)「二股{(2)}」に同じ。
(3)二人の異性と関係をもつこと。「―ヲカクル/日葡」

ふたみのうら

ふたみのうら 【二見の浦】
(1)「ふたみがうら(二見浦)」に同じ。((歌枕))「玉くしげ―にすむあまの/躬恒集」
(2)兵庫県城崎郡城崎町の円山川河口付近の海岸。古来,景勝地として有名。((歌枕))「夕づくよおぼつかなきを玉くしげ―はあけてこそ見め/古今(羇旅)」

ふたむらやま

ふたむらやま 【二村山】
愛知県豊明市沓掛の山。一説に,同県岡崎市の山とも。紅葉・ホトトギスの名所。((歌枕))「くれはとりあやに恋しく有しかば―も越えずなりにき/後撰(恋三)」

ふため

ふため [2][3] 【二目】
もう一度見ること。

ふため

ふため [2] 【不為】 (名・形動)[文]ナリ
ためにならないこと。役に立たないこと。また,そのさま。「早瀬さんのお世帯の―に成るやうな事はしませんですよ/婦系図(鏡花)」

ふため

ふため【二目と見られない】
〔形〕shocking;→英和
frightful;→英和
awful.→英和

ふため=と見られない

――と見られない
あまりに不快で,もう一度見たいとは思わない。

ふためかす

ふためか・す (動サ四)
ばたばたさせる。「羽を―・して惑ふほどに/宇治拾遺 3」

ふためく

ふため・く (動カ四)
(1)ばたばたと音をたてる。「棹に懸けたる鳥ふたふたと―・く/今昔 19」
(2)あわてる。騒ぎ立てる。「夜のあけて―・くつらもにくし/旅賦」

ふたもじ

ふたもじ [2] 【二文字】
(1)二つの文字。二字。
(2)〔女房詞〕
ニラの文字詞。[季]春。[大上臈御名之事]

ふたもの

ふたもの [0] 【蓋物】
陶器・漆器などで蓋のあるもの。

ふたやく

ふたやく【二役勤める】
play[act]two parts.

ふたゆく

ふたゆ・く 【二行く】 (動カ四)
(1)二度行く。二度繰り返す。「うつせみの世やも―・くなにすとか妹に逢はずて我(ア)がひとり寝む/万葉 733」
(2)二か所へ行く。比喩的に,ふたまたをかける。「沼二つ通は鳥が巣我(ア)が心―・くなもとなよ思(モ)はりそね/万葉 3526」

ふたよ

ふたよ [2] 【二夜】
二つの夜。二晩。

ふたよぐさ

ふたよぐさ 【二夜草】
スミレの異名。

ふたよのつき

ふたよのつき 【二夜の月】
陰暦八月十五夜の月と九月十三夜の月。特に,九月十三夜の月。「後の月,あるは―などいふめる/笈日記」

ふたらさん

ふたらさん 【二荒山】
栃木県日光市にある男体山(ナンタイサン)の別名。

ふたらさんじんじゃ

ふたらさんじんじゃ 【二荒山神社】
(1)日光市山内にある神社。祭神は大己貴命(オオナムチノミコト)・田心姫命(タゴリヒメノミコト)・味耜高彦根命(アジスキタカヒコネノミコト)。古代からの二荒山を神体とする信仰に起源をもつ。
(2)宇都宮市にある神社。祭神は豊城入彦命(トヨキイリヒコノミコト)・大物主命・事代主命(コトシロヌシノミコト)。ふたらやまじんじゃ。

ふたり

ふたり【二人】
two persons;a couple (男女).→英和
〜きりになる be left to ourselves[themselves];be left alone.〜連れで <go> together.→英和
〜とも both (of them);→英和
neither (of them) (否定).→英和
‖二人部屋 a double room (ホテルなどの).

ふたり

ふたり [3] 【二人】
人の数が二であること。また,その数の人。両人。ににん。「客が―来る」「―づれ」

ふたり=口

――口((フタリグチ))は過ごせるが一人口は過ごせぬ
結婚した方が,独身でいるよりも経済的である。一人口(ヒトリグチ)は食えぬが二人口(フタリグチ)は食える。

ふたりぐち

ふたりぐち [3] 【二人口】
夫婦二人の家計。

ふたりしずか

ふたりしずか [4] 【二人静】
(1)センリョウ科の多年草。山中の林下に自生。茎は高さ約40センチメートルで,先端に二対の楕円形の葉を十字形につける。春,茎頂に普通二個,ときに一〜五個の花穂を立てて白色の小花をつける。[季]春。
(2)能の曲名(別項参照)。

ふたりしずか

ふたりしずか 【二人静】
能の一。三番目物。正月七日,吉野勝手神社の神事で,若菜を摘んで供える菜摘女に静御前の霊がつき,静の舞を舞う。

ふたりだいみょう

ふたりだいみょう 【二人大名】
狂言の一。供をつれずに野遊びに行った二人の大名が,たまたま通りかかった男をむりやり従者に仕立てる。腹を立てた男は持たされた太刀で逆に二人をおどし,ものまねなどさせる。

ふたりづかい

ふたりづかい [4] 【二人使い】
訃報を告げる使者。二人で行くところからの称。

ふたりばかま

ふたりばかま 【二人袴】
狂言の一。婿入りする息子を心配して同道した親が,門前で舅(シユウト)方の冠者にみつかり招かれる。袴をつけていない親は,困って息子の袴をひき裂いて自分と息子の前にあて舅の前に出るが,舞を舞ううちにみやぶられてしまう。相合袴。

ふたん

ふたん [0] 【負担】 (名)スル
(1)背に負ったり,肩に担いだりすること。また,その荷物など。「上に数千鈞の重量ある枝葉を―しながら/日本風景論(重昂)」
(2)仕事や義務・責任などを引き受けること。また,その仕事・義務など。「費用は親が―してくれた」
(3)能力以上に課せられた仕事や責任。重荷。「仕事が相当な―となる」

ふたん

ふたん【負担】
a burden;→英和
a responsibility (責任);→英和
one's share (持分).→英和
〜する bear <expenses> ;→英和
share <in> (一部を).〜を課する impose[lay]a burden <on a person> .‖負担金(額) one's share <in the expenses> .

ふたんきん

ふたんきん [0] 【負担金】
国または地方公共団体が特定の公共事業を行う場合に,その経費にあてるため,その事業に特に関係のある者から徴収する金銭。分担金。

ふだ

ふだ【札】
a card;→英和
a label;→英和
a tag (下げ札・荷札).→英和
〜をつける label <a thing> ;put a tag <on a thing> .

ふだ

ふだ [0] 【札】
〔「文板(フミイタ)」の転〕
(1)文字・絵・記号などを記して,人に知らせたり目印としたりする木・紙・金属などの小片。「値段を書いた―」「売約済みには赤い―を貼る」「休業の―を下げる」
(2)「御札(オフダ)」に同じ。
(3)必要事項を書き記して,何らかの事実の証明とするもの。入場券・鑑札・質札・合い札・利札など。
(4)多くの人に告げ知らせる事項を書いて掲げるもの。高札・立て札など。
(5)カルタ・トランプ・花札などの一枚一枚。「―を配る」
(6)(「簡」と書く)「日給(ニツキユウ)の簡(フダ)」に同じ。

ふだ=が付く

――が付・く
定評がつく。札付きになる。「出あるくな―・いてはならぬぞよ/柳多留 10」

ふだ=が落ちる

――が落・ちる
入れ札で,落札する。「売色(バイシヨク)を一割入れて―・ち/柳多留 11」

ふだ=を引く

――を引・く
江戸の岡場所で,芸娼妓が休業の場合などに,娼家に掲げてある名札を引っ込める。

ふだ=削(ケズ)る

――削(ケズ)・る
殿上の日給の簡(フダ)から名前を除かれる。殿上人の籍を除かれる。「御返り持て参らずは,―・らむと仰せられつる物を/宇津保(国譲中)」

ふだい

ふだい [0][1] 【譜代・譜第】
(1)何代もその家系が継がれて来ていること。また,その家系を記したもの。系譜。
(2)代代,同じ主家に仕えていること。また,その臣下の家系。
(3)譜代大名。
→親藩
→外様(トザマ)

ふだいし

ふだいし 【傅大士】
(497-569) 中国梁代の居士。姓は傅,名は翕(キユウ)。双林寺を建てて住す。大蔵経の閲覧に不便を覚え,輪蔵を作ったと伝えられ,後世,経蔵に傅大士と二子の像を安置する習慣が生じた。双林大士。東陽大士。

ふだいそうでん

ふだいそうでん [4] 【譜代相伝】
代々その家に受け継ぎ伝えること。

ふだいた

ふだいた [0] 【札板】
護符などを貼った板。木のお守り札。

ふだいたいぶつ

ふだいたいぶつ [4] 【不代替物】
取引上,その個性が重んじられ,同種類の他の物で替えることのできないもの。土地・芸術品の類。
⇔代替物

ふだいだいみょう

ふだいだいみょう [4] 【譜代大名】
江戸時代,大名の家格の一。関ヶ原の戦い以前から徳川氏に臣従していた臣下。将軍家の股肱(ココウ)として要地・要衝に封ぜられるとともに,幕府の要職に就いて政務にかかわった。譜代。

ふだおさめ

ふだおさめ [3] 【札納め】
(1)その年に受けた札を年末に神社などに返納すること。[季]冬。
(2)祈願のときに受けた札を,成就のときに返納すること。また,巡礼などが参拝のしるしに札を納めること。

ふださし

ふださし [4][0] 【札差】
〔受取人の名を記した札を蔵役所の蒿苞(ワラヅト)に差したことから〕
江戸時代,旗本・御家人の俸禄たる蔵米の受領から換金に至る一切の手続きの請負を業務とした,浅草蔵前在住の商人に対する呼称。本業よりもむしろ旗本・御家人を対象とする高利の金融によって巨利を得たが,幕府倒壊とともに廃絶した。

ふださん

ふださん 【普陀山】
中国,浙江省の杭州湾沖合の舟山島にある観音信仰の霊地。インドの観音の霊地補陀落(フダラク)の名をとったもので,一〇世紀の唐代に開かれた。

ふだしょ

ふだしょ [0][3] 【札所】
仏教の霊場で,参詣したしるしに札を受けたり,納めたりするところ。西国三十三所,四国八十八箇所など。

ふだせん

ふだせん [0] 【札銭】
「木戸銭(キドセン)」に同じ。

ふだだいし

ふだだいし 【補陀大士】
〔補陀落山に住む大士の意〕
観世音菩薩の別称。

ふだつき

ふだつき [0] 【札付き】
(1)札の付いていること。特に,商品に正札が付いていること。また,付いているもの。
(2)定評のあること。知れわたっていること。また,その人やもの。悪い意味にいう。「―の悪者」「あいつは―だ」

ふだつき

ふだつき【札付きの】
notorious (悪い).→英和

ふだづつ

ふだづつ [0] 【札筒】
香道具の一。蓋に香札を入れる孔があいている,中太の筒。

ふだどめ

ふだどめ [0] 【札止め】
(1)劇場・映画館などで満員のため入場券を売らないこと。「―の盛況」
(2)札を立てて,立ち入り,通行などを禁止すること。

ふだのつじ

ふだのつじ 【札の辻】
江戸時代,高札を立てた辻。

ふだば

ふだば [0] 【札場】
(1)高札・制札を立てる場所。
(2)芝居小屋の,入場札を扱う部屋。

ふだばこ

ふだばこ [0] 【札箱・札筥】
(1)香道で,札を納める箱。香札箱。
(2)守り札を入れる箱。

ふだまもり

ふだまもり [3] 【札守り】
「守り札」に同じ。

ふだもの

ふだもの [0] 【札物】
(1)大小の刀で,品質を保証する札のついているもの。折紙物に次ぐもの。
(2)入札によって売りさばく,諸国の産物。
(3)カルタとばく。

ふだらく

ふだらく 【補陀落・普陀落】
〔梵 potalaka〕
〔仏〕 インド南端の海岸にある,八角形で観音が住むという山。中国・日本で,多く観音の霊場にこの名を用いる。

ふだらくとかい

ふだらくとかい [5] 【補陀落渡海】
舟に乗り海を渡って補陀落を目指すこと。実際には捨身往生や水葬として行われた。熊野から出発するのが代表的である。

ふだん

ふだん [1] 【普段】
⇒ふだん(不断)■二■

ふだん

ふだん【不断】
[平常]usually;→英和
generally;→英和
[絶えず]always;→英和
constantly.〜の[平常の]usual;→英和
ordinary;→英和
[絶え間のない]constant;→英和
ceaseless.→英和
〜の通り as usual.

ふだん

ふだん 【不断】
■一■ [0][1] (名・形動)[文]ナリ
(1)絶えないこと。いつまでも続くこと。また,そのさま。「―の努力」「掘ぬきの水が―に流れてゐた/黴(秋声)」
(2)決断力がない・こと(さま)。「優柔―」
■二■ [1] (名)
〔現代では多く「普段」と当てて書かれる〕
いつもその状態であること。日頃。副詞的にも用いる。「人間は―が大切だ」「―心掛けている健康法」

ふだんいしゃ

ふだんいしゃ 【不断医者】
かかりつけの医者。「―は次の間に鍋を仕かけ/浮世草子・胸算用 2」

ふだんぎ

ふだんぎ [2] 【普段着・不断着】
日常,家庭の中などで着ている衣服。

ふだんぎ

ふだんぎ【普段着(で)】
(in) everyday[casual]wear;(in) one's ordinary clothes.

ふだんぎょう

ふだんぎょう [2] 【不断経】
冥福・追善・安産のため一定の期間を決め,昼夜間断なく大般若経・最勝王経・法華経などをよむこと。「―に声よき人々読むほどなりとて/更級」

ふだんこう

ふだんこう 【不断香】
昼夜たえまなく香をたくこと。また,その香。不断の香。「―の香,奄(イオリ)の内に満ち/今昔 20」

ふだんざくら

ふだんざくら [4] 【不断桜】
サトザクラの一品種。一〇月頃から四月頃まで咲き続ける。三重県鈴鹿市の白子不断ザクラは天然記念物。

ふだんそう

ふだんそう [0] 【不断草】
アカザ科の一年草または越年草。中国伝来の野菜で,サトウダイコンの近縁種。根は肥大しない。茎は高さ約1メートル。根葉は卵形で質は厚いが軟らかい。茎葉は長楕円形。夏の葉菜とする。フダンナ。トウヂサ。恭菜。

ふだんそう

ふだんそう【不断草】
chard (野菜).→英和

ふち

ふち [1] 【扶持】 (名)スル
(1)たすけること。面倒をみること。「渠等(カレラ)を―すべき責任/義血侠血(鏡花)」
(2)武家の主君が家臣に与えた給与の一種。江戸時代には一日玄米五合を一日扶持とし,これを標準に何人扶持と称して一年間分の米や金が下級武士に与えられた。
(3)俸禄を与えて家臣として抱えること。「この信濃入道を―し給けり/徒然 226」
(4)扶持米。転じて,食糧,食い扶持などの意。

ふち

ふち [2] 【布置】 (名)スル
物を適当な位置におくこと。配置。

ふち

ふち【淵】
a pool;→英和
the depth (深い所);→英和
an abyss (深淵).→英和

ふち

ふち【縁】
an edge;→英和
a brink (がけなどの);→英和
a brim (茶わん・帽子などの);→英和
a rim (めがねなどの);→英和
a hem (布の).→英和
〜なしの brimless;rimless.→英和
〜までいっぱいに <fill a cup> to the brim.

ふち

ふち [2] 【淵・潭】
(1)水の深い所。川などのよどんだ所。
⇔瀬
(2)なかなかぬけ出すことのできない苦境。「絶望の―に沈む」

ふち

ふち [1][2] 【不治】
「ふじ(不治)」に同じ。

ふち

ふち 【淵】
姓氏の一。

ふち

ふち [1] 【付置・附置】 (名)スル
付属させて設置すること。「大学に研究施設を―する」

ふち

ふち [2] 【縁】
物の端の,他との境界になる部分。へり。はし。また,そこを取り囲む枠など。「花びらの―」「眼鏡の―」「―をとる」

ふち

ふち [2][1] 【不知】
(1)知らないこと。
(2)(「不智」とも書く)知恵のないこと。愚かであること。

ふちあんない

ふちあんない [3] 【不知案内】
実情・様子を知らないこと。「その方面のことは,一向に―でして」

ふちいし

ふちいし [2] 【縁石】
(1)歩道や安全地帯と車道を区別したり,花壇の境界を示すために置く石またはコンクリートブロック。えんせき。
(2)庭園の園路などで左右の仕切りと装飾を兼ねて据え並べる石。えんせき。

ふちいし

ふちいし【縁石】
⇒縁石(えんせき).

ふちかがり

ふちかがり [3] 【縁かがり】
布の端を糸でかがること。

ふちかざり

ふちかざり [3] 【縁飾り】
衣服などの縁に飾りをつけること。また,その飾り。

ふちかわ

ふちかわ [2] 【淵河】
淵や河。また,川。

ふちがしら

ふちがしら [3] 【縁頭】
⇒柄頭(ツカガシラ)

ふちこうざん

ふちこうざん 【淵岡山】
(1617-1686) 江戸前期の儒学者。仙台の人。名は惟元・宗誠,通称は源右衛門。陽明学者中江藤樹の高弟。京都に塾を開いた。会津に多くの門人がいた。著「岡山先生示教録」

ふちせ

ふちせ [0][2] 【淵瀬】
(1)淵と瀬。水の深いところと浅いところ。
(2)〔「古今集(雑下)」の「世中は何か常なるあすか川昨日のふちぞ今日は瀬になる」から〕
世の中の定めないことのたとえ。

ふちだか

ふちだか [2][3] 【扶持高】
扶持米の石高。

ふちだか

ふちだか [0][2] 【縁高】
折敷(オシキ)の一種。菓子などを盛る,5センチメートルほどの縁をつけた方形・円形の盆。

ふちとり,ふちどり

ふちとり,ふちどり【縁取り】
bordering;hemming;edging.→英和
縁取りレース fancy lace.

ふちどり

ふちどり [0][4] 【縁取り】 (名)スル
縁を彩ったり,細工を施したりすること。また,その彩りや細工。「赤く―する」

ふちどる

ふちど・る [3] 【縁取る】 (動ラ五[四])
縁取りをする。「レースで―・られたカーテン」

ふちなし

ふちなし [0] 【縁無し】
縁をつけてないこと。また,そのもの。「―眼鏡」

ふちぬい

ふちぬい【縁縫い】
hemming.〜する hem.→英和

ふちべにべんけい

ふちべにべんけい [5] 【縁紅弁慶】
ベンケイソウ科の常緑木本植物。南アフリカ原産。高さは1〜3メートルに達する。葉は肉厚で円形。俗に「金のなる木」と呼ばれる。

ふちまい

ふちまい [0] 【扶持米】
扶持として与えられた俸禄米。

ふちゃ

ふちゃ [2] 【普茶】
〔「ふさ」とも〕
人々に茶をだして,もてなすこと。

ふちゃく

ふちゃく【付着する】
stick[adhere] <to> .→英和

ふちゃく

ふちゃく [0] 【付着・附着】 (名)スル
(1)物について離れないこと。「貝が船底に―する」
(2)種類の異なる二物質が接触して互いにくっつき合う現象。例えば,固体の表面に液体が付着する濡れなど。

ふちゃく

ふちゃく [0] 【不着】
着かないこと。到着しないこと。「―郵便物」

ふちゃくこん

ふちゃくこん [3][2] 【付着根】
他物に付着して体を支えよじ登るために,茎から出る不定根。ツタ・ノウゼンカズラなどに見られる。よじ登り根。

ふちゃくせいぶつ

ふちゃくせいぶつ [4] 【付着生物】
水中の基物に固着あるいは付着して生活している生物。フジツボなど。

ふちゃくりょく

ふちゃくりょく [3] 【付着力】
異種の物質が接触したときに互いに引き合う力。

ふちゃりょうり

ふちゃりょうり [3] 【普茶料理】
黄檗(オウバク)宗の僧が江戸初期に伝えた中国風の精進料理。ごま豆腐・巻繊(ケンチン)など一般化したものも多い。ふさりょうり。

ふちゅう

ふちゅう [0][1][2] 【府中】
(1)律令制の国府。また,その所在地。
(2)宮中に対して,君主が国政をとり行う公の場所。

ふちゅう

ふちゅう 【婦中】
富山県中央部,婦負(ネイ)郡の町。神通川下流西岸に位置し,化学工業が立地。

ふちゅう

ふちゅう [0][1][2] 【釜中】
かまの中。

ふちゅう

ふちゅう 【府中】
(1)東京都中部の市。多摩川北岸に位置し,工場・住宅地化が進む。古代,武蔵国の国府所在地。中世は鎌倉街道西ノ道の要地,近世は甲州街道の宿場町。大国魂神社がある。
(2)広島県東部の市。備後国の国府所在地。備後がすり・府中味噌・家具を特産。
(3)広島県南西部,安芸郡の町。古代,安芸国府の地。広島市の南に接し,自動車・ビールなどの工場が立地。

ふちゅう

ふちゅう【不忠】
disloyalty.→英和
〜の disloyal;→英和
unfaithful.→英和

ふちゅう

ふちゅう [0] 【付注・附註】
注をつけること。また,その注。

ふちゅう

ふちゅう [2] 【不忠】 (名・形動)[文]ナリ
忠義を尽くさない・こと(さま)。「―の臣」

ふちゅう=の魚(ウオ)

――の魚(ウオ)
〔「資治通鑑(漢紀)」より〕
釜の中で煮られようとしている魚。目前に死のせまった状態。

ふちゅう=魚(ウオ)を生ず

――魚(ウオ)を生ず
〔後漢の范冉(ハンゼン)が貧しくて永い間飯をたかないでいると釜にぼうふらがわいたという「後漢書(范冉伝)」の故事から〕
きわめて貧しい生活のたとえ。

ふちゅうい

ふちゅうい [2] 【不注意】 (名・形動)[文]ナリ
注意の足りないこと。また,配慮の欠けていること。また,そのさま。「―から事故が起きた」「―な一言が少年の心を傷つけた」
[派生] ――さ(名)

ふちゅうい

ふちゅうい【不注意】
carelessness.→英和
〜な careless <about> .→英和

ふちゅうじつ

ふちゅうじつ【不忠実】
unfaithfulness.→英和
〜な unfaithful.→英和

ふちょう

ふちょう [0] ―チヤウ 【符丁・符帳】 ・ ―テフ 【符牒】
(1)意味をもたせた文字や図形。記号。符号。「荷物に―を付けておく」
(2)仲間だけに通用する言葉や印。合言葉。「―を使う」
(3)商店が商品に付ける,その店の印や値段を示す印。「ああ,こりやあ瓦町の油屋の―だ/歌舞伎・お染久松色読販」
(4)利益などを分配すること。また,その分け前。「五十両や百両の目腐り金,―すると僅か宛(ズツ)/浄瑠璃・難波丸金鶏」
→符牒(2)[表]

ふちょう

ふちょう [0] 【譜牒】
(1)事実を系統的に記した記録。
(2)系図。

ふちょう

ふちょう [0] 【不調】 (名・形動)[文]ナリ
〔古くは「ふじょう」〕
(1)まとまらない・こと(さま)。「交渉は―に終わった」
(2)体の具合や気分がよくない・こと(さま)。「胃の―を訴える」
(3)物事の状態が思わしくないこと。事がうまく運ばないこと。また,そのさま。
⇔好調
「商売が―だ」
(4)整わないこと。欠点のあること。また,そのさま。「いと―なる娘設け侍りて,もて煩ひ侍りぬ/源氏(野分)」
(5)素行・態度などが非常識であること。不届きなこと。また,そのさま。「彼の男,主の為に―を致すに/今昔 17」

ふちょう

ふちょう【符牒】
a sign;→英和
a mark;→英和
a cipher (暗号).→英和

ふちょう

ふちょう【婦長】
a matron;→英和
a head nurse.

ふちょう

ふちょう [2] 【府庁】
府の行政事務を扱う役所・建物。

ふちょう

ふちょう
不調である be out of[in a bad]condition; <話> be in bad shape (体調が).〜に終わる fail;→英和
end in failure.

ふちょう

ふちょう [1][2] 【婦長】
看護婦の長。

ふちょうわ

ふちょうわ [2] 【不調和】 (名・形動)[文]ナリ
調和しないこと。釣り合いのとれないこと。また,そのさま。「この部屋に赤いカーテンは―だ」

ふちょうわ

ふちょうわ【不調和】
disharmony;→英和
discord.→英和
〜な inharmonious;discordant.→英和

ふちょく

ふちょく [0] 【不直】 (名・形動)[文]ナリ
正しくないこと。正直でないこと。また,そのさま。「政が不正―にて教を離れ/明六雑誌 25」

ふちん

ふちん【浮沈】
ups and downs <of life> .

ふちん

ふちん [0] 【浮沈】 (名)スル
(1)浮くことと沈むこと。浮き沈み。「溜水に―する孑孑(ボウフラ)/福翁百話(諭吉)」
(2)栄えることと,衰えること。盛衰。「国家の―にかかわる」

ふちん

ふちん [0] 【不沈】
軍艦などが絶対に沈まないこと。「―戦艦」

ふっ

ふっ 【吹っ】 (接頭)
〔動詞「吹く」の連用形「吹き」の転〕
動詞に付いて,激しい勢いでその動作をする意を表す。「―とぶ」「―かける」「―とばす」

ふっか

ふっか [0] 【弗化】
フッ素原子と化合すること。
〔自然科学では「フッ化」と書く〕

ふっか

ふっか フククワ [1] 【複果】
⇒集合果(シユウゴウカ)

ふっか

ふっか フククワ [1] 【福果】
〔仏〕 果報として生ずる福徳。
→福因

ふっかく

ふっかく フク― [0] 【伏角】
(1)地球上の任意の点の磁場が,水平面となす角。
(2)「俯角(フカク)」に同じ。

ふっかける

ふっかける【吹っ掛ける】
⇒吹き掛ける.

ふっかける

ふっか・ける [4][0] 【吹っ掛ける】 (動カ下一)
〔「ふきかける」の転〕
(1)息などを物に吹き当てる。「息を―・ける」
(2)相手の困るようなことをしかける。「けんかを―・ける」「議論を―・ける」
(3)大げさに言う。法外な要求をする。「値段を―・ける」

ふっかすいそ

ふっかすいそ [4] 【弗化水素】
常温で無色,発煙性で刺激臭のある気体。化学式 HF 沸点一九・五度。水に溶けやすく,水溶液は弱酸性を示し,フッ化水素酸という。気体・水溶液ともに反応性が大きく,またガラスやケイ酸塩を侵すのでガラスの模様付けに用いられる。

ふっかつ

ふっかつ【復活】
revival (再生);→英和
restoration (再興);→英和
the Resurrection (of Christ) (キリストの).〜する revive;→英和
be restored.〜させる revive;restore.→英和
‖復活祭 Easter.

ふっかつ

ふっかつ フククワツ 【復活】
〔原題 (ロシア) Voskresenie〕
レフ=トルストイの長編小説。1899年刊。殺人罪に問われた娼婦カチューシャが,かつて自分が犯した娘であることを知った公爵ネフリュードフの改心と救援活動を描き,帝政ロシアの腐敗した現実を告発する。

ふっかつ

ふっかつ フククワツ [0] 【復活】 (名)スル
(1)生きかえること。よみがえること。蘇生。
(2)衰えたもの・廃止したものを再び用い,盛んにすること。「対抗試合を―する」
(3)ユダヤ教・キリスト教で,一度死んだ者が再びよみがえるという信仰。特に,キリスト教で,イエス-キリストの復活をいい,教理の核心をなす。

ふっかつさい

ふっかつさい フククワツ― [4] 【復活祭】
キリスト教で,イエス-キリストの復活を記念する祝祭日。春分後の最初の満月のあとの日曜日に行われる。イースター。[季]春。

ふっかつせっしょう

ふっかつせっしょう フククワツ― [5] 【復活折衝】
⇒予算(ヨサン)折衝

ふっかん

ふっかん【復刊(する)】
reissue.→英和

ふっかん

ふっかん【副官】
《兵》an adjutant;→英和
an aide-de-camp.高級副官 a senior adjutant.

ふっかん

ふっかん フク― [0] 【復刊】 (名)スル
中止または廃止していた雑誌・新聞などを,再び刊行すること。また,絶版になっていた書籍類を再び刊行すること。「雑誌が―される」

ふっかん

ふっかん フククワン [0] 【副官】
軍隊で,司令官や隊長に直属して事務の整理・監督にあたる士官。

ふっかカルシウム

ふっかカルシウム [6] 【弗化―】
天然には蛍石として産出し,これは赤・黄・青などに着色していることが多いが,純粋なものは無色の結晶。化学式 CaF� 熱するとリン光を発する。赤外線や紫外線をよく透過するので光学装置に用いられ,またフッ素化合物の原料となる。

ふっき

ふっき フク― [0] 【復帰】 (名)スル
もとの地位・状態に帰ること。「政界に―する」「現役に―する」

ふっき

ふっき フク― [0][1] 【複軌】
複線の鉄道の軌道。

ふっき

ふっき【復帰】
(a) return <to> ;→英和
a comeback.→英和
〜する return <to> ;make one's[a]comeback <to> .

ふっき

ふっき フクキ 【伏羲・伏犠】
〔「ふくぎ」「ふっぎ」とも〕
中国,古伝説上の帝王。三皇の一。女媧(ジヨカ)の兄,また夫(漢代以前の古書では二人は関連がない)。人首蛇身で,八卦(ハツケ)・文字・瑟(シツ)を考案し,婚姻の礼を定めた。また,網を作って漁労を,火種を与えて動物の肉を焼くことを人類に教えたと伝える。太皥(タイコウ)。太昊(タイコウ)。大皓(タイコウ)。庖犠(ホウギ)・炮犠(ホウギ)。

ふっき

ふっき [1] 【富貴】
「ふうき(富貴)」に同じ。「―の身」「―の家に生まる」

ふっきじ

ふっきじ 【富貴寺】
⇒ふきでら(富貴寺)

ふっきそう

ふっきそう [0] 【富貴草】
ツゲ科の常緑小低木。山中の樹下に自生。茎は緑色で長さ約30センチメートル,基部は地をはう。葉は厚く,輪生状に互生する。初夏,茎頂に花穂を直立し,花弁のない花をつける。雄しべが白色で目立つ。吉字草。
富貴草[図]

ふっきてつどう

ふっきてつどう フク―ダウ [4] 【複軌鉄道】
複線の軌道で運行する鉄道。

ふっきまめ

ふっきまめ [3] 【富貴豆】
⇒ふきまめ(富貴豆)

ふっきゅう

ふっきゅう【復旧】
restoration;→英和
reconstruction;→英和
repair (修理).→英和
〜する be restored;repair.道路は〜した The road has been reopened.‖復旧工事 repair work.

ふっきゅう

ふっきゅう フクキウ [0] 【復旧】 (名)スル
前の状態にもどすこと。こわれた物や乱れたものがもとの状態にもどること。「―作業」「ダイヤが―する」「―の見込みがたたない」

ふっきゅう

ふっきゅう フクキウ [0] 【復仇】 (名)スル
(1)かたきをうつこと。あだうち。「―をとげる」
(2)国際法上,外国による自国に対する不法行為に対して,その中止や救済を求めて報復的になされる強制的な行為。本来は違法行為であるが,相手側の違法行為と同程度である場合には違法性が阻却される。
→報復

ふっきる

ふっき・る [3] 【吹っ切る】
〔「ふききる」の転〕
■一■ (動ラ五[四])
(1)風などが吹いて,物をちぎる。また,吹きちぎられたように,急に途切れる。「風に炎が―・られる」
(2)腫(ハ)れ物などのうみをすっかり出す。病気が全快する。「便毒(ヨコネ)を―・つて/社会百面相(魯庵)」
(3)跡形もなく,すっかりなくなる。わだかまり,迷いなどを捨て去る。「未練を―・る」
[可能] ふっきれる
■二■ (動ラ下二)
⇒ふっきれる

ふっきれる

ふっき・れる [4][0] 【吹っ切れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ふつき・る
(1)腫(ハ)れ物などが,うみきって口を開き,うみがすっかり出る。
(2)迷い・わだかまりなどがすっかり消えてなくなる。「迷いも―・れた,晴れやかな顔」

ふっきん

ふっきん フク― [0] 【腹筋】
腹部の筋。胸部の前下端から恥骨の上縁に付着し,へそをはさんで縦走する筋群の総称。腹直筋・錐体筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋から成る。

ふっきん

ふっきん【腹筋】
the abdominal muscles.腹筋運動 <do> sit-ups.

ふっくら

ふっくら
〜した soft;→英和
plump (ふとった).→英和

ふっくら

ふっくら [3] (副)スル
ふくらんでいて,やわらかそうなさま。ふっくり。「―(と)した体つき」「―と暖かそうな布団」

ふっくり

ふっくり [3] (副)スル
「ふっくら」に同じ。「―した円顔の/雁(鴎外)」

ふっけい

ふっけい フク― [0] 【副啓】
手紙で,本文に追加して記すとき,その冒頭に置く語。追啓。二伸。追伸。

ふっけい

ふっけい フク― [0] 【復啓】
返信の冒頭に用いる語。拝復。

ふっけん

ふっけん【復権】
rehabilitation;reinstatement.→英和
〜する be rehabilitated;be reinstated.

ふっけん

ふっけん フクケン 【福建】
中国の南東部,台湾海峡に面する省。山地が多く,茶・ミカン・杉などを産出。華僑の出身地として有名。省都,福州。別名・閩(ビン)。フーチエン。

ふっけん

ふっけん フク― [0] 【復権】 (名)スル
(1)一度失った権利・権力を回復すること。
(2)恩赦の一種。刑の言い渡しによって喪失し,または停止された資格や権利を回復させること。
(3)破産者が破産の宣告により失った公私の権利を享有する資格を回復すること。

ふっこ

ふっこ フク― [1][0] 【復古】 (名)スル
昔の状態・体制に戻ること。また,戻すこと。「―思想」「王制に―する」

ふっこ

ふっこ [0]
スズキの若魚。普通,二〜三歳魚のこと。

ふっこ

ふっこ【復古】
restoration.→英和
復古調(の) (of) a revival mood.

ふっこう

ふっこう フクカウ [0] 【復校】 (名)スル
休学・退校した者が,またもとの学校へもどること。復学。

ふっこう

ふっこう フク― [0] 【復興】 (名)スル
一度衰えたものが,再び盛んになること。また,盛んにすること。「戦災都市を―する」「文芸―」

ふっこう

ふっこう フクカウ [0] 【腹腔】
哺乳動物の体腔で,横隔膜より下の部分。胃・腸・肝臓・腎臓などが収容されている腹膜腔と,膀胱や子宮などを含む腹膜後腔とからなる。狭義には前者のみをさす。ふくこう。
〔医学では「ふくくう」〕

ふっこう

ふっこう フクカウ [0] 【腹稿】
文字に書き記す前に,あらかじめ心の中で考えておいた案。「同僚の噂咄は我注文書の―と為り/学問ノススメ(諭吉)」

ふっこう

ふっこう フクカウ [0] 【復航】 (名)スル
船舶・飛行機が目的地から出発地へ帰る運航。
⇔往航

ふっこう

ふっこう【復興】
revival;→英和
reconstruction (再建).→英和
〜する revive;→英和
be reconstructed.

ふっこう

ふっこう フクカウ [0] 【復交】 (名)スル
断絶していた国交が復活すること。

ふっこう

ふっこう フクカウ [0] 【服行】 (名)スル
おこなうこと。「或は事業に―して是を得/万国公法(周)」

ふっこうきんゆうきんこ

ふっこうきんゆうきんこ フク― 【復興金融金庫】
第二次大戦後,経済復興促進のため,1947年(昭和22)政府出資によって設立された特殊法人の金融機関。52年債務・債権を日本開発銀行に引き継いで解散した。

ふっこがく

ふっこがく フク― [3] 【復古学】
⇒古学(コガク)(1)

ふっこく

ふっこく【復刻】
facsimile;→英和
reproduction.→英和
〜する reproduce;→英和
make a facsimile <of> .‖復刻版 a facsimile (edition).

ふっこく

ふっこく フク― [0] 【覆刻・復刻】 (名)スル
書籍類で,原本そのままに新たな版を作って出版すること。また,その物。「稀覯本(キコウボン)を―する」

ふっこくぼん

ふっこくぼん フク― [0] 【覆刻本・復刻本】
原本どおり新たに作った版で再版された本。覆刊本。

ふっこしんとう

ふっこしんとう フク―タウ [4] 【復古神道】
江戸後期の復古主義的神道説。それまでの神道が含んでいた儒仏などの不純要素をしりぞけ,記紀などの古典に描かれた惟神(カンナガラ)の道にかえるべきであるとした。荷田春満(アズママロ)・賀茂真淵・本居宣長によって唱えられ,平田篤胤・大国隆正に及んで一大勢力となり,幕末尊攘思想,維新期の神仏分離・廃仏毀釈に大きな影響を与えた。

ふっこちょう

ふっこちょう フク―テウ [0] 【復古調】
過去の思想や制度・流行などに戻ろうとする傾向。

ふっこやまとえは

ふっこやまとえは フク―ヤマトヱ― 【復古大和絵派】
江戸後期に興った画派。土佐派・住吉派にかわる古典的大和絵の復興を目指した。田中訥言(トツゲン)を中心とし岡田(冷泉)為恭(タメチカ)など。皇室を尊重するところから討幕運動にかかわる者も多く,安政の大獄に連座した浮田一蕙(イツケイ)なども出た。

ふっこん

ふっこん フク― [0] 【複婚】
⇒ふくこん(複婚)

ふっさ

ふっさ 【福生】
東京都西部,多摩川中流東岸の市。第二次大戦後,陸軍飛行場跡に米軍の横田基地が置かれた。

ふっさり

ふっさり [3] (副)スル
豊かに垂れ下がるさま。また,豊かなさま。「柔かな髪の―した島田の鬢(ビン)を/歌行灯(鏡花)」

ふっさん

ふっさん [0] 【弗酸】
フッ化水素の水溶液であるフッ化水素酸の慣用名。

ふっしき

ふっしき [0] 【払拭】 (名)スル
〔「しき」は呉音〕
「ふっしょく(払拭)」に同じ。

ふっしょ

ふっしょ [1] 【仏書】
フランス語で書かれた本。

ふっしょく

ふっしょく [0] 【払拭】 (名)スル
汚れなどをすっかりぬぐい去ること。除き去って,きれいにすること。ふっしき。「不信感を―しきれない」

ふっせき

ふっせき [0] 【沸石】
ナトリウムやカリウムの含水アルミノケイ酸塩からなる鉱物。約四〇種知られている。無色ないし白色で,ガラス光沢がある。加熱すると脱水する。火山岩の空洞や熱水鉱脈に,また凝灰岩の構成鉱物としても産する。
→ゼオライト

ふっそ

ふっそ [1] 【弗素】
〔fluorine〕
ハロゲンの一。元素記号 F 原子番号九。原子量一九・〇〇。地表に広く分布。蛍石や氷晶石を主鉱石として産出する。淡黄色の刺激臭のある気体。化学的作用が強く希ガスを含むほとんどすべての元素と化合する。冷媒・樹脂・防腐剤・不燃性ガスなどの製造に用いる。フッ化ナトリウムなどの種々のフッ化物は,虫歯予防剤として広く用いる。
〔自然科学では「フッ素」と書く〕

ふっそじゅし

ふっそじゅし [4] 【弗素樹脂】
水素原子の一個以上をフッ素で置換したエチレンおよびその誘導体の重合によって得られる樹脂状物質。ポリテトラフルオロエチレン(商標名テフロン)はその代表。高温にも安定で,水をよくはじく。摩擦係数が小さく,耐薬品性もきわめて高く,電気絶縁性も高い。パッキング・コーティング・電気機器の絶縁材料などに広く用いられる。

ふっつ

ふっつ 【富津】
千葉県南西部,東京湾に面する市。江戸末期から江戸防衛の拠点。富津岬の北岸は京葉工業地帯,南岸は海水浴場などがある観光地。

ふっつと

ふっつと (副)
(1)物を断ち切るさま。「ともづな―切りければ/浄瑠璃・百合若大臣」
(2)きっぱりと。全く。「この事こそ―かなふまじけれ/曾我 5」

ふっつり

ふっつり [3] (副)
(1)糸などを切る音を表す語。ぷっつり。「黒髪を―(と)切る」
(2)それまで続いてきたことが急にやむさま。また,やめるさま。「音信は―(と)途絶えた」「好きだった酒を―(と)やめた」
(3)(下に打ち消しの語を伴って)全然。決して。「―心残らねば尤も足も踏み込むまじ/浄瑠璃・天の網島(上)」
(4)つねるさま。「ふとももを―とつめつてござれば/狂言・縄綯(虎寛本)」

ふってい

ふってい [0] 【払底】 (名)スル
〔底を払う意〕
物がすっかり無くなること。また,非常に少なくなること。「物資が―する」

ふってい

ふってい【払底】
shortage;→英和
scarcity.→英和
〜する run short.

ふってわく

ふってわ・く 【降って湧く】 (連語)
物事が思いがけなく起こる。「―・いたような縁談」
→降る

ふってん

ふってん [1][0] 【沸点】
〔boiling point〕
液体物質の蒸気圧が外圧と等しくなって,沸騰し始める温度。通常は一気圧での値をいい,その物質の固有の定数となる。水の場合は摂氏一〇〇度(正確には九九・九七四度)。bp と略記される。沸騰点。

ふってんじょうしょう

ふってんじょうしょう [5] 【沸点上昇】
純溶媒に不揮発性の物質が溶けて溶媒の沸点が上昇する現象。その大きさは溶液の濃度が小さい場合は,溶質の種類に無関係で,溶液の質量モル濃度に比例し,その比例定数は溶媒に固有な定数となる。凝固点降下と同様に,溶質の分子量や解離度の測定に利用。

ふっと

ふっと [1][0] (副)
(1)口をすぼめて,軽く息を吹き出す音を表す語。「―ため息をもらす」
(2)物事が何の前触れもなく,突然起きるさま。事態が急に変化するさま。「―湖が見たくなる」「―思い付く」「姿が―消える」
(3)物が一気に切れたり折れたりするさま。また,その音を表す語。「帆柱は…―折れにけり/義経記 4」

ふっとう

ふっとう [0] 【沸騰】 (名)スル
(1)煮えたつこと。液体がある温度以上に熱せられて,その蒸気圧が周囲の圧力よりも大きくなり,液体の表面だけでなく,内部からも気化する現象。「お湯が―する」
(2)激しく,盛んになること。「議論が―する」
(3)人々が激しく騒ぎ立てること。「貧民―官に訴て/新聞雑誌 27」
(4)物価などが急に上がること。「桑葉の価是が為に―し/新聞雑誌 29」

ふっとう

ふっとう【沸騰する】
(1) boil (up);→英和
seethe.→英和
(2)[議論などが]get[become]heated[excited].‖沸騰点 the boiling point.

ふっとう

ふっとう [0] 【沸湯】
にえたった湯。にえゆ。

ふっとうじょう

ふっとうじょう [3] 【沸騰錠】
有機酸と炭酸塩を一錠中に併せ含有するもの。服用時,水に溶かすと炭酸ガスを発生し,口腔粘膜を刺激して清涼感を与える。清涼剤・緩下剤などに用いられる。

ふっとうすいがたげんしろ

ふっとうすいがたげんしろ [11] 【沸騰水型原子炉】
軽水炉の一方式。炉心で加熱され発生した水蒸気で直接タービンを回すもの。
→原子炉

ふっとうせき

ふっとうせき [3] 【沸騰石】
液体を穏やかに沸騰させるために入れる素焼き板など多孔質物質の小片。

ふっとうてん

ふっとうてん [3] 【沸騰点】
⇒沸点(フツテン)

ふっとばす

ふっとば・す [4] 【吹っ飛ばす】 (動サ五[四])
〔「ふきとばす」の転〕
(1)勢いよく吹いて飛ばす。「風で―・された」
(2)悲しみや不安などをすっかり取り去る。「不安を―・す」
[可能] ふっとばせる

ふっとぶ

ふっと・ぶ [3] 【吹っ飛ぶ】 (動バ五[四])
〔「ふきとぶ」の転〕
(1)風などに吹かれて勢いよく飛ぶ。「屋根の瓦が―・んだ」
(2)すっかり消えてなくなる。「地価の高騰でマイ-ホームの夢が―・ぶ」「疲れが―・ぶ」

ふっとぶ

ふっとぶ【ふっ飛ぶ】
be blown off.

ふっ飛ぶ

ふっとぶ【ふっ飛ぶ】
be blown off.

ふつ

ふつ [1] 【仏】
「仏蘭西(フランス)」の略。「英―協商」

ふつ

ふ・つ 【棄つ】 (動タ下二)
すてる。「この水熱湯(アツユ)にたぎりぬれば,湯―・てつ/大和 149」

ふついん

ふついん 【仏印】
フランス領インドシナの略称。

ふついんしんちゅう

ふついんしんちゅう 【仏印進駐】
太平洋戦争直前に日本が行なったフランス領インドシナ占領。1940年(昭和15)9月,日本軍は軍需資源(石油・ゴム)の獲得と蒋介石軍援助ルートの遮断とを目的に仏印北部に進駐。翌年7月には南部にも進駐し,米・英・蘭との対立を決定的にした。

ふつう

ふつう【不通】
(an) interruption <of bus service> .〜になる be cut off;be interrupted;be blocked;be tied up.

ふつう

ふつう [0] 【不通】
(1)通じないこと。交通・通信などが途絶えること。「台風で東海道線が―になる」「電話が―だ」
(2)交際がないこと。また,絶交。「実家とも―だ」「音信―」「孫右衛門の家なれども―といひ/浄瑠璃・冥途の飛脚(下)」
(3)学問などに通じていないこと。心得がないこと。「古書に明らかなるのみにして世間―たる学士をや/日本開化小史(卯吉)」

ふつう

ふつう [0] 【普通】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
(1)いつでもどこにでもあって,めずらしくない・こと(さま)。「日本に―の鳥」
(2)ほかとくらべて特に変わらない・こと(さま)。「ごく―の家庭に育つ」「―ならもう卒業している」
(3)特別ではなく,一般的である・こと(さま)。「―高校」
⇔特殊
■二■ (副)
たいてい。一般に。
⇔特殊
「郵便は―三日かかる」

ふつう

ふつう【普通】
usually;→英和
generally.→英和
〜の ordinary;→英和
common;→英和
usual;→英和
general (一般の);→英和
normal.→英和
〜以上(以下)である be above (below) the average.→英和
‖普通教育 common[ordinary]education.普通選挙 universal suffrage.普通預金 an ordinary deposit.普通列車 a local[ <米> an accommodation]train.

ふつう=の体(カラダ)でない

――の体(カラダ)でない
病気である。また,妊娠している。

ふつうか

ふつうか [0] 【普通科】
⇒普通課程(フツウカテイ)

ふつうかせん

ふつうかせん [4] 【普通河川】
一級河川・二級河川・準用河川のいずれにも指定されていない,公共の水流(川)と水面(沼,池など)。河川法は適用・準用されない。

ふつうかてい

ふつうかてい [4] 【普通課程】
高等学校などにおいて,普通教育を主とする課程。専門課程・職業課程に対していう。

ふつうかぶ

ふつうかぶ [2] 【普通株】
優先株・後配株など内容の異なる株式を発行する場合に,標準となる株式。通常株。

ふつうかぶたい

ふつうかぶたい [5] 【普通科部隊】
陸上自衛隊の歩兵部隊。

ふつうかわせ

ふつうかわせ [4] 【普通為替】
郵便為替の一。電信為替・定額小為替以外のもの。

ふつうきょういく

ふつうきょういく [4] 【普通教育】
社会の構成員となるすべての者に共通に必要とされる一般的・基礎的な教育。初等普通教育(小学校)・中等普通教育(中学校)・高等普通教育(高等学校)がある。

ふつうぎんこう

ふつうぎんこう [4] 【普通銀行】
銀行法に基づいて設立された銀行。預金の受け入れ・貸付・手形割引や為替取引などを行う。一般に都市銀行・地方銀行に区別される。

ふつうけつぎ

ふつうけつぎ [4] 【普通決議】
株主総会の原則的な決議方法。発行済み株式総数の過半数をもつ株主を定足数とし,出席株主議決権の過半数により決められる。取締役・監査役の選任や計算書類の承認などの決議事項に行われる。通常決議。
→特別決議

ふつうこう

ふつうこう [2] 【普通校】
普通教育を行う学校。

ふつうこうり

ふつうこうり [4] 【普通公理】
ユークリッド幾何学で,幾何学公理に対して,例えば「全体はその各部分の和に等しい」や「同じものに等しいものは互いに等しい」など,幾何学以外にも用いられる公理。共通公理。一般公理。
→公理

ふつうご

ふつうご [0] 【普通語】
(1)日常普通に使われる語。専門語に対していう。
(2)「標準語」に同じ。明治期の語。

ふつうしゅっしょうりつ

ふつうしゅっしょうりつ [6] 【普通出生率】
年央人口に対する一年間の出生数の割合。

ふつうじどうしゃ

ふつうじどうしゃ [5] 【普通自動車】
道路交通法で,大型自動車・特殊自動車・自動二輪車・軽自動車のいずれにも該当しない自動車のこと。

ふつうじん

ふつうじん [2] 【普通人】
世間のどこにでもいる人。一般の人。

ふつうせんきょ

ふつうせんきょ [4] 【普通選挙】
身分・教養・財産などによって制限を設けず,一定の年齢に達した者全員が平等に選挙権・被選挙権を有する制度。日本では1925年(大正14)の衆議院議員選挙法改正で,初めて男子につき実現し,女子については第二次大戦後45年(昭和20)に認められた。普選。
⇔制限選挙
→普選運動

ふつうぜい

ふつうぜい [2] 【普通税】
使途を特定せず一般歳出にあてるために課される租税。
⇔目的税

ふつうそうきんがわせ

ふつうそうきんがわせ [8] 【普通送金為替】
送金為替の一種。送金依頼人が銀行の振り出す送金小切手を受取人に送付することによって,送金を行うもの。

ふつうとりひきやっかん

ふつうとりひきやっかん [8] 【普通取引約款】
特定種類の大量同型の取引を迅速に処理するために,あらかじめ定型化された約款であって,多数締結される個々の契約の内容として画一的に適用されるもの。銀行取引・運送契約・電力ガス供給などについて定められている。普通契約約款。

ふつうぶん

ふつうぶん [2][0] 【普通文】
明治以降に用いられた文語文の一種。従来の漢文訓読的な文語文に古文・擬古文・消息文などをとり入れて作り出され,法令文・教科書や新聞雑誌などに用いられた。

ふつうぶんかん

ふつうぶんかん [4] 【普通文官】
(1)旧制で,外交官・裁判官などの特殊な任務につく文官を除いた一般の文官。
(2)判任官の通称。

ふつうほう

ふつうほう [2] 【普通法】
⇒一般法(イツパンホウ)

ふつうほうじん

ふつうほうじん [4] 【普通法人】
税法上,公共法人・公益法人・共同組合等以外の法人。通常の営利法人等。

ふつうめいし

ふつうめいし [4] 【普通名詞】
名詞の下位分類の一。同じ類に属する個物なら,そのどれにも通じて適用される名称を表す名詞。固有名詞に対していう。
→固有名詞

ふつうやく

ふつうやく [2] 【普通薬】
医薬品のうち,薬事法で定める毒劇薬以外のもの。

ふつうゆうびん

ふつうゆうびん [4] 【普通郵便】
速達・書留などに対して,特別の取り扱いをしない一般の郵便。

ふつうゆうびんきょく

ふつうゆうびんきょく [6] 【普通郵便局】
特定郵便局や簡易郵便局以外の郵便局。鉄道郵便局・船内郵便局なども含む。かつての一等および二等郵便局。

ふつうよう

ふつうよう [2] 【普通葉】
葉本来の形態および機能をもつ通常の葉。苞葉(ホウヨウ)・鱗片葉・花葉・捕虫葉などの変態した葉に対していう。尋常葉。同化葉。

ふつうようしえんぐみ

ふつうようしえんぐみ [7] 【普通養子縁組】
特別養子縁組に対して,通常の養子縁組。養子となっても実の親との親子関係は残り,二重の親子関係となる。

ふつうよきん

ふつうよきん [4] 【普通預金】
常時,預金の出し入れができる銀行預金。利子は定期預金より低い。

ふつか

ふつか【二日目ごとに】
every two days.〜おきに every three days[third day].

ふつか

ふつか [0] 【二日】
(1)二つの日。また,二日間。
(2)月の第二日目。特に一月二日。[季]新年。
(3)何か事があってから二日目。「―といふ日の昼つかた/枕草子 301」

ふつかきゅう

ふつかきゅう [3] 【二日灸】
陰暦二月二日に据える灸。この日に据えると効能が倍あり,病気をせず,災難をのがれ,長寿を保つとされた。ふつかやいと。[季]春。

ふつかごころ

ふつかごころ 【二日心】
二日酔いの気分。「―か公用か,酔うてはならぬ首尾もある/浄瑠璃・会稽山」

ふつかづき

ふつかづき [3][0] 【二日月】
陰暦二日の月。特に八月二日の月。[季]秋。《八朔や扨明日よりは―/蕪村》

ふつかばらい

ふつかばらい 【二日払ひ】
(近世初期,毎月二日であったことから)遊里の勘定。また,遊興費。「―に気骨を折らせず言うた事の違はぬ客には/浮世草子・禁短気」

ふつかよい

ふつかよい [0] 【二日酔い】 (名)スル
酒量が度を過ごした翌日に,頭痛や吐き気などに悩まされること。宿酔(シユクスイ)。

ふつかよい

ふつかよい【二日酔(をする)】
(have) a hangover.→英和

ふつぎょう

ふつぎょう [0] 【払暁】
夜明け。明け方。あかつき。黎明(レイメイ)。

ふつく

ふつ・く 【憤く・恚く】 (動カ四)
〔「ふづく」とも〕
腹を立てる。いきどおる。「此の神,性(ヒトトナリ)悪(サカナ)うして,常に哭(ナ)き―・くことを好む/日本書紀(神代上訓)」

ふつくに

ふつくに 【悉に】 (副)
すっかり。ことごとく。ふつに。「百済の王子余昌…―国の中の兵を発して/日本書紀(欽明訓)」

ふつくむ

ふつく・む 【憤む・慍む】 (動マ四)
〔近世には「ふづくむ」とも〕
腹を立てる。いきどおる。「句々いかり―・みて,なんぞして出る事有るに似たぞ/四河入海 11」

ふつこく

ふつこく [2] 【仏国】
「仏蘭西(フランス)国」の略。

ふつご

ふつご [0] 【仏語】
フランス語。

ふつごう

ふつごう【不都合】
(an) inconvenience (不便);→英和
[不行跡]misconduct;→英和
(an) impropriety.→英和
〜な inconvenient;improper;→英和
wrong.→英和
〜なことをする behave badly.

ふつごう

ふつごう [2] 【不都合】 (名・形動)[文]ナリ
(1)都合が悪いこと。具合が悪いこと。また,そのさま。
⇔好都合
「―な場合」
(2)道理に合わないこと。よろしくないこと。また,そのさま。ふとどき。「―なことをしでかす」
(3)金銭の都合がつかないこと。手元が苦しいこと。「外見にて―がちにあらう/歌舞伎・幼稚子敵討」
[派生] ――さ(名)

ふつじょ

ふつじょ [0] 【祓除・払除】
⇒ばつじょ(祓除)

ふつぜん

ふつぜん [0] 【怫然・艴然】 (ト|タル)[文]形動タリ
むっとするさま。怒るさま。憤然。「わざと仰山に―として/羹(潤一郎)」

ふつつか

ふつつか [2] 【不束】 (形動)[文]ナリ
(1)思慮や能力が足りず,行き届かないさま。未熟。「―ながら精一杯努めます」
(2)教養がないさま。たしなみがないさま。また,野暮。「さても恋も情もない―なお方/歌舞伎・壬生大念仏」
(3)優美繊細でないさま。大雑把なさま。「布の―なるを着たり/今昔 14」「黒方をおしまろがして,―にしりさき切りて/紫式部日記」
(4)太くて不恰好なさま。不細工なさま。「いと荒々しく―なる様したる翁の/源氏(浮舟)」
(5)太くて立派なさま。重々しいさま。「いと大きやかに―に肥え給へるが/宇津保(蔵開上)」「―なる後見まうけて/源氏(帚木)」
[派生] ――さ(名)

ふつつかな

ふつつかな【不束な】
incompetent;→英和
inexperienced;→英和
unrefined;ill-bred.

ふつつかもの

ふつつかもの [0] 【不束者】
行き届かない人。不調法者。「―ですが,よろしくお願いします」

ふつと

ふつと (副)
(1)物を断ち切るさま。また,その音を表す語。「紅の衣五具ありけるを,背割りに―きりて/著聞 14」
(2)急に。突然。「涙の―出で来ぬ/枕草子(一三一・能因本)」
(3)(下に打ち消しの語を伴って)全然。まったく。「御屏風のつらにひきつけられて―動きもせず/大鏡(伊尹)」

ふつに

ふつに [1] (副)
(1)(下に打ち消しの語を伴って)絶えて。全く。断じて。「―覚えず/舞姫(鴎外)」「―見ゆる所無し/日本書紀(神代上訓)」
(2)すっかり。すべて。「重罪を―滅せり/法華義疏(長保点)」

ふつぬしのかみ

ふつぬしのかみ 【経津主神】
記紀神話で,伊弉諾尊(イザナキノミコト)に斬殺された軻遇突智(カグツチ)の血が岩となり,それを祖とする神。磐筒男(イワツツノオ)・磐筒女(イワツツノメ)の子とも伝える。日本書紀では天孫降臨に先立ち出雲国へ降り国譲りを成功させたとする。香取神宮の祭神。香取の神。

ふつのみたま

ふつのみたま 【韴の霊・布都御魂】
建御雷神(タケミカズチノカミ)の象徴である神剣。熊野で苦戦している神武天皇に,天照大神が高倉下(タカクラジ)の手を経て与えた,と記紀は伝える。石上(イソノカミ)神宮の祭神とされる。ふつのつるぎ。

ふつふつ

ふつふつ [2][1] 【沸沸】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)わき立つさま。煮えたぎるさま。「湯が―とたぎっている」
(2)感情などがこみ上げるさま。「喜びが―とわいてくる」

ふつふつ

ふつふつ (副)
(1)物を断ち切るさまやその音を表す語。「刀を以て荒巻の縄を―と押し切りて/今昔 28」
(2)やめるさま。思い切るさま。きっぱり。ふっつり。「身のいたづら―とやめて/浮世草子・一代女 2」
(3)本当に。全く。「一日に幾度となく,もう―嫌になることがある/化銀杏(鏡花)」

ふつぶん

ふつぶん [0] 【仏文】
(1)フランス語の文章。「―和訳」
(2)フランス文学。仏文学。「―専攻」
(3)「仏文科」「仏文学科」の略。

ふつぶんか

ふつぶんか [0] 【仏文科】
大学で,フランス文学を専門に研究する学科。仏文学科。

ふつほう

ふつほう [0] 【仏法】
フランスの法律。また,フランスの法体系を対象とする学問。

ふつやく

ふつやく [0] 【仏訳】 (名)スル
フランス語以外の言語をフランス語に翻訳すること。また,翻訳したもの。

ふつりあい

ふつりあい【不釣合】
incongruity;imbalance.→英和
〜の ill-matched;incongruous;→英和
unbecoming.→英和
〜である do not match;be out of keeping <with> .

ふつりあい

ふつりあい [3][2] 【不釣(り)合い】 (名・形動)[文]ナリ
釣り合わないこと。ふさわしくないこと。また,そのさま。「―な縁談」

ふつりょう

ふつりょう [0] 【仏領】
フランス領。

ふつりょうインドシナ

ふつりょうインドシナ 【仏領―】
「フランス領インドシナ」の略。

ふつりん

ふつりん 【払菻】
中国で,南北朝から初唐にかけてビザンツ帝国を呼んだ語。
→大秦(タイシン)

ふつろうき

ふつろうき フツラウ― [3] 【仏狼機・仏郎機】
⇒フランキ

ふつわ

ふつわ [0] 【仏和】
(1)フランス語と日本語。
(2)「仏和辞典」の略。
⇔和仏

ふつわじてん

ふつわじてん [4] 【仏和辞典】
フランス語の単語・熟語・句などの意味・用法を日本語で説明した辞典。
⇔和仏辞典

ふつトン

ふつトン [0] 【仏―】
1000キログラムを一トンとする重量単位。キロトン。メートル-トン。
→トン

ふづえ

ふづえ [1] 【文杖】
「文挟(フミバサ)み」に同じ。

ふづき

ふづき [1] 【文月】
陰暦七月の異名。ふみづき。[季]秋。

ふづくえ

ふづくえ [2] 【文机】
〔「ふみづくえ」の転〕
読書するとき,書物をのせる机。

ふづくり

ふづくり 【文作り】
(1)作り上げ,整えること。また,準備。「この景虎へ無事の―候へども/甲陽軍鑑(品二七)」
(2)はかりごと。ごまかし。「ふところ子のむすめがあるなどと―をいふ/浮世草子・好色床談義」

ふづくる

ふづく・る 【文作る】 (動ラ四)
(1)物を作り上げ整える。「草子一冊―・らせ了んぬ/言経卿記」
(2)話をまとめる。段取りをしておく。「さつきの女が後に忍んでくるはづに―・つておいたから/滑稽本・膝栗毛(初)」
(3)だます。計略にはめる。「この家の奥様とならうと―・りました女を/浮世草子・禁短気」

ふてい

ふてい [0] 【不弟・不悌】
年長者に対して従順でないこと。「不孝―」

ふてい

ふてい [0] 【不定】
(1)定まらないこと。一定しないこと。「住所―」
(2)〔数〕 方程式の解が無数にあること。
→ふじょう(不定)

ふてい

ふてい [0] 【不貞】 (名・形動)[文]ナリ
貞操を守らない・こと(さま)。「―な行為」「―を働く」

ふてい

ふてい [0] 【不逞】
勝手に振る舞うこと。道義に従わないこと。「―の徒」「―の輩(ヤカラ)」

ふてい

ふてい【不貞】
unchastity.〜の unchaste;→英和
unfaithful.→英和

ふてい

ふてい【不定の】
indefinite;→英和
uncertain;→英和
unsettled;→英和
unfixed.‖不定冠詞《文》the indefinite article.不定詞《文》the infinitive.

ふてい

ふてい【不逞の】
lawless <people> .→英和

ふていかんし

ふていかんし [4] 【不定冠詞】
ヨーロッパ諸語にみられる冠詞の一。名詞が不特定の事物をあらわす場合に前に添加される冠詞。英語・ドイツ語には単数形しかないが,フランス語・スペイン語などには複数形もある。英語の a やドイツ語の ein やフランス語の un など。
→定冠詞

ふていが

ふていが [2] 【不定芽】
茎の先端や葉腋から出る定芽に対し,それ以外の場所(節間・葉・根など)から出る芽。

ふていき

ふていき【不定期の】
irregular.→英和
‖不定期貨物船 a tramp.

ふていき

ふていき [2] 【不定期】 (名・形動)[文]ナリ
時期・期間の一定しない・こと(さま)。「―に送られてくる荷物」「―航路」「―船」

ふていきけい

ふていきけい [4] 【不定期刑】
自由刑の宣告に際して,刑期を確定しないで言い渡すもの。
⇔定期刑

ふていきろせん

ふていきろせん [5] 【不定期路線】
鉄道・バス・航空路などの,運行の期日・時刻などが一定していない路線。

ふていけい

ふていけい [0] 【不定形】
(1)形や様式が一定でないもの。
(2)二つの関数 �(�),�(�)で,�→� または �→±∞ の時,�(�),�(�)の極限値が同時に 0 または ±∞ となる場合,�(�)/�(�),�(�)−�(�)などの極限をいう。

ふていけいし

ふていけいし [4] 【不定型詩】
伝統的な定型・韻律にのっとらない詩。散文詩など。
⇔定型詩

ふていこん

ふていこん [2] 【不定根】
植物の定根(テイコン)以外の根(ネ)。普通には,葉・茎から出る根をいう。

ふていさい

ふていさい [2] 【不体裁】 (名・形動)[文]ナリ
〔「ぶていさい」とも〕
体裁が悪いこと。恰好(カツコウ)の悪いこと。外聞の悪いこと。また,そのさま。「―な包み方」

ふていさい

ふていさい【不体裁な】
unseemly;→英和
improper.→英和

ふていし

ふていし [2] 【不定詞】
〔infinitive〕
ヨーロッパ諸語にみられる動詞の形態の一。また,その用法。定動詞に対する。人称・数について形態上の区別がなく,個々の動詞が表す行為などの内容を表現する名詞的機能をもつ。不定法。

ふていしゅうそ

ふていしゅうそ [4] 【不定愁訴】
頭重・いらいら・疲労感・不眠など漠然とした不快感を伴う自覚症状を訴えるが,それとからだの異常との関連がはっきりしないもの。

ふていしょう

ふていしょう [2] 【不定称】
代名詞で,人・事物・方角・場所などについて,はっきり特定できないものを指示する場合に用いるもの。「だれ」「どれ」「どちら」「どこ」などの類。

ふていじほう

ふていじほう [0] 【不定時法】
日の出から日没までを昼とし,日没から日の出までを夜として,それぞれを六等分して時を決める方法。日本では,江戸時代に民間で行われた。
⇔定時法

ふていせきぶん

ふていせきぶん [4] 【不定積分】
〔数〕 定積分 ∫� �(�)�� において � を変化させれば,� の関数がえられる。この関数を �(�)の不定積分という。�(�)が連続ならば,その不定積分は �(�)の原始関数であるから,不定積分を原始関数と同義にも用いる。�(�)の不定積分を ∫�(�)�� で表す。

ふていふう

ふていふう [2] 【不定風】
方向・強弱などの定まらない風。

ふていほうていしき

ふていほうていしき [6] 【不定方程式】
未知数の個数より方程式の個数が少なく,その解が一つに定まらないような方程式。特に,係数を整数として整数解を求めるときにいうことがある。

ふてき

ふてき [0] 【不敵】 (名・形動)[文]ナリ
(敵になるものがないかのごとく)大胆で恐れを知らないこと。また,無法で乱暴なこと。また,そのさま。「大胆―」「―な面構え」
[派生] ――さ(名)

ふてき

ふてき【不敵な】
bold;→英和
daring;→英和
fearless.→英和

ふてき

ふてき [0] 【不適】 (名・形動)[文]ナリ
適さないこと。あてはまらないこと。また,そのさま。不適当。「適―を判断する」「君にその仕事は―だ」

ふてきおう

ふてきおう [2] 【不適応】
環境への適応ができないこと。

ふてきおうじ

ふてきおうじ [4] 【不適応児】
環境への適応,あるいは自分の精神内界への適応がうまくできない児童。身体的・精神的欠陥や心理的な障害による場合が多い。

ふてきかく

ふてきかく【不適格な】
disqualified <for> ;unfit[not fit] <for> .→英和

ふてきかく

ふてきかく [2] 【不適格】 (名・形動)[文]ナリ
適格でない・こと(さま)。「医者には―な人」

ふてきせつ

ふてきせつ【不適切】
⇒不適当.

ふてきとう

ふてきとう【不適当な】
not fit <for> ;unsuitable <for> .→英和

ふてきとう

ふてきとう [2] 【不適当】 (名・形動)[文]ナリ
適当でない・こと(さま)。「―な例」

ふてきない

ふてきな・い 【不敵ない】 (形)
〔「ない」は接尾語。近世上方語〕
不敵だ。大胆だ。「年明き前の女郎の,しかも―・い人/浮世草子・諸艶大鑑 2」

ふてきにん

ふてきにん [2] 【不適任】 (名・形動)[文]ナリ
適任でない・こと(さま)。「委員には―な人」

ふてきにん

ふてきにん【不適任】
⇒不適当.

ふてきほう

ふてきほう [2] 【不適法】 (名・形動)[文]ナリ
法律の規定に合わない・こと(さま)。「―な行為」

ふてきもの

ふてきもの [0] 【不敵者】
大胆で恐れを知らぬ者。また,無法者。「親に似たる―かな/盛衰記 37」

ふてぎわ

ふてぎわ [2] 【不手際】 (名・形動)[文]ナリ
手際の悪いこと。やり方や出来が悪いこと。また,そのさま。「―がある」「―をおわびします」「―な応対」

ふてぎわ

ふてぎわ【不手際】
clumsiness;a failure.→英和
〜な clumsy;→英和
unskillful.→英和

ふてくさる

ふてくさ・る [4] 【不貞腐る】
■一■ (動ラ五[四])
「ふてる」をののしって言う語。「呵(シカ)れば―・る/洒落本・深弥満於路志」
■二■ (動ラ下二)
⇒ふてくされる

ふてくされ

ふてくされ【不貞腐れる】
sulk;→英和
be sulky.→英和
〜た sulky.

ふてくされる

ふてくさ・れる [5] 【不貞腐れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ふてくさ・る
不平・不満から反抗的になったり,投げやりになったりする。「注意されるとすぐ―・れる」

ふてってい

ふてってい【不徹底な】
not thoroughgoing;insufficient (不十分);→英和
inconsistent (一貫しない);→英和
unconvincing (説得力がない).→英和

ふてってい

ふてってい [2] 【不徹底】 (名・形動)[文]ナリ
徹底していない・こと(さま)。「連絡が―だ」「指導に―な点があった」
[派生] ――さ(名)

ふてね

ふてね [0] 【不貞寝】 (名)スル
ふてくされて寝ること。「昼まで―した」

ふてぶてしい

ふてぶてし・い [5] 【太太しい】 (形)[文]シク ふてぶて・し
平然と図太く構えている。憎らしいほど,ずうずうしい。「―・い男」
[派生] ――さ(名)

ふてぶてしい

ふてぶてしい
impudent;→英和
shameless.→英和

ふてらっこい

ふてらっこ・い (形)
〔近世江戸語〕
ふてぶてしい。ずうずうしい。「お前の様な―・い事を言ふ者はお客だと思はねえ/洒落本・客衆一華表」

ふてる

ふ・てる [2] 【不貞る】 (動タ下一)[文]タ下二 ふ・つ
〔「不貞る」は当て字〕
ふてくされる。また,強情を張る。「お島が―・てたやうな顔をして/あらくれ(秋声)」「―・テテイル/日葡」

ふてん

ふてん 【不腆】
(1)粗末なこと。わずかなこと。
(2)自分の贈り物をへりくだっていう語。粗品。薄志。

ふてん

ふてん [2] 【普天】
あまねくおおっている天。天下。全世界。「―蒙る厚き仁(メグミ)を/懐風藻」

ふてん

ふてん [0] 【付点】
音符または休止符の右側に水平に並べて付される一個の点。付された音符あるいは休止符の長さの二分の一を加えることを意味する。

ふてんそっと

ふてんそっと [4] 【普天率土】
(1)天下。世界中。
(2)天下を治める王。君主。「―の勅命によれり/謡曲・小鍛冶」

ふてんのした

ふてんのした 【普天の下】
天のおおうかぎり。天下。「―王地にあらずといふ事なし/平家 2」

ふで

ふで【筆】
(1)[毛筆]a (writing) brush;a pen (ペン).→英和
(2)[作品]one's work;one's writing.(3)[筆跡]one's handwriting;one's hand.〜の誤り a slip of the pen.〜が立つ be a good writer.

ふで

ふで [0] 【筆】
〔「文手(フミテ)」の転〕
(1)木管や竹軸の先に獣毛を束ねてはめ,墨・絵の具などを含ませて字や絵を書く用具。また,筆記具。
(2)筆を用いて書くこと。また,書いたもの。「小野道風の―になる」
(3)特に,文を書くこと。また,文。「―の力」
(4)言葉あるいは絵画による表現。「この美しさは―の及ぶところではない」
(5)助数詞的に用いて,文字や絵を書くときに,筆に墨・絵の具を含ませる回数,あるいは,筆を紙に付けた回数を示す。「一―でえがく」「一―書き」

ふで=が滑(スベ)る

――が滑(スベ)・る
書いてはいけないことや書かなくてもよいことを,うっかり書いてしまう。

ふで=が立つ

――が立・つ
文章がうまい。

ふで=が荒れる

――が荒・れる
文章が雑になる。

ふで=に任(マカ)せる

――に任(マカ)・せる
勢いにまかせて思うままに書く。

ふで=を下ろす

――を下ろ・す
書き始める。筆を起こす。

ふで=を入れる

――を入・れる
添削する。

ふで=を加える

――を加・える
文章をなおす。また,書き加える。加筆する。「旧作に―・える」

ふで=を呵(カ)する

――を呵(カ)・する
努めて文章をつづる。「―・し硯を磨するのも/野分(漱石)」

ふで=を執(ト)る

――を執(ト)・る
書画・文章を書く。執筆する。

ふで=を尽くす

――を尽く・す
能力をすっかり使って書く。

ふで=を投げる

――を投・げる
書くことを中途でやめる。筆を投(トウ)ず。

ふで=を折る

――を折・る
文筆活動をやめる。筆を断つ。筆を捨てる。

ふで=を拭(ヌグ)う

――を拭(ヌグ)・う
書くことをそこでやめる。

ふで=を捨てる

――を捨・てる
「筆を折る」に同じ。

ふで=を揮(フル)う

――を揮(フル)・う
書画を書く。揮毫(キゴウ)する。

ふで=を断つ

――を断・つ
「筆を折る」に同じ。

ふで=を染める

――を染・める
(1)はじめて書く。また,書き始める。「小説に―・める」
(2)筆に墨を含ませる。「冥官(ミヨウカン)―・めて,一々に是を書く/平家 6」

ふで=を走らせる

――を走ら・せる
すらすらと書く。

ふで=を起こす

――を起こ・す
書き始める。筆を下ろす。「―・したのは十年前」

ふで=を=置く

――を=置・く(=擱(オ)・く)
文章を書き終わる。擱筆(カクヒツ)する。

ふであと

ふであと [0] 【筆跡】
書かれている文字や絵。また,その書きぶり。ひっせき。

ふであらい

ふであらい [3] 【筆洗い】
⇒ひっせん(筆洗)

ふでい

ふでい [0] 【腐泥】
湖底や海底に堆積した生物の遺骸が,酸素の少ない状態で分解してできた黒褐色の泥。

ふでいし

ふでいし [0] 【筆石】
化石動物の一群。キチン質の外被におおわれた群体はシダの葉のように見える。浮遊生活するものと固着生活するものがあった。古生代の海中に生息した,腸鰓類と考えられる。

ふでいれ

ふでいれ【筆入れ】
a pencil case.

ふでいれ

ふでいれ [4][3][0] 【筆入れ】
筆を入れる箱や筒。また,筆記用具を入れる箱。

ふでいん

ふでいん [0] 【筆印】
花押(カオウ)のかわりに,筆の軸頭に墨をつけて押した印。

ふでおや

ふでおや 【筆親】
〔「筆」は鉄漿(カネ)をつける羽筆の意〕
「鉄漿親(カネオヤ)」に同じ。

ふでおろし

ふでおろし [3] 【筆下ろし】 (名)スル
(1)新しい筆をはじめて使うこと。
(2)はじめて物事をすること。
(3)男が童貞を破ること。

ふでかけ

ふでかけ [0][4][3] 【筆懸(け)】
「筆架(ヒツカ)」に同じ。

ふでがい

ふでがい [2] 【筆貝】
海産の巻貝。貝殻は細長い紡錘形で,高さ約5センチメートル。殻の表面は滑らかで,黒褐色の地に黄白色の縞が格子状に入る。房総半島以南の西太平洋沿岸に分布。砂底にすむ。カヤガイ。

ふでがえし

ふでがえし [3] 【筆返し】
文机・違い棚などの端につけて筆などがころげ落ちるのを防ぐ化粧縁。

ふでがき

ふでがき [0] 【筆書き】
毛筆で書くこと。また,毛筆書きのもの。「―の履歴書」

ふでがしら

ふでがしら [3] 【筆頭】
〔「ふでかしら」とも〕
(1)筆の穂先。
(2)名前を列記する時の第一番の人。頭立った人。ひっとう。「いいやよ,―だといふ事よ/洒落本・傾城買二筋道」

ふでき

ふでき【不出来である】
be poorly made;be badly done;be poor[unsuccessful].

ふでき

ふでき [1] 【不出来】 (名・形動)[文]ナリ
できが悪い・こと(さま)。
⇔上出来
「稲の出来―」「―な子」

ふでく

ふでく [0] 【筆句】
〔代作者の名の上に「筆」または「フ」と記すことから〕
代作した俳句。

ふでくせ

ふでくせ [0] 【筆癖】
筆跡に表れる癖や特徴。また,文章に表れる癖や特徴。

ふでさき

ふでさき [0][4] 【筆先】
(1)筆の先。筆の穂先。
(2)筆で書くこと。また,書き方・技巧。「―でごまかす」
→お筆先

ふでし

ふでし [2] 【筆師・筆司】
筆を作る職人。筆作り。筆匠。

ふでしょうが

ふでしょうが [3] 【筆生姜】
若い生姜の根を筆の穂先の形に整えて熱湯にくぐらせ,甘酢に浸したもの。焼き魚などの付け合わせにする。

ふでじ

ふでじ [0] 【筆字】
筆で書いた文字。

ふでじく

ふでじく [0] 【筆軸】
筆の柄。筆柄(フデヅカ)。

ふですさび

ふですさび [3] 【筆荒び】
「ふでのすさび(筆荒)」に同じ。

ふでたて

ふでたて [3][0] 【筆立(て)】
(1)筆を立てておく用具。筆筒。
(2)文章の書き出し。初筆。起筆。

ふでたて

ふでたて【筆立て】
a pen stand.

ふでつき

ふでつき [0][4] 【筆付き】
筆を使う様子。また,書かれたものの様子。かきぶり。「―が幼い」

ふでつむし

ふでつむし [3] 【筆つ虫】
コオロギの異名。

ふでづか

ふでづか [0] 【筆柄】
「筆軸(フデジク)」に同じ。

ふでづか

ふでづか [2][0] 【筆塚】
使い古した筆を埋め,その供養のために築いた塚。退筆塚。

ふでづかい

ふでづかい [3] 【筆遣い】
筆の使い方。筆の運び方。また,書かれたものの趣。「力強い―」

ふでづかい

ふでづかい【筆遣い】
(a) touch;→英和
brushwork;penmanship.→英和

ふでづくり

ふでづくり [3] 【聿旁】
漢字の旁(ツクリ)の一。「肄」「肆」などの「聿」の部分。

ふでづつ

ふでづつ [0] 【筆筒】
筆を入れておく筒。また,筆立て。

ふでとり

ふでとり [4] 【筆執り】
筆をとって書くこと。また,書き役。

ふでなぐさみ

ふでなぐさみ [3] 【筆慰み】
手なぐさみに書くこと。

ふでならし

ふでならし [3] 【筆馴らし】
(1)新しい筆を使ってならすこと。
(2)文章などを書いて,なれるようにすること。

ふでのうみ

ふでのうみ 【筆の海】
〔「筆海」の訓読み〕
(1)硯(スズリ)の異名。
(2)書かれた,たくさんの文字・詩文。「―を汲みても/新古今(仮名序)」

ふでのすさび

ふでのすさび 【筆の荒び】
思い浮かぶままに書くこと。また,書いたもの。なぐさみに書くこと。筆すさび。

ふでのはこび

ふでのはこび 【筆の運び】
筆の使い方。字の書き方。運筆。

ふではじめ

ふではじめ [3] 【筆始め】
「書き初め」に同じ。[季]新年。

ふでばこ

ふでばこ [0] 【筆箱】
筆を入れる箱。また,筆記用具を入れる容器。筆入れ。

ふでぶしょう

ふでぶしょう [3] 【筆不精】 (名・形動)[文]ナリ
手紙や文章を書くのを面倒がる・こと(さま)。また,そのような人。
⇔筆まめ

ふでぶしょう

ふでぶしょう【筆不精】
⇒筆まめ.

ふでぶと

ふでぶと [0] 【筆太】 (名・形動)[文]ナリ
書かれた文字の線が太い・こと(さま)。「―に書く」

ふでぼうふう

ふでぼうふう [3] 【筆防風】
イブキボウフウの異名。

ふでまき

ふでまき [0][3] 【筆巻】
筆を巻いて納める小さな簾(スダレ)。

ふでまめ

ふでまめ【筆まめ(不精)な人】
a good (bad) correspondent.彼は筆まめである He has a ready pen.

ふでまめ

ふでまめ [0] 【筆忠実】 (名・形動)[文]ナリ
手紙や文章を書くことを面倒がらない・こと(さま)。また,そのような人。
⇔筆不精

ふでゆい

ふでゆい 【筆結(い)】
筆を作ること。また,その職人。

ふでりんどう

ふでりんどう [3] 【筆竜胆】
リンドウ科の越年草。日当たりのよい山野に自生。茎は高さ約8センチメートルで,卵円形で質の厚い葉を密に対生する。春,茎頂に淡紫青色,筒状の花を数個上向きにつけ,日を受けて開く。

ふと

ふと
suddenly (突然);by chance (偶然);casually (何となく).→英和
〜した casual;→英和
accidental.→英和
〜…する happen to do.〜…と思う It occurs to one that….

ふと

ふと [0][1] (副)
(1)思いがけなく,突然起こるさま。不意に。「―思い出す」「―右を見ると彼がいた」
(2)たやすく。簡単に。「足をそらにて,まどひ倒れて,え―もかかげず/落窪 2」
(3)動作の素早いさま。「つゆも物空にかけらば,―射殺し給へ/竹取」
〔「不図」「不斗」とも書く〕

ふと

ふと [2][1] 【浮屠・浮図・仏図】
(1)〔梵 Buddha〕
ブッダに同じ。「孔子が,此土に賢聖なし,西方に―という者あり,此れ聖人なり,といひて/開目抄」
(2)〔梵 stūpa の音訳という〕
塔。仏塔。
(3)僧侶のこと。仏教徒のこと。

ふと

ふと [2] 【太】
〔形容詞「太い」の語幹〕
(1)太っていること。「庄野の―のお米が俵腰に/浄瑠璃・丹波与作(中)」
(2)名詞の上について,太い意を表す。「―腹」「―物」
(3)祭祀などに関する名詞・動詞の上に付いて,立派な,すぐれた,などの意を表す。「―しく」「―玉串」「―祝詞(ノリト)」

ふとい

ふとい【太い】
(1) big;→英和
thick.→英和
(2) ⇒横着(おうちやく).
(3)[声の]deep.→英和

ふとい

ふとい [2] 【太藺・莞】
カヤツリグサ科の多年草。池などに自生。茎は円柱形で太く高さ約1.5メートル。夏から秋にかけ,茎頂に多数の小穂をつける。茎を編んで,むしろ・畳表の代用品にする。大藺(オオイ)。トウイ。マルスゲ。[季]夏。

ふとい

ふと・い [2] 【太い】 (形)[文]ク ふと・し
(1)棒状・ひもなどの直径が大きい。また,立派である。「―・い管」「―・い柱」
(2)線状・帯状のものの幅が広い。「―・い眉(マユ)」「―・いベルト」
(3)(声が)低くて声量が豊かだ。「―・い声」
(4)ふてぶてしい。ずうずうしい。「何とまあ―・い亜魔(アマ)ぢやあねいか/塩原多助一代記(円朝)」
(5)(ある種の語を主語にとって,比喩的に)大胆だ。小事にこだわらない。「肝が―・い」「腹の―・い人物」「線が―・い」
(6)肉付きがよい。「黒馬の―・くたくましきに/保元(上)」
⇔ほそい
[派生] ――さ(名)

ふといき

ふといき [3][0] 【太息】
ゆっくりと大きくはく息。といき。おおいき。「…と,―を吐(ツ)いたのである/婦系図(鏡花)」

ふといと

ふといと [0][3] 【太糸】
太い糸。木綿糸では二〇番手より太い糸,絹糸では玉糸・のし糸などをいう。

ふとう

ふとう [0] 【不倒】
倒れないこと。「最長―距離」

ふとう

ふとう【埠頭】
a wharf;→英和
a quay;→英和
a pier.→英和

ふとう

ふとう【不等式】
《数》an inequality.→英和
不等辺三角形 a scalene (triangle).→英和

ふとう

ふとう【不当】
(an) injustice.→英和
〜な unjust;→英和
unfair;→英和
unreasonable;→英和
excessive (過家).→英和
‖不当利得 an unreasonable profit.不当労働行為《法》an unfair labor practice.

ふとう

ふとう [0] 【不凍】
凍らないこと。

ふとう

ふとう [0] 【埠頭】
港湾内で,船をつけ,乗客の乗降や貨物の積み降ろしをする区域。陸から海中に突き出させて築いたものと,陸に平行なものがある。波止場。

ふとう

ふとう [0] 【不党】
党派を作らないこと。一方に与(クミ)しないこと。「不偏―」

ふとう

ふとう [0] 【不等】
等しくないこと。

ふとう

ふとう [0] 【符頭】
音符の丸い玉の部分。譜線上に置かれた位置によって音の高さを示す。たま。
⇔符尾

ふとう

ふとう [0] 【不当】 (名・形動)[文]ナリ
(1)道理に合わないこと。適当でないこと。また,そのさま。「―な差別」
(2)違法ではないが,法規定の趣旨・目的に照らして妥当でない・こと(さま)。「―な利益」
[派生] ――さ(名)

ふとう

ふとう [0] 【不撓】 (名・形動)[文]ナリ
〔たわまない意〕
困難に出合ってもひるまない・こと(さま)。「―の決意」

ふとう

ふとう【不撓】
⇒不屈.

ふとういつ

ふとういつ [2] 【不統一】 (名・形動)[文]ナリ
統一がとれていないこと。まとまりのないこと。また,そのさま。「意見の―」「―なやり方ではだめだ」
[派生] ――さ(名)

ふとういつ

ふとういつ【不統一】
lack of unity.〜な disunited;inharmonious.

ふとうえき

ふとうえき [2] 【不凍液】
自動車エンジンの冷却水の凍結を防ぐために用いる液体。アルコールまたはエチレン-グリコールなどを主成分とする氷点降下剤。

ふとうえき

ふとうえき【不凍液】
antifreeze.→英和

ふとうおう

ふとうおう [2] 【不倒翁】
「起き上がりこぼし」の漢名。

ふとうか

ふとうか [2] 【不登花】
⇒不稔花(フネンカ)

ふとうかこうかん

ふとうかこうかん [5] 【不等価交換】
商品の価値どおりの交換が市場で行われないこと。市場における価格の短期的変動,独占価格による販売,国際間の貿易などの際に起こると考えられる。

ふとうきんるい

ふとうきんるい [4] 【不等筋類】
斧足綱不等筋目の軟体動物。前後の閉殻筋(いわゆる貝柱)の大きさが異なり後閉殻筋が大きいか,あるいは後閉殻筋のみになったもの。ホタテガイ・マガキ・イガイなど。異筋類。異柱類。

ふとうこ

ふとうこ [2] 【不凍湖】
寒冷地にありながら,凍結しない湖。

ふとうこう

ふとうこう [2] 【不凍港】
冬,高緯度の海面凍結地域にありながら,暖流の影響で海面が凍らない港。ムルマンスク・ハンメルフェスト・ナルビクなど。

ふとうこう

ふとうこう [2] 【不登校】
主として心理的な抵抗感から学校に行かないこと。登校拒否。

ふとうこう

ふとうこう【不凍港】
an ice-free port.

ふとうごう

ふとうごう [2] 【不等号】
二つの数・式などの間にはさんで,これら二つの間の大小関係を表す記号。記号は <,または >。記号を矢印に見たとき,矢印の指す方にある項が小さい。�<� は � が � より小さいこと,また �>� は � が � より大きいことを表す。また,等号付き不等号を用いた場合,�≦� は � が � 以下であること,また �≧� は � が � 以上であることを表す。

ふとうしき

ふとうしき [2] 【不等式】
不等号を用いて表された式。

ふとうしゅうえんのごびゅう

ふとうしゅうえんのごびゅう 【不当周延の誤謬】
〔論〕 定言的三段論法において,前提で周延されていない概念を結論で周延させることにより生じる推論の誤謬。不当周延の虚偽。

ふとうしょぶん

ふとうしょぶん [4] 【不当処分】
正当な理由のない処分。「―の撤回を迫る」

ふとうじん

ふとうじん 【不当人】
不当なおこないをする人。無法者・乱暴者のこと。無道人(ブドウジン)。「日本一の―どもを憑(タノ)んで/太平記 11」

ふとうすいそう

ふとうすいそう [4] 【不透水層】
地下水を浸透しない,あるいは浸透しにくい地層。一般に泥質岩からなる。

ふとうひょうじ

ふとうひょうじ [4] 【不当表示】
商品の内容の説明・表示が,実際の内容とは異なっていたり誇大な書き方をしていること。

ふとうふくつ

ふとうふくつ [0] 【不撓不屈】
どんな困難に出合ってもひるまずくじけないこと。「―の精神」

ふとうめい

ふとうめい [2] 【不透明】 (名・形動)[文]ナリ
(1)透明でないこと。すきとおっていないこと。また,そのさま。
⇔透明
「―な液体」
(2)重要な事が隠されていたり,わからなかったりして,実情や先行きが見通せない・こと(さま)。「この事件には―な部分が多い」「交渉の先行きは―だ」
[派生] ――さ(名)

ふとうめい

ふとうめい【不透明】
opacity.→英和
〜な opaque.→英和

ふとうめいたい

ふとうめいたい [0] 【不透明体】
光を通さない物体。

ふとうよう

ふとうよう [2] 【不等葉】
つく位置によって著しく形や大きさを異にする葉。イタビカズラやヒノキの葉に見られる。偏葉。

ふとうりとく

ふとうりとく [4] 【不当利得】
法律上の原因がないのに利益を受け,それにより他人に損失を与えること。債権が存在しないのに弁済を受けるのがその例。

ふとうれんばい

ふとうれんばい [4] 【不当廉売】
⇒ダンピング

ふとうれんばいかんぜい

ふとうれんばいかんぜい [8] 【不当廉売関税】
⇒反ダンピング関税

ふとうろうどうこうい

ふとうろうどうこうい [8] 【不当労働行為】
使用者が労働組合運動に対して行う妨害的行為。憲法第二八条の労働基本権を保証するため,労働組合法では組合員に対する不利益処分・団体交渉拒否・支配介入・報復的差別待遇などを禁止している。

ふとお

ふとお [0] 【太緒】
(1)太い鼻緒。
(2)太いひも・糸。琵琶・箏などの太い弦。

ふとおり

ふとおり [0] 【太織(り)・絁】
太糸{(2)}を用いて織った絹織物。平織りが多い。太絹。ふとり。

ふとがき

ふとがき [0] 【太書き】
太く書くこと。また,肉太に書く筆など。「―の万年筆」

ふとぎぬ

ふとぎぬ [3][0] 【太絹・絁】
⇒太織(フトオ)り

ふとく

ふとく【不徳のいたすところです】
I'm only to blame (for it)./It's my fault.

ふとく

ふとく [2][0][1] 【婦徳】
婦人の守るべき徳義。

ふとく

ふとく [0] 【不徳】
(1)徳の足りないこと。徳が備わっていないこと。
(2)人としての道にそむくこと。背徳。「―漢」

ふとく=の致すところ

――の致すところ
自分の不徳が原因で,好ましくない事態になったこと。「これもすべて私の―です」

ふとくい

ふとくい【不得意】
⇒不得手(ふえて).

ふとくい

ふとくい [2] 【不得意】 (名・形動)[文]ナリ
得意でない・こと(さま)。「―な科目」

ふとくぎ

ふとくぎ [2][3] 【不徳義】 (名・形動)[文]ナリ
人として守るべき道にそむく・こと(さま)。「―漢」「父等の事業の不道理―なる/火の柱(尚江)」

ふとくさく

ふとくさく【不得策】
a bad policy.〜な unwise.→英和

ふとくしん

ふとくしん [2] 【不得心】 (名・形動ナリ)
〔「ふとくじん」とも〕
(1)得心できない・こと(さま)。「―なりと思ひて猶もなしと答へければ/盛衰記 14」
(2)道理をわきまえないこと。無作法なこと。また,そのさま。「思ふ心の―さよと憎まぬ人はなかりけり/御伽草子・鉢かづき」

ふとくてい

ふとくてい【不特定の】
unspecific;unspecified.→英和
〜多数の many and unspecified persons.

ふとくてい

ふとくてい [2] 【不特定】 (名・形動)[文]ナリ
特にこれと定まっていない・こと(さま)。
⇔特定
「―の聴衆を相手に話す」

ふとくていたすう

ふとくていたすう [7] 【不特定多数】
特にこれと定まった性質・傾向などのないものが数多く集まっていること。「―の読者」

ふとくていぶつ

ふとくていぶつ [4] 【不特定物】
具体的な取引にあたって,当事者が取引する物の種類だけを指定して,その個性を問わないもの。馬一〇〇頭・酒一斗などはその例。
⇔特定物

ふとくようりょう

ふとくようりょう [4][6] 【不得要領】 (名・形動)[文]ナリ
要領を得ないこと。肝心なところがわからないこと。また,そのさま。「―な説明」

ふとくようりょう

ふとくようりょう【不得要領な】
vague <answer> ;→英和
ambiguous;→英和
evasive.→英和

ふところ

ふところ【懐】
the breast (胸);→英和
[懐中]one's pocket;→英和
one's purse (さいふ).〜に入れる pocket <the money> (着服).自分の〜をこやす fill one's (own) pockets.

ふところ

ふところ [0] 【懐】
(1)衣服,特に和服におおわれた胸のあたり。「財布を―に入れる」
(2)山などに周りを囲まれた所。「山の―」
(3){(1)}に入れて持っている金。所持金。「人の―を当てにする」「―がさびしい」
(4)胸中。心中。腹。「―を見すかす」
(5)外部から隔てられている所。内部。内側。「敵の―深く入る」
(6)「ふところご(懐子)」に同じ。「そこをば―といふばかりにおほし立て奉りしかば/宇津保(蔵開下)」

ふところ=が寂しい

――が寂し・い
金を少ししか持っていない。懐が寒い。

ふところ=が寒い

――が寒・い
「懐が寂しい」に同じ。

ふところ=が暖かい

――が暖か・い
所持金がたっぷりある。

ふところ=が深い

――が深・い
(1)度量が広い。包容力がある。
(2)理解や能力に幅がある。
(3)相撲で,身長が高く,両腕の長い力士に見られる能力で,四つに組んだとき,両腕と胸とで作る空間が広く,相手になかなかまわしを与えないことをいう。

ふところ=が痛む

――が痛・む
出費のために,所持金が減り負担となる。

ふところ=に∘する

――に∘する
携行する。懐中する。また,手に入れる。

ふところ=を痛める

――を痛・める
自分の金を出す。自腹を切る。

ふところ=を肥(コ)やす

――を肥(コ)や・す
不正な方法で利益を得る。ふところを暖める。私腹を肥やす。「不正融資を斡旋して―・す」

ふところかがみ

ふところかがみ [5] 【懐鏡】
携帯用の小型の鏡。懐中鏡。

ふところかんじょう

ふところかんじょう [5] 【懐勘定】
所持金の額や費用などを心の中で見積もること。胸算用。

ふところがたな

ふところがたな【懐刀】
(1)[短刀]a dagger.→英和
(2)[腹心の者]one's right hand[right-hand man].

ふところがたな

ふところがたな [5] 【懐刀】
(1)常に懐や帯の間に挟んで持っている小さな守り刀。懐剣。
(2)機密に参与する腹心の部下。腹心。「社長の―だ」

ふところがみ

ふところがみ [0] 【懐紙】
畳んで懐に入れておく紙。ちり紙にしたり,歌などを書いたりする。畳紙(タトウガミ)。かいし。

ふところぐあい

ふところぐあい [5] 【懐具合】
持っている金の額。財政状態。懐都合。「―が悪い」

ふところご

ふところご [4] 【懐子】
(1)大切に育てられた子供。また,世間知らずの子,特に娘。「とみは富家(フウカ)の―で,性質が温和であった/渋江抽斎(鴎外)」
(2)親が懐に入れるような幼児。嬰児。「ほんの―でござります/浮世草子・風流曲三味線」

ふところすずり

ふところすずり [5] 【懐硯】
携行できるように作った硯。懐中硯。

ふところすずり

ふところすずり 【懐硯】
浮世草子。五巻。井原西鶴作。1687年成立。行脚僧の見聞記の形式による怪奇談集。

ふところそだち

ふところそだち 【懐育ち】
親元で大切に育てられること。「まる三つになるかならぬの―/人情本・娘節用」

ふところつごう

ふところつごう [5] 【懐都合】
「懐具合(フトコログアイ)」に同じ。

ふところてじょう

ふところてじょう [5] 【懐手錠】
江戸時代の刑罰の一。両手を懐に入れさせて縛り,縛り目に封印を施したもの。

ふところで

ふところで【懐手をしている】
[何もしない]keep one's hands in one's pockets;do nothing.〜をして with one's hands in one's pockets.

ふところで

ふところで [0] 【懐手】 (名)スル
(1)和服を着て,腕を袖に通さず懐に入れていること。抜き入れ手。[季]冬。《―して宰相の器たり/虚子》
(2)人にまかせて,何もしないこと。「―で大儲けする」

ふところでっぽう

ふところでっぽう 【懐鉄砲】
「短筒(タンヅツ)」に同じ。「南蛮流の―受けて見よ/浄瑠璃・近江源氏」

ふところどけい

ふところどけい [5] 【懐時計】
懐中(カイチユウ)時計。

ふとさ

ふとさ【太さ】
thickness (厚さ);→英和
size (大きさ).→英和
〜1インチ be one inch thick.

ふとざい

ふとざい [0] 【太材】
太い材木。

ふとざお

ふとざお [0] 【太棹】
三味線の種別で,棹が太く胴が大ぶりのもの。通常は義太夫節の三味線をさすが,広義には浪曲用や津軽三味線も含まれる。
→細棹
→中棹

ふとし

ふと・し 【太し】 (形ク)
⇒ふとい

ふとしく

ふとし・く 【太敷く】 (動カ四)
〔「しく」は治める意〕
(1)天下を統治する。「―・かす京(ミヤコ)を置きて/万葉 45」
(2)宮殿を立派に造営する。「秋津の野辺に宮柱―・きませば/万葉 36」

ふとした

ふとした [2][0] (連体)
思いがけない。ちょっとした。「―はずみで俳優になった」「―けががもとで寝込む」

ふとして

ふとして (副)
ちょっとしたはずみで。ひょっとして。「―お目にかかることができたら,…」

ふとしる

ふとし・る 【太知る】 (動ラ四)
宮殿の柱などをしっかりと立てる。ふとしく。「底津石根に宮柱―・り/古事記(上)」

ふとじ

ふとじ [0] 【太字】
(1)線の太い字。
⇔細字
「―用万年筆」
(2)印刷で,ゴシック体のこと。

ふとじ

ふとじ【太字】
a bold type (活字);bold writing (肉筆).〜で書く write in bold strokes.

ふとたかしく

ふとたかし・く 【太高敷く】 (動カ四)
柱などをしっかりと立てる。「長柄の宮に真木柱―・きて/万葉 928」

ふとたすき

ふとたすき 【太襷】
たすきの美称。「辞別(コトワ)きて,忌部の弱肩に―取り掛けて/祝詞(祈年祭)」

ふとたまぐし

ふとたまぐし 【太玉串】
玉串の美称。「大中臣,―に隠り侍りて/祝詞(伊勢大神宮)」

ふとだまのみこと

ふとだまのみこと 【太玉命】
記紀神話の神。天照大神(アマテラスオオミカミ)が天の岩屋戸に隠れた時,天児屋命(アマノコヤネノミコト)とともに祭祀(サイシ)を行なった。また,天孫降臨に従う。忌部(斎部)(インベ)氏の祖神。天太玉命(アマノフトダマノミコト)。

ふとった

ふとった【太った】
fat;→英和
[婉曲に]plump (丸々と);→英和
stout.→英和

ふとっちょ

ふとっちょ [4][2] 【太っちょ】
〔「ふとっちょう」とも〕
よく太っている人を,ややからかっていう語。でぶ。

ふとっぱら

ふとっぱら [0][5] 【太っ腹】 (名・形動)[文]ナリ
〔「ふとはら」の転〕
(1)度量が大きいこと。細かなことにこだわらないこと。また,そのさま。「―なところを見せる」
(2)肥え太った腹。「又しても��下女―/柳多留 49」

ふとっぱら

ふとっぱら【太っ腹の】
bold (大胆な);→英和
[大まかな]liberal;→英和
generous.→英和

ふとつごう

ふとつごう [2] 【不突合】
「不一致」に同じ。「統計上の―」

ふとどき

ふとどき [2] 【不届き】 (名・形動)[文]ナリ
〔古くは「ぶとどき」とも〕
(1)道理や法に従わないこと。ふらちなこと。また,そのさま。「―な奴だ」「―者め」
(2)行き届かないこと。不注意なこと。「もとすけが―か頼朝の―か/御伽草子・唐糸」
[派生] ――さ(名)

ふとどき

ふとどき【不届き】
⇒不埒(らち).

ふとどきしごく

ふとどきしごく [5] 【不届き至極】 (形動)[文]ナリ
きわめてふとどきであるさま。不届き千万。「―な振る舞い」

ふとぬの

ふとぬの 【太布】
「たふ(太布)」に同じ。「―の花色羽織に/浮世草子・一代男 5」

ふとのりと

ふとのりと 【太祝詞】
祝詞(ノリト)の美称。ふとのりとごと。「天つ祝詞の―を/祝詞(伊勢大神宮)」

ふとのりとごと

ふとのりとごと 【太祝詞】
「ふとのりと(太祝詞)」に同じ。「中臣(ナカトミ)の―言ひ祓(ハラ)へ/万葉 4031」

ふとばし

ふとばし [3] 【太箸】
太い箸。祝い箸として新年の雑煮を食べる時などに用いる。[季]新年。

ふとばら

ふとばら [0] 【太腹】 (名・形動)[文]ナリ
〔「ふとはら」とも〕
(1)「ふとっぱら{(1)}」に同じ。「中将は所謂(イワユル)喜怒容易に色に形(アラ)はれぬ―の人なれば/不如帰(蘆花)」
(2)肥え太った腹。また,腹のふくらんで垂れた部分。馬についていうことが多い。「馬の―前膝はらりはらりと切りつけ/義経記 8」

ふとぶえ

ふとぶえ [3] 【太笛】
神楽笛の別名。

ふとぶと

ふとぶと [3] 【太太】 (副)スル
いかにも太いさま。「―(と)した字」

ふとまき

ふとまき [0] 【太巻(き)】
太く巻くこと。また,そのもの。のりまきなどにいう。

ふとまに

ふとまに [0] 【太占】
古代の占いの一種。鹿の肩甲骨を焼き,骨のひび割れの形によって吉凶を判断する。「天つ神の命(ミコト)以ちて,―に卜相(ウラナ)ひて/古事記(上)」

ふとみ

ふとみ [0] 【太身】
刀などの身のつくりが太いこと。また,そのもの。

ふとむ

ふと・む 【太む】
■一■ (動マ四)
太くなる。不恰好(ブカツコウ)になる。「くだけちぢみ―・みたれども,結構の句をのみむねと思へり/ささめごと」
■二■ (動マ下二)
太くする。[日葡]

ふとむぎ

ふとむぎ [0][3] 【太麦】
オオムギの古名。

ふとめ

ふとめ [0] 【太め】 (名・形動)[文]ナリ
やや太っている・こと(さま)
⇔細め
「少し―の棒」「ちょっと―になる」

ふともの

ふともの [0] 【太物】
綿織物・麻織物など,太い糸の織物の総称。絹織物に対していう。

ふとものだな

ふとものだな [4] 【太物店】
太物を売る店。絹織物を売る呉服店に対していう。太物屋。

ふとものや

ふとものや [4] 【太物屋】
「太物店(フトモノダナ)」に同じ。

ふともも

ふともも [0] 【蒲桃】
フトモモ科の常緑小高木。東南アジア原産。葉は披針形で質が厚い。花は白色の四弁花で,雄しべは長く数が多い。液果は径2.5〜5センチメートルの球形で,食用になる。花は観賞用。ローズ-アップル。ホトウ。

ふともも

ふともも【太股】
a thigh.→英和

ふともも

ふともも [0] 【太股】
足のつけ根に近い,太い部分。

ふとやか

ふとやか [2] 【太やか】 (形動)[文]ナリ
いかにも太いさま。「―な声」

ふとらす

ふとらす【太らす】
(1) fatten.→英和
(2)[富ます]increase <one's fortune> .→英和

ふとりじし

ふとりじし [0][3] 【太り肉】
肉づきのいいこと。太っていること。「―の女」

ふとる

ふとる【太る】
grow fat;put on weight.

ふとる

ふと・る [2] 【太る・肥る】 (動ラ五[四])
〔形容詞「太し」の動詞化〕
(1)人や動物が肉や脂肪がついて体が太く,重くなる。こえる。
⇔やせる
「赤ん坊がまるまると―・る」
(2)ふえる。大きく,または多くなる。「財産が―・る」「頭の髪あらば―・りぬべき心地するに/源氏(手習)」
[可能] ふとれる

ふとん

ふとん 【蒲団】
小説。田山花袋作。1907年(明治40)発表。中年の作家が自己の内面の醜悪さを大胆に告白暴露する。日本自然主義文学の方向を決めたとされる作。

ふとん

ふとん【布団】
bedclothes (夜具);→英和
a mattress (敷布団);→英和
a quilt (掛布団).→英和
〜をあげる put away the bedding.→英和
〜を敷く make a[one's]bed.→英和

ふとん

ふとん [0] 【布団・蒲団】
〔「蒲団」の唐音,「布」は当て字〕
(1)袋に縫った布の中に綿・鳥の羽毛・わらなどを入れたもの。寝具や防寒・保温用にする。[季]冬。《―着て寝たる姿や東山/嵐雪》
(2)僧や修行者が座禅などに用いる丸い敷物。本来は蒲(ガマ)の葉で編んだ。ほたん。

ふとんがわ

ふとんがわ [0] 【布団皮】
布団の綿などを包んでいる布。

ふとんむし

ふとんむし [0][2] 【布団蒸(し)】
いたずらなどで,人に布団をかぶせて押さえ込むこと。

ふとんわた

ふとんわた [2][0] 【布団綿】
布団に入れる綿。

ふどう

ふどう [0] 【不同】 (名・形動)[文]ナリ
(1)同じでない・こと(さま)。
(2)順序などがそろっていないこと。「順―」

ふどう

ふどう [1] 【婦道】
女の守るべき道。

ふどう

ふどう【不動の】
immovable;→英和
fixed;→英和
firm.→英和

ふどう

ふどう【浮動する】
float;→英和
fluctuate (変動).→英和
浮動票 floating votes[voters (人)].

ふどう

ふどう [0] 【浮動】 (名)スル
(1)水中や空中を浮き漂うこと。
(2)一定しない状態で存在すること。不安定に存在すること。「何時も多少の山気が―して居た/非凡なる凡人(独歩)」

ふどう

ふどう [1][0] 【府道】
府が管理する道路。

ふどう

ふどう 【不動】
歌舞伎十八番の一。1697年明石清三郎・初世市川団十郎合作の「兵根元曾我(ツワモノコンゲンソガ)」で二世市川団十郎が初演。のち「鳴神」「毛抜」とともに津打半十郎ほか作の「雷神(ナルカミ)不動北山桜」に完成された。

ふどう

ふどう 【不動】
□一□ [0]
動かないこと。ゆるがないこと。「―の姿勢」「―の地位」
□二□ [1]
(1)「不動明王」の略。
(2)歌舞伎で不動明王役のする隈取(クマドリ)。青または赤を用いる。また,その時につける鬘(カツラ)。

ふどう

ふどう【不同の】
different;→英和
unequal;→英和
irregular.→英和
順序不同 <但書> No special order is observed.

ふどう

ふどう 【不道】
(1)道義を心得ないこと。無道(ブドウ)。「大欲―の心いよ��起こり/仮名草子・浮世物語」
(2)古代,律の八虐の一。一家三人を殺す,殺して手足を切りとるなどの罪。

ふどうい

ふどうい [2] 【不同意】
同意しないこと。不賛成。

ふどうい

ふどうい【不同意】
disagreement;→英和
(an) objection <to> .→英和
〜である disagree <with a person,to a proposal> ;→英和
object <to> .→英和

ふどういん

ふどういん 【不動院】
広島市牛田町にある真言宗御室派の寺。行基の建てた蓮華王寺の跡に足利尊氏が再興し,のち福島正則が保護した。金堂は室町時代の建築。新日山安国寺。

ふどうかぶ

ふどうかぶ [2] 【浮動株】
安定した所有者をもたず,相場の変動によって,常に売買されている株。
→固定株

ふどうかぶぬし

ふどうかぶぬし [5] 【浮動株主】
株価の変動に応じて株式の売買をする株主。
⇔安定株主

ふどうけ

ふどうけ 【不道外・不道化】
〔「ふどうげ」とも〕
時・所をわきまえない言動。悪ふざけ。「葬礼のもどりに,祝言の家へ立ち寄るは,なめ過ぎた―/浄瑠璃・反魂香」

ふどうげさ

ふどうげさ [2] 【不動袈裟】
山伏の用いる袈裟。

ふどうこく

ふどうこく [2] 【不動穀】
律令制で,諸国で正税の中から非常用に蓄積された稲穀。粟穀にも用いる。708年,不動倉に納めたのに始まる。不動。

ふどうさん

ふどうさん【不動産】
real property[estate];immovables.不動産業者 <米> a realestate agent;a realtor;→英和
<英> an estate agent.

ふどうさん

ふどうさん [2][0] 【不動産】
土地およびその定着物(家屋・立木など)。海面下の土地についても不動産として土地所有権の成立が可能な場合がある。また,移動できるものでも,工場内の機械・船舶・自動車など,場合により不動産として扱われるものもある。
⇔動産

ふどうさんかんていし

ふどうさんかんていし [8] 【不動産鑑定士】
不動産の鑑定評価に関する法律に基づき,不動産の鑑定・評価を行う者。

ふどうさんきんゆう

ふどうさんきんゆう [6] 【不動産金融】
不動産を担保とする資金の貸し出し。

ふどうさんしゅとくぜい

ふどうさんしゅとくぜい [8] 【不動産取得税】
購入・贈与・建築などにより不動産を取得した者に,不動産の価格を課税標準として賦課される地方税。

ふどうさんしょとく

ふどうさんしょとく [6] 【不動産所得】
不動産と不動産上の権利,船舶・航空機の貸付け等による所得で,事業所得・譲渡所得以外のもの。

ふどうさんしんたく

ふどうさんしんたく [6] 【不動産信託】
信託業法に定める土地およびその定着物の管理・処分を目的とする信託。不動産管理および受益権譲渡による金融機能を目的とするものがある。

ふどうさんしんだつざい

ふどうさんしんだつざい [9] 【不動産侵奪罪】
他人の不動産に対し,その占有を奪う罪。

ふどうさんとうき

ふどうさんとうき [6] 【不動産登記】
登記の一。不動産に関する表示・権利関係を登記簿に記載し公示すること。

ふどうさんほけん

ふどうさんほけん [6] 【不動産保険】
不動産に生ずる損害を填補(テンポ)するための損害保険。

ふどうし

ふどうし [2] 【不同視】
左右の眼で屈折状態が異なること。左右の眼とも近視(遠視)で屈折率が違う同種不同視と左右の眼が近視と遠視を呈する異種不同視がある。

ふどうしょうすうてんひょうじ

ふどうしょうすうてんひょうじ [10] 【浮動小数点表示】
実数を �×�� の形で表したもの。例えば,十進法で 12345.67 を1.234567×10� と表せる。コンピューター内部での数表現として使われる。
⇔固定小数点表示

ふどうじ

ふどうじ 【不動地】
〔仏〕 菩薩の十地(ジユウジ)の第八番目。
→十地

ふどうせいいしゅく

ふどうせいいしゅく [6] 【不動性萎縮】
筋の収縮や弛緩などの運動負荷が長期間行われないときにみられる,筋繊維の大きさと数の縮小。

ふどうそう

ふどうそう [2] 【不動倉】
律令制で,不動穀を貯蔵した正倉。国司が管理したが,開倉には太政官の許可を必要とした。

ふどうそん

ふどうそん 【不動尊】
不動明王の尊称。

ふどうたい

ふどうたい【不導体】
《電》a nonconductor.

ふどうたい

ふどうたい [0] 【不動態】
金属が普通の状態で示す反応性を失った状態。例えば,希硝酸に溶ける鉄を濃硝酸に浸すと溶けないなど。酸化物の薄膜が金属表面をおおうことなどが原因。

ふどうたい

ふどうたい [0] 【不導体】
熱または電気を非常に伝えにくい物体。絶縁体。不良導体。
⇔導体

ふどうち

ふどうち [2] 【不動智】
〔仏〕 外界の誘惑に乱されない,明らかで正しい智慧(チエ)。

ふどうちしんみょうろく

ふどうちしんみょうろく 【不動智神妙録】
沢庵宗彭(ソウホウ)の仮名法語。柳生宗矩(ムネノリ)のために,禅の教えや人生への心構えなどを説いたもの。

ふどうとく

ふどうとく [2] 【不道徳】 (名・形動)[文]ナリ
道徳に反すること。また,そのさまやそのような行為。「―な行為」

ふどうとく

ふどうとく【不道徳】
(an) immorality.〜な immoral.→英和

ふどうなわ

ふどうなわ [2] 【不動縄】
米俵に縦にかける太い縄。

ふどうのかなしばり

ふどうのかなしばり 【不動の金縛り】
〔不動明王の威力で,人を金鎖で縛ったように動けなくする修験者の秘法から〕
(1)まじないによって人の体の自由を奪う術。「走り人・盗人動(イゴ)かせぬは―/浄瑠璃・油地獄(中)」
(2)金銭によって人の自由を束縛すること。

ふどうひ

ふどうひ [2] 【不働費】
⇒アイドル-コスト

ふどうひょう

ふどうひょう [0] 【浮動票】
選挙で,支持する政党・候補者の一定しない有権者が投ずる票。
⇔固定票

ふどうほう

ふどうほう [2] 【不動法】
密教の修法の一。不動明王を本尊として,安全息災などを祈る法。

ふどうみょうおう

ふどうみょうおう 【不動明王】
〔仏〕 五大明王・八大明王の主尊。悪魔を下し,仏道に導きがたいものを畏怖せしめ,煩悩を打ちくだく。菩提心の揺るがないことから不動という。仏や真言行者によく仕えることから,不動使者ともいう。猛々しい威力を示す怒りの表情を浮かべ,右手に剣,左手に羂索(ケンサク)を持つ。石の台座にすわり,火生三昧にはいり,火焔を背負っている。阿遮羅(アシヤラ)。不動尊。無動尊。
不動明王[図]

ふどき

ふどき【風土記】
a topography.→英和

ふどき

ふどき 【風土記】
713年の元明天皇の詔により諸国で編纂された官撰の地誌に対する平安朝以降の通称。郡名の由来・伝承・産物・土地の状態などを各国庁が解文として撰進した。出雲・常陸・播磨・豊後・肥前の五か国のものが現存するが,完本は出雲国のみ。他に約三〇国の逸文が伝存する。文体は国文体を交えた漢文体。後世作られた風土記の類と区別して古風土記ともいう。

ふどき

ふどき [2] 【風土記】
(1)諸国の風土・風俗・産物・伝説などを記した本。「房総―」
(2)各方面の情勢を地方別に記した本。「政界―」「人物―」

ふどの

ふどの [0][1] 【文殿】
〔「ふみどの」の転〕
皇居内に設けられた記録・文書の保管所。平安時代には特に内裏の校書殿(キヨウシヨデン)をさす場合が多い。院庁・摂関家にも設置され,鎌倉・南北朝期には院政の合議・裁決機構である評定の場ともなった。

ふな

ふな【鮒】
a crucian carp.

ふな

ふな [1] 【鮒・鯽】
コイ目コイ科フナ属の淡水魚の総称。全長約15〜40センチメートル。コイに似るが,口ひげを欠き体高が大きく,側扁する。体色は銀白色で,背は暗褐色を帯びる。形態的特徴からキンブナ・ギンブナ(マブナ)・ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)などに分かれる。突然変異した個体を品種改良したものがキンギョとされる。釣魚として親しまれる。食用。アジア・ヨーロッパなどの湖沼・河川に分布。
鮒[図]

ふな

ふな [1] 【船・舟】
ふね。多く,名詞や動詞の上に付いて複合語をつくる。「―旅」「―の舳(ヘ)」「―装(ヨソ)う」

ふなあか

ふなあか [0] 【船淦】
船の底にたまった水。あか。船湯。

ふなあし

ふなあし【船脚】
speed (速力);→英和
draft (喫水).→英和
〜が深い(浅い) have a deep (light) draft.

ふなあし

ふなあし [0] 【船足・船脚】
(1)船の進む速さ。「―が速い」「―が重い」
(2)船体の水面下の深さ。吃水。「―いっぱいに荷をつむ」
(3)江戸幕府が規定した和船の舷側基準面から水面までの高さ。
(4)船の左右の安定性。「―が弱い」

ふなあそび

ふなあそび [3] 【船遊び・舟遊び】
船で川や池に出て,楽しむこと。特に平安時代,船上で宴を催し詩文を作り,奏楽を楽しんだこと。船逍遥(フナシヨウヨウ)。船遊山(フナユサン)。[季]夏。

ふなあそび

ふなあそび【船遊び(に行く)】
(go) boating.→英和

ふなあたり

ふなあたり [3] 【船中り】
船酔い。

ふなあと

ふなあと [0] 【船跡】
船の通った跡に残る波や泡などの筋。航跡。

ふなあまり

ふなあまり 【船余り】 (枕詞)
「帰る」にかかる。「大君を島に放(ハブ)らば―い帰り来むぞ/古事記(下)」
〔船の接岸する時反動で少しもどる意ともいうが,語義・かかり方未詳〕

ふなあらため

ふなあらため [3] 【船改め・船検め】
江戸時代,役人が港に出入りする船を検査すること。また,その役。

ふない

ふない 【府内】
大分県大分市の旧名。

ふない

ふない [1] 【府内】
(1)府の区域内。「大阪―」
(2)「御府内(ゴフナイ)」に同じ。

ふないかだ

ふないかだ [3] 【船筏】
多数の小船を並べつないだもの。上に板を渡して橋として用いた。

ふないくさ

ふないくさ [3] 【船軍】
(1)船を用いた水上の戦い。
(2)「水軍(スイグン)」に同じ。「―海に満ち,旌旗日に耀く/日本書紀(神功訓)」

ふないた

ふないた [0] 【船板】
船体を構成する板材。

ふないたべい

ふないたべい [4] 【船板塀】
古い船板で作った塀。

ふないり

ふないり [0] 【船入り】
(1)船の出入りのために設けた入江や堀割り。
(2)貴人の納棺式。お船入り。

ふないわい

ふないわい [3] 【船祝(い)】
正月に船主が船霊(フナダマ)をまつり祝う行事。一月二日に行う所が多い。乗り初(ゾ)め。

ふなうた

ふなうた【船歌】
a sailor's song.

ふなうた

ふなうた [2] 【舟歌・舟唄・船歌】
(1)舟を漕ぎながら,あるいは船を引きながら歌う歌。
→御船歌(オフナウタ)
(2)バルカロールに同じ。

ふなえま

ふなえま [3] 【船絵馬】
近世初期以降,海上安全を祈願して船主や船頭が社寺に奉納する自船の姿を描いた絵馬。江戸後期には,大坂に出現した専門の絵馬屋の製品が全国に奉納されるようになった。

ふなおうらい

ふなおうらい [3] 【船往来】
⇒船切手(フナギツテ)

ふなおかやま

ふなおかやま フナヲカ― 【船岡山】
京都市北区にある孤立丘。平安時代,貴族の行楽地,のち火葬場,さらに戦略上の要地となる。織田信長をまつる建勲神社がある。船岡。((歌枕))「人はみな―をとまりにぞする/山家(雑)」

ふなおけ

ふなおけ [0][3] 【舟桶】
海人(アマ)が海に持って入り,海上に浮かべておく桶。採取したものを入れたり,つかまって休んだりする。つづおけ。

ふなおさ

ふなおさ [2] 【船長】
その船の長。船頭。せんちょう。

ふなおろし

ふなおろし [3] 【船卸し・船降ろし】
(1)新造の船をはじめて水に浮かべること。また,その儀式。
(2)陸上にあげてある舟を水面におろすこと。
(3)船の積み荷をおろすこと。

ふなか

ふなか [1] 【不仲】 (名・形動)[文]ナリ
仲の悪い・こと(さま)。「―がうわさされる」「長年の友人と―になる」

ふなかげ

ふなかげ [0][3] 【船影】
遠く見える船のすがた。

ふなかざり

ふなかざり [3] 【船飾り】
船を飾ること。また,その飾り。

ふなかじ

ふなかじ【船火事】
a fire on a ship.→英和

ふなかじ

ふなかじ [0] 【船火事】
船やその積み荷に起きる火災。

ふなかた

ふなかた [0] 【船肩】
船体の上部舷側間の幅。通常は船体中央部付近の最大幅をさす。肩。筒肩(ツツカタ)。胴の肩。腰当(コシアテ)肩。船腹。

ふなかた

ふなかた [0] 【船方】
船に乗ることを業とする人。船乗り。

ふなかたぶし

ふなかたぶし 【船方節】
⇒出雲節(イズモブシ)

ふなかわら

ふなかわら [3] 【船瓦】
(1)平安・鎌倉時代,船体の大半を構成する刳船(クリブネ)式の主要材の称。かわら。
(2)室町時代以後,板合わせ構造の船の船首から船尾にかけて通す平らな船底材。かわら。

ふながいしゃ

ふながいしゃ [3] 【船会社】
船を持ち,乗客・貨物の輸送を業とする会社。海運会社。

ふながいしゃ

ふながいしゃ【船会社】
a shipping company.

ふながかり

ふながかり [3] 【船繋り】 (名)スル
港に,船をつないで停泊すること。また,その設備。「ナポリの港に―して/囚はれたる文芸(抱月)」

ふながこい

ふながこい [3] 【船囲い】 (名)スル
(1)長期間使用しない船を,水上に繋留したり,陸上に引き揚げて,苫(トマ)でおおって保存処置をすること。
(2)荒天の時,上積みの荷物の濡れを防ぐため,船の側面や上部を苫などでおおうこと。

ふながしら

ふながしら 【船頭】
船長(フナオサ)。船手頭(フナテガシラ)。せんどう。

ふながた

ふながた [0] 【船形・舟形】
船のかたち。また,その形をしたもの。「―の菓子器」

ふながたこうはい

ふながたこうはい [5] 【舟形光背】
仏像の光背で,船を立てた形をしたもの。舟形後光。舟後光。
舟形光背[図]

ふながたせっかん

ふながたせっかん [5] 【舟形石棺】
古墳時代の棺の一種。舟底の形に刳り抜いた,半楕円形の断面をもつ石を身と蓋(フタ)として合わせるもの。四,五世紀に盛行。
→石棺

ふながたもっかん

ふながたもっかん [5] 【舟形木棺】
古墳時代の棺の一種。丸太を縦に二分して内部を刳りぬいて身と蓋(フタ)とし,身の下部両端を舟の舳先(ヘサキ)のような形に削ったもの。四,五世紀に多い。

ふなぎ

ふなぎ [0] 【船木】
造船用の材木。

ふなぎって

ふなぎって [3] 【船切手】
江戸時代,諸国を往来する民間の船が,領主などから下付を受けた通行切手。船往来。船往来手形。船往来切手。

ふなぎみ

ふなぎみ 【船君】
(1)船の乗客の長である人。船旅の長。「―節忌(セチミ)す/土左」
(2)「船饅頭(フナマンジユウ)」に同じ。

ふなくいむし

ふなくいむし フナクヒ― [3] 【船食虫】
(1)フナクイムシ科の二枚貝の総称。フナクイムシ・ヤツフナクイムシ・オオフナクイムシなど。
(2){(1)}の一種。海産。殻はきわめて小さく,体の先端に付く。体は白色で細長く,長さ約30センチメートル。貝殻のやすり状の部分で木材に穿孔する。木造船などに被害を与える。サハリンから九州にかけて分布。

ふなくぎ

ふなくぎ [2] 【舟釘・船釘】
和船用の和釘の一種。断面は四角または長四角。
船釘[図]

ふなくじ

ふなくじ 【船公事】
中世から近世初期,領主が領国内の港湾を使用する船舶を対象として賦課した税。

ふなくだり

ふなくだり [3] 【船下り】
船で川を下ること。川下り。「最上川―」

ふなくらべ

ふなくらべ [3] 【船競べ】
船を漕(コ)いで,速さを競うこと。競漕。

ふなぐ

ふなぐ [2] 【船具】
船に装備する諸道具。船体以外,舵・帆柱・帆桁(ホゲタ)・櫓・端船(ハシブネ)・碇(イカリ)・綱類などを総称していう。船道具。船具足。

ふなぐ

ふなぐ【船具】
the rigging.→英和

ふなぐら

ふなぐら [0] 【船蔵・船倉】
(1)船をしまっておく建物。船小屋。
(2)船の荷物を積み込む所。せんそう。

ふなぐり

ふなぐり [0] 【船繰り】
どの航路にどの船を就航させるかを決めること。配船。

ふなけん

ふなけん [0] 【舟券】
競艇で,どのモーターボートが勝つかをあてるために買う券。勝ち舟投票券。

ふなこ

ふなこ 【船子・舟子】
船頭の指揮の下にある水夫。船人。水手(カコ)。水主。「楫取(カジトリ),―どもに曰(イワ)く/土左」

ふなこし

ふなこし [0] 【船越し】
〔舟をかついで越したことからいう〕
島・半島などで,両側に海の迫った狭まった所。

ふなこしおび

ふなこしおび [5] 【船越帯】
男帯の一。博多織の格子縞(コウシジマ)に独鈷(トツコ)紋のあるもの。

ふなこじり

ふなこじり [3] 【船鐺】
舟底形に反った,刀のこじり。

ふなごこう

ふなごこう [3] 【舟後光】
⇒舟形光背(フナガタコウハイ)

ふなごや

ふなごや [0] 【船小屋・舟小屋】
冬の間,船や船具を入れておくため海辺に設けた小屋。

ふなさかとうげ

ふなさかとうげ 【船坂峠】
岡山県備前市と兵庫県赤穂(アコウ)郡の境にある峠。山陽道の難所。古くは,和気関が置かれた。のち,軍略上の要地。児島高徳が隠岐遷幸の後醍醐天皇を迎えようとしたという所。船坂山。

ふなざお

ふなざお [0] 【船棹】
船をあやつるのに用いるさお。

ふなし

ふなし 【船師】
(1)船頭。船長。
(2)近世,廻船業者などの海上商人。

ふなしばい

ふなしばい [3] 【舟芝居】
福岡県柳川市の掘割で,小舟をつなぎ合わせた上に舞台を作って歌舞伎狂言などを演じるもの。五月三,四,五の三日間行われる。[季]夏。

ふなしろ

ふなしろ [0][2] 【船代】
(1)伊勢皇大神宮の樋代(ヒシロ)を安置する箱。みふなしろ。
(2)漁獲物を分配する時,船の所有者が受ける配分。

ふなしろまつり

ふなしろまつり [5] 【船代祭】
伊勢神宮の遷宮で,船代の用木を伐採する時に行う祭。

ふなじ

ふなじ [0] 【船路】
(1)船の往来する通路。航路。
(2)船でする旅。船旅。

ふなじ

ふなじ【船路】
a course;→英和
a voyage.→英和

ふなじしゃく

ふなじしゃく [3] 【船磁石】
和船の航海用磁石。船時計(フナドケイ)。
→裏針(ウラバリ)

ふなじょうかいぼん

ふなじょうかいぼん フナジヤウ― [5] 【舟状海盆】
⇒トラフ(1)

ふなじるし

ふなじるし [3] 【船標・船印】
船の所属や乗り手を示すために船に掲げるしるし。

ふなずし

ふなずし [2] 【鮒鮨】
熟(ナ)れ鮨(ズシ)の一種。鮒を塩漬けしたあと,腹に飯を詰めて飯と交互に重ね,重石(オモシ)をして発酵させたもの。[季]夏。

ふなせ

ふなせ 【船瀬】
船が風波をさけて停泊する所。船津。「名寸隅(ナキスミ)の―ゆ見ゆる淡路島/万葉 935」

ふなぞこ

ふなぞこ [0] 【船底】
(1)船の底。
(2)器物などの側面の,大きく湾曲しているもの。また,その形。
(3)文楽の舞台で,人形遣いが人形を遣う場所。床より低くなっている。

ふなぞこ

ふなぞこ【船底】
the bottom of a ship.→英和

ふなぞこうえ

ふなぞこうえ [0] 【船底植え】
サツマイモの苗の植え方。蔓(ツル)の中央が最も低くなるように土をかぶせて植えつけること。船底挿し。

ふなぞこそで

ふなぞこそで [4] 【船底袖】
和服の袖型の一。袖下が,袖口から袖付けに向かって船底形の丸みをもっているもの。働き着などに用いる。

ふなぞこてんじょう

ふなぞこてんじょう [5] 【船底天井】
中央が高く,船底のような形につくった天井。数寄屋造りなどに用いられる。

ふなぞこまくら

ふなぞこまくら [5] 【船底枕】
底板が船底のように反っている箱枕。

ふなぞろえ

ふなぞろえ 【船揃へ】 (名)スル
船を集めて船団に編成し,出航の準備を整えること。「―して八島へすでによせんとす/平家 11」

ふなぞん

ふなぞん [0] 【船損】
中世以来の海難処理法の一。不可抗力海難の際,積み荷は荷主の損害として船主側に賠償責任を問わないが,船の損害は船主の損害としたもの。

ふなたで

ふなたで [0] 【船熮】
虫害・腐食の防止のために,船を浜に引き揚げて船底の外側を火であぶること。

ふなたび

ふなたび [0] 【船旅】
船に乗ってする旅行。

ふなたび

ふなたび【船旅】
a voyage;→英和
a cruise.→英和

ふなだいく

ふなだいく [3] 【船大工】
船を造る大工。特に,木造船・和船を造る者をいう。船工。船匠。船番匠(フナバンジヨウ)。

ふなだいく

ふなだいく【船大工】
a shipwright;→英和
a ship's carpenter.

ふなだいしょう

ふなだいしょう [3] 【船大将】
水軍をひきいる大将。

ふなだな

ふなだな [2][0] 【船枻・船棚】
和船の外側に張ってある板。船底より順に根棚・中棚・上棚という。また,刳舟(クリブネ)の舷側に積載量を増すために取り付けた板。

ふなだま

ふなだま [0] 【船玉・船霊・船魂】
(1)船中にまつられる船の守護神。住吉大明神・猿田彦神・綿津見神など。春日・八幡・大日・薬師なども数え入れ十二船玉という。男女一対の人形やさいころ二個・五穀・銭一二文・女の髪などを神体とし,帆柱の受け材である筒(ツツ)の下部に穴をあけて封じ込める。
(2)帆柱。また,船。

ふなだまり

ふなだまり [3] 【船溜まり】
船が風波を避けて停泊する所。

ふなだより

ふなだより [3] 【船便り】
船の便宜。船便(フナビン)。

ふなだんす

ふなだんす [3] 【船箪笥】
千石(センゴク)船などの船室に置いて使用した,小形の箪笥。遭難時にも中身を守るために金具で補強し,頑丈に作られている。

ふなちん

ふなちん【船賃】
passage (money);→英和
a fare;→英和
freight (船荷の).→英和

ふなちん

ふなちん [2] 【船賃】
船に乗ったり船を雇ったりする対価。

ふなつ

ふなつ 【船津・舟津】
船の停泊する場所。船着き場。「八十の―に御舟留めよ/万葉 2046」

ふなつき

ふなつき [4][0] 【船着き】
「ふなつきば(船着場)」に同じ。

ふなつきば

ふなつきば【船着場】
a jetty;→英和
a landing place.

ふなつきば

ふなつきば [0][5] 【船着き場】
船が発着したり,停泊したりする所。船着き。

ふなづみ

ふなづみ【船積み】
shipment;→英和
shipping.→英和
〜する ship <a cargo> ;→英和
load <a boat with> .→英和
‖船積港 a port of shipment.船積書類 shipping documents.

ふなづみ

ふなづみ [0] 【船積み】 (名)スル
船に貨物を積むこと。「コンテナを―する」

ふなづり

ふなづり [0] 【船釣(り)】
船に乗ってする釣り。沖釣り。

ふなて

ふなて 【船手】
(1)船の通りみち。航路。「―に残る冬の通ひ路/隆信集」
(2)軍船の軍勢。水軍。「我も今朝より―に廻り/浄瑠璃・千本桜」
(3)船の事を取り扱う人。また,船乗り。「おいらも―の人足だから/滑稽本・八笑人」

ふなてがしら

ふなてがしら [4] 【船手頭】
江戸幕府の職名。若年寄支配。幕府の用船を管理し,また四国・九州の沿岸を巡視した。ふながしら。

ふなで

ふなで [0] 【船出】 (名)スル
船が港を出ること。出航。出帆。

ふなで

ふなで【船出】
departure;→英和
sailing.→英和
〜する (set) sail <for> ;→英和
leave <Kobe> .→英和

ふなどいや

ふなどいや [3] 【船問屋】
江戸時代,廻漕や積み荷の取り扱いを業とする問屋。ふなどんや。廻漕問屋。廻船問屋。

ふなどけい

ふなどけい [3] 【船時計】
(1)「船磁石(フナジシヤク)」の別名。
(2)船中で使用する時計。

ふなどこ

ふなどこ [0] 【船床・船笭】
(1)船の床(ユカ)に敷くすのこ。
(2)和船の床船梁。

ふなどのかみ

ふなどのかみ 【岐神】
⇒久那斗神(クナドノカミ)

ふなどまり

ふなどまり [3] 【船泊(ま)り】
船が停泊すること。また,停泊する場所。ふながかり。

ふなどめ

ふなどめ [0] 【船留(め)】 (名)スル
(1)船を停泊させること。
(2)船出や航行を禁じること。「国中を―してせんさくあつてうたれける/浮世草子・男色大鑑 1」

ふなどんや

ふなどんや [3] 【船問屋】
⇒ふなどいや(船問屋)

ふななます

ふななます [3] 【鮒鱠】
鮒の肉を酢味噌などであえた料理。琵琶湖の源五郎鮒を用いたものは格別とされる。[季]春。

ふななりきん

ふななりきん [3] 【船成り金】
造船業・海運業によって急に財を成した人。

ふなに

ふなに【船荷】
a cargo.→英和
船荷証券 a bill of lading <B/L> .

ふなに

ふなに [0] 【船荷】
船に積んで運送する荷物。

ふなにしょうけん

ふなにしょうけん [4] 【船荷証券】
〔bill of lading〕
海上の物品運送契約において,運送人が運送品の受け取りまたは船積みを証し,指定港において証券の正当所持人に引き渡すことを約する有価証券。BL 。

ふなぬし

ふなぬし [2] 【船主】
(1)船の所有者。せんしゅ。
(2)船長。

ふなのり

ふなのり [2] 【船乗り】
(1)船に乗り組んで,船の仕事にもっぱら従事する人。船方。船員。
(2)船に乗ること。「熟田津(ニキタツ)に―せむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな/万葉 8」

ふなのり

ふなのり【船乗り】
a sailor;→英和
a seaman.→英和
〜になる go to sea.

ふなのりこみ

ふなのりこみ [3] 【船乗り込み】
興行地への乗り込みを船で行うこと。江戸や京都の俳優が,大坂で興行をする時,飾り立てた船に乗って,道頓堀から劇場に入ったものが有名。
→乗り込み

ふなはし

ふなはし 【舟橋】
姓氏の一。

ふなはし

ふなはし 【船橋】
能の一。四番目物。現行曲は世阿弥の改作。上野国佐野の船橋の伝説に基づく。相愛の男女が通い路である船橋を親に断たれて溺死し八寒地獄の苦しみを受けるが,山伏にすがって成仏する。

ふなはし

ふなはし [2] 【船橋】
〔「ふなばし」とも〕
船をつなぎ並べ,上に板を渡して橋としたもの。浮き橋。

ふなはしせいいち

ふなはしせいいち 【舟橋聖一】
(1904-1976) 小説家・劇作家。東京生まれ。東大卒。戦時下「悉皆屋康吉」に伝統に生きる職人を描き,戦後は独自な官能的世界を確立。「雪夫人絵図」など。

ふなば

ふなば 【船場】
船着き場。「―へ急ぐ旅人は/滑稽本・膝栗毛 4」

ふなばし

ふなばし【舟橋】
a pontoon bridge.

ふなばし

ふなばし 【船橋】
千葉県北西部,東京湾に面する市。船橋大神宮の門前町と宿場町・漁村が結合して発展。商工業が発達し,京葉工業地帯の一部を形成。

ふなばしご

ふなばしご [3] 【船梯子】
船の乗り降りに用いるはしご。タラップ。舷梯(ゲンテイ)。

ふなばた

ふなばた [0] 【船端・舷】
船のへり。ふなべり。舷側(ゲンソク)。

ふなばた=に刻(キザ)む

――に刻(キザ)む
⇒刻舟(コクシユウ)

ふなばら

ふなばら [0] 【船腹・舟腹】
「せんぷく(船腹)」に同じ。

ふなばらそう

ふなばらそう [0] 【舟腹草】
ガガイモ科の多年草。山地の草原などに多い。茎は直立し,高さ約50センチメートル。葉は対生し,楕円形で質がやや厚い。初夏,葉腋に濃紫色の小花を密につけ,のち舟の胴体に似た袋果を結ぶ。ロクオンソウ。

ふなばり

ふなばり [0] 【船梁】
和船の外板を構成する棚板と棚板との間に多数挿入して船の横圧を支え,船形を保持する。前後位置によって,二番船梁・腰当船梁・床船梁などがあり,上下位置によって,上船梁・中船梁・下船梁などがある。

ふなばんしょ

ふなばんしょ [3] 【船番所】
⇒番所(バンシヨ)(2)

ふなひき

ふなひき [2] 【船引き】
急流をさかのぼる時など,岸から船を綱で引くこと。また,その人。

ふなひじき

ふなひじき [3] 【舟肘木】
〔建〕 斗栱(トキヨウ)の一。柱上で,斗をのせないで直接桁を受ける舟形の肘木。船形肘木。
→肘木

ふなび

ふなび 【船日】
船の到着する日。また,船出によい日。「上総の浦の―なれど/浄瑠璃・双生隅田川」

ふなびと

ふなびと [2][0] 【船人・舟人】
(1)船頭。ふなかた。
(2)舟に乗っている人。船上の人。

ふなびらき

ふなびらき [3] 【船開き】
船が港を出ること。船出。

ふなびん

ふなびん [0] 【船便】
(1)船舶の便。便船。せんびん。
(2)船によって郵便物や荷物を送ること。

ふなびん

ふなびん【船便】
shipping service.〜で by boat[sea];by surface mail (航空郵便に対して).

ふなふな

ふなふな (副)
体に力が入らないさま。しゃんとしないさま。へなへな。「―と腰も定めかね/浮世草子・一代女 6」

ふなぶぎょう

ふなぶぎょう [3] 【船奉行】
(1)中世の武家の職名の一。水軍や海上輸送のことをつかさどる役職。
(2)江戸時代,船手頭(フナテガシラ)のこと。

ふなべり

ふなべり【船縁】
the side(s) of a boat.→英和

ふなべり

ふなべり [0] 【船縁・舷】
「船端(フナバタ)」に同じ。

ふなべんけい

ふなべんけい 【船弁慶】
(1)能の一。五番目物。観世信光作。西国に落ちる源義経が摂津国大物浦(ダイモツノウラ)で静御前と別れ船出ののち,海上で平知盛(トモモリ)の亡霊に会うが,弁慶がこれを祈り伏せる。
(2)歌舞伎舞踊の曲名。長唄。新歌舞伎十八番の一。{(1)}の今様能を河竹黙阿弥が改作。1885年(明治18)東京新富座初演。

ふなま

ふなま 【舟間・船間】
(1)船の入港が途絶えた間。
(2)物が欠乏すること。「我先にと灯油を買しめ,―なりといひ立て日々に高直(コウジキ)/一話一言」
(3)(多く「船澗」と書く)船を碇泊(テイハク)するに適した場所。船掛かり澗。

ふなまち

ふなまち [0][4] 【船待ち】
船の来るのを待つこと。また,船が出るのを待つこと。

ふなまつり

ふなまつり [3] 【舟祭・船祭】
「御船祭(オフネマツ)り」に同じ。

ふなまど

ふなまど [0] 【船窓】
船のあかりとりの窓。せんそう。

ふなまんじゅう

ふなまんじゅう [3] 【船饅頭】
近世,江戸隅田川に浮かべた小舟の中で色を売った私娼。船君。

ふなむし

ふなむし【舟虫】
《動》a sea slater.

ふなむし

ふなむし [2] 【船虫】
(1)甲殻綱等脚目に属する節足動物。体長約4センチメートル。体は小判形でかたい甲におおわれ,第二触角と尾部のひげが長い。胸部の付属肢が発達し,移動が素早い。世界中の海岸に分布し,岩石の下などに群れをなすが,海水中では生存できない。近縁種のヒメフナクイムシを含めることもある。[季]夏。
(2)フナクイムシの異名。

ふなもち

ふなもち [0] 【船持(ち)】
船を持っている人。船主。居船頭。

ふなもり

ふなもり [0] 【舟盛(り)】
本膳料理の古式の盛り方。伊勢海老の殻を舟に見立てて料理を盛ること。

ふなもり

ふなもり [2] 【舟守・船守】
舟の番人。

ふなやかた

ふなやかた [3] 【船屋形】
船上に設ける屋形。船の種類や時代により大きさ,形式とも一定しないが,近世の諸大名の御座船の豪華な二階造りは,その典型。

ふなやく

ふなやく 【船役】
船に課した税。

ふなやぐら

ふなやぐら [3] 【船矢倉・船櫓】
和船の船上に設けた矢倉。

ふなやど

ふなやど [0] 【船宿】
(1)入港する船の乗組員の宿泊のほか,乗組員の手配や物資の斡旋などにあたる宿。
(2)舟を何隻か持ち,釣り船・遊山船などを仕立てる家。
(3)近世,荷主や船主と問屋の仲介をして,船荷の世話をし,船乗りの宿泊などをさせた家。

ふなやど

ふなやど【舟宿】
a boatkeeper's (貸し船屋).

ふなやどり

ふなやどり 【船宿り】
船が停泊していること。また,船中に宿泊すること。「聞きわたりはつかに今日ぞみつの浜見つつは過ぎじ―せむ/宇津保(菊の宴)」

ふなやまい

ふなやまい [3] 【船病】
船酔い。

ふなゆ

ふなゆ [2] 【船湯・淦】
「船淦(フナアカ)」に同じ。

ふなよい

ふなよい [0] 【船酔い】 (名)スル
船の動揺によって気分が悪くなること。船中(フナアタ)り。船気。船心地。船心。

ふなよい

ふなよい【船酔】
seasickness.→英和
〜する get seasick.

ふなよそい

ふなよそい [3] 【船装い】
出船の準備。

ふなよそう

ふなよそ・う 【船装ふ】 (動ハ四)
出船の準備をする。「津の国の海の渚に―・ひ/万葉 4384」

ふなりょうり

ふなりょうり [3] 【船料理】
屋形船など座敷をしつらえた船中で調理され供される夏料理。川岸につながれたままの船でも行われる。[季]夏。

ふなれ

ふなれ [1] 【不慣れ・不馴れ】 (名・形動)[文]ナリ
なれていないこと。経験の少ないこと。また,そのさま。「―な仕事」
[派生] ――さ(名)

ふなれ

ふなれ【不慣れ】
inexperience.→英和
〜な unfamiliar <with> ;→英和
inexperienced <in> ;→英和
new <to> .→英和
〜である be not familiar <with> ;be new <to> ;be not accustomed <to> .

ふなわたし

ふなわたし 【船渡し】
船で人や物を渡すこと。また,その場所。渡し。「―するみつぎもの/風雅(仮名序)」

ふなわたしむこ

ふなわたしむこ 【船渡聟】
狂言の一。聟入りする男が土産の酒を持って船で舅の家へ行くが,酒と見た船頭が理屈をつけて全部飲み尽くしてしまう。

ふなわたぼうし

ふなわたぼうし [5] 【船綿帽子】
真綿で細長く船の形に作った綿帽子。船綿。手細(テボソ)。

ふなん

ふなん 【扶南】
インドシナ半島,メコン川下流域にクメール人が建てた国の中国名。一〜二世紀に成立,海上貿易で栄え,インド文化の影響を受けた。北方の真臘(シンロウ)に圧迫され七世紀に衰亡。

ふに

ふに [1] 【不二】
〔仏〕 二でないこと。相対的でないこと。日常的,世間的,人間的な認識では相対立して現れる事柄が,仏教の高度な理解においては統一して捉えられること。また,そのような認識。「―の法門」「凡聖―」

ふに

ふに [1] 【膚膩】
皮膚のあぶら。また,あぶらづいたはだ。「―ことごとく爛壊(ランエ)せり/謡曲・安達原」

ふにあい

ふにあい [2] 【不似合い】 (名・形動)[文]ナリ
似合わないこと。釣り合わないこと。また,そのさま。「―な恰好(カツコウ)」

ふにあい

ふにあい【不似合いな】
unbecoming;→英和
unfit <for> (不適当);→英和
unsuitable;→英和
ill-matched (不釣合).〜である do not suit <a person> ;be not fit <for> .

ふにいちげんろん

ふにいちげんろん [1][3] 【不二一元論】
〔梵 Advaita〕
インド哲学のベーダーンタ学派の主流をなす思想。代表的思想家はシャンカラ。個々の現象と普遍的原理の同一性を強調する。

ふにく

ふにく [0] 【腐肉】
くさった肉。「―にむらがるハイエナ」

ふにゃふにゃ

ふにゃふにゃ
■一■ [1] (副)スル
柔らかで張りや弾力のないさま。芯のないさま。「―して歯ごたえがない」
■二■ [0] (形動)
{■一■}に同じ。「水に濡れて紙が―になる」「―な態度」

ふにゅう

ふにゅう [0] 【不入】
立ち入らないこと。入れないこと。「敵味方―の処なれば/三河物語」
→不輸不入

ふにゅう

ふにゅう [0] 【腐乳】
豆腐を発酵させてチーズ状につくった中国の食品。朝食の粥(カユ)によく添えられる。フールー。

ふにょい

ふにょい [2] 【不如意】 (名・形動)[文]ナリ
(1)経済状態が苦しいこと。やり繰りがつかないこと。また,そのさま。「手元―」「さらぬだに―なる,活計(クラシ)が/当世書生気質(逍遥)」
(2)思いどおりにならない・こと(さま)。不便。「まま父にあひて,いかほどの―をか凌ぐべき/どちりなきりしたん」

ふにょい

ふにょい【不如意である】
be pressed[ <話> hard up]for <money> .

ふにょう

ふにょう [0] 【富饒】 (名・形動)[文]ナリ
財産を多く持ち豊かな・こと(さま)。ふじょう。「工人を使い,―なる人となれり/西国立志編(正直)」

ふにん

ふにん [0] 【不妊】
妊娠しないこと。

ふにん

ふにん【不妊の】
sterile;→英和
infertile.→英和
‖不妊症 sterility.不妊手術 a sterilization operation.

ふにん

ふにん【赴任する】
leave for one's (new) post.

ふにん

ふにん [0] 【補任】
〔「ぶにん」とも〕
(1)官職に任ずること。「義経五位尉に―の条/平家 11」
(2)「補任状」の略。

ふにん

ふにん [0] 【赴任】 (名)スル
任地へ赴くこと。「東京に―する」

ふにんか

ふにんか【不認可となる】
be turned down[rejected].

ふにんき

ふにんき【不人気】
unpopularity.〜な unpopular.→英和

ふにんき

ふにんき [2] 【不人気】 (名・形動)
人気がない・こと(さま)。「海外興行は―だった」

ふにんしゅじゅつ

ふにんしゅじゅつ [4] 【不妊手術】
人工的に不妊の状態にする手術。男性では精管切除(パイプ-カット),女性では卵管結紮(ケツサツ)・卵管切除などの方法がある。

ふにんしょう

ふにんしょう [0][2] 【不妊症】
避妊せずに,正常な性交を繰り返して一定期間を経過しても妊娠しない症状。男性側の原因に精子減少症・無精子症などが,女性側の原因に卵管通過障害などがあげられる。
→不育

ふにんじょう

ふにんじょう [2] 【不人情】 (名・形動)[文]ナリ
人情がないこと。思いやりがないこと。また,そのさま。「―をする」「―な仕打ち」
[派生] ――さ(名)

ふにんじょう

ふにんじょう [0] 【補任状】
中世,将軍家・荘園領主・寺社などが,守護・地頭・荘官・坊官などを任命する際に発給した文書。下文・下知状などの様式が用いられた。

ふにんじょう

ふにんじょう【不人情】
unkindness.→英和
〜な unkind;→英和
cold(hearted).→英和
〜なことをする be unkind <to a person> ;treat <a person> coldly.

ふにんぼうじょ

ふにんぼうじょ [4] 【不妊防除】
害虫防除法の一。雌雄のどちらか,あるいは両方を不妊状態にして野外に放し,害虫の増殖を防ぎかつ絶滅させる方法。

ふぬけ

ふぬけ [0][3] 【腑抜け】 (名・形動)[文]ナリ
(1)肝がすわっていないこと。また,そのさまやそのような人。意気地なし。腰抜け。「―のようになる」
(2)間抜け。たわけ。[ヘボン(二版)]

ふぬける

ふぬ・ける [3] 【腑抜ける】 (動カ下一)
〔「腑抜け」の動詞化。多く「腑抜けた」の形で用いる〕
気力がなくなる。いくじがなくなる。「―・けたようになってへたり込む」

ふね

ふね【船】
a boat (小舟・汽船);→英和
a ship;→英和
a steamer (汽船).→英和
〜から降りる get off a boat.〜で by boat.〜に乗る go[get]on board a ship;→英和
take a boat.〜に弱い(強い) be a bad (good) sailor.

ふね

ふね 【船・舟】
■一■ [1] (名)
(1)人や荷物をのせて水上を行き来する乗り物。船舶。
(2)(「槽」とも書く)箱形の容器。水槽・浴槽・洗濯槽・馬槽・紙漉槽(カミスキブネ)など。
(3)棺(ヒツギ)。
(4)歌舞伎小屋の,二階正面に張り出した桟敷(サジキ)。引き舟。
■二■ (接尾)
助数詞。舟形の容器に入ったものを数えるのに用いる。「刺身一―」

ふね=が坐(スワ)る

――が坐(スワ)・る
腰を落ち着ける。容易には動かない。「揚詰の大だいじん,お―・つた/浄瑠璃・お初天神記」

ふね=に刻(コク)して剣を求む

――に刻(コク)して剣を求む
⇒刻舟(コクシユウ)

ふね=を漕(コ)ぐ

――を漕(コ)・ぐ
〔その様子が舟をこぐのに似ることから〕
居眠りをする。「座るとすぐ―・ぎ始めた」

ふねい

ふねい [0][1] 【不佞】
■一■ (名)
才知のないこと。
■二■ (代)
一人称。男子が自分をへりくだっていう語。「―少年の比より俳諧を好み/鶉衣」

ふねい

ふねい 【普寧】
兀庵(ゴツタン)の諱(イミナ)。

ふねだこ

ふねだこ [3] 【船蛸】
⇒たこぶね(蛸船)

ふねっしん

ふねっしん [2] 【不熱心】 (名・形動)[文]ナリ
熱心でない・こと(さま)。「商売に―な人」
[派生] ――さ(名)

ふねっしん

ふねっしん【不熱心】
indifference.〜である be indifferent <to> ;halfhearted (乗り気でない).

ふねづり

ふねづり [0] 【船釣(り)】
船に乗って釣りをすること。

ふねひき

ふねひき 【船引】
福島県中東部,田村郡の町。阿武隈高地にあり,タバコの産地。

ふねへうちこむはしまのしらなみ

ふねへうちこむはしまのしらなみ 【船打込橋間白浪】
歌舞伎の一。世話物。河竹黙阿弥作。1866年江戸守田座初演。通称「鋳掛松(イカケマツ)」。鋳掛屋の松五郎は,両国橋の上から金持ちの船遊びを見て堅気の地道な生活に嫌気がさし,道具を川へ投げ込み盗賊となるが,のちに悪事を悔いて自害する。

ふねへん

ふねへん [0] 【舟偏】
漢字の偏の一。「航」「般」などの「舟」。

ふねん

ふねん [0] 【不燃】
燃えないこと。燃えにくいこと。
⇔可燃
「―ごみ」

ふねんか

ふねんか [2] 【不稔花】
雌しべ・雄しべの発育が十分でないため,種子をつくらない花。アジサイの花など。不登花。不実花。

ふねんか

ふねんか [0] 【不燃化】 (名)スル
材料を変えたり,化学処理を施したりして,燃えにくくすること。

ふねんこうぞう

ふねんこうぞう [4] 【不燃構造】
建築物を構成する柱・梁・壁などの主要な部材を不燃材料とした構造。

ふねんざいりょう

ふねんざいりょう [4] 【不燃材料】
火災時に燃えないでしかも容易に変形せずに,かつ有毒ガスや溶融などを生じない材料。コンクリート・鉄鋼・アルミニウム・煉瓦・ガラスなど。
→準不燃材料

ふねんせい

ふねんせい [0] 【不燃性】
燃えない性質であること。「―ガス」
⇔可燃性

ふねんせい

ふねんせい [0] 【不稔性】
高等植物で花が咲いても種子のできない現象。生殖細胞の発育不全・不和合性などがその原因。人為的に作られたものに種無しスイカなどがある。
→稔性

ふねんせい

ふねんせい【不燃性の】
nonflammable;incombustible;→英和
fireproof.→英和

ふねんぶつ

ふねんぶつ [2] 【不燃物】
燃えない物。燃えにくい物。
⇔可燃物

ふのう

ふのう【不能】
⇒不可能,無能.

ふのう

ふのう [0] 【不納】
税金や学費などを納めないこと。

ふのう

ふのう [0] 【浮嚢】
うきぶくろ。

ふのう

ふのう [0] 【不能】 (名・形動)[文]ナリ
(1)できないこと。能力のないこと。また,そのさま。不可能。「運行―」「再起―の重傷」
(2)才能のないこと。無能。「此の東三条の大将の―を奏し給ひて/栄花(花山)」
(3)インポテンツ。
(4)〔数〕 方程式の解が存在しないこと。

ふのう

ふのう [0] 【富農】
広い土地を持つ豊かな農家。大規模経営をする農民。
⇔貧農

ふのうじょうけん

ふのうじょうけん [4] 【不能条件】
〔法〕 実現することが客観的に見て不可能な条件。

ふのうはん

ふのうはん [2] 【不能犯】
〔法〕 行為の性質上,意図したとおりの犯罪結果を実現することが明らかに不可能な行為。犯罪としては成立しない。丑(ウシ)の時参りなどの迷信犯がその例。

ふのうふはん

ふのうふはん フナフフ― [4] 【不納付犯】
源泉徴収・特別徴収の徴収義務者が,徴収して納付すべき税額を納めない行為。脱税犯の一。

ふのしょとくぜい

ふのしょとくぜい [1][3] 【負の所得税】
最低生活水準以下の低所得の家計や個人に,その差額のある割合を政府が支給する現金給付額。

ふのり

ふのり【布海苔】
glue.→英和

ふのり

ふのり [0] 【布海苔・海蘿・鹿角菜】
(1)紅藻類カクレイト目の海藻。潮間帯の岩礁に群落を作る。フクロフノリ・ハナフノリ・マフノリなどの種類があり,藻体はいずれも軟骨質で枝分かれが多い。[季]夏。
(2){(1)}を天日にさらして乾燥したもの。水を加えて煮て糊として,織物の糸や絹布の洗い張り,捺染(ナツセン)などに用いる。

ふはい

ふはい【腐敗】
(1)[物質の]putrefaction;→英和
rot;→英和
decomposition.(2)[精神の]corruption.→英和
〜する (1) rot;→英和
go bad;→英和
decompose.→英和
(2) be(come) corrupted.〜した (1) bad;rotten.→英和
(2) corrupt(ed).→英和
〜しやすい perishable.→英和

ふはい

ふはい【不敗の】
invincible.→英和

ふはい

ふはい [0] 【不敗】
負けないこと。負けたことのないこと。

ふはい

ふはい [0] 【腐敗】 (名)スル
(1)有機物質が微生物の作用によって分解され,悪臭を放つようになったり有毒物質を生じたりすること。
(2)堕落すること。「政治の―をなげく」

ふはいきん

ふはいきん [0] 【腐敗菌】
窒素を含む有機物,特にタンパク質を分解して,アンモニア・アミン・硫化水素などにする細菌の総称。腐敗細菌。

ふはく

ふはく [0] 【浮薄】 (名・形動)[文]ナリ
人に信念がなく,他に動かされやすいこと。風俗などがうわついていること。また,そのさま。「軽佻(ケイチヨウ)―」「其様(ソン)な―な婦人(オンナ)ぢやあなし/浮雲(四迷)」

ふはく

ふはく【浮薄な】
frivolous;→英和
insincere.→英和

ふはく

ふはく [0] 【布帛】
綿・麻布と絹布。織物。

ふはつ

ふはつ【不発(になる)】
misfire.→英和
不発弾 an unexploded bomb;a blind shell.

ふはつ

ふはつ [0] 【不発】
(1)弾丸が発射しないこと。また,砲弾などが爆発しないこと。「―弾」
(2)計画などが実行できずに終わること。また,目標どおりの効果を得られないで終わること。「企画が―に終わる」

ふはん

ふはん [0] 【浮泛】 (名)スル
〔「浮」「泛」ともに浮かぶ意〕
うわついていること。「一試して功を成し―して定まらざる人に愈(マサ)れること遠しと云へり/西国立志編(正直)」

ふば

ふば [1] 【駙馬】
(1)副(ソ)え馬。特に,天子の副え馬。
(2)〔昔,中国で,天子の娘の夫は駙馬都尉(フバトイ)に任ぜられたところから〕
天子や貴人の婿。

ふばい

ふばい【不買(運動)】
a boycott.→英和
〜運動をする boycott <goods> .

ふばい

ふばい [0] 【不買】
買わないこと。

ふばい

ふばい [0] 【不売】
売らないこと。

ふばいうんどう

ふばいうんどう [4] 【不買運動】
抗議などの意図から,特定の商品を買わないようにする運動。

ふばいどうめい

ふばいどうめい [4] 【不買同盟】
⇒ボイコット(1)

ふばこ

ふばこ [1][0] 【文箱・文筥】
〔「ふみばこ」の転〕
(1)書状・書類などを入れておく箱。
(2)書状を入れて持たせて遣る,細長い箱。
(3)書物を入れて担い運ぶ箱。
文箱(2)[図]

ふばさみ

ふばさみ 【文挟み】
「ふみばさみ(文挟)」に同じ。

ふばつ

ふばつ [0] 【不抜】
意志がしっかりしていてゆるがないこと。「―の精神」「堅忍―」

ふばらい

ふばらい【不払い】
nonpayment.

ふばらい

ふばらい [2] 【不払い】
金を支払わないこと。「賃金の―」

ふひつよう

ふひつよう【不必要な】
unnecessary;→英和
needless.→英和

ふひつよう

ふひつよう [3][2] 【不必要】 (名・形動)[文]ナリ
必要ないこと。不用なこと。また,そのさま。「―な品は処分せよ」
[派生] ――さ(名)

ふひょう

ふひょう [0] 【浮秤】
「うきばかり(浮秤)」に同じ。

ふひょう

ふひょう [0] 【歩兵】
(1)ほへい。
(2)将棋の歩(フ)。

ふひょう

ふひょう【浮標】
a buoy.→英和

ふひょう

ふひょう【浮氷】
floating ice.

ふひょう

ふひょう【不評】
unpopularity (不人気);a bad reputation (悪評).〜である be unpopular.⇒評判.

ふひょう

ふひょう [0] 【譜表】
音の高さを示すために,数本の等間隔の水平線を平行に引いたもの。通常は五本。五線譜表。

ふひょう

ふひょう [0] 【浮標】
船舶の安全航行のために設ける航路標識の一。暗礁や浅瀬あるいは沈船などの存在を示すために,海面に浮かしておく構造物。ブイ。

ふひょう

ふひょう [0] 【付憑・附憑】
怨霊(オンリヨウ)などがとりつくこと。

ふひょう

ふひょう [0] 【浮氷】
水上に浮いている氷塊。

ふひょう

ふひょう [0] 【浮評】
根拠のないうわさ。「―を気にする」

ふひょう

ふひょう [0] 【浮漂】
水に浮かび漂うこと。「―生物」

ふひょう

ふひょう [0] 【付表・附表】
本文・本表などに付属する表。

ふひょう

ふひょう [0] 【付票・附票】
荷物などに付ける札。

ふひょう

ふひょう [0] 【不評】
評判のよくないこと。不評判。
⇔好評

ふひょう=を買う

――を買・う
悪い評判を受ける。

ふひょうばん

ふひょうばん [2] 【不評判】 (名・形動)[文]ナリ
評判の悪い・こと(さま)。不評。

ふひん

ふひん [0] 【賦稟】
生まれつき。素質。

ふひんこう

ふひんこう [2] 【不品行】 (名・形動)
品行が悪いこと。身持ちが悪いこと。また,そのさま。不身持ち。

ふひんこう

ふひんこう【不品行】
misconduct.→英和
〜な loose;→英和
immoral.→英和

ふび

ふび【不備】
a defect;→英和
(a) deficiency.→英和
〜な defective;→英和
deficient;→英和
imperfect.→英和

ふび

ふび [1] 【符尾】
音符の尾部。縦の棒の部分。
⇔符頭

ふび

ふび [1] 【不備】 (名・形動)[文]ナリ
(1)十分に備えていないこと。行き届かないこと。また,そのさま。不完全。「運営上の―」「書類に―な点がある」
(2)手紙の末尾に書く語。文意がととのっていない,の意。

ふびじん

ふびじん [2] 【不美人】
美人でないこと。また,そのような女性。

ふびと

ふびと [1] 【史】
〔「ふみひと」の転。「ふひと」とも〕
(1)大和政権に文書・記録をつかさどって奉仕した官人集団の称。多くは渡来人の子孫。
(2)古代の姓(カバネ)の一。{(1)}の職名が姓となったもの。
(3)文書・記録をつかさどる下級役人。
〔「国史・史部・録史」とも書く〕
(4)律令制における諸司の四等官。
〔「主典・令史・主帳」とも書く〕

ふびとべ

ふびとべ [3] 【史部】
応神天皇の時,百済(クダラ)から渡来したといわれる王仁(ワニ)と阿知使主(アチノオミ)の一族で,文書・記録をつかさどった部民(ベミン)。王仁の子孫を西史部(カワチノフビトベ),阿知使主の子孫を東史部(ヤマトノフビトベ)という。ふむひとべ。

ふびょうどう

ふびょうどう【不平等】
inequality.→英和
〜な unequal.→英和

ふびょうどう

ふびょうどう [2] 【不平等】 (名・形動)[文]ナリ
平等でない・こと(さま)。
⇔平等
「―な取り扱い」

ふびょうどうじょうやく

ふびょうどうじょうやく [6] 【不平等条約】
強国が弱小国に対しその優越的な立場から強制的に結ばせた不平等な内容の条約。

ふびん

ふびん [1] 【不憫・不愍・不便】 (名・形動)[文]ナリ
(1)かわいそうなこと。気の毒なこと。また,そのさま。「―に思う」「―な奴」「―でならない」
(2)都合の悪いこと。具合の悪いこと。また,そのさま。「御供に人もさぶらはざりけり。―なるわざかな/源氏(夕顔)」
(3)かわいいこと。いとしいこと。また,そのさま。「一芸あるものをば…―にせさせ給ひければ/徒然 226」
〔元来「不便」で,「不憫」「不愍」は当て字〕
[派生] ――さ(名)

ふびん

ふびん [0] 【不敏】 (名・形動)[文]ナリ
(1)機敏でない・こと(さま)。
(2)頭の働きや気の使い方が鈍い・こと(さま)。多く自分をへりくだっていう。「某(ソレガシ)が―の言葉を左程迄に採用なされて/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

ふびん

ふびん【不憫な】
poor;→英和
miserable.→英和
〜に思う pity <a person> ;→英和
take pity <on a person> .

ふふ

ふふ [1] 【浮浮】 (ト|タル)[文]形動タリ
漂い流れるさま。「白雲…―として西に向うて飛ぶ/自然と人生(蘆花)」

ふふき

ふふき 【斑雑毛】
まだらであること。「山背の王(ミコ)の頭髪(ミグシ)―にして/日本書紀(皇極訓)」

ふふき

ふふき 【蕗】
フキの古名。[本草和名]

ふふく

ふふく [0] 【不服】 (名・形動)[文]ナリ
(1)納得できないこと。不満に思うこと。また,そのさま。「―を唱える」「―そうな顔」
(2)服従しないこと。
[派生] ――げ(形動)

ふふく

ふふく [0] 【俯伏・俛伏】 (名)スル
(1)(恐れ入って)うつむくこと。「外圧に―する」
(2)「深揖(シンユウ)」に同じ。

ふふく

ふふく【不服】
[異議]an objection;→英和
a complaint (不平).→英和
⇒不満.〜を唱える object <to the idea> ;→英和
complain <about,of,that…> .→英和

ふふくじゅううんどう

ふふくじゅううんどう [6] 【不服従運動】
インドのガンジーが指導した非暴力の反英抵抗運動。第一次大戦後および1930年代前半に,インドの完全独立を目指してイギリス制定の法に従わない民衆運動を展開した。

ふふくもうしたて

ふふくもうしたて [0] 【不服申(し)立て】
訴訟法上,裁判・裁判所の処分等により不利益を受ける者が,その取り消し又は変更を求めて行う申し立て。行政法上,違法又は不当な行政処分その他公権力の行使にあたる行為について行政庁に対しその取り消し又は変更を求めて行う申し立て。

ふふつせんそう

ふふつせんそう 【普仏戦争】
1870年から71年に行われた,プロイセンを中心とするドイツ諸邦とフランスとの戦争。ドイツ統一を進めるプロイセンと,それを恐れるナポレオン三世が対立し,スペイン王位継承問題を契機に開戦。プロイセンが大勝し,アルザス-ロレーヌなどを獲得。戦中,ドイツ帝国が成立しドイツの統一が完成。また,フランスでは第三共和制が成立した。独仏戦争。

ふふむ

ふふ・む 【含む】 (動マ四)
(1)つぼみのままである。「―・めりし花の初めに来し我や/万葉 4435」
(2)口の中に入れる。ふくむ。「搏(ト)りて吾が口に―・めよ/霊異記(下訓注)」
(3)中にはらんで持つ。「溟涬(メイケイ)にして牙(キザシ)を―・めり/日本書紀(神代上訓)」

ふふん

ふふん [2] (感)
(1)威張ったり,相手を馬鹿にしたりするときに発する語。鼻から息を出したり,鼻を鳴らしたりする音を表す語。「―と鼻先で笑う」
(2)同意・承諾の意を表す語。ははん。「―,なるほど」

ふふん

ふふん
hum (疑惑・不同意);→英和
humph (疑惑・不満);→英和
pooh (冷笑).→英和

ふぶき

ふぶき【吹雪】
a snowstorm;→英和
a blizzard (大吹雪).→英和

ふぶき

ふぶき [1] 【吹雪】
〔動詞「ふぶく(吹雪)」の連用形から〕
強い風を伴って激しく降る雪。地上の積雪も舞い上がって非常に視程が悪くなる気象状態をいう。暴風雪。[季]冬。

ふぶぎょう

ふぶぎょう [2] 【賦奉行】
鎌倉・室町幕府の職名。訴訟の際,訴状の裏に年月日と奉行の名を記し,五方引付に分配する役。賦別(クバリワケ)奉行。くばりぶぎょう。

ふぶく

ふぶ・く [2] 【吹雪く・乱吹く】 (動カ五[四])
雪を伴って風が激しく吹く。「一晩中,―・いていた」「雨風いみじくふり―・く/蜻蛉(中)」

ふぶん

ふぶん [0] 【不文】
(1)文字・文章に書き表してないこと。
(2)文字を知らないこと。
(3)へたな文。
(4)文化が開けていないこと。「―不明の世の常なれども/学問ノススメ(諭吉)」

ふぶんかんしゅう

ふぶんかんしゅう [4] 【不文慣習】
文書に書き表されていない慣習。

ふぶんけんぽう

ふぶんけんぽう [4] 【不文憲法】
成文法の形式をとらない憲法。イギリス憲法がその例。慣習憲法。
⇔成文憲法

ふぶんほう

ふぶんほう [2] 【不文法】
文章による表現がされていない法。慣習法や判例法がその例。不文律。
⇔成文法

ふぶんみょう

ふぶんみょう [2] 【不分明】 (形動)[文]ナリ
はっきりしないさま。明らかでないさま。ふぶんめい。「―な返答」

ふぶんめい

ふぶんめい 【不分明】 (形動)
⇒ふぶんみょう(不分明)

ふぶんりつ

ふぶんりつ【不文律】
an unwritten law.

ふぶんりつ

ふぶんりつ [2] 【不文律】
(1)「不文法(フブンホウ)」に同じ。
⇔成文律
(2)その集団の中で,暗黙のうちに守られている約束ごと。「家庭のことに触れないのが―であった」

ふへい

ふへい [0] 【布幣】
⇒布銭(フセン)

ふへい

ふへい [0] 【府兵】
府兵制により徴集された兵。

ふへい

ふへい [0] 【浮萍】
うきくさ。また,居所の定まらないたとえ。

ふへい

ふへい【不平】
dissatisfaction(s) (不満);→英和
[苦情]a grievance;→英和
a complaint.→英和
〜である be dissatisfied <with> .〜を言う grumble <at,about> ;→英和
complain <about,of,that…> .→英和
‖不平家 a grumbler.不平分子 a discontent.

ふへい

ふへい [0] 【不平】 (名・形動)[文]ナリ
(1)不満に思うこと。満足できなくて心が穏やかでないこと。また,そのさま。「―不満を言う」「何か心中(ココロ)に―な事があるとか/はやり唄(天外)」
(2)公平でないこと。

ふへい=を並べる

――を並・べる
不平を次々と言う。

ふへい=を鳴らす

――を鳴ら・す
不平を言いたてる。

ふへいせい

ふへいせい [0] 【府兵制】
中国,西魏に始まり,隋唐時代に整備された兵農一致の兵制。唐代では均田制下の丁男を選抜,宮中警固の衛士,辺境防備の防人とした。

ふへき

ふへき [0] 【扶壁】
⇒パラペット

ふへきしゅん

ふへきしゅん [0][3] 【斧劈皴】
東洋画の皴法の一。山・岩・石などを描くとき,斧(オノ)で削り取ったような筆勢で峻厳な感じを出すもの。

ふへん

ふへん [0] 【普遍】 (名)スル
(1)広く行き渡ること。「火山の到る処に―するを/日本風景論(重昂)」
(2)すべてのものにあてはまること。すべてのものに共通していること。
⇔特殊
「―の原理」
(3)〔哲・論〕
〔universal〕

 (ア)宇宙や存在の全体にかかわっていること。
 (イ)複数の個物について共通に述べられ得る事柄。普通名詞に対応する項辞ないし概念。

ふへん

ふへん【不変の】
unchangeable;→英和
constant (絶えざる).→英和
不変数 a constant.

ふへん

ふへん【普遍(性)】
universality.〜的な(に) universal(ly);→英和
general(ly).→英和
‖普遍妥当性 universal validity.

ふへん

ふへん [0] 【不返】
返さないこと。戻さないこと。

ふへん

ふへん [0] 【不偏】 (名・形動)[文]ナリ
かたよらないこと。公正であること。また,そのさま。

ふへん

ふへん [0] 【不変】 (名・形動)[文]ナリ
変わらない・こと(さま)。
⇔可変
「―の真理」「永劫―」

ふへん

ふへん【不偏(不党)の】
impartial;→英和
fair.→英和

ふへん

ふへん [0] 【布片】
布きれ。

ふへんか

ふへんか [0] 【普遍化】 (名)スル
個別的・特殊なものを捨て,共通なものをとり出すことによって概念や法則などを引き出すこと。

ふへんがいねん

ふへんがいねん [4] 【普遍概念】
〔論〕 複数の事物に共通に適用され得る概念。例えば,人間,動物など。一般概念。一般名辞。
⇔単独概念

ふへんがく

ふへんがく [2] 【普遍学】
〔哲・論〕 数学にならって比較的少数の単純概念とそれらを含む公理からの演繹によって,すべての学的認識を導き出そうとするもの。現代の記号論理学に通じる。デカルトに始まるが,ライプニッツが実際に着手した。普遍数学。

ふへんしほん

ふへんしほん [4] 【不変資本】
資本のうちで,原材料や機械などの生産手段に支出される部分。資本価値は,そのまま変わらずに生産物の中に移転される。
⇔可変資本

ふへんしゅ

ふへんしゅ [2] 【普遍種】
⇒汎存種(ハンゾンシユ)

ふへんしゅぎ

ふへんしゅぎ [4] 【普遍主義】
〔哲〕
〔universalism〕
個々のものより普遍や全体を重んずる立場。プラトンのイデア論など。
⇔個体主義

ふへんしんにょ

ふへんしんにょ [4] 【不変真如】
〔仏〕 真如の時間・空間を超越し,不生不滅であり,変わることのない相。真如の実相。
⇔随縁(ズイエン)真如

ふへんせい

ふへんせい [0] 【普遍性】
すべての物に通ずる性質。

ふへんだとうせい

ふへんだとうせい [0] 【普遍妥当性】
⇒妥当性(ダトウセイ)

ふへんていすう

ふへんていすう [4] 【普遍定数】
〔物〕 物理・化学の基本法則を表す式で,それに関与する物質の種類や状態に関係なく,常に一定の値を保つ量。万有引力定数・光速度定数(真空中の光速)・電気素量・アボガドロ定数など。

ふへんてき

ふへんてき [0] 【普遍的】 (形動)
すべてのものに共通しているさま。すべてのものにあてはまるさま。「―な真理」

ふへんのるざい

ふへんのるざい 【不返の流罪】
再び京へ帰さない,無期限の遠流(オンル)。不返の遠流。「たとひ―におこなはるとも/保元(中・古活字本)」

ふへんひよう

ふへんひよう [4] 【不変費用】
⇒固定費用(コテイヒヨウ)

ふへんふとう

ふへんふとう [0] 【不偏不党】
いずれの主義や党派にも加わらないこと。自由・公正な立場をとること。

ふへんぶんぽう

ふへんぶんぽう [4] 【普遍文法】
〔(フランス) grammaire universelle〕
あらゆる言語に適用可能な共通の文法。言語は人間理性の現れであり,表面的には異なる諸国語の根底には普遍的な思考の秩序が存在するという考えに基づく。近代ではポール-ロワイヤルの「一般・理性文法」が,現代ではチョムスキーの「変形生成文法」がこの考えを代表する。

ふへんろんそう

ふへんろんそう [4] 【普遍論争】
〔哲〕 普遍{(3)
 (イ)}は実在か,あるいは思惟上の存在かに関する中世スコラ哲学の論争。個物と何らか区別される普遍的なものの実在を認める実在論(実念論)と,普遍であるのは諸個物の名称としての言葉に過ぎないとする唯名論が対立した。また両者の折衷の試み(概念論)も現れたともいわれる。

ふべん

ふべん 【不弁(不辨)】 (名・形動ナリ)
財物・能力などが不足して,物事が思うようにならないこと。貧しいこと。また,そのさま。「御台所入り是なくして,事―にましますに/甲陽軍鑑(品一三)」

ふべん

ふべん [0] 【不弁(不辯)】 (名・形動)[文]ナリ
弁舌の巧みでない・こと(さま)。訥弁(トツベン)。「―なる人の言を聞くに,其言葉の数甚だ少なくして/学問ノススメ(諭吉)」

ふべん

ふべん [1] 【不便】 (名・形動)[文]ナリ
(1)便利でないこと。勝手が悪いこと。また,そのさま。
⇔便利
「交通の―な地」「出入りに―だ」「ご―をおかけします」
(2)都合のつかない・こと(さま)。「いと―なる事のありて約束の日まではさらなり/竜動鬼談(勤)」
[派生] ――さ(名)

ふべん

ふべん【不便(を感じる)】
(feel) inconvenience.→英和
〜な inconvenient.〜をかける cause inconvenience <to> .〜である be inconveniently situated (場所が).

ふべんきょう

ふべんきょう [2] 【不勉強】 (名・形動)[文]ナリ
勉強が足りないこと。勉強を怠ること。また,そのさま。「―な子供」
[派生] ――さ(名)

ふべんしゃ

ふべんしゃ 【不弁者】
貧しい人。貧乏人。「かくれもなき―/咄本・醒睡笑」

ふべんり

ふべんり [2] 【不便利】 (名・形動)[文]ナリ
都合のわるいこと。自由のきかないこと。また,そのさま。不便。「是れ我国の通常言(ツネノコトバ)の―よりして生ぜしことにて/小説神髄(逍遥)」

ふほう

ふほう【不法】
unlawfulness;→英和
(an) injustice.→英和
〜な unlawful;→英和
unjust;→英和
illegal.→英和
‖不法行為(入国者) an illegal action (alien).不法逮捕 a false arrest.不法占拠 illegal occupation.

ふほう

ふほう [0] 【不法】 (名・形動)[文]ナリ
□一□〔歴史的仮名遣い「ふはふ」〕
(1)ある行為が法律や規則に違反する・こと(さま)。
⇔合法
「―占拠」「―な行為」
→違法
(2)人の道にはずれること。道理に合わないこと。また,そのさま。無法。「私は今まで大変―な取扱を受けて居りました/人形の家(抱月)」
□二□〔歴史的仮名遣い「ふほふ」〕
〔仏〕 仏法にそむくこと。戒を破ること。「那智の行者―解怠(ケタイ)のある時/盛衰記 3」

ふほう

ふほう [0] 【附鳳】
勢力のある者につき従うこと。
→攀竜附鳳(ハンリヨウフホウ)

ふほう

ふほう [0] 【訃報】
人の死亡の知らせ。悲報。「―に接する」

ふほう

ふほう【訃報】
the news of a person's death.

ふほう

ふほう [0] 【付法】
〔仏〕 師が弟子に教法を伝え,教法の維持と布教を託すこと。

ふほうかんきんざい

ふほうかんきんざい [6] 【不法監禁罪】
⇒監禁罪(カンキンザイ)

ふほうげんいんきゅうふ

ふほうげんいんきゅうふ [8] 【不法原因給付】
賭博における支払いのように,不法な原因に基づき行なった給付。民法では,不法の原因が利得者だけにある場合を除き,その返還請求を認めていない。

ふほうこうい

ふほうこうい [4] 【不法行為】
故意または過失によって他人の権利を侵害し損害を発生させる行為。加害者はその損害の賠償責任を負う。

ふほうしゅうろう

ふほうしゅうろう [4] 【不法就労】
外国人が出入国管理法に違反して,就労資格をもたないで働いていること。留学や観光目的で入国し,就労したり,在留期限が切れても不法残留するなど。資格外就労。

ふほうしんにゅう

ふほうしんにゅう [4] 【不法侵入】
正当な理由なくして,他人の土地・住居・建造物などに侵入すること。

ふほうじょうけん

ふほうじょうけん [4] 【不法条件】
付加されることによって法律行為に不法性を帯びさせるようになる条件。不法条件を付した法律行為は無効。

ふほうでんぱ

ふほうでんぱ [4] 【不法電波】
電波法に基づいた免許を受けずに開設された不法無線局から発射される電場。

ふほうのはっそ

ふほうのはっそ 【付法の八祖】
真言宗で,教法を伝授継承したとされる教主大日如来から空海に至る八人の祖師。すなわち,大日如来・金剛薩埵(コンゴウサツタ)・竜猛・竜智・金剛智・不空・恵果・空海。
→伝持の八祖

ふほうわ

ふほうわ [2] 【不飽和】
(1)飽和に達しない状態。
(2)不飽和結合をもっていること。

ふほうわかごうぶつ

ふほうわかごうぶつ [6] 【不飽和化合物】
その分子構造中に炭素原子間の不飽和結合をもつ有機化合物。

ふほうわけつごう

ふほうわけつごう [5] 【不飽和結合】
有機化合物の分子構造中にある二重結合および三重結合。特に炭素原子どうしの結合についていい,化学反応性が比較的高い。

ふほうわしぼうさん

ふほうわしぼうさん [6] 【不飽和脂肪酸】
炭化水素基の中に不飽和結合をもつ脂肪酸。オレイン酸・リノール酸・リノレン酸など。

ふほん

ふほん【譜本】
a book of music.

ふほんい

ふほんい【不本意ながら】
against one's will;reluctantly;→英和
unwillingly.→英和

ふほんい

ふほんい [2] 【不本意】 (名・形動)[文]ナリ
自分の本当の気持ちと違うこと。希望とは異なること。また,そのさま。「―ながら同意する」「―な結果に終わる」「―な成績」

ふぼ

ふぼ【父母】
one's parents.〜会 a PTA.→英和

ふぼ

ふぼ [1] 【父母】
〔古くは「ぶも」とも〕
ちちとはは。両親。

ふぼ=の恩は山よりも高く海よりも深し

――の恩は山よりも高く海よりも深し
父母の恩のきわめて大きいこと。

ふぼう

ふぼう [0] 【誣謗・誣妄】 (名)スル
ありもしないことをあるように作って,人を悪く言うこと。誣罔(フモウ)。誹謗(ヒボウ)。

ふぼく

ふぼく [0] 【扶木】
(1)東海の日の出るあたりの海中にあるという神木。扶桑(フソウ)。また,日の当たっている木。
(2)神殿の建築に用いる神木。

ふぼく

ふぼく [1][0] 【浮木】
水に浮かび漂う木。うき木。

ふぼくしゅう

ふぼくしゅう 【夫木集】
「夫木和歌抄」の別名。

ふぼくわかしょう

ふぼくわかしょう 【夫木和歌抄】
歌集。三六巻。藤原長清撰。1310年頃に成立か。万葉集以降の和歌のうちから,従来の撰にもれた約一七三五〇首を,四季・雑に部立てし,さらに歌題によって分類した類題和歌集。現在散逸した私撰集・私家集の歌を含み,資料として貴重。夫木集。

ふぼん

ふぼん [0] 【不犯】
〔仏〕 戒律を破らないこと。特に,邪淫戒を保って異性と交わらないこと。「―の僧」

ふま

ふま [1] 【不磨】
すり減らないこと。永久になくならないこと。不朽。不滅。

ふま=の大典(タイテン)

――の大典(タイテン)
不滅の大法典の意。大日本帝国憲法の発布勅語で使われた言葉。

ふまい

ふまい 【不昧】
松平治郷(ハルサト)の号。

ふまい

ふまい [0] 【不昧】
(1)学問に明るいこと。道理にくらくないこと。
(2)利欲に心をくらまされないこと。

ふまいりゅう

ふまいりゅう 【不昧流】
松平不昧を祖とする茶道石州流の一分派。不昧派。

ふまう

ふま・う フマフ 【踏まふ】 (動ハ下二)
⇒ふまえる

ふまえ

ふまえ フマヘ [0] 【踏まえ】
〔動詞「踏まえる」の連用形から〕
(1)よりどころ。根拠。
(2)思案。分別。「後先の―もなく/浄瑠璃・出世景清」
(3)踏み台。「とど―をして鴨居へ隠す/歌舞伎・散書恋文章」

ふまえどころ

ふまえどころ フマヘ― [4][0] 【踏まえ所】
(1)足で踏んで立つ所。「―がない」
(2)よりどころ。頼りにするところ。「強大将は―有るに付き/甲陽軍鑑(品一三)」

ふまえる

ふまえる【踏まえる】
stand on;be based on.

ふまえる

ふま・える フマヘル [3] 【踏まえる】 (動ア下一)[文]ハ下二 ふま・ふ
〔動詞「踏む」に接尾語「ふ」の付いたもの〕
(1)しっかり踏んでその上に立つ。踏みつける。ふんまえる。「大地を―・える」
(2)ある事を考慮に入れる。ある事を前提にして考えをすすめる。「後先を―・えない,単なる思い付き」「個々の事情を―・えて方針をたてる」
(3)根拠地とする。「石川城を―・へさせて/太平記 27」

ふまき

ふまき [0] 【文巻】
和綴じ本を包むおおい。帙(チツ)。

ふまじめ

ふまじめ【不真面目な】
not serious;insincere.→英和

ふまじめ

ふまじめ [2] 【不真面目】 (名・形動)[文]ナリ
まじめでない・こと(さま)。「―な態度」
[派生] ――さ(名)

ふまん

ふまん(ぞく)【不満(足)】
dissatisfactions <with,at> ;discontent.→英和
〜な dissatisfied;discontented;→英和
unsatisfactory (意に満たない).→英和
〜に思う be not satisfied <with> .

ふまん

ふまん [0] 【不満】 (名・形動)[文]ナリ
十分に満たされていないと思うこと。満足しないこと。また,そのさま。そのような気持ちや心のわだかまりをもいう。「受賞後の作としては―な出来だ」「―が爆発する」「―を言う」「欲求―」
[派生] ――げ(形動)

ふまんぞく

ふまんぞく [2] 【不満足】 (名・形動)[文]ナリ
満足しない・こと(さま)。不満。「―な様子」「―に思う」
[派生] ――さ(名)

ふみ

ふみ [1] 【文・書】
(1)文字を書いたもの。
 (ア)手紙。書状。「―を通わす」
 (イ)書物。ほん。「―よむつき日,かさねつつ」
 (ウ)書類。文書。「大殿油(オオトナブラ)近くて―どもなど見給ふついでに/源氏(帚木)」
(2)学問。特に,漢学。「―の道のおぼつかなくおぼし召さるる事どもなど/源氏(賢木)」
(3)漢詩。「みな探韻賜はりて,―作り給ふ/源氏(花宴)」

ふみ

ふみ [1] 【不味】 (名・形動)[文]ナリ
味のよくないこと。うまくないこと。また,そのさま。

ふみ

ふみ【文】
⇒手紙,文章.

ふみ=はやりたし書く手は持たず

――はやりたし書く手は持たず
字が書けないので,恋文を書き送れないし,だからといって恥ずかしくて代筆もたのめない。無筆な遊女が嘆いているさま。

ふみあげ

ふみあげ [0] 【踏(み)上げ】
取引で,空売りをした売り方が損を承知で買い戻したため相場が高くなること。

ふみあと

ふみあと [0] 【踏(み)跡】
足で踏んだ跡。また,踏んだ跡にできる道。「―をたどる」

ふみあらす

ふみあら・す [4] 【踏(み)荒らす】 (動サ五[四])
踏み付けてめちゃめちゃにする。「犬が畑を―・す」

ふみあわせ

ふみあわせ [0] 【踏み合(わ)せ】
出産・死亡などの穢(ケガ)れに行き合わせること。行き触れ。踏み合い。触穢(シヨクエ)。

ふみあわせ

ふみあわせ [3] 【文合(わ)せ】
物合わせの一。作った文を合わせて,判者の評によって優劣を競うもの。

ふみいし

ふみいし【踏石】
a stepping-stone.

ふみいし

ふみいし [0] 【踏(み)石】
(1)沓(クツ)脱ぎ石。特に,茶室の躙(ニジ)り口前のものをいう。
(2)飛び石。

ふみいた

ふみいた [0] 【踏(み)板】
(1)物と物の間に掛け渡して踏んで渡る板。また,ぬかるみなどに敷いた板。
(2)階段の段板。
(3)リード-オルガンの,空気を送るために足で踏む板。
(4)牛車(ギツシヤ)の前後の入り口に,横に渡した板。

ふみいれる

ふみい・れる [4] 【踏(み)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ふみい・る
(1)ある場所に入る。「ジャングルに足を―・れる」
(2)踏んで中に入れる。踏んで中に押し込む。「固き土に五六寸ばかり足を―・れて立てるに/今昔 23」

ふみいれる

ふみいれる【踏み入れる】
step <into a room> ;→英和
set foot <on the land> .

ふみうす

ふみうす [3][0] 【踏み臼】
「唐臼(カラウス)」に同じ。

ふみえ

ふみえ [0] 【踏(み)絵】
江戸時代,キリスト教徒弾圧に際して,その信者か否かを見分けるため,キリストやマリアの像を木または金属の板に刻み,足で踏ませたこと。また,その画像。多く春先に行われ,長崎では1857年に廃止したが,幕末まで行われた所もあった。絵踏み。[季]春。
踏み絵[図]

ふみおこなう

ふみおこな・う [5] 【踏み行う】 (動ワ五[ハ四])
守るべきことを守って行動する。実際に行う。実践する。「人の道を―・う」

ふみおとし

ふみおとし [0] 【履み落(と)し・踏み落(と)し】
七言の律詩・絶句の第一句に押韻しないこと。破格ではあるが許容されている。

ふみかえし

ふみかえし [0] 【踏(み)返し】
(1)庭の踏み石。沓脱(クツヌギ)。
(2)鋳金(チユウキン)で,完成品を鋳型に押しつけ,できた型からくり返し鋳造すること。また,その技法。

ふみかえす

ふみかえ・す [3] 【踏(み)返す】 (動サ五[四])
(1)相手の踏んだことに対抗して,こちらからも踏む。
(2)踏みそこなう。踏みあやまる。「駒下駄を―・して…隅田川へ落ちようと/歌行灯(鏡花)」
(3)踏んでひっくりかえす。「あわてふためきて―・し…杉舟三艘まで失せにけり/義経記 4」

ふみかえる

ふみか・える [4][3] 【踏(み)換える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ふみか・ふ
(1)踏む足,踏む場所などを交替する。「投手がプレートを―・える」
(2)評価をし直す。「あらゆる値踏を―・へる今の時代/半日(鴎外)」

ふみかためる

ふみかためる【踏み固める】
stamp down.

ふみかためる

ふみかた・める [5] 【踏(み)固める】 (動マ下一)[文]マ下二 ふみかた・む
(1)足で何度も踏んで堅くする。「雪を―・める」
(2)しっかり踏む。「四股―・めて厳然と身を構へ/鉄仮面(涙香)」

ふみかぶり

ふみかぶり 【踏み被り】
(1)落とし穴。わな。「―ニ遭ウ/日葡」
(2)自分から不利益を招くこと。「皆手前の―,無念をこらへて/浄瑠璃・淀鯉(上)」

ふみかぶる

ふみかぶ・る 【踏み被る】 (動ラ四)
(1)穴や溝に踏み込む。落ち込む。「穴ニ―・ル/日葡」
(2)踏んだために,跳ね返りを受ける。「泥ヲ―・ル/日葡」
(3)自分から不利益を招く。「ごんせと止めたる女景清,錣(シコロ)と頭巾,つい―・る客も有り/浄瑠璃・天の網島(上)」

ふみがね

ふみがね [0] 【踏(み)金】
雪駄(セツタ)のかかとに打ちつけた金具。うらがね。

ふみがら

ふみがら [0] 【文殻】
読み終えて不用になった手紙。文反古(フミホウゴ)。

ふみきり

ふみきり [0] 【踏切・踏(み)切り】
(1)鉄道線路と道路とが同じ平面で交わっている所。
(2)走り幅跳び・走り高跳びなどで,跳躍のために強く蹴ること。また,その場所。「―のタイミングが合わない」
(3)相撲で,踏み切ること。
⇔踏み越し
(4)思い切って事を起こすこと。また,決断。ふんぎり。「―がつく」

ふみきり

ふみきり【踏切】
(1)[跳躍の]a takeoff.→英和
(2)[鉄道の]a (railroad) crossing.〜がつかない hesitate <to do,at doing> ;→英和
cannot make up one's mind <to do> .
‖踏切台 a take-off platform (跳躍の).踏切番 a gatekeeper; <米> a flagman.

ふみきりばん

ふみきりばん [4][0] 【踏切番】
踏切にいて,列車が通過する時に遮断機を下ろしたりして安全を守る人。踏切警手。

ふみきりばん

ふみきりばん [0] 【踏(み)切り板】
陸上競技の跳躍種目で,踏み切り地点の印として,助走路と同じ高さに埋めた白い板。

ふみきる

ふみき・る [3] 【踏(み)切る】 (動ラ五[四])
(1)足に力を込めた勢いで草履や下駄の鼻緒を切る。「鼻緒を―・る」
(2)跳ぶ前に力強く地を蹴って反動をつける。「勢いよく―・って跳ぶ」
(3)思い切って,物事に当たる。心を決めて物事に乗り出す。「結婚に―・る」
(4)相撲で,かかとを土俵の外に踏み出す。
⇔踏み越す
[可能] ふみきれる

ふみきる

ふみきる【踏み切る】
(1)[跳躍で]take off.(2)[相撲で]step out <of the ring> .
(3) ⇒決心(する).
(4)[横切る]cross.→英和

ふみぎ

ふみぎ [0] 【踏(み)木】
〔「ふみき」とも〕
機の下部に取り付けた木。足で踏んで経(タテ)糸を上下させて杼(ヒ)口を開く。

ふみぐら

ふみぐら [0][2] 【文庫】
〔「ふみくら」とも〕
書物などを収めておく倉。ぶんこ。

ふみぐるま

ふみぐるま [3] 【踏(み)車】
(1)足で踏んで車を回す機械の総称。
(2)足踏み式の小さな揚水器。灌漑(カンガイ)および排水用。

ふみぐるま

ふみぐるま [3] 【文車】
「ふぐるま(文車)」に同じ。

ふみぐわ

ふみぐわ [0] 【踏み鍬】
鋤(スキ)に似た鍬。足を使って刃を土中に突きさし,押し倒して,土を起こすもの。踏み鋤。

ふみけす

ふみけす【踏み消す】
stamp out <a fire> .

ふみこえる

ふみこえる【踏み越える】
step over <a thing> ;overcome <difficulties> .→英和

ふみこえる

ふみこ・える [4] 【踏(み)越える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 ふみこ・ゆ
(1)踏んで越える。越えて進む。「氷ヲ―・エル/ヘボン」
(2)苦しみや悲しみを克服する。乗り切る。「苦難を―・えて進む」
(3)境界などを越えて踏む。「仕切りを―・える」

ふみこく

ふみこく 【不弥国】
「魏志倭人伝」にみえる国。奴国の東一〇〇里とされ,北九州の宇美地域に比定されている。

ふみこし

ふみこし [0] 【踏(み)越し】
ふみこすこと。
⇔踏み切り

ふみこす

ふみこ・す [3] 【踏(み)越す】 (動サ五[四])
相撲で,足の爪先が土俵外の土を踏む。
⇔踏み切る

ふみこたえる

ふみこた・える [5] 【踏み堪える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ふみこた・ふ
足をふんばって,動いたり倒れたりしないようにこらえる。比喩的にも用いる。「守勢をとつて―・へるであらうか/青年(鴎外)」

ふみことば

ふみことば [3] 【文言葉】
手紙に用いる言葉。

ふみこみ

ふみこみ [0] 【踏(み)込み】
(1)踏み込むこと。特に相撲で,相手に近づくこと。「―が足りない」
(2)舞踊で,左右の足をとんとんと拍子をとって踏み続けること。
(3)玄関などの入り口から入った所にある,履物を脱いでおく所。

ふみこみだたみ

ふみこみだたみ [5] 【踏込畳】
茶室で,茶道口に接した畳。

ふみこみどこ

ふみこみどこ [4] 【踏込床】
床框(トコガマチ)を用いず,畳と同じ平面に地板を入れた床の間。敷込床。

ふみこむ

ふみこむ【踏み込む】
step into <a room> ;raid (襲う).→英和

ふみこむ

ふみこ・む [3] 【踏(み)込む】 (動マ五[四])
(1)踏んで中に入る。踏んで,穴・溝などに落ち込む。「ぬかるみに―・む」
(2)思い切ってさらに前に出る。相手に近づく。「もう一歩―・んで捕球する」
(3)場所・建物などに予告や許可なく入る。「賭場に―・む」
(4)物事の奥深くまで立ち入る。物事の核心・本質などを考慮に入れる。「作歌の経緯にまで―・んだ解釈」
(5)強く踏む。また,深く踏む。「アクセルを―・む」
(6)思い切ってする。「一分三朱と申しまするは,―・んで買ひました/歌舞伎・勧善懲悪覗機関」
[可能] ふみこめる

ふみころす

ふみころ・す [4] 【踏(み)殺す】 (動サ五[四])
足で踏んで殺す。足で押しつぶして殺す。「虫を―・す」
[可能] ふみころせる

ふみころす

ふみころす【踏み殺す】
trample <a thing> to death.

ふみごえ

ふみごえ [0] 【踏(み)肥】
厩舎内で,家畜が糞尿(フンニヨウ)や敷きわらを踏みつけて腐熟させた厩肥(キユウヒ)。うまやごえ。

ふみさし

ふみさし [2] 【文挿し】
「文挟(フミバサ)み」に同じ。

ふみしだく

ふみしだ・く [4] 【踏みしだく】 (動カ五[四])
〔古くは「ふみしたく」とも〕
(1)踏んでつぶす。踏んで荒らす。踏みにじる。「―・かれた草」
(2)踏みつける。強く踏む。「指貫を長う―・きて/枕草子 313」

ふみしめる

ふみし・める [4] 【踏(み)締める】 (動マ下一)[文]マ下二 ふみし・む
(1)力を入れてしっかりと踏む。「大地を―・めて立つ」
(2)踏んで固める。「田のあぜを―・める」

ふみずし

ふみずし [3] 【文厨子】
書物を載せておく棚。書棚。

ふみずもう

ふみずもう 【文相撲】
⇒ふずもう(文相撲)

ふみたおす

ふみたおす【踏み倒す】
trample down (足で);bilk[do not pay] <a debt> (借金など).→英和

ふみたおす

ふみたお・す [4] 【踏(み)倒す】 (動サ五[四])
(1)踏んで倒す。「あばれ馬に柵を―・された」
(2)代金・借金などを払わないままにしてしまう。「借金を―・す」「勘定を―・す」
[可能] ふみたおせる

ふみたがう

ふみたが・う 【踏み違ふ】 (動ハ下二)
「ふみちがえる」に同じ。「終に路―・へて石の巻といふ湊に出づ/奥の細道」

ふみたてる

ふみた・てる 【踏(み)立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ふみた・つ
(1)踏んで立つ。踏む。「四辺(アタリ)は―・てられぬほど路がわるかつた/田舎教師(花袋)」
(2)踏んで,物を足に突き立てる。「釘を―・てる」
(3)地面を強く踏んで鳥などを飛び立たせる。「夕狩に千鳥―・て追ふごとに/万葉 4011」

ふみだい

ふみだい [0] 【踏(み)台】
(1)高い所の物を取ったり,高い所に上るために乗る台。ふみつぎ。あしつぎ。
(2)目的をとげるための足掛かりとして利用するもの。「人を―にしてのしあがろうとする」

ふみだい

ふみだい【踏台】
a footstool;→英和
a step;→英和
a stepping-stone <to> (手段).人を〜にして at the expense of a person.→英和

ふみだす

ふみだす【踏み出す】
step forward;take a step <toward> .→英和

ふみだす

ふみだ・す [3] 【踏(み)出す】 (動サ五[四])
(1)立っている状態から,片足を前に出す。「一歩前に―・す」
(2)仕切りなどの中から外へ足を出す。「足を外に―・す」
(3)新しい事を始める。新しい分野で活動を始める。「政界に―・す」
(4)歩いたために足にまめなどをこしらえる。「沓(クツ)にて底豆(ソコマメ)を―・し/浮城物語(竜渓)」
[可能] ふみだせる

ふみだな

ふみだな [2][0] 【書棚】
本棚。しょだな。

ふみだん

ふみだん【踏段】
a step;→英和
a stair;→英和
a footboard.→英和

ふみだん

ふみだん [0] 【踏(み)段】
梯子(ハシゴ)・階段などの,踏んで上り下りする段。

ふみちがえる

ふみちが・える [5] 【踏(み)違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ふみちが・ふ
(1)踏む所を間違う。「―・えて階段から落ちる」
(2)道を間違える。「人生の道を―・える」
(3)踏んで足の筋を痛める。「利き足を―・える」

ふみちらす

ふみちら・す [4] 【踏(み)散らす】 (動サ五[四])
(1)足で踏んで散らかす。踏み荒らす。「小鳥がえさを―・す」
(2)荒々しく踏む。また,あちらこちらを踏む。「下座敷の椽を―・しながら/多情多恨(紅葉)」
(3)指貫(サシヌキ)・袴(ハカマ)などを左右に蹴り広げる。「指貫など―・してゐためり/枕草子 33」

ふみつぎ

ふみつぎ 【踏(み)継ぎ】
「踏み台」に同じ。

ふみつくり

ふみつくり 【文作り】
漢詩を作ること。「―韻ふたぎなどやうのすさびわざどもをもし/源氏(賢木)」

ふみつけ

ふみつけ [0] 【踏(み)付け】
踏みつけること。「人の気持ちを―にしたやり方」

ふみつける

ふみつける【踏み付ける】
(1) trample <a thing> under foot.(2) ⇒侮辱(する).

ふみつける

ふみつ・ける [4] 【踏(み)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふみつ・く
(1)踏んで押さえる。強く踏む。「猫のしっぽを―・ける」
(2)人の名誉や面目を傷つける。馬鹿にする。「某を―・けての諫言/歌舞伎・源平雷伝記」

ふみつぶす

ふみつぶ・す [4] 【踏み潰す】 (動サ五[四])
(1)足で踏んでつぶす。「卵を―・す」
(2)人の面目を傷つける。「よくもおれの顔を―・したな」
(3)敵を滅ぼす。「信長を―・しなさるべきとて,尾州へ発向あり/甲陽軍鑑(品三三)」
[可能] ふみつぶせる

ふみつぶす

ふみつぶす【踏み潰す】
trample <flowers,a rider> underfoot.

ふみづか

ふみづか [2] 【文塚】
詩文などの草稿を埋めて建てた塚。

ふみづかい

ふみづかい [3] 【文使い】
手紙を届ける使い。

ふみづき

ふみづき [2] 【文月】
陰暦七月の異名。ふづき。[季]秋。

ふみづくえ

ふみづくえ [3] 【文机】
ふづくえ。

ふみづら

ふみづら [0][2] 【文面】
手紙の文章。ぶんめん。

ふみづら

ふみづら [0] 【踏面】
階段の足を載せる板の上面。

ふみて

ふみて 【筆】
「ふで」の古語。「我が毛らはみ―はやし/万葉 3885」

ふみとどまる

ふみとどまる【踏み止まる】
remain;→英和
stand firm <against> .

ふみとどまる

ふみとどま・る [5] 【踏み止まる】 (動ラ五[四])
(1)足に力を入れてその場に止まる。「危うく崖(ガケ)っ縁(プチ)で―・った」
(2)危険な場所などに他の人が去ったあとも残る。「一人―・って火を消した」
(3)誘惑などに抗して,その状態をもちこたえる。思いとどまる。「辞職も考えたが―・った」
[可能] ふみとどまれる

ふみとむ

ふみと・む 【踏み止む】 (動マ下二)
踏んで跡を残す。歌で,多く「文留む」にかけて用いる。「春霞立ちながら見し花なれど―・めてけるあとぞうれしき/古今六帖 5」

ふみど

ふみど [0] 【踏み所・踏み処】
「ふみどころ(踏所)」に同じ。「足の―もない」

ふみどころ

ふみどころ [0][3] 【踏(み)所・踏み処】
踏んで立つ所。足を踏み入れる所。ふみど。「散らかっていて足の―もない」

ふみどの

ふみどの [0][2] 【文殿・書殿】
(1)書物を入れておく建物。書庫。ふどの。
(2)校書殿(キヨウシヨデン)の別名。

ふみならす

ふみなら・す [4] 【踏み均す】 (動サ五[四])
(1)踏んで平らにする。「門口を―・す」
(2)何度も行き来する。「―・す跡とは見えて/夫木 16」

ふみならす

ふみならす【踏み均す】
tread out.踏み均した道 a beaten path.

ふみならす

ふみならす【踏み鳴らす】
stamp one's feet <on the floor> ;stomp.→英和

ふみならす

ふみなら・す [4] 【踏(み)鳴らす】 (動サ五[四])
踏んで音を立てる。踏みとどろかす。「床を―・す」

ふみにじる

ふみにじ・る [4] 【踏み躙る】 (動ラ五[四])
(1)足で踏んだりすったりしてめちゃめちゃにする。蹂躙(ジユウリン)する。「庭の花を―・る」
(2)他人の立場を無視したり,気持ちを傷つけたりする。「人の好意を―・る」

ふみにじる

ふみにじる【踏み躙る】
trample <on> ;→英和
trample <a thing> underfoot.

ふみにない

ふみにない 【文荷】
狂言の一。太郎冠者と次郎冠者が主の恋文を届ける途中,あまりの重さに,中を見ると,「こいしやこいし」と書かれているので「小石がたくさんでは重いはず」と興じる。荷文(ニナイブミ)。

ふみぬき

ふみぬき [0] 【踏(み)抜き・踏み貫】
とげ・釘などを踏んで足の裏に突き立てること。また,その傷。

ふみぬく

ふみぬ・く [3] 【踏(み)抜く・踏み貫く】 (動カ五[四])
(1)踏んで,物に穴をあける。「床板を―・く」
(2)とげ・釘などを踏んで足の裏に突き立てる。「古くぎを―・く」

ふみぬぐ

ふみぬ・ぐ [3] 【踏(み)脱ぐ】 (動ガ五[四])
〔上代は「ふみぬく」と清音〕
(1)履物などを踏みつけるようにして脱ぐ。また,布団などを足で蹴(ケ)ってはぐ。「子供達が―・いで居るのに蒲団を着せて/一隅より(晶子)」
(2)袴(ハカマ)などを足で踏んで脱ぐ。また,履物を脱ぎ捨てる。「うらなしをも―・ぎ/御伽草子・物臭太郎」

ふみのつかさ

ふみのつかさ 【書司・図書寮】
(1)「しょし(書司)」に同じ。
(2)「ずしょりょう(図書寮){(1)}」に同じ。

ふみのはかせ

ふみのはかせ 【文の博士】
⇒書博士(シヨハカセ)

ふみのみち

ふみのみち [1] 【文の道・書の道】
学問の道。文学の道。

ふみはじめ

ふみはじめ [3] 【書始め・文初め】
貴族の子弟が,七,八歳になって初めて読書をする儀式。読書始(ドクシヨハジメ)。

ふみはずす

ふみはず・す [4] 【踏(み)外す】 (動サ五[四])
(1)踏む所をまちがえる。踏みそこなう。「階段を―・してころげ落ちる」
(2)常道または正道にはずれたおこないをする。「人の道を―・す」

ふみはずす

ふみはずす【踏み外す】
miss one's step;lose one's footing;step off <the stairs> .

ふみはる

ふみは・る [3] 【踏(み)張る】 (動ラ五[四])
足に力を入れて踏む。ふんばる。「足を縮めて下から棺の蓋を―・り/鉄仮面(涙香)」

ふみば

ふみば [0] 【踏(み)場】
踏む場所。踏み所。「足の―もない」

ふみばこ

ふみばこ [2] 【文箱・文筥】
「ふばこ(文箱)」に同じ。

ふみばさみ

ふみばさみ [3] 【文挟み】
文書を貴人に差し出す時などに用いた白木の杖。長さ約1.5メートル。先端の鳥口(トリクチ)と称する金具に挟む。書杖(シヨジヨウ)。文挿し。ふばさみ。文杖(フヅエ)。

ふみひと

ふみひと 【史】
〔「書人」の意〕
大和朝廷で文筆や記録を職とした官職名。のち姓となる。ほとんどが渡来系氏族。

ふみひらきづき

ふみひらきづき 【文披月】
陰暦七月の異名。ふみづき。ふみひろげづき。

ふみひろげづき

ふみひろげづき 【文披月】
「ふみひらきづき」に同じ。

ふみぶくろ

ふみぶくろ [3] 【文袋・書袋】
(1)手紙を収めておく袋。状袋。「懐(フトコロ)より―を取り出だし,中なる院宣を進(マイ)らする/盛衰記 19」
(2)書籍を入れて携帯する袋。書嚢(シヨノウ)。

ふみほうご

ふみほうご [3] 【文反古】
「文殻(フミガラ)」に同じ。

ふみまくら

ふみまくら [3] 【文枕】
(1)文反古(フミホウゴ)を集めて芯にした枕。「余所(ヨソ)には洩れぬむかしの―とかいやり捨てられし中に/浮世草子・一代男 8」
(2)枕の下に手紙を入れて寝ること。「―たわけな夢を見るつもり/柳多留 3」

ふみまどう

ふみまど・う 【踏み惑ふ】 (動ハ四)
「ふみまよう(踏迷)」に同じ。「思はぬ山に―・ふかな/源氏(夢浮橋)」

ふみまよう

ふみまよ・う [4] 【踏(み)迷う】 (動ワ五[ハ四])
(1)どこを踏んでよいか,迷う。道に迷う。「山道に―・う」「落花の雪に―・ふ/太平記 2」
(2)正しい道からはずれる。「悪の道に―・う」

ふみまよう

ふみまよう【踏み迷う】
lose one's way;go astray.

ふみみぐさ

ふみみぐさ [3] 【文見草】
植物オギの異名。

ふみもち

ふみもち [2] 【不身持ち】 (名・形動)[文]ナリ
身持ちの悪いこと。品行の悪いこと。また,そのさま。ふしだら。「自分の―なりし事…を一通り詫(ワビ)て/はやり唄(天外)」

ふみもち

ふみもち【不身持ち】
misconduct.→英和

ふみや

ふみや 【文屋】
(1)本屋。書店。「世の流行―の米箱をうるほす事/人情本・梅児誉美(後)」
(2)学問をする所。学校 [名義抄]
(3)「文屋司(フミヤノツカサ)」の略。
(4)近世,江戸市内の文使いを業とした者。

ふみやのつかさ

ふみやのつかさ 【文屋司】
大学寮(ダイガクリヨウ)の異名。

ふみやぶる

ふみやぶ・る [4] 【踏(み)破る】 (動ラ五[四])
(1)踏んでこわす。蹴破る。「入り口の戸を―・って押し入る」
(2)〔「踏破(トウハ)」の訓読み〕
山などを歩き通す。「八里の岩ねを―・る」

ふみやまだち

ふみやまだち 【文山賊・文山立】
狂言の一。仲間割れから斬り合いとなった二人の山賊が,犬死にをおそれて互いに遺書をしたためるうち,妻子のことなどが思われて和解する。

ふみよせ

ふみよせ 【踏(み)寄せ】
足の裏に出来るまめ。底豆(ソコマメ)。

ふみよみ

ふみよみ 【文読み・書読み】
(1)学問に通じた人。また,学問の師。「―として諸の典籍を王仁に習ひて/日本書紀(応神訓)」
(2)「読書(ドクシヨ){(2)}」に同じ。「御湯殿の鳴弦や―の博士など/栄花(浦々の別)」
(3)読書(ドクシヨ)の博士(ハカセ)の異名。

ふみよむはかせ

ふみよむはかせ 【書読む博士】
読書(ドクシヨ)の博士(ハカセ)の異名。

ふみわけいし

ふみわけいし [4] 【踏(み)分け石】
露地・庭園などで,飛び石の分岐点に置かれる大ぶりの石。

ふみわける

ふみわける【踏み別[分]ける】
make one's way through <a bush> .

ふみわける

ふみわ・ける [4] 【踏(み)分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふみわ・く
茂った木や草を分けて道をつけながら進む。「生い茂った草を―・けて進む」

ふみん

ふみん [0] 【不眠】
眠らないこと。また,眠れないこと。

ふみん

ふみん【不眠症(の人)】
《医》(an) insomnia(c).→英和

ふみん

ふみん [1][0] 【富民】
(1)富んでいる民。
(2)民を富ませること。

ふみん

ふみん [1] 【府民】
府の住民。「京都―」

ふみんしょう

ふみんしょう [0] 【不眠症】
十分に眠れない状態が続くこと。神経症・鬱病・分裂病のほか,体の調子の悪い時,興奮している時などに起こる。

ふみんふきゅう

ふみんふきゅう [0] 【不眠不休】
眠ったり休んだりしないこと。「―で作業を続ける」

ふみんふきゅう

ふみんふきゅう【不眠不休で】
<work> day and night.

ふむ

ふ・む [0] 【踏む】 (動マ五[四])
(1)物の上に足を置いて,体重をかける。足でその上に乗る。「影を―・む」「足を―・まれる」「刈株(カリバネ)に足―・ましむな履(クツ)はけわが背/万葉 3399」
(2)(特別な仕方で)足を地面におろす。「地団駄を―・む」「四股(シコ)を―・む」「ステップを―・む」「二の足を―・む」
(3)足で押さえることによってある仕事などをする。「ペダルを―・む」「ミシンを―・む」「麦を―・む」
(4)実際に,その場に行き,立つ,また,歩く。「故国の土を―・む」
(5)物事を実際に行う。経験する。「初舞台を―・む」「場数を―・む」
(6)規範・道徳などにのっとる。手本にならって行う。「正規の手続きを―・む」「段階を―・む」「正義を―・んで大に輿論を喚起さうと/社会百面相(魯庵)」
(7)見当をつける。評価する。「ざっと―・んでも一億は下らない」「素人ではないと―・む」
(8)(「韻を踏む」の形で)押韻をする。
(9)地位などを引き継ぐ。位につく。「血統(チスジ)三人で此家を―・めば大丈夫/塩原多助一代記(円朝)」「九五の天位を―・ませ給ふべき所を/太平記 20」
(10)借金・代金などを支払わない。人に損をかける。「前借を―・んで,どことも知らず姿を消してしまい/縮図(秋声)」
(11)人に恥をかかせる。顔をつぶす。「朱大を―・まんとて同町の女郎となじみ/洒落本・蕩子筌枉解」
(12)〔地を踏むの意から〕
歩く。行く。「御階のもとに―・み寄る程/源氏(竹河)」
(13)足で探って魚介などをとる。「さる寺の蓮池にて…月夜に泥鰌を―・む/咄本・昨日は今日」
(14)割合を決める。「年貢少しづつ出し,残はその地主知行に―・みてとる/甲陽軍鑑(品四七)」
(15)履物を履く。「クツヲ―・ム/日葡」
[可能] ふめる
[慣用] お百度を―・前車の轍(テツ)を―・踏鞴(タタラ)を―・どじを―・虎の尾を―・薄氷を―

ふむ

ふむ【踏む】
(1) step[tread] <on> .→英和
(2)[行く]set foot <on foreign land> .
(3)[手続などを]go through <formalities> .

ふむ

ふむ [1] (感)
「ふん{(1)}」に同じ。「―,わかった」

ふむき

ふむき [1] 【不向き】 (名・形動)[文]ナリ
向いていないこと。適さないこと。また,そのさま。「商売には―な性格だ」「向き―がある」

ふむき

ふむき【不向き(な)】
not fit[unfit] <for> ;unsuitable <for> .→英和

ふめい

ふめい [0] 【不明】 (名・形動)[文]ナリ
(1)明らかでないこと。はっきりしないこと。また,そのさま。「原因―の病気」「―な点がいくつかある」「行方―」
(2)物の道理がわからないこと。愚かなこと。「みずからの―を恥じる」

ふめい

ふめい【不明】
<be ashamed of one's> ignorance (無知);→英和
lack of foresight (先見の無いこと).〜な unknown (未知);→英和
⇒不明瞭.

ふめいすう

ふめいすう [2] 【不名数】
⇒無名数(ムメイスウ)

ふめいよ

ふめいよ【不名誉】
(a) dishonor;→英和
(a) disgrace.→英和
〜な dishonorable;→英和
disgraceful.→英和

ふめいよ

ふめいよ [2] 【不名誉】 (名・形動)[文]ナリ
名誉をけがす・こと(さま)。「―な事件」

ふめいりょう

ふめいりょう【不明瞭な】
not clear;indistinct;→英和
obscure.→英和

ふめいりょう

ふめいりょう [2] 【不明瞭】 (名・形動)[文]ナリ
明瞭でないこと。はっきりしないこと。また,そのさま。「―な態度」「発音が―だ」
[派生] ――さ(名)

ふめいろう

ふめいろう [2] 【不明朗】 (名・形動)[文]ナリ
明朗でないこと。公正を欠くこと。また,そのさま。「―な会計」

ふめいろう

ふめいろう【不明朗な】
underhand <dealings> .→英和

ふめつ

ふめつ [0] 【不滅】 (名・形動)[文]ナリ
滅びないこと。永久になくならないこと。また,そのさま。「―の名声」

ふめつ

ふめつ【不滅】
immortality.〜の immortal;→英和
eternal.→英和

ふめん

ふめん [0] 【譜面】
楽譜を書き記したもの。「―台」

ふめんぼく

ふめんぼく [2] 【不面目】 (名・形動)[文]ナリ
面目を失う・こと(さま)。不名誉。ふめんもく。「―なことをしでかす」

ふめんぼく

ふめんぼく【不面目】
⇒不名誉.〜に思う feel ashamed <of,that…> .

ふめんもく

ふめんもく [2] 【不面目】 (名・形動)[文]ナリ
「ふめんぼく(不面目)」に同じ。「―にも失態を演じてしまった」

ふもう

ふもう [0] 【不毛】 (名・形動)[文]ナリ
(1)土地がやせていて作物が育たない・こと(さま)。「―の地」
(2)みるべき成果がない・こと(さま)。「―な議論」「―の一年」

ふもう

ふもう【不毛の】
barren;→英和
sterile.→英和

ふもう

ふもう [0] 【誣罔・誣誷】
「ふぼう(誣謗)」に同じ。

ふもじ

ふもじ 【ふ文字】
〔「ふ」で始まる語の文字詞〕
(1)〔女房詞〕
鮒(フナ)。[海人藻芥]
(2)文(フミ)。手紙。

ふもじ

ふもじ 【不文字】 (名・形動ナリ)
読み書きのできない・こと(さま)。ふもんじ。不文。「一円―なる侍/咄本・醒睡笑」

ふもだし

ふもだし 【絆】
馬をつなぎとめておく綱。ほだし。「馬にこそ―かくもの牛にこそ鼻縄著(ハ)くれ/万葉 3886」

ふもつ

ふもつ [0] 【負物】
借財。負い。

ふもと

ふもと【麓(に,で)】
(at) the foot <of a hill> .→英和

ふもと

ふもと [3] 【麓】
山のすその部分。山麓。

ふものずき

ふものずき 【不物好き】
人が好まない,変わったものを好むこと。また,その人。「蓼(タデ)食ふ虫は―の謗(ソシリ)となれり/鶉衣」

ふもん

ふもん【不問に付する】
pass over <a matter> ;connive <at a matter> .→英和

ふもん

ふもん [0] 【不問】
問いたださないこと。

ふもん

ふもん 【普門】
⇒無関(ムカン)普門

ふもん

ふもん [0] 【不文】 (名・形動)[文]ナリ
「ふもじ(不文字)」に同じ。「―なる癖に小説体の作文を好み/浮城物語(竜渓)」

ふもん=に付す

――に付・す
取り立てて問題にはしないでおく。

ふもんじ

ふもんじ 【不文字】 (名・形動ナリ)
「ふもじ(不文字)」に同じ。「わきより―のさしで者/咄本・昨日は今日」

ふもんぼん

ふもんぼん 【普門品】
法華経の第二五品,すなわち「観世音菩薩普門品」の略称。法華経の中でこれだけを取り出して読むことが多い。観音経。

ふやかす

ふやか・す [3] (動サ五[四])
水につけてふくれさせる。水を吸わせて柔らかくする。「豆を―・す」

ふやく

ふや・く (動カ下二)
⇒ふやける

ふやける

ふや・ける [3] (動カ下一)[文]カ下二 ふや・く
(1)水分を吸ってふくれたり,柔らかくなったりする。「指が―・ける」
(2)気持ちがだらける。「―・けたことを言うな」

ふやける

ふやける
become sodden.

ふやじょう

ふやじょう [2] 【不夜城】
〔夜も太陽が照らしたという,漢代に中国東莱郡不夜県にあった城の名から。「三斉略記」の記事による〕
灯火がともり,夜も昼のように明るい場所。また,夜,光り輝いている巨大な建造物。一般に歓楽境をさしていうことが多い。

ふやす

ふやす【殖やす】
⇒増す.

ふやす

ふや・す [2] 【増やす・殖やす】 (動サ五[四])
数量が多くなるようにする。ふえるようにする。
⇔減らす
「財産を―・す」
〔「殖やす」は財産や動植物に関して使うことが多い〕
[可能] ふやせる

ふやふや

ふやふや [0] (形動)
水気をふくんで柔らかなさま。「―にふやける」

ふゆ

ふゆ [2] 【冬】
四季の一。秋と春の間の季節。現行の太陽暦では一二月から二月まで。陰暦では一〇月から一二月まで。また,二十四節気では立冬から立春の前日まで。天文学上では冬至から春分の前日まで。一年中でもっとも寒い季節。[季]冬。

ふゆ

ふ・ゆ 【増ゆ・殖ゆ】 (動ヤ下二)
⇒ふえる

ふゆ

ふゆ【冬(の)】
winter.→英和

ふゆ

ふ・ゆ 【振ゆ】 (動ヤ下二)
〔「振る」の古形〕
振れる。揺れ動く。「佩かせる太刀,本つるぎ,末―・ゆ/古事記(中)」

ふゆ

ふゆ [1] 【不輸】
荘園が租税の納入を免除されること。ふしゅ。
→不輸不入

ふゆ=の大三角形

――の大三角形
冬の夜空に輝く全天一の輝星シリウス(大犬座 α 星)とベテルギウス(オリオン座 α 星),プロキオン(小犬座 α 星)の明るい星々がつくる正三角形。

ふゆ=来(キタ)りなば春遠からじ

――来(キタ)りなば春遠からじ
苦境を耐えぬけば,やがて幸福・繁栄の時期を迎えられるというたとえ。
〔イギリスの詩人シェリーの「西風に寄せる歌」の一節〕

ふゆ=立つ

――立つ
冬の季節に入る。立冬になる。[季]冬。

ふゆあおい

ふゆあおい [3] 【冬葵】
アオイ科の多年草。アジアの亜熱帯・温帯に自生。古く日本に渡来し,種子を薬用,葉を食用とした。茎は直立し,高さ約80センチメートル。葉は円心形で浅く五裂する。春から秋まで,葉腋に小さい淡紅色の五弁花をつける。アオイ。

ふゆあんご

ふゆあんご 【冬安居】
「とうあんご(冬安居)」に同じ。[季]冬。《行脚ここに名山にあひぬ―/松瀬青々》

ふゆいちご

ふゆいちご [3] 【冬苺】
バラ科のつる性常緑低木。山中の林内に自生。キイチゴの類で,茎にとげはない。葉は円心形。八〜一一月,白色の小花をつける。果実は冬に赤く熟し,食べられる。寒苺(カンイチゴ)。[季]冬。

ふゆう

ふゆう [0] 【浮遊・浮游】 (名)スル
(1)浮いてただようこと。「水中に―する」
(2)放浪して,居所が定まらないこと。

ふゆう

ふゆう【富裕】
⇒裕福.

ふゆう

ふゆう [0][1] ―ユウ 【富裕】 ・ ―イウ 【富祐】 (名・形動)[文]ナリ
財産がたくさんある・こと(さま)。裕福。「―な商人」「―な階層」

ふゆう

ふゆう [0][1] 【富有】 (名・形動)[文]ナリ
財産を多く持っている・こと(さま)。金持ち。富裕。「―な家から来て居る朋輩の真似をして/春(藤村)」

ふゆう

ふゆう【浮遊】
float;→英和
drift.→英和
‖浮遊機雷 a floating mine.浮遊生物 plankton.

ふゆう

ふゆう [0][1] 【蜉蝣】
(1)カゲロウ。
(2)〔カゲロウが朝に生まれ夕べに死ぬということから〕
人生のはかないことのたとえ。「―の命」

ふゆうがき

ふゆうがき [2] 【富有柿】
岐阜県原産の栽培甘柿。果実は平円形で皮は朱紅色,肉は鮭肉色で斑点がある。

ふゆうきらい

ふゆうきらい [4] 【浮遊機雷】
⇒浮流機雷(フリユウキライ)

ふゆうしょくぶつ

ふゆうしょくぶつ [5] 【浮遊植物】
茎や葉が水面下にあり,根がない植物。また,あっても貧弱なもの。タヌキモ・ムジナモ・ヒンジモなど。

ふゆうずうぶつ

ふゆうずうぶつ [4] 【不融通物】
私法上,権利の対象とはなりうるが,取引の対象となりえないもの。道路・河川などの公共用物,阿片・猥褻(ワイセツ)文書など法令で取引が禁止されたものがその例。
⇔融通物

ふゆうせいぶつ

ふゆうせいぶつ [4] 【浮遊生物】
⇒プランクトン

ふゆうせんこうほう

ふゆうせんこうほう [0] 【浮遊選鉱法】
選鉱法の一。粉状鉱物を水に懸濁させて気泡を導入し,鉱物表面の物理化学的性質,特に疎水性の差を利用して,異種鉱物を分離するもの。浮遊選別。浮選。

ふゆうぜい

ふゆうぜい [2] 【富裕税】
財産税の一。高額資産所有者を対象とするもの。ドイツ・オランダなどにあり,日本でも第二次大戦後一時実施。

ふゆうのいちご

ふゆうのいちご 【蜉蝣の一期】
人生の短くはかないことのたとえ。

ふゆうりゅうしじょうぶっしつ

ふゆうりゅうしじょうぶっしつ [9] 【浮遊粒子状物質】
〔suspended particulate matter〕
粒子状汚染物質のうち,粒子の直径が10マイクロメートル以下のもの。慢性の呼吸器疾患の原因とされる。SPM 。

ふゆかい

ふゆかい [2] 【不愉快】 (名・形動)[文]ナリ
楽しくないこと。気に入らないこと。また,そのさま。
⇔愉快
「―なうわさ」「―になる」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

ふゆかい

ふゆかい【不愉快】
unpleasantness;→英和
(a) discomfort.→英和
〜な unpleasant;→英和
disagreeable;→英和
uncomfortable.→英和
〜に思う feel displeased.

ふゆがこい

ふゆがこい [3] 【冬囲い】
(1)冬の風雪を防ぐために家や植木のまわりに作るかこい。
(2)冬の間の食糧として,野菜などを土中に埋めて保存すること。
(3)冬季,使用しない船を,陸上に引き揚げてかこうこと。

ふゆがしら

ふゆがしら [3] 【冬頭】
漢字の冠(カンムリ)の一。「冬」などの「夂」の部分。ちにょう。
→夊繞(スイニヨウ)

ふゆがすみ

ふゆがすみ [3] 【冬霞】
冬にかかる霞。[季]冬。

ふゆがたきあつはいち

ふゆがたきあつはいち [8] 【冬型気圧配置】
冬季に現れやすい気圧配置。日本では西高東低型が典型的。
→西高東低型

ふゆがまえ

ふゆがまえ [3] 【冬構え】
冬を迎える支度。家屋・庭園に防寒の備えをすること。[季]冬。《古寺の簀子も青し―/凡兆》

ふゆがれ

ふゆがれ【冬枯れの景色】
a desolate winter landscape.

ふゆがれ

ふゆがれ [0] 【冬枯れ】 (名)スル
(1)冬に草木の枯れること。また,一面に枯れ色になった荒涼たる景色。[季]冬。「―の野」「真黒に―して居る林檎園に/あめりか物語(荷風)」
(2)冬,特に二月,商店などで,客が少なく不景気になること。

ふゆき

ふゆき [0] 【冬木】
〔「ふゆぎ」とも〕
(1)冬の木。落葉樹・常緑樹ともにいう。[季]冬。
(2)落葉しない木。[日葡]

ふゆきとどき

ふゆきとどき [4][2] 【不行き届き】 (名・形動)[文]ナリ
注意が行き届かないこと。気がきかないこと。また,そのさま。「監督―による不祥事」

ふゆきとどき

ふゆきとどき【不行届き】
negligence (怠慢);→英和
carelessness (不注意).→英和
〜な negligent;→英和
careless.→英和

ふゆぎ

ふゆぎ [0][3] 【冬着】
冬に着る衣服。特に,和服についていう。
→冬服

ふゆぎく

ふゆぎく [2] 【冬菊】
「寒菊(カンギク)」に同じ。[季]冬。《―のまとふはおのがひかりのみ/水原秋桜子》

ふゆくいな

ふゆくいな [3] 【冬水鶏】
クイナ{(2)}の別名。

ふゆくさ

ふゆくさ [0] 【冬草】
(1)冬の枯れた草。
(2)冬も青々としている枯れない草。[季]冬。

ふゆくさの

ふゆくさの 【冬草の】 (枕詞)
冬草の枯れる意から「離(カ)る」にかかる。「わが待たぬ年は来ぬれど―離れにし人はおとづれもせず/古今(冬)」

ふゆげ

ふゆげ [0] 【冬毛】
獣の,秋に抜けかわった毛。冬場の柔らかい毛。
⇔夏毛

ふゆげしき

ふゆげしき【冬景色】
winter scenery.

ふゆげしょう

ふゆげしょう [3] 【冬化粧】 (名)スル
雪が降って,いかにも冬らしい風情を添えること。「―した山」

ふゆこだち

ふゆこだち [3] 【冬木立】
冬木の立ち並んでいるもの。冬枯れの木々。[季]冬。《其中に境垣あり―/虚子》

ふゆこむぎ

ふゆこむぎ [3] 【冬小麦】
秋から初冬にかけて種をまき,翌年の初夏に収穫する小麦。アメリカ合衆国のカンザス州とオクラホマ州・アルゼンチンのパンパ・オーストラリアの南東部・中国の華北・インドのパンジャブ地方など,春まき小麦地帯よりも冬が温暖で,越年栽培が可能な地域で栽培される。世界の小麦生産地の大部分を占める。冬まき小麦。
⇔春小麦

ふゆご

ふゆご [2] 【冬子・冬仔】
冬に生まれた,動物の子。

ふゆごし

ふゆごし [0] 【冬越し】
冬を越すこと。越冬。「観葉植物の―」

ふゆごもり

ふゆごもり 【冬籠り】
■一■ [3][0] (名)スル
(1)冬の間,動物が巣の中に入りじっとしていること。冬眠と異なるが,睡眠状態に近い。
(2)冬の間,寒さを避けて家にこもっていること。[季]冬。《薪をわる妹一人―/正岡子規》
■二■ (枕詞)
「春」「張る」にかかる。語義・かかり方に諸説あるが未詳。「―春へを恋ひて植ゑし木の/万葉 1705」

ふゆごもり

ふゆごもり【冬篭り】
hibernation (冬眠).〜する hibernate (冬眠);→英和
keep indoors during winter.

ふゆごもる

ふゆごも・る 【冬籠る】 (動ラ四)
冬の寒い間,家の中に引きこもる。「み吉野の奥にはたれか―・るらん/隆信集」

ふゆごろも

ふゆごろも [3] 【冬衣】
冬に着る衣服。

ふゆさく

ふゆさく [0] 【冬作】
冬の間に栽培し,春から夏に収穫する作物。ムギ・ソラマメなど。冬作物。
⇔夏作

ふゆさくもつ

ふゆさくもつ [4] 【冬作物】
⇒冬作(フユサク)

ふゆさる

ふゆさ・る 【冬さる】 (連語)
冬になる。「―・れば嵐のこゑもたかさごの松につけてぞ聞くべかりける/拾遺(冬)」

ふゆさんご

ふゆさんご [3] 【冬珊瑚】
タマサンゴの別名。

ふゆざくら

ふゆざくら [3] 【冬桜】
冬に咲くサクラ。カンザクラ・ヒザクラなど。[季]冬。

ふゆざしき

ふゆざしき [3] 【冬座敷】
襖(フスマ)・障子や調度などを冬らしくしつらえ,暖房を備えた座敷。[季]冬。

ふゆざれ

ふゆざれ [0] 【冬ざれ】
冬の,草木の枯れて荒涼たる様子。また,その季節。[季]冬。《―や小鳥のあさる韮畠/蕪村》

ふゆしゃく

ふゆしゃく [0][2] 【冬尺】
シャクガ科のガのうち,冬にだけ羽化する種の総称。雌のはねは退化し,雄だけが飛ぶ。

ふゆしょうぐん

ふゆしょうぐん [3] 【冬将軍】
〔モスクワを攻めたナポレオンが厳寒に勝てず敗走したことから〕
寒気の厳しさを擬人化していう語。また,冬のこと。「―の訪れ」

ふゆしょうぐん

ふゆしょうぐん【冬将軍】
Jack Frost.

ふゆじたく

ふゆじたく [3] 【冬支度】 (名)スル
(1)衣類や室内調度を調えて冬を迎える準備をすること。[季]秋。
(2)冬季の服装。

ふゆそ

ふゆそ [2] 【不輸租】
租税を納めないこと。

ふゆそうび

ふゆそうび [3] 【冬薔薇】
冬に咲くバラ。ふゆばら。[季]冬。《―かたくなに濃き黄色かな/長谷川かな女》

ふゆそでん

ふゆそでん [3] 【不輸租田】
律令制で,国家から田租の徴納を免除された田。神田・寺田・勅旨田などがこれにあたる。

ふゆた

ふゆた [0] 【冬田】
冬の田。冬枯れの田。[季]冬。

ふゆつばき

ふゆつばき [3] 【冬椿】
冬に咲く早咲きのツバキ。寒椿(カンツバキ)。[季]冬。

ふゆづた

ふゆづた [2] 【冬蔦】
キヅタの別名。

ふゆどなり

ふゆどなり [3] 【冬隣】
冬がすぐそこまで来たことを感じさせるような晩秋のたたずまい。[季]秋。

ふゆどり

ふゆどり [2][0] 【冬鳥】
秋,北方から渡来して越冬し,春,北方に去ってそこで繁殖する渡り鳥。日本ではガン・カモ・ツグミなど。
⇔夏鳥

ふゆな

ふゆな [0][2] 【冬菜】
(1)白菜・水菜・小松菜など,冬に栽培する菜の総称。[季]冬。
(2)トウナの異名。

ふゆなぎ

ふゆなぎ [0] 【冬凪】
吹きすさぶ冬の季節風が一時的におさまり,海が穏やかになること。寒(カン)なぎ。[季]冬。

ふゆの

ふゆの [0] 【冬野】
冬の野。[季]冬。

ふゆのたび

ふゆのたび 【冬の旅】
〔原題 (ドイツ) Winterreise〕
シューベルトの歌曲集。1827年作曲。W =ミュラーの二四編の連作詩に作曲。恋に破れた青年の絶望を歌い,ドイツ-ロマン派の歌曲に新生面を開いた。「菩提樹」「辻音楽師」が特に有名。

ふゆのつき

ふゆのつき [5] 【冬の月】
青白く寒々と照る月。[季]冬。

ふゆのはえ

ふゆのはえ [0] 【冬の蠅】
冬まで生き残っているハエ。[季]冬。《弁当を開けば―の来る/虚子》

ふゆのはち

ふゆのはち [0] 【冬の蜂】
冬を越す,動きの鈍いハチ。[季]冬。

ふゆのはなわらび

ふゆのはなわらび [6] 【冬の花蕨】
ハナワラビ科のシダ植物。日本各地の山地・草地に自生。秋に根茎から一本の茎を出し,栄養葉と胞子葉に分枝する。葉は羽状複葉で冬に緑色,翌春枯れる。ハナワラビ。

ふゆのひ

ふゆのひ [0] 【冬の日】
日の短い冬の一日。また,冬の太陽や日ざし。[季]冬。

ふゆのひ

ふゆのひ 【冬の日】
俳諧撰集。一冊。山本荷兮(カケイ)編。1685年刊。「野ざらし紀行」の途次,芭蕉が尾張の連中(レンジユウ)と巻いた歌仙五巻を収める。蕉風を確立した書。俳諧七部集の一。尾張五歌仙。

ふゆば

ふゆば [0] 【冬場】
冬の時期。冬の間。

ふゆばおり

ふゆばおり [3] 【冬羽織】
冬に着る袷(アワセ)や綿入れの羽織。[季]冬。《うれしさや着たり脱いだり―/村上鬼城》

ふゆばね

ふゆばね [0][2] 【冬羽】
冬に見られる鳥の羽衣(ウイ)。多くの鳥では非生殖羽に一致する。

ふゆばれ

ふゆばれ [0] 【冬晴(れ)】
穏やかに晴れた冬の日。冬びより。[季]冬。《―や立ちて八つ岳を見浅間を見/虚子》

ふゆび

ふゆび 【冬日】
(1) [0]
冬の太陽。冬の日光。冬の日差し。ふゆひ。[季]冬。
(2) [2]
一日の最低気温が摂氏〇度未満の日。
⇔夏日
→真冬日

ふゆびより

ふゆびより [3] 【冬日和】
(1)穏やかに晴れた冬の日。[季]冬。
(2)冬の天気。冬の空模様。

ふゆふく

ふゆふく【冬服】
winter clothes[clothing].

ふゆふく

ふゆふく [0] 【冬服】
冬に着る洋服。[季]冬。

ふゆふにゅう

ふゆふにゅう [1][0] 【不輸不入】
荘園制において,租税を納入することを免ぜられ(不輸),また国衙(コクガ)の役人を荘園内に入らせない(不入)特権。権門勢家および社寺の荘園がこの特権を与えられていた。

ふゆほくと

ふゆほくと [3] 【冬北斗】
冬の夜の北斗七星。

ふゆぼたん

ふゆぼたん [3] 【冬牡丹】
(1)「寒牡丹(カンボタン)」に同じ。[季]冬。
(2)〔炭火を牡丹の花にたとえたものという〕
火鉢の異名。[俚言集覧]
(3)イノシシ肉の異名。ぼたん。「冷症で廿日ほど食ふ―/柳多留 92」

ふゆむき

ふゆむき [0] 【冬向き】
冬にふさわしいこと。「―の服装」

ふゆむき

ふゆむき【冬向きの】
winter <wear> ;→英和
for winter.

ふゆめ

ふゆめ [2] 【冬芽】
「とうが(冬芽)」に同じ。[季]冬。

ふゆめく

ふゆめ・く [3] 【冬めく】 (動カ五[四])
冬らしくなる。冬が来たという感じがする。[季]冬。

ふゆもの

ふゆもの [0] 【冬物】
冬に用いる衣服・服飾品・布地など。

ふゆもの

ふゆもの【冬物】
winter clothing[wear](衣類);winter goods (品物).

ふゆやすみ

ふゆやすみ【冬休み】
the winter holidays[vacation].

ふゆやすみ

ふゆやすみ [3] 【冬休み】
冬の寒い時期に学校の授業などを休みにすること。冬期休暇。[季]冬。

ふゆやま

ふゆやま [0] 【冬山】
(1)冬の季節の山。冬枯れの山。[季]冬。
(2)冬期の登山の対象となる山。
⇔夏山

ふゆやま

ふゆやま【冬山に登る】
climb mountains in the winter.→英和

ふよ

ふよ [1] 【付与・附与】 (名)スル
授け与えること。「権限を―する」

ふよ

ふよ [1] 【賦与】 (名)スル
わりあててさずけること。分け与えること。「天の―した才能」

ふよ

ふよ 【夫余・扶余】
古代のツングース系民族の一。また,夫余族が紀元前一〜後五世紀に中国東北部に建てた国。一〜三世紀中頃に全盛,のち鮮卑と高句麗に挟まれて衰え,494年勿吉(モツキツ)に滅ぼされた。

ふよ

ふよ【賦与する】
endow <a person with a thing> .→英和

ふよ

ふよ [1] 【不予】
〔「予」は悦ぶ意〕
(1)天皇や貴人の病気。不例。「主上御―の御事ときこえさせ給しかば/平家 1」
(2)楽しくないこと。不快。「―ノ色/ヘボン(三版)」

ふよ

ふよ [1] 【浮誉】
実の伴わない名誉。「これまたわが文筆―の致す所/日乗(荷風)」

ふよう

ふよう [0] 【付庸・附庸】
宗主国に従属して,その命令に従う小国。属国。

ふよう

ふよう【扶養】
support;→英和
maintenance.→英和
〜する support;→英和
maintain.→英和
‖扶養家族 a dependent.扶養家族手当 a family allowance.扶養控除 deduction for dependents;dependents exemption.

ふよう

ふよう [0] 【芙蓉】
(1)アオイ科の落葉低木。暖地に生え,観賞用に栽植。高さ1〜3メートル。葉は浅く三〜七裂する。初秋のころ,上部の葉腋に径約13センチメートルの淡紅色の五弁花を開く。花は一日花で,白花の八重咲き,花色が変化する品種などもある。木(モク)芙蓉。[季]秋。
(2)ハスの花の異名。「―の風にしをれ/平家 3」

ふよう

ふよう [0] 【浮揚】 (名)スル
浮かびあがること。「景気を―させる」

ふよう

ふよう [0] 【浮葉】
ハス・ヒシなどの水生植物の水面に浮かんでいる葉。

ふよう

ふよう [0] 【不要】 (名・形動)[文]ナリ
いらないこと。必要がないこと。また,そのさま。「日常生活には―な品」「―不急の出費をひかえる」

ふよう

ふよう【芙蓉】
《植》a rose mallow.

ふよう

ふよう [0] 【不用】 (名・形動)[文]ナリ
(1)必要がないこと。いらないこと。また,そのさま。不要。「乳母車は―になった」
(2)役に立たないこと。むだなこと。また,そのさま。「―の施設」
(3)乱暴なこと。「弓も普通に越えて余りに―に候ひしかば/保元(上・古活字本)」
(4)病気であること。「―になりにければ…大願たて,よろづの神仏に祈りて/宇津保(あて宮)」

ふよう

ふよう【不用の】
useless;→英和
unnecessary;→英和
disused (いらなくなった).

ふよう

ふよう [0] 【不溶】
溶けないこと。

ふよう

ふよう [0] 【扶養】 (名)スル
たすけ養うこと。生活の面倒をみること。「幼い妹たちを―する」

ふよう=の用

――の用
「無用(ムヨウ)の用」に同じ。「蒲団より暖かならば―をさとるべし/鶉衣」

ふようい

ふようい [2] 【不用意】 (名・形動)[文]ナリ
用意をしていないこと。うっかりしていて,注意や配慮が足りないこと。また,そのさま。「―のまま臨んだ試験」「―な発言」
[派生] ――さ(名)

ふようい

ふようい【不用意】
carelessness (不注意).→英和
〜な careless;→英和
unprepared.〜なことを言う make careless remarks.

ふようかぞく

ふようかぞく [4] 【扶養家族】
扶養親族の通称。

ふようぎむ

ふようぎむ [4] 【扶養義務】
法律上,一定範囲内の親族が相互に負っている生活保障の義務。

ふようこうじょ

ふようこうじょ [4] 【扶養控除】
所得控除の一。所得税の納税義務者に扶養親族(配偶者を除く)がある場合,扶養親族の数に応じた額を控除すること。

ふようしんぞく

ふようしんぞく [4] 【扶養親族】
扶養の対象となる親族。扶養家族。

ふようじょう

ふようじょう【不養生】
intemperance.→英和
〜な intemperate.→英和
〜をする be careless of one's health.医者の〜 Physician,heal thyself.

ふようじょう

ふようじょう [2] 【不養生】 (名・形動)[文]ナリ
健康に十分気を配らない・こと(さま)。「医者の―」

ふようせい

ふようせい [0] 【不溶性】
ある物質がある液体にまったく,またはほとんど溶けない性質。液体の種類を特に示さない場合は水であることが多い。
⇔可溶性

ふようてあて

ふようてあて [4] 【扶養手当】
「家族手当{(1)}」に同じ。

ふようど

ふようど【腐葉土】
leaf mold.

ふようど

ふようど フエフ― [2] 【腐葉土】
落ち葉が積もって腐った土。養分に富み,空気の流通・排水が良いので園芸に用いる。

ふようのかんばせ

ふようのかんばせ 【芙蓉の顔】
(ハスの花のように)美しい顔。「―柳の眉/浄瑠璃・国性爺合戦」

ふようのまなじり

ふようのまなじり 【芙蓉の眦】
(ハスの花のように)美しい目もと。「―,丹花の脣(クチビル)/太平記 21」

ふようほう

ふようほう 【芙蓉峰】
富士山の美称。

ふようりょう

ふようりょう [2] 【扶養料】
扶養義務を負う者が,扶養のため被扶養者に対してなす金銭その他の生活上の給付。

ふよく

ふよく [1] 【扶翼】 (名)スル
助け守ること。「天壌無窮の皇運を―する/求安録(鑑三)」

ふよする

ふよする【付与する】
⇒与える.

ふら∘れる

ふら∘れる 【振られる】 (連語)
〔動詞「振る」に受け身の助動詞「れる」のついたもの〕
拒絶される。はねつけられる。特に,異性に冷淡にされる。「女に―∘れる」「一次試験であっさりと―∘れる」

ふらく

ふらく [0] 【不落】
攻撃に耐えて落ちないこと。「難攻―」

ふらここ

ふらここ 【鞦韆】
ぶらんこ。しゅうせん。[季]春。

ふらす

ふら・す [2] 【降らす】 (動サ五[四])
降るようにする。降らせる。「雨を―・す雲」

ふらす

ふらす【降らす】
shed <blood> .→英和
雨を〜 send rain.血の雨を〜 shed blood.

ふらす

ふら・す 【触らす】 (動サ四)
広く人に知らせる。言いふらす。「恋する名をも―・しつるかな/金葉(恋上)」

ふらせる

ふら・せる [3] 【降らせる】 (動サ下一)
「降らす」に同じ。「前線が雨を―・せる」

ふらち

ふらち【不埒な】
[無礼]rude;→英和
insolent;→英和
unpardonable (許せぬ);wicked (悪い).→英和
〜な事をする do wrong.

ふらち

ふらち [1][0] 【不埒】 (名・形動)[文]ナリ
〔「埒」は馬場の囲いの意。転じて物事のくぎり,秩序の意〕
(1)道理にはずれていて,非難されるべきこと。よろしくないこと。また,そのさま。ふとどき。「―な男」「―千万」「―をはたらく」
(2)らちのあかないこと。要領を得ないこと。また,そのさま。「後は二人ながら涙をこぼし―なりしに/浮世草子・五人女 4」

ふらっと

ふらっと [2] (副)
「ふらり」に同じ。「―して倒れそうになった」「―出かける」

ふらつく

ふらつく
⇒ふらふら(する).

ふらつく

ふらつ・く [0] (動カ五[四])
(1)足場が悪かったり,足に力が入らなかったりして体が揺れる。「酔って足が―・く」
(2)あてもなく歩きまわる。うろつく。「今頃までどこを―・いていたのだ」
(3)気持ちが定まらない。迷う。

ふらの

ふらの 【富良野】
北海道中央部,空知川流域にある市。富良野盆地の農林産物の集散地。乳製品・製材業が盛ん。

ふらのせん

ふらのせん 【富良野線】
JR 北海道の鉄道線。北海道旭川・美瑛・富良野間,54.8キロメートル。上川盆地と富良野盆地を結ぶ。

ふらばう

ふらば・う 【触らばふ】 (動ハ下二)
〔四段活用動詞「触る」の未然形に接尾語「はふ」の付いたもの〕
触れる。さわる。「上つ瀬に生ふる玉藻は,下つ瀬に流れ―・ふ/万葉 194」

ふらふら

ふらふら
■一■ [1] (副)スル
(1)力が入らなかったり,疲れたりして,体が揺れ動くさま。「熱があるのか―する」「急に―(と)しゃがみこんだ」
(2)落ち着かないさま。安定しないさま。また,考えや態度が定まらないさま。「職にもつかず―している」「気持ちがまだ―しているようだ」
(3)はっきりした考えや目的がなく行動するさま。「誘われてつい―とついて行ってしまった」
(4)物が飛ぶさま。漂うさま。「(雀ガ)―と飛びていぬ/宇治拾遺 3」
■二■ [0] (形動)
{■一■(1)}に同じ。「―になって帰宅した」

ふらふら

ふらふら
〜する (1)[気分が]feel dizzy.(2)[足が]stagger;→英和
reel;→英和
be unsteady.(3)[気持]waver <in one's mind,faith> ;→英和
hesitate;→英和
cannot make up one's mind.〜と unsteadily;→英和
staggeringly;unconsciously (無意識に).→英和
頭が〜する My head swims.

ふらり

ふらり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)ゆっくり揺れるさま。力なく動くさま。「―として倒れそうになる」「―と上がった打球」
(2)大した目的や考えがなく,行動するさま。「―と出掛ける」
(3)予告や重大な意味もなく,現れるさま。偶然。「―と舞い込んだ招待状」

ふらりふらり

ふらりふらり [2] (副)
ゆっくり何度も揺れるさま。「―とゆれ動く」

ふらん

ふらん【腐爛】
putrefaction;→英和
decomposition.〜する decompose.→英和
‖腐爛死体 a decomposed body.

ふらん

ふらん [0] 【孵卵】 (名)スル
卵がかえること。卵をかえすこと。

ふらん

ふらん [0] 【腐乱・腐爛】 (名)スル
腐りただれること。「―した死体」

ふらん

ふらん [0] 【不乱】
乱れないこと。乱さないこと。「一心―」

ふらんき

ふらんき【孵卵器】
an incubator.

ふらんき

ふらんき [2] 【孵卵器】
給温・換気・回転など卵の孵化に必要な条件を保つ装置。

ふらんすものがたり

ふらんすものがたり 【ふらんす物語】
短編小説集。永井荷風作。1909年(明治42)博文館より刊行されたが,ただちに発売禁止にあう。「あめりか物語」につぐ,外遊体験に基づいた創作,感想類を収める。異国情緒に陶酔した享楽的気分に満ち,耽美派文学の源流をなす。

ふらんす物語

ふらんすものがたり 【ふらんす物語】
短編小説集。永井荷風作。1909年(明治42)博文館より刊行されたが,ただちに発売禁止にあう。「あめりか物語」につぐ,外遊体験に基づいた創作,感想類を収める。異国情緒に陶酔した享楽的気分に満ち,耽美派文学の源流をなす。

ふらんびょう

ふらんびょう [0] 【腐乱病】
果樹などの幹・枝に湿疹状のはれができ,病変部から上が枯れてしまう病気。子嚢菌による。リンゴ・ナシなどに見られる。

ふり

ふり [2] 【降り】
雨・雪などが降ること。また,降り方。「ひどい―になる」「この―では中止だろう」

ふり

ふり [1] 【不離】
離れないこと。ぴったりとついていること。「不即―」「一体―の関係」

ふり

ふり 【振り・風】
■一■ [0][2] (名)
(1)振ること。振り方。「バットの―が鈍い」
(2)動作の仕方。様子。また,姿・容姿。「知らない―をする」「腰附,肩附,歩く―/歌行灯(鏡花)」「天性―よく見事に生(ソダチ)たる松のごとし/耳塵集」
(3)踊りのしぐさ。また,歌舞伎などで,俳優の所作。「―を付ける」
(4)料理屋・遊女屋などで,紹介や予約のないこと。「―の客」
(5)女物の和服の袖の,袖付け止まりから袖下までの縫い合わせてない部分。
(6)方位や角度をずらすこと。また,ずれていること。振れ。「建ては建てたが,ちつくり笠に―がある/浄瑠璃・一谷嫩軍記」
(7)下帯・猿股などをつけてないこと。「帯ひろ前の―になつて居るやうな/志都能石屋」
(8)分担・負担させること。「そんならなほしてそつちが―だぞ/洒落本・三人酩酊」
(9)「振り売り」に同じ。「荻織る笠を市に―する(羽笠)/冬の日」
(10)「振袖」に同じ。「片町の―を内へ呼び入/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」
(11)「振り回し」に同じ。「借銀かさみ,次第に―につまり/浮世草子・永代蔵 6」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)振る動作の回数を表すのに用いる。「バットを一―二―してからバッター-ボックスに立つ」
(2)刀剣を数えるのに用いる。「太刀一―を贈る」

ふり

ふり [1] 【不利】 (名・形動)[文]ナリ
利益のないこと。条件などが相手より劣っていること。また,そのさま。
⇔有利
「―な立場に立つ」「―を克服する」

ふり

ふり【不利】
a disadvantage;→英和
a handicap.→英和
〜な disadvantageous;unfavorable.→英和
〜な立場に立つ be (placed) at a disadvantage.〜である be against <one> .

ふり

ふり [1] 【浮利】
まともなやり方でない方法で得る利益。あぶく銭。「―を得る」

ふり

ふり【振りをする】
pretend <illness,to do,that…> ;→英和
pose <as> .→英和
聞こえない〜をする pretend not to hear.

ふりあい

ふりあい [0] 【振(り)合い】
(1)他とのつりあい。バランス。「―が悪い」
(2)その場の状況。都合。

ふりあう

ふりあ・う [3] 【振(り)合う・触(り)合う】 (動ワ五[ハ四])
互いに触れる。触れ合う。「袖―・うも多生の縁」

ふりあおぐ

ふりあお・ぐ [4] 【振(り)仰ぐ】 (動ガ五[四])
顔を上に向ける。顔をあげて高い所を見る。「頂上を―・ぐ」

ふりあげる

ふりあ・げる [4] 【振(り)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ふりあ・ぐ
(1)手や手に持っている物を勢いよく上げる。「鍬(クワ)を―・げる」「手を―・げる」
(2)振りながら次第に高くする。「白山中宮の神輿(シンヨ)を賁(カザ)り奉り,比叡山へ―・げ奉る/平家 1」

ふりあげる

ふりあげる【振り上げる】
raise <one's fist[hand]against> .→英和

ふりあて

ふりあて [0] 【振(り)当て】
ふりあてること。わりあて。

ふりあてる

ふりあ・てる [4] 【振(り)当てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ふりあ・つ
担当・分担をきめる。わりふる。「広報係を―・てる」

ふりあらい

ふりあらい [3] 【振(り)洗い】 (名)スル
洗剤溶液の中で,布を振り動かして洗うこと。

ふりいず

ふりい・ず 【振り出づ】 (動ダ下二)
(1)振り切って出て行く。「―・でて行かむ事もあはれにて/源氏(末摘花)」
(2)声を高く張り上げる。「鈴虫の―・でたるほど/源氏(鈴虫)」
(3)紅(クレナイ)を水にふり出して染める。「紅の―・でつつなく涙には/古今(恋二)」

ふりうり

ふりうり [0] 【振(り)売り】 (名)スル
(1)持ち歩いている商品の名を大声で呼びながら売り歩くこと。また,その人。触れ売り。振り。「町中を―し/浄瑠璃・宵庚申(下)」
(2)中世,座に属さないで,自由に行なった商売。また,その人。

ふりえき

ふりえき【不利益】
⇒不利.

ふりえき

ふりえき [2] 【不利益】 (名・形動)[文]ナリ
利益にならないこと。損になること。また,そのさま。不利。「―を被る」「当方に―な処置」

ふりおこす

ふりおこ・す [4] 【振り起(こ)す】 (動サ五[四])
(1)心を奮い立たせる。「勇気を―・して物を言つて見やう/平凡(四迷)」
(2)勢いよく立てる。「梓弓末―・し/万葉 4164」

ふりおとし

ふりおとし [0] 【振り落(と)し】
(1)振って落とすこと。
(2)歌舞伎で,つっておいた浅葱(アサギ)幕や道具幕などを素早く落として,新たな舞台面を現すこと。

ふりおとす

ふりおと・す [4] 【振り落(と)す】 (動サ五[四])
振り動かして落とす。「デッキから―・される」
[可能] ふりおとせる

ふりおとす

ふりおとす【振り落とす】
shake off;throw off.

ふりおろす

ふりおろ・す [4] 【振り下ろす】 (動サ五[四])
振り上げたものを勢いよく下ろす。「斧(オノ)を―・す」
[可能] ふりおろせる

ふりかえ

ふりかえ【振替】
transfer.→英和
〜で <send money> by postal transfer.→英和
‖振替貯金口座 a postal transfer account.

ふりかえ

ふりかえ [0] 【振(り)替え・振替】
(1)振り替えること。入れ替えること。流用すること。「―の休日」
(2)「郵便振替」の略。
(3)実際に金銭を出し入れせず,帳簿上で,ある勘定を他の勘定へ移すこと。振替勘定。

ふりかえかへい

ふりかえかへい [5] 【振替貨幣】
振り替えによって債務の決済手段となる預金のこと。現金の出納を行わず,帳簿上の振り替えによって,預金が貨幣の機能を果たすことからこう呼ばれる。

ふりかえきゅうじつ

ふりかえきゅうじつ [5] 【振(り)替え休日】
(1)祝祭日が日曜日と重なった場合,その翌日を祝祭日に振り替えて休日とすること。また,その日。
(2)休日に出勤や登校などをした場合,他の日を代わりに休日とすること。また,その日。

ふりかえこうざ

ふりかえこうざ [5] 【振替口座】
「郵便振替口座」の略。

ふりかえちょきん

ふりかえちょきん [5] 【振替貯金】
⇒郵便振替(ユウビンフリカエ)

ふりかえよきん

ふりかえよきん [5] 【振替預金】
銀行の貸付金や割引手形の手取り金を,受取人の口座に入金し,預金に振り替えたもの。

ふりかえる

ふりかえる【振り替える】
change;→英和
transfer <it to one's account> .→英和

ふりかえる

ふりかえ・る [3] 【振(り)返る】 (動ラ五[四])
(1)体をねじるようにして後ろを見る。「別れを惜しんで―・る」
(2)過去の事を考える。また,回顧する。「学生時代を―・る」

ふりかえる

ふりかえる【振り返る】
look back <at,upon> ;turn one's head.

ふりかえる

ふりか・える [4][3] 【振(り)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ふりか・ふ
(1)臨時に,ある物を他の用途に用いる。一時的にとりかえる。「電車の不通区間をバスに―・える」「休日を月曜に―・える」
(2)簿記で,振り替え{(3)}にする。「営業費に―・える」

ふりかかる

ふりかかる【降り懸かる】
fall <on the earth> ;→英和
[起こる]fall <on a person> ;happen <to a person> .→英和

ふりかかる

ふりかか・る [4] 【降り掛(か)る・降り懸(か)る】 (動ラ五[四])
(1)降ってきて,物の上に落ちる。「火の粉が―・る」
(2)災いなどが身に及ぶ。「身に―・る危険を感じる」

ふりかけ

ふりかけ [0] 【振(り)掛け】
(1)飯に振りかけて食べる粉状の食品。魚粉などに海苔(ノリ)・胡麻(ゴマ)・鰹節(カツオブシ)・香辛料を加えたもの。
(2)絵筆を金網の上からこすりつけ,絵の具を網目から煙のように出してかく方法。調子を弱めたり,雲霧・湯気などの感じを出すときに用いる。ふき。

ふりかける

ふりかける【振り掛ける】
sprinkle <water on> .→英和

ふりかける

ふりか・ける [4] 【振(り)掛ける・振り懸ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふりか・く
(1)粉末状・液状のものを少量,上から散らすようにしてかける。「赤飯にゴマを―・ける」
(2)顔に髪を垂らしてかける。髪で顔を隠す。「―・くべき髪のおぼえさへあやしからむと思ふに/枕草子 184」

ふりかざす

ふりかざ・す [4] 【振り翳す】 (動サ五[四])
(1)手にした物を勢いよく頭上に振り上げて構える。「刀を―・す」
(2)主義・主張などをことさらに示してみせる。「大義名分を―・す」
[可能] ふりかざせる

ふりかざす

ふりかざす【振り翳す】
brandish (刀など);→英和
⇒振りかぶる.

ふりかた

ふりかた [0] 【振(り)方】
(1)ふり動かす方法。「バットの―」
(2)処置の仕方。扱い方。「身の―に困る」

ふりかた

ふりかた【振り方】
[身の](a plan for) one's future;how to dispose of oneself.

ふりかぶる

ふりかぶ・る [4] 【振りかぶる】 (動ラ五[四])
手に持った物を勢いよく頭の上にふりあげる。「大刀を―・る」「―・って第一球を投げる」
[可能] ふりかぶれる

ふりかぶる

ふりかぶる【振りかぶる】
hold <a thing> high <over one's head> ;raise.→英和

ふりかわり

ふりかわり [0] 【振り替(わ)り】
囲碁で,二か所の争いのときに,一方をあきらめて他方を確実に取ること。

ふりがな

ふりがな【振り仮名をつける】
give[print]kana (along with Chinese characters).

ふりがな

ふりがな [0][3] 【振(り)仮名】
漢字の傍らに,その読み方を示すために書きそえる仮名。ルビ。

ふりきる

ふりきる【振り切る】
⇒振り放す.

ふりきる

ふりき・る [3] 【振(り)切る】 (動ラ五[四])
(1)手などを強く振って,しがみついているものを離す。振り離す。「手を―・って逃げる」
(2)他人の頼みや,懇願をことわる。「頼みを―・って戻る」
(3)追い着こうとするのを引き離す。「ゴール寸前で―・る」
(4)完全に振る。十分に振る。「バットを―・る」
[可能] ふりきれる

ふりきれる

ふりき・れる [4] 【振り切れる】 (動ラ下一)
メーターの針が回り過ぎて目盛りの外へ出る。

ふりくらす

ふりくら・す 【降り暮らす】 (動サ四)
雨や雪が一日中降り続く。「雨のいみじう―・して/伊勢 126」

ふりぐせ

ふりぐせ [0] 【降り癖】
雨や雪が,一度降ると癖になったようによく降ること。「―がつく」

ふりこ

ふりこ【振子】
a pendulum.→英和

ふりこ

ふりこ [0] 【振(り)子】
固定された点または軸のまわりに周期的な振動を行うもの。単振り子・実体振り子・ねじれ振り子などがある。しんし。

ふりこう

ふりこう【不履行】
nonfulfillment <of a contract> ;a breach <of promise> .→英和

ふりこう

ふりこう [2] 【不履行】
約束や契約を実行しないこと。「婚約―」「契約―」

ふりこす

ふりこ・す 【振り越す】 (動サ四)
後ろに垂れた髪を分けて,肩から前に垂らす。「朝寝がみ誰が手枕にたばつけてけさは形見に―・してみる/金葉(恋上)」

ふりこどけい

ふりこどけい [4] 【振(り)子時計】
振り子の振動の等時性を利用して歯車の動きを調節し,針が一定の速さで動くようにした時計。

ふりこのこぎり

ふりこのこぎり [4] 【振(り)子鋸】
丸鋸(マルノコ)の一種。高所からつり下げて,木材を横切りする。

ふりこみ

ふりこみ [0] 【振(り)込み】
(1)振替口座・預金口座などに金銭を払い込むこと。
(2)麻雀で,他の者の上がり牌(パイ)を捨てること。放銃。
(3)突然押しかけて来ること。「そんなやすいては―の未至客(ハンカキヤク)のする事で/洒落本・白狐通」

ふりこむ

ふりこ・む [3] 【振(り)込む】 (動マ五[四])
(1)振って中に入れる。荒っぽく持ち込む。「万灯を―・んで見りやあ唯も帰れない/たけくらべ(一葉)」
(2)振替口座・預金口座などに金銭を払い込む。「代金を口座に―・む」
(3)麻雀で,他の者の上がり牌(パイ)を捨てる。「役満を―・む」
(4)強引に入り込む。押しかける。「追ひ出した女房…―・んで来たるならんか/滑稽本・膝栗毛(発端)」
[可能] ふりこめる

ふりこむ

ふりこむ【降り込む】
come[sweep]into <a room> (雨が).降り込められる be kept indoors by rain.

ふりこむ

ふりこ・む [0][3] 【降(り)込む】 (動マ五[四])
雨や雪が降って屋内に入る。「雪が―・む」

ふりこむ

ふりこむ【振り込む】
transfer <100,000 yen> to <a person's bank account> .

ふりこめる

ふりこ・める [0][4] 【降り籠める】 (動マ下一)[文]マ下二 ふりこ・む
雨や雪がたくさん降って家から出られないようにする。多く受け身の形で使う。「大雪に―・められる」

ふりごと

ふりごと [0] 【振(り)事】
⇒所作事(シヨサゴト)

ふりごま

ふりごま [0] 【振り駒】
将棋で,先手を決めるために三枚あるいは五枚の歩(フ)を盤上に投げること。歩が多ければ振った者が,と金が多ければ相手が先手。振り歩。

ふりさく

ふりさ・く 【振り放く】 (動カ下二)
はるか遠くを見る。振りあおぐ。「―・けて三日月見れば/万葉 994」

ふりさけみる

ふりさけ・みる 【振り放け見る】 (動マ上一)
ふり仰いで,はるか遠くを見る。「天の原―・みれば春日なるみかさの山に出でし月かも/古今(羇旅)」

ふりさしがみ

ふりさしがみ 【振り差し紙】
江戸時代,両替店相互の間のみに通用する手形。

ふりしお

ふりしお [0] 【振(り)塩】
〔「ふりじお」とも〕
料理で,材料の上にまんべんなく塩をふること。また,その塩。

ふりしきる

ふりしき・る [4][0] 【降り頻る】 (動ラ五[四])
雨・雪が盛んに降る。「―・る雨の中を走る」

ふりしきる

ふりしきる【降り頻る】
[it が主語]rain[snow]hard.〜雨を冒して in spite of the pouring rain.

ふりしく

ふりし・く [0][3] 【降(り)敷く】 (動カ五[四])
降って,あたり一面をおおう。「白雪の所も分かず―・けば/古今(冬)」

ふりしく

ふりし・く 【降り頻く】 (動カ四)
「ふりしきる」に同じ。「白雪の―・く山を越え行かむ/万葉 4281」

ふりしこる

ふりしこ・る 【降りしこる】 (動ラ四)
盛んに降る。降りしきる。「白雪の藤の森の松に―・りて/浮世草子・永代蔵 2」

ふりしぼる

ふりしぼ・る [4] 【振(り)絞る】 (動ラ五[四])
ありったけの声や力を出す。「声を―・って応援する」「力を―・って走り抜く」
[可能] ふりしぼれる

ふりす

ふり・す 【旧す】 (動サ変)
古くなる。すたれる。多く打ち消しの語を伴って用いる。「身ははやく奈良の都になりにしを恋しきことの―・せざるらむ/拾遺(恋四)」

ふりすさぶ

ふりすさ・ぶ [0][4] 【降り荒ぶ】 (動バ五[四])
激しく降る。降りしきる。「―・ぶ雨」

ふりすてる

ふりす・てる [4] 【振(り)捨てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ふりす・つ
(1)思い切って捨てる。捨てて顧みない。「未練を―・てる」「自分を―・てた女の名/明暗(漱石)」
(2)神輿(ミコシ)などをかつぎ出し置き去りにする。「神輿をば陣頭に―・て奉り/平家 1」

ふりすてる

ふりすてる【振り捨てる】
shake off;forsake;→英和
desert.→英和

ふりずんばい

ふりずんばい 【振り飄石】
竿(サオ)の先につけた糸に小石をかけ振り飛ばす器具。ずんばい。「―デウツ/日葡」

ふりそそぐ

ふりそそ・ぐ [4][0] 【降(り)注ぐ】 (動ガ五[四])
雨などが盛んに降りかかる。その物に集中して降る。「日光が―・ぐ」「非難の声が―・ぐ」

ふりそで

ふりそで【振袖】
a long-sleeved kimono.

ふりそで

ふりそで [0] 【振袖】
(1)袂(タモト)の長い袖。また,その袖のついた,未婚女性の礼装用の長着。古くは,留袖(トメソデ)に対して振りのある袖をいい,成人前の男女が用いた。
(2)振袖を着る年頃。特に,若い女性。「枕のお伽が御用ならば,―なりと詰(ツメ)なりと/浄瑠璃・丹波与作(中)」

ふりそでかじ

ふりそでかじ 【振袖火事】
⇒明暦(メイレキ)の大火(タイカ)

ふりそでしんぞう

ふりそでしんぞう 【振袖新造】
近世,江戸吉原で,禿(カムロ)から新造になった若い遊女。部屋を持たず,振袖を着ていた。振新。ふり。

ふりそでやなぎ

ふりそでやなぎ [5] 【振袖柳】
生花用に栽培されるヤナギの一種。葉は長さ約8センチメートルの長楕円形。雌雄異株。尾状花序は初め赤色の芽鱗(ガリン)におおわれるのでアカメの俗称がある。

ふりそぼつ

ふりそぼ・つ [4] 【降り濡つ】 (動タ五[四])
〔古くは「ふりそほつ」〕
雨などが降ってびっしょりぬれる。「春雨に―・つ柳」「雨も涙も―・ちつつ/古今(恋三)」

ふりたてる

ふりた・てる [4] 【振(り)立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ふりた・つ
(1)盛んに振る。「白髪頭を―・ててやって来る」
(2)声を張り上げる。「綱曳(ツナヒキ)は血声を―・て/義血侠血(鏡花)」

ふりだし

ふりだし [0] 【振(り)出し・振出】
(1)振って出すこと。また,振って小さな穴から中身を出すようにした容器。
(2)双六(スゴロク)の出発点。転じて,物事の初め。「交渉が―に戻る」
(3)一連の遍歴の最初。始まり。「牛乳配達を―に転々と職を変えた」
(4)手形・小切手などを発行すること。
(5)「振り出し薬」の略。
(6)口細の小形の容器。茶の湯では,小粒の菓子や香煎(コウセン)を入れる。陶磁器が多い。

ふりだし

ふりだし【振出し】
(1)[出発点]the start;→英和
the starting point;the beginning.(2)[手形の]drawing.→英和
‖(手形の)振出地 the place of issue.振出人 a drawer.

ふりだし=に戻す

――に戻・す
最初の状態にもどす。「話を―・す」

ふりだしぐすり

ふりだしぐすり [5] 【振(り)出し薬】
生薬を入れた布袋を湯の中で振り動かし,成分をとかし出して飲むもの。煎剤(センザイ)。湯剤。ふりだし。

ふりだしにん

ふりだしにん [0] 【振出人】
手形・小切手を発行する者。

ふりだす

ふりだす【振り出す】
draw <a bill on a person> (手形を).→英和

ふりだす

ふりだ・す [3][0] 【振(り)出す】 (動サ五[四])
(1)容器を振って中にある物を出す。「おみくじを―・す」
(2)振りはじめる。「鈴を―・す」
(3)為替・手形・小切手を発行する。「手形を―・す」
(4)水の中で振って成分などを出す。また,水の中で振って汚れを落とす。「あんまりよごれてゐるから,ざつと―・してもらつて/歌舞伎・四谷怪談」
[可能] ふりだせる

ふりだす

ふりだ・す [0][3] 【降り出す】 (動サ五[四])
雨や雪が降り始める。

ふりだす

ふりだす【降り出す】
It begins to rain[snow].

ふりちん

ふりちん [0]
下ばきを着けず,ちんちんを丸出しにしていること。ふるちん。

ふりつ

ふりつ【府立の】
prefectural <university> .

ふりつ

ふりつ [1][0] 【府立】
府が設立・管理していること。「―病院」

ふりつけ

ふりつけ【振付】
the arrangement of a dance;→英和
choreography.→英和
〜する arrange;→英和
design.→英和
‖振付師 a choreographer.

ふりつけ

ふりつけ [0] 【振(り)付け・振付】
舞踊の所作を考案して演者に教えること。「バレエの―をする」

ふりつけし

ふりつけし [4] 【振付師】
振り付けを職業とする人。

ふりつける

ふりつ・ける [4] 【振(り)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふりつ・く
(1)振り付けをする。振りを付ける。「新曲に―・ける」
(2)嫌ってはねつける。ふる。「大きに―・けてやりんした/洒落本・遊子方言」

ふりつづく

ふりつづく【降り続く】
It continues to rain[snow].降り続いている It has been raining <since> .

ふりつづく

ふりつづ・く [0][4] 【降(り)続く】 (動カ五[四])
長い間続いて降る。「―・く雨」

ふりつづみ

ふりつづみ [3] 【振鼓】
(1)舞楽で,舞人の用いる楽器。胴に玉のついた糸をつけた鼓を互いに直角に重ね,柄を通したもの。柄を振ると,玉が革に当たって音が出る。舞楽の「一曲」のほか,行列参向などでも用いる。鼗(トウ)。
(2){(1)}をまねた玩具。でんでん太鼓。
(3)「鈴太鼓」の別名。
振鼓(1)[図]

ふりつのる

ふりつの・る [0][4] 【降(り)募る】 (動ラ五[四])
ますます激しく降る。「―・る雨」

ふりつむ

ふりつ・む 【降り積む】 (動マ四)
「降り積もる」に同じ。「雪,深く―・み,人目絶えたる頃/源氏(手習)」

ふりつもる

ふりつも・る [4][0] 【降り積(も)る】 (動ラ五[四])
雪などが降ってつもる。「夜の間に―・った雪」

ふりつもんじ

ふりつもんじ 【不立文字】
⇒ふりゅうもんじ(不立文字)

ふりつるべ

ふりつるべ [3] 【振り釣瓶】
桶に縄や竿(サオ)を付け,手で下ろして汲むようにしたもの。

ふりとばす

ふりとば・す [4] 【振(り)飛ばす】 (動サ五[四])
振って飛ばす。飛ばす。「水滴を―・す」
[可能] ふりとばせる

ふりなわ

ふりなわ [0] 【振(り)縄】
巻網・引き網の副漁具。多数の木片をひもで取り付けたロープ。この木が揺れて魚は網に追い込まれる。桂縄(カツラナワ)。

ふりにげ

ふりにげ [0] 【振(り)逃げ】 (名)スル
野球で,一塁に走者がいない,または二死のとき,空振り三振した球を捕手が捕りそこね,打者が一塁に走りこんでセーフになること。

ふりぬく

ふりぬ・く [3] 【振(り)抜く】 (動カ五[四])
バットなどを十分に振る。ふりきる。
[可能] ふりぬける

ふりのこす

ふりのこ・す 【降り残す】 (動サ四)
雨や雪が,そこだけ降らないままにする。「五月雨の―・してや光堂/奥の細道」

ふりはう

ふりは・う 【振り延ふ】 (動ハ下二)
(1)わざわざ…する。ことさら…する。「かく―・へ給へるにいかで隠れむとて/宇津保(俊蔭)」「―・エテ行ク/日葡」
→振り延え
(2)のばして振る。「しろたへの袖―・へて人のゆくらむ/古今(春上)」

ふりはえ

ふりはえ 【振り延へ】 (副)
〔動詞「ふりはう」の連用形から〕
わざわざ。ことさら。「久しう訪れ給はざりけるをおぼし出でて―つかはしたりければ/源氏(若紫)」

ふりはなす

ふりはなす【振り放す】
shake off.

ふりはなす

ふりはな・す [4] 【振(り)放す】 (動サ五[四])
(1)しがみ付いている物を,体を振って離れさせる。「すがりつく手を―・す」
(2)追いついてくる者を追いつかせずに引き離す。「二位を―・してゴール-インする」
[可能] ふりはなせる

ふりはなつ

ふりはな・つ [4] 【振(り)放つ】 (動タ五[四])
「振り放す」に同じ。「母親の止めるのを―・つて/田舎教師(花袋)」

ふりはば

ふりはば [0][4] 【振(り)幅】
振動している物体の振動の幅。
→振幅(シンプク)

ふりはらう

ふりはら・う [4] 【振(り)払う】 (動ワ五[ハ四])
手や体を振って,払いのける。「差し出した手を―・う」
[可能] ふりはらえる

ふりはらう

ふりはらう【振り払う】
⇒振り放す.

ふりば

ふりば [0] 【振(り)歯】
⇒あさり(歯振)

ふりびしゃ

ふりびしゃ [0] 【振(り)飛車】
将棋で,飛車を横に動かして駒組みをする戦法。移した位置によって中(ナカ)飛車・三間飛車・向かい飛車などという。
⇔居(イ)飛車

ふりふ

ふりふ [0] 【振(り)歩】
「振り駒(ゴマ)」に同じ。

ふりふり

ふりふり (副)
舞い落ちるさま。ひらひら。「―と落つる程にはるかなりけり/今昔 26」

ふりほどく

ふりほど・く [4] 【振り解く】 (動カ五[四])
もつれたりからんだりしているものを,振ってほどく。「綱を―・く」
[可能] ふりほどける

ふりまがう

ふりまが・う 【降り紛ふ】
■一■ (動ハ四)
区別がつかないほどに入りまじって降る。「矢釣山木立も見えず―・ふ雪にさわける朝(アシタ)楽しも/万葉 262」
■二■ (動ハ下二)
降って入りまじらせる。「草も木も―・へたる雪もよに/新古今(冬)」

ふりまく

ふりま・く [3] 【振り撒く】 (動カ五[四])
(1)あたり一面にまきちらす。「水を―・く」
(2)惜しまずに与える。「愛敬を―・く」
[可能] ふりまける

ふりまく

ふりまく【振り撒く】
sprinkle <water on> ;→英和
scatter.→英和
お世辞を〜 try to please everybody.

ふりまわし

ふりまわし [0] 【振り回し】
(1)振り回すこと。「太刀の―」
(2)やり繰り。繰り回し。「心易き妾をかくまへ置けるといふ,それは手前も―もなる人の事/浮世草子・胸算用 4」

ふりまわす

ふりまわ・す [4][3] 【振(り)回す】 (動サ五[四])
(1)手や,手に持った物を大きく振り動かす。また,乱暴に振り動かす。「棒を―・して暴れる」
(2)得意げに持ち出す。ひけらかす。「生半可な知識を―・す」「肩書を―・す」「威光を―・す」
(3)人を思うままに動かす。「子供に―・される」「にせ情報に―・される」
[可能] ふりまわせる

ふりまわす

ふりまわす【振り回す】
(1)[棒などを]brandish;→英和
flourish.→英和
(2)[乱用]abuse.→英和
(3)[誇示]show off;display.→英和

ふりみせ

ふりみせ [0] 【振(り)見せ】
舞踏などで,振付師が自分で工夫した振り付けを演じて見せ,関係者の意見を聞くこと。

ふりみだす

ふりみだ・す [4] 【振(り)乱す】 (動サ五[四])
振り動かして乱す。「髪を―・して戦う」

ふりみだす

ふりみだす【髪を振り乱して】
with disheveled hair.

ふりみふらずみ

ふりみふらずみ 【降りみ降らずみ】 (連語)
降ったりやんだり。降ったり降らなかったり。「―の空模様」

ふりむく

ふりむ・く [3] 【振(り)向く】
■一■ (動カ五[四])
顔や上体を回して後ろを見る。通り過ぎたものなどを,関心を持ってよく見る。振りかえる。「物音に―・く」「思わず―・くような美人」
[可能] ふりむける
■二■ (動カ下二)
⇒ふりむける

ふりむく

ふりむく【振り向く】
turn <to> ;→英和
look back.

ふりむける

ふりむける【振り向ける】
(1)[向ける]turn[direct] <a thing to> .→英和
(2)[充当]use <a thing for> ;→英和
apply <a thing to> .→英和

ふりむける

ふりむ・ける [4] 【振(り)向ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふりむ・く
(1)動かして,ある方向に向かせる。「頭を右に―・ける」
(2)別の目的・用途に変える。「車を一台送迎用に―・ける」

ふりもの

ふりもの 【降り物】
(1)連歌・俳諧で,雨・雪など,空から降るもの。三句以上隔てる決まりがある。
(2)偶然起こること。予測できないこと。また,僥倖(ギヨウコウ)。「元来御鬮(ミクジ)といふ物が―の危な物/浄瑠璃・蘆屋道満」

ふりやむ

ふりやむ【降り止む】
It stops raining[snowing].

ふりやむ

ふりや・む [3][0] 【降り止む】 (動マ五[四])
今まで降っていた雨や雪などが降らなくなる。やむ。「雨が―・む」

ふりゅう

ふりゅう [1] 【風流】
(1)「ふうりゅう(風流)」に同じ。
(2)平安末期から中世にかけて流行した芸能。祭礼などの際に行われる華やかな衣装の群舞や邌(ネ)り物をいう。
(3)延年舞の演目。唐土の故事を題材とし,大風流・小風流に分かれる。舞台には美しい作り物が出され,登場人物が問答を行い,歌舞で終わる。
(4)能楽で,特殊演式の際に式三番(翁)に加わる演目。鶴亀・福神などが舞台に現れて,祝賀の舞を舞う。狂言方が演じる。狂言風流。
(5)(「浮立」とも書く)民俗芸能の群舞。念仏踊り・盆踊り・太鼓踊り・鹿踊り・獅子踊り・邌り物など,全国的に行われ種類も多い。

ふりゅう

ふりゅう [0] 【浮流】 (名)スル
水に浮かび流れること。「―物」

ふりゅうがさ

ふりゅうがさ [4] 【風流傘】
傘鉾(カサホコ)の一種。飾りをつけた長柄の傘。祭礼などに用いる。ふうりゅうがさ。

ふりゅうきらい

ふりゅうきらい [4] 【浮流機雷】
(1)係留索に結ばず浮流させておく機雷。浮遊(フユウ)機雷。
(2)索が切れて流れ出した係留機雷。浮遊機雷。

ふりゅうもんじ

ふりゅうもんじ フリフ― [4] 【不立文字】
禅宗の基本的立場を示した言葉。悟りは言葉によって書けるものではないから,言葉や文字にとらわれてはいけないということ。教外(キヨウゲ)別伝と対で用いられることが多い。

ふりょ

ふりょ [1] 【不慮】
思いがけないこと。不意。意外。よくないことについていう。「―の災難に遭う」「―の事故」

ふりょ

ふりょ [1] 【俘虜】
戦争で敵方にいけどりにされた者。とりこ。捕虜。「―収容所」

ふりょ

ふりょ【不慮の】
unexpected;→英和
sudden;→英和
accidental.→英和

ふりょう

ふりょう【不良(少年,少女)】
a juvenile delinquent.→英和
〜の bad;→英和
wicked;→英和
delinquent.〜化する be degraded;become delinquent.‖不良品 a sub-standard article.

ふりょう

ふりょう【不猟(である)】
(get) a poor bag.

ふりょう

ふりょう [0] 【不猟】
狩猟で獲物の少ないこと。
⇔大猟

ふりょう

ふりょう【不漁(である)】
(get) a poor catch.

ふりょう

ふりょう [0] 【不良】 (名・形動)[文]ナリ
(1)質・状態などがよくないこと。機能などが完全でないこと。また,そのさま。「栄養―」「成績―」「―な品」
(2)品行の悪いこと。また,そのような若い人。「素行の―な男」「―少年」

ふりょう

ふりょう [0] 【不漁】
漁で獲物の少ないこと。
⇔大漁

ふりょうけん

ふりょうけん [2] 【不料簡】 (名・形動)[文]ナリ
心構えや考えがよくない・こと(さま)。不心得。「―を起こす」「書生の身分で,―な外容(ミエ)坊三昧/当世書生気質(逍遥)」

ふりょうどうたい

ふりょうどうたい [0][4] 【不良導体】
⇒不導体(フドウタイ)

ふりょく

ふりょく [1] 【浮力】
流体中にある物体が,物体表面の流体の圧力の合力として,重力と反対方向に受ける力。その大きさは物体の排除した流体にはたらく重力に等しい。

ふりょく

ふりょく [1] 【富力】
富(トミ)の力。金力。財力。

ふりょく

ふりょく【浮力】
《理》buoyancy.

ふりょのほか

ふりょのほか 【不慮の外】
〔「不慮」を強めた語〕
全く予想していなかったこと。「―に馬より落ちて/今昔 6」

ふりわけ

ふりわけ [0] 【振(り)分け】
(1)ふりわけること。また,ふりわけたもの。
(2)二つの荷物を紐(ヒモ)でつなぎ,前後に分けて肩にかけること。また,その荷物。「―にしてかつぐ」
(3)中間の地点。「―の所なれば,中の町といへるよし/滑稽本・膝栗毛 3」
(4)「振り分け髪」に同じ。「みぐし―にて/宇津保(蔵開上)」
(5)近世,若い男の髪形の一。前髪を左右に分け,末端を髻(モトドリ)の背に出す。[守貞漫稿]
振り分け(2)[図]

ふりわけがみ

ふりわけがみ 【振分髪】
歌学書。一巻。小沢蘆庵著。1796年刊。初学者のための入門書。言葉のはたらきや,「てにをは」の扱いについて記し,心のままにうたうことを述べる。

ふりわけがみ

ふりわけがみ [4] 【振(り)分け髪】
二,三歳から八歳頃の男女の髪形の一。肩のあたりで切りそろえ,左右に分けて垂らした髪。
振り分け髪[図]

ふりわけにもつ

ふりわけにもつ [5] 【振(り)分け荷物】
振り分けにした荷物。

ふりわける

ふりわ・ける [4] 【振(り)分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふりわ・く
(1)二つに分ける。二方向に分ける。「荷物を前後に―・ける」
(2)いくつかに分ける。「三人に仕事を―・ける」

ふりん

ふりん [0] 【不倫】 (名・形動)[文]ナリ
道徳に反すること。特に,男女の関係が人の道にはずれること。また,そのさま。「―の恋」「―な関係」

ふりん

ふりん【不倫】
adultery;→英和
immorality.〜の adulterous;immoral.→英和
〜する commit adultery.

ふりテン

ふりテン [0] 【振り聴】
麻雀で聴牌(テンパイ)したとき,上がれるはずの牌をすでに自分で捨ててしまっている状態。

ふる

ふる [1] 【古・故・旧】
(1)古くなったもの。使い古したもの。「姉のお―」
(2)古いこと。年を経たこと。「―ぎつね」「―つわもの」
(3)以前のもの。「―巣」

ふる

ふ・る 【旧る・古る】 (動ラ上二)
(1)年月が経つ。古くなる。「あをによし奈良の都は―・りぬれどもとほととぎす鳴かずあらなくに/万葉 3919」
(2)年をとる。老いる。「わが身―・るれば置き所なし/古今(恋四)」
(3)過去のものとなる。新鮮みがなくなる。「世々に―・りにけることにて,をかしきふしもなけれど/源氏(絵合)」

ふる

ふ・る 【狂る】 (動ラ下二)
⇒ふれる

ふる

ふる 【布留】
奈良県天理市の地名。石上(イソノカミ)神宮がある。((歌枕))「石上―の神杉(カムスギ)神(カム)さぶる/万葉 2417」

ふる

ふ・る 【震る】 (動ラ四)
〔「振る」と同源〕
大地がゆれ動く。また,波・風が起こる。「地震(ナイ)二三十度―・らぬ日はなし/方丈記」

ふる

ふる【振る】
(1) shake;→英和
wave <one's hand> ;→英和
swing;→英和
wag <the tail> .→英和
(2)[拒絶]refuse;→英和
reject;→英和
jilt (男を).→英和

ふる

ふ・る [0] 【振る】 (動ラ五[四])
(1)物の一端を持ったり固定したりして,前後左右または上下に何度か往復させるように動かす。「旗を―・る」「バットを―・る」「尾を―・る」
(2)頭・首などの全体を前後左右に動かす。「首を縦に―・る」「首を横に―・る」
(3)動かして別の方向に向ける。また,基準または正規の向きからずらす。「機首を少し右に―・る」「入り口を東に―・る」
(4)手などを動かして,物をまく。散らす。「塩を―・る」「さいころを―・る」
(5)手にしていたもの,手に入るはずのものを失う。捨てる。「昇進を―・って好きな道にすすむ」
(6)拒絶する。はねつける。特に,異性の求愛をこばむ。「好きな子に―・られる」
(7)割り当てる。「大役を―・る」
(8)文字のわきに,読み仮名などをつける。「仮名を―・る」
(9)入れ替える。振り替える。「行く春は行く歳にも―・るべし/去来抄」
(10)神や霊魂・精神をゆり動かして活力を呼びさます。「ますらをの心―・りおこし/万葉 478」
(11)神輿(ミコシ)や神座をかつぐ。「今度神輿内裏へ―・り奉る/平家 2」
(12)神を鎮座させる。「大和国三笠山に―・り奉りて/大鏡(藤氏物語)」
[可能] ふれる
[慣用] 大手を―・采配を―・尻尾(シツポ)を―・棒に―/脇目も振らず

ふる

ふ・る [1] 【降る】 (動ラ五[四])
(1)空から雨・雪などが落ちてくる。露・霜・霧などにもいう。「雪が―・る」「か黒き髪にいつの間か霜の―・りけむ/万葉 804」
(2)上から物が落ちてくる。「火山灰が―・る」「上から看板が―・ってきた」
(3)思いがけないことが身に及ぶ。「幸運が―・ってくる」
(4)たくさんの物が集中する。「―・るような星」

ふる

ふる【降る】
fall;→英和
come down.雨(雪)が〜 It rains (snows).雨が降ったり止んだりする It rains off and on.雨に降られる be caught in a rain.→英和

ふる

ふ・る 【触る】
■一■ (動ラ四)
「触れる」に同じ。「下泣きに我が泣く妻を昨夜(コゾ)こそは安く肌―・れ/古事記(下)」
〔下二段活用動詞「触る」の古い活用形〕
■二■ (動ラ下二)
⇒ふれる

ふるい

ふるい フルヒ [0] 【篩】
〔動詞「篩(フル)う」の連用形から〕
金網・絹布などを底にして枠をつけた道具。粒状のものを入れてゆり動かし,粒の大小によって選択・分離するためのもの。

ふるい

ふる・い [2] 【古い・旧い】 (形)[文]ク ふる・し
〔動詞「古(フ)る」の形容詞化〕
(1)
 (ア)現れてから長い時間が経っている。出来てから長い時を経ている。「―・い建物」「―・い帽子」
 (イ)ずっと以前から続いている。長い時間にわたり継続している。「―・い友人」「―・い家柄」
 (ウ)年老いている。「―・き女ばらなどは/源氏(蓬生)」
(2)ずっと以前のことである。遠い昔のことである。「―・い話」「―・い時代」
(3)
 (ア)以前に行われたものである。改められる以前のものである。「―・い法律」「―・い制度」
 (イ)時代遅れだ。古くさい。「考え方が―・い」「―・い髪形」
(4)老練である。「汝等は―・い者どもなり。いくさの様(ヨウ)をも掟(オキ)てよ/平家 7」
⇔新しい
[派生] ――さ(名)

ふるい

ふるい【篩】
a sieve;→英和
a riddle (目のあらいもの).→英和
〜にかける sift (out) A from B.

ふるい

ふるい [2] 【古井】
古井戸。

ふるい

ふるい フルヒ [0] 【震い】
〔動詞「震う」の連用形から〕
(1)ふるえること。ふるえ。「声は―を帯びてゐたと/渋江抽斎(鴎外)」
(2)瘧(オコリ)・高血圧などのために体が小刻みにふるえること。ふるえ。

ふるい

ふるい【古い】
old;→英和
ancient (昔の);→英和
old-fashioned;stale (新鮮でない).→英和
⇒古く,古臭い.

ふるい

ふるい 【不類】 (名・形動)[文]ナリ
(1)よくないこと。不善。「四国が四国の礼を破たは,我物ぢやほどに―なやうなれども/毛詩抄 8」
(2)他に似たものがないこと。「昔より友の別れも―不定の事なれども/ひとりね」

ふるい=に掛ける

――に掛・ける
多くの中から良いもの,基準にかなったものを選び出す。選別する。

ふるいえ

ふるいえ [0] 【古家】
古びた家。古い家。

ふるいおこす

ふるいおこ・す フルヒ― [5] 【奮い起(こ)す・振(る)い起こす】 (動サ五[四])
(1)くじけそうになるのをはげまして再び気力を充実させる。ふるいたたせる。「勇気を―・して戦う」
(2)学術・産業などが盛んになるように力を入れる。「商業を―・す」
[可能] ふるいおこせる

ふるいおこす

ふるいおこす【奮い起こす】
stir up <one's courage> ;call up.

ふるいおとす

ふるいおと・す フルヒ― [5] 【篩い落(と)す】 (動サ五[四])
(1)篩(フルイ)にかけて不適当な物を除く。「砂を―・す」
(2)基準に合わないものをより分けて除く。「三度の試験で―・す」

ふるいおとす

ふるいおと・す フルヒ― [5] 【振るい落(と)す】 (動サ五[四])
付いている物を振って落とす。振り落とす。「枝をゆすって栗の実を―・す」
[可能] ふるいおとせる

ふるいおとす

ふるいおとす【振るい落とす】
shake off;eliminate (志願者などを).→英和

ふるいかん

ふるいかん フルヒクワン [0] 【篩管】
⇒師管(シカン)

ふるいけ

ふるいけ [0] 【古池】
古くからある池。古くてすさんだ池。「―や蛙(カワズ)とびこむ水の音(芭蕉)/春の日」

ふるいせき

ふるいせき 【布留遺跡】
奈良県天理市天理教会構内にある古墳時代の遺跡。土師器(ハジキ)を多く出土。東に縄文後期の遺跡が隣接する。

ふるいたつ

ふるいた・つ フルヒ― [4] 【奮い立つ】 (動タ五[四])
何かをしようとする気力がみなぎる。勇み立つ。「決戦を前に―・つ」

ふるいたつ

ふるいたつ【奮い立つ】
⇒奮起(する).

ふるいち

ふるいち 【古市】
姓氏の一。

ふるいちこうい

ふるいちこうい 【古市公威】
(1854-1934) 土木工学者。江戸の生まれ。工科大(現東大工学部)学長。全国の河川治水・港湾修築や鉄道・水力発電・上水道などの指導監督にあたる。また土木行政の改善,土木法規の制定など近代土木技術の確立に寄与。

ふるいちこふんぐん

ふるいちこふんぐん 【古市古墳群】
大阪府羽曳野市と藤井寺市にまたがる大古墳群。古市誉田(コンダ)古墳群とも。応神陵古墳をはじめ,前方後円墳一九,方墳一一,円墳二五などから成る。

ふるいつく

ふるいつく【震い付く】
⇒抱きつく.

ふるいつく

ふるいつ・く フルヒ― [4] 【震い付く】 (動カ五[四])
(1)興奮して,思わずだきつく。むしゃぶりつく。「―・きたくなるほどいい女だ」
(2)体が激しくふるえる。「今朝ヨリシタタカ―・イタト/天草本伊曾保」

ふるいど

ふるいど [0][3] 【古井戸】
長い間使わず荒れた井戸。

ふるいぶ

ふるいぶ フルヒ― [3] 【篩部】
⇒師部(シブ)

ふるいわける

ふるいわ・ける フルヒ― [5] 【篩い分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふるひわ・く
(1)篩を使ってより分ける。「砂と小石を―・ける」
(2)条件や基準に合うものと合わないものをより分ける。「合格品と不合格品とに―・ける」

ふるう

ふる・う フルフ [0] 【篩う】 (動ワ五[ハ四])
(1)ふるいにかけてより分ける。「小麦粉を―・う」
(2)条件・基準などを設けて,不適当なものを除く。選抜する。「内申書で―・う」

ふるう

ふるう【振るう】
(1) shake;→英和
brandish (刀などを).→英和
(2)[勇気を]stir up <one's courage to do> .
(3)[権力などを]exercise <power> .→英和
(4)[栄える]be prosperous.振るわない[うまくゆかぬ]do not go well;be dull[slack](商況が).

ふるう

ふる・う フルフ [0] 【震う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
〔「振るう」と同源〕
(1)恐ろしさや寒さで身体がこきざみにゆれ動く。ふるえる。「恐レテ―・ウ/ヘボン」「飛びたちぬべく(寒サニ)―・ふもあり/源氏(末摘花)」
(2)震動する。「コノ大地震イデキテ家ドモ―・イ倒サレ/日葡」
(3)神がかり・瘧(オコリ)の発作などで,体がゆれ動く。「山の神見て瘧―・うたらば/浮世草子・一代男 2」
■二■ (動ハ下二)
⇒ふるえる

ふるう

ふる・う フルフ [0] 【奮う】 (動ワ五[ハ四])
〔「振るう」と同源〕
勇み立つ。気力が盛り上がる。また,気力を盛り上げる。「勇気を―・う」
→ふるって

ふるう

ふる・う フルフ [0] 【振るう・揮う】 (動ワ五[ハ四])
〔動詞「振る」に接尾語「ふ」の付いたもの〕
□一□(他動詞)
(1)大きく振り動かす。「拳を―・う」「木刀を―・う」
(2)振り動かして中の物を出す。「財布を―・っても何も出ない」
(3)思うままに使いこなして,そのものの持つ能力を十分に表す。「大鉈(オオナタ)を―・う」「健筆を―・う」「熱弁を―・う」「台風が猛威を―・う」「暴力を―・う」
(4)すっかり出す。「よろづこの度は我が宝―・ひてむ/栄花(浅緑)」
□二□(自動詞)
(1)勢いが盛んになる。気力が充実する。「商業が大いに―・う」「成績が―・わない」
(2)奇抜である。とっぴである。《振》「―・った話だ」「理由が―・っている」
[可能] ふるえる
[慣用] 腕を―・大鉈(オオナタ)を―・怖気(オジケ)を―

ふるえ

ふるえ フルヘ [0] 【震え】
ふるえること。また,高熱・恐怖などで体が小刻みにゆれ動くこと。「―が止まらない」

ふるえあがる

ふるえあが・る フルヘ― [5] 【震え上(が)る】 (動ラ五[四])
恐ろしさ・寒さなどで,ひどくふるえる。「寒さに―・る」

ふるえあがる

ふるえあがる【震え上がる】
tremble;→英和
shiver <with cold> ;→英和
be scared (恐しさで).震え上がらせる terrify.→英和

ふるえおん

ふるえおん フルヘ― [3] 【震え音】
〔trill〕
肺からの呼気によって,舌や口蓋垂を数回ふるわせるような調音。日本語では,江戸っ子のべらんめえ調によるラ行頭子音がこの一種。顫動音(センドウオン)。

ふるえごえ

ふるえごえ フルヘゴヱ [4][0] 【震え声】
ふるえながら出す声。ふるえている声。

ふるえごえ

ふるえごえ【震え声(で)】
(in) a trembling voice.

ふるえふで

ふるえふで フルヘ― [3] 【震え筆】
文字などを書くときに,手のふるえること。また,その筆跡。

ふるえる

ふる・える フルヘル [0] 【震える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ふる・ふ
(1)物がこまかくゆれ動く。振動する。「爆音で窓ガラスがビリビリと―・える」
(2)恐怖・寒さ・緊張などのために体がこまかく動く。「雨に打たれて―・えていた」「手が―・えて字がうまく書けない」

ふるえる

ふるえる【震える】
shake;→英和
tremble;→英和
shiver <with cold> ;→英和
shudder (おののく);→英和
chatter (歯が).→英和

ふるかぶ

ふるかぶ [0] 【古株】
その集団・地域などに古くからいる人。古顔。「―の社員」

ふるかぶ

ふるかぶ【古株】
[古顔]a veteran;→英和
an old-timer.

ふるかわ

ふるかわ フルカハ 【古川】
(1)宮城県中北部,大崎平野にある市。近世,陸羽街道の宿駅。良質米を産する。
(2)岐阜県北部,吉城(ヨシキ)郡の町。春の勇壮な古川祭りの起こし太鼓は有名。

ふるかわ

ふるかわ [2] 【古川・古河】
古くから流れている川。

ふるかわ

ふるかわ フルカハ 【古川】
姓氏の一。

ふるかわ

ふるかわ フルカハ 【古河】
姓氏の一。

ふるかわ=に水絶えず

――に水絶えず
伝統があり基礎のしっかりしているものは,衰えても滅びることはないたとえ。

ふるかわいちべえ

ふるかわいちべえ フルカハイチベヱ 【古河市兵衛】
(1832-1903) 実業家。京都の人。初め小野組生糸買付主任。のち草倉・足尾・阿仁・院内などの鉱山を経営,古河財閥の基礎を築いた。

ふるかわこしょうけん

ふるかわこしょうけん フルカハ― 【古川古松軒】
(1726-1807) 江戸中・後期の地理学者。備中の人。名は辰,通称,平次兵衛。長崎で測量術を学ぶ。諸国を巡り,「西遊雑記」「東遊雑記」を著す。

ふるかわたしろう

ふるかわたしろう フルカハタシラウ 【古河太四郎】
(1845-1907) 教育者。京都の人。1878年(明治11)日本最初の盲聾学校である京都盲唖院を創設し院長を務める。盲聾教育の確立に尽力。

ふるかわていえん

ふるかわていえん フルカハ―ヱン 【古河庭園】
東京都北区にある大正時代の庭園。正式名,旧古河庭園。洋風庭園をコンドルが設計,和風庭園を小川治兵衛につくらせた和洋併立式で著名。

ふるかわもくあみ

ふるかわもくあみ フルカハ― 【古河黙阿弥】
⇒河竹(カワタケ)黙阿弥

ふるかわろっぱ

ふるかわろっぱ フルカハロクハ 【古川緑波】
(1903-1961) 喜劇俳優。東京生まれ。徳川夢声のナヤマシ会に参加,声帯模写で人気を得る。笑いの王国,古川緑波一座を結成,榎本健一と並び称された。

ふるがお

ふるがお [0] 【古顔・故顔】
古くからそこにいる人。古株。古参。
⇔新顔

ふるがね

ふるがね [0] 【古鉄】
〔「ふるかね」とも〕
使いふるした金属製品。また,その破片など。

ふるがねかい

ふるがねかい [4] 【古鉄買い】
古鉄などを買い集める商人。また,その職業。

ふるき

ふるき
黒貂(クロテン)。「上着には―の皮衣/源氏(末摘花)」
〔一説に,蒙古語に由来するという〕

ふるき

ふるき [0] 【古木】
多くの年を経た木。こぼく。老樹。

ふるきず

ふるきず [0][2] 【古傷・古疵】
(1)古くなった傷あと。昔受けた傷。
(2)以前に犯した悪事やにがい体験など,思い出したくない事柄。「昔の―を暴き立てる」「―に触れる」

ふるきず

ふるきず【古傷】
an old wound;a scar (傷跡).→英和
〜をあばく open up old sores.

ふるきず=が痛む

――が痛・む
(1)治ったはずの古い傷が,ことあるごとに痛む。
(2)以前の過失やにがい体験などが,思い出されて胸が痛む。

ふるぎ

ふるぎ [0][3] 【古着】
着古した衣服。

ふるぎ

ふるぎ【古着】
old[used]clothes;secondhand clothing.古着屋 an old clothes dealer (人);a secondhand clothes store (店).

ふるぎいち

ふるぎいち [3] 【古着市】
古着を売る市。

ふるぎつね

ふるぎつね [3] 【古狐】
(1)年とった狐。通力を得た狐。
(2)長く経験を積んで,慣れてずるがしこい人。

ふるぎぬ

ふるぎぬ 【古衣】
着古した衣服。古着(フルギ)。「春をばかへすしづが―/為忠集」

ふるぎや

ふるぎや [0] 【古着屋】
古着の売買をする人。また,その店。

ふるぎれ

ふるぎれ [0][2] 【古切れ】
使い古した布きれ。また,古い時代の端切れ。

ふるく

ふるく【古くから】
for a long time (長い間);since old times;since a long time ago.〜は formerly;→英和
in ancient times.〜なる become old;become old-fashioned (古臭く).

ふるく

ふるく [1] 【古く】
■一■ (副)
〔形容詞「古い」の連用形から〕
ずっと以前に。昔に。昔から。「―昔にさかのぼれば」
■二■ (名)
ずっと前。昔。「―からの知り合い」

ふるく

ふるく [0] 【古句】
古い詩句。こく。

ふるく

ふる・く 【古く】 (動カ下二)
⇒ふるける

ふるくさ

ふるくさ [0] 【古草】
若草に混じって枯れずに残っている去年からの草。[季]春。「―に新草(ニイクサ)まじり/万葉 3452」

ふるくさい

ふるくさ・い [4] 【古臭い】 (形)[文]ク ふるくさ・し
いかにも古い感じがする。古くて新鮮さがない。「―・い着物」「―・いたとえ」
[派生] ――さ(名)

ふるくさい

ふるくさい【古臭い】
old;→英和
old-fashioned;outdated;[陳腐な]stale;→英和
trite.→英和

ふるける

ふる・ける [3] 【古ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふる・く
古くなる。古ぼける。「―・けた品物」[日葡]

ふること

ふること 【古事・故事】
〔「ふるごと」とも〕
昔の出来事。また,昔から伝えられたこと。「いにしへよりの―ども思ひ出でられて/源氏(東屋)」

ふること

ふること 【古言】
(1)古くから伝えられた言葉。言い伝え。また,昔の物語。「世の―になむありける/大和 155」
(2)昔の詩歌。古歌。「ならのはの名におふ宮の―ぞこれ/古今(雑下)」
(3)思い出話をすること。「かやうなる女・おきななんどの―するはいとうるさく/大鏡(道長)」

ふることぶみ

ふることぶみ 【古事記】
古事記(コジキ)の訓読み。
〔本居宣長による読み方〕

ふるごめ

ふるごめ [0] 【古米】
古くなった米。ひねごめ。こまい。

ふるごよみ

ふるごよみ [3] 【古暦】
年末の,残りが少なくなった暦。また,前年の暦。[季]冬。《うか��と年よる人や―/芭蕉》

ふるごろも

ふるごろも 【古衣】
〔「ふるころも」とも〕
■一■ [3] (名)
着古した衣服。
■二■ (枕詞)
古衣をまた打って柔らかくすることから,「また打つ」の類音の地名「まつちの山」にかかる。「―真土山より帰り来ぬかも/万葉 1019」

ふるさと

ふるさと [2] 【故郷・古里・故里】
(1)生まれ育った土地。故郷(コキヨウ)。「―の山川」「第二の―」
(2)(比喩的に)精神的なよりどころ。「心の―」
(3)古びて荒れた里。かつて都や離宮のあったところをいう。古跡。古都。「―となりにし奈良の都にも/古今(春下)」
(4)かつて住んだり,訪れたりしたことのある土地。古くからなじんでいる里。「人はいさ心も知らず―は花ぞむかしの香ににほひける/古今(春上)」
(5)自宅。我が家。宮仕え先や旅先に対していう。「おのおの―に心細げなる言伝てすべかめり/源氏(明石)」

ふるさと

ふるさと 【故郷】
文部省唱歌。高野辰之の詩に岡野貞一が作曲。1914年(大正3)刊の「尋常小学唱歌(六)」に発表。「兎追いしかの山小鮒釣しかの川…」

ふるさと

ふるさと【故郷】
⇒故郷(こきよう).

ふるさとおんせん

ふるさとおんせん 【古里温泉】
鹿児島県鹿児島市,桜島南岸の鹿児島湾に臨む温泉。桜島一周道路に沿って観光温泉街が発展。

ふるざけ

ふるざけ 【古酒】
〔古くは「ふるさけ」〕
前年以前に仕込んだ酒。こしゅ。

ふるし

ふる・し 【古し・旧し】
■一■ (形ク)
⇒ふるい
■二■ (形シク)
〔■一■ のシク活用化。中世後期のもの〕
「古い」に同じ。「詩は意を新しく,語を―・しく云ふことがよき也/中華若木詩抄」

ふるす

ふる・す 【古す・旧す】 (動サ五[四])
(1)古くする。新鮮みをなくさせる。現代語では他の動詞の連用形に付けて用いる。「着―・したオーバー」「昔から言い―・された言葉」「ほととぎすかひなかるべき声な―・しそ/蜻蛉(上)」
(2)飽きてうとんずる。古いもの扱いにする。「あだ人の我を―・せる名にこそありけれ/古今(恋五)」

ふるす

ふるす [0] 【古巣】
(1)鳥の,古い巣。巣立ったあとの,打ち捨てられた巣。また,もとの巣。[季]春。
(2)以前に住んだり,勤めたりしてなじんだ所。「―に戻る」

ふるす

ふるす【古巣】
one's (old) home.

ふるせ

ふるせ [0]
〔「ふるぜ」とも〕
鯊(ハゼ)の別名。[季]秋。「―釣り」

ふるせと

ふるせと [0] 【古瀬戸】
尾張国瀬戸の初代藤四郎作の陶器,および同種の黒い天目釉(テンモクユウ)の陶器の称。大瀬戸と小瀬戸がある。
→古瀬戸(コセト)

ふるた

ふるた [0] 【古田】
古い田。古びて荒れている田。
⇔新田(アラタ)

ふるた

ふるた 【古田】
姓氏の一。

ふるたおりべ

ふるたおりべ 【古田織部】
(1544-1615) 安土桃山時代の武将・茶人。織部流茶道の開祖。美濃の人。名は重然(シゲナリ)。織田信長・豊臣秀吉に仕えた大名で,織部正に叙任。千利休の高弟で,のち一流をなし,徳川秀忠はじめ諸大名に茶の湯を伝授。関ヶ原の戦いでは徳川方に属し功をあげたが,大坂夏の陣で豊臣方に内通したとの疑いを受け自刃。

ふるだぬき

ふるだぬき [3] 【古狸】
(1)年を経た狸。
(2)長く経験を積んでずるがしこくなっている人。

ふるだぬき

ふるだぬき【古狸】
an old fox (悪賢い人).

ふるち

ふるち [2][0] 【古血】
⇒おけつ(瘀血)

ふるちん

ふるちん [0]
「ふりちん」に同じ。

ふるって

ふるって [0] 【奮って】 (副)
〔動詞「奮う」の連用形に助詞「て」が付いたもの〕
進んで。積極的に。「―御参加下さい」

ふるって

ふるって【奮って】
willingly (進んで).→英和

ふるって∘いる

ふるって∘いる 【振るっている】 (連語)
奇抜である。意表をついている。「理由が―∘いる」
→ふるう(振・揮)□二□(2)

ふるつわもの

ふるつわもの [4][0] 【古兵・古強者】
(1)戦いの経験を積んだ老巧な武士や軍人。
(2)経験を積み,その道に通じた人。老練。ベテラン。

ふるつわもの

ふるつわもの【古兵】
a veteran.→英和

ふるづけ

ふるづけ [0] 【古漬(け)】
長い間漬けてある漬物。

ふるて

ふるて [0] 【古手】
■一■ (名)
(1)使いふるした衣服や道具。「―のタイヤ」
(2)長年,その仕事をしている人。
⇔新手(アラテ)
「―の役人」
■二■ (名・形動)
古くからあること。ありふれていること。また,そのさま。「―な心中なぞして/歌舞伎・お染久松色読販」

ふるてうり

ふるてうり [3] 【古手売り】
古着や古道具を売ること。また,その商売の人。

ふるてかい

ふるてかい [3][0] 【古手買い】
古着や古道具を買うこと。また,その商売の人。

ふるてや

ふるてや [0] 【古手屋】
古着や古道具を売買する商売。

ふるでら

ふるでら [0][2] 【古寺】
(1)古くて荒れている寺。こじ。
(2)古い由緒のある寺。古刹(コサツ)。こじ。

ふるとし

ふるとし 【旧年】
新年になって,過ぎ去った年をいう語。去年。年内立春の場合には,改まらない年内をもいう。きゅうねん。「春立ちてあしたの原の雪見ればまだ―の心地こそすれ/拾遺(春)」「―に春立ちける日よめる/古今(春上詞)」

ふるとねがわ

ふるとねがわ 【古利根川】
埼玉県東部を南東流する川で,利根川の旧流路。県南東部で元荒川と合流した後,中川となる。流量が少なく,現在は灌漑・排水路化している。

ふるとり

ふるとり [0] 【隹】
漢字の旁(ツクリ)の一。「集」「雄」などの「隹」の部分。鳥に関する文字を作る。
〔「舊(旧)」の字のとり,の意で,鳥・酉と区別していう〕

ふるどうぐ

ふるどうぐ [3][0] 【古道具】
長年使って古くなった道具。

ふるどうぐ

ふるどうぐ【古道具】
old[used]furniture;a secondhand article;⇒骨董(とう).古道具屋 a secondhand dealer (人);a secondhand shop[ <米> store](店);a junk dealer;a junkie[junky].→英和

ふるどうぐや

ふるどうぐや [0] 【古道具屋】
古道具を売買する店。また,その人。古物商。

ふるな

ふるな 【富楼那】
釈迦の十大弟子の一人。釈迦の父スッドーダナ王の国師の子で,釈迦と同月に生まれたという。弁舌が巧みで説法第一と称される。

ふるな=の弁

――の弁
富楼那のような巧妙な弁説。雄弁。「汝―をふるひ役人共を言掠(カス)めんと思ふや/浄瑠璃・先代萩」

ふるなじみ

ふるなじみ [3] 【古馴染み】
古くから親しくしている間柄。また,その人。昔なじみ。

ふるにょうぼう

ふるにょうぼう [3] 【古女房】
(1)長年,連れ添った妻。
(2)長年仕えている女房。古参の女官。

ふるはた

ふるはた 【古畑】
姓氏の一。

ふるはたたねもと

ふるはたたねもと 【古畑種基】
(1891-1975) 法医学者・血清学者。三重県生まれ。東大教授・警察庁科学警察研究所所長などを歴任。帝銀事件・下山事件など第二次大戦後の難事件の鑑定にかかわる。

ふるばくちうち

ふるばくちうち 【古博打打ち】
老獪(ロウカイ)な賭博師。また,駆け引きのうまい人や人をだます者などをののしっていう。「日本一の大風(オオフ)のあの―がきたつて/狂言・茶壺」

ふるひと

ふるひと 【古人・旧人】
〔「ふるびと」とも〕
(1)昔の人。すでにこの世にいない人。こじん。「今木の嶺に茂り立つ夫(ツマ)松の木は―見けむ/万葉 1795」
(2)年老いた人。老人。「かかる―などのさぶらはむに/源氏(宿木)」
(3)以前からそこにいる人。古参の人。「あて宮の御方に,殿守といふ―ありけり/宇津保(藤原君)」
(4)昔なじみの人。「春雨の―なれば袖ぞぬれぬる/古今(恋四)」
(5)古風な人。「あやしき―にこそあれ/源氏(行幸)」

ふるび

ふるび [3] 【古び】
古びること。また,古びていること。「この分にては,―に落ち申すべく候ふ/去来抄」

ふるびる

ふる・びる [3] 【古びる・旧びる】 (動バ上一)[文]バ上二 ふる・ぶ
(1)古くなる。時代遅れになる。「―・びた由緒ありげな家」
(2)老人くさくなる。「心ばせなどの―・びたるかたこそあれ/源氏(蓬生)」

ふるびる

ふるびる【古びる】
grow[look]old;→英和
wear off (すりきれる).古びた old;worn-out.

ふるふだ

ふるふだ [0] 【古札】
古くなった社寺の札。

ふるふだおさめ

ふるふだおさめ [5] 【古札納め】
(1)年末に,古札を社寺に納めること。
(2)近世,銭をもらって古札を他人にかわって社寺に納めた乞食の一種。

ふるぶるし

ふるぶる・し 【古古し・旧旧し】 (形シク)
いかにも古い。大変古風だ。「いとさだすぎ,―・しき人の/枕草子 83」

ふるほご

ふるほご [0][3] 【古反故】
古くなった,書き損じなどの紙。ふるほぐ。ふるほうぐ。

ふるほん

ふるほん【古本】
a secondhand book.古本屋 a secondhand bookseller (人).a secondhand bookstore (店).

ふるほん

ふるほん [0] 【古本】
(1)読みふるした本。
(2)刊行されてから時を経た本。古書。

ふるほんや

ふるほんや [0] 【古本屋】
古本を売買する店。また,その人。古書籍商。

ふるぼける

ふるぼ・ける [4] 【古惚ける】 (動カ下一)
時がたって,物が色あせたり,形が崩れたりしてきたならしくなる。「―・けたかばんを持つ」

ふるまい

ふるまい [0][3] 【振(る)舞い】
(1)ふるまうこと。動作。行動。挙動。「勝手な―は許さない」「亭主らしい―」
(2)もてなし。接待。饗応。

ふるまい

ふるまい【振舞】
(1)[行動]behavior;→英和
conduct.→英和
(2)[もてなし]an entertainment;→英和
a treat.→英和
⇒振舞う.

ふるまいざけ

ふるまいざけ [3] 【振(る)舞い酒】
人にふるまう酒。

ふるまいみず

ふるまいみず [3][4] 【振(る)舞い水】
暑中,通行人が自由に飲めるように,屋外などに出しておいた水。水接待。[季]夏。

ふるまう

ふるま・う [3] 【振(る)舞う】 (動ワ五[ハ四])
(1)行動をする。動作をする。「主人のように―・う」「努めて明るく―・う」
(2)人に飲食物を提供する。もてなす。また,おごる。「酒を―・う」
(3)思うままにのびのびと行動する。「人よりは心安く,馴れ馴れしく―・ひたり/源氏(帚木)」
(4)特に趣向をこらす。「枝を肩にかけて,中門より―・ひて参る/徒然 66」
[可能] ふるまえる

ふるまう

ふるまう【振舞う】
(1) behave <like a gentleman> .→英和
(2)[もてなす]treat <a person to sake> ;→英和
entertain <a person with> .→英和

ふるみ

ふるみ 【古身・古刃】
時代ものの刀。古い刀身。
⇔新身(アラミ)
「鑓の権三が―の鑓/浄瑠璃・鑓の権三(下)」

ふるみち

ふるみち [2][0] 【古道】
ふるい道。旧道。

ふるみや

ふるみや 【古宮】
(1)古い宮殿。また,かつての宮殿。「此の―の梢(コズエ)はいと,ことにをかしう,おもしろく/源氏(総角)」
(2)世間から忘れられた皇族。「その頃世にかずまへられ給はぬ―おはしけり/源氏(橋姫)」

ふるめかしい

ふるめかしい【古めかしい】
⇒古臭い.

ふるめかしい

ふるめかし・い [5] 【古めかしい】 (形)[文]シク ふるめか・し
〔動詞「ふるめく」の形容詞化〕
(1)いかにも昔のものだと感じられる。古風だ。「―・い寺院」「―・いしきたり」
(2)年寄りじみる。「いと―・しきしはぶきうちして/源氏(朝顔)」
[派生] ――さ(名)

ふるめく

ふるめ・く [3] 【古めく・旧めく】 (動カ四)
(1)古風である。古ぼける。旧式である。「わりなう―・きたる鏡台の,唐櫛笥(カラクシゲ),掻上(カカゲ)の箱/源氏(末摘花)」
(2)年をとる。「女房などの,年―・きたるどもさへ,恋し,悲し,と聞ゆる/源氏(柏木)」

ふるもの

ふるもの [0] 【古物】
古くなった衣服や道具類。こぶつ。

ふるもの

ふるもの【古物】
an old[a used,a secondhand]article.

ふるものがたり

ふるものがたり 【古物語】
(1)昔の出来事の話。思い出話。「さしぐみに―にかかづらひて/源氏(橋姫)」
(2)古い時代の物語。特に,源氏物語より前の物語。「源氏の事は申すに及ばず―も取るなり/正徹物語」

ふるや

ふるや [2] 【古屋・古家】
ふるい家。

ふるや=の造作(ゾウサク)

――の造作(ゾウサク)
予想外に手間や費用がかかること。また,手間や費用をかけた割には,見ばえのしないこと。

ふるやのもり

ふるやのもり 【古屋の漏り】
昔話の一。虎(トラ)・狼(オオカミ)などが,雨の夜に馬をとろうと忍び込んだ家で,爺と婆とが虎・狼よりも「古屋の漏り(=雨漏リ)」が恐ろしいと話しているのを聞いて,この世に自分よりも恐ろしいものがあると驚いて逃げ出す話。

ふるゆきの

ふるゆきの 【降る雪の】 (枕詞)
雪の消えやすくまた白いことから,「消(ケ)」「白髪(シラカミ)」にかかる。「―消なば消ぬがに恋ふと言ふ我妹(ワギモ)/万葉 624」「―白髪までに/万葉 3922」

ふるわす

ふるわ・す フルハス [0][3] 【震わす】
■一■ (動サ五[四])
小きざみに激しくゆれ動くようにする。震わせる。「怒りに声を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒ふるわせる

ふるわせる

ふるわせる【震わせる】
shake;→英和
tremble <with anger> (体を).→英和

ふるわせる

ふるわ・せる フルハセル [0] 【震わせる】 (動サ下一)[文]サ下二 ふるは・す
(1)体が震えるようにする。「怒りのあまり体を―・せている」
(2)物を震動させる。「窓ガラスを―・せて飛び立つジェット機」

ふれ

ふれ [0][2] 【触れ・布令】
〔動詞「ふれる(触)」の連用形から〕
(1)広く人々に告げ知らせること。また,その人。相撲・芝居などの興行で,日時・取組・演目などを告げたり,物売りが売り物の名を告げたりすること。「前―」
(2)官府・主君など上位者から一般の人に告げ知らせる決まり・命令など。また,その文書。お触れ。

ふれ

ふれ [0] 【振れ】
振れること。特に,基準からのずれ。また,その数値・角度など。「磁石の―」「―が大きい」
→ぶれ

ふれあい

ふれあい [0] 【触(れ)合い】
触れ合うこと。接触。「心と心の―」「親子の―」

ふれあう

ふれあ・う [3] 【触(れ)合う】 (動ワ五[ハ四])
互いに相手に触れる。接触する。「車体が―・う」「心が―・う」
[可能] ふれあえる

ふれあう

ふれあう【触れ合う】
touch;→英和
come in contact <with> .

ふれあるく

ふれある・く [4] 【触(れ)歩く】 (動カ五[四])
広く人々に告げて歩く。ふれまわる。「緊急避難命令を―・く」

ふれい

ふれい [0] 【不例】
(1)〔普通ではないこと,の意から〕
貴人の病気。不予。「御(ゴ)―」
(2)前例のないこと。「譲位は―/歌舞伎・名歌徳」

ふれい

ふれい [0] 【富麗】 (名・形動)[文]ナリ
豊かで美しい・こと(さま)。「―純樸其の宜しきを得たらんも/小説神髄(逍遥)」

ふれい

ふれい [0] 【布令】 (名)スル
命令を広く一般に知らせること。また,その命令。「予め定価を―して/公議所日誌」

ふれがき

ふれがき [0] 【触(れ)書き】
(1)一般の人に知らせるための文書。
→御触書
(2)芝居で,名題・俳優などを記したもの。

ふれがしら

ふれがしら [3] 【触頭】
(1)室町時代,京都の町組のうち,上京一三町組を親町,他を枝町とした,親町のこと。奉行の命令を枝町に伝達した。地方の町では,一町ごとに三人を選んで,触流(フレナガシ)という月行事を定めた。
(2)江戸時代,寺院・神社のなかから選定され,寺社奉行から出る命令の伝達や,寺社から出る訴訟の取り次ぎにあたった神社・寺院。

ふれこみ

ふれこみ [0] 【触(れ)込み】
ふれこむこと。前宣伝。「実業家という―の男」

ふれこむ

ふれこむ【触れ込む】
[自称する]give oneself out <as a professor> ;pretend <to be> .→英和

ふれこむ

ふれこ・む [3] 【触(れ)込む】 (動マ五[四])
前もって知らせておく。実際より良く言う場合に用いることが多い。「東京では有名な店だと―・む」

ふれじょう

ふれじょう [0] 【触状】
ふれ知らせる書状。回状。

ふれだいこ

ふれだいこ [3] 【触(れ)太鼓】
物事を広く告げ知らせるために打つ太鼓。特に,相撲の興行の開始を告げる太鼓。

ふれちらす

ふれちら・す [4] 【触れ散らす】 (動サ五[四])
言いふらしてまわる。ふれちらかす。「学校中のあらをさがして,人に―・してあるいたり/当世書生気質(逍遥)」

ふれぶみ

ふれぶみ [0] 【触れ文】
触れ書き。

ふれまわる

ふれまわる【触れ回る】
cry about <the news> ;spread <a rumor> .→英和

ふれまわる

ふれまわ・る [4][3] 【触(れ)回る】 (動ラ五[四])
(1)大勢の人に告げて歩く。「隣人の悪口を―・る」
(2)触れを伝えて歩く。「廻文を以て東八箇国を―・るに/太平記 31」

ふれる

ふれる【触れる】
(1)[接触]touch;→英和
come in contact <with> ;feel (さわってみる).→英和
(2)[関連]concern <a matter> ;→英和
mention[refer to] <a matter> (言及).→英和
(3)[そむく]violate[go against] <the law> .→英和
気が〜 go[run]mad.

ふれる

ふ・れる [0] 【触れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ふ・る
□一□(自動詞)
(1)物と物とが軽く接する。接触する。液体や気体についてもいう。「電線が木の枝に―・れる」「空気に―・れると酸化する」「偶然手が―・れる」
(2)機会・物事に出合う。また,直接体験する。「西欧の文物にじかに―・れる」
(3)目・耳などで知覚される。「目に―・れる」「耳目に―・れる」
(4)法・掟などに反する行為をする。抵触する。「法に―・れる」「勘気に―・れる」
(5)言及する。問題として取り上げる。「その問題は次章で―・れる」
□二□(他動詞)
(1)物にさわるようにする。付くようにする。「手を―・れないでください」「指で―・れる」
(2)男女が親しくする。「人妻といへば―・れぬものかも/万葉 517」
(3)広く知らせる。「―・れて回る」「侍どもに,その用意せよと―・るべし/平家 2」
[慣用] 忌諱(キキ)に―・逆鱗(ゲキリン)に―/折にふれ

ふれる

ふ・れる [0] 【振れる】 (動ラ下一)
(1)左右・前後・上下などにゆれ動く。「地震計の針が―・れる」
(2)基準となる方向からずれる。「航路から東に二度―・れている」
(3)野球で,バットを振る姿勢やタイミングが的確で,打球を遠くまで飛ばせるような状態にある。「バットがよく―・れている」

ふれる

ふ・れる [0] 【狂れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ふ・る
〔「振れる」と同源〕
(「気がふれる」の形で)気がくるう。頭が正常でなくなる。

ふれん

ふれん [0][1] 【不廉】 (形動)[文]ナリ
廉価でないさま。高価。「自分の知らぬ―な肥料のことに就いて/土(節)」

ふれんぞく

ふれんぞく [2] 【不連続】 (名・形動)
(1)ひと続きでないこと。途中で切れていること。また,そのさま。「―な線」
(2)〔数〕 関数 �(�)の定義域内の点 �=� で �→� のとき lim �(�)が存在しないか,存在してもこれが �(�)と一致しないとき,�(�)は �=� で不連続であるという。
→連続

ふれんぞくせん

ふれんぞくせん [0] 【不連続線】
不連続面が地表と交わる線。前線はこの一種。

ふれんぞくせん

ふれんぞくせん【不連続線】
《気象》a line of discontinuity.

ふれんぞくめん

ふれんぞくめん [5] 【不連続面】
大気中の一つの面を境に,風・気温などの気象要素のうち,どれか一つでも不連続的に変わっている場合のその面。

ふろ

ふろ [2][1] 【風呂】
(1)湯につかったり蒸気に蒸されたりして,体を温め,また洗って清潔にしたりするための場所。また,その浴槽や設備。日本では江戸時代の半ば頃まで蒸気を満たす蒸し風呂の形式であったが,のち浴槽で入浴するようになった。「―をわかす」「―にはいる」
(2)銭湯。風呂屋。「―に行く」
(3)「風呂屋者」に同じ。「南の―の浴衣(ユカタ)より今此新地に恋衣/浄瑠璃・天の網島(上)」
(4)漆を乾かす室(ムロ)。
(5)鋤(スキ)や鍬(クワ)などの,柄の付け根と,先端の金具の間の木製部。
→鍬

ふろ

ふろ [2][1] 【風炉】
茶道で,釜(カマ)を掛けて湯を沸かす炉。およそ五月初めから一〇月末まで使う。唐銅(カラカネ)製・鉄製・土製・木製などがある。ふうろ。[季]夏。
風炉[図]

ふろ

ふろ【風呂】
a bath.→英和
〜にはいる have[take]a bath.→英和
‖風呂おけ a bathtub.風呂場 a bathroom.風呂屋 a public bath.

ふろ=を立てる

――を立・てる
風呂の湯を沸かす。

ふろう

ふろう【不老不死の霊薬】
an elixir of life.

ふろう

ふろう【浮浪】
wandering.→英和
〜する wander about;tramp.→英和
‖浮浪者 a tramp;a wanderer.

ふろう

ふろう [0] 【浮浪】 (名)スル
(1)さすらうこと。定まった職業・住所などをもたず,うろつき歩き暮らすこと。また,その人。「町から町へ―する」「―者(シヤ)」「―児(ジ)」
(2)律令制で,本貫地を離れて他所へ行く人。浮宕(フトウ)。

ふろう

ふろう [0] 【不老】
いつまでも年をとらないこと。

ふろう

ふろう [0] 【父老】
村の主立った老人。また,老人に対する尊称。老翁。老爺。

ふろう

ふろう [0] 【不労】
労働しないこと。

ふろうしょとく

ふろうしょとく [4] 【不労所得】
労働しないで得る所得。利子・家賃・地代など。
⇔勤労所得

ふろうしょとく

ふろうしょとく【不労所得】
(an) unearned income.

ふろうちょうじゅ

ふろうちょうじゅ [4] 【不老長寿】
いつまでも年をとらず長生きすること。

ふろうふし

ふろうふし [4] 【不老不死】
いつまでも年をとらず死なないこと。「―の霊薬」

ふろうもん

ふろうもん [2] 【不老門】
(1)中国の都,洛陽の城門の一。
(2)平安京大内裏の豊楽院(ブラクイン)の北面の門。
→大内裏

ふろおけ

ふろおけ [3] 【風呂桶】
(1)木を桶状に組んで作った湯舟。浴槽。
(2)浴場などで用いる小さな桶。

ふろがま

ふろがま [0] 【風呂釜】
据え風呂の焚(タ)き口。

ふろく

ふろく [0] 【付録・附録】
(1)主要な物に添えられたもの。また本などで,本文を補足する目的などで添えられたもの。「巻末―」
(2)雑誌などで,本体に添えてある冊子などの類。「正月号の―」「別冊―」

ふろく

ふろく [0] 【不陸・不直】
ふぞろいであること。平らでないこと。

ふろく

ふろく【付録】
a supplement <to> ;→英和
an appendix.→英和

ふろさきびょうぶ

ふろさきびょうぶ [5] 【風炉先屏風】
広間などの茶道で,道具畳の向こうに立てる二枚折りの屏風。

ふろしき

ふろしき [0] 【風呂敷】
〔風呂屋で入浴客が衣類を包み,また足をふいた布の名から転じたという〕
物を包むのに用いる正方形の布。

ふろしき

ふろしき【風呂敷】
a (cloth) wrapper.〜に包む wrap <a thing> (up) in a cloth.→英和
〜を広げる ⇒法螺(ほら)(を吹く).

ふろしき=を広げる

――を広・げる
大言壮語する。大風呂敷を広げる。

ふろしきずきん

ふろしきずきん [5][6] 【風呂敷頭巾】
風呂敷をかぶって頭巾としたもの。江戸中期以降に流行。

ふろしきづつみ

ふろしきづつみ [5] 【風呂敷包み】
風呂敷で包んだもの。

ふろせん

ふろせん [2] 【風呂銭】
風呂屋の入浴料。湯銭。風呂代。

ふろたき

ふろたき [4][3] 【風呂焚き】 (名)スル
風呂をわかすために,火を燃やすこと。また,その人。

ふろてまえ

ふろてまえ [3] 【風炉点前】
茶道で,風炉を使って行われる点前。[季]夏。

ふろば

ふろば [3] 【風呂場】
風呂を設けてあるへや。湯殿(ユドノ)。浴室。

ふろふき

ふろふき [2] 【風呂吹き】
ダイコンやカブを柔らかくゆで,練り味噌をつけて食べる料理。[季]冬。「―大根」

ふろや

ふろや [2] 【風呂屋】
(1)料金をとって人々に入浴させる所。銭湯。湯屋。
(2)浴室。浴場。

ふろやもの

ふろやもの 【風呂屋者】
江戸時代,風呂屋にいて売春をした女。ふろおんな。ゆな。

ふろんり

ふろんり [2] 【負論理】
コンピューターなどの論理演算を行う電子回路において,電圧の高い状態で「 0 」を,電圧の低い状態で「 1 」を表現すること。

ふわ

ふわ【不和】
a trouble;→英和
a quarrel;→英和
(a) discord.→英和
〜である be on bad terms <with> .〜になる quarrel <with> ;fall out <with> .

ふわ

ふわ フハ 【不破】
歌舞伎十八番の一。1680年市村座で初代市川団十郎が「遊女論」の中で初演。不破伴左衛門と名古屋山三(サンザ)との遊女葛城をめぐる恋争いが主題。

ふわ

ふわ [1] 【不和】
気持ちにゆきちがいが生ずること。仲が悪いこと。不仲。「―になる」「家庭―」

ふわ

ふわ [1] 【付和・附和】 (名)スル
自分に決まった意見がなく,無批判に他人の説に従うこと。「これに―する群衆は/うづまき(敏)」
→付和雷同
→付和随行

ふわく

ふわく [0][1] 【不惑】
〔論語(為政)「四十而不�惑」〕
四〇歳の異名。

ふわけ

ふわけ [0] 【腑分け】 (名)スル
解剖のこと。「手医師何某といへる者,千寿骨ヶ原にて―いたせるよしなり/蘭学事始」

ふわごうせい

ふわごうせい [0] 【不和合性】
配偶子の機能は正常であるが,受精の過程で雄性配偶子の発育や核融合が阻害され,完全な胚ができないこと。

ふわずいこう

ふわずいこう [1] 【付和随行・附和随行】 (名)スル
自身に一定の主義・意見・方針もなく,他人のするままに同調し,行動すること。

ふわたり

ふわたり【不渡(にする)】
《商》dishonor.→英和
〜になる be dishonored.‖不渡手形 a dishonored bill.

ふわたり

ふわたり [2] 【不渡り】
手形や小切手が,その支払いを受けることができないこと。また,その手形・小切手。「―を出す」

ふわっと

ふわっと フハツ― [2] (副)スル
(1)軽くやわらかいさま。「―した布団」「パンを―焼き上げる」
(2)軽くゆるやかに動くさま。「カーテンが―動く」「雲が―浮かんでいる」

ふわつく

ふわつ・く フハ― [0] (動カ五[四])
ふわふわと動く。「風でテントが―・く」「三四郎の魂が―・き出した/三四郎(漱石)」

ふわと

ふわと フハ― (副)
(1)やわらかく軽いさま。「着ながら上着―着せ/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
(2)軽く身をひるがえして飛び上がるさま。「あの馬に懸鞍(カケクラ)置いて,―乗り/浄瑠璃・最明寺殿」
(3)軽率なさま。うかうかと。「褒めらるるは嬉しいものぢや。そこで某が―乗つて/狂言記・鱸庖丁」

ふわのせき

ふわのせき フハ― 【不破関】
古代の三関の一。美濃国の近江国境付近(現在の岐阜県不破郡関ヶ原町)に,近江から東山道へ出る要地を守るために置かれた。不破の関屋。789年廃止。((歌枕))「今はとて立帰(タチカエリ)ゆくふるさとの―路(ジ)に都忘るな/後撰(離別)」

ふわふわ

ふわふわ フハフハ
■一■ [1] (副)スル
(多く「と」を伴って)
(1)浮いて漂うさま。「雲が―と浮かんでいる」
(2)やわらかく軽いさま。「―としたケーキ」
(3)心が落ち着かず浮ついているさま。「喜んで―した気分になるな」
■二■ [0] (形動)
やわらかくふくらんでいるさま。「―の羽毛布団」
■三■ (名)
江戸時代,鶏卵をといて熱い湯のなかでかきまぜた料理。

ふわふわ

ふわふわ
〜した soft;→英和
unsteady (気質の).→英和

ふわらいどう

ふわらいどう【付和雷同する】
follow <a person> blindly.

ふわらいどう

ふわらいどう [1] 【付和雷同・附和雷同】 (名)スル
自分にしっかりした考えがなく,他人の意見にすぐ同調すること。

ふわり

ふわり フハリ [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)軽くやわらかいさま。「―とした綿菓子」
(2)軽くゆるやかに浮かびただようさま。「パラシュートで―と降りる」
(3)軽い物でそっとおおうさま。「―と毛布をかけてやる」

ふわり

ふわり
〜と lightly;→英和
softly.→英和

ふん

ふん【糞】
feces;→英和
excrements;dung (馬などの);→英和
droppings (鳥獣の).→英和

ふん

ふん [1] 【分】
(1)時間の単位。一秒の六〇倍。一時間の六〇分の一。記号 min
→秒
(2)角度の単位。一度の六〇分の一。数字の右肩に「′」を付けて示す。
(3)尺貫法の目方の単位。一匁(モンメ)の一〇分の一。主に薬方で用いられた。ぶ。

ふん

ふん [0][1] (感)
(1)同輩以下の人に対して,軽く了解・承諾の意を表す語。うん。「―,―,なるほど」
(2)不満・軽視などの気持ちを表す語。へん。「―,たったこれっぽっちか」「―,と鼻先であしらう」

ふん

ふん
hum;→英和
humph.→英和

ふん

ふん [1] 【紛】 (ト|タル)[文]形動タリ
入り乱れたさま。「振袖に,―たる模様の尽きて/草枕(漱石)」

ふん

ふん [1] 【吻】
動物の口の付近から先へ突き出していたり伸縮できたりする部分の総称。構造や機能はさまざまで,吸口器をもつ昆虫類(チョウなど)の口器,哺乳類(ゾウなど)の鼻の延長部分などがある。

ふん

ふん【分】
a minute.→英和
‖15分 fifteen minutes;a quarter (of an hour).北緯30度15分 30 degrees 15 minutes north latitude;lat.30°15′ N.

ふん

ふん [1] 【芬】 (ト|タル)[文]形動タリ
よいかおりのするさま。匂いただようさま。「雷様(カミナリサマ)の時の用心の線香を―とさせ/婦系図(鏡花)」

ふん

ふん (接頭)
〔動詞「踏む」の連用形「踏み」の転〕
動詞に付いて,荒々しくその動作をする意を表す。「―づかまえる」「―じばる」「―だくる」

ふん

ふん [1] 【糞】
動物が肛門から出す食物の滓(カス)。人間の場合は大便という。くそ。

ふんい

ふんい [1] 【忿恚】 (名)スル
怒りいきどおること。憤怒(フンヌ)。瞋恚(シンイ)。「吾能く―す/明六雑誌 9」

ふんいき

ふんいき【雰囲気】
<produce,create> an atmosphere <of peace> ;→英和
a mood.→英和

ふんいき

ふんいき フンヰ― [3] 【雰囲気】
(1)その場にかもし出されている気分。ムード。「なごやかな―」「独特の―」
(2)天体をとりまいている大気。「月には全く―なきことを知り/月世界旅行(勤)」
〔(オランダ) lucht , 英 atmosphere の訳語〕

ふんいん

ふんいん [0] 【分陰】
ちょっとの時間。寸陰。「―を惜しむ」

ふんうん

ふんうん [0] 【紛紜】
■一■ (名)
もめごと。ごたごた。
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
物事が入り乱れるさま。「民情―として治まらず/花柳春話(純一郎)」
■三■ (形動ナリ)
{■二■}に同じ。「―なる正当なり/正法眼蔵」

ふんえい

ふんえい [0] 【墳塋】
墓。墓場。

ふんえん

ふんえん [0] 【噴煙】
(火山の火口から)噴き上がる煙。

ふんえん

ふんえん [0] 【憤怨・忿怨】 (名)スル
いかり,うらむこと。立腹すること。「貨物を掠(カス)められしを見て更に―せざる歟/緑簑談(南翠)」

ふんか

ふんか [0] 【噴火】 (名)スル
(1)地球内部から,水蒸気・マグマ・岩塊などが地表に噴き出すこと。また,その現象。「火山が―する」
(2)火を噴き出すこと。

ふんか

ふんか【噴火】
an eruption.〜する erupt;→英和
go into eruption.‖噴火口 a crater.

ふんかこう

ふんかこう [3][0] 【噴火口】
火山の噴火する口。火口。

ふんかざん

ふんかざん [3] 【噴火山】
噴火している山。活火山。

ふんかせき

ふんかせき [3] 【糞化石】
地質時代の動物の糞が化石として残ったもの。
→糞石

ふんかわん

ふんかわん フンクワ― 【噴火湾】
北海道南部,内浦(ウチウラ)湾の別名。

ふんがい

ふんがい【憤慨】
indignation;→英和
resentment.→英和
〜する be indignant <at> ;resent <his word> .→英和
〜して indignantly.→英和

ふんがい

ふんがい [0] 【憤慨】 (名)スル
非常に怒ること。「ひどい仕打ちに―する」

ふんき

ふんき【奮起する】
rouse oneself up <to> ;brace oneself up <for> .〜させる encourage <a person to do> ;→英和
brace up.

ふんき

ふんき [1] 【奮起】 (名)スル
ふるいたつこと。勇気をふるいおこすこと。「―して事に当たる」「―を促す」

ふんき

ふんき [1] 【噴気】
ガスや蒸気をふきだすこと。また,そのガスや水蒸気。「火口からの―」「―孔」

ふんきいちばん

ふんきいちばん [1][2] 【奮起一番】
さあ,やるぞ,と意気込むこと。

ふんきざみ

ふんきざみ [3] 【分刻み】
一分ずつ時間を数えること。「―のスケジュール」

ふんきゅう

ふんきゅう [0] 【墳丘】
墓の上に土・石などを積んで築いた丘状・台状の高い塚。
→土饅頭(ドマンジユウ)

ふんきゅう

ふんきゅう【紛糾】
a complication.〜する get complicated[entangled].→英和
〜した complicated.

ふんきゅう

ふんきゅう [0] 【紛糾】 (名)スル
もつれ乱れること。ごたごたすること。「―した事態を解決する」

ふんきゅうぼ

ふんきゅうぼ [3] 【墳丘墓】
弥生時代に盛土によって墓域を画した墓制。方形・円形・長方形・前方後円形・双方中円形・双方中方形・四隅突出形の各種の墳丘があり,甕棺(カメカン)・木槨(モツカク)・竪穴式石室の複数葬の埋葬施設がある。西日本に分布し地域差が大きく,古墳のような統一性はみられない。

ふんぎ

ふんぎ [1] 【紛議】
もつれてまとまらない議論。

ふんぎり

ふんぎり [0] 【踏ん切り】
思い切って決心すること。決断。「なかなか―がつかない」

ふんぎる

ふんぎ・る [3] 【踏ん切る】 (動ラ五[四])
〔「踏み切る」の転〕
思い切ってする。決断する。「実施に―・る」
[可能] ふんぎれる

ふんけい

ふんけい【刎頚の友】
a sworn friend.

ふんけい

ふんけい [0] 【刎頸】
首をはねること。首を斬ること。

ふんけい

ふんけい [0] 【焚刑】
火あぶりの刑。

ふんけい=の交(マジ)わり

――の交(マジ)わり
〔史記(廉頗藺相如伝)〕
首を斬られても悔いないほどのかたい友情で結ばれた交際。生死を共にするほどの親密な交わり。
→廉頗(レンパ)

ふんけい=の友

――の友
刎頸の交わりで結ばれた友人。

ふんげき

ふんげき [0] 【奮激】 (名)スル
激しく心をふるい起こすこと。「義勇兵を募りしに人心大に―して/経国美談(竜渓)」

ふんげき

ふんげき [0] 【奮撃】 (名)スル
力をふるって敵をうつこと。

ふんげき

ふんげき [0] 【憤激】 (名)スル
大いにいきどおること。激しく怒ること。「時世に―する」

ふんこう

ふんこう [0] 【紛更】 (名)スル
むやみに改め変えること。「新法を以て―するは邦国を擾害するなり/明六雑誌 16」

ふんこう

ふんこう [0] 【奮興】 (名)スル
ふるい立つこと。「正義の貴族の―して/慨世士伝(逍遥)」

ふんこつ

ふんこつ [0] 【粉骨】
〔骨を粉にする意〕
力の限り努力すること。「数日の―甲斐もなくて/太平記 7」

ふんこつさいしん

ふんこつさいしん【粉骨砕身する】
do one's best;do everything in one's power.

ふんこつさいしん

ふんこつさいしん [0] 【粉骨砕身】 (名)スル
力の限り努力すること。一生懸命働くこと。「―して社会のために尽くす」

ふんころがし

ふんころがし [3] 【糞転がし】
タマオシコガネの俗称。

ふんこん

ふんこん [0] 【憤恨・忿恨】 (名)スル
いきどおり,うらむこと。「屈を受けて自ら―する者は/三酔人経綸問答(兆民)」

ふんごう

ふんごう [0] 【分毫】
〔「ぶんごう」とも〕
ほんのわずか。寸毫。「―も放縦ならしめざらん/西国立志編(正直)」

ふんごう

ふんごう [0] 【吻合】 (名)スル
〔上下の唇が合う意〕
(1)二つの事柄がぴったり一致すること。符合。「前後の事情に照すに,しつくりと―する/伊沢蘭軒(鴎外)」
(2)血管や管状構造の臓器,神経がそれぞれ互いに連絡していること。
(3)手術によって管腔臓器の二つの部分をつなぎ合わせること。「―術」

ふんごみ

ふんごみ [0] 【踏込・踏籠】
(1)「踏籠袴(フンゴミバカマ)」の略。
(2)歌舞伎で,女形が脛(ハギ)を隠すために着ける紅絹(モミ)の股引(モモヒ)きのような衣装。

ふんごみばかま

ふんごみばかま [5] 【踏籠袴】
野袴の一。膝(ヒザ)から下を細くし動きやすいもの。裾細(スソボソ)。ふんごみ。
踏籠袴[図]

ふんごむ

ふんご・む [3] 【踏ん込む】 (動マ五[四])
〔「踏み込む」の転〕
「ふみこむ」に同じ。「座敷に―・む」
[可能] ふんごめる

ふんさ

ふんさ [1] 【噴砂】
(特に地震時に)砂が地下水とともに噴出する現象。
→液状化
→液状地盤
→クイックサンド
→流砂現象

ふんさい

ふんさい [0] 【粉彩】
中国,清代康煕年間(1662-1722)に始められた上絵付けを施した磁器。ぼかし技法が特徴。琺瑯(ホウロウ)彩・洋彩・軟彩とも。

ふんさい

ふんさい [0] 【粉砕】 (名)スル
(1)粉々に細かく砕くこと。「石灰岩を―する」
(2)相手を完全に打ち破ること。「敵軍を―する」

ふんさい

ふんさい【粉砕する】
smash <a thing> (to pieces);→英和
crush.→英和

ふんさいき

ふんさいき [3] 【粉砕機】
クラッシャー。

ふんさく

ふんさく [0] 【紛錯】 (名)スル
まじり乱れること。紛雑。「浸蝕力更に一層…怪巌を―せしめ/日本風景論(重昂)」

ふんさつ

ふんさつ [0] 【焚殺】 (名)スル
焼き殺すこと。焼殺。

ふんざい

ふんざい [0] 【粉剤】
こな状の薬。こなぐすり。

ふんざつ

ふんざつ [0] 【紛雑】 (名・形動)[文]ナリ
ごたごたと入りまじって乱れている・こと(さま)。「往時の―なる体裁を存し/日本開化小史(卯吉)」

ふんし

ふんし [0] 【憤死】 (名)スル
(1)憤慨のあまり死ぬこと。「姦臣(カンシン)の讒(ザン)にあって―する」
(2)野球で,走者が惜しいところで塁上でアウトになること。「本塁で―する」

ふんし

ふんし [0] 【刎死】 (名)スル
みずから首をはねて死ぬこと。

ふんしつ

ふんしつ [0] 【憤嫉】 (名)スル
いきどおりねたむこと。「燃ゆるが如き―を胸に畳みつつ/不如帰(蘆花)」

ふんしつ

ふんしつ [0] 【紛失】 (名)スル
〔「ふんじつ」とも〕
(1)他の物にまぎれてなくなること。また,なくすこと。「身分証明書を―する」
(2)姿を消すこと。逃げだすこと。「亡者の欠落,地獄の―帰せ帰せ/歌舞伎・独道中五十三駅」

ふんしつ

ふんしつ【紛失】
loss.→英和
〜する lose;→英和
[物が]be lost;be missing.‖紛失物 lost property;a lost[missing]article.

ふんしゃ

ふんしゃ [0] 【噴射】 (名)スル
(1)勢いよく噴き出させること。
(2)燃料の油などを霧状にして圧縮空気とまぜ,爆発させてその排気を続けて噴出させること。「ロケットを―して人工衛星の軌道を修正する」

ふんしゃ

ふんしゃ【噴射推進式の】
jet(-propelled).→英和

ふんしゃきかん

ふんしゃきかん [5][4] 【噴射機関】
ディーゼル-エンジンのように,燃料をシリンダー内に霧状に噴射して燃焼させる内燃機関。

ふんしゃすいしん

ふんしゃすいしん [4] 【噴射推進】
ジェット機関またはロケットによる推進。

ふんしゅつ

ふんしゅつ [0] 【噴出】 (名)スル
ふき出ること。ふき出すこと。「溶岩が―する」

ふんしゅつ

ふんしゅつ【噴出】
spouting;a gush;→英和
a flow;→英和
a jet.→英和
〜する spout;→英和
gush out.

ふんしゅつがん

ふんしゅつがん [4][3] 【噴出岩】
⇒火山岩(カザンガン)

ふんしょ

ふんしょ [1][0] 【焚書】
書物を焼きすてること。思想弾圧の手段として,異端の書とされたものについて行われた。

ふんしょ

ふんしょ 【焚書】
明の李贄(リシ)の詩文集。1590年初版,1600年増補版。六巻。書簡や評論文の中で官僚を批判,儒教に反逆する異端の書とされた。

ふんしょう

ふんしょう [0] 【焚焼】 (名)スル
焼くこと。「廬舎―せられ田野踏藉せられて/三酔人経綸問答(兆民)」

ふんしょく

ふんしょく【粉飾】
(a) decoration;→英和
(an) embellishment.→英和
〜を施す decorate;→英和
embellish.→英和
‖粉飾決算 account-rigging.

ふんしょく

ふんしょく [0] 【粉食】
粉(コナ)にした穀類などを,うどん・そば・パン・団子などに加工して食べること。

ふんしょく

ふんしょく [0] 【粉飾・扮飾】 (名)スル
(1)紅や白粉(オシロイ)などで化粧すること。「忙しさの間にも自分を―するのを忘れずにゐる葉子/或る女(武郎)」
(2)うわべを飾ること。とりつくろって立派に見せること。「―して報告する」

ふんしょくけっさん

ふんしょくけっさん [5] 【粉飾決算】
会社が正規の会計処理上の基準に従わず,故意に財務諸表の内容をゆがめ,利益または損失を過大もしくは過小表示して決算すること。

ふんしょくよきん

ふんしょくよきん [5] 【粉飾預金】
銀行が月末や決算期末に実態以上に多く見せかけるために,正常でない手段で増加させた預金。

ふんしょこうじゅ

ふんしょこうじゅ [1][1] 【焚書坑儒】
中国,秦の始皇帝が行なった思想弾圧。紀元前213年,医薬・卜筮(ボクゼイ)・農事関係以外の書物を焼きすてさせ,翌年,批判的な言論をなす儒教学者数百人を咸陽で坑(アナ)埋めにして殺したと伝える。

ふんしん

ふんしん [0] 【奮進】 (名)スル
勢い激しく進むこと。「怒を作(ナ)して―し来るを見るより/金色夜叉(紅葉)」

ふんしん

ふんしん [0] 【分針】
時計の,分(フン)を表す針。長針。

ふんしん

ふんしん【分針】
[時計の]the minute hand.

ふんじ

ふんじ [1] 【分時】
一分(イツプン)の時間。わずかな時間。

ふんじばる

ふんじば・る [4] 【ふん縛る】 (動ラ五[四])
〔「ふん」は接頭語〕
荒々しくしばる。「泥棒を―・る」
[可能] ふんじばれる

ふんじょう

ふんじょう [0] 【紛擾】 (名)スル
乱れもめること。ごたごた。「国際的な―に発展する」「天賦の良智も之れが為めに―す/花柳春話(純一郎)」

ふんじょう

ふんじょう [0] 【粉状】
粉(コナ)のような状態であること。

ふんじん

ふんじん [0] 【粉塵】
(1)粉のような細かなちり。
(2)気体中に浮遊する微小な固体粒子。ダスト。

ふんじん

ふんじん [0] 【奮迅】
激しくふるい立つこと。「獅子(シシ)―」

ふんじんばくはつ

ふんじんばくはつ [5] 【粉塵爆発】
粉塵{(2)}の濃度が適当な範囲内にあると,火花・閃光などで引火して爆発すること。石炭微粉末による炭塵爆発のほか,穀物・砂糖・プラスチックなどの粉末による爆発など。粉体爆発。

ふんすい

ふんすい【噴水】
a fountain.→英和

ふんすい

ふんすい [0] 【噴水】
庭園や公園などの池の中に設けた,水が噴き出るようにした装置。また,噴き出る水。ふきあげ。[季]夏。《たく��と―の折れ畳むかな/青木月斗》

ふんする

ふんする【扮する】
[役に]play the part <of Hamlet> ;→英和
do <Hamlet> .→英和
⇒扮装.

ふんする

ふん・する [3] 【扮する】 (動サ変)[文]サ変 ふん・す
演劇で,その人物の姿になる。扮装する。「王様に―・する」

ふんず

ふん・ず 【封ず】 (動サ変)
〔「ふうず(封)」の転〕
「封ずる{(1)}」に同じ。「御文,いとよく―・じてあり/宇津保(国譲下)」

ふんせい

ふんせい [0] 【粉韲】 (名)スル
こなみじんにすること。「大檣は切断せられ,艦橋は―せられ/此一戦(広徳)」

ふんせき

ふんせき [0] 【噴石】
多孔質でガラス質の火山砕屑(サイセツ)物。岩滓(ガンサイ)など。

ふんせき

ふんせき [1][0] 【糞石】
(1)腸内にできる結石。多くは虫垂内に見られる。腸石。
(2)動物の糞の化石化したもの。

ふんせききゅう

ふんせききゅう [4][3] 【噴石丘】
噴石が火口付近に集積してできた円錐丘。岩滓丘。

ふんせつか

ふんせつか [4][3] 【噴雪花】
ユキヤナギの異名。

ふんせん

ふんせん [0] 【奮戦】 (名)スル
(1)一生懸命に戦うこと。「強敵を相手に―する」
(2)一生懸命がんばること。

ふんせん

ふんせん [0] 【噴泉】
(1)勢いよく噴き上げる泉。
(2)噴水。

ふんせん

ふんせん【奮戦】
a desperate fight;hard fighting.〜する fight desperately[hard].

ふんぜん

ふんぜん【憤然として】
indignantly;→英和
in a rage.→英和

ふんぜん

ふんぜん [0] 【奮然】 (ト|タル)[文]形動タリ
ふるい立つさま。「男は―として鉄槌(テツツイ)を二振り三振り/慨世士伝(逍遥)」

ふんぜん

ふんぜん [0] 【紛然】 (ト|タル)[文]形動タリ
入りまじって乱れているさま。「一心―として情義の間に迷ひ/花柳春話(純一郎)」

ふんぜん

ふんぜん [0] 【憤然・忿然】 (ト|タル)[文]形動タリ
怒るさま。いきどおるさま。「―として怒りて曰く/日本開化小史(卯吉)」

ふんぜん

ふんぜん【奮然と】
resolutely.→英和

ふんそう

ふんそう [0] 【扮装】 (名)スル
(1)俳優が役柄に合わせた装いをすること。また,その装い。
(2)身なりをよそおうこと。また,変装すること。「老人に―して逃れる」

ふんそう

ふんそう [0] 【紛争】 (名)スル
事がもつれて争いになること。個人や集団の間で,対立する利益や価値をめぐって起きる行動や緊張状態をいう。もめごと。「国際間の―」「―を解決する」「労使―」

ふんそう

ふんそう【扮装】
(a) makeup;→英和
(a) disguise.→英和
〜する make up <as> ;disguise oneself <as> .に〜して disguised as….

ふんそう

ふんそう【紛争】
a trouble;→英和
a quarrel;→英和
a conflict;→英和
a dispute (論争).→英和

ふんそうりろん

ふんそうりろん [5] 【紛争理論】
⇒闘争(トウソウ)理論

ふんそく

ふんそく [0] 【分速】
一分間あたりに進む距離で表した速度。

ふんぞうえ

ふんぞうえ フンザウ― [3] 【糞掃衣】
〔梵 pāṃsukūla〕
僧の衣のこと。インドの教団で,糞や塵(チリ)のように捨てられたぼろ布を洗い,つづって作ったことからいう。衲衣(ノウエ)。

ふんぞべる

ふんぞべ・る (動ラ四)
〔「ふん」は接頭語〕
傍若無人に寝そべる。「大の字に―・つて/滑稽本・浮世風呂 2」

ふんぞりかえる

ふんぞりかえる
throw one's head back (いすに);cock up;be haughty <to> (いばって).

ふんぞりかえる

ふんぞりかえ・る [5] 【踏ん反り返る】 (動ラ五[四])
足を前につき出して体をそりかえらせる。多く,いばった態度にいう。「ソファーに―・る」

ふんぞる

ふんぞ・る [3] 【踏ん反る】 (動ラ五[四])
足を前に出して体を後ろへそらす。また,横になって手足を伸ばす。「仰向(アオム)けになつて,―・つて,泣寝入りに/婦系図(鏡花)」

ふんたい

ふんたい [0] 【粉体】
固体がきわめて細かい粒の集まりとなっている状態。「―塗装」

ふんたい

ふんたい [0] 【粉黛】
(1)白粉(オシロイ)とまゆずみ。転じて,化粧。
(2)美人。「六宮の―は顔色無きが如也/太平記 1」

ふんたいばくはつ

ふんたいばくはつ [5] 【粉体爆発】
⇒粉塵爆発(フンジンバクハツ)

ふんたん

ふんたん [0] 【粉炭】
細片状または粉状に破砕した石炭。
→塊炭

ふんだく

ふんだく (副)
十分にあるさま。ふんだんに。「定めておめしも―に食つたらう/滑稽本・膝栗毛 2」

ふんだくる

ふんだく・る [4] (動ラ五[四])
〔「ふん」は接頭語〕
強引に取る。法外に高い代金を取る。「祝いにと言って金を―・られた」
[可能] ふんだくれる

ふんだくる

ふんだくる
snatch <a thing> (away) <from a person> .→英和

ふんだりか

ふんだりか 【分荼離迦】
〔梵 puṇdarīka〕
〔仏〕
(1)地獄の東西南北の門の外にあるという小地獄の一。白い蓮華(レンゲ)の咲く池がある。
(2)白蓮華のこと。

ふんだりけったり

ふんだりけったり 【踏んだり蹴ったり】 (連語)
⇒「踏む」の句項目

ふんだん

ふんだん
〔「ふだん(不断)」の転〕
■一■ [0] (形動)
十分にあって不自由のないさま。「―な軍資金」「万事が―でございます/滑稽本・浮世風呂(二上)」
■二■ (副)
{■一■}に同じ。「女郎買の道は―金を蒔絵にして/洒落本・大通多名於路志」

ふんだん

ふんだん
〜に金がある have much money.〜に金を使う spend money freely <on> .

ふんだんに

ふんだんに [0][1] (副)
十分にあるさま。あり余るさま。「食糧は―ある」

ふんづかまえる

ふんづかま・える [6][3] 【ふん捕まえる】 (動ア下一)
〔「ふん」は接頭語〕
「つかまえる」を強調していう語。「こそ泥を―・えた」

ふんづける

ふんづ・ける [4] 【踏ん付ける】 (動カ下一)
「踏み付ける」の転。「眼鏡を―・けてこわす」

ふんづつ

ふんづつ [0] 【粉筒】
蒔絵(マキエ)の粉を蒔くのに用いる細い筒。

ふんづまり

ふんづまり [0][3] 【糞詰(ま)り】
大便がとどこおって出ないこと。便秘。比喩的にも用いる。

ふんとう

ふんとう [0] 【噴騰】 (名)スル
気体や液体が,勢いよく噴き出すこと。

ふんとう

ふんとう [0] 【奮闘】 (名)スル
(1)力を出して戦うこと。「孤軍―」
(2)力を出して事に当たること。「苦境を乗り越えるために―する」

ふんとう

ふんとう【奮闘】
a struggle;→英和
a hard fighting;efforts (努力).〜する struggle;fight hard;[努力]work hard;make efforts[an effort].

ふんど

ふんど【憤怒】
(a) fury;→英和
indignation.→英和
⇒怒り.

ふんど

ふんど [1] 【憤怒・忿怒】 (名)スル
大いに怒ること。ふんぬ。「―の念をおぼえる」「卑劣な行為に対して―する」

ふんど

ふんど [1] 【糞土】
〔古くは「ふんと」〕
(1)くそとつち。また,腐った,きたない土。
(2)けがらわしいもののたとえ。「爵禄を―の如くに思う」

ふんどう

ふんどう [0] 【分銅】
(1)竿秤(サオバカリ)や天秤(テンビン)とともに用いて,物の目方を量る際に標準とする金属製のおもり。法馬(ホウマ)。ふんどん。
(2)家紋の一。{(1)}を図案化したもの。
(3)昔,金銀のかたまりを,秤のおもりの形に鋳造したもの。不時の用に備えた。
(4)均衡をとったりおもりとしたりするもの。
分銅(2)[図]

ふんどう

ふんどう【分銅】
a weight.→英和

ふんどうざ

ふんどうざ [0] 【分銅座】
江戸幕府が分銅を統一する目的で1665年設けた座。彫金家後藤家が世襲し,その製作・頒布・検定に当たった。1876年(明治9)廃止。

ふんどし

ふんどし [0] 【褌・犢鼻褌】
(1)男子が陰部をおおい隠す細長い布。下帯(シタオビ)。まわし。たふさぎ。ふどし。
(2)〔盤上での形が丁字形となり(1)に似ることから〕
将棋で,桂馬で相手の駒二つを同時に取りにいく手。
(3)女性の腰巻。
(4)相撲の化粧回し。
(5)蟹(カニ)の腹部の生殖器の蓋板。

ふんどし

ふんどし【褌】
a loincloth.→英和
人の〜で相撲を取る benefit oneself at a person's expense.

ふんどし=を締(シ)めてかかる

――を締(シ)めてかか・る
十分に気持ちを引き締めて物事に着手する。腹帯を締めてかかる。

ふんどしいわい

ふんどしいわい [5] 【褌祝(い)】
通過儀礼の一。成人した男子が初めてふんどしを締める時にした祝い事。下帯の祝い。へこ祝い。

ふんどしかつぎ

ふんどしかつぎ [5] 【褌担ぎ】
(1)相撲の位のごく低い力士の俗称。関取のふんどしを持ち運びすることからいう。
(2)下っぱの者。その社会に入りたてで未熟の者。

ふんにゅう

ふんにゅう [0] 【粉乳】
牛乳を濃縮・乾燥させ,粉末にしたもの。全脂粉乳・脱脂粉乳・調整粉乳などがある。粉ミルク。ドライ-ミルク。

ふんにょう

ふんにょう [0] 【糞尿】
大便と小便。屎尿(シニヨウ)。

ふんにょう

ふんにょう【糞尿】
excrements.

ふんぬ

ふんぬ [1] 【憤怒・忿怒】 (名)スル
〔「ぬ」は呉音〕
「ふんど(憤怒)」に同じ。「―の形相」

ふんぬそう

ふんぬそう [3] 【憤怒相】
〔仏〕 激しい怒りを示す仏像や仏画の表情。不動などの明王や蔵王権現に見られる。

ふんぬん

ふんぬん [0] 【紛紜】
「ふんうん(紛紜)」の連声。

ふんばり

ふんばり [0] 【踏ん張り】
(1)ふんばること。こらえがんばること。「最後のひと―」「―がきかない」
(2)下級の売春婦。また,遊女や女性をののしっていう語。ふりばり。「―め血迷うて何ぬかす/浄瑠璃・大経師(中)」

ふんばり

ふんばり【踏ん張り】
⇒粘り.

ふんばる

ふんばる【踏ん張る】
(1)[足を]straddle;→英和
stand firm;stretch one's legs (伸ばす).
(2)[努力]make an[another]effort.→英和
(3)[固守]hold[stand]out <against> .

ふんばる

ふんば・る [3] 【踏ん張る】 (動ラ五[四])
〔「踏み張る」の転〕
(1)足に力をいれて立ち,倒れたり,動いたりしまいとする。「土俵ぎわで―・る」
(2)つらさなどをこらえて頑張る。他人に従ったりせずに,自説を通そうとする。がんばる。「君がいくら新体詩家だつて―・つても/吾輩は猫である(漱石)」
[可能] ふんばれる

ふんぱつ

ふんぱつ [0] 【奮発】 (名)スル
(1)気力をふるいおこすこと。「仕送の道を絶たれたので漸(ヤツ)と―する気になつた/社会百面相(魯庵)」
(2)思い切って金を出すこと。「ボーナスが出たから,今日は―するよ」

ふんぱつ

ふんぱつ【奮発する】
make an effort;→英和
endeavor <to do> ;→英和
come down handsomely (金を);treat oneself <to a bottle of wine> (おごる).

ふんぱん

ふんぱん [0] 【噴飯】 (名)スル
〔おかしさにこらえきれず,食べかけていた飯粒を吹き出す意〕
ばかばかしくて,思わずふき出して笑うこと。「そいつは―ものだ」

ふんぱん

ふんぱん【噴飯ものだ】
be most ridiculous.

ふんびょう

ふんびょう [0] 【分秒】
一分とか一秒とかというような,きわめて短い時間。寸刻。「―を惜しむ」

ふんびょう=を争う

――を争・う
緊急を要する。一刻一秒を争う。

ふんふん

ふんふん [1] (感)
相手の話を聞いてうなずくとき,また軽く聞き流すときに発する語。「―,なるほど」

ふんぷん

ふんぷん [0] 【芬芬】 (ト|タル)[文]形動タリ
においの強いさま。多くよい香りにいうが,悪臭にもいう。「香気―たり」「酒気を―と匂はせつつ/鉄仮面(涙香)」

ふんぷん

ふんぷん [0] 【紛紛】 (ト|タル)[文]形動タリ
入りまじって乱れるさま。「諸説―」「―として雪をなす/ふらんす物語(荷風)」

ふんぷん

ふんぷん【諸説紛々としている】
There are diversities of opinion.

ふんべつ

ふんべつ [1][0] 【分別】 (名)スル
(1)物事の是非・道理を判断すること。わきまえること。また,そのような能力。「事態を―する」「思慮―がある」
(2)〔仏〕 虚妄である自他の区別を前提として思考すること。転じて,我(ガ)にとらわれた意識。「―みだりに起こりて,得失止む時なし/徒然 75」
→ぶんべつ(分別)

ふんべつ

ふんべつ【分別】
good sense;discretion;→英和
prudence.→英和
〜のある sensible;→英和
thoughtful;→英和
prudent.→英和
〜のない thoughtless;→英和
imprudent.→英和

ふんべつがお

ふんべつがお [0] 【分別顔】
いかにも分別がありそうな顔つき。わきまえた顔つき。

ふんべつくさい

ふんべつくさ・い [6] 【分別臭い】 (形)[文]ク ふんべつくさ・し
いかにも分別がありそうである。「子供のくせに―・いことを言う」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

ふんべつざかり

ふんべつざかり [5] 【分別盛り】
人生の経験も豊富で知識も多く,最もよく物事の道理がわきまえられる年ごろ。また,その人。

ふんべつち

ふんべつち [4] 【分別智】
〔仏〕 自他の区別を前提として行われる,煩悩(ボンノウ)をもつ人間の思考。凡夫の思考。世俗的思惟。
⇔無分別智

ふんべつどころ

ふんべつどころ [5] 【分別所】
(1)よく考えるべき場合。思案どころ。
(2)〔静かに思案にふける所の意〕
便所のこと。

ふんべつらしい

ふんべつらし・い [6] 【分別らしい】 (形)[文]シク ふんべつら・し
いかにも分別があるように見える。「―・い顔つき」

ふんべん

ふんべん [0] 【糞便】
大便。便。くそ。

ふんぼ

ふんぼ [1] 【墳墓】
死体や遺骨を葬った所。はか。おくつき。

ふんぼ

ふんぼ【墳墓】
a grave;→英和
a tomb.→英和
墳墓の地 one's birthplace.

ふんぼく

ふんぼく [0] 【粉墨】
(1)白粉(オシロイ)とまゆずみ。粉黛(フンタイ)。
(2)物事を美化したり修飾したりすることのたとえ。

ふんぼのち

ふんぼのち 【墳墓の地】
(1)自分の祖先の墓のある所。ふるさと。
(2)自分の一生を終わるつもりの地。

ふんぼはっくつざい

ふんぼはっくつざい [1][4] 【墳墓発掘罪】
墳墓の覆土を除去し,または墓石等を破壊・解体して,墳墓を破壊する犯罪。

ふんぽう

ふんぽう [0] 【芬芳】
■一■ (名・形動ナリ)
よい香り。また,よい香りを発するさま。「花草の―なるもの/西国立志編(正直)」
■二■ (名・形動タリ)
{■一■}に同じ。「花なけれども―たり/緑簑談(南翠)」

ふんぽん

ふんぽん [0] 【粉本】
(1)東洋画の,下書き・画稿。
(2)絵や文章の創作のよりどころとした作品。
(3)後日の研究などのために模写した絵画。

ふんまえる

ふんま・える フンマヘル [4][3] (動ア下一)
「ふまえる」を強めていう語。「両足を―・えて立つ」「道理を―・える」

ふんまき

ふんまき [0] 【粉蒔】
蒔絵(マキエ)で,まだ乾燥していない地書きの上に金粉・銀粉を蒔いて付着させること。

ふんまつ

ふんまつ [0] 【粉末】
固体が,ひじょうに細かな粒の集まりとなっている状態。こな。こ。「―ジュース」

ふんまつ

ふんまつ【粉末(にする)】
powder;→英和
pulverize.→英和
粉末石鹸 soap powder.

ふんまつやきん

ふんまつやきん [5] 【粉末冶金】
金属の粉末を加圧成形し,焼き固めて金属製品をつくる方法。

ふんまん

ふんまん [0] 【憤懣・忿懣】 (名)スル
いきどおりもだえること。腹が立っていらいらすること。「―やる方がない」「―する如く肩を怒らし/社会百面相(魯庵)」

ふんまん

ふんまん【憤懣】
indignation;→英和
resentment.→英和

ふんみょう

ふんみょう 【分明】 (名・形動)
〔「ぶんみょう」とも〕
「ぶんめい(分明)」に同じ。「その仮名(ケミヨウ)・実名(ジツミヨウ)―ならず/平家 11」

ふんむき

ふんむき【噴霧器】
a spray;→英和
a sprayer.→英和

ふんむき

ふんむき [3] 【噴霧器・噴霧機】
水や薬液を加圧し,霧状にして散布する器具。スプレー。

ふんめん

ふんめん [0] 【粉面】
白粉(オシロイ)を白く塗った顔。

ふんもん

ふんもん [0] 【噴門】
胃の入り口。食道から胃への移行部。

ふんもん

ふんもん [0] 【憤悶】 (名)スル
いきどおり,もだえること。憤懣(フンマン)。「気も狂わんばかりに―する」

ふんや

ふんや 【文室】
姓氏の一。

ふんや

ふんや 【文屋】
〔「ぶんや」とも〕
姓氏の一。

ふんやく

ふんやく [0] 【奮躍】 (名)スル
勇み立つこと。「欝勃憤然,―して巌に上り/日本風景論(重昂)」

ふんやのあさやす

ふんやのあさやす 【文屋朝康】
平安前期の歌人。康秀の子。大舎人大允。「是貞親王家歌合」に出詠。古今和歌集以下の勅撰集に五首入集。生没年未詳。

ふんやのやすひで

ふんやのやすひで 【文屋康秀】
平安前期の歌人。六歌仙の一人。文琳とも称した。「是貞親王家歌合」の詠者。古今和歌集に五首,後撰和歌集に一首入集。生没年未詳。

ふんやのわたまろ

ふんやのわたまろ 【文室綿麻呂】
(765-823) 平安初期の廷臣。中納言。薬子(クスコ)の変に荷担して捕らえられたが許され,坂上田村麻呂とともに蝦夷(エゾ)平定に活躍した。

ふんゆ

ふんゆ 【枌楡】
(1)ニレの木。
(2)〔漢の高祖が,故郷の神社のニレの木を社神としてまつったという故事から〕
神聖な場所。神域。また,故郷。「蘋蘩(ヒンパン)の礼おこたらず,―のかげさかん也/保元(上)」

ふんゆ

ふんゆ [0] 【噴油】
(1)油井から石油が噴出すること。また,その石油。
(2)内燃機関などの燃焼室内に,ノズルから燃料を霧化させて送り込むこと。「―器」

ふんゆう

ふんゆう [0] 【憤勇】
大いに怒って勇み立つこと。「―を震ひ死力を尽して/近世紀聞(延房)」

ふんゆせい

ふんゆせい [3] 【噴油井】
石油が自噴するような油井。自噴井。

ふんゆのきょ

ふんゆのきょ 【枌楡の居】
仙洞(セントウ)御所のこと。「太上天皇の尊号をかうぶりて,―を占めき/保元(上・古活字本)」

ふんよう

ふんよう [0] 【坌湧・坌涌】 (名)スル
盛んに湧き出ること。「思想頻に―し/三酔人経綸問答(兆民)」

ふんらん

ふんらん [0] 【紛乱】 (名)スル
ひどく乱れること。混乱。「千万無量の思が―したので/多情多恨(紅葉)」

ふんりゅう

ふんりゅう [0] 【噴流】 (名)スル
噴き出るような激しい勢いで流れること。また,その流れ。

ふんりゅう

ふんりゅう [0] 【粉瘤】
⇒アテローム

ふんりん

ふんりん [0] 【賁臨】 (名)スル
〔「ひりん(賁臨)」の慣用読み〕
人の来訪をうやまっていう語。「―を辱(カタジケナ)ふす/月世界旅行(勤)」

ふんりん

ふんりん [0] 【分厘】
ごくわずかであること。「―の価値も無しと/たけくらべ(一葉)」

ふんれい

ふんれい [0] 【奮励】 (名)スル
気力をふるいおこして励むこと。「一同の―を望む」「―努力する」「よく我党を―せしめ/慨世士伝(逍遥)」

ふんれい

ふんれい【奮励努力する】
make efforts;exert oneself.

ふんろう

ふんろう [0] 【糞瘻】
腸と皮膚の間に管腔を形成したもの。腸の内容物すなわち糞便が体表に洩れ出る。

ふんわり

ふんわり フンハリ [3] (副)スル
「ふわり」を強めたいい方。「―(と)ふくらむ」「―(と)した羽毛布団」

ふん捕まえる

ふんづかま・える [6][3] 【ふん捕まえる】 (動ア下一)
〔「ふん」は接頭語〕
「つかまえる」を強調していう語。「こそ泥を―・えた」

ふん縛る

ふんじば・る [4] 【ふん縛る】 (動ラ五[四])
〔「ふん」は接頭語〕
荒々しくしばる。「泥棒を―・る」
[可能] ふんじばれる

ふ文字

ふもじ 【ふ文字】
〔「ふ」で始まる語の文字詞〕
(1)〔女房詞〕
鮒(フナ)。[海人藻芥]
(2)文(フミ)。手紙。

ぶ 【部】
■一■ [1][0] (名)
(1)全体をいくつかに分けたそれぞれの部分。「午前の―」「上(ジヨウ)の―にはいる」
(2)官庁・会社などの,組織上の一区分。普通,課より大きく局より小さい。「経理―」
(3)学校・会社などのクラブ活動やレクリエーションのための団体。「図書―」
(4)歌集などで,全体を区分けしたそれぞれの部分。部立て。「秋の―」
■二■ (接尾)
助数詞。書物・出版物などの数を表す。分冊ものは一揃(ソロ)えで一部とする。「初版一万―」「一―三冊」

ぶ【部】
(1)[課・局など]a department;→英和
a section.→英和
(2)[本の]a copy.→英和

ぶ 【夫】
(1)徴用されて労役に従事する人夫。夫役(ブヤク)の人夫。「千人の―どもを奉るにも/栄花(疑)」
(2)(「歩」とも書く)歩卒。雑兵。「貌(カタチ)をやつし―になり/太平記 10」

ぶ 【不】 (接頭)
名詞に付いて,それを打ち消し,否定する意を表す。
(1)「…でない」「…しない」の意を添える。「―器用」「―調法」「―用心」
(2)「…が悪い」「…がよくない」の意を添える。「―気味」「―器量」「―細工」
〔「不」は漢音フウ・呉音フで本来ブの音はなく,ブ(無)に影響されて生じたものと思われる。「無」とも書く〕

ぶ [0] 【歩】
(1)単位の名。
 (ア)中世まで用いられた距離の単位。一歩は六尺(1.75〜1.80メートル)。
 (イ)「坪(ツボ){(2)}」に同じ。
 (ウ)土地の広さを表す「町」「段」「畝(セ)」の下に付けて,端数のないことを表す。「一町二段―」
(2)〔「ぶ(分)」からの転〕

 (ア)元金に対する利息の割合。歩合。「―のいい貯金」
 (イ)金利。利回り。
(3)「ぶ(分){(1)
 (ウ)}」に同じ。
(4)「ぶ(夫){(2)}」に同じ。


「ふ」の濁音の仮名。両唇破裂音の有声子音と後舌の狭母音とから成る音節。

ぶ (接尾)
〔上二段型活用〕
⇒びる

ぶ [1] 【武】
(1)武術や兵法。武芸。「文―の道」「―を尚(トウト)ぶ」
(2)武力。軍事力。「―に訴える」
(3)勇ましいこと。武勇。「―を九泉の先に耀す/太平記 19」
(4)武官。武人。

ぶ [0] 【分】
(1)単位の名。
 (ア)尺貫法における長さの単位。寸の一〇分の一。尺の一〇〇分の一。
 (イ)数の単位。一〇分の一。「五―五―」
 (ウ)歩合(ブアイ)の単位。割の一〇分の一。すなわち一〇〇分の一の意。歩。
 (エ)目方の単位。匁(モンメ)の一〇分の一。
〔多く「ふん」と読んだ〕

 (オ)江戸時代の貨幣単位。両の四分の一。
→両
→銖(シユ)
(カ)足袋(タビ)・靴などの大きさで,文(モン)の一〇分の一。(キ)体温の単位。度の一〇分の一。
(2)うまくいく度合。有利な情勢。「―がある」
(3)厚さの度合。厚み。「―が厚い」

ぶ【分[歩]】
[割合]percent;→英和
percentage;→英和
[勝ち目] <have> a better chance <of success> (歩がよい).⇒歩合.3〜の利息 3% interest.→英和
〜が良い(悪い) be at an advantage (a disadvantage).→英和

ぶ 【無】 (接頭)
名詞に付いて,それを打ち消し,否定する意を表す。
(1)「…がない」「…しない」の意を添える。「―遠慮」「―風流」
(2)「…が悪い」「…がよくない」の意を添える。「―愛想」「―作法」
〔「不」とも書く〕

ぶ=が悪い

――が悪・い
形勢が悪い。不利だ。

ぶあい

ぶあい [0] 【歩合】
(1)ある量に対する他の量の比の値を小数で表したもの。一〇分の一を基本の単位として,これを割と呼び,その一〇分の一,一〇〇分の一…をそれぞれ分・厘…と呼ぶ。また,百分率で表し何パーセントと呼ぶ場合も歩合ということがある。
(2)仕事量や取引高に応じた報酬または手数料。

ぶあい

ぶあい 【無愛】 (名・形動ナリ)
(1)愛想のない・こと(さま)。「なにがしぬしのひきとどめられけるこそ,いと―のことなりや/大鏡(師尹)」
(2)不都合であること。また,そのさま。「宵・暁に殿の内より出入する極めて―なり/今昔 23」

ぶあい

ぶあい [0] 【蕪穢】 (名・形動ナリ)
雑草などが生い茂って土地が荒れている・こと(さま)。ぶわい。「最も近き道は,最も―なるものなり/西国立志編(正直)」

ぶあい

ぶあい【歩合】
[比率]rate;→英和
percentage;→英和
a commission (手数料).→英和

ぶあいきゅう

ぶあいきゅう [0] 【歩合給】
出来高や成績に応じて支払われる給料。
→固定給
→能率給

ぶあいきょう

ぶあいきょう [2] ―アイケウ 【無愛嬌】 ・ ―アイキヤウ 【無愛敬】 (名・形動)[文]ナリ
愛嬌がない・こと(さま)。「―な娘だ」

ぶあいざん

ぶあいざん [2][3] 【歩合算】
元金と歩合と期間との間に成立する関係を用いて,歩合高・合計高・残高などを算出する計算。百分算。

ぶあいせいど

ぶあいせいど [4] 【歩合制度】
労働者の生産高・売上高などの成績に応じて賃金を支給する制度。

ぶあいそう

ぶあいそう【無愛想な】
unsociable;→英和
cold.→英和
〜に断わる refuse bluntly.

ぶあいそう

ぶあいそう [2] 【無愛想】 (名・形動)[文]ナリ
愛想がないこと。そっけないこと。また,そのさま。ぶあいそ。「―な店員」

ぶあいだか

ぶあいだか [2][3][4] 【歩合高】
歩合に対し,元になる量である元高に歩合を掛けたもの。

ぶあく

ぶあく 【武悪】
(1)狂言の一。主人に朋輩の武悪を討てと命ぜられた太郎冠者は討つに忍びずひそかにこれを逃がす。ところが,道で武悪は主人の目にとまってしまい,太郎冠者は武悪を幽霊に仕立てて切り抜けようとするが,幽霊に化けた武悪は図に乗って主人をさんざんに愚弄する。
(2) [1]
狂言面の一。鬼の面だが滑稽味のある相貌の面。「節分」の鬼や「八尾」「朝比奈」の閻魔などに使用。
武悪(2)[図]

ぶあしらい

ぶあしらい [2]
あしらいが悪いこと。「貫一の―に慍(イキドオ)るをも忘れて/金色夜叉(紅葉)」

ぶあつ

ぶあつ【分厚い】
thick.→英和

ぶあつ

ぶあつ [0] 【分厚・部厚】 (形動)
かなりの厚みがあるさま。「―な本」

ぶあつい

ぶあつ・い [0][3] 【分厚い・部厚い】 (形)[文]ク ぶあつ・し
(本・板など平らなものに)かなりの厚みがある。「―・い封書」「―・い唇」
[派生] ――さ(名)

ぶあん

ぶあん [0] 【撫安】 (名)スル
民をなでしずめて安心させること。「全国人民を―し/新聞雑誌 6」

ぶあんない

ぶあんない [2] 【無案内・不案内】 (名・形動)[文]ナリ
「ふあんない(不案内)」に同じ。

ぶい

ぶい [1] 【無為】 (名・形動ナリ)
(1)「むい(無為){(1)}」に同じ。「―を業とし,無事を事とす/太平記 1」
(2)「ぶい(無異)」に同じ。「天下久しく―なるまじき表示なりけり/太平記 12」
(3)〔仏〕「むい(無為){(3)}」に同じ。「恩を棄てて―に入る道も/太平記 10」

ぶい

ぶい [1] 【無異】 (名・形動)[文]ナリ
異状がなく無事である・こと(さま)。無為(ブイ)。「―に帰国に至りしは/社会百面相(魯庵)」

ぶい

ぶい [1] 【武威】
武力による威勢。「天下に―を示す」

ぶい

ぶい [1] 【部位】
全体に対するある部分の位置。「身体各―の名称」

ぶい=にして化(カ)す

――にして化(カ)す
⇒むい(無為)にして化(カ)す

ぶいき

ぶいき [0] 【不意気・不粋】 (名・形動)[文]ナリ
いきでないこと。やぼなこと。また,そのさま。ぶすい。「屋敷もんだから―だが,中々美(イイ)女だよ/怪談牡丹灯籠(円朝)」

ぶいく

ぶいく [1][0] 【撫育】 (名)スル
かわいがり大事に育てること。「蓋(ケダ)し母は己れを―する者にして/天賦人権論(辰猪)」

ぶいち

ぶいち [1] 【分一】
江戸時代の雑税の一種。商業・運送・狩猟・林産などに従事する者から,その売上高・収穫高の何分の一かを徴収したもの。

ぶいのか

ぶいのか ブヰ―クワ 【武韋の禍】
中国,唐の高宗の皇后武氏(則天武后)と中宗の皇后韋氏が,政権を奪って唐の政治を混乱させた事件。唐の女禍。

ぶいぶい

ぶいぶい
■一■ (副)
うるさく物を言いたてるさま。ぶうぶう。ぶつぶつ。「常に―地口(ジグチ)をいふ人も/滑稽本・浮世風呂 4」
■二■ (名)
何かとうるさく言い立てる人。特に無頼漢についていう。「何さ―ども,人おどしの腕(カイナ)に色々の彫り物して/浄瑠璃・油地獄(上)」

ぶいん

ぶいん【部員】
a member;→英和
the staff (全体).→英和

ぶいん

ぶいん [0][1] 【部員】
部に属する部長以外の人・職員。

ぶいん

ぶいん [0] 【無音】 (名)スル
(1)長い間,音沙汰(オトサタ)のないこと。無沙汰。「長らく御―いたしました」「渠(カレ)は久しく―せる友人を訪ひし也/欺かざるの記(独歩)」
(2)しかるべき挨拶のないこと。「―に乱入の条甚謂なし/保元(中)」
(3)黙っていること。「今や物云ひ懸と待けるに,―に過れば/今昔 27」

ぶうぶう

ぶうぶう
〜言う (1) grumble <at,about> ;→英和
complain <of,about> .→英和
(2)[自動車が]hoot;→英和
blare;→英和
grunt (豚が).→英和

ぶうぶう

ぶうぶう [1]
■一■ (副)
(1)警笛や楽器などの太く低い音を表す語。「―ブザーを鳴らす」
(2)不平や小言を言いたてるさま。「―言うな」
■二■ (名)
(1)〔幼児語〕
自動車。
(2)不平不満。こごと。また,それを言いたててばかりいる人。「廓に絶えぬが地廻りの―/歌舞伎・助六」

ぶうん

ぶうん [1] 【武運】
戦いにおける勝敗の運。また,武人・軍人としての運命。「―つたなく敗れる」「―長久を祈る」

ぶうん

ぶうん【武運を祈る】
wish <a person> good luck in war.

ぶえい

ぶえい [0] 【武衛】
兵衛府(ヒヨウエフ)の唐名。

ぶえいでん

ぶえいでん 【武英殿】
中国,清の北京宮中の殿閣の名。乾隆年間(1736-1795)にここで「十三経」「二十二史」などが校刻され,木活字印刷の叢書が刊行された。

ぶえき

ぶえき [1] 【無射】
中国音楽の音名。十二律の一一番目の音。日本の十二律の神仙に相当。むえき。

ぶえき

ぶえき [1] 【夫役】
⇒ぶやく(夫役)

ぶえん

ぶえん 【無塩】
(1)塩気のないこと。生(ナマ)のままで塩漬けしてないこと。特に,魚介類が新鮮であること。「何も新しきものを―といふと心得て/平家 8」
(2)鮮魚。生魚。「こいつは―だ/滑稽本・膝栗毛 3」
(3)無垢なこと。うぶな人。「―のお娘の手いらずを/人情本・梅児誉美(初)」
(4)〔中国,斉の宣王の夫人が醜く,出身地の地名から無塩女と呼ばれたことから〕
醜い女。醜女。「―のお多福お目出たい先払/柳多留 82」

ぶえんりょ

ぶえんりょ【無遠慮】
rudeness;→英和
boldness;→英和
impudence.→英和
〜な(に) rude(ly);→英和
bold(-ly);→英和
impudent(ly).→英和
〜にふるまう be rude;make free with <a person> .

ぶえんりょ

ぶえんりょ [2] 【無遠慮】 (名・形動)[文]ナリ
(1)気がねせず好き勝手に振る舞う・こと(さま)。「―な態度」「―に上がり込む」
(2)深い思慮に欠けている・こと(さま)。「女ワ智恵浅ウ,―ナニヨッテ/天草本伊曾保」
[派生] ――さ(名)

ぶおう

ぶおう 【武王】
(1)中国,周王朝の始祖。前一一世紀の人。姓は姫(キ),名は発。父の文王を継ぎ,殷(イン)の紂王(チユウオウ)を滅ぼして天下を統一。鎬京(コウケイ)に都をおき,一族・功臣を各地に封じた。生没年未詳。
(2)中国,春秋時代の楚(ソ)の一七代の王(在位 (前740-前690))。名は熊通(ユウトウ)。周に王位を求めて許されず,自ら王を称した。生没年未詳。
(3)中国,戦国時代の秦の二七代の王(在位 (前311-前307))。名は蕩(トウ)。近隣諸国を征し,また,丞相の制度を創設した。生没年未詳。

ぶおとこ

ぶおとこ【醜男】
an ugly man.

ぶおとこ

ぶおとこ [2] 【醜男】
顔かたちのみにくい男。しこお。

ぶおんな

ぶおんな [2] 【醜女】
顔のみにくい女。しこめ。

ぶか

ぶか [1] 【武火】
激しく燃える火。
⇔文火

ぶか

ぶか【部下】
a subordinate;→英和
one's men.

ぶか

ぶか [1] 【部下】
ある人に従い,その命令を受けて行動する者。てした。「―を従える」

ぶかい

ぶかい [0] 【部会】
(1)ある組織をいくつかの部門に分けた,その一つ一つ。「専門―」
(2)各部門の会合。

ぶかい

ぶかい【部会】
a sectional meeting.

ぶかっこう

ぶかっこう【無格好な】
unshapely;ill-shaped;awkward;→英和
clumsy.→英和

ぶかっこう

ぶかっこう [2] ―カツカウ 【不恰好】 ・ ―カクカウ 【不格好】 (名・形動)[文]ナリ
恰好がよくない・こと(さま)。「―な服」
[派生] ――さ(名)

ぶかつ

ぶかつ [0] 【部活】
〔「部活動」の略〕
野球部・美術部など,学生・生徒のクラブ活動。

ぶかぶか

ぶかぶか
■一■ [0] (形動)
(1)身に着ける物が大きすぎるさま。「―なズボン」
(2)中にすき間があって,そこだけ浮いているさま。「屋根のトタン板が―だ」
■二■ [1] (副)スル
(1){■一■(1)}に同じ。「この靴は―して歩きにくい」
(2){■一■(2)}に同じ。「台所の床板が―してきた」
(3)金管楽器で低音を吹きならす音やそのさまを表す語。「らっぱを―鳴らす」

ぶかぶか

ぶかぶか
⇒だぶだぶ.

ぶかん

ぶかん 【豊干】
中国唐代の詩僧。天台山国清寺に住み,寒山・拾得(ジツトク)を養育した人と伝えられる。
→四睡(シスイ)

ぶかん

ぶかん [1] 【武官】
(1)軍事に携わる官吏。旧陸海軍では,下士官以上の軍人。
⇔文官
(2)律令制で,宮中の内外を守護し,武事に携わった官。衛府の官など。

ぶかん

ぶかん [0][1] 【武鑑】
江戸時代,大名や旗本の姓名・出自・紋所・職務・石高・家臣の氏名などをまとめた名鑑。「大名武士鑑」「本朝武鑑」「太平武鑑」などの類。江戸前期より幕末まで民間書肆(シヨシ)により逐次改訂・出版された。

ぶかん

ぶかん 【武漢】
中国,湖北省の省都。漢水と長江との合流点にあり,水陸交通の要衝。武昌・漢口・漢陽が合併して成立。大鉄鋼コンビナートがある。ウーハン。

ぶかん

ぶかん【武官】
a military[naval (海軍)]officer;→英和
an officer;a military[naval]attaché (大使館付).

ぶかんこくみんせいふ

ぶかんこくみんせいふ 【武漢国民政府】
1927年2月,汪兆銘らの中国国民党左派と共産党が武漢に建てた政権。蒋介石の国民革命軍の北伐途上に成立。のち共産党が弾圧され,国共分裂して同年9月南京国民政府に合併された。武漢政府。

ぶかんさんちん

ぶかんさんちん 【武漢三鎮】
〔「鎮」は都市の意〕
湖北省にある武昌・漢口・漢陽の総称。現在の武漢市に当たる。

ぶが

ぶが [1] 【舞歌】
「二曲(ニキヨク)」に同じ。

ぶがい

ぶがい [1] 【部外】
ある組織の範囲外。関係のない外部。
⇔部内
「話を―にもらす」「―秘」「―者」

ぶがいしゃ

ぶがいしゃ【部外者】
an outsider.→英和

ぶがく

ぶがく [1] 【舞楽】
雅楽曲のうち,器楽合奏を伴奏として舞を舞う曲。左方唐楽を伴奏とする左舞(サマイ)と,右方高麗楽(コマガク)による右舞(ウマイ)に二分される。

ぶがく

ぶがく【舞楽】
a court dance and music (宮中の).

ぶがく

ぶがく [1] 【武学】
兵法の学問。兵学。

ぶがくめん

ぶがくめん [3] 【舞楽面】
舞楽に使用する仮面。伎楽面より小形・薄手で,表情は象徴的。還城楽(ゲンジヨウラク)・陵王(リヨウオウ)・抜頭(バトウ)・納曾利(ナソリ)などに用いられる。また,「案摩(アマ)」「蘇利古(ソリコ)」には特殊な蔵面(ゾウメン)を用いる。
→蔵面
舞楽面=1[図]
舞楽面=2[図]
舞楽面=3[図]

ぶがくりゅう

ぶがくりゅう 【武学流】
作庭の流派の一。津軽藩を中心に江戸末期に興る。開祖といわれる大石武学の名を用い現在まで伝わる。豪雪への対処の工夫がある。

ぶがり

ぶがり [0] 【歩刈(り)】
「坪刈(ツボガ)り」に同じ。

ぶき

ぶき [1] 【舞姫】
舞を舞う女。舞妓。まいひめ。

ぶき

ぶき [1] 【不器・無器】 (名・形動)[文]ナリ
(1)素質のすぐれていないこと。「まして―の人のことに我とただおさへて詠みならはんとし候へば/毎月抄」
(2)「不器用」の略。「お袋は―な姿に雁を書き/柳多留(初)」

ぶき

ぶき [1] 【武器】
(1)戦いに用いる道具。敵を倒したり身を守ったりするための兵器や武具。刀・鎧(ヨロイ)・兜(カブト)・銃などの類。「―をとる」
(2)何かを行うための有力な手段となるもの。「語学力を―に海外で活躍する」「涙は女の―」

ぶき

ぶき【武器】
arms;a weapon.→英和
〜をとる take up arms <against> .

ぶきこ

ぶきこ [2] 【武器庫】
武器を収納する倉庫。ぶきぐら。

ぶきっちょ

ぶきっちょ [2] 【不器用・無器用】 (名・形動)
〔「ぶきっちょう」とも〕
「ぶきよう(不器用)」の転。「―な手つき」
[派生] ――さ(名)

ぶきとうせいぞうほう

ぶきとうせいぞうほう 【武器等製造法】
公共の安全を確保するため,武器および猟銃等の製造・販売その他の取扱いを規制する法律。1953年(昭和28)制定。

ぶきみ

ぶきみ [0][1] 【不気味・無気味】 (形動)[文]ナリ
何となく不安で恐ろしいさま。気味の悪いさま。「―な笑い」「―に静まりかえる」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――さ(名)

ぶきみ

ぶきみ【無気味な】
weird;→英和
uncanny;→英和
ominous (不吉な).→英和

ぶきゆしゅつさんげんそく

ぶきゆしゅつさんげんそく [8] 【武器輸出三原則】
1967年(昭和42)に佐藤内閣が示した日本の武器輸出に関する基本原則。共産諸国,国連決議により武器の輸出が禁止されている国,国際紛争当事国又はそのおそれのある国への武器輸出は認めないというもの。76年に三木内閣は,三原則対象地域以外への武器輸出も慎む,武器製造関連設備の輸出も武器に準ずるとの方針を加えた。

ぶきょう

ぶきょう [0] 【武侠】
尚武と侠気。

ぶきょう

ぶきょう 【不興・無興】
⇒ふきょう(不興)

ぶきょく

ぶきょく【舞曲】
dance music.

ぶきょく

ぶきょく [1] 【部曲】
(1)中国,南北朝から隋唐時代にかけて,賤民より上位にあった一種の半自由人。居住・移動の自由はないが,奴婢と異なり売買の対象にはならない。女は客女という。
(2)「かきべ(部曲)」に同じ。

ぶきょく

ぶきょく【部局】
⇒部.

ぶきょく

ぶきょく [1] 【舞曲】
(1)舞踏と音楽。
(2)舞踊のための音楽。舞踊を離れ独立の器楽曲として組曲に取り入れられたものをもいう。

ぶきょく

ぶきょく [1] 【部局】
官庁や企業などの内部で,事務を分担する局・部・課などの総称。

ぶきよう

ぶきよう【無器用】
clumsiness;awkwardness.→英和
〜な(に) clumsy(-ily);→英和
awkward(ly).→英和
手先が〜である He is[His fingers are]all thumbs.

ぶきよう

ぶきよう [2] 【不器用・無器用】 (名・形動)[文]ナリ
(1)器用でないこと。手先ですることなどが下手なこと。また,そのさま。ぶきっちょ。
⇔器用
「手先が―だ」
(2)物事の処理の仕方が下手なこと。要領が悪いこと。また,そのさま。
⇔器用
「世渡りがいたって―な男」
(3)人道にそむくこと。卑劣なこと。また,そのさま。「いかに身が術ないとて―な気になりをつた/浄瑠璃・生玉心中(上)」
[派生] ――さ(名)

ぶきよさらば

ぶきよさらば 【武器よさらば】
〔原題 A Farewell to Arms〕
ヘミングウェーの長編小説。1929年刊。第一次大戦を背景に,イタリア軍衛生隊のアメリカ人中尉とイギリス人看護婦の悲恋を乾いた筆致で描く。戦争文学の代表作の一つ。

ぶきりょう

ぶきりょう [2] 【不器量・無器量】 (名・形動)[文]ナリ
〔「ふきりょう」とも〕
(1)顔かたちが醜い・こと(さま)。また,そのような人。
(2)才能・力量がないこと。「此の身こそ―の者で候へば/平家 8」
[派生] ――さ(名)

ぶきりょう

ぶきりょう【不器量な】
plain;→英和
ugly;→英和
<米> homely.→英和

ぶぎ

ぶぎ [1] 【武技】
武道の技。武術。武芸。

ぶぎ

ぶぎ [1] 【舞妓】
舞を舞う女。まいこ。まいひめ。

ぶぎょう

ぶぎょう [1] 【奉行】 (名)スル
(1)上の者の命によって事を執行すること。また,その人。「義経は―をうけ給はつたる身なれば/平家 11」
(2)武家時代の職名。政務分掌により公事(クジ)を担当し執行する者。鎌倉幕府が各種の奉行を置いたことに始まり,豊臣氏は五奉行を置いた。江戸幕府では,寺社・町・勘定の三奉行をはじめ,中央・遠国に数十にのぼる奉行を設置した。
(3)〔仏〕 仏の教えに従い,それを実践すること。「―する者は,身心の勝安楽なり/十善法語」

ぶぎょうしょ

ぶぎょうしょ [0][4] 【奉行所】
(1)奉行の執務する役所。
(2)江戸時代,町奉行所のこと。

ぶぎょうにん

ぶぎょうにん [0] 【奉行人】
(1)命令を奉じて事を執行する人。
(2)鎌倉・室町幕府の職名。公事・安堵・評定などの諸奉行の総称。

ぶぎれ

ぶぎれ [0] 【分切れ】
物品の寸法や量目が表示された数値に足りないこと。

ぶく

ぶく 【服】
(1)喪に服すること。また,その期間。喪。「故殿の御―のころ,六月つごもりの日/枕草子 161」
(2)喪服(モフク)。「更衣の―にてまゐれりけるをみ給ひて/新古今(哀傷詞)」

ぶく

ぶく 【幅】 (接尾)
⇒ふく(幅)■二■

ぶく

ぶく 【仏供】
〔「ぶぐ」とも〕
「ぶっく(仏供)」の促音無表記。「―同じく七宝をもて飾り奉らせ給へり/栄花(音楽)」

ぶくき

ぶくき [2][0] 【服忌】
⇒ぶっき(服忌)

ぶくげ

ぶくげ [2] 【服解】
律令制で,父母の喪に服している間,官吏がその官職を解任されること。
→復任

ぶくす

ぶく・す 【服す】 (動サ変)
〔「ぶく」は呉音〕
(1)喪服を着る。「娘のなくなりたりしに―・すとて/赤染衛門集」
(2)茶・薬などを飲む。服する。「極熱の草薬を―・して/源氏(帚木)」

ぶくつくえ

ぶくつくえ [3] 【仏供机】
仏供をのせ,仏前に置く机。

ぶくぶく

ぶくぶく
■一■ [1] (副)
(1)泡が出るさま。また,その音を表す語。「―と泡を立てる」
(2)物が泡を立てながら水中に沈むさま。また,その音を表す語。「―と沈む」
(3)しまりなく太っているさま。「―と太る」
■二■ [0] (形動)
{■一■(3)}に同じ。「―に太っている」

ぶくぶく

ぶくぶく
〜あわ立つ bubble (up).→英和

ぶくり

ぶくり [2][3] (副)
物が水に沈んだり,または浮かび出るさまや,そのときの音を表す語。「―と沈む」

ぶくりょう

ぶくりょう [0] 【茯苓】
担子菌類サルノコシカケ科のきのこの菌核。きのこが松の根に寄生して形成する。球形で表面は暗褐色,内は白色。漢方で,利尿・鎮痛・鎮静などに用いる。まつほど。

ぶくりょうさい

ぶくりょうさい [3] 【茯苓菜】
キク科の一年草。暖地に生える。全体に軟らかく緑色。高さ約30センチメートル。葉は羽状に中裂。頭花は淡緑色で,春から秋にかけて枝頂付近に多数円錐状につく。ブクリュウサイ。

ぶくん

ぶくん【武勲】
distinguished military services.〜を立てる distinguish oneself in war.

ぶくん

ぶくん [0][1] 【武勲】
戦争でたてた手柄。武功。
⇔文勲

ぶぐ

ぶぐ [1] 【武具】
戦いの道具。武器。刀・槍・鎧(ヨロイ)・兜(カブト)などの総称。

ぶぐ

ぶぐ【武具】
arms;armor.→英和

ぶぐぶぎょう

ぶぐぶぎょう [3] 【武具奉行】
(1)武家の職名の一。武具を管理する職。
(2)江戸幕府の職名の一。
 (ア)1863年,具足奉行・弓矢槍奉行を廃して,そのかわりに置かれた職。
 (イ)駿府城・二条城にある武具を管理する職。

ぶけ

ぶけ【武家】
a military[samurai]family;a samurai (人).

ぶけ

ぶけ [1][0] 【武家】
(1)武士の家柄。武門。
(2)鎌倉時代以降,公家(クゲ)に対して幕府・将軍およびその配下の御家人などの称。
(3)将軍に仕える人。転じて,一般に武士。

ぶけえぼし

ぶけえぼし [3] 【武家烏帽子】
「侍(サムライ)烏帽子」に同じ。

ぶけかぞく

ぶけかぞく [3] 【武家華族】
江戸時代の武家で,明治になって華族になったもの。
→大名華族
→公家華族

ぶけがた

ぶけがた [0] 【武家方】
(1)武家の人々。
(2)武家の側。特に,南北朝時代の足利方。
⇔宮(ミヤ)方
⇔公家(クゲ)方
⇔大内方

ぶけぎりものがたり

ぶけぎりものがたり 【武家義理物語】
浮世草子。六巻。井原西鶴作。1688年刊。自己を犠牲にしても義理を貫こうとする武士の姿を描いた二七章二六編を収める。

ぶけこじつ

ぶけこじつ [3] 【武家故実】
武家に関する故実。
⇔公家故実

ぶけしょはっと

ぶけしょはっと [4] 【武家諸法度】
江戸幕府が諸大名統制のために作った法令。大名の心得,城の修築の制限,婚姻・参勤交代の制度などにつき規定したもので,1615年徳川家康が示した一三か条が最初。35年,徳川家光の時改訂・増補され,一応の完成をみたが,以後も時勢に応じて部分改訂が行われた。

ぶけじき

ぶけじき 【武家事紀】
武士の教養書。五八巻。山鹿素行著。1673年成立。武家政治の沿革から礼儀・風俗など武家百般のことを記し,武家政治の正当性を説く。武事紀。

ぶけじだい

ぶけじだい [3] 【武家時代】
日本において,武家が政治の実権を握っていた時代。鎌倉時代より江戸時代までをさす。
→王朝時代

ぶけせいじ

ぶけせいじ [3] 【武家政治】
武家が政権の中心となった政治。鎌倉・室町から安土桃山時代を経て,江戸時代に至る約700年間に及ぶ政治をいう。

ぶけてんそう

ぶけてんそう [3] 【武家伝奏】
室町・江戸時代,朝廷に置かれ武家の奏上を朝廷に取り次ぐ公家(クゲ)の役職。江戸時代は二名が常置されたので,両伝奏ともいう。1867年に廃止。

ぶけほう

ぶけほう [0] 【武家法】
武士の社会から生まれ,発展した法体系。公家法・本所法に対するもので,武士団の統制と全国支配の秩序維持を目的に作られた諸法の総称。御成敗式目・分国法・武家諸法度などに具体化される。

ぶけぼうこう

ぶけぼうこう [3] 【武家奉公】
武士の家に奉公すること。

ぶけぼうこうがまい

ぶけぼうこうがまい 【武家奉公構】
江戸時代,不実な行為のあった武家奉公人に対して行われた措置。主家から放逐し他家への奉公をいっさい禁じるもの。

ぶけまど

ぶけまど [0] 【武家窓】
太いたて格子の付いた窓。城や武家屋敷の長屋門などの壁に用いられたもの。武者窓。
武家窓[図]

ぶけみょうもくしょう

ぶけみょうもくしょう 【武家名目抄】
武家故実書。八巻三八一冊。塙保己一(ハナワホキノイチ)編。1821年保己一没後,中山信名があとを継ぎ,和学講談所により60年頃完成。鎌倉以降の武家に関する名称・品目を職名・衣服・刀剣などの一六部門に分け,典拠を示し説明を加えたもの。

ぶけやく

ぶけやく [0] 【武家役】
鎌倉・室町時代,幕府が家人や諸国に課した役。

ぶけやしき

ぶけやしき [3] 【武家屋敷】
城下町において,武士が居住した家屋敷。

ぶけんぼう

ぶけんぼう 【無憲法】 (名・形動ナリ)
道理にもとる・こと(さま)。「―ナ主人ナレバ/天草本金句集」

ぶげい

ぶげい [1] 【武芸】
武術についての技芸。剣術・柔術・弓術などの類。「―を磨く」「―百般」

ぶげい

ぶげい【武芸】
⇒武術.

ぶげいしゃ

ぶげいしゃ [2] 【武芸者】
武芸に携わる人。また,武芸に長じた人。

ぶげいじゅうはっぱん

ぶげいじゅうはっぱん [1][3] 【武芸十八般】
一八種類の武芸。古くから伝わる代表的武芸の総称で時代により異同があるが,普通,弓術・馬術・槍術・剣術・水泳術・抜刀術・短刀術・十手術・銑鋧(シユリケン)術・含針術・薙刀(ナギナタ)術・砲術・捕手(トツテ)術・柔術・棒術・鎖鎌(クサリガマ)術・錑(モジリ)術・忍(シノビ)術をいう。
→十八般

ぶげん

ぶげん [0] 【侮言】
侮蔑していう言葉。侮(アナド)って言う言葉。「―を吐く」

ぶげん

ぶげん [0][1] 【分限】
〔「ぶんげん」とも〕
(1)身のほど。分際。「―に過ぎたる財(タカラ)/読本・雨月(貧福論)」
(2)財力があること。また,財産家。富者。「万両―の大商人/西洋道中膝栗毛(魯文)」

ぶげんしゃ

ぶげんしゃ [2] 【分限者】
金持ち。財産家。ぶんげんしゃ。

ぶこ

ぶこ [1] 【武庫】
武器を納める倉。兵庫。

ぶこう

ぶこう 【武后】
⇒則天武后(ソクテンブコウ)

ぶこう

ぶこう [0] 【武功】
戦争であげた手柄。武勲。「―を立てる」

ぶこう

ぶこう 【無功・不功】 (名・形動ナリ)
たくみでない・こと(さま)。未熟。「―なる作者は/難波土産」

ぶこう

ぶこう 【武江】
武蔵国江戸(エド)の意。

ぶこう

ぶこう 【武甲】
武蔵(ムサシ)国と甲斐(カイ)国。

ぶこう

ぶこう [0] 【蕪稿】
雑で乱れた文章の原稿。自分の原稿をへりくだっていう語。

ぶこうざん

ぶこうざん 【武甲山】
埼玉県秩父市南部にある山。古来,信仰登山が盛んであったが,石灰岩採掘による破壊が進む。海抜1259メートル。

ぶこく

ぶこく [0] 【誣告】 (名)スル
〔「ふこく」とも〕
故意に事実をいつわって告げること。特に,他人を罪におとしいれようとして,いつわり訴えること。「創造者にあらずと―せらるゝ/西国立志編(正直)」

ぶこくざい

ぶこくざい [3][0] 【誣告罪】
人に刑事処分または公法上の懲戒処分を受けさせる目的で,関係官署に虚偽の告訴・申告をする罪。虚偽告訴の罪。

ぶこくざい

ぶこくざい【誣告罪】
a calumny;a false charge.

ぶこつ

ぶこつ【武骨な】
unrefined;uncouth;→英和
rustic.→英和

ぶこつ

ぶこつ [0] 【武骨・無骨】 (名・形動)[文]ナリ
〔「こちなし」の漢字表記「無骨」を音読みした語〕
(1)ごつごつと骨張っている・こと(さま)。「枝の―なるに似ず,…さまざまの色に透(ス)きつ幽(カス)める其葉の間々(アヒアヒ)に/不如帰(蘆花)」
(2)礼儀作法をわきまえていないこと。洗練されていないこと。また,そのさま。「―者(モノ)」「我輩のやうな―な田舎漢(イナカモノ)が/社会百面相(魯庵)」
(3)具合が悪い・こと(さま)。「競が宿所は大将の向ひなれば,つげてはなかなか―なり/盛衰記 14」
(4)役に立たない・こと(さま)。「我―なりといへども,呉王をあざむきて君王の死をすくひ/曾我 5」
[派生] ――さ(名)

ぶさ

ぶさ
〔「無沙汰(ブサタ)」の略〕
不都合。不義理。「それから内が―になつて/洒落本・三教色」

ぶさ=を打つ

――を打・つ
不義理をする。おろそかにする。「もの前に―・たぬやうに精出したがいい/黄表紙・造化夢」

ぶさい

ぶさい 【無菜】 (名・形動ナリ)
おかずの少ないこと。食事が粗末なこと。また,そのさま。「来る十六日―の御斎(トキ)申し上げたく候/浮世草子・五人女 2」「―ナフルマイ/日葡」

ぶさいく

ぶさいく [2] 【不細工】 (名・形動)[文]ナリ
(1)作ったものなどの体裁が悪い・こと(さま)。「―な箱」「―な服」
(2)顔かたちの整っていない・こと(さま)。「―な顔」
[派生] ――さ(名)

ぶさいく

ぶさいく【不細工な】
clumsy;→英和
awkward;→英和
plain-looking (器量の悪い).

ぶさた

ぶさた【無沙汰】
a long silence.⇒御無沙汰.

ぶさた

ぶさた [0] 【無沙汰・不沙汰】 (名・形動)スル[文]ナリ
(1)久しくたよりや訪問をしないこと。無音。「―をわびる」「御―しました」
(2)しかるべき挨拶(アイサツ)のないこと。ことわりなしに物事を行うこと。「自己に―で価を付けた/怪談牡丹灯籠(円朝)」
(3)しかるべき処置をしないこと。「是を―にて閣(サシオ)かば/太平記 33」
(4)注意を怠ること。油断すること。「あら―の宮守どもや/謡曲・蟻通」
(5)おろそかにすること。粗略に扱うこと。「母を―に扱ひ申さん事もや候はんと思ひ/御伽草子・蛤」
(6)関心を払わないこと。事情にうといこと。「世間の事は無下に―なり/沙石 5」

ぶさほう

ぶさほう【無作法】
bad manners;rudeness.→英和
〜な(に) ill-mannered;rude(ly).→英和
〜な振舞をする be rude <to a person> .

ぶさほう

ぶさほう [2] 【無作法・不作法】 (名・形動)[文]ナリ
礼儀作法にはずれること。礼儀を知らないこと。また,そのさま。「礼儀をわきまえぬ―な振る舞い」
[派生] ――さ(名)

ぶざ

ぶざ 【武左】
〔「武左衛門」の略〕
江戸の遊里で,田舎侍や無骨な武士をあざけっていう語。「―が悪洒落新五左がさへぬ演説(セリフ)の色事には茶屋の女も持てあます/洒落本・中洲雀」

ぶざい

ぶざい [0] 【部材】
構造の一部となる材料。「建築―」

ぶざえもんいっき

ぶざえもんいっき ブザヱモン― 【武左衛門一揆】
1793年伊予国吉田藩で藩の紙専売制に反対して起きた大規模な百姓一揆。百姓武左衛門を指導者として一揆は全藩領に広がり,農民側の勝利に終わったが,武左衛門は処刑された。

ぶざつ

ぶざつ [0] 【蕪雑】 (名・形動)[文]ナリ
雑然としていてととのっていない・こと(さま)。「―な文章」
[派生] ――さ(名)

ぶざま

ぶざま【無様な】
ungainly;→英和
untidy;→英和
clumsy.→英和

ぶざま

ぶざま [1][0] 【無様・不様】 (名・形動)[文]ナリ
体裁が悪いこと。やり方が見苦しいこと。また,そのさま。「―な恰好(カツコウ)で人前に出る」「―な負け方」
[派生] ――さ(名)

ぶざめく

ぶざめ・く (動カ四)
田舎びている。「おのが身の―・いたるは,あさましくもありけり/滑稽本・浮世風呂 3」
→武左(ブザ)

ぶざんは

ぶざんは 【豊山派】
新義真言宗の一派。派祖,専誉。奈良県桜井市の長谷寺を総本山とする。1900年(明治33)一派として独立。

ぶし

ぶし [1] 【武士】
武芸を身に付け,軍事にたずさわった者。平安中期以降に擡頭(タイトウ)し,江戸時代は四民の最上の階級とされた。さむらい。もののふ。

ぶし

ぶし [1] 【付子・附子】
トリカブトの塊根。アコニチンそのほかのアルカロイドを含む。劇薬。身体諸機能の衰弱・失調の回復・興奮に,また鎮痛に用いる。烏頭(ウズ)。ぶす。

ぶし

ぶし【武士】
a samurai;a warrior.→英和
武士道 Bushido;chivalry.→英和

ぶし

ぶし 【節】
名詞,また,地名・人名などの固有名詞の下に付いて複合語をつくる。
(1)浄瑠璃の流派や民謡の曲名などを表す。「義太夫―」「木曾―」「ひえつき―」
(2)人名の下に付けて,その人独特の特徴のある話し方や節回しなどの意を表す。
(3)魚肉を煮て干した食物の意を表す。「かつお―」「なまり―」
(4)地名の下に付けて,その地に産するかつおぶしの意を表す。「土佐―」

ぶし=に二言(ニゴン)なし

――に二言(ニゴン)なし
武士は信義を重んじるもので,一度言ったことは必ず守る。

ぶし=の商法(シヨウホウ)

――の商法(シヨウホウ)
商売のやり方が下手であることのたとえ。明治維新以後,武士であった者が商売をしても,いばってばかりいて失敗することが多かったのでいう。

ぶし=は相身(アイミ)互い

――は相身(アイミ)互い
同じ立場である者は,互いに相手を思いやって助け合わねばならないということ。

ぶし=は食わねど高楊枝(タカヨウジ)

――は食わねど高楊枝(タカヨウジ)
武士は貧しくて食事に困るときでも,今,食べたばかりに装ってゆうゆうと楊枝を使う。武士はたとえ貧しくとも清貧に安んじ,気位が高いことにいう。また,やせがまんすることにもいう。

ぶしお

ぶしお 【無潮】 (名・形動ナリ)
愛想がないこと。風情がないこと。また,そのさま。「問へど答へぬその気色は,―にこそは見えにけれ/仮名草子・竹斎」

ぶしかたぎ

ぶしかたぎ [3] 【武士気質】
武士らしい気質。さむらいかたぎ。「職人ながら―/浄瑠璃・唐船噺」

ぶしことば

ぶしことば [3] 【武士詞】
武士階級を中心に用いられた語彙・語法・音韻など。「開く(退却する)」などの単語のほか,受身表現に使役の助動詞「す」「さす」を用いたり,音便の形を多く用いたりするの類。文献に多く現れるのは鎌倉時代以降のことである。武家詞。武者詞。

ぶしだん

ぶしだん [2] 【武士団】
古代末期から中世にかけて,平氏・源氏を棟梁(トウリヨウ)と仰いだ武士の集団。初め惣領制的結合だったが,南北朝以降地縁的結合が強くなり,戦国大名の家臣団編成によって解体した。

ぶしつ

ぶしつ【部室】
a clubroom;a clubhouse (更衣室).→英和

ぶしつ

ぶしつ [0] 【部室】
クラブなどの部の部屋。

ぶしつけ

ぶしつけ [0][2] 【不躾・無躾】 (名・形動)[文]ナリ
礼儀作法をわきまえていない・こと(さま)。無作法。「―な態度」「―な質問」「―なお願いですが」

ぶしつけ

ぶしつけ【不躾ですが…】
Excuse me,but….⇒無作法.

ぶしどう

ぶしどう [2] 【武士道】
日本において武士の間に形成された道徳。鎌倉時代に始まり,江戸時代,儒教,特に朱子学に裏づけされつつ発展し,明治維新後国民道徳として強調された。主君に対する絶対的忠節を重視し,犠牲・礼儀・質素・倹約・尚武などが求められた。士道。

ぶしゃ

ぶしゃ [1] 【歩射】 (名)スル
(1)徒歩で弓を射ること。かちゆみ。
⇔騎射
「内裏に諸衛の―已上,東宮帯刀等を召し,諸の射事有り/日本紀略」
(2)「奉射(ブシヤ)」に同じ。

ぶしゃ

ぶしゃ [1] 【奉射】
〔「歩射」とも書く〕
悪魔をはらい豊作を祈るなどの神事祈祷のため,射手が神社の社頭で大的を射ること。正月に行う。

ぶしゃれ

ぶしゃれ [0] 【不洒落】 (名・形動)
下手なしゃれ。また,それを言ったりするさま。「―な文句だ/洒落本・娼妓絹籭」

ぶしゃれる

ぶしゃ・れる 【不洒落る】 (動ラ下一)
しゃれにならないようなしゃれを言う。悪い冗談を言う。「丁子屋がはてな,―・れまいぞ/洒落本・通言総籬」

ぶしや

ぶしや [2] 【付子矢】
鏃(ヤジリ)に付子の毒を塗った矢。

ぶしゅ

ぶしゅ [1] 【部首】
字書で,漢字配列の目安となる漢字の各部の共通部分。偏・冠・旁(ツクリ)など。

ぶしゅう

ぶしゅう 【武州】
武蔵(ムサシ)国の別名。

ぶしゅういっき

ぶしゅういっき 【武州一揆】
1866年武蔵国一五郡を中心に起こった百姓一揆。横浜開港後の物価騰貴や負担増に苦しむ窮民を中心とし,施金・施米や質物・質地の無償返還などを要求して蜂起。約一週間後に鎮圧された。

ぶしゅうぎ

ぶしゅうぎ [2] 【不祝儀】
(婚礼に対して)葬式。
⇔祝儀

ぶしゅかん

ぶしゅかん [0][2] 【仏手柑】
ミカン科の常緑低木。シトロンの変種。暖地で観賞用に栽植する。果実はナツミカンぐらいの大きさの長楕円体で,先が十数個指のように分かれる。芳香があり濃黄色に熟す。ぶっしゅかん。[季]秋。《―といふ一顆置き眺めとす/高浜年尾》

ぶしゅさくいん

ぶしゅさくいん [3] 【部首索引】
漢字を部首によって引けるように,部首を画数順に配列した索引。

ぶしょ

ぶしょ [1] 【部署】 (名)スル
(1)自分の受け持ちとして定められた場所。また,割り当てられた役目。「―につく」
(2)役割を定めること。役目を割り当てること。「此の山頂は散兵陣地,右方の山陵が砲兵陣地と斯く―せられ/肉弾(忠温)」

ぶしょ

ぶしょ【部署】
one's post;one's position.〜につく(ついている) take up (be at) one's post.

ぶしょう

ぶしょう【武将】
a general.→英和

ぶしょう

ぶしょう【不精】
laziness.〜な lazy;→英和
untidy.→英和

ぶしょう

ぶしょう [0] 【武将】
(1)武士の大将。「敵の―を捕らえる」
(2)武道にすぐれた将軍。「―の誉れが高い」

ぶしょう

ぶしょう [2] 【無精・不精】 (名・形動)スル [文]ナリ
精を出さずに,なまけること。面倒くさがること。また,そのさま。ぶせい。「―な恰好(カツコウ)」「―して,ひげをそらない」「―をきめこむ」

ぶしょう

ぶしょう ブシヤウ 【武昌】
武漢市の一地区。長江南岸に位置し,もと独立の都市。三国時代からの要衝地。ウーチャン。
→武漢

ぶしょう

ぶしょう 【武松】
「水滸伝」に登場する英雄の一人。虎をなぐり殺して名を広める。のち,兄を毒殺した兄嫁で淫婦の潘金蓮(ハンキンレン)と姦夫西門慶を殺して梁山泊に入り,最後は出家する。「金瓶梅」の副主人公としても登場。

ぶしょう

ぶしょう [0][1] 【部将】
一部隊の長。

ぶしょうごま

ぶしょうごま [4] 【無精独楽】
胴が長くて心棒がなく,紐(ヒモ)で胴を打って回すこま。打ち独楽。

ぶしょうったらしい

ぶしょうったらし・い ブシヤウツ― [7] 【不精ったらしい・無精ったらしい】 (形)
いかにも不精そうである。
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

ぶしょうひげ

ぶしょうひげ [2] 【無精髭】
剃(ソ)るのを怠って伸びた髭。

ぶしょうひげ

ぶしょうひげ【不精髭】
stubble;→英和
a three-day beard.〜をはやしている be unshaven.

ぶしょうほうき

ぶしょうほうき ブシヤウ― 【武昌蜂起】
1911年10月10日,中国湖北省武昌で起きた兵士たちの清朝打倒の反乱。辛亥革命の発端となった。

ぶしょうもの

ぶしょうもの [0][5] 【無精者】
ほねおしみする者。ものぐさな者。「生来の―」

ぶしん

ぶしん [0][1] 【武神】
戦争や武道をつかさどる神。武士の守護神。いくさがみ。軍神。

ぶしん

ぶしん [1][0] 【武臣】
武事で仕える家臣。武人の臣下。
⇔文臣

ぶしんじゅう

ぶしんじゅう 【不心中】 (名・形動)[文]ナリ
誠実でなく,信義や愛情を守らない・こと(さま)。「其の心を無にして七様へ行くとはさて��―な/歌舞伎・壬生大念仏」

ぶじ

ぶじ [1] 【武事】
武芸やいくさに関する事柄。
⇔文事

ぶじ

ぶじ [1] 【蕪辞】
乱雑な言葉。洗練されていない言葉。また,自分の文章をへりくだっていう語。蕪詞。「―を連ねる」

ぶじ

ぶじ【無事】
safety;→英和
peace.→英和
〜な safe;→英和
peaceful;→英和
quiet.→英和
〜に safely[in safety];→英和
without accident;peacefully[in peace].→英和
〜に暮らす get along well.

ぶじ

ぶじ [0] 【無事】 (名・形動)[文]ナリ
(1)とりたてて変わったことがない・こと(さま)。「歳月を経るに従て恰も―の世界を変じて多事の域と為し/文明論之概略(諭吉)」
(2)身の上などに悪いことが起こらないこと。事故や病気などがないこと。また,そのさま。「荷物が―に着く」「家族の―な様子を知る」「―を祈る」「ご―で」
(3)作為を用いず自然に任せること。何もしないこと。「只道士の術を学んで,無為を業とし―を事とす/太平記 1」

ぶじき

ぶじき [0] 【夫食】
江戸時代,農民の食糧をいう。

ぶじきたねかし

ぶじきたねかし [4] 【夫食種貸し】
江戸時代,凶作などの際に領主が農民に種籾(タネモミ)を貸与したこと。

ぶじゅつ

ぶじゅつ [0] 【撫恤】 (名)スル
いつくしみあわれみ,物をめぐむこと。「戦場死傷の孤独を―し/新聞雑誌 19」

ぶじゅつ

ぶじゅつ【武術】
a martial art.

ぶじゅつ

ぶじゅつ [1] 【武術】
武士が戦いのために身につける技術。剣術・弓術・柔術・馬術など。

ぶじゅん

ぶじゅん 【撫順】
中国,遼寧省にある都市。世界有数の露天掘りの炭田があり,ガス化学・精油・機械などの工業が発達。鞍山・瀋陽などとともに重化学工業地帯を形成。フーシュン。

ぶじょうじ

ぶじょうじ ブヂヤウ― 【峰定寺】
京都市左京区にある寺。山号は大悲山。1154年,西念の開創。享保年間(1716-1736)に元快が中興。修験者の行場。大悲山寺。北大峰。

ぶじょく

ぶじょく【侮辱】
an insult <to a person> .→英和
〜的な insulting.→英和
〜する insult.

ぶじょく

ぶじょく [0] 【侮辱】 (名)スル
相手を見下し,言語や動作などによってはずかしい思いをさせること。「他人を―する」「―を加える」「―を受ける」

ぶじょくざい

ぶじょくざい [3] 【侮辱罪】
事実を指摘することなく,公然と人を侮辱することにより成立する罪。
→名誉毀損

ぶじん

ぶじん [0] 【武人】
軍事に従事する人。軍人。武士。
⇔文人

ぶす

ぶす [1]
顔の醜い女。また,女性をののしっていう語。

ぶす

ぶ・す 【撫す】 (動サ変)
⇒ぶする(撫)

ぶす

ぶす 【附子】
狂言の一。外出する主人に毒薬附子の番を命じられた太郎冠者・次郎冠者は,それを砂糖と見破ってなめてしまう。そのあとで主人の大切にしている掛物を破ったりして,主人が帰宅するや,貴重なものを損じたから死のうと思って毒を食べたと言い訳する。

ぶす

ぶす [1] 【付子・附子】
(1)「ぶし(付子)」に同じ。
(2)〔(1) の毒が恐ろしがられたことから〕
いとうべきもの。きらいなもの。「(雷ハ)われらが―/浄瑠璃・浦島年代記」

ぶすい

ぶすい [0] 【無粋・不粋】 (名・形動)[文]ナリ
(1)人情の機微を解さないこと。特に,男女間の情愛の微妙さがわからないこと。また,そのさま。
⇔粋
「―な男」「―な質問」
(2)情緒のないこと。また,そのさま。「―な建物」
[派生] ――さ(名)

ぶすい

ぶすい【無粋な】
inelegant;→英和
tasteless.→英和
⇒野暮(やぼ).

ぶすう

ぶすう [2] 【部数】
書物や雑誌など,出版物の数。続き物では,全体を一部としても数える。冊数。「発行―」

ぶすう

ぶすう【部数】
the number of copies.発行部数 a circulation.→英和

ぶすき

ぶすき [1] 【不好き】
(1)好きでないこと。
(2)風流の道に関心を示さないこと。「―愚鈍の人は/ささめごと」

ぶすっと

ぶすっと [2] (副)スル
(1)柔らかなものに勢いよく突き刺さるさま。ぶすり。「注射針を腕に―刺す」
(2)心の内に不満や怒りを含んださま。「―した顔つき」

ぶすっと

ぶすっと
〜した sullen;→英和
glum.→英和

ぶすぶす

ぶすぶす [1] (副)
(1)炎を出さず,煙だけ出して燃えるさま。「―(と)くすぶる」
(2)小声で不満や怒りをとなえるさま。また,陰でそれらを言うさま。「陰で―(と)言っていてもだめだ」
(3)刃物や針などが何度も突き刺さる音を表す語。「障子に―(と)穴をあける」

ぶすや

ぶすや [2] 【付子矢】
⇒ぶしや(付子矢)

ぶすり

ぶすり [2][3] (副)
(1)「ぶすっと{(1)}」に同じ。「わき腹に矢が―とささる」
(2)「ぶすっと{(2)}」に同じ。「―とした顔」

ぶする

ぶ・する [2] 【撫する】 (動サ変)[文]サ変 ぶ・す
(1)手でなでまわす。さする。「ひげを―・する」「背中ヲ―・スル/ヘボン(三版)」
(2)いたわる。慰撫する。「此小民を支配し…或は威(オド)し或は―・し/学問ノススメ(諭吉)」

ぶせ

ぶせ 【伏】 (接尾)
⇒ふせ(伏せ)■二■

ぶせい

ぶせい 【無精・不精】 (名・形動)[文]ナリ
「ぶしょう(無精)」に同じ。「ええ,親子の衆が―な/浄瑠璃・淀鯉(下)」

ぶせん

ぶせん [0] 【夫銭】
夫役の代わりに納める金銭。ぶぜに。

ぶぜい

ぶぜい【無勢である】
be small in number.⇒多勢.

ぶぜい

ぶぜい [0] 【無勢】
〔古くは「ぶせい」〕
人数の少ないこと。味方の数の少ないこと。「多勢に―」

ぶぜん

ぶぜん【憮然として】
disappointed;→英和
sadly.→英和

ぶぜん

ぶぜん [0] 【憮然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)思いどおりにならなくて不満なさま。「―たる面持ち」
(2)落胆するさま。「昨夜幽明の郷に逝けり…―として大息する/佳人之奇遇(散士)」
(3)事の意外さに驚くさま。「一たび日本の秋を看るや,忽ちにして―自失すること/日本風景論(重昂)」

ぶぜん

ぶぜん 【豊前】
(1)旧国名の一。福岡県東部と大分県北部に相当。
(2)福岡県東部,周防灘に臨む市。沿岸漁業・海苔の養殖のほか,金属・電子工業などが発達。内陸で米・果樹・茶を栽培し,木材を産する。

ぶそう

ぶそう [0] 【武装】 (名)スル
武器や防具を身につけること。戦闘の準備をすること。また,その装備。「小銃で―する」「―を解く」

ぶそう

ぶそう 【武宗】
(814-846) 中国,唐の第一五代皇帝(在位 840-846)。道教を信仰し,845年,廃仏を断行。
→三武一宗

ぶそう

ぶそう【武装】
armaments;equipments (装備).〜する arm <oneself with> ;→英和
equip <an army with> .→英和
〜した armed.→英和
〜している be armed[equipped] <with> .‖武装解除 disarmament.

ぶそう

ぶそう [0] 【無双】
「むそう(無双)」に同じ。「当時―の豪雄も/鉄仮面(涙香)」

ぶそうかいじょ

ぶそうかいじょ [4] 【武装解除】 (名)スル
(1)捕虜や投降者などから強制的に武器を取り上げること。
(2)戦闘態勢にある軍備を一時解除すること。

ぶそうちゅうりつ

ぶそうちゅうりつ [4] 【武装中立】
(1)軍備を背景として,国際関係において中立を保つこと。
(2)戦時,中立国が,自国の海上通商の権利を武装によって守ること。

ぶそうへいわ

ぶそうへいわ [4] 【武装平和】
各国間の軍事力の均衡によって平和が保たれている状態。

ぶそうほうき

ぶそうほうき [4] 【武装蜂起】 (名)スル
支配者に対して,民衆が一斉に武装して立ち上がること。

ぶそくてん

ぶそくてん 【武則天】
⇒則天武后(ソクテンブコウ)

ぶそん

ぶそん 【蕪村】
⇒与謝(ヨサ)蕪村

ぶそんしちぶしゅう

ぶそんしちぶしゅう 【蕪村七部集】
俳諧撰集。二冊。菊屋太兵衛ら編。1809年刊。芭蕉の「俳諧七部集」にならい書肆(シヨシ)が蕪村一派の「其雪影」「あけ烏」「一夜四歌仙(此ほとり)」「花鳥篇」「続一夜四歌仙」「桃李(モモスモモ)」「続明烏」「五車反古」の八部を編したもの。

ぶぞく

ぶぞく [1] 【部族】
特定の地域内に居住し,共通の言語・文化などをもつ集団で,いわゆる未開・原始とされる小規模な集団。政治社会の進化の一段階をさすものとして用いられることもある。民族と同義で用いられることもある。

ぶぞく

ぶぞく [0] 【部属】
部局に分けて所属させること。

ぶぞく

ぶぞく【部族】
a tribe.→英和

ぶた

ぶた [0] 【豚・豕】
(1)偶蹄目の獣。イノシシを改良して家畜化したもの。食肉用として世界中で飼育される。体形はイノシシに似るが,吻(フン)は短く上向きになり,牙が小さい。成長が早く繁殖力が強い。毛色は白・茶・黒など。肉は生肉・ハム・ベーコンなどに利用される。大ヨークシャー・ハンプシャー・バークシャーなど三〇〇以上の品種がある。実験動物としても注目されている。
(2)ふとっている人をあざけっていう語。

ぶた

ぶた [0]
おいちょかぶで,札の合計が一〇または二〇になったもの。

ぶた

ぶた【豚】
a pig;→英和
a hog;→英和
a piglet (子豚).‖豚小屋 a pigsty; <米> a pigpen.豚肉 pork.

ぶた=に真珠

――に真珠
〔マタイ福音書七章〕
価値のわからない者には,貴重なものも意味がないことのたとえ。猫に小判。

ぶたい

ぶたい [1] 【部隊】
(1)軍隊の一組織。「上陸―」「落下傘―」
(2)共通する目的で,集団で行動する人々。「販売―」

ぶたい

ぶたい [1] 【舞台】
(1)舞踊・演劇・音楽などを行うために設けられた場所。「―に上がる」「―装置」「―衣装」
(2)舞台{(1)}で行われる芸能。また,その演技。「―をつとめる」
(3)技量などを発揮する場。活躍する場。「政治の―に立つ」

ぶたい

ぶたい【部隊】
a force;→英和
a unit.→英和
⇒連隊,大隊.部隊長 a commander.→英和

ぶたい

ぶたい【舞台】
the stage;→英和
the scene (場面).→英和
〜に立つ appear on the stage.〜を退く leave[retire from]the stage.⇒初舞台,独り舞台.‖舞台監督 a stage director.舞台げいこ <have> a dress rehearsal.舞台劇 a stage drama.舞台装置 the set;setting.舞台中継 a stage relay;a direct broadcast[telecast]from the theater.

ぶたい=にのぼせる

――にのぼ・せる
脚色や翻案などによって,芝居として上演する。

ぶたいうら

ぶたいうら【舞台裏】
the backstage.→英和
〜で(に) backstage;behind the scenes.

ぶたいうら

ぶたいうら [0] 【舞台裏】
(1)客席から見えない舞台の裏。大道具や控え室などのある所。
(2)表面には現れない所。「―で暗躍する」

ぶたいかぜ

ぶたいかぜ [2] 【舞台風】
劇場で幕が上がる時,人いきれなどで気温が上昇している客席に向かって舞台から吹き出してくる冷たい風。

ぶたいかんとく

ぶたいかんとく [4] 【舞台監督】
演劇上演の際,演出者に協力し演技・装置・照明・効果・衣装・小道具・幕の開閉などの実際を総合的に指導監督すること。また,その人。

ぶたいげいこ

ぶたいげいこ [4] 【舞台稽古】
舞台の上で衣装・大道具・照明・音響効果などを公演時と同じようにして行う稽古。
→ゲネプロ

ぶたいげいじゅつ

ぶたいげいじゅつ [4] 【舞台芸術】
演劇・オペラ・舞踊など舞台上で創造される芸術。

ぶたいげき

ぶたいげき [2] 【舞台劇】
舞台で演じられる劇。また,その脚本。放送劇・テレビ劇・映画劇などに対していう語。

ぶたいこうか

ぶたいこうか [4] 【舞台効果】
舞台装置・擬音などによって視聴覚的に劇の進行・演出の効果を助けること。また,その技術。

ぶたいことば

ぶたいことば [4] 【舞台言葉】
ドイツやフランスで標準語と認められている,舞台で使われる言葉。

ぶたいしょうめい

ぶたいしょうめい [4] 【舞台照明】
舞台上の光の効果。舞台配光。

ぶたいそうち

ぶたいそうち [4] 【舞台装置】
舞台芸術で,その場面の雰囲気を表すため舞台上に設けられた大道具・小道具・照明などのこと。

ぶたいちゅうけい

ぶたいちゅうけい [4] 【舞台中継】
舞台で演じられている演劇などを,そのまま中継して放送すること。

ぶたいどきょう

ぶたいどきょう [4] 【舞台度胸】
(1)舞台に出て演技をする度胸。
(2)改まった場面で臆せずに物事をやってのける度胸。

ぶたいばん

ぶたいばん [0] 【舞台番】
江戸時代の歌舞伎劇場従業員。留め場に詰めている人のうち,舞台下手(シモテ)に座って,観客の騒ぎを鎮める役の人。

ぶたいびらき

ぶたいびらき [4] 【舞台開き】
新しくできた舞台を披露し,初めて演技すること。

ぶたいめん

ぶたいめん [2] 【舞台面】
舞台の情景。舞台の場面。

ぶたおざる

ぶたおざる ブタヲ― [4] 【豚尾猿】
サルの一種。頭胴長約50センチメートル,尾長約10センチメートル。全身茶褐色で顔は赤く裸出する。東南アジアに分布し,一部の地方ではヤシの実を採らせるために飼い馴らしている。ヤシザル。

ぶたくさ

ぶたくさ [0] 【豚草】
キク科の一年草。北アメリカ原産。明治の初めに渡来,荒地などに群生。高さ約1メートル。葉は二,三回羽裂。夏,枝先に黄色の雄性頭花を穂状につけ,葉腋に雌性頭花を少数つける。花粉は,アレルギーの原因になることが多い。
豚草[図]

ぶたごや

ぶたごや [0] 【豚小屋】
豚を飼う小屋。また,狭くてきたない家のたとえ。

ぶたしなみ

ぶたしなみ 【不嗜み・無嗜み】 (名・形動)[文]ナリ
〔「ふたしなみ」とも〕
日頃の用意や心掛けの足りない・こと(さま)。「頼うだ人のやうに―な人はござない/狂言・止動方角」

ぶたしゃぶ

ぶたしゃぶ [0] 【豚しゃぶ】
牛肉の代わりに豚肉を用いたしゃぶしゃぶ。

ぶたじる

ぶたじる [0] 【豚汁】
豚肉に野菜・豆腐・こんにゃくなどを取り合わせて味噌仕立てにした汁。とんじる。

ぶたち

ぶたち 【武太刀】
戦場で使う太刀。飾り太刀などに対していう。

ぶたにく

ぶたにく [0] 【豚肉】
(食用にする)豚の肉。
豚肉[図]

ぶたのまんじゅう

ぶたのまんじゅう [6] 【豚の饅頭】
シクラメンの異名。

ぶたばこ

ぶたばこ [0] 【豚箱】
警察署の留置場の俗称。

ぶたばこ

ぶたばこ【豚箱(に入れられる)】
(be detained in) a lockup.→英和

ぶたばなこうもり

ぶたばなこうもり [5] 【豚鼻蝙蝠】
コウモリの一種,キティブタバナコウモリを指す。1974年にタイで発見された珍種で,世界最小の哺乳類のひとつ。体重2グラム程度。生息数は非常に少なく,絶滅の恐れがある。

ぶたまん

ぶたまん [0] 【豚饅】
肉饅(ニクマン)の関西での称。

ぶだい

ぶだい [0] 【武鯛・不鯛】
(1)スズキ目ブダイ科の海魚の総称。ベラと近縁で,体色・斑紋が雌雄や成長段階で異なり派手なものが多い。歯は癒合して,くちばし状をなす。ブダイ・アオブダイなど日本近海に約三五種がいる。
(2){(1)}の一種。全長約50センチメートル。体は楕円形で側扁する。鱗(ウロコ)が大きく,背は青みがかった褐色,腹面は淡緑色。雄は青みが強く,雌は赤みが強い。食用。本州中部以南の岩礁域に分布。イガミ。モハミ。アカエラブチャー。

ぶだて

ぶだて [0] 【部立て】
全体をいくつかの部類・部門に分けること。分類。特に,詩歌集などで四季・恋・雑などの部を分けること。

ぶだん

ぶだん [0] 【武断】 (名)スル
(1)武力を背景にして事を処理したり,政治を行なったりすること。
⇔文治
(2)威力によって勝手な振る舞いをすること。「梟雄の徒富豪の族郷曲に―し/新聞雑誌 40」

ぶだんせいじ

ぶだんせいじ [4] 【武断政治】
(1)武力の行使または威嚇によって行われる専制的な政治。
(2)江戸幕府,初代家康から三代家光までの政治のありかた。

ぶち

ぶち [1] 【斑・駁】
地色と異なる色をした部分が,所々にあること。主に動物の毛色についていう。まだら。

ぶち

ぶち【斑】
spots;speckles.〜の spotted;→英和
speckled.→英和

ぶち

ぶち 【打ち】 (接頭)
動詞に付いて,その意味を強める意を表す。また,激しい勢いでその動作をする意を表す。「―まける」「―明ける」
〔音便の形をとって「ぶっ」「ぶん」となることもある〕

ぶち

ぶち 【鞭】
「むち(鞭)」に同じ。「―を打ち給へどもしりへしりぞきてとどまる/拾遺(哀傷詞)」

ぶちあける

ぶちあ・ける [0][4] 【打ち明ける・打ち開ける】 (動カ下一)
(1)穴などを勢いよくあける。「壁に穴を―・ける」
(2)隠しごとをしないですっかり話す。「洗いざらい―・ける」
(3)中のものをすべてほうり出す。「―・けて詮議せん/浄瑠璃・千本桜」

ぶちあげる

ぶちあ・げる [0] 【打(ち)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ぶちあ・ぐ
(1)大きなことを言う。大風呂敷を広げる。「遷都論を―・げる」
(2)取り上げる。奪う。「海道筋の御器の実を―・げ/浄瑠璃・丹波与作(中)」
(3)すっかりあげる。「此頃はおつな所へはまつて血道を―・げて騒いでゐるが/滑稽本・浮世床(初)」

ぶちあたる

ぶちあた・る [0][4] 【打ち当たる】 (動ラ五[四])
(1)強い勢いで当たる。ぶつかる。
(2)困難に直面する。「難問に―・って往生している」

ぶちかまし

ぶちかまし [0] 【打ち噛まし】
相撲で,ぶちかますこと。

ぶちかます

ぶちかま・す [4][0] 【打ち噛ます】 (動サ五)
(1)相撲で,立ち合いに,相手の胸に頭から強く当たる。
(2)相手に大きな打撃となるような一撃を与える。
[可能] ぶちかませる

ぶちげ

ぶちげ [2] 【斑毛・駁毛】
馬の毛色の名。体に大きな斑のあるもの。ぶち。

ぶちこむ

ぶちこ・む [0][3] 【打ち込む】 (動マ五[四])
手荒く入れる。ほうり込む。「弾丸を腹に―・むぞ」「留置場へ―・む」
[可能] ぶちこめる

ぶちこむ

ぶちこむ【ぶち込む】
throw <a thing> into;imprison <a person> (牢に).→英和

ぶちころす

ぶちころ・す [0][4] 【打ち殺す】 (動サ五[四])
(1)「殺す」を強めていう語。ぶっころす。「ぐずぐず言うと,―・すぞ」
(2)質(シチ)に入れる。売り払う。「おのれが縕袍(ワンボウ)―・して買うて来い/浄瑠璃・近江源氏」
(3)遊里で,手練手管を用いて相手を悩殺する。「拙者秘密の手を出し,―・して御目にかけう/歌舞伎・名歌徳」

ぶちこわし

ぶちこわし [0] 【打ち壊し】
ぶちこわすこと。だいなしにすること。「せっかくの名案も,これじゃ―だ」

ぶちこわし

ぶちこわし【ぶち壊し】
⇒破壊.

ぶちこわす

ぶちこわす【ぶち壊す】
(1) ⇒壊(こわ)す.
(2)[台なしにする]spoil;→英和
ruin.→英和

ぶちこわす

ぶちこわ・す [4][0] 【打ち壊す・打ち毀す】 (動サ五[四])
(1)たたきこわす。こなごなにこわす。「ガラス戸を―・す」
(2)うまく運びそうな計画や話を,妨害する。整っているものをめちゃめちゃにする。「いい雰囲気を―・す」
[可能] ぶちこわせる

ぶちたたく

ぶちたた・く 【打ち叩く】 (動カ五[四])
打つ。なぐる。ぶったたく。「なきがらを,―・いても腹はいまい/桐一葉(逍遥)」

ぶちぬく

ぶちぬ・く [0][3] 【打ち抜く】 (動カ五[四])
(1)大きな力を加えて反対側まで貫き通す。「三枚重ねた板を―・く」
(2)間にあるしきりなどを取り除いてひと続きにする。「座敷を―・いて宴会を催す」
[可能] ぶちぬける

ぶちのめす

ぶちのめ・す [4] 【打ちのめす】 (動サ五[四])
二度と立ち上がれないくらいはげしくたたいて倒す。たたきのめす。「今度あったら―・してやる」
[可能] ぶちのめせる

ぶちまける

ぶちま・ける [4][0] 【打ちまける】 (動カ下一)[文]カ下二 ぶちま・く
(1)容器をひっくり返して中の物を散らす。「引き出しの中の物を床に―・ける」
(2)思っていることを隠さずに,あらいざらい言う。「憤懣(フンマン)を―・ける」

ぶちまける

ぶちまける
(1) throw out <everything> .
(2) tell frankly;confess;→英和
disclose;→英和
expose.→英和

ぶちょう

ぶちょう [0] 【部長】
(1)官庁や会社などで,部の事務を管理し,部下を監督する職。また,その職の人。
(2)クラブやチームをとりしきる人。「野球部の―」

ぶちょう

ぶちょう【部長】
the director[chief,head]of a department[division];→英和
a dean (大学学部の).→英和
<日本の一般的肩書> …部長 (Sales,Advertising) Manager;Manager,(Sales,Advertising) Dept.

ぶちょうほう

ぶちょうほう【無調法】
carelessness (不注意);→英和
a blunder (失策);→英和
impoliteness (失礼);→英和
clumsiness (へた).〜な careless;→英和
impolite;→英和
clumsy.→英和

ぶちょうほう

ぶちょうほう [2] 【不調法・無調法】 (名・形動)スル [文]ナリ
(1)行き届かないこと。へたなこと。また,そのさま。「口は―だが腕は確かだ」
(2)不始末をしでかすこと。しくじり。そそう。「私の処に食客(イソウロウ)だけれども,何を―しましたか/真景累ヶ淵(円朝)」
(3)たしなみがないこと。また,そのさま。芸事の心得がなかったり,酒がのめないことをいう。「―な娘ですが,どうかよろしく」
[派生] ――さ(名)

ぶち壊し

ぶちこわし【ぶち壊し】
⇒破壊.

ぶち壊す

ぶちこわす【ぶち壊す】
(1) ⇒壊(こわ)す.
(2)[台なしにする]spoil;→英和
ruin.→英和

ぶち込む

ぶちこむ【ぶち込む】
throw <a thing> into;imprison <a person> (牢に).→英和

ぶっ

ぶっ 【打っ】 (接頭)
〔動詞「打(ブ)つ」の連用形「ぶち(打)」の転〕
動詞に付いて,その意味を強める。また,激しい勢いでその動作をする意を表す。「―とばす」「―倒れる」「―倒す」「―こわす」

ぶっか

ぶっか [1][0] 【仏果】
仏道の修行によって得た仏の境地。「―を得る」

ぶっか

ぶっか【物価】
prices <rise,go up,fall,come down> .〜が高い(低い) Prices are high (low).‖物価指数 a price index.物価上昇(下落) a rise (fall) in prices.

ぶっか

ぶっか [0] 【物化】
(1)物の変化すること。万物の変化すること。
(2)人の死ぬこと。物故。

ぶっか

ぶっか [0] 【物価】
物の値段。

ぶっか

ぶっか [1] 【仏家】
⇒ぶっけ(仏家)

ぶっかい

ぶっかい [0] 【仏界】
(1)〔仏〕
 (ア)仏の住む世界。浄土。
 (イ)十界の一。諸仏の境界。
(2)死後の世界。あの世。

ぶっかい

ぶっかい [0] 【仏戒】
(1)仏の定めた戒律。仏教の戒律。
(2)梵網経に説かれている大乗戒。仏性戒。仏乗戒。

ぶっかい

ぶっかい [0] 【物界】
物質の世界。
⇔心界

ぶっかえり

ぶっかえり [0] 【ぶっ返り】
歌舞伎舞踊で,とめている糸を引き抜いて,上半身の衣裳を腰から下に垂らし,衣裳を変えること。

ぶっかき

ぶっかき
〜(氷) cracked ice.

ぶっかき

ぶっかき [0] 【打っ欠き】
たたいて欠くこと。またそのもの。特に,氷を小さく砕いたもの。「氷を―にする」

ぶっかく

ぶっか・く [3][0] 【打っ欠く】 (動カ五[四])
〔「ぶちかく」の転〕
一部分を欠く。たたいて欠き取る。「氷を―・く」「一つで千両一文―・いても売らず/咄本・鹿の子餅」

ぶっかく

ぶっかく [0] 【仏閣】
寺の建物。また,寺院。「神社―」

ぶっかく

ぶっかく【仏閣】
a (Buddhist) temple.

ぶっかけ

ぶっかけ [0] 【打っ掛け】
(1)ぶっかけること。また,斬りかかること。「手討にでも―にでも勝手にしやあがれ/歌舞伎・八重霞曾我組糸」
(2)汁をかけただけの食べ物。特に,「ぶっかけそば」のこと。「寒(サブ)いから―を食ひてえの/滑稽本・浮世風呂 2」

ぶっかけそば

ぶっかけそば [5] 【打っ掛け蕎麦】
かけそばのこと。

ぶっかける

ぶっかける
dash <water on a person> .→英和

ぶっかける

ぶっか・ける [4][0] 【打っ掛ける】 (動カ下一)
乱暴にあびせかける。「水を―・ける」「砂を―・ける」

ぶっかしすう

ぶっかしすう [5][4] 【物価指数】
物価の変動を総合的に示すための指数。ある場所におけるある時点の財・サービスの価格を基準(普通一〇〇)として,その後の動きを基準時との比較で示す。
→卸売物価指数
→消費者物価指数

ぶっかだか

ぶっかだか [3] 【物価高】
物の値段の高いこと。「―にあえぐ庶民」

ぶっかつろん

ぶっかつろん ブツクワツ― [4] 【物活論】
〔hylozoism〕
物質を無機的なものと考えず,それ自体に生命力や霊魂をもつものとする有機的生命的自然観。

ぶっかとうせい

ぶっかとうせい [4] 【物価統制】
物価の安定を確保し,社会経済秩序を維持し,国民生活の安定を図るために,政府が物価を統制すること。

ぶっかとうせいれい

ぶっかとうせいれい 【物価統制令】
物価の規制に関する基本法。価格の最高額の指定,不当に高価な取引の禁止,暴利行為の禁止,買い占め,売り惜しみの禁止などを定める。1946年(昭和21)制定。

ぶっかスライドせい

ぶっかスライドせい [0] 【物価―制】
⇒インデクセーション

ぶっき

ぶっき [1] 【仏器】
(1)供物をいれる器。
(2)仏具。

ぶっき

ぶっき [1] 【仏記】
〔仏〕 仏の予言。特に,仏が弟子たちの未来について記した予言。

ぶっき

ぶっき ブク― [1][0] 【服忌】
喪に服すること。また,その期間。服紀。

ぶっきゅう

ぶっきゅう [0] 【物給】
物で支給する給与。現物給与。

ぶっきょう

ぶっきょう [1] 【仏教】
〔仏陀が説いた教えの意〕
紀元前五世紀(一説に六世紀)に釈迦が開いた宗教。インドにおこり,ほぼアジア全域に広まった。この世を苦しみ・迷いの世界と見,苦行にも悦楽にも偏らない正しい実践によってそこから脱け出ること,さらには迷いに沈む生きとし生けるものを救うことを目ざす。発展史的に原始仏教・部派仏教(小乗仏教)・大乗仏教,伝来の相違により南伝(南方仏教)・北伝(北方仏教)などの区別が立てられるが,受容された地域の特殊性や社会変動によって多様な信仰に展開した。

ぶっきょう

ぶっきょう【仏教】
Buddhism.〜の Buddhist(ic).‖仏教徒 a Buddhist.

ぶっきょう

ぶっきょう [0] 【仏経】
(1)仏教の経典・経文。お経。
(2)「仏経供養」の略。

ぶっきょう

ぶっきょう 【物狂】
〔「ものぐるい」の漢字表記「物狂」を音読みした語〕
(1)きちがいじみていること。「―の人にて悪しき様にや/盛衰記 19」
(2)あきれたこと。心外なこと。「『なうなうおぢやれ,物いはう』『ああ―や』/狂言・猿座頭」

ぶっきょうおんがく

ぶっきょうおんがく [5] 【仏教音楽】
仏教の儀式に用いられる音楽。声明(シヨウミヨウ)・和讃・御詠歌(ゴエイカ)など。

ぶっきょうか

ぶっきょうか [0] 【仏教家】
仏教を信仰する人。仏教を研究する人。

ぶっきょうかいが

ぶっきょうかいが [5] 【仏教絵画】
仏教に関することを題材とする絵画。仏画。

ぶっきょうがく

ぶっきょうがく [3] 【仏教学】
(信仰の立場を離れ)仏教を研究する学問。

ぶっきょうくよう

ぶっきょうくよう [5] 【仏経供養】
経文を書写して仏前に供え法会(ホウエ)を営むこと。仏経。

ぶっきょうけんちく

ぶっきょうけんちく [5] 【仏教建築】
中国・朝鮮半島から伝えられた塔・本堂・仏堂などの仏教に付随する建築物。和様・大仏様・禅宗様などの様式に代表される。

ぶっきょうせつわ

ぶっきょうせつわ [5] 【仏教説話】
仏教の思想や信仰が盛り込まれている説話。説法・高僧伝・往生伝・奇跡譚・現報譚などがあり,「日本霊異記」「三宝絵詞」「今昔物語」など,多くの説話集に見られる。

ぶっきょうだいがく

ぶっきょうだいがく 【仏教大学】
私立大学の一。1615年創設の関東十八檀林を起源とし,1949年(昭和24)新制大学となる。本部は京都市北区。

ぶっきょうびじゅつ

ぶっきょうびじゅつ [5] 【仏教美術】
仏像彫刻・仏画・寺院建築など,仏教に関する美術。

ぶっきらぼう

ぶっきらぼう
〜な(に) blunt(ly);→英和
brusque(ly).→英和

ぶっきらぼう

ぶっきらぼう [4] (形動)
〔「ぶっきり棒」の転〕
話し方や態度に愛想がないさま。「―な口のきき方」

ぶっきり

ぶっきり [0] 【打っ切り】
(1)ぶっ切ること。また,そうして切ったもの。
(2)「ぶっきり飴」の略。

ぶっきりあめ

ぶっきりあめ [4] 【打っ切り飴】
棒状にした固い飴を小口切りにしただけのもの。ぶっきり。

ぶっきりぼう

ぶっきりぼう [4] 【打っ切り棒】
(1)水飴(ミズアメ)を煮つめて回転させ,白くのばして切った棒状のあめ。
(2)「ぶっきら棒」に同じ。「さく花に―の翁哉/七番日記」

ぶっきりょう

ぶっきりょう ブク―リヤウ [3] 【服忌令】
江戸幕府が制定した喪に関する法令。喪に服する親族の範囲およびその軽重を定めた。古来の制をもとにして1684年に制定し,のち数回にわたり改訂,明治の太政官布告にも受け継がれた。

ぶっきる

ぶっき・る [3] 【打っ切る】 (動ラ五[四])
勢いよく切る。激しい力で切る。「魚の頭を―・る」
[可能] ぶっきれる

ぶっく

ぶっく 【仏工】
⇒ぶっこう(仏工)

ぶっく

ぶっく [0] 【仏供】
仏に供える物。ぶつぐ。ぶく。

ぶっけ

ぶっけ [1] 【仏家】
(1)僧の家。寺院。寺。
(2)仏教を信奉する人。仏教徒。
(3)仏の浄土。仏の悟りの世界。

ぶっけい

ぶっけい [0] 【物詣・仏詣】
寺社に参詣すること。ものもうで。「某は此ほどうちつづいて夢見があしいほどに,―いたさうと存じて/狂言・花子」

ぶっけん

ぶっけん【物権】
《法》a real right.物権法 the law of realty.

ぶっけん

ぶっけん [0] 【物件】
物品。品物。物品などの動産のほか,土地・建物などの不動産についてもいう。「証拠―」

ぶっけん

ぶっけん [0] 【物権】
特定の物を直接に支配する権利。所有権・占有権・地上権・永小作権・地役権・入会権・留置権・先取特権・質権・抵当権などが民法上認められており,また,譲渡担保権・温泉権などが判例上・慣習法上認められている。

ぶっけん

ぶっけん【物件】
《法》an object;→英和
a thing.→英和
証拠物件 material evidence.

ぶっけんこうい

ぶっけんこうい [5] 【物権行為】
物権に,発生・変更・消滅などの変動を生じさせる法律行為。所有権移転行為・抵当権設定行為など。
→債権行為

ぶっけんしょうけん

ぶっけんしょうけん [5] 【物権証券】
物権を表示した有価証券。抵当証券・質入証券など。
→債権証券

ぶっけんてきせいきゅうけん

ぶっけんてきせいきゅうけん [9] 【物権的請求権】
物権内容の完全な実現の妨害または妨害のおそれがある場合に,物権を有する者が妨害の排除を請求する権利。物上請求権。

ぶっけんひ

ぶっけんひ [3] 【物件費】
品物の購入に必要な費用。

ぶっこ

ぶっこ【物故した】
the late <Mr.A> .→英和

ぶっこ

ぶっこ [1] 【物故】 (名)スル
人が死ぬこと。死去。「―者」「九月廿三日に頼山陽―す/伊沢蘭軒(鴎外)」

ぶっこう

ぶっこう [0] 【仏工】
仏像・仏具をつくる人。仏師。ぶっく。

ぶっこうじ

ぶっこうじ ブツクワウ― 【仏光寺】
京都市下京区新開町にある真宗仏光寺派の本山。山号,渋谷山。1212年親鸞が京都山科に一宇を創建,興隆正法寺(略して興正寺)と称したと伝える。のち山科から京都渋谷に移し仏光寺と改称。一時は本願寺を圧倒する勢力を誇った。1586年現在地に移る。
〔「存覚一期記」では1324年七世了源創建と伝える〕

ぶっこうじは

ぶっこうじは ブツクワウ― 【仏光寺派】
真宗十派の一。京都の仏光寺を本山とする。親鸞の高弟真仏を祖とする。

ぶっこうぜんじ

ぶっこうぜんじ ブツクワウ― 【仏光禅師】
無学祖元(ムガクソゲン)の諡号(シゴウ)。

ぶっこく

ぶっこく [0] 【仏国】
(1)仏のすむ国。仏国土。
(2)仏教を奉ずる国。

ぶっこくき

ぶっこくき 【仏国記】
東晋の法顕(ホツケン)が経典を尋ねて西域・インドを遍歴したときの旅行記。一巻。416年完成。高僧法顕伝。法顕伝。歴遊天竺記伝。

ぶっこくじ

ぶっこくじ 【仏国寺】
韓国南東部の慶州市郊外吐含山麓にある寺。528年新羅法興王の創建。以後,大規模に拡充され大いに栄えたが,文禄の役で大半を焼失。1972年,李朝中期の再建になる建物と様式を統一して伽藍全体が復元された。釈迦塔・多宝塔・石橋などは新羅時代の遺構。華厳仏国寺。

ぶっこくど

ぶっこくど [4][3] 【仏国土】
〔仏〕 諸仏それぞれの浄土のこと。仏国。仏土。

ぶっこつ

ぶっこつ [0] 【仏骨】
釈迦の遺骨。仏舎利(ブツシヤリ)。

ぶっこぬく

ぶっこぬ・く [4][0] 【打っこ抜く】 (動カ五[四])
(1)勢いよく抜く。抜き取る。「大根を―・く」
(2)穴をあける。また,仕切りなどを取り去って,ひと続きにする。ぶちぬく。「三部屋―・いて宴会をする」

ぶっこみ

ぶっこみ [0] 【打っ込み】
(1)ぶっこむこと。
(2)ぶっこみ釣り。また,その仕掛け。

ぶっこみづり

ぶっこみづり [0] 【打っ込み釣(り)】
魚の釣り方の一。浮きを用いず,おもりを付けた仕掛けを投入し,餌(エサ)を底に静止させて釣る方法。ぶっこみ。

ぶっこむ

ぶっこ・む [3][0] 【打っ込む】 (動マ五[四])
〔「ぶちこむ」の転〕
(1)うちこむ。うって入れる。「くいを―・む」
(2)なげこむ。たたきこむ。「海に―・む」
(3)無造作に,または荒々しく入れる。つっこむ。「肉も野菜もそのまま―・んで煮る」
(4)刀を無造作に腰に差す。「腰に脇差を―・む」

ぶっころす

ぶっころ・す [4][0] 【打っ殺す】 (動サ五[四])
〔「ぶちころす」の転〕
「殺す」を強めた語。「四の五のぬかすと―・すぞ」

ぶっこわす

ぶっこわ・す [4][0] 【打っ壊す・打っ毀す】 (動サ五[四])
〔「ぶちこわす」の転〕
「壊す」を乱暴に言った語。
[可能] ぶっこわせる

ぶっさき

ぶっさき [0] 【打っ裂き】
「ぶっさきばおり(打裂羽織)」に同じ。

ぶっさきばおり

ぶっさきばおり [5] 【打裂羽織】
帯刀に便利なように背縫いの下半分を縫い合わせていない羽織。武士などが乗馬・旅行の際などに用いた。せさきばおり。せわりばおり。さきばおり。ひっさきばおり。
打裂羽織[図]

ぶっさく

ぶっさ・く [3] 【打っ裂く】 (動カ五[四])
力まかせに引き裂く。

ぶっさつ

ぶっさつ [0] 【仏刹】
(1)寺。仏塔。伽藍(ガラン)。
(2)仏国。仏土。

ぶっさん

ぶっさん [0] 【仏参】 (名)スル
寺にもうでること。寺参り。

ぶっさん

ぶっさん【物産】
products.

ぶっさん

ぶっさん [0] 【物産】
その土地から産出される物。動植物・鉱物も含めていう。「―展」

ぶっさんかいしょ

ぶっさんかいしょ [5] 【物産会所】
⇒国産会所(コクサンカイシヨ)

ぶっし

ぶっし 【物子】
物徂徠(ブツソライ)(荻生(オギユウ)徂徠)のこと。

ぶっし

ぶっし [1] 【物資】
もの。人間の生活のささえとなるような物。食料や衣料など。「―を補給する」

ぶっし

ぶっし 【仏師】
狂言の一。仏師に化けた悪者が田舎者をだまそうとして,自作と称し吉祥天女像になりすますが,形が悪いと直されているうちに化けの皮がはがれる。

ぶっし

ぶっし [1] 【仏子】
(1)仏教を信ずる人。仏教徒。仏弟子。
(2)菩薩のこと。
(3)すべての人間のこと。一切衆生(シユジヨウ)。

ぶっし

ぶっし [1] 【仏氏】
(1)釈迦のこと。
(2)僧侶。

ぶっし

ぶっし [1] 【仏師】
仏像をつくる工匠。仏工。

ぶっし

ぶっし【物資】
goods;→英和
materials;resources (資源).

ぶっしき

ぶっしき【仏式(により)】
(according to) the Buddhist rites.

ぶっしき

ぶっしき [0] 【仏式】
仏教のやり方。「―の葬儀」

ぶっしつ

ぶっしつ【物質】
matter;→英和
substance.→英和
〜の(に),〜的(に) material(ly);→英和
physical(ly).→英和
‖物質主義 materialism.物質名詞《文》a material noun.

ぶっしつ

ぶっしつ [0] 【物質】
(1)もの。品物。「―文明」
(2)〔物〕 古典的には,空間の一部を占め,一定の質量をもつ客観的存在。物質の構成要素は分子・原子であるが,究極的にそれらを構成する核子・電子等を物質粒子という。相対性理論によれば,物質はエネルギーの一形態とされ,また,場の量子論では,物質粒子も場として扱われる。
(3)〔哲〕 意識から独立して時間空間内に存在し,感覚によってとらえられる客観的存在。
〔matter の訳語〕

ぶっしつこうたい

ぶっしつこうたい [5] 【物質交代】
生命維持のために生体内で行われる物質の化学変化。食物として外界から摂取された物質は種々の合成や分解を経て,生体成分や生命活動のための物質およびエネルギー源となり,また不要物として排出される。新陳代謝。代謝。物質代謝。メタボリズム。
→同化
→異化

ぶっしつしゅぎ

ぶっしつしゅぎ [5] 【物質主義】
物質・金銭の充足を第一として,精神面を軽視する考え方。

ぶっしつたいしゃ

ぶっしつたいしゃ [5] 【物質代謝】
⇒物質交代(ブツシツコウタイ)

ぶっしつていすう

ぶっしつていすう [5] 【物質定数】
〔物〕 物質に固有の性質を表す定数。一般には温度,圧力などに依存する。密度・弾性率・電気伝導率・比熱などがその例。

ぶっしつてき

ぶっしつてき [0] 【物質的】 (形動)
(1)物質に関するさま。「―に困る」
(2)心・精神よりも物を重んずるさま。物質本位に考えるさま。
⇔精神的
「―に援助する」「―な満足」

ぶっしつは

ぶっしつは [4] 【物質波】
電子などの物質粒子に伴う波。物質粒子が粒子としての性質とともに,回折や干渉など波としての性質をももっているという考えは,1924年にド=ブロイによって初めて唱えられた。ド=ブロイ波。

ぶっしつぶんか

ぶっしつぶんか [5] 【物質文化】
(1)人間が自然環境に適応し,生活を維持・発展させてゆくために発明・製作したもの。道具・機械・建造物・交通通信手段など。
(2)物質的なもののもつ価値が支配的な文化。
⇔精神文化

ぶっしつめいし

ぶっしつめいし [5] 【物質名詞】
ヨーロッパ諸言語の文法で,製品材料・元素・食物・液体・気体などを表す名詞。一つ二つと数えることができず,単数・複数の区別がない。

ぶっしつりょう

ぶっしつりょう [4] 【物質量】
物質の量を表す物理量の一。物質を構成する,種類の特定された粒子(例えば,水における水分子)の数によって表したもの。単位はモル。SI(国際単位系)の基本単位の一つとして規定されている。
→モル
→グラム原子
→グラム分子

ぶっしどういんけいかく

ぶっしどういんけいかく [8][1][5] 【物資動員計画】
日中戦争勃発後の1938年(昭和13),国家総動員法によって行われた経済統制の一。戦争遂行のため,国家に必要な重要物資の効果的な供給と利用に関する年間需給計画。

ぶっしゃ

ぶっしゃ [1] 【仏舎】
仏像を安置する建物。仏堂。

ぶっしゃ

ぶっしゃ [1] 【仏者】
仏道に帰依した人。僧侶。出家。

ぶっしゃり

ぶっしゃり [0] 【仏舎利】
釈迦の遺骨。仏の骨。

ぶっしゃりえ

ぶっしゃりえ [4] 【仏舎利会】
仏舎利を供養する法会。舎利会。

ぶっしゅ

ぶっしゅ [1] 【仏種】
(1)仏になることを可能にするもの。仏になる原因。
(2)悟りに導く仏の教え。

ぶっしゅかん

ぶっしゅかん [0][3] 【仏手柑】
⇒ぶしゅかん(仏手柑)

ぶっしゅだな

ぶっしゅだな [0] 【仏守棚】
床の間・書院などの脇に設ける棚。仏壇に用いる。

ぶっしょ

ぶっしょ [1][0] 【仏書】
仏教関係の本。仏典。内典。

ぶっしょ

ぶっしょ 【仏所】
(1)仏のいる所。極楽浄土。「一僧一宿の功力に引かれ,急ぎ―に送らんと/謡曲・鵜飼」
(2)仏像を安置する場所・部屋。「―につくりなどして,一向庁務をとどめて後世のことを営むなり/著聞 12」
(3)造仏所の略称。平安中期ごろから仏師の統率者である大仏師の工房をさすようになり,同時にその配下にある仏師の集団をも意味するようになった。

ぶっしょう

ぶっしょう [0] 【仏性】
〔仏〕 仏としての性質。仏の本性。仏となれる可能性。大乗仏教では,すべてのものにそのような性質・能力がそなわっているという。「いづれも―具せる身をへだつるのみこそかなしけれ/平家 1」

ぶっしょう

ぶっしょう [0] 【仏餉・仏聖】
仏前に供える米飯。仏供。「常灯・―なども絶えずして/今昔 28」

ぶっしょう

ぶっしょう [0] 【物証】
「物的証拠」に同じ。
→人(ジン)証
→書証

ぶっしょう

ぶっしょう [0] 【物象】
(1)物のかたち。ありさま。また,自然の風景。「わが感じたる―を,…画布の上に淋漓として生動させる/草枕(漱石)」
(2)旧制の中等学校の教科の名。現在の物理学・化学・鉱物学に当たる。

ぶっしょう

ぶっしょう [0] 【仏生】
釈迦の誕生。また,釈迦の誕生日。

ぶっしょうえ

ぶっしょうえ [3] 【仏生会】
四月八日,釈迦誕生の日に行う法会。灌仏会(カンブツエ)。[季]春。

ぶっしょうか

ぶっしょうか [0] 【物象化】
〔英 reification; (ドイツ) Verdinglichung〕
人間関係が商品や貨幣の姿をとる事態をさす言葉。マルクスの「資本論」の用語。のちにルカーチがその著「歴史と階級意識」でマルクス主義哲学の中心概念にすえた。日本では広松渉の物象化論がある。

ぶっしょうでん

ぶっしょうでん [3] 【仏餉田・仏聖田】
仏餉とする米をとる田。

ぶっしょうどうたい

ぶっしょうどうたい [0] 【仏性同体】
人は皆仏性をもっているから,仏と同体であるということ。

ぶっしょうにち

ぶっしょうにち 【仏生日】
四月八日の釈迦誕生の日。「卯月の八日は―/宴曲集」

ぶっしょうぶくろ

ぶっしょうぶくろ [5] 【仏餉袋・仏聖袋】
仏餉とする米を入れて檀家から寺へ持って行く袋。

ぶっしょく

ぶっしょく [0] 【物色】 (名)スル
(1)多くの人や物の中から適当なものを探し出すこと。「店内を―する」
(2)人相書きなどによって人を探すこと。[ヘボン(三版)]
(3)物の色や形。自然の色や様子。「―と人情と計会すること疎なり/菅家文草」

ぶっしょく

ぶっしょく【物色する】
look for.

ぶっしょくがい

ぶっしょくがい [0] 【物色買い】
値上がりしそうな有望株や割安な株をねらって買うこと。

ぶっしん

ぶっしん [0][1] 【物心】
物質と精神。ものとこころ。「―両面から援助する」

ぶっしん

ぶっしん [0] 【仏身】
〔仏〕 仏の身。仏の姿。もとは具体的な仏の身体をさしたが,生身と法身の二身,法身・応身・報身の三身などを想定するようになった。

ぶっしん

ぶっしん [0] 【仏心】
(1)仏のもつ心。仏のような慈悲深い心。
(2)衆生(シユジヨウ)のなかにある仏性。

ぶっしん

ぶっしん【物心両面に】
both physically and spiritually.

ぶっしん

ぶっしん [0] 【物神】
神霊の宿るものと考えられて崇拝の対象となる動植物や物。

ぶっしんきしゅ

ぶっしんきしゅ [5] 【仏心鬼手】
「鬼手仏心」に同じ。

ぶっしんしゅう

ぶっしんしゅう [3] 【仏心宗】
〔経論などによらずただちに仏心を悟ることから〕
禅宗の別称。

ぶっしんすうはい

ぶっしんすうはい [5] 【物神崇拝】
(1)「呪物崇拝(ジユブツスウハイ)」に同じ。
(2)人間みずからがつくりだした商品や貨幣がかえって人間を支配し,人間がそれらを神のように崇めること。資本主義社会に特有の現象としてマルクスが指摘した。フェティシズム。

ぶっしんにげんろん

ぶっしんにげんろん [6][1][2] 【物心二元論】
⇒心身二元論(シンシンニゲンロン)

ぶっせい

ぶっせい [0] 【物性】
密度・弾性率・膨張率・電気伝導率・屈折率など,その物質に固有な巨視的な力学的・熱的・電気的・磁気的・光学的などの性質。

ぶっせいぶつりがく

ぶっせいぶつりがく [7] 【物性物理学】
物質の巨視的な性質を原子論的な立場から研究する物理学の部門。日本だけで用いられる語。狭義には固体物理学と同義であるが,広義には固体物理学・物理化学などを含み,金属・非金属の結晶・液体・気体など種々の状態にある物質の構造とその力学的・熱的・電気的・磁気的・光学的性質を実験的・理論的に研究する多くの分野がある。理論的には量子力学と統計力学をその基礎とする。

ぶっせいろん

ぶっせいろん [3] 【物性論】
物性物理学,また特に物性物理学のうちの理論的部門。

ぶっせき

ぶっせき [0] 【仏跡】
〔仏〕
〔「ぶっしゃく」とも〕
(1)釈迦に縁の深い遺跡。また,仏教の聖地。
(2)釈迦の足跡。
→仏足石

ぶっせつ

ぶっせつ [0] 【仏刹】
⇒ぶっさつ(仏刹)

ぶっせつ

ぶっせつ [0] 【仏説】
〔仏〕 仏教の教義。また特に,釈迦が自らの口から直接説いた教え。

ぶっそ

ぶっそ [1] 【仏祖】
(1)仏教の開祖。釈迦のこと。
(2)〔仏と祖の意から〕
釈迦とその法を受け継いだ各宗の祖師。
(3)禅宗で,すぐれた宗教的境地に達した高僧。

ぶっそう

ぶっそう 【物騒】 (名・形動)[文]ナリ
(1)あぶないこと。何が起こるかわからないさま。「―な世の中になったものだ」
(2)危険なことをしそうなさま。「―な男」
(3)さわがしいさま。おだやかでないさま。「この程京中―のよし承る間/保元(上・古活字本)」
[派生] ――さ(名)
〔「ものさわがし」の漢字表記「物騒」を音読みした語といわれる。しかし,室町期以前の表記に「物忩(ブツソウ)」があり(「忩」はあわただしい,いそがしいの意),これによれば,歴史的仮名遣いは「ぶつそう」となる〕

ぶっそう

ぶっそう [0][3] 【仏相】
ほとけの顔かたち。

ぶっそう

ぶっそう【物騒な】
dangerous;→英和
troubled;unsettled.→英和

ぶっそう

ぶっそう [0] 【仏葬】
仏式による葬儀。

ぶっそうげ

ぶっそうげ ブツサウ― [3] 【仏桑花】
アオイ科の常緑小低木。暖地で観賞用に栽培。葉は広卵形で濃緑色。晩夏のころ,大きな広漏斗状の五弁花を開き,管状に癒合した雄しべが突き出る。園芸品種が多く,花色は紅・白・桃・黄・橙など。ハイビスカス。扶桑花。[季]夏。

ぶっそくせき

ぶっそくせき [4][3] 【仏足石】
釈迦の足跡の形を刻んだ石。仏像の発祥以前に古代インドで行われた釈迦の象徴表現の一。中国の唐を経て日本にも伝わり,奈良の薬師寺のものが有名。
仏足石[図]

ぶっそくせきか

ぶっそくせきか [6] 【仏足石歌】
(1)奈良県,薬師寺の仏足石の傍らにある仏足石をたたえた歌碑の歌。二一首ある。作者未詳。
(2)「仏足石歌体」の略。

ぶっそくせきかたい

ぶっそくせきかたい [0] 【仏足石歌体】
仏足石歌の歌体。五七五七七七で,短歌の末尾にさらに七音の句を添えて六句とした形。

ぶっそとうき

ぶっそとうき 【仏祖統紀】
中国天台宗の立場から編纂された仏教通史。五四巻。1269年完成。宋の志磐(シハン)編。釈迦に始まり宋代の各派の僧に至る伝記の集大成。

ぶっそん

ぶっそん [0] 【物損】
(事故などでの身体的損害に対し)物質的な損害。物的損害。

ぶったい

ぶったい [0] 【仏体】
仏・仏像のからだ。仏身。

ぶったい

ぶったい [0] 【物体】
具体的な形をもって空間に存在しているもの。物(モノ)。「未確認飛行―」

ぶったい

ぶったい【物体】
an object;→英和
a thing.→英和

ぶったおす

ぶったお・す [4] 【打っ倒す】 (動サ五[四])
勢いよくたおす。また,「たおす」の乱暴な言い方。「じゃまな木は―・してしまえ」
[可能] ぶったおせる

ぶったおれる

ぶったお・れる [5][0] 【打っ倒れる】 (動ラ下一)
勢いよくたおれる。また,「たおれる」の乱暴な言い方。「強烈な右パンチを受けて―・れた」

ぶったぎる

ぶったぎ・る [4] 【打っ手切る】 (動ラ五[四])
勢いよく切る。荒っぽく切る。「じゃまな枝を―・る」
[可能] ぶったぎれる

ぶったくり

ぶったくり [0] 【打っ手繰り】
強引に奪い取ること。強奪。

ぶったくる

ぶったく・る [4] 【打っ手繰る】 (動ラ五[四])
(1)強引に奪いとる。ひったくる。「抱えていた袋を―・られた」
(2)法外に高い料金をとる。ふんだくる。「バーで―・られた」
[可能] ぶったくれる

ぶったたく

ぶったた・く [4] 【打っ叩く】 (動カ五[四])
乱暴にたたく。また,「たたく」の乱暴な言い方。「ひとつ,―・いてやろうか」
[可能] ぶったたける

ぶったまげる

ぶったま・げる [5] 【打っ魂消る】 (動ガ下一)
ひどくたまげる。「いやもう,―・げたのなんのって」

ぶっち

ぶっち [1] 【仏智】
〔仏〕 仏の欠けたところのない智慧(チエ)。

ぶっちがい

ぶっちがい [0] 【打っ違い】
(ななめに)交差させること。すじかい。「―に旗をたてる」

ぶっちがえ

ぶっちがえ [0] 【打っ違え】
「ぶっちがい」に同じ。「鷹の羽の―の家紋」

ぶっちぎり

ぶっちぎり [0] 【打っ千切り】
競走で,大差をつけて勝つこと。「―のトップ」

ぶっちぎる

ぶっちぎ・る [4] 【打っ千切る】 (動ラ五[四])
(1)強くちぎる。また,「ちぎる」の乱暴な言い方。「―・ったような雲」
(2)(主に競馬で)大差をつけて勝つ。
[可能] ぶっちぎれる

ぶっちめる

ぶっち・める 【打っ締める】 (動マ下一)
(1)押さえつける。締めつける。動けないようにする。「まんまと烏はわれら―・めました/黄表紙・魚鳥塩梅吉」
(2)手に入れる。奪う。ものにする。「今夜あの娘を―・めて見せやう/滑稽本・膝栗毛 2」
(3)こらしめる。とっちめる。「とてもの事に―・めてやらう/歌舞伎・忠臣蔵年中行事」

ぶっちゃける

ぶっちゃ・ける [4] (動カ下一)
〔「ぶちあける」の転〕
「ぶちあける」のくだけた言い方。「―・けた話,実は…」

ぶっちょう

ぶっちょう [0] 【仏頂】
■一■ (名)
仏の頭の頂き。肉髻(ニツケイ)の部分。
■二■ (名・形動)[文]ナリ
無愛想な・こと(さま)。「―な顔をする」

ぶっちょうがお

ぶっちょうがお [0] 【仏頂顔】
「仏頂面」に同じ。

ぶっちょうそん

ぶっちょうそん [3] 【仏頂尊】
密教で,仏智を仏格として示した仏。転輪王の形をとる。

ぶっちょうづら

ぶっちょうづら【仏頂面】
a sullen face.〜をする look sullen.

ぶっちょうづら

ぶっちょうづら [0] 【仏頂面】
〔仏頂尊の恐ろしい面相によるとも,不承面(フシヨウヅラ)の転ともいう〕
無愛想な顔。不機嫌な顔。ふくれっつら。「―をする」

ぶっちらかす

ぶっちらか・す [5] 【打っ散らかす】 (動サ五[四])
〔「ぶっ」は接頭語〕
乱雑にちらかす。

ぶっつうじ

ぶっつうじ 【仏通寺】
広島県三原市にある臨済宗仏通寺派の大本山。山号,御許山。1397年小早川春平の創建,愚中周及の開山。のち足利幕府の祈願所。

ぶっつうじは

ぶっつうじは 【仏通寺派】
臨済宗十四派の一。仏通寺を本山とする。開祖は愚中周及。

ぶっつかる

ぶっつか・る [0] 【打っ付かる】 (動ラ五[四])
「ぶつかる」を強めていう語。「電柱に―・る」
[可能] ぶっつかれる

ぶっつけ

ぶっつけ [0] 【打っ付け】
■一■ (名)
(1)準備や予告なしに,物事をいきなりすること。「余り―で失礼だ」
(2)包み隠さないこと。遠慮しないこと。「―に話す」「―にことわる」
(3)江戸吉原で,揚代一分の女郎。「―有れば櫓下佃島あり/洒落本・辰巳之園」
■二■ (副)
初めから。いきなり。「おらあ,あの手があれば芝居へ出て―二枚目/滑稽本・八笑人」

ぶっつけ

ぶっつけ
〜に suddenly;without notice.

ぶっつけがき

ぶっつけがき [0] 【打っ付け書き】
下書きをしないで,すぐに書くこと。また,書いたもの。

ぶっつけほんばん

ぶっつけほんばん [0] 【打っ付け本番】
(1)映画・演劇で,リハーサルやテストなしですぐ撮影・上演すること。
(2)準備なしにいきなり始めること。「時間がないから―で行こう」

ぶっつける

ぶっつ・ける [0] 【打っ付ける】 (動カ下一)
〔「ぶちつける」の転〕
(1)激しくぶつける。強く当てる。「車を電柱に―・けてしまった」
(2)釘・金槌(カナヅチ)などでしっかりと止める。うちつける。「ガラスの代わりに板を―・ける」
(3)遠慮や隠し事をしないで,心にあることをすべて表す。「―・けた話が恁うだ/婦系図(鏡花)」

ぶっつづけ

ぶっつづけ [0] 【打っ続け】
ずっと続けること。「三日間―の審議」

ぶっつぶす

ぶっつぶ・す [4][0] 【打っ潰す】 (動サ五[四])
勢いよくつぶす。また,「つぶす」の乱暴な言い方。「こんな小屋は―・せ」
[可能] ぶっつぶせる

ぶっつり

ぶっつり [3] (副)
(1)綱・紐(ヒモ)など,やや太くて丈夫なものが切れるさま。また,その音を表す語。「ロープが―(と)切れた」
(2)刃物などを突き刺すさま。また,その音を表す語。「太股へ掛け―と突き貫き/怪談牡丹灯籠(円朝)」

ぶってき

ぶってき [0] 【物的】 (形動)
物に関するさま。物の。物質的。「―な証拠」「―援助」

ぶってき

ぶってき [0] 【仏敵】
仏法に敵するもの。仏教の敵。

ぶってき

ぶってき【物的】
material;→英和
physical.→英和

ぶってきかいしゃ

ぶってきかいしゃ [5] 【物的会社】
会社構成の重点が,社員(株主)という人ではなく,資本・財産という物にあり,所有と経営とが分離した会社。株式会社・有限会社。
⇔人的会社

ぶってきこうべん

ぶってきこうべん [5] 【物的抗弁】
債務者が,すべての債権者に対して主張できる抗弁。
⇔人的抗弁

ぶってきしょうこ

ぶってきしょうこ [0][5] 【物的証拠】
人以外の有体物による証拠。検証物・文書の類。物証。
⇔人的証拠

ぶってきせいさんせい

ぶってきせいさんせい [0] 【物的生産性】
生産要素の投入量一単位当たりの生産量で測った生産性。

ぶってきたんぽ

ぶってきたんぽ [5] 【物的担保】
特定の財産による債権の担保。抵当権・質権などがその例。物上担保。対物担保。
⇔人的担保

ぶってつ

ぶってつ 【仏哲】
林邑(リンユウ)国(ベトナム南部)出身の奈良時代の僧。婆羅門僧正に同伴して736年来日。大安寺で梵語を教え,752年の東大寺大仏開眼供養には舞楽を奏した。生没年未詳。

ぶってん

ぶってん [0] 【仏典】
(1)仏教の経典。経・律・論など。
(2)仏教に関する本。仏書。

ぶってん

ぶってん【仏典】
the Buddhist scriptures.

ぶってん

ぶってん [0] 【仏天】
(1)仏を敬っていう語。
(2)仏と仏教の神である諸天。

ぶっと

ぶっと [1] 【仏都】
仏教の盛んな都市。

ぶっと

ぶっと [1] 【仏徒】
仏教を信仰する人。仏教徒。

ぶっとう

ぶっとう [0] 【仏頭】
仏または仏像の頭部。

ぶっとう

ぶっとう [0] 【仏灯】
(1)仏前に供える灯火。みあかし。
(2)仏の教えを,無知の闇を照らす灯火にたとえていう語。

ぶっとう

ぶっとう [0] 【仏塔】
仏教信仰のために建てられた塔。
→塔

ぶっとおし

ぶっとおし [0] 【打っ通し】
(1)途中で休まずに初めから終わりまで続けること。ぶっつづけ。「昼夜―の猛練習」
(2)仕切りなどをすっかり取り除くこと。ぶちぬき。「広間を―にする」

ぶっとおし

ぶっとおし【ぶっ通しに】
without a break[stop];→英和
continuously;→英和
<for 5 days> running[on end].→英和

ぶっとおす

ぶっとお・す [3][0] 【打っ通す】 (動サ五[四])
(1)貫通させる。とおす。「五寸釘を壁に―・す」
(2)ずっと休まずに続ける。「会議を午前午後―・して行う」
(3)仕切りを取り払って連続させる。「三部屋を―・して宴を張る」
[可能] ぶっとおせる

ぶっとちょう

ぶっとちょう 【仏図澄】
(?-348) 中国,五胡十六国時代の僧。中央アジアのクチャの出身。310年洛陽に入り,のち後趙王の信奉を得て,多くの寺を建て中国仏教発展の基礎をつくった。漢人の出家が公認される道を開き,門下から道安・竺法汰などが出た。

ぶっとばす

ぶっとば・す [4] 【打っ飛ばす】 (動サ五[四])
(1)強く遠くまで飛ばす。「ホーム-ランを―・す」
(2)なぐりとばす。「あんななまいきな奴,―・してやれ」
(3)勢いよく車を走らせる。「時速一五〇キロで―・す」
[可能] ぶっとばせる

ぶっとぶ

ぶっと・ぶ [3] 【打っ飛ぶ】 (動バ五[四])
勢いよく飛ぶ。ふっとぶ。「土俵の外に―・ぶ」

ぶっとん

ぶっとん 【仏音】
〔パーリ名 Buddhaghosa〕
五世紀頃の南方仏教の僧。スリランカの大寺(マハービハーラ)を中心に仏典注釈をパーリ語に翻訳再構成した。

ぶっとん

ぶっとん [0] 【仏恩】
「ぶつおん(仏恩)」の連声。

ぶっぱなす

ぶっぱな・す [4] 【打っ放す】 (動サ五[四])
〔「ぶちはなす」の転〕
(1)勢いよく発射する。「銃を―・す」
(2)斬り殺す。「―・さんにも刀のけがれ/桐一葉(逍遥)」
[可能] ぶっぱなせる

ぶっぴん

ぶっぴん【物品】
an article;→英和
a thing.→英和
物品税 the excise tax.

ぶっぴん

ぶっぴん [0] 【物品】
物。品物。特に,不動産以外の有体物。「―貨幣」

ぶっぴんぜい

ぶっぴんぜい [3] 【物品税】
物品税法(1940年制定)により,貴石・毛皮や自動車・電気器具等,一定の物品について課されていた個別消費税。89年(平成1)消費税の導入に伴って廃止。

ぶっぽう

ぶっぽう [0][3] 【仏法】
仏の説いた教え。仏の悟った真理。仏道。仏教。
⇔王法(オウボウ)
⇔世法

ぶっぽう

ぶっぽう [0] 【仏宝】
〔仏〕 三宝の一。仏の尊いことを宝にたとえた語。

ぶっぽうそう

ぶっぽうそう【仏法僧】
《鳥》a broad-billed roller.

ぶっぽうそう

ぶっぽうそう [3] 【仏法僧】
(1)〔仏〕 仏と法と僧。三宝。
(2)ブッポウソウ目ブッポウソウ科の鳥。全長約30センチメートル。全身青緑色で,くちばしと脚が赤い。低山帯の林地にすむ。日本には夏鳥として渡来して繁殖し,冬は南方に渡る。ゲッゲッと鳴く。ブッポウソウと鳴くコノハズクに対し,本種を「姿のブッポウソウ」という。
(3)ブッポウソウ目に属する鳥の総称。
(4)コノハズクの異名。ブッポウソウと鳴くので,{(2)}に対して「声のブッポウソウ」という。三宝鳥。[季]夏。《―青雲杉に湧き湧ける/水原秋桜子》
仏法僧(2)[図]

ぶっ返り

ぶっかえり [0] 【ぶっ返り】
歌舞伎舞踊で,とめている糸を引き抜いて,上半身の衣裳を腰から下に垂らし,衣裳を変えること。

ぶっ通しに

ぶっとおし【ぶっ通しに】
without a break[stop];→英和
continuously;→英和
<for 5 days> running[on end].→英和

ぶつ

ぶつ
「ぶつ切り」の略。「マグロの―」

ぶつ

ぶつ [1] 【物】
現物。もの。「注文はあるが―がない」

ぶつ

ぶ・つ [1] 【打つ】 (動タ五[四])
〔「うつ」の転〕
(1)悪意をもって人をたたく。なぐる。「頭を―・たれる」
(2)「語る」「演説する」などの意を強めていう語。「一席―・つ」
(3)博打(バクチ)をする。「―・つに買ふあいそうこそうつきたどら/柳多留 4」
[可能] ぶてる

ぶつ

ぶつ【打つ】
strike;→英和
beat;→英和
spank (罰として尻を).→英和

ぶつ

ぶつ 【仏】
〔梵 buddha〕
(1)
 (ア)真理を悟った者。すべての煩悩を打ち消し,完全な真理を実現している者。覚者。仏陀。
 (イ)特に釈迦のこと。
(2)仏教の略。

ぶつう

ぶつう [1] 【仏宇】
寺。寺院。

ぶつえ

ぶつえ [1] 【仏会】
(1)仏が法を説く集まり。
(2)仏・菩薩の会する所。浄土。
(3)法会。

ぶつえん

ぶつえん [0] 【仏縁】
仏との間に結ばれる縁。仏の導き。

ぶつえんほう

ぶつえんほう [3] 【仏炎苞】
肉穂花序を包む大形の苞葉(ホウヨウ)。ミズバショウやテンナンショウなどサトイモ科の苞。
仏炎苞[図]

ぶつおん

ぶつおん [0] 【仏恩】
〔「ぶっとん」とも〕
仏の恵み。「―を受ける」

ぶつかりげいこ

ぶつかりげいこ [5] 【打つかり稽古】
相撲で,実戦さながらにぶつかりあってする激しい稽古。

ぶつかる

ぶつか・る [0] 【打つかる】 (動ラ五)
(1)勢いよく突き当たる。「トラックとタクシーが―・った」「岩に―・った波が砕ける」
(2)障害となるものに出会う。「難問に―・る」「夕方のラッシュに―・る」
(3)対立する。争う。「進学をめぐって父親と―・る」
(4)困難に立ち向かう。捨て身で物事に対する。「逃げないで正面から―・ってゆく」
(5)重なる。かち合う。「二つの会議が―・る」
[可能] ぶつかれる

ぶつかる

ぶつかる
(1)[当たる]hit;→英和
strike;→英和
[衝突]run against[into] <a thing> ;collide <with> .→英和
(2)[難問に]tackle;→英和
face.→英和
(3)[日が]fall <on Sunday> .→英和

ぶつが

ぶつが [1] 【物我】
物と我。外物と自己。他者と自己。

ぶつが

ぶつが [0] 【仏画】
仏の姿を描いた絵。また,仏教に題材をとった絵画。

ぶつがい

ぶつがい [2] 【物外】
物質を超越した世界。俗世間の外。

ぶつがく

ぶつがく [0] 【仏学】
仏教に関する学問。仏教学。

ぶつがん

ぶつがん [0] 【仏願】
一切衆生を救おうとする仏の誓願。

ぶつがん

ぶつがん [0] 【仏龕】
仏像などを安置する厨子(ズシ)。

ぶつぎ

ぶつぎ【物議をかもす】
cause[make]trouble.

ぶつぎ

ぶつぎ [1] 【物議】
世間の批評。とりざた。

ぶつぎ

ぶつぎ [1] 【仏儀】
仏事の儀式。

ぶつぎ=を醸(カモ)す

――を醸(カモ)・す
世間の議論を引き起こす。「―・す放言」

ぶつぎり

ぶつぎり [0] 【ぶつ切り】
魚・野菜などを大まかに切ること。また,切ったもの。「マグロの―」

ぶつぎり

ぶつぎり【ぶつ切り】
a chop.→英和
〜にする chop.

ぶつくさ

ぶつくさ [1] (副)
(不平不満などを)つぶやくさま。ぶつぶつ。「―言うな」

ぶつぐ

ぶつぐ【仏具】
Buddhist altar fittings.

ぶつぐ

ぶつぐ [1][0] 【物具】
道具。器具。

ぶつぐ

ぶつぐ [1][0] 【仏具】
仏前に供える器具。ぶぐ。「―屋」

ぶつける

ぶつ・ける [0] (動カ下一)
〔「ぶっつける」の転〕
(1)投げて当てる。「杭に石を―・ける」
(2)自分の体や所有物を,他の物に打ち当てる。「柱に頭を―・けてこぶを作った」
(3)自分の気持ちなどをはっきり表す。「上司に自分の考えを―・けてみなさい」
(4)対抗させる。争わせる。「エースを―・ける」

ぶつける

ぶつける
throw <a thing at> (投げる);→英和
knock[bump] <one's head against a wall> (打ちつける).→英和

ぶつげ

ぶつげ [1] 【仏牙】
釈迦を火葬した際,焼け残った歯。塔に納められた。仏牙舎利。

ぶつげん

ぶつげん [0] 【仏眼】
〔仏〕 五眼の一。仏の眼。悟りを開いた者に備わる,すべての実相を見通す眼。「―を以て諸の衆生を上中下根及び菩薩の下中上根を観じ給ふに/今昔 1」

ぶつげんそん

ぶつげんそん 【仏眼尊】
〔仏〕 密教で胎蔵界曼荼羅(マンダラ)遍智院の尊。仏の智を象徴するもので,一切の仏を生むものであることから仏眼仏母ともいう。

ぶつげんぶつも

ぶつげんぶつも 【仏眼仏母】
「仏眼尊(ブツゲンソン)」に同じ。

ぶつげんほう

ぶつげんほう [0] 【仏眼法】
〔仏〕 密教で,仏眼尊を本尊として息災を祈る修法。

ぶつご

ぶつご [0] 【仏語】
(1)仏の語った言葉。
(2)仏典や教義などにおいて特有の意味で用いられる言葉。仏教用語。

ぶつざ

ぶつざ [0] 【仏座】
仏のすわる座。仏像を置く台。蓮台(レンダイ)。

ぶつじ

ぶつじ [1] 【仏事】
(1)仏教における祭事。死者の冥福を祈る行事。法事。法要。法会。
(2)教化・説教など仏の行為。

ぶつじ

ぶつじ【仏事】
a Buddhist ceremony.

ぶつじ

ぶつじ 【仏地】
(1)仏の位。
(2)菩薩が仏になる寸前の段階で,仏の徳を備えている状態。
(3)仏の土地。寺院。

ぶつじ

ぶつじ [0][1] 【仏寺】
寺。寺院。仏教の寺。

ぶつじゅうごう

ぶつじゅうごう [3] 【仏十号】
⇒十号(ジユウゴウ)

ぶつじょう

ぶつじょう [0] 【物情】
(1)世間の様子。人々の心。「―平穏」
(2)物のありさま。物事の状態。「家譜を披き,詳に―を案ず/本朝文粋」

ぶつじょう

ぶつじょう【物情】
the situation <is serious> ;→英和
public feelings <are excited> .

ぶつじょう

ぶつじょう [0] 【仏乗】
〔仏〕 三乗の一。すべての衆生(シユジヨウ)の成仏する道を説いた教え。菩薩乗。

ぶつじょう

ぶつじょう [0] 【物上】
物に関すること。

ぶつじょうせいきゅうけん

ぶつじょうせいきゅうけん [7] 【物上請求権】
⇒物権的請求権(ブツケンテキセイキユウケン)

ぶつじょうそうぜん

ぶつじょうそうぜん [0] 【物情騒然】 (ト|タル)[文]形動タリ
世間の騒々しいさま。不穏なさま。

ぶつじょうたんぽ

ぶつじょうたんぽ [5] 【物上担保】
⇒物的担保(ブツテキタンポ)

ぶつじょうだいい

ぶつじょうだいい [5] 【物上代位】
担保物権は,その目的物が売却・賃貸・滅失・破損などによって金銭その他の物に転化しても,転化したものに効力を及ぼし,優先弁済を受けることができること。

ぶつじょうほしょう

ぶつじょうほしょう [5] 【物上保証】
他人の債務のために自己の所有する財産を担保に供すること。財産を担保に供する人を物上保証人という。

ぶつじょうれんごう

ぶつじょうれんごう [5] 【物上連合】
〔real union〕
二か国が同一の君主をいただくことによって恒久的な連合関係を形成し,対外的に一体のものとして現れること。1918年までのオーストリア-ハンガリー帝国などがその例。

ぶつじん

ぶつじん [0] 【仏神】
ほとけと,かみ。神仏。

ぶつじんすいは

ぶつじんすいは [5] 【仏神水波】
神と仏は,水と波のように,その現れた形は異なっているが,もとは同じであるということ。「ここも稲荷の神社,―のしるしとて/浄瑠璃・曾根崎心中」

ぶつぜい

ぶつぜい [0] 【物税】
物の所有・取得・製造・販売・輸入または物より生ずる収益に賦課される租税。消費税・固定資産税など。
→人税
→行為税

ぶつぜん

ぶつぜん [0] 【仏前】
仏の前。仏壇の前。「―に花を供える」

ぶつぜん

ぶつぜん【仏前に供える】
offer <a thing> before the tablet of the deceased.→英和

ぶつそらい

ぶつそらい 【物徂徠】
⇒荻生徂徠(オギユウソライ)

ぶつぞう

ぶつぞう【仏像】
a Buddhist image;an image of Buddha.

ぶつぞう

ぶつぞう [0] 【仏像】
彫刻や絵画などの造形方式によって表された,信仰の対象としての仏の形像。多く彫像をいう。釈迦仏のみならず諸尊仏の像をもさす。
仏像[図]

ぶつだ

ぶつだ【仏陀】
Buddha.→英和

ぶつだ

ぶつだ 【仏陀】
⇒ブッダ

ぶつだん

ぶつだん【仏壇】
a Buddhist altar.

ぶつだん

ぶつだん [0] 【仏壇】
(1)仏像を安置するために堂内に作られた壇。須弥壇(シユミダン)。
(2)位牌や仏像を安置するための仏具。主として木製の箱形で,正面は両開きの扉になっている。厨子(ズシ)。

ぶつだんがえし

ぶつだんがえし [5] 【仏壇返し】
「呼び戻し」に同じ。

ぶつつく

ぶつつ・く (動カ四)
ぶつぶつ言う。不平をつぶやく。「いかう当ての違ふ事と―・けば/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」

ぶつでし

ぶつでし [0] 【仏弟子】
(1)仏教の信者。
(2)釈迦の弟子。

ぶつでん

ぶつでん [0] 【仏殿】
寺院などで,仏像を安置し,礼拝するための建物。特に禅宗では,本尊を安置し寺院の中心になる建物をいう。本堂。

ぶつでん

ぶつでん [0] 【仏伝】
仏陀の伝記。代表的なものは馬鳴(メミヨウ)の「ブッダチャリタ(仏所行讃)」など。「―文学」

ぶつでんず

ぶつでんず [3] 【仏伝図】
仏陀の生涯を描いた図。

ぶつど

ぶつど [1] 【仏土】
(1)仏の住む世界。仏の国土。浄土。
(2)釈迦が出現して,教化したこの世界。この世界。娑婆世界。

ぶつどう

ぶつどう [0] 【仏道】
(1)仏の教え。仏教。仏教の修行過程。「―に励む」
(2)仏の悟り。仏果。

ぶつどう

ぶつどう [0] 【仏堂】
仏像を安置する建造物。仏殿。

ぶつねはん

ぶつねはん 【仏涅槃】
〔仏〕 釈迦の入滅。

ぶつねはんき

ぶつねはんき 【仏涅槃忌】
〔仏〕 涅槃会のこと。

ぶつのう

ぶつのう【物納する】
pay <taxes> in kind.

ぶつのう

ぶつのう [0] 【物納】 (名)スル
租税などを物で納めること。
⇔金納
「小作料を―する」

ぶつばち

ぶつばち [0] 【仏罰】
仏から受ける罰。ほとけのばち。ぶつばつ。「―を蒙る」

ぶつばつ

ぶつばつ [0] 【仏罰】
「ぶつばち(仏罰)」に同じ。

ぶつぶつ

ぶつぶつ
(1)[吹出物]spots;pimples (にきびの類);rashes (発疹).
〜が出来る have pimples <in the face> .
(2) ぶつぶついう⇒不平(を言う),つぶやく;[煮え立つ]simmer.→英和

ぶつぶつ

ぶつぶつ
■一■ [1] (副)スル
(1)小声でつぶやくさま。「何か―言いながら歩いている」
(2)不平不満などを大っぴらでなく,言うさま。「どう分配しても誰かが―言う」
(3)小さな穴や突起がたくさんあるさま。粒立っているさま。「鶏の皮みたいに―(と)している」
(4)小さな泡を出しながら煮立ったり,湧き出たりするさま。「お粥(カユ)が―(と)煮えてきた」「ガスが―(と)吹き出す」
(5)何度も突き刺して穴をあけたり,短く切ったりするさま。また,その音を表す語。「蓋に―(と)穴をあける」「綱を―(と)切る」
■二■ [0] (名)
表面にたくさんある小さな穴や突起。「肌に―が残る」

ぶつぶつこうかん

ぶつぶつこうかん [5] 【物物交換】
物と物をじかにとりかわすこと。貨幣を媒介としないで人々が行う財やサービスの直接的な交換をいう。バーター。

ぶつぶつこうかん

ぶつぶつこうかん【物々交換】
barter.→英和
〜する barter <a thing for another> .

ぶつほけん

ぶつほけん [3] 【物保険】
建造物・自動車など,物に生ずる損傷・焼失・盗難などを保険給付の発生原因とする保険。火災保険・運送保険など。
⇔人保険
→損害保険

ぶつぼさつ

ぶつぼさつ [3] 【仏菩薩】
仏陀と菩薩。

ぶつま

ぶつま [0] 【仏間】
仏像や位牌を安置した部屋。

ぶつみょう

ぶつみょう [0][2] 【仏名】
(1)仏の名号。仏の名前。その前に「南無」を付して唱えられることが多い。
→名号
(2)「仏名会(ブツミヨウエ)」の略。

ぶつみょうえ

ぶつみょうえ [3] 【仏名会】
一二月一九日より三日間仏名経によって三世の三千の仏の名前を三日間唱えて,罪の消滅を祈る法会。宮中でも室町時代まで恒例の行事として清涼殿で行われた。御仏名。

ぶつみょうきょう

ぶつみょうきょう 【仏名経】
諸仏の名前を集めた経典。五種類が知られており,三劫三千諸仏名経は仏名会で読誦(ドクジユ)される。

ぶつめい

ぶつめい [0] 【物名】
(1)物の名前。
(2)「物名歌(ブツメイカ)」の略。

ぶつめいか

ぶつめいか [3] 【物名歌】
物の名を,詠み込んだ歌。特に,平安時代以降の,歌の意味に関係なく詠み込んだ歌。「秋ちかう野は成りにけり白露のおける草葉も色かはりゆく」の二音目から八音目にかけて,「きちかう(桔梗)のはな」を詠み込んだ類。物名。もののなのうた。

ぶつめいれんが

ぶつめいれんが [5] 【物名連歌】
百韻一巻の各句に物の名または「恋」「述懐(シツカイ)」などの事項を詠み込んだ連歌。

ぶつめつ

ぶつめつ【仏滅】
Buddha's death;an ill-omened day.

ぶつめつ

ぶつめつ [0] 【仏滅】
(1)釈迦の死。入滅。
(2)六曜の一。すべてに凶であるとする日。仏滅日。

ぶつめつにち

ぶつめつにち [4] 【仏滅日】
「仏滅{(2)}」に同じ。

ぶつも

ぶつも [1] 【仏母】
〔仏〕
(1)〔それによって諸仏が生ずることから〕

 (ア)法すなわち教えのこと。
 (イ)般若波羅蜜(ハンニヤハラミツ)のこと。
(2)釈迦の生母である摩耶夫人(マヤブニン)のこと。

ぶつもつ

ぶつもつ [0] 【仏物】
〔仏〕 三宝中の法僧に対して,仏に属するもの。

ぶつもん

ぶつもん【仏門】
(Buddhist) priesthood.→英和

ぶつもん

ぶつもん [0] 【仏門】
仏の説いた道。仏道。

ぶつもん=に入(イ)る

――に入(イ)・る
出家する。仏門にはいる。

ぶつよく

ぶつよく【物欲】
desire for wealth.

ぶつよく

ぶつよく [0] 【物欲】
金銭や品物に対する欲望。財物に対する執着。「―にとらわれる」

ぶつり

ぶつり【物理(学)】
physics.→英和
〜(学)的(に) physical(ly).→英和
‖物理学者 a physicist.

ぶつり

ぶつり [1] 【物理】
(1)物の道理。「其倫に由て―を害する勿れ/文明論之概略(諭吉)」
(2)「物理学」の略。

ぶつり

ぶつり [2][3] (副)
(1)やや太い物や張りのある物を途中で断ち切る音を表す語。また,断ち切るさま。「電話線が―と切られていた」
(2)物を突き刺す音を表す語。また,突き刺すさま。ずぶり。「刀を―と突き刺す」

ぶつりかがく

ぶつりかがく [4] 【物理化学】
物理学の理論と測定方法により,物質の構造・化学的性質や反応機構などを研究する化学の一分野。特に,理論的な取り扱いを主とする場合に化学物理学ということもある。

ぶつりかんかく

ぶつりかんかく [4] 【物理感覚】
物理的刺激に対する感覚。圧力などの機械的刺激に対する圧覚・触覚・痛覚,音に対する聴覚,重力に対する平衡覚,振動や筋肉の状態などに対する深部感覚,および温度の変化に対する冷覚と温覚,光に対する視覚がこれに属する。物理覚。
→化学感覚

ぶつりがく

ぶつりがく [3] 【物理学】
〔physics〕
物質の構造を探究し,微視的および巨視的な自然現象を支配する法則を,物質の構成要素間の相互作用として捉えて探究する自然科学の最も基礎的な分野。自然法則を量的な関係として捉え,数学的な関係式として表すことに特徴がある。研究対象は,素粒子から宇宙に至るすべての自然現象,および生命現象をも含める。量子力学以前の力学・光学・熱学・電磁気学などは古典物理学と呼ばれる。現代物理学では,原子から素粒子へ,さらに基本的な粒子へと,物質の基本的構成要素を解明しようとする方向と,多数の基本的粒子の集団としての巨視的な物体の性質を解明しようとする方向とがある。

ぶつりき

ぶつりき [0] 【仏力】
仏の力。仏のもつ人知を超えた力。

ぶつりこうがく

ぶつりこうがく [4] 【物理光学】
光の波動性が本質的な役割を果たす光の干渉・回折などの現象および物質の光学的性質を対象とする物理学の部門。

ぶつりそしつ

ぶつりそしつ [1] 【仏籬祖室】
〔籬はまがき,祖は禅宗の祖師〕
仏教と禅宗。

ぶつりたんさ

ぶつりたんさ [4] 【物理探査】
各種岩石のもつ物理的性質の差を利用して地下の地質構造や鉱体の位置・大きさなどを推定する方法。弾性波速度・重力・地磁気・地電流・放射能などの測定による。

ぶつりていすう

ぶつりていすう [4] 【物理定数】
物質定数および物理法則に現れる普遍定数。万有引力定数,プランク定数,電子の質量など。

ぶつりてき

ぶつりてき [0] 【物理的】 (形動)
(1)物理学によって認識したり,されたりするさま。「―変化」「―作用」
(2)物事を広さ・重さ・時間など,もっぱら数量化できる面からとらえるさま。「この車に七人乗るのは―に不可能だ」

ぶつりてきせいしつ

ぶつりてきせいしつ [0] 【物理的性質】
物質に固有な密度・融点・沸点・比熱や電気伝導・屈折など,主に古典物理学の方法によって扱われる性質。物性。

ぶつりてきふうじこめ

ぶつりてきふうじこめ [0] 【物理的封じ込め】
組み換え DNA 実験施設において,遺伝子組み換え生物が実験者・器物・外部へ伝播・拡散することを防止するため,物理的に閉じ込める方法。規制方式には最も厳しい P 4 から P 1 まで四つのレベルがあり,それぞれ必要な設備や実験室の設計,実験操作法が決められている。

ぶつりふりこ

ぶつりふりこ [4] 【物理振(り)子】
⇒剛体(ゴウタイ)振(フ)り子(コ)

ぶつりへんか

ぶつりへんか [4] 【物理変化】
物質自体は変化せず形・色・大きさなど形態のみが変化すること。化学変化との区別は厳密ではなく,例えば溶解現象などのように,どちらとも取れるものがある。
→化学変化

ぶつりゅう

ぶつりゅう [0] 【物流】
〔「物的流通」の略〕
生産物の生産者から消費者までの移動。包装・輸送・保管・荷役・情報などの活動を包括する。「―システム」

ぶつりょう

ぶつりょう [0] 【物療】
「物理療法」の略。

ぶつりょう

ぶつりょう【物量】
an amount of materials[resources].〜作戦で on the strength of material superiority.

ぶつりょう

ぶつりょう [0][2] 【物量】
物の分量。また,物の多さ・豊かさにいう。「―に物をいわせる」「―作戦」

ぶつりりょう

ぶつりりょう [3] 【物理量】
物質系の物理的な性質・状態を表現する量。普通,一個の数値(スカラー)または一組の複数個の数値(ベクトル・テンソル)によって表され,その値は,用いる単位や座標系の選び方によって異なる。量子力学では,物理量は,数学的な線形演算子によって表される。
→物理量[表]

ぶつりりょうほう

ぶつりりょうほう [4] 【物理療法】
光・熱・水・電気・放射線などの物理的エネルギーを治療に応用する療法。物療。理学的療法。
→化学療法

ぶつりりょうほうか

ぶつりりょうほうか [0] 【物理療法科】
物理療法を行う医学の一分科。一般に薬物療法の効かない慢性の疾患を扱う。また,手術後のリハビリテーションを行う。物療内科。

ぶつるい

ぶつるい [2][0] 【物類】
種々の物。また,万物。

ぶつるいしょうこ

ぶつるいしょうこ 【物類称呼】
方言辞書。越谷吾山著。五巻。1775年刊。天地・人倫など七部五五〇項に分け,全国各地の方言四〇〇〇語を挙げる。

ぶつろん

ぶつろん [0] 【物論】
世間の評判・論議。物議。「―蜂起」

ぶつ切り

ぶつぎり【ぶつ切り】
a chop.→英和
〜にする chop.

ぶつ切り

ぶつぎり [0] 【ぶつ切り】
魚・野菜などを大まかに切ること。また,切ったもの。「マグロの―」

ぶづみよきん

ぶづみよきん [4] 【歩積み預金】
銀行などが手形割引などで資金を貸し出す際に,貸出金の一部を強制的に預け入れさせ,預金させたもの。
→両建て預金

ぶてい

ぶてい 【武帝】
(1)(前156-前87) 中国,前漢の第七代皇帝(在位 (前141-前87))。劉徹。中央集権的な郡県制を強化,儒教を公認した。匈奴(キヨウド)を外モンゴルに追って西域にシルクロードを開き,安南・朝鮮を征服,漢帝国の専制政治を確立した。
(2)(464-549) 中国,南朝の梁の初代皇帝(在位 502-549)。蕭衍(シヨウエン)。南斉に代わり自立。学芸を奨励して貴族文化が興隆。仏教を信奉して財政を乱し,侯景の乱中に没した。

ぶていしゅ

ぶていしゅ 【無亭主】
亭主としてのもてなしぶりが悪いこと。「―の段御免あれ/浄瑠璃・二つ腹帯」

ぶと

ぶと [1] 【蚋】
「ぶゆ(蚋)」に同じ。[季]夏。

ぶとう

ぶとう【舞踏】
⇒ダンス.

ぶとう

ぶとう [0] 【舞踏】 (名)スル
(1)踊りを踊ること。舞い踊ること。特に,洋舞にいう。ダンス。
(2)「拝舞(ハイブ)」に同じ。

ぶとう

ぶとう [0] 【武闘】
武力で相手と争い戦うこと。「―派」

ぶとうかい

ぶとうかい [2] 【舞踏会】
人々が集まりダンスをする会。

ぶとうびょう

ぶとうびょう [0] 【舞踏病】
手足や顔に生ずる独特な不随意運動で,歩く様子が踊るように見えるのでこの名がある。中年期以後起こるハンチントン舞踏病などがある。

ぶとく

ぶとく [1] 【武徳】
(1)武人として守るべき徳。
(2)武事の威力。武士階級の権力。「今は天下ただ―に帰して/太平記 21」

ぶとくかい

ぶとくかい [3] 【武徳会】
⇒大日本武徳会(ダイニホンブトクカイ)

ぶとくでん

ぶとくでん 【武徳殿】
(1)平安京大内裏の殿舎の名。宜秋門の西,右兵衛府の東にあって騎射・競べ馬などを天皇が御覧になる。弓場殿(ユバドノ)。
→大内裏
(2)1895年(明治28)平安神宮内に設けられた大日本武徳会の大演武場。現在は廃止。

ぶとくもん

ぶとくもん 【武徳門】
平安京内裏内郭十二門の一。西面し,陰明門の南にある。
→内裏

ぶどう

ぶどう ブダウ [0] 【葡萄】
(1)ブドウ科のつる性落葉木本。西アジア原産。果樹として古く中国を経て渡来。葉は掌状。巻きひげは葉と対生。雌雄異株または同株。五,六月,開花。八〜一〇月,球形の液果が房状になる。果皮は黒紫色・黄緑色・紅紫色など。果実は多汁で甘く生食のほか,ジュース・ジャムなどに加工,また葡萄酒を作る。エビカズラ。[季]秋。
(2)家紋の一。葡萄の実・葉を図案化したもの。

ぶどう

ぶどう [1] 【無道・不道】 (名・形動)[文]ナリ
〔「ぶとう」とも〕
人としての道にそむく・こと(さま)。非道。むどう。「父なるものは暴悪―な鬼のように思はれ/あめりか物語(荷風)」

ぶどう

ぶどう [1] 【舞童】
(1)舞楽を舞う童子。
(2)歌舞伎若衆。「舞伎にたはれ,―とあそぶ/浮世草子・近代艶隠者」

ぶどう

ぶどう【葡萄】
grapes;a grapevine (つる・木).→英和
‖葡萄園 a vineyard.葡萄酒 wine.葡萄状球菌 a staphylococcus.葡萄摘み a vintager (人).葡萄糖《化》glucose;grape sugar.

ぶどう

ぶどう [1] 【武道】
(1)武芸に関する道。剣術・馬術など。
⇔文道
「―を修練する」
(2)武士の守るべき道。武士道。
(3)「武道方(ブドウガタ)」に同じ。

ぶどう

ぶどう【武道】
⇒武術.

ぶどういろ

ぶどういろ ブダウ― [0] 【葡萄色】
よく熟した葡萄の実の色。赤黒い紫色。

ぶどうか

ぶどうか ブダウクワ [0] 【葡萄科】
双子葉植物離弁花類の一科。世界に一二属七〇〇種があり,熱帯に多い。つる性の低木まれに多年草で巻きひげがある。果実は液果。ブドウ・ツタ・ヤブカラシなど。

ぶどうからくさもん

ぶどうからくさもん ブダウ― [7] 【葡萄唐草文】
葡萄の蔓(ツル)・葉・房などを図案化した唐草文。
葡萄唐草文[図]

ぶどうがき

ぶどうがき ブダウ― [2] 【葡萄柿】
シナノガキの別名。枝に多数の小さな実をつけ,熟すと黒紫色になる。

ぶどうがた

ぶどうがた [0] 【武道方】
歌舞伎の役柄の一。武術にすぐれた忠義な武士の役。

ぶどうきゅうきん

ぶどうきゅうきん ブダウキウ― [4] 【葡萄球菌】
グラム陽性を示す球菌。培地上では不規則な集塊となって発育し,葡萄の房状に配列する。広く自然界および人体に分布。代表的な化膿菌で,また食中毒の原因となる。
〔自然科学では「ブドウ球菌」と書く〕

ぶどうしゅ

ぶどうしゅ ブダウ― [2][0] 【葡萄酒】
葡萄の果実または果汁を発酵させた醸造酒。紀元前三,四千年の頃からある最古の酒といわれ,宗教との結びつきも強い。原料の葡萄の種類によって製法・味・色などが異なるが,普通,赤・白・ロゼに大別する。ワイン。

ぶどうじょう

ぶどうじょう ブダウジヤウ [0] 【葡萄状】
多数の小さな粒が葡萄の房のように集まったさま。「―腺」

ぶどうじょうきたい

ぶどうじょうきたい ブダウジヤウ― [6] 【葡萄状鬼胎】
⇒胞状奇胎(ホウジヨウキタイ)

ぶどうじん

ぶどうじん 【無道人】
⇒ふとうじん(不当人)

ぶどうせき

ぶどうせき ブダウ― [2] 【葡萄石】
カルシウム・アルミニウム・鉄を含んだ含水ケイ酸塩鉱物。斜方晶系に属し,淡緑・白色・黄色などを呈し,沸石と共生する。

ぶどうだな

ぶどうだな ブダウ― [0] 【葡萄棚】
(1)葡萄の蔓(ツル)をはわせるために竹や木で作った棚。
(2)劇場の舞台上部にある,吊(ツ)り物などを支えるための棚。古く,丸竹の格子を天井に張っていたのでいう。簀の子。

ぶどうでんらいき

ぶどうでんらいき ブダウデンライキ 【武道伝来記】
浮世草子。八巻。井原西鶴作。1687年刊。敵討ちをテーマとして武士の悲劇を描いた三二の短編を集める。

ぶどうとう

ぶどうとう ブダウタウ [0] 【葡萄糖】
炭素数六個の単糖類。化学式 C�H��O� デンプン・グリコーゲンの加水分解により得られる。水に溶けて還元性を示す。遊離の状態で甘い果実の中に多量に分布し,ヒトの血液中にもわずかに存在する。動植物のエネルギー代謝の中心に位置する重要な物質。D -グルコース。
〔自然科学では「ブドウ糖」と書く〕

ぶどうねずみ

ぶどうねずみ ブダウ― [4] 【葡萄鼠】
赤みがかったねずみ色。

ぶどうまく

ぶどうまく ブダウ― [2] 【葡萄膜】
虹彩・脈絡膜・毛様体の総称。眼球壁の外膜と内膜の間にあって中層を形成する柔らかい薄い膜。葡萄の皮に似た色をしているのでこの名がある。眼球血管膜。

ぶどうパン

ぶどうパン ブダウ― [2] 【葡萄―】
干しブドウを入れて焼いたパン。レーズン-パン。

ぶどまり

ぶどまり [2] 【歩留(ま)り】
(1)加工に際し,使用原料に対する製品の出来高の割合。「―をよくして,単価をさげる」
(2)魚類・野菜類・穀類・家畜などで,食用にできる部分の全体に対する割合。

ぶどまり

ぶどまり【歩留り】
yield.→英和

ぶな

ぶな【橅】
《植》a beech.→英和

ぶな

ぶな [1] 【橅・山毛欅】
ブナ科の落葉高木。温帯の山地に生えて時に純林をつくる。樹皮は灰色で滑らか。葉は卵形で波状の鋸歯がある。雄花は短い尾状花序に密につき,雌花は総苞に包まれて二個内外つく。堅果(どんぐり)は三角錐形で,軟らかいとげのある総苞に包まれ,一,二個ずつつく。材は細工物・家具などとする。日本では九州から北海道南部にかけて分布する。シロブナ。ソバグリ。ソバノキ。ブナノキ。

ぶない

ぶない [1] 【部内】
(1)官公庁・会社などの部の内部。
(2)その組織・機構の内部。
⇔部外

ぶない

ぶない【部内では】
(with)in the department.→英和
政府部内 government circles.

ぶなか

ぶなか [0] 【橅科】
双子葉植物離弁花類の一科。世界に八属九〇〇種が分布する。ほとんどが高木で温帯から亜熱帯の森林の主要樹種を占める。雌雄異花。果実は堅果で椀形の殻斗(カクト)に包まれる。ブナ・クリ・クヌギ・シイ・アカガシなど。殻斗科。

ぶなこ

ぶなこ [0] 【橅子】
橅板を,テープ状に,うすく細長く裁断したもの。細工用。「―漆器」

ぶなたい

ぶなたい [0] 【橅帯】
冬季に低温になる温帯に発達する落葉広葉樹林のうち,ブナを代表的樹種とする森林帯。日本海側にはその美林がある。

ぶなのき

ぶなのき [1] 【橅の木】
⇒ぶな(橅)

ぶなり

ぶなり 【不形】 (名・形動ナリ)
ぶかっこうである・こと(さま)。「色黒く―にて/甲陽軍鑑(品二六)」

ぶなん

ぶなん【無難な】
safe;→英和
tolerable;→英和
pretty good.

ぶなん

ぶなん [0] 【無難】 (名・形動)[文]ナリ
(1)欠点がないこと。また,とりたてて非難すべき点もないが,さしてすぐれてもいないこと。また,そのさま。「―な演技」
(2)危険や災難のない・こと(さま)。無事。「―な選択」「そも刀禰たち鎌倉まで行着かれたか,―に/武蔵野(美妙)」

ぶにょう

ぶにょう [0] 【豊饒】 (名・形動)[文]ナリ
〔「ふにょう」とも〕
「ほうじょう(豊饒)」に同じ。「天産物の―なるは其国土壌(トチ)風気の好きを著すべく/新聞雑誌 28」

ぶにん

ぶにん [0] 【夫人】
〔呉音〕
「ふじん(夫人){(3)}」に同じ。「摩耶(マヤ)―」

ぶにん

ぶにん [0] 【無人】 (名・形動)[文]ナリ
人がいないこと。人手が足りないこと。また,そのさま。「些(チツ)と来てゐて世話をして上げたいのだけれど,内も―でね/多情多恨(紅葉)」

ぶねん

ぶねん 【無念・不念】 (名・形動)[文]ナリ
不注意なこと。考えが足りないこと。また,そのさま。「問ひもいたさいで―な事をいたいた/狂言・末広がり」

ぶのまい

ぶのまい [1] 【武の舞】
舞楽のうち,剣・鉾(ホコ)など武器を持って舞う武官の舞。皇帝破陣楽(オウダイハジンラク)・散手(サンジユ)破陣楽・太平楽・陪臚(バイロ)などをいう。ぶまい。
⇔文(ブン)の舞

ぶはぶっきょう

ぶはぶっきょう [3] 【部派仏教】
釈迦の死後百年頃から数百年の間に成立した二〇の部派による仏教。初め保守的な上座部と進歩的な大衆部に分かれ,のちに前者の系統が一一部,後者の系統が九部となった。これら二〇の部派を小乗仏教というのは大乗仏教側からの批判的呼称。

ぶはむき

ぶはむき 【不はむき】 (名・形動ナリ)
機嫌を損ねること。評判を悪くすること。また,そのさま。「女郎の文も人にみせるのは先へ聞えて―な物さ/洒落本・南門鼠」

ぶば

ぶば [1] 【侮罵】 (名)スル
あなどり,ののしること。

ぶばいがわら

ぶばいがわら ブバイガハラ 【分倍河原】
東京都府中市北西部の旧地名。多摩川の沖積地。鎌倉街道が通る。南北朝時代の古戦場。

ぶばらい

ぶばらい [2] 【賦払い】
「割賦(ワツプ)」に同じ。

ぶばる

ぶば・る [2] 【武張る】 (動ラ五[四])
武士・武人のように振る舞う。勇ましい,また,堅苦しいところがある。「助太郎は―・つた男で,髪を糸鬢に結ひ/渋江抽斎(鴎外)」

ぶひ

ぶひ [0] 【部費】
学校や会社などの部の活動のために必要な費用。

ぶひん

ぶひん [0] 【部品】
「部分品」の略。「ラジオの―」

ぶひん

ぶひん【部品】
parts.

ぶび

ぶび [1] 【武備】
戦争のための準備。軍備。

ぶびき

ぶびき [0] 【分引(き)・歩引(き)】 (名)スル
割引をすること。「―ヲスル/ヘボン」

ぶふ

ぶふ [1] 【武夫】
武人。武士。もののふ。

ぶふ

ぶふ 【武府】
〔武蔵国の国府の意〕
江戸の異名。

ぶふうりゅう

ぶふうりゅう【無風流】
inelegance.→英和
〜な inelegant;→英和
tasteless;→英和
prosaic.→英和

ぶふうりゅう

ぶふうりゅう [2] 【無風流・不風流】 (名・形動)[文]ナリ
風流でないこと。風流を解さないこと。また,そのさま。

ぶぶ

ぶぶ
お茶または湯をいう幼児語・女性語。「かか様―がのみたいも/浄瑠璃・油地獄(上)」

ぶぶん

ぶぶん【部分】
a part;→英和
a portion.→英和
〜的な partial;→英和
local.→英和
〜的に partially;→英和
partly;→英和
locally.→英和
‖部分食《天》a partial eclipse.部分品 parts;accessories.

ぶぶん

ぶぶん [0][1] 【舞文】 (名)スル
巧みに論理を展開して自分に都合のよい文を作ること。また,法律を都合よく解釈して,乱用すること。

ぶぶん

ぶぶん [1] 【部分】
全体をいくつかに分けたものの一部。また,小分けしたもの。「―にこだわって全体を見ない」

ぶぶんおん

ぶぶんおん [2] 【部分音】
音響分析によって一つの音を多くの純音を成分とする複合音として表したときの,その各成分をいう。
→純音

ぶぶんかつ

ぶぶんかつ [2] 【部分割】
動物の受精卵の卵割で,卵黄に妨げられて卵の一部分のみが分裂し,割球が完全に仕切られないもの。卵黄の多い端黄卵(魚類・鳥類など)や中黄卵(昆虫類など)でみられる。盤割と表割がある。局割。部分卵割。
⇔全割

ぶぶんかんし

ぶぶんかんし [4] 【部分冠詞】
フランス語などにみられる冠詞の一。数えられない名詞に付いて,その示す内容全体ではなく,その一部分が問題にされていることを表すもの。例えば,manger du pain(パンを食べる)の pain(パン)の前に付けられている du など。

ぶぶんきょくひつ

ぶぶんきょくひつ [0][1] 【舞文曲筆】
文辞をもてあそび,事実を曲げて書くこと。

ぶぶんきんこう

ぶぶんきんこう [4] 【部分均衡】
ある経済の中のすべての市場についてではなく,その一部の市場だけについて均衡が成立すること。

ぶぶんきんこうりろん

ぶぶんきんこうりろん [8] 【部分均衡理論】
ある市場のみを対象として,その需要と供給の均衡を分析する理論。一般均衡理論が抽象的性格をもつのに対して,具体的であり実際問題に応用しやすい。イギリスのマーシャルらのケンブリッジ学派によって始められた。
→一般均衡理論

ぶぶんしゅうごう

ぶぶんしゅうごう [4] 【部分集合】
〔数〕 集合 � の要素がすべて集合 � の要素になっている時の,集合 � を � の部分集合という。
⇔全体集合

ぶぶんしょく

ぶぶんしょく [2] 【部分食・部分蝕】
日食や月食で,日面または月面の一部分だけ欠けて見える現象。分食。
⇔皆既食

ぶぶんせつじょ

ぶぶんせつじょ [4] 【部分切除】
組織あるいは器官の一部を切除し,摘出する外科手術。
→全摘出

ぶぶんてき

ぶぶんてき [0] 【部分的】 (形動)
部分にだけかかわりのあるさま。一部分だけであるさま。「―な誤り」

ぶぶんてきかくじっけんきんしじょうやく

ぶぶんてきかくじっけんきんしじょうやく 【部分的核実験禁止条約】
正式名称,大気圏内,宇宙空間および水中における核兵器実験を禁止する条約。アメリカ・イギリス・ソ連が署名,1963年発効。地下核実験は禁止されていない。また,フランス・中国は参加していない。
→核不拡散条約

ぶぶんひてい

ぶぶんひてい [4] 【部分否定】
〔partial negation〕
文で,陳述内容の全体でなく,その一部の否定を表す形式。「必ずしも…ない」の類。

ぶぶんひん

ぶぶんひん [0] 【部分品】
器具・機械などの一部分を構成する品。部品。パーツ。

ぶぶんりん

ぶぶんりん [2] 【部分林】
国有林野に契約によって国以外の者が造林し,その収益を国と造林者が分けあう林地。設定区部分林・旧慣部分林・学校部分林・各種記念部分林・その他部分林の五種がある。

ぶへん

ぶへん [1] 【武辺・武篇】
(1)武道・武術に関する事柄。武事。「父は―にも賢こく/初恋(お室)」
(2)戦場で勇敢に戦うこと。また,その人。「命をなげうち―をかせぐも/甲陽軍鑑(品一二)」

ぶへんしゃ

ぶへんしゃ 【武辺者】
(1)勇敢な武士。武事にすぐれた人。「―ヲキツイトユウテイヤガリ/天草本伊曾保」
(2)一郡一城を領する侍大将。「一郡一城斗の侍大将をば―と申/甲陽軍鑑(品四〇)」

ぶへんじ

ぶへんじ 【不返事】
無愛想な返事。いやいやする返事。「異議も言はれず―にもぢ��してぞ上がりける/浄瑠璃・重井筒(中)」

ぶへんもの

ぶへんもの 【武辺者】
「ぶへんしゃ」に同じ。「世にかくれなき―/浮世草子・武家義理物語 2」

ぶべつ

ぶべつ【侮蔑】
⇒軽蔑.

ぶべつ

ぶべつ [0] 【侮蔑】 (名)スル
相手を自分より劣ったものとみなし,さげすむこと。「―した態度」「―的な言辞」

ぶべつ

ぶべつ [0] 【部別】 (名)スル
分類して分けること。部分け。

ぶべん

ぶべん [0] 【武弁】
〔武官のかぶる冠の意から〕
武士。軍人。「予,素,一介の―/肉弾(忠温)」

ぶま

ぶま [1] 【不間】 (名・形動)[文]ナリ
気がきかないこと。間がぬけていること。不恰好(ブカツコウ)なこと。また,そのさま。「―なことを言出す/多情多恨(紅葉)」

ぶまい

ぶまい [0] 【夫米】
室町・江戸時代,夫役のかわりとして納めた米。人足米。

ぶまる

ぶまる 【夫丸】
〔「丸」は人名などの下に添える語〕
人夫。陣夫。「中間・―迄よく知つて/雑兵物語」

ぶまん

ぶまん [0] 【侮慢】 (名)スル
高慢な態度で他をあなどること。「敢て我々を―す/浮城物語(竜渓)」

ぶみん

ぶみん 【部民】
⇒べみん(部民)

ぶめい

ぶめい [1] 【武名】
武人としての誉れ。武勇の名誉。

ぶめい

ぶめい [0][1] 【武命】
〔「ぶみょう」とも〕
(1)武家の命令。「王命といひ,―といひ,君に仕へ世に従ふ法のがれがたくして/平家 10」
(2)武人としての運命。武運。「村之助密通かくれなく,―の尽きと/浮世草子・武道伝来記 2」

ぶめく

ぶめ・く (動カ四)
虻(アブ)などがぶんぶん音を立てる。「蜂一つ飛び来りて,御堂の檐(ノキ)に―・きあるく/今昔 29」

ぶめん

ぶめん [1] 【部面】
全体をいくつかに分けたうちの一方面。部分。「経済の―から見ると…」

ぶも

ぶも 【父母】
〔呉音〕
「ふぼ(父母)」に同じ。「―の恩を背くにも似たり/仮名草子・夫婦宗論物語」

ぶもうき

ぶもうき ブマウ― 【補忘記】
真言声明の書。観応著。二巻。1687年刊。再訂本(三巻),95年刊。新義真言宗の論義の法会の際に用いる語句をイロハ順に挙げ,その唱え方を示したもの。室町時代のアクセントを反映。

ぶもおんじゅうきょう

ぶもおんじゅうきょう 【父母恩重経】
一巻。初唐の頃,中国で作られた偽経。父母の恩がはかりしれないことを説く。数種の異本があり,日本でも広く流布した。

ぶもち

ぶもち [0] 【分持ち】
仕事や費用を分担すること。ぶんもち。

ぶもどし

ぶもどし [2] 【歩戻し】
「リベート{(1)}」に同じ。

ぶもみしょういぜん

ぶもみしょういぜん [1][4] 【父母未生以前】
〔仏〕
〔「ぶも」は「ふも」「ぶぼ」とも〕
禅宗の語。父や母すら生まれる以前のこと。相対的な存在にすぎない自己という立場を離れた,絶対・普遍的な真理の立場。「終始一貫―から只今に至るまで/吾輩は猫である(漱石)」

ぶもん

ぶもん [1] 【武門】
武家の系統。武士の家筋。「―の出」

ぶもん

ぶもん【部門】
a section;→英和
a department;→英和
a branch;→英和
a class (部類).→英和
〜に別ける classify.→英和

ぶもん

ぶもん【武門】
⇒武家.

ぶもん

ぶもん [1][0] 【部門】
全体を大まかに分類したそれぞれ。「造船―」「―別売上」

ぶやく

ぶやく [1] 【夫役・賦役】
〔「ふやく」とも〕
人身に課税すること。特に,労働課役のこと。中世の佃(ツクダ)の耕作や貢租の運搬,近世の助郷(スケゴウ)や川普請役など。ぶえき。

ぶやく

ぶやく 【武役】
(1)武士としての役目。「肝心の―を欠く事横道(オウドウ)なり/浮世草子・新可笑記 4」
(2)室町時代,地頭・家人(ケニン)の所領に,高に応じて毎年課した税。[俚言集覧]

ぶゆ

ぶゆ [1] 【蚋・蟆子】
双翅目ブユ科の昆虫の総称。体長2〜8ミリメートル。ハエに似るが小さい。体は黒または灰色。はねは透明で大きい。雌の成虫は人畜に群がって吸血し,疼痛を与える。アフリカではフィラリアなどの媒介虫。幼虫は清流にすむ。ブヨ。ブト。[季]夏。

ぶゆう

ぶゆう【武勇】
<a tale of> bravery;→英和
(a) heroism.→英和

ぶゆう

ぶゆう [1] 【武勇】
強く勇ましいこと。武術にすぐれ勇ましいこと。「―の誉れが高い」「―談」

ぶゆうでん

ぶゆうでん [2] 【武勇伝】
(1)武勇に富んだ人の伝記。
(2)勇ましい手柄話。

ぶよ

ぶよ【蚋】
《虫》a gnat.→英和

ぶよ

ぶよ [1] 【蚋・蟆子】
ブユの別名。[季]夏。

ぶよう

ぶよう [0] 【撫養】 (名)スル
かわいがって養うこと。撫育。「民を―する」

ぶよう

ぶよう [0] 【舞踊】
音楽に合わせた身振りや手振りによって感情や意思を表現する芸能。おどり。まい。舞踏。ダンス。「日本―」「民族―」「―家」

ぶよう

ぶよう【舞踊】
dancing;→英和
a dance.→英和

ぶようくみきょく

ぶようくみきょく [5] 【舞踊組曲】
〔(フランス) suite de ballet〕
一つのバレエのために作られた音楽を抜粋し,演奏会用の作品としてまとめたもの。

ぶようげき

ぶようげき [2] 【舞踊劇】
舞踊によって構成された劇。バレエ,歌舞伎の所作事(シヨサゴト)・振り事など。

ぶようじん

ぶようじん【無用心な】
dangerous;→英和
careless (不注意).→英和

ぶようじん

ぶようじん [2] 【不用心・無用心】 (名・形動)[文]ナリ
用心が悪いこと。災害や危険に対する備えが足りないこと。また,そのさま。「留守がちでは―だ」

ぶよぶよ

ぶよぶよ
■一■ [1] (副)スル
(1)水を吸ってふくらんでいるさま。「―して気味が悪い」
(2)しまりなく太っているさま。「―と太る」
■二■ [0] (形動)
{■一■}に同じ。「―な巨体」

ぶよぶよ

ぶよぶよ
〜の soft;→英和
flabby (たるんだ).→英和

ぶら

ぶら
ぶらぶらと歩くことを略していう語。地名などの後に付けて用いる。「銀(=銀座)―」「道(ドウ)(=道頓堀(ドウトンボリ))―」

ぶらい

ぶらい [0] 【無頼】 (名・形動)[文]ナリ
〔「むらい」とも〕
(1)定職をもたず,素行の悪い・こと(さま)。そのような人をもいう。ならずもの。「―の徒」
(2)頼るところのないこと。「単孤―の独人に成りて/十訓 2」

ぶらいかん

ぶらいかん [0][2] 【無頼漢】
無頼な男。ならず者。ごろつき。

ぶらいかん

ぶらいかん [2] 【武礼冠】
〔「むらいかん」とも〕
即位・朝賀などの儀式に,近衛の大・中・少将など上級の武官が用いた冠。
武礼冠[図]

ぶらいかん

ぶらいかん【無頼漢】
a rascal;→英和
a scoundrel.→英和

ぶらいは

ぶらいは [0] 【無頼派】
織田作之助・坂口安吾・太宰治・石川淳・檀一雄ら第二次大戦直後の虚脱・昏迷の中で,反俗無頼の心情を基調とした作家に対する称。新戯作(ゲサク)派。

ぶらく

ぶらく [1] 【部落】
(1)比較的少数の家からなる地域的共同体。生産と生活をともにする農民の共同体的結合を基礎とした地縁団体として形成され,明治時代の市町村制施行以後市町村の下部機構として機能するようになった。
(2)
⇒被差別部落(ヒサベツブラク)

ぶらくいん

ぶらくいん 【豊楽院】
平安京大内裏の南西部にある宮殿。節会(セチエ)・大嘗会(ダイジヨウエ)などを行う所。正殿を豊楽殿という。
→大内裏

ぶらくかいほううんどう

ぶらくかいほううんどう [8][1][5] 【部落解放運動】
被差別部落出身者に対する社会的差別の解消を目指す社会運動。1922年(大正11)水平社の結成により全国的な運動に発展。

ぶらくもん

ぶらくもん 【豊楽門】
平安京大内裏豊楽院の正門。南に面する。
→大内裏

ぶらくる

ぶらく・る (動ラ四)
ぶら下げる。つり下げる。「土細工の灯籠―・り/洒落本・浪花色八掛」

ぶらさがる

ぶらさが・る [0][4] 【ぶら下がる】 (動ラ五[四])
(1)上端を支えにして垂れ下がる。「鉄棒に―・る」
(2)簡単に手に入りそうな状態になっている。「大臣の椅子が目の前に―・っている」
(3)もっぱら他の人の力に頼る。「子供三人が細腕に―・っている」
[可能] ぶらさがれる

ぶらさがる

ぶらさがる【ぶら下がる】
hang;→英和
dangle.→英和

ぶらさげる

ぶらさげる【ぶら下げる】
hang;→英和
suspend.→英和

ぶらさげる

ぶらさ・げる [0] 【ぶら下げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ぶらさ・ぐ
ものの上部を固定して下げる。また,手に下げて持つ。「ちょうちんを―・げる」「胸に勲章を―・げる」

ぶらちょうちん

ぶらちょうちん [3] 【ぶら提灯】
柄が付いた,ぶら下げて持つちょうちん。ぶらり提灯。ぶら。

ぶらつく

ぶらつく
walk about;wander;→英和
take a walk (散歩).→英和

ぶらつく

ぶらつ・く [0] (動カ五[四])
(1)目的もなく歩きまわる。「友人と町の中を―・く」
(2)これといった仕事もせずに,漫然と暮らす。「天才と云ふものは…終日―・いて居なくつては駄目だ/三四郎(漱石)」
(3)垂れ下がったものが揺れ動く。「象が長い鼻を―・かせる」
[可能] ぶらつける

ぶらぶら

ぶらぶら
■一■ [1] (副)スル
(1)やや重い物が垂れ下がって揺れ動くさま。しっかり止まっていないさま。「腰掛けて足を―させる」「札が―(と)揺れている」
(2)特別な目的がなく歩くさま。また,のんびりと歩くさま。「―(と)歩いても駅まで五分くらい」「その辺を―してくる」
(3)決まった仕事や日課がなく,漫然と過ごすさま。「退院して家で―している」
(4)病気が治りきらないで長びくさま。「―と煩ひ付いたが,とう��あつち物になつた/滑稽本・浮世床(初)」
■二■ [0] (形動)
{■一■(1)}に同じ。「とめ金がゆるんで看板が―になる」
■三■ (名)
遊び人。「人のいやがる―も年が異見で直つたか/浄瑠璃・夏祭」

ぶらぶら

ぶらぶら
〜する (1) swing;→英和
dangle;→英和
hang around.(2)[さまよう]wander[walk] <about> .→英和
(3)[なまける]be lazy;idle away one's time.

ぶらぶらぶし

ぶらぶらぶし 【ぶらぶら節】
長崎市丸山遊郭のお座敷唄。嘉永・安政(1848-1860)頃江戸を中心に流行した「やだちゅう節」が伝えられ,大正末期に節回しが整えられたもの。

ぶらぶらやまい

ぶらぶらやまい [5] 【ぶらぶら病】
特にどこが悪いというわけではないが,何となく調子の悪い状態が長びく病気。「―の後,いよ��肺結核の忌わしき名をつけられ/不如帰(蘆花)」

ぶらぶら病

ぶらぶらやまい [5] 【ぶらぶら病】
特にどこが悪いというわけではないが,何となく調子の悪い状態が長びく病気。「―の後,いよ��肺結核の忌わしき名をつけられ/不如帰(蘆花)」

ぶらぶら節

ぶらぶらぶし 【ぶらぶら節】
長崎市丸山遊郭のお座敷唄。嘉永・安政(1848-1860)頃江戸を中心に流行した「やだちゅう節」が伝えられ,大正末期に節回しが整えられたもの。

ぶらり

ぶらり
〜と casually;→英和
unexpectedly;→英和
aimlessly.〜と立ち寄る drop in.

ぶらり

ぶらり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)やや重い物が垂れ下がっているさま。ぶらん。「へちまが―と下がっている」
(2)なすこともなく暮らすさま。ぶらぶら。「一日中―としている」
(3)思いがけないさま。突然。ふらりと。「―と出かける」

ぶらりぶらり

ぶらりぶらり [2] (副)
「ぶらぶら{■一■}」に同じ。「―とゆれる」「―と日を暮らす」

ぶらん

ぶらん [2] (副)
ぶら下がっているさま。ぶらり。

ぶらんこ

ぶらんこ [1][2] 【鞦韆】
遊具の一。腰を掛ける横板の両端に二本の綱や鎖を付けてつり下げたもの。板に乗って前後に揺らして遊ぶ。ふらここ。しゅうせん。[季]春。
〔語源はポルトガル語 balanço からという説がある〕

ぶらんこ

ぶらんこ
〜(に乗る) (sit on,get on) a swing;→英和
a trapeze (体操・サーカス用の).→英和

ぶら下がる

ぶらさがる【ぶら下がる】
hang;→英和
dangle.→英和

ぶら下がる

ぶらさが・る [0][4] 【ぶら下がる】 (動ラ五[四])
(1)上端を支えにして垂れ下がる。「鉄棒に―・る」
(2)簡単に手に入りそうな状態になっている。「大臣の椅子が目の前に―・っている」
(3)もっぱら他の人の力に頼る。「子供三人が細腕に―・っている」
[可能] ぶらさがれる

ぶら下げる

ぶらさ・げる [0] 【ぶら下げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ぶらさ・ぐ
ものの上部を固定して下げる。また,手に下げて持つ。「ちょうちんを―・げる」「胸に勲章を―・げる」

ぶら下げる

ぶらさげる【ぶら下げる】
hang;→英和
suspend.→英和

ぶら提灯

ぶらちょうちん [3] 【ぶら提灯】
柄が付いた,ぶら下げて持つちょうちん。ぶらり提灯。ぶら。

ぶり

−ぶり【−振り】
(1)[様子](one's) way[manner] <of speaking> .→英和
(2)[経過]after <3 days> .→英和
彼の話し〜 the way he talks.5年〜で会う meet a person whom one has not seen for 5 years.

ぶり

ぶり [1] 【鰤】
スズキ目の海魚。全長約1メートル。体は紡錘形でやや側扁する。背は暗青色,腹は銀白色で,体側中央に一本の黄色帯が縦走する。代表的な出世魚で,東京付近ではワカシ・イナダ・ワラサ・ブリの順に,大阪付近ではツバス・ハマチ・メジロ・ブリの順に成長につれ呼び名が変わる。寒ぶりといわれて冬,特に美味。ハマチの養殖も盛ん。回遊魚で,日本各地の沿岸に分布。[季]冬。
鰤[図]

ぶり

ぶり【鰤】
《魚》a yellowtail.→英和

ぶり

ぶり 【振り・風】
名詞またはそれに準ずる語の下に付いて複合語をつくる。
(1)状態・動作の仕方・あり方を表す。「枝―」「勉強―」
〔「歩きっぷり」「男っぷり」「飲みっぷり」のように「っぷり」となることがある〕
(2)数量を表す語に付いて,分量がそれだけに相当することを表す。「大―」「五軒―もある家/鹿狩(独歩)」
(3)時間を表す語に付いて,それだけの時間を経過して,再び同じ状態になることを表す。「五年―の帰郷」「三日―の晴天」
(4)歌・和歌の曲調・調子を表す。「万葉―」
(5)古代歌謡,特に雅楽寮に伝わる歌曲の曲名を表す。多く,歌詞の冒頭の語に付ける。「天田(アマダ)―/古事記(下訓)」

ぶりおこし

ぶりおこし [3] 【鰤起(こ)し】
一二〜一月の,ブリのとれる時期に鳴る雷。特に,日本海側の地方でいう。[季]冬。

ぶりかえし

ぶりかえし [0] 【ぶり返し】
ぶりかえすこと。

ぶりかえし

ぶりかえし【ぶり返し】
a relapse;→英和
a return.→英和

ぶりかえす

ぶりかえ・す [0][3] 【ぶり返す】 (動サ五[四])
(1)一度なおりかけた病気が,再び悪くなる。「かぜが―・す」
(2)一度よくなり始めたりおさまりかけていた物事が再び元の悪い状態に戻る。「インフレが―・す」「寒さが―・す」

ぶりかえす

ぶりかえす【ぶり返す】
return (寒さなどが);→英和
[病気などが][人が主語]have a relapse;→英和
get worse again.

ぶりしゃり

ぶりしゃり (副)
〔「ぷりしゃり」とも〕
すねるさま。すねて気を引くさま。「心据わらず―の,いぶりぶりごま/浄瑠璃・松風村雨」

ぶりっこ

ぶりっこ [2] 【ぶりっ子】 (名)スル
いい子ぶること。また,その人。特に若い女性についていう。「いい子―している」

ぶりっ子

ぶりっこ [2] 【ぶりっ子】 (名)スル
いい子ぶること。また,その人。特に若い女性についていう。「いい子―している」

ぶりぶり

ぶりぶり 【振り振り】
■一■ [0] (名)
(1)近世の玩具の一。木製の,槌(ツチ)の形をしたもの。毬(マリ)を打つとも,両側に車をつけて引いて遊んだともいう。のちには正月の飾り物となった。玉ぶりぶり。「正月遊びの―の玉を投げて/浮世草子・風流曲三味線」
(2)直径約10センチメートルの円形の的。二筋の綱で串(クシ)につける。
(3)太刀の柄の下げ緒のおもりの金物。
■二■ [1] (副)スル
小刻みに揺れるさま。また,震動する音を表す語。「先陣越された宇治川に膝―の流れ武者/浄瑠璃・鑓の権三(上)」
振り振り■一■(1)[図]

ぶりぶり

ぶりぶり [1] (副)スル
怒って不機嫌なさま。ぷりぷり。

ぶりぶりぎっちょう

ぶりぶりぎっちょう [5] 【振り振り毬杖】
「ぶりぶり{■一■(1)}」に同じ。

ぶりゃく

ぶりゃく [1][0] 【武略】
戦術。戦略。駆け引き。「―にすぐれた将軍」

ぶりゃくじょう

ぶりゃくじょう [0] 【武略状】
戦国時代,決起の主旨を記して,同志を集める檄文(ゲキブン)。

ぶりょう

ぶりょう [0] 【無聊】
(1)たいくつなこと。「―を慰める」
(2)わだかまりがあって,楽しまないこと。「―の事也とて,ひたすら避してうけざりけり/新花摘」
[派生] ――さ(名)

ぶりょうとうげん

ぶりょうとうげん 【武陵桃源】
〔陶潜の「桃花源記」の,湖南武陵の桃林の奥に戦乱を避けた人々が平和に暮らす仙境があったという話から〕
俗世間からかけ離れた別天地。桃源郷。

ぶりょく

ぶりょく [1] 【武力】
軍隊の力。兵力。「―に訴える」「―行使」

ぶりょく

ぶりょく【武力】
military power.〜で by force.〜に訴える appeal to arms;use (armed) force.

ぶりょくかくめい

ぶりょくかくめい [4] 【武力革命】
武力を行使して行う革命。暴力革命。

ぶり返し

ぶりかえし【ぶり返し】
a relapse;→英和
a return.→英和

ぶり返し

ぶりかえし [0] 【ぶり返し】
ぶりかえすこと。

ぶり返す

ぶりかえす【ぶり返す】
return (寒さなどが);→英和
[病気などが][人が主語]have a relapse;→英和
get worse again.

ぶり返す

ぶりかえ・す [0][3] 【ぶり返す】 (動サ五[四])
(1)一度なおりかけた病気が,再び悪くなる。「かぜが―・す」
(2)一度よくなり始めたりおさまりかけていた物事が再び元の悪い状態に戻る。「インフレが―・す」「寒さが―・す」

ぶる

ぶ・る 【振る】 [1] (動ラ五[四])
〔接尾語「ぶる」が独立の動詞として用いられるようになったもの〕
俗に,えらそうに振る舞う。きどる。もったいぶる。「―・った奴」「彼は―・るから嫌だ」

ぶる

ぶ・る 【振る】 (接尾)
〔動詞五[四]段型活用〕
名詞や形容詞・形容動詞の語幹などに付いて,いかにもそれらしい様子をする,そのように振る舞うなどの意を表す。「学者―・る」「気持ちがたか―・る」「利口―・って嫌な奴」

ぶる

ぶる
affect <a poet> ;→英和
put on airs (気取る).上品〜 be prudish.

ぶるい

ぶるい [0][1] 【部類】
(1)種類によって分けたときの一つ一つ。種類による区別。「あの青年などはまだましな―に入る」
(2)仲間。一族。「―五人同じく切る/古事談 4」

ぶるい

ぶるい【部類】
a class;→英和
a group;→英和
a category.→英和
〜に入れる classify[group] <a thing with> .→英和

ぶるいわけ

ぶるいわけ [0] 【部類分け】
部類によって分けること。分類。

ぶるう

ぶる・う [2] (動ワ五)
俗に,恐れて畏縮する意。「こわくて―・った」

ぶるけい

ぶるけい [0] 【ぶる罫】
「波罫(ナミケイ)」に同じ。

ぶるぶる

ぶるぶる [1] (副)スル
小きざみにゆれ動くさま。また,寒さ・恐怖などで,体が震えるさま。「怖くて―(と)震える」「手が―して字が思うように書けない」

ぶるぶる

ぶるぶる
〜震える tremble;→英和
quiver.→英和
⇒震える.

ぶる罫

ぶるけい [0] 【ぶる罫】
「波罫(ナミケイ)」に同じ。

ぶれ

ぶれ [2]
ぶれること。特に写真で,映像がぼやけたり,二重になったりすること。

ぶれい

ぶれい [1][2] 【無礼】 (名・形動)[文]ナリ
礼儀にはずれる・こと(さま)。失礼。ぶらい。「―者」「―な奴だ」「―を働く」
[派生] ――さ(名)

ぶれい

ぶれい【無礼】
impoliteness;→英和
rudeness;→英和
insolence (ごう慢).→英和
〜な(に) impolite(ly);→英和
rude(ly);→英和
insolent(ly).→英和
〜なことをする be rude <to a person> .〜にも…する be rude enough to do….

ぶれいこう

ぶれいこう [0][2] 【無礼講】
身分・地位の上下などを考えないで,行う宴会。堅苦しい礼儀を抜きにして行う酒盛り。

ぶれいこう

ぶれいこう【無礼講にする】
abandon all ceremony.

ぶれつ

ぶれつ [1] 【武烈】
軍事上の功績。武勲。武功。

ぶれつてんのう

ぶれつてんのう 【武烈天皇】
記紀で第二五代天皇,小泊瀬稚鷦鷯尊(オハツセワカサザキノミコト)の漢風諡号(シゴウ)。仁賢天皇第一皇子。都は大和泊瀬列城(ハツセナミキ)宮。

ぶれる

ぶ・れる [2] (動ラ下一)
ゆれ動く。また,カメラを動かしたために写真がぼけて写る。「車の窓から撮ったので―・れてしまった」

ぶわけ

ぶわけ [0][3] 【部分け】 (名)スル
同類のものにまとめて分けること。部類分け。

ぶわぶわ

ぶわぶわ
■一■ [1] (副)スル
ゆるく波をうったようにふくれているさま。「―した紙」
■二■ [0] (形動)
{■一■}に同じ。「―な服」

ぶん

ぶん (接頭)
〔「ぶち(打)」の転〕
動詞に付いて,その意味を強める。また,荒々しくその動作をする意を表す。「―なぐる」「―投げる」「―回す」

ぶん

ぶん【分】
(1)[分け前]a[one's]share.→英和
(2)[資力]one's means.(3)[本分]one's duty.(4)[分量]a portion <of roast beef> (一人分);→英和
a dose (薬の一回分).→英和
この〜なら at this rate.〜に応じて(不相応に) <live> within (above) one's means.〜に安んじる be content with one's lot.〜を知る know oneself[one's place].〜をつくす do one's duty.…の3分の1(2) one third (two thirds) of….
‖アルコール分 alcoholic contents.

ぶん

ぶん [1] 【分】
■一■ (名)
(1)分け与えられたもの。わけまえ。わりあて。「この菓子は弟の―に残しておく」
(2)人が置かれた立場や身分。また,人が備えている能力の程度。分際。「―をわきまえる」「―に応じた仕事を選ぶ」「―に過ぎたお褒めを戴く」
(3)本分。つとめ。「学生の―を尽くす」
(4)物事の様子・状態。また,程度。くらい。「この―なら大丈夫だ」「軽い仕事をする―には差し支えない」
(5)当然そうであること。「―の敵を討て,非分のものを討たず/読本・弓張月(後)」
(6)名詞の下に付いて用いる。
 (ア)一定の関係にあることを表す。「兄弟―」「兄貴―」
 (イ)それに相当するもの,またはそれに当てられるものの意を表す。「五人―の料理」「来年度―の予算」
■二■ (名・形動)
一般と異なっていること。一般とちがってすぐれていること。また,そのさま。格別。特別。「勘当が赦されたいと思召す男の心は―な物じや/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」

ぶん

ぶん【文】
(1) a sentence.→英和
(2) ⇒文章,文体,文学.
(3)[武に対し]arts.

ぶん

ぶん [1] 【文】
(1)言語単位の一。思考や感情を言葉で表現する際の,完結した内容を表す最小の単位。多くは複数の文節によって構成されるが,「待て」「さようなら」のような一語文もある。文字で表す場合には,通常,文の切れ目に句点「。」を打つ。センテンス。文章。
(2)複数の文{(1)}から構成され,あるまとまった思想を表したもの。文章。「―を練る」
(3)(武に対して)学問・文芸など。「―を修める」

ぶん=は人なり

――は人なり
文章は書き手の人柄を表す。文章を見れば人となりがわかる。

ぶん=を属(シヨク)す

――を属(シヨク)・す
〔漢書(賈誼伝)〕
文章をつづる。

ぶんあつ

ぶんあつ [0] 【分圧】
混合気体の各成分気体がそれぞれ独立に,同温度で混合気体と同体積を占めるときに示す圧力。
→全圧

ぶんあつのほうそく

ぶんあつのほうそく 【分圧の法則】
⇒ドルトンの法則(ホウソク)

ぶんあん

ぶんあん 【文安】
年号(1444.2.5-1449.7.28)。嘉吉の後,宝徳の前。後花園天皇の代。ぶんなん。

ぶんあん

ぶんあん【文案(を作る)】
(make) a draft.→英和

ぶんあん

ぶんあん [0] 【文案】
(1)文書の下書き。「―を練る」
(2)つくえ。文机(フヅクエ)。几案。「六時に―に坐せり/西国立志編(正直)」

ぶんい

ぶんい [1] 【文意】
文章の中に述べられている考え。文章の中に含まれている趣旨。文章の意味。「―を汲む」

ぶんい

ぶんい【文意】
meaning.→英和

ぶんい

ぶんい [1] 【文位】
勲位に対して,普通の位階。正一位・従一位など。本位。

ぶんいった

ぶんいった 【聞一多】
(1899-1946) 中国の詩人・文学者。湖北省出身。アメリカ留学ののち,「死水」などの象徴詩集を発表。抗日戦争中は古代文学や神話の民俗学的研究に専念した。戦後は民主運動に活躍したため国民党に暗殺された。ウェン=イートゥオ。

ぶんいん

ぶんいん [0] 【分院】
本院とは別に設置した建物。

ぶんいん

ぶんいん【分院】
a branch hospital.

ぶんいん

ぶんいん [0] 【文音】
手紙を利用して数名で連句一巻を巻くこと。

ぶんうん

ぶんうん [0] 【文運】
学問・芸術が盛んに行われている状態。文化が起こり栄える勢い。「―隆盛」

ぶんえい

ぶんえい [0] 【分営】
本営から分かれて作られた軍営。

ぶんえい

ぶんえい 【文永】
年号(1264.2.28-1275.4.25)。弘長の後,建治の前。亀山・後宇多天皇の代。

ぶんえいこうあんのえき

ぶんえいこうあんのえき 【文永弘安の役】
⇒元寇(ゲンコウ)

ぶんえきこさく

ぶんえきこさく [5] 【分益小作】
小作制度の一形態。小作地の収穫物のうち一定の割合を小作料として支払うもの。現在の農地法は定額金納を定め,これを認めていない。刈り分け小作。

ぶんえきろうと

ぶんえきろうと [5] 【分液漏斗】
互いに混ざり合わない二種の液体を分離するのに用いるガラス器具。液体に溶けている特定の成分を,その液体と混ざり合わないもう一つの液体へ抽出して分離するのにも用いることができる。
分液漏斗[図]

ぶんえん

ぶんえん [0] 【文苑】
(1)文章・文学の世界。文壇。
(2)文集。

ぶんえんえいが

ぶんえんえいが ブンヱンエイグワ 【文苑英華】
中国の文集。一〇〇〇巻。宋(ソウ)の太宗の勅命を受けて李昉(リボウ)らが編集し,987年完成。梁(リヨウ)末から唐末に至る名詩文を「文選(モンゼン)」にならって集録。宋四大書の一。

ぶんえんかく

ぶんえんかく 【文淵閣】
明・清時代の北京宮中の殿閣の名。蔵書を納め,清の乾隆(ケンリユウ)年間(1736-1795)には「四庫全書」を納めた。

ぶんおう

ぶんおう 【文王】
中国,周王朝の始祖武王の父。姓は姫(キ),名は昌。西伯と称する。殷(イン)代末期に,太公望など賢士を集め,渭水(イスイ)盆地を平定して周の基礎を築いた。古代の聖王の模範とされる。生没年未詳。ぶんのう。

ぶんおう

ぶんおう 【文応】
年号(1260.4.13-1261.2.20)。正元の後,弘長の前。亀山天皇の代。

ぶんか

ぶんか【文科】
the literary course[department].

ぶんか

ぶんか [1] 【文化】
(1)〔culture〕
社会を構成する人々によって習得・共有・伝達される行動様式ないし生活様式の総体。言語・習俗・道徳・宗教,種々の制度などはその具体例。文化相対主義においては,それぞれの人間集団は個別の文化をもち,個別文化はそれぞれ独自の価値をもっており,その間に高低・優劣の差はないとされる。カルチャー。
(2)学問・芸術・宗教・道徳など,主として精神的活動から生み出されたもの。
(3)世の中が開け進み,生活が快適で便利になること。文明開化。
(4)他の語の上に付いて,ハイカラ・便利・新式などの意を表す。「―鍋」

ぶんか

ぶんか [1] 【文科】
(1)数学・自然科学系統以外の学問の分野。人文科学・社会科学の分野。
⇔理科
(2)大学で{(1)}を専攻する学科・学部。「―系」
(3)文学部。

ぶんか

ぶんか [1] 【分科】
学問や物事で科目を分けること。また,分けられた科目。

ぶんか

ぶんか【分科】
a section;→英和
a branch.→英和
分科委員会 a subcommittee.→英和

ぶんか

ぶんか【分化】
differentiation;specialization.〜する differentiate;→英和
specialize.→英和

ぶんか

ぶんか【文化】
civilization;→英和
culture.→英和
〜的 cultural.→英和
‖文化勲章 the Order of Culture.文化功労者 a person of cultural merits.文化国家 a civilized nation;a highly cultured nation.文化祭 a cultural[school,university]festival.文化財 a cultural asset.文化財保護委員会 the Committee for the Protection of Cultural Assets.文化人 a man of culture.文化人類学 cultural anthropology.文化大革命[中国の]the Cultural Revolution.文化庁 the Agency for Cultural Affairs.文化の日 Culture Day.

ぶんか

ぶんか [1][0] 【分化】 (名)スル
(1)単純なもの・等質なものが,複雑なもの・異質なものに分かれてゆくこと。「学問がますます―する」
(2)生物の発生の過程で,分裂増殖する細胞がそれぞれ形態的・機能的に変化して,役割に応じた特異性が確立していく現象。生物種族のたどる形態変化にもあてはまる。
(3)〔心〕 条件づけにおいて,二つ以上の刺激の中の特定の刺激に対してだけ反応を形成すること。
⇔汎化

ぶんか

ぶんか [1] 【文華】
(1)詩文がはなやかなこと。詩文のはなやかさ。
(2)文明のはなやかなこと。「今や人民…―の錦繍に入り/東京新繁昌記(撫松)」

ぶんか

ぶんか [1] 【文火】
弱い火力。
⇔武火

ぶんか

ぶんか ブンクワ 【文化】
年号(1804.2.11-1818.4.22)。享和の後,文政の前。光格・仁孝天皇の代。

ぶんか

ぶんか [0][1] 【分課】 (名)スル
(1)仕事を分担するためにいくつかの課にわけること。
(2)分けて賦課すること。

ぶんかい

ぶんかい [0] 【文界】
文学者の社会。文学界。文壇。

ぶんかい

ぶんかい [0] 【分解】 (名)スル
(1)一つにまとまっていた物がいくつかに分かれること。また,分けること。「自転車を―する」
(2)一つの化合物から,複数のより簡単な化合物または単体が生成する反応。
(3)事の道理を細かく分けてとくこと。「看官宜く下文の―を読て知る可し/花柳春話(純一郎)」

ぶんかい

ぶんかい【分解】
(1)[分析](an) analysis.→英和
(2)[物質の]resolution;→英和
decomposition;disintegration.〜する (1)[分析]analyze;→英和
take <a machine> to pieces;overhaul (分解修理).→英和
(2)[物質が,を]resolve <into> ;→英和
dissolve;→英和
decompose.→英和
‖分解写真 a photographic playback.

ぶんかい

ぶんかい [0] 【分会】
組織や会の本部の下に,地域・専門などによって小分けして設けた会。

ぶんかい

ぶんかい [0] 【分界】 (名)スル
分けて境目をつけること。また,その境目。「其徳と不徳との―には/学問ノススメ(諭吉)」

ぶんかいさん

ぶんかいさん [4] 【文化遺産】
現代にまで残され,将来に継承されるべき,過去の時代の文化財。

ぶんかいしゃ

ぶんかいしゃ [3] 【分解者】
生態系において,生物の死体や排出物などの有機化合物を無機化合物に分解する生物。生態系中での物質の循環に大きな役割を果たす。通常は菌類や細菌類をさす。

ぶんかいじょうりゅう

ぶんかいじょうりゅう [5] 【分解蒸留】
石油のクラッキング。

ぶんかいのう

ぶんかいのう [3] 【分解能】
器械装置などで物理量を測定・識別できる能力。特に望遠鏡・顕微鏡などでは見分けられる最小の距離または視角をさし,分光器ではある波長のところで見分けられる最小波長差で,その波長を割ったものをさす。

ぶんかいガソリン

ぶんかいガソリン [5] 【分解―】
原油の高沸点留分の熱分解や接触分解により得られる低沸点の炭化水素。一般にオクタン価が高い。

ぶんかえいが

ぶんかえいが [4] 【文化映画】
劇映画・ニュース映画以外の映画の総称。教育映画・科学映画・記録映画など,一般の人の教養を高めるために作られたもの。

ぶんかえいゆう

ぶんかえいゆう [4] 【文化英雄】
〔culture hero〕
神話の中で,その社会に火や技術,農作物などの基本的な文化要素を最初に持ち込んだ者。ギリシャ神話のプロメテウスや日本神話の大国主命などが代表的。

ぶんかかい

ぶんかかい [3] 【分科会】
大きな会議などの場合,全体会議に対し,各専門分野に分かれて開く会合。

ぶんかかがく

ぶんかかがく [4] 【文化科学】
〔(ドイツ) Kulturwissenschaft〕
リッケルトの用語。価値と無関係に自然を法則的に認識する自然科学と異なり,個性的なものに価値を認めて文化を研究対象とする科学。人文科学・社会科学の別称。

ぶんかかくめい

ぶんかかくめい [4] 【文化革命】
文化の領域で行われる革命。社会主義革命において政治的・経済的革命とならんで,旧文化の批判的継承,新しい文化の創造,文化の大衆化などとして主張される。

ぶんかかち

ぶんかかち [4] 【文化価値】
(1)文化の面からみた事物の価値。文化財としての価値。
(2)〔(ドイツ) Kulturwert〕
リッケルトらの用語。特殊・個別的な文化財に対して,それの前提となる普遍妥当的で純粋な価値。真・善・美・聖など。日常生活の要求を満たす生活価値とも区別される。

ぶんかがくいん

ぶんかがくいん 【文化学院】
私立学校の一。西村伊作によって,個性尊重,男女平等の自由主義的な教育を目指して1921年(大正10)に創設。所在地は東京都千代田区。

ぶんかきごうろん

ぶんかきごうろん [5] 【文化記号論】
〔cultural semiotics〕
社会と文化を記号現象として分析する学問。代表的なものにマルセル=モースの人類学的象徴交換論,バタイユのポトラッチ的蕩尽論のほか,R =バルトのモード論,ボードリヤールの消費社会論などがある。文化記号学。

ぶんかく

ぶんかく [0] 【文革】
「文化大革命」の略。

ぶんかく

ぶんかく [0] 【文格】
文章の品格。

ぶんかく

ぶんかく [0] 【分画・分劃】 (名)スル
(1)分割し区画すること。また,その区画。
(2)混合物質を,それを構成する成分に分けること。または,分けられたそれぞれの成分。

ぶんかくせいざい

ぶんかくせいざい [5] 【分画製剤】
⇒血液成分製剤

ぶんかくんしょう

ぶんかくんしょう [4] 【文化勲章】
学術や芸術など文化の発展に顕著な功績を残した人に授与される勲章。1937年(昭和12)に制定。

ぶんかこうろうしゃ

ぶんかこうろうしゃ [6] 【文化功労者】
文化功労者年金法(1951年制定)に定める文化の向上発展に関し,特に功績顕著な者。文化勲章受章者を含み,終身年金が支給される。

ぶんかこっか

ぶんかこっか [4] 【文化国家】
(警察国家・法治国家などに対して)文化の発展・向上を最高指導理念とする国家。一九世紀のドイツで提唱。

ぶんかさい

ぶんかさい [3] 【文化祭】
高校・大学などで,生徒・学生が演劇・研究発表・音楽会・講演会・討論会などを企画実行する文化的な催し。

ぶんかざい

ぶんかざい [3][0] 【文化財】
(1)人間の精神的な働きが加わって生み出されたもので,文化的価値を有するもの。学問・芸術など。
(2)文化財保護法で,保護の対象とするもの。有形文化財・無形文化財・民俗文化財・記念物・伝統的建造物群の五種類。

ぶんかざいほごいいんかい

ぶんかざいほごいいんかい 【文化財保護委員会】
文化財の保護・活用・調査にあたる委員会。文部省の外局として設置されたが,1968年(昭和43)文化庁文化財保護部に改組された。

ぶんかざいほごほう

ぶんかざいほごほう 【文化財保護法】
文化財を保存し,その活用を図り,国民の文化的向上と世界文化の進歩に貢献するための法律。1950年(昭和25)制定。

ぶんかし

ぶんかし [3] 【文化史】
科学・芸術・文学・教育・宗教・風俗・交通などを相関連させ,人類の文化の変遷・発達を記述した歴史。文明史。

ぶんかししゅう

ぶんかししゅう [4] 【文化刺繍】
解きほぐしたリリヤンを専用の特殊な針を用いて刺す刺繍。壁掛けなどに用いる。

ぶんかしほん

ぶんかしほん [4] 【文化資本】
〔(フランス) capital culturel〕
ブルデューの用語。言葉づかいや行動様式など身体化されたもの,絵画や書物など物として客体化されたもの,学歴や資格として制度化されたものの三つの形態をもち再生産される文化的所産の総称。経済資本に対していう。

ぶんかしゃかいがく

ぶんかしゃかいがく [5] 【文化社会学】
文化の諸現象を対象とする社会学。ドイツでは形式社会学に対する批判から出発し,価値哲学や歴史哲学の伝統のもとで文化現象の歴史性や文化的内容が積極的にとりあげられる。またアメリカでは,心理学的社会学に対する批判から,人類学と結びつき,文化の客観的性格が主に扱われる。

ぶんかしゅうれいしゅう

ぶんかしゅうれいしゅう ブンクワシウレイシフ 【文華秀麗集】
勅撰漢詩集。三巻。嵯峨天皇の命により藤原冬嗣および仲雄王・菅原清公(キヨトモ)・勇山(イサヤマ)文継・滋野貞主らが撰。818年成立。嵯峨天皇・巨勢識人(コセノシキヒト)ら作者二八人,一四八編の詩を収める。

ぶんかしゅぎ

ぶんかしゅぎ [4] 【文化主義】
〔大正中頃,桑木厳翼の造語〕
文化の向上・発達,文化価値の実現を人間生活の最上の目的とする立場。当時の自然主義・唯物主義の思潮に対抗して唱えられた。

ぶんかしん

ぶんかしん [3] 【文化神】
文化英雄を神格化していう語。
→文化英雄

ぶんかじゅうたく

ぶんかじゅうたく [4] 【文化住宅】
(1)合理的な生活に合うように設計された,和風に洋風を取り入れた近代的な感じの住宅。
〔大正から昭和初期にかけて用いられた語〕
(2)関西地方で,木造二階建ての棟割りアパートの俗称。

ぶんかじょしだいがく

ぶんかじょしだいがく 【文化女子大学】
私立大学の一。1964年(昭和39)設立。本部は東京都渋谷区。

ぶんかじん

ぶんかじん [3] 【文化人】
学問・芸術などの分野で活躍し,社会的にも名声を得ている人。すぐれた教養を身につけた知識人。

ぶんかじんるいがく

ぶんかじんるいがく [6] 【文化人類学】
人間を文化・社会の面から実証的に研究する学問。文化の構造・機能・動態・類型などを研究する。
→自然人類学

ぶんかせいかつ

ぶんかせいかつ [4] 【文化生活】
文化的な生活用品を取り入れた合理的・機能的な生活。

ぶんかせいじ

ぶんかせいじ [4] 【文化政治】
1919年の三・一独立運動以後の朝鮮に対する日本の統治政策の呼称。従来の武断政治にかわって,総督武官制や憲兵警察の廃止,結社や言論の自由の限定つきの容認などの懐柔策をとることによって,独立運動の再発防止を企図した。

ぶんかだいかくめい

ぶんかだいかくめい [6] 【文化大革命】
〔「プロレタリア文化大革命」の略〕
1966年に始まる中華人民共和国内の大規模な思想・政治闘争。毛沢東・林彪らは学生中心の紅衛兵や軍を動員し,劉少奇国家主席ら党や行政の幹部を「資本主義の道を歩む実権派」として実権を奪い,多数の粛清者を出した。しかし,全国で混乱がつづき,林彪失脚など内部対立はやまず,76年には天安門事件が起こるに及び,毛の死後,77年終結が宣言された。プロ文革。文革。

ぶんかだいがく

ぶんかだいがく [4] 【分科大学】
旧制の帝国大学を構成した各分科の称。法科大学・医科大学・工科大学・文科大学・理科大学・農科大学があった。1919年(大正8)から学部と改称。

ぶんかだんたい

ぶんかだんたい [4] 【文化団体】
同じ文化的内容の思想・感情によって結ばれた団体。広義には,学会・宗教団体なども含む。

ぶんかちょう

ぶんかちょう [3] 【文化庁】
文部省の外局の一。1968年(昭和43)文化財保護委員会と文部省文化局とを統合して設置。文化の振興・普及,文化財の保存・活用,宗教に関する行政事務を行う。

ぶんかつ

ぶんかつ【分割】
division;→英和
partition.→英和
〜する divide <a thing into> .→英和
〜払いで買う buy <a thing> by installments.

ぶんかつ

ぶんかつ [0] 【分割】 (名)スル
ある物をいくつかに分けること。「黄金―」「領土を―する」

ぶんかつ

ぶんかつ [0] 【分轄】 (名)スル
いくつかに分けて管轄すること。「所領を―する」

ぶんかつそうぞく

ぶんかつそうぞく [5] 【分割相続】
共同相続の場合に,遺産を相続分に応じて分割する相続形態。

ぶんかつとうち

ぶんかつとうち [5] 【分割統治】
支配者が被支配者の民族・宗教・利害などの相違対立を利用して相互に分立させ,統一的反対勢力の形成を困難にして支配の安定をはかる方法。

ぶんかつばらい

ぶんかつばらい [5] 【分割払い】
代金などを何度かに分けて支払う方法。
→一時払い

ぶんかてき

ぶんかてき [0] 【文化的】 (形動)
(1)文化にかかわりのあるさま。「―な事業」
(2)文化を取り入れているさま。文化にかなっているさま。「―な生活」

ぶんかてきたげんしゅぎ

ぶんかてきたげんしゅぎ [9] 【文化的多元主義】
諸民族が単純に同化・融合に努めるのではなく,それぞれの民族性や文化特性を保持しつつ,共存していこうとする立場・主張。

ぶんかてつがく

ぶんかてつがく [5][4] 【文化哲学】
〔(ドイツ) Kulturphilosophie〕
ウィンデルバントの用語。未来の文化の理想を掲げ,現在の文化を評価する規範を基礎づけ,過去の文化を理解することを課題とする哲学の一分科。広義には,精神哲学に等しい。

ぶんかとうそう

ぶんかとうそう [4] 【文化闘争】
〔(ドイツ) Kulturkampf〕
ドイツ帝国成立直後の1870年代に,ビスマルクが統制を強化するため,反プロイセン的なカトリック教徒に対して行なった弾圧。

ぶんかのたいか

ぶんかのたいか ブンクワ―タイクワ 【文化の大火】
文化三年(1906)3月,芝車町(クルマチヨウ)泉岳寺前から出火して京橋・神田・浅草におよび,五三〇余町を焼いて死者約七千人を出した火事。江戸三大火事の一。丙寅(ヘイイン)火事。車町火事。

ぶんかのひ

ぶんかのひ [1] 【文化の日】
国民の祝日の一。一一月三日。自由と平和を愛し,文化をすすめることを趣旨とする。[季]秋。

ぶんかふくごう

ぶんかふくごう [4] 【文化複合】
異なる多数の文化要素がまとまりをもって構成する全体。例えば,東南アジアの焼畑陸稲栽培や北アメリカ平原インディアンの騎馬をめぐる一連の要素の複合など。

ぶんかぶんせいじだい

ぶんかぶんせいじだい ブンクワ― 【文化文政時代】
徳川一一代将軍家斉治下の文化・文政年間(1804-1830)を中心とした時代。幕藩体制の動揺期に当たるが,表面的には平穏な状態が続いた。幕政の綱紀が緩み,江戸を中心に太平の享楽的風潮がみなぎり,町人文化が栄えた。人情本(為永春水)・滑稽本(十返舎一九・式亭三馬)・読本(曲亭馬琴)・歌舞伎(台本作者に鶴屋南北)・狂歌(大田南畝)・浮世絵(北斎・広重)・肖像画(渡辺崋山)などにすぐれた作者が現れ,活躍した。化政期。

ぶんかへんよう

ぶんかへんよう [4] 【文化変容】
異なった文化を有する諸集団が接触した結果,その一方あるいは双方の集団の文化に変化が生じる現象。

ぶんかほうそう

ぶんかほうそう ブンクワハウソウ 【文化放送】
関東地方の民間ラジオ放送局。1952年(昭和27)財団法人日本文化放送協会として開局。56年現名に改組。ニッポン放送と共に NRN(ナショナル-ラジオ-ネットワーク)のキー局。

ぶんかん

ぶんかん [0] 【文官】
官吏のうち,軍事以外の行政事務を取り扱う者。文民の官吏の旧称。
⇔武官

ぶんかん

ぶんかん [0] 【分館】
本館から分かれてつくられた施設。

ぶんかん

ぶんかん【文官】
a civil official;a civilian;→英和
the civil service (総称).

ぶんかんしりん

ぶんかんしりん ブンクワン― 【文館詞林】
中国の詩文集。一〇〇〇巻。唐の許敬宗らの奉勅撰。漢から唐初までの詩文を集めたもの。ほとんど散逸。

ぶんかんにんようれい

ぶんかんにんようれい 【文官任用令】
大日本帝国憲法下で,一般文官の任用資格を定めた勅令。自由任用を廃止し,試験任用の原則を確立した。

ぶんかんぶんげんれい

ぶんかんぶんげんれい 【文官分限令】
文官の身分および職分の保障に関する規定。1899年(明治32)勅令で公布,1946年(昭和21)に官吏分限令と改称,翌年,国家公務員法の制定に伴い廃止。

ぶんかセンター

ぶんかセンター [4] 【文化―】
文化活動の拠点となる,公民館・集会場・図書館・美術館などが集まった施設。文化会館。

ぶんが

ぶんが [1] 【文雅】 (名・形動)[文]ナリ
(1)詩や歌をよむ風流の道。
(2)みやびやかなこと。風流なこと。また,そのさま。「―の士」「―な趣味」

ぶんがい

ぶんがい [0][1] 【分外】 (名・形動)[文]ナリ
(1)分際を超えていてふさわしくない・こと(さま)。過分。「―な望みをいだく」「―の光栄」
(2)思いのほかであること。格別であること。「人民を信ずる事は,―に少き/西国立志編(正直)」

ぶんがく

ぶんがく【文学】
literature.→英和
〜の literary.→英和
‖文学士 a bachelor of arts;Bachelor of Arts <B.A.> (学位).文学者 a writer;a man of letters.文学博士 a doctor of letters;Doctor of Letters <D.Litt.,Litt.D.> (学位);Doctor of Philosophy <Ph.D.> (学位).文学批評 literary criticism.文学批評家 a literary critic.文学部 the faculty[department]of arts[letters].

ぶんがく

ぶんがく [1] 【文学】
(1)〔literature〕
言語表現による芸術作品。詩歌・小説・戯曲・随筆・評論など。文芸。「―作品」「―書」「―を愛する」
(2)詩・小説・戯曲など文学作品を研究する学問。文芸学。
(3)文芸学・語学・哲学・心理学・史学などの総称。「―部」
(4)律令制で,親王家で経書を教授することをつかさどった職。

ぶんがくかい

ぶんがくかい [4][3] 【文学界】
(1)文学の領域。
(2)文学者たちの社会。文壇。
(3)書名(別項参照)。

ぶんがくかい

ぶんがくかい 【文学界】
(1)文芸雑誌。1893(明治26)〜98年。「女学雑誌」の文芸部門が独立したもの。星野天知・北村透谷・島崎藤村らが同人。明治中期におけるロマン主義運動の中心であり,樋口一葉「たけくらべ」,北村透谷「内部生命論」などが発表された。
(2)文芸雑誌。1933年(昭和8)文化公論社から発刊。小林秀雄・川端康成・林房雄・武田麟太郎らが同人。昭和10年代の文学活動の拠点となった。

ぶんがくかくめい

ぶんがくかくめい [5] 【文学革命】
1917年に始まる中国の文学革新運動。旧来の文語文を捨てて生きた白話(口語)による文学を創造する白話運動を胡適(コテキ)が提唱,陳独秀らが推進し,魯迅が小説「狂人日記」で実践した。この言語改革は文化・社会の変革を求めて「新文化運動」に発展した。

ぶんがくけんきゅうかい

ぶんがくけんきゅうかい 【文学研究会】
中国の五四新文学運動から生まれた文学団体。鄭振鐸(テイシンタク)ら一二人が発起人となり,1921年北京で成立。「人生のための芸術」を主張し,「小説月報」などを編集発行。創作とロシア・東欧・北欧の作品の翻訳によって新文学運動をリードしたが,五・三十(ゴサンジユウ)事件後衰え32年解散した。

ぶんがくしゃ

ぶんがくしゃ [3][4] 【文学者】
(1)文学を創造する人。詩人・作家・劇作家など。
(2)文学を研究する人。

ぶんがくせいねん

ぶんがくせいねん [5] 【文学青年】
(1)文学を好み,作家を志望する青年。
(2)文学好きの青年を軽んじて呼ぶ称。「青白い―」

ぶんがくてき

ぶんがくてき [0] 【文学的】 (形動)
(1)文学に関するさま。「―研究」
(2)文学{(1)}のようなさま。「―な表現」

ぶんがくはくし

ぶんがくはくし [5] 【文学博士】
文学の部門に関するすぐれた研究に対して与えられる博士の学位。また,それを取得した人。文博。

ぶんがくろん

ぶんがくろん [4] 【文学論】
(1)文学に関する議論。
(2)個別の文学作品の評価や文学一般の本質を明らかにする理論。

ぶんき

ぶんき 【文亀】
年号(1501.2.29-1504.2.30)。明応の後,永正の前。後柏原天皇の代。

ぶんき

ぶんき【分岐する】
diverge;→英和
branch off;ramify.→英和
分岐点 a turning point;a junction (鉄道の);→英和
a crossroads.

ぶんき

ぶんき [0][1] 【分岐】 (名)スル
分かれること。またになること。「支線を―させる」

ぶんきてん

ぶんきてん [3] 【分岐点】
(1)道路・鉄道などの分かれる地点。
(2)物事の分かれ目。「人生の―」「損益―」

ぶんきゅう

ぶんきゅう [0] 【分給】 (名)スル
分け与えること。「歩卒に―すべき事/西国立志編(正直)」

ぶんきゅう

ぶんきゅう ブンキウ 【文久】
年号(1861.2.19-1864.2.20)。万延の後,元治の前。孝明天皇の代。

ぶんきゅう

ぶんきゅう [0] 【分級】 (名)スル
流体から受ける抗力を利用して,粒子をその大きさにしたがって選り分けること。

ぶんきゅうえいほう

ぶんきゅうえいほう ブンキウ― 【文久永宝】
文久三年(1863)に発行された,銅の穴あきの四文銭。文久四文銭。文久通宝。文久銭。

ぶんきゅうしんぶん

ぶんきゅうしんぶん ブンキウ― 【文久新聞】
官板バタビヤ新聞の別称。

ぶんきゅうせん

ぶんきゅうせん ブンキウ― [0] 【文久銭】
文久永宝の通称。

ぶんきょう

ぶんきょう【文教】
education.→英和
‖文教地区 a school zone.

ぶんきょう

ぶんきょう ブンキヤウ 【文京】
東京都二三区の一。旧小石川区と本郷区が合併。武蔵野台地の東端にあたり,高台は文教・住宅地域,低地は商工業地域。東京大学・六義(リクギ)園・後楽園などがある。

ぶんきょう

ぶんきょう [0] 【文教】
(1)学問によって人をみちびくこと。教育。
(2)文化・教育に関すること。主に行政分野で用いる。「―予算」「―施設」

ぶんきょうじょう

ぶんきょうじょう [0] 【分教場】
辺地の小・中学校などで,本校のほかに設けられた教場。現在は分校という。

ぶんきょうじょしだいがく

ぶんきょうじょしだいがく ブンキヤウヂヨシ― 【文京女子大学】
私立大学の一。1991年(平成3)設立。本部は埼玉県大井町。

ぶんきょうだいがく

ぶんきょうだいがく 【文教大学】
私立大学の一。1927年(昭和2)創立の立正女子職業学校を源とし,66年立正女子大学として設立。76年現名に改称。本部は東京都品川区。

ぶんきょうちく

ぶんきょうちく [5] 【文教地区】
都市計画法で定める特別用途地区の一。学校・図書館・博物館などの施設が集まっている地域。

ぶんきょうのふ

ぶんきょうのふ 【文教の府】
文教をつかさどる官庁。文部省の雅称。

ぶんきょうひふろん

ぶんきょうひふろん ブンキヤウ― 【文鏡秘府論】
詩学書。六巻。空海編著。820年以前に成立。六朝・隋唐の詩学・詩論を収集整理した日本最初の詩学書。音韻論・修辞論を主とし,作詩上の根本態度をも説く。これを抄約したものが「文筆眼心抄」。

ぶんきょく

ぶんきょく [0] 【分極】
(1)一般に,電荷または磁荷の分布が変化して,電気双極子モーメントまたは磁気双極子モーメントが生じること。また,その単位体積当たりの双極子モーメントの大きさ。電界中に置かれた誘電体に電気双極子モーメントが生じる現象は電気分極・誘電分極あるいは単に分極と呼ばれ,磁界中に置かれた磁性体に磁気双極子モーメントが生じる現象は,特に磁気分極あるいは磁化と呼ばれる。
(2)分子中の二原子間の結合または分子全体に電荷の分布の偏りがあって,電気双極子モーメントをもっていること。
(3)電気分解や電池の反応で,電流が流れているときの電極電位が,電流の流れていないときの電位(平衡電位)と異なる値になること。電気化学的分極。
(4)〔生〕 細胞膜のイオンの選択透過性により,その外側が正,内側が負に帯電して電位差が生じていること。
→膜電位

ぶんきょく

ぶんきょく【分局】
a branch (office).→英和

ぶんきょく

ぶんきょく [0] 【分局】
本局から分かれて作られた局。

ぶんきょく

ぶんきょく【分極】
《電》polarization.

ぶんきょくか

ぶんきょくか [0] 【分極化】 (名)スル
相対立する二つの勢力や立場に分化すること。

ぶんきょくでんか

ぶんきょくでんか [5] 【分極電荷】
分極によって生ずる電荷。系全体で合計すればゼロになり,系外に取り出すことはできない。

ぶんきん

ぶんきん [0] 【文金】
(1)「文金高島田」の略。「髪を―に結う」
(2)「文字金(ブンジキン)」に同じ。
(3)「文金風」の略。

ぶんきんしまだ

ぶんきんしまだ [5] 【文金島田】
「文金高島田」の略。

ぶんきんたかしまだ

ぶんきんたかしまだ [7] 【文金高島田】
女の髪形の一。島田髷(マゲ)の根を高くして,優美にしたもの。現在では,婚礼のときなどに結う。文金島田。
文金高島田[図]

ぶんきんふう

ぶんきんふう [0] 【文金風】
男の髪の結い方の一。辰松風よりも髷(マゲ)の根を高くし,毛先は月代(サカヤキ)の方へ急角度に下むきに向けて結ったもの。豊後節の祖,宮古路豊後掾が考案したという。

ぶんぎょう

ぶんぎょう [0] 【分暁】 (名・形動)スル [文]ナリ
(1)夜が明けようとすること。
(2)明らかに悟ること。「この道理の原因を―せざるもの/自由之理(正直)」
(3)明らかなさま。「神経の功用を論ずる説,甚だ混淆して―ならず/西国立志編(正直)」

ぶんぎょう

ぶんぎょう [0] 【分業】 (名)スル
(1)手分けをして仕事をすること。
(2)〔division of labour〕
生産の過程で,工程の一部を互いに分担して労働する形態(個別的分業)。また広く社会の成員の間で,職業分化など経済的・技術的・社会的に分化された役割を担う形態(社会的分業)。
→協業

ぶんぎょう

ぶんぎょう【分業】
division of labor.

ぶんくん

ぶんくん [0] 【文勲】
学問または政治上のてがら。
⇔武勲

ぶんぐ

ぶんぐ [1] 【文具】
文房具。

ぶんけ

ぶんけ [0] 【分家】 (名)スル
家族の一員がその属する家から離れて新しく一家をかまえること。また,その家。民法旧規定では,本家に従属するものとされたが,現在は本家・分家に法律的意味はない。
⇔本家
「祖父の代に―した」

ぶんけ

ぶんけ【分家】
a branch family.〜する set up a separate[new]family.

ぶんけい

ぶんけい [0] 【文系】
文科の系統。また,その学科。
⇔理系

ぶんけい

ぶんけい【文型】
a sentence pattern.

ぶんけい

ぶんけい [0] 【文型】
語や語群が文中でどのように配置されているかを,文の構造や語句の機能の上から形式化して分類した文の型。

ぶんけつ

ぶんけつ [0] 【分蘖】 (名)スル
〔「ぶんげつ」とも〕
主にイネ科植物が根に近い茎の節から枝分かれすること。株張り。

ぶんけん

ぶんけん [0] 【分県】
日本全国を都道府県別に分けたもの。

ぶんけん

ぶんけん [0] 【分遣】 (名)スル
本隊から分けて派遣すること。「―隊」「士を撰んで鎮西の諸国に―し/日本開化小史(卯吉)」

ぶんけん

ぶんけん [0] 【聞見】 (名)スル
実際に聞いたり見たりすること。見聞。「文明の事物を―する者は/文明論之概略(諭吉)」

ぶんけん

ぶんけん [0] 【分権】
権力を一か所に集中しないで,分けること。
⇔集権
「地方―」

ぶんけん

ぶんけん [0] 【分見・分間】
街道などの距離・高低などを測量すること。また,その結果を縮尺して書き表した図。地図。

ぶんけん

ぶんけん [0] 【文献】
(1)〔「論語(八佾)」から。「献」は賢の意。文字として伝えられているものと賢人が記憶しているもの,の意〕
昔の制度や文物を知る資料となる記録。
(2)参考となる書物や文書。「―検索」

ぶんけん

ぶんけん【文献】
literature <on> ;→英和
documents.‖文献学 philology.文献学者 a philologist.参考文献 literature;a list of the books consulted;a bibliography.

ぶんけん

ぶんけん [0] 【文検】
旧制の文部省教員検定試験の略。

ぶんけん

ぶんけん
分遣する dispatch;→英和
send.→英和
分遣隊 a detachment.→英和

ぶんけん

ぶんけん【分権】
decentralization (of authority).

ぶんけんえず

ぶんけんえず [5] 【分見絵図・分間絵図】
実測図をもとに,絵画的な表現を取り入れて作製した絵地図。江戸時代,主に旅行案内地図として用いられた。1690年刊「東海道分間絵図」が有名。

ぶんけんがく

ぶんけんがく [3] 【文献学】
〔(ドイツ) Philologie〕
(1)文献資料によって過去の言語を歴史的に研究する学問。
(2)文献の性質や利用上の問題を研究する学問。作品の成立・作者の考証や誤写・誤伝過程の推測・復元などを中心とするが,訓詁(クンコ)・注釈や伝本の書誌的調査も含めることがある。

ぶんけんちず

ぶんけんちず [5] 【分県地図】
都道府県別に分けた地図。

ぶんけんつうこう

ぶんけんつうこう 【文献通考】
〔「ぶんけんつこう」とも〕
中国の古代から南宋の寧宗までの制度文物に関する記録書。元の馬端臨(バタンリン)撰。三四八巻。唐の杜佑(トユウ)撰「通典(ツテン)」にならって編んだもので,「通志」とともに三通といわれる。

ぶんげい

ぶんげい 【文芸】
文芸雑誌。1933(昭和8)〜44年(昭和19)改造社発行。創作・評論を中心に,海外文学の紹介にも力を入れた。

ぶんげい

ぶんげい【文芸】
arts and literature.〜の literary.→英和
‖文芸学 science of literature.文芸復興 ⇒ルネッサンス.文芸欄 a literary column.

ぶんげい

ぶんげい [0][1] 【文芸】
(1)〔literature〕
詩・小説・戯曲など,言語表現による芸術。文学。「―作品」「―雑誌」「―評論」
(2)学問および芸術一般。学芸。
(3)書名(別項参照)。

ぶんげいか

ぶんげいか [0] 【文芸家】
文芸上の著作活動を専門とする人。

ぶんげいかきょうかい

ぶんげいかきょうかい 【文芸家協会】
日本文芸家協会の前身。

ぶんげいがく

ぶんげいがく [3] 【文芸学】
〔(ドイツ) Literaturwissenschaft〕
文学を研究対象とする学問。

ぶんげいきょうかい

ぶんげいきょうかい 【文芸協会】
日本最初の新劇団体。1906年(明治39),坪内逍遥・島村抱月を中心に,演劇のみならず宗教・美術・文学など広範な文化運動を目的として発足。09年演劇研究所を設立して演劇団体となる。小山内薫らの「自由劇場」とともに日本新劇運動の母体となった。13年(大正2)解散。

ぶんげいこうわ

ぶんげいこうわ 【文芸講話】
毛沢東が1942年5月に延安での文芸座談会で行なった演説。人民大衆のための文芸を創造するために知識人の自己改造を促し,以後の文芸に重大な影響を与えた。

ぶんげいしゅんじゅう

ぶんげいしゅんじゅう 【文芸春秋】
雑誌。1923年(大正12)文芸春秋社発行。随筆誌として菊池寛が創刊。五号より創作を掲載して新進作家の発表の場となる。大正最末期,文芸色の濃い総合雑誌に転換。芥川賞受賞作の掲載誌。

ぶんげいじだい

ぶんげいじだい 【文芸時代】
文芸同人雑誌。1924(大正13)〜27年(昭和2),金星堂発行。川端康成・横光利一ら新進作家を同人として創刊,既成リアリズムに対立する独自な感覚的表現を開拓し,「新感覚派」の名称を与えられた。

ぶんげいせんせん

ぶんげいせんせん 【文芸戦線】
文芸雑誌。1924(大正13)〜32年(昭和7)。文芸戦線社発行。「種蒔く人」のあとを受けて青野季吉らが創刊。プロレタリア文学をマルクス主義的な理念で指導した。葉山嘉樹・黒島伝治・平林たい子らが活躍。

ぶんげいひひょう

ぶんげいひひょう [5] 【文芸批評】
文芸作品に対する批評。文芸評論。

ぶんげいふっこう

ぶんげいふっこう [5] 【文芸復興】
⇒ルネサンス

ぶんげいらん

ぶんげいらん [3] 【文芸欄】
新聞・雑誌などで,文学・芸術に関する記事を載せる欄。

ぶんげいクラブ

ぶんげいクラブ 【文芸倶楽部】
文芸雑誌。1895(明治28)〜1933年(昭和8)博文館発行。石橋思案らの編集。既成の大家の作品をそろえて,商業文芸誌として発足。花袋・鏡花・一葉ら新進の作品も掲載して一時代を画したが,次第に大衆雑誌化した。

ぶんげん

ぶんげん [3][0] 【分限】
(1)上下・尊卑の区別などによって定まる身分。身のほど。分際。ぶげん。「―をわきまえる」
(2)財力。財産。また,金持ち。ぶげん。「田舎の―」「―者」
(3)公務員の身分に関する基本的なことがら。身分保障・転職・降任・免職など。
(4)それ相応の能力や力。「しかるを園城は―なきによつて/平家 7」

ぶんげん

ぶんげん [0][3] 【文言】
(1)手紙や文章の中の言葉。もんごん。
(2)中国で,旧来の伝統的な文章表現。文語。
⇔白話

ぶんげんさいばん

ぶんげんさいばん [5] 【分限裁判】
裁判官の免官・懲戒について行われる裁判。

ぶんげんちょう

ぶんげんちょう [0] 【分限帳】
(1)近世大名の家臣団を対象とし,その一人一人について藩内における地位・格式・知行高・所領の内訳などを詳細に記した一種の人名録。侍帳。
(2)江戸・大坂などの大都市にしばしば流布された富豪の番付。

ぶんこ

ぶんこ 【文庫】
文芸誌。1895(明治28)〜1910年,通巻二四四冊。「少年文庫」の後身。山県悌三郎主幹。小説・新体詩・俳句・評論などの投稿誌。河井酔茗・横瀬夜雨・伊良子清白らの抒情詩人を輩出。

ぶんこ

ぶんこ 【文庫】
〔「ふみぐら(文庫)」の音読み〕
(1) [0][1]
書物を収めておく倉庫。書庫。
(2) [0][1]
本や帳簿,手回りの品などを入れておく手箱。
(3) [0]
同一出版社から続いて刊行される,同一の型・装丁の叢書。特に,廉価で普及を目的とした小型本。文庫本。「レクラム―」
(4) [0][1]
作者・学校・地域など,ある枠の中でまとめた蔵書。「学級―」「豊町―」
(5)「文庫結び」の略。
(6)書名(別項参照)。

ぶんこ

ぶんこ【文庫[書庫・双書]】
a library.→英和
文庫本 <米> a pocket book.

ぶんこう

ぶんこう 【文公】
(前697?-前628) 中国,春秋時代の晋(シン)の王(在位 (前636-前628))。名は重耳。父献公の死後の内乱を避けて国外に亡命。19年ののち帰国して即位。国力を充実させ,春秋五覇の一人となった。

ぶんこう

ぶんこう [0] 【文匣】
文書などを納める手箱。

ぶんこう

ぶんこう [0][1] 【聞香】
香をかぐこと。香をかぎわけること。もんこう。ききこう。かぎこう。

ぶんこう

ぶんこう [0] 【分光】 (名)スル
光をスペクトルに分けること。

ぶんこう

ぶんこう【分校】
a branch school.

ぶんこう

ぶんこう [0] 【分校】
地理的事情などから,本校から分離して設けられる学校。古くは分教場ともいった。
⇔本校

ぶんこう

ぶんこう【分光】
《光》spectrum.→英和
分光器 a spectroscope.→英和

ぶんこうかがく

ぶんこうかがく [5] 【分光化学】
分光学の理論・測定方法を応用して,物質の構造や化学的性質・分析法などを研究する化学の一分野。赤外・可視・紫外・ X 線スペクトル,核磁気共鳴吸収,さらには閃光法などが分子構造の解明などに利用されている。

ぶんこうがく

ぶんこうがく [3] 【分光学】
物質が放出または吸収する光のスペクトルを測定し,物質の組成や物理状態を研究する学問。量子論の確立に大きく寄与し,また特に天文学において有効な方法。現在は光分光学のほか,マイクロ波・ベータ線・ガンマ線・中性子線などの分光学も発達している。

ぶんこうき

ぶんこうき [3] 【分光器】
光をスペクトルに分解する装置。プリズム・回折格子・干渉計などを用いる。スペクトロスコープ。

ぶんこうけい

ぶんこうけい [0] 【分光計】
目盛りの読みから波長を測定できるようにした分光器。特に,角度目盛りをもつもの。スペクトロメーター。

ぶんこうこうどけい

ぶんこうこうどけい [0] 【分光光度計】
分光器と光電管などを組み合わせて,光のスペクトルの強度分布を測定するための装置。物質の同定・定量・構造研究などに利用する。分光測光器。スペクトロフォトメーター。

ぶんこうしさほう

ぶんこうしさほう [6] 【分光視差法】
スペクトル分析によって恒星が矮星(ワイセイ)であるか巨星であるかを判別し,それによって恒星の絶対光度を求め,見かけの光度との関係から恒星までの距離を求める方法。

ぶんこうどう

ぶんこうどう ブンカウダウ 【文耕堂】
江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。近松門左衛門に師事。竹本座に属す。「御所桜堀川夜討」「ひらかな盛衰記」など合作が多い。生没年未詳。

ぶんこうぶんせき

ぶんこうぶんせき [5] 【分光分析】
物質が吸収または放出する電磁波の波長・強度などを測定することによって行う化学分析の総称。X 線分光分析・紫外可視分光分析・赤外分光分析・核磁気共鳴分析・原子吸光分析などがある。

ぶんこうれんせい

ぶんこうれんせい [5] 【分光連星】
接近し過ぎているため望遠鏡では分離して見えないが,分光器によるスペクトル分析によって連星と認められるもの。

ぶんこがみ

ぶんこがみ [3] 【文庫紙】
反物・帛紗(フクサ)・襟地などを包む,彩色・模様をほどこした厚地の紙。ぶんこし。

ぶんこく

ぶんこく [0] 【分国】
(1)平安末期,院・宮・公卿などが,国司の職権を付与されて知行する国。
(2)守護大名・戦国大名の領国。

ぶんこくほう

ぶんこくほう [0][4] 【分国法】
戦国大名が領国統治のために制定した法令。その分国内にのみ有効。国法。壁書。戦国家法。
→分国法[表]

ぶんこつ

ぶんこつ【分骨(する)】
(bury) part of a person's ashes.

ぶんこつ

ぶんこつ [0] 【分骨】 (名)スル
死者の骨を二か所以上に分けて納めること。また,分けて納められた骨。

ぶんこばん

ぶんこばん [0] 【文庫判】
本の大きさの一。文庫{(3)}に多く用いられるのでいう。普通,A6 判。

ぶんこぼん

ぶんこぼん [0] 【文庫本】
普及を目的とする廉価な小型本。文庫。

ぶんこむすび

ぶんこむすび [4] 【文庫結び】
女帯の結び方の一。蝶結びの一種。普通,半幅帯で浴衣などに結ぶ。また,袋帯を用いて花嫁衣装の打掛の下にも結ぶ。
文庫結び[図]

ぶんこん

ぶんこん [0] 【分根】
根を分けて移し植えること。根分け。

ぶんご

ぶんご 【豊後】
(1)旧国名の一。大分県の中部・南部に相当。
(2)「豊後節(ブンゴブシ)」の略。

ぶんご

ぶんご【文語】
written[literary]language.文語体 literary style.

ぶんご

ぶんご [0] 【文語】
(1)もっぱら文章を書くときに用いられる言葉。口頭で話される言葉に対していう。文字言語。書き言葉。
(2)古典語。平安時代の言語に基づき,それ以後の時代の言語の要素をも多少加えた書き言葉。
⇔口語

ぶんごう

ぶんごう [0] 【文豪】
非常にすぐれた文学者。大作家。

ぶんごう

ぶんごう [0] 【分合】 (名)スル
分けることと合わせること。分割と併合。「農地の交換―」

ぶんごう

ぶんごう【文豪】
a great writer.

ぶんごうめ

ぶんごうめ [3] 【豊後梅】
ウメの一品種。果実は大きく,黄赤色に熟し,梅干しに適する。

ぶんごおもて

ぶんごおもて [4] 【豊後表】
大分県地方から産出する琉球藺(リユウキユウイ)の畳表。

ぶんごけい

ぶんごけい [0] 【文語形】
文語に使われる時の語形。
⇔口語形

ぶんごすいどう

ぶんごすいどう 【豊後水道】
愛媛県と大分県の間にある海峡。四国と九州を分かち,太平洋と瀬戸内海をつなぐ。

ぶんごたい

ぶんごたい [0] 【文語体】
文語{(2)}で綴られた文章の様式。候文体・擬古文体・普通文体・和漢混交文体・漢文体・宣命体など。
⇔口語体

ぶんごたかだ

ぶんごたかだ 【豊後高田】
大分県北部,国東(クニサキ)半島の西部にある市。中津平野東部の商業中心地。ネギ・ミカン・茶を栽培。富貴寺の大堂,熊野磨崖仏など遺跡が多い。

ぶんごのくにふどき

ぶんごのくにふどき 【豊後国風土記】
713年の詔により作られた風土記の一。一巻。732年以降に編述。豊後国八郡のぶんの抄本が残る。

ぶんごぶし

ぶんごぶし [0] 【豊後節】
浄瑠璃の流派の一。1720年代の京都で,国太夫(クニタユウ)節と呼ばれた都国太夫半中が宮古路(ミヤコジ)豊後(後に豊後掾(ブンゴノジヨウ))と改名したのに始まる。30年代に江戸に進出し,心中物を得意として大流行したが,風紀上の理由で官憲に弾圧された。狭義の豊後節は一代限りで絶えたがその影響は大きく,この門流から薗八(ソノハチ)節・繁太夫(シゲタユウ)節・新内節・常磐津節・富本節・清元節などの諸流が派生したので,それらをも含めて広義で豊後節(または「豊後諸流」など)ということが多い。

ぶんごぶん

ぶんごぶん [3] 【文語文】
文語{(1)}で書かれた文。
⇔口語文

ぶんごぶんぽう

ぶんごぶんぽう [4] 【文語文法】
(1)文語文の文法。
(2)古典語の文法。平安時代,特に一一世紀初め頃の物語・和歌に使われた言語を中心としてまとめられた文法。文語法。
⇔口語文法

ぶんごほう

ぶんごほう [0] 【文語法】
「文語文法」に同じ。

ぶんさい

ぶんさい [0] 【分載】 (名)スル
(1)分けて積み載せること。
(2)作品などを分割して雑誌などに掲載すること。

ぶんさい

ぶんさい [0] 【文才】
優れた詩文を作る才能。文筆の才能。

ぶんさい

ぶんさい [0] 【文采・文彩】
(1)美しい色模様。いろどり。あや。
(2)文章のあや。

ぶんさい

ぶんさい【文才】
literary talent.

ぶんさつ

ぶんさつ【分冊】
a (separate) volume.〜で <sell> singly;→英和
separately.→英和

ぶんさつ

ぶんさつ [0] 【分冊】 (名)スル
一つの書物を何冊かに分けること。また,その分けられたそれぞれの書物。
⇔合冊

ぶんさん

ぶんさん【分散】
dispersion.〜する[させる]disperse.→英和

ぶんさん

ぶんさん [0] 【分散】 (名)スル
(1)分かれ散らばること。分けて散らすこと。
⇔集中
「全員を―して前進させる」
(2)光がプリズムや回折格子などを通過するとき,その波長によって分かれること。一般には,波の速度が振動数によって変化することをいう。
(3)資料の散らばりの度合を表すもの。平均値と各資料値の差(偏差)を二乗し,それを算術平均したもの。分散の数値が小さいほど資料は平均値のまわりに集まっている。標準偏差は分散の正の平方根である。
→標準偏差
(4)〔化〕 ある物質が,他の均一な物質の中に,微粒子状になって一様に散在していること。
(5)江戸時代,破産。債務者の申し出による自己破産をいう。「―にあへば,衣類・刃物も皆人手にわたりて/浮世草子・永代蔵 1」

ぶんさんけい

ぶんさんけい [0] 【分散系】
一つの均一な物質の中に他の物質が微細粒子として散在している混合系。懸濁液・乳濁液・コロイド溶液・真の溶液など。

ぶんさんざい

ぶんさんざい [3] 【分散剤】
固体の微粒子を液体中へ分散させるために用いる薬剤。墨汁で炭素の微粒子を水中に分散するための膠(ニカワ)など。

ぶんさんしょりシステム

ぶんさんしょりシステム [7] 【分散処理―】
データ処理を複数の処理装置で行うシステム。処理能力・信頼性などの点ですぐれている。
⇔集中処理システム

ぶんさんとうし

ぶんさんとうし [5] 【分散投資】
特定の商品や金融資産に集中的に投資せずにいろいろな種類の金融資産や銘柄に分散して投資すること。これにより集中投資のリスクの回避とポートフォリオ全体の収益の安定を図る。

ぶんさんわおん

ぶんさんわおん [5] 【分散和音】
和音を構成する各音を順次に演奏する音型。
→アルペッジョ

ぶんざい

ぶんざい [0][3] 【分際】
(1)身分の程。身の程。ぶん。「子供の―で生意気なことを言う」
(2)それぞれの人や物に応じた程度。また,物事の程度や状況。「敵に勢の―を見へじと/太平記 7」

ぶんし

ぶんし [0][1] 【分枝】 (名)スル
茎や幹から出た枝が何本かに分かれること。枝分かれ。「上方で多数―する」

ぶんし

ぶんし [1] 【文士】
文筆を職業とする人。作家。小説家。

ぶんし

ぶんし【文士】
a writer;a man of letters.

ぶんし

ぶんし【分詞】
《文》a participle.→英和
〜の participial.‖分詞構文 a participial construction.現在(過去)分詞 a present (past) participle.

ぶんし

ぶんし [1] 【分子】
(1)〔molecule〕
各物質の化学的性質をもった最小の単位粒子。希ガスのように一原子の分子もあるが,普通は複数個の原子が主として共有結合によって結合してできた電気的に中性な粒子。原子数が数千,数万にもなるものを高分子という。金属結合による金属の結晶やイオン結合性の強い食塩などの無機塩類の結晶には分子は存在しない。
(2)団体の中の各個人。成員。「不平―」
(3)分数または分数式で,割られる方の数または式。
⇔分母
→分数

ぶんし

ぶんし [0][1] 【分祀・分祠】 (名)スル
本社と同じ祭神を他所の新しい神社にまつること。また,その新しい神社。

ぶんし

ぶんし【分子】
(1)《化》a molecule;→英和
《数》a numerator.→英和
(2)[一部の者]an element;→英和
elements.‖分子式 a molecular formula.分子生物学 molecular biology.分子量 molecular weight.

ぶんし

ぶんし [0] 【分詞】
〔participle〕
ヨーロッパ諸語において,動詞が語形変化して,形容詞の機能をもつようになったもの。現在分詞・過去分詞などがある。

ぶんし

ぶんし [1] 【文詞】
文章のことば。文辞。

ぶんしいでんがく

ぶんしいでんがく [5] 【分子遺伝学】
遺伝の仕組みを DNA 分子の塩基配列によって解明しようとする学問分野。

ぶんしうん

ぶんしうん [3] 【分子雲】
低温・高密度の星間雲。一つの広がりで太陽の一万〜一〇〇〇万倍の質量をもち,この中から恒星が生成される。

ぶんしうんどう

ぶんしうんどう [4] 【分子運動】
物質を構成する分子・原子が行う,不規則・無秩序な微視的運動。振動・回転・並進の三種に分けられる。分子運動の激しさを表す尺度が温度である。

ぶんしかごうぶつ

ぶんしかごうぶつ [5] 【分子化合物】
単独でも安定な二種以上の分子が直接結合してできる化合物で,比較的容易にもとの成分に分解できるもの。

ぶんしかんりょく

ぶんしかんりょく [4] 【分子間力】
分子と分子の間に働く力。きわめて近い距離では強い反発力となり,これから遠ざかると弱い引力となる。狭義には,分子間の引力をさす。ファンデルワールス力。

ぶんしきどう

ぶんしきどう [4] 【分子軌道】
分子内のそれぞれの電子の状態を記述する波動関数。分子内の各電子が特定の原子に所属するのではなく,分子全体に広がるものとして分子の電子状態を考える際の波動関数。

ぶんしげんしょう

ぶんしげんしょう 【文之玄昌】
⇒南浦文之(ナンポブンシ)

ぶんしこうか

ぶんしこうか [4] 【分子降下】
⇒モル凝固点降下(ギヨウコテンコウカ)

ぶんししき

ぶんししき [3] 【分子式】
元素記号を用いて分子に含まれる原子の種類と数を表す化学式。

ぶんししんか

ぶんししんか [4] 【分子進化】
(1)生体の遺伝情報をになう DNA 分子の塩基配列が,長期間にわたる突然変異の蓄積によって変化してゆくこと。生物進化を分子レベルでとらえたもので,これに基づき従来の自然淘汰説に対して,淘汰に中立な突然変異遺伝子の蓄積が進化の要因であるとする,中立説が提唱された。
→中立説
(2)
⇒化学進化

ぶんしじょうしょう

ぶんしじょうしょう [4] 【分子上昇】
⇒モル沸点上昇(フツテンジヨウシヨウ)

ぶんしじょうりゅう

ぶんしじょうりゅう [4] 【分子蒸留】
高度の真空下で,蒸発面と凝縮面との距離を分子の平均自由行程以下にして行う蒸留。普通の減圧蒸留では蒸留できない高沸点物質や熱に不安定な物質の蒸留が可能で,各種のビタミン・グリセリンなどの精製に用いられる。

ぶんしせいぶつがく

ぶんしせいぶつがく [7] 【分子生物学】
現代生物学の一分野。生命現象を分子のレベルで理解しようとする学問。特に核酸・タンパク質などの生体高分子の構造・機能について化学反応を通じて明らかにする。DNA の構造と機能が明らかにされて以来,急速に発展。

ぶんしせつ

ぶんしせつ [3] 【分子説】
1811年イタリアのアボガドロがドルトンの原子説と気体反応の法則との間の矛盾を解くために提出した学説。気体状態の物質の基本構成単位として複数の原子から成る分子を想定した。その後,分子の概念は気体状態以外の物質にも適用され,化学全般の基礎的概念となった。

ぶんしせん

ぶんしせん [0] 【分子線】
分子の粒子線。多くのスリットを通過させることで同一方向の分子線が得られ,シャッターの遮断・開放によって制御することが可能。

ぶんしせんエピタキシーほう

ぶんしせんエピタキシーほう [10] 【分子線―法】
〔molecular beam epitaxy〕
超高真空下で原料となる金属などを加熱して分子線を発生させ,目標の基板の結晶に照射し薄膜を成長させる方法。最先端のデバイス開発に用いられる。分子線エピタキシャル法。MBE 。

ぶんしち

ぶんしち [0] 【文七】
(1)「文七元結」の略。
(2)紙の名の一。きわめて白く艶(ツヤ)があるもの。
(3)文楽人形の首(カシラ)名の一。線が強く男性的で,苦悶と武勇を表す複雑な表情のもの。「男作五雁金(オトコダテイツツカリガネ)」の雁金文七に用いたところからの名。
→首

ぶんしちもとゆい

ぶんしちもとゆい [5] 【文七元結】
〔「ぶんしちもっとい」とも〕
(1)文七{(2)}という紙で作った上等の元結。
(2)人情噺(バナシ)の一。集金した金をなくして身投げしようとする文七に,娘の身売りの金を与えて救う左官の長兵衛の意気地を描く。のち,なくした金が出て,文七と長兵衛の娘は結ばれ,文七は文七元結を売り出して大いにはやるとの筋で,三遊亭円朝が練り上げた。歌舞伎にも脚色。

ぶんしつ

ぶんしつ [0][1] 【文質】
〔「文」はあや・かざりの意〕
文華と質朴。また,外見と実質。

ぶんしつ

ぶんしつ【分室】
a branch (office).→英和

ぶんしつ

ぶんしつ [0] 【分室】
(1)小さく分けられた部屋。
(2)本部・本社などから他の場所に分けてつくられた事務所。

ぶんしつうぎ

ぶんしつうぎ 【文史通義】
中国の史論書。清の章学誠(シヨウガクセイ)著。初版は1832年刊,内編五巻・外編三巻。1922年刊「章氏遺書」所収本は九巻。史学のあり方,史家の心得などが詳述されている。

ぶんしつひんぴん

ぶんしつひんぴん [5] 【文質彬彬】
〔論語(雍也)〕
外見と実質とがほどよく調和していること。

ぶんしどけい

ぶんしどけい [4] 【分子時計】
DNA の塩基配列の置換や欠失が起きる確率がほぼ一定であることを利用し,DNA の塩基配列やその産物であるタンパク質のアミノ酸配列を比較して,生物種が進化上で分岐した年代を推定すること。

ぶんしねつ

ぶんしねつ [3] 【分子熱】
⇒モル熱(ネツ)

ぶんしはいこう

ぶんしはいこう [4] 【分子配向】
⇒配向(ハイコウ)(1)(2)

ぶんしびょう

ぶんしびょう [0] 【分子病】
遺伝病のこと。先天性疾患のうち,突然変異遺伝子を起因とするもの。病因が DNA の塩基配列の変更に基づくタンパク質分子の一次構造の異常によることから名づけられた。

ぶんしめいだい

ぶんしめいだい [4] 【分子命題】
〔molecular sentence〕
記号論理学の用語。もはやそれ以上分解不可能な原子命題が「かつ」「または」などの論理結合子で結合されて形成された命題。原子命題とは異なり,対応する実在的対象をもたない。その真理値は原子命題の真理値から機械的に導出される。

ぶんしもけい

ぶんしもけい [4] 【分子模型】
分子の立体構造を表すために,原子を表す球や多面体を化学結合に対応するように結びつけた模型。

ぶんしゃ

ぶんしゃ [0][1] 【分社】 (名)スル
(1)本社から神霊を分けてまつった神社。
(2)一つの会社から事業を分けて別の会社として設立すること。また,その会社。「―化」

ぶんしゃけいえい

ぶんしゃけいえい [4] 【分社経営】
工場・支店・事業部といった事業単位を独立の会社にしたうえで,それらを統括する本社的機能をもった会社を作り,集団的に経営するシステム。

ぶんしゅう

ぶんしゅう [0] 【文繍】
美しい綾(アヤ)模様のぬいとり。また,それを施した美しい衣服。

ぶんしゅう

ぶんしゅう [0] 【文集】
個人または複数の者の詩・文章を集め記した書物。

ぶんしゅう

ぶんしゅう【文集】
a collection of a person's works.

ぶんしゅうりん

ぶんしゅうりん ブンシウ― [3] 【分収林】
造林者と土地所有者が異なり,両者が造林による収益を分け合う契約をした山林。成育途上の森林に育林費用の提供を受け,後に収入を分け合う分収育林と,植林を含む契約で行う分収造林の方式がある。

ぶんしゅく

ぶんしゅく [0] 【分宿】 (名)スル
何人かの一行が,分かれて宿をとること。「三軒の旅館に―する」

ぶんしょ

ぶんしょ【文書】
a document;→英和
a paper;→英和
letters;a record.→英和
〜で in writing.

ぶんしょ

ぶんしょ [1] 【分署】
本署から分かれて設けられた警察署や消防署など。

ぶんしょ

ぶんしょ [0][1] 【分所】
本部から分かれて設けられた事務所や営業所。

ぶんしょ

ぶんしょ [1] 【文書】
〔古くは「ぶんじょ」とも〕
文字で書き記したもの。書き物。かきつけ。書類。もんじょ。

ぶんしょ

ぶんしょ【分署】
a substation.→英和

ぶんしょう

ぶんしょう【文章】
writing;→英和
⇒文.〜がうまい be a good writer.

ぶんしょう

ぶんしょう【文相】
⇒文部(大臣).

ぶんしょう

ぶんしょう [1] 【文章】
〔古くは「もんじょう」「もんぞう」とも〕
(1)話し手または書き手の思考や感情がほぼ表現し尽くされている一まとまりの統一ある言語表現で,一つもしくは複数の文{(1)}から成るもの。一編の小説・評論・詩などの類。講演や複数の話者による座談など音声言語を含めることがある。それ自体で表現が完結しているものならば,和歌や俳句も文章といえる。
(2)「文{(1)}」に同じ。
(3)内面の徳が容貌や言語として外にあらわれるもの。「このおとど―うるはしうして心に忠を存じ/平家 3」

ぶんしょう

ぶんしょう ブンシヤウ 【文正】
年号(1466.2.28-1467.3.5)。寛正の後,応仁の前。後土御門天皇の代。

ぶんしょう

ぶんしょう [0] 【分掌】 (名)スル
分けて職務や仕事を受け持つこと。「政務を―する」「業務―規程」

ぶんしょう

ぶんしょう [0] 【文相】
文部大臣のこと。

ぶんしょう=は経国(ケイコク)の大業(タイギヨウ)不朽(フキユウ)の盛事(セイジ)

――は経国(ケイコク)の大業(タイギヨウ)不朽(フキユウ)の盛事(セイジ)
〔魏文帝(=曹丕(ソウヒ))「典論」〕
すぐれた文章を作ることは国の大事業であり,永久に伝えられる不朽の事業である。

ぶんしょうか

ぶんしょうか [0] 【文章家】
文章を上手に書く人。

ぶんしょうきはん

ぶんしょうきはん ブンシヤウ― 【文章軌範】
文集。七巻。南宋の謝枋得(シヤボウトク)編。成立年代未詳。科挙の作文の模範文例として唐宋の古文家の文を中心に一五家六九編を集録。日本には室町時代に伝来し,江戸時代には「唐宋八家文読本」とともに漢文学習の基本教科書となった。

ぶんしょうご

ぶんしょうご [0] 【文章語】
文章を書くときに用いられる言葉。

ぶんしょうせかい

ぶんしょうせかい ブンシヤウ― 【文章世界】
文芸雑誌。1906(明治39)〜20年(大正9)博文館発行。通巻二〇四冊。田山花袋編集の投書雑誌として出発,文芸雑誌の色彩を濃くして,自然主義文学の一拠点となった。

ぶんしょうぞうし

ぶんしょうぞうし ブンシヤウザウシ 【文正草子】
御伽草子。三冊。作者未詳。室町中期に成立。鹿島大宮司の雑色(ゾウシキ)で正直者の文太は塩を売って大長者となり,文正と称する。その娘は,姉は関白の若君の妻,妹は女御となり,文正も大納言になるという立身出世談。塩焼き文正。塩売り文太物語。文正物語。文太物語。

ぶんしょうたい

ぶんしょうたい [0] 【文章体】
文章語を多く用いた文体。文語体。

ぶんしょうだい

ぶんしょうだい [3] 【文章題】
文章で書かれた算数・数学の応用問題。

ぶんしょうほう

ぶんしょうほう [0][3] 【文章法】
(1)文章を作る方法。文章作法。
(2)文の構造・種類などに関する文法。

ぶんしょうろん

ぶんしょうろん [3] 【文章論】
(1)文章に関する論。
(2)「構文論{(2)}」に同じ。
(3)文章{(1)}の性格・構造・機能・分類などを研究する学問分野。

ぶんしょききざい

ぶんしょききざい [5] 【文書毀棄罪】
公務所の用に供する文書または権利・義務に関する他人の文書を毀棄する犯罪。

ぶんしょぎぞうざい

ぶんしょぎぞうざい [5] 【文書偽造罪】
正当な権限なしに文書を作成し,または内容が真実でない文書を作成する罪。

ぶんしょく

ぶんしょく [0] 【文飾】 (名)スル
(1)文に種々の語句を用い,文を飾ること。「条々聊(イササ)か―して/高橋阿伝夜叉譚(魯文)」
(2)いろどること。飾ること。いろどり。あや。

ぶんしよう

ぶんしよう [3] 【分子容】
物質一モルの占める体積。モル体積。

ぶんしりょう

ぶんしりょう [3] 【分子量】
分子をつくる原子の原子量の和。分子一モルの質量をグラム単位で表したときの数値にあたる。

ぶんしん

ぶんしん [0] 【聞診】
漢方で,四診の一。患者の音声,咳(セキ)・呼吸・腹鳴などの音,およびにおいによる診察法。

ぶんしん

ぶんしん【分身】
the other self.

ぶんしん

ぶんしん [0] 【文臣】
学問・文学などで仕える臣。
⇔武臣

ぶんしん

ぶんしん [0] 【文身】
入れ墨。

ぶんしん

ぶんしん [0] 【分身】 (名)スル
〔古くは「ふんじん」とも〕
(1)一つの身体や,一つのものが,二つ以上に分かれること。また,その分かれ出たもの。「主人公は作者の―だ」「我国の神仏は…幾柱にも―して/当世書生気質(逍遥)」
(2)〔仏〕 仏や菩薩が衆生(シユジヨウ)を教化するために慈悲によって種々の姿をとって出現すること。また,その姿。化身。

ぶんしんちょうりょう

ぶんしんちょうりょう ブンシンテウリヨウ 【文心雕竜】
中国最初の体系的文学理論書。一〇巻。南北朝の梁(リヨウ)の劉勰(リユウキヨウ)著。500年頃成立。文章の体裁・巧拙をジャンル別に論じる。

ぶんしスペクトル

ぶんしスペクトル [5] 【分子―】
分子が吸収または放出する光のスペクトル。線状のスペクトルが数多く密集して帯状をなす。その吸収・放出に関するエネルギー準位は,分子内の電子の状態,分子を構成する原子核の振動状態,およびそれらの重心のまわりの回転状態による。帯スペクトル。

ぶんしポンプ

ぶんしポンプ [4] 【分子―】
真空ポンプの一種。高速回転体に接している気体が,その粘性によってひきずられて流れることを利用した超高真空ポンプ。

ぶんじ

ぶんじ [1] 【文治】
⇒ぶんち(文治)

ぶんじ

ぶんじ [1] 【文事】
学問や芸術に関すること。
⇔武事
「―と武備とを併せ有した豪傑/渋江抽斎(鴎外)」

ぶんじ

ぶんじ [1] 【文辞】
文章のことば。文詞。

ぶんじ

ぶんじ ブンヂ 【文治】
年号(1185.8.14-1190.4.11)。元暦の後,建久の前。後鳥羽天皇の代。

ぶんじ=ある者は必ず武備(ブビ)あり

――ある者は必ず武備(ブビ)あり
〔史記(孔子世家)〕
文武は一方に偏することなく備えていなければならない。

ぶんじきん

ぶんじきん [0][3] 【文字金】
1736年(元文1)改鋳した,小判と一分判の金貨。文金。
→元文(ゲンブン)金銀

ぶんじせん

ぶんじせん [0] 【文字銭】
寛永通宝の一。京都方広寺の大仏をこわして1668年(寛文8)から鋳造した銅銭。背面上部に「文」の字が刻み出されている。文銭。大仏銭。

ぶんじゃく

ぶんじゃく [0] 【文弱】 (名・形動)[文]ナリ
学問や詩文などにばかりふけっていて弱々しい・こと(さま)。「―に流れる」

ぶんじゃく

ぶんじゃく【文弱に流れる】
become effeminate.

ぶんじょう

ぶんじょう [0] 【分譲】 (名)スル
分けて譲ること。特に,土地を区分して売ること。「整地して―する」

ぶんじょう

ぶんじょう [0] 【文杖】
⇒ふづえ(文杖)

ぶんじょう

ぶんじょう【分譲する】
sell <land> in lots.‖分譲マンション a condominium.分譲住宅 a house for installment sale.分譲地 land for sale in lots.

ぶんじょう

ぶんじょう [0] 【分場】
本部から分かれて別の所に設けられた試験場や作業場など。

ぶんじょう

ぶんじょう [0] 【文場】
(1)文人の社会。文壇。「陸続として書を著し,―に名を震たり/西国立志編(正直)」
(2)詩文を作り評しあう会。また,その会場。「かの為憲は―ごとに嚢に抄物入れて随身しけるを/著聞 4」

ぶんじょう

ぶんじょう【分乗する】
ride separately.

ぶんじょう

ぶんじょう [0] 【分乗】 (名)スル
何人かの一行が,分かれて乗り物に乗ること。「三台のバスに―する」

ぶんじょうじゅうたく

ぶんじょうじゅうたく [5] 【分譲住宅】
不特定多数への販売を目的に建築される住宅。土地付き戸建て,土地所有権(借地権)共有持ち分の集合住宅がある。

ぶんじょうち

ぶんじょうち [3] 【分譲地】
いくつかの区画に分割して売り出す土地。

ぶんじん

ぶんじん [0] 【文人】
(1)文事にたずさわる人。
⇔武人
(2)詩文・書画など文芸の面に親しむ人。
(3)大学寮の文章生(モンジヨウシヨウ)。

ぶんじん

ぶんじん【文人】
a man of letters;a writer.

ぶんじんいけ

ぶんじんいけ [0][3] 【文人生け】
生け花の様式の一。技巧をこらさない生け方で,江戸後期,南画の影響を受けて始まり,文人に好まれた。

ぶんじんが

ぶんじんが [0] 【文人画】
東洋画で,教養ある知識人が心の赴くままにかいた,雅趣に富む絵。本来,専門画家とは区別される文人の手になるものをいい,特定の様式を表すものではなかったが,明代に董其昌(トウキシヨウ)らが,職業画家のかいた色彩豊かな絵に対して水墨による線描の山水画の系譜を南宗画(ナンシユウガ)と称したことから,南宗画と同義に用いられるようになった。日本では江戸時代に発達したこの種の絵画をいう。

ぶんじんぼっかく

ぶんじんぼっかく [0] 【文人墨客】
詩文・書画など風流に親しむ人。

ぶんすい

ぶんすい 【分水】
新潟県中部,西蒲原郡の町。信濃川と大河津分水路(新信濃川)の分水地に位置する。中心の地蔵堂地区は河川交通で繁栄。西行や良寛ゆかりの地。

ぶんすい

ぶんすい [0] 【分水】 (名)スル
水路を造って河川から水を分けること。また,分かれて流れること。

ぶんすいかい

ぶんすいかい [3] 【分水界】
雨水の流れる方向を分かつ境界。分水線。

ぶんすいこう

ぶんすいこう [3] 【分水工】
水路の流水を必要な所へ分流させる施設。

ぶんすいれい

ぶんすいれい [3] 【分水嶺】
分水界になっている山脈。雨水を異なった水系に分かつ山の峰々。分水山脈。

ぶんすいれい

ぶんすいれい【分水嶺】
a divide;→英和
a watershed.→英和

ぶんすいろ

ぶんすいろ [3] 【分水路】
河川から水を分けて流すために設けた水路。

ぶんすう

ぶんすう [3] 【分数】
整数 � を 0 ではない整数 � で割った結果を � で表したもの。横棒の下にある数を分母,横棒の上にある数を分子という。�,� が正の整数である時,分数 � は 1 を � 等分したものを � 個集めたものと考えることもできる。

ぶんすう

ぶんすう【分数】
a fraction.→英和

ぶんすうしき

ぶんすうしき [3] 【分数式】
式を整理したとき,分母が文字を含む整式であるような代数式。

ぶんず

ぶん・ず 【分ず】 (動サ変)
二つに分かれる。「おれが兵衛が二人になつた,奴(ヤツコ)が―・じた与勘平/浄瑠璃・蘆屋道満」

ぶんせい

ぶんせい 【文政】
年号(1818.4.22-1830.12.10)。文化の後,天保の前。仁孝天皇の代。

ぶんせい

ぶんせい [0] 【文声】
「文名(ブンメイ)」に同じ。

ぶんせい

ぶんせい [0] 【文政】
(1)武力を用いず,教育や法律を重んじて行う政治。文治。
(2)文教に関する行政。文部行政。

ぶんせい

ぶんせい [0] 【文勢】
文章のいきおい。

ぶんせいきんぎん

ぶんせいきんぎん [5] 【文政金銀】
文政年間(1818-1830)に江戸幕府が鋳造した金銀貨の総称。二分金・小判・一分金・丁銀・豆板銀・二朱銀・一朱金・一朱銀などがある。これらには「文」の字が打印されている。新文字金銀。

ぶんせいし

ぶんせいし [3] 【分生子】
菌類にみられる無性胞子の一種。分生子柄という特定の菌糸に生じる。分生胞子。

ぶんせいのかいかく

ぶんせいのかいかく 【文政の改革】
1827年(文政10)から29年にかけて関東の農村を対象として幕府が行なった改革。小農の没落による無宿人・渡世人の横行に対し,取り締まりを強化するとともに,数か村をたばねて組合村をつくり,村落支配の動揺をくいとめようとした。

ぶんせき

ぶんせき [0] 【文責】
書いた文章についての責任。また,書いた文章上の責任。「―編集部」

ぶんせき

ぶんせき【文責記者にあり】
The editor is responsible for this article.

ぶんせき

ぶんせき【分析】
(an) analysis;→英和
an assay (鉱石の).→英和
〜的な analytic(al).〜する analyze;→英和
assay.

ぶんせき

ぶんせき [0] 【分析】 (名)スル
〔analysis〕
(1)ある事柄の内容・性質などを明らかにするため,細かな要素に分けていくこと。
⇔総合
「事態を―して対処方針を立てる」
(2)知的活動の過程・方法の一。所与の対象・表象・概念などを,それを構成する部分・要素・条件などに分け入って解明すること。
⇔総合
(3)物質に含まれている成分の種類や量を化学的・物理的に求めること。

ぶんせき

ぶんせき [0] 【分籍】 (名)スル
戸籍を分けて,新戸籍を作ること。

ぶんせき

ぶんせき [0] 【文籍】
書きもの。文章。ぶんじゃく。

ぶんせきかがく

ぶんせきかがく [5] 【分析化学】
化学分析の方法とその理論を研究する化学の一分野。
→化学分析

ぶんせきしんりがく

ぶんせきしんりがく [4] 【分析心理学】
ユングの創始した広義の精神分析の一派。

ぶんせきてき

ぶんせきてき [0] 【分析的】 (形動)
ある事象をその構成要素に即して考察するさま。
⇔総合的

ぶんせきてきていぎ

ぶんせきてきていぎ [7] 【分析的定義】
〔論〕 定義の方法の一。定義される概念内容の本質的属性を分析的に規定するもの。
⇔発生的定義

ぶんせきてつがく

ぶんせきてつがく [6][5] 【分析哲学】
〔analytic philosophy〕
二〇世紀に主として英米を中心に展開された哲学。哲学的問題はそれを表現する言語形式を分析し,意味を明確化することによって解明または消去されるべきだと主張する。フレーゲ・ラッセルらによって創始された。記号論理学を用いた論理分析を重視する人工言語学派(前期ウィトゲンシュタイン,カルナップなど)と日常言語の使用形態を緻密に分析する日常言語学派(後期ウィトゲンシュタイン,ライル,オースティンなど)とに大別される。アメリカではプラグマティズムと結びついて独自の発展を遂げた(クワイン,デイビッドソン,ローティなど)。

ぶんせきはんだん

ぶんせきはんだん [5] 【分析判断】
〔哲〕
〔(ドイツ) analytisches Urteil〕
主語となる概念の内包のうちにすでに述語が含まれる判断。確実性を有するが,なんら知識を拡張させる判断ではない。
⇔総合判断

ぶんせつ

ぶんせつ [0] 【分節】
(1)一続きになっている全体をいくつかの部分に分けること。また,その分けられた部分。
(2)ゲシュタルト心理学で,それ自体の要素的分析ではなく,全体との関連のなかでのみ問題になり得る,全体のなかの構成部分。例えば,身体における各肢の機能など。

ぶんせつ

ぶんせつ [0] 【文節】
日本語の言語単位の一。文を,実際の言語として不自然でない程度に区切ったときに得られる最小の単位。たとえば,「赤い花が咲いた」という文は,「赤い」「花が」「咲いた」の三つの文節から成る。文節は,一つの自立語,またはそれに付属語の付いたものから成り,それ自身一まとまりの音声上の特徴をもつ。
〔橋本進吉の用語に始まる〕

ぶんせん

ぶんせん [0] 【分銭】
中世,現物の代わりに納めた年貢銭。

ぶんせん

ぶんせん [0] 【文銭】
「文字銭(ブンジセン)」の略。

ぶんせん

ぶんせん [0] 【文選】 (名)スル
活字組版で,原稿に従って活字ケースから必要な活字を拾うこと。また,それを仕事とする人。採字。拾い。「―工」

ぶんせん

ぶんせん【文選】
《印》type picking.〜する pick types.‖文選工 a type picker.

ぶんせんのう

ぶんせんのう 【文宣王】
孔子の諡(オクリナ)。

ぶんそ

ぶんそ [1] 【分疏】 (名)スル
(1)個条を分けて申し述べること。
(2)言い開きをすること。弁解。いいわけ。

ぶんそう

ぶんそう [0] 【文宗】
文章・文学の一派の祖と仰がれる人。

ぶんそう

ぶんそう [0] 【文藻】
(1)文章のあや。
(2)文才。

ぶんそう

ぶんそう [0] 【分送】 (名)スル
分けて送ること。

ぶんそうおう

ぶんそうおう [1] 【分相応】 (名・形動)[文]ナリ
その人の能力や地位にふさわしい・こと(さま)。「―の収入を得る」「―な扱い」「―に暮らす」

ぶんそん

ぶんそん [0] 【分村】 (名)スル
(1)本村から分かれた村。
(2)村の多くの者が集団で移住して新たにつくった村。

ぶんそん

ぶんそん [0] 【分損】
損害保険では,保険の付された財産の一部損害。海上保険では,船舶または積み荷の一部に被る損害。

ぶんぞう

ぶんぞう ブンザウ 【文蔵】
(1)狂言の一。太郎冠者は,主人の伯父に珍しい食べ物をふるまわれるがその名を忘れる。主人が日頃読む本に出てくるというので源平盛衰記を読むと,石橋山合戦の「乳人親(メノトオヤ)に文蔵」の件(クダリ)でそれだというので,温糟粥(ウンゾウガユ)をふるまわれたと知れる。
(2)室町初期の能面作者。越前の人。生没年未詳。

ぶんたい

ぶんたい【文体】
a style.→英和
…の〜をまねて in the style of….‖文体論 stylistics.

ぶんたい

ぶんたい【分隊】
a squad (陸軍);→英和
a division (海軍).→英和
分隊長 a squad leader;a divisional officer.

ぶんたい

ぶんたい [0] 【文体】
(1)文章の形式・様式。和文体・漢文訓読体・和漢混交(ワカンコンコウ)文体・候(ソウロウ)文体・口語体などの分類がある。
(2)語句・語法・修辞などにみられる,その作者に特有な文章表現。

ぶんたい

ぶんたい [0] 【分隊】
軍隊の編制単位の一。旧陸軍では最小の集団。旧海軍では陸軍の中隊に相当。

ぶんたいろん

ぶんたいろん [3] 【文体論】
文体について研究する学問。文章を類型的にとらえようとするものや,表現の個性的構造を解明しようとするものなどがある。

ぶんたつ

ぶんたつ [0] 【聞達】
世間に名高くなること。有名になること。「―を求めず」

ぶんたん

ぶんたん [0] 【分担】 (名)スル
仕事・責任・費用などを分けて受け持つこと。分けて負担すること。「組み立て作業を―する」「―金」

ぶんたん

ぶんたん [0] 【文旦】
ザボンの別名。

ぶんたん

ぶんたん【分担】
one's share;→英和
(an) allotment (割当);→英和
one's duty (義務).〜する share in <the work> ;share <the work with a person> ;pay one's share <of the expenses> .‖分担金 one's allotted charge.

ぶんだい

ぶんだい [0] 【文台】
(1)書物・短冊などをのせておく小さな低い机。
(2)香会・歌会や連歌などの席で,懐紙・短冊などをのせておく机。また,執筆に用いる。
(3)歌比丘尼(ウタビクニ)の持つ手箱。「―に入れしは熊野の牛王(ゴオウ)/浮世草子・一代女 3」
文台(1)[図]

ぶんだい

ぶんだい [0] 【文題】
文章や詩などを作る時の題。

ぶんだいびらき

ぶんだいびらき [5] 【文台開き】
連歌・俳諧で,宗匠となった者が文台を披露する儀式。また,その際に興行された連歌・俳諧。

ぶんだん

ぶんだん [0] 【分断】 (名)スル
分けて別々にすること。分けてきれぎれにすること。「東西に―された国家」

ぶんだん

ぶんだん [0] 【文壇】
文筆活動をしている人たちの社会。作家・批評家などの集団。文学界。

ぶんだん

ぶんだん [0] 【分団】
(1)ある団体から分かれてつくられた組織。
(2)分けてつくられた小さな集団。グループ。

ぶんだん

ぶんだん【文壇】
the literary world;literary circles.文壇人 a man of letters.

ぶんだん

ぶんだん [0] 【分段】
(1)きざみ。区切り。段落。
(2)〔仏〕「分段生死(シヨウジ)」の略。

ぶんだん

ぶんだん [0] 【文談】
(1)文学についての話。
(2)(面談に対して)手紙のやりとりによって行う相談。

ぶんだんこっか

ぶんだんこっか [5] 【分断国家】
一つの国家が人為的に分裂させられた国家。第二次大戦後の朝鮮・ベトナム・ドイツなど。現在では朝鮮のみ。

ぶんだんしょうじ

ぶんだんしょうじ [5] 【分段生死】
〔仏〕 三界を輪廻(リンネ)している衆生(シユジヨウ)の生死・寿命や姿に一定の限度がある,凡夫・人間の生死。
→変易(ヘンヤク)生死

ぶんだんどうご

ぶんだんどうご [5] 【分段同居】
〔仏〕
〔この世に凡夫と仏・菩薩が共にある意〕
娑婆(シヤバ)の世界。人間の住む世界。

ぶんだんむじょう

ぶんだんむじょう [5][0] 【分段無常】
〔仏〕 分段生死の身は,たちまちのうちに死んでゆくはかないものだということ。

ぶんだんりんね

ぶんだんりんね [5] 【分段輪廻】
〔仏〕 分段生死の身が生まれかわり,死にかわるという生涯を繰り返すこと。

ぶんち

ぶんち [1] 【文治】
〔「ぶんじ」とも〕
武力を用いないで,教化または法によって世を治めること。文政。
⇔武断
「―派」

ぶんち

ぶんち [1][0] 【分地】 (名)スル
土地を分けること。土地を分けて相続させること。また,その土地。

ぶんち

ぶんち [1] 【分置】 (名)スル
分けて配置すること。

ぶんち

ぶんち [1] 【聞知】 (名)スル
聞いて知ること。「変事を―し手早く逮捕の手配を為さんには/経国美談(竜渓)」

ぶんち

ぶんち [1] 【分知】
江戸時代,大名・旗本が知行所を親族で分割相続すること。

ぶんち

ぶんち [1] 【文致】
文章のおもむき。

ぶんちせいげんれい

ぶんちせいげんれい [6] 【分地制限令】
江戸時代,幕府が出した田畑分割相続の制限令。耕地の零細化を防止し,年貢徴収を確保することを目的とした。1673年が初見。

ぶんちゅう

ぶんちゅう 【文中】
南朝の年号(1372.4.?-1375.5.27)。建徳の後,天授の前。長慶天皇の代。

ぶんちゅう

ぶんちゅう [0][1] 【文中】
文章のなか。「―敬称略」

ぶんちゅうし

ぶんちゅうし 【文中子】
中国,隋代の対話録。一〇巻。王通とその門人たちとの問答を「論語」にならって集録。文中子中説。中説。

ぶんちょう

ぶんちょう ブンテウ 【文晁】
⇒谷(タニ)文晁

ぶんちょう

ぶんちょう【文鳥】
a Java sparrow.

ぶんちょう

ぶんちょう [0][1] 【文鳥】
スズメ目カエデチョウ科の小鳥。全長約13センチメートル。野生種は頭は黒,頬(ホオ)は白,くちばしは紅色,他の部分は灰色。東南アジアに広く分布。飼いやすく,人によくなれる。ハクブンチョウ・サクラブンチョウなど。

ぶんちょう

ぶんちょう 【蚊帳】
⇒かや(蚊帳)

ぶんちょうめい

ぶんちょうめい 【文徴明】
(1470-1559) 中国,明の文人。名は璧,号は衡山など。詩・書・画に長じた。師の沈周とともに南宗画風の再興に尽くした。

ぶんちん

ぶんちん【文鎮】
a paperweight.→英和

ぶんちん

ぶんちん [0] 【文鎮】
紙や書物が風で散ったりめくれたりしないように,おもしとしてその上に置く文具。

ぶんつう

ぶんつう [0] 【文通】 (名)スル
手紙をやりとりすること。「外国の友人と―する」

ぶんつう

ぶんつう【文通】
correspondence.→英和
〜する exchange letters <with> ;correspond <with> .→英和

ぶんつけ

ぶんつけ 【分附・分付】
江戸時代,検地帳の記載上の一形式。名請人の名前の肩に「某(本百姓名)分」と本百姓名を付けて登録する形式。

ぶんつけひゃくしょう

ぶんつけひゃくしょう [5] 【分附百姓】
江戸時代,検地帳に分附で記載された隷属農民。農家の次・三男,あるいは使用人で,総領・主家から田畑を譲与または貸与されて耕作し,年貢・諸役も総領・主家を通して上納した百姓。

ぶんてい

ぶんてい 【文帝】
(1)魏の初代皇帝曹丕(ソウヒ)の諡(オクリナ)。
(2)隋の初代皇帝楊堅(ヨウケン)の諡(オクリナ)。

ぶんてん

ぶんてん [0] 【分店】
本店から分かれて独立した店。

ぶんてん

ぶんてん [0] 【文典】
文法を説明した書物。「ロドリゲスの日本大―」

ぶんてん

ぶんてん 【文展】
1907年(明治40)に創設された文部省美術展覧会の略称。
→日展

ぶんてん

ぶんてん [1] 【分点】
天球上で,赤道と黄道との交点。すなわち春分点と秋分点。
→至点

ぶんてんげつ

ぶんてんげつ [3] 【分点月】
月が春分点を通過して天球を回り,再び春分点に戻るまでの時間の平均値。二七・三二一五八二日に相当する。回帰月。

ぶんてんしょう

ぶんてんしょう 【文天祥】
(1236-1282) 中国,南宋末の忠臣。号は文山。元軍の南下に際し,1275年義勇兵を率いて抗戦,南宋滅亡後もその復興を図ったが,捕らえられ大都(北京)で刑死。獄中の作「正気の歌」は有名。

ぶんてんぶき

ぶんてんぶき [5] 【文恬武煕・文恬武嬉】
〔文官も武官も安逸にふけって世をかえりみない意〕
天下の太平であることを表す語。

ぶんでん

ぶんでん [0] 【分田】
中世,下地(シタジ)を分け与えること。また,その田。

ぶんでんばん

ぶんでんばん [0] 【分電盤】
屋内配線において,幹線と分岐回路との分岐点に設け,スイッチ・ブレーカーなどを取り付けた配電盤。

ぶんと

ぶんと [1] 【聞睹】 (名)スル
聞いたり見たりすること。見聞。「時俗の廃頽するを―する毎に/社会百面相(魯庵)」

ぶんとう

ぶんとう [0] 【文頭】
文のはじめの部分。

ぶんとく

ぶんとく [0] 【文徳】
学問を修めることによって身にそなわる人格。

ぶんど

ぶんど [1] 【分度】
(1)はかりわけること。
(2)〔「分限度合」の意。二宮尊徳の唱えた語〕
経済面での自分の実力を知り,それに応じて生活の限度を定めること。

ぶんどう

ぶんどう [1][0] 【文道】
文学・学芸の道。
⇔武道

ぶんどう

ぶんどう [0] 【文豆】
(1)緑豆(リヨクトウ)の別名。
(2)豌豆(エンドウ)の別名。

ぶんどうしゅんかい

ぶんどうしゅんかい ブンダウ― 【豊道春海】
(1878-1970) 書家。栃木県生まれ。天台宗大僧正。六朝風の気迫ある楷書をよくした。泰東書道院創立。日本書道連盟結成。

ぶんどき

ぶんどき【分度器】
a protractor.→英和

ぶんどき

ぶんどき [3] 【分度器】
角度をはかるための道具。半円形・円形の合成樹脂の板などに角度目盛りをほどこしたもの。

ぶんどり

ぶんどり【分捕り】
capture;→英和
plunder.→英和
分捕品 booty;→英和
spoil(s).→英和

ぶんどり

ぶんどり [0] 【分捕り】
ぶんどること。特に戦場で,敵の武器などを奪い取ること。「予算の―合戦」「―品」

ぶんどる

ぶんど・る [3] 【分捕る】 (動ラ五[四])
(1)戦場で敵の武器などを奪い取る。「戦車を―・る」
(2)他人のものを奪い取る。「あいつの車を―・ってやる」
[可能] ぶんどれる

ぶんどる

ぶんどる【分捕る】
capture;→英和
seize.→英和

ぶんな

ぶんな ブンワ 【文和】
北朝の年号(1352.9.27-1356.3.28)。観応の後,延文の前。後光厳(ゴコウゴン)天皇の代。ぶんわ。

ぶんなぐる

ぶんなぐ・る [4] 【打ん殴る】 (動ラ五[四])
強くなぐる。「思い切り―・る」
[可能] ぶんなぐれる

ぶんなげる

ぶんな・げる [4] 【打ん投げる】 (動ガ下一)
強く投げる。乱暴に投げる。「相手の力士を―・げる」

ぶんなん

ぶんなん ブンアン 【文安】
⇒ぶんあん(文安)

ぶんにょう

ぶんにょう [0] 【文繞】
漢字の繞(ニヨウ)の一。「斐」などの「文」の部分。飾り・模様などに関する文字を作る。

ぶんにん

ぶんにん [0] 【分任】 (名)スル
任務を分けて担当すること。

ぶんのう

ぶんのう [0] 【分納】 (名)スル
何回かに分けて納めること。「税金を―する」

ぶんのう

ぶんのう【分納】
an installment payment (金銭の).〜する pay by[in]installments.

ぶんのまい

ぶんのまい [1] 【文の舞】
舞楽のうち,剣・鉾(ホコ)などの武器を持たずに常装束で舞う文官の舞。春鶯囀(シユンノウデン)や青海波(セイガイハ)などの類。平舞(ヒラマイ)。
⇔武の舞

ぶんはく

ぶんはく [0] 【文博】
「文学博士」の略。

ぶんばい

ぶんばい [0] 【分売】 (名)スル
一まとまりになっているものを分けて売ること。「全集を―する」

ぶんばい

ぶんばい【分売する】
sell <things> singly.

ぶんばん

ぶんばん 【分番】
「番上(バンジヨウ)」に同じ。

ぶんぱ

ぶんぱ【分派】
a faction;→英和
a sect.→英和
分派活動 factional activities.

ぶんぱ

ぶんぱ [1] 【分派】 (名)スル
(1)枝のように分かれ出ること。また,分かれたもの。
(2)団体などで,主流となるものから分かれ出ること。また,その分かれ出た流派や仲間。「主流から―する」「―活動」

ぶんぱい

ぶんぱい【分配】
distribution.→英和
〜する distribute <things among,to> ;→英和
divide <things among[between]> .→英和
〜にあずかる have a share <of,in> .→英和

ぶんぱい

ぶんぱい [0] 【分配】 (名)スル
(1)いくつかに分けて配ること。配分。「もうけを―する」「―金」
(2)生産物あるいはそれを販売して得た代金を,生産要素の提供者の間で分けること。地主は地代,資本家は利潤,労働者は賃金という形をとる。

ぶんぱいこくみんしょとく

ぶんぱいこくみんしょとく [9] 【分配国民所得】
国民所得を生産に参加した生産要素への支払い(分配)の側面からとらえたもの。被用者所得・企業所得・財産所得などで構成される。

ぶんぱいほうそく

ぶんぱいほうそく [5] 【分配法則】
〔数〕 加法と乗法についての法則。�×(�+�)=�×�+�×�,(�+�)×�=�×�+�×� を分配法則という。配分法則。

ぶんぱん

ぶんぱん [0] 【文範】
手本・模範とすべき文章。

ぶんび

ぶんび [1] 【文尾】
文の末尾。文章の終わりの部分。

ぶんびょう

ぶんびょう [0] 【文廟】
⇒孔子廟(コウシビヨウ)

ぶんぴ

ぶんぴ [0] 【分泌】 (名)スル
「ぶんぴつ(分泌)」の慣用読み。

ぶんぴつ

ぶんぴつ [0] 【文筆】
文章を書くこと。「―の才」

ぶんぴつ

ぶんぴつ【文筆】
literature;→英和
writing.→英和
〜で生活する live by one's pen.‖文筆家 a writer;a man of letters.

ぶんぴつ

ぶんぴつ [0] 【分筆】 (名)スル
土地登記簿上,一筆の土地をいくつかに分割すること。
⇔合筆(ガツピツ)

ぶんぴつ

ぶんぴつ [0] 【分泌】 (名)スル
〔secretion〕
細胞が生体にとって特殊な用途をもつ生産物を排出すること。そのような機能をもつ細胞を腺(セン)細胞といい,それによって構成される器官を腺という。分泌の形態によって内分泌と外分泌とに分ける。ぶんぴ。

ぶんぴつ

ぶんぴつ【分泌(物)】
(a) secretion.〜する secrete.→英和
‖分泌腺 a secreting gland.

ぶんぴつえき

ぶんぴつえき [4] 【分泌液】
細胞または腺(セン)の活動によって産生される液体。動物では消化液・ホルモン・乳汁など。植物では蜜・乳液・樹脂・ゴム液など。

ぶんぴつか

ぶんぴつか [0] 【文筆家】
文章を書くことを職業とする人。作家など。

ぶんぴつがんしんしょう

ぶんぴつがんしんしょう 【文筆眼心抄】
詩学書。一巻。空海編著。820年成立。「文鏡秘府論」を抄約したもの。ぶんぴつげんじんしょう。

ぶんぴつぎょう

ぶんぴつぎょう [4] 【文筆業】
文筆にたずさわる職業。

ぶんぴつせん

ぶんぴつせん [0] 【分泌腺】
内分泌または外分泌を行う器官。

ぶんぴつぶつ

ぶんぴつぶつ [4] 【分泌物】
腺細胞から分泌される物質。消化酵素・ホルモンが代表的。

ぶんぶ

ぶんぶ [1] 【文武】
〔古くは「ぶんぷ」とも〕
学問と武芸。「―二道」「―兼備」

ぶんぶ

ぶんぶ【文武】
<excel in both> literary and military arts.

ぶんぶくちゃがま

ぶんぶくちゃがま 【文福茶釜・分福茶釜】
(1)昔話の一。狸(狐の話もある)が助けてくれた人に恩返しをするため,茶釜などいろいろなものに化けてその人を裕福にするというもの。笑い話化したものが多い。群馬県館林の茂林寺にまつわる話が有名。
(2) [1]
ウニの一種。背面はほぼハート形で殻長約5センチメートル。背面に五本の放射状の溝がある。全身淡褐色。相模湾以南の沿海に分布。

ぶんぶつ

ぶんぶつ [1] 【文物】
法律・学問・芸術・宗教など,文化に関する物事。

ぶんぶにどうまんごくどおし

ぶんぶにどうまんごくどおし ブンブニダウマンゴクドホシ 【文武二道万石通】
黄表紙。三冊。朋誠堂喜三二作,喜多川行麿画。1788年刊。源頼朝が畠山重忠に諸大名を文武の二つに分けさせたという形式で,寛政の改革前後の事件を滑稽化して描いたもの。幕府の忌諱(キキ)にふれて絶版となった。

ぶんぶりょうどう

ぶんぶりょうどう [1] 【文武両道】
学問と武芸の両方の面。「―に秀(ヒイ)でる」

ぶんぶん

ぶんぶん [1] (副)
空気を切ってたてる音や昆虫の羽音を表す語。「バットを―(と)振り回す」「蜂が―(と)飛ぶ」

ぶんぶん

ぶんぶん 【分分】
分に応じていること。身分相応であること。「各々勢長じて―に威勢を施し/今昔 3」

ぶんぶん

ぶんぶん
〜いう音 buzz;→英和
buzzing;hum;→英和
humming;→英和
drone.→英和
〜いう buzz;hum;→英和
drone.→英和

ぶんぷ

ぶんぷ [0] 【分布】 (名)スル
(1)分かれてあちこちにあること。また,分けてあちこちに置くこと。
(2)その事象が空間的・時間的なある範囲内に存在すること。また,その存在する状態。「方言の―を調べる」「人口の―」「本州中部以南の海浜に―する植物」
(3)〔数〕 確率分布のこと。

ぶんぷ

ぶんぷ [1] 【分賦】 (名)スル
分けて課すること。また,分け与えること。「其時代の人民に―せる智徳の有様なり/文明論之概略(諭吉)」

ぶんぷ

ぶんぷ【分布】
(a) distribution.→英和
〜する be distributed;range <from a place to another> .→英和

ぶんぷく

ぶんぷく [0] 【分服】 (名)スル
薬を何回かに分けてのむこと。

ぶんべい

ぶんべい [0] 【分袂】 (名)スル
たもとを分かつこと。人と別れること。訣別(ケツベツ)。「大井,小林と―し,新井と共に渡航の途に就き/妾の半生涯(英子)」

ぶんべつ

ぶんべつ [0] 【分別】 (名)スル
種類・性格などによって別々に分けること。区別すること。「国家と君主とを―せし如く/民約論(徳)」
→ふんべつ(分別)

ぶんべつかきかた

ぶんべつかきかた [7] 【分別書き方】
「分かち書き{(1)}」に同じ。ぶんべつがき。

ぶんべつけっしょう

ぶんべつけっしょう [5] 【分別結晶】
二成分以上の性質の類似した溶質を含む溶液から,わずかな溶解度の差を利用して各成分を分離する操作。混合溶液を濃縮あるいは冷却して析出した結晶を分離し,これを再び溶媒に溶解させた溶液と,残りの母液のそれぞれについて同じ操作を繰り返し行う。

ぶんべつしゅうしゅう

ぶんべつしゅうしゅう [5] 【分別収集】
家庭などから出る廃棄物を燃えるごみ,燃えないごみ,資源ごみ(缶・びん・古紙など),有害ごみ(乾電池など)などに分けて集めること。

ぶんべつじょうりゅう

ぶんべつじょうりゅう [5] 【分別蒸留】
二種以上の揮発成分を含む混合物を蒸留し,沸点の差を利用してそれぞれ分離すること。石油工業などで物質の分離・精製に広く使われる。分留。
→精留

ぶんべつちんでん

ぶんべつちんでん [5] 【分別沈殿】
二成分以上の溶質を含む溶液に沈殿剤を加え,生ずる沈殿の溶解度の差を利用してそれぞれを分離する操作。普通は,沈殿生成と溶解を多数回繰り返すことにより分離を完全なものとする。

ぶんべん

ぶんべん [0] 【分弁】 (名)スル
物の区別を明らかにすること。「事の真偽を―する」

ぶんべん

ぶんべん [0] 【分娩】 (名)スル
子を産むこと。胎児を母体外へ産み出すこと。出産。

ぶんべん

ぶんべん【分娩】
(a) childbirth.→英和
〜する be delivered of <a boy> ;give birth to <a boy> .‖分娩室 a labor[delivery]room.

ぶんべんそんしょう

ぶんべんそんしょう [5] 【分娩損傷】
分娩時に胎児が受ける外傷。産道を通過するときに受ける圧迫のほか,鉗子分娩などの介助や手術などによることもある。

ぶんぼ

ぶんぼ【分母】
《数》a denominator.

ぶんぼ

ぶんぼ [1] 【分母】
分数または分数式で,割る方の数または式。
⇔分子
→分数

ぶんぼう

ぶんぼう [0] 【文房】
読書・執筆・研究などをする部屋。書斎。「書籍を買ひ―の具を求めて/学問ノススメ(諭吉)」

ぶんぼう

ぶんぼう [0] 【蚊虻】
蚊(カ)と虻(アブ)。弱いもの,つまらぬもののたとえ。ぶんもう。「蟷蜋(トウロウ),車に対ひ,―嶽を負はんが如し/性霊集」

ぶんぼうぐ

ぶんぼうぐ【文房具】
stationery.→英和
文房具店 a stationery store.

ぶんぼうぐ

ぶんぼうぐ [3] 【文房具】
〔書斎用の用具の意〕
読書したり,書き物をしたりするときに使う道具。ペン・インク・鉛筆・ノート・消しゴム・定規・筆・硯(スズリ)など。文具。

ぶんぼうしほう

ぶんぼうしほう [4] 【文房四宝】
⇒四宝(シホウ)(2)

ぶんぼく

ぶんぼく [1] 【文墨】
詩文を作ったり書画を描いたりすること。文筆。「―を愛する」「―の徒」

ぶんぽう

ぶんぽう【文法】
grammar.→英和
〜(上)の,〜にかなった grammatical.‖文法家[学者]a grammarian.

ぶんぽう

ぶんぽう 【文保】
年号(1317.2.3-1319.4.28)。正和の後,元応の前。花園・後醍醐天皇の代。

ぶんぽう

ぶんぽう [0] 【分封】 (名)スル
(1)領地を分け与えて,その地を支配させること。また,分けた領地。
(2)春や夏に,ミツバチ類に新しい女王蜂が出現したとき,今までの女王蜂を含む一群が古い巣を譲り渡して新しい巣を作ること。巣分かれ。

ぶんぽう

ぶんぽう [0] 【文法】
(1)言語を文・語などの単位に分けて考えたとき,そこに見られる規則的な事実。文法的事実。
(2){(1)}の事実を体系化した理論。文法論。
(3)文章の作法。文章を作る上でのきまり。

ぶんぽう

ぶんぽう [0] 【分包】 (名)スル
粉薬・丸薬などを一包みずつに分けて包むこと。「薬を―する」

ぶんぽうろん

ぶんぽうろん [3] 【文法論】
言語学の一部門。言語の各種事実を体系的に記述・説明しようとするもの。通常,形態論と統語論とに大別される。また,研究方法から,規範文法・記述文法・説明文法に分けられ,説明文法はさらに歴史文法・比較文法・一般文法などに分けられる。文法学。

ぶんまい

ぶんまい [0] 【分米】
(1)中世,土地の年貢米。斗代(トダイ)に土地面積をかけあわせたもの。
(2)近世,検地による土地の公式の収穫高。石盛(コクモリ)に面積をかけあわせたもの。

ぶんまつ

ぶんまつ [0] 【文末】
文の終わり。

ぶんまわし

ぶんまわし [3] 【ぶん回し】
(1)文房具のコンパスの古い言い方。
(2)回り舞台の別名。

ぶんまわす

ぶんまわ・す [4][3] 【ぶん回す】 (動サ五[四])
勢いよく回す。「刀を―・す」「バットを―・す」

ぶんみつとう

ぶんみつとう [0] 【分蜜糖】
糖蜜成分を分離して製造した砂糖。
⇔含蜜糖(ガンミツトウ)

ぶんみゃく

ぶんみゃく [0] 【文脈】
(1)文における個々の語または個々の文の間の論理的な関係・続き具合。文の脈絡。コンテクスト。「前後の―から意味を判断する」
(2)一般に,すじみち・脈絡。また,ある事柄の背景や周辺の状況。

ぶんみゃく

ぶんみゃく【文脈】
the context.→英和

ぶんみゃく

ぶんみゃく [0] 【分脈】
主脈から分かれ出た血脈・山脈・鉱脈など。

ぶんみん

ぶんみん [0] 【文民】
〔civilian の訳語〕
軍人でない者。日本国憲法は「内閣総理大臣その他の国務大臣は,文民でなければならない」とする。

ぶんみん

ぶんみん【文民統制】
civilian control.

ぶんみんとうせい

ぶんみんとうせい [5] 【文民統制】
⇒シビリアン-コントロール

ぶんめい

ぶんめい【文明】
(a) civilization.→英和
〜(開化)の civilized;enlightened.→英和
‖文明国 a civilized country.

ぶんめい

ぶんめい [0] 【文名】
文学者・文筆家としてすぐれているという評判。文声。「―が高い」

ぶんめい

ぶんめい [0] 【分明】 (名・形動)スル [文]ナリ
〔古くは「ふんめい」とも〕
(1)はっきりしていること。明らかなこと。また,そのさま。ぶんみょう。「結論を―にする」「既に勝負は―にして/金色夜叉(紅葉)」
(2)明らかになること。

ぶんめい

ぶんめい 【文明】
年号(1469.4.28-1487.7.20)。応仁の後,長享の前。後土御門天皇の代。

ぶんめい

ぶんめい【文名】
literary reputation;literary fame.

ぶんめい

ぶんめい [0] 【文明】
〔civilization〕
(1)文字をもち,交通網が発達し,都市化がすすみ,国家的政治体制のもとで経済状態・技術水準などが高度化した文化をさす。「オリエントの―」
(2)人知がもたらした技術的・物質的所産。「―の利器」

ぶんめいいっとうき

ぶんめいいっとうき 【文明一統記】
政論書。一巻。成立年未詳。一条兼良著。将軍足利義尚の求めに応じて,治者の戒めとすべきことを六か条にわたって論じた書。

ぶんめいかいか

ぶんめいかいか [5] 【文明開化】
人間の知力が進み世の中が開けること。特に,明治初期の思想・文化・社会制度の近代化や西洋化をいう。

ぶんめいひひょう

ぶんめいひひょう [5] 【文明批評】
世相や文化現象や意識傾向をとらえて,その意義や本質を明らかにし評価する批評。多くの場合,伝統や外国に評価の基準をおいて現代を見直したり,専門の学問分野を通して現代の状況を批判する。

ぶんめいびょう

ぶんめいびょう [0] 【文明病】
(1)物質文明の発達にともなって生ずる病気。精神上の疾患など。
(2)性病の俗称。

ぶんめいろんのがいりゃく

ぶんめいろんのがいりゃく 【文明論之概略】
福沢諭吉著。1875年(明治8)刊。六巻一〇章。西洋文明の精神を学ぶべき必要性,東西文明の発達と特色,文明の本質などを論じ,最後に日本の独立についての考えを展開する。

ぶんめん

ぶんめん [0][3] 【文面】
文章や手紙に書かれている趣意。「誠意が読みとれる―」

ぶんめん

ぶんめん【文面によれば】
according to the letter.→英和

ぶんもう

ぶんもう 【蚊虻】
「ぶんぼう(蚊虻)」に同じ。[日葡]

ぶんや

ぶんや 【文屋】
歌舞伎舞踊の一。清元。五変化舞踊。本名題「六歌仙容彩(スガタノイロドリ)」の一曲。松本幸二作詞,1831年江戸中村座初演。六歌仙の一人文屋康秀(フンヤノヤスヒデ)が当世風の洒落者として描かれ,官女と軽快・洒脱に踊る。

ぶんや

ぶんや【分野】
a field;→英和
a line;→英和
a branch.→英和

ぶんや

ぶんや [1] 【分野】
物事のある方面,ある一定の範囲。領域。「専門の―」

ぶんや

ぶんや 【文弥】
(1)「文弥節(ブシ)」の略。
(2)岡本文弥のこと。

ぶんやごろし

ぶんやごろし 【文弥殺】
河竹黙阿弥作の歌舞伎「蔦紅葉宇都谷峠(ツタモミジウツノヤトウゲ)」の通称。

ぶんやにんぎょう

ぶんやにんぎょう [4] 【文弥人形】
延宝(1673-1681)頃流行した文弥節{(2)}で演じる人形芝居。現在新潟県佐渡,石川県尾口村,鹿児島などに残存。

ぶんやぶし

ぶんやぶし 【文弥節】
(1)難波浄瑠璃の一。延宝〜元禄年間(1673-1704)に,岡本文弥が語り出したもの。泣き節といわれ,哀調を帯びた語り方で,京坂地方に流行したが間もなく衰えた。義太夫節・一中節・豊後(ブンゴ)節の中に節付けが残っている。
(2)佐渡島で行われた浄瑠璃の一種。民俗芸能として伝存する。

ぶんゆう

ぶんゆう [0] 【文友】
詩文を通じての友。文学上の友人。

ぶんゆう

ぶんゆう 【文雄】
⇒もんのう(文雄)

ぶんゆう

ぶんゆう [0] 【分有】 (名)スル
一つのものを何人かで分けて所有すること。「土地を―する」

ぶんよ

ぶんよ [1] 【分与】 (名)スル
分け与えること。「財産を―する」

ぶんらい

ぶんらい [0] 【蚊雷】
たくさん集まった蚊がうなり鳴くのを雷にたとえていう語。蚊鳴り。

ぶんらく

ぶんらく【文楽】
a Bunraku puppet play.

ぶんらく

ぶんらく [1] 【文楽】
(1)「文楽座」の略。
(2)〔文楽座が明治末期に,唯一の人形浄瑠璃専門の劇場となったところから〕
人形浄瑠璃の通称。

ぶんらく

ぶんらく 【文楽】
⇒桂(カツラ)文楽

ぶんらくざ

ぶんらくざ 【文楽座】
人形浄瑠璃専門の劇場。植村文楽軒が寛政年間(1789-1801)に大坂高津橋に席を設けたのに始まり,1872年(明治5)松島に移って「文楽座」と称した。1909年松竹に委譲されたが,63年(昭和38)に文楽協会が設立され「朝日座」と改称。84年,国立文楽劇場開設とともに廃座。現在,「文楽座」は劇団の通称。

ぶんらくにんぎょう

ぶんらくにんぎょう [5] 【文楽人形】
文楽の操り芝居に用いる人形。義太夫節の演奏に合わせて,人形を三人で遣う。
→三人遣い
→首(カシラ)

ぶんらん

ぶんらん [0] 【紊乱】 (名)スル
みだれること。みだすこと。「風紀―」「家門―して/福翁百話(諭吉)」
〔「びんらん」は慣用読み〕

ぶんり

ぶんり [1] 【文理】
(1)物事の筋目。あや。
(2)文章のすじみち。文脈。
(3)文科と理科。「―学部」

ぶんり

ぶんり 【分里】
〔「わけざと(分里)」の音読み〕
遊里。「―の数女(スジヨ)/浮世草子・一代女 2」

ぶんり

ぶんり【分離】
(a) separation;→英和
segregation;(a) secession (脱退);→英和
<have a good> selectivity (電波).→英和
〜する[離す]separate <a thing from> ;→英和
isolate;→英和
[離れる]be separated <from> ;secede <from> .→英和
〜出来ない inseparable.→英和
‖分離課税 separate taxation.分離器 a separator.

ぶんり

ぶんり [0] 【分離】 (名)スル
(1)分けはなすこと。「政教―」「イギリスから―し,新共和国として独立する」
(2)物質の混合物をある成分を含む部分と含まない部分とに分けること。一つの成分のみを取り出すことを単離ともいう。
(3)〔生〕 減数分裂によって親の対立遺伝子が分かれ,それぞれ生殖細胞に分配されること。

ぶんり

ぶんり [0][1] 【分利】
高熱が数時間のうちに平熱まで下がること。
→渙散(カンサン)

ぶんりかいしゃく

ぶんりかいしゃく [4] 【文理解釈】
法規の解釈において,その法文の字句や文章の意味を文法的に明らかにすることを中心としてなされる解釈。
⇔論理解釈

ぶんりかぜい

ぶんりかぜい [4] 【分離課税】
特定の所得につき,他の所得と合算せずに単独で課税する方法。
⇔総合課税

ぶんりかだいがく

ぶんりかだいがく [5] 【文理科大学】
旧制で,大学令に基づき,文科および理科の学科を併せ設けた国立の単科大学。1929年(昭和4),高等師範学校が昇格したもので,東京と広島にあったが,49年廃止されて東京教育大学(筑波大学の前身)と広島大学となった。文理大。

ぶんりがたワラントさい

ぶんりがたワラントさい [9] 【分離型―債】
発行後,新株引受権証書(ワラント)部分と社債部分とを切り離して別々に売買できる新株引受権付社債(ワラント債)。海外で発行されるのはほとんどこのタイプであるが,日本では当初,非分離型だったため,この名が付いた。

ぶんりこうはん

ぶんりこうはん [4] 【分離公判】
同一の刑事事件に関与した複数の被告人について,別々の法廷で公判手続を進めること。
⇔統一公判

ぶんりたい

ぶんりたい [0] 【分離帯】
車などの交通の流れを分離して安全を確保するため,路上に設けた帯状の施設。

ぶんりつ

ぶんりつ [0] 【分立】 (名)スル
分けて立てること。また,分かれて立つこと。ぶんりゅう。「三権―」「小国家が―する」

ぶんりつ

ぶんりつ【分立】
separation;→英和
independence.→英和
〜する separate <from> ;→英和
become independent <of> .

ぶんりのほうそく

ぶんりのほうそく 【分離の法則】
雑種第一代において,両親から受け継いだ一対の対立遺伝子が融合せず,配偶子形成の際に分離し,それぞれの配偶子に受け継がれること。
→メンデルの法則

ぶんりは

ぶんりは [0] 【分離派】
⇒ゼツェシオン

ぶんりゃく

ぶんりゃく 【文暦】
年号(1234.11.5-1235.9.19)。天福の後,嘉禎の前。四条天皇の代。

ぶんりゅう

ぶんりゅう [0] 【分流】 (名)スル
(1)本流から分かれて流れること。また,その流れ。「利根川から―して東京湾に注ぐ放水路」
(2)本派から分かれ出た派。分派。

ぶんりゅう

ぶんりゅう [0] 【分留・分溜】 (名)スル
「分別蒸留(ブンベツジヨウリユウ)」の略。

ぶんりゅうき

ぶんりゅうき [3] 【分流器】
電流計の測定範囲を拡大したいとき,電流計に並列に接続する抵抗器。シャント。

ぶんりゅうとう

ぶんりゅうとう [0] 【分留塔】
分別蒸留を効率的に行うための,内部が多数の段に分けられた塔形の直立管。

ぶんりょう

ぶんりょう【分量】
a quantity;→英和
a dose (薬の一回分).→英和
⇒量.

ぶんりょう

ぶんりょう [3] 【分量】 (名)スル
(1)重さ・割合・量などの,多さ・大きさなどの程度。量。「水の―が多い」「相当の―の仕事」
(2)物の長さ・重さなどの,量をはかること。「薬を―する」
(3)身のほど。分際。「人の―,智恵の程をしらざる人は/滑稽本・放屁論後編」

ぶんりょう

ぶんりょう [0] 【分領】 (名)スル
分けて領有すること。また,その領地・領分。

ぶんりょく

ぶんりょく [1][0] 【分力】
一つの力を,作用点が等しく互いに向きの異なる二つ以上の力の合力と考えるときの,それぞれの力。
⇔合力

ぶんりん

ぶんりん [0] 【文林】
(1)文学者の仲間。文壇。
(2)詩文を集めた本。詩文集。
(3)(「文琳」とも書く)茶入れの一種。りんご形。茄子(ナス)に次いで上等の品。
文林(3)[図]

ぶんるい

ぶんるい [0] 【分類】 (名)スル
(1)ある基準に従って,物事を似たものどうしにまとめて分けること。「図書を―する」
(2)〔論〕
〔classification〕
物事を徹底的に区分し,類種系列の形をとった体系を形成すること。
→区分

ぶんるい

ぶんるい【分類】
(a) classification.→英和
〜する classify <into groups> ;→英和
divide <into classes> .→英和
‖分類学 taxonomy.分類表 a classified list.

ぶんるいがく

ぶんるいがく [3] 【分類学】
生物界を一定の規則に従って,門・綱・目・科・属・種・品種などの段階にまとめて整理し,これらの相互関係や系統分化などを研究する学問。

ぶんれい

ぶんれい [0] 【文例】
文や文章の実例。

ぶんれい

ぶんれい [0] 【分霊】
ある神社の祭神の霊を分けて,他の神社にまつること。また,そのみたま。

ぶんれいしゃ

ぶんれいしゃ [3] 【分霊社】
他の神社の祭神の霊を分けてまつった神社。分社。

ぶんれつ

ぶんれつ【分裂】
a split;→英和
(a) division.→英和
〜する split <into factions> ;break up.‖核分裂 nuclear fission.細胞分裂 segmentation.

ぶんれつ

ぶんれつ [0] 【分裂】 (名)スル
(1)いくつかに分かれること。「党が二つに―する」
(2)
 (ア)生物の細胞・組織・器官・個体などが二つまたはそれ以上に分かれること。
 (イ)単細胞生物および多細胞生物における無性生殖の主要な方法。

ぶんれつ

ぶんれつ [0] 【分列】 (名)スル
分かれて並ぶこと。また,分けて並べること。

ぶんれつきしつ

ぶんれつきしつ [5] 【分裂気質】
クレッチマーの分類による気質の一。非社交的・控えめ・きまじめで,感情が極端に敏感だったり,逆にひどく鈍感だったりする。

ぶんれつしき

ぶんれつしき【分列式】
<hold> a parade.→英和

ぶんれつしき

ぶんれつしき [4][3] 【分列式】
軍隊の儀礼的行進の一。各部隊が隊形を整え,順次に行進して観閲者の前で規定の敬礼を行うもの。

ぶんれつしょくぶつ

ぶんれつしょくぶつ [6] 【分裂植物】
生殖法が主に分裂{(2)
 (イ)}によっている植物の総称。細菌類と藍藻(ランソウ)類とをまとめた群。

ぶんれつそうち

ぶんれつそうち [5] 【分裂装置】
分裂期の細胞にみられる染色体・紡錘体・中心小体・星状体などの細胞小器官の総称。娘染色体群の分配と細胞の分裂に関与する。種子植物には中心小体と星状体は存在しない。

ぶんれつそしき

ぶんれつそしき [5] 【分裂組織】
細胞分裂を行なっている細胞よりなる組織。細胞は小さく,原形質に富み,細胞壁は薄い。植物の茎や根の成長点や形成層などがこれにあたる。
⇔永久組織

ぶんれつびょう

ぶんれつびょう [0] 【分裂病】
⇒精神分裂病(セイシンブンレツビヨウ)

ぶんろ

ぶんろ [1] 【分路】
電気回路の中の二点を別の導線で連絡した場合のその導線。シャント。

ぶんろく

ぶんろく 【文禄】
年号(1592.12.8-1596.10.27)。天正の後,慶長の前。後陽成天皇の代。

ぶんろくけいちょうのえき

ぶんろくけいちょうのえき 【文禄慶長の役】
1592年(文禄1)4月の釜山浦上陸をもって開始された豊臣政権による朝鮮侵略戦争。日本軍は緒戦で朝鮮正規軍を破ったが,朝鮮民衆の義兵闘争や明の救援軍の反撃にあい,翌年,明との間に停戦協定が締結された。しかし,それは日明両国間の和平条件の齟齬(ソゴ)のために破れ,97年(慶長2)再開された戦闘は,翌年8月の秀吉の死に至るまで続いた。この侵略は朝鮮の国土・民衆に甚大な被害を与えたのみならず,過酷な軍役・徴発によって豊臣政権の基盤もまた動揺する結果となった。朝鮮側では壬辰(ジンシン)・丁酉(テイユウ)の倭乱と呼んでいる。朝鮮出兵。

ぶんろくけんち

ぶんろくけんち 【文禄検地】
1594年(文禄3)から翌年にかけての,太閤検地の完成期にあたる検地。全国征服の過程に行われた天正検地に対し,全国征服後の検地条目で実施された。
→太閤検地

ぶんろん

ぶんろん [0] 【文論】
シンタックス。構文論。

ぶんわ

ぶんわ 【文和】
⇒ぶんな(文和)

ぶんわ

ぶんわ [0] 【文話】
文章に関する話。

ぶん回し

ぶんまわし [3] 【ぶん回し】
(1)文房具のコンパスの古い言い方。
(2)回り舞台の別名。

ぶん回す

ぶんまわ・す [4][3] 【ぶん回す】 (動サ五[四])
勢いよく回す。「刀を―・す」「バットを―・す」

ぶーん

ぶーん
〜という音 buzz(ing).→英和
〜と言う buzz;hum.→英和


「ふ」の半濁音の仮名。両唇破裂音の無声子音と後舌の狭母音とから成る音節。

ぷいと

ぷいと
[突然]abruptly;→英和
suddenly.

ぷいと

ぷいと [0][1][2] (副)
機嫌を悪くして,急にぶあいそうな態度をとるさま。「―横を向く」「―席を立つ」

ぷうたろう

ぷうたろう プウタラウ [0] 【風太郎】
〔「ふうたろう」とも〕
(1)日雇いの港湾労務者。
(2)定職もなく,住居も定まらぬ人。

ぷかぷか

ぷかぷか [1][2] (副)
(1)盛んにタバコをふかすさま。「四六時中―やっている」
(2)軽い物が水に浮かんでいるさま。「桃が―(と)流れてきた」
(3)らっぱや笛などを吹き鳴らす音やそのさまを表す語。「―どんどん」

ぷかりぷかり

ぷかりぷかり [2] (副)
(1)ゆっくりとタバコをふかすさま。「葉巻を取り出し―(と)やりはじめた」
(2)「ぷかぷか{(2)}」に同じ。「波間にブイが―(と)浮かんでいる」

ぷく

ぷく 【幅】 (接尾)
⇒ふく(幅)■二■

ぷく

ぷく 【服】 (接尾)
⇒ふく(服)■二■

ぷくっと

ぷくっと [2] (副)
一部分だけふくれるさま。「ほおを―ふくらます」

ぷくぷく

ぷくぷく [2][1] (副)
(1)ふくれあがったさま。ふくれるさま。「―(と)ふくらむ」
(2)小さな泡が水中から浮き上がるさまやその音を表す語。「―(と)泡立つ」

ぷすぷす

ぷすぷす [2][1] (副)
(1)柔らかいものに刃物や針が何度も刺さる音を表す語。「紙に針で―(と)穴をあける」
(2)くすぶりながら燃えるさま。「消したはずのたき火が―燃えはじめた」

ぷすり

ぷすり [2][3] (副)
物をつき刺すさま。「ぶすり」より柔らかい物につき刺さる軽い音を表す。「障子を―とつきさす」

ぷっくり

ぷっくり [3] (副)スル
丸くふくらんでいるさま。「―とふくらむ」

ぷっつり

ぷっつり [3] (副)
(1)「ふっつり{(1)}」に同じ。「紐(ヒモ)を引いたら―(と)切れた」
(2)「ふっつり{(2)}」に同じ。「あの騒ぎ以後―(と)姿を見せなくなった」「―(と)思い切った」
(3)ごく小さなものが一つだけあるさま。「つひしか―ともおつしやりません/滑稽本・浮世風呂 2」

ぷっつり

ぷっつり
〜切れる snap (糸などが).→英和
〜やめる give up <drinking> once for all.

ぷっつん

ぷっつん [3] (副)
(多く「と」を伴って)「ぷつん」を強めていう語。「しばった紐(ヒモ)が―と切れる」

ぷっと

ぷっと [1] (副)
(1)閉じていた口を押し開いて息などが出る音を表す語。「おかしくて―ふき出す」「ラッパが―鳴った」
(2)吐き出すさま。「ガムを―吐き出す」
(3)ふくらむさま。「頬を―ふくらませる」

ぷつぷつ

ぷつぷつ [1] (副)スル
(1)物が,力をあまり加えないのに,たやすく切れるさま。「古くなって糸が―(と)切れる」
(2)小さな粒状のものができるさま。「―(と)小さなできものができる」
(3)針などで突いて小さな穴をあけるさま。「―(と)突き刺して穴をあける」

ぷつり

ぷつり [2][3] (副)
(1)細い糸などが切れるさま。また,細い針などを突き刺したり,小さなものをつぶしたりするさま。また,その音を表す語。ぷつん。「凧(タコ)の糸が―と切れた」「注射針を―と刺す」「ノミを―とつぶす」
(2)続いていたことが途絶えるさま。ぷつん。「電話が―と切れた」「消息が―と途絶えた」
(3)小さな粒状の物が一つできるさま。ぷつん。「にきびが―とできた」

ぷつん

ぷつん [2] (副)
(1)糸などが急に切れるさまを表す語。ぷつり。「線が―と切れる」
(2)「ぷつり{(2)}」に同じ。「通信が―と絶えた」
(3)「ぷつり{(3)}」に同じ。「―と赤くはれている」

ぷらり

ぷらり
〜と出かける go out for a walk.→英和

ぷりぷり

ぷりぷり
⇒ぷんぷん.

ぷりぷり

ぷりぷり [1] (副)スル
(「と」を伴っても用いる)
(1)怒って機嫌の悪いさま。「―してものも言わない」「―(と)怒る」
(2)肉などが,しまって弾力のあるさま。「―した肌」

ぷんと

ぷんと [0][1] (副)
(1)おこってすねるさま。「―ふくれる」
(2)においが,鼻を刺激するさま。「―鼻をつく悪臭」

ぷんぷん

ぷんぷん
〜怒る be[get]very angry.〜匂う smell strongly <of drink> .香水を〜匂わせている be strongly perfumed.

ぷんぷん

ぷんぷん [1] (副)スル
(1)好ましくない強いにおいがあたりにただようさまを表す語。「香水が―(と)におう」「酒の匂いを―させている男」
(2)怒っているさまを表す語。ぷりぷり。「そんなに―するな」

へ (格助)
〔現在では「え」と発音。「あたり」の意の名詞「へ(辺)」から〕
(1)動作・作用の向けられる方向を示す。「東―進む」「佐渡―佐渡―と草木もなびく」「秋風に大和―越ゆる雁がねはいや遠ざかる雲隠りつつ/万葉 2128」
(2)動作・作用の向けられる対象を示す。「君―のお願い」「当局―陳情する」「巻物三巻を作りて,院―まゐらせけれども/平治(上・古活字本)」
(3)動作・作用の帰着点を示す。「東京―着く」「山頂―たどりつく」「また仁和寺―帰りて,親しきもの,老いたる母など,枕上によりゐて/徒然 53」
(4)動作・作用の行われる場所を示す。「使いの者が玄関―来ています」「郎等ガオ庭―祗候(シコウ)ツカマツッタコトモ/天草本平家 1」
(5)(「…たところへ」「…ているところへ」などの形で)動作・作用の行われる事態を表す。「ちょうど寝たところ―,お客が来た」「風呂にはいっているところ―,電話がかかってきた」
〔(1)上代からある語で,(1) すなわち移動性の動作の目標を示すのが原義。(2)(2)〜(4) は中世以降見られるようになったもの。「へ」は,時代のくだるに従ってその用法を拡大し,現代では同用法の「に」とともに広く用いられるようになった。しかし,「へ」は「に」にくらべて,その方向指示性・移動性をより強く表す語であるといえる〕
→に(格助)

へ【屁】
wind.→英和
〜をひる break wind.→英和
〜とも思わない think nothing of <doing> .

へ 【舳】
へさき。「朝なぎに―向け漕がむと/万葉 4398」

へ 【家】
〔「いへ」の「い」が省かれたもの〕
家。「妹が―に雪かも降ると見るまでに/万葉 844」

へ 【瓮】
飲食物の容器。瓶(カメ)。もたい。「いわいべ(斎瓮)」「つるべ(釣瓶)」などの複合語を作る。「十石いるばかりの―,二十ばかり据ゑて/宇津保(吹上・上)」

へ 【辺・方】
■一■ [1] (名)
〔濁音化して「べ」とも〕
(1)ほとり。あたり。「大君の―にこそ死なめ顧みはせじと言立て/万葉 4094」
(2)海辺。海の岸に近い所。沖に対していう。「沖辺行き―に行き今や妹がため/万葉 625」
■二■ (接尾)
〔普通「え」と発音され,また,濁音化して「べ」ともなる〕
⇒べ(接尾)
⇒え(接尾)


(1)五十音図ハ行第四段の仮名。声門摩擦音の無声子音と前舌の狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「ヘ」,片仮名「ヘ」は,ともに「部」の旁(ツクリ)「阝」の草体から。
〔(1)「へ」の頭子音は,古くは両唇摩擦音の無声子音であり,さらに奈良時代以前には両唇破裂音であったかといわれる。中世末期まで両唇摩擦音であったが,近世以降現代語と同じ音になった。(2)「へ」は平安時代半ば以降,語中語尾では一般に「ゑ」「え」と同じ音になった。これらは,歴史的仮名遣いでは「へ」と書くが,現代仮名遣いでは,助詞「へ」以外はすべて「え」と書く。(3)奈良時代までは,上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる〕

へ [1] 【ヘ】
西洋音楽の音名。欧語音名 F に当てた日本音名。基準音イより短六度高い音。

へ [1] (感)
(1)「へい(感)」に同じ。
(2)相手をこばかにしたときに発する語。へん。「―,あの人が大臣だなんて」
→へえ

へ 【戸】
民の家。また,戸籍。「秦人の―の数,総て七千五十三―/日本書紀(欽明訓)」

へ 【竈】
かまど。
→へぐい(竈食)

へ 【上】
あるものの表面。うえ。「誰か浮かべし酒杯(サカズキ)の―に/万葉 840」「岩の―に小猿米焼く米だにも食(タ)げて通らせ/日本書紀(皇極)」
〔主として「…のうへ」の「う」の脱落した「のへ」の形で見られる〕

へ [1] 【屁】
(1)飲み込んだ空気や腸の内容物が発酵または腐敗して生じたガスで,肛門から体外へ放出される気体。おなら。「―をひる」
(2)価値のないもの。とるに足らぬもの。「―のようなものだ」

へ=でもない

――でもな・い
まったく問題にならない。とるに足らない。

へ=とも思わ∘ない

――とも思わ∘ない
軽んじて問題にしない。

へ=をひって尻(シリ)すぼめ

――をひって尻(シリ)すぼめ
過ちをしでかして,あわててごまかそうとすることのたとえ。

へい

へい【塀】
a wall;→英和
a fence (板・柵).→英和
〜を立てる set up a wall.

へい

へい [1] 【炳】 (ト|タル)[文]形動タリ
光り輝いているさま。また,疑う余地がないほど明らかなさま。「勝利の栄冠は―として頭上にある」

へい

へい [1] 【幣】
神前に供えたり祓(ハラエ)に用いたりする麻・木綿(ユウ)・帛(ハク)などの布。ぬさ。みてぐら。

へい

へい [1] 【平】
(1)高低やでこぼこのないこと。
(2)落ち着いていること。「栗のきんとんを…周章(アワ)てて嚥下(ノミクダ)し物―を得ざれば/かくれんぼ(緑雨)」

へい

へい【丙】
the third class;C.→英和

へい

へい【弊】
⇒弊害.

へい

へい【兵】
a soldier (兵士);→英和
[軍]troops;an army.→英和

へい

へい [1] 【兵】
(1)軍人の最下位の階級。また,その者。兵卒。
(2)軍人。将兵。「―に告ぐ」
(3)いくさ。戦争。軍事。戦事。「―を構える」
(4)武器。武具。「―は凶器なり」

へい

へい [1] 【弊】
悪い習慣。また,いけないこと。害。「―に陥る」「飲酒の―」

へい

へい 【柄】 (接尾)
手に握り持つ刀剣・槍・扇などを数えるのに用いる。「中等扇三―,某先生携へ帰る/孔雀楼筆記」

へい

へい [1] 【丙】
(1)十干の第三。ひのえ。
(2)等級・成績などをつけるときに用い,第三の順位を表す。「国語の成績はいつも―だった」

へい

へい [1] 【聘】
礼をあつくして招きむかえること。「玄機は…李の―に応じたのである/魚玄機(鴎外)」

へい

へい [1] 【瓶】
壺のうち,口が小さく,普通,細い首のあるもの。

へい

へい [1] (感)
「はい」に同じ。もと,商人などがへりくだって用いた。へ。「―,ただいま」

へい

へい [0] 【塀・屏】
家・敷地などの境界に設ける,板などの囲い。かき。「―を乗り越える」

へい=に常勢(ジヨウセイ)無し

――に常勢(ジヨウセイ)無し
〔孫子(虚実篇)〕
いくさをするには,その場その場に応じた態勢をとるべきであって,はじめから定まった一定の形はない。

へい=は拙速(セツソク)を尊ぶ

――は拙速(セツソク)を尊ぶ
〔孫子(作戦)〕
いくさは,作戦は多少まずくとも相手より速く攻撃をすることが肝要である。

へい=は神速(シンソク)を貴(タツト)ぶ

――は神速(シンソク)を貴(タツト)ぶ
〔魏志(郭嘉伝)〕
いくさは何よりも迅速にすることが必要である。

へい=を催(モヨオ)す

――を催(モヨオ)・す
戦いのために兵を集める。

へい=を挙(ア)げる

――を挙(ア)・げる
兵を集めて軍事行動を開始する。挙兵する。

へいあん

へいあん【平安】
peace.→英和
〜な(に) peaceful(ly).→英和

へいあん

へいあん 【平安】
「平安京」「平安時代」の略。

へいあん

へいあん [0] 【平安】 (名・形動)[文]ナリ
(1)心身・国家・社会などが無事で穏やかである・こと(さま)。「旅の―を祈る」「心を―に保つ」「之(=国家)をして―ならしむるの天賦才徳を具する者/明六雑誌 10」
(2)手紙の脇付(ワキヅケ)に用いる語。変事の知らせでないことを示す。平信。

へいあんきゅう

へいあんきゅう 【平安宮】
平安京の宮城(大内裏)。内裏が朝堂院から分離してその北東に設けられていること,宴会場としての豊楽院が設けられていることなどが平城宮と異なる。たびたび火災に遭い,摂関期以降はその私邸を里内裏として用いるのが一般的になり,政治の場から離れ,平安末期以降荒廃した。

へいあんきょう

へいあんきょう 【平安京】
八世紀末から九世紀初めにかけて山城盆地,現在の京都市街の地に,唐の都長安に範をとって造営された都城。794年,桓武天皇が長岡京から遷都。応仁の乱でいったん灰燼(カイジン)に帰したが,1869年(明治2)の東京遷都まで首都としての役割を果たした。東西約4.5キロメートル,南北約5.3キロメートルの方形で形式の基本は平城京と同じだが,条坊の区画とは別に道路用地をとるなどの工夫もみられる。右京南部は低湿地のため発展せず,平安末期以降都城制は崩れ,上京・下京の京都の町が形成されてゆく。

へいあんじだい

へいあんじだい 【平安時代】
日本史の時代区分の一。平安京遷都から政権の中心が鎌倉に移るまでの約400年間の称。

へいあんじだいぶんがく

へいあんじだいぶんがく [8] 【平安時代文学】
平安時代に作られた文学。中古文学とほぼ同内容。
→中古文学

へいあんじょう

へいあんじょう 【平安城】
平安京。「此京をば―と名づけて/平家 5」

へいあんじんぐう

へいあんじんぐう 【平安神宮】
京都市左京区にある神社。祭神は桓武天皇と孝明天皇。平安遷都1100年を記念し,1895年(明治28)に創立。往古の平安京を復原するため,大極殿・応天門などを模造した。

へいあんちょう

へいあんちょう 【平安朝】
平安時代約400年間の朝廷。また,その時代。

へいあんなんどう

へいあんなんどう 【平安南道】
朝鮮民主主義人民共和国の西部,大同江の流域を占め,黄海に臨む道。道都は平城。ピョンアン-ナム-ド。

へいあんほくどう

へいあんほくどう 【平安北道】
朝鮮民主主義人民共和国の北西端部の道。黄海に臨む。北は中国との国境をなす鴨緑江が流れる。道都は新義州。ピョンアン-ブク-ト。

へいい

へいい [1] 【平夷】
〔「夷」は平らかの意〕
平らなこと。わかりやすいこと。「―ノ道,―ノ文書/ヘボン(三版)」

へいい

へいい [1] 【弊衣・敝衣】
やぶれた着物。ぼろぼろの服。「―をまとう」

へいい

へいい [1][0] 【平易】 (名・形動)[文]ナリ
やさしいこと。むずかしくないこと。また,そのさま。「―な言葉で書く」「―に説明する」
[派生] ――さ(名)

へいい

へいい【平易な】
easy;→英和
plain;→英和
simple.→英和

へいい

へいい [1] 【兵威】
軍隊の威力。兵馬の勢い。

へいいはぼう

へいいはぼう [1] 【弊衣破帽】
ぼろぼろの服と破れた帽子。特に,旧制高校生などの,蛮カラを気取った身なりに構わぬ服装。

へいいん

へいいん [0] 【兵員】
兵士の数。また,兵士。「―輸送車」

へいいん

へいいん【兵員】
soldiers;troops.

へいいん

へいいん【閉院(式)】
(the) closing (ceremony) of the Diet.〜する close the Diet.

へいいん

へいいん [0] 【閉院】 (名)スル
(1)「院」と名のつく施設が,業務をやめて閉鎖すること。
(2)病院などがその日の業務を終えること。「本日は―しました」
⇔開院

へいいんかい

へいいんかい 【兵員会】
〔(ラテン) comitia centuriata〕
古代ローマの民会の一。百人組(ケントゥリア)と呼ばれる軍事的単位を投票の単位とし,高官の選挙,和戦の決定,立法などを行なった。

へいえい

へいえい [0] 【兵営】
兵隊が起居する所。また,その建物のある一区画。

へいえい

へいえい【兵営】
barracks.→英和

へいえい

へいえい [0] 【併映】 (名)スル
ある映画,またはある催しとあわせて別の映画を上映すること。

へいえい

へいえい [0] 【併営】 (名)スル
本業のほかの業務も取り扱うこと。

へいえき

へいえき【兵役】
(military) service.→英和
〜に服する serve in the army.→英和
‖兵役免除 exemption from military service.

へいえき

へいえき [0] 【兵役】
軍籍に入り一定期間軍務につくこと。

へいえききひ

へいえききひ [5] 【兵役忌避】
⇒徴兵忌避(チヨウヘイキヒ)

へいえきぎむ

へいえきぎむ [5] 【兵役義務】
軍隊に編入されて軍務に服する義務。旧憲法では,納税・教育とともに臣民の三大義務の一つとされた。

へいえきせいど

へいえきせいど [5] 【兵役制度】
国家の兵員について,その集め方や種類などを定めた制度。志願兵制度・義勇兵制度・傭兵制度・徴兵制度・民兵制度などがある。

へいえきめんじょ

へいえきめんじょ [5] 【兵役免除】
身体上または精神上に欠陥のある者に対して,兵役の義務を免除すること。

へいえん

へいえん [0] 【閉園】 (名)スル
(1)動物園・遊園地など「園」と名のつく施設を閉めて,その日の業務を終えること。
(2)動物園や幼稚園などが,その施設を閉鎖すること。「今月限りで―する」
⇔開園

へいえん

へいえん [0] 【平遠】 (名・形動)[文]ナリ
土地が平坦で,遠くまでひろびろと広がっている・こと(さま)。「左のかたにはロムバルヂアの岸の―なる景を画ける/即興詩人(鴎外)」

へいおうはん

へいおうはん ヘイアフ― [3] 【平凹版】
平版の一。画線部を腐食し,ごくわずかへこませて製版したもの。版の耐久力が大きく,鮮鋭な印刷物ができる。主に多色印刷用。

へいおうレンズ

へいおうレンズ ヘイアフ― [5] 【平凹―】
片面が平らな凹レンズ。

へいおく

へいおく [0] 【弊屋】
(1)壊れた家。あばら家。
(2)自分の家をへりくだっていう言葉。拙宅。弊舎。

へいおん

へいおん【平穏な】
peaceful;→英和
quiet;→英和
calm.→英和
〜に in peace;quietly.→英和

へいおん

へいおん [0] 【平温】
■一■ (名)
(1)平常の温度。
(2)特に,平常の体温。
■二■ (名・形動)[文]ナリ
大変おだやかな・こと(さま)。

へいおん

へいおん [0] 【平穏】 (名・形動)[文]ナリ
変わったこともなく,穏やかである・こと(さま)。
⇔不穏
「―な毎日」「―を取り戻す」
[派生] ――さ(名)

へいおん

へいおん [1][0] 【平音】
朝鮮語における無気音に対する名称。
→激音
→濃音

へいおんせつ

へいおんせつ [3] 【閉音節】
子音で終わる音節。「かっぱ」「勝った」「閣下」の [kap] [kat] [kak] など。
⇔開音節

へいおんぶじ

へいおんぶじ [0] 【平穏無事】 (名・形動)
何事もなく穏やかである・こと(さま)。

へいか

へいか [0] 【閉架】
図書館で,閲覧者が読みたい図書を請求して書架から取り出してもらうやり方。「―式図書館」

へいか

へいか [1] 【弊家】
自分の家をへりくだっていう語。拙宅。弊屋。「―へ来臨あらん事/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

へいか

へいか [1] 【平価】
(1)各国通貨の対外価値を示す基準値。価値の共通尺度とされているもので表示される。各国通貨の金含有量によって決まる金平価,米ドルを基準とした IMF 平価がある。1973年以降主要国は変動為替相場制に移り,平価制度は廃止の状態にある。為替平価。
(2)有価証券の価格が額面金額に等しいこと。

へいか

へいか [1] 【瓶花・瓶華】
(1)花瓶にさした花。
(2)生け花の様式の一つで,壺・瓶などに生けるもの。

へいか

へいか [1] 【併課】 (名)スル
(税などの義務を)二つ以上あわせて課すこと。

へいか

へいか [1] 【兵戈】
(1)刃物とほこ。武器。
(2)戦争。いくさ。

へいか

へいか【陛下】
His[Her]Majesty (三人称);Their Majesties (両陛下).天皇(皇后)陛下 His (Her) Majesty the Emperor (the Empress).

へいか

へいか [1] 【陛下】
〔「陛(階段)」の下の近臣を通して奏上する意〕
天皇・皇后・皇太后・太皇太后の敬称。単独で用いるときは天皇を表すことが多い。

へいか

へいか [1] 【兵家】
(1)軍事に携わる人。
(2)兵法家。
(3)中国,春秋・戦国時代の諸子百家の一。用兵・軍略を説くとともに実戦にも活躍。また,その論ずるところは政治・経済・人生にも及んだ。孫武・孫臏(ソンピン)・呉起・尉繚(ウツリヨウ)らがこの派に属する。

へいか

へいか [1] 【兵火】
(1)戦争によって起こる火災。
(2)戦争。いくさ。

へいか

へいか [1] 【併科】 (名)スル
同時に二つ以上の刑を科すること。

へいか

へいか [1] 【兵科】
軍隊で,兵員をそれぞれの機能によって分けた職種。例えば旧陸軍でいえば,歩兵・騎兵・砲兵・工兵・輜重兵・航空兵・憲兵の七兵科に分けるが,国によりさまざまな分類がある。

へいか

へいか [1] 【兵禍】
戦争によって生じる災い。戦禍。

へいか

へいか【平価】
par.→英和
〜以上(以下)である be above (below) par.→英和
〜を切り下げる devaluate.→英和
‖平価切上げ (upward) revaluation.平価切下げ devaluation.

へいか

へいか [1] 【苹果】
りんごの実。ひょうか。

へいか

へいか [1] 【閉果】
成熟しても割れないで,果皮が種子を包んだまま落ちる果実。液果の大部分と,乾果中の痩果(ソウカ)(キク科)・穎果(エイカ)(イネ科)・翼果(カエデ科)・堅果(ブナ科)など。
⇔裂開果
→乾果

へいかい

へいかい [0] 【炳誡】
明らかにいましめること。いましめ。「殊に警巡せしめ―を加ふべきの由/盛衰記 32」

へいかい

へいかい【閉会】
closing.→英和
〜する close <a meeting> ;→英和
be closed.‖閉会式 the closing ceremony.閉会の辞 <give> a closing address.

へいかい

へいかい [0] 【閉会】 (名)スル
(1)会議や集会が終わること。また,終えること。
⇔開会
「本会議を―する」「―式」
(2)議会が会期外であること。

へいかい

へいかい 【平懐】 (名・形動ナリ)
〔「へいがい」とも〕
(1)普段の考え・気持ち。また,それを述べること。「しうとめ―の事ならば,詞にあとうがたりの字をとりて書くべしともおぼえず/後撰集正義」
(2)礼儀を守らないこと。無遠慮なこと。また,そのさま。「爾汝は―にものを云ふを云ふぞ/四河入海 6」
(3)歌学で,着想や表現に趣向をこらしていないこと。平凡なこと。また,そのさま。「をりをりの音は冬の初めの,など,また―なるさまにや侍らむ/千五百番歌合」

へいかい

へいかい [1] 【弊会】
自分の会をへりくだっていう語。

へいかいてい

へいかいてい [0] 【平懐体】
連歌・俳諧で,風物・人事に趣向のない,卑俗・平凡な句作りのこと。へいがいたい。

へいかいろ

へいかいろ [3] 【閉回路】
スイッチやその他の素子の接続が閉じていて電流が流れる状態になっている回路。

へいかきりあげ

へいかきりあげ [1] 【平価切(り)上げ】
固定為替相場制の下で,一国通貨の対外価値を引き上げること。これにより,その通貨の対外購買力は強くなり,輸出商品の外貨表示価格は上がる。リバリュエーション。

へいかきりさげ

へいかきりさげ [1] 【平価切(り)下げ】
固定為替相場制の下で,一国通貨の対外価値を引き下げること。これにより,その通貨の対外購買力は弱くなり,輸出商品の外貨表示価格も下がる。デバリュエーション。

へいかく

へいかく [0] 【兵革】
〔古くは「へいがく」とも〕
(1)いくさの道具。武器。兵甲。
(2)戦争。戦乱。「内裏には東国の―,南都の火災によて,朝拝とどめられ/平家 6」

へいかく

へいかく [0] 【閉殻】
(1)殻を閉じること。また,閉じた殻。
(2)原子の電子殻のうち,収容可能な最大限度の個数の電子が収容されている殻。

へいかく

へいかく [0][1] 【平角】
〔数〕 角をなす二辺が頂点の両側にあって一直線をなすもの。二直角の大きさの角。

へいかくきん

へいかくきん [4][3][0] 【閉殻筋】
軟体動物斧足(オノアシ)類の,貝殻を閉じるための一対の筋肉。貝柱(カイバシラ)。肉柱(ニクチユウ)。閉介筋。

へいかつ

へいかつ [0] 【平闊】 (名・形動)[文]ナリ
平らで広々としている・こと(さま)。「―な山頂」

へいかつ

へいかつ [0] 【平滑】 (名・形動)[文]ナリ
平らでなめらかな・こと(さま)。「―な石」「彼が生路は概ね―なりしに/舞姫(鴎外)」

へいかつかいろ

へいかつかいろ [5] 【平滑回路】
整流器の出力電圧中に含まれる脈流分を減少させるために使用する低域フィルター。コンデンサーと,低周波チョーク-コイルまたは抵抗によって構成する。

へいかつきん

へいかつきん [4][3][0] 【平滑筋】
消化管壁・気道壁・血管壁・泌尿生殖系導管壁・分泌腺など,心臓を除く内臓に分布する筋肉。不随意筋で,収縮運動のエネルギー効率が高い。内臓筋。滑平(カツペイ)筋。
⇔横紋筋

へいかん

へいかん [0] 【閉館】 (名)スル
(1)図書館・美術館など「館」と名のつく施設などが,その日の業務を終えること。「五時に―する」
(2)図書館・映画館などがその業務をやめること。
⇔開館

へいかん

へいかん [0] 【閉刊】 (名)スル
「廃刊(ハイカン)」に同じ。

へいかん

へいかん [1] 【弊館】
自分の属している館をへりくだっていう語。

へいかん

へいかん [0] 【閉管】
一端が開き他端が閉じている音響管。管口に音叉を近づけたり,空気を吹き込んだりすると,管中の空気柱が閉じた端を節,開いた端を腹として振動し音を発する。

へいかん

へいかん【閉館する】
close;→英和
be closed.

へいが

へいが [1] 【平臥】 (名)スル
(1)横になること。からだを横にすること。
(2)病気で床につくこと。病臥。「脳充血を患(ウレ)へて―せらるる/蜃中楼(柳浪)」

へいがい

へいがい [0] 【弊害】
他に害を及ぼす物事。害となる悪いこと。「―を除く」「―を生ずる」

へいがい

へいがい【弊害】
an evil;→英和
an abuse;→英和
a bad influence (悪影響).

へいがく

へいがく [0] 【兵額】
兵士の人数。また,兵士。兵員。

へいがく

へいがく [0] 【兵学】
兵法に関する学問。室町末期から江戸初期にかけ学問として体系化された。甲州流・北条流・山鹿流などがあった。軍学。

へいがっこう

へいがっこう [3] 【兵学校】
(1)「海軍兵学校」の略。
(2)江戸末期,沼津にあった幕府の洋式操練機関。

へいがめん

へいがめん [3] 【平画面】
投影図法で,水平におかれた投影面。この上への投影を平面図という。
→側画面

へいがん

へいがん [0] 【併願】 (名)スル
受験する際に二つ以上の学校に願書を出すこと。
→単願

へいがん

へいがん [0] 【閉眼】
目を閉じること。転じて,死ぬこと。「まさしき法皇の御―の時なれば/愚管 4」

へいき

へいき [0] 【平気】 (名・形動)[文]ナリ
(1)物事に動じないこと。いつもと気持ちや態度が変わらないこと。また,そのさま。「どんな悪口にも―な顔でいる」「ちょっとの熱ぐらい―だ」「―を装う」
(2)落ち着いた平静な気持ち。「虚心―に考ふれば/福翁百話(諭吉)」
(3)太陰太陽暦で二十四節気を決める方法の一。一年を時間的に二十四等分して節気を設ける。この方法では春分や夏至などの日に,太陽は黄道上の各定点に一般には来なくなる。平気法。
→定気

へいき

へいき【兵器】
arms;weapon.→英和
兵器庫 an arsenal;→英和
an armory.→英和

へいき

へいき [1][0] 【併記】 (名)スル
並べて記録すること。あわせて書き記すこと。「本人と保証人の氏名を―する」

へいき

へいき [1] 【兵気】
(1)戦争の起こりそうな気配。
(2)兵士の意気。士気。

へいき

へいき【平気である】
be calm (冷静な);[むとんじゃくな]be indifferent <to> ;do not care <about> ;do not mind.〜で calmly;unconcernedly;with indifference;without scruple (ちゅうちょせずに).〜でいる remain calm.〜で…する do not scruple to do;make nothing of doing.

へいき

へいき [1] 【兵器】
航空機・火器・通信機材・車両など,戦闘用のすべての資材。狭義には,敵を殺傷・破壊する器材をいう。武器。「核―」「化学―」「―庫」

へいき

へいき [1] 【兵機】
(1)戦争の機会。戦機。
(2)戦争の機略。用兵の機微。

へいき=の平左(ヘイザ)

――の平左(ヘイザ)
〔「平気の平左衛門」の略〕
「まったく平気だ」ということを人名めかしていう言葉。

へいきしょう

へいきしょう [3] 【兵器廠】
兵器の購入・保存・管理などを行う役所。

へいきゃく

へいきゃく [0] 【閉脚】
両足を閉じてそろえること。
⇔開脚
「―跳び」

へいきゅう

へいきゅう [0] 【併給】 (名)スル
(1)同一の者に複数の給付があわせて支給されること。
(2)同時に供給すること。

へいきょ

へいきょ [1] 【平居】
常にいる所。また,平生。いつも。「女の為に…勝鬘(カツラ)を作り人に対し戸を出るの時に冠せしめ―は脱して/明六雑誌 21」

へいきょ

へいきょ [1] 【屏居】 (名)スル
(1)世の中から退いて家にいること。隠居。
(2)一室に閉じこもること。「一切客を謝し―して著作に耽る/経国美談(竜渓)」

へいきょ

へいきょ [1] 【閉居】 (名)スル
家に閉じこもっていること。蟄居(チツキヨ)。「空しく―せしむるに堪へず/花柳春話(純一郎)」

へいきょうるい

へいきょうるい [3] 【平胸類】
⇒走鳥類(ソウチヨウルイ)

へいきょく

へいきょく [0] 【平曲】
語り物の一。平家物語を琵琶に合わせ,曲節をつけて語るもの。鎌倉初期,盲人生仏(シヨウブツ)が声明(シヨウミヨウ)や先行音曲の曲節を集大成して語り始めたという。鎌倉末期,八坂(ヤサカ)流・一方(イチカタ)流に分かれて伝承され,南北朝期,一方流の明石検校覚一によって大成。平家琵琶。

へいきょく

へいきょく [0] 【閉局】 (名)スル
郵便局など「局」と呼ばれる施設が業務を終えたりやめたりすること。
⇔開局

へいきょくせん

へいきょくせん [3] 【閉曲線】
両端の一致した連続曲線。閉じた曲線。円周・楕円などは閉曲線である。

へいきょくめん

へいきょくめん [3] 【閉曲面】
その内部に空間の一部を完全に包み込む,境界のない有限な曲面。閉じた曲面。球面や円環面のようなもの。

へいきん

へいきん [0] 【屏禁】 (名)スル
(1)一定期間,罰室内に閉じ込めておく在監者に対する懲罰。
(2)一定の場所に閉じ込めておくこと。「囲の中に入れられ,…―せられて居り/伊沢蘭軒(鴎外)」

へいきん

へいきん [0] 【平均】 (名)スル
〔古くは「へいぎん」とも〕
(1)ものの数や量の大小の凸凹(デコボコ)をならすこと。不揃いでないようにすること。「―に分ける」「品質が―している」「農の利と工商の利と,互に―するに至りて/文明論之概略(諭吉)」
(2)〔数〕 いくつかの数値の代表として採用する値の一。相加平均・相乗平均・調和平均などがある。普通,相加平均をさす。「損得は―すると五分五分だ」「―より背が高い」
(3)釣り合いがとれていること。均衡。「―を保つ」
(4)安定した状態にすること。平和であること。穏やかなこと。「国ヲ―ニ治ムル/日葡」

へいきん

へいきん【平均】
(1) an average;→英和
《数》the mean.→英和
(2)[平衡]balance.→英和
〜をとる take an average.〜して on an[the]average.〜する average.〜の average.〜の取れた well-balanced.〜の取れない unbalanced.→英和
‖平均寿命 the average life span;the average length of life.平均台 a balance beam.平均年齢 the average age.

へいきんうんどう

へいきんうんどう [5] 【平均運動】
ある天体の周りを楕円軌道を描いて公転をしている天体の公転周期で,一周三六〇度を割って得られる平均角速度。

へいきんかいめん

へいきんかいめん [5] 【平均海面】
長い期間にわたって観測した潮位の平均値に相当する高さの面。日本では,東京湾の平均海面を標高の基準とする。

へいきんかぜい

へいきんかぜい [5] 【平均課税】
所得税法上,変動所得・臨時所得について,それらの所得が特定の年に集中して発生することによる高い累進課税率の適用を緩和するため,課税所得を計算上,数年間にわたり平均化して課税する制度。

へいきんかぶか

へいきんかぶか [6] 【平均株価】
一定数の銘柄の株価を平均した値。株式相場の変動を示す指標となる。計算方法により,単純平均株価・修正平均株価・加重平均株価の三つがある。

へいきんきおん

へいきんきおん [5] 【平均気温】
ある期間の気温の平均値。平均する期間により,日平均・月平均・年平均気温という。

へいきんじ

へいきんじ [3] 【平均時】
「平均太陽時」に同じ。

へいきんじゅみょう

へいきんじゅみょう [5] 【平均寿命】
(1)零歳における平均余命。
→平均余命
(2)同一の素粒子・原子核・遊離基・イオンなどの集まりについての平均の寿命。指数関数的にその数が減少する不安定な素粒子や放射性核種などでは,普通,崩壊定数の逆数で表される。また,半減期によって表されることもある。
→半減期

へいきんじゆうこうてい

へいきんじゆうこうてい [8] 【平均自由行程】
気体分子が相互に衝突を起こすまでの直線的な移動距離の平均値。常温・常圧の空気では 10�� センチメートル程度。気体の粘性,熱伝導度と関係が深い。金属内部の伝導電子についても同様な考え方がされる。平均自由行路。

へいきんたいよう

へいきんたいよう [5] 【平均太陽】
黄道上を不等速度で運動している実際の太陽に対し,天の赤道上を等速度で運動する仮想上の太陽。

へいきんたいようじ

へいきんたいようじ [7] 【平均太陽時】
平均太陽の時角で求められる時刻。すなわち視太陽時に均時差の補正を施した時刻。日常使用されている時刻は平均太陽時である。平均時。
→視太陽時

へいきんたいようじつ

へいきんたいようじつ [7] 【平均太陽日】
平均太陽の中心が子午線を通過してから再び同じ子午線を通過するまでの時間。二四平均太陽時間のことで,日常使われる一日をいう。

へいきんだい

へいきんだい [0] 【平均台】
(1)器械体操用具の一。体の平均をとる運動をするために用いる木製の台。体操競技に用いられるものは,長さ5メートル,幅10センチメートル,高さ120センチメートル。
(2)体操競技種目の一。女子が{(1)}の上で演技するもの。

へいきんち

へいきんち [3] 【平均値】
平均して得られた数値。平均。

へいきんちんぎん

へいきんちんぎん [5] 【平均賃金】
(1)産業・年齢・性別などの別により算出された賃金の平均値。
(2)一定期間内に支払われた賃金の平均値。通常,過去三か月の賃金総額をその期間の総日数で割った金額。労働基準法に定める解雇予告手当・災害補償などの算定基準となる。

へいきんてき

へいきんてき [0] 【平均的】 (形動)
その同類全体の中で最も一般的であるさま。普通程度であるさま。「―な大きさ」「―な考え」「―な日本人」

へいきんてん

へいきんてん [3] 【平均点】
学業テストなどで,各人の点数の相加平均をいう。「―を上回る出来」

へいきんぶんしりょう

へいきんぶんしりょう [7] 【平均分子量】
高分子化合物などのように種々異なった分子量をもつ分子から成る物質について,それが一種類の分子から成るとした場合の仮想的分子量。数平均分子量・重量平均分子量などがある。

へいきんよめい

へいきんよめい [5] 【平均余命】
ある年齢の集団があと平均何年生きられるかを示した数。零歳年齢からみた平均余命を平均寿命という。

へいきんりじゅんりつ

へいきんりじゅんりつ [6] 【平均利潤率】
高利潤率の産業への資本の移動により生じる,異なる産業間で平均化された利潤率。

へいきんりつ

へいきんりつ [3] 【平均律】
オクターブを平均的な音程に等分割した音律。また,純正律の複雑な各音程を簡便にして実用的なものとした音律。オクターブを一二の半音に等分した十二平均律が,現在広く用いられている。

へいきんりつ

へいきんりつ [3] 【平均率】
平均した比率。平均した割合。

へいぎ

へいぎ [1] 【兵蟻】
生殖器の発達しない蟻で,頭とあごが大きく,戦闘の役を受け持つもの。兵あり。兵隊あり。

へいぎ

へいぎ [1] 【兵棋】
地図上に駒(コマ)などを配置・展開して行う図上演習。指揮官・幕僚の指揮運用能力を高めるためのもの。

へいぎょう

へいぎょう [0] 【閉業】 (名)スル
(1)その日の営業を終えること。終業。
(2)営業をやめること。商売をやめること。廃業。「経営不振で―する」
⇔開業

へいくかん

へいくかん [3][4] 【閉区間】
〔数〕 両端の点を含む区間。すなわち �≦�≦� で表されるような数直線上の範囲。記号[�,�]で表す。
⇔開区間

へいけ

へいけ [1] 【平家】
(1)平(タイラ)の姓をもつ一族。平氏(ヘイシ)。
(2)「平家琵琶」の略。
(3)「平家物語」の略。

へいけい

へいけい [0] 【閉経】
女性が更年期になって月経が停止すること。経閉。

へいけいき

へいけいき [3] 【閉経期】
女性が更年期になって月経が停止する年齢期。経閉期。

へいけがに

へいけがに [3] 【平家蟹】
海産のカニ。甲の幅約2センチメートル。全身暗紫褐色。前二対の脚が発達して歩行に使われ,後ろ二対の脚は短く,これで貝殻などを甲の上に背負う。甲の凹凸が怒った人の顔のように見え,平家の怨霊が乗り移ったとの伝説を生んだ。瀬戸内海から黄海・東シナ海にかけての浅海に分布。タケブンガニ。オニガニ。
平家蟹[図]

へいけざとう

へいけざとう [4] 【平家座頭】
平家琵琶を語る座頭。

へいけだに

へいけだに [0] 【平家谷】
平家の落人(オチユウド)が隠れ住んだという伝承のある谷。熊本県八代郡五箇荘(ゴカノシヨウ)など,各地に伝承がある。

へいけにょごのしま

へいけにょごのしま 【平家女護島】
人形浄瑠璃,時代物。近松門左衛門作。1719年初演。平清盛悶死を軸として,鬼界ヶ島に流された俊寛の悲劇,源氏再興を図る常盤(トキワ)御前の努力などを描く。

へいけのうきょう

へいけのうきょう 【平家納経】
平氏が一門の繁栄を祈って発願し,法華経などの写経に清盛の願文を添えて,1164年厳島神社に奉納したもの。全三三巻。平安後期に流行した装飾経の技術の粋を集めた豪華なもの。国宝。厳島写経。厳島経巻。

へいけびわ

へいけびわ [4] 【平家琵琶】
(1)琵琶の一。平曲の伴奏に用いる。楽琵琶に似るが小形で,四弦。撥(バチ)を用いる。
(2)「平曲」に同じ。

へいけぶし

へいけぶし [0] 【平家節】
平曲の曲節。また,それになぞらえた謡。

へいけぼし

へいけぼし [3] 【平家星】
オリオン座 α 星のベテルギウスの和名。同じオリオン座 β 星のリゲルが青白色なのに対して,赤色のこの星を平家の赤旗にたとえて名づけられた。〇・四等星。
→源氏星

へいけぼたる

へいけぼたる [4] 【平家蛍】
ホタルの一種。体長約8ミリメートル。ゲンジボタルより小形。ほぼ全身黒色だが,前胸部の背面は赤色で,黒色の縦帯がある。腹端は黄白色で発光する。幼虫は淡水にすみ,成虫は六月頃現れる。日本と東アジアに分布。[季]夏。

へいけもっかんりょう

へいけもっかんりょう [6] 【平家没官領】
1183年,平家都落ちを契機として朝廷に没収された平家一門の所領。西国諸国にある国衙(コクガ)領・荘園が主なもの。翌年春までに大部分の支配権が源頼朝に与えられ,鎌倉幕府の関東御領を形成するに至った。

へいけものがたり

へいけものがたり 【平家物語】
軍記物。作者は信濃前司行長はじめ諸説あるが未詳。平清盛を中心とする平氏一門の興亡に即して歴史の激動をとらえている。琵琶法師たちの語り(平曲)によって多くの人に享受され,和漢混交文の詞章も洗練されていった。諸本により書名・巻数・文体・内容も多様だが,一四世紀半ばに校訂された覚一本(一二巻),それを基として江戸時代に出版された流布本(灌頂巻とも一三巻)が,今日では広く読まれている。また,「源平盛衰記」(四八巻)はもっとも膨張した異本といえる。謡曲・浄瑠璃をはじめ後世の文芸に大きな影響を与えた。治承物語。平語。

へいけん

へいけん [0] 【平絹】
⇒ひらぎぬ(平絹)

へいけん

へいけん [0] 【兵権】
軍隊を動かす権力。兵馬の権。

へいけんじ

へいけんじ 【平間寺】
川崎大師(カワサキダイシ)の寺号。

へいげい

へいげい [0] 【埤堄】
城壁の上の(矢狭間(ヤザマ)を設けた)低い垣。ひめがき。

へいげい

へいげい [0] 【睥睨】 (名)スル
(1)にらみつけて威圧すること。「あたりを―する」
(2)横目で,じろりと見ること。また,にらみつけること。「微笑する者あり,―する者あり/思出の記(蘆花)」

へいげき

へいげき [0] 【兵戟】
(1)刀とほこ。兵戈(ヘイカ)。
(2)戦い。戦争。

へいげつ

へいげつ [0] 【平月】
(特別のことのない)ふだんの月。

へいげん

へいげん【平原】
a plain;→英和
a prairie (特に北米の).→英和

へいげん

へいげん [0] 【平原】
平らで広々とした野原。

へいげんくん

へいげんくん 【平原君】
(?-前251)
〔平原は号。山東の平原に封ぜられたことから〕
中国,戦国時代の趙の王族。姓は趙,名は勝。趙の恵文王・孝成王に仕え宰相となる。食客は数千人。斉の孟嘗君らとともに戦国の四君に数えられる。

へいこ

へいこ [1] 【炳乎】 (ト|タル)[文]形動タリ
光り輝くさま。また,非常に明らかなさま。明白。炳然(ヘイゼン)。「燦爛たる彩光は,―として昔から現象世界に実在して居る/草枕(漱石)」

へいこ

へいこ [1] 【兵庫】
兵器を入れておく庫(クラ)。兵器庫。

へいこ

へいこ [1] 【閉戸】 (名)スル
戸をしめること。家に閉じこもっていること。「常に―して外へも出でず/蘭学事始」

へいこ

へいこ [1] 【弊袴】
破れたはかま。

へいこう

へいこう [0] 【並行】 (名)スル
(1)並んで行くこと。「バスと電車が―して走る」
(2)物事が同時に並び行われること。平行。「二種の調査を―して行う」

へいこう

へいこう【平行の】
parallel <to> .→英和
〜する run[be]parallel <to> .→英和
‖平行四辺形 a parallelogram.平行線 parallel lines.(段違い)平行棒 (uneven) parallel bars.

へいこう

へいこう [0] 【平行】 (名・形動)スル [文]ナリ
(1)〔parallel〕
同一平面上の二直線が交わらないこと。また,空間の直線と平面,あるいは平面と平面が交わらないこと。また,そのさま。
⇔交差
「―する二本の線」「相対する一組みの辺が―な四辺形」
(2)「並行(ヘイコウ){(2)}」に同じ。

へいこう

へいこう [0] 【閉講】 (名)スル
講義・講座などが終わること。また,終えること。

へいこう

へいこう [1] 【弊行】
自分の属している銀行をへりくだっていう語。

へいこう

へいこう [0] 【閉校】 (名)スル
(1)学校を一時閉鎖して授業を休むこと。「インフルエンザの流行により一週間―する」
(2)学校の経営をやめること。廃校。
⇔開校

へいこう

へいこう [0] 【平衡】 (名)スル
〔天秤(テンビン)の両端に載せた物の重さが等しく竿が水平になっている意から〕
(1)物の釣り合いがとれていること。ある物質やある状態が,変化することなく,安定に存在していること。また,その状態。「―を保つ」
(2)力が釣り合っている状態。力学的平衡。
(3)系のエネルギーが変化しない状態。熱平衡。様々な系について,相平衡・化学平衡・放射平衡などが定義されるが,いずれも熱平衡の特殊な場合である。

へいこう

へいこう【平衡】
balance;→英和
equilibrium.→英和
〜を保つ(失う) keep (lose) one's balance.

へいこう

へいこう【並行する】
go side by side <with> .

へいこう

へいこう【閉口する】
be annoyed[embarrassed] <at,by> ;be stumped <by> .

へいこう

へいこう [0] 【兵甲】
〔「兵」は武器,「甲」はよろいの意〕
(1)いくさに用いる道具。また,いくさ。
(2)兵士。兵隊。

へいこう

へいこう [0] 【閉口】 (名・形動)スル[文]ナリ
(1)どうしようもなくて困ること。悩まされること。また,そのさま。「彼の長談義には―する」「騒音に―する」「彼には全く―だ」
(2)口を閉じて言葉を発しないこと。黙ってしまうこと。「この文に詰められて,しばらく―し給ふところに/太平記 24」

へいこう=線

――線((ヘイコウセン))をたど・る
互いに対立したままで話し合いなどがつかない。

へいこういどう

へいこういどう [5] 【平行移動】
図形の各点を同一方向に同一距離だけ移動させること。

へいこういどうのほうそく

へいこういどうのほうそく 【平衡移動の法則】
⇒ル=シャトリエの法則(ホウソク)

へいこうかせん

へいこうかせん [5] 【平衡河川】
浸食と堆積との釣り合いがとれて,安定した形状を維持して流れる河川。その縦断面形は,上流に急,下流に緩で,平滑な曲線になる。平滑河川。

へいこうかんかく

へいこうかんかく [5] 【平衡感覚】
(1)空間における身体の位置や運動の変化を感知する感覚。内耳の前庭器官および半規管がこれをつかさどる。平衡覚。
(2)物事を一方にかたよらず判断し処理する能力。「―にすぐれた政治家」

へいこうきかん

へいこうきかん [6][5] 【平衡器官】
主として地球の重力に対応して平衡感覚をつかさどる器官。脊椎動物では内耳にある前庭器官の通嚢および小嚢と半規管。無脊椎動物(ゾウリムシ・ウニ・昆虫を除く)では平衡胞。平衡感覚器官。

へいこうきじ

へいこうきじ [5] 【並行記事】
聖書などで,同一の事柄が同一の文書中で複数の箇所あるいは別な文書に記されていること,また,その内容。諸文書の成立過程や伝承過程を知る手がかりとなる。黄金律はその例。

へいこうこうふきん

へいこうこうふきん [0] 【平衡交付金】
1950年(昭和25)のシャウプ税制勧告により導入された地方財政調整制度。基準財政需要額に対する基準財政収入額の不足分を全額国が支出するというもの。54年,地方交付税に切り替えられた。地方財政平衡交付金。

へいこうしへんけい

へいこうしへんけい [6] 【平行四辺形】
二組みの対辺がそれぞれ平行な四辺形。

へいこうしんか

へいこうしんか [5] 【平行進化】
共通の祖先をもつ生物が,類似した形態・性質を示す方向に進化してゆくこと。

へいこうじょうたいず

へいこうじょうたいず [7] 【平衡状態図】
ある物質や合金などで,液体から固体への変化など相が変化する境界を,圧力や温度などの状態量との関係として図示したもの。

へいこうせき

へいこうせき [3] 【平衡石】
無脊椎動物の平衡胞や脊椎動物の前庭器官にある粒状の分泌物。脊椎動物では炭酸カルシウムから成り,これの動きにより平衡感覚が生じる。平衡砂。耳石。聴石。

へいこうせん

へいこうせん [0][3] 【平行線】
(1)同一平面上にあり,どの二つも交わらない二本またはそれ以上の直線。
(2)対立する両者の意見などが互いに歩み寄らず,同じ状態のままであること。「話し合いは―のままに終わった」

へいこうだ

へいこうだ [3] 【平衡舵】
舵(カジ)の面が,その回転軸の後方だけでなく,一部は前方にも広がっている形の舵。操舵に力を要せず,また効力がよい。

へいこうちょう

へいこうちょう [0] 【平行調】
同じ調号で示される長調と短調。例えば,ハ長調とイ短調。

へいこうていすう

へいこうていすう [5] 【平衡定数】
化学反応が化学平衡にあるとき,反応物質の濃度の相乗積と生成物質の濃度の相乗積との比。気体の反応の場合には,濃度の代わりに分圧を用いて表すこともある。
→質量作用の法則

へいこうとんしゅ

へいこうとんしゅ [5] 【閉口頓首】 (名・形動)[文]ナリ
全く困り果てる・こと(さま)。お手上げ。「翻訳料の請求に参候処,いまだ帰京致さざる趣にて,―なり/当世書生気質(逍遥)」

へいこうのう

へいこうのう [3] 【平衡嚢】
「平衡胞」に同じ。

へいこうほう

へいこうほう [3] 【平衡胞】
無脊椎動物の平衡器官。嚢状で内面には感覚毛があり,胞壁の細胞が分泌した一個から数個の平衡石がある。平衡嚢。耳胞。聴胞。

へいこうぼう

へいこうぼう [3] 【平行棒】
(1)器械体操用具の一。平行な二本の横木を台脚にとりつけたもの。平杆(ヘイカン)。
(2)体操種目の一。男子が{(1)}を用いて演技するもの。

へいこうみゃく

へいこうみゃく [3] 【平行脈】
植物で,主な葉脈が葉身の伸長方向に走っているもの。単子葉植物に普通にみられる。
→網状(モウジヨウ)脈

へいこうゆにゅう

へいこうゆにゅう [5] 【並行輸入】
総代理店が輸入している外国商品を,別の輸入業者が第三国の総代理店から輸入するなどの方法により輸入すること。高い価格が維持されている輸入ブランド品などについて行われることが多い。

へいこうりょく

へいこうりょく [3] 【平行力】
作用線の方向が互いに等しい二つ以上の力。

へいこうろくめんたい

へいこうろくめんたい [0] 【平行六面体】
〔数〕 三組みの相対する面がそれぞれ平行な六面体。

へいこうろん

へいこうろん [3] 【並行論】
〔parallelism〕
精神(心)と物体(身体)とは互いに独立であるから,心的現象と物的現象の間に因果的な相互作用はなく,ただ両者は並行的な対応関係をもつとする説。スピノザ・フェヒナー・ユングなどを代表とする。精神物理的並行論。
⇔相制説
→機会原因論
→心身二元論

へいこく

へいこく 【弊国】
(1) [0]
国力の疲弊した国。
(2) [1]
自分の国をへりくだっていう語。

へいこせんせい

へいこせんせい [6] 【閉戸先生】
〔楚の孫敬の故事から〕
家に閉じこもって読書にふける人。

へいこら

へいこら [1] (副)スル
(金持ちや権力者に対し)へつらい機嫌をとるさま。ぺこぺこ頭を下げるさま。「上役に―する」

へいご

へいご [0][1] 【兵語】
軍事に関する専門用語。軍用語。

へいご

へいご [0] 【平語】
(1)日常の言葉。普段の言葉。日常語。
(2)「平家物語」の略。

へいご

へいご [1] 【丙午】
⇒ひのえうま(丙午)

へいごう

へいごう [0] 【併合】 (名)スル
(1)いくつかのものを一つにまとめること。合併。「関連会社を―する」
(2)国際法上,一つの国家が他の国家,またはその領土の一部を自国のものとすること。

へいごう

へいごう【併合】
union;→英和
absorption (吸収);→英和
annexation.〜する absorb;→英和
annex <a territory to> .→英和

へいごうざい

へいごうざい [3] 【併合罪】
同一人が犯した数個の犯罪で,まだ確定裁判を経ていないもの。

へいさ

へいさ [0] 【閉鎖】 (名)スル
(1)出入り口を閉じること。
⇔開放
「門を―する」
(2)ある施設を閉じて,仕事などを停止すること。閉ざすこと。「工場を―する」

へいさ

へいさ【閉鎖】
closing.→英和
〜する close.→英和
‖工場閉鎖[ロックアウト]a lockout.

へいさ

へいさ [1] 【平沙】
⇒へいしゃ(平沙)

へいさい

へいさい [0] 【併載】 (名)スル
記事などに添えて,関連あるものを掲載すること。

へいさい

へいさい [0] 【併催】 (名)スル
ある催しに添えて,別の催しをすること。

へいさおん

へいさおん [3] 【閉鎖音】
調音器官が呼気を完全に遮断して発音される子音。口腔内で閉鎖が形成される時は,口蓋帆が上がって鼻腔への通路が閉じられる。閉鎖の開放を伴うものは破裂音とも呼ばれる。閉塞(ヘイソク)音。
→破裂音

へいさか

へいさか [3] 【閉鎖花】
雌しべと雄しべが成就しても花冠が開かず,自花受粉によって結実する花。ホトケノザ・スミレなどに見られる。

へいさく

へいさく [0] 【平作】
農作物の収穫が,普通の年と同じであること。平年作。

へいさく

へいさく [0] 【平朔】
朔(新月)から次の朔に至る期間を一定とする暦法。大の月と小の月はおおむね交互にあらわれる。
⇔定朔

へいさけい

へいさけい [0] 【閉鎖系】
外界とエネルギーおよび物質の交換をしない系。閉じた系。孤立系。
⇔開放系

へいさけっかんけい

へいさけっかんけい [0] 【閉鎖血管系】
「閉鎖循環系」に同じ。

へいさじゅんかんけい

へいさじゅんかんけい [0] 【閉鎖循環系】
脊椎動物・環形動物などにみられる血液循環の一型。心臓から出た一本の血管が毛細血管系へと分岐し,再び収斂(シユウレン)して一本の静脈となって心臓へもどる血管系。血液の出口はなく,血漿の一部とリンパ球などは血管壁から滲出するが,赤血球と血漿の大部分は血管の中だけを循環する。閉鎖血管系。
⇔開放循環系

へいさせいけっかく

へいさせいけっかく [6] 【閉鎖性結核】
結核病巣がよく被包化されているため,結核菌が体外に排菌されたり,体内に蔓延する危険がないか少ないもの。
⇔開放性結核

へいさせいすいいき

へいさせいすいいき [6] 【閉鎖性水域】
外洋と接する部分の少ない湾や湖沼のこと。水の入れ替わりが遅いので,一度汚染されると回復するのに時間がかかる。

へいさつ

へいさつ【併殺(する)】
《野》(make) a double play.

へいさつ

へいさつ [0] 【併殺】 (名)スル
野球で,ダブル-プレーのこと。

へいさてき

へいさてき [0] 【閉鎖的】 (形動)
外からの者を受け入れず,その介入を拒否するさま。
⇔開放的
「―な社会」「―な市場の開放を要求する」

へいさん

へいさん [0] 【平産】 (名)スル
「安産」に同じ。

へいざ

へいざ [0][1] 【平座・平坐】 (名)スル
楽な姿勢ですわること。あぐらをかくこと。安座。

へいざん

へいざん【閉山する】
close a mine.→英和

へいざん

へいざん [0] 【閉山】 (名)スル
(1)採掘をやめて鉱山を閉鎖すること。
(2)登山の期間を終わりにすること。

へいざん

へいざん [0] 【平残】
「平均残高」の略。ある期間の毎日の残高の和を日数で割ったもの。預金や短期貸出金の管理に使われる。
→末残(マツザン)

へいし

へいし [0] 【斃死】 (名)スル
行き倒れて死ぬこと。野垂れ死に。「逃避行の果て野山に―した」

へいし

へいし【兵士】
a soldier;→英和
a private.→英和

へいし

へいし [1] 【瓶子】
「へいじ(瓶子)」に同じ。

へいし

へいし [1] 【弊紙】
自分の社の新聞をへりくだっていう語。

へいし

へいし [1] 【平視】 (名)スル
顔をあげて見ること。まともに見ること。「時直膝行頓首して敢へて―せず/太平記 11」

へいし

へいし 【兵司】
⇒つわもののつかさ(兵司)

へいし

へいし [1] 【平氏】
「平(タイラ)」の姓を名乗った一族。

へいし

へいし [1] 【弊誌】
自分の社の雑誌をへりくだっていう語。

へいし

へいし [0] 【閉止】 (名)スル
働きがなくなること。「月経―」

へいし

へいし [0][1] 【幣紙】
御幣(ゴヘイ)を作るのに用いる紙。

へいし

へいし [1] 【兵士】
〔古くは「へいじ」とも〕
(1)軍隊で士官の指揮の下にある者。兵卒。兵隊。「出征―」「古参の―」
(2)律令制で,兵役に徴発された農民。正丁(セイテイ)からとるのを原則とし,本貫地の近くの軍団に配属された。

へいしき

へいしき [0] 【閉式】 (名)スル
式を終えること。
⇔開式

へいしきたいそう

へいしきたいそう [5] 【兵式体操】
1885年(明治18)学校教育に取り入れられた軍隊式の体操。のち,教練と改称。

へいしそう

へいしそう [0] 【瓶子草】
サラセニアの別名。

へいしゃ

へいしゃ [1] 【平沙】
平らな砂原。へいさ。

へいしゃ

へいしゃ [0] 【平射】
(1)平面に投影すること。
(2)砲の仰角を小さくし低い弾道で発射すること。
⇔曲射

へいしゃ

へいしゃ [1] 【兵舎】
兵隊の生活する建物。兵営。

へいしゃ

へいしゃ [1] 【弊社】
自分の会社をへりくだっていう語。

へいしゃ

へいしゃ [1] 【兵車】
戦争に用いる車。戎車(ジユウシヤ)。

へいしゃ

へいしゃ [0] 【蔽遮】 (名)スル
おおい隠すこと。また,おおい隠すもの。遮蔽。「其の慧眼…憤雲怨霧の為に―せられ/経国美談(竜渓)」

へいしゃ

へいしゃ【兵舎】
barracks.→英和

へいしゃずほう

へいしゃずほう [4] 【平射図法】
⇒ステレオ投影(トウエイ)

へいしゃほう

へいしゃほう [0] 【平射砲】
主として平射をする砲。

へいしやく

へいしやく 【兵士役】
律令制で,農民に課された労役の一。一戸内の正丁三人につき一人を兵士として徴発するもの。食糧・兵器は自弁が原則で,雑徭(ゾウヨウ)・雇役・仕丁などの労役とともに,農民にとって重い負担となった。

へいしゅ

へいしゅ [1] 【兵種】
旧陸軍で,1940年(昭和15)兵科区分を廃して単一の兵科とした際の,兵員の機能別の分類。歩兵・戦車兵・山砲兵・工兵・輜重(シチヨウ)兵・飛行兵など。

へいしゅ

へいしゅ [1] 【丙種】
甲・乙・丙・丁に分類したとき,丙の種類。乙種に次ぐ第三位。

へいしゅう

へいしゅう [0] 【弊習】
悪い習慣。悪いならわし。

へいしゅうごう

へいしゅうごう [3] 【閉集合】
〔数〕 空間(または平面)の部分集合 � で,� の補集合,すなわち � に属さない点全体の集合が開集合であるもの。閉集合の概念は一般の位相空間に拡張される。

へいしゅごうかく

へいしゅごうかく [1] 【丙種合格】
旧軍隊の徴兵検査で,最下位で合格した者。

へいしゅつ

へいしゅつ [0] 【平出】
文書中で尊敬すべき人の名や称号を書くとき,敬意を表すために行を改めて前の行と同じ高さから書き出すこと。平頭抄出。
→擡頭(タイトウ)
→闕字(ケツジ)

へいしゅつ

へいしゅつ [0] 【併出】 (名)スル
二つ以上のものが並んで出ること。また,並べて出すこと。

へいしゅつ

へいしゅつ [0] 【迸出】 (名)スル
(水などが)勢いよく出ること。ほとばしり出ること。

へいしょ

へいしょ [1] 【兵書】
戦術などを説いた書。兵法の書。

へいしょ

へいしょ [1] 【弊所】
自分の属している事務所・研究所などをへりくだっていう語。

へいしょ

へいしょ [1] 【閉所】
(1)閉めきった場所。閉ざされた場所。
(2)研究所・事務所など「所」とつく名称の組織・施設などが,その業務をやめること。
⇔開所

へいしょう

へいしょう [0] 【屏牆】
(1)へいや垣根。
(2)へだてさえぎるもの。

へいしょう

へいしょう [0] 【屏障】
へだてさえぎること。また,そのもの。屏風(ビヨウブ)・衝立(ツイタテ)などの類。

へいしょう

へいしょう [0] 【並称・併称】 (名)スル
合わせて呼ぶこと。また,(勝れたものとして)あるものに並べていうこと。「李杜(リト)と―する」「清少納言は紫式部と―される」

へいしょう

へいしょう [0] 【嬖妾】
寵愛をうけるめかけ。愛妾。

へいしょうぐ

へいしょうぐ [3] 【屏障具】
室内の仕切りや目隠しなどに使われる調度品。幕・帳・屏風・障子・衝立など。

へいしょきょうふしょう

へいしょきょうふしょう [1] 【閉所恐怖症】
恐怖症の一。閉ざされた所にいると異常な強迫感を感じるもの。

へいしょく

へいしょく [0] 【兵食】
(1)兵士と食糧。
(2)兵隊の食糧。

へいしょく

へいしょく [0] 【秉燭】
〔燭を秉(ト)る意〕
火ともしごろ。夕刻。「―に及んで,祇園の社へ入れ奉る/平家 1」

へいしん

へいしん [0] 【平信】
変事ではない,ふつうのたより。無事のたより。また,脇付に用いる語。平安。

へいしん

へいしん [0] 【平身】 (名)スル
体をかがめること。平伏すること。「此色(=金ノコト)の前に―せざるものは,弾力なき護謨(ゴム)である/虞美人草(漱石)」

へいしん

へいしん [0] 【平心】
平静な心。落ち着いた心。

へいしん

へいしん [0] 【嬖臣】
気に入りの家来。寵臣(チヨウシン)。

へいしん

へいしん【平身低頭する】
prostrate oneself <before> ;bow down <to> .

へいしん

へいしん [0] 【柄臣】
権力をもっている臣下。権臣。

へいしん

へいしん [0] 【並進】 (名)スル
並んで進むこと。「我が艦隊と―して居る/此一戦(広徳)」

へいしんうんどう

へいしんうんどう [5] 【並進運動】
物体が行う運動のうち,それを構成するすべての点が同一の速度で移動する運動。また,気体分子の運動で,分子の回転・振動に対応させて直進運動をさす。

へいしんていとう

へいしんていとう [0] 【平身低頭】 (名)スル
体をかがめ,頭を低く下げて恐れ入ること。ひたすら謝ること。低頭平身。「―してわびる」

へいしんぼいん

へいしんぼいん [5] 【平唇母音】
口唇を十分左右に引いて調音される母音。日本語では「イ」がその典型。

へいじ

へいじ [1] 【平時】
(1)ふだん。いつも。平常。「―は五時終業」
(2)平和な時。戦争のない時。
⇔戦時
「―編制」

へいじ

へいじ [1] 【瓶子】
(1)酒を入れて,つぐのに用いる器。口の細い胴のふくらんだ細長い瓶。徳利(トクリ)。へいし。「白銀(シロガネ)の様器,瑠璃の御盃,―は紺瑠璃なり/源氏(宿木)」
(2)家紋の一。{(1)}を図案化したもの。
瓶子(1)[図]

へいじ

へいじ【平時】
[平常]normal times;peacetime (平和時).→英和

へいじ

へいじ ヘイヂ 【平治】
年号(1159.4.20-1160.1.10)。保元の後,永暦の前。二条天皇の代。

へいじ

へいじ [1] 【兵事】
(1)戦争・軍隊に関すること。
(2)徴兵事務のこと。

へいじつ

へいじつ [0] 【平日】
(1)ふだん。平生。平素。
(2)日曜・祝日以外の日。「―ダイヤ」

へいじつ

へいじつ【平日】
[週日]a weekday.→英和
〜に on weekdays.

へいじのらん

へいじのらん ヘイヂ― 【平治の乱】
保元(ホウゲン)の乱後,1159年(平治1)12月,京都に勃発した内乱。後白河上皇の近臣間の暗闘が源平武士団の対立に結びつき,藤原信頼・源義朝による上皇幽閉,藤原通憲(信西)殺害という事件に発展した。しかし,平清盛の計略によって上皇は脱出し,激しい合戦のすえ源氏方は敗北した。以後,平氏の政権が成立した。

へいじものがたり

へいじものがたり ヘイヂ― 【平治物語】
軍記物。三巻。作者未詳。「保元物語」の作者と同じともいわれる。鎌倉時代に成立。平治の乱の顛末を語り,治承・寿永の乱への展開をも暗示する。「保元物語」と同じく和漢混交文で,武士の活躍や敗者の哀話などをいきいきと描く。平治記。

へいじもん

へいじもん ヘイヂ― [3] 【平地門】
⇒屏中門(ヘイジユウモン)

へいじゅうもん

へいじゅうもん ヘイヂユウ― [3] 【屏中門・屏重門】
左右に本柱を立て,開き戸二枚をつけた門。冠木(カブキ)や屋根はない。多く武家屋敷の表門から入った内塀に中門として設けられる。平地門(ヘイジモン)。壁中門。
屏中門[図]

へいじゅつ

へいじゅつ [0] 【兵術】
兵力を用いる術。用兵術。戦術。

へいじゅん

へいじゅん [0] 【平準】
(1)水準器で測って平らにすること。
(2)物事の不均衡をなくし,公平な状態にすること。でこぼこをなくすこと。「作業の―化を図る」

へいじゅんしょ

へいじゅんしょ 【平準署】
759年設置された諸国の常平倉(ジヨウヘイソウ)を管轄する令外(リヨウゲ)の官司。771年廃止。

へいじゅんそうば

へいじゅんそうば [5] 【平準相場】
⇒裁定為替相場(サイテイカワセソウバ)

へいじゅんほう

へいじゅんほう [0] 【平準法】
中国,前漢の武帝がとった経済政策の一。国家が商業を統制し,物価の低い時に購入,高い時に放出して時間的な物価平均と財政難の打開を目的とした。
→均輸法

へいじょ

へいじょ [1][0] 【平叙】
事実を飾らないでありのまま述べること。

へいじょう

へいじょう ヘイジヤウ 【平壌】
⇒ピョンヤン

へいじょう

へいじょう【平常の】
usual.→英和
〜どおり as usual.→英和
‖平常心 one's self-possession.

へいじょう

へいじょう ヘイジヤウ 【平城】
「平城宮」「平城京」の略。

へいじょう

へいじょう [0] 【兵仗】
⇒ひょうじょう(兵仗)

へいじょう

へいじょう [0] 【閉場】 (名)スル
会合や催し物などで会場を閉じること。
⇔開場

へいじょう

へいじょう [0] 【平常】
いつもと同じであること。平生(ヘイゼイ)。普段。「―の状態に復する」「―に返る」「―どおり営業を行う」

へいじょうきゅう

へいじょうきゅう ヘイジヤウ― 【平城宮】
平城京の中央北端に設けられた宮城(大内裏)。内裏・朝堂・八省以下の諸官衙からなる律令国家の中枢。宮域や殿舎の配置は九世紀以降不明確になっていたが,第二次大戦後の発掘調査で明らかになりつつある。大量に出土した木簡(モツカン)は,古代史研究に貴重な資料を提供している。

へいじょうきょう

へいじょうきょう ヘイジヤウキヤウ 【平城京】
八世紀初め,奈良盆地北端,現在の奈良市西郊に唐の都長安に範をとって造営された都城。710年元明天皇が藤原京から遷都。784年桓武天皇が長岡京に遷都するまで,天平文化の中心地として繁栄した。東西約4.3キロメートル,南北約4.8キロメートルの方形をなし,中央に南北に朱雀大路を通して右京と左京に分け,また各京内は東西・南北に走る大小の路により整然と条坊に区画されていた。人口は約二〇万と推定される。奈良の京。奈良の都。

へいじょうきょうきゅうせきていえん

へいじょうきょうきゅうせきていえん ヘイジヤウキヤウ―テイヱン 【平城京宮跡庭園】
奈良市三条大路にある奈良時代の庭園跡。正式名称は平城京左京三条二坊宮跡庭園。特別史跡,特別名勝。蛇行する形の池泉を主体とする庭園で,曲水の宴を行なったと見られる。

へいじょうしん

へいじょうしん [3] 【平常心】
いつもと変わらない平穏な心。
→びょうじょうしん(平常心)

へいじょぶん

へいじょぶん [0][3] 【平叙文】
断定や推量など,物事をありのままに述べるのに用いられる文。命令文・感動文・疑問文に対していう。「花が咲く」「彼は学生だ」など。

へいじん

へいじん [0] 【兵刃】
やいば。しらは。

へいじん

へいじん [0] 【平人】
(1)普通の人。凡人。常人。「され共―の情常之事に候へば/芭蕉書簡」
(2)平民。

へいじん

へいじん [0] 【平塵】
蒔絵(マキエ)で,金・銀・スズなどのやすり粉を文様以外の部分に蒔き,漆を塗って研ぎ出したもの。ひらちりじ。

へいじん=を交(マジ)える

――を交(マジ)・える
刀で切り合う。合戦をする。

へいすい

へいすい [0][1] 【萍水】
(1)浮き草と水。
(2)流浪しているもののたとえ。

へいすい

へいすい [0] 【平水】
(1)河川が増水・減水していない状態。「―量」
(2)波立っていない静かな水。静水。

へいすい

へいすい [0] 【瓶水】
⇒びょうすい(瓶水)

へいすい=相逢(ア)う

――相逢(ア)・う
流浪の者どうしが偶然に知り合う。

へいすいいん

へいすいいん [3] 【平水韻】
中国宋代に平水(山西省)の人劉淵がまとめた韻分類。唐韻など切韻系韻書の二〇六韻を整理して一〇七韻とした。元代に一〇六韻となり,現行の「佩文韻府」などはこれによっている。

へいすいくいき

へいすいくいき [5] 【平水区域】
航行区域の一。湖・川・港湾など限定された小範囲の水域。

へいする

へい・する [3] 【聘する】 (動サ変)[文]サ変 へい・す
礼を尽くして人を迎える。また,単に招き寄せる。「時としては楽師などを―・することも有ります/片恋(四迷)」

へいせい

へいせい [0] 【幣制】
貨幣に関する制度。

へいせい

へいせい [0] 【弊政】
弊害の多い政治。悪政。秕政(ヒセイ)。

へいせい

へいせい [0] 【兵制】
軍隊の制度。

へいせい

へいせい [0] 【兵勢】
軍隊の勢力。軍勢(グンゼイ)。

へいせい

へいせい [0] 【平静】 (名・形動)[文]ナリ
(1)落ち着いていること。穏やかであること。また,そのさま。「―をよそおう」「―を失う」「―な態度」
(2)変事もなく,静かであること。「国境問題は一応―を保っている」
[派生] ――さ(名)

へいせい

へいせい 【平成】
年号(1989.1.8- )。今上天皇の時代。

へいせい

へいせい [0] 【平声】
⇒ひょうしょう(平声)

へいせい

へいせい【平静な】
calm;→英和
quiet.→英和
〜を失う lose one's head.〜を保つ remain calm.

へいせいかいかく

へいせいかいかく [5] 【幣制改革】
1935年11月,中国国民政府が英米の支援を受けて行なった貨幣制度の改革。33年秤量貨幣としての銀両を撤廃した国民政府は,さらに35年,政府系銀行の発行する「法幣」という紙幣に通貨を統一。英米の支援もあって,外国為替レートを安定させ景気も回復に向かった。

へいせき

へいせき [0] 【兵籍】
軍人としての身分。軍籍。

へいせき

へいせき【兵籍】
a military register.

へいせつ

へいせつ【併設する】
establish as an annex <to> .→英和

へいせつ

へいせつ [0] 【併設】 (名)スル
すでにある施設につけ加えて設置すること。また,いくつかのものをいっしょに設置すること。「大学に高等学校を―する」

へいせん

へいせん [0] 【兵船】
いくさに用いる船。

へいせん

へいせん [0] 【兵燹】
戦争のために起きる火事。兵火。「明応七年―にかかりて枯しを/伊沢蘭軒(鴎外)」

へいせんじ

へいせんじ 【平泉寺】
福井県勝山市にあった天台宗の寺。山号は霊応山。白山権現の別当寺。717年泰澄の草創という。1084年に延暦寺に属す。六〇〇〇坊を有し,隆盛をきわめた。1870年(明治3)神仏分離によって寺号が廃止され,白山神社となった。

へいぜい

へいぜい [0] 【平生】
ふだん。つねひごろ。平素。平常。副詞的にも用いる。「―の心がけが大切だ」

へいぜい

へいぜい【平生】
⇒平素.

へいぜいてんのう

へいぜいてんのう 【平城天皇】
(774-824) 第五一代天皇(在位 806-809)。桓武天皇第一皇子。名は安殿(アテ),奈良の帝(ミカド)とも。在位中官制の改革を行なった。病によって譲位。のち,重祚(チヨウソ)を企てる薬子(クスコ)の変が起きた。詩文が「凌雲集」「古今集」に収められている。

へいぜん

へいぜん [0] 【炳然】 (ト|タル)[文]形動タリ
「炳乎(ヘイコ)」に同じ。「騰(ノボ)れる焔は―として四辺(アタリ)を照せり/金色夜叉(紅葉)」

へいぜん

へいぜん [0] 【平然】 (ト|タル)[文]形動タリ
平気なさま。周囲の様子に動じないさま。「大試合にも―としている」

へいぜん

へいぜん【平然たる(として)】
calm(ly);→英和
cool(ly).→英和
〜としている remain calm.⇒平気.

へいそ

へいそ [1] 【平素】
つねひごろ。ふだん。平生。副詞的にも用いる。「―の行い」「―は静かな町だ」

へいそ

へいそ【平素】
usually;→英和
ordinarily.→英和
〜の daily;→英和
usual.→英和

へいそう

へいそう [0] 【並走】 (名)スル
並んでいっしょに走ること。

へいそう

へいそう [1] 【兵曹】
(1)旧海軍の下士官。上等・一等・二等に分かれる。
(2)中国,漢・唐代などに兵事をつかさどった官名。

へいそうちょう

へいそうちょう [3] 【兵曹長】
旧海軍の准士官。少尉の下,兵曹の上。

へいそく

へいそく [0] 【幣束】
(1)神前に供えるものの総称。幣帛(ヘイハク)。にぎて。ぬさ。
(2)裂いた麻や畳んだ紙を細長い木にはさんだ祭具。おはらいをするのに用いる。御幣(ゴヘイ)。

へいそく

へいそく【閉塞】
blockade;→英和
occlusion <of an artery> .〜する block;→英和
blockade.

へいそく

へいそく [0] 【閉塞】 (名)スル
(1)閉じてふさぐこと。ある部分をふさいで他の部分との連絡を断つこと。「港の出入り口を―する」「気孔を―するときは/福翁百話(諭吉)」
(2)寒冷前線が温暖前線に追いついて暖気を上空に追い上げ,温帯低気圧が寒気の渦巻になる現象。

へいそく

へいそく [0] 【屏息・閉息】 (名)スル
息を殺してじっとしていること。また,恐れてちぢこまること。「われは覚えず―せり/即興詩人(鴎外)」

へいそくおん

へいそくおん [4][3] 【閉塞音】
⇒閉鎖音(ヘイサオン)

へいそくくかん

へいそくくかん [5][6] 【閉塞区間】
鉄道で,一つの列車だけが運行できる線路の区域。

へいそくこ

へいそくこ [4][3] 【閉塞湖】
堰止(セキト)め湖。

へいそくせん

へいそくせん [0] 【閉塞船】
港口を封鎖するために,港口に沈める艦船。

へいそくぜんせん

へいそくぜんせん [5] 【閉塞前線】
寒冷前線が温暖前線に追いついてできる前線。温暖前線が地上に残る温暖型と,寒冷前線が地上に残る寒冷型とがある。

へいそつ

へいそつ [0] 【兵卒】
(1)旧日本陸軍で,最下級の軍人である「兵」の旧称。
(2)軍人。つわもの。

へいそつ

へいそつ【兵卒】
⇒兵士.

へいそん

へいそん 【弊村】
(1) [0]
貧しく,荒廃した村。
(2) [1]
自分の村をへりくだっていう語。

へいそん

へいそん [0] 【併存】 (名)スル
〔「へいぞん」とも〕
二つ以上のものが同時に存在すること。「新旧の考え方が―する」「父子の記載が―してゐた/渋江抽斎(鴎外)」

へいそんじゅうたく

へいそんじゅうたく [5] 【併存住宅】
店舗・事務所などを同一棟内に含む,共同住宅。
→併用住宅

へいぞう

へいぞう [0] 【閉蔵】 (名)スル
しまっておくこと。収蔵。

へいぞく

へいぞく [0] 【弊俗】
弊害のある風俗。弊習。弊風。

へいぞく

へいぞく [0] 【平俗】 (名・形動)[文]ナリ
(1)平凡でごく普通であること。凡俗。「―に流れる」「―な暮らし」
(2)文章などがわかりやすいこと。くだけていること。「―な文章」

へいた

へいた [0] 【舳板】
(1)和船の船首付近に渡した板。
(2)琵琶湖特有の丸子船の船首を構成する外板。

へいたい

へいたい [0] 【兵隊】
(1)軍隊で下級の兵士。兵卒。兵。
(2)兵士を隊に編制した集団。軍隊。「―に取られる(=兵役ニツカセラレル)」
(3)ある社会集団の中で,もっぱら使役されている者。

へいたい

へいたい【兵隊】
[軍隊]an army;→英和
troops.⇒兵士.〜にとられる be called up;conscripted.

へいたい

へいたい [0] 【平体】
写真植字で,正体に対し,変形レンズを用いて縦の幅を縮めたもの。

へいたいあり

へいたいあり [3] 【兵隊蟻】
(1)社会生活をするシロアリの集団における階級の一。頭部がよく発達し,外敵から巣を防衛する任務に専念するアリ。兵アリ。
(2)社会生活をするアリの集団で,働きアリの階級の中で,特に頭部の巨大な個体。主として巣の防衛に当たる。兵アリ。

へいたいかんじょう

へいたいかんじょう [5] 【兵隊勘定】
費用を頭割りにすること。割り勘(カン)。

へいたく

へいたく [0] 【併託】
別のものといっしょに委託すること。

へいたく

へいたく [0][1] 【弊宅】
自分の家をへりくだっていう語。拙宅。

へいたん

へいたん【平坦な】
flat;→英和
level.→英和
〜にする level <a road> .

へいたん

へいたん [0] 【平旦】
夜が明けた頃,午前四時頃をいう。よあけ。黎明(レイメイ)。「正月には,―に天地四方拝/太平記 24」

へいたん

へいたん [0] 【平淡】 (名・形動)[文]ナリ
さっぱりしていて,しつこくない・こと(さま)。「―な趣」

へいたん

へいたん [0] 【兵端】
戦争のいとぐち。戦端。「―をひらく」

へいたん

へいたん [0] 【兵站】
戦場の後方にあって,作戦に必要な物資の補給や整備・連絡などにあたる機関。

へいたん

へいたん [3][0] 【平坦】 (名・形動)[文]ナリ
(1)土地が平らな・こと(さま)。「―な土地」「―な道」
(2)物事に起伏がなく穏やかな・こと(さま)。「孔子は生れ附きの―な人でござるから/百一新論(周)」
[派生] ――さ(名)

へいたんせん

へいたんせん [0] 【兵站線】
戦場と兵站部を結ぶ輸送路線。

へいたんぶ

へいたんぶ【兵站部】
a commissariat;→英和
a supply department.

へいだ

へいだ [1] 【平太】
能の男面の一。「兼平」「屋島」「田村」など修羅能の武将に用いる。
平太[図]

へいだつ

へいだつ [0] 【平脱】
「平文(ヒヨウモン)」の中国での呼び方。

へいだん

へいだん【兵団】
an army corps.

へいだん

へいだん [0] 【兵団】
(1)兵を集団に組織したもの。
(2)戦時,師団・旅団などを合わせて大規模な独立の作戦ができるように編制した大きな部隊の通称。軍団。

へいだんぞくわ

へいだんぞくわ [5] 【平談俗話】
日常の会話で話される普通のことば。平談俗語。

へいち

へいち [1][0] 【併置】 (名)スル
二つ以上のものを同じ所に設置すること。「四年制の大学に短大を―する」

へいち

へいち [0] 【平地】
平らな土地。ひらち。

へいち

へいち【平地】
flat ground;a plain (平原).→英和

へいち=に波瀾(ハラン)を起こす

――に波瀾(ハラン)を起こす
何事もない穏やかなところに,わざと面倒なことを言ってもめごとを起こす。

へいちつ

へいちつ [0] 【閉蟄】
冬になって虫類が土中にこもること。また,その頃。陰暦の一〇月上旬ごろ。
→啓蟄(ケイチツ)

へいちゃら

へいちゃら [0] (形動)
〔「平気」の「へい」に「ちゃら」を合わせた語〕
(1)物事を気にしたり恐れたりしないさま。平気。へっちゃら。「鼻血が出たくらい―だ」
(2)たやすいさま。わけもなくできるさま。「こんなもの作るなんて―だ」

へいちゅう

へいちゅう [0] 【瓶中】
かめの中。花瓶(カビン)の中。瓶裏。

へいちゅうものがたり

へいちゅうものがたり 【平中物語・平仲物語】
歌物語。一巻。作者未詳。965年以前の成立か。伊勢物語のあとをうけた歌物語で,三八の説話と断章一編から成り,平貞文と思われる主人公の恋愛を描く。平中日記。貞文日記。

へいちょう

へいちょう [0] 【平調】
おだやかな調子。平常の調子。

へいちょう

へいちょう [0] 【閉庁】 (名)スル
(1)官庁が事務を終了すること。
(2)今まであった官庁を閉鎖すること。
⇔開庁

へいちょう

へいちょう [1] 【兵長】
旧軍隊の階級の一。兵の階級の最上位。陸軍では伍長の下,海軍では二等兵曹の下。

へいちょうかざん

へいちょうかざん ヘイチヤウクワザン [5] 【平頂火山】
⇒ギヨー

へいちりん

へいちりん [3] 【平地林】
平野部にある林。

へいつくばる

へいつくば・る [5] (動ラ五[四])
平伏する。はいつくばる。「人ノ前ニ―・ル/ヘボン(三版)」

へいてい

へいてい [0] 【平定】 (名)スル
敵や賊をたいらげること。反乱などをしずめて秩序を回復すること。「天下を―する」

へいてい

へいてい [0] 【兵丁】
兵役に服する壮丁。

へいてい

へいてい【平定する】
suppress;→英和
subdue.→英和

へいてい

へいてい [0] 【閉廷】 (名)スル
法廷を閉じること。
⇔開廷

へいてい

へいてい【閉廷になる】
close;→英和
be closed;adjourn.→英和

へいてん

へいてん【閉店する】
close <one's store> ;→英和
shut up shop (廃業も含む).店は8時に閉店する The shop closes at 8.‖閉店時間 closing time.

へいてん

へいてん [1] 【弊店】
自分の店をへりくだっていう語。

へいてん

へいてん [0] 【閉店】 (名)スル
(1)その日の商売を終えて店をしめること。「七時には―する」
(2)商売をやめること。店じまい。
⇔開店

へいでん

へいでん [0] 【幣殿】
神社で,参詣人が幣帛を供進するための建物。本殿と拝殿の間に設けられる。

へいでん

へいでん [0] 【幣田】
幣帛を調進する料に供するための田。

へいとう

へいとう [0] 【弊竇】
〔「竇」は穴の意〕
弊害となる点。欠陥。「文明の今日猶此―に陥つて恬(テン)として顧みないのは/吾輩は猫である(漱石)」

へいとう

へいとう [0] 【平等】
「びょうどう(平等)」に同じ。「明治の後は四民―/乙女心(思案)」

へいとうしょうしゅつ

へいとうしょうしゅつ [0] 【平頭抄出】
「平出(ヘイシユツ)」に同じ。

へいとっぱん

へいとっぱん [3] 【平凸版】
平版の一。非画線部を腐食し,画線部をごくわずか突起させて製版したもの。

へいとつレンズ

へいとつレンズ [5] 【平凸―】
片面が平らな凸レンズ。

へいどう

へいどう [1][0] 【兵道】
兵事の道。武道。兵法。軍学。

へいどく

へいどく [0] 【併読】 (名)スル
新聞・雑誌など,二つ以上のものをあわせて読むこと。「日刊紙三種類を―する」

へいどん

へいどん [0] 【併呑】 (名)スル
〔合わせのむ意から〕
他国を自分の勢力下に取り込むこと。「隣国を―する」「民を手馴(テナズ)け,竟(ツイ)には全土を―せん/慨世士伝(逍遥)」

へいない

へいない [1] 【平内】
平氏で内舎人(ウドネリ)の者の称。

へいなん

へいなん [0] 【兵難】
戦争のために受ける災難。

へいにゅうがん

へいにゅうがん ヘイニフ― [3] 【迸入岩】
⇒貫入岩(カンニユウガン)

へいにん

へいにん [0] 【併任】 (名)スル
ある職に任用されている者を,その職につけたまま,他の職に任用すること。

へいねつ

へいねつ【平熱】
one's normal temperature.

へいねつ

へいねつ [0] 【平熱】
健康な人の平常の体温。普通,成人は摂氏三六〜三七度。

へいねん

へいねん【平年】
an ordinary[a normal]year;a common year (うるう年の対).平年作 a normal[an average]crop.

へいねん

へいねん [0] 【平年】
(1)閏(ウルウ)年に対して一年が三六五日の年。
(2)普通の年。特に,異常気象でなく,また農作物が豊作でも凶作でもない年。「―並みの暖かさ」

へいねんさ

へいねんさ [3] 【平年差】
ある年の気象要素の値と平年値との差。平年偏差。

へいねんさく

へいねんさく [3] 【平年作】
平年並みの作柄。過去五か年の年間収穫高のうち,最高と最低の年次をのぞいた三か年の年間収穫高の平均をいう。平作。

へいねんち

へいねんち [3] 【平年値】
気温や降水量など気象要素の累年平均値。西暦年の一の位が〇である年が終わるごとに,それ以前の30年間分を算出する。たとえば,1961年から90年までのものを2000年まで用い,10年ごとに更新する。

へいねんど

へいねんど [3] 【平年度】
特別の計画や予定事項などのない,いつもの年度。

へいのう

へいのう [0] 【兵農】
兵隊と農民。

へいのうぶんり

へいのうぶんり [5] 【兵農分離】
一六世紀末に織豊政権によって開始され,一七世紀前半,徳川政権によって完成された武士と農民との階層分化・身分固定化。それまでの兵農雑居の形態から,検地・刀狩りを通じて,武士の都市集住と農民の武装および転職・移住の禁が確立した。

へいのうぶんりせい

へいのうぶんりせい [0] 【兵農分離制】
豊臣秀吉によって構築され,明治初年の諸制度の改革によって廃止された社会体制。身分編成を基本とし,武士による軍事力の独占と,武士の城下町集住とを特徴的な指標とする。石高制・鎖国制とともに,江戸時代の幕藩制国家の基礎であるとされる。

へいはく

へいはく [0] 【幣帛】
(1)神前に供える物の総称。みてぐら。にきて。ぬさ。
(2)贈り物。進物。

へいはくきょうしんし

へいはくきょうしんし [7] 【幣帛供進使】
もと官国幣社・府県社などの祈年祭・新嘗祭の際に,幣帛を供進するための使者。奉幣使。幣帛使。

へいはつ

へいはつ [0] 【併発】 (名)スル
同時に二つ以上の事が起こること。また,起こすこと。特にある病気から他の病気を引き起こすこと。「風邪をひいて肺炎を―する」

へいはつ

へいはつ【併発する】
occur at the same time (同時に起こる);[病気が]develop <another disease> ;→英和
be complicated <by> .併発症《医》a complication.

へいはん

へいはん [0] 【平版】
印刷版式の一。版面に明瞭な凹凸のない印刷版の総称。化学処理で画線部は親油性に,非画線部は親水性にし,水と油の反発を用いて印刷する。オフセット印刷の基本的な版式。石版・平凹版・平凸版・コロタイプなどの種類がある。
→凸版
→凹版

へいはんき

へいはんき 【兵範記】
院政期の日記。兵部卿平信範著。1132〜71年のうち17年分,二五巻が現存。平安末期の社会情勢を伝え,保元の乱や高倉天皇即位の記事は詳細で正確。人車記。平信記。ひょうはんき。

へいば

へいば [1] 【兵馬】
(1)兵隊と軍馬。兵器と軍馬。転じて,戦争。
(2)軍隊。軍備。
(3)いくさに用いる馬。軍馬。

へいばい

へいばい [0] 【併売】 (名)スル
何種類かのものをいっしょに売ること。

へいばこうそう

へいばこうそう [1] 【兵馬倥偬】
戦争のためにせわしく忙しいこと。

へいばのけん

へいばのけん 【兵馬の権】
軍を編制・統帥する権力。統帥権。「―をにぎる」

へいばよう

へいばよう [3] 【兵馬俑】
兵士や騎馬将軍をかたどった俑。1974年に発掘された中国の秦(シン)の始皇帝陵の兵馬俑が有名。
→俑(ヨウ)
兵馬俑[カラー図版]

へいばん

へいばん [0] 【餅盤】
〔「べいばん」とも〕
鏡餅状の形をした,火成岩の岩体。マグマが層理に沿って貫入し,固まったもの。ラコリス。

へいばん

へいばん [0] 【平板】 (名・形動)[文]ナリ
(1)平たい板。特に,測量で用いる図紙を貼る板。
(2)変化がなく単調である・こと(さま)。「―な描写」「演技が―に見える」
[派生] ――さ(名)
平板(1)[図]

へいばん

へいばん【平板な】
monotonous;→英和
dull.→英和

へいばんそくりょう

へいばんそくりょう [5] 【平板測量】
三脚の台に平板{(1)}をのせ,コンパス・アリダード・巻尺などを用いて,測量結果をその場で作図していく測量方法。

へいび

へいび [1] 【兵備】
武器・兵員の備え。軍備。

へいふ

へいふ [0] 【斃仆】 (名)スル
たおれて死ぬこと。斃死。

へいふう

へいふう【弊風】
a bad custom[practice,habit].

へいふう

へいふう [0] 【弊風】
悪い風俗や風習。悪習。

へいふく

へいふく【平服(で)】
(in) plain[civilian (私服),everyday (ふだんの)]clothes.

へいふく

へいふく [0] 【平服】
(1)式服・礼服に対して,ふだん着る服。また,その身なり。普段着。「当日は―でおいで下さい」
(2)江戸時代の継ぎ上下(カミシモ)。

へいふく

へいふく [0] 【平伏】 (名)スル
両手をつき,頭を地につけて礼をすること。ひれふすこと。「玄関の左右に詰衆が―して/渋江抽斎(鴎外)」

へいふく

へいふく [0] 【弊服】
破れた衣服。みすぼらしい衣服。

へいふく

へいふく【平伏する】
prostrate oneself <before> .

へいふく

へいふく [0] 【平復】 (名)スル
病気が治って,健康を取り戻すこと。平癒。

へいぶ

へいぶ [1] 【平蕪】
雑草が生い茂っている野原。

へいぶ

へいぶ 【兵部】
(1)中国の六部の一。隋から清まで,軍政および兵事をつかさどった中央官庁。
(2)兵部(ヒヨウブ)省の唐名。

へいぶつ

へいぶつ [0] 【幣物】
⇒へいもつ(幣物)

へいぶん

へいぶん [0] 【平分】 (名)スル
平等に分けること。また,分かれること。「土地を…総体に―し/民約論(徳)」

へいぶん

へいぶん [0] 【平文】
⇒ひらぶん(平文)

へいへい

へいへい [0] 【平平】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)平らなさま。「―たる水成岩延縁すること無慮四万二千方里/日本風景論(重昂)」
(2)平凡なさま。

へいへい

へいへい
〜する cringe <to> ;→英和
fawn <on> ;→英和
be servile <to> .

へいへい

へいへい [1]
■一■ (感)
応答する時の言葉。「へい」を重ねた語。はいはい。
■二■ (副)スル
相手の言いなりになったり,こびへつらったりするさま。「いつも上役に―している男」

へいへいたんたん

へいへいたんたん [0] 【平平坦坦】 (ト|タル)[文]形動タリ
きわめて平坦なさま。「―たる原野」

へいへいぼんぼん

へいへいぼんぼん [0] 【平平凡凡】 (ト|タル)[文]形動タリ
きわめて平凡なさま。「―と日を過ごす」「―たる生涯」

へいべい

へいべい [1] 【平米】
平方メートルのこと。

へいほ

へいほ [1] 【兵補】
第二次大戦中,日本軍によって補助兵力・労働力として動員されたインドネシア人。

へいほう

へいほう [1][0] 【兵法】
〔「ひょうほう」とも〕
(1)戦術・用兵など,いくさの仕方。軍学。兵学。兵術。「―を学ぶ」
(2)武術。武芸。

へいほう

へいほう【平方】
a square.→英和
⇒自乗.‖平方根 a square root.平方フィート square foot.

へいほう

へいほう [0] 【平方】
(1)ある数を二度掛け合わせること。二乗。自乗。
(2)長さを表す単位の前につけて面積を示す。「三・三―メートル」
(3)長さを表す単位のあとにつけて,その長さを一辺とする正方形の面積を示す。「一〇キロ―」

へいほう

へいほう【兵法】
strategy;→英和
tactics.→英和

へいほう

へいほう [0] 【兵鋒】
(1)刃物のきっさき。刃物の先端。
(2)軍勢のほこさき。

へいほう=に開く

――に開・く
平方根を求める。

へいほうこん

へいほうこん [3] 【平方根】
〔数〕 二乗すると � になる数を,� の平方根と呼ぶ。正数 � の平方根は正と負の二つあり,正の平方根を �},負の平方根を −� と書く。自乗根。

へいほうしゃ

へいほうしゃ [3] 【兵法者】
(1)兵学にすぐれた者。戦略家。
(2)剣術の巧みな人。武芸の達人。兵法人。

へいほうすう

へいほうすう [3] 【平方数】
自然数の平方になっている数。1 ,4 ,9 ,64 …など。自乗数。

へいぼん

へいぼん [0] 【平凡】 (名・形動)[文]ナリ
特にすぐれたところや変わったところがなく,ありふれている・こと(さま)。
⇔非凡
「―な人生」
[派生] ――さ(名)

へいぼん

へいぼん 【平凡】
小説。二葉亭四迷作。1907年(明治40)「東京朝日新聞」に連載。平凡な官吏から文士になった男が半生を回顧する形で,文壇文学への批判や実感に従った人生観を示す。

へいぼん

へいぼん【平凡な】
[普通の]common;→英和
ordinary;→英和
[単調な]flat;→英和
dull.→英和

へいまく

へいまく【閉幕になる】
come to an end;→英和
be closed.

へいまく

へいまく [0] 【閉幕】 (名)スル
(1)幕が下りて芝居が終わること。
(2)事件・行事などが終わりになること。「難事件も―となった」
⇔開幕

へいまん

へいまん [0] 【屏幔】
幕。幔幕(マンマク)。

へいみゃく

へいみゃく [0] 【平脈】
健康な人の平常の脈拍。成人では一分間に六〇から八〇。

へいみん

へいみん [0] 【平民】
(1)官位をもたない普通の人民。庶民。
(2)1869年(明治2)華族・士族が設けられたのに対して,従来の農・工・商の身分に用いられた呼称。
(3)プレブスに同じ。

へいみん

へいみん【平民】
the common people;a commoner.→英和
〜的な democratic.→英和

へいみんかい

へいみんかい [3] 【平民会】
〔(ラテン) comitia tributa〕
古代ローマの民会の一。行政単位である地区(トリブス)を投票の単位とし,護民官が議長を務めた。紀元前287年のホルテンシウス法制定以後,正式の国法議決機関となった。

へいみんさいしょう

へいみんさいしょう [5] 【平民宰相】
原敬首相をさして言った語。藩閥政治が支配的だった明治・大正期に,東北出身の新聞記者だった原が首相になったことからこう呼ばれた。

へいみんしゃ

へいみんしゃ 【平民社】
日露戦争を翌年に控えた1903年(明治36),非戦論を主張する堺利彦・幸徳秋水によって結成された結社。社会主義・平民主義・平和主義の三主義を標榜し,社会主義者の拠点として「平民新聞」の発行など種々の出版・宣伝活動を行なったが,当局の激しい弾圧にあって,1907年4月解散。

へいみんしゅぎ

へいみんしゅぎ [5] 【平民主義】
(1)明治20年代に徳富蘇峰が行なった主張。国家主義に対して,民衆に基盤を置く近代化を提唱。
(2)1903年(明治36)に平民社が掲げた立場の一。労働者・農民の立場での社会改革・国際的連帯などを内容とした。

へいみんしんぶん

へいみんしんぶん 【平民新聞】
1903年(明治36),平民社が創刊した週刊新聞。1905年廃刊。1907年1月,日刊新聞として再刊したが,同年4月廃刊。

へいむ

へいむ [1] 【兵務】
兵事上の事務。

へいめい

へいめい【平明な】
plain;→英和
simple;→英和
easy.→英和

へいめい

へいめい [0] 【平明】 (名・形動)[文]ナリ
(1)わかりやすくて,はっきりとしている・こと(さま)。「―な文章」
(2)夜明け。「―流血空城を浸す/読本・弓張月(前)」
[派生] ――さ(名)

へいめん

へいめん [3][0] 【平面】
〔plane〕
(1)平らな面。また,表面が平らであること。
(2)〔数〕 その上の任意の二点を通る直線が常にその上にあるような面。

へいめん

へいめん【平面】
a plane.→英和
〜の plane;level.→英和
‖平面幾何 plane geometry.平面交差(点) (a) <米> grade[ <英> level]crossing.平面図 a plan.

へいめんかく

へいめんかく [3] 【平面角】
互いに交わる二平面の間の角。二平面と,それらの交線に垂直な平面との二交線の間の角。

へいめんきかがく

へいめんきかがく [6] 【平面幾何学】
平面上にある図形について研究する幾何学。

へいめんきょう

へいめんきょう [0] 【平面鏡】
(凹面鏡・凸面鏡に対して)反射面が平らな鏡。

へいめんきょくせん

へいめんきょくせん [5] 【平面曲線】
一平面上にある曲線。

へいめんけいかく

へいめんけいかく [5] 【平面計画】
〔floor planning〕
建築物全体や部分の形状,各部屋の配置などを平面図上で計画すること。

へいめんさんかくほう

へいめんさんかくほう [7][8][0] 【平面三角法】
平面上の図形について研究する三角法。
→三角法

へいめんず

へいめんず [3] 【平面図】
(1)物体を真上から見た図。投影図法で,平画面へ投影して得た図。
(2)建物の各階の間取りや出入り口などの配置を示すために,建物を水平方向に切断して真上から見た図。

へいめんずけい

へいめんずけい [5] 【平面図形】
平面上にある図形。
⇔立体図形

へいめんてき

へいめんてき [0] 【平面的】 (形動)
(1)深さや厚みをもたないさま。平らなさま。「―な顔」
(2)物事の内面に立ち入らず,その表面のみを見て論じたり表現したりするさま。「―な描写」
⇔立体的

へいめんは

へいめんは [3] 【平面波】
波面が,波の進行方向に垂直な平面上にある波。

へいめんびょうしゃ

へいめんびょうしゃ [5] 【平面描写】
主観をまじえず,事実をありのまま描く文芸上の技巧。明治40年代,自然主義作家田山花袋によって提唱されたもの。

へいもつ

へいもつ [0] 【聘物】
贈り物。幣物(ヘイモツ)。

へいもつ

へいもつ [0] 【幣物】
(1)神へ供える物。みてぐら。ぬさ。
(2)贈り物。進物。聘物。へいぶつ。

へいもん

へいもん [0] 【聘問】 (名)スル
礼物を持って訪問すること。

へいもん

へいもん [0] 【平文】
⇒ひょうもん(平文)

へいもん

へいもん [0] 【閉門】 (名)スル
(1)門をしめること。
⇔開門
「六時に―する」
(2)謹慎の意を表すために,門を閉ざして家にこもること。
(3)江戸時代,武士や僧侶に科せられた刑罰の一。門・窓を閉ざして出入りを禁じた。

へいや

へいや【平野】
a plain;→英和
an open field.

へいや

へいや [1] 【丙夜】
五夜の第三。「三更(サンコウ)」に同じ。

へいや

へいや [0] 【平野】
山地に対して,低く平らな広い土地。土地が削剥(サクハク)されて生じた浸食平野と,河川などが土砂を運んで形成した堆積平野とに大別される。

へいゆ

へいゆ [1][0] 【平癒】 (名)スル
病気が治ること。全快。本復。

へいゆ

へいゆ【平癒】
⇒回復.

へいゆう

へいゆう [0] 【併有】 (名)スル
あわせ持つこと。「伊国(イコク)貴族の性質(ウマレダチ)の,長所を総て―して/慨世士伝(逍遥)」

へいよう

へいよう【併用する】
use <a thing> together <with another> .

へいよう

へいよう [0] 【併用】 (名)スル
いっしょに使うこと。あわせ用いること。「算盤(ソロバン)と電卓を―する」

へいようじゅうたく

へいようじゅうたく [5] 【併用住宅】
店舗・診療所などの業務用部分が居住用部分と結合している住宅。
→専用住宅

へいようでん

へいようでん ヘイエウデン 【平妖伝】
中国,元末・明初の長編口語小説。原作二〇回は羅貫中の作と伝えられ,現行の四〇回本は明末の馮夢竜(フウボウリヨウ)が増補したもの。北宋末の王則の乱に取材した南宋の講談を発展させた怪異小説。

へいらい

へいらい [0] 【平礼】
〔「ひれ(平礼)」を音読みした語〕
平礼(ヒレ)烏帽子。ひれ。

へいらん

へいらん [0] 【兵乱】
戦争で世の中が混乱すること。戦乱。

へいり

へいり [1] 【瓶裏】
「瓶中(ヘイチユウ)」に同じ。

へいり

へいり [1] 【弊履・敝履】
破れたくつ。使い物にならないはき物。「富貴は土塊(ツチクレ)の如く恋愛は―より軽かつた/社会百面相(魯庵)」

へいり=を棄(ス)つるが如(ゴト)し

――を棄(ス)つるが如(ゴト)し
惜しげもなく捨てるさま。

へいりつ

へいりつ【並立する】
stand side by side <with> .

へいりつ

へいりつ [0] 【並立】 (名)スル
二つ以上のものが対等に並ぶこと。また,並んで存在すること。「各地に諸侯が―する」

へいりつ

へいりつ [0] 【屏立】 (名)スル
屏風(ビヨウブ)のように立ち並ぶこと。「花崗岩―し,瀑其上より瀉ぎ下り/日本風景論(重昂)」

へいりつご

へいりつご [0] 【並立語】
文の成分の一。互いに対等の資格で並んでいる語,または文節。「大きくきれいな花」のような例で,「大きく」と「きれいな」の両方をいう説と,「大きく」だけをいう説とがある。

へいりつじょし

へいりつじょし [5] 【並立助詞】
助詞の一類。いろいろの語に付いて,二つ以上の同じ趣のことばを並べて言うのに用いる。口語では「と」「に」「か」「や」「やら」「の」「だの」など,文語では「や」「の」「なら」などがある。並列助詞。
〔並立助詞とされる語は,そのほとんどが,格助詞・係助詞・副助詞・接続助詞など,他の助詞から転用されたものである〕

へいりゃく

へいりゃく [0] 【兵略】
いくさのはかりごと。戦略。軍略。

へいりょく

へいりょく【兵力】
military force;forces;strength.→英和

へいりょく

へいりょく [1] 【兵力】
(1)軍隊の力。兵員数・兵器量などを総合した力。戦闘力。
(2)国際法上,戦闘に従事できる人々の集団。

へいりんじ

へいりんじ 【平林寺】
埼玉県新座市野火止にある臨済宗妙心寺派の寺。山号,金鳳山。1375年岩槻(イワツキ)城主太田道真が岩槻に創建。開山は石室善玖。1663年から現在地。野火止用水を造った川越藩松平氏の菩提所。

へいれい

へいれい [0] 【聘礼】
(1)人を招くときの贈り物。
(2)婚約が成立したしるしとして贈る物。結納。

へいれつ

へいれつ [0] 【並列】 (名)スル
(1)並びつらなること。また,並べつらねること。「兵士一同を門の外に―させ/鉄仮面(涙香)」
(2)電池などをつなぐのに,正極と正極,負極と負極というように同極どうしをつなぐこと。パラレル。
⇔直列

へいれつ

へいれつ【並列の】
parallel.→英和
〜する stand in a line.→英和
‖並列回路《電》a parallel circuit.

へいれつしょり

へいれつしょり [5] 【並列処理】
コンピューターで,一連の処理を複数台の処理装置で同時に並行して行うこと。

へいれつじょし

へいれつじょし [5] 【並列助詞】
⇒並立助詞(ヘイリツジヨシ)

へいろ

へいろ [1] 【閉炉】
禅寺で暖をとるための炉や火鉢などをしまうこと。もと陰暦二月一日に行われた。
⇔開炉

へいろ

へいろ [1] 【平路】
平らな道。平坦(ヘイタン)な道。

へいろ

へいろ [1][0] 【平炉】
平たい反射型の炉。予熱した燃料と空気を送り込んで燃焼させ,銑鉄・酸化鉄・屑鉄などから鋼をつくるのに用いた。ひらろ。
→立炉(タテロ)

へいろ

へいろ [1] 【弊廬】
(1)こわれた家。
(2)自分の家をへりくだっていう語。

へいろく

へいろく [0] 【併録】 (名)スル
主となる作品といっしょに一冊の本の中に収めること。

へいわ

へいわ [0] 【平和】 (名・形動)[文]ナリ
(1)戦争もなく世の中が穏やかである・こと(さま)。「―な時代」「―を守る」
(2)争いや心配事もなく穏やかである・こと(さま)。「―な家庭」「―に暮らす」

へいわ

へいわ【平和】
peace;→英和
quiet.→英和
〜を破る(回復する) break (restore) peace.〜的な peaceful;→英和
peace-loving.〜に peacefully;→英和
in peace.‖平和会議 a peace conference.平和攻勢 a peace offensive.平和主義 pacifism.平和主義者 a pacifist.平和(友好)条約 a peace (and friendship) treaty.平和部隊 <米> the Peace Corps; <英> Voluntary Service Overseas <VSO> .

へいわ

へいわ [0] 【平話】
(1)普通の話。日常の語。「俗談―」「俳諧は―を用ゆ/三冊子」
(2)中国,宋代に興った,口語体の通俗歴史小説。話本。「三国志演義」「水滸伝」などはこれらの話本を整理拡大して完成された。
〔もと「評話」だが,元代に画(カク)を省いて平話と称した〕

へいわ=に対する罪

――に対する罪
侵略戦争または国際法・条約・協定・誓約に違反する戦争を計画・準備・開始・実行し,またはこれらの行為を達成するための共同の計画・謀議に参加すること。第二次大戦後,戦争犯罪とされた。

へいわ=のための結集決議

――のための結集決議
国連安全保障理事会が拒否権のため責任を遂行できないときに国連総会が一定の勧告を行い得ることを認めた国連総会決議。1950年採択。平和のための統合決議。

へいわうんどう

へいわうんどう [4] 【平和運動】
戦争に反対し,平和を求め,守ることを目的とする運動。

へいわかいぎ

へいわかいぎ [4] 【平和会議】
(1)平和維持を目的とした国際会議の総称。
(2)「万国平和会議」の略。

へいわかくめい

へいわかくめい [4] 【平和革命】
武力を使わず,議会において多数を占めるなどの手段で達成される革命。

へいわがく

へいわがく [3] 【平和学】
⇒平和研究

へいわきねんこうえん

へいわきねんこうえん 【平和記念公園】
広島市中区にある公園。第二次大戦後に原爆の爆心地近くに建設された。平和記念館・原爆資料館・市公会堂・原爆犠牲者の名簿を収める慰霊碑がある。

へいわきょうそん

へいわきょうそん [0] 【平和共存】
複数の国どうしがイデオロギーや社会体制の相違にかかわらず平和的に共存すること。

へいわぎていしょ

へいわぎていしょ 【平和議定書】
国際紛争を平和的に処理することを定めた議定書。特に,前文で侵略戦争は国際犯罪であるとした1924年のジュネーブ議定書をさす。

へいわぎむ

へいわぎむ [4] 【平和義務】
労働協約の有効期間中は,そこに定められた事項の変更を目的として争議行為を行わないという義務。

へいわけんきゅう

へいわけんきゅう [4] 【平和研究】
平和という価値を実現するための条件や過程を科学的に探求する学問。平和学。

へいわけんぽう

へいわけんぽう [4] 【平和憲法】
「日本国憲法」のこと。前文および第九条を中心とした平和主義に着目した言い方。

へいわごげんそく

へいわごげんそく 【平和五原則】
1954年中国の周恩来首相とインドのネール首相との共同声明で確認された,国際関係を律する五つの原則をいう。すなわち,領土・主権の相互尊重,相互不可侵,内政不干渉,平等互恵,平和的共存。

へいわさんぎょう

へいわさんぎょう [4] 【平和産業】
戦争に直接関係のない産業分野。軍需産業に対していう。

へいわしゅぎ

へいわしゅぎ [4] 【平和主義】
(1)平和を至上の価値とし,その維持・擁護に最大の努力を払うべきだとする立場。
(2)一切の争いや暴力に反対する立場。

へいわじょうこう

へいわじょうこう [4] 【平和条項】
一定の調整を経た上でなければ争議行為を行うことができないことを定めた労働協約の条項。

へいわじょうやく

へいわじょうやく [4] 【平和条約】
⇒講和条約(コウワジヨウヤク)

へいわてきせいぞんけん

へいわてきせいぞんけん [8] 【平和的生存権】
戦争の恐怖から解放され平和に生きる権利。日本国憲法前文第二項に記される。

へいわのはいとう

へいわのはいとう [0][0] 【平和の配当】
東西冷戦の終了に伴って生じた軍事費削減による余剰分と,それを軍事以外の事業に回すことによって国民が得られる利益。

へいわぶたい

へいわぶたい 【平和部隊】
〔Peace Corps〕
米国の発展途上国援助組織。ケネディ大統領が1961年に創設。教育・農業技術・公衆衛生などの分野について現地で直接指導し,経済発展を目指す。ピース-コー。

へえ

へえ [1] (感)
(1)驚いたり,感心したり,疑ったりした時にいう言葉。「―,彼が結婚したとはねえ」「―,本当かね」
(2)(主に関西地方で女性が)応答・承諾などに用いる語。「―,おおきに」

へおいびくに

へおいびくに ヘオヒ― [4] 【屁負い比丘尼】
⇒科負(トガオ)い比丘尼

へおんきごう

へおんきごう [4] 【ヘ音記号】
音部記号の一。譜表上にヘ音の位置を定める。第四線上に中心をおく。ヘ字記号。低音部記号。
→音部記号

へかけて

へかけて 【へ掛けて】 (連語)
⇒かけて(連語)(1)

へがす

へが・す [2] 【剥がす】 (動サ五[四])
はがす。へぐ。「朝鮮薊の頭を食べる時,一片(ヒラ)づつを―・しては/うづまき(敏)」

へがる

へが・る 【剥がる】 (動ラ下二)
⇒へがれる

へがれる

へが・れる [3] 【剥がれる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 へが・る
(1)はがれる。むける。へげる。「木の皮が―・れる」
(2)少なくなる。薄くなる。「所せかりし御ぐしの少し―・れたるしもいみじうめでたきを/源氏(明石)」

へき

へき [1] 【癖】
くせ。かたよった習性。「放浪の―がある」

へき

へき [1] 【璧】
古代中国の玉器の一種。円盤状の軟玉の中央に円孔を穿(ウガ)ったもの。祭祀用具,のちには装飾や古墳副葬品などに用いられた。
璧[図]

へき

へき [1] 【壁】
(1)かべ。しきり。
(2)二十八宿の一。北方の星宿。壁宿。なまめぼし。

へき

へき [1] 【僻】 (名・形動)[文]ナリ
(1)へんぴな・こと(さま)。「―の又―なる千山万岳/日光山の奥(花袋)」
(2)かたよっていること。「―をやめ邪をふせぐ/正統記(嵯峨)」

へきあん

へきあん [0] 【僻案】
(1)かたよった考え。
(2)自分の考えをへりくだっていう語。愚考。「―の条々,愚意にまかせていささか左にしるす/連理秘抄」

へきあんしょう

へきあんしょう 【僻案抄】
注釈書。一巻。藤原定家著。1226年成立。三代集の難解歌約一二〇首について注解・考証を加えたもの。古今集・後撰集の注解は,多く父俊成の遺教によるという。僻案集。

へきうん

へきうん [0] 【碧雲】
青みがかった色の雲。青雲。

へきえき

へきえき [0] 【辟易】 (名)スル
〔「辟」は避ける,「易」は変える。避けて路を変える意〕
(1)閉口すること。うんざりすること。「あまりのおしゃべりとうるささに―する」
(2)相手の勢いに押されて,しりごみすること。「山徒是を見て其勢にや―しけん/太平記 8」

へきえき

へきえき【辟易する[ひるむ]】
shrink <from> ;→英和
be embarrassed[annoyed](当惑).

へきえん

へきえん [0] 【僻遠】
中心となる地域から遠く離れていること。また,そのような所。「―の地」

へきかい

へきかい [0] 【劈開】 (名)スル
(1)さき開くこと。切り開くこと。
(2)ひびが入って割れること。
(3)方解石や雲母など,結晶がある特定の方向に沿って割れたり,はがれたりして,平滑な面を現すこと。

へきかい

へきかい [0] 【碧海】
あおい海。あおうなばら。

へきかいめん

へきかいめん [3] 【劈開面】
劈開に沿って割れてできた面。

へきかん

へきかん [0] 【壁間】
柱と柱との間の壁の部分。また,壁。

へきが

へきが【壁画】
a wall painting;a mural.→英和

へきが

へきが [0] 【壁画】
壁面・天井などに描いた絵画。

へきがこふん

へきがこふん [4] 【壁画古墳】
墓室の壁に絵を描いた古墳。

へきがん

へきがん【碧眼】
blue eyes.〜の blue-eyed.

へきがん

へきがん [0] 【壁龕】
西洋建築で,壁・柱の垂直面につくったくぼみ。彫刻などを飾る。ニッチ。

へきがん

へきがん [0] 【碧眼】
(1)青い目。西洋人の目。
(2)西洋人。

へきがんろく

へきがんろく 【碧巌録】
仏教書。一〇巻。宋代の圜悟克勤(エンゴコクゴン)編。雪竇重顕(セツトウチヨウケン)が「伝灯録」を中心に百則の公案を選び,これに頌(ジユ)をつけた「頌古百則」に,編者が垂示・評唱・著語(ジヤクゴ)を加えたもの。公案集の代表的作品で,特に臨済宗で尊重する。碧巌集。

へききょう

へききょう [0] 【僻境】
僻地。辺境。

へきぎょく

へきぎょく【碧玉】
jasper.→英和

へきぎょく

へきぎょく [0] 【碧玉】
(1)青色または緑色の玉。
(2)玉髄の一。酸化鉄からなる不純物を含む不透明な石英。紅色・緑色・黄色・褐色などを呈する。赤色を呈するものは赤玉と呼ばれる。ジャスパー。

へきくう

へきくう [0] 【碧空】
青空。晴れあがった美しい空。

へきぐう

へきぐう [0] 【僻隅】
都から遠く離れた土地。かたいなか。

へきけつ

へきけつ [0] 【碧血】
〔周の萇弘(チヨウコウ)が主君をいさめて聞き入れられず恨んで自殺したところ,その血が碧玉になったという「荘子(外物)」の故事から〕
忠誠心のたとえ。「百年―の恨が凝つて化鳥の姿となつて/倫敦塔(漱石)」

へきけん

へきけん [0] 【僻見】
一方にかたよった意見。ひがんだ考え。偏見。びゃっけん。「彼に対する―で/明暗(漱石)」

へきご

へきご [0] 【碧梧】
アオギリの異名。

へきごとう

へきごとう 【碧梧桐】
⇒河東(カワヒガシ)碧梧桐

へきざい

へきざい [0] 【僻在】 (名)スル
(1)一方にかたよって存在すること。
(2)へんぴな土地に居ること。「世界の隅に―して百里の道を行く事が出来ない/社会百面相(魯庵)」

へきざんにちろく

へきざんにちろく 【碧山日録】
室町時代の禅僧太極の日記。五巻。1459〜63年,1465〜68年の記事が現存する。幕府政治の乱れと応仁の乱当時の社会情勢を記録したもの。

へきしょ

へきしょ [0][1] 【壁書】
⇒かべがき(壁書)

へきしょう

へきしょう [0] 【碧霄】
青空。碧空。

へきしょく

へきしょく [0] 【碧色】
みどりいろ。あおいろ。

へきじゃ

へきじゃ [0] 【辟邪】
古代中国の想像上の動物。鹿に似て二角をもち,邪悪をさけるといわれる。天禄とともに旗などに描かれた。

へきすい

へきすい [0] 【碧水】
青く見える水。青緑色に澄んだ水。

へきすう

へきすう [0] 【僻陬】
〔「陬」は隅(スミ)の意〕
へんぴな土地。僻地。「―の地」「―孤嶋/高橋阿伝夜叉譚(魯文)」

へきする

へき・する [3] 【僻する】 (動サ変)[文]サ変 へき・す
かたよる。「一部の文学者の―・した御考/一隅より(晶子)」

へきせつ

へきせつ [0] 【僻説】
まちがった考え。かたよった説。

へきせん

へきせん [0] 【壁泉】
建物の壁に,彫刻などで飾った水の噴出口を設けた噴水。

へきそん

へきそん [0] 【僻村】
へんぴな村。かたいなか。

へきたん

へきたん [0] 【碧潭】
水があおあおとしている深いふち。「直下と見下ろせば,千丈の―藍に染めり/太平記 5」

へきち

へきち【僻地】
a remote place.‖僻地教育 education in remote regions.

へきち

へきち [1] 【僻地】
都会から遠く離れた,へんぴな土地。かたいなか。辺地。「―教育」「山間の―」

へきちゅうしょ

へきちゅうしょ [0] 【壁中書】
⇒壁(カベ)の中(ナカ)の書(フミ)

へきていかん

へきていかん 【碧蹄館】
朝鮮,李朝時代,ソウル北方にあった客舎。豊臣秀吉の朝鮮出兵に際し,京城(現ソウル)奪回を図る明将李如松を,ここで小早川隆景らの軍が破り,日明講和交渉のきっかけをなした。

へきてん

へきてん [0] 【碧天】
青空。碧空。

へきとう

へきとう【劈頭に】
at the (very) beginning <of> ;first of all.

へきとう

へきとう [0] 【劈頭】
〔「劈」はひきさく意〕
物事の一番はじめ。まっさき。冒頭。「会議の―から意見が割れる」

へきなん

へきなん 【碧南】
愛知県中南部,矢作(ヤハギ)川河口西岸にある市。近世,江戸廻船の港町。三州瓦・味醂(ミリン)・鋳物は伝統産業。自動車・機械・食品工業が立地。

へきめん

へきめん [0][3] 【壁面】
壁の表面。「絵画で―を飾る」

へきめんせん

へきめんせん [0] 【壁面線】
建築基準法上,建築物の位置を整え環境の向上を図るために指定される,建築物の壁・柱・門などの位置を制限する線。

へきゆう

へきゆう [0] 【僻邑】
都会から遠く離れたへんぴな村。かたいなか。「山村―に居り/学問ノススメ(諭吉)」

へきゆう

へきゆう [0] 【碧油】
緑色の,油を流したような流れ。

へきら

へきら [1] 【碧羅】
緑色のうすもの。

へきらく

へきらく [0] 【碧落】
青空。大空。転じて,果て。遠い所。「上は―を極め,下は黄泉の底まで尋求るに/太平記 37」

へきらのてん

へきらのてん 【碧羅の天】
晴れ渡った青空。「遊糸繚乱の色々―になびくなり/宴曲集」

へきらりょう

へきらりょう [3] 【碧羅綾】
緑色のうすものと綾絹(アヤギヌ)。「―の色一にあらず/平家 2」

へきりつ

へきりつ [0] 【壁立】
崖(ガケ)などが壁のようにきり立っていること。へきりゅう。「―数仞なる所/日本風景論(重昂)」

へきりゅう

へきりゅう 【日置流】
弓術の一派。近世弓術の祖といわれる日置弾正正次が室町中期に創始したもの。

へきるい

へきるい [0] 【壁塁】
城壁をめぐらしたとりで。

へきるり

へきるり [0] 【碧瑠璃】
(1)青色の瑠璃。
(2)青く澄んだ水や空のたとえ。

へきれき

へきれき [0] 【霹靂】
(1)かみなり。雷鳴。「青天の―」
(2)かみなりがなること。また,大きな音が響きわたること。「―すること閃電光の如くなるを/太平記 39」

へきれき

へきれき【霹靂】
[青天の]a bolt from the blue.→英和

へきろん

へきろん [0] 【僻論】
まちがった考え。かたよっていて道理に合わない論。曲論。

へぎ

へぎ [2] 【折ぎ・片木】
(1)へぐこと。へいだもの。
(2)「へぎ板」の略。
(3)「折(ヘ)ぎ折敷(オシキ)」の略。
(4)「へぎ折り」の略。

へぎいた

へぎいた [3][0] 【折ぎ板】
杉や檜(ヒノキ)などの材木を薄くはいだ板。へぎ。

へぎおしき

へぎおしき [3] 【折ぎ折敷】
へぎ板で作った盆。へぎ。

へぎおり

へぎおり [0] 【折ぎ折り】
へぎ板で作った折り箱。弁当などに用いる。

へぎぼん

へぎぼん [0] 【折ぎ盆】
へぎ板で作った盆。

へぎもち

へぎもち [2] 【折ぎ餅】
餅を薄く切って乾かしたもの。かきもち。

へぎやき

へぎやき [0] 【折ぎ焼き】
⇒杉焼(スギヤ)き

へくそかずら

へくそかずら [4] 【屁糞葛・屁屎葛】
アカネ科のつる性多年草。草地・やぶなどに多い。茎は左巻きに他物に巻きつく。葉は狭卵形。夏,葉腋(ヨウエキ)に筒状で,外面は白く,内面は赤紫色の花をつける。全体に悪臭があるのでこの名があるが,またの名を早乙女花(サオトメバナ)ともいう。果実は小球形で黄熟する。ヤイトバナ。古名,くそかずら。[季]夏。
屁糞葛[図]

へぐ

へ・ぐ [1] 【剥ぐ・折ぐ】
■一■ (動ガ五[四])
(1)表面を薄く削り取る。はぐ。「木ノ皮ヲ―・グ/ヘボン」
(2)少なくする。へずる。「知行ヲ―・グ/日葡」
(3)かすめ取る。「馬飼の者それを皆―・ぎて己が徳とし/仮名草子・浮世物語」
[可能] へげる
■二■ (動ガ下二)
⇒へげる

へぐい

へぐい 【竈食ひ】
竈(カマド)でたいたものを食べること。「吾(ワレ)已に湌泉(ヨモツ)―せり/日本書紀(神代上訓注)」

へぐらじま

へぐらじま 【舳倉島】
石川県輪島市北方の小島。付近は岩礁が多く,アワビ・サザエ・テングサなどを産する。

へぐり

へぐり 【平群】
奈良県北西部にある農林業の町。古代の豪族平群氏の本拠地。信貴山寺がある。

へげいし

へげいし [2] 【剥げ石】
板状節理に沿って,たやすく平らに割れる石材。鉄平石・根府川石など。

へげたれ

へげたれ
人をののしっていう語。いくじなし。また,馬鹿。「とつとと出ていかんせ。えらい―ぢやな/滑稽本・膝栗毛 5」

へげる

へ・げる [2] 【剥げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 へ・ぐ
はがれる。はげ落ちる。「壁土が―・げる」

へこ

へこ [1] 【兵児】
鹿児島地方で,一五歳以上二五歳以下の男子をいう。

へこ

へこ [1] 【褌】
(1)ふんどし。「棒組,のしの―をはづせ/滑稽本・膝栗毛 3」
(2)「へこづな」の略。

へこあゆ

へこあゆ [0] 【兵児鮎】
ヨウジウオ目の海魚。全長約15センチメートル。体形は細長くて著しく側扁し,薄くて固い甲でおおわれる。吻(フン)は長く突き出し口は小さい。成魚は特異な形で,背びれ・尾びれ・尻びれが尾部の後端から腹側に集まっている。体色は淡黄褐色。逆立ちした状態で泳ぐことで有名。本州中部以南の沿岸に分布。

へこいわい

へこいわい [3] 【褌祝(い)】
通過儀礼の一。男女ともが一三歳前後でする成年の祝い。男子にはふんどしを,女子には腰巻をへこ親がおくる。ふんどし祝い。たふさぎ祝い。

へこおび

へこおび [0] 【兵児帯】
〔兵児の締めた帯の意〕
男性・子供の締めるしごき帯。「浴衣に―をしめる」

へこおや

へこおや [0] 【褌親】
へこ祝いのとき,後見人になってもらう仮の親。回し親。

へこきむし

へこきむし [3] 【屁放き虫】
⇒へひりむし(屁放虫)

へこたこ

へこたこ (名・形動)
〔近世上方語〕
道理に合わない・こと(さま)。「言ふことが皆―ぢや/滑稽本・浮世風呂 2」

へこたれる

へこたれる
[元気を失う]lose heart;be discouraged;be[get]exhausted (疲れる).

へこたれる

へこた・れる [0] (動ラ下一)[文]ラ下二 へこた・る
気力がなくなって動けなくなる。へたばる。「これしきで―・れるな」

へこづな

へこづな [0] 【褌綱】
漁網のうきを,網につなぐために使う細い綱。へこ。

へこへこ

へこへこ [1] (副)スル
(1)押すとたやすくへこみしなうさま。「ブリキ板が―する」
(2)人にへつらうさま。ぺこぺこ。「上司に―してばかりいる」

へこます

へこま・す [0] 【凹ます】 (動サ五[四])
(1)へこむようにする。「腹を―・す」「指で―・す」
(2)やりこめて屈服させる。へこませる。「先生を―・して喜ぶ」

へこます

へこます【凹ます】
(1) depress;→英和
make a dent <in> .→英和
(2)[屈服さす]put down;silence (沈黙さす).→英和

へこみ

へこみ [0] 【凹み】
(1)へこむこと。また,へこんだ所。くぼみ。
(2)失敗したりやりこめられたりして困りきること。「恥をかき大―の所へ/滑稽本・和合人」

へこみ

へこみ【凹み】
a dent;→英和
a depression;→英和
a hollow.→英和

へこむ

へこむ【凹む】
(1) be dented;be depressed;sink.→英和
(2) ⇒屈服.

へこむ

へこ・む [0] 【凹む】 (動マ五[四])
(1)押されたりしてくぼむ。へっこむ。「指で押すと―・む」
(2)屈服する。また,ひるむ。「失敗して―・む様な意気地無しなら/魔風恋風(天外)」
(3)損をする。「相場で大分―・んだ」「よく��見ると縮緬の単衣(ヒトエ)だからわたしも少し―・んだて/洒落本・一目土堤」

へご

へご [0] 【竹畚】
竹を割って編んだかご。

へご

へご [1] 【桫欏・杪欏】
ヘゴ科の常緑性木生シダ植物。亜熱帯の指標植物とされる。日本では八丈島・紀伊・四国・九州などに生える。茎は直立し,高さ2〜4メートルで,黒褐色の気根でおおわれる。二回羽状に分裂した大形の葉を茎頂に傘状につける。材をランなどの着生植物の栽培に用いる。
桫欏[図]

へさき

へさき [0] 【鋩】
槍などの穂先。また,刃の切っ先。

へさき

へさき【舳先】
the bows <of a boat> ;the prow.→英和
〜を向ける head <for> .→英和

へさき

へさき [3][0] 【舳先】
船の先端。船首。みよし。
⇔とも

へし

へし [2] 【圧し】
〔動詞「圧(ヘ)す」の連用形から〕
(1)鍛造用工具の一。赤熱した材にあてがい,ハンマーで打って均斉成形する工具。平へし・丸へし・足へしなど種々ある。
(2)おもし。「―ヲカクル/日葡」

へしあい

へしあい [0] 【圧し合い】 (名)スル
へしあうこと。「押し合い―する」

へしあう

へしあ・う 【圧し合う】 (動ワ五[ハ四])
大勢の人が互いに押し合う。「僧俗男女押し合ひ―・ふ中より/滑稽本・放屁論」

へしおる

へしお・る [3][0] 【圧し折る】 (動ラ五[四])
強い力を加えて折る。おしつけて折る。たわめて折る。「枝を―・る」「高慢の鼻を―・る」
[可能] へしおれる

へしがく

へしがく [0] 【押し角】
「おしかく(押角)」に同じ。

へしまげる

へしま・げる [4] 【圧し曲げる】 (動ガ下一)
押しつぶすようにして曲げる。「スプーンを―・げた」

へしゃげる

へしゃ・げる [0][3] 【拉げる】 (動ガ下一)
ぺしゃんこになる。ひしゃげる。「鼻が―・げる」

へす

へ・す [0] 【減す】 (動サ五[四])
少なくする。へらす。「学校などでは,教員をも,―・す事が出来て/言文一致(高見)」「―・して五百ばかりにもせうか/狂言・今参(虎寛本)」

へす

へ・す 【圧す】 (動サ四)
(1)押しつける。おさえる。「―・し合う」「左右の腕(カイナ)に取り付きて,押せども―・せども少しも働かず/義経記 7」
(2)圧倒する。へこませる。「逢坂の歌は―・されて,返しもえせずになりにき/枕草子 136」

へずる

へず・る ヘヅル [2][0] 【剥る】 (動ラ五[四])
〔古くは「へつる」〕
すこしけずり取る。減らす。はつる。「端を―・る」「大ヲ―・ッテ小ニタッス/ヘボン」[名義抄]

へそ

へそ【臍】
the navel.→英和
臍の緒 the navel string.臍曲がり ⇒旋毛(つむじ)曲がり.

へそ

へそ [0] 【臍】
(1)腹部の中央にある,臍の緒のとれたあと。大人は普通,穴のようにへこんでいる。ほぞ。臍窩(サイカ)。
(2)物の中央にある,突起または陥没した部分。「あんパンの―」
(3)石臼(イシウス)・重ね家具などの重なりの部分にある小さな突起。
(4)物の中央にあたる部分。また,最も重要な部分。中心。ポイント。「日本の―」「文章に―がない」

へそ

へそ 【綜麻・巻子】
績(ウ)んだ麻糸を環状に幾重にも巻きつけたもの。おだまき。「―紡麻(オ)を針に貫きて/古事記(中訓注)」

へそ=が宿替(ヤドガ)えする

――が宿替(ヤドガ)えする
「臍(ヘソ)で茶を沸(ワ)かす」に同じ。

へそ=で茶を沸(ワ)かす

――で茶を沸(ワ)かす
おかしくてたまらない,ばかばかしいほど滑稽である,笑止千万である,などの意にいう。臍が宿替えする。臍が茶を沸かす。

へそ=を曲げる

――を曲・げる
機嫌を悪くして,かたくなな態度になる。つむじを曲げる。

へそいのしし

へそいのしし [3] 【臍猪】
ペッカリーの異名。

へそかわらけ

へそかわらけ 【臍土器】
小さな土器(カワラケ)。小重(コジユウ)。

へそかん

へそかん [0] 【臍柑】
ネーブルのこと。

へそくり

へそくり [0] 【臍繰り】
「臍繰り金(ガネ)」の略。

へそくり

へそくり【臍繰り(金)】
secret savings.

へそくりがね

へそくりがね [4] 【臍繰り金】
〔綜麻(ヘソ)を繰ってためた金の意で,「臍」はその当て字という〕
(主に主婦が)内職をしたり倹約したりして,内緒でためた金。ほぞくり金。

へそくる

へそく・る [3] 【臍繰る】 (動ラ五[四])
へそくりをする。「―・っておいた小金」

へそちゃ

へそちゃ [0] 【臍茶】
〔「臍で茶を沸かす」の略〕
滑稽なこと。我慢できないほどおかしいこと。

へそのお

へそのお [4][0] 【臍の緒】
母胎内にある胎児と母体とを連絡する管状の器官。臍帯(サイタイ)。

へそのお=を切ってから

――を切ってから
生まれてから。「―初めての事」

へそのした

へそのした [0] 【臍の下】
(1)下腹。臍下(セイカ)。
(2)男女の陰部。

へそまがり

へそまがり [0][3] 【臍曲がり】 (名・形動)[文]ナリ
考え方・行動などがひねくれていること。また,その人やさま。「ちょっと―なところがある」「この―め」

へた

へた【蔕】
a calyx (なすなどの).→英和

へた

へた 【端・辺】
はし。へり。また,波うちぎわ。「近江の海―は人知る沖つ波君をおきては知る人もなし/万葉 3027」

へた

へた [2] 【下手】 (名・形動)[文]ナリ
(1)技術などのうまくない・こと(さま)。そのような人をもいう。
⇔上手(ジヨウズ)
「字の―な人」「―だがよく歌う」
(2)(悪い結果を招くような)手ぎわの悪いこと。思慮の足りないこと。また,そのさま。「―な事を言うとかえってよくない」「―に手を出すな」
(3)中途半端なこと。なまなかなこと。また,そのさま。「―な学者より精通している」
[派生] ――さ(名)

へた

へた [0][2] 【厴】
巻貝の殻の口のふた。硬い石灰質で,外敵の攻撃などを防ぐ。「サザエの―を開く」

へた

へた【下手な】
clumsy;→英和
poor <picture> ;→英和
unskillful.→英和
…が〜だ be bad[not good]at…;be a poor hand at <doing> .話が〜だ be a poor speaker.字が〜だ write a bad hand.

へた

へた [0][2] 【蔕】
茄子(ナス)・柿などの実についている萼(ガク)。

へた=な鉄砲(テツポウ)も数(カズ)打てば当たる

――な鉄砲(テツポウ)も数(カズ)打てば当たる
下手でも何度もやっていれば,まぐれでうまくいくことがある。

へた=の横好き

――の横好き
下手であるにもかかわらず,その物事をするのが好きであること。

へた=の考え休むに似たり

――の考え休むに似たり
良い知恵もなしに考えても,いたずらに時間を費やすばかりで,何の効果もない。

へた=の長談義(ナガダンギ)

――の長談義(ナガダンギ)
話が下手な人に限って,長い話をすること。また,そのために聞き手が迷惑すること。

へた=は上手(ジヨウズ)のもと

――は上手(ジヨウズ)のもと
初めから上手な者はない。下手からやがて上手になるものだ。

へた=をすると

――をすると
〔対処のしかたが適切でないと,の意で〕
ひょっとすると。「―大事件になるかもしれない」

へたくそ

へたくそ [4][0] 【下手糞】 (名・形動)
〔「下手」を強め,けなしていう〕
(技術などの)非常にまずい・こと(さま)。そのような人をもいう。「―な字」「あの―め」

へたごうしゃ

へたごうしゃ [3] 【下手巧者】
下手ではあるが,熟練したようすが見えること。また,下手なくせにうわべだけをうまく見せかけていること。

へたの横好き

よこずき【へたの横好き】
be crazy about <a thing> though <one is> a poor hand at it.

へたばる

へたば・る [3] (動ラ五[四])
(1)体力・気力が尽きて座りこむ。また,へこたれる。「徹夜続きで―・ってしまった」
(2)体を前にふせる。平伏する。「お秀は之に胆(キモ)消えて,覚えずはたと―・りしが/当世書生気質(逍遥)」

へたばる

へたばる
(1)[くじける]be dejected.(2) ⇒へとへと.

へたへた

へたへた [1] (副)
力が抜けて急に座り込んでしまうさま。「気落ちして―とその場に座り込む」

へたりこむ

へたりこ・む [4] 【へたり込む】 (動マ五)
力が抜けてその場に座り込む。また,疲れて立てなくなる。「思わずその場に―・んだ」

へたり込む

へたりこ・む [4] 【へたり込む】 (動マ五)
力が抜けてその場に座り込む。また,疲れて立てなくなる。「思わずその場に―・んだ」

へたる

へた・る [2] (動ラ五[四])
(1)尻をつけて座る。尻もちをつく。「―・りこむ」「両人又立ちかかるを五郎蔵きつと見る,これにて―・る/歌舞伎・曾我綉」
(2)疲れる。疲れて弱る。「モーターが―・ってきた」

へだい

へだい [0] 【平鯛】
スズキ目の海魚。全長約45センチメートル。タイの一種で,体形はマダイに似るが体高があり,丸みを帯びる。体色は青灰色で,腹部は淡い。美味。本州中部以南に広く分布。シラタイ。セダイ。

へだたり

へだたり [0] 【隔たり】
へだたること。また,へだたっている程度。間隔。ひらき。相違。「両者の主張の―を埋める」「夫婦の間に―ができる」

へだたり

へだたり【隔たり】
distance (間隔);→英和
[差異](a) difference;→英和
a gulf.→英和

へだたる

へだた・る [3] 【隔たる】 (動ラ五[四])
(1)二つのものが,場所的または時間的に遠く離れる。「都心から一〇〇キロ以上―・った所」「年月が―・る」
(2)二つの物事の差が大きくなる。開きができる。「両者の主張が大きく―・っている」
(3)人の仲が疎遠になる。「親子ノ仲ガ―・ル/ヘボン」
(4)間に物があって遮られている。「霧一重―・れるやうに透きて見え給ふを/更級」
〔「隔てる」に対する自動詞〕

へだたる

へだたる【隔たる】
be away[distant] <from> ;be(come) estranged <from> (疎遠).隔たった distant;→英和
far-off.

へだつ

へだ・つ [2] 【隔つ】
■一■ (動タ五[四])
「隔たる」に同じ。「可哀相に,両方とも国を―・つて煩らつて/婦系図(鏡花)」
■二■ (動タ下二)
⇒へだてる

へだて

へだて【隔て】
(1)[仕切り]a partition;→英和
a barrier (隔壁).→英和
(2)[差別](a) difference;→英和
distinction.→英和
(3)[隔意]reserve;→英和
coldness (冷淡).→英和
〜のある cold;→英和
reserved.〜をつける discriminate <between> .→英和
〜のない open;→英和
frank.→英和
〜なく openly;→英和
frankly;regardless of <sex> .

へだて

へだて [3] 【隔て】
〔動詞「隔てる」の連用形から〕
(1)間に置いて仕切ること。また,仕切るもの。仕切り。「―の障子」「―のテーブル」
(2)差別。わけへだて。「だれかれの―なく吹聴する」
(3)気持ちなどの両者間のひらき。「―のない間柄」
(4)障害。じゃま。「世の―多くおはしましければ/今鏡(すべらぎ中)」

へだてがお

へだてがお 【隔て顔】
うちとけないような顔つき。「なにかは―にもあらむ/源氏(宿木)」

へだてがましい

へだてがまし・い [6] 【隔てがましい】 (形)[文]シク へだてがま・し
うちとけないようすである。

へだてごころ

へだてごころ [4] 【隔て心】
うちとけない心。「―がなくなつたのを喜んだりして/片恋(四迷)」

へだてて

へだてて【隔てて】
[時間を]at intervals <of two hours> ;after <ten years> ;→英和
[距離を]at a distance;→英和
at the distance <of ten miles> ;[物を]beyond;→英和
across <a river> ;→英和
on the other side of.

へだてる

へだ・てる [3] 【隔てる】 (動タ下一)[文]タ下二 へだ・つ
二つのものの間に,交流を妨げるような物や空間・時間がある。
(1)物を間においてさえぎる。「生け垣で―・てられた家」
(2)物を間に置く。「大通りを―・てた向こう側」「テーブルを―・てて向かいあう」
(3)時間的な距離をおく。年月をおく。「三〇年という歳月を―・てて再会した」
(4)別にする。「幽明を―・てる」
(5)人を疎んずる。男女の仲を遠ざける。「二人の仲を―・てる」「さばかり思ふを知らで,―・て給ひしかばなむ辛かりし/源氏(須磨)」
〔「隔たる」に対する他動詞〕

へだてる

へだてる【隔てる】
[仕切る]partition;→英和
screen (さえぎる);→英和
[離間する]estrange[alienate] <a person from another> .→英和

へち

へち [2] 【辺・端】
(1)はずれ。ふち。
(2)(釣りで)川や湖沼などのへり。また,堤防などの波打ち際。「―をねらう」

へちま

へちま【糸瓜】
a sponge gourd;a loofah.

へちま

へちま [0] 【糸瓜・天糸瓜】
(1)ウリ科のつる性一年草。熱帯アジア原産。日本には近世初期渡来。葉は掌状に浅裂。雌雄同株。夏,黄色の花をつける。果実は細長い円柱形で深緑色,若いうちは食用になる。熟した果実の網目状の繊維をたわしや草履に利用。茎からヘチマ水をとる。[季]秋。《痰一斗―の水も間に合はず/正岡子規》
〔「糸瓜の花」は [季]夏〕
(2)つまらないものや役に立たないもののたとえ。「勉強も―もあるものか」「哲学が―になつて金儲けが遥に面白くなる/社会百面相(魯庵)」

へちまえり

へちまえり [3] 【糸瓜襟】
〔形がヘチマに似ることから〕
襟形の一。やや丸みのある細長い襟。タキシードや婦人用コートなどに用いる。

へちまき

へちまき [3] 【糸瓜忌】
〔臨終間際の句にヘチマが詠まれていたことから〕
正岡子規の忌日。九月一九日。[季]秋。

へちますい

へちますい [3] 【糸瓜水】
生長の盛んな時期にヘチマの茎を切断し,にじみ出る液を集めたもの。古来,化粧水や咳止めの薬として用いる。へちまの水。

へちまぞうり

へちまぞうり [4] 【糸瓜草履】
さらして白くしたヘチマの実の繊維を重ねてつくった草履。

へちまのかわ

へちまのかわ [6] 【糸瓜の皮】
(1)ヘチマの実の外皮。
(2)ヘチマの実の外皮や種子などを取り除き,日にさらして得た淡黄色の繊維。垢(アカ)すりや靴の敷き皮などに用いる。
(3)何の役にも立たないもの,ごくつまらないもののたとえ。「―とも思わない(=少シモ気ニトメナイ)」「恩も礼義も忠孝も死ぬる身には―/浄瑠璃・丹波与作(下)」

へちまやろう

へちまやろう [4] 【糸瓜野郎】
ぶらぶらと何もしないでいる男をののしっていう語。ぐうたら。

へちゃ

へちゃ [1] (名・形動)
鼻の低いこと。不器量なこと。また,そのさま。そのような人をもいう。「お―な娘」

へちゃむくれ

へちゃむくれ [3][0]
人の容貌などをののしっていう語。へちむくれ。へしむくれ。へちゃもくれ。

へちょう

へちょう【へ長(短)調】
《楽》 <in> F major (minor).

へっこむ

へっこ・む [3] 【凹む】 (動マ五[四])
「へこむ」の転。「おなかが―・む」

へったくれ

へったくれ [0]
つまらないと思うものや価値を認めないものをののしっていう語。「…も―もない」のように打ち消しの文脈でいうことが多い。「規則も―もあるか」

へっちゃら

へっちゃら [0] (形動)
「へいちゃら」に同じ。「おこられたって―だ」

へっつい

へっつい ヘツツヒ [0] 【竈】
〔「へつい」の転〕
かまど。

へっぴり

へっぴり [4] 【屁っ放り】
〔「へひり」の促音添加〕
人をののしっていう語。くだらぬ者。つまらぬ者。「どいつらも―のくせに口計りわる達者だ/滑稽本・八笑人」

へっぴりごし

へっぴりごし [4][0] 【屁っ放り腰】 (名・形動)
(1)中腰で尻を後ろに突き出した落ち着かない腰つき。「―で球を受ける」
(2)中途半端で自信のない態度。おっかなびっくりに行うさま。及び腰。

へっぴりむし

へっぴりむし [4] 【屁っ放り虫】
「へひりむし」の転。

へっぽこ

へっぽこ [0]
技術の劣っている者や役に立たない者をあざけっていう語。「―役人」「―医者」

へつい

へつい ヘツヒ 【竈】
〔「竈(ヘ)つ火(ヒ)」または「竈(ヘ)つ霊(ヒ)」の意という〕
(1)かまどを守る神。「豊(トヨ)―御遊びすらしも/神楽歌」
(2)かまど。へっつい。[日葡]

へついどの

へついどの ヘツヒ― 【竈殿】
かまどの神。また,かまどの神をまつってある所。「大宮の―は大日/太平記 18」

へつかい

へつかい 【辺つ櫂】
〔「つ」は格助詞で「の」の意〕
岸に近い海を漕ぐ櫂。
⇔沖つ櫂
「―いたくなはねそ/万葉 153」

へつかぜ

へつかぜ 【辺つ風】
〔「つ」は格助詞で「の」の意〕
岸に近い海に吹く風。
⇔沖つ風
「かくせばわれ沖つ風―を起こして/日本書紀(神代下訓)」

へつらい

へつらい【諂い】
(a) flattery.諂い者 a flatterer.

へつらい

へつらい ヘツラヒ [3] 【諂い】
へつらうこと。こびること。おべっか。追従(ツイシヨウ)。「―を言う」

へつらう

へつら・う ヘツラフ [3] 【諂う】 (動ワ五[ハ四])
相手の気に入るようにふるまう。機嫌をとる。おもねる。「上役には―・い,部下には威張る」「媚(コ)び―・う」「朝夕すぼき姿を恥ぢて,―・ひつつ出で入る/方丈記」「世ヲ―・ウ/日葡」

へつらう

へつらう【諂う】
flatter <a person> .→英和

へつる

へつ・る 【剥る】 (動ラ四)
⇒へずる

へて

へて【経て】
(1)[時]after <two years> .→英和
(2)[通って]through;→英和
by way of.

へとへと

へとへと
〜になる be dead tired <with> ;be exhausted <by,with> .

へとへと

へとへと [0] (形動)
体の力が抜けきってしまうほどひどく疲れるさま。「強行軍で―になる」「もう―だ」

へど

へど【反吐】
vomit.→英和
〜を吐く throw up;〜の出そうな disgusting.→英和

へど

へど [1] 【反吐・嘔吐】
飲食したものを口から吐き戻すこと。また,その吐いた汚物。げろ。「―を吐く」

へど=が∘出る

――が∘出る
(1)飲食した物を吐く。
(2)(物を吐きそうになるほど)気分が悪くなる,不愉快になる。

へどもど

へどもど [1] (副)スル
どうしていいかわからなくて,まごついたり返事につっかえたりするさま。「答えられなくて―する」「―しながら言い訳をする」

へどもど

へどもど
〜する be confused <at> ;be embarrassed;be at a loss.→英和

へどろ

へどろ [0]
(1)流れの緩やかな河口・沼・湾などの底に堆積した,どぶどぶの泥質物。
(2)工場廃水や産業廃棄物などの汚染物質を含む泥。汚泥。

へな

へな [2] 【埴・粘土】
粘りけのある土。粘土。へなつち。はに。

へなたり

へなたり 【甲香】
⇒かいこう(貝香)

へなちょこ

へなちょこ [0] 【埴猪口】
未熟な者。取るに足らない者。また,そのような人をあざけっていう。「―野郎」

へなつち

へなつち [0] 【埴土・粘土】
「へな(埴)」に同じ。

へなぶり

へなぶり [0] 【へな振り】
〔「ひなぶり(夷振)」をもじっていう〕
流行語などを用いて新趣向をこらした狂歌。一九〇四,五年(明治37,8)頃流行した。

へなへな

へなへな
■一■ [1] (副)スル
(1)曲がったりしなったりするさま。「―(と)した竹ざお」
(2)力なくくずれ,座りこむさま。「―とその場にうずくまった」
■二■ [0] (形動)
(1){■一■(1)}に同じ。「―な板」
(2)弱くなって弾力を失う・こと(さま)。「ソファーのウレタンが―になる」

へなる

へな・る 【隔る】 (動ラ四)
(1)遮っている。「山川の―・りてあれば恋ひしけく/万葉 3957」
(2)離れている。「岩根ふみ越え―・りなば/万葉 4006」

へな振り

へなぶり [0] 【へな振り】
〔「ひなぶり(夷振)」をもじっていう〕
流行語などを用いて新趣向をこらした狂歌。一九〇四,五年(明治37,8)頃流行した。

へぬし

へぬし [0] 【戸主】
(1)律令制における戸の法律上の責任者。こしゅ。
(2)平城京・平安京の地割りの最小単位。一町を三二の区画に分割したもの。

への

への (連語)
〔格助詞「へ」に格助詞「の」の付いたもの〕
動作・作用の対象を示す。「役所―届出」「平和―道」

へのかっぱ

へのかっぱ [1] 【屁の河童】
何でもないこと。簡単にやってのけること。河童の屁。「そんなことは―だ」

へのこ

へのこ [1] 【陰核】
(1)睾丸(コウガン)。
(2)陰茎。

へのじ

へのじ [2] 【への字】
(1)「へ」の字形をしていること。「口を―に結ぶ」
(2)〔「おへや様」の「へ」に「 の字 」を加えたものの略〕
正妻。「めの字から―に成るとつけ上り/柳多留 23」

へのじなり

へのじなり [0] 【への字形】
(1)「へ」の字のような形。へのじ。
(2)〔「一」の字を「へ」の字のように曲げて書くところから〕
未熟で手際の悪いこと。まがりなり。「どうやらかうやら―に埒(ラチ)明けさせて/浮世草子・一代男 5」

へのふだ

へのふだ 【戸の札】
古代の良民の戸籍。律令時代には六年ごとに全国的に調査作成された。へのふみた。へのふんだ。へふだ。

へのへのもへじ

へのへのもへじ [6][5]
文字遊戯の一。平仮名の「へ」を眉,「の」を目,「も」を鼻,「へ」を口,「じ」を輪郭に顔を描くざれ書き。へへののもへじ。

へのり

へのり 【舳乗り】
船の舳先(ヘサキ)に乗る者。

への字

へのじ [2] 【への字】
(1)「へ」の字形をしていること。「口を―に結ぶ」
(2)〔「おへや様」の「へ」に「 の字 」を加えたものの略〕
正妻。「めの字から―に成るとつけ上り/柳多留 23」

への字形

へのじなり [0] 【への字形】
(1)「へ」の字のような形。へのじ。
(2)〔「一」の字を「へ」の字のように曲げて書くところから〕
未熟で手際の悪いこと。まがりなり。「どうやらかうやら―に埒(ラチ)明けさせて/浮世草子・一代男 5」

へばりつく

へばりつく
stick <to> ;→英和
cling <to> .→英和

へばりつく

へばりつ・く [4] (動カ五[四])
ぴったりと付いて離れない。いつもそばにいて離れない。くっつく。「トカゲが石に―・いている」「都会の片隅に―・いて生きている」
[可能] へばりつける

へばる

へば・る [2] (動ラ五[四])
(1)へとへとになる。へたばる。「なれぬ力仕事で―・った」
(2)くっついている。離れずにいる。「昼は終日(ヒネモス)女房の鼻の先に―・つて居/浮世草子・好色万金丹」
(3)衣服などが体の出っ張りに引っぱられて,つっぱる。「我等がやうなふとつたものには尻が―・つて着にくし/洒落本・蛇蛻青大通」

へひり

へひり [3] 【放屁】
屁をひること。また,その人。

へひりむし

へひりむし [3] 【放屁虫】
触ると臭いにおいを出す昆虫,ミイデラゴミムシ・ホソクビゴミムシ・カメムシなどの俗称。へこきむし。へっぴりむし。[季]秋。

へび

へび【蛇】
a snake;→英和
a serpent.→英和

へび

へび [1] 【蛇】
有鱗目ヘビ亜目の爬虫類の総称。体は細長い円柱形。体長は約10センチメートルから10メートルに及ぶ種までさまざま。四肢を欠き,体をくねらせながら前進する。全身が鱗(ウロコ)でおおわれ,表皮が古くなると脱皮する。聴覚はないが,震動やにおいには敏感。卵生または卵胎生。舌は細く,先端が二本に分かれる。小動物を捕食し,鳥の卵も食べる。牙(キバ)から毒を出す種がある。ほとんどが温・熱帯に分布し,温帯にすむ種は冬眠する。蛙を好むといわれ,また,執念深いなどと嫌われる。古くから人間に恐れられてきた反面,神の使いや大地の主として崇められ,神話・伝説・怪奇物語などに登場する。世界に約二七〇〇種が知られる。ナガムシ。古名,くちなわ。かがち。[季]夏。《―逃げて我を見し眼の草に残る/虚子》

へび=に見込まれた蛙(カエル)のよう

――に見込まれた蛙(カエル)のよう
恐ろしさに身がすくんで動けないさま。また,大敵にねらわれて,抵抗できないこと。

へび=の生殺(ナマゴロ)し

――の生殺(ナマゴロ)し
(1)半死半生にして放っておくこと。殺しもせず生かしもしないこと。
(2)物事を,決着をつけないであいまいにしておくこと。

へび=穴に入(イ)る

――穴に入(イ)る
秋になって,蛇が冬眠のために穴にはいる。[季]秋。《―時曼珠沙華赤し/正岡子規》

へび=穴を出(イ)ず

――穴を出(イ)ず
春になって,冬眠からさめた蛇が穴から出てくる。[季]春。《けつかうな御世とかや蛇も穴を出る/一茶》

へびいちご

へびいちご [3] 【蛇苺】
バラ科の多年草。道端や草地,田の畦(アゼ)などに多い。茎は地上をはう。葉は三葉からなり,小葉は楕円形で鋸歯がある。四,五月,黄色の五弁花をつける。果実は径約1センチメートルの球形で赤い。無毒だがうまくはない。クチナワイチゴ。ドクイチゴ。[季]夏。
蛇苺[図]

へびがい

へびがい [2] 【蛇貝】
海産の巻貝で,殻が蛇がとぐろを巻いたように見えるものの総称。殻は管状・灰白色で不規則に伸びる。海岸の岩石などに固着する。オオヘビガイ・フタモチヘビガイなど。

へびがみ

へびがみ [0] 【蛇神】
蛇の霊力を恐れ,これを神とあがめたもの。

へびがみつき

へびがみつき [4] 【蛇神憑き】
蛇の霊にとりつかれたとして異常な精神状態になること。また,その人。

へびくいわし

へびくいわし ヘビクヒ― [3] 【蛇食鷲】
タカ目ヘビクイワシ科の鳥。全長約1.2メートル。外観はワシよりもツルやサギに似る。脚と尾が非常に長く,後頭部に長い羽毛がある。アフリカの草原に生息し,歩きまわりながらヘビ・トカゲ・昆虫などを捕食する。書記官鳥。

へびざ

へびざ [0] 【蛇座】
〔(ラテン) Serpens〕
蛇遣い座によって東西に二分される星座。西部は蛇の頭部にあたり七月頃の宵に南中,東部は尾部にあたり八月頃の宵に南中する。

へびぜめ

へびぜめ [0] 【蛇責め】
拷問の一。多くの蛇のいる桶(オケ)の中に入れて責めるもの。

へびつかい

へびつかい [3] 【蛇遣い】
生きた蛇を首や体に巻いたり口にくわえたりして人に見物させること。また,それを職業とする人。

へびつかいざ

へびつかいざ [0] 【蛇遣い座】
〔(ラテン) Ophiuchus〕
八月上旬の宵に南中する星座。蛇座を東西に二分して大きく天球面を占める。両手で毒蛇をつかむギリシャ神話中の医術の神アスクレピオスに見たてたもの。

へびとんぼ

へびとんぼ [3] 【蛇蜻蛉】
脈翅目の昆虫。体長約4センチメートル。体形はややトンボに似る。幼虫は川底に生息し,孫太郎虫と呼ばれ,黒焼きにして子供の疳(カン)の薬とされる。九州以北の日本各地と東アジアに分布。

へびどく

へびどく [2] 【蛇毒】
⇒じゃどく(蛇毒)

へびのきぬ

へびのきぬ [1][1] 【蛇の衣】
脱皮した,蛇のぬけがら。蛇の殻(カラ)。[季]夏。《―傍にあり憩ひけり/虚子》

へびのねござ

へびのねござ [1] 【蛇寝御座】
オシダ科の夏緑性シダ植物。日本各地に分布。塊状の根茎から二回羽状複葉を叢生(ソウセイ)する。高さ20〜60センチメートル。胞子嚢(ホウシノウ)群は鈎(カギ)形または短い線形の包膜に包まれ,小羽片の中軸と葉縁との中間に並ぶ。カナヤマシダ。
蛇寝御座[図]

へびのぼらず

へびのぼらず [3] 【蛇上らず】
メギ科の落葉低木。本州中部以西の山野に生える。高さ約60センチメートル。枝に鋭いとげがある。葉は狭卵形で,縁に細かいとげを密生。初夏,黄色の花をつけ,液果は赤く熟す。トリトマラズ。

へびむこいり

へびむこいり [3] 【蛇婿入り】
昔話の一。男性に身を変えた蛇が娘に求婚するもの。毎晩訪れてくる男の着物に針を通し,翌朝糸をたどって正体が蛇であることを知るという話の類。

へへ

へへ
女陰。ほと。[日葡]

へへ

へへ [1][2] (感)
他人を馬鹿にしてせせら笑う声やへつらって卑しく笑う声を表す語。「―,どんなもんだ」

へへののもへじ

へへののもへじ [6][5]
「へのへのもへじ」に同じ。

へべれけ

へべれけ
〜に酔う be dead drunk.

へべれけ

へべれけ [0] (形動)
ひどく酒に酔って正体を失うさま。ぐでんぐでん。「大酒を飲んで―になる」

へぼ

へぼ [1] (名・形動)
(1)下手なこと。つたないこと。また,そのさま。そのような人をもいう。「―将棋」「―医者」「―な役者」
(2)果実などのできのわるい・こと(さま)。そういうものをもいう。「―きゅうり」
[派生] ――さ(名)

へぼ

へぼ
〜な clumsy;→英和
poor.→英和
‖へぼ医師 a quack.へぼ文士 a hack writer.

へぼがや

へぼがや [2] 【へぼ榧】
イヌガヤの異名。

へぼ榧

へぼがや [2] 【へぼ榧】
イヌガヤの異名。

へま

へま [1] (名・形動)[文]ナリ
(1)気のきかぬこと。間のぬけたこと。また,そのさま。「―なことをする」「―な発言」
(2)不手際なこと。失敗。「―をする」「―をやる」
[派生] ――さ(名)

へま

へま
〜をやる bungle;→英和
(make a) blunder.→英和

へまむしょにゅうどう

へまむしょにゅうどう [5] 【ヘマムショ入道】
文字遊戯の一。片仮名の「ヘ」を頭と眉に,「マ」の字を目に,「ム」の字を鼻に,「シ」を口と下顎に,「ヨ」を耳にして,草書の「入道」の二字を身体に当てたざれ書き。
〔「ヨ」を省いて「へまむし入道」とも〕

へみ

へみ 【蛇】
へび。「四つの―五つの鬼(モノ)の集まれるきたなき身をば厭(イト)ひ捨つべし離れ捨つべし/仏足石歌」

へめぐる

へめぐ・る [3][0] 【経回る】 (動ラ五[四])
あちこちをめぐり歩く。遍歴する。「諸所を―・る」「かの君と共に国々を―・りて/即興詩人(鴎外)」

へや

へや [2] 【部屋】
(1)家の内部を壁や建具で仕切った一画。人が起居し,物などを置くための空間。座敷。室。「子供―」「布団―」
(2)「相撲部屋」の略。
(3)殿中の女中の居間。局(ツボネ)。
(4)江戸時代,諸大名の江戸屋敷で,小者・人足などの詰め所。

へや

へや【部屋】
a room.→英和
〜を借りる rent a room.→英和
‖部屋割り allocation of rooms.

へやがしら

へやがしら [3] 【部屋頭】
江戸時代,諸侯の江戸屋敷に出入りする小者・人足などの首(カシラ)。

へやぎ

へやぎ [0][3] 【部屋着】
室内でくつろいだときに着る衣服の総称。

へやご

へやご [0][2] 【部屋子】
(1)部屋住みの人。親がかりの子。曹司(ゾウシ)。
(2)江戸時代,大名屋敷の奥女中に仕えた召し使い。
(3)武家屋敷の奉公人の部屋に寄食している者。居候(イソウロウ)。
(4)江戸時代,歌舞伎で幹部俳優に預けられている身分の定まらない若い俳優。

へやしゅう

へやしゅう [2] 【部屋衆】
室町時代,毎夜交代で将軍の寝所で宿直した役。

へやずみ

へやずみ [0] 【部屋住み】
(1)まだ家督を相続しない嫡男。
(2)江戸時代,次男以下で家督を相続できないもの。曹司(ゾウシ)住み。部屋住まい。

へやもち

へやもち [0][4] 【部屋持(ち)】
〔「部屋持ち女郎」の略〕
自分の部屋を持っている遊女。吉原で,部屋を持たない回り女郎の上,座敷持ちの女郎の下に位する。

へやわり

へやわり [0] 【部屋割(り)】 (名)スル
宿泊者の部屋の割り当てをすること。

へら

へら [1][2] 【篦】
(1)竹・木・象牙(ゾウゲ)・金属などを細長く平らに削り,先端を刃形にした道具。折り目や印(シルシ)をつけたり,物を練ったり塗ったりするのに用いる。
(2)「しゃもじ」に同じ。
(3)ゲンゴロウブナの異名。ヘラブナ。

へら

へら【箆】
a spatula.→英和
〜状の spatulate.

へら

へら [1][2] 【鐴】
〔「へら(篦)」と同源〕
唐鋤(カラスキ)の先の方の上に突起した部分。

へら=を使う

――を使・う
〔篦は塗るのにもはがすのにも用いられることから〕
その場かぎりの口実をつくってごまかすこと。言いのがれる。「今日は腹が痛いの,いや,明日は精進ぢやのと,ようも―・うたな/歌舞伎・幼稚子敵討」

へらおおばこ

へらおおばこ [3] 【篦大葉子】
オオバコ科の多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物。葉は披針形で根生し,直立する。夏,高さ約40センチメートルの花茎の先に花穂をつける。

へらさぎ

へらさぎ [0] 【篦鷺】
コウノトリ目トキ科の鳥。全長約85センチメートル。体形はサギに似る。全身白色。くちばしは黒色で長く,へら状となる。先端は黄色。ユーラシア大陸に広く分布。日本には冬鳥として,主に九州に少数渡来。

へらじか

へらじか [2] 【篦鹿】
世界最大のシカ。肩高2メートルに及び,全身茶褐色。雄は巨大な手のひら状の角をもつが,雌にはない。ユーラシア大陸と北アメリカの北部に分布。オオジカ。ムース。エルク。

へらす

へらす【減らす】
decrease;→英和
reduce;→英和
cut down (切り詰める).

へらす

へら・す [0] 【減らす】 (動サ五[四])
(1)数・量や程度を少なくする。減ずる。
⇔ふやす
「人員を―・す」「食事の量を―・す」
(2)人をけなす。「人ヲ―・ス/日葡」
[可能] へらせる

へらずぐち

へらずぐち [0][3] 【減らず口】
負け惜しみを言うこと。言いたい放題のことを言うこと。また,その言葉。「―をたたく」「―をきく」

へらずぐち

へらずぐち【減らず口をきく】
retort;→英和
talk back.〜をきくな Shut up!

へらだい

へらだい [0][2] 【篦台】
裁縫で,篦付けをするための布を置く台。

へらのき

へらのき [1] 【篦の木】
シナノキ科の落葉高木。西日本に自生。葉はゆがんだ卵形。夏,腋生(エキセイ)の集散花序に淡黄色の小花をつける。花序の柄にへら形の葉状苞がある。

へらぶな

へらぶな [0] 【篦鮒】
ゲンゴロウブナの異名。ヘラ。

へらへいとう

へらへいとう 【平等平等・平平等】 (名・形動ナリ)
みな一様であること。区別をしないこと。また,そのさま。ひとしなみ。「かかり人―にいぢめられ/柳多留拾遺」

へらへら

へらへら [1] (副)スル
(1)軽薄に笑うさま。また,あいまいに笑うさま。「―(と)笑う」
(2)態度などが軽々しいさま。また,軽々しくしゃべるさま。べらべら。「―するな」「お前が―すると猶増長すらあね/真景累ヶ淵(円朝)」
(3)物が炎をあげて燃えるさま。めらめら。「―と燃えあがる/歌舞伎・伊勢平氏額英幣」

へり

へり [2] 【縁】
(1)海・川・湖・穴などのふち。きわ。「池の―に立つ」
(2)物のはし。物のふち。また,そこに付けた飾り。「本の―がいたむ」「カーテンに―をつける」「―をとる(=縁ニ装飾ヲホドコス)」
(3)畳や薄縁(ウスベリ)などのふちにつけた布。「―が切れる」

へり

へり【縁】
⇒縁(ふち).

へり

へり [0] 【減り・耗り】
減ること。また,その程度。「靴の―が早い」「酒の―具合」

へりいし

へりいし [2] 【縁石】
家の塀(ヘイ)や道のへりに使われる石。ふちいし。えんせき。

へりくだる

へりくだる【謙る】
be humble[modest].謙って humbly;modestly.→英和
⇒謙遜.

へりくだる

へりくだ・る [4][0] 【遜る・謙る】 (動ラ五[四])
相手を敬って自分を低くする。謙遜(ケンソン)する。「―・った言い方」「―・った態度」

へりくつ

へりくつ【屁理屈】
a quibble.→英和
〜を言う quibble.

へりくつ

へりくつ [2] 【屁理屈】
筋道の立たない理屈。道理の通らぬ理屈。「―をつける」「―をこねる」

へりとり

へりとり [4][0] 【縁取り】
(1)へりをつけること。また,へりをつけた物。
(2)布のへりをつけたござ。薄縁(ウスベリ)。
(3)花びらの周辺だけが色が異なること。また,その花びら。

へりどる

へりど・る [3] 【縁取る】 (動ラ五[四])
へりを付ける。ふちどる。「玉石で―・った池」

へりぬり

へりぬり [0] 【縁塗り】
(1)物のへりを塗ること。また,塗ったもの。
(2)「縁塗り烏帽子」の略。

へりぬりえぼし

へりぬりえぼし [5] 【縁塗烏帽子】
へりを漆で塗り固めた烏帽子。へりぬり。

へる

へる【経る】
(1)[時間が]pass;→英和
go by.(2)[出会う]go through <hardships> .
⇒経て.

へる

へ・る [0] 【減る】 (動ラ五[四])
(1)数・量や程度が少なくなる。減少する。
⇔増える
⇔増す
「人口が半分に―・った」「おけの水が―・る」「口の―・らないやつだ」「爆発の危険は―・った」
(2)空腹になる。「腹が―・ってはいくさができぬ」
(3)(打ち消しの語を伴って)ひるむ。臆する。「祐慶は少も―・らず,鎧の胸板きらめかし/盛衰記 5」

へる

へ・る 【謙る】 (動ラ四)
謙遜する。「―・りくだる」[名義抄]

へる

へる [1] 【経る】 (動ハ下一)[文]ハ下二 ふ
〔「綜(フ)」と同源〕
(1)ある場所を順次通って行く。経由する。「京都を〈へ〉て大阪へ行く」「何人もの手を〈へ〉て今の持ち主のものとなった」
(2)時がたつ。年月がすぎる。「多くの年月を〈へる〉」「なんでもかたちは猿のかうらを〈へ〉たのだぜ/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(3)ある過程・段階などを通る。経過する。「審査を〈へ〉て採用される」「紆余(ウヨ)曲折を〈へ〉て結ばれた」
(4)歳月を過ごす。「なほ世に〈ふ〉まじき心地しければ/大和 150」

へる

へる 【綜る】 (動ハ下一)[文]ハ下二 ふ
経(タテ)糸をととのえて機(ハタ)にかける。「うつたへは〈へ〉て織る布/万葉 3791」「糸ヲ〈ヘル〉/日葡」

へる

へる【減る】
decrease;→英和
diminish;→英和
be reduced;wear off.

へろへろ

へろへろ [1] (副)
見るからに弱いさま。力のないさま。へなへな。多く,人や物をあざけっていう。「―玉」「―武士」「人品は,―伝道師の億言万語にまして/思出の記(蘆花)」

へん

へん [0] 【辺】
(1)場所などのおおよその見当を示す。大体そのあたり。「橋の―で追いついた」「青森―は雪らしい」
(2)事柄などを漠然と示す。「その―のいきさつは聞いていない」「その―の事情は複雑だ」
(3)おおよその程度や範囲などを示す。くらい。「成績は,まあその―だ」「今日はこの―でやめておこう」
(4) [1]
〔数〕
 (ア)多角形を作り上げている線分。
 (イ)角の頂点から出ている二つの半直線。
 (ウ)多面体・多面角の面と面との交線。稜(リヨウ)。
(5)〔数〕 等式・不等式で,等号または不等号の両側にある式や数。
(6)囲碁で,盤面の隅と中央を除いた盤側に平行な部分。
(7)漆液を採取するとき幹につける水平な傷。

へん

へん [1] 【変】
■一■ (名)
(1)異常な出来事,社会的な事件が起こること。政変や動乱などが発生すること。また,そのような事件や出来事。「本能寺の―」
(2)音楽で,音の高さが本来の高さより半音低いこと。
⇔嬰(エイ)
(3)事態が移り変わること。「大地においてはことなる―をなさず/平家 12」
(4)病状が急変すること。「―といふ逃げ道医者はあけておく/柳多留 23」
■二■ (形動)[文]ナリ
(1)普通でないさま。怪しいさま。異常。奇妙。「―な人」「彼は近頃どうも―だ」「気が―になる」
(2)思いがけないさま。「話は―な方向に発展していった」
→変に

へん

へん 【片】 (接尾)
〔促音・撥音のあとに付くときは「ぺん」となる〕
助数詞。物の切れはし,花びらなどを数えるのに用いる。「牡丹散て打かさなりぬ二三―/蕪村句集」

へん

へん【辺】
(1)[付近]neighborhood;a part (地方).→英和
(2)[図形の]a side.→英和
この〜に in this neighborhood;near here.

へん

へん【編】
(1)[章]a chapter;→英和
[巻]a book;→英和
a volume.→英和
(2)[編集]…〜(の) edited[compiled]by….

へん

へん [1][0] (感)
相手や相手の言うことを軽んずる気持ちを込めて発する語。「―,どんなもんだい」「―,何を言ってるんだい」

へん

へん [1] 【盼】 (ト|タル)[文]形動タリ
目もとが美しいさま。「―たる美目に魂を打ち込むものは/虞美人草(漱石)」

へん

へん 【編・篇】
■一■ [1] (名)
(1)書物や文章などを内容からいくつかに分けたときに設けられる区分。章・節などより大きい区分。「三―に分かれた小説」
(2)原稿を集め整理して一冊の書物を作ること。また,その編集。編纂。「その道の大家による―」
(3)首尾の整った詩歌・文章。
■二■ (接尾)
〔促音・撥音のあとに付くとき「ぺん」となる〕
助数詞。
(1)詩歌・文章,また書物などを数えるのに用いる。「一―の詩」
(2)書物を内容からいくつかに部分けしたとき,その部分の数,あるいは順序を示すのに用いる。「浮世風呂全四―」「第三―」

へん

へん 【遍・返】 (接尾)
〔上に来る語によっては「ぺん」「ベん」となる〕
助数詞。動作・作用の回数を数えるのに用いる。たび。度。回。「二―答えたが,相手に聞こえなかった」「一〇―も繰り返して練習する」「読書百―意おのずから通ず」

へん

へん【変】
(1)[事件]an accident;→英和
an incident;→英和
a disturbance (乱).
(2)《楽》flat.→英和
〜な(に) strange(ly);→英和
peculiar(ly);→英和
unusual(ly).→英和
‖変ロ長(短)調 B flat major (minor).

へん

へん [0] 【偏】
漢字の構成部分の名称。「他」の「�」,「村」の「木」など,字の左側につくもの。
⇔旁(ツクリ)

へん

へん (助動)
〔サ変動詞の打ち消しの形「せぬ」の転。関西地方での言い方〕
「そこへは行か〈へん〉」「何もあら〈へん〉(無イ)」
〔本来の強調表現,たとえば「行きはせぬ」という言い方が「行きはせん」「行きやへん」と変化する過程で強調の意がうすれ,さらに「行きゃへん」「行かへん」と変化するなかで「へん」が打ち消しの助動詞として析出された〕

へん

へん【扁】
a left-hand radical <of a Chinese character> .

へんあい

へんあい [0] 【偏愛】 (名)スル
ある特定の人・物だけを愛すること。かたよった愛情。「長男を―する」

へんあい

へんあい【偏愛する】
be partial <to> ;favor.→英和

へんあつ

へんあつ [0] 【変圧】 (名)スル
圧力を変えること。特に,電圧を変えること。

へんあつき

へんあつき [4][3] 【変圧器】
電磁誘導を利用して交流電圧を昇降させる装置。トランス。

へんあつき

へんあつき【変圧器】
a transformer.→英和

へんい

へんい [1] 【変異】 (名)スル
(1)非常に変わった出来事。異変。「天地の―」
(2)同種の生物の個体間にみられる形質の相違。普通,環境変異などの非遺伝的変異と,遺伝的な突然変異に大別する。

へんい

へんい [1] 【変移】 (名)スル
変わること。移り変わること。変遷。「状態の―」

へんい

へんい [1] 【偏倚】 (名)スル
一方にかたよること。かたより。

へんい

へんい [1] 【変位】 (名)スル
(1)位置が変化すること。また,その変えた位置。
(2)〔物〕
〔displacement〕
質点が運動することによって位置を変えること。また,位置の変化を表す量で,所要時間や経路を考慮せずに,ある時刻における位置から他の時刻における位置に向かうベクトル。

へんい

へんい【変異】
《生》variation;→英和
mutation (突然変異).→英和

へんい

へんい【変位】
《電》displacement.→英和

へんいき

へんいき [0] 【変域】
関数で,変数のとり得る値の範囲。定義域。

へんいきごう

へんいきごう [4] 【変位記号】
⇒変化記号(ヘンカキゴウ)

へんいげんせい

へんいげんせい [4] 【変異原性】
放射線や紫外線,天然および合成化学物質などが,遺伝物質である DNA や染色体に損傷を与え突然変異を起こす性質。
→突然変異誘起物質

へんいでんりゅう

へんいでんりゅう [4] 【変位電流】
電束密度の時間的な変化で表される仮想的な電流。マクスウェルが電磁場理論において導入したもの。電束電流。

へんうるし

へんうるし [3] 【辺漆】
半夏(ハンゲ)から秋の彼岸ごろまでの約九〇日の間に採取した生漆(キウルシ)。初めの二〇日間のものを初辺,終わりの二〇日間のものを遅辺,中ほどのものを辺掻(ヘンカキ)または盛(サカ)り物・盛り辺と呼ぶ。
→辺掻

へんうん

へんうん [0] 【片雲】
ちぎれ雲。一片の雲。一かけらの雲。「―の風にさそはれて漂泊の思ひやまず/奥の細道」

へんえい

へんえい [0] 【片影】
(1)物のわずかな影。姿のほんの一部分。
(2)人の性格などの一面。「父の―を伺わせる」

へんえき

へんえき [0] 【変易】 (名)スル
変えること。また,変わること。へんやく。「決して之を―することを得ず/民約論(徳)」

へんえん

へんえん [0] 【扁円】
完全な円でなく細長い円。

へんおん

へんおん【変温動物】
a poikilotherm.

へんおん

へんおん [0] 【変音】
全音階の幹音の高さを半音下げた音。たとえば変ロ音など。
⇔嬰音

へんおんどうぶつ

へんおんどうぶつ ヘンヲン― [5] 【変温動物】
外界の温度変化によって体温が著しく変わる動物の総称。鳥類および哺乳類を除くすべての動物がこれにあたる。冷血動物。
⇔恒温(コウオン)動物

へんか

へんか [1] 【変化】 (名)スル
(1)ある物事がそれまでとは違う状態・性質になること。変わること。「温度が―する」「表情の―を読み取る」「―のない生活」「―に富む景色」
(2)文法で,同一の語が,文中の他の語との関係や用法に応じて語形を変えること。日本語の用言・助動詞の活用,ヨーロッパ諸語の動詞の人称変化,名詞の格変化の類。

へんか

へんか [1] 【返歌】
人から贈られた歌に対する答えの歌。かえし歌。

へんか

へんか【変化】
(1) (a) change;→英和
(an) alteration;a variety (多様);→英和
(a) transformation (変形).
(2)《文》declension (格の);→英和
inflection (語尾の);→英和
conjugation (動詞の).
〜する change;be transformed.〜に富んだ varied;→英和
various.→英和
〜のない monotonous.→英和
‖変化球《野》a screwball;a curve(ball).

へんかい

へんかい [0] 【変改】 (名)スル
〔「へんがい」とも〕
(1)変え改めること。変わり改まること。改変。「一国を―せしむる者/民約論(徳)」
(2)約束を違えること。心変わりすること。「人のとかくいへばとて―の条,無下の事なり/一言芳談(上)」

へんかい

へんかい [0] 【遍界・徧界】
〔仏〕 全世界。三千世界。

へんかき

へんかき [0] 【辺掻】
辺漆(ヘンウルシ)のうち,七月半ばごろから九月初めごろまで,盛夏の四〇〜五〇日間に採取した最上品質の生漆(キウルシ)。盛(サカ)り物。盛り辺。

へんかきごう

へんかきごう [4] 【変化記号】
幹音を半音階的に高めたり低めたりする記号。調号・臨時記号に用いられるシャープ・フラットなどの総称。変位(ヘンイ)記号。
→本位記号

へんかきゅう

へんかきゅう [3] 【変化球】
野球で,打者の近くで曲がったり落ちたりする投手の投球。
⇔直球

へんかく

へんかく [0] 【偏格】
漢詩の平仄(ヒヨウソク)式で,五言の絶句・律詩の場合は第一句の第二字が平字で起こされるもの,七言の絶句・律詩の場合は第一句の第二字が仄字で起こされるものの称。
⇔正格

へんかく

へんかく【変革】
(a) change;→英和
(a) reform;→英和
a revolution.→英和
〜する change;reform.

へんかく

へんかく [0] 【偏角】
基準の方向からふれた角。
(1)複素平面上で複素数を表す点と原点を結ぶ直線が実軸となす角。
(2)プリズムで,入射光線と透過光線のなす角。
(3)航空機で,機体の向きと進行方向のなす角。偏流角。
(4)地磁気の水平磁力の方向と子午線のなす角。すなわち,磁針の指す北の方向と地理学上の北の方向のなす角。

へんかく

へんかく [0] 【変格】
(1)本来の格式・規則からはずれていること。正格でないこと。変則。
(2)「変格活用」の略。

へんかく

へんかく [0] 【変革】 (名)スル
物事を変えて新しくすること。また,変わること。改革。「社会―」「教育制度を―する」

へんかくかつよう

へんかくかつよう [5] 【変格活用】
動詞の活用形式のうち,その語形変化が特殊あるいはやや特殊で,四(五)段活用・二段活用・一段活用と異なるもの。口語では,カ行(「来る」)・サ行(「する」)の二種があり,文語では,カ行(「来(ク)」)・サ行(「す」)・ナ行(「死ぬ・往(イ)ぬ」)・ラ行(「有り・居り・侍り・いまそがり」)の四種がある。
⇔正格活用

へんかくけい

へんかくけい [0] 【偏角計】
地磁気の偏角を測定する装置。地理的子午線を天体観測から求めるための望遠鏡と磁針とを組み合わせたもの。

へんかそしき

へんかそしき [4] 【変化組織】
三原組織を変化させたり組み合わせたりして作り出した織物組織。畝(ウネ)織り・斜子(ナナコ)織りなど。

へんかりつ

へんかりつ [3] 【変化率】
〔数〕
⇒微分係数(ビブンケイスウ)

へんかん

へんかん【変換する】
change;→英和
convert.→英和
‖変換キー《電算》a transfer key.

へんかん

へんかん [0] 【返簡・返翰】
返事の手紙。返信。

へんかん

へんかん [0] 【変換】 (名)スル
(1)別のものに変えること。また,変わること。「ローマ字を仮名に―する」「決して志操を―せぬ精神だが/雪中梅(鉄腸)」
(2)〔数〕
〔transformation〕
点を他の点に移したり,図形を他の図形に移したりすること。広義には集合 � から � への写像のこと。一次変換・合同変換など。

へんかん

へんかん【返還】
return;→英和
restoration.→英和
〜する return;→英和
give back.

へんかん

へんかん [0] 【返還】 (名)スル
もとに戻すこと。もとの持ち主に返すこと。「優勝旗を―する」

へんがい

へんがい [0] 【辺涯】
果てしないかなた。辺際。際涯。

へんがえ

へんがえ [0] 【変換え】 (名)スル
「へんかい(変改)」の転。「約束を―されて/魔風恋風(天外)」

へんがえる

へんが・える 【変換える】 (動ハ下一)
変え改める。変更する。「一旦思ひ定めた事を―・へる/浮雲(四迷)」

へんがく

へんがく [0] 【変額】
一定でない額。定まっていない額。

へんがく

へんがく [0] 【扁額】
門戸や室内に掲げる横に長い額。

へんがくほけん

へんがくほけん [5] 【変額保険】
保険会社が,その保険の保険料収入を他の保険と分けて単独運用し,その実績により保険金や解約返戻金の額が変動する保険。

へんがん

へんがん [1] 【片岩】
⇒結晶片岩(ケツシヨウヘンガン)

へんき

へんき [1] 【偏諱】
〔「諱」は名の意。もと中国で,貴人の本名が二字の場合,一方の字を忌み避けて口にしなかったことから〕
貴人などの二字の名の一方の字。御一字。

へんき

へんき [1] 【偏気】
かたよった気。調和のとれていない天地の気。「その物既に―に埋もれて/仮名草子・浮世物語」

へんき

へんき [1] 【偏奇】 (名・形動)
世間一般の常識などに比して,かなり奇抜でかたよりが見られること。

へんき=を賜(タマ)う

――を賜(タマ)う
天皇・将軍・大名などが,功臣や元服した者に名の一字を与える。

へんきごう

へんきごう [3] 【変記号】
音楽で,変化記号の一。幹音を半音低めることを示す。記号 ♭ フラット。
⇔嬰(エイ)記号

へんきゃく

へんきゃく [0] 【返却】 (名)スル
借りていた物や預かっていた物を返すこと。「図書館に本を―する」

へんきゃく

へんきゃく【返却】
return;→英和
repayment.→英和
〜する ⇒返す.

へんきゅう

へんきゅう [0] 【返球】 (名)スル
野球などで,受けたボールを投げ返すこと。

へんきゅう

へんきゅう [0] 【変宮】
中国・日本音楽の階名の一。五音(ゴイン)の宮(キユウ)より一律(半音)低い音。
→七声(シチセイ)

へんきゅう

へんきゅう [0] 【扁球】
楕円を短軸を中心に一回転させたときに生じる立体。
→回転楕円体

へんきょう

へんきょう [0] 【偏狭・褊狭】 (名・形動)[文]ナリ
(1)度量が狭いこと。考えがかたよっていて狭いこと。また,そのさま。「―な性格」「―な見方」
(2)土地が狭いこと。また,そのさま。「―な国土」
[派生] ――さ(名)

へんきょう

へんきょう【辺境】
the border(land);→英和
<米> the frontier.→英和

へんきょう

へんきょう [0] 【辺境・辺疆】
都から遠く離れた土地。国ざかい。

へんきょう

へんきょう【偏狭な】
narrow(-minded);→英和
intolerant.→英和

へんきょう

へんきょう [0] 【偏境】
都から遠く離れた土地。片田舎。

へんきょう

へんきょう [0] 【偏狂】
「偏執狂(ヘンシユウキヨウ)」に同じ。

へんきょうしじん

へんきょうしじん [5] 【辺境詩人】
⇒辺塞詩人(ヘンサイシジン)

へんきょうはく

へんきょうはく [3] 【辺境伯】
フランク王国・神聖ローマ帝国で,国境防衛のために設けられた辺境領(マルク)と呼ばれる地域を統治した高官。大公に類する大きな権限を有し,次第に諸侯化した。

へんきょく

へんきょく [0] 【変局】
平常と異なる場合。非常の場合。

へんきょく

へんきょく [0] 【偏曲】 (名・形動)[文]ナリ
性質などがかたよっていること。ねじけていること。また,そのさま。「寛弘にして―ならざる人/西国立志編(正直)」

へんきょく

へんきょく [0] 【編曲】 (名)スル
ある楽曲をその曲本来の編成から他の演奏形態に適するように書き改めること。アレンジ。アレンジメント。「交響曲をピアノ曲に―する」

へんきょく

へんきょく【編曲】
《楽》arrangement.→英和
〜する arrange.→英和

へんきょくてん

へんきょくてん [4][3] 【変曲点】
曲線が上に凸の状態から上に凹の状態に,または上に凹の状態から上に凸の状態に,変わる点。変曲点において分けられた曲線の一方と他方とは,この点で引いた接線の異なる側にある。湾曲点。

へんきん

へんきん【返金】
repayment;→英和
refundment (払戻し).→英和
〜する return;→英和
repay;→英和
refund.→英和

へんきん

へんきん [0] 【返金】 (名)スル
借りていた金を返すこと。

へんく

へんく [1] 【辺区】
中国革命の第二次国共合作期(1937-1945)における解放区の正式名称。
→解放区(2)

へんくつ

へんくつ [1][0] 【偏屈】 (名・形動)[文]ナリ
性質が素直でなく,ねじけていること。頑固なこと。また,そのさま。「―な考え方」
[派生] ――さ(名)

へんくつ

へんくつ【偏屈な】
obstinate;→英和
perverse.→英和

へんぐう

へんぐう [0] 【片隅】
かたすみ。すみ。

へんぐう

へんぐう [0] 【辺隅】
都から遠く離れた土地。辺境。

へんけい

へんけい [0] 【扁形】
ひらべったい形。

へんけい

へんけい [0] 【変型】
基本の型(カタ)と異なる型。「 A5 判―」

へんけい

へんけい【変形】
(a) transformation;(a) modification.〜する[変える]transform;→英和
modify;→英和
change.→英和
変形文法 transformational grammar.

へんけい

へんけい [0] 【変形】 (名)スル
形や状態を変えること。また,変わること。また,その変わってできたものや状態。「事故で―した車体」「温度によって―する」

へんけいきん

へんけいきん [0] 【変形菌】
菌類と原虫類の性質を備える植物界の一門。胞子は発芽してアメーバ状細胞を生じ,集合して運動性のある変形体となり,のちに胞子嚢(ノウ)または子実体を作る。ムラサキホコリカビ・ツノホコリカビなど。粘菌(ネンキン)。

へんけいせいかんせつしょう

へんけいせいかんせつしょう [10] 【変形性関節症】
関節の主として軟骨の変性のため,運動痛や変形,運動制限をきたす疾患。股関節・脊椎などに生じやすい。多くは老化現象としてみられる。

へんけいせいせいぶんぽう

へんけいせいせいぶんぽう [9] 【変形生成文法】
⇒生成文法(セイセイブンポウ)

へんけいたい

へんけいたい [0] 【変形体】
変形菌の生活体。細胞壁のない大きな原形質塊で,アメーバ運動や著しい原形質流動を行う。

へんけいどうぶつ

へんけいどうぶつ [5] 【扁形動物】
動物界の一門。最も下等な後生動物で,渦虫綱・吸虫綱・条虫綱の三綱からなる。寄生性のものが多い。体は細長いか楕円状,左右相称で扁平。口は腹面にあり,肛門はないものが多い。排出器官は原腎管。大部分は雌雄同体。扁虫類。

へんけいぶんぽう

へんけいぶんぽう [5] 【変形文法】
⇒生成文法(セイセイブンポウ)

へんけいろうどうじかんせい

へんけいろうどうじかんせい [0] 【変形労働時間制】
業務に繁閑の差の激しい場合に,一週間,一か月,一年などの一定期間の平均労働時間が,法定労働時間を超えない限り,一日の所定内労働時間を弾力的に決めること。1987年(昭和62)の労働基準法改正で本格的に導入。

へんけん

へんけん [0] 【偏見】
かたよった見方。ゆがめられた考え方・知識にもとづき,客観的根拠がないのに,特定の個人・集団などに対して抱く非好意的な意見や判断,またそれにともなう感情。「―をいだく」「人種的―」

へんけん

へんけん【偏見】
(a) prejudice;→英和
a bias.→英和
〜を持つ have a prejudice[be prejudiced] <against> .〜のある(ない) prejudiced;→英和
(im)partial.→英和

へんげ

へんげ【変化】
a ghost;→英和
an apparition.→英和

へんげ

へんげ [1][0] 【変化】 (名)スル
(1)霊魂や動物などが姿を変えて現れること。化けて出ること。また,その現れたもの。「妖怪―」
(2)神仏が衆生を救うため,人などの姿をとって現れること。また,その現れたもの。権化(ゴンゲ)。化身(ケシン)。

へんげしん

へんげしん [3] 【変化身】
〔仏〕 教化・救済のため仮の姿をとって現れた仏。

へんげつ

へんげつ [1] 【片月】
かたわれ月。弓張り月。弦月。

へんげど

へんげど [3] 【変化土】
〔仏〕 変化身の仏のいる世界。

へんげもの

へんげもの [0] 【変化物】
歌舞伎舞踊で,幾種類かの小品舞踊を組み合わせ,一人の踊り手が早変わりで続けて踊り分けるもの。

へんげる

へん・げる 【変化る】 (動ガ下一)
〔「変化(ヘンゲ)」の動詞化〕
変わる。また,ばける。「是から先何う―・げるか分りやしませんよ/門(漱石)」

へんげん

へんげん [0][3] 【片言】
(1)わずかな言葉。ちょっとした言葉。一言。「―隻句」
(2)一方の人の言い分。

へんげん

へんげん [0] 【変現】 (名)スル
姿を変えて現れること。「虚空より化生するにも非ず,大地より―するにも非ず/性霊集」

へんげん

へんげん【変幻自在の】
very changeable.

へんげん

へんげん [0] 【変幻】 (名)スル
素早く現れたり消えたりすること。「―出没」

へんげんじざい

へんげんじざい [0] 【変幻自在】
現れたり消えたり,変化したりが自由自在なこと。

へんげんせきご

へんげんせきご【片言隻語】
a single[every]word;words.

へんげんせきご

へんげんせきご [5] 【片言隻語】
ほんのちょっとした言葉。片言隻句。

へんこ

へんこ [1] 【偏固】
考えがかたよっていて頑固なこと。偏屈。「唯無智無分別にして正直―の者也/奥の細道」

へんこ

へんこ [1] 【扁壺】
銅鑼(ドラ)状の胴をした壺。もと携行用の酒壺で,その両肩にひもを通すための耳のあるものもある。陶磁器のほか,青銅器などにも類似の器形がある。

へんこう

へんこう [0] 【偏好】
好みがかたよっていること。また,その好み。

へんこう

へんこう [0] 【偏光】
電場ベクトル(あるいは磁場ベクトル)の振動方向の分布が一様でなく,かたよっている光。振動方向が一定の直線偏光,円を描いて振動する円偏光などがある。
⇔自然光
→直線偏光
→回転偏光

へんこう

へんこう【偏光】
《理》polarized light.偏光星 a variable star.

へんこう

へんこう【偏向】
a bias;→英和
a tendency.→英和
⇒偏見.〜のある biased.→英和

へんこう

へんこう【変更】
(a) change;→英和
(an) alteration.〜する change;alter.→英和

へんこう

へんこう [0] 【変項】
〔variable〕
(1)論理式の中で任意の個体を表す部分。量記号との関係で束縛変項と自由変項に分かれる。
(2)生成文法で,ある構造記述の中で,変形などの文法規則を適用する際にその規則と無関係な部分。意味論に用いられ,文の意味の形式的表現に使われる。

へんこう

へんこう [0] 【偏向】 (名)スル
考え方などがかたよっていること。また,かたよった傾向。「思想の―」「その心自らこれに―し,…公平の心を失なふ/西国立志編(正直)」

へんこう

へんこう [0] 【変更】 (名)スル
変えること。変え改めること。「出発時刻を―する」「―を加える」

へんこうけい

へんこうけい [0] 【偏光計】
旋光性物質の旋光度を測る装置。ニコル-プリズムを用いたものなどがある。検糖計も偏光計の一種。

へんこうけんびきょう

へんこうけんびきょう [0] 【偏光顕微鏡】
偏光を利用した顕微鏡。岩石や鉱物を薄片にして結晶の構造や光学的性質を観察する。最近では化学工業でも繊維などを調べるのに用いる。

へんこうし

へんこうし [3] 【偏光子】
自然光を偏光に変える素子。結晶の複屈折を利用したニコル-プリズムや偏光板などが用いられる。

へんこうせい

へんこうせい ヘンクワウ― [3][0] 【変光星】
みかけの明るさが変化する恒星。食変光星・脈動変光星・不規則変光星などがある。

へんこうばん

へんこうばん [0] 【偏光板】
偏光を得たり偏光の有無を調べたりするのに用いる薄板。光の偏光状態で結晶の吸収が異なる性質を利用する。

へんこうばん

へんこうばん [0] 【偏向板】
ブラウン管内で,陰極から放射された電子ビームを信号に応じて偏向させるための装置。

へんこうめん

へんこうめん [3] 【偏光面】
光波の進行方向と磁場ベクトルあるいは電場ベクトルの振動方向とを含む面。

へんこうりょく

へんこうりょく [3] 【偏向力】
⇒転向力(テンコウリヨク)

へんこうフィルター

へんこうフィルター [5] 【偏光―】
偏光をつくるために用いるフィルター。人工偏光板ポーラロイド,電気石の薄板など。

へんこうプリズム

へんこうプリズム [6] 【偏光―】
偏光をつくるために用いるプリズム。ニコル-プリズムなど。

へんこく

へんこく [0] 【辺国】
〔「へんごく」とも〕
都から遠く離れた地。辺地。

へんご

へんご [1][0] 【片語】
ちょっとした言葉。片言。

へんさ

へんさ [1] 【騙詐】 (名)スル
だましいつわること。

へんさ

へんさ【偏差】
《理》deflection;《統計》deviation.

へんさ

へんさ [1] 【偏差】
(1)標準となる数値・位置・方向などからのかたより。また,その度合。偏倚(ヘンイ)。
(2)〔数〕 資料のおのおのの値と平均値との差。

へんさい

へんさい [0] 【辺際】
〔「へんざい」とも〕
これ以上ないという限界。はて。かぎり。際限。「男女死ぬるもの数十人,馬・牛のたぐひ―を知らず/方丈記」

へんさい

へんさい [0] 【辺塞】
辺境にあるとりで。また,都から遠い国境の地。

へんさい

へんさい【返済】
⇒返却.

へんさい

へんさい [0] 【返済】 (名)スル
借りた金や物を返すこと。「住宅ローンを―する」

へんさい

へんさい [0] 【変災】
思いがけない災害。天災や事変。

へんさいし

へんさいし [3] 【辺塞詩】
中国,西北方の国境地帯の守備を題材とする漢詩。特に六朝末から唐代に盛行した。辺境詩。塞外詩。

へんさいしじん

へんさいしじん [5] 【辺塞詩人】
辺塞詩を詠んだ詩人。唐の高適(コウテキ)と岑参(シンシン)が名高い。辺境詩人。

へんさち

へんさち【偏差値】
deviation value.

へんさち

へんさち [3] 【偏差値】
学力などの検査結果が集団の平均値からどの程度へだたっているかを数値で示したもの。偏差{(2)}を標準偏差で割って一〇倍し五〇を加えたもの。

へんさつ

へんさつ [0] 【返札】
返事の手紙。

へんさん

へんさん [0] 【返盞】
「返杯(ヘンパイ)」に同じ。

へんさん

へんさん [0] 【編纂】 (名)スル
いろいろな材料を集めて整理し書物をつくること。編修。「国史を―する」

へんさん

へんさん【編纂】
⇒編集.

へんさん

へんさん [0] 【偏衫・褊衫】
〔「へんざん」とも〕
僧衣の一。垂領(タリクビ)で背が割れた,上半身をおおう法衣。上に袈裟を掛ける。

へんざい

へんざい【遍在】
omnipresence.→英和
〜する be omnipresent.

へんざい

へんざい [0] 【遍在】 (名)スル
あまねく存在すること。どこにでも存在すること。「神は世界に―するという説」

へんざい

へんざい【偏在】
an uneven distribution.〜する be unevenly distributed <among> .

へんざい

へんざい [0] 【辺材】
樹木の材のうち周辺部を占める部分。心材に比べて淡色で軟弱。白太(シラタ)。液材。
→心材

へんざい

へんざい [0] 【偏在】 (名)スル
かたよって存在すること。ある所ばかりに存在すること。「富が―している」

へんざん

へんざん [0] 【貶竄】
官位を下げて遠方へ流すこと。貶流(ヘンル)。貶謫(ヘンタク)。

へんざん

へんざん [0] 【遍参】
〔仏〕 禅僧が各地の師のもとを訪れ,修行してまわること。「―の僧/読本・雨月(青頭巾)」

へんし

へんし [1] 【片志】
わずかなこころざし。また,自分のこころざしをへりくだっていう語。寸志。

へんし

へんし [1] 【返詞】
返事の言葉。返辞。

へんし

へんし [1] 【偏私】
かたよって公平でないこと。えこひいき。偏頗(ヘンパ)。

へんし

へんし [1] 【片紙】
一片の紙。紙きれ。

へんし

へんし [1] 【片思】
一方だけが思い慕うこと。かた思い。

へんし

へんし [0] 【変死】 (名)スル
普通でない状態での死。「―体」

へんし

へんし【変死】
an unnatural death.〜する die an unnatural death;be killed in an accident (事故死).→英和

へんししょう

へんししょう [0][3] 【変視症】
物がゆがんで見える症状。網膜の病気や初期の白内障,乱視などの際にみられる。

へんしつ

へんしつ【偏執狂】
monomania;→英和
a monomaniac (人).

へんしつ

へんしつ [0] 【偏執】
⇒へんしゅう(偏執)

へんしつ

へんしつ【変質(する)】
change in quality.‖変質者 a pervert.

へんしつ

へんしつ [0] 【変質】 (名)スル
(1)物事や物質の性質が変わること。「油が―する」「自由闊達の気風が―する」
(2)異常な性質や性格。病的な性質。

へんしつきょう

へんしつきょう [0] 【偏執狂】
⇒へんしゅうきょう(偏執狂)

へんしつしゃ

へんしつしゃ [4] 【変質者】
性格が異常で,他人や社会に迷惑をかける者。

へんしゃ

へんしゃ [1] 【編者】
〔「へんじゃ」とも〕
書物を編集する人。「辞典の―」

へんしゅ

へんしゅ [0] 【変種】
(1)全体としてはその種類に入りながら,少し違っているもの。「地中海文明の一―」
(2)〔生〕 種の基準標本が示す形態とほとんど同一であるが,形態の一部分や生理的性質・地理的分布が基準標本を含む集団とはっきり区別できる生物集団。種小名の次に var. を付して変種名を示す。

へんしゅ

へんしゅ【変種】
《生》a variety.→英和

へんしゅ

へんしゅ [1] 【篇首・編首】
文章・詩歌などの最初の部分。

へんしゅ

へんしゅ [1] 【騙取】 (名)スル
だまし取ること。詐取。

へんしゅ

へんしゅ 【偏執】
〔「へんじゅ」とも〕
「へんしゅう(偏執)」に同じ。「―の心を失ひつつ/太平記 14」

へんしゅう

へんしゅう [0] 【扁舟】
小さい舟。こぶね。

へんしゅう

へんしゅう [0] 【編修】 (名)スル
資料を集め精選し,書物にまとめあげること。編纂(ヘンサン)。「辞書を―する」

へんしゅう

へんしゅう【編集】
editing;compilation.〜する edit;→英和
compile.→英和
〜上の editorial.→英和
‖編集後記 the editor's comment.編集者 an editor.編集部 the editorial staff.

へんしゅう

へんしゅう [0] 【偏執】 (名)スル
〔古くは「へんじゅう」とも〕
(1)〔仏〕 かたよった執着。
(2)かたよった考えに固執し他人の意見を受け入れないこと。へんしつ。「公平の意見を持し,自党の利益に―せざるものは/もしや草紙(桜痴)」

へんしゅう

へんしゅう [0] 【編集・編輯】 (名)スル
一定の方針のもとに,いろいろな材料を集めて新聞・雑誌・書物などを作ること。また,その仕事。映画フィルム・録音テープなどを一つの作品にまとめることにもいう。「―部」「雑誌を―する」「テープを―する」

へんしゅうきょう

へんしゅうきょう [0] 【偏執狂】
⇒モノマニア

へんしゅうけん

へんしゅうけん [3] 【編集権】
新聞・雑誌の編集上の方針を決め,それを実施する権利。

へんしゅうこうき

へんしゅうこうき [5] 【編集後記】
雑誌・書籍などで,編集者が記すあとがき。

へんしゅうしゃ

へんしゅうしゃ [3] 【編集者】
出版物の編集をする人。

へんしゅうちょう

へんしゅうちょう [3] 【編集長】
編集の仕事を統轄する人。

へんしゅうちょさくけん

へんしゅうちょさくけん [6][7] 【編集著作権】
いくつもの著作物の選択・配列によって創作性を有する編集物について,それを編集した者に,認められる著作権。ただし,要素となった個々の著作物の著作権はもとの著作者に属する。

へんしゅうにん

へんしゅうにん [0] 【編集人】
編集について法的責任を負う者。編集名義人。

へんしゅうびょう

へんしゅうびょう [0] 【偏執病】
⇒パラノイア

へんしょ

へんしょ [1][0] 【返書】
返事の手紙。返信。

へんしょ

へんしょ【返書】
⇒返信.

へんしょう

へんしょう [0] 【篇章・編章】
(1)詩文の篇と章。
(2)転じて,文章。書籍。

へんしょう

へんしょう [0] 【変症】
病気の状態が変わること。また,その変わった病状。

へんしょう

へんしょう [0] 【返抄】
(1)中古・中世,納税や貢調に対する受取書。受取状。
(2)証拠となる文書。保証書。「この十首の歌にこそ―もたびぬべく覚ゆれ/無名抄」

へんしょう

へんしょう [0] 【偏小・褊少】 (名・形動)[文]ナリ
せまく小さい・こと(さま)。「才力の―なるもの/民約論(徳)」

へんしょう

へんしょう [0] 【偏勝】 (名)スル
ある部分だけがすぐれていること。

へんしょう

へんしょう [0] 【返照】 (名)スル
(1)光が照り返すこと。特に,夕ばえ。照り返し。
(2)〔仏〕 自己を反省すること。特に禅宗で,自己の本当の姿を明らかにすること。

へんしょう

へんしょう [0] 【編鐘】
古代中国の打楽器。音律の異なる鐘(シヨウ)をいくつか並べて架にかけたもの。鐘の数は不定。
編鐘[図]

へんしょく

へんしょく [0] 【変色】 (名)スル
色が変わること。また,色を変えること。「セピア色に―した写真」

へんしょく

へんしょく【偏食する】
have an unbalanced diet.

へんしょく

へんしょく [0] 【偏食】 (名)スル
食べ物の好き嫌いがはげしく特定のものだけを食べること。

へんしょく

へんしょく【変色】
change of color;discoloration.〜する discolor;→英和
fade (あせる).→英和

へんしん

へんしん [0] 【変心】 (名)スル
考えや気持ちが変わること。心変わり。「―して敵に内通する」

へんしん

へんしん [0] 【変身】 (名)スル
(1)姿を他のものに変えること。「華麗に―する」
(2)変化(ヘンゲ)の身。化け物。また,その神通力。「頼政が矢先に当たれば―失せて/謡曲・鵺」

へんしん

へんしん [0] 【偏信】 (名)スル
一方のみを信じること。また,みだりに信じること。「軽易に詐偽を―する/民約論(徳)」

へんしん

へんしん [0] 【変針】 (名)スル
針路を変えること。

へんしん

へんしん [0] 【遍身】
からだじゅう。総身。全身。

へんしん

へんしん [0] 【返進】
お返しすること。返上。

へんしん

へんしん【変身】
metamorphosis.〜する transform oneself <into> .

へんしん

へんしん【返信】
an answer;→英和
a reply.→英和
〜する answer (a letter).‖返信用葉書 a reply card.返信料 return postage.

へんしん

へんしん 【変身】
〔原題 (ドイツ) Die Verwandlung〕
カフカの小説。1915年刊。大きな毒虫に変身した青年グルゴール=ザムザの物語。日常生活の裏にひそむ人間の疎外・断絶をユーモラスかつグロテスクに描く。

へんしん

へんしん【変心】
change of mind.⇒裏切り,変節.〜する change one's mind.

へんしん

へんしん [0] 【返信】
返事の手紙・通信。返書。
⇔往信

へんじ

へんじ [1] 【片時】
〔古くは「へんし」〕
ほんのわずかな時間。かたとき。「―も安き心は無く/義血侠血(鏡花)」

へんじ

へんじ [3] 【返事・返辞】 (名)スル
〔「かえりごと」の漢字表記「返事」を音読みした語〕
(1)質問や呼びかけなどに対して答えること。また,その言葉。「元気に―する」「よい―が得られない」
(2)相手の手紙に対する答えの手紙。返信。

へんじ

へんじ [1] 【編次・篇次】 (名)スル
順序を追って編集すること。また,編集された書物の内容の順序。

へんじ

へんじ【変事】
an incident;→英和
an accident.→英和

へんじ

へんじ [1] 【変事】
普通とは,変わった出来事。異常な出来事。異変。

へんじ

へんじ [1] 【辺地】
(1)〔仏〕 極楽浄土の片隅の地。往生を願い求めながらも弥陀の本願に疑惑を抱いていた者が生まれる所。辺界。
(2)世界の片隅にある地。「我が朝は粟散―の境/平家 2」
→へんち(辺地)

へんじ

へんじ【返事】
an answer;→英和
a reply.→英和
〜をする answer;reply.手紙の〜を出す answer a letter.→英和
…の〜に in answer to….お〜を乞う[招待状に付す]R.→英和
S.→英和
V.→英和
P.→英和
<Répondez s'il vous plaît=Reply if you please> .

へんじゃく

へんじゃく 【扁鵲】
中国,戦国時代の伝説的な名医。姓は秦,名は越人。虢(カク)の太子を蘇らせた話などで有名だが,その事績は数世紀にわたっており,数種の伝説が集約されたものと思われる。名医の代名詞とされる。

へんじゅう

へんじゅう [0] 【篇什】
〔「詩経」の雅と頌(シヨウ)が十編を一什としていることから〕
詩を集めたもの。詩編。また,詩。

へんじゅつ

へんじゅつ [0] 【編述】 (名)スル
文章をつづり書籍にまとめること。「英文日本歴史を―せらるる/思出の記(蘆花)」

へんじょう

へんじょう [0] 【変状】
普通とは違った状態。異状。

へんじょう

へんじょう [0] 【返状】
返事の手紙。返書。

へんじょう

へんじょう [0] 【変成・変生】
他の物に成り変わること。特に,仏の功徳によって女子が男子に,男子が女子に生まれ変わること。「竜女―と聞く時は,姥も頼もしや/謡曲・通盛」
→へんせい(変成)

へんじょう

へんじょう [0] 【返上】 (名)スル
(1)返すことをへりくだっていう語。返進。「官位を―する」
(2)返すこと。受け取らないこと。「汚名―」「休暇を―する」

へんじょう

へんじょう ヘンゼウ 【遍昭・遍照】
(816-890) 平安前期の僧・歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。俗名,良岑宗貞(ヨシミネノムネサダ)。桓武天皇の孫。大納言安世の子。素性の父。左近衛少将・蔵人頭に進むが仁明天皇の崩御にあい出家。京都花山に元慶寺を創設。歌は軽妙洒脱。古今集以下の勅撰集に三五首入集。花山僧正。家集「遍昭集」

へんじょう

へんじょう【返上する】
return;→英和
give up <one's vacation> .

へんじょう

へんじょう [0] 【遍照】 (名)スル
〔「へんしょう」とも〕
あまねく照らすこと。

へんじょうか

へんじょうか ヘンジヤウクワ [3] 【編上靴】
編み上げぐつ。特に,旧陸軍で兵用の軍靴をいった語。

へんじょうこんごう

へんじょうこんごう 【遍照金剛】
〔仏〕 大日如来の別名。その光があまねく世界を照らし,その存在は金剛のように堅固であることからいう。

へんじょうしゃなぶつ

へんじょうしゃなぶつ 【遍照遮那仏】
毘盧遮那(ビルシヤナ)仏の別名。

へんじょうなんし

へんじょうなんし [5] 【変成男子】
〔仏〕 女子が男子に生まれ変わること。「法華経」提婆達多品にある,童女が男子となって成仏した話がよく引かれる。

へんじょうにょらい

へんじょうにょらい 【遍照如来】
大日如来の別名。

へんじる

へん・じる [0][3] 【変じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「変ずる」の上一段化〕
「変ずる」に同じ。「姿を―・じる」

へんじん

へんじん [0] 【変人・偏人】
性質・言動がほかの人と変わっている人。変わり者。「希代の―」「―扱い」

へんじん

へんじん【変人】
an odd[eccentric]person.

へんす

へん・す 【遍す】 (動サ変)
もれなく行き渡る。あまねく存在する。「此の像,虚空に―・し給ひにき/今昔 6」

へんすう

へんすう [0] 【辺陬】
中央から遠く離れた土地。かたいなか。「―の地」「人里離れた―だから/朱雀日記(潤一郎)」

へんすう

へんすう [3] 【変数】
数を代表する文字がその値をいろいろとり得るとき,その文字をいう。�・�・� などで示されることが多い。
⇔定数

へんする

へんする【偏する】
lean <to,toward> ;→英和
be partial <to> .偏した biased;→英和
unfair.→英和

へんする

へん・する [3] 【貶する】 (動サ変)[文]サ変 へん・す
(1)他人を悪く言う。そしる。「或は褒し或は―・し/花柳春話(純一郎)」
(2)官位を下げる。「潮州に―・せられたる時には,詩など作て/文明論之概略(諭吉)」

へんする

へん・する [3] 【偏する】 (動サ変)[文]サ変 へん・す
考え方・感情・方法・方向などが一方にかたよる。「思想が―・する」

へんずつう

へんずつう【偏頭痛】
(a) migraine.→英和

へんずつう

へんずつう [3] 【片頭痛・偏頭痛】
頭部の片側だけに起こる発作性のはげしい頭痛。へんとうつう。かたずつう。

へんずる

へん・ずる [3][0] 【変ずる】 (動サ変)[文]サ変 へん・ず
(1)変化する。変わる。変じる。「桑田(ソウデン)―・じて滄海(ソウカイ)となる」
(2)変える。変更する。変じる。「心を―・ずる」

へんせい

へんせい [0] 【編成】 (名)スル
個々のものを集めて一つのまとまったものにすること。「八両―の電車」「予算を―する」

へんせい

へんせい [0] 【変性】 (名)スル
(1)性質が変わること。また,その性質。「神経の構造を―せしめ/日本開化小史(卯吉)」
(2)〔医〕 細胞内の代謝異常によって,組織が固有の機能を失って,量的・質的に変化すること。
(3)タンパク質や核酸が熱・薬品などの作用により,結合の切断を伴わずにその構造に変化を起こして生物的活性を失うこと。可逆的なものと非可逆的なものがある。

へんせい

へんせい [0] 【変成】
物質系の相が変わること。

へんせい

へんせい [0] 【変生】 (名)スル
形が変わって生まれること。生まれ変わり。
→へんじょう(変生)

へんせい

へんせい [0] 【変声】
「声変わり」に同じ。

へんせい

へんせい【変性】
《病理》degeneration.

へんせい

へんせい【編成[制]】
organization;→英和
formation.→英和
〜する organize;→英和
form.→英和
十両編成の列車 a ten-coach train.

へんせい

へんせい [0] 【編制】 (名)スル
個々のものを組織して,軍隊・団体などまとまったものにすること。「戦時―」「部隊を―する」

へんせい

へんせい [0] 【編製】 (名)スル
一覧することができるように形式を整えて名簿などを作成すること。「戸籍の―」「選挙人名簿を―する」

へんせいいしきじょうたい

へんせいいしきじょうたい [8] 【変性意識状態】
〔心〕 覚醒時の意識と異なる意識状態。睡眠・催眠・トランスなど。

へんせいがん

へんせいがん【変成岩】
《地》metamorphic rocks.

へんせいがん

へんせいがん [3] 【変成岩】
変成作用によって生じた岩石。原石の種類,温度・圧力などの条件によって様々な組成・組織の岩石ができる。しばしば片状構造や縞状構造を示す。

へんせいき

へんせいき [3] 【変声期】
声変わりする年頃。

へんせいき

へんせいき [3] 【変成器】
交流電気信号の増幅・伝達に用いる素子。原理は変圧器と同じ。

へんせいけん

へんせいけん [3] 【編制権】
旧憲法下での天皇の大権の一。陸海軍の編制および常備兵額を定める権限。

へんせいげん

へんせいげん [3] 【編成原】
⇒形成体(ケイセイタイ)

へんせいさよう

へんせいさよう [5] 【変成作用】
地球の内部で既存の岩石が固相のまま,温度や圧力などの変化によって,鉱物組成・組織などが変化する作用。広域変成作用・接触変成作用が主なもの。

へんせいざい

へんせいざい [3][0] 【変性剤】
(1)材料がその用途以外に転用されないために,その材料に少量加える物質。変性アルコールのメチルアルコール・ベンゼンなど。
(2)アルキド樹脂・フェノール樹脂などを塗料に用いるときに加える脂肪油や他の合成樹脂など。
(3)タンパク質や核酸などの生体高分子の変性を起こす尿素・塩酸グアニジンなどの薬剤。

へんせいたい

へんせいたい [0] 【変成帯】
広域変成作用による変成岩が帯状に連なった地帯。千枚岩・結晶片岩などが数百キロメートルにわたって分布する。広域変成帯。

へんせいばいどく

へんせいばいどく [5] 【変性梅毒】
第四期の梅毒。
→梅毒

へんせいふう

へんせいふう [0] 【偏西風】
南北両半球の中緯度地帯の対流圏上層を帯状にとりまいて西から東へ吹く風。これにより,中緯度地帯では天気も西から東へ変わる。

へんせいアルコール

へんせいアルコール [5] 【変性―】
エチルアルコールが飲用に使われるのを防ぐため,少量のメチルアルコールなどを加えて工業用としたもの。着色してある。

へんせき

へんせき [0] 【偏析】
(1)粉粒体が粒度・比重・組成などにかたよりを生じ不均一になること。
(2)金属や合金が凝固する際,不純物や成分元素の濃度分布が不均一になる現象。

へんせき

へんせき [0] 【編籍】
戸籍を作ること。

へんせきうん

へんせきうん [3][4] 【片積雲】
積雲の一種。積雲がちぎれ,また孤立した断片として発生する,縁の乱れた雲の小塊。

へんせつ

へんせつ【変節】
treachery;→英和
bad faith.⇒裏切り.〜する change[abandon]one's principles.‖変節漢 a turncoat;a traitor.

へんせつ

へんせつ [0] 【変節】 (名)スル
守ってきた節義を変えること。それまでの自分の信念・主義・主張などを変えること。

へんせつ

へんせつ [0] 【変説】 (名)スル
それまで主張していた自分の言説を変えること。

へんせつかん

へんせつかん [4][3] 【変節漢】
変節した男を軽蔑していう語。

へんせん

へんせん [0] 【変遷】 (名)スル
時間の経過に伴って移り変わること。移り変わり。「風俗は時代とともに―する」

へんせん

へんせん【変遷】
(a) change;→英和
(a) transition;→英和
vicissitudes.〜する change.

へんせんこう

へんせんこう [0] 【変旋光】
旋光性の物質の溶液で,その旋光性の大きさが時間とともに変わる現象。主に糖類で見られる。

へんそ

へんそ [1] 【編組】
作戦の必要に応じて数個の部隊・艦隊を適宜組み合わせて編制すること。

へんそう

へんそう [0] 【変装】 (名)スル
顔や服装を変えて別人のように装うこと。また,その姿。「老人に―する」

へんそう

へんそう【変装】
disguise.→英和
〜する disguise oneself <as> .…に〜して in the disguise of….

へんそう

へんそう [0] 【変相】 (名)スル
(1)形相を変えること。また,変わった形相。
(2)〔仏〕 浄土や地獄の有り様を描いた図。変相図。変。
〔曼荼羅とは本来別のものであるが,平安時代頃から変相も曼荼羅と呼ばれることがある〕

へんそう

へんそう [0] 【返送】 (名)スル
送り返すこと。「荷物を―する」

へんそう

へんそう【返送する】
return;→英和
send back.

へんそううん

へんそううん [3] 【片層雲】
層雲からちぎれた雲。

へんそうきょく

へんそうきょく [3] 【変奏曲】
主題のリズム・旋律・和音などを種々の方法で変化させて,全体を一つの楽曲にまとめたもの。バリエーション。

へんそうきょく

へんそうきょく【変奏曲】
《楽》a variation.→英和

へんそく

へんそく [0] 【変速】 (名)スル
速度を変えること。「―装置」「自動的に―する」

へんそく

へんそく [0] 【変則】 (名・形動)[文]ナリ
(1)普通の規則・規定からはずれている・こと(さま)。「―の扱い」「―な構え方」
(2)外国語を学ぶのに,日本人から意味だけを学ぶこと。
⇔正則
[ヘボン]

へんそく

へんそく【変則】
(an) irregularity.〜の irregular;→英和
abnormal.→英和

へんそく

へんそく [0] 【辺側】
ほとり。かたわら。

へんそくおん

へんそくおん [4] 【片側音】
⇒かたがわおん(片側音)

へんそくき

へんそくき【変速器】
a gear.→英和

へんそくき

へんそくき [3][4] 【変速機】
ある速度で回転している軸から他の軸へ回転を伝えるとき,その回転速度の比率を変える装置。トランスミッション。

へんそくてき

へんそくてき [0] 【変則的】 (形動)
普通の規定ややり方と違っているさま。「―な方法」

へんぞう

へんぞう [0] 【変造】 (名)スル
刑法上,通貨・文書などに変更を加え,価値の異なる別の真正なものに似せること。「旅券を―する」

へんぞう

へんぞう【変造する】
forge.→英和

へんぞうさつ

へんぞうさつ [3] 【変造札】
本物の紙幣を切り貼りするなど加工して作った,にせの紙幣。
→偽造札

へんたい

へんたい [0] 【変体】
体裁が普通のものと違っていること。また,その体裁。

へんたい

へんたい【変態】
(1)《生》metamorphosis.(2)[異常]abnormality.〜の abnormal.→英和
‖変態性欲 sexual perversion.

へんたい

へんたい [0] 【変態】 (名)スル
(1)形や状態が変わること。また,その変わった形や状態。「主権より民主政治に―するに於て/民約論(徳)」
(2)「変態性欲」の略。また,その傾向のある人。
(3)動物が成体とは形態・生理・生態の全く異なる幼生(幼虫)の時期を経る場合に,幼生から成体へ変わること。また,その過程。
(4)植物の根・茎・葉などの器官が本来のものと異なる形態に変わり,その状態で種として固定すること。捕虫葉・葉針・気根・巻きひげなど。
(5)〔物・化〕 同じ化学組成をもちながら,異なった物理的性質を示す状態または物質。特に,単体の場合は同素体,結晶の場合は多形ともいう。また,有機化合物が化学組成を変えずに原子・原子団の位置の変化で別の状態・物質に変わること。転位。

へんたい

へんたい [0] 【編隊】
二機以上の飛行機などがある隊形をとっていること。また,その隊形。「―飛行」「―を組む」

へんたい

へんたい【編隊(で)】
(in) a formation.→英和
編隊飛行 a formation flight.

へんたいかんぶん

へんたいかんぶん [5] 【変体漢文】
返り読みなど漢文的性格をもつが,正規の漢文には用いられない語彙・語法・語序・用字法をもった,日本化した漢文。平安時代以降,日記・記録・法令・書簡などに用いられた。和化漢文。東鑑体(アズマカガミタイ)。

へんたいがな

へんたいがな [0][3] 【変体仮名】
現行の通常の平仮名とは異なる字体の仮名。1900年(明治33)の「小学校令施行規則」で統一された平仮名の字体以外の仮名。漢字の草体の簡略化が進んでいないものや,現行の仮名のもとになった漢字とは異なる漢字の草体から生まれた仮名。「�(い)」「�(か)」「�(こ)」「�(た)」の類。現在でも女性の手紙,商店の看板などに用いられることがある。
→平仮名
→異体仮名

へんたいせいよく

へんたいせいよく [5] 【変態性欲】
性的な行為や対象が倒錯しており,異常な形をとって現れるもの。
→異常性欲

へんたいてん

へんたいてん [3] 【変態点】
ある物質が変態を起こす温度・圧力。転移点。

へんたいホルモン

へんたいホルモン [5] 【変態―】
動物の変態{(3)}を促進するホルモンの総称。両生類では甲状腺ホルモン,昆虫ではエクジソン。

へんたく

へんたく [0] 【貶謫】
「貶竄(ヘンザン)」に同じ。

へんたん

へんたん [0] 【偏袒】
〔「へんだん」とも〕
片はだを脱ぐこと。

へんたんうけん

へんたんうけん [0] 【偏袒右肩】
右肩を出して法衣を着ること。古代インドの習慣によるもので,恭敬の意を表す。偏露右肩。

へんち

へんち [1] 【変徴】
中国・日本音楽の階名の一。五音(ゴイン)の徴より一律(半音)低い音。
→七声(シチセイ)

へんち

へんち [1] 【辺地】
都会から遠く離れた土地。僻地。「―に赴任する」
→へんじ(辺地)

へんち

へんち【辺地】
a remote region[area].

へんちき

へんちき [0] (名・形動)
「へんてこ」に同じ。「―な献立を書く長崎屋/柳多留 44」

へんちきりん

へんちきりん [0] (名・形動)
「へんちき」に同じ。「図に乗つて愈(イヨイヨ)―な事を言ふと/吾輩は猫である(漱石)」

へんちくりん

へんちくりん [0] (名・形動)
「へんてこりん」に同じ。「―な格好でやって来た」

へんちくりん

へんちくりん
〜な odd;→英和
queer.→英和

へんちつ

へんちつ [0] 【貶黜】
「へんちゅつ(貶黜)」の慣用読み。

へんちつ

へんちつ [0] 【篇帙】
(1)書物を保護するための覆い。ちつ。
(2)転じて,書物。冊子。

へんちゅうるい

へんちゅうるい [3] 【扁虫類】
⇒扁形動物(ヘンケイドウブツ)

へんちゅつ

へんちゅつ [0] 【貶黜】
官位を下げてしりぞけること。貶斥。へんちつ。「此移封は井上河内守正甫の―に附帯して起つた/伊沢蘭軒(鴎外)」

へんちょ

へんちょ [1] 【編著】
編集と著作。また,編集しかつ著述した書物。

へんちょう

へんちょう【変調】
(an) irregularity;(a) variation (楽曲の).→英和
〜をきたす become irregular.

へんちょう

へんちょう [0] 【返牒】
返事の手紙。返書。

へんちょう

へんちょう [0] 【偏重】 (名)スル
ある方面だけを重んずること。「学歴―の社会」「テストの成績を―する」

へんちょう

へんちょう [0] 【変調】 (名)スル
(1)調子を変えること。普通と変わった調子になること。また,変わった調子。「エンジンに―を来す」
(2)特に,体の調子が狂うこと。
(3)音楽で,楽曲の調子を変えること。移調。
(4)無線で,搬送波を音声やデータなどの信号波で変化させること。振幅変調・周波数変調・パルス変調など種々の方式がある。

へんちょう

へんちょう【偏重する】
attach too much importance <to> ;overestimate;→英和
favor (ひいきする).→英和

へんちょうし

へんちょうし [3] 【変調子】
変わった調子。変調。

へんつう

へんつう [0] 【変通】 (名)スル
その時その場に応じて自由自在に変化し適応してゆくこと。「―自在」「旧物を墨守して―を知らず/文明論之概略(諭吉)」

へんつぎ

へんつぎ 【偏継ぎ】
〔「へんつき」とも〕
漢字の旁(ツクリ)を示して偏を当てさせる遊戯。また,漢字の旁を示して,それに偏をつけた文字を順次考えさせ,行き詰まった者を負けとする遊戯。「碁うち,―などしつつ/源氏(葵)」

へんてこ

へんてこ [0] (名・形動)
普通とは違って,変なさま。奇妙なさま。また,そのようなものや人。へんちき。「―なものを着ている」
〔「変梃」とも書く〕

へんてこりん

へんてこりん [0] (名・形動)
「へんてこ」に同じ。へんちくりん。「―な呪文を唱える」

へんてつ

へんてつ [0] 【褊綴・褊裰】
⇒へんとつ(褊綴)

へんてつ

へんてつ [0] 【編綴】 (名)スル
(1)文章などをまとめつづること。
(2)とじること。とじあわせること。

へんてつ

へんてつ [0] 【変哲】 (名・形動)[文]ナリ
変わっていること。普通と違うこと。また,そのさま。「奇妙奇体こんな―なことがまたと世の中にあるものか/民権自由論(枝盛)」

へんてつ=もない

――もな・い
特に取り立てていうほどのこともない。ありふれていてつまらない。「何の―・い話」

へんてん

へんてん [0] 【変転】 (名)スル
物事が移り変わること。「―きわまりない一生を送る」「政情が目まぐるしく―する」

へんでん

へんでん【返電】
an answer by telegram.〜する wire back;answer by telegram.

へんでん

へんでん [0] 【返電】
返事の電報。

へんでんしょ

へんでんしょ [0][5] 【変電所】
発電所と需要者との間に設ける,電圧の昇降および電力の分配を行う施設。

へんでんしょ

へんでんしょ【変電所】
a substation.→英和

へんとう

へんとう [0] 【扁桃】
(1)アーモンドの別名。
(2)咽頭にあるリンパ組織。咽頭の周りに輪状に数個あり,一般に扁桃腺とよばれる口蓋扁桃と咽頭扁桃に分けられる。細菌の侵入を防ぐ役目をする。

へんとう

へんとう【返答】
⇒返事.

へんとう

へんとう [3][0] 【返答】 (名)スル
問いや呼びかけなどに対して答えること。また,その言葉。返事。「ノックをしても―がない」「はっきり―しろ」

へんとうえん

へんとうえん [3] 【扁桃炎】
扁桃{(2)}の炎症。一般には口蓋扁桃の炎症をいう。溶連菌などの細菌感染によって生ずる。扁桃腺炎。

へんとうせん

へんとうせん [0] 【扁桃腺】
(1)「扁桃(ヘントウ){(2)}」に同じ。
(2)「扁桃炎」に同じ。「―にかかる」

へんとうせん

へんとうせん【扁桃腺】
《解》the tonsils.扁桃腺炎《医》tonsillitis.→英和

へんとうつう

へんとうつう [3] 【片頭痛・偏頭痛】
⇒へんずつう(片頭痛・偏頭痛)

へんとうひだい

へんとうひだい [5] 【扁桃肥大】
扁桃{(2)}が異常に大きくなっている状態。小児に見られる生理的肥大と成人になってもそれが退縮しない場合,ならびに慢性扁桃炎による病的肥大がある。呼吸・嚥下・発声などに障害が起こる。扁桃腺肥大。

へんとうふう

へんとうふう [3] 【偏東風】
地球を帯状にとりまいて東から西に吹く風。赤道地帯の対流圏上層に著しい。下層では,北東もしくは南東の貿易風となる。

へんとうゆ

へんとうゆ [3] 【扁桃油】
アーモンドの種子からとった黄金色の油。化粧品や軟膏などに用いる。

へんとつ

へんとつ [0] 【褊綴・褊裰】
偏衫(ヘンサン)と直綴(ジキトツ)を折衷した,羽織に似た衣服。脇裾は15センチメートルばかりあける。江戸時代に医師や占者などが着た。へんてつ。

へんど

へんど [1] 【辺土】
(1)都から遠く離れた土地。辺地。
(2)都の近辺。「―においては比良・横川/謡曲・鞍馬天狗」

へんどう

へんどう【変動】
(a) change;→英和
(an) alteration;fluctuations (物価などの).〜する change;alter;→英和
fluctuate.→英和
‖変動(為替)相場制 the floating exchange rate system.

へんどう

へんどう [0] 【変動】 (名)スル
物事が変わり動くこと。「物価の―」「世の中が大きく―する」

へんどうかわせそうばせい

へんどうかわせそうばせい [0] 【変動為替相場制】
異なる通貨の交換比率を定めるのに,一定比率に固定せず市場の需要と供給によって変動させる制度。変動相場制。フロート制。
⇔固定為替相場制

へんどうかんすう

へんどうかんすう [5][1][3] 【偏導関数】
二つ以上の独立変数をもつ関数について,その関数をある一つの変数だけの関数と考え,それ以外の変数はすべて定数として扱ったとき,その変数について得られる導関数。

へんどうきんり

へんどうきんり [5] 【変動金利】
金利の決定方式の一。当初貸出時から最終返済期限までの間,三か月あるいは六か月ごとに金利を見直し,その金利を適用するやり方。
⇔固定金利

へんどうしほん

へんどうしほん [5] 【変動資本】
流動資産から固定的な有り高を差し引いたもの。原則として,収益・売上高の増減により変動する。
⇔固定資本

へんどうしょとく

へんどうしょとく [5] 【変動所得】
漁獲から生ずる所得,著作権の使用料に係る所得など,年々の変動が著しい所得。平均課税の対象とされる。
→恒常(コウジヨウ)所得

へんどうそうばせい

へんどうそうばせい [0] 【変動相場制】
⇒変動為替(カワセ)相場制

へんどうたい

へんどうたい [0] 【変動帯】
大陸や大洋底を取り巻くように分布し,地殻変動や地震活動が活発に起こっている地帯。その大部分はプレートの境界に沿って分布する。

へんどうちけい

へんどうちけい [5] 【変動地形】
断層・褶曲(シユウキヨク)などの地殻変動によってその概形がつくられた地形。断層山地・断層盆地・傾動地塊・断層崖など。
⇔組織地形

へんどうひよう

へんどうひよう [5] 【変動費用】
⇒可変費用(カヘンヒヨウ)

へんどうろうどうじかんせい

へんどうろうどうじかんせい [0][0] 【変動労働時間制】
⇒フレックス-タイム

へんない

へんな・い 【偏無い】 (形)[文]ク へんな・し
〔中世・近世語〕
つまらない。かいがない。「待つと吹けども,怨みつつ吹けども,―・い物は尺八ぢや/閑吟集」

へんに

へんに [1] 【変に】 (副)
普通とは違っているさま。妙に。不思議に。「―気を回す」「話が―こじれる」

へんにゅう

へんにゅう [0] 【編入】 (名)スル
団体や組織などにあとから組み入れること。「―試験」「市に―する」

へんにゅう

へんにゅう【編入】
admission;→英和
incorporation.〜する admit <a person into> ;→英和
incorporate <into> (併合).→英和
‖編入試験 an examination for admission into <the second year> class.

へんねし

へんねし
ねたみ。嫉妬。また,ねたんでする意地悪。「追従面の出入りの奴が支へ言か―か/浄瑠璃・兼好法師」

へんねん

へんねん [0] 【編年】
年代の順を追って編むこと。

へんねんし

へんねんし【編年史】
a chronicle.→英和

へんねんし

へんねんし [3] 【編年史】
編年体で記述された歴史。

へんねんたい

へんねんたい [0] 【編年体】
歴史記述の一形式。年代の順を追って記述するもので,中国では「春秋」に始まる。日本では「日本書紀」「日本政紀」などがこの形式。
→紀伝体
→紀事本末体

へんのう

へんのう【返納する】
return <a thing to> .→英和

へんのう

へんのう [0] 【返納】 (名)スル
借りたり使ったりした物を,持ち主やもとあった所に返しおさめること。

へんのうゆ

へんのうゆ ヘンナウ― [3][0] 【片脳油】
樟脳油から樟脳をとった残りを精製した油。強い香りをもった白色揮発性の液体で,防虫剤・防臭剤・塗料の溶剤などに用いる。

へんばい

へんばい [0] 【反閉・反閇・反陪】
(1)「禹歩(ウホ){(2)}」に同じ。
(2)能で,「翁(オキナ)」「三番叟(サンバソウ)」などにみられる,{(1)}に似せた足の踏み方。

へんぱ

へんぱ [1] 【偏頗】 (名・形動)[文]ナリ
〔「へんば」とも〕
考え方や立場などが一方にかたよっていること。不公平なこと。また,そのさま。「何方(ドチラ)を贔負(ヒイキ)するなんて,―な考は有(モ)つてませんわ/魔風恋風(天外)」

へんぱ

へんぱ [1] 【偏波】
振動方向と進行方向を含む面が,ある定まった変化をする波。電磁波では電界の振動方向が一定の直線偏波と回転する回転偏波があり,回転偏波は電界の大きさが等しい円偏波と大きさが変化する楕円偏波に分けられる。
→偏光

へんぱい

へんぱい [0] 【返杯・返盃】 (名)スル
さされた酒を飲み干して杯を相手に返すこと。返盞(ヘンサン)。「一気に飲んで―する」

へんぱく

へんぱく [0][1] 【扁柏】
植物のヒノキのこと。

へんび

へんび [1] 【編尾・篇尾】
一編の終わり。編末。

へんびぶん

へんびぶん [3] 【偏微分】
〔数〕 偏導関数を求めること。

へんびぶんほうていしき

へんびぶんほうていしき [8] 【偏微分方程式】
未知関数が二個以上の変数の関数であるとき,未知関数の偏導関数を含む方程式。

へんぴ

へんぴ【辺鄙な】
remote.→英和

へんぴ

へんぴ [1] 【辺鄙】 (名・形動)[文]ナリ
都から遠く離れていて不便な・こと(さま)。「―の地」「―な寒村」

へんぴん

へんぴん【返品】
returned goods.〜する return.→英和

へんぴん

へんぴん [0] 【返品】 (名)スル
仕入れたり買ったりした品物を返すこと。また,その品物。「―の山」「不良品を―する」

へんぶつ

へんぶつ [0] 【変物・偏物】
へんくつな人。かわりもの。変人。「あの苦沙弥と云ふ―が/吾輩は猫である(漱石)」

へんぶん

へんぶん [0] 【変文】
中国,敦煌(トンコウ)の千仏洞で発見された唐末・五代の俗語体の物語。仏教説話を主とする。韻文と散文をまじえた形式は,宋以後の講唱文学の源流とされる。

へんぶんげんり

へんぶんげんり [5] 【変分原理】
物理学の法則を変分法の形(仮想的な場合に比べて現実の場合は積分量が極値をとる)で表したもの。運動エネルギーの時間積分を用いる最小作用の原理はその一例。

へんぶんほう

へんぶんほう [0] 【変分法】
未知関数とその導関数からなる式を積分した値が極値をもつような未知関数を求める手法。

へんぷ

へんぷ [1] 【返付】 (名)スル
(1)もとの持ち主に返し渡すこと。
(2)国会で,一方の議院が他方の議院の議決に同意しなかった場合に,議案を他の議院に返すこと。

へんぷう

へんぷう [0] 【変風】
詩歌や芸能で,正統でなくゆがんだ風体のこと。

へんぷく

へんぷく [0] 【辺幅】
(1)外面から見た様子。外見。うわべ。みなり。「―を飾る」
(2)布や織物などのへり。

へんぷく

へんぷく [0] 【蝙蝠】
動物のコウモリのこと。

へんべん

へんべん 【返弁】 (名)スル
借りていた物を返すこと。返済。弁済。

へんぺい

へんぺい【扁平な】
flat.→英和
扁平足 a flatfoot.→英和

へんぺい

へんぺい [0] 【扁平】 (名・形動)[文]ナリ
平たい・こと(さま)。「―な顔」

へんぺいそく

へんぺいそく [3] 【扁平足】
土踏まずが異常に浅く足の裏が平らな足。

へんぺいたいせん

へんぺいたいせん [5] 【扁平苔癬】
手足,外陰部,胴体部などにできる,かゆみを伴う扁平状に隆起する赤紫色の丘疹。口腔内にできるものは白色樹枝状となる。

へんぺいりつ

へんぺいりつ [3] 【扁平率】
天体の扁平の度合を示す数値。赤道半径と極半径との差を,赤道半径で割って表す。

へんぺいコンジローム

へんぺいコンジローム [8] 【扁平―】
〔(ラテン) condyloma latum〕
第二期梅毒に見られる扁平な丘疹。多く肛門周囲や陰部に生じ,くずれて膿性の液体を分泌,大きな感染源となる。

へんぺき

へんぺき [0] 【返璧】 (名)スル
相手を敬って借用した品を返すことをいう語。「大沼家過去帳写を―す/日乗(荷風)」

へんぺき

へんぺき [0] 【偏僻】 (名・形動)[文]ナリ
(1)心がかたよりねじけている・こと(さま)。「奇矯―なる下宿の主婦(アルジ)/罪と罰(魯庵)」
(2)都から遠く離れた土地。かたいなか。「―の地」

へんぺん

へんぺん [0][3] 【翩翩】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)軽やかにひるがえるさま。ひらひら。「浩さんの旗が…―と翻つて居るに違ない/趣味の遺伝(漱石)」
(2)かるがるしいさま。「蝶の花に戯るるが如き,―たる汝が嬌態も/肖像画(四迷)」
(3)きらめくさま。[日葡]

へんぺん

へんぺん [0] 【片片】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)切れ切れなさま。「―たる語句」
(2)切れ切れのものが軽くひるがえるさま。「―たる落花」
(3)とるにたりないさま。「多くは皆―たる一小冊子に過ぎずして/獺祭書屋俳話(子規)」

へんぼいん

へんぼいん [3] 【変母音】
⇒ウムラウト

へんぼう

へんぼう [0] 【辺防】
国境の防備。辺備。

へんぼう

へんぼう [0] 【偏旁・偏傍】
漢字の偏と旁(ツクリ)。

へんぼう

へんぼう【変貌】
transfiguration.→英和
〜する undergo a complete change.

へんぼう

へんぼう [0] 【変貌】 (名)スル
姿や様子などがすっかり変わること。変容。「―を遂げる」「都会は著しく―した」

へんぼうかんきゃく

へんぼうかんきゃく [0] 【偏旁冠脚】
漢字の「偏」「旁(ツクリ)」「冠(カンムリ)」「脚(アシ)」のこと。漢字の構成部分としては,他に「垂(タレ)」「構(カマエ)」「繞(ニヨウ)」などがある。漢和辞書の部首となることが多い。

へんぽう

へんぽう [0] 【変報】
変事の知らせ。

へんぽう

へんぽう [0] 【返報】 (名)スル
(1)人から受けた仕打ちに対して仕返しをすること。「自分が欺むかれた―に,残酷な復讐をする/こころ(漱石)」
(2)他人の好意に対してむくいること。返礼。
(3)返事。返信。

へんぽうじきょう

へんぽうじきょう ヘンパフジキヤウ 【変法自強】
〔法を変えて自らを強くする意〕
清朝末期,洋務運動に対し康有為(コウユウイ)・梁啓超(リヨウケイチヨウ)らが制度の根本的改革を主張して推進した政治改革運動。日清戦争後,光緒帝の信を得て憲法制定・国会開設・学制改革などを行おうとしたが,戊戌(ボジユツ)の政変により失敗した。戊戌変法。

へんぽん

へんぽん【返本】
books[magazines]returned unsold.

へんぽん

へんぽん【翩翻と翻(ひるがえ)っている】
be fluttering[waving] <in the wind> .

へんぽん

へんぽん [0] 【翩翻】 (ト|タル)[文]形動タリ
旗などが風にひるがえるさま。ひらひら。はたはた。「旗が―とひるがえる」

へんぽん

へんぽん [0] 【返本】 (名)スル
書店が,仕入れた本を出版元などに返すこと。また,その返された本。

へんまがん

へんまがん [3] 【片麻岩】
広域変成作用によって生じた,粗粒または中粒で完晶質の変成岩。長石・石英からなる明色層と黒雲母・角閃石などからなる暗色層とが交互に重なる縞状構造を示す。

へんまひ

へんまひ [3] 【片麻痺】
⇒半身不随(ハンシンフズイ)

へんまん

へんまん [0] 【遍満】 (名)スル
あまねく満ちること。「無数の光明かがやきて十方界に―す/栄花(鳥の舞)」

へんみ

へんみ [0] 【変味】 (名)スル
(日がたって)味が変わること。また,変わった味。

へんむ

へんむ [1] 【片務】
契約の当事者の一方のみが義務を負うこと。
⇔双務

へんむけいやく

へんむけいやく [4] 【片務契約】
契約当事者の一方のみが債務を負担する契約。贈与などがその例。
⇔双務契約

へんめい

へんめい [0] 【変名】 (名)スル
本名を隠して別の姓名を用いること。また,その姓名。

へんめい

へんめい【変名】
a false name.〜する change one's name.

へんもく

へんもく [0] 【編目・篇目】
(1)書物などの,編・章の題目。
(2)箇条書きにされたものの各条。また,箇条書きの文書。「今日起請文の―を定めらる/東鑑(文暦二)」
(3)決まり。また,前例。「かかる―もない事をしたぞ/史記抄 4」

へんやく

へんやく [0] 【変約】 (名)スル
約束をたがえること。

へんやく

へんやく [0] 【編訳】 (名)スル
(1)編集すること。編纂すること。[ヘボン]
(2)翻訳して編集すること。

へんやく

へんやく [0] 【変易】
〔「へんにゃく」とも〕
〔仏〕
(1)「へんえき(変易)」に同じ。
(2)「変易生死」の略。

へんやくしょうじ

へんやくしょうじ [5] 【変易生死】
〔仏〕 迷いの世界を離れた聖者である阿羅漢や菩薩の生死。物質的条件を借りない微妙な生死。
→分段生死

へんゆう

へんゆう [0] 【辺邑】
辺境にある村。かたいなか。

へんゆう

へんゆう [0] 【遍遊】 (名)スル
各地を歩き回ること。「海外を―し/新聞雑誌 18」

へんよ

へんよ [1] 【編輿】
網代(アジロ)で編んだ輿(コシ)。

へんよう

へんよう [0] 【変容】 (名)スル
外観や様子などが変わること。「故郷はすっかり―した」

へんよう

へんよう [0] 【変様】 (名)スル
事物の本質は変わらないで,その形や様子が変化すること。

へんよう

へんよう [0] 【辺要】
辺境の要地。国境の要害。

へんようぼく

へんようぼく ヘンエフ― [3] 【変葉木】
植物のクロトンの別名。

へんら

へんら [1] 【扁螺】
貝のシジミの異名。

へんらん

へんらん [0] 【変乱】 (名)スル
変事などによって世の中が乱れること。また,世の中を乱すこと。「社会の秩序を―することは最も国家の不幸であるから/花間鶯(鉄腸)」

へんらんうん

へんらんうん [3] 【片乱雲】
乱層雲のちぎれたもの。多く,雨や雪が降り出す前後に低空に現れる。

へんり

へんり [1] 【片理】
鉱物が薄片を重ねるように平行に配列して縞模様を呈する岩石の構造。結晶片岩や千枚岩などにみられ,岩石は薄く平行にはがれやすい。片状構造。

へんりきょうせい

へんりきょうせい [4] 【片利共生】
一方が利益を受けるが,他方は利益も害も受けないような共生。ナマコとカクレウオ,樹木とその樹皮につく地衣類などの例がある。

へんりゅう

へんりゅう [0] 【偏流】
航空機または船舶が,気流もしくは海流に流されること。

へんりょう

へんりょう [3] 【変量】
統計で,調査の対象としている性質を数量で表したもの。身長の測定値,種の発芽数,交通事故の件数など。

へんりん

へんりん [0] 【片鱗】
(1)一片のうろこ。
(2)ほんのわずかな部分。一端。「大器の―をうかがわせる」

へんりん

へんりん【片鱗】
[一部]a part;→英和
a glimpse.→英和
〜をうかがう get a glimpse <of> .

へんりん=を示す

――を示・す
学識や才能などの一部分をちらりと見せる。

へんるい

へんるい [0] 【辺塁】
辺境にあるとりで。

へんれい

へんれい [0] 【返礼】 (名)スル
(1)他人から受けた礼や贈り物に対して,挨拶を返したり品物を贈ったりすること。また,その挨拶や品物。「―に絵を贈る」
(2)仕返し。返報。

へんれい

へんれい【返礼】
a return;→英和
a return present (贈物).〜する make a return <for> ;give <a person> a present in return;return a call (訪問).→英和
…の〜に in return for….

へんれい

へんれい [0] 【返戻】 (名)スル
返し戻すこと。返却。返還。

へんれき

へんれき [0] 【遍歴】 (名)スル
(1)いろいろな地方を巡り歩くこと。「諸国を―する」
(2)さまざまな経験をすること。「豊富な女性―」

へんれき

へんれき【遍歴】
travels.〜する travel about.

へんろ

へんろ [1] 【遍路】
祈願のために,弘法大師修行の遺跡である四国八十八か所の霊場を巡り歩くこと。また,その人。「―宿」「お―さん」[季]春。《道のべに阿波の―の墓あはれ/虚子》

へんろ

へんろ【遍路】
a pilgrimage;→英和
a pilgrim (人).→英和
〜の旅に出る go on a pilgrimage.

へんろすがた

へんろすがた [4] 【遍路姿】
遍路をする時の服装。白木綿の衣服を着て同行二人と記した菅笠をかぶり,手甲・脚半をつけ,頭陀袋(ズダブクロ)と鈴・金剛杖を持つ。

へ掛けて

へかけて 【へ掛けて】 (連語)
⇒かけて(連語)(1)

へ長調

へちょう【へ長(短)調】
《楽》 <in> F major (minor).

べ [1] 【部】
大化前代,大和政権に服属する官人・人民の集団に付せられた呼称。五世紀末の渡来系技術者の品部(シナベ)への組織化に始まり,旧来の官人組織である伴(トモ)を品部の組織に改編し,また王権の発展に伴って服属した地方首長の領有民や技術者集団,中央豪族の領有民(部曲(カキベ))にも部を設定し,王権に服属した民であることを示した。部による支配方式を一般に部民制と呼び,六世紀を通じて大和政権の基本的な支配構造となった。部(トモ)。


「へ」の濁音の仮名。両唇破裂音の有声子音と前舌の半狭母音とから成る音節。
〔奈良時代までは,上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる〕

べ 【辺・方】 (接尾)
〔名詞「へ(辺・方)」から〕
名詞に付いて,そのあたり,そのそば,そのへん,また,その頃などの意を表す。「海―」「水―」「春―」「夕―」

べい

べい (助動)
□一□〔助動詞「べし」の連体形「べき」の音便の形〕
接続のしかたおよび意味は助動詞「べし」に同じ。「命こそかなひがたか〈べい〉ものなめれ/源氏(澪標)」「今行く末はあ〈べい〉やうもなし/更級」
□二□〔□一□が文末に用いられ,終助詞的になったもの。中世後期以降の用法。近世東国語では「べえ」とも〕
(1)推量の意を表す。…だろう。「其もありつ〈べい〉ぞ/史記抄 5」「今日は川越が有る〈べい〉に/雑兵物語」「お前がたの様な江戸衆にやあ何をいつてもわらわれ〈べえ〉と思つて/洒落本・道中粋語録」
(2)話し手の意志を表す。…しよう。「雁でござる。うる〈べい〉か/狂言・雁盗人」「いまの銭で蕎麦でも喰ふ〈べい〉/滑稽本・膝栗毛 2」「語る〈べえ〉と思ふ事もかたられねえちやあ/洒落本・道中粋語録」
(3)相手の動作を勧誘する意を表す。「さあ��,どいつでも出やあがれ。あかるい所で勝負し〈べい〉/滑稽本・浮世風呂 4」
〔(1)「べし」の連体形「べき」の音便の形として,「べい」は中古の会話文などから見られる。(2)□二□ は中世後期以降の用法で,東国語として多く用いられるようになる。特に,近世においては東国方言の特徴ある言い方とされ,「べいべい言葉」「関東べい」などとも呼ばれる。(3)近世後期の東国方言において,「べい」の接続は,四段活用には終止形,上一段・下一段活用には未然形に付く。カ変には「こ」「き」または「く」,サ変には「し」または「す」に付く。(4)□二□ は,現代でも,関東方言または東北方言などで用いられる〕

べい

べい (副助)
〔「ばかり」の転。「べえ」とも。近世江戸の俗語〕
(1)数量を表す語に付いて,おおよその分量・程度を表す。ほど。くらい。「なんでも金なら五十両―のかさだが/洒落本・呼子鳥」
(2)名詞に付いて,限定の意を表す。だけ。「酒―食(クラ)つてなまけるから,をさまらねえ/滑稽本・浮世風呂 4」

べいえん

べいえん [0] 【米塩】
(生活の必需品としての)米と塩。「―にも事欠く」

べいえんのし

べいえんのし [6] 【米塩の資】
生活費。生計費。

べいか

べいか [1] 【米貨】
アメリカの貨幣。

べいか

べいか [1] 【米菓】
米を原料としてつくられる菓子。せんべい・あられなど。

べいか

べいか [1] 【米価】
米の値段。「生産者―」

べいか

べいか【米価】
the price of rice.米価審議会 the Council of Rice Prices.

べいか

べいか【米貨】
American money (通貨);American goods (商品).

べいかしんぎかい

べいかしんぎかい [6] 【米価審議会】
米価をはじめ主要食糧の価格決定に関して調査審議を行い,農林水産大臣に建議する食糧庁の付属機関。1949年(昭和24)設置。

べいかじゆうぼうえききょうてい

べいかじゆうぼうえききょうてい 【米加自由貿易協定】
アメリカとカナダ間の貿易自由化に関する協定。1989年発効。この二国間協定を基礎にメキシコを加えた北米自由貿易協定(ナフタ)が1994年に発効。
→ナフタ(NAFTA)

べいぐん

べいぐん【米軍】
the United States army[armed forces].

べいこく

べいこく【米穀(店)】
(a) rice (dealer).→英和
米穀通帳 a rice-ration book.

べいこく

べいこく [0] 【米穀】
米。また,穀類の総称。

べいこく

べいこく 【米国】
亜米利加(アメリカ)合衆国の略称。

べいこくきょうしゅつせいど

べいこくきょうしゅつせいど [9] 【米穀供出制度】
農家が保有する米を,自家保有米を除き全量を政府に一定の価格で売り渡す制度。第二次大戦中および敗戦直後に実施された。

べいこくしょうけん

べいこくしょうけん [5] 【米穀証券】
1921年(大正10)政府が米麦などの買い入れ資金を調達するために発行した短期債券。42年(昭和17)食糧証券と改称。米券。

べいこくつうちょう

べいこくつうちょう [5] 【米穀通帳】
第二次大戦中・戦後にかけて,政府が米穀統制のために各世帯に配った通帳。

べいこくとうせいほう

べいこくとうせいほう 【米穀統制法】
米価の大幅な変動を抑制するため,政府による米価基準の設定,輸出入制限などを定めた法律。1933年(昭和8)米穀法の強化を目的として制定。42年米穀配給統制法とともに食糧管理法に発展した。

べいこくとりひきじょ

べいこくとりひきじょ [0][9] 【米穀取引所】
米の先物取引を行う商品取引所。食糧管理制度の制定により廃止。

べいこくねんど

べいこくねんど [5] 【米穀年度】
米の収穫期を基準にした一年の期間。前年11月から当年10月まで。

べいこくほう

べいこくほう 【米穀法】
米価を安定させるため,政府による米の需給関係の調整を定めた法律。1921年(大正10)制定,33年米穀統制法に発展。

べいご

べいご [0] 【米語】
アメリカで話されている英語。アメリカ英語。

べいご

べいご【米語】
American (English).→英和

べいごま

べいごま [0] 【貝独楽】
「ばいごま」の転。

べいさく

べいさく [0] 【米作】
稲を栽培・収穫すること。米作り。また,その実り具合。稲作。

べいさく

べいさく【米作】
rice crop[harvest].米作予想 a rice crop estimate.

べいさつ

べいさつ [0] 【米札】
江戸時代,諸藩で発行した藩札の一。米穀を兌換(ダカン)準備として発行したもの。米穀の斗量とその価値(金・銀・銭)が記されている。米券。

べいさん

べいさん [0] 【米産】
(1)米(コメ)の生産。「―県」
(2)アメリカ産。

べいざい

べいざい [0] 【米材】
アメリカ合衆国の太平洋岸地域とカナダのブリティッシュ-コロンビア州などから日本に輸入される木材の総称。針葉樹が主。北米材。

べいしきしゅうきゅう

べいしきしゅうきゅう [5] 【米式蹴球】
アメリカン-フットボール。

べいしゅ

べいしゅ [0] 【米酒】
⇒ビーチュー(米酒)

べいしゅう

べいしゅう [0] 【米収】
米の収穫。「―高」

べいしゅう

べいしゅう [1][0] 【米州】
南北アメリカ大陸の総称。亜米利加(アメリカ)州。

べいしゅうきこう

べいしゅうきこう 【米州機構】
〔Organization of American States〕
1948年に採択された憲章に基づく米州諸国の地域的国際機構。共同防衛・地域的安全保障のほか文化・社会・経済的な協力を任務とし,米州共同体制の基礎となっている。OAS 。

べいしゅうじんけんじょうやく

べいしゅうじんけんじょうやく 【米州人権条約】
米州機構が1969年に採択した地域的人権保護条約。実施のための機関として米州人権委員会および米州人権裁判所がある。

べいしゅうそうごえんじょじょうやく

べいしゅうそうごえんじょじょうやく 【米州相互援助条約】
アメリカ合衆国とラテン-アメリカ諸国間で締結された地域的集団安全保障条約。米国主導の反共的軍事同盟としての性格が強い。1948年発効。リオ条約。

べいしょく

べいしょく【米食する】
eat rice;live on rice.

べいしょく

べいしょく [0] 【米食】
米を食うこと。米を主食とすること。

べいじゅ

べいじゅ【米寿の祝い】
the celebration of one's 88th birthday.

べいじゅ

べいじゅ [1] 【米寿】
〔「米」の字が八十八に分解できることから〕
八八歳。また,その祝い。

べいじゅう

べいじゅう [0] 【陪従】
⇒ばいじゅう(陪従)

べいじゅのが

べいじゅのが 【米寿の賀】
八八歳の長寿の祝い。米(ヨネ)の祝い。

べいじん

べいじん [0] 【米人】
米国人。アメリカ人。

べいすぎ

べいすぎ [0] 【米杉】
ヒノキ科クロベ属の常緑大高木。心材は赤暗褐色で軽軟。建築・建具用材として北米から輸入される。ウエスタン-レッド-シーダー。アメリカネズコ。

べいせいせんそう

べいせいせんそう 【米西戦争】
⇒アメリカ-スペイン戦争(センソウ)

べいせん

べいせん [0] 【米銭】
(1)米とぜに。米穀と金銭。
(2)米代。

べいそ

べいそ [1] 【米租】
年貢として納める米。年貢米。

べいつが

べいつが [0] 【米栂】
マツ科の常緑高木。ツガ属。材は黄白色で,柱や防腐土台など建築構造材として多用される。北米から輸入される主要木材。ウエスタン-ヘムロック。

べいてん

べいてん [0] 【米点】
南画の描法の一。樹木・山谷などを水墨の点を打ち連ねて描き表すこと。多く夏山の山水を描くのに用いる。米芾(ベイフツ)によって創始されたことからの称という。

べいてんさんすい

べいてんさんすい [5] 【米点山水】
米点を用いて描いた山水画。

べいとうひ

べいとうひ [3] 【米唐檜】
⇒スプルース

べいねん

べいねん [0] 【米年】
米寿のこと。

べいのう

べいのう [0] 【米納】
米穀で租税を納めること。

べいはん

べいはん [0] 【米飯】
米の飯。「―給食」

べいばく

べいばく [0] 【米麦】
米と麦。また,広く穀物をいう語。

べいひば

べいひば [0] 【米檜葉】
ヒノキ科の常緑高木。特有の芳香があり,心材は黄色。材質は国産のヒバに似ており,腐りにくい。北米から輸入される主要木材の一つで,建築用材・デッキ用材などに使われる。アラスカ-シーダー。

べいふつ

べいふつ 【米芾】
(1051-1107) 中国,北宋の画家・書家。字(アザナ)は元章。「米法山水」といわれる独特の水墨による山水画法を創始。書もよくし,書画の卓越した鑑識家としても名高い。著書に「書史」「画史」などがある。
→米点(ベイテン)

べいふん

べいふん [0] 【米粉】
米の粉。

べいべいことば

べいべいことば [5] 【べいべい言葉】
〔話し言葉で文末に「べい」をつけることから〕
関東地方の訛(ナマ)りをあざけって呼ぶ語。また,広く田舎言葉の意にも用いる。「吾嬬訛(アヅマナマリ)の関東べい。―が書けべいなら/滑稽本・浮世風呂 3」

べいべい言葉

べいべいことば [5] 【べいべい言葉】
〔話し言葉で文末に「べい」をつけることから〕
関東地方の訛(ナマ)りをあざけって呼ぶ語。また,広く田舎言葉の意にも用いる。「吾嬬訛(アヅマナマリ)の関東べい。―が書けべいなら/滑稽本・浮世風呂 3」

べいべつ

べいべつ [0] 【袂別】 (名)スル
たもとを分かつこと。人と別れること。

べいまつ

べいまつ [0] 【米松】
マツ科の常緑大高木。トガサワラ属。心材は黄色または赤褐色。針葉樹の中では重く強い。北米から輸入される主要木材で,梁(ハリ)・桁などの建築用構造材として多用される。ダグラスファー。アメリカトガサワラ。

べいゆうじん

べいゆうじん 【米友仁】
(1072-1151) 中国,宋代の画家・書家。米芾(ベイフツ)の子。字(アザナ)は元暉,号は海岳道人・懶拙道人など。父の描法を継承した山水画に巧みであった。

べいるり

べいるり 【吠瑠璃】
〔梵 vaiḍūrya〕
「瑠璃」に同じ。びるり。「酒を―の壺に入れ/幸若・張良」

べいトン

べいトン [0] 【米―】
⇒トン(1)
 (ウ)

べう

べう 【可う】 (助動)
〔助動詞「べし」の連用形「べく」の音便形〕
助動詞「べし」に同じ。「走り来たる女子,あまた見えつる子どもに似る〈べう〉もあらず/源氏(若紫)」「是をききければ,少しもまがふ〈べう〉もなき小督の殿の爪音なり/平家 6」

べえ

べえ (助動)
⇒べい(助動)□二□

べえ

べえ (副助)
〔近世江戸語〕
副助詞「べい」に同じ。「よくあんでも,いろ��の事―いはつしやる/洒落本・道中粋語録」

べか∘なり

べか∘なり (連語)
〔推量の助動詞「べし」の連体形「べかる」に伝聞推定の助動詞「なり」の付いた「べかるなり」の転である「べかんなり」の撥音「ん」が表記されない形〕
…するはずのようだ。…のはずだそうだ。…すべきであるらしい。「にはかにうち続く―∘なる黄泉(ヨミジ)のいそぎは/源氏(夕霧)」「それはかぐや姫こそ候ふ―∘なれ/宇津保(初秋)」

べか∘めり

べか∘めり (連語)
〔推量の助動詞「べし」の連体形「べかる」に推量の助動詞「めり」の付いた「べかるめり」の転である「べかんめり」の撥音「ん」が表記されない形〕
…しそうなようすだ。…にちがいないようだ。…することができそうだ。「すずろなる死にをす―∘めるかな/竹取」「いとど忍びがたくおぼす―∘めり/源氏(匂宮)」

べかこう

べかこう ベカカウ [1][2]
〔「めかこう」の転という〕
下まぶたの裏の赤い部分を見せて,軽蔑・拒否の意を示すこと。また,その行為。あかんべい。べっかっこう。べっかんこう。べかこ。

べかし

べかし (助動)(○・べかしく(べかしう)・(べかし)・べかしき・○・○)
〔推量の助動詞「べし」の補助活用「べかり」の語尾を形容詞シク活用型の活用語尾に転じさせたもの〕
当然そうならなければならない状態やそうあるのが適当である状態にある意を表す。「物まめやかにある〈べかしう〉すこし書き給ひて/源氏(玉鬘)」「人がらはなやかにある〈べかしき〉十余人つどひ給へれば/源氏(行幸)」
〔(1)この語の成立については,「べくあるらし」の転かとの説もある。(2)用例はすべて動詞「あり」の連体形「ある」に付いたもので,連用形「べかしく(べかしう)」,連体形「べかしき」の二活用型に限られている〕

べかぶね

べかぶね [0] 【べか船】
(1)薄板で造った一人乗りの小舟。軽量で,艫(トモ)に縛り付けた櫂(カイ)でこぐ簡単な構造のもの。東京湾で海苔採集に用いた海苔べかはその典型。
(2)江戸時代,利根川支流の渡良瀬川・思川などで商品輸送に使われた長さ15メートル,幅2.5メートル程度の川船。

べから∘ず

べから∘ず (連語)
〔推量の助動詞「べし」の未然形「べから」に打ち消しの助動詞「ず」の付いたもの〕
助動詞「べし」の打ち消しの言い方。現代語でも文語的表現として用いられることがある。
(1)文末に用いて,禁止する意を表す。…してはならない。「無用の者立ち入る―∘ず」「みだりに運転者に話しかける―∘ず」「是は汝がもとどりと思ふ―∘ず/平家 1」
(2)(「ざるべからず」の形で)強く指示したり命令する意を表す。「勝利をめざして奮励努力せざる―∘ず」「人として危難をみては助けざる―∘ず」
(3)不可能の意を表す。…することができない。現代語では,多く「べからざる」の形を用いる。「当たる―∘ざるいきおい」「許す―∘ざる行為」「万事にかへずしては,一の大事成る―∘ず/徒然 188」
(4)そうする意志のないことを表す。「われ他の女に娶(トツ)ぐ―∘ず,汝亦他の男に近付く―∘ず/今昔 10」
〔中古では主として漢文訓読文に用いられた〕

べからざる

べからざる (連語)
⇒べからず(連語)(3)

べからずや

べからずや (連語)
〔連語「べからず」に係助詞「や」の付いたもの〕
文末に用い,反語表現として,当然の意を表す。…すべきではなかろうか。「雷(イカズチ)の光のごときこれの身は死の大王常にたぐへりおづ―/仏足石歌」

べかり

べかり (助動)(べから・べかり・○・べかる・○・○)
〔「べくあり」の転〕
推量の助動詞「べし」の補助活用。「べからず」「べかりき」など,他の助動詞に続くときに用いられる。ただし,連体形「べかる」には体言に続く用法もある。
〔(1)終止形にあたるものはない。(2)連体形「べかる」が「なり」「めり」などの助動詞に続くとき,音便の形をとって,「べかんなり」「べかんめり」となり,さらに撥音「ん」が表記されないで,「べかなり」「べかめり」となることがある〕
⇒べし(助動)

べかり∘けり

べかり∘けり (連語)
〔推量の助動詞「べし」の連用形「べかり」に過去の助動詞「けり」の付いたもの〕
当然のことを今あらためて悟ったというような場合に用いられる。…すべきであった。…するはずであった。「あひ見ずは恋しき事もなからまし音にぞ人を聞く―∘ける/古今(恋四)」「作文の船にぞ乗る―∘ける/大鏡(頼忠)」「おそれの中に恐る―∘けるはただ地震(ナイ)なりけり/方丈記」

べかん∘なり

べかん∘なり (連語)
〔推量の助動詞「べし」の連体形「べかる」に伝聞推定の助動詞「なり」の付いた「べかるなり」の転〕
「べかなり」に同じ。「物へわたりたまふ―∘なりと仲信が言ひつれば/源氏(浮舟)」「何条,此の御所ならでは,いづくへかわたらせ給ふ―∘なる/平家 4」

べかん∘めり

べかん∘めり (連語)
〔推量の助動詞「べし」の連体形「べかる」に推量の助動詞「めり」の付いた「べかるめり」の転〕
「べかめり」に同じ。「さても院の思し構ふる事,忍ぶとすれど,やうやうもれ聞こえて,東ざまにも,その心づかひす―∘めり/増鏡(新島守)」

べか船

べかぶね [0] 【べか船】
(1)薄板で造った一人乗りの小舟。軽量で,艫(トモ)に縛り付けた櫂(カイ)でこぐ簡単な構造のもの。東京湾で海苔採集に用いた海苔べかはその典型。
(2)江戸時代,利根川支流の渡良瀬川・思川などで商品輸送に使われた長さ15メートル,幅2.5メートル程度の川船。

べき

べき [1] 【冪・巾】
〔数〕 同一の数や文字を何度か掛け合わせたもの。累乗。

べき

べき【冪】
a power.→英和
3乗冪 the third power.

べき

べき (助動)
〔助動詞「べし」の連体形〕
推量の助動詞「べし」の残存形として,現代語でも次のように用いられる。
(1)当然のなりゆき,あるいは,そうなるはずの事柄を述べる。「いま満開のこの花もやがては散る〈べき〉運命にある」「最近における少年犯罪の増加は恐る〈べき〉ことだ」
(2)〔「べきだ」「べきである」などの形で〕
義務づける意味を表す。「この件についての責任はすべて幹部がとる〈べき〉だ」「無責任な批判はなす〈べき〉ではない」
→べし(助動)

べきかんむり

べきかんむり [3] 【冖冠】
⇒ワ冠(ワカンムリ)

べききゅうすう

べききゅうすう [3][5] 【冪級数】
��+���+���²+���³+…+����+… の形をした級数を � の冪級数という。整級数。

べきこん

べきこん [0] 【冪根】
⇒累乗根(ルイジヨウコン)

べきしすう

べきしすう [4][3] 【冪指数】
累乗(ルイジヨウ)の指数。
→累乗

べきしゅうごう

べきしゅうごう [3] 【冪集合】
集合 � のすべての部分集合の集合を � の冪集合という。2� で表す。

べきすい

べきすい 【汨水】
汨羅江(ベキラコウ)の別名。

べきぜん

べきぜん [0] 【冪然】 (ト|タル)[文]形動タリ
おおいかぶさるさま。「―たる爆発物が抛(ナ)げ出されるか/虞美人草(漱石)」

べきだ

べきだ (連語)
〔助動詞「べし」の連体形に助動詞「だ」の付いたもの〕
⇒べき(助動)(2)

べきべき

べきべき [0] 【冪冪】 (ト|タル)[文]形動タリ
雲などが一面におおうさま。「―たる雲を貫ぬいて/趣味の遺伝(漱石)」

べきや

べきや (連語)
〔推量の助動詞「べし」の連体形「べき」に助詞「や」の付いたもの〕
□一□〔「や」が詠嘆の終助詞の場合。「べき」は係りの助詞「ぞ」の結びとしてのもの〕
…しそうなものだなあ。…するはずだなあ。「まことに心ばせあらむ人はわがかたにぞよる―/源氏(蜻蛉)」
□二□〔「や」が疑問または反語の意を表す係助詞の場合。中世以降の用法〕
…であろうか。…してよいだろうか。「合戦の庭に出でて,敵の強ければとて,しりぞかんにおいては,軍の勝負有る―は/保元(中)」「いかがす―,されども此野は縦横にわかれてうひ��しき旅人の道ふみたがへんあやしう侍れば/奥の細道」
〔□二□の「や」は,本来は終止形「べし」に付くべきもの。→べしや(連語)〕

べきら

べきら 【汨羅】
汨羅江(ベキラコウ)のこと。

べきらこう

べきらこう 【汨羅江】
中国,湖南省北東部を西流し,湘江下流に注ぐ川。楚の詩人屈原が石を抱いて投身した川。長さ約200キロメートル。別称,汨水。ミールオ-チアン。

べきらのおに

べきらのおに 【汨羅の鬼】
〔屈原の故事から〕
溺死者。水死人。

べく

べく (助動)
〔助動詞「べし」の連用形〕
推量の助動詞「べし」の残存形として,現代語でも,可能な動作・作用や,実現の可能性のある事態を述べるのに用いる。「来年の博覧会開催に間に合わせる〈べく〉,突貫工事が行われている」「現在の生産量を維持す〈べく〉最大限の努力をしている」

べく∘そうろう

べく∘そうろう 【べく候】 (連語)
〔推量の助動詞「べし」の連用形に補助動詞「そうろう(候)」の付いたもの。中世以降,書簡文に多く用いられる〕
「べし」の意を丁寧に言い表す。自分自身の意志や,相手への依頼・勧誘などの意を表すことが多い。…するつもりです。…してくださいませ。「いろいろの御仏おこなはせ給ふ―∘候。あなかしこ/東寺百合文書」「万あすあさての程まゐり候て申候―∘候。かしこ/実隆公記紙背文書」

べくさかずき

べくさかずき [3] 【可く杯・可く盃】
〔「可」の字は,候文では「可参候(マイルベクソウロウ)」のように必ず上に書き,下には置かないところから〕
底に小さな穴のある杯。指で穴をふさいで酒を受け,飲み干さないと下に置けない杯。底をとがらせて,置くと倒れるようになっているものもある。

べくして

べくして (連語)
〔推量の助動詞「べし」の連用形「べく」に接続助詞「して」の付いたもの〕
(1)きっと…するであろうという予想のもとで。…するのは当然という状況で。「勝つ―勝った試合」
(2)…するのは可能であるとしても。「そのような事は言う―行いがたい」

べくすけ

べくすけ [2] 【可く助】
「べくない(可内)」に同じ。

べくない

べくない [2] 【可く内】
〔書簡文で「可」の字は必ず上に置かれ,下には置かれなかったことから,「可」でない,つまり決して上には置かれない,の意を人名らしくした語〕
江戸時代,武家の下男の通称。べく助。

べくのみ

べくのみ [0] 【可く飲み】
可く杯(サカズキ)で酒を飲むこと。飲み干すまで杯を下に置かずに飲むこと。

べくは

べくは (連語)
〔推量の助動詞「べし」の連用形「べく」に係助詞「は」の付いたもの〕
(1)助動詞「べし」の連用法の「べく」を取りたてて言い表す。「艶に好ましきことは,目につかぬ所あるに,うち頼む―見えず/源氏(帚木)」
(2)…するはずであるならば,…することができるならば,などの意の仮定条件を表す。「詠みつ―,はやいへかし/土左」「まことに来世にて逢ふ―,ただ今死してにも行かんとぞ思ふ/平治(下・古活字本)」
〔(2)については,「べく」を未然形とする説もある〕

べくもあら∘ず

べくもあら∘ず (連語)
〔推量の助動詞「べし」の打ち消しの言い方「べくあらず」に係助詞「も」を挿入して強調の意を加えたもの〕
(1)…するはずがない。…しそうにもない。「風波とににやむ―∘ず/土左」
(2)…することができそうもない。「わが子どもの影だにふむ―∘ぬこそくちをしけれ/大鏡(道長)」「したり顔におとなしくもどきぬ―∘ぬ人の言ひ聞かするを…聞きゐたる,いとわびし/徒然 168」

べくもない

べくもな・い (連語)
〔推量の助動詞「べし」の打ち消しを強めた言い方「べくもあらず」の「あらず」を形容詞「ない」に置き換えたもの。文語では「べくもなし」。また「べく」が音便の形「べう」となって,「べうもなし」となることがある〕
(1)…することができそうにもない。「そのようなことは望む―・い」「彼のすぐれた能力には到底及ぶ―・い」「かうまで思ひすぐすべうもなきけうとさかな/源氏(真木柱)」
(2)…するはずがない。…しそうもない。「入道相国簾中より見出して,有るべうもなし,とのたまへば/平家 2」

べくんば

べくんば (連語)
〔「べくは」の転。中世以降の言い方〕
「べくは(連語){(2)}」に同じ。「仕へて朝廷に交る―,入道の悪心を和げて,天下の安全を得しめたまへ/平家 3」「是を忍ぶ―,孰(タレ)をか忍ぶべからざらん/論語抄」
〔現代語でも,文語的表現として用いられることがある。「助く―,すなわち助けよ」〕

べく候

べく∘そうろう 【べく候】 (連語)
〔推量の助動詞「べし」の連用形に補助動詞「そうろう(候)」の付いたもの。中世以降,書簡文に多く用いられる〕
「べし」の意を丁寧に言い表す。自分自身の意志や,相手への依頼・勧誘などの意を表すことが多い。…するつもりです。…してくださいませ。「いろいろの御仏おこなはせ給ふ―∘候。あなかしこ/東寺百合文書」「万あすあさての程まゐり候て申候―∘候。かしこ/実隆公記紙背文書」

べけ∘む

べけ∘む (連語)
〔推量の助動詞「べし」の古い未然形「べけ」に推量の助動詞「む」の付いたもの。「べけん」とも〕
「べからむ」と同様に推量の意を表す。係助詞「や」を伴い,反語に用いられることが多い。「われ老いたる親あり。亦自ら福業あるに依つて,いまだ死に及ばず。何ぞ忽ちに死ぬ―∘んや/今昔 9」「大いさ牛をかくすとも云ふ―∘ん/野ざらし紀行」
〔中古の漢文訓読文から用いられるようになった語〕

べけ∘ん

べけ∘ん (連語)
⇒べけむ(連語)

べこ

べこ [1]
東北地方で,牛のこと。

べざい

べざい [0] 【弁才・弁財】
「弁才船(ベザイセン)」の略。

べざいせん

べざいせん [0] 【弁才船・弁財船】
和船の一。江戸時代,海運の隆盛に対応して全国的に活躍し,俗に千石船と呼ばれた典型的和船。船首形状や垣立(カキタツ)に特徴があり,一本マストに横帆一枚ながら帆走性能・経済性にすぐれた。菱垣(ヒガキ)廻船・樽(タル)廻船・北前船などもすべてこの形式を用いた。べざいぶね。べんざいせん。

べざいてん

べざいてん 【弁才天】
⇒べんざいてん(弁才天)

べし

べし (助動)(べから・べく(べかり)・べし・べき(べかる)・べけれ・○)
推量の助動詞。動詞およびそれと同じ活用型の助動詞の終止形に接続する。ただし,ラ行変格活用の動詞,およびそれと同じ活用型の語には連体形に接続する。上代以降広く用いられている語であるが,現代語でも,やや文語的な言い方として,一部の用法がなお行われている。
□一□現代語の場合。未然形「べから」,連用形「べく」,終止形「べし」,連体形「べき」が用いられる。未然形「べから」は打ち消しの助動詞「ず」を伴う用法,連用形「べく」は中止法と直接用言にかかる用法とに限られる。
(1)当然のなりゆき,または,そうなるはずの事柄を述べるのに用いる。「いま満開のこの桜の花も,やがては散る〈べき〉運命にある」「非行少年の増加は恐る〈べき〉ことだ」
(2)(「べきだ」「べきである」「べからざる」などの形で)義務づける意味を表す。「この際,あまり無責任な批判はなす〈べき〉ではない」「人権はおかす〈べから〉ざるものだ」
(3)(終止形「べし」を文末に用いて)命令の意を表す。「全員ただちに練習を始める〈べし〉」「報告書は今月末までに必ず提出す〈べし〉」
(4)可能な動作・作用,あるいは実現の可能性のある事態を述べるのに用いる。「今年中に完成す〈べく〉最善の努力をする」「現地の実情は想像す〈べから〉ざる惨状である」
(5)(「べからず」の形で)禁止の意を表す。「関係者以外立ち入る〈べからず〉」「みだりに路上にたん・つばを吐く〈べからず〉」
□二□古語の場合。
(1)話し手が確信をもって推量する場合に用いられる。…だろう。きっと…だろう。「この人々の深き心ざしは,この海にもおとらざる〈べし〉/土左」「人はかたちありさまのすぐれたらんこそあらまほしかる〈べけれ〉/徒然 1」
(2)当然の意を表す。確信の程度が強められた場合に用いられる。…にちがいない。きっと…するはずだ。…することになっている。「仏の御徳必ず見たまふ〈べき〉人にこそあめれ/更級」「おそれの中に恐る〈べかり〉けるは,ただ地震(ナイ)なりけり/方丈記」
(3)そうする意志を表す。自分の動作を確信をもって主張する場合に用いられる。…しよう。…するつもりだ。「ますらをの聡き心も今はなし恋の奴(ヤツコ)に我(アレ)は死ぬ〈べし〉/万葉 2907」「毎度ただ得失なく,この一矢に定む〈べし〉と思へ/徒然 92」
(4)適当あるいは勧誘の意を表す。話し手がこうすれば確かによいと判断する場合,また,それを他に誘いかける場合に用いられる。…したほうがよい。「作文(サクモン)のにぞ乗る〈べかり〉ける/大鏡(頼忠)」「はかなくうち語らはん友なりとも,よくその人を選ぶ〈べし〉/十訓 5」
(5)命令する意を表す。勧誘する意がさらに強調された場合である。…しなさい。…してはならない。「頼朝が首をはねて,わが墓の前に懸く〈べし〉/平家 6」「遠く日月を惜しむ〈べから〉ず/徒然 108」
(6)可能の意を表す。当然の意が強調された場合に用いられる。…することができる。「まことに来世にて逢ふ〈べく〉は,ただ今死しても行かんとぞ思ふ/平治(下・古活字本)」「竜に乗らずは,渡る〈べから〉ず/今昔 5」
〔(1)上代・中古では,上一段活用の動詞に付く時,連用形に接続することがある。「我がやどの萩咲きにけり散らぬ間にはや来て見〈べし〉奈良の里人/万葉 2287」(2)中世後期以降,一段活用・二段活用の動詞にも連用形に接続する例が多くなる。「語をとらば一向に意をかへ〈べし〉/中華若木詩抄」(3)派生語形として「べみ」「べらなり」がある。→べみ・べらなり〕

べして

べして 【別して】 (副)
「べっして」に同じ。「此客―惚れられる気もなく/洒落本・娼妓絹籭」

べして=も無(ナ)い

――も無(ナ)い
大した事もない。つまらない。「なんの―事を,よし��奥方のお心休め/浄瑠璃・忠臣蔵」

べしみ

べしみ [0] 【癋見・圧面】
能面の一。大べしみ・小べしみ・猿べしみなどの総称。天狗・鬼畜・鬼神に扮する際に用いる。下あごが大きく張り,上下の唇を強く食いしばり,目をむき鼻穴を大きくふくらませた形相のもの。
癋見=1[図]
癋見=2[図]

べしや

べしや (連語)
〔助動詞「べし」の終止形に係助詞「や」の付いたもの〕
確信をもっての推量,適当・当然・可能など,「べし」のさまざまな意味を,疑問または反語の形で表す。きっと…だろうか。…するほうがよいだろうか。…するはずだろうか。…することができるだろうか。「三輪山を然も隠すか雲だにも心あらなも隠さふ―/万葉 18」「いとかくさやかには書く―/源氏(若菜下)」「この事行綱しらせずは,浄海安穏に有る―/平家 2」

べそ

べそ [1]
子供などが泣きそうになること。

べそ

べそ
〜をかく snivel;→英和
sob.→英和

べそ=をかく

――をか・く
子供などが口をゆがめて今にも泣きそうになる。べそをつくる。

べた

べた
■一■ (形動)
(1)すきまのないさま。一面に広がっているさま。「一寸見当の付かないものが―に描いてある/草枕(漱石)」
(2)名詞またはそれに準ずる語の上に付いて,「すきまのないさま」「すっかり」「すべて」などの意を表す。「―惚(ボ)れ」「―ぼめ」「―一面」「―凪(ナギ)」
■二■ (名)
(1)「べた組み」の略。
(2)「べた焼き」の略。

べたあし

べたあし [0] 【べた足】
「扁平足(ヘンペイソク)」の俗な言い方。

べたいちめん

べたいちめん [1] 【べた一面】
物の表面全体。ある地域すべて。「―の焼け野原」

べたおくれ

べたおくれ [3] 【べた遅れ】
列車などが,全面的に遅れること。「事故で下りは―だ」

べたきじ

べたきじ [0] 【べた記事】
〔新聞などで〕
一段見出しで,活字がべったり詰まった感じの小さな記事。べた。

べたきそ

べたきそ [3] 【べた基礎】
建築物の最下階全体にわたって板状に設けられた基礎。マット基礎。

べたぐみ

べたぐみ [0] 【べた組み】
組版で,字間または行間を空けないで組むこと。

べたっと

べたっと [2] (副)
「べたり」に同じ。「―すわりこむ」「―はりつける」

べたつき

べたつき [0]
べたつくこと。また,こびること。

べたつく

べたつく
⇒べたべた.

べたつく

べたつ・く [0] (動カ五[四])
(1)ねばりつく。べたべたする。「汗で―・いて気持ちが悪い」
(2)男女がだらしなくまつわりつく。「人前で―・く」「お花が貴郎(アナタ)に―・く/社会百面相(魯庵)」

べたなぎ

べたなぎ [0] 【べた凪】
風が全くなく海一面がなぐこと。

べたぬり

べたぬり [0] 【べた塗り】
一面にすき間なく塗ること。

べたべた

べたべた
[厚く]thickly;→英和
all over (一面に).〜する[ねばつく]be sticky;stick <to a thing> ;→英和
flirt <with a person> (男女が).→英和

べたべた

べたべた
■一■ [1] (副)スル
(1)ねばりつくさま。「汗でからだが―する」
(2)まといつくさま。男女がべたつくさま。「―(と)孫を甘やかす」「人前で―(と)くっつきあう」
(3)ねばっこい液汁を厚く塗るさま。「おしろいを―(と)塗りたくる」
(4)一面に紙をはりつけたりするさま。また,やたらに判を押したりするさま。「壁に―(と)広告をはりつける」「書類に判を―(と)押す」
■二■ [0] (形動)
ねばりつくさま。「手が―になる」
■三■ [4][0] (名)
(1)ねばりつく物。ねばるもの。「手の―がとれない」
(2)〔「べたべたの餅(カチン)」の略。女房詞〕
小豆餡(アズキアン)をつけたもち。

べたほめ

べたほめ【べた誉めする】
lay it on thick.

べたぼめ

べたぼめ [0] 【べた賞め】 (名)スル
手放しでほめること。

べたぼれ

べたぼれ [0] 【べた惚れ】 (名)スル
すっかり惚れこむこと。

べたやき

べたやき [0] 【べた焼き】
写真のネガを印画紙に密着させて焼き付けること。コンタクト。

べたゆき

べたゆき [0] 【べた雪】
水気の多い雪。

べたり

べたり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)ねばねばしたものがくっつくさま。べっとり。べったり。「ワッペンを―とはりつける」
(2)だらしなく尻を床につけて座るさま。「座敷に―と座りこむ」
(3)印鑑などを濃く押すさま。「赤い判が―と押してある」

べた一面

べたいちめん [1] 【べた一面】
物の表面全体。ある地域すべて。「―の焼け野原」

べた凪

べたなぎ [0] 【べた凪】
風が全くなく海一面がなぐこと。

べた基礎

べたきそ [3] 【べた基礎】
建築物の最下階全体にわたって板状に設けられた基礎。マット基礎。

べた塗り

べたぬり [0] 【べた塗り】
一面にすき間なく塗ること。

べた惚れ

べたぼれ [0] 【べた惚れ】 (名)スル
すっかり惚れこむこと。

べた焼き

べたやき [0] 【べた焼き】
写真のネガを印画紙に密着させて焼き付けること。コンタクト。

べた組み

べたぐみ [0] 【べた組み】
組版で,字間または行間を空けないで組むこと。

べた記事

べたきじ [0] 【べた記事】
〔新聞などで〕
一段見出しで,活字がべったり詰まった感じの小さな記事。べた。

べた誉めする

べたほめ【べた誉めする】
lay it on thick.

べた賞め

べたぼめ [0] 【べた賞め】 (名)スル
手放しでほめること。

べた足

べたあし [0] 【べた足】
「扁平足(ヘンペイソク)」の俗な言い方。

べた遅れ

べたおくれ [3] 【べた遅れ】
列車などが,全面的に遅れること。「事故で下りは―だ」

べた雪

べたゆき [0] 【べた雪】
水気の多い雪。

べち

べち 【別】 (名・形動ナリ)
〔呉音〕
「べつ(別)」に同じ。「―の子細候はず/平家 7」

べちゃくちゃ

べちゃくちゃ [1] (副)
うるさくよくしゃべるさま。ぺちゃくちゃ。ぺちゃぺちゃ。「数人で―としゃべっている」

べちゃべちゃ

べちゃべちゃ
■一■ [1] (副)スル
(1)水気を多く含んでくずれかかっているさま。べたべた。「雪解け道が―している」
(2)「べちゃくちゃ」に同じ。「隣室でだれかが―しゃべっている」
■二■ [0] (形動)
{■一■(1)}に同じ。「―になる」「―の御飯」

べちゃべちゃ

べちゃべちゃ
⇒ぺちゃくちゃ.

べっか

べっか [0][1] 【別火】
神事を行う者が,けがれを忌んで別に鑽(キ)り出した火を用いて食物を調理すること。また,服喪中の者や月経中の女性など,けがれがあるとされる者が,炊事の火を別にすること。べつび。
→合い火(ビ)

べっか

べっか [0][1] 【別家】
⇒べっけ(別家)

べっか

べっか [0][1] 【別科】
簡易な程度において特別の技能教育を施す課程。高校・大学に設置し,その卒業者または同等の学力を有する者を対象とする。
→専攻科

べっかい

べっかい 【別海】
北海道東部,根室支庁野付郡の町。根室海峡に臨み,根釧台地では酪農中心の機械化農業が行われる。ハクチョウが飛来する風蓮湖がある。

べっかく

べっかく【別格の】
special.→英和

べっかく

べっかく [0] 【別格】
きまった格式によらないこと。特別であること。例外的な扱いを受けること。「あの人は―だ」「―の扱い」

べっかくかんぺいしゃ

べっかくかんぺいしゃ [7] 【別格官幣社】
旧社格の一。官幣小社と同格に扱われた。国家に功労のあった人をまつる。

べっかくじ

べっかくじ [0][5] 【別格寺】
寺の階級の一。特別由緒のある寺をいう。

べっかくほんざん

べっかくほんざん [5] 【別格本山】
大本山に準じて別格の扱いを受ける寺。

べっかん

べっかん【別館】
an annex <to> .→英和

べっかん

べっかん [0] 【別館】
本館とは別に設けた建物。

べっかん

べっかん [0] 【鼈羹】
禅家で間食に用いる餅菓子の一種。すった山の芋に小豆粉・小麦粉・砂糖などを練り合わせて蒸し,亀甲(キツコウ)の形に切ったもの。

べっかん

べっかん [0] 【別巻】
全集などの本体となる巻に追加した巻。

べっかんこう

べっかんこう [1][3]
「べかこう」に同じ。「人指し指で―をして見せた/坊っちゃん(漱石)」

べっき

べっき【別記】
⇒別項.

べっき

べっき [0][1] 【別記】 (名)スル
主要な文章とは別に書き添えること。また,その文章。「細則は―する」

べっきゅう

べっきゅう [0] 【別給】
平安時代,親王の年給の一。巡給とは別に,別勅によって,皇后から生まれた第一皇子の年給として,毎年諸国の掾(ジヨウ)の任命権を与えること。

べっきょ

べっきょ【別居】
<legal> separation.→英和
〜する live separately;live apart <from> .〜中の妻 a separated wife;a grass widow.別居手当 alimony.→英和

べっきょ

べっきょ [0] 【別居】 (名)スル
(親子・夫婦などが)別れて住むこと。
⇔同居
「仕事のつごうで家族と―する」

べっきょう

べっきょう [0] 【別教】
(1)天台宗の教判である五時八教の化法四教の第三番目。前後三教(蔵教・通教・円教)とは異なり菩薩のみを対象とする教えで,空仮中の三諦を超えた高次の中への道を説く。
(2)華厳宗の教判で,五教の最高である円教の一。三乗を超越した絶対の教えをいう。

べっけ

べっけ [0] 【別家】 (名)スル
(1)本家から分かれて新しく一家を立てること。また,その家。分家。
(2)主家の暖簾(ノレン)を分けてもらって新しい店を出すこと。また,その店。暖簾分け。
(3)別の家。また,別宅。

べっけい

べっけい [0] 【別掲】 (名)スル
別にかかげること。別のところに掲載すること。「―の図を参照せよ」

べっけん

べっけん [0] 【別件】
別の事件。別の用件。

べっけん

べっけん【瞥見】
a glance;→英和
a glimpse.→英和
〜する glance <at> ;get a glimpse <of> .

べっけん

べっけん [0] 【瞥見】 (名)スル
ちらりと見ること。ざっと目を通すこと。一瞥。「話ぶりからその人柄が―できる」「―すると女が四人でテニスをして居た/趣味の遺伝(漱石)」

べっけんこん

べっけんこん [3] 【別乾坤】
世俗とかけはなれた世界。別天地。別世界。

べっけんたいほ

べっけんたいほ [5] 【別件逮捕】
犯罪の被疑者について逮捕し得る有力な証拠が発見できないとき,その被疑者を別の犯罪により逮捕すること。

べっけんたいほ

べっけんたいほ【別件逮捕する】
arrest on another charge.

べっこ

べっこ【別個の】
another;→英和
different (違った);→英和
separate (別々の).→英和
〜に separately.→英和

べっこ

べっこ [0] 【別個・別箇】 (名・形動)[文]ナリ
(1)他と切り離された別のものである・こと(さま)。「それとこれとは全く―のものだ」「―の立場に立つ」「幼いとはいえ親とは―の人格だ」
(2)一つ一つ分離している・こと(さま)。「―に会見する」「それぞれに―の条件がある」

べっこ

べっこ [1][0] 【別戸】
別に一戸をかまえること。また,その家。別家。「―をかまえる」

べっこう

べっこう [0] 【別項】
別の条項。別の項目。

べっこう

べっこう【別項】
another[a separate]paragraph[clause,section].〜の通り as stated elsewhere[in another section].

べっこう

べっこう [0] 【鼈甲】
(1)カメ類の甲。特に,スッポンの甲。生薬の一つで,解熱・強壮薬に用いる。
(2)タイマイの甲を煮て作った,櫛(クシ)・笄(コウガイ)などの材料。
〔近世,タイマイの甲を装飾品として用いることが禁止されたためスッポンの甲と言いのがれたことからの称〕

べっこう

べっこう【鼈甲】
tortoiseshell.→英和
鼈甲細工 tortoiseshell work.

べっこうあめ

べっこうあめ [3] 【鼈甲飴】
〔色が鼈甲{(2)}に似ているところから〕
ざらめを加熱して溶かし,型に入れて薄く伸ばし固めた飴。

べっこういろ

べっこういろ [0] 【鼈甲色】
鼈甲{(2)}のような色。やや黒みがかった黄色や,透明な黄褐色。

べっこうとんぼ

べっこうとんぼ [5] 【鼈甲蜻蛉】
トンボの一種。体長約4センチメートル。体色は黄褐色ないし茶褐色。はねに鼈甲色の紋がある。低地の池沼にすむが,環境の変化に弱いため分布が縮小し,静岡県桶ヶ谷沼の一部にのみ生息する。

べっこうに

べっこうに [0] 【鼈甲煮】
〔色が鼈甲{(2)}に似ているところから〕
砂糖・醤油などで調味して煮詰め,濃い色と照りを出した煮物。「大根の―」

べっこうばち

べっこうばち [3] 【鼈甲蜂】
ベッコウバチ科のハチ。体長約25ミリメートル。体は細く黒色。はねは鼈甲色を帯びる。雌はクモを捕らえ,地中の穴に引き入れて一卵を産みつける。幼虫はクモを食べて育つ。日本から東南アジアにかけて分布。

べっこん

べっこん [0] 【別懇】 (名・形動)[文]ナリ
特別に親しい・こと(さま)。昵懇(ジツコン)。「彼とは―にしている」「―な間でございますのに,何でお手打に遊ばした/真景累ヶ淵(円朝)」

べっさい

べっさい [0] 【別才】
特別の才能。また,別の才能。

べっさい

べっさい [0] 【別載】 (名)スル
別に掲載・記載すること。

べっさく

べっさく [0] 【別策】
別の策略。ほかの手段。

べっさつ

べっさつ [0] 【別冊】
書物の付録として別にとじた冊子。また,雑誌などで,定期的に刊行される本誌とは別に臨時につくったもの。「―付録」「夏季―特集号」

べっさつ

べっさつ【別冊】
a separate volume;an extra number (雑誌).

べっし

べっし【蔑視】
⇒軽蔑.

べっし

べっし [0][1] 【別紙】
別の紙。そのものとは別に添えた紙。

べっし

べっし【別紙(の通り)】
(as stated on) another sheet.

べっし

べっし [1] 【別使】
別の使い。また,特別の使者。

べっし

べっし [0][1] 【蔑視】 (名)スル
あなどること。さげすむこと。

べっしつ

べっしつ [0] 【別室】
(1)別の部屋。また,特別に設けられた部屋。
(2)側室。

べっしつ

べっしつ【別室】
another[a separate]room.

べっして

べっして [0] 【別して】 (副)
とりわけ。特別に。「―親しくおつきあい願います」「―感心なのは嬢様だね/社会百面相(魯庵)」

べっしどうざん

べっしどうざん 【別子銅山】
愛媛県東部,新居浜市と別子山村にまたがる,層状含銅硫化鉄鉱鉱床からなる銅山。1690年以来採掘が行われてきたが,1973年(昭和48)閉山。

べっしゅ

べっしゅ [0] 【別種】
別の種類。「同属だが―の植物」

べっしゅ

べっしゅ [0] 【別趣】
他と異なったおもむき。

べっしゅ

べっしゅ【別種】
a different kind <of> ;a variety (変種).→英和

べっしゅう

べっしゅう [0] 【別集】
漢籍の分類法の一。個人別の詩文集のこと。

べっしゅく

べっしゅく [0] 【別宿】
別に宿をとること。

べっしょ

べっしょ [0] 【別書】
別に書くこと。また,別に書いたもの。

べっしょ

べっしょ [0] 【別所・別処】
(1)別のところ。別の場所。
(2)〔仏〕 本寺の周辺にあり,修行者が草庵などを建てて集まっている地域。平安後期から鎌倉時代にかけ浄土信仰の興隆とともに盛んになった。
(3)新たに開墾した土地。

べっしょ

べっしょ 【別所】
姓氏の一。

べっしょ

べっしょ [0][1] 【別墅】
別荘。別宅。「住める方は人に譲り,杉風(サンプウ)が―に移るに/奥の細道」

べっしょう

べっしょう [0] 【蔑称】
その人や物を軽蔑して呼ぶ称。

べっしょう

べっしょう [0] 【別称】
別の呼び名。別名。

べっしょおんせん

べっしょおんせん 【別所温泉】
長野県上田市,湯川沿いにある温泉。泉質は硫化水素泉。

べっしょながはる

べっしょながはる 【別所長治】
(1558-1580) 安土桃山時代の武将。東播磨三木城主。羽柴秀吉の中国攻めに抗戦,二年間籠城ののち自害によって城兵の命を許された。

べっしん

べっしん [0] 【別心】
謀反(ムホン)を起こそうとする心。ふたごころ。異心。「少シモ―ワ無イ/天草本伊曾保」

べっせい

べっせい [0] 【別姓】
(1)別の姓。
(2)法律上夫婦である男女が,それぞれ別の姓を持つこと。
→夫婦別姓

べっせい

べっせい [0] 【別製】
特別にこしらえること。また,そのもの。特別製。特製。

べっせい

べっせい【別製の】
special.→英和

べっせかい

べっせかい [3] 【別世界】
(1)地球以外の世界。この世とは違う世界。「―の生物」
(2)自分のいる世界とは全く異なった環境。また,俗世間からかけ離れた場所。別天地。「都会に比べると―のような静けさだ」

べっせかい

べっせかい【別世界】
another world.

べっせき

べっせき [0] 【別席】
(1)別の座席。別室。
(2)席を別々にすること。

べっせん

べっせん [0] 【別選】
特別に選ぶこと。

べっそ

べっそ [1] 【別訴】
別の訴え。

べっそう

べっそう [3] 【別荘】
暑さや寒さなどを避けるために,本宅とは別の所に建てた家。海辺や山中につくる。

べっそう

べっそう【別荘】
a villa;→英和
a country house.⇒別宅.

べっそう

べっそう [0] 【別送】 (名)スル
別にして送ること。「代金―」

べっそん

べっそん [0] 【別尊】
〔仏〕
(1)寺院で供養している本尊以外の尊像。
(2)修法を行う時,本尊とされる大日如来以外の曼荼羅内の一仏神。

べっそんほう

べっそんほう [0] 【別尊法】
密教で,別尊を本尊として行う修法。

べっそんまんだら

べっそんまんだら [5] 【別尊曼荼羅】
別尊を中心とする曼荼羅。

べったい

べったい [0] 【別体】
(1)形体・様式が異なっていること。
(2)漢字の俗字・古字・略字などの総称。

べったく

べったく [0] 【別宅】
本宅以外にもっている邸宅。別邸。

べったく

べったく【別宅】
a second house;a detached house.⇒別荘.

べったら

べったら [0]
(1)「べったら漬け」の略。
(2)こんにゃくの味噌田楽。

べったらいち

べったらいち [4][5] 【べったら市】
一〇月一九日夜,東京都中央区宝田恵比寿神社付近で開かれる,べったら漬けを売る市。くされいち。浅漬け市。[季]秋。

べったらづけ

べったらづけ [0] 【べったら漬(け)】
大根を薄塩と米麹で漬けたもの。浅漬け。

べったら市

べったらいち [4][5] 【べったら市】
一〇月一九日夜,東京都中央区宝田恵比寿神社付近で開かれる,べったら漬けを売る市。くされいち。浅漬け市。[季]秋。

べったら漬

べったらづけ [0] 【べったら漬(け)】
大根を薄塩と米麹で漬けたもの。浅漬け。

べったら漬け

べったらづけ [0] 【べったら漬(け)】
大根を薄塩と米麹で漬けたもの。浅漬け。

べったり

べったり [3] (副)
(1)ねばりけのあるものがくっついて離れないさま。「泥が―(と)ついている」
(2)一面に,たっぷりとつけたりはったりしてあるさま。「おしろいを―(と)塗る」「―(と)押してある消印」
(3)二つのものがきわめて密接であるさま。「体制―の考え方」
(4)人にたよりきったり,まつわりついたりするさま。「母親―の夫」
(5)すっかり尻をつけて座るさま。「―と座り込む」

べったり,ぺったり

べったり,ぺったり
〜くっつく stick fast <to> .〜座る lie[sit]flat <on the ground> .

べっち

べっち [1] 【別置】 (名)スル
図書館で,新刊書などを別の書棚に並べておくこと。

べっちょう

べっちょう [0] 【別丁】
本に綴じ込む,本文とは紙質の異なる別刷りの印刷物。口絵・折り込み図表など。

べっちょく

べっちょく [0] 【別勅】
特別の勅命。令(リヨウ)の規定以外のことを命ずるときや先例のないことを行う際に発せられた。

べってい

べってい [0] 【別邸】
本宅とは別に設けた邸宅。別宅。

べってい

べってい【別邸】
⇒別宅,別荘.

べってん

べってん [0] 【別添】 (名)スル
別に添えること。「―の書類」

べってんち

べってんち [3] 【別天地】
俗世間とは異なった環境の場所。また,理想の土地。別世界。「野生動物の―」

べってんち

べってんち【別天地】
⇒別世界.

べっと

べっと【別途の】
another;→英和
special <income> .→英和

べっと

べっと [0][1] 【別途】
別のやり方。別の方面。副詞的にも用いる。「―会計」「―支給する」「その点は―考慮する」

べっとう

べっとう [3] 【別当】
〔本官をもつ人が他の職務の統轄に当たるときに補任される職名〕
(1)令外の官衙(カンガ)(検非違使庁・蔵人所など)の長官。
(2)平安時代以降,院・親王家・摂関家などの政所の長官。また,政所の一部局(文殿・厩司など)の長官もいう。
(3)鎌倉幕府の政所・侍所・公文所などの長官。
(4)東大寺・興福寺・四天王寺などの諸大寺で,三綱の上位にあって寺務を総裁した者。
(5)神宮寺(宇佐・鶴岡・石清水など)で,庶務をつかさどる者。検校に次ぐ。
(6)盲人の官位の一。四階級の第二で,検校の下。
(7)(院の厩の別当から転じて)馬を飼育する人。馬丁。

べっとうじ

べっとうじ [0][5] 【別当寺】
神宮寺の一種。神社境内に建てられ,別当が止住し,読経・祭祀(サイシ)・加持祈祷とともに神社の経営管理を行なった寺。

べっとうせん

べっとうせん [3] 【別当宣】
検非違使別当の発給する文書。勅宣に準ずるものとされた。

べっとうだい

べっとうだい [3] 【別当代】
別当の代理をつとめる者。

べっとつみたてきん

べっとつみたてきん [0] 【別途積立金】
使用の目的が特に限定されていない任意準備金。

べっとり

べっとり [3] (副)
ねばりけのあるものが一面についているさま。べったり。「―(と)汗をかく」「泥が―(と)つく」

べっとり

べっとり
〜ぬれる get[be]wet through[all over] <with> .

べっぱ

べっぱ [0][1] 【別派】
別の派閥。別の流派。

べっぱ

べっぱ【別派】
a different sect (宗派)[school (流派)].

べっぱい

べっぱい [0] 【別杯・別盃】
別れを惜しんで酌み交わす杯。

べっぴょう

べっぴょう [0] 【別表】
本文に添えた表。

べっぴん

べっぴん [0] 【別品】
(1)別の品物。また,特別によい品物。
(2)「別嬪(ベツピン)」に同じ。

べっぴん

べっぴん [0] 【別嬪】
非常に美しい女。美人。別品。「―さん」

べっぷ

べっぷ 【別府】
姓氏の一。

べっぷ

べっぷ [0][1] 【別符・別府】
既存の国衙(コクガ)領・荘園の領域に含まれる部分が,国司の免符などをうけて単独の所領として分化した状態。一一世紀中葉から一三世紀にかけて成立した所領形態で,特に九州諸国に多い。べふ。

べっぷ

べっぷ 【別府】
大分県中部,別府湾奥にある市。日本有数の温泉地・観光地。温泉熱利用の研究所・療養所・保養所が集中する。

べっぷう

べっぷう [0] 【別封】 (名)スル
(1)それぞれを別々に封じること。また,別に封じたもの。
(2)別に添えた封書。

べっぷく

べっぷく 【別腹】
父を同じくし母を異にすること。はらちがい。異腹。べつばら。「―ノ子/日葡」

べっぷしんすけ

べっぷしんすけ 【別府晋介】
(1847-1877) 陸軍軍人。少佐。薩摩藩士。西郷隆盛とともに下野,私学校創設に尽力。西南戦争で転戦,鹿児島の城山で西郷の自刃を介錯し戦死。

べっぷだいがく

べっぷだいがく 【別府大学】
私立大学の一。1947年(昭和22)創設の別府女子専門学校を母体に,50年別府女子大学として設立。54年現名に改称。本部は別府市。

べっぷわん

べっぷわん 【別府湾】
大分県中部,国東(クニサキ)半島と佐賀関(サガノセキ)半島の間にある湾。湾岸に大分市・別府市がある。

べっぽう

べっぽう [0] 【別法】
別の方法。別のやり方。

べっぽう

べっぽう [0] 【別報】
別の知らせ。

べっぽん

べっぽん [0] 【別本】
(1)別の本。特に系統を同じくするが,本文の内容を異にする本。異本。一本(イツポン)。
(2)控えの本。副本。

べつ

べつ【別】
[相違](a) difference;→英和
(a) distinction (区別);→英和
discrimination (差別).⇒区別,差別.〜の different;→英和
another;→英和
separate;→英和
extra (余分の).→英和
〜に ⇒別々,特に.…は〜として except…;→英和
apart from….男女の〜なく regardless of sex.〜にしておく set <a thing> apart.

べつ

べつ [1] 【鼈】
スッポンの漢名。

べつ

べつ [0] 【別】 (名・形動)[文]ナリ
(1)違い。差異。区別。「男女の―を問わない」「長幼の―をわきまえる」
(2)あるものと同じでない・こと(さま)。「それはまた話が―だ」「―の人に頼んでみる」「―な物を探す」
(3)他と同様でない・こと(さま)。特別。「彼は―として,普通はみなそうする」
→別に

べつ=人を食わんとして却(カエ)って人に食わる

――人を食わんとして却(カエ)って人に食わる
愚かな者が自分の力をかえりみず他人を害しようとして,かえって身を滅ぼすことのたとえ。人捕る亀は人に捕られる。

べつあつらえ

べつあつらえ [3] 【別誂え】 (名)スル
規格にない特別のものを注文すること。また,そのもの。「―の品」

べつあつらえ

べつあつらえ【別誂えの】
<shoes> (specially) made to order.

べつい

べつい [1] 【別意】
(1)別の考え。他意。「―はさらさらない」
(2)別れる時の悲しい気持ち。

べつい

べつい [1] 【別異】 (名)スル
(1)特別かわっている点。別条。
(2)違いを弁別すること。「諸国と―することなきは此れが為めなり/三酔人経綸問答(兆民)」

べついん

べついん [0] 【別院】
(1)本寺・本山の支院として別の所に建てられた寺院。
(2)七堂伽藍(ガラン)とは別に,僧の住居として建てられた堂舎。
(3)「別屋(ベツオク)」に同じ。

べついん

べついん【別院】
a branch temple.

べつえん

べつえん [0] 【別宴】
わかれの宴(ウタゲ)。送別の宴。

べつおく

べつおく [0] 【別屋】
母屋とは別に建てた家屋。はなれや。別院。

べつかんじょう

べつかんじょう【別勘定】
a separate account.

べつが

べつが [1] 【別駕】
(1)中国で,刺史の巡察に随行する官。
(2)諸国の介(スケ)・権介の唐名。

べつがく

べつがく [0] 【別学】
男女がそれぞれ別の学校で学ぶこと。
⇔共学

べつがん

べつがん [0] 【別願】
菩薩が仏になろうと修行しているときに立てる願のうち,それぞれの菩薩によって異なる願。阿弥陀の四十八願,薬師の十二願など。

べつき

べつき 【別木】
姓氏の一。

べつきしょうざえもん

べつきしょうざえもん 【別木庄左衛門】
(?-1652) 江戸初期の軍学者。姓は戸次(ヘツギ)とも。慶安事件(1651年)の翌年,徳川秀忠夫人二七回忌法要を機として老中討ち取りを企てたが,内通者がでて失敗,同志の浪人とともに磔刑(タクケイ)にされた(承応事件)。

べつぎ

べつぎ [0][1] 【別儀】
〔古くは「べちぎ」とも〕
(1)ほかのこと。別事。「君を呼び出したのは―ではない」
(2)特別の理由。特別の事情。
(3)別の意味。
(4)(下に打ち消しの語を伴って)さしつかえ。「久兵衛さへ合点なら,身共に―ござらぬと/浄瑠璃・八百屋お七」

べつぎょう

べつぎょう [0] 【別行】
(1)別の行。
(2)仏事などを特別に行うこと。べちぎょう。

べつぎょう

べつぎょう [0] 【別業】
(1)別の職業。他の仕事。
(2)〔「業」は屋敷の意〕
別荘。「葉山の―の土蔵の/自然と人生(蘆花)」

べつくち

べつくち【別口の】
another.→英和

べつくち

べつくち [0] 【別口】
(1)別の方面。別の種類。「―に声をかける」「―の話」
(2)別の取引。また,別の口座。

べつくるわ

べつくるわ [3] 【別郭】
城の郭のうち,一郭ずつ独立して築かれた郭。

べつぐう

べつぐう [0][3] 【別宮】
(1)本社または本宮に付属して,別に設けられた神社。
⇔本宮
(2)離宮。

べつげん

べつげん [0] 【別言】 (名)スル
言い方を変えること。ほかの言葉で言うこと。換言。「―すれば」

べつこうどう

べつこうどう [3] 【別行動】 (名)スル
仲間から離れて別に行動すること。「―を取る」

べつこさく

べつこさく [3] 【別小作】
江戸時代,質に取った田畑を質入れ主以外の人に小作させること。別人小作。

べつご

べつご [1] 【別後】
別れたあと。別れてからのち。

べつご

べつご [0] 【別語】
別の言葉。別の語。

べつごう

べつごう [0] 【別号】
(1)別につけた称号・呼び名。
(2)出家者が法名・道号のほかにつけた呼び名。

べつじ

べつじ [1][0] 【別辞】
別れの挨拶(アイサツ)。別れの言葉。

べつじ

べつじ [1][0] 【別事】
(1)別の事。ほかの事。
(2)普通とは変わった特別なこと。「―なく暮らす」

べつじ

べつじ [1][0] 【別時】
〔「べちじ」とも〕
(1)別れの時。
(2)別の時。特に,来世など遠い将来。
(3)「別時念仏」の略。

べつじ

べつじ [0] 【別字】
ほかの文字。誤って書いた別の字。

べつじたて

べつじたて【別仕立の】
special;→英和
of special make.

べつじたて

べつじたて [3] 【別仕立て】
特別に仕立てること。また,そのもの。「―の列車」

べつじねんぶつ

べつじねんぶつ [4] 【別時念仏】
日々行う尋常念仏や死に臨んで行う臨終念仏に対し,特定の期間を限って行う念仏。

べつじょ

べつじょ [1] 【蔑如】 (名)スル
さげすむこと。ないがしろにすること。蔑視。「遂には知事の法律を―し/緑簑談(南翠)」

べつじょう

べつじょう [0] 【別状】
普通とは変わっている状態。異状。「命に―はなさそうだ」

べつじょう

べつじょう【別条がない】
be fine[quite well];be safe.〜なく safely;→英和
without accident.

べつじょう

べつじょう [0] 【別条】
変わった事柄。「―なく過ごす」

べつじょけん

べつじょけん ベツヂヨ― [3] 【別除権】
破産財団に属する特定の財産から,破産手続きによらずに破産債権者に優先して弁済を受ける権利。特別の先取特権・質権・抵当権を有する者などに認められる。

べつじん

べつじん【別人】
another[a different]person.

べつじん

べつじん [0] 【別人】
ほかの人。その人とは別の人。「賭け事となると―のようになる」

べつずり

べつずり [0] 【別刷(り)】
(1)本文とは別に色・用紙などを変えて印刷すること。また,その印刷物。
(2)書籍・雑誌の一部を,その部分だけ別に印刷すること。また,その印刷物。抜き刷り。

べつだて

べつだて [0] 【別建て】
別々に分けて取り扱うこと。「新幹線と在来線の料金は―だ」

べつだん

べつだん【別段】
⇒特に.

べつだん

べつだん [0] 【別段】
■一■ (名)
常と異なること。「―のことはない」「―の取り扱い」
■二■ (副)
(多く下に打ち消しの語を伴って)特別。とりわけ。「―変わったこともない」

べつだんよきん

べつだんよきん [5] 【別段預金】
銀行業務に付随して発生する未決済・未整理あるいは雑預り金など,一般預金に該当しない資金を一時的に保管する勘定科目。雑預金。

べつでん

べつでん [0] 【別殿】
本殿とは別につくった宮殿・社殿。

べつでん

べつでん [0] 【別電】
別に打った電報。別の経路から来た電報。

べつでん

べつでん [0] 【別伝】
(1)特別の伝授。
(2)〔仏〕「教外(キヨウゲ)別伝」の略。

べつでんは

べつでんは 【別伝派】
日本禅宗二十四流の一。室町初期の創始。建仁寺の別伝妙胤を祖とし,臨済宗に所属。

べつどうたい

べつどうたい【別動隊】
a detached corps.

べつどうたい

べつどうたい [0] 【別働隊・別動隊】
本隊と離れて独立に活動し,本隊の行動を有利に導くための隊。

べつなべ

べつなべ [0] 【別鍋】
他の者とは別の鍋で煮炊きした食事をすること。他の家族とは別仕立ての,家長や長男の食事,忌中の人の食事など。

べつに

べつに [0] 【別に】 (副)
とりたてて。特別に。下に打ち消しの語を伴って用いる。「―用はありません」「―変わった様子もない」「『寒くないのかい』 『―』」

べつにん

べつにん 【別人】
⇒べつじん(別人)

べつのう

べつのう【別納】
separate payment.料金別納郵便 <米> postpaid;→英和
<英> post-free.

べつのう

べつのう [0] 【別納】 (名)スル
(1)料金や品物などを別に納めること。「料金―郵便」
(2)中世,年貢を通常の手続きを経ないで,直接領主に納付すること。
(3)中世,特定の領主に下文などによって与えられた,国衙(コクガ)使などの入部を拒否する特権。

べつばら

べつばら [0] 【別腹】
「べっぷく(別腹)」に同じ。「―ノ兄弟/ヘボン(三版)」

べつび

べつび [0][1] 【別火】
⇒べっか(別火)

べつびや

べつびや 【別火屋】
けがれを忌み,煮炊きする火を別にするための家。葬儀の際の精進屋,婦人が月経の時にこもった他家(タヤ)など。

べつびん

べつびん [0] 【別便】
(1)別のたより。本便とは別に出す郵便物。
(2)別に用いる輸送機関・輸送手段。「荷物は―で送る」

べつびん

べつびん【別便で送る】
send <a thing> by separate mail[ <英> post].

べつべつ

べつべつ [0] 【別別】 (名・形動)[文]ナリ
ばらばらであること。それぞれに分かれていること。また,そのさま。「二人は―に出発した」「―の勘定」「行きは一緒だが帰りは―だ」

べつべつ

べつべつ【別々の】
different;→英和
separate;→英和
respective (それぞれの).→英和
〜に separately;→英和
severally (それぞれ).→英和
〜にする separate;→英和
keep <things> separate (しておく).

べつま

べつま [0] 【別間】
別の部屋。別室。

べつむね

べつむね [0] 【別棟】
棟が別であること。また,その家。

べつめい

べつめい【別名】
another name;an alias.→英和

べつめい

べつめい [0] 【別命】
別の命令。また,特別の命令。「―を受ける」「―あるまで待機せよ」

べつめい

べつめい [0] 【別名】
本名以外の名。異名。べつみょう。

べつめん

べつめん [0] 【別面】
新聞で,別の紙面。別のページ。

べつもの

べつもの [0] 【別物】
(1)異なる品物。別の物。
(2)特別な物や人。例外。「彼だけは―として扱うべきだ」

べつもの

べつもの【別物】
another[a different]thing.

べつもんだい

べつもんだい【別問題】
another[a different]question[matter].…は〜として ⇒別.

べつもんだい

べつもんだい [3] 【別問題】
直接関係のない異質の事柄。

べつよう

べつよう [0] 【別様】
様子・様式などが他と異なっていること。「―の見方をする」

べつり

べつり【別離】
(a) separation.→英和

べつり

べつり [1] 【別離】 (名)スル
別れること。別れ。

べつりゅう

べつりゅう [0] 【別流】
別の流儀。別の流派。

べつるい

べつるい [0] 【別涙】
別れを惜しんで流す涙。

べつわく

べつわく [0] 【別枠】
決められた基準や範囲とは別に設定されること。また,そのもの。「―を設ける」「―の予算」

べとつく

べとつ・く [0] (動カ五[四])
べとべとする。べとべとくっつく。「汗で体が―・く」

べとびょう

べとびょう [0] 【べと病】
藻菌類のカビの寄生によって生じる,キュウリ・ブドウなどの病害。葉に褐色または灰色のカビが生じて全体に広がり,病葉はべとべとになって枯れる。露菌病。

べとべと

べとべと
■一■ [0] (形動)
物がねばりつくさま。べたべた。「汗でシャツが―だ」
■二■ [1] (副)スル
{■一■}に同じ。「油で―する」「ペンキはまだ―している」

べとべと

べとべと
⇒べたべた.

べと病

べとびょう [0] 【べと病】
藻菌類のカビの寄生によって生じる,キュウリ・ブドウなどの病害。葉に褐色または灰色のカビが生じて全体に広がり,病葉はべとべとになって枯れる。露菌病。

べに

べに【紅】
rouge;→英和
a lipstick (棒紅).→英和
〜をつける rouge <one's lips> .

べに

べに [1] 【紅】
(1)紅色。くれない。「―の緒」
(2)口紅。あるいは頬紅。「―をつける」「―をさす」「―を引く」

べにあか

べにあか [0] 【紅赤】
鮮やかな黄みがかった赤色。

べにいた

べにいた [0] 【紅板】
二枚折りの金属板または厚紙に紅を塗った,携帯用の化粧道具。指先につけてのばして用いる。

べにいろ

べにいろ [0] 【紅色】
紅花の花びらから採った鮮やかな赤い色素。また,その色。色素は化粧品の原料・染料・食品の着色料とする。

べにうこん

べにうこん [3] 【紅鬱金】
紅色がかった濃い黄色。紅色を帯びたうこん色。

べにうつぎ

べにうつぎ [3] 【紅空木】
タニウツギの変種。庭園に観賞用に栽培され,葉はやや密につく。

べにえ

べにえ [0][2] 【紅絵】
(1)浮世絵版画の一種。丹絵(タンエ)から発展した様式。墨摺(ズ)り絵に,重厚な丹に代え軽快な印象を生む紅を基調として筆彩色したもの。
(2)
⇒紅摺り絵

べにお

べにお [2] 【紅緒】
紅色の緒。

べにおしろい

べにおしろい [3][1] 【紅白粉】
(1)べにとおしろい。
(2)べにやおしろいで化粧すること。「―は女のたしなみ」

べにかね

べにかね [2] 【紅鉄漿】
紅と鉄漿。転じて,化粧。

べにがい

べにがい [2] 【紅貝】
海産の二枚貝。貝殻は扁平の細長い楕円形で,長さ約5センチメートル。殻表は紅色,滑らかで光沢がある。本州・四国・九州の沿岸の砂底にすむ。

べにがえし

べにがえし [3] 【紅返し】
女物和服で,紅色の裏を表に返して袘(フキ)としたもの。もみかえし。

べにがく

べにがく [2] 【紅萼】
サワアジサイの園芸品種。七月頃開花。装飾花は初め白色でのちに紅色に変化する。

べにがに

べにがに [2] 【紅蟹】
アサヒガニの別名。

べにがら

べにがら [0] 【紅殻】
〔ベンガラに当てた「紅殻」の訓読みから〕
ベンガラに同じ。「―塗り」

べにぐま

べにぐま [0] 【紅隈】
歌舞伎の隈取りで,油紅を用いて赤色に隈取ったもの。

べにこ

べにこ [2][0] 【紅粉】
舶来の,塩基性の紅。唐紅(トウベニ)。

べにごうかん

べにごうかん [3] 【紅合歓】
マメ科の常緑低木。メキシコ原産。観賞用に温室栽培される。葉は羽状複葉。夏,葉腋(ヨウエキ)に頭花をつける。花冠は小さく,花の外に深紅色の長いおしべが多数伸び出して球状になる。

べにごうし

べにごうし [3] 【紅格子】
紅の地に格子模様を織り出した練貫(ネリヌキ)の織物。室町時代,許しを得た武家の女房が着た。こごうし。

べにさしゆび

べにさしゆび [4] 【紅差し指】
〔口紅をつけるのに用いたのでいう〕
くすりゆび。べにつけゆび。

べにざけ

べにざけ [3][0] 【紅鮭】
サケ目の海魚。全長約85センチメートル。体形はサケに似る。背は青黒色,腹は銀白色。産卵期には体色が紅色になり,特に雄では顕著。秋から冬にかけて川を上り上流の砂礫底に産卵する。肉は赤みが濃く美味。北海道から北アメリカにかけての北洋に分布。本種の陸封型がヒメマス。ベニマス。ベニ。
→さけ(鮭)

べにざら

べにざら [2] 【紅皿】
紅を塗りつけておき,指先で溶いて用いる皿。

べにざらかけざら

べにざらかけざら 【紅皿欠皿】
継子(ママコ)いじめの昔話の一。姉の欠皿は継子で美貌,妹の紅皿は実子で醜かったので,継母は姉を憎み,これを殺そうとするが果たさず,姉は高貴な人の妻となり,母と妹は哀れな死をとげるという話。江戸時代,小説・芝居などの題材となった。

べにしじみ

べにしじみ [3] 【紅小灰蝶】
シジミチョウ科のチョウ。小形で,開張約3センチメートル。前ばねの表は橙赤色の地に黒点があり,後ろばねの表は黒褐色で赤斑がある。九州以北の日本各地とユーラシア大陸北部に分布。

べにしたん

べにしたん [3] 【紅紫檀】
バラ科の常緑小低木。中国原産。コトネアスターの一種。庭木・盆栽などにする。枝は水平に広がり,小さな葉を互生。五,六月,淡紅色の花を密につける。果実は小球形で,秋に濃紅色に熟す。

べにしだ

べにしだ [2] 【紅羊歯】
オシダ科の常緑性シダ植物。山野の日陰に多い。葉は太い根茎から束生し,長さ約80センチメートルの二回羽状複葉。深緑色で質かたく,柄や軸に暗褐色の鱗片(リンペン)がつく。若い葉・包膜は赤色を帯びる。

べにしぼり

べにしぼり [3] 【紅絞り】
紅色の絞り染め。

べにしょうが

べにしょうが【紅生姜】
red pickled ginger.

べにしょうが

べにしょうが [3] 【紅生姜・紅生薑】
梅酢に漬けたり,食用紅で赤く染めたりしたショウガ。

べにすずめ

べにすずめ [3] 【紅雀】
スズメ目カエデチョウ科の鳥。全長約10センチメートルで,スズメに似るが小形。雄は全身赤色ないし赤褐色で小白点が散在する。雌は全身褐色。東南アジアに分布。日本では飼い鳥として輸入されるが,野生化したものもいる。

べにずりえ

べにずりえ [4][0] 【紅摺り絵】
浮世絵版画で,墨版のほか紅と緑を主とするわずかな色数の色摺り木版画。一八世紀中頃始められ,錦絵に発展する。紅摺り。紅絵。

べにぞめ

べにぞめ [0] 【紅染(め)】
紅色に染めること。また,染めたもの。紅花から採った染料で染めたものは本紅染めという。くれないぞめ。

べにたけ

べにたけ [2][0] 【紅茸】
担子菌類ハラタケ目のきのこの総称。茎は太くて短く,もろい。傘の色は白・黒・茶・黄・緑・赤などいろいろで,日本にはドクベニタケをはじめ約三〇種が知られる。

べにちょく

べにちょく [2][0] 【紅猪口】
紅を入れた杯のような入れ物。指先で溶いて唇に塗る。べにちょこ。

べにつけゆび

べにつけゆび [4] 【紅付け指】
「紅差し指」に同じ。

べにづる

べにづる [2][3] 【紅鶴】
フラミンゴの異名。

べにのき

べにのき [1] 【紅木】
ベニノキ科の半落葉性低木。ブラジル原産。果実は三角形で,赤い仮種皮に包まれた種子を多数入れる。古くから種子を紅色の染料とし,食品の着色などに用いる。熱帯各地で栽培。

べにばな

べにばな [0] 【紅花】
キク科の越年草。エジプト原産。高さ約1メートル。葉は硬く,縁にとげがある。夏,枝上にアザミに似た黄赤色の頭花をつける。花びらを紅色の染料とし,種子からは良質の油(ベニバナ油)が得られる。紅(ベニ)。古名,末摘花(スエツムハナ)・呉(クレ)の藍。
〔「紅の花」は [季]夏。《まゆはきを俤にして紅の花/芭蕉》〕
紅花[図]

べにばないんげん

べにばないんげん [5] 【紅花隠元】
マメ科の多年草。中央アメリカ原産。日本では一年草として栽培し,若い豆果を食用にする。花は朱紅色。花・豆果ともインゲンより大きい。はなまめ。

べにばなつみうた

べにばなつみうた 【紅花摘み唄】
山形県山形市の新民謡で,酒盛り唄。1916年(大正5)山形市で共進会が行われた際,余興の常磐津「阿古屋姫」のために作ったもの。

べにひ

べにひ [2] 【紅檜】
タイワンヒノキの別名。

べにひわ

べにひわ [0][2] 【紅鶸】
スズメ目アトリ科の鳥。全長約12センチメートルで,スズメに似るがやや小形。全身淡褐色で,額と胸が紅色を帯びる。雌は胸の紅色を欠く。日本北部に冬鳥として渡来し,春に北方へ去る。

べにふで

べにふで [2] 【紅筆】
口紅を塗るのに用いる筆。

べにましこ

べにましこ [3] 【紅猿子・紅増子】
スズメ目アトリ科の鳥。全長約13センチメートルで,体形と大きさはスズメに似る。雄は背が褐色,腹は白く,他は赤色。雌は全身淡褐色。アジア北部に分布。日本では北海道で繁殖し,冬は本州に移る。

べにます

べにます【紅鱒】
a red trout.

べにます

べにます [0][2] 【紅鱒】
ベニザケの別名。

べにゆき

べにゆき [2] 【紅雪】
⇒赤雪(アカユキ)

べにりんご

べにりんご [3] 【紅林檎】
バラ科の落葉高木。中国原産。四,五月,白や淡紅色の五弁花をつける。果実は径約2センチメートルの長円形で,秋に紅熟。盆栽や切り花にする。カラナシ。

べのたみ

べのたみ 【部の民】
⇒べみん(部民)

べべ

べべ [0]
(1)着物をいう幼児語。「お―を着る」「赤いお―」
(2)女陰。へへ。
(3)子牛。

べみ

べみ
〔推量の助動詞「べし」の語幹相当部分「べ」に接尾語「み」が付いたもの〕
…してしまいそうなので。…するに違いないから。…であろうと思って。「嘆きせば人知りぬ―山川の激(タギ)つ心を塞(セ)かへてあるかも/万葉 1383」「秋萩を散り過ぎぬ―手折り持ち見れどもさぶし君にしあらねば/万葉 2290」「出でていなば限りなる―灯(トモシ)消ち年経ぬるかと泣く声を聞け/伊勢 39」
〔上代語。中古には和歌にのみ用例が見られる〕

べみん

べみん [0] 【部民】
大化前代,大和王権に服属する官人・人民の総称。大別すると,技術者集団である品部(シナベ),王権に服属した地方首長の領有民である子代(コシロ)・名代(ナシロ),中央の豪族の領有民である部曲(カキベ)に分類される。べのたみ。
→部(ベ)

べみんせい

べみんせい [0] 【部民制】
大化前代の大和王権の基本的な支配方式。
→部(ベ)

べら

べら [0] 【遍羅・倍良】
スズキ目ベラ科の海魚の総称。全長20〜40センチメートルほどのものが多い。キュウセン・ニシキベラ・テンスなど日本近海に約一二五種がいて,体色が鮮やかなものが多く,雌雄で体色・斑紋を異にするものもある。観賞魚。暖海の沿岸に広く分布。[季]夏。

べらつく

べらつ・く (動カ四)
(1)ぶらぶらする。のらくらする。「犂(カラスキ)の牛と思ふな牛の尾も―・きや遅い/浄瑠璃・日本振袖始」
(2)べらべらよくしゃべる。「―・いてあきなひ上手小間物屋/雑俳・手引草」

べらなり

べらなり (助動)(○・(べらに)・べらなり・べらなる・べらなれ・○)
〔推量の助動詞「べし」の語幹相当部分「べ」に接尾語「ら」が付いた「べら」に「にあり」が付いて一語化したもの〕
動詞やそれと同じ活用型の助動詞の終止形に接続する。ただし,ラ変動詞やそれと同じ活用型の語には連体形に接続する。現在のことを推量・想像する意を表す。…であるようだ。…のようである。「北へ行く雁ぞ鳴くなるつれて来し数は足らでぞ帰る〈べらなる〉/古今(羇旅)」「桂川わが心にもかよはねど同じ深さに流る〈べらなり〉/土左」
〔主として,中古の漢文訓読文や和歌に用いられたが,ごくまれに次のような例も見られる。「知らぬ茸(タケ)とおぼす〈べらに〉独り迷ひ給ふなりけり/今昔 28」〕

べらべら

べらべら
〜しゃべる chatter;→英和
talk glibly.

べらべら

べらべら [1] (副)スル
(1)つかえないで勢いよく話すさま。また,深い考えもなくよくしゃべるさま。ぺらぺら。「―(と)まくしたてる」「何でも―(と)しゃべる男だ」
(2)紙や布などの薄くて弱いさま。「―したカーテン」
(3)のんびりしているさま。のんきにぶらぶらしているさま。「半兵衛は蔵に―何してゐやる/浄瑠璃・宵庚申(下)」

べらぼう

べらぼう
〜な absurd;→英和
unreasonable.→英和
〜に terribly;→英和
awfully.→英和

べらぼう

べらぼう [0] 【篦棒】 (名・形動)[文]ナリ
(1)人をあざけりののしっていう語。ばか。あほう。「とんだ―が現れたもんだ」
(2)筋の通らないこと。ばかげていること。また,そのさま。「そんな―な話はない」「―な値段」
(3)並はずれてひどい・こと(さま)。「―に暑い」
〔寛文年間(1661-1673)に見世物にされた,全身が黒くて頭がとがり,目が赤く猿に似たあごをもつ奇人「便乱坊(ベランボウ)」「可坊(ベクボウ)」から出た語という。「篦棒」は当て字〕
[派生] ――さ(名)

べらぼうめ

べらぼうめ [0] 【べらぼう奴】
人をののしっていう語。ばか者。「―,気をつけろ」

べらぼう奴

べらぼうめ [0] 【べらぼう奴】
人をののしっていう語。ばか者。「―,気をつけろ」

べらんめえ

べらんめえ [4]
〔「べらぼうめ」の転〕
人をののしっていう語。ばか。ばかめ。「―,何言ってやがるんだ」

べらんめえくちょう

べらんめえくちょう [6] 【べらんめえ口調】
早口で威勢がよく,巻き舌で荒っぽい言葉つき。江戸の下町で,主に職人などの間で発達したもの。べらんめえ言葉。「―でまくしたてる」

べらんめえ口調

べらんめえくちょう [6] 【べらんめえ口調】
早口で威勢がよく,巻き舌で荒っぽい言葉つき。江戸の下町で,主に職人などの間で発達したもの。べらんめえ言葉。「―でまくしたてる」

べろ

べろ [1]
(1)舌(シタ)。「―を出す」
(2)舌の形に似たもの。「靴の―」

べろべろ

べろべろ
〜舐(な)める lick (up).→英和
〜に酔う be[get]dead drunk.

べろべろ

べろべろ
■一■ [1] (副)
舌で何度もなめるさま。「犬に顔を―(と)なめられた」
■二■ [0] (形動)
ひどく酔っぱらってだらしのないさま。べろんべろん。「―に酔う」

べろんべろん

べろんべろん [0] (形動)
ひどく酒に酔っているさま。べろべろ。ぐでんぐでん。「―になるまで飲む」

べん

べん [1] 【弁(瓣)】
(1)花びら。花弁。「五―の椿」
(2)「弁膜」に同じ。
(3)管などを流れる気体や液体の出入りや流れの方向を調節する装置。バルブ。

べん

べん [1] 【弁(辨)】
⇒弁官(ベンカン)

べん

べん【弁】
(1)[話すこと]speech;→英和
[なまり]a dialect;→英和
<with> an <Osaka> accent.→英和
(2)[花の]a petal;→英和
a valve (バルブ).→英和
〜が立つ be eloquent.

べん

べん [1] 【弁(辯)】
(1)話すこと。説明すること。また,話しぶり。「立候補の―」「気障(キザ)な―を揮(フル)ひながら/社会百面相(魯庵)」
(2)地方名のあとに付けて,その地方独特の言葉遣いであることを表す。「津軽―」

べん

べん [1] 【便】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
都合のよいこと。便利なこと。また,そのさま。「交通の―がいい」「運輸頗る―なり/八十日間世界一周(忠之助)」
■二■ (名)
大便と小便。特に,大便をいう。「―の検査」

べん

べん【便】
(1)[便利]a convenience;→英和
facilities (設備).⇒便宜,便利.
(2)[大便]bowel movement <b.m.> ;feces.→英和
⇒便通.
バスの〜がある There is a bus service <between,to> .

べん

べん [1] 【冕】
⇒冕冠(ベンカン)

べん=が立つ

――が立・つ
しゃべることがうまい。雄弁である。

べん=に供(キヨウ)する

――に供(キヨウ)・する
便利な手段となるように提供する。

べん=を弄(ロウ)する

――を弄(ロウ)・する
しゃべりまくる。勝手な理屈をこねる。

べんあ

べんあ 【弁阿】
⇒弁長(ベンチヨウ)

べんい

べんい【便意を催す】
want to relieve oneself.

べんい

べんい [1] 【便意】
大便がしたくなる気持ち。「―を催す」

べんい

べんい [1] 【便衣】
(中国で,式服・礼服などに対して)丈を短く袖を細くして動きやすくした服。普段着。平服。便服。

べんいたい

べんいたい [0] 【便衣隊】
日中戦争時,中国で平服を着て敵地に潜入し,各種の宣伝や暗殺・破壊・襲撃などを行なった中国人の特殊部隊。

べんえき

べんえき [0] 【便益】
便利で有益なこと。都合のよいこと。「―をはかる」「―施設」

べんえき

べんえき【便益】
⇒便宜.

べんえん

べんえん ベンヱン 【弁円】
(1202-1280) 鎌倉時代の臨済宗の僧。諱(イミナ)は円爾(エンニ)。諡号(シゴウ)は聖一国師。駿河の人。1235年宋に渡り,帰国後は九州に禅法を広め,藤原道家の招きで上洛して東福寺開山となる。鎌倉の寿福寺,京都の建仁寺に歴住。東福寺派の祖。

べんか

べんか 【卞和】
中国,戦国時代の楚の人。粗玉(アラタマ)を楚の山中に得,厲王に献じたがただの石だとされて左足を切られ,次の武王には右足を切られた。文王が位につくと,和(カ)は粗玉を抱いて哭(コク)すること三日三晩。文王の問いに,疑われたことを悲しんでいるのだと答えた。文王は粗玉を磨かせてみると果たして立派な璧(タマ)であった。この璧を「和氏(カシ)の璧」といった。またのち,趙王がこの璧を所有し,秦の昭王が一五の城と交換しようと言ったので,「連城の璧」ともいう。

べんかい

べんかい【弁解】
(an) explanation;an excuse.→英和
〜する explain;→英和
excuse oneself <for> ;make an excuse <for> .〜の余地のない inexcusable.→英和

べんかい

べんかい [0] 【弁解】 (名)スル
言いわけをすること。言いわけ。「いまさら―してもはじまらない」「―の余地はない」

べんかん

べんかん [0] 【冕冠】
天子が儀礼の際にかぶる冠。珠玉をひもで連ねた冕旒(ベンリユウ)を前または前後に垂らした冕板(ベンバン)が,冠の頂にのる。玉冠。冕。
冕冠[図]

べんかん

べんかん [0] 【弁官】
律令制において,太政官を構成する機構の一。太政官とその管轄下の諸官司・諸国とを結んでその行政指揮運営の実際をつかさどった。左弁官・右弁官に分かれ,それぞれ大中少の弁(おおともい)があった。おおともいのつかさ。

べんかん

べんかん 【弁韓】
朝鮮古代,三韓の一。三世紀には一二国から成ると伝えられるが,のち加羅・伽耶と呼ばれる小国群に発展した。弁辰。
→三韓

べんかん=の下文(クダシブミ)

――の下文(クダシブミ)
⇒官宣旨(カンセンジ)

べんが

べんが 【汴河】
⇒通済渠(ツウサイキヨ)

べんがく

べんがく [0] 【勉学】 (名)スル
学問に励むこと。熱心に学ぶこと。勉強。「―にいそしむ」

べんがく

べんがく【勉学】
⇒勉強.

べんき

べんき【便器】
a chamber pot (室内用の);a toilet;→英和
<英> a lavatory.→英和

べんき

べんき [1] 【抃喜】
手を打って喜ぶこと。非常に喜ぶこと。「―措く能はざるなり/日乗(荷風)」

べんき

べんき [1] 【便器】
大小便をする器。おまる。おかわ。

べんきょう

べんきょう【勉強】
study;→英和
work;→英和
a lesson (課業).→英和
〜する study <English> ;work (hard) <for an examination> ;sell <a thing> cheap (安く売る).‖勉強家 a hard worker.勉強部屋 a study.

べんきょう

べんきょう [0] 【勉強】 (名)スル
(1)学問や技芸を学ぶこと。学習。「―部屋」「おそくまで―している」
(2)ある目的のための修業や経験をすること。「何事も―だと思ってやってみる」
(3)(商人が)商品の値段を安くして売ること。「―しますのでお買い下さい」
(4)物事にはげむこと。努力すること。「職業に―する精神あること/西国立志編(正直)」
(5)気が進まないことをしかたなくすること。「―して櫓を揺しゐたれば/甲子夜話」
〔(4)が原義〕

べんきょうか

べんきょうか [0] 【勉強家】
熱心に仕事・学業などにはげむ人。勉強人。

べんぎ

べんぎ [1] 【便宜】 (名・形動)[文]ナリ
(1)都合のよいこと。便利のよいこと。また,そのさま。びんぎ。「菓子の類を売る者ありて頗る―なり/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)その時々に応じたやり方。特別なはからい。「―をはかる」

べんぎ

べんぎ【便宜】
a convenience;→英和
facilities <for research> (設備).〜を計る help;→英和
give <a person> facilities.〜上 for convenience' sake.

べんぎさいりょう

べんぎさいりょう [4] 【便宜裁量】
裁量行為の際,一定の範囲内で行政庁の自由な判断が許されること。自由裁量。
⇔法規裁量

べんぎしゅぎ

べんぎしゅぎ [4] 【便宜主義】
根本的な処置をせず,その時々に応じた間に合わせで済ますやり方。

べんぎじょう

べんぎじょう [0] 【便宜上】
そのほうが都合がよいという事情。

べんぎちせきせん

べんぎちせきせん [0] 【便宜置籍船】
船籍を実際の船主の国ではなく,税金や人件費節減などのために他の国に置いている船舶。置籍船。

べんぎてき

べんぎてき [0] 【便宜的】 (形動)
ものごとを間に合わせに一時しのぎにするさま。「―な処置」

べんけい

べんけい 【汴京】
中国,河南省開封(カイホウ)の古称。

べんけい

べんけい [0] 【鞭刑】
鞭(ムチ)で打つ刑罰。笞(チ)刑。

べんけい

べんけい 【弁慶】
(1)(?-1189) 平安末・鎌倉初期の僧。「吾妻鏡」「義経記」などの伝えるところによれば,熊野の別当の子で比叡山西塔で修行し武蔵坊と称して武勇を好んだ。のち,源義経に仕えた。義経の奥州落ちに従い,安宅関,衣川の合戦などでの武勇は能・歌舞伎などに多く脚色された。
(2)〔弁慶が強かったところから〕
強いもの,強がる者のたとえ。「内―」
(3)〔弁慶が七つ道具を背負った姿,あるいは体中に矢を受けた姿になぞらえていう〕
竹筒に穴をあけ,その穴に勝手道具や団扇などを差すようにしたもの。また,花かんざしなどを差しておく藁(ワラ)を束ねたものにもいう。
(4)たいこもち。幇間(ホウカン)。「判官(キヤク)へいろ��と讒(コミズ)をいうて,ほかへ導く―衆も有よし/洒落本・秘事真告」
(5)「弁慶縞」の略。

べんけい

べんけい【弁慶の泣き所】
an Achilles' heel.弁慶縞 checks; <米> checkers.

べんけい=の泣き所

――の泣き所
〔弁慶ほどの豪の者でも蹴(ケ)られると痛がって泣く急所の意〕
むこうずねのこと。転じて,ただ一つの弱点。

べんけい=の立ち往生(オウジヨウ)

――の立ち往生(オウジヨウ)
〔衣川の合戦で,弁慶が満身に矢を受け,薙刀(ナギナタ)を杖にして立ったまま死んだという故事から〕
進退きわまることのたとえ。

べんけいがに

べんけいがに [3] 【弁慶蟹】
カニの一種。甲はほぼ四角形で幅約3センチメートル。鋏脚と甲の前半分は赤みがかるが残りは青黒色。河口付近の湿地などにすむ。本州中部以南に分布。

べんけいじま

べんけいじま [0] 【弁慶縞】
縞柄の一。茶と紺など二色の色糸をたて・よこ双方に用いて同じ幅の碁盤模様に織ったもの。弁慶格子。弁慶。
→格子縞

べんけいじょうし

べんけいじょうし 【弁慶上使】
人形浄瑠璃「御所桜堀川夜討」三段目の切の通称。弁慶が義経の正妻京(卿)の君の首受け取りの上使となり,わが娘信夫(シノブ)を身代わりとする節。

べんけいそう

べんけいそう [0] 【弁慶草】
ベンケイソウ科の多年草。山野に自生し,栽培もされる。全体に多肉質で白緑色。茎は高さ約50センチメートルで,楕円形の葉を対生。夏,茎頂に淡紅色の小花多数が散房状につく。古名イキクサ。[季]秋。《雨つよし―も土に伏し/杉田久女》
弁慶草[図]

べんけいそう

べんけいそう【弁慶草】
《植》an orpin(e).

べんけいそうか

べんけいそうか [0] 【弁慶草科】
双子葉植物離弁花類の一科。世界に三五属一三〇〇種あり,ほとんど多年草。乾燥地帯や岩上に生育し,葉は多肉質でしばしば無性生殖を行う。コモチマンネングサ・イワレンゲ・ミセバヤ・カランコエなど。

べんこ

べんこ [1] 【便壺】
便器。

べんこう

べんこう [0] 【弁口】
口のきき方。言い方。しゃべり方。また,口のきき方がうまいこと。

べんこう

べんこう [0] 【弁巧】
言い回しの巧みなこと。口先のうまいこと。「―に載せられて/鉄仮面(涙香)」

べんこうざい

べんこうざい ベンカフ― [3] 【弁甲材】
木造船用材。杉丸太を太鼓落としに削(ハツ)ったもの。宮崎県の飫肥(オビ)杉が有名。

べんご

べんご【弁護】
defense;→英和
justification.〜する plead;→英和
defend;→英和
speak for <a person> ;justify.→英和
‖弁護団 the defense counsel.

べんご

べんご [1] 【弁護】 (名)スル
その人のために申し開きをして,その立場を護ること。その人の利益となることを主張して助けること。「無実を信じて―(を)する」

べんごし

べんごし【弁護士】
a lawyer;→英和
<英> a barrister.→英和
〜の資格を取る be admitted[called]to the bar.→英和
〜を開業する practice law.

べんごし

べんごし [3] 【弁護士】
当事者その他関係人の依頼または官公署の委嘱によって,訴訟事件・非訟事件・行政庁に対する不服申し立て事件に関する行為,その他一般の法律事務を行うことを職務とする者。弁護士法に定める一定の資格を有し,日本弁護士連合会の備える弁護士名簿に登録されなければならない。

べんごしかい

べんごしかい [4] 【弁護士会】
弁護士の指導・連絡・監督に関する事務を行う法人。地方裁判所の管轄区域ごとに設立される。全国の弁護士会は日本弁護士連合会を組織する。

べんごしほう

べんごしほう 【弁護士法】
弁護士の職務・資格・登録や弁護士会に関する事項を規定する弁護士制度の基本法。1949年(昭和24)制定。

べんごにん

べんごにん [0] 【弁護人】
刑事訴訟において,被疑者・被告人の利益を保護する補助者で,その弁護を担当する者。原則として弁護士の中から選任される。

べんさい

べんさい【弁済】
payment <of debts> .→英和
〜する pay back;repay;→英和
settle <a debt> .→英和

べんさい

べんさい [0] 【弁才】
〔「べんざい」とも〕
弁舌の才能。うまく話す能力。

べんさい

べんさい [0] 【弁済】 (名)スル
(1)借りていた金品を返すこと。
(2)〔法〕 債務者が債務の内容である給付を実現し債務を消滅させること。「債務を―する」「―能力」
→履行(2)

べんさいるい

べんさいるい [3] 【弁鰓類】
⇒斧足類(オノアシルイ)

べんさく

べんさく [0] 【鞭策】
(1)むち。
(2)むちで打つこと。また,はげますこと。鞭撻(ベンタツ)。「諸老輩の―の下に/渋江抽斎(鴎外)」

べんざ

べんざ [0] 【便座】
洋風便器で,腰掛けるための環状または馬蹄形の部分。

べんざい

べんざい [0] 【弁才・弁財】
「べざいせん(弁財船)」に同じ。

べんざいし

べんざいし [3] 【弁済使】
九〜一〇世紀,中央に送る調庸の管理および中央への貢上折衝のために受領(ズリヨウ)が私的に置いた機関。貢調庸の有名無実化の原因として禁止されたが効を奏さなかった。

べんざいせん

べんざいせん [0] 【弁財船】
「べざいせん(弁財船)」に同じ。

べんざいてん

べんざいてん【弁財天】
⇒弁天.

べんざいてん

べんざいてん 【弁才天・弁財天】
〔仏〕
〔梵 Sarasvatī〕
元来,インドの河神で,音楽・智恵・財物の神として吉祥天とともに広く信仰された女神。仏教にも取り入れられたが,吉祥天と同一視されるようになった。八本の手で各種の武具を持つ像もあるが,鎌倉時代には二手で琵琶を持つ女神像が一般化した。日本では七福神の一人として民衆の信仰を集めてきた。弁天。べざいてん。
弁才天[図]

べんし

べんし [1] 【弁士】
(1)弁舌の巧みな人。話のうまい人。
(2)講演・演説などをする人。「選挙運動の応援―」
(3)無声映画を上映しながら,その内容を語りで表現するのを業とした人。活弁。

べんし

べんし【弁士】
a speaker;→英和
an orator.→英和

べんしき

べんしき [0] 【弁識】 (名)スル
わきまえ知ること。識別。「吾人智力の―する能はざる所/明六雑誌 25」

べんしつ

べんしつ [0] 【便室】
便所。

べんしゃ

べんしゃ [1] 【弁者】
〔「べんじゃ」とも〕
弁舌の巧みな者。

べんしゅつ

べんしゅつ [0] 【娩出】 (名)スル
胎児を産み出すこと。「正常に―される」「―力(リヨク)」

べんしょう

べんしょう [0] 【弁償】 (名)スル
他人に与えた損害を金や品物でつぐなうこと。「なくした本を―する」

べんしょう

べんしょう [0] 【弁証】 (名)スル
ある事柄を論じて証明すること。また,弁別して証明すること。論証。

べんしょう

べんしょう【弁償】
reparation;→英和
compensation.〜する pay[make up]for.⇒賠償.

べんしょうがく

べんしょうがく [3] 【弁証学】
〔(ラテン) dialectica〕
古代末期から中世にかけて研究・教育された自由学芸の一。正しく推論し,議論するための学問。伝統的論理学はこの学科に該当する。弁証術。

べんしょうほう

べんしょうほう [0] 【弁証法】
〔(ギリシヤ) dialektikē; (ドイツ) Dialektik〕
(1)古代ギリシャで,対話などを通して事物の真の認識とイデアに到達する,ソクラテス・プラトンにみられる仮説演繹的方法(問答法)をいう。アリストテレスでは,確からしいが真理とはいえない命題を前提とする推理をさし,真なる学問的論証と区別される。
(2)カントでは,経験による裏付けのない不確実な推理を意味し,それを純粋理性の誤用に基づく仮象の論理学ととらえる。
(3)矛盾を含む否定性に積極的意味を見いだすヘーゲルでは,有限なものが自己自身のうちに自己との対立・矛盾を生み出し,それを止揚することで高次なものへ発展する思考および存在を貫く運動の論理をさす。それは思考と存在との根源的な同一性であるイデーの自己展開ととらえられる。ヘーゲル弁証法。
(4)マルクス・エンゲルスでは,イデーを展開の主体とするヘーゲル弁証法の観念論を批判し,自然・社会および思惟の一般的運動法則についての科学とした。

べんしょうほう

べんしょうほう【弁証法】
dialectics.弁証法的唯物論 dialectical materialism.

べんしょうほうしんがく

べんしょうほうしんがく [7] 【弁証法神学】
〔(ドイツ) dialektische Theologie〕
第一次大戦後,ドイツのカール=バルトらが起こした神学運動。神と人間との間の根本的断絶を強調し,この断絶は聴聞者における神の言葉への信仰によってのみ弁証法的に克服されると説く。従来の自由主義神学を批判し,宗教改革的伝統(特にカルビニズム)への回帰を主張。危機神学。

べんしょうほうてきゆいぶつろん

べんしょうほうてきゆいぶつろん [12] 【弁証法的唯物論】
〔(ドイツ) dialektischer Materialismus〕
マルクスとエンゲルスにより創出され,レーニンらによって発展させられた唯物論。形而上学的・機械的見方に対し弁証法的であり,観念論に対し唯物論的である。世界は全体として統一をもちながら相互に連関し発展する物質であり,思考や意識もその物質の模写の過程であるとする。弁証法的唯物論が歴史の発展についての見方に適用されて唯物史観となる。

べんしょうほうてきろんりがく

べんしょうほうてきろんりがく [11] 【弁証法的論理学】
〔dialectical logic〕
アリストテレス以来の形式論理学に対して,ヘーゲル・マルクスの弁証法を論理学として扱ったもの。事物や思考の運動,発展の一般的な法則を対象とする。

べんしんろん

べんしんろん [3] 【弁神論】
⇒神義論(シンギロン)

べんじ

べんじ [1] 【弁事】
事務を取り扱うこと。また,その人。

べんじたてる

べんじた・てる [5] 【弁じ立てる】 (動タ下一)
さかんに述べる。「無差別幕(ノベツマク)なしに―・てる/社会百面相(魯庵)」

べんじつける

べんじつ・ける [5] 【弁じ付ける】 (動カ下一)
一方的に続けざまに言い立てる。まくしたてる。「お嶺が攻鼓(セメヅツミ)を打つやうに―・けるを/社会百面相(魯庵)」

べんじょ

べんじょ【便所】
a lavatory;→英和
a toilet;→英和
<英> a WC; <米> a restroom[bathroom];a men's[ladies']room;a public lavatory[convenience](公衆便所).〜に行く go to wash one's hands.〜はどこでしょうか Where is the toilet[bathroom]?

べんじょ

べんじょ [3] 【便所】
大小便をするための施設。かわや。はばかり。雪隠(セツチン)。後架(コウカ)。手洗い。トイレ。

べんじょがみ

べんじょがみ [4] 【便所神】
「厠(カワヤ)の神(カミ)」に同じ。

べんじる

べんじる【弁じる】
(1)[見分ける]discern.→英和
(2)[処理する]do.→英和
(3)[話す]speak;→英和
explain.→英和

べんじる

べん・じる [3][0] 【弁(辯・辨)じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「弁ずる」の上一段化〕
「弁ずる」に同じ。「一席―・じる」「黒白(コクビヤク)を―・じる」

べんじる

べん・じる [3][0] 【便じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「便ずる」の上一段化〕
「便ずる」に同じ。「用を―・じる」

べんする

べん・する [3] 【便する】 (動サ変)[文]サ変 べん・す
便利なようにする。役立たせる。「理解に―・する」

べんずる

べん・ずる [3][0] 【弁(辨)ずる】 (動サ変)[文]サ変 べん・ず
(1)区別する。弁別する。「黒白(コクビヤク)を―・ずる」「物事のよしあしを―・ずる能力」「東西を―・ぜず」「永遠の利害を―・ずるの明(メイ)あるが故に/福翁百話(諭吉)」
(2)ものごとをうまく処理する。すませる。「多々(タタ)益々(マスマス)―・ず」

べんずる

べん・ずる [3][0] 【弁(辯)ずる】 (動サ変)[文]サ変 べん・ず
(1)意見を述べる。言う。「滔々(トウトウ)と―・ずる」「これについて一席―・じておきたい」
(2)言いわけをする。弁明する。「友人のために―・ずる」

べんずる

べん・ずる [0][3] 【便ずる】 (動サ変)[文]サ変 べん・ず
用が足りる。また,用を足す。「用を―・ずる」「女中を呼ばずに物の―・ずるやうな行き届き方/腕くらべ(荷風)」

べんせい

べんせい [0] 【鞭声】
むちの音。「―粛々(シユクシユク)/山陽詩鈔」

べんぜつ

べんぜつ [0] 【弁説】
物事の是非を分けて説き明かすこと。

べんぜつ

べんぜつ【弁舌】
eloquence;speech.→英和
〜さわやかに eloquently;→英和
fluently.→英和
‖弁舌家 an orator.

べんぜつ

べんぜつ [0] 【弁舌】
ものを言うこと。また,ものの言い方。「―さわやか」「―を振るう」

べんそ

べんそ [1] 【弁疏】 (名)スル
言い開きをすること。いいわけ。弁解。「汗を拭(ヌグ)ひつつ―せり/火の柱(尚江)」

べんそう

べんそう [0] 【便槽】
便壺(ベンツボ)。

べんそく

べんそく [0] 【弁足】
鳥の足指(趾)の両側に弁状に膜が発達しているもの。カイツブリ科,ヒレアシ科,クイナ科オオバン属,シギ科ヒレアシシギ属などに見られる。

べんたいぶん

べんたいぶん [0] 【駢体文】
⇒四六駢儷体(シロクベンレイタイ)

べんたつ

べんたつ [0] 【鞭撻】 (名)スル
(1)むちで打ってこらしめること。
(2)おこたらないようにと強く励ますこと。「御―のほどよろしくお願いいたします」

べんたつ

べんたつ【鞭撻する】
encourage <a person to do> .→英和

べんたつ

べんたつ [0] 【弁達】 (名)スル
述べ伝えること。弁告。「神の言を―する者なりと称して/民約論(徳)」

べんたつや

べんたつや [0] 【便達屋】
⇒便利屋(ベンリヤ)

べんち

べんち [1] 【弁知】 (名)スル
道理をわきまえ,分別のあること。「道義をしも―したれば/小説神髄(逍遥)」

べんち

べんち [1] 【鞭笞】 (名)スル
(1)むち。
(2)むち打って戒めること。鞭撻(ベンタツ)。

べんち

べんち [1] 【胼胝】
⇒たこ(胼胝)

べんちたい

べんちたい [0] 【胼胝体】
⇒脳梁(ノウリヨウ)

べんちゃら

べんちゃら [0]
口先ばかりのお世辞を言って相手にへつらうこと。おべんちゃら。「―を言う」

べんちゅう

べんちゅう [0] 【鞭虫】
線虫綱の袋形動物。体は鞭(ムチ)状で長さ約4センチメートル。ヒトの盲腸に寄生し,体の前半の糸状部分を腸壁の粘膜に差し込んで生活する。

べんちょう

べんちょう ベンチヤウ 【弁長】
(1162-1238) 鎌倉初期の浄土宗の僧。字(アザナ)は弁阿,号は聖光房。筑前の生まれ。浄土宗第二祖。鎮西派の祖。はじめ比叡山で天台教学を学び,のち法然の弟子となる。九州で念仏を広めた。鎮西上人。著「浄土宗要集」「徹選択念仏集」など。

べんつう

べんつう [0] 【便通】
大便が出ること。通じ。「―がある」

べんつう

べんつう【便通】
a bowel movement <b.m.> .→英和
〜がある (have) a movement[ <英> motion].

べんつぼ

べんつぼ [0][1] 【便壺】
汲み取り式の便所で,大小便をためておく壺。便槽。

べんづつ

べんづつ [3] 【便筒】
昔,男子が旅行などに携えた,円筒形の便器。環筒。

べんてん

べんてん [0] 【弁天】
(1)「弁才天」の略。「―さま」
(2)転じて,美人。

べんてん

べんてん【弁天】
Benten;the goddess of fortune.

べんてんこぞう

べんてんこぞう 【弁天小僧】
河竹黙阿弥作の歌舞伎「青砥稿花紅彩画(アオトゾウシハナノニシキエ)」中の人物。名は菊之助。白浪五人男の一人。浜松屋での女装でのゆすり,極楽寺山門での立ち腹が見せ場。

べんてんじま

べんてんじま 【弁天島】
静岡県,浜名湖南端にある島。大小七つの小島から成り,観光・遊覧地。東海道新幹線・東海道本線・国道一号が通る。

べんてんむすめ

べんてんむすめ [5] 【弁天娘】
弁天のように美しい娘。

べんでん

べんでん [0] 【便殿】
⇒びんでん(便殿)

べんとう

べんとう【弁当】
a <picnic,box> lunch.→英和

べんとう

べんとう [3] 【弁当】
(1)容器に入れて携え,外出先で食べる食べ物。
(2)外出先や会議の席などで,取り寄せて食べる食事。「参会者に―を出す」

べんとう=を使う

――を使・う
弁当を食べる。

べんとうだい

べんとうだい [0] 【弁当代】
外出先で食事をするためのお金。また,その程度の少額のお金。小遣い銭。

べんとうばこ

べんとうばこ [3] 【弁当箱】
弁当を入れる容器。

べんどく

べんどく [0][1] 【便毒】
横根(ヨコネ)の別名。

べんなん

べんなん [0] 【弁難】 (名)スル
言いたてて非難すること。論難。

べんねい

べんねい [0] 【便佞】 (名・形動)[文]ナリ
言葉巧みに人の気に入るようにふるまいながら,実は誠意がなく心がねじけている・こと(さま)。

べんのないし

べんのないし 【弁内侍】
鎌倉中期の歌人。藤原信実(ノブザネ)の女(ムスメ)。後深草天皇に出仕。晩年,出家した。「続後撰和歌集」以下の勅撰集に四五首入集。日記「弁内侍日記」がある。生没年未詳。

べんのないしにっき

べんのないしにっき 【弁内侍日記】
日記。二巻。弁内侍作。後深草天皇に仕えた作者が,1246年から52年に至る宮中生活を,自作歌を交えつつ記したもの。後深草院弁内侍集。弁内侍寛元記。

べんばく

べんばく [0] 【弁駁】 (名)スル
〔「べんぱく」とも〕
他人の説に反論して言い破ること。論駁。「反対派の論説を―する」

べんぱつ

べんぱつ [0] 【弁髪・辮髪】
〔「辮」は編む意〕
北アジア諸民族の男子の風習で,頭髪の一部を編んで垂らし,他をそり落とす髪形。民族や時代により形は異なる。満州族は北京に入城して漢民族に弁髪を強制し,清朝崩壊まで続いた。
弁髪[図]

べんぱつ

べんぱつ【弁髪】
a pigtail.→英和

べんぴ

べんぴ【便秘】
<suffer from> constipation.〜する be constipated.

べんぴ

べんぴ [0] 【便秘】 (名)スル
通じがないこと。大便が長い間腸にたまって,排便に困難をともなう状態。ふんづまり。

べんぶ

べんぶ [1] 【抃舞】 (名)スル
手を打ち踊り回って喜ぶこと。「汝の児孫盾を抱いて―するものあらん/幻影の盾(漱石)」

べんぶん

べんぶん [0] 【駢文】
⇒四六駢儷体(シロクベンレイタイ)

べんぷく

べんぷく [0] 【便服】
「便衣(ベンイ)」に同じ。

べんぷく

べんぷく [0] 【冕服】
貴人が礼式に用いる冠と衣服。

べんべつ

べんべつ【弁別】
⇒識別.

べんべつ

べんべつ [0] 【弁別】 (名)スル
違いをわきまえて区別すること。識別。「色の違いを―する」

べんべついき

べんべついき [4] 【弁別閾】
〔心〕 感覚上,同種の刺激の相違を感知しうるのに必要な最小の刺激差。丁度可知差異。
→閾

べんべつてきとくちょう

べんべつてきとくちょう [0] 【弁別的特徴】
〔distinctive features〕
音素をさらに解析して得られた,知的意味の区別に有意な究極の音的構成要素。ヤコブソンらによれば一二の素性(ソセイ)によってすべての言語の音素が記述できるという。弁別素性(ソセイ)。示差(シサ)的特徴。
⇔余剰(ヨジヨウ)的特徴

べんべら

べんべら
ぺらぺらの衣服。あるいは着古した絹の衣服。「―のふとりの帯をしめ/洒落本・品川楊枝」

べんべん

べんべん [0] 【便便】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)何もしないで無駄に時間を過ごすさま。「何事の事だか知れないに―とは待(マタ)れません/もしや草紙(桜痴)」
(2)太って腹の出ているさま。「ホルスタイン君は太い声を―たる腹の底から搾出した/くれの廿八日(魯庵)」
(3)際限のないさま。だらだらしているさま。「さつさと云ふ丈の事を云つてお返りなね。―として居られちやあ/蜃中楼(柳浪)」
(4)弁舌のすぐれているさま。「―トシテ語ル/ロドリゲス」

べんべんだらり

べんべんだらり [5] 【便便だらり】 (副)
いたずらに時間を過ごすさま。べんべんだらだら。「―と毎日を過ごす」

べんぽう

べんぽう [0] 【便法】
(1)便利な方法。
(2)その場だけなんとかしのぐ便宜的な手段。「―を講ずる」

べんぽう

べんぽう【便法(をとる)】
(take) an expedient.→英和

べんまく

べんまく [0][1] 【弁膜】
心臓・静脈・リンパ管などの内部にあって,弁としての機能を果たす膜。血液・リンパ液の逆流を防ぐ働きをする。

べんまく

べんまく【弁膜】
《解》a valve.→英和

べんむ

べんむ [1] 【弁務】
職務を遂行すること。

べんむかん

べんむかん [3] 【弁務官】
保護国・植民地などに派遣され,その地の政治・外交などを指導する官吏。

べんむかん

べんむかん【弁務官】
a commissioner.→英和
‖高等弁務官 a high commissioner.

べんめい

べんめい [0] 【弁明】 (名)スル
(1)自分の言行などを説明し,相手の理解を求めること。弁解。釈明。「自分のとった態度について―する」
(2)説明を加えて事理を明らかにすること。「その画工の技巧を―したり/即興詩人(鴎外)」

べんめい

べんめい【弁明】
(an) explanation;an excuse.→英和
〜する explain (oneself);→英和
defend.→英和
〜を求める demand an explanation.⇒弁解,弁護.‖弁明書 a written explanation.

べんもう

べんもう [0] 【便蒙】
〔童蒙(=子供)に便である意〕
初学者にわかりやすいように書かれた書物。啓蒙書。入門書。

べんもう

べんもう [0] 【鞭毛】
鞭毛虫類やある種の細菌,藻類・菌類などの遊走子や配偶子,動物の精子などの体表面にある運動性の細胞器官。一般に,一本から数本の大形のものを鞭毛,短くて多数のものを繊毛と呼ぶ。

べんもううんどう

べんもううんどう [5] 【鞭毛運動】
移動・摂食あるいは消化・排出などのために,鞭毛を有する生物体や生殖細胞が鞭毛を動かして行う運動。

べんもうそうるい

べんもうそうるい [5] 【鞭毛藻類】
鞭毛を有して運動する単細胞藻類の総称。

べんもうちゅうるい

べんもうちゅうるい [5] 【鞭毛虫類】
原生動物門の一綱。1ミクロン〜2ミリメートルほどの単細胞生物。一生の間に必ず一本以上の鞭毛をもつ。動物界と植物界を結ぶ生物。淡水・海水中にプランクトンとして存在するほか,動植物に寄生して病原となるものも多い。

べんやく

べんやく [0] 【抃躍】 (名)スル
〔「へんやく」とも〕
手を打ちおどり上がって喜ぶこと。「はからずも翁其人にあたりしを―し/蘭学事始」

べんらん

べんらん【便覧】
a handbook.→英和

べんらん

べんらん [0] 【便覧】
ある事柄の全体が簡単にわかるように作った書物。ハンド-ブック。びんらん。「大学―」

べんり

べんり【便利】
convenience;→英和
facilities (設備).〜な convenient;→英和
useful.→英和

べんり

べんり [1] 【便利】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
都合のよいこと。役に立って具合のよいこと。また,そのさま。
⇔不便
「通勤に―な土地」「―な道具」「この辺は何かと―がよい」
■二■ (名)
大小便を排出すること。便通。「大小の―の不浄を出して眠れる者有り/今昔 1」
[派生] ――さ(名)

べんり

べんり [1] 【弁理】 (名)スル
物事を判断し処理すること。「事務を―する,また精細なるを要す/西国立志編(正直)」

べんりし

べんりし [3] 【弁理士】
弁理士法に基づき,特許・意匠・商標などに関する手続きの代理や鑑定を行う者。

べんりし

べんりし【弁理士】
<米> a patent attorney; <英> a patent solicitor.

べんりつ

べんりつ [0] 【駢立】 (名)スル
〔「へんりつ」とも〕
並んで立つこと。「全国到る処山岳―し/真善美日本人(雪嶺)」

べんりや

べんりや [0] 【便利屋】
配達・修理などのちょっとした雑用をすることを業とする人。便達屋。転じて,なんでも気軽に引き受けて人に重宝がられる人。

べんりゅう

べんりゅう [0] 【冕旒】
冕冠に垂らす,ひもで連ねた珠玉の飾り。
→冕冠

べんれい

べんれい【勉励する】
work hard <at,for> .

べんれい

べんれい [0] 【勉励】 (名)スル
学業などにつとめはげむこと。一生懸命に努力すること。「刻苦―」「―せば,何事か成らざらん/小公子(賤子)」

べんれいたい

べんれいたい [0] 【駢儷体】
⇒四六駢儷体(シロクベンレイタイ)

べんろん

べんろん【弁論】
a speech;→英和
an argument;→英和
a discussion;→英和
a debate;→英和
pleading.→英和
〜する discuss;→英和
argue;→英和
plead.→英和
‖弁論大会 a speech[an oratorical]contest.弁論部 a debating society[club].

べんろん

べんろん [0] 【弁論】 (名)スル
(1)人々の前で意見を述べて論ずること。「―大会」
(2)互いに論じ合うこと。「何ぞ喋々―するを得んや/世路日記(香水)」
(3)公判における訴訟当事者の陳述。また,公判手続全体をもいう。
→口頭弁論
→最終弁論

べんろんしゅぎ

べんろんしゅぎ [5] 【弁論主義】
訴訟法上,弁論のための訴訟資料の収集を当事者の権能かつ責任であるとする原則。
→当事者主義

べんろんのうりょく

べんろんのうりょく [5] 【弁論能力】
訴訟手続に参与して,陳述・尋問を行うために必要な資格。


「へ」の半濁音の仮名。両唇破裂音の無声子音と前舌の半狭母音とから成る音節。

ぺ (接尾)
人名のあとに促音をはさんで付き,親しみを込めて人を呼ぶのに用いる。「まりっ―」

ぺいぺい

ぺいぺい [3][0]
地位の低いものや技量の未熟なものをあなどっていう語。また,自分を卑下していう語。ぺえぺえ。「まだ―ですので」「―役者」

ぺえぺえ

ぺえぺえ [3][0]
⇒ぺいぺい

ぺこぺこ

ぺこぺこ
〜する be obsequious <to> ;cringe <to> .→英和
腹が〜になる be[get]very hungry.

ぺこぺこ

ぺこぺこ
■一■ [1] (副)スル
(1)薄い金属板などがへこむ音やそのさまを表す語。「このブリキ缶は―する」「―(と)へこむ」
(2)頭を下げて,人にへつらうさま。へこへこ。「上役に―する」「―(と)頭を下げる」
■二■ [0] (形動)
非常に空腹なさま。「おなかが―だ」

ぺこり

ぺこり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)「ぺこん」に同じ。「―と頭を下げる」

ぺこん

ぺこん [2] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)表面の一部がへこむさま。「―とへこむ」
(2)急に頭をさげるさま。「―と頭をさげる」

ぺしゃんこ

ぺしゃんこ [2][0] (形動)
「ぺちゃんこ」に同じ。「箱が―になる」

ぺたぺた

ぺたぺた [1] (副)
(1)物の平らな面が連続して当たるさま。「素足で―(と)あるく」
(2)一面に紙などをはりつけたりするさま。また,やたらに判を押したりするさま。「電柱にビラを―(と)はりつける」

ぺたり

ぺたり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)「べたり」に同じ。「べたり」よりもやや軽い意味合いで使う語。ぺたん。「切手を―とはる」「畳に―と座る」

ぺたん

ぺたん
〜と座る flop into a chair;→英和
flop down.

ぺたん

ぺたん [2] (副)
「ぺたり」に同じ。ぺったん。「―とゴム印を押す」「―と座る」

ぺたんこ

ぺたんこ [2] (形動)
「ぺちゃんこ」に同じ。「―の下駄」

ぺちゃくちゃ

ぺちゃくちゃ
〜しゃべる chatter;→英和
prattle.→英和

ぺちゃくちゃ

ぺちゃくちゃ [1] (副)
「べちゃくちゃ」に同じ。「―とよくさえずる娘だ」

ぺちゃぺちゃ

ぺちゃぺちゃ [1] (副)
(1)「ぺちゃくちゃ」に同じ。「そばで―されて仕事にならない」
(2)汁気の多い食べ物を食べるさま。また,そのときの音を表す語。ぴちゃぴちゃ。

ぺちゃん

ぺちゃん [2] (副)
ふくれているものがつぶれるさま。また,その時の音を表す語。「箱が―とつぶれる」

ぺちゃんこ

ぺちゃんこ
〜になる be crushed;[やりこめられる]be beaten;be silenced.

ぺちゃんこ

ぺちゃんこ [2][0] (形動)
(1)押しつぶされて,また押しつぶされたように平らになっているさま。ぺしゃんこ。「地震で家が―になる」「―な鼻」
(2)完全にやりこめられて手も足もでないさま。「―にやられる」

ぺったり

ぺったり [3] (副)
(1)物が他の物の表面にねばりつくさま。「べったり」より軽い感じを表す。「汗ばんだ額(ヒタイ)に後れ毛が―(と)はりつく」
(2)力なく座り込むさま。「上がり口に―(と)座る」

ぺったんこ

ぺったんこ
■一■ [3] (形動)
押しつぶされて,また押しつぶされたように平たくなっているさま。ぺたんこ。ぺっちゃんこ。「かかとが―になった靴」「―と座り込む」
■二■ [1] (副)
餅などをつく音を表す語。「餅を―,―とつく」

ぺっちゃんこ

ぺっちゃんこ [3] (形動)
「ぺちゃんこ」に同じ。「箱が―になる」

ぺっと

ぺっと [1] (副)
口から物を急に吐き出すさま。「―つばを吐く」

ぺてん

ぺてん
(a) fraud;→英和
(a) swindle;→英和
deception.→英和
〜にかける cheat;→英和
swindle <a person out of money> .‖ぺてん師 a swindler;an impostor.

ぺてん

ぺてん [0]
人をいつわりだますこと。また,その手段。いかさま。「―にかける」
〔中国語の「�子(bēngzi)」のなまりからという〕

ぺてんし

ぺてんし [2] 【ぺてん師】
人をだますのが巧みな人。詐欺師。

ぺてん師

ぺてんし [2] 【ぺてん師】
人をだますのが巧みな人。詐欺師。

ぺら

ぺら [1]
〔「はんぺら」の略〕
(1)二〇〇字詰めの原稿用紙の俗称。
(2)折られていない一枚の紙。
(3)紙幣。「―だにあれば四海みな,同朋町の芸者巷(マチ)/当世書生気質(逍遥)」

ぺらぺら

ぺらぺら
[流ちょうに]fluently;→英和
glibly (口達者に).→英和
〜の[薄い]thin;→英和
flimsy.→英和
〜しゃべる chatter.→英和

ぺらぺら

ぺらぺら
■一■ [1] (副)スル
(1)軽薄によくしゃべるさま。「わけのわからないことを―(と)しゃべっている」
(2)外国語をよどみなく話すさま。「英語で―(と)話しかけられる」
(3)重ねた紙などが軽くひるがえるさま。「ページを―(と)めくる」
(4)紙や布などが薄っぺらなさま。「―した着物」
■二■ [0] (形動)
(1){■一■(2)}に同じ。「英語なら―だ」
(2){■一■(4)}に同じ。「―の生地」「―な本」

ぺろっと

ぺろっと [2] (副)
「ぺろり」に同じ。「―舌を出す」「―なめる」「―たいらげる」

ぺろぺろ

ぺろぺろ [1] (副)
(1)舌で物をなめるさま。「アイス-クリームを―(と)なめる」
(2)わずかな時間に食べ尽くすさま。ぺろり。「―(と)平らげた」

ぺろり

ぺろり
〜と舐める lick (up).→英和
〜と舌を出す put out one's tongue <at> .

ぺろり

ぺろり [2][3] (副)
(1)すばやく舌を出すさま。ぺろっと。「―(と)舌を出して照れ笑いした」
(2)舌でなめるさま。ぺろっと。「砂糖を―(と)なめる」
(3)一気に全部食べてしまうさま。ぺろっと。「―(と)平らげる」

ぺんぺん

ぺんぺん
〜草《植》a shepherd's purse.

ぺんぺん

ぺんぺん [1]
■一■ (副)
三味線の鳴る音を表す語。「―(と)三味線をかき鳴らす」
■二■ (名)
三味線のこと。

ぺんぺん=草

――草((ペンペングサ))が生(ハ)・える
〔ナズナが普通に見られる雑草であることから〕
建物などが取り壊されて空地となり荒れ果てているさまのたとえ。

ぺんぺんぐさ

ぺんぺんぐさ [3] 【ぺんぺん草】
〔莢(サヤ)が三味線の撥(バチ)に似ているところから〕
ナズナの別名。[季]春。

ぺんぺん草

ぺんぺんぐさ [3] 【ぺんぺん草】
〔莢(サヤ)が三味線の撥(バチ)に似ているところから〕
ナズナの別名。[季]春。

ほ【帆】
a sail.→英和
〜を上げる(降ろす) hoist (lower) a sail.→英和

ほ [1] 【帆】
(1)風を利用して船を進ませる船具。帆柱にあげて風をはらませ,推進力を得る布。莚(ムシロ)なども用いられた。「―を張る」「―をあげる」「―をかける」
(2)家紋の一。{(1)}を図案化したもの。

ほ [1] 【ホ】
西洋音楽の音名。欧語音名 E に当てた日本音名。基準音イより完全五度高い音。

ほ 【百】
「百(ヒヤク)」の意。「五―((イオ))」「八―((ヤオ))」などと用いられ,現代では「お」と発音される。

ほ 【火】
火(ヒ)。多く他の語と複合して用いられる。「―なか」「―むら」「―かげ」

ほ【穂】
an ear <of wheat> ;→英和
a head.→英和
〜が出る come into ears.

ほ [1] 【畝】
中国で用いられた土地面積の単位。古くは六尺平方の一〇〇倍。のちには五尺平方の一二〇倍。尺の大きさが時代とともに変わるので畝も一定しないが,およそ6アール前後。日本の畝(セ)とは別。
→頃(ケイ)

ほ [1] 【晡】
申(サル)の刻。夕方。「日は―に及ぶ」

ほ [1] 【穂】
(1)稲や麦,薄(ススキ)などの長い花軸の先に花や実が密集して付いたもの。「―が出る」「麦の―」
(2)とがったものの先。「筆の―」
(3)接ぎ木・挿し木に使う芽の付いた小枝。さしほ。つぎほ。

ほ 【秀】
〔「穂(ホ)」と同源〕
(1)内容的にすぐれたもの。すぐれたところ。「家庭(ヤニワ)も見ゆ国の―も見ゆ/古事記(中)」
(2)外形的に目立つもの。外にあらわれたもの。「燭(トモ)す火の―にそ出でぬる/万葉 326」
〔「ほつ枝(エ)」「ほつ手」「ほつ鷹」のように,助詞「つ」を伴って連体修飾語になることが多い。単独で使われる場合も,「火のほ」「波のほ」のように「…の」という連体修飾語を受けることが多い。「岩ほ」「垣ほ」「ほ倉」などのように複合語としても用いられる〕

ほ [1] 【哺】
食べ物を口にふくむこと。また,口中の食べ物。


(1)五十音図ハ行第五段の仮名。声門摩擦音の無声子音と後舌の半狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「ほ」は「保」の草体。片仮名「ホ」は「保」の末四画。
〔(1)「ほ」の頭子音は,古くは両唇摩擦音の無声子音であり,さらに奈良時代以前には両唇破裂音であったかといわれる。中世末期まで両唇摩擦音であったが,近世以降現代語と同じ音になった。(2)「ほ」は,平安時代半ば以降,語中語尾では,一般に「を」「お」と同じ音になった。これらは,歴史的仮名遣いでは「ほ」と書くが,現代仮名遣いではすべて「お」と書く〕

ほ 【舗・鋪】
■一■ (名)
店舗。みせ。「その父は,木工にして,その―に象限儀ありけるが/西国立志編(正直)」
■二■ (接尾)
助数詞。地図など,畳みものの本を数えるのに用いる。「江戸古図三―」

ほ [1] 【保】
(1)中国で,古くから行われた隣保組織。一定戸数からなり,連帯責任を負う。
(2)律令制において,五戸を単位として設けた相互検察のための行政末端組織。逃亡した戸の租調をその属する保が納めるなどの徴税機能も有した。五保。
(3)平安京内の地割単位の一。一坊の四分の一で,四つの町より構成される。
(4)平安中期以降の,国衙(コクガ)領内の行政単位で,荘・郷・名と並ぶもの。

ほ 【歩】
■一■ [1] (名)
歩くこと。あゆみ。「―を運ぶ」
■二■ (接尾)
〔上に来る語によっては「ぽ」となる〕
助数詞。歩く時の足を運ぶ回数を数えるのに用いる。「一―退く」

ほ【歩】
a step.→英和
〜を進める step forward.

ほ=に上ぐ

――に上・ぐ
高くあげる。声などをはりあげる。「秋風にこゑを―・げてくる舟は/古今(秋上)」

ほ=に出(イ)ず

――に出(イ)・ず
(1)穂が出る。穂先に実を結ぶ。「今よりは植ゑてだにみじ花薄―・づる秋はわびしかりけり/古今(秋上)」
(2)表にあらわれる。人目につくようになる。「包めどわれも―・でて,尾花招かば留まれかし/謡曲・通小町」

ほ=に穂が咲く

――に穂が咲・く
稲がよく実る。豊作である。

ほ=を吐(ハ)く

――を吐(ハ)・く
〔食事中でも口中の食べ物を吐き出して人に会う意〕
誠意をもって人に会う。
→握髪吐哺(アクハツトホ)

ほ=を進める

――を進・める
(1)歩いて行く。
(2)次の段階へ進む。先へ進む。進行する。

ほあかり

ほあかり [2] 【火明(か)り・灯明(か)り】
たいまつや灯火などのあかり。

ほあかりのみこと

ほあかりのみこと 【火明命】
(1)日本書紀に見える神。瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の子。尾張連(オワリノムラジ)などの祖先。火照命(ホデリノミコト)。
(2)「播磨国風土記」に見える神。大己貴神(オオアナムチノカミ)の子。あまりの気性の激しさに,この神のもとを逃げ出そうとした大己貴神の船を破壊した。

ほあし

ほあし 【帆足】
姓氏の一。

ほあし

ほあし [0] 【帆脚・帆足】
和船で,帆の下端が動かぬように船上に結びとめる麻綱。

ほあしばんり

ほあしばんり 【帆足万里】
(1778-1852) 江戸後期の儒者・理学者。字(アザナ)は鵬卿,号は愚亭。豊後日出(ヒジ)藩家老の家に生まれる。郷土の先覚三浦梅園の条理学を基礎とし,物理学を中心に自然科学を研究。藩校教授,のち家老となり藩政を改革。著「窮理通」「東潜夫論」「医学啓蒙」など。

ほあん

ほあん【保安】
security.→英和
保安官 <米> a sheriff.→英和
保安要員 maintenance personnel (炭坑などの).

ほあん

ほあん 【甫庵】
⇒小瀬(オゼ)甫庵

ほあん

ほあん [0] 【保安】
(1)まもること。安んずること。保護。「―設備」
(2)社会の平安や秩序を保つこと。

ほあんかん

ほあんかん [2] 【保安官】
アメリカで,郡などの治安維持の任に当たる官吏。住民の選挙によって選ばれる。シェリフ。

ほあんきじゅん

ほあんきじゅん [4] 【保安基準】
道路運送車両法に定められる規定。国内で運行する自動車の構造,装置,乗車定員と最大積載量について技術的な基準を定めた法規。

ほあんけいさつ

ほあんけいさつ [4] 【保安警察】
社会秩序の維持を目的とする警察。治安警察。

ほあんしょぶん

ほあんしょぶん [4] 【保安処分】
犯罪者や罪を犯す危険性のある者に対して,犯罪防止のために科す刑罰以外の保護・教育・矯正・治療などの強制処分。

ほあんじょうれい

ほあんじょうれい 【保安条例】
1887年(明治20)自由民権運動の弾圧を目的として発布された七条からなる法規。これにより,反政府運動家五七〇名が東京から追放された。98年廃止。

ほあんたい

ほあんたい [0] 【保安隊】
1952年(昭和27)警察予備隊を改組して発足した陸上部隊。54年自衛隊へと発展。

ほあんちょう

ほあんちょう [2] 【保安庁】
保安隊・海上警備隊を管理・運営した機関。1952年(昭和27)保安庁法により総理府の外局として設置された。防衛庁の前身。

ほあんぼう

ほあんぼう [2] 【保安帽】
⇒保護帽(ホゴボウ)

ほあんよういん

ほあんよういん [4] 【保安要員】
鉱山などで,作業員・施設などの保安業務にたずさわる人。

ほあんりん

ほあんりん [2] 【保安林】
森林法に基づき,一定の公益目的のために農林水産大臣が指定する森林。水源の涵養(カンヨウ),土砂流出の防備,風水害の防備,魚付き,風致保存などの目的による。

ほい

ほい [1] 【布衣】
〔「ほうい」とも〕
(1)布の狩衣(カリギヌ)。のち,狩衣一般をいう。
(2)近世,無紋の狩衣。六位以下および御目見(オメミエ)以上の者が着用。また,その身分の者。上級の者は微行などに着た。
→ふい(布衣)

ほい

ほい [1] 【補遺】
もらし残した事柄をあとから補うこと。また,補ったもの。

ほい

ほい【補遺】
a supplement <to> ;→英和
an appendix.→英和

ほい

ほい [1] (感)
(1)物を担いだり,押したり,受け取ったりする時に発する掛け声。
(2)失敗したり,意外のことに驚いたりして思わず発する語。「―しまった」
(3)軽く応答する時に発する語。「『残りをはらうて下さい』『―今やりませう』/咄本・聞上手」

ほい

ほい [1] 【本意】
〔「ほんい」の撥音「ん」の無表記〕
ほんとうの考え。本来の目的。ほんい。「この人の宮仕への―,必ず遂げさせ奉れ/源氏(桐壺)」
→本意無い(形)

ほい=有り

――有・り
(1)もとからそう考えている。「猶かの―・る所にうつろひ給へ/源氏(松風)」
(2)期待どおりになってうれしい。「―・る心地すべけれ/源氏(末摘花)」

ほいかご

ほいかご [1] 【ほい駕籠】
〔「ほい」は掛け声〕
(1)江戸時代,街頭で客待ちをする粗末な駕籠。また,駅路を往復した粗末な駕籠。辻駕籠。
(2)一月一〇日の大阪今宮戎(エビス)神社の祭礼の参拝に,芸娼妓が乗る駕籠。えびすかご。宝恵(ホエ)駕籠。[季]新年。

ほいく

ほいく [0] 【哺育】 (名)スル
はぐくみ育てること。特に,動物の親が乳や食物を与えて子供を育てること。「猿の子を人工栄養で―する」

ほいく

ほいく [0] 【保育】 (名)スル
(1)保護し育てること。育成すること。
(2)幼児の心身の正常な発育を目的として,幼稚園・保育所・託児所などで行われる養護を含んだ教育作用。「三年―」
(3)林業で,幼齢林を目的の森林に育てるために行う下刈り・つる切り・除伐・間伐などの手入れ作業の総称。

ほいく

ほいく【保育する】
nurse;→英和
bring up;take care of.‖保育園 a nursery school;a day nursery.保育器 an incubator.

ほいくえん

ほいくえん [3] 【保育園】
保育所の通称。

ほいくき

ほいくき [3] 【保育器】
未熟児を入れて保育する装置。内部の温度・湿度・酸素供給量は適宜調整でき,外部からも観察できる。

ほいくしょ

ほいくしょ [0][4] 【保育所】
児童福祉法に基づく児童福祉施設の一。保護者が労働または疾病などのため,その保育が十分できない乳幼児をあずかり保育する施設。

ほいくママ

ほいくママ [4] 【保育―】
⇒家庭福祉員(カテイフクシイン)

ほいっぽ

ほいっぽ [1][1] 【歩一歩】 (副)
少しずつ進むさま。一歩一歩。「―(と)目標に向かって進む」

ほいつ

ほいつ [0] 【捕逸】 (名)スル
「捕手逸球」の略。パス-ボール。

ほいと

ほいと [0] 【陪堂・乞児・乞食】
〔「ほいとう(陪堂)」の転とも,「祝人(ホギヒト)」の転ともいう〕
(1)「ほいとう(陪堂){(3)}」に同じ。
(2)いそうろう。食客。

ほいとう

ほいとう [0] 【陪堂】
〔「ほい」は唐音〕
(1)
 (ア)禅宗で,僧堂以外の場所でもてなし(陪食(バイシヨク))を受けること。「相伴邏斎の僧,―,外僧堂の輩/庭訓往来」
 (イ)禅宗で,僧の食事の世話をすること。また,その僧や飯米。
(2)他人に食事を施すこと。また,その食事や飯米。「今夜一夜の―たべやつとよばはつて/幸若・烏帽子折」
(3)金品をもらって回ること。ものもらい。こじき。ほいと。「さて此処彼処,―しけれども,呉れざりければ/仮名草子・仁勢物語」

ほいない

ほいな・い [3] 【本意無い】 (形)[文]ク ほいな・し
(1)期待はずれだ。飽き足りない。「お糸さんは…顔も見せない。私は何となく―・かつた/平凡(四迷)」
(2)本来の意向に反する。不本意である。「かへすがへす―・くこそ覚え侍れ/竹取」

ほいほい

ほいほい [1]
■一■ (感)
(1)物を担いだり押したりする時に発する語。
(2)牛や馬をせき立てたり追い立てたりする時に発する語。
(3)人を呼ぶ時に発する語。「呼ばはつて見やう,―,太郎冠者。やい,どこに居るぞ/狂言記・狐塚」
■二■ (副)
軽々しく物事を引き受けたり行なったりするさま。「―(と)二つ返事で引き受ける」「何でも―(と)買ってやる」
■三■ (名)
未熟な人。かけだし。「―のぞめき客と同じ様に婆羅門の三(サブ)ぢやわい/浄瑠璃・小栗判官車街道」

ほいやり

ほいやり (副)
やさしく,あるいはうれしそうにほほえむさま。にっこりと。「母―と笑顔して/浄瑠璃・宵庚申(下)」

ほいろ

ほいろ [1] 【焙炉】
木枠の底に和紙を張り,火鉢などにかざして海苔・茶などを乾燥させる道具。特に,製茶用のものをいう。[季]春。
焙炉[図]

ほい駕籠

ほいかご [1] 【ほい駕籠】
〔「ほい」は掛け声〕
(1)江戸時代,街頭で客待ちをする粗末な駕籠。また,駅路を往復した粗末な駕籠。辻駕籠。
(2)一月一〇日の大阪今宮戎(エビス)神社の祭礼の参拝に,芸娼妓が乗る駕籠。えびすかご。宝恵(ホエ)駕籠。[季]新年。

ほう

ほう ハウ [1] 【砲】
弾丸を発射して敵を破壊・殺傷する火器。銃より口径の大きいものをいう。大砲。おおづつ。火砲。「―を据える」

ほう

ほう [0][1] 【報】
(1)通知。しらせ。「勝利の―を受ける」
(2)むくい。応報。「我身の大納言になるまじき―にてこそ有けれ/落窪 4」
(3)返礼すること。「我頭(クビ)を以て千金の―万戸の邑に購(アガナウ)と/太平記 28」

ほう

ほう [0][1] (感)
感心したり驚いたりした時などに発する語。「―,よく出来ているね」「―,そうですか」

ほう

ほう
[驚き]oh;→英和
well;→英和
why.→英和

ほう

ほう【報】
a report;→英和
news.→英和
…の〜に接して at the news of….

ほう

ほう [0] 【法】
□一□〔歴史的仮名遣い「はふ」〕
(1)物事に秩序を与えているもの。法則。のり。「―にかなった振る舞い」
(2)社会生活を維持し統制するために,強制力をもって行われる社会規範。法律。「―の裁き」「―を犯す」
(3)やり方。しかた。方法。「無事助け出す―はないものか」「客を放っておくという―があるものか」
(4)〔mood〕
インド-ヨーロッパ語で,表現内容に対する話し手の心的態度を表す動詞の語形変化。直説法・命令法・接続法(仮定法)などに分かれる。
□二□〔歴史的仮名遣い「ほふ」〕
〔仏〕
〔梵 dharma「達磨」などと音訳〕
(1)事物。物。存在。「諸―無我」
(2)
 (ア)真理。根本的な規範。
 (イ)教え。教説。教義。
 (ウ)仏の教え。釈迦の言葉。それを記録した経。
 (エ)教義・信者・教団などによって具体化されている仏教。
 (オ)仏事・法要・祈祷などの儀式。「祈雨の―」

ほう

ほう 【鳳】
姓氏の一。

ほう

ほう [1] 【烽】
律令制で,変事の急報のために設けた設備。また,その合図の煙や火。約20キロメートルごとに設置し,烽長と烽子を置いた。799年,大宰府管内を除いて廃止。とぶひ。

ほう

ほう ハウ [1] 【苞】
芽や蕾(ツボミ)を包み,保護する小形の葉。葉に似て緑色のもの,鱗片状で褐色のもの,花弁のように美しいものなどがある。包葉。

ほう

ほう【法】
(1)[法律]a law;→英和
a rule;→英和
a code (法典).→英和
(2)[方法]a method;→英和
a way.→英和
〜にかなった(反した) (un)lawful;→英和
(il)legal.→英和
そんな〜はない That's unreasonable[impossible].

ほう

ほう【方】
[方向]a direction;→英和
a side (側).→英和
…の〜がよい be better than….…した〜がよい had better do <命令的> .西の〜に (to the) west <of Osaka> .→英和
右の〜に on the[one's]right.→英和

ほう

ほう ハウ [1] 【方】 (名・形動ナリ)
(1)方角。方向。方位。「南の―へ行く」「私の―を見なさい」
(2)方面。部門。分野。「将来は医学の―に進みます」「スポーツの―は苦手だ」
(3)
 (ア)対立的に存在するものの一方。がわ。「こちらの―こそお世話になっています」「相手の―から苦情が出た」
 (イ)二者を取り上げて比較した時の一方。「兄より弟の―が背が高い」「どうせするなら早い―がよい」
 (ウ)どちらかと言うと,そういう性質のあるもの。たぐい。「彼は親切な―だ」「私は寝つきがよい―だ」
(4)方法。手段。「連絡する―がない」
(5)
 (ア)正方形の各辺。「―三寸の金印」
 (イ)四角形。方形。その形であるさま。「亦―なる石を磨きて,其の面に更に経の文を写して/今昔 7」
(6)薬の調合法。処方。「漢―」「薬ノ―/日葡」
〔歴史的仮名遣いは,「はう」とされているが,古くは意味によって区別があり,方角などの意のときは「はう」,四角や処方の意(すなわち(5)(6))のときは「ほう」であるともいわれる〕

ほう

ほう [1] 【鵬】
〔「ぼう」とも。「荘子(逍遥遊)」の語〕
中国の想像上の鳥。翼長が三千里あり,一飛び九万里という大鳥。おおとり。

ほう

ほう [1] 【鳳】
中国の想像上の鳥。聖人の出現などを知らせる瑞鳥とされた。
→鳳凰(ホウオウ)

ほう

ほう ハウ [1] 【袍】
(1)衣冠・束帯などのときに着用する盤領(マルエリ)の上衣。身分によって色や布地に定めのある位袍と,好みによる雑袍がある。また,縫腋(ホウエキ)(文官用)と闕腋(ケツテキ)(武官・幼年者用)の別がある。うえのきぬ。
(2)転じて,上衣。「発(ハナ)つ矢を,一条は―の袖に/読本・弓張月(前)」

ほう

ほう【砲】
a gun;→英和
a cannon (大砲).→英和

ほう=に照らす

――に照ら・す
法律の条文に基づいて判断する。

ほう=の下(モト)の平等

――の下(モト)の平等
権利の享有や義務の負担に関して,全ての人が法律上平等に取り扱われなければならないとする原則。憲法の基本原則の一つ。法の前の平等。

ほうあん

ほうあん [0] 【奉安】 (名)スル
尊い物を安置すること。「神璽(シンジ)を―する」

ほうあん

ほうあん ハフ― [0] 【法案】
法律の案文として,条文の形式に整えられた文書。特に,法律として制定されることを求めて,国会に提出されるもの。法案は,国会で可決されて法律となる。法律案。

ほうあん

ほうあん【法案】
a bill.→英和
〜を提出する bring a bill <in the Diet> .

ほうあん

ほうあん ハウ― [0] 【方案】
方法についての考え。「第一の―は親子別居の制さ/吾輩は猫である(漱石)」

ほうあん

ほうあん [0] 【保安】 (名)スル
「ほあん(保安)」に同じ。「内以て億兆を―し外以て万国と対峙せんとす/新聞雑誌 7」

ほうあん

ほうあん ハウアン 【放庵】
⇒小杉(コスギ)放庵

ほうあん

ほうあん 【保安】
年号(1120.4.10-1124.4.3)。元永の後,天治の前。鳥羽・崇徳(ストク)天皇の代。

ほうあんていしゅつけん

ほうあんていしゅつけん ハフ― [8] 【法案提出権】
法案を国会に提出できる権限。国会議員・内閣にある。議員が提出するには,所属議院のなかの一定数の賛同者が必要である。法律案提出権。

ほうあんでん

ほうあんでん [3] 【奉安殿】
第二次大戦前・戦中において,学校で御真影や教育勅語などを保管するために校舎とは別に設けた,小さい特別な建物。

ほうい

ほうい ホフヰ [1] 【法威】
仏法の威力。

ほうい

ほうい【方位】
⇒方角.

ほうい

ほうい ハウヰ [1] 【包囲】 (名)スル
とりかこむこと。「城を―する」「―網」

ほうい

ほうい ハウヰ [1] 【抱囲】
両手で抱えこむこと。また,その長さ。

ほうい

ほうい【法衣】
a (clerical) robe;a gown.→英和

ほうい

ほうい [1] 【宝位】
天子の位。皇位。宝祚(ホウソ)。

ほうい

ほうい【包囲】
encirclement;→英和
《兵》(a) siege.→英和
〜する surround;→英和
encircle;→英和
besiege.→英和
〜を解く raise the siege <of> .‖包囲攻撃 a siege.

ほうい

ほうい ホフ― [1] 【法衣】
⇒ほうえ(法衣)

ほうい

ほうい ハウ― [1] 【胞衣】
〔「ほうえ」とも〕
えな。

ほうい

ほうい ハフ― [1] 【法意】
法の趣旨。

ほうい

ほうい ホフヰ [1] 【法位】
〔仏〕
(1)存在のあるがままの姿。真理。
(2)僧位。

ほうい

ほうい ハウヰ [1] 【方位】
(1)地平面上のある点における方向が,基準の方向とどのような関係にあるかを表す語。一般に,東西南北の四方向を基準とし,順次八・十六・三十二方向に細分する。三十二方向の場合,北・北微東・北北東・北東微北・北東・北東微東・東北東・東微北・東の順に北微西・北と一巡する。羅針盤はこれによる。測地・天文など精密を必要とする場合は北一五度東・南二八度西のように表す。古くは,東西南北を基準とした一二方向に十二支を配した。北を子(ネ),東を卯(ウ)とし,その間に丑(ウシ)・寅(トラ)を配し,以下順次辰(タツ)・巳(ミ)・午(ウマ)(南)・未(ヒツジ)・申(サル)・酉(トリ)(西)・戌(イヌ)・亥(イ)・子(ネ)と一巡する。また,東西南北とその中間との八方向に周易による八卦(ハツケ)を配し,坎(カン)(北)・艮(ゴン)(うしとら・北東)・震(シン)(東)・巽(ソン)(たつみ・南東)・離(リ)(南)・坤(コン)(ひつじさる・南西)・兌(ダ)(西)・乾(ケン)(いぬい・北西)・坎(カン)と一巡する。
(2)各方向に陰陽・五行・十干十二支・八卦などを配し,各方角によって吉凶があるという俗信。恵方(エホウ)・金神(コンジン)・鬼門の類。現在も,家相の吉凶の判断などに用いる者がある。
方位(1)[図]

ほうい

ほうい 【布衣】
「ほい(布衣)」に同じ。「―の兵を殿上の小庭にめしおき/平家 1」

ほうい

ほうい ハウ― [1] 【芳意】
相手を敬ってその心遣いをいう語。

ほういかいぼう

ほういかいぼう ハフイ― [4] 【法医解剖】
司法解剖と行政解剖の総称。

ほういかく

ほういかく ハウヰ― [3] 【方位角】
天球上の天体の位置を示す地平座標の一。天球上の天体と天頂とを結ぶ大円が子午線となす角。

ほういがく

ほういがく【法医学】
legal medicine.

ほういがく

ほういがく ハフ― [3] 【法医学】
裁判など法の運用の際に必要な医学的事項について研究する医学の一部門。特に,死体鑑定による死因・死亡時刻の判定や血液型による親子鑑定など,裁判上の事実認定のための証拠を医学的見地から確定することを任務とする。

ほういき

ほういき ハフヰキ [0] 【法域】
(1)法令の効力の及ぶ地域的範囲。
(2)法の規定事項の範囲。
(3)法の適用範囲。

ほういずほう

ほういずほう ハウヰヅハフ [4] 【方位図法】
地球に接する平面に経緯線を投影する図法の総称。図の中心から任意の点までの最短経路が直線で示され,正しい方位をもつ。心射図法・平射図法・正射図法・正距方位図法・ランベルト正積方位図法など。

ほういそくていき

ほういそくていき ハウヰ― [6] 【方位測定器】
⇒方向探知器(ホウコウタンチキ)

ほういつ

ほういつ ハウ― [0] 【放逸】 (名・形動)[文]ナリ
(1)節度をわきまえず,勝手気ままに振る舞うこと。生活態度がだらしがないこと。また,そのさま。「ややもすれば―に流れる」「―な生活」
(2)情容赦もないこと。乱暴なこと。「知らずと申さば,さらば―に当れ/義経記 6」

ほういつ

ほういつ【放逸な】
⇒放縦(ほうじゆう).

ほういつ

ほういつ ハウイツ 【抱一】
⇒酒井(サカイ)抱一

ほういつは

ほういつは ハウイツ― [0] 【抱一派】
酒井抱一を祖とする日本画の一派。尾形光琳の画風を受け継ぎ,華やかな色彩の中にも俳味を帯びた装飾的な画風を形成した。

ほういはじめ

ほういはじめ [4] 【布衣始め】
天皇が退位して,太上天皇の尊号を受けたあとはじめて烏帽子(エボシ)・狩衣(カリギヌ)を着る儀式。

ほういみ

ほういみ ハウ― [4][0] 【方忌み】
⇒かたいみ(方忌)

ほういん

ほういん ハウヰン [0] 【芳韻】
他人を敬ってその詩をいう語。

ほういん

ほういん ホフ― [0][1] 【法印】
〔仏〕
(1)仏教を他の教派から区別する標識となる根本的な教義。小乗仏教では三法印,大乗仏教では諸法実相の一法印がよく説かれる。
(2)僧位の最高位で,法眼(ホウゲン)・法橋(ホツキヨウ)の上。「法印大和尚位(ダイカシヨウイ)」の略。僧綱の僧正に相当する位。
(3)中世・近世,僧侶に準じて仏師・絵師・連歌師・医師などに与えられた称号。
(4)山伏や祈祷師(キトウシ)の俗称。

ほういん

ほういん [0] 【宝印】
〔仏〕
(1)宝珠・宝塔などに刻まれた仏を象徴する文字や真言。
(2)「牛王(ゴオウ)宝印」の略。

ほうう

ほうう ホフ― [1] 【法雨】
(1)仏法が衆生(シユジヨウ)を教化することを,雨が万物をうるおすことにたとえていう語。のりのあめ。「清浄の―を灌きける/太平記 27」
(2)救いの雨。「此の水は観音の甘露―と覚えたり/浄瑠璃・出世景清」

ほうう

ほうう ホフ― [1] 【法宇】
てら。寺院。

ほうえ

ほうえ【法会】
⇒法事.

ほうえ

ほうえ ホフ― [1] 【法衣】
僧尼の着る衣服。もと僧伽梨(ソウギヤリ)・鬱多羅僧(ウツタラソウ)・安陀会(アンダエ)の三衣(サンエ)をいったが,日本では形式化した袈裟(ケサ)となり,その下に着る衣服も法衣として発達した。衣(コロモ)。ほうい。

ほうえ

ほうえ ホフヱ [0][1] 【法会】
〔仏〕 説法・読経・修法などの仏事を行い,死者を供養したりするための集会。

ほうえい

ほうえい ハウ― [0] 【芳詠】
他人を敬ってその詩歌をいう語。

ほうえい

ほうえい ハウ― [0] 【放映】 (名)スル
テレビで放送すること。特に,劇場用映画をテレビ放送すること。

ほうえい

ほうえい 【宝永】
年号(1704.3.13-1711.4.25)。元禄の後,正徳の前。東山・中御門(ナカミカド)天皇の代。

ほうえい

ほうえい【放映する】
《テレビ》telecast;→英和
<米> air.→英和

ほうえい

ほうえい ハウ― [0] 【泡影】
水の泡と物の影の意。一瞬にして消えてしまうはかないもののたとえ。ほうよう。

ほうえいぎん

ほうえいぎん [3] 【宝永銀】
宝永年間に江戸幕府が鋳造した銀貨(丁銀・豆板銀)の総称。宝字銀のほか永字銀・三宝銀・四宝銀がある。

ほうえいこばん

ほうえいこばん [5] 【宝永小判】
宝永年間に鋳造された小判。「乾」字の極印のあるところから乾字金と呼ばれた。

ほうえいざん

ほうえいざん 【宝永山】
富士山の南東斜面中腹にある比高100メートルほどの高まり。海抜2693メートル。1707年(宝永4)の噴火の際に出現。

ほうえいじしん

ほうえいじしん 【宝永地震】
1707年(宝永4)に起きた地震。マグニチュード八・四と推定され,日本歴史上最大級の地震。烈震以上の地域が東海道から四国西端にまで及び,大津波が房総半島から九州に至る太平洋沿岸を襲った。死者約二万人,家屋の倒壊約六万,流失約二万といわれる。

ほうえいつうほう

ほうえいつうほう 【宝永通宝】
江戸幕府が1708年に鋳造発行した一〇文銅銭。翌年1月通用停止。

ほうえき

ほうえき [0] 【縫腋】
(1)衣服の両わきを縫い合わせてあるもの。
⇔闕腋(ケツテキ)
(2)「縫腋の袍」の略。

ほうえき

ほうえき ハフ― [0] 【法益】
法によって保護される社会生活上の利益。「―をおかす」

ほうえきのほう

ほうえきのほう [6] 【縫腋の袍】
脇を縫い,裾に襴(ラン)を付けた袍。天皇や文官,四位以上の武官が着用。まつわしのうえのきぬ。
縫腋の袍[図]

ほうえつ

ほうえつ【法悦】
(an) ecstasy.→英和
〜に浸る be in ecstasies <over> .

ほうえつ

ほうえつ ホフ― [0] 【法悦】
(1)仏法を聞いたり信仰したりすることにより心に喜びを感ずること。法喜。
(2)うっとりするような深い喜び。陶酔。「―にひたる」

ほうえん

ほうえん 【保延】
年号(1135.4.27-1141.7.10)。長承の後,永治の前。崇徳(ストク)天皇の代。

ほうえん

ほうえん ホフ― [0] 【法筵】
仏法を説く所。説法の席。

ほうえん

ほうえん ホフ― [0] 【法縁】
仏法に会う縁。仏縁。

ほうえん

ほうえん [0] 【烽煙・烽烟】
のろしの煙。のろし。

ほうえん

ほうえん ハウヱン [0] 【方円】
(1)正方形と円形。「水は―の器に随う」
(2)縦横。「其の洲は陸(クガ)を去ること三百丈よりこのかた,―三千丈余なり/性霊集」
(3)兵法で,八陣の一。敵が鋒矢の備えで前進するとき,これを包んで討つ陣立て。

ほうえん

ほうえん ハウ― [0] 【芳縁】
よい因縁。また,よい機会。

ほうえん

ほうえん ハウ― [0] 【砲煙・砲烟】
大砲を発射したときに生ずる煙。

ほうえん

ほうえん [0] 【豊艶】 (名・形動)[文]ナリ
肉づきがよくてあでやかな・こと(さま)。「―な美女」

ほうえんこう

ほうえんこう ハウエンクワウ [3] 【方鉛鉱】
硫化鉛からなる鉱物。立方晶系。鉛灰色で金属光沢がある。比較的低温の熱水鉱床や接触交代鉱床中に産する。鉛の最も重要な鉱石鉱物。

ほうえんだんう

ほうえんだんう ハウ― [5] 【砲煙弾雨】
砲煙や,雨のように飛んでくる弾丸。「―の中」

ほうおう

ほうおう ホフワウ [3] 【法王】
(1)仏法の王,すなわち釈迦のこと。法皇。
(2)766年,称徳天皇が僧道鏡のために作り与えた官職。法皇。
(3)「法皇{(1)}」に同じ。
(4)「教皇(キヨウコウ)」に同じ。

ほうおう

ほうおう【法王(ローマの)】
the Pope.→英和
法王庁 the Vatican.→英和

ほうおう

ほうおう ホフワウ [3] 【法皇】
(1)出家した上皇の称。太上法皇の略。上皇の出家は,聖武上皇・孝謙上皇・清和上皇の例もあるが,法皇を称したのは,寛平法皇と呼ばれた宇多上皇が初例。
(2)「法王{(1)}」に同じ。
(3)「法王{(2)}」に同じ。

ほうおう

ほうおう ハウ― [0] 【訪欧】 (名)スル
ヨーロッパに行くこと。

ほうおう

ほうおう [3] 【鳳凰】
古くから中国の伝説にみえる想像上の瑞鳥。麟(リン)・亀・竜とともに四霊(四瑞)と呼ばれた。体は,前半身が麟,後半身は鹿,頸(クビ)は蛇,尾は魚,背は亀,頷(アゴ)は燕(ツバメ),くちばしは鶏に似る。羽にはクジャクのような五色の紋があり,声は五音にかない気高く,梧桐(ゴドウ)にすみ,竹の実を食べ,醴泉(レイセン)の水を飲むとされた。聖天子の治政の兆として現れるとされる。雄を「鳳」,雌を「凰」と称したともいわれる。

ほうおう

ほうおう【鳳凰】
the Chinese phoenix.

ほうおうさんざん

ほうおうさんざん ホウワウ― 【鳳凰三山】
山梨県韮崎市西部,赤石山脈北部に山塊となってそびえる,観音岳(2840メートル)・地蔵ヶ岳・薬師岳の総称。花崗岩の奇岩と白砂の山肌をもつ秀峰。

ほうおうざ

ほうおうざ [0] 【鳳凰座】
〔(ラテン) Phoenix〕
南天の星座。一二月初旬の宵に南中する。不死鳥フェニックスをかたどったものといわれる。

ほうおうたいせつ

ほうおうたいせつ ホフワウ― 【法王帝説】
⇒上宮聖徳法王帝説(ジヨウグウシヨウトクホウオウテイセツ)

ほうおうちく

ほうおうちく [3] 【鳳凰竹】
ホウライチクの一変種。庭園に植え,盆栽ともする。高さ1〜3メートル。茎は細く褐色でよく分枝し,葉は小枝の先に羽状につく。枝葉を鳳凰の尾に見立てこの名がある。鳳尾竹。

ほうおうちょう

ほうおうちょう ホフワウチヤウ [3] 【法王庁】
⇒教皇庁(キヨウコウチヨウ)

ほうおうどう

ほうおうどう 【鳳凰堂】
⇒平等院鳳凰堂(ビヨウドウインホウオウドウ)

ほうおうぼく

ほうおうぼく [3] 【鳳凰木】
マメ科の常緑高木。マダガスカル島原産。熱帯地方で街路樹とする。傘状の樹冠をなし,葉は羽状複葉。花は大きく赤色五弁で総状について美しい。花は黄色染料,種子は食用,樹液はアラビアゴムの代用,材は用材とする。

ほうおうまる

ほうおうまる [3] 【鳳凰丸】
家紋・文様の一。鳳凰を円形にかたどったもの。ほうおうのまる。
鳳凰丸[図]

ほうおうもん

ほうおうもん [3] 【鳳凰文】
鳳凰をかたどった文様。古来,瑞祥文として装飾・絵画などに用いる。

ほうおく

ほうおく [0] 【蓬屋】
(1)ヨモギで屋根をふいた家。
(2)みすぼらしい家。また,自宅をへりくだっていう語。

ほうおん

ほうおん ホフ― [0] 【法恩】
〔仏〕 四恩の一。三宝の恩。

ほうおん

ほうおん ハウ― [0] 【芳恩】
他人を敬ってその人から受けた恩をいう語。御恩。「―をかたじけなくする」

ほうおん

ほうおん [0] 【報恩】
(1)恩にむくいること。恩がえし。
(2)特に,仏・祖師などの恩にむくいるために法事などを行うこと。

ほうおん

ほうおん ホフ― [0] 【法音】
〔仏〕 説法や読経の声。

ほうおん

ほうおん ハウ― [0] 【砲音】
大砲の射撃音。

ほうおんこう

ほうおんこう [0] 【報恩講】
仏教諸宗派で,一宗の祖師の恩に報ずるため,その忌日に営む法会。浄土真宗の西本願寺派では一月九日から一六日まで,東本願寺派では一一月二一日から二八日まで,宗祖親鸞をまつって法事を行う。御講(オコウ)。御正忌(ゴシヨウキ)。お七夜。[季]冬。

ほうか

ほうか ハウクワ [1] 【邦貨】
我が国の貨幣。
⇔外貨

ほうか

ほうか【砲火】
(gun)fire.→英和
〜を交える(浴びる) exchange (be under) fire.〜を集中する concentrate fire <on> .

ほうか

ほうか【放課後】
after school.

ほうか

ほうか ハウ― [0] 【放下】
■一■ (名)スル
(1)なげおろすこと。なげすてること。ほうげ。「庭中に歯欠けの足駄脱ぎ捨ててはくやうなくて谷へ―す/狂言・伯養」
(2)すて去ること。放棄。放置。ほうげ。「一図に其事に意を傾け,余念を―し去る癖はあれども/未来の夢(逍遥)」
■二■ (名)
大道芸の一種。中世から近世初期にかけて,放下師・放下僧と呼ばれる芸人の演じたもの。品玉(シナダマ)・輪鼓(リユウゴ)などの散楽系の芸や,小切子(コキリコ)を打ちつつ歌う放下歌などを演じた。
放下■二■[図]

ほうか

ほうか [1] 【法科】
□一□〔歴史的仮名遣い「はふくわ」〕
(1)法の科条。おきて。きまり。
(2)法律に関する学科。また,法学部の通称。
□二□〔歴史的仮名遣い「ほふくわ」〕
仏教の戒律。

ほうか

ほうか ハウクワ [1] 【包裹】 (名)スル
つつむこと。また,つつんだもの。つつみ。

ほうか

ほうか ハウ― [1] 【邦家】
くに。国家。「―の経緯,王化の鴻基なり/古事記(序訓)」

ほうか

ほうか【法科】
⇒法学.

ほうか

ほうか ハフ― [1] 【法家】
(1)中国,戦国時代の諸子百家の一。法律により天下を治める法治を説いた思想家・政治家。申不害・商鞅(シヨウオウ)らに次いで韓非が大成。秦の李斯(リシ)に影響を与えた。
(2)法律家。

ほうか

ほうか [1] 【蜂窩】
蜂の巣。蜂房。

ほうか

ほうか ハフクワ [1] 【法貨】
〔「法定貨幣」の略〕
法律により強制通用力を与えられている貨幣。通貨。

ほうか

ほうか ハウクワ [1] 【半靴】
〔「はんか」の転〕
靴帯(カタイ)を省略した靴(カ)の沓(クツ)。略儀の際の騎乗用とされた。はんぐつ。
半靴[図]

ほうか

ほうか ハウクワ [0] 【放過】 (名)スル
何もしないでほうっておくこと。「遂に其機会を―せしめ/民約論(徳)」

ほうか

ほうか【邦貨】
Japanese money[currency](貨幣).

ほうか

ほうか ハウ― [1] 【放歌】 (名)スル
あたりかまわず大声で歌うこと。「隣室のものなどが―するのを聴くと/吾輩は猫である(漱石)」

ほうか

ほうか ハウクワ [1] 【砲火】
(1)大砲を発射したときに出る火。
(2)砲撃。また,砲弾。「―を浴びる」「―の巷(チマタ)(=戦場)」

ほうか

ほうか ハウクワ [0] 【放課】
学校で,その日の課業が終わること。放学。

ほうか

ほうか ハウ― [1] 【砲架】
大砲の砲身をのせる台。

ほうか

ほうか [1] 【烽火】
(1)のろし。とぶひ。
(2)戦争。兵乱。

ほうか

ほうか【放火】
[罪]incendiarism;→英和
《法》arson;→英和
an incendiary fire (火事).〜する set fire <to> ;set <a house> on fire.‖放火犯人 an incendiary.

ほうか

ほうか ハウクワ [0] 【放火】 (名)スル
火事を起こそうとして火をつけること。つけび。「―魔」「誰か―した者がいる」

ほうか=を交(マジ)える

――を交(マジ)・える
互いに発砲し合う。戦闘を開始する。

ほうかい

ほうかい ハウクワイ [0] 【抱懐】 (名)スル
ある考えや意見などを心の中にもつこと。「青雲の志を―する」

ほうかい

ほうかい ホフ― [0] 【法海】
〔仏〕 仏法の広大なことを海にたとえていう語。

ほうかい

ほうかい ホフ― [0] 【法界】
(1)〔仏〕「ほっかい(法界)」に同じ。
(2)仏教の真理の立場では万物は平等で無差別とされるところから,特別な関係にあるべき人との間に,その関係を認めない場合や,無縁の他人を縁故のある人と同様に扱う場合に用いる。
 (ア)無縁の他人。「―の男ぢやと思へば済む/浄瑠璃・重井筒(上)」
 (イ)縁故の有無にとらわれないで他人を皆平等に扱うこと。「命日にこなたとわれら辻に出,足の弱き人を―に駕籠にのせ弔はん/咄本・あられ酒」
(3)「法界悋気(リンキ)」の略。
(4)「法界節」の略。

ほうかい

ほうかい [0] 【崩壊・崩潰】 (名)スル
(1)くずれること。こわれてしまうこと。「堤防が―する」
(2)〔物〕 不安定な素粒子が自発的に分裂して別種の素粒子に変化すること。また,不安定な原子核が放射線を放出したり自発的に核分裂を起こしたりして,別種の原子核に変化すること。原子核崩壊。壊変。

ほうかい

ほうかい【崩壊】
collapse;→英和
a breakdown;→英和
a landslide (山くずれ).→英和
〜する collapse;→英和
fall[break]down.

ほうかい

ほうかい ハウクワイ [0] 【彷徊】 (名)スル
さまよい歩くこと。徘徊。

ほうかいけいれつ

ほうかいけいれつ [5] 【崩壊系列】
放射性核種が崩壊して次々と変化していく一連の系列。ウラン系列・アクチニウム系列・トリウム系列がある。放射性崩壊系列。

ほうかいしゃくがく

ほうかいしゃくがく ハフカイシヤク― [6] 【法解釈学】
具体的適用のため,実定法の意味内容を体系的に明らかにする学問。解釈法学。

ほうかいじ

ほうかいじ ホフカイ― 【法界寺】
京都市伏見区にある真言宗醍醐寺派の寺。山号,東光山。822年に日野家宗が氏寺として創建。開山は最澄。1051年日野資業(ヒノスケナリ)の再興。親鸞の誕生地と伝えられる。現存の阿弥陀堂は鎌倉初期の遺構で,阿弥陀如来像とともに国宝。内陣に飛天の壁画がある。日野薬師。乳薬師。

ほうかいせき

ほうかいせき【方解石】
《鉱》calcite.→英和

ほうかいせき

ほうかいせき ハウカイ― [3] 【方解石】
炭酸カルシウムを主成分とする鉱物。三方晶系に属し,無色ないし白色でガラス光沢がある。石灰岩として堆積岩を構成するほか,鉱脈や温泉沈殿物中に産する。劈開(ヘキカイ)が完全で,複屈折が著しい。
→氷州石

ほうかいていすう

ほうかいていすう [5] 【崩壊定数】
一個の不安定な素粒子や原子核が単位時間に崩壊する確率。

ほうかいぶし

ほうかいぶし ホフ― 【法界節】
〔「ほうかい」は囃子詞〕
1891年(明治24)頃の俗謡。清楽(シンガク)の「九連環」を母体として長崎から流行。若者が月琴に合わせて歌い歩いた。後に「さのさ節」を生んだ。

ほうかいぼう

ほうかいぼう ホフカイバウ 【法界坊】
歌舞伎「隅田川続俤(スミダガワゴニチノオモカゲ)」などの登場人物。また,同作の通称。若い娘に横恋慕したりする破戒僧で,滑稽みのあふれる小悪党として描かれる。吉原で寄進を受けて梵鐘を鋳造した法界坊了海という僧がモデル。

ほうかいむえん

ほうかいむえん ホフ― [0] 【法界無縁】
〔仏〕 全宇宙において仏法と縁を結びえないもの。また,それらの者をも救済すること。「生玉の馬場先に―の勧進所/浄瑠璃・宵庚申(下)」

ほうかいむへん

ほうかいむへん ホフ― [0] 【法界無辺】
〔仏〕 法界が際限なく広大なこと。

ほうかいや

ほうかいや ホフ― [0] 【法界屋】
街頭芸の一。法界節を歌いながら門付(カドヅケ)をして歩く者。明治後期に大阪を中心に流行し,全国に広まった。
法界屋[図]

ほうかいりんき

ほうかいりんき ホフ― [5] 【法界悋気】
自分と直接関係ないことに嫉妬すること。岡焼き。「―すれば無縁の女をうつつに思ひ/洒落本・当世爰かしこ」

ほうかく

ほうかく ハウ― [0] 【訪客】
⇒ほうきゃく(訪客)

ほうかく

ほうかく [0] 【蓬客】
〔ヨモギが風に吹かれて飛ぶところから〕
あちこちとさすらい歩く旅人。

ほうかく

ほうかく [0] 【鳳閣】
(1)立派な建物。宝閣。
(2)中務(ナカツカサ)省の唐名。

ほうかくきくきょう

ほうかくきくきょう ハウカクキクキヤウ [6] 【方格規矩鏡】
漢式鏡の一。鈕(チユウ)の周囲に方形の区格があり,外側に T ・ L ・ V 字形の文様があるもの。これを定木とコンパスに見たて,規矩鏡と呼んだ。T ・ L ・ V の間に細線で四神を表した方格規矩四神鏡が多い。T ・ L ・ V 式鏡。
方格規矩鏡[図]

ほうかこうぎん

ほうかこうぎん ハウ―カウ― [1] 【放歌高吟】 (名)スル
あたりかまわず声高く詩歌を吟じること。

ほうかご

ほうかご ハウクワ― [0] 【放課後】
その日の課業の終わったあと。

ほうかざい

ほうかざい ハウクワ― [3] 【放火罪】
火を放って建造物その他の物を焼く犯罪。

ほうかし

ほうかし ハウ― [3] 【放下師】
放下{■二■}を演ずる遊芸人。

ほうかしきえん

ほうかしきえん [5] 【蜂窩織炎】
皮下または筋肉・内臓周囲の組織が疎である部位(蜂窩織)に生じた急性化膿性炎症。ブドウ球菌・連鎖球菌などにより起こる。局所は赤く腫れて痛む。蜂巣織炎。

ほうかぞう

ほうかぞう ハウカゾウ 【放下僧】
能の一。四番目物。宮増作か。大道芸人の放下と放下僧に身をやつした兄弟が,武蔵国瀬戸の三島神社で親の仇敵を討つ。曲(クセ)舞や羯鼓(カツコ)・小歌など中世の遊芸を取り入れている。

ほうかぞう

ほうかぞう ハウ― [3] 【放下僧】
(1)〔「ほうかそう」とも〕
放下{■二■}を僧形で行なった者。ほうげそう。
(2)能の曲名(別項参照)。

ほうかだてそうば

ほうかだてそうば ハウクワ―サウバ [6] 【邦貨建相場】
外国為替相場の建て方の一。外国通貨一単位に対する自国通貨の額で表示される相場。支払い勘定相場。
⇔外貨建相場

ほうかつ

ほうかつ【包括】
inclusion;→英和
comprehension.→英和
〜的な inclusive;→英和
comprehensive.→英和
〜する include;→英和
comprehend.→英和

ほうかつ

ほうかつ ハウクワツ [0] 【包括】 (名)スル
ひっくるめてひとつにまとめること。「全体を―して述べる」「関連諸法案を含む―案」

ほうかついぞう

ほうかついぞう ハウクワツヰ― [5] 【包括遺贈】
遺産の全体またはその何分の一というように,財産を特定せずに一括して与える遺贈。
⇔特定遺贈

ほうかつざいさん

ほうかつざいさん ハウクワツ― [5] 【包括財産】
相続財産のように,当該財産を構成する権利義務の一切を包括し,一体として取り扱う場合の財産。

ほうかつしょうけい

ほうかつしょうけい ハウクワツ― [5] 【包括承継】
他人のすべての権利・義務を一括して承継すること。相続・会社の合併など。
⇔特定承継

ほうかつてき

ほうかつてき ハウクワツ― [0] 【包括的】 (形動)
全体をおおっているさま。総括的。「―な交渉」

ほうかつねていとう

ほうかつねていとう ハウクワツ―テイタウ [6] 【包括根抵当】
継続的取引関係から生ずる一切の債務を一定の限度まで担保する根抵当権。

ほうかん

ほうかん [0] 【宝鑑】
(1)尊い鏡。宝物の鏡。
(2)手本。また,それを書いた書物。

ほうかん

ほうかん [0] 【鳳管】
笙(シヨウ)の異名。鳳笙。

ほうかん

ほうかん ハウ― [0] 【砲艦】
軍艦の一種。沿岸・河川の防備にあたる小型艦。軽武装で喫水は浅い。

ほうかん

ほうかん ハフクワン [0] 【法官】
司法をつかさどる役人。裁判官。

ほうかん

ほうかん ハウクワン [0] 【放還】 (名)スル
はなちかえすこと。ゆるしかえすこと。「強て求刑するも本意でないといふ処から…―したさうだが/緑簑談(南翠)」

ほうかん

ほうかん [0] 【宝巻】
中国近世の仏教故事を中心として,道教・民間故事にも説き及ぶ通俗的な語り物。「薬師本願功徳宝巻」「孟姜女宝巻」など。

ほうかん

ほうかん [0] 【奉還】 (名)スル
お返し申しあげること。「大政を―する」

ほうかん

ほうかん [0] 【宝冠】
(1)宝石で飾った冠。
(2)仏像の冠。
(3)五智宝冠または八葉蓮華をかたどった山伏・修行者のかぶりもの。

ほうかん

ほうかん ハウ― [0] 【芳翰】
他人を敬ってその手紙をいう語。貴翰。芳書。

ほうかん

ほうかん ハウ― [0] 【幇間】
宴席などで遊客の機嫌をとり,滑稽な動作・言葉によって座をにぎやかにすることを職業とする男。たいこもち。男芸者。

ほうかん

ほうかん【砲艦】
a gunboat.→英和

ほうかんがいこう

ほうかんがいこう ハウ―グワイカウ [5] 【砲艦外交】
武力を背景に展開する外交戦略。
〔もと,欧米列強が中国に対して砲艦を派遣して交渉を行なったことから〕

ほうかんげきたく

ほうかんげきたく ハウクワン― [0] 【抱関撃柝】
門番と拍子木を打って夜警をする人。また,身分の低い小役人。

ほうかんしょう

ほうかんしょう [3] 【宝冠章】
勲章の一。功労のあった婦人に与えられるもの。勲一等から勲八等まである。
→旭日(キヨクジツ)章

ほうかんじ

ほうかんじ ホフクワン― 【法観寺】
京都市東山区八坂上町にある臨済宗建仁寺派の寺。山号,霊応山。聖徳太子の建立と伝える。五重の塔は1440年に再興。八坂寺。

ほうが

ほうが【邦画】
a Japanese film.

ほうが

ほうが [1][0] 【奉賀】 (名)スル
お祝い申し上げること。また,賀状を奉呈すること。「―新年」

ほうが

ほうが ハウ― [1] 【萌芽】 (名)スル
(1)芽を出すこと。芽ばえ。また,その芽。ぼうが。
(2)物事がはじまること。きざすこと。また,そのもとになるもの。きざし。「文明の―」「悪の―を断つ」

ほうが

ほうが [1] 【奉加】 (名)スル
(1)神仏に参詣して金品を奉納すること。特に,寺社の建設などの際に金品を寄進すること。寄付。「但見(トミ)れば賽銭は一銭のみ。それだに―するはいと稀なり/当世書生気質(逍遥)」
(2)祝い事や物入りの際に金品を与えること。また,その金品。寄付。

ほうが

ほうが【萌芽】
a germ.→英和
〜する germinate;→英和
sprout;→英和
put forth buds.

ほうが

ほうが ハフ― [1] 【法衙】
司法の官衙。裁判所。

ほうが

ほうが [1] 【鳳駕】
天子の乗り物。また,仙人の乗る車。鳳輦(ホウレン)。宝駕。

ほうが

ほうが [1] 【宝駕】
天子の乗り物。鳳輦(ホウレン)。鳳駕。

ほうが

ほうが ハウグワ [0] 【邦画】
(1)日本の絵画。日本画。
(2)日本の映画。
⇔洋画

ほうがい

ほうがい [0] 【宝蓋】
天蓋{(1)}の美称。

ほうがい

ほうがい ハウグワイ [1] 【方外】
〔「方」は国・世間・則(ノリ)の意〕
(1)国の外。外国。「―の地」
(2)浮世の外。世俗を超脱した世界。また,そのような世界に属する僧侶・儒者・画工など。長袖(ナガソデ)。「―の交わり」
(3)人の道から外れること。規則外。

ほうがい

ほうがい【法外な】
extraordinary;→英和
unusual;→英和
exorbitant.→英和

ほうがい

ほうがい [0] 【蓬艾】
ヨモギのこと。

ほうがい

ほうがい ハフグワイ [0][1] 【法外】 (名・形動)[文]ナリ
(1)法に外れていること。
(2)著しく度を越していること。非常識なこと。また,そのさま。「―な値段」「―な要求」
[派生] ――さ(名)

ほうがいくみあい

ほうがいくみあい ハフグワイ―アヒ [5] 【法外組合】
⇒アウトサイダー組合(クミアイ)

ほうがいのとも

ほうがいのとも ハウグワイ― 【方外の友】
世のつきあい以上の,心からの友。

ほうがき

ほうがき ハウ― [0] 【方書き】
(1)方法を記した書き物。
(2)医師の処方箋。

ほうがきん

ほうがきん [0] 【奉加金】
(1)社寺に奉加する金銭。
(2)寄付金。

ほうがく

ほうがく ハウ― [0] 【方角】
(1)方位(ホウイ)。「南の―」
(2)方向。進路。向き。「駅の―に向かって歩き出す」
(3)手段。方法。てだて。「和(ナダ)める―もなく無言で聞流してゐた/社会百面相(魯庵)」

ほうがく

ほうがく【方角】
a direction;→英和
bearings (方位).〜が分からなくなる lose one's way.〜違いの方へ in the wrong direction.…の〜へ toward…;→英和
in the direction of….

ほうがく

ほうがく ハウ― [0] 【放学】 (名)スル
(1)「放校(ホウコウ)」に同じ。
(2)「放課(ホウカ)」に同じ。

ほうがく

ほうがく ハウ― [0] 【邦楽】
日本音楽。
(1)広義では,洋楽など外国音楽に対して,日本の伝統音楽全体を指す。
⇔洋楽
(2)狭義では,近世に発展した箏(コト)・三味線・尺八などの音楽(近世邦楽)を指し,雅楽・声明(シヨウミヨウ)・能楽など古代・中世起源の種目および民謡・郷土芸能などの民俗音楽を含めない。日常的には狭義の場合が多い。

ほうがく

ほうがく【法学】
law;→英和
jurisprudence.→英和
‖法学士 a bachelor of laws;Bachelor of Laws <LL.B.> (学位).法学博士 a doctor of laws;Doctor of Laws <LL.D.> (学位).法学部 a faculty[department]of law[jurisprudence].

ほうがく

ほうがく【邦楽】
Japanese music.

ほうがく

ほうがく ハフ― [0] 【法学】
法に関する学問の総称。法解釈学・法史学・法社会学・法哲学・比較法学・法政策学などを含む。法律学。「―者」「―部」

ほうがく=が付く

――が付・く
見当がつく。「一方の社会上の事に就ては全く―・かなかつた/福翁自伝(諭吉)」

ほうがくちがい

ほうがくちがい ハウ―チガヒ [5] 【方角違い】
(1)目的と違う方角へ行くこと。また,目的と違った方角。
(2)見当違い。

ほうがくびけし

ほうがくびけし ハウ― [5] 【方角火消し】
江戸時代,幕府の制で,江戸城の内外郭その他要所の消火・防火活動を分担した譜代大名八家に所属する消防隊。

ほうがくみ

ほうがくみ ハウ― [4] 【方角見】
磁石の異名。

ほうがじょう

ほうがじょう [0] 【奉加状】
奉加する金品に添えて出す文書。

ほうがちょう

ほうがちょう【奉加帳】
a subscription list.

ほうがちょう

ほうがちょう [0] 【奉加帳】
(1)寺社へ奉加する金品の目録。また,奉加者の氏名およびその金額を記した文書。
(2)一般の寄付金名簿。「―を回す」

ほうがりん

ほうがりん ハウ― [3] 【萌芽林】
立ち木を伐採したあとの根株からでる萌芽を育ててできた森林。主に薪炭材を生産する。ぼうがりん。

ほうがん

ほうがん【包含する】
⇒含む.

ほうがん

ほうがん ハウ― [0] 【芳顔】
(1)美しい顔。
(2)他人を敬ってその顔をいう語。尊顔。

ほうがん

ほうがん [0] 【鳳眼】
鳳凰の目のように,まなじりが深く朱を含んだ人相。中国で貴相とされる。

ほうがん

ほうがん ハウ― [0] 【包含】 (名)スル
(1)つつみふくんでいること。「この詩は深い悲しみを―している」「神は無限の愛なるが故に,凡べての人格を―すると共に/善の研究(幾多郎)」
(2)〔哲〕
〔implication〕
⇒含意(ガンイ)(2)

ほうがん

ほうがん ハウ― [0] 【砲眼】
堡塁(ホウルイ)・艦船・障壁などに設けた射撃口。ここから砲口を出して射撃する。砲門。

ほうがん

ほうがん ハウグワン [0] 【砲丸】
(1)大砲のたま。砲弾。
(2)陸上競技の砲丸投げで使う鉄または真鍮の球。

ほうがん

ほうがん ハウグワン [1] 【判官】
〔「はんぐわん」の転。「はんがん」とも〕
(1)「じょう(判官)」に同じ。
(2)衛府の尉で,検非違使を兼ねるもの。
(3)〔検非違使の尉であったところから〕
源義経の称。

ほうがん

ほうがん ハウ― [0] 【方眼】
規則正しく真四角に区切ったます目。「五ミリ―」

ほうがん

ほうがん【砲丸】
a cannon ball (砲弾).‖砲丸投げ the shot put.砲丸投げ選手 a shot-putter.

ほうがんし

ほうがんし【方眼紙】
graph[ <英> section]paper.

ほうがんし

ほうがんし ハウ― [3] 【方眼紙】
互いに直角に交わる縦横の等間隔の線をこまかく引いた紙。設計図・グラフなどを描くのに用いる。セクション-ペーパー。

ほうがんせつわ

ほうがんせつわ ハウグワン― [5] 【判官説話】
源義経を主人公とする説話。平治の乱で母常盤(トキワ)御前に抱かれて落ちた時期から,平泉での最期まで,多くのモチーフがある。「義経記」としてまとめられているほか,幸若舞・能などに「判官物」として脚色されている。

ほうがんだい

ほうがんだい ハウグワン― [3] 【判官代】
(1)院庁の職員で,別当・執事・年預(ネンヨ)に次ぐ者。五位・六位の蔵人(クロウド)を当てた。
(2)国衙(コクガ)領・荘園の現地にあって,土地の管理や年貢の徴収などをつかさどった職員。

ほうがんだち

ほうがんだち ハウグワン― [3] 【判官館】
源義経が居住したと伝えられる衣川の館(タテ)の別名。高館(タカダチ)。

ほうがんなげ

ほうがんなげ ハウグワン― [0] 【砲丸投げ】
陸上競技の一。サークル内から砲丸{(2)}を投げ,その到達距離を争うもの。男子は7.257キログラム以上,女子は4キログラム以上の砲丸を用いる。

ほうがんびいき

ほうがんびいき ハウグワン― [5] 【判官贔屓】
〔源義経が兄頼朝に滅ぼされたのに人々が同情したことから〕
弱者や薄幸の者に同情し味方すること。また,その気持ち。はんがんびいき。

ほうがんもの

ほうがんもの ハウグワン― [0] 【判官物】
判官説話に取材した能・幸若舞・浄瑠璃・歌舞伎などの作品。幸若舞や能の「烏帽子折(エボシオリ)」,幸若の「富樫(トガシ)」,能の「安宅」「橋弁慶」,浄瑠璃の「義経千本桜」「御所桜堀河夜討」など。

ほうき

ほうき ハウ― [1] 【放棄・抛棄】 (名)スル
(1)投げ捨てること。捨ててかえりみないこと。「任務を―する」
(2)自分の持っている権利・資格・利益などを,あえて喪失させること。「権利を―する」

ほうき

ほうき ハウキ [0][1] 【箒・帚】 (名)スル
〔「ははき」の転〕
(1)塵(チリ)やごみを掃く道具。竹・草・棕梠(シユロ)などで作る。
(2)遊里で,次々に芸妓と関係すること。また,そのような男。浮気者。「―しちやあいやよ/おかめ笹(荷風)」「―客」

ほうき

ほうき【箒】
a broom.→英和

ほうき

ほうき [1] 【宝器】
(1)貴い器物。大切な宝。
(2)宝にたとえられるほどのすぐれた人物。

ほうき

ほうき ハウキ 【伯耆】
旧国名の一。鳥取県西部に当たる。伯州。

ほうき

ほうき 【宝亀】
年号(770.10.1-781.1.1)。神護景雲の後,天応の前。光仁天皇の代。

ほうき

ほうき【蜂起】
an uprising.→英和
〜する rise <against> .→英和

ほうき

ほうき【放棄】
abandonment;→英和
renunciation (主張・権利などの).→英和
〜する give up;abandon;→英和
renounce.→英和

ほうき

ほうき【法規】
regulations;laws.

ほうき

ほうき ハフ― [1] 【法規】
法令による定め。国民の権利・義務に関しての定め。「交通―」

ほうき

ほうき ホフ― [1] 【法器】
(1)仏法を受けるに足る能力。また,それをもっている人。
(2)仏具。法具。

ほうき

ほうき [1] 【蜂起】 (名)スル
大勢の者が一斉に行動を起こすこと。「反乱軍が各地で―する」

ほうき

ほうき ハウ― [1] 【邦畿】
王城の地。また,都に近い地。畿内。「―千里を避て,かかる山陰に/奥の細道」

ほうき

ほうき ハウ― [1] 【芳紀】
年頃の女性の年齢。「―まさに一八歳」

ほうき

ほうき ハウ― [1] 【芳気】
かぐわしいよいかおり。

ほうき

ほうき ホフ― [1] 【法喜】
仏法に触れて感ずる喜び。法悦。

ほうきがみ

ほうきがみ ハウキ― [3] 【箒神】
産神(ウブガミ)のこと。出産の際に,安産を願って妊婦の枕元に箒を逆さに立てておいたり,箒で腹をなでたりすることがある。

ほうきぎ

ほうきぎ ハウキ― [3][0] 【箒木】
アカザ科の一年草。高さ約1メートル。多数枝分かれし,狭披針形の葉を密に互生。夏,葉腋に淡緑色の小花を穂状につける。果実は小球形で,「とんぶり」と呼ばれ食用。茎は干して庭箒を作る。箒草。ハハキギ。
帚木[図]

ほうきぐさ

ほうきぐさ ハウキ― [3] 【箒草】
ホウキギの別名。ははきぐさ。[季]夏。

ほうきさいりょう

ほうきさいりょう ハフ―リヤウ [4] 【法規裁量】
裁量行為の際に,行政庁の判断内容が法規によって拘束されていること。羈束(キソク)裁量。
⇔便宜裁量

ほうきざや

ほうきざや ハウキ― [3] 【箒鞘】
〔草箒に似ているところから〕
毛皮で作った尻鞘。

ほうきしょとく

ほうきしょとく ハウ― [4] 【放棄所得】
就職すれば得られたはずの所得が,進学したことによって失われるとみなした金額。大学進学者は,高校卒業直後に就職しなかったことで大学在学中の所得を放棄することになる。

ほうきじあい

ほうきじあい ハウ―アヒ [4] 【放棄試合】
野球で,没収(ボツシユウ)試合の旧称。

ほうきじり

ほうきじり ハウキ― [0] 【箒尻】
江戸時代,敲(タタキ)・拷問に用いた棒。割竹二本を麻苧(アサオ)で包み,上を観世こよりで巻き,持つ所に白革を巻いたもの。

ほうきたけ

ほうきたけ ハウキ― [3] 【箒茸】
担子菌類ヒダナシタケ目のきのこ。秋,林内の地上に発生。高さ15センチメートル,径15センチメートルに達する。茎は白色で太い。よく分枝し先端は樹枝状となり,淡紅ないし淡紫色で美しい。食用。ネズミタケ。
箒茸[図]

ほうきふじ

ほうきふじ ハウキ― 【伯耆富士】
大山(ダイセン)の別名。

ほうきぼし

ほうきぼし ハウキ― [3] 【箒星】
彗星(スイセイ)の異名。

ほうきぼし

ほうきぼし【箒星】
a comet.→英和

ほうきむし

ほうきむし ハウキ― [3] 【箒虫】
ホウキムシ綱の海産触手動物の総称。体は細長い円柱状で,前端に多数の触手が開く。口は触手冠の中に,肛門は外側に開く。雌雄同体で,雄性先熟。日本では,体長約9センチメートルのホウキムシと体長約4センチメートルのヒメホウキムシの二種が知られる。

ほうきめ

ほうきめ ハウキ― [0] 【箒目】
箒で地面を掃いたあとのすじ。「―を立てる」

ほうきめいれい

ほうきめいれい ハフ― [4] 【法規命令】
行政機関が,その行為・組織に関して定める法規範のうち,一般に国民の権利・義務にかかわるもの。実質的区分として執行命令と委任命令の区別があるが,形式的には政令・省令などがある。
→行政命令

ほうきもち

ほうきもち ハウキ― 【帚持ち】
⇒ははきもち(帚持)

ほうきもろこし

ほうきもろこし ハウキ― [4] 【箒蜀黍】
イネ科の一年草。モロコシに似る。大きな花序を干して座敷箒をつくる。

ほうきゃく

ほうきゃく ハウ― [0] 【放却・抛却】 (名)スル
うちすてておくこと。「早く既に旧物を―し/学問ノススメ(諭吉)」

ほうきゃく

ほうきゃく ハウ― [0] 【訪客】
たずねて来る客。ほうかく。

ほうきゅう

ほうきゅう [0] 【報仇】
あだを返すこと。しかえしをすること。「―の義戦ありて/日本開化小史(卯吉)」

ほうきゅう

ほうきゅう ハウキウ [0] 【放鳩】
儀式で,ハトを放つこと。

ほうきゅう

ほうきゅう【俸給】
⇒給料.

ほうきゅう

ほうきゅう [0] 【俸給】
(1)給料。サラリー。
(2)国家公務員が受ける,正規の勤務時間の勤務に対する報酬。

ほうきゅうせいかつしゃ

ほうきゅうせいかつしゃ [8][7] 【俸給生活者】
俸給によって生計をたてている人。月給取り。サラリー-マン。

ほうきょう

ほうきょう ハウキヤウ [0] 【方鏡】
古代に作られた,方形の鏡。中国唐代に多くみられる。

ほうきょう

ほうきょう [0] 【封境・封疆】
領土のさかい。国境。

ほうきょう

ほうきょう ハウキヤウ [0] 【方響】
古代の打楽器の一。音律の異なる,方形の金属板一六枚を二段にして木製の架(カ)に吊り下げたもの。二本の桴(バチ)で打って鳴らす。中国起源で,日本には奈良時代に伝わり,鎌倉時代まで唐楽に用いた。正倉院に九枚の鉄板が残る。方磬(ホウケイ)。
方響[図]

ほうきょう

ほうきょう ホフケウ [0] 【法橋】
⇒ほっきょう(法橋)

ほうきょう

ほうきょう [0] 【豊胸】
豊満で美しい女性の胸。また,そのような胸にする整形手術を行うこと。豊乳。「―術」

ほうきょう

ほうきょう [0] 【豊凶】
豊作と凶作。また,豊年と凶年。

ほうきょう

ほうきょう [0] 【豊頬】
ふっくらと肉づきの豊かな頬(ホオ)。

ほうきょう

ほうきょう [0] 【奉教】
教えを奉じること。また,受けること。

ほうきょういんとう

ほうきょういんとう ホウケフインタフ [5] 【宝篋印塔】
宝篋印陀羅尼の経文を納めた塔。方形の基礎・塔身・蓋からなり,蓋の上に相輪を立てる。蓋の四隅に隅飾り突起がついているのが特徴。のちには供養塔・墓碑塔にも用いられた。聖塔(シヨウトウ)。
宝篋印塔[図]

ほうきょうにん

ほうきょうにん [0] 【奉教人】
キリシタンのこと。

ほうきりゅう

ほうきりゅう ハウキリウ 【伯耆流】
⇒片山伯耆流(カタヤマホウキリユウ)

ほうきん

ほうきん ハウ― [0] 【方巾】
(1)方形の布きれ。
(2)昔,文人などの被った,かどのある頭巾(ズキン)。

ほうきん

ほうきん ハウ― [0] 【方金】
方形の金貨。すなわち,一分金・二分金・一朱金・二朱金など。

ほうきん

ほうきん ハフ― [0] 【法禁】
法で禁ずること。禁制。

ほうきん

ほうきん ハウ― [0] 【砲金】
スズ青銅の一。スズを約10パーセント含む。靭性に富み,耐摩耗性・耐腐食性が大きい。昔,大砲の鋳造に使用されたのでこの名がある。砲銅。ガンメタル。

ほうきんに

ほうきんに ホフキン― 【法均尼】
(730-799) 奈良末期の女官。俗名,和気広虫(ワケノヒロムシ)。清麻呂の姉。孝謙上皇に仕え,上皇に従って出家。弟清麻呂の宇佐八幡神託事件に連座したが,のちに赦され,孤児の養育などに携わった。

ほうぎ

ほうぎ ホフ― [1] 【法義】
(1)仏法の教義。教え。
(2)一宗の教義。

ほうぎゅう

ほうぎゅう [0] 【犎牛】
ゼブの異名。

ほうぎょ

ほうぎょ [1] 【崩御】 (名)スル
天皇・皇后・皇太后・太皇太后を敬ってその死をいう語。古くは,上皇・法皇にもいった。

ほうぎょ

ほうぎょ【崩御】
demise;→英和
death.→英和

ほうぎょ

ほうぎょ ハウ― [1] 【鮑魚】
塩漬けにした(臭い)魚。また,干物。

ほうぎょ=の肆(イチグラ)に入(イ)るが如(ゴト)し

――の肆(イチグラ)に入(イ)るが如(ゴト)し
〔孔子家語〕
悪臭を放つ塩漬けの魚を商っている店の中に入るとその悪臭に慣れて何も感じなくなってしまうように,不善の人や悪人・小人などと交わっているといつの間にかそれらの人々の性向に染まってしまうということのたとえ。

ほうぎょ=の肆(イチグラ)腥(ナマグサ)きを知らず

――の肆(イチグラ)腥(ナマグサ)きを知らず
⇒鮑魚の肆に入るが如し

ほうぎょう

ほうぎょう [0] ハウギヤウ 【方形】 ・ ホウギヤウ 【宝形】
(1)「方形造り」の略。
(2)寺院の堂塔の頂の露盤・伏鉢・宝珠。

ほうぎょうづくり

ほうぎょうづくり ハウギヤウ―・ホウギヤウ― [5] 【方形造り・宝形造り】
屋根の形式の一。四方または八方の隅棟が屋根中央の一つの頂点に集まっているもの。頂部に露盤と宝珠をのせる。四注造り。
方形造り[図]

ほうぎょく

ほうぎょく [0] 【宝玉】
珍しく貴重な玉。宝石。

ほうぎん

ほうぎん ハウ― [0] 【芳吟】
他人を敬ってその詩歌・吟唱をいう語。芳詠。玉吟。

ほうぎん

ほうぎん ハウ― [0] 【邦銀】
外国にある日本の銀行。わが国の銀行。

ほうぎん

ほうぎん ハウ― [0] 【放吟】 (名)スル
あたりかまわず大声で詩や歌をうたうこと。「高歌―する」

ほうく

ほう・く 【惚く・耄く】 (動カ下二)
⇒ほうける

ほうく

ほうく ホフ― [0][1] 【法鼓】
⇒ほっく(法鼓)

ほうくう

ほうくう ホフ― [0] 【法空】
⇒ほっくう(法空)

ほうぐ

ほうぐ ホフ― [1][0] 【法具】
仏事に用いる器具。仏具。

ほうぐ

ほうぐ [1] 【反故】
「ほご(反故)」に同じ。

ほうけ

ほうけ [1] 【宝華・宝花】
〔仏〕
(1)すぐれて尊い華。
(2)諸仏が座す蓮台。

ほうけ

ほうけ ハフ― [1] 【法家】
律令などの法律に関する学問を代々伝えた家系。また,その家系の人。明法家(ミヨウボウケ)。

ほうけ

ほうけ [3] 【惚け・耄け】
ほうけること。また,その人。あほう。

ほうけい

ほうけい ハウ― [0] 【包茎】
成人の陰茎の亀頭が包皮でおおわれている状態。皮かぶり。

ほうけい

ほうけい【方形】
a square.→英和
〜の square.

ほうけい

ほうけい ハウ― [0] 【方磬】
「方響(ホウキヨウ)」に同じ。

ほうけい

ほうけい [0] 【宝髻】
(1)菩薩や天部の仏像が頭上に結んでいるもとどり。
(2)奈良時代,女子が礼服を着用する際に結った唐風の髪形。髢(カモジ)を用いて髪を高く結い,金銀珠玉の髪飾りを付ける。男子の礼冠に相当した。
宝髻(1)[図]

ほうけい

ほうけい ハウ― [0] 【芳恵】
相手を敬って,その人から受けた恩恵をいう語。

ほうけい

ほうけい ハウ― [0] 【方形】
四角(シカク)。四角形。

ほうけい

ほうけい ハウ― [0] 【方計】
方法と計略。方略。

ほうけい

ほうけい ハフ― [0] 【法系】
法の系統。法の継受などによる法制度の同族性により大別される。英米法系・大陸法系など。

ほうけい

ほうけい【包茎】
《医》phimosis.

ほうけいしゅうこうぼ

ほうけいしゅうこうぼ ハウ―シウコウ― [7] 【方形周溝墓】
弥生時代から古墳時代初期にかけて行われた墓。浅い溝を方形にめぐらして墓域を区画し,内側の平坦面に土壙(ドコウ)を設け埋葬するもの。

ほうけつ

ほうけつ ハウ― [0] 【茅闕】
太上(ダイジヨウ)天皇の異名。

ほうけつ

ほうけつ [0] 【鳳闕】
〔中国漢代,宮城の門の上に銅製の鳳凰を飾ったことから〕
皇居・宮城の門。また,皇居・宮城。「―むなしく礎(イシズエ)をのこし/平家 7」

ほうけづく

ほうけづ・く ホフケ― 【法気付く】 (動カ四)
仏くさくなる。まっこうくさくなる。「吉祥天女を思ひかけむとすれば―・きくすしからむこそ/源氏(帚木)」

ほうけもの

ほうけもの [0] 【惚け者】
おろかもの。愚者。うすのろ。

ほうける

ほう・ける [3] 【惚ける・耄ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ほう・く
(1)知覚がにぶってぼんやりする。ぼける。「遊びに―・けて/たけくらべ(一葉)」「病み―・ける」
(2)動詞の連用形の下に付いて,夢中になって…する,とことんまで…するの意を表す。「遊び―・ける」「高名の古ばくちにて,うち―・けてすべてまけ/著聞 12」
(3)草や毛髪などがほつれ乱れる。そそける。ほおける。「蕗の薹背戸の垣根に―・け/いさなとり(露伴)」
〔「惚(ホ)く」の転。「ほほく」の転ともいう〕

ほうけん

ほうけん [0] 【奉献】 (名)スル
神仏や目上の人に物をたてまつること。「御神灯を―する」

ほうけん

ほうけん ホフ― [0] 【法眷】
⇒はっけん(法眷)

ほうけん

ほうけん [0] 【宝剣】
(1)宝物の剣。
(2)特に,三種の神器の一つである天叢雲剣(アマノムラクモノツルギ)(草薙剣(クサナギノツルギ))のこと。

ほうけん

ほうけん ホフ― [0] 【法剣】
仏の教えが煩悩(ボンノウ)を断ち切ることを剣にたとえていう語。

ほうけん

ほうけん ハフ― [0] 【法権】
国際法上,国が外国人に対して有する裁判権。「治外―」

ほうけん

ほうけん【封建的な】
feudal;→英和
feudalistic;conservative (保守的な).→英和
封建時代 the feudal age <in Japan> .封建制度[主義]feudalism.→英和

ほうけん

ほうけん [0] 【封建】 (名)スル
〔封土を分け諸侯を建てる意〕
皇帝・天子・王などが,直属の公領以外の土地を諸侯などに分け与え領有させること。また,その制度。西洋では,主君が封土を与え,臣下が軍役奉仕を誓うという双務契約にもとづく主従関係。フューダリズム。「抑党与を―するの事は敵の侵入防ぐに利ありと/日本開化小史(卯吉)」

ほうけんいせい

ほうけんいせい [5] 【封建遺制】
近代資本主義社会の中に残存している封建的な制度や慣習。

ほうけんしゃかい

ほうけんしゃかい [5] 【封建社会】
古代・中世・近代の三時代区分法において,古代社会の後に,土地の恩貸をめぐる人格的な主従・依存関係を基礎として生まれた中世の社会。

ほうけんしゅぎ

ほうけんしゅぎ [5] 【封建主義】
封建社会を律し,また,その社会で正しいものとして守られた理念的な性格を帯びた考え方・やり方。上位の者が下位の者に対して絶対的権力をもち,下位の者を従わせていくやり方。

ほうけんじだい

ほうけんじだい [5] 【封建時代】
封建制が政治・社会の中心体制であった時代。日本では鎌倉時代から明治維新まで,ヨーロッパでは九世紀頃から一五世紀頃までをさすのが普通。

ほうけんせい

ほうけんせい [0] 【封建制】
(1)天子が,直轄領以外の土地を諸侯に分与し,諸侯はそれぞれ領内の政治の全権を掌握する国家統治の制度。中国,周代に行われた。
⇔郡県制度
(2)封土の授与と軍務の奉仕に基づいた主君と家臣との間の主従関係が,国王・領主・家臣に至る社会の支配者層内部に階層的にみられる政治制度。中世ヨーロッパに典型的。
(3)土地の支配者である領主が地代徴収や経済外的強制により,直接生産者である農民を身分的に支配する関係を基盤とする体制。
(4)人的階層制に基づいて社会秩序や生活が規定され,主従関係・外的権威の尊重や身分的・一方的な支配を基盤として成立している体制。

ほうけんちだい

ほうけんちだい [5] 【封建地代】
封建領主が経済外的な強制力によって農民から収奪する地代。農業生産力の発展段階に応じて,労働地代・生産物地代・貨幣地代に分けられる。

ほうけんてき

ほうけんてき [0] 【封建的】 (形動)
封建制に特有の傾向があるさま。個人の自由・権利よりも上下の人間関係を重んずるさまや,上の者が下の者に対して強圧的であるさまなどをいう。「―な風習」「―なおやじ」

ほうげ

ほうげ ハウ― [0][1] 【放下】 (名)スル
(1)「ほうか(放下){■一■(1)}」に同じ。「自在に泥団を―して,破笠裏(ハリツリ)に無限の青嵐を盛る/草枕(漱石)」
(2)禅宗で,捨てること。特に,悟りを開くためにあらゆる迷いや執着を捨て去ること。

ほうげい

ほうげい [0] 【奉迎】 (名)スル
身分の高い人を迎えること。

ほうげき

ほうげき【砲撃】
bombardment;→英和
fire.→英和
〜する bombard;→英和
fire <at,on> .

ほうげき

ほうげき ハウ― [0] 【砲撃】 (名)スル
大砲を使って攻撃すること。「敵陣を―する」

ほうげつ

ほうげつ ハウゲツ 【抱月】
⇒島村(シマムラ)抱月

ほうげん

ほうげん ホフ― [0] 【法験】
〔仏〕 仏法による効験。

ほうげん

ほうげん【放言】
a random[free]talk[remark];an unreserved talk.〜する talk a personal opinion unreservedly;be bold enough to say <that…> .

ほうげん

ほうげん 【保元】
年号(1156.4.27-1159.4.20)。久寿の後,平治の前。後白河・二条天皇の代。ほげん。

ほうげん

ほうげん【方言】
a dialect.→英和
方言学 dialectology.地域(階級)方言 a regional (class) dialect.

ほうげん

ほうげん ハウ― [0][3] 【放言】 (名)スル
思ったままを言い放つこと。また,不用意になされる無責任な発言。放語。

ほうげん

ほうげん ハフ― [0] 【法諺】
法律に関する格言やことわざ。「法あって法なし」「疑わしきは罰せず」の類。

ほうげん

ほうげん ハフ― [0] 【法源】
法の淵源。成文法・不文法とかの法の存在形式,神意・民意などの法の妥当根拠,神・国家・君主などの法を制定する力,また,法資料などをいう。一般には,存在形式をいうことが多い。

ほうげん

ほうげん ハウ― [3][0] 【方言】
(1)一国語が地域によって異なる発達をし,音韻・語彙(ゴイ)・語法の上でいくつかの言語集団に分かれる時,それぞれの集団の言語体系をさす。
(2)ある限られた地域に使われる,共通語とは異なる語彙・発音・語法。なまり。俚言(リゲン)。
→共通語
(3)ある階級・社会・仲間に用いられる言葉。隠語。
(4)「揚子(ヨウシ)方言」の略。

ほうげん

ほうげん ホフ― [1][0] 【法眼】
(1) [0]
〔仏〕 五眼の一。諸法を観察する智慧(チエ)のまなこ。菩薩は,これによって,諸法の真相を知り,衆生(シユジヨウ)を救う。
(2)「法眼和尚位(カシヨウイ)」の略。僧位の第二で,法印と法橋(ホツキヨウ)のあいだ。僧綱の僧都(ソウズ)に相当する位。
(3)中世・近世,僧侶に準じて,仏師・絵師・連歌師・医師などに与えられた称号。

ほうげん

ほうげん ハフ― [0] 【法言】
(1)のっとるべき言葉。
(2)「揚子(ヨウシ)法言」の略。

ほうげんくかく

ほうげんくかく ハウ―クワク [5] 【方言区画】
音・語彙などの観点から類似性が高い方言ごとに設定した地理上の区分。

ほうげんくかくろん

ほうげんくかくろん ハウ―ククワク― [7] 【方言区画論】
方言区画を扱う方言学の一分野。1927年(昭和2)東条操の唱えたものが最初。東条によれば,日本全域は内地方言と沖縄方言に分けられ,内地方言はさらに東部方言・西部方言・九州方言に分けられ,東部方言はさらに北海道方言・東北方言・関東方言に分けられるとする。

ほうげんしゅう

ほうげんしゅう ホフ― 【法眼宗】
中国禅宗五家七宗の一。唐末五代の頃,清涼文益が開いたもの。宗名は,文益が大法眼の僧位を贈られたことによる。

ほうげんしゅうけんろん

ほうげんしゅうけんろん ハウ―シウケン― [7] 【方言周圏論】
柳田国男が「蝸牛考(カギユウコウ)」で唱えた,方言語彙の地理的分布の成因に関する学説。文化の中心地で相次いで新語が生まれ,それが波紋のように周辺に伝播(デンパ)した結果,同心円状の分布が形成され,発生の古い語ほど外側の遠隔地で見いだされることになると説く。

ほうげんちず

ほうげんちず ハウ―ヅ [5] 【方言地図】
言語地図の一種。方言の地理的分布状態を示した地図。

ほうげんのらん

ほうげんのらん 【保元の乱】
1156年(保元1)京都に勃発した内乱。皇位継承に関する崇徳上皇と後白河天皇との対立に,摂関家の藤原頼長と忠通との家督争いが結びつき,上皇・頼長側は源為義・平忠正,後白河・忠通側は源義朝・平清盛らの武士団を招じ入れて戦い,上皇方が敗北した。上皇は讃岐に流され,頼長は戦傷死した。この乱は,のちの武家政権成立への端緒をなした。

ほうげんものがたり

ほうげんものがたり 【保元物語】
軍記物語。三巻。作者未詳。「平治物語」の作者と同じともいわれる。鎌倉時代に成立,のちさまざまな成長・変貌を遂げた。保元の乱の顛末を和漢混交文により記し,武士たちの活躍を描く。保元合戦物語。保元合戦記。保元記。

ほうげんりょう

ほうげんりょう ハウ―リヤウ [3] 【方言量】
一事物を表現する語が地域によって異なる場合,その異なる語の数。例えば,「メダカやカタツムリは方言量が多い」というように用いる。

ほうこ

ほうこ [1] 【封戸】
⇒ふこ(封戸)

ほうこ

ほうこ【宝庫】
a treasure house;a treasury.→英和

ほうこ

ほうこ [1] 【蓬戸】
〔蓬(ヨモギ)を編んで作った戸の意〕
粗末な貧しい家。あばらや。

ほうこ

ほうこ [1] 【蓬壺】
(1)〔形が壺に似ていることから〕
蓬莱山(ホウライサン)の別名。「秦皇の―を尋ねしも/六百番歌合」
(2)内裏や上皇の御所。仙洞。「都鄙の老少みな―の瑕瑾ををしみ/平家 4」

ほうこ

ほうこ [1] 【布袴】
(1)〔麻・太布(タフ)などで作ったことから〕
指貫(サシヌキ)の別称。のち,絹製のものを指貫,麻製のものを布袴と区分することもある。
(2)束帯の表袴(ウエノハカマ)・大口に代えて指貫・下袴を用いた装い。束帯に次ぐ礼装。

ほうこ

ほうこ ハフ― [1] 【這う子】
(1)はうことができるようになった赤ん坊。「うぶ子・―/浄瑠璃・賀古教信」
(2)子供のお守りの一。布を縫い合わせ,中に綿を入れ赤ん坊のはう姿にかたどったもの。あまがつ。はいはい人形。はうこ。

ほうこ

ほうこ [1] 【宝庫】
(1)宝物を入れておくくら。
(2)多くの資源や産物を産出する土地。転じて,貴重なものを多く取り出せるところ。

ほうこう

ほうこう ハウカウ [0] 【砲腔】
砲身内部の空洞部分。

ほうこう

ほうこう【芳香】
a sweet smell;fragrance.〜のある fragrant.→英和

ほうこう

ほうこう ハウカウ [0] 【方向】
(1)むき。方角。「―を誤る」
(2)進むべき道。進路。方針。めあて。「研究の―が決まる」「和解の―で話がまとまる」

ほうこう

ほうこう ハウ― [0] 【砲熕】
大砲。火砲。

ほうこう

ほうこう【奉公】
service;→英和
apprenticeship (徒弟の).→英和
〜する work <for a master> ;→英和
be apprenticed <to> .

ほうこう

ほうこう【方向】
a direction.→英和
⇒方角.〜を転換する change one's course.その〜へ in that direction.‖方向音痴(感覚) no sense (a sense) of direction.方向舵《空》a vertical rudder.方向探知器 a direction finder.方向指示器[自動車の]a blinker;a (direction) indicator.

ほうこう

ほうこう【彷徨する】
wander about;roam.→英和

ほうこう

ほうこう [1] 【奉公】 (名)スル
(1)その家に住み込んで,召し使われて勤めること。「年季―」
(2)朝廷・国家のために一身をささげて尽くすこと。「滅私―」
(3)封建時代,家臣が主君のために軍役などに就いて働くこと。

ほうこう

ほうこう ハウカウ [0] 【放校】 (名)スル
校規にそむいたり,学生・生徒にあるまじき行為をしたりした者を学校から追放すること。「―処分」

ほうこう

ほうこう ハウカウ [0] 【芳香】
よいかおり。よいにおい。

ほうこう

ほうこう【砲口】
a muzzle.→英和

ほうこう

ほうこう [0] 【封侯】
諸侯に封ずること。

ほうこう

ほうこう ハウ― [0] 【砲口】
砲身の先端の弾丸が発射される口。

ほうこう

ほうこう ハウカウ [0] 【咆哮】 (名)スル
ほえること。獣などがたけりほえること。また,その声。「獅子の―」「憐むべき文明の国民は日夜に此鉄柵に噛み付いて―して居る/草枕(漱石)」

ほうこう

ほうこう ハウクワウ [0] 【彷徨】 (名)スル
さまよい歩くこと。あてもなく歩きまわること。「荒野を―する」

ほうこう

ほうこう【放校】
expulsion from school.〜される be expelled from school.

ほうこう

ほうこう ハウクワウ [0] 【放曠】
気持ちがおおらかで物にこだわらないこと。「―豁達の気象ゆゑ/露団々(露伴)」

ほうこうおんち

ほうこうおんち ハウカウ― [5] 【方向音痴】
方向についての感覚が鈍く,道に迷いやすいこと。また,そのような人。

ほうこうかく

ほうこうかく ハウカウ― [3] 【方向角】
測量などで,子午線と目標とのなす角。

ほうこうかまい

ほうこうかまい [5] 【奉公構ひ】
江戸時代,奉公をさしとめ家禄を召し上げられる刑。武士にとっては切腹に次ぐ重刑であった。

ほうこうきん

ほうこうきん [0] 【縫工筋】
腰骨の前上隅に始まり,大腿の前面を下内方に斜めに走り,脛骨上部につく帯状の筋。膝関節の屈曲,大腿の外転・外旋などをつかさどる。縫匠(ホウシヨウ)筋。

ほうこうぐち

ほうこうぐち [3][0] 【奉公口】
奉公する主家。奉公人として仕えている家。奉公先。

ほうこうけいすう

ほうこうけいすう ハウカウ― [5][7] 【方向係数】
直線 �=��+� の係数 � をいう。� はこの直線が � 軸となす角の正接である。傾き。

ほうこうざい

ほうこうざい ハウカウ― [3] 【芳香剤】
芳香があって気分をさわやかにする薬剤。

ほうこうしじき

ほうこうしじき ハウカウ― [6] 【方向指示器】
自動車の前後に付ける,どの方向に曲がるかを示す装置。

ほうこうじ

ほうこうじ ハウクワウ― 【方広寺】
(1)京都市東山区にある天台宗の寺。1586年豊臣秀吉が奈良東大寺に倣い大仏殿を建てたのに始まる。開山は古渓宗陳。1614年に豊臣秀頼がつくった梵鐘の鐘銘に「国家安康」の文字があり,それを口実に徳川家康は大坂冬の陣を起こした。1973年(昭和48)焼失。
(2)静岡県引佐(イナサ)町にある臨済宗方広寺派の大本山。山号,深奥山。1384年奥山朝藤の建立,無文元選(ムモンゲンセン)の開山。俗称,半僧坊。

ほうこうじ

ほうこうじ ホフコウ― 【法興寺】
元興寺(ガンゴウジ){(1)}の別名。

ほうこうじゅ

ほうこうじゅ ハウカウジユ 【方孝孺】
(1357-1402) 中国,明の学者。字(アザナ)は希直・希古。号は遜志。正学と称する。諡(オクリナ)は文正。恵帝の侍講となり国政に参与。燕王棣(テイ)(のちの永楽帝)の挙兵に抵抗して敗れ,永楽帝の詔勅起草を拒んで磔刑(タクケイ)に処せられた。文集「遜志斎集」

ほうこうぞくかごうぶつ

ほうこうぞくかごうぶつ ハウカウ―クワガフブツ [8] 【芳香族化合物】
ベンゼン環をもつ一群の有機化合物の総称。これに属する炭化水素は骨格構造が安定で付加反応が起こりにくく,置換反応を起こしやすいなどの特有の反応性をもち,一般に芳香をもつ。
芳香族化合物[図]

ほうこうたんちき

ほうこうたんちき ハウカウ― [7] 【方向探知器】
強い指向性をもつアンテナで電波を受け,その電波がどの方向から到来するかを探知する装置。方位測定器。

ほうこうだ

ほうこうだ ハウカウ― [3] 【方向舵】
飛行機の向きを左右に変えるための舵(カジ)。普通,垂直尾翼の後方についている。ラダー。

ほうこうづけ

ほうこうづけ ハウカウ― [0] 【方向付け】 (名)スル
進むべき方向を決めること。

ほうこうづける

ほうこうづ・ける ハウカウ― [6] 【方向付ける】 (動カ下一)
(1)どの方向へ向かって行くかを決める。
(2)組織などの進むべき道すじに指針を与える。

ほうこうてんかん

ほうこうてんかん ハウカウ―クワン [5] 【方向転換】 (名)スル
(1)進む方向を変えること。
(2)方針を変えること。「今さら―することはできない」

ほうこうてんかんろん

ほうこうてんかんろん ハウカウテンクワン― [7] 【方向転換論】
1922年(大正11)日本共産党の理論的指導者山川均が論文「無産階級運動の方向転換」で提起した主張。労働運動の大衆化,政治闘争への参加を説いたもので,山川イズムと呼ばれた。

ほうこうにん

ほうこうにん [0] 【奉公人】
他人の家に仕え働く人。召し使い。

ほうこうにんやど

ほうこうにんやど [7] 【奉公人宿】
近世,奉公人の周旋を業とし,また奉公人が宿元とした店。奉公人口入れ所。人宿(ヒトヤド)。

ほうこうふくろく

ほうこうふくろく 【封侯福禄】
画題の一つ。仕官・昇進を慶賀し,封侯福禄の音をもつ虫獣,蜂(封)・猿猴(侯)・蝙蝠(福)・鹿(禄)を描いたもの。

ほうこうへんい

ほうこうへんい ハウクワウ― [5] 【彷徨変異】
⇒環境変異(カンキヨウヘンイ)

ほうこうゆ

ほうこうゆ ハウカウ― [3] 【芳香油】
⇒精油(セイユ)

ほうこうよげん

ほうこうよげん ハウカウ― [5] 【方向余弦】
空間で一つの直線が三つの座標軸の正の向きとなす角を α,β,γ とするとき,�=cosα,�=cosβ,�=cosγ をこの直線の方向余弦という。

ほうこく

ほうこく [0] 【封国】
諸侯に領地を分与すること。また,諸侯の領地。

ほうこく

ほうこく [0] 【奉告】 (名)スル
神または貴人に知らせること。「―祭」

ほうこく

ほうこく [0] 【報国】
国恩にむくいるために働くこと。国に尽くすこと。「尽忠―」

ほうこく

ほうこく ハウ― [1][0] 【邦国】
(1)くに。国家。
(2)くにぐに。諸国。

ほうこく

ほうこく【報告】
a report;→英和
information.→英和
〜する report;inform <a person of a matter> .→英和
‖報告書 a report.

ほうこく

ほうこく [0] 【報告】 (名)スル
つげ知らせること。特に,研究や調査の結果,与えられた任務の結果などについて述べること。また,その内容。「―書」「仕事の進行状況を―する」

ほうこく

ほうこく [1][0] 【宝国】
〔仏〕
〔宝で飾られているということから〕
極楽のこと。

ほうこくぶんがく

ほうこくぶんがく [5] 【報告文学】
⇒記録文学(キロクブンガク)

ほうこぐさ

ほうこぐさ ハウコ― [3] 【母子草】
ハハコグサの別名。

ほうこしょとう

ほうこしょとう ハウコシヨタウ 【澎湖諸島】
中国,台湾海峡にある諸島。六四の島からなり,サツマイモ・落花生を産する。主島は澎湖島。ポンフー諸島。

ほうこつ

ほうこつ ハウ― [1] 【方骨】
脊椎動物の頭蓋骨の一つで,下顎骨を支持する小骨。哺乳類では耳小骨の一つである砧骨(キヌタコツ)となる。

ほうこん

ほうこん ハウ― [1][0] 【方今】
ちょうど今。現在。現今。副詞的にも用いる。「―の書生の情態/当世書生気質(逍遥)」「―目撃する所の勢に由て/学問ノススメ(諭吉)」

ほうこんごういんていえん

ほうこんごういんていえん ホフコンガウヰンテイヱン 【法金剛院庭園】
京都市右京区にある律宗寺院の庭園。青女(セイジヨ)の滝と背後の五位山を含め特別名勝。1130年,待賢門院(タイケンモンイン)が林賢(リンケン),のちには徳大寺法眼静意(ジヨウイ)につくらせた滝石組と池泉中心の庭。

ほうご

ほうご [1] 【反故】
⇒ほご(反故)

ほうご

ほうご ハウ― [0] 【邦語】
(外国語に対して)日本語。「―訳」

ほうご

ほうご [0] 【法語】
□一□〔歴史的仮名遣い「ほふご」〕
〔仏〕
(1)仏教の教義を説いた言葉。仏・菩薩や高僧の教説。
(2)日本で,仏教の教義をわかりやすく述べた作品。漢文のものもあるが,仮名交じり文のものが多く,後者を特に仮名法語という。
□二□〔歴史的仮名遣い「はふご」〕
(1)手本となる言葉。範となる言葉。
(2)法律学上の用語。

ほうご

ほうご ハウ― [0] 【放語】
「放言」に同じ。

ほうごう

ほうごう ホフガウ [3] 【法号】
(1)僧が死者に与える名。法名。戒名。
(2)受戒した僧に師が与える名。法名。戒名。
(3)仏殿・仏寺などの名。

ほうごう

ほうごう ハウガフ [0] 【抱合】 (名)スル
(1)だきあうこと。
(2)「化合」に同じ。「炭素と空気中の酸素と―して/文明論之概略(諭吉)」
(3)生体内で,毒物・薬物などの有害物質が他の物質と結合すること。解毒作用の一つ。

ほうごう

ほうごう [0] 【縫合】 (名)スル
(1)縫い合わせること。特に,外科手術などで,切断された組織を回復させるために患部を縫い合わせること。「傷口を―する」
(2)骨のつながり方の一。結合部分に鋸の歯のような凸凹があり,互いにかみ合ってつながっているもの。頭蓋骨のみに見られる。

ほうごう

ほうごう【縫合】
《医》a suture.→英和
〜する suture.

ほうごう

ほうごう [0] 【宝号】
仏・菩薩の名。名号(ミヨウゴウ)。

ほうごうご

ほうごうご ハウガフ― [0] 【抱合語】
言語の形態的類型による分類の一。文を構成するすべての要素が,動詞を中心にその前後に密接に結合して,あたかも全体で一語のようなまとまりを示す言語。アラスカ-エスキモー語・アメリカ-インディアン諸語・アイヌ語などがその例。集合語。
→屈折語
→膠着(コウチヤク)語
→孤立語

ほうごろう

ほうごろう ホウゴラウ [1] 【鳳五郎】
〔(オランダ) struisvogel(ダチョウ)の vogel(鳥)の転〕
ダチョウの異名。[本朝食鑑]

ほうごんじ

ほうごんじ 【宝厳寺】
(1)滋賀県びわ町竹生島(チクブシマ)にある真言宗豊山派の寺。山号,厳金山。724年聖武天皇の勅願により行基が開創。本尊の弁才天は日本三弁天の一。西国三十三か所の第三〇番札所。俗称,竹生島観音。
(2)松山市道後湯之町にある時宗の寺。一遍の誕生地。665年に創建。かつては時宗奥谷派の本山。

ほうさ

ほうさ 【蓬左】
〔熱田神宮を蓬莱宮といい,その左(西)の意から〕
熱田から名古屋にかけての称。

ほうさい

ほうさい ハウサイ 【放哉】
⇒尾崎(オザキ)放哉

ほうさい

ほうさい ハウサイ [0] 【泡斎】
(1)「泡斎念仏」の略。
(2)〔泡斎念仏が狂ったように踊り回ることから〕
狂人のこと。泡斎者。泡斎坊。

ほうさい

ほうさい [0] 【豊歳】
豊作の年。豊年。

ほうさい

ほうさい [0] 【堡塞・堡砦】
とりで。城塞。堡塁。

ほうさい

ほうさい [0] 【奉斎】 (名)スル
神仏をつつしんで祀(マツ)ること。つつしみきよめて祀ること。

ほうさい

ほうさい [0] 【報賽・報祭】 (名)スル
祈願成就のお礼として神仏に参拝すること。お礼参り。

ほうさいねんぶつ

ほうさいねんぶつ ハウサイ― [5] 【泡斎念仏】
念仏踊りの一種。花や唐草のようなものを飾った笠の縁に布を垂れ,太鼓を担いで鉦(カネ)を手にし,一団となって踊り狂いながら米や銭を乞い歩いたもの。慶長(1596-1615)頃,常陸国の泡斎という僧が寺院建立のために行なったことから始まるという。初めは僧形であったが,のちには俗体の乞食芸人が踊った。

ほうさく

ほうさく [0] 【豊作】
農作物の収穫が多いこと。作物のできがよいこと。満作。
⇔凶作
⇔不作

ほうさく

ほうさく [0] 【封冊】
王侯に封ずるということを書いた天子の詔書。

ほうさく

ほうさく ハウ― [0] 【方策】
(1)はかりごと。手段。対策。「最善の―を考える」
(2)〔「方」は木の板,「策」は竹簡。古代,中国で紙のかわりに書きつけたもの〕
記録。文書。

ほうさく

ほうさく【豊作】
<have> a good harvest.

ほうさく

ほうさく【方策】
a plan;→英和
<take> a measure.→英和

ほうさくびんぼう

ほうさくびんぼう [5] 【豊作貧乏】
豊作のため豊作物の価格が下落して,かえって農家の経済が窮迫すること。農作飢饉。

ほうさつ

ほうさつ ハウ― [0] 【芳札】
相手を敬って,その手紙をいう語。芳書。

ほうさつ

ほうさつ ハウ― [0] 【訪察】 (名)スル
現地に出向いて詳しく調査すること。「考究の事,自由に―する事/新聞雑誌 60」

ほうさぶんこ

ほうさぶんこ 【蓬左文庫】
旧尾張藩徳川家の蔵書を収めた文庫。名古屋市東区の旧徳川邸跡にあり,藩祖義直が分与された家康の蔵書を中心に,藩校明倫堂の蔵書などを加え和漢書約八万点を収蔵。朝鮮古活字版も多い。

ほうさん

ほうさん ハウ― [0] 【硼酸】
〔boric acid〕
白色鱗片状の光沢ある結晶。化学式 H�BO� 水溶液は弱酸性。ホウ砂などを酸で溶解し,溶液中から結晶させて作る。弱い殺菌作用をもち,うがい水・洗眼液・軟膏の基剤に用いられるほか,硬質ガラス・顔料などの原料とする。
〔自然科学では「ホウ酸」と書く〕

ほうさん

ほうさん ハウ― [0] 【放参】
〔仏〕
(1)禅寺で,修行僧に夜の座禅を免じて自由な時間を与えること。
(2)夜,経文を黙読すること。放参勤め。

ほうさん

ほうさん【放散】
radiation (光熱の);→英和
diffusion (拡散).→英和
〜する radiate;→英和
diffuse.→英和

ほうさん

ほうさん [0] 【奉賛・奉讃】 (名)スル
神社・仏閣などの仕事をつつしんで手伝うこと。

ほうさん

ほうさん ハウ― [0] 【放散】 (名)スル
(1)広がり散らばること。また,広く散らすこと。「熱を―する」
(2)気持ちを発散させること。また,感情が発散すること。「糸子は一度に元気を―した/虞美人草(漱石)」

ほうさん

ほうさん [0] 【宝算】
天子を敬ってその年齢をいう語。聖寿。聖算。

ほうさん

ほうさん【硼酸】
boric acid.

ほうさんぎ

ほうさんぎ ホフ― [3] 【法参議】
766年,道鏡が法王に任ぜられた際,その一党の基真禅師の任ぜられた官職。参議に準ずる月料を給せられた。

ほうさんしょう

ほうさんしょう ハフサンシヤウ [3] 【法三章】
〔史記(高祖本紀)〕
関中に入った漢の高祖が,秦の苛酷な法を廃して制定した殺人・傷害・窃盗のみを罰するという三条の法律。転じて,法令を非常に簡単にすること。三章の法。

ほうさんちゅう

ほうさんちゅう ハウ― [3][0] 【放散虫】
原生動物肉質綱放散虫目の海洋性プランクトンの総称。体は直径数十マイクロメートルから数ミリメートルの球形で,多数の放射状の仮足を出す。多くはケイ酸または硫酸ストロンチウムの骨針からなる有軸仮足をもつ。死骸は軟泥として海洋底に蓄積。

ほうさんなんこう

ほうさんなんこう ハウ―カウ [5] 【硼酸軟膏】
ホウ酸の粉末に,単軟膏・グリセリン・胡麻油などを加えた軟膏。火傷・皹(ヒビ)・皮膚病などの医薬に用いる。

ほうさんめん

ほうさんめん ハウ― [3] 【硼酸綿】
ホウ酸水をしみ込ませた脱脂綿。殺菌などに用いる。

ほうざ

ほうざ ハウ― [0][1] 【砲座】
大砲を据える台座。

ほうざ

ほうざ ホフ― [0] 【法座】
〔仏〕
(1)説法をする人の着く座席。
(2)説法の行われる集会。法席。法筵(ホウエン)。

ほうざ

ほうざ [0] 【宝座】
珍宝で飾った座。特に,ハスの花の形に作った仏や菩薩の座。蓮華座(レンゲザ)。

ほうざい

ほうざい ハウ― [0] 【方剤】
治療目的に合わせて,二種以上の生薬を混ぜてつくった漢方薬。

ほうざんじ

ほうざんじ 【宝山寺】
奈良県生駒市にある真言律宗の寺。山号,生駒山・都史陀山。役小角(エンノオヅノ)の開創と伝える。修験道の霊場であったのを1678年宝山湛海が堂宇を建てて中興。生駒聖天。

ほうし

ほうし [1] 【烽子】
律令制で,烽(ホウ)に配置された正丁。近隣より四人ずつ徴発され二人ずつ交替で勤務した。
→烽

ほうし

ほうし ハウ― [1] 【方士】
〔「ほうじ」とも〕
方術を行う者。道士。

ほうし

ほうし ハウ― [1] 【胞子】
植物が無性生殖を行うために形成する生殖細胞。普通,単細胞で単独に発芽して新世代または新個体を生ずる。シダ植物・コケ植物の胞子,キノコの分生子など全数細胞から減数分裂の結果生じる真正胞子と,カビの分生子のように植物体の一部がそのまま分離してできる栄養胞子がある。芽胞。

ほうし

ほうし ハウ― [1] 【放恣・放肆】 (名・形動)[文]ナリ
勝手気ままで乱れている・こと(さま)。「―な生活」

ほうし

ほうし [1][0] 【奉伺】 (名)スル
目上の人の機嫌をおうかがい申し上げること。

ほうし

ほうし【奉仕】
service.→英和
〜する serve.→英和

ほうし

ほうし [1] 【蓬矢】
ヨモギで作った矢。邪鬼を払うといい,中国では男児が生まれると,これを桑の弓で四方に射て,将来の雄飛を祝った。よもぎのや。
→桑弧蓬矢(ソウコホウシ)

ほうし

ほうし [1] 【褒詞】
ほめたたえることば。褒辞。

ほうし

ほうし【胞子】
《植》a spore.→英和

ほうし

ほうし ハウ― [1] 【芳姿】
美しい姿。若くかぐわしい姿。

ほうし

ほうし ホフ― [1] 【法師】
(1)仏道を修め,仏法に精通し,その教えを広め導く人。僧。僧侶。出家。
(2)法体をした俗人の男子。「琵琶―」「六十余りの―,素肌に紙子の袷,破れたる十徳に浅黄の頭巾横さまに被き/浮世草子・好色万金丹」
(3)〔昔,男の子は頭髪をそっていたところから〕
男の子。
(4)「法師武者」の略。
(5)他の語の下に添えて,「人」の意を表す。多く「ぼうし」と濁る。「影―」「一寸―」

ほうし

ほうし [1] 【奉祀】 (名)スル
神仏・祖先などをつつしんでまつること。「祖霊を―する」

ほうし

ほうし ホフ― [1] 【法嗣】
⇒はっす(法嗣)

ほうし

ほうし [1] 【褒賜】
ほめて物をたまわること。また,その物。

ほうし

ほうし [1] 【鋒矢】
(1)ほこと矢。
(2)「鋒矢形」の略。

ほうし

ほうし [1][0] 【奉仕】 (名)スル
(1)国家・社会・目上の者などに利害を考えずにつくすこと。「社会に―する」「―の精神」
(2)サービスとして特に安く売ること。サービス。「―品」「特別―価格」
(3)神仏・師・主君などにつつしんでつかえること。奉事。

ほうし

ほうし ハウ― [1] 【芳志】
相手の親切な心遣い・気持ちを敬っていう語。芳心。

ほうし

ほうし ハウ― [1] 【放氏】
藤原氏の氏寺たる興福寺がしばしば行なった朝廷に対する示威行為。京都における直接の交渉相手となる南曹弁をはじめとする関係者の氏人としての資格を剥奪し,政治的活動を停止させるもの。

ほうし

ほうし【法師】
a monk.→英和

ほうし=の櫛貯(クシダクワ)え

――の櫛貯(クシダクワ)え
不似合いなことをすることのたとえ。

ほうしうた

ほうしうた ホフ― [3] 【法師歌】
地歌・上方歌の別称。盲目の法師の専門芸であったためにこう呼ばれた。

ほうしがえり

ほうしがえり ホフ―ガヘリ 【法師還り】
法師が再び俗人にかえること。還俗(ゲンゾク)。「―と人や見るらん/犬筑波集」

ほうしがた

ほうしがた [0] 【鋒矢形】
兵法で,八陣の一。小勢で多勢を打ち破ろうとする構え。足軽を「∧」の形に並べて矢・鉄砲などを撃ちながら進め,後ろに騎馬武者を一の字の縦列にし,機を見て足軽が左右へ開き武者が突進する。鋒矢。

ほうしがはは

ほうしがはは ハフシガハハ 【法師が母】
狂言の一。酒に酔った勢いで妻を離別してしまった男が,やがて酔いからさめて,「法師(=子供)が母恋しや」と狂乱の体で妻の姿を求める。法師物狂。

ほうしき

ほうしき ハフ― [0] 【法式】
儀式・儀礼などの決まり。作法。「茶会の―」「―にのっとって葬儀を行う」

ほうしき

ほうしき ハウ― [0] 【方式】
一定のやり方・形式・手続き。「決められた―に従う」

ほうしき

ほうしき【方式】
a form;→英和
a method (方法).→英和

ほうしぜみ

ほうしぜみ ホフ― [3] 【法師蝉】
ツクツクボウシの異名。[季]秋。

ほうしたい

ほうしたい ハウ― [0] 【胞子体】
世代交代をする植物の,無性世代の植物体。胞子をつくってふえる。造胞体。
⇔配偶体

ほうしちゅうるい

ほうしちゅうるい ハウ― [4] 【胞子虫類】
胞子虫綱の原生動物の総称。微小な単細胞動物で口・偽足・鞭毛などを欠く。すべて寄生性。無性生殖と有性生殖を繰り返す複雑な生活史を営み,その一時期に胞子をつくる。マラリア原虫など,動物の病原となるものが多い。

ほうしちょうだ

ほうしちょうだ [1][1] 【封豕長蛇】
〔大きなイノシシと長いヘビの意〕
残忍かつ貪欲なもののたとえ。

ほうしな

ほうしな ホフ― [3] 【法師名】
出家した者がつける僧としての名。法名(ホウミヨウ)。

ほうしなり

ほうしなり ホフ― 【法師為り・法師成り】
僧になること。出家すること。「御―の時だにいみじかりしに/栄花(玉の飾)」

ほうしのう

ほうしのう ハウ―ナウ [3] 【胞子嚢】
胞子を生じ,それを収めている嚢状の生殖器官。子嚢菌類・蘚類およびシダ植物にみられる。子嚢菌類では子嚢,蘚類では蒴(サク)という。

ほうしのうぐん

ほうしのうぐん ハウ―ナウ― [4] 【胞子嚢群】
シダ植物の葉の裏面や辺縁部に生じた数個以上の胞子嚢の集まり。嚢堆。

ほうしまさり

ほうしまさり ホフ― 【法師勝り】
法師になって人柄が俗人の時より一段と立派になること。「なかなか―したる人になむ侍りける/源氏(若紫)」

ほうしむしゃ

ほうしむしゃ ホフ― [4] 【法師武者】
僧形の武士。僧兵。

ほうしゃ

ほうしゃ ハウ― [1] 【砲車】
運搬のため砲架に取り付けた車。また,車を取り付けてある大砲。

ほうしゃ

ほうしゃ ハウ― [0] 【放射】 (名)スル
(1)一点から四方八方に放出すること。
(2)〔物〕
〔radiation〕
物体が電磁波または粒子線を放出すること。また,その放出された電磁波または粒子線。電磁波の場合は輻射ともいう。

ほうしゃ

ほうしゃ ハウ― [0] 【抛射】
なげうつこと。なげとばすこと。

ほうしゃ

ほうしゃ【硼砂】
《化》borax.→英和

ほうしゃ

ほうしゃ ハウ― [1][0] 【硼砂】
四ホウ酸ナトリウムの結晶。化学式 Na�B�O�・10H�O 塩湖の蒸発残留物中に産する。ホウ素化合物の原料となり,ガラス・セラミックス・防腐剤・洗浄剤などに用いられる。ボラックス。

ほうしゃ

ほうしゃ [1] 【報謝】 (名)スル
(1)他人の恩を報い感謝すること。「山海の洪恩に―する所ある可しと雖ども/世路日記(香水)」
(2)神仏の恩に報い感謝して,金品を供えたり念仏などの善行をなすこと。
(3)仏事を行なった僧に礼を贈ること。また,巡礼などに金品を与えること。

ほうしゃ

ほうしゃ ハウ― [0] 【放捨】 (名)スル
絶ち切り退けること。「参禅は諸縁を―し/獺祭書屋俳話(子規)」

ほうしゃ

ほうしゃ ハウ― [0][1] 【放赦】 (名)スル
罪をゆるして放してやること。放免。釈放。「尋常一様の犯罪者にあらざるを以つて,悉皆之を―すべし/鬼啾々(夢柳)」

ほうしゃ

ほうしゃ【放射】
radiation.→英和
〜する radiate.→英和
〜性の radioactive.→英和
‖放射性降下物 (radioactive) fallout.放射性同位元素 a radioisotope.放射性物質 a radioactive substance.放射線 radiant rays.放射(状)道路 a radial road.放射線医 a radiologist.放射線状の spoke-like;spokewise.

ほうしゃあつ

ほうしゃあつ ハウ― [3] 【放射圧】
電磁波が物体面で反射または吸収される時に,その面に及ぼす圧力。輻射圧。

ほうしゃいかんそく

ほうしゃいかんそく ハウ―ヰクワン― [5] 【放射維管束】
木部と師部が交互に配列されて環状をなしている維管束。シダ植物の茎やすべての高等植物の根の初生組織に見られる。

ほうしゃかいがく

ほうしゃかいがく ハフシヤクワイガク [4] 【法社会学】
法を社会学的な見地・方法により実証的に研究する学問。法を社会現象としてとらえ,その成立・変化・機能・構造などを社会との関連の中で明らかにし,またそれらが社会に及ぼす作用について考察する。

ほうしゃかがく

ほうしゃかがく ハウ―クワ― [4] 【放射化学】
放射能を利用して放射性核種の検出・定量・分離・生成およびそれらの分析化学や生化学への応用などを研究する化学の一分野。

ほうしゃかぶんせき

ほうしゃかぶんせき ハウ―クワ― [5] 【放射化分析】
試料に放射線を照射して一部の核を放射性核種とし,その放射能の測定により,試料中の元素を定性・定量分析する分析法。きわめて高感度である。

ほうしゃきゅうはんのう

ほうしゃきゅうはんのう ハウ―キウハンオウ [6] 【硼砂球反応】
白金線の先にホウ砂を着け加熱溶融してガラス状球とし,これに金属を含む試料を付着させ再び加熱すると金属特有の色が現れる現象。金属元素の簡便な定性分析に応用される。

ほうしゃきん

ほうしゃきん ハウ― [0][3] 【放射菌】
⇒放線菌(ホウセンキン)

ほうしゃぎり

ほうしゃぎり ハウ― [3] 【放射霧】
夜間の地面付近の放射冷却でできる霧。風が弱く,よく晴れた早朝にあらわれる。輻射霧。

ほうしゃく

ほうしゃく [0] 【封爵】
諸侯に封じ官爵を授けること。また,その封土と爵位。

ほうしゃくじ

ほうしゃくじ 【宝積寺】
京都府大山崎町にある真言宗智山派の寺。山号,補陀洛山。727年聖武天皇の勅願により行基が創建。山崎寺と称したが858年から現寺号。通称,宝寺。

ほうしゃけい

ほうしゃけい ハウ― [0] 【放射計】
放射エネルギーを測定する装置。一本の細い糸につけた二枚の金属板の一方で放射を反射,他方で吸収させたときの回転を利用して測定するクルックス計や,放射を受けたときの温度上昇を利用して測定する熱電対・熱電堆・ボロメーターなどがある。ラジオメーター。

ほうしゃこう

ほうしゃこう ハウ―クワウ [3] 【放射光】
〔photon radiation〕
磁場中を円運動する電子が放射する光および電磁波のこと。

ほうしゃじょう

ほうしゃじょう ハウ―ジヤウ [0] 【放射状】
線状のものが中心から四方に出ているさま。「道路が―に延びる」

ほうしゃせい

ほうしゃせい ハウ― [0] 【放射性】
物質が放射能をもっていること。また,その性質。

ほうしゃせいかくしゅ

ほうしゃせいかくしゅ ハウ― [6] 【放射性核種】
放射能をもつ核種。すなわち自然に放射線を放出して,他の原子核に変わる原子核。

ほうしゃせいげんそ

ほうしゃせいげんそ ハウ― [6] 【放射性元素】
放射性核種のみからなる元素。ウラン・トリウム・ラジウムなど。広義には放射能をもつ元素。放射性同位体を含む元素。また,人工放射性元素を除いて天然に存在するもののみを指すこともある。

ほうしゃせいこうかぶつ

ほうしゃせいこうかぶつ ハウ―カウカブツ [8] 【放射性降下物】
核実験などの際の核爆発によって生じ,地上に降下してくる放射性物質。フォールアウト。

ほうしゃせいたんそ

ほうしゃせいたんそ ハウ― [6] 【放射性炭素】
放射性炭素同位体のこと。炭素一一と炭素一四とがあるが,普通は炭素一四を指すことが多い。

ほうしゃせいたんそねんだいそくていほう

ほうしゃせいたんそねんだいそくていほう ハウ―ネンダイソクテイハフ [6][0] 【放射性炭素年代測定法】
〔radiocarbon dating〕
炭素の放射性同位体(炭素一四)による絶対年代測定法。炭素一四は,ほぼ一定の濃度で大気中の二酸化炭素に含まれており,生物体にもほとんど同じ濃度で存在する。生物が死ぬと二酸化炭素の取り込みが途絶え,死骸中の炭素一四が一定の半減期で減り続けるので,試料(木片・骨・貝殻など)中の炭素一四の量をもとにしてその生物が生きていた年代を推定することができる。考古学などに利用。ラジオカーボン-デーティング。カーボン-デーティング。

ほうしゃせいどういたい

ほうしゃせいどういたい ハウ―ドウヰタイ [0] 【放射性同位体】
放射能をもつ同位体。放射性核種を原子核として含む同位体。ラジオ-アイソトープ。

ほうしゃせいはいきぶつ

ほうしゃせいはいきぶつ ハウ― [8] 【放射性廃棄物】
原子炉,ラジオ-アイソトープを使用する工場や研究室などで発生する放射性物質を含む種々の廃棄物。放射性核分裂生成物,放射性物質によって汚染された作業服やその洗濯に用いられた水などのすべてを含む。

ほうしゃせいぶっしつ

ほうしゃせいぶっしつ ハウ― [6] 【放射性物質】
放射能をもつ物質。特に,その核種が特定されていない場合,または多数の放射性核種の混合物である場合にいう。

ほうしゃせいほうかい

ほうしゃせいほうかい ハウ―ホウクワイ [6] 【放射性崩壊】
不安定な核種が,α粒子・電子・陽電子・中性子・陽子を放出(または核外の電子を吸収)して,別種の核種に転換すること。放射性壊変。

ほうしゃせん

ほうしゃせん ハウ― [0] 【放射線】
放射性核種の崩壊によって放出されるα線・β線・γ線の総称。広義には,原子核や素粒子の反応によって放出される X 線などの電磁波や中性子線などの粒子線も含める。

ほうしゃせんいでんがく

ほうしゃせんいでんがく ハウ―ヰデンガク [7] 【放射線遺伝学】
放射線照射が遺伝子に与える作用を研究する遺伝学の一分野。

ほうしゃせんかがく

ほうしゃせんかがく ハウ―クワガク [6] 【放射線化学】
物質に放射線を照射し,それによって起こる化学変化を研究する化学の一分野。

ほうしゃせんけんしゅつき

ほうしゃせんけんしゅつき ハウ― [9] 【放射線検出器】
放射線と物質との相互作用(電離作用・発光作用など)を利用して放射線を検出する装置。検出方法や用途により種々のものがある。ガイガー-ミュラー計数管・電離箱・霧箱など。粒子検出器。

ほうしゃせんしょうがい

ほうしゃせんしょうがい ハウ―シヤウガイ [6] 【放射線障害】
一定以上の放射線をうけたことにより人体に生じる有害な影響。放射線皮膚炎・放射線腸炎・白血病など。

ほうしゃせんじゅうごう

ほうしゃせんじゅうごう ハウ―ヂユウガフ [6] 【放射線重合】
X 線・γ線・電子線などの高エネルギー放射線の照射によって起こる付加重合。低温でも,また,気相・液相・固相のいずれにおいても,反応を行わせることが可能であり,種々の高分子物質の製造に利用する。

ほうしゃせんたい

ほうしゃせんたい ハウ― [0] 【放射線帯】
⇒バン=アレン帯(タイ)

ほうしゃせんたんしょう

ほうしゃせんたんしょう ハウ―タンシヤウ [6] 【放射線探傷】
非破壊検査法の一。X 線・γ線・β線あるいは中性子線を物体に照射し,透過した放射線の強度分布をフィルムまたは蛍光板に受け,その像から物体内部の欠陥の有無を調べる。

ほうしゃせんとりあつかいしゅにんしゃ

ほうしゃせんとりあつかいしゅにんしゃ ハウ―トリアツカヒ― [13] 【放射線取扱主任者】
科学技術庁長官の免状を受け,放射線を取り扱う事業所で放射線障害防止について監督を行う者。

ほうしゃせんぶつりがく

ほうしゃせんぶつりがく ハウ― [8] 【放射線物理学】
放射線と物質との相互作用を研究する物理学の一分野。

ほうしゃせんりょう

ほうしゃせんりょう ハウ―リヤウ [4] 【放射線量】
⇒線量(センリヨウ)

ほうしゃせんりょうほう

ほうしゃせんりょうほう ハウ―レウハフ [6] 【放射線療法】
放射線を用いて行う治療法。特に癌などの悪性腫瘍が対象となる。放射線治療。

ほうしゃそうしょう

ほうしゃそうしょう ハウ―サウ― [4] 【放射相称】
生物の体の軸を通る相称面が三つ以上ある体制。動物では海綿動物・腔腸動物・棘皮(キヨクヒ)動物,植物では花や茎に見られる。輻射相称。放散相称。

ほうしゃそうしょうか

ほうしゃそうしょうか ハウ―サウシヨウクワ [6] 【放射相称花】
花の作りの相称面が三個以上ある花。サクラ・ハコベなどの多くの花がこれに当たる。輻状相称花。

ほうしゃそしき

ほうしゃそしき ハウ― [4] 【放射組織】
植物の維管束内を放射方向に走る細胞群。多くは柔細胞の集まり。木部と師部を貫いて存在し,水や養分の通路,通気や貯蔵器官としての役割を果たす。射出髄。髄線。

ほうしゃねつ

ほうしゃねつ ハウ― [3] 【放射熱】
物体によって吸収されて,その物体の温度上昇に使われた放射エネルギー。輻射熱。

ほうしゃねんだい

ほうしゃねんだい ハウ― [4] 【放射年代】
⇒絶対地質年代(ゼツタイチシツネンダイ)

ほうしゃのう

ほうしゃのう ハウ― [3] 【放射能】
物質から自発的に放射線が放出される性質。原子核の放射性崩壊による。天然に存在する物質の放射能を天然放射能といい,人工的に作られた物質の放射能を人工放射能という。

ほうしゃのう

ほうしゃのう【放射能】
radioactivity.〜を持った radioactive.→英和
‖放射能障害 radioactive poisoning.

ほうしゃのうおせん

ほうしゃのうおせん ハウ―ヲセン [6] 【放射能汚染】
核爆発・原子炉の運転・放射性物質を利用した研究などによって,放射性物質が器具・人体・環境などに付着・拡散し,なんらかの障害の原因となる可能性をもつこと。

ほうしゃへいこう

ほうしゃへいこう ハウ―カウ [4] 【放射平衡】
(1)空間内に物体と放射とが存在して熱平衡が成り立っている時の状態。輻射平衡。
(2)放射性崩壊の系列中で,新たにできる核種の原子核の増加数と,それの崩壊による減少数とが等しくなっている状態。放射能平衡。

ほうしゃれいきゃく

ほうしゃれいきゃく ハウ― [4] 【放射冷却】
大気や地表面が赤外線放射の放出によって冷却する現象。天気予報解説などでは,地表面の冷却に伴う接地大気の気温の降下をいう。晴天無風の日の夜半から明け方にかけて著しい。

ほうしゃエネルギー

ほうしゃエネルギー ハウ― [5] 【放射―】
電磁波のエネルギー。

ほうしゅ

ほうしゅ【砲手】
a gunner.→英和

ほうしゅ

ほうしゅ ホフ― [0][1] 【法主】
〔「ほっしゅ」「ほっす」とも〕
(1)仏の尊称。
(2)一宗派の長。
(3)法会の主人役。

ほうしゅ

ほうしゅ ハウ― [1] 【砲手】
大砲を発射する役目の人。

ほうしゅ

ほうしゅ [1] 【宝珠】
宝の玉。

ほうしゅう

ほうしゅう 【豊州】
豊前(ブゼン)国・豊後(ブンゴ)国の別名。

ほうしゅう

ほうしゅう [0] 【報讐】
仇(アダ)を返すこと。復讐。「心の儘に―を為す者/経国美談(竜渓)」

ほうしゅう

ほうしゅう [0] 【報酬】
労働や物の使用などに対するお礼の金銭や物品。「アルバイトの―」「―を支払う」

ほうしゅう

ほうしゅう【報酬】
pay <for> ;→英和
remuneration;a fee (医師・弁護士などの);→英和
a reward.→英和
〜を出す pay[remunerate,reward] <a person for his work> .

ほうしゅく

ほうしゅく [0] 【奉祝】 (名)スル
つつしんで祝うこと。奉賀。「皇太子誕生を―する」

ほうしゅくが

ほうしゅくが ハウ― 【鮑叔牙】
中国,春秋時代の斉の大夫。桓公(カンコウ)が即位するや宰相に管仲を推し,自分は管仲の下にあって桓公の覇業を助けた。管仲との友情は「管鮑(カンポウ)の交わり」として知られる。鮑叔。生没年未詳。

ほうしゅつ

ほうしゅつ【放出(する)】
release (解放);→英和
discharge (排出).→英和

ほうしゅつ

ほうしゅつ ハウ― [0] 【萌出】 (名)スル
〔医〕 歯が生えること。

ほうしゅつ

ほうしゅつ ハウ― [0] 【放出】 (名)スル
(1)ふき出すこと。はなち出すこと。「エネルギーを―する」
(2)(国・軍隊などが)たくわえてあったものを外部に提供すること。「―物資」「食糧を―する」

ほうしゅつ

ほうしゅつ ハウ― [0] 【抛出】 (名)スル
なげ出すこと。ほうり出すこと。

ほうしゅつ

ほうしゅつ ハウ― [0] 【迸出】 (名)スル
ほとばしりでること。「噴煙三十余個所あり,熱湯を―す/日本風景論(重昂)」

ほうしゅつおん

ほうしゅつおん ハウ― [4][3] 【放出音】
〔ejective sound〕
同時的調音として声門が閉じられ,肺臓からの呼気流が遮断されて形成される言語音。閉鎖された声門より上にある諸器官のみで気流を起こし,「ポン」とコルク栓を抜くときのような音を作り出す。アメリカ-インディアンの諸言語,チェルケス語,グルジア語などのコーカサス系諸言語およびハウサ語をはじめとするアフリカの諸言語に認められる。喉頭化音。

ほうしょ

ほうしょ ハウ― [1] 【倣書】
ある書作品や,ある作家の書風によって,新たに詩文を書くこと。また,その作品。書を学ぶ上で,臨書から創作への段階として重視される。

ほうしょ

ほうしょ [0] 【奉書】
(1)天皇・将軍などの意向や決定を下知する文書。院宣・御教書の類。
(2)「奉書紙」の略。
(3)「奉書紬(ツムギ)」の略。

ほうしょ

ほうしょ ハウ― [1] 【方処】
場所。ところ。

ほうしょ

ほうしょ ハウ― [1] 【苞苴】
(1)藁(ワラ)などを束ねて,中に魚・果物などの食品を包んだもの。わらづと。あらまき。
(2)みやげもの。土産。
(3)まいない。賄賂(ワイロ)。

ほうしょ

ほうしょ ハウ― [1] 【芳書】
他人の手紙を敬っていう語。芳翰。

ほうしょ

ほうしょ ハフ― [1] 【法書】
(1)「法帖(ホウジヨウ)」に同じ。
(2)法律に関する書。法律書。

ほうしょう

ほうしょう [0] 【褒章】
栄典の一。社会・公共・文化などに尽くした人を表彰して記章とともに授与される。

ほうしょう

ほうしょう【褒賞】
⇒褒美.

ほうしょう

ほうしょう [0] 【報障】
〔仏〕 三障の一。過去における悪業の報いとして,仏道に進みがたい者として生まれること。仏法に会いがたい三悪道に生まれることと,人間でも仏法の教化を受けつけない者として生まれること。

ほうしょう

ほうしょう ハウセウ [0] 【放笑】 (名)スル
大声で笑うこと。また,その笑い声。「風早は親しげに―せり/金色夜叉(紅葉)」

ほうしょう

ほうしょう [0] 【褒称】 (名)スル
ほめたたえること。称揚。「其篤行を―せり/新聞雑誌 25」

ほうしょう

ほうしょう [0] 【報奨】 (名)スル
勤労や努力にむくいさらに奨励すること。「―金」

ほうしょう

ほうしょう【報償】
compensation.報償金 a compensation.

ほうしょう

ほうしょう [0] 【報償】 (名)スル
(1)与えた損害のつぐないをすること。弁償。「遺族に―する」
(2)しかえし。報復。

ほうしょう

ほうしょう [0] 【褒賞】 (名)スル
ほめたたえること。ほめそやすこと。また,そのしるしとして与える賞品。「天皇飲御(キコシメシ)て甚だ―させ玉ひ/新聞雑誌 53」

ほうしょう

ほうしょう【褒章】
a medal.→英和
藍綬(らんじゆ)褒章 the Order of the Blue Ribbon.

ほうしょう

ほうしょう 【鳳詔】
〔中国,後趙の武帝石季竜が詔勅を木製の鳳凰の口にくわえさせて発布したという「鄴中記(ギヨウチユウキ)」の故事から〕
天子の詔勅。勅命。みことのり。

ほうしょう

ほうしょう [0] 【鳳笙】
笙の美称。鳳管。

ほうしょう

ほうしょう ハウ― [0] 【放縦】
〔「しょう」は漢音〕
「ほうじゅう(放縦)」に同じ。

ほうしょう

ほうしょう [0] 【奉唱】 (名)スル
つつしんで歌うこと。また,つつしんでとなえること。

ほうしょう

ほうしょう ホウシヤウ 【宝生】
(1)「宝生流」の略。
(2)「宝生座」の略。

ほうしょう

ほうしょう [0] 【報賞】 (名)スル
功にむくいて賞すること。また,そのしるしとして与える賞品や賞金。

ほうしょう

ほうしょう ホフシヤウ [0] 【法性】
⇒ほっしょう(法性)

ほうしょう

ほうしょう ハフシヤウ [0] 【法相】
法務大臣のこと。

ほうしょう

ほうしょう [0] 【奉頌】 (名)スル
うやうやしく,功徳などをほめること。

ほうしょう

ほうしょう ハウセウ 【鮑照】
(412頃-466) 中国,六朝時代,宋の詩人。字(アザナ)は明遠。元嘉年間の三大詩人の一人として謝霊運・顔延之と併称された。

ほうしょう

ほうしょう [0] 【奉詔】
みことのりを受けること。奉勅。

ほうしょうあらた

ほうしょうあらた ホウシヤウ― 【宝生新】
(1870-1944) 能楽師。東京生まれ。ワキ方下掛(シモガカリ)宝生流一〇世宗家。本名朝太郎忠英。ワキの名人といわれた。

ほうしょうきん

ほうしょうきん【報奨金】
a (cash) bonus.

ほうしょうくろう

ほうしょうくろう ホウシヤウクラウ 【宝生九郎】
(一六世)(1837-1917) 能楽師。シテ方。九郎知栄。幼名石之助。明治維新後の能楽復興に努め,格調高い芸風と美声で名人といわれた。
〔九郎はシテ方宝生流宗家の通り名〕

ほうしょうざ

ほうしょうざ ホウシヤウ― 【宝生座】
大和猿楽四座の一。古くは外山座(トビザ)と称した。室町期より宝生座と称。

ほうしょうにょらい

ほうしょうにょらい ホウシヤウ― 【宝生如来】
金剛界の五仏の一。五智のうち平等性智の徳をつかさどり,南方の月輪に位置する。宝生仏。

ほうしょうりゅう

ほうしょうりゅう ホウシヤウリウ 【宝生流】
(1)能のシテ方五流の一。大和猿楽の外山座(トビザ)の流れをくむ。観阿弥の子蓮阿弥を流祖と称するが疑問。
(2)能のワキ方の流派の一。江戸初期,金春座のワキ方春藤権七が宝生にはいったのがはじまり。下掛(シモガカリ)宝生流・脇宝生(ワキボウシヨウ)とも。
(3)能の大鼓方の流派の一。流祖は宝生弥三郎信方。宝生錬三郎派とも。近年,観世流に復帰。

ほうしょがみ

ほうしょがみ [0][3] 【奉書紙】
〔多く奉書に用いたことから〕
上質の楮(コウゾ)で漉(ス)いた,純白でしわのないきめの美しい和紙。杉原紙に似るが,やや厚手で簾目がある。越前奉書が有名。ほうしょ。

ほうしょく

ほうしょく [0] 【宝飾】
宝石や貴金属で飾ったもの。「―品」

ほうしょく

ほうしょく ハウ― [0] 【飽食】 (名)スル
(1)飽きるほど十分に食べること。「部下の土兵と共に―し勇気十倍す/浮城物語(竜渓)」
(2)食物に不自由しないこと。生活上の苦労がないこと。

ほうしょく

ほうしょく【飽食する】
eat one's fill.

ほうしょく

ほうしょく【奉職する】
serve[hold a position] <at,in> ;→英和
work <at,for> .→英和

ほうしょく

ほうしょく [0] 【奉職】 (名)スル
公の職につくこと。「本校に―すること三〇年」

ほうしょくだんい

ほうしょくだんい ハウ― [5] 【飽食暖衣】 (名)スル
「暖衣飽食」に同じ。

ほうしょせん

ほうしょせん [0] 【奉書船】
江戸幕府により特別に海外渡航を許可された貿易船に対する呼称。1631年以降,従来の朱印状に加え老中連署の奉書が必要とされたことによる。四年後の鎖国令によって廃止。
→御朱印船

ほうしょたび

ほうしょたび [4] 【奉書足袋】
奉書紙で作った足袋。元禄(1688-1704)頃,吉原通いの人が暑い季節や雨の日などにはいて一夜ではきすてた。

ほうしょつむぎ

ほうしょつむぎ [4] 【奉書紬】
絹織物の一種。羽二重に似た精良な紬。福井・石川県で織られ,染めて紋付などに用いた。

ほうしょづつみ

ほうしょづつみ [4] 【奉書包み】
奉書紙に包むこと。また,包んだもの。

ほうしょまき

ほうしょまき [0] 【奉書巻(き)】
桂剥(カツラム)きにした大根でカニなどを巻き,奉書紙で巻いたように見せる料理。

ほうしょやき

ほうしょやき [0] 【奉書焼(き)】
材料を奉書紙に包み,オーブンで焼いた料理。主として魚介類やきのこ類に用いられる。

ほうしょれんぱん

ほうしょれんぱん [4] 【奉書連判】
〔奉書に連判する者の意〕
江戸幕府の老中の別名。

ほうしよう

ほうしよう ハウ―エフ [3] 【胞子葉】
胞子を生じて生殖にあずかる葉。狭義にはシダ植物類の胞子をつける葉をいうが,広義には被子植物の雌しべ・雄しべもこれに含めていう。実葉。
⇔栄養葉

ほうしん

ほうしん【放心(状態)】
absent-mindedness.〜状態である be absent-minded.

ほうしん

ほうしん ハウ― [0] 【放心】 (名)スル
(1)他の事に気をうばわれてぼんやりしていること。また,何も考えずにいること。「―状態」「―して人の顔ばかり視てゐたお鍋は/浮雲(四迷)」
(2)心にかけないこと。安心。放念。放神。「何とぞ御―下さい」

ほうしん

ほうしん ハウ― [0] 【疱疹】
⇒ヘルペス

ほうしん

ほうしん ハウ― [0] 【砲身】
大砲の弾を込めて発射する円筒形の部分。

ほうしん

ほうしん ハウ― [0] 【方針】
(1)これから進むべき方向。目指す方向。「将来の―を立てる」「施政―」
(2)方位を指し示す磁石の針。磁針。

ほうしん

ほうしん ハウ― [0] 【芳心】
(1)「芳志(ホウシ)」に同じ。
(2)親切を尽くすこと。「重盛出仕の度ごとに―せられける故なりとなん/平治(中・古活字本)」

ほうしん

ほうしん【方針】
a plan;→英和
a course;→英和
a policy (政策).→英和

ほうしん

ほうしん ホフ― [0] 【法身】
⇒ほっしん(法身)

ほうしん

ほうしん ホフ― [0] 【法臣】
〔仏〕
〔仏の臣の意〕
菩薩のこと。

ほうしん

ほうしん ハウ― [0] 【芳辰】
(1)よい時。よい日。吉日。吉辰。
(2)春の季節。芳春。

ほうしん

ほうしん【砲身】
a (gun) barrel.

ほうしん

ほうしん ハウ― [0] 【芳信】
(1)他人の手紙を敬っていう語。芳翰。
(2)花のたより。花信。

ほうしんたん

ほうしんたん [0][3] 【豊心丹】
(1)奈良の西大寺から興正菩薩伝来と称して製出した気付け薬。西大寺。
(2)〔(1)を「西大寺」というところから「妻(サイ)大事」をかけていう〕
妻に頭のあがらない男。女にあまい男。また,愚鈍な男。「―で妻大事(サイダイジ)/譬喩尽」

ほうしんのう

ほうしんのう ホフシンワウ 【法親王】
出家後,親王の宣下を受けた皇子の称。1099年白河天皇の皇子覚行阿闍梨に親王宣下があったのに始まる。ほっしんのう。

ほうじ

ほうじ 【褒姒】
中国,西周の幽王の寵姫(チヨウキ)。褒は出身国名,姒は姓。めったに笑わぬ女で,幽王が変事もないのに狼煙(ノロシ)をあげて諸侯を集めるとはじめて笑った。以後これを繰り返すうち,申侯と西戎(セイジユウ)に侵入されて,狼煙をあげたが諸侯は集まらず,幽王は殺されて西周は滅び,褒姒は捕らえられたという。生没年未詳。

ほうじ

ほうじ [1] 【報時】
標準時刻を知らせること。また,その一連の事業。日本では JJY のコール-サインで標準電波による無線報時が行われている。

ほうじ

ほうじ [1] 【褒辞】
ほめことば。賛辞。褒詞。

ほうじ

ほうじ [1] 【奉侍】 (名)スル
身辺にいてお仕えすること。「其身辺に在りて―す/即興詩人(鴎外)」

ほうじ

ほうじ [1] 【奉事】 (名)スル
長上に仕えること。奉仕。「君主の臣僕となりて一心之に―するが故に/国体新論(弘之)」

ほうじ

ほうじ [1] 【鳳字】
〔「世説新語」から。「鳳」の字を分解すると「凡鳥」となることから〕
凡庸の人をあざけっていう語。

ほうじ

ほうじ [1] 【鳳児】
鳳(オオトリ)のひな。転じて,将来すぐれた人物になる子供。鳳雛(ホウスウ)。

ほうじ

ほうじ ホウヂ 【宝治】
年号(1247.2.28-1249.3.18)。寛元の後,建長の前。後深草天皇の代。

ほうじ

ほうじ [1] 【封事】
⇒ふうじ(封事)

ほうじ

ほうじ【法事(を行なう)】
(hold) a memorial service <for> .

ほうじ

ほうじ ハウ― [0] 【邦字】
我が国の文字。ローマ字などに対して,漢字と仮名。国字。

ほうじ

ほうじ [1] 【捧持】 (名)スル
ささげ持つこと。「聯隊旗を―するの重任を/肉弾(忠温)」

ほうじ

ほうじ【邦字新聞】
a Japanese newspaper.

ほうじ

ほうじ [0] 【宝字】
貨幣の表面に刻印された「宝」の字の意。

ほうじ

ほうじ [1] 【宝璽】
天子の印章。玉璽。御璽。

ほうじ

ほうじ [1] 【保持】
「ほじ(保持)」に同じ。

ほうじ

ほうじ ホフ― [0] 【法事】
死者の追善供養のために行う仏教の行事。死後四九日目,また年忌などに行う。法要。法会。のりごと。
〔元来は,仏教の行事・儀式を広くさす語〕

ほうじ

ほうじ ハウ― [1] 【牓示・牓爾・榜示】
〔「ぼうじ」とも〕
(1)杭(クイ)や札を,領地・領田などの境界の目印として立てること。また,その杭や札。
(2)馬場の仕切り。
(3)庭の築垣(ツイガキ)。

ほうじ

ほうじ ハウヂ [1] 【抱持】 (名)スル
かかえ持つこと。「確乎たる目的と期望とを―し/薄命のすず子(お室)」

ほうじかっせん

ほうじかっせん ホウヂ― 【宝治合戦】
1247年(宝治1),有力御家人三浦氏一族が北条・安達両氏を中心とする幕府軍の攻撃を受けて鎌倉で滅亡した事件。こののち,執権北条時頼を頂点とする得宗家勢力が独裁体制を確立した。三浦氏の乱。

ほうじぎん

ほうじぎん [0] 【宝字銀】
宝字丁銀(チヨウギン)と宝字豆板銀のこと。

ほうじぐい

ほうじぐい ハウ―グヒ [3] 【牓示杭】
境界のしるしに立ててある杭。さかいぐい。「御足の下なる―は,武蔵・相模両国の境杭/浄瑠璃・神霊矢口渡」

ほうじし

ほうじし ハウ― [3] 【邦字紙】
外国に在留する邦人や日系人を対象とする日本語の新聞。邦字新聞。

ほうじちゃ

ほうじちゃ ハウジ― [3][0] 【焙じ茶】
番茶や下級煎茶を強火であぶって独特の香りをもたせたもの。

ほうじちゃ

ほうじちゃ【焙じ茶】
roasted tea.

ほうじちょうぎん

ほうじちょうぎん [4] 【宝字丁銀】
1706年(宝永3)から10年まで鋳造され,21年まで通用した丁銀。「宝」字の刻印が二つある。
→三宝銀
→四宝銀

ほうじまめいたぎん

ほうじまめいたぎん [7] 【宝字豆板銀】
宝字丁銀と同時に鋳造通用した豆板銀。

ほうじゅ

ほうじゅ [0] 【宝珠】
〔仏〕
〔梵 maṇi(摩尼)の漢訳〕
「宝珠の玉」に同じ。

ほうじゅう

ほうじゅう ハウ― [0] 【放縦】 (名・形動)[文]ナリ
勝手気ままに振る舞う・こと(さま)。ほうしょう。「―な生活」
[派生] ――さ(名)

ほうじゅう

ほうじゅう ハウ― [0] 【放銃】
麻雀用語。「振り込み{(2)}」に同じ。

ほうじゅう

ほうじゅう【放縦】
license.→英和
〜な self-indulgent;licentious;→英和
loose.→英和

ほうじゅがしら

ほうじゅがしら [4] 【宝珠頭】
欄干の架木(ホコギ)の頭などに取り付けた宝珠の形の飾り。擬宝珠(ギボシ)。

ほうじゅく

ほうじゅく ホフ― [0] 【法粥】
禅寺で朝食に食べるかゆ。

ほうじゅく

ほうじゅく [0] 【豊熟】 (名)スル
穀物がよくみのること。豊作。「稲がみごとに―する」

ほうじゅつ

ほうじゅつ ハフ― [0][1] 【法術】
(1)法理の運用の術。
(2)法律によって国を治める術。法家の術。
(3)方法。手段。「これすなはち坐禅の―なり/正法眼蔵」
(4)「方術{(3)}」に同じ。「―を以て顕はれずと云ふとも,自然(オノズカ)ら事顕はれなん/今昔 24」

ほうじゅつ

ほうじゅつ ハウ― [0] 【砲術】
火砲の操作,射撃,火薬の調合などを行う武術。「―家」

ほうじゅつ

ほうじゅつ【砲術】
gunnery;→英和
artillery.→英和

ほうじゅつ

ほうじゅつ ハウ― [0] 【方術】
(1)方法。手段。
(2)技術。わざ。
(3)仙人の使う霊妙な術。神仙術。法術。

ほうじゅのたま

ほうじゅのたま 【宝珠の玉】
〔仏〕 上方がとがり,火炎が燃え上がっている様子を表した玉。これによって思うことがかなえられると説く。如意宝珠。宝珠。
→摩尼(マニ)
宝珠の玉[図]

ほうじゅばしら

ほうじゅばしら [4] 【宝珠柱】
勾欄(コウラン)の柱で,頭に擬宝珠を取り付けたもの。

ほうじゅん

ほうじゅん [0] 【豊潤】 (名・形動)[文]ナリ
ゆたかでうるおいのあること。ゆたかでみずみずしいこと。また,そのさま。「―な果物」「―な肉体」
[派生] ――さ(名)

ほうじゅん

ほうじゅん ハウ― [0] 【芳潤】 (名・形動)[文]ナリ
かぐわしくうるおいのある・こと(さま)。「文は漢魏の―に漱(クチスス)いで万巻の書を諳(ソラ)んじ/太平記 12」

ほうじゅん

ほうじゅん ハウ― [0] 【芳醇】 (名・形動)[文]ナリ
酒の香りが高く味がよいこと。「―な酒」「―な香り」
[派生] ――さ(名)

ほうじゅん

ほうじゅん【芳醇な】
mellow;→英和
rich <sake> .→英和

ほうじょ

ほうじょ ハウ― [1] 【幇助】 (名)スル
(1)手助けをすること。「ペートル,クラポキン侯等の,外より之を―するあり/鬼啾々(夢柳)」
(2)〔法〕 有形無形の方法により他人の違法な行為の実現を容易にすること。「正犯を―したる者」

ほうじょ

ほうじょ【幇助】
help;→英和
aid.→英和
〜する help;→英和
《法》aid and abet (犯罪を).

ほうじょう

ほうじょう ホウデウ 【北条】
姓氏の一。
(1)桓武平氏。平貞盛の子孫時家が伊豆北条に住んで北条氏を称したのに始まる。鎌倉幕府創業に功があり,のち執権職として幕府の実権を掌握。
(2)小田原を本拠とした戦国大名。伊勢長氏(北条早雲)を祖とする。後北条氏。
→北条(1)[表]

ほうじょう

ほうじょう ホウデウ 【北条】
愛媛県北部,高縄(タカナワ)半島北西部にある市。水田農業やタマネギなどの栽培が盛ん。繊維工業のほか,鹿峰(カノミネ)瓦を特産。

ほうじょう

ほうじょう ホフジヤウ [0] 【法城】
(1)〔仏〕 仏法が諸悪から守ってくれることを城にたとえていう語。
(2)宗団。寺院。

ほうじょう

ほうじょう ハフデウ [0] 【法条】
(1)のり。おきて。法規。
(2)法令の条項。法律の条文。

ほうじょう

ほうじょう [0] 【褒状】
ほめる言葉をしるした書き付け。賞状。

ほうじょう

ほうじょう [0] 【豊饒】 (名・形動)[文]ナリ
地味が肥えていて作物がよくみのる・こと(さま)。ほうにょう。「―な土地」
[派生] ――さ(名)

ほうじょう

ほうじょう ハフデフ [0] 【法帖】
習字の手本や鑑賞用に,先人の筆跡を模写したり臨写したもの。また,石や木に刻んで印刷した折り本。法書。墨帖。墨本。

ほうじょう

ほうじょう ハウジヤウ [0] 【放生】
捕らえた生き物を逃がしてやること。仏教の善行の一。「長命なる者は先生(センジヨウ)に―を行ぜし者ぞ/今昔 3」

ほうじょう

ほうじょう ハウジヤウ [0] 【芳情】
他人の親切な心遣いや気持ちを敬っていう語。芳志。

ほうじょう

ほうじょう ハウヂヤウ [0] 【方丈】
(1)一丈四方,四畳半ほどの広さ。また,その広さの部屋や建物。「広さはわづかに―/方丈記」
(2)〔インドの維摩居士の居室が一丈四方であったという故事から〕
寺の住職の居室。また,住職の俗称。
(3)中国の神仙思想で,神仙が住むとする想像上の山。

ほうじょう

ほうじょう【豊饒な】
rich;→英和
fertile.→英和
〜の角 the cornucopia;→英和
the horn of plenty.

ほうじょう

ほうじょう [0] 【奉上】
(1)貴い人や目上の人などに差し上げること。また,書状の名あてに添える語。
(2)主君のために尽くすこと。

ほうじょう

ほうじょう [0] 【豊穣】 (名・形動)[文]ナリ
穀物が豊かにみのる・こと(さま)。「―の秋」「五穀―」
[派生] ――さ(名)

ほうじょう

ほうじょう ホフヂヤウ [0] 【法杖】
座禅のとき,眠気を催した者などを戒めるのに用いる杖。禅杖。

ほうじょう

ほうじょう [0] 【豊壌】
肥えた土地。沃土。沃地。

ほうじょう

ほうじょう ホフヂヤウ [0] 【法場】
仏法を修行する場所。仏寺。

ほうじょう

ほうじょう [0] 【鳳城】
〔中国漢代の宮城の門の上に銅の鳳凰を飾ったことから〕
(1)宮城。御所。
(2)都。都城。京師。

ほうじょういん

ほうじょういん ホウジヤウヰン 【宝生院】
大須観音の真福寺の院号。

ほうじょううじつな

ほうじょううじつな ホウデウウヂツナ 【北条氏綱】
(1486-1541) 戦国時代の武将。早雲の子。上杉朝興・里見義弘・足利義明らを破り,後北条氏の南関東における支配権を確立。

ほうじょううじなお

ほうじょううじなお ホウデウウヂナホ 【北条氏直】
(1562-1591) 戦国時代の武将。氏政の子。母は武田信玄の娘。後北条氏五代当主。豊臣秀吉の小田原攻略の時,籠城数か月後に開城,高野山に籠居した。

ほうじょううじなが

ほうじょううじなが ホウデウウヂナガ 【北条氏長】
(1609-1670) 江戸初期の旗本。北条流兵学の祖。小田原の後北条氏の裔。小姓組から累進し大目付。蘭人に兵学を学び軍制の体系化に尽力。著「兵法雄鑑」「士鑑用法」など。

ほうじょううじまさ

ほうじょううじまさ ホウデウウヂマサ 【北条氏政】
(1538-1590) 戦国時代の武将。氏康の子。武田・佐竹氏らと戦い,東海地方にも勢力を伸ばした。豊臣秀吉の小田原攻略に際し,籠城の末降伏,弟氏照と共に自刃した。

ほうじょううじやす

ほうじょううじやす ホウデウウヂヤス 【北条氏康】
(1515-1571) 戦国時代の武将。氏綱の子。1551年,扇谷(オウギガヤツ)・山内両上杉氏を河越に破り,61年上杉謙信を敗走させ,伊豆・相模・武蔵・上野を領有,後北条氏の全盛期を築いた。また,足利学校の復興を援助。

ほうじょうえ

ほうじょうえ ハウジヤウヱ [3] 【放生会】
供養のため,捕らえられた生き物を放してやる儀式。陰暦八月一五日(現在では石清水祭の名で九月一五日)に石清水八幡宮の神事に行われるものが有名。[季]秋。《―べに紐かけて雀籠/村上鬼城》

ほうじょうかてい

ほうじょうかてい ホウデウ― 【北条霞亭】
(1780-1823) 江戸後期の漢詩人。志摩の人。名は襄,字(アザナ)は子譲・景陽,霞亭は号。京や江戸で学んだ後,菅茶山に迎えられて廉塾の塾頭となり,ついで福山藩儒となった。著「霞亭摘藁」「霞亭渉筆」ほか。

ほうじょうき

ほうじょうき ハウヂヤウキ 【方丈記】
随筆。一巻。1212年成立。鴨長明著。冒頭で人と栖(スミカ)の無常をうたい上げ,五つの天災の体験を述べて裏付けたあと,世俗を捨てた閑居生活の楽しさを語り,さらに仏徒としての自己を顧みて結ぶ。流麗な和漢混交文で綴られる。

ほうじょうきたい

ほうじょうきたい ハウジヤウ― [5] 【胞状奇胎】
妊娠初期に胎盤を形成する絨毛膜の絨毛が病的に増殖し,葡萄(ブドウ)状の嚢胞(ノウホウ)になって子宮腔を満たすもの。大出血を伴って流産したり,癌が発生する確率が高い。俗に「ぶどう子」と呼ばれる。葡萄状鬼胎。

ほうじょうきょうごう

ほうじょうきょうごう ハフデウキヤウガフ [5] 【法条競合】
一つの行為が二つ以上の刑罰法規に該当する場合で,その一つだけが適用されること。

ほうじょうくだいき

ほうじょうくだいき ホウデウ― 【北条九代記】
(1)歴史書。二巻。作者未詳。1333年頃の成立。1183年から1332年までの鎌倉幕府関係の歴史を年代記風に漢文で記す。
(2)戦記物語。一二巻。浅井了意著という。1675年刊。北条時政から貞時に至る,執権北条氏九代の歴史を通俗的に記したもの。鎌倉北条九代記。鎌倉九代記。

ほうじょうさねとき

ほうじょうさねとき ホウデウ― 【北条実時】
(1224-1276) 鎌倉中期の武将。義時の孫。称名寺殿とも。引付衆・評定衆などを歴任。武蔵六浦荘金沢郷に住んで称名寺を建立,多くの書物を収集・書写して金沢文庫の基礎を築いた。金沢実時。

ほうじょうしげとき

ほうじょうしげとき ホウデウ― 【北条重時】
(1198-1261) 鎌倉前期の武将。義時の子。極楽寺殿とも。兄泰時を助けて六波羅探題・連署を務めた。「重時家訓」は武家家訓の初源。極楽寺を創設。

ほうじょうじ

ほうじょうじ ホフジヤウ― 【法成寺】
京都市左京区の鴨川の西岸にあった寺。1022年藤原道長の建立。顕・密・浄・禅諸宗の混在した寺で,道長は無量寿院に住した。たびたび火災にあい,南北朝時代に廃絶。通称,京極御堂(ミドウ)・御堂。

ほうじょうじたて

ほうじょうじたて ハフデフ― [5] 【法帖仕立て】
冊子本の装丁の一種。各葉の表を内側にして二つ折りにしたものを重ね,折り目の反対側の端の裏面を次の紙葉の裏面に貼りつないだもの。

ほうじょうじゅ

ほうじょうじゅ ホフジヤウジユ [3] 【法成就】
密教の祈祷修法(キトウスホウ)によって,その効果があらわれたこと。

ほうじょうそううん

ほうじょうそううん ホウデウサウウン 【北条早雲】
(1432-1519) 室町後期の武将。後北条氏の祖。初め伊勢新九郎長氏と称し,出家して早雲庵宗瑞と号す。駿河の今川氏を頼って次第に頭角を現した。のち堀越公方(足利茶々丸)を倒して伊豆韮山(ニラヤマ)に進出,小田原を本拠として南関東制覇の基礎を築いた。家訓に「早雲寺殿廿一箇条」がある。

ほうじょうたかとき

ほうじょうたかとき ホウデウ― 【北条高時】
(1303-1333) 鎌倉幕府第一四代執権。貞時の子。法名,崇鑑。一四歳で執権となったが,内管領長崎高資らに実権を握られ遊宴にふけったため幕政は混乱。元弘の乱で後醍醐天皇を隠岐に配流し光厳天皇を擁立したが,新田義貞に鎌倉を攻められ東勝寺で自刃した。

ほうじょうたみお

ほうじょうたみお ホウデウタミヲ 【北条民雄】
(1914-1937) 小説家。ソウル生まれ。川端康成に師事。ハンセン病患者という自己の極限状況を凝視し,柔軟な感性でとらえた作品で知られる。作「いのちの初夜」など。

ほうじょうだんすい

ほうじょうだんすい ホウデウ― 【北条団水】
(1663-1711) 江戸前・中期の俳人・浮世草子作者。名,義延。別号,白眼居士・滑稽堂など。西鶴庵二代目となり西鶴の遺稿を刊行。自ら浮世草子を著す一方で,俳諧・雑俳の点者としても活躍した。編著「団袋」「日本新永代蔵」など。

ほうじょうづ

ほうじょうづ ハウジヤウヅ 【放生津】
富山県新湊市の古名。中世,日本海側の海陸交通の要衝として栄えた。

ほうじょうでん

ほうじょうでん ハウジヤウ― [3] 【放生田】
奈良・平安時代,放生の費用にあてるため諸国に置かれた雑色田の一。不輸租田(フユソデン)。

ほうじょうときふさ

ほうじょうときふさ ホウデウ― 【北条時房】
(1175-1240) 鎌倉前期の武将。時政の子,義時の弟。承久の乱に甥の北条泰時とともに幕府軍を率いて上洛。泰時が執権になると連署としてこれを補佐した。

ほうじょうときまさ

ほうじょうときまさ ホウデウ― 【北条時政】
(1138-1215) 鎌倉幕府初代執権。伊豆の人。源頼朝の妻政子の父。通称,四郎。鎌倉幕府創業の功臣。頼朝の死後,二代将軍頼家を謀殺,実朝を擁立して北条氏の幕政の実権掌握への道を開いた。後妻牧の方の陰謀に与し,政子・義時らに阻まれ失敗,伊豆に退隠。

ほうじょうときむね

ほうじょうときむね ホウデウ― 【北条時宗】
(1251-1284) 鎌倉幕府八代執権。時頼の子。通称,相模太郎。文永・弘安の両度の元寇に際し,強硬に幕政を指導して,これを退けた。また,禅宗に帰依して宋から無学祖元を招き,円覚寺の開山とした。

ほうじょうときゆき

ほうじょうときゆき ホウデウ― 【北条時行】
(?-1353) 南北朝時代の武将。高時の子。鎌倉幕府滅亡後,幕府再興を図り挙兵したが足利尊氏のため敗走(中先代の乱)。その後も南朝方に従って何度か挙兵したが,鎌倉で捕らえられ,竜ノ口で斬られた。中先代。

ほうじょうときより

ほうじょうときより ホウデウ― 【北条時頼】
(1227-1263) 鎌倉幕府五代執権。泰時の孫,母は松下禅尼。最明寺殿とも。1247年,三浦泰村一族を滅ぼし北条氏の独裁体制を確立,引付衆を設置して訴訟制度を整備。また,民政に意を尽くしたことから,諸国民情視察遍歴の伝説が生じた。
→鉢の木

ほうじょうまさこ

ほうじょうまさこ ホウデウ― 【北条政子】
(1157-1225) 源頼朝の妻。北条時政の女(ムスメ)。頼家・実朝の母。頼朝の死後は父時政・弟義時とともに幕政に参与。実朝の死後,京都から九条頼経を四代将軍に迎え,自ら後見として幕政を裁断したので尼将軍と称された。

ほうじょうまさむら

ほうじょうまさむら ホウデウ― 【北条政村】
(1205-1273) 鎌倉幕府七代執権。義時の子。1256年連署,64年執権,68年時宗に執権を譲って再び連署となった。

ほうじょうやすとき

ほうじょうやすとき ホウデウ― 【北条泰時】
(1183-1242) 鎌倉幕府三代執権。義時の子。江馬太郎と称す。常楽寺殿とも。承久の乱に幕府軍を率いて上洛,乱後,初代六波羅探題。1225年評定衆を設置。32年に制定した「御成敗式目」は以後の武家法の規範となった。

ほうじょうよしとき

ほうじょうよしとき ホウデウ― 【北条義時】
(1163-1224) 鎌倉幕府二代執権。時政の子。江馬小四郎と称す。1205年執権,13年和田義盛を滅ぼして侍所の別当を兼ねた。実朝横死後は姉政子とともに幕政の実権を握り,承久の乱に勝利して幕府政権を確実なものとした。

ほうじょうりゅう

ほうじょうりゅう ホウデウリウ 【北条流】
軍学の一派。祖は北条安房守氏長で,甲州流軍学小幡勘兵衛の筆頭門人。寛永年間(1624-1644)の創始。

ほうじょはん

ほうじょはん ハウ― [3] 【幇助犯】
⇒従犯(ジユウハン)

ほうじる

ほうじる【奉じる】
believe <in> (信じる);→英和
hold <a post> .→英和

ほうじる

ほう・じる [0][3] 【封じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「封ずる」の上一段化〕
「封ずる」に同じ。「諸侯に―・じる」

ほうじる

ほう・じる ハウ― [0][3] 【焙じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「焙(ホウ)ずる」の上一段化〕
「焙ずる」に同じ。「茶を―・じる」

ほうじる

ほうじる【報じる】
⇒知らせる,報告,報いる.

ほうじる

ほう・じる [0][3] 【報じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「報ずる」の上一段化〕
「報ずる」に同じ。「外電の―・じるところ」

ほうじる

ほう・じる [0][3] 【奉じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「奉ずる」の上一段化〕
「奉ずる」に同じ。「勅令を―・じる」

ほうじる

ほう・じる [0][3] 【崩じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「崩ずる」の上一段化〕
「崩ずる」に同じ。「上皇が―・じる」

ほうじる

ほうじる【焙じる】
heat;→英和
roast.→英和

ほうじん

ほうじん ハウ― 【庖人】
料理人。くりやびと。「只―の肉味を調するに異ならず/太平記 20」

ほうじん

ほうじん [0] 【報身】
〔仏〕
〔「ほうしん」とも〕
仏の三身の一。菩薩のときの修行や願の功徳によって完全な悟りの世界にはいった存在としての仏。
→三身

ほうじん

ほうじん ハウヂン [0] 【方陣】
(1)兵士を四角形に配置する陣立て。方形の陣。
(2)1 から �² までの数字を � 行 � 列の正方形に並べ,縦・横・対角線の数の和を同一になるようにしたもの。魔方陣。
(3)数字や記号をある規則にしたがって正方形に並べたもの。
→ラテン方陣
方陣(2)[図]

ほうじん

ほうじん【法人】
a juridical person;a corporation.→英和
‖法人税 the corporation tax.特殊法人 <英> a quango.

ほうじん

ほうじん【邦人】
a Japanese;→英和
the Japanese (総称).

ほうじん

ほうじん ハウ― [0] 【邦人】
わが国の人。日本人。現在は,外国にいる日本人をいうことが多い。「在留―」「―徒に摸倣に長じ/真善美日本人(雪嶺)」

ほうじん

ほうじん【方陣】
a square (formation).→英和

ほうじん

ほうじん ハフ― [0] 【法人】
自然人以外で,法律上の権利義務の主体となることができるもの。一定の目的の下に結合した人の集団あるいは財産についてその資格が認められる。公法人と私法人,社団法人と財団法人,営利法人と公益法人と中間法人,外国法人と内国法人などに分類される。
⇔自然人
「学校―」「宗教―」

ほうじんかく

ほうじんかく ハフ― [3] 【法人格】
権利義務の帰属する人格。権利主体となりうる資格という観点からみると権利能力と同義。自然人と法人は法人格を有する。

ほうじんかぶぬし

ほうじんかぶぬし ハフ― [6] 【法人株主】
株主となっている,親会社・関連会社・銀行などの法人。日本では,持株比率において個人株主を大きく上回る。

ほうじんきぎょう

ほうじんきぎょう ハフ―ゲフ [5] 【法人企業】
個人企業ではなく,営利を目的とする会社形態の企業のこと。
→会社

ほうじんぎせいせつ

ほうじんぎせいせつ ハフ― [6] 【法人擬制説】
法人は単に株主の集合体にすぎないとする説。例えば法人と株主に別個に課税することは二重課税になるので調整すべきとされ,日本の配当控除制度はこの説に基づく。

ほうじんしょとく

ほうじんしょとく ハフ― [5] 【法人所得】
法人の一定期間における所得。益金から損金を控除した金額。

ほうじんじぎょうぜい

ほうじんじぎょうぜい ハフ―ジゲフ― [6] 【法人事業税】
事業税の一。法人の行う事業に対して課される税。都道府県の主力財源。

ほうじんじつざいせつ

ほうじんじつざいせつ ハフ― [7] 【法人実在説】
法人は株主に還元されない固有の存在とする説。例えば,法人税と個人所得税の別個課税は二重課税にはならないとされる。

ほうじんぜい

ほうじんぜい ハフ― [3] 【法人税】
法人の所得などに対して課せられる国税。

ほうじんちょさく

ほうじんちょさく ハフ― [5] 【法人著作】
法人その他の使用者の発意に基づき,その業務に従事する者が,職務上作成し,法人名義で公表される著作物。

ほうじんなり

ほうじんなり ハフ― [0] 【法人成り】
個人企業が株式会社・有限会社などの法人になること。

ほうじんぶつ

ほうじんぶつ [3] 【報身仏】
〔仏〕 報身の仏。阿弥陀如来・薬師仏の類。報仏。

ほうすい

ほうすい ハウ― [0] 【烹炊】
煮ることと炊くこと。

ほうすい

ほうすい【放水(する)】
discharge <water> ;→英和
squirt.→英和
⇒排水.

ほうすい

ほうすい ホフ― [0] 【法水】
〔「ほっすい」とも〕
仏法が衆生(シユジヨウ)の煩悩(ボンノウ)を洗い去るのを水にたとえていう語。「―を四海に流し,甘雨を一天にそそぎしかば/盛衰記 24」

ほうすい

ほうすい [0] 【豊水】
水量がゆたかなこと。
⇔渇水
「―期」

ほうすい

ほうすい ハウ― [0] 【方錐】
底面が正方形の錐。正四角錐。

ほうすい

ほうすい ハウ― [0] 【放水】 (名)スル
(1)水を勢いよく出すこと。
(2)川などの水を導き流すこと。

ほうすい

ほうすい [0] 【烽燧】
〔「烽」「燧」ともに「のろし」の意〕
とぶひ。のろし。

ほうすいしゃ

ほうすいしゃ【放水車】
a water thrower.

ほうすいろ

ほうすいろ ハウ― [3] 【放水路】
洪水防止・灌漑・水量調節などのために人工的に設けた水路。

ほうすいクロラール

ほうすいクロラール ハウスイ― [7] 【抱水―】
最も古くから使われた催眠薬。不眠症のほか,ヒステリー・舞踏病などの治療に鎮静薬として用いる。
→クロラール

ほうすう

ほうすう [0][3] 【鳳雛】
〔鳳凰の雛(ヒナ)の意〕
将来大人物となることが期待される優秀な少年。
→伏竜(フクリヨウ)鳳雛

ほうすけ

ほうすけ [1] 【呆助】
ばか。あほう。ぽんすけ。「腑抜けの―だ/坊っちゃん(漱石)」

ほうする

ほう・する [3] 【保する】 (動サ変)[文]サ変 ほう・す
〔「ほう」は漢音〕
「ほする(保)」に同じ。「誤謬なきことを―・し難い/北条霞亭(鴎外)」

ほうすん

ほうすん ハウ― [0] 【方寸】
(1)一寸四方。転じて,ごくわずかの範囲。「―の地」
(2)心の中。心中。胸中。「―におさめる」「某(ソレガシ)が―にある所/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

ほうず

ほうず ハウヅ [0] 【方図】
限り。限度。際限。「何処迄堕落してゐるか―が知れない/煤煙(草平)」
→野放図(ノホウズ)

ほうず

ほう・ず ハウ― 【謗ず】 (動サ変)
〔「ぼうず」とも〕
そしる。誹謗(ヒボウ)する。「僧を―・ぜし罪に依て/今昔 3」

ほうず

ほう・ず 【褒ず】 (動サ変)
ほめる。たたえる。「世間に此様な事が稀なほどに別して―・ずるぞ/史記抄 3」

ほうず=がない

――がな・い
きりがない。際限がない。

ほうずる

ほう・ずる [3][0] 【封ずる】 (動サ変)[文]サ変 ほう・ず
(1)領地を与えて,支配者とする。「宗室と言ふを以て王に―・ず/今昔 9」
(2)とじる。ふうじる。「窓の梅の北面は雪―・じて寒し/狂言・岡太夫」

ほうずる

ほう・ずる [0][3] 【奉ずる】 (動サ変)[文]サ変 ほう・ず
(1)うけたまわる。「命(メイ)を―・ずる」
(2)主人としていただく。「国王として―・ずる」
(3)身分の高い人にさしあげる。たてまつる。「主君に書を―・ずる」
(4)つとめる。奉職する。「職を―・ずる」
(5)うやうやしく持つ。ささげ持つ。「軍旗を―・ずる」
(6)仕える。奉仕する。「臣が君に―・ずる道/史記抄 3」

ほうずる

ほう・ずる [0][3] 【崩ずる】 (動サ変)[文]サ変 ほう・ず
高貴な人が死ぬ。日本では,天皇・皇后・皇太后・太皇太后についてのみいう。崩御(ホウギヨ)する。「明治天皇が―・ずる」

ほうずる

ほう・ずる ハウ― [0][3] 【焙ずる】 (動サ変)[文]サ変 はう・ず
火であぶって湿気をとりさる。ほうじる。「茶を―・ずる」

ほうずる

ほう・ずる [3][0] 【報ずる】 (動サ変)[文]サ変 ほう・ず
(1)恩にむくいる。「恩に―・ずる」
(2)知らせる。「戦勝を―・ずる」
(3)うらみをはらす。「必ずこの怨を―・ずべし/今昔 2」

ほうせ

ほうせ ホフ― [1] 【法施】
〔仏〕
(1)三施の一。経を読んだり,教えを説いたりして,仏法を与えること。
(2)神仏に対して,経を読み法文を唱えること。ほっせ。

ほうせい

ほうせい ハフ― [0] 【法制】
(1)法律についての制度。また,法律で定められた制度。
(2)決まった規則やしきたり。「―そなはり,老若のさかひなく/鶉衣」

ほうせい

ほうせい [0] 【縫製・縫成】 (名)スル
縫って洋服などをつくること。「―工場」

ほうせい

ほうせい【縫製】
sewing.→英和
縫製工 a seamstress.→英和

ほうせい

ほうせい ハウ― [0] 【砲声】
大砲を発射したときに起こる音。

ほうせい

ほうせい【砲声】
the sound of guns.

ほうせい

ほうせい ハフ― [0] 【法政】
(1)法律と政治。
(2)国政・民政などに対して,法律を運用する方面の政治。司法行政。

ほうせい

ほうせい【法制】
laws;legislation (立法).〜化する get into the law;→英和
legislate.→英和
‖内閣法制局 the Cabinet Legislation Bureau.

ほうせい

ほうせい ハウ― [0] 【萌生】 (名)スル
草木がもえ出ること。転じて,物事の起こるきざしが現れること。「麦粒よりして,再び枝葉を―するが如く/西国立志編(正直)」「虚無党が魯国に―せしは/鬼啾々(夢柳)」

ほうせい

ほうせい [0] 【豊盛】 (名・形動)[文]ナリ
ゆたかでさかんな・こと(さま)。「その殷富―なること/即興詩人(鴎外)」

ほうせい

ほうせい [0] 【鳳声】
(1)他人を敬ってその伝言や書信をいう語。おことづけ。お手紙。鶴声(カクセイ)。
(2)鳳凰の鳴き声。転じて,天子の声。

ほうせい

ほうせい ハウ― [0] 【方正】 (名・形動)[文]ナリ
きちんとしていて正しいこと。規律正しく行われていること。また,そのさま。「品行―な人」「汝心を―にして/花柳春話(純一郎)」

ほうせいきょく

ほうせいきょく ハフ― [3] 【法制局】
法制に関する職務を補助するための機関。
→議院法制局
→内閣法制局

ほうせいし

ほうせいし ハフ― [3] 【法制史】
法の歴史。また,これを研究する学問。

ほうせいしん

ほうせいしん ハウ― 【包世臣】
(1775-1855) 中国,清末の書家・学者。字(アザナ)は慎伯,号は倦翁。北碑尊重を鼓吹した芸術論「芸舟双楫」のほか,農書「斉民四術」,文集「安呉四種」を著した。

ほうせいしんぎかい

ほうせいしんぎかい ハフ―クワイ [7] 【法制審議会】
法務大臣の諮問に応じて法務に関する基本的事項について調査・審議する法務省の諮問機関。法務大臣の任命する三〇名以内の委員により組織される。

ほうせいだいがく

ほうせいだいがく ハフ― 【法政大学】
私立大学の一。1880年(明治13)東京法学社として創立。東京法学校,和仏法律学校を経て,1903年(明治36)法政大学専門部として設立。20年(大正9)大学令により大学となる。49年(昭和24)新制大学。本部は東京都千代田区。

ほうせいどうきさんじ

ほうせいどうきさんじ ホウセイダウ― 【朋誠堂喜三二】
(1735-1813) 江戸後期の戯作者。本名,平沢常富(ツネマサ)。別号,手柄岡持(テガラノオカモチ)など。秋田佐竹藩士。恋川春町とともに黄表紙の草分け的作者。狂歌・狂詩にも優れる。著「文武二道万石通」「見徳一炊夢(ミルガトクイツスイノユメ)」「桃太郎後日噺」ほか。

ほうせき

ほうせき ホフ― [0] 【法席】
「法座(ホウザ)」に同じ。

ほうせき

ほうせき【宝石】
a jewel.→英和
宝石商 a jeweler.宝石箱 a jewel casket[case].

ほうせき

ほうせき [0] 【宝石】
天然の鉱物で,産出量が少なく,硬質で色が美しく光沢に富み,装飾用として珍重されるもの。ダイヤモンド・ルビー・エメラルド・サファイア・アレキサンドライト・天然真珠など。貴石。
→宝石[表]

ほうせきはた

ほうせきはた [4] 【宝石羽太】
スズキ目の海魚。全長約60センチメートル。体は長楕円形で側扁し,頭部がやや大きい。体色は褐色で黒褐色の小紋が全体にある。釣りの対象魚。美味。南日本からインド洋にかけての岩礁域に広く分布。

ほうせつ

ほうせつ ハウ― [0] 【包摂】 (名)スル
〔論〕
〔subsumption〕
類概念に種概念が包括される関係,あるいは普遍に特殊が従属する関係。例えば,「哺乳類」という概念は「動物」という概念に包摂される。

ほうせつ

ほうせつ ハウ― [0] 【抱接】
雌雄の個体が体を重ね合わせて互いの生殖口を近づけ,雌が卵を産むと同時に雄が精液をかける行為。カエルなどにみられる。
→体外受精

ほうせつかごうぶつ

ほうせつかごうぶつ ハウセツクワガフブツ [6] 【包接化合物】
一つの化合物の結晶の三次元網目構造の中にできるすき間に,他の化合物が入りこんでできる一種の付加化合物。ヒドロキノンとメタノールなど種々のものが知られている。クラスレート化合物。

ほうせん

ほうせん ハフ― [1] 【法線】
〔数〕
〔normal〕
曲線上の一点を通り,この点における接線に垂直な直線。また,曲面上の一点を通り,この点における接平面に垂直な直線。

ほうせん

ほうせん ハウ― [0] 【烹鮮】
民を治めること。国政。
〔老子「治�大国�者,若�烹�小鮮�」による。「鮮」は魚の意。小魚を料理するときのように,こまごまとした煩瑣(ハンサ)なことをせずに国を治めるべきであるということ〕

ほうせん

ほうせん [0] 【奉饌】 (名)スル
神饌・膳部をささげたてまつること。

ほうせん

ほうせん [0] 【奉遷】 (名)スル
神体などをよそへ移すこと。おうつし申すこと。

ほうせん

ほうせん ハウ― [0] 【砲戦】 (名)スル
大砲を撃ちあって戦うこと。「彼我両船の―せし時間は僅に三十分内外/浮城物語(竜渓)」

ほうせん

ほうせん ハウ― [0] 【邦船】
日本の船。わが国の船。

ほうせんか

ほうせんか【鳳仙花】
《植》a balsam.→英和

ほうせんか

ほうせんか [3] 【鳳仙花】
ツリフネソウ科の一年草。東南アジア原産。庭や花壇に植える。茎は軟らかく,高さ約50センチメートル。葉は広披針形。晩夏から仲秋にかけ,葉腋に紅・白・淡紅色などの花をつける。果実は紡錘形で,熟すと裂けて種子を飛ばす。古くは花で爪を染めた。爪紅(ツマベニ)((ツマクレナイ))。染指草(センシソウ)。[季]秋。
鳳仙花[図]

ほうせんきん

ほうせんきん ハウセン― [0][3] 【放線菌】
カビ様の微生物で,糸状の菌糸が放射状に伸びる細菌。土壌中,その他自然界に広く分布する。病原性を示すものもあるが,抗生物質(ストレプトマイシンなど)を産出するストレプトマイセス属のように有用なものがある。放射菌。

ほうせんきんしょう

ほうせんきんしょう ハウセン―シヤウ [5] 【放線菌症】
嫌気性の放線菌によって起こる疾患。頸部・肺・腸などに硬結を生じ,やがてそれが軟化して瘻孔(ロウコウ)を作り,特有な菌塊を含む膿汁を排出する。農業従事者に多くみられる。アクチノミコーゼ。

ほうせんし

ほうせんし [3] 【奉遷使】
伊勢神宮の遷宮の際,朝廷から遣わされて神座奉遷のことをつかさどる勅使。遷宮使。

ほうせんじかご

ほうせんじかご [5] 【宝泉寺駕籠】
駕籠の一種。富豪や小身の大名などが使用したもの。民間では最上級の駕籠。
宝泉寺駕籠[図]

ほうせんちゅう

ほうせんちゅう ハウセン― [3][0] 【方尖柱】
⇒オベリスク

ほうぜん

ほうぜん [0] 【宝前】
神仏の前。

ほうぜん

ほうぜん [0] 【封禅】
〔「封」は土を盛り壇を造って天を祀(マツ)ること。「禅」は地をならして山川を祭ること〕
中国古代に泰山で天子が行なった祭祀。

ほうぜんじ

ほうぜんじ ホフゼン― 【法善寺】
大阪市中央区難波(ナンバ)にある浄土宗の寺。別名,千日寺。付近は飲食店街。

ほうそ

ほうそ【硼素】
《化》boron.→英和

ほうそ

ほうそ [1] 【崩殂】 (名)スル
天子が死ぬこと。崩御。「―ありて,新帝の即位/舞姫(鴎外)」

ほうそ

ほうそ ハウ― 【彭祖】
中国古代伝説上の長寿者。帝顓頊(センギヨク)の玄孫。常に桂芝を食し,導引の術をよくし,夏(カ)を経て殷(イン)末には七百余歳に達したという。

ほうそ

ほうそ ハウ― [1] 【硼素】
〔boron〕〔「硼」は boron の頭音の当て字〕
ホウ素族元素の一。元素記号 B 原子番号五。原子量一〇・八一。ホウ酸・ホウ砂などとして産出する。黒灰色の金属光沢をもつ固体で代表的な半金属。ダイヤモンドに次いで硬い。ホウ酸・ホウ砂などの化合物はガラス材料など用途が広い。
〔自然科学では「ホウ素」と書く〕

ほうそ

ほうそ ハウソ [1] 【柞】
「ははそ」の転。[重訂本草綱目啓蒙]

ほうそ

ほうそ [1] 【宝祚】
天子の位。皇位。「もつぱら―の長久を祈り/太平記 17」

ほうそう

ほうそう【疱瘡】
[天然痘]smallpox.→英和
⇒種痘.

ほうそう

ほうそう ハウサウ [0] 【砲創・砲瘡】
火砲によって受けた傷。

ほうそう

ほうそう ハウサウ [1] 【疱瘡】
(1)天然痘の俗称。また,種痘やそのあとについてもいう。
(2)梅毒の別名。

ほうそう

ほうそう ハフサウ [0] 【法曹】
法律関係の仕事に従事する人。特に,裁判官・検察官・弁護士など法律の実務に携わる人。

ほうそう

ほうそう ハウサウ [0] 【包装】 (名)スル
(1)荷づくりをすること。
(2)うわづつみをかけること。また,うわづつみ。

ほうそう

ほうそう ハウ― [0] 【放送】 (名)スル
〔broadcasting〕
多数の人に同時に聴取されることを目的として,電波によって音声または音声と映像を受信装置に送ること。一定区域内の人々に対して有線で行われるものについてもいう。「テレビ―」「現地から―する」
〔大正中頃に作られた語〕

ほうそう

ほうそう [0] 【蜂巣】
はちのす。蜂窩(ホウカ)。蜂房。

ほうそう

ほうそう [0] 【奉送】 (名)スル
身分の高い人を見送ること。

ほうそう

ほうそう ハウサウ [0] 【方相】
「方相氏(ホウソウシ)」に同じ。

ほうそう

ほうそう [0] 【蓬窓】
ヨモギにつつまれた窓。転じて,粗末な家。

ほうそう

ほうそう【放送】
a <television,radio> broadcast;→英和
broadcasting.〜する broadcast;send <news> on the air;→英和
<米> air;speak over the radio.→英和
‖放送界 <in> broadcasting circles.放送局 a broadcasting[television]station.放送劇 a radio[television]drama.放送大学 the university of the air; <英> the Open University.放送網 a radio[television]network.海外放送 foreign broadcast;overseas (radio) service (外国向けの).第一放送 (broadcast on) the first program.

ほうそう

ほうそう ハウサウ [0] 【芳草】
萌(モ)え出たばかりの,香るばかりの若草。春の草。[季]春。

ほうそう

ほうそう【包装】
packing.→英和
〜する pack;→英和
wrap (up).→英和
‖包装紙 packing[wrapping,brown]paper.

ほうそうえ

ほうそうえ ハウサウヱ [3] 【疱瘡絵】
疱瘡よけのまじないに鍾馗(シヨウキ)を描いた赤摺りの錦絵。のちには,鎮西八郎為朝・桃太郎なども描いた。

ほうそうえいせい

ほうそうえいせい ハウ―ヱイ― [5] 【放送衛星】
〔broadcast satellite〕
放送目的のための人工衛星。テレビ放送などの電波を,地上中継局を使わずに直接家庭で受信できるように,増幅・中継・送信する静止衛星。BS 。

ほうそうかい

ほうそうかい ハフサウ― [3] 【法曹界】
弁護士・裁判官・検察官など法律に関係ある人の社会。

ほうそうかい

ほうそうかい【法曹界】
judicial circles.

ほうそうがみ

ほうそうがみ ハウサウ― [3] 【疱瘡神】
〔「疱瘡の神」とも〕
(1)疱瘡をつかさどるという神。この神に祈ると疱瘡をまぬがれ,また軽くしてもらえると信じられた。
(2)疱瘡をもたらすと信じられた疫神。

ほうそうきしゃ

ほうそうきしゃ ハウ― [5][6] 【放送記者】
ラジオ・テレビ放送のためのニュースを担当する記者。

ほうそうきょういくかいはつセンター

ほうそうきょういくかいはつセンター ハウ―ケウイク― 【放送教育開発―】
放送を用いた大学教育の研究・開発およびそれに対する協力などを目的に,1978年(昭和53)に設立された文部省所轄の研究機関。大学共同利用機関の一。千葉市美浜区に所在。

ほうそうきょく

ほうそうきょく ハウ― [3] 【放送局】
放送を行うことを目的として設けられた施設。特に,ラジオ・テレビの番組を定時継続的に送信する施設。

ほうそうげ

ほうそうげ ホウサウ― [3] 【宝相華】
装飾文様の一。仏教的意匠で,蓮華・パルメット・ザクロ・牡丹などを組み合わせた空想上の花文。唐代に盛行。日本では奈良時代に盛んに使用され,正倉院宝物の文様に多く残る。
宝相華[図]

ほうそうげき

ほうそうげき ハウ― [3] 【放送劇】
ラジオで放送する劇。ラジオ-ドラマ。

ほうそうし

ほうそうし ハウサウ― [3] 【包装紙】
商品を包む紙。

ほうそうし

ほうそうし ハウサウ― [3] 【方相氏】
昔,宮中の追儺(ツイナ)の儀式のとき,黄金の四目の仮面をかぶり,玄衣に朱の裳をつけ,矛と盾を持って悪鬼を追い払った役。また,天皇・親王・太政大臣の葬送のときに棺(ヒツギ)を載せた車の先導をもした。方相。

ほうそうしきえん

ほうそうしきえん [6] 【蜂巣織炎】
⇒蜂窩織炎(ホウカシキエン)

ほうそうじぎょうしゃ

ほうそうじぎょうしゃ ハウ―ジゲフ― [6] 【放送事業者】
電波法により放送局の免許を受けた者及び放送法により認定を受けた者。日本放送協会・放送学園大学・一般放送事業者(民間放送)がある。

ほうそうじゅしんりょう

ほうそうじゅしんりょう ハウ―レウ [6] 【放送受信料】
放送法により,日本放送協会の放送を受信することのできる受信設備を有する者は,日本放送協会と受信契約を結ばなくてはならず,この契約に基づいて日本放送協会が徴収する料金。

ほうそうだいがく

ほうそうだいがく ハウ― [5] 【放送大学】
(1)テレビ・ラジオなどを利用して教育を行う生涯教育の機関。イギリスでは,オープン-ユニバーシティ(公開大学)と呼ばれ,1971年開校。
(2)特殊法人放送大学学園の通称。1981年(昭和56)に設立,85年開校。放送による受講,スクーリングなどで必要な単位を取得し,四年以上在学することによって学士号が与えられる。本部は千葉市美浜区。

ほうそうほう

ほうそうほう ハウ―ハフ 【放送法】
放送を公共の福祉に適合するように規律し,その健全な発達を図るための法律。1950年(昭和25)制定。特殊法人としての日本放送協会の設立,その経営や放送番組の編集,民間放送局の放送番組の編集などについて規定する。
→電波法

ほうそうもう

ほうそうもう ハウ―マウ [3] 【放送網】
⇒ネットワーク

ほうそく

ほうそく ハフ― [0] 【法則】
(1)守らねばならないきまり。おきて。
(2)一定の条件のもとで,必ず成立する事物相互の関係。また,それを言い表した言葉や記号。自然法則・化学法則・物理法則・社会法則・経済法則などがある。

ほうそく

ほうそく ハウ― [0] 【方則】
のり。規則。法則。

ほうそく

ほうそく【法則】
a law;→英和
a rule.→英和

ほうそくかがく

ほうそくかがく ハフ―クワ― [5] 【法則科学】
〔(ドイツ) Gesetzwissenschaft〕
現象を支配する法則の探求を目的とする科学。自然科学によって代表され,歴史学などの個別的事実の記述を目的とする学問と対比される。

ほうぞう

ほうぞう [0] 【宝蔵】
(1)宝物を入れておく蔵。
(2)〔仏〕
 (ア)寺院で,経典を入れておく建物。経蔵。
 (イ)衆生(シユジヨウ)を苦から救う仏の法。

ほうぞう

ほうぞう ハウザウ [0] 【包蔵】 (名)スル
内部に持っていること。中につつみしまっていること。「胸中一事を―するに堪へざるものに似て/即興詩人(鴎外)」

ほうぞう

ほうぞう ホフザウ [0] 【法蔵】
仏の説いた教え。また,教えを記した経典。

ほうぞう

ほうぞう ホフザウ 【法蔵】
(1)阿弥陀如来がまだ仏になっておらず,世自在王仏のもとで修行していたときの名。法蔵比丘(ビク)。法蔵菩薩。
(2)(643-712) 中国,唐代の僧。華厳宗第三祖で華厳教学の大成者。賢首大師・香象大師ともいう。長安に生まれ,中年で出家し智儼(チゴン)に師事した。華厳経(八〇巻)などの仏典翻訳などにも参加。著「華厳五教章」「華厳経探玄記」など。

ほうぞう

ほうぞう
〔女房詞。五臓を温かに保つ意の「保臓」とも,雑煮を煮る意の「烹雑(ボウゾウ)」ともいう〕
雑煮餅。

ほうぞういんりゅう

ほうぞういんりゅう ホウザウヰンリウ 【宝蔵院流】
槍術の一派。祖は奈良興福寺の宝蔵院の住僧覚禅房胤栄(1521-1607)。十文字鍵槍のほかに鎌槍を用いたので,鎌宝蔵院流とも称した。後世に分派が多い。

ほうぞうすいりょく

ほうぞうすいりょく ハウザウ― [5] 【包蔵水力】
ある水系が持つ,発電用水として利用することができる水力エネルギーの量。

ほうぞうびく

ほうぞうびく ホフザウ― 【法蔵比丘】
「法蔵{(1)}」に同じ。

ほうたい

ほうたい ハウ― [0] 【包帯・繃帯】
傷口や腫れ物などを保護するために巻く,ガーゼ・木綿などの布。

ほうたい

ほうたい [0] 【奉体】 (名)スル
上からの意を受けて心にとどめること。また,それを実行すること。

ほうたい

ほうたい [0] 【奉戴】 (名)スル
(1)つつしんでいただくこと。いただき奉ること。「勅旨を―する」
(2)君主としていただくこと。つつしんで仕えること。

ほうたい

ほうたい ホフ― [0] 【法体】
⇒ほったい(法体)

ほうたい

ほうたい【包帯】
a dressing;→英和
a bandage.→英和
〜する dress[bandage] <a wound> .→英和

ほうたい

ほうたい ハウ― [0] 【砲隊】
砲兵の隊。

ほうたいきょう

ほうたいきょう ハウ―キヤウ [0] 【砲隊鏡】
角型(ツノガタ)の鏡筒を持つ大型の双眼鏡。弾着や敵状の観測などに用いる。海軍の観測鏡もこの類。砲台鏡。蟹眼鏡(カニメガネ)。

ほうたいこう

ほうたいこう 【豊太閤】
豊臣秀吉の敬称。

ほうたく

ほうたく ハウ― [0] 【芳躅】
〔「躅」は足跡の意〕
よい行跡。古人の行跡や事跡を敬っていう語。ほうちょく。

ほうたく

ほうたく [0] 【宝鐸】
⇒ほうちゃく(宝鐸)

ほうたく

ほうたく [0] 【豊沢】 (名・形動)[文]ナリ
豊かなうるおい。また,豊かにうるおっているさま。「―な沃野」

ほうたん

ほうたん 【鳳潭】
(1654-1738) 江戸中期の華厳宗の僧。鉄眼道光に禅を学ぶ。華厳宗中興の祖と呼ばれる。著「華厳五教章匡真鈔」など。

ほうたん

ほうたん ハウ― [3][0] 【放胆】 (名・形動)[文]ナリ
あれこれと迷わずに思い切りよく大胆に事をなす・こと(さま)。「―な男」「―に振る舞う」
[派生] ――さ(名)

ほうたんぶん

ほうたんぶん ハウ― [3] 【放胆文】
漢文の文体の一。修辞・文法にこだわらず,思うところを自由に大胆に述べるもの。文章の修練のため初めに学ぶべきものとされる。
⇔小心文

ほうだい

ほうだい [0] 【封内】
⇒ほうない(封内)

ほうだい

−ほうだい【言いたい放題のことを言う】
say what one likes.したい〜のことをする do as one pleases[likes];have one's own way.

ほうだい

ほうだい ハウ― [0] 【砲台】
大砲を据え付け,そこから砲弾を発射するための堅固な構築物。

ほうだい

ほうだい【砲台】
a battery.→英和

ほうだい

ほうだい ハウ― [0] 【邦題】
外国作品に日本でつけた題名。

ほうだい

ほうだい ハウ― [1] 【放題・傍題】 (名・形動)[文]ナリ
(1)常軌を逸していること。途方もないこと。また,そのさま。「行僻とは,―不思議の事がありて,え申さぬやうな事があるぞ/史記抄 14」
(2)振る舞いの下品なこと。礼儀の正しくないこと。また,そのさま。「―至極ナ者/日葡」

ほうだい

ほうだい ハウ― 【放題】 (接尾)
形容動詞の語幹,動詞の連用形や助動詞「たい」などに付いて,形容動詞的に用いる。ある動作を意志のままに行うこと,また,ある作用の進行するに任せてそのままにしておくことなどの意を表す。「何でも食べ―だ」「家を荒れ―にする」「したい―なことをする」「勝手―にしておく」

ほうだて

ほうだて ハウ― [4] 【方立】
〔「方立」は当て字か〕
(1)円柱や柱のない壁などに建具を取り付けるために立てる縦長の角材。柱寄(ハシラヨセ)。方立柱。ほおだて。
(2)牛車の前後の入り口の左右にある柱。
(3)箙(エビラ)の下方の箱の部分。頬立。
(4)高欄の端に突き出ている反り木。
方立(1)[図]

ほうだていた

ほうだていた ハウ― [5] 【方立板】
(1)方立{(1)}に用いた板。
(2)箪笥や書棚などの側面の板。帆立(ホダテ)板。

ほうだてばしら

ほうだてばしら ハウ― [5] 【方立柱】
「方立{(1)}」に同じ。

ほうだん

ほうだん【放談】
⇒放言.

ほうだん

ほうだん ハウ― [0] 【砲弾】
砲身から発射する弾丸。榴弾・徹甲弾・照明弾などがある。大砲のたま。

ほうだん

ほうだん ホフ― [0] 【法談】
仏法の教義や信仰のあり方を説いた話。説法。

ほうだん

ほうだん ハウ― [0] 【放談】 (名)スル
言いたいことを自由に語ること。また,その談話。「時事―」

ほうだん

ほうだん【砲弾】
a shell;→英和
a cannonball.→英和

ほうち

ほうち ハフ― [1] 【法治】
国家の定めた法律によって政治を行うこと。

ほうち

ほうち【法治国】
a constitutional state.法治主義 constitutionalism.→英和

ほうち

ほうち【報知】
information;→英和
news.→英和
〜する tell;→英和
inform <a person of> .→英和
‖火災報知機 a fire alarm.

ほうち

ほうち [1] 【鳳池】
(1)禁中の池の美称。
(2)〔中国で禁中の池のそばにあったところから〕
中書省の異名。
(3)琴(キン)の部分の名。裏面にある二つの穴のうち,下の穴。鳳沼(ホウシヨウ)。

ほうち

ほうち [0][1] 【報知】 (名)スル
知らせること。「火災―器」「此儀を―するなり/経国美談(竜渓)」

ほうち

ほうち【放置する】
leave[let] <a thing> alone;neglect.→英和

ほうち

ほうち ハウ― [1][0] 【放置】 (名)スル
ほうったままにしておくこと。また,置きっぱなしにしておくこと。「駅前に―された自転車」

ほうち

ほうち [1] 【封地】
諸侯が封ぜられた土地。封土。

ほうちく

ほうちく ハウ― [0] 【放逐】 (名)スル
追いはらうこと。「国外に―する」

ほうちく

ほうちく ハウ― [0] 【方竹】
植物シホウチクの漢名。

ほうちく

ほうちく【放逐する】
expel;→英和
banish.→英和

ほうちこっか

ほうちこっか ハフ―コク― [4] 【法治国家】
法により国家権力が行使される国家。国民の意志によって制定された法に基づいて国政の一切が行われ,国民の基本的人権の保障を原則とする。法治国。

ほうちしゅぎ

ほうちしゅぎ ハフ― [4] 【法治主義】
(1)法に従って権力を行使するという政治原理。絶対主義における王の全能的支配を否定して成立した。法の支配。
(2)人の本性を悪とし,徳治主義に反対して,厳格な法によって人民を統治する主義。中国の法家(ホウカ)やホッブズなどの立場。

ほうちしんぶん

ほうちしんぶん 【報知新聞】
1894年(明治27)「郵便報知新聞」を改題して発刊した日刊新聞。1942年(昭和17)読売新聞に合併。46年復刊。現在はスポーツ・芸能・文化専門紙。

ほうちつじょ

ほうちつじょ ハフ― [3] 【法秩序】
国・社会を規律するさまざまな法規が構成する統一的なまとまり,また,その統一的なまとまりに示される国・社会の秩序のあり方。

ほうちゃく

ほうちゃく [0] 【宝鐸】
(1)堂や塔の四隅の軒につるす大形の鈴。風鐸。ほうたく。
(2)銅鐸(ドウタク)の美称。

ほうちゃく

ほうちゃく [0] 【逢着】 (名)スル
出あうこと。でくわすこと。「難関に―する」「屡々此の問題に―した/彷徨(潤一郎)」

ほうちゃくそう

ほうちゃくそう [0] 【宝鐸草】
ユリ科の多年草。山中の林内に群生。茎は高さ約50センチメートル。葉は狭長楕円形。春,枝先に長さ約3センチメートルの筒状の白花を一,二個垂れ下げる。

ほうちゅう

ほうちゅう ハウ― [0] 【庖厨】
台所。くりや。「米穀菜蔬を輸(オク)つて―を賑した/渋江抽斎(鴎外)」

ほうちゅうしょう

ほうちゅうしょう ハウチユウシヤウ [0] 【包虫症】
⇒エキノコッカス症(シヨウ)

ほうちょう

ほうちょう ハウチヤウ [0] 【包丁・庖丁】
(1)料理に使う刃物。庖丁刀。「刺身―」「―を入れる」「―さばき」
(2)料理人。料理役。
(3)料理すること。料理。「折ふし御坊は,見事なる鯉を―して御座ある/咄本・昨日は今日」
(4)料理のうでまえ。包丁さばき。「皆人,別当入道の―を見ばやと思へども/徒然 231」
包丁(1)[図]

ほうちょう

ほうちょう [0] 【鳳鳥】
鳳凰(ホウオウ)。

ほうちょう

ほうちょう ハウテウ [0] 【放鳥】 (名)スル
(1)繁殖を目的として,鳥の雛を人工的に育ててから放すこと。
(2)繁殖・分布・生態などの調査のため,捕らえた野鳥に目印をつけて放すこと。
(3)放生会(ホウジヨウエ)や葬儀のとき,功徳のために捕らえておいた鳥を放してやること。はなちどり。

ほうちょう

ほうちょう【包丁】
a kitchen knife.

ほうちょうがたな

ほうちょうがたな ハウチヤウ― [5] 【庖丁刀】
「庖丁{(1)}」に同じ。

ほうちょうし

ほうちょうし ハウチヤウ― [3] 【庖丁師】
「庖丁人」に同じ。

ほうちょうじゃ

ほうちょうじゃ ハウチヤウ― 【庖丁者】
「庖丁人」に同じ。「さうなき―なり/徒然 231」

ほうちょうどう

ほうちょうどう ハウチヤウダウ [3] 【庖丁道】
料理に関する諸作法。四条流・大草流などの流儀がある。

ほうちょうにん

ほうちょうにん ハウチヤウ― [0] 【庖丁人】
料理を巧みに作る人。庖丁師。料理人。

ほうちょく

ほうちょく [0] 【奉勅】 (名)スル
勅命を承ること。奉詔。

ほうちょくせんそう

ほうちょくせんそう 【奉直戦争】
1920年代の中国の軍閥戦争。日本が後押しした奉天派軍閥張作霖とイギリスの支持した呉佩孚(ゴハイフ)・馮玉祥(フウギヨクシヨウ)ら直隷派軍閥との間で,1922,24年の二度にわたって戦われた。

ほうづえ

ほうづえ ハウヅヱ [3] 【方杖】
建築で,垂直材と水平材が交わる角に補強のために入れる短い斜材。頬杖。

ほうてい

ほうてい【法定の】
legal.→英和
‖法定伝染病 a legal infectious disease.

ほうてい

ほうてい [0] 【奉呈】 (名)スル
つつしんでさしあげること。

ほうてい

ほうてい [0] 【鵬程】
〔一飛びすれば九万里を行くという鵬(オオトリ)の飛び渡る道程の意から〕
遠い道程。「―万里」

ほうてい

ほうてい [0] 【捧呈】 (名)スル
手でささげもってさしあげること。「天皇に国書を―する」

ほうてい

ほうてい ハフ― [0] 【法定】
法律で定めること。

ほうてい

ほうてい ホフ― [0] 【法弟】
仏教における弟子。

ほうてい

ほうてい ハウ― [0] 【方程】
中国の数学書「九章算術」の内容の一。連立一次方程式を加減法で解くことを取り扱う。

ほうてい

ほうてい ハフ― [0] 【法廷】
裁判所が審理・裁判を行う所。また,そこで審理・裁判を行う機構。

ほうてい

ほうてい【法廷】
a (law) court.〜で争う go to law <with[against]a person> .〜に持ち出す bring <a matter> into court.‖法廷侮辱(罪) contempt of court.

ほうていかじつ

ほうていかじつ ハフ―クワ― [5] 【法定果実】
物の使用の対価として受け取る金銭その他の物。賃料・利息など。
⇔天然果実

ほうていかへい

ほうていかへい ハフ―クワ― [5] 【法定貨幣】
⇒法貨(ホウカ)

ほうていきかん

ほうていきかん ハフ― [5][6] 【法定期間】
(1)法によって定められている期間。
(2)訴訟法上の期間のうち,その長さが法律によって定められているもの。

ほうていけい

ほうていけい ハフ― [3] 【法定刑】
刑罰法規に規定されている刑。
→処断刑
→宣告刑

ほうていけいさつ

ほうていけいさつ ハフ― [5] 【法廷警察】
法廷の秩序維持のために裁判所が強制力を行使する作用。裁判長または開廷した裁判官が行う。

ほうていけつぞく

ほうていけつぞく ハフ― [6][5] 【法定血族】
実際の血のつながりはないが,法律上血族として扱われる人々。養子と養親およびその血族との間の関係がこれに当たる。
⇔自然血族

ほうていしき

ほうていしき【方程式】
an equation.→英和
〜を立てる set up an equation.→英和

ほうていしき

ほうていしき ハウ― [3] 【方程式】
〔equation〕
未知数を含む等式で,その未知数に特定な数値を入れたときだけ成り立つもの。その未知数を方程式の根(解)といい,根をすべて求めることを方程式を解くという。

ほうていしょうこしゅぎ

ほうていしょうこしゅぎ ハフ― [8] 【法定証拠主義】
訴訟において,裁判官が証拠により事実認定を行う際に,法律が裁判官の判断に制限を加える主義。
⇔自由心証主義

ほうていじゅんびきん

ほうていじゅんびきん ハフ― [0] 【法定準備金】
法律により会社に積み立てを強制している,資本欠損の填補にあてるための準備金。法定積立金。
⇔任意準備金
→資本準備金
→利益準備金

ほうていじゅんびりつ

ほうていじゅんびりつ ハフ― [7] 【法定準備率】
支払準備制度において,市中金融機関が法令に基づいて一定の保有が要求されている準備率。
→所望(シヨモウ)準備

ほうていせいさん

ほうていせいさん ハフ― [5] 【法定清算】
法人の清算において,清算人により法定の手続に従って行われる清算方法。株式会社・有限会社・公益法人などでは法定清算が強制される。
⇔任意清算

ほうていせんきょひよう

ほうていせんきょひよう ハフ― [8] 【法定選挙費用】
選挙の公正を図るため,公職選挙法に基づき定められた選挙運動のための最高限度額。

ほうていそうぞくしゅぎ

ほうていそうぞくしゅぎ ハフ―サウゾク― [9] 【法定相続主義】
相続人となる者は法律で定められ,被相続人が自由にこれを選定することはできないとする立法上の立場・考え方。
⇔自由相続主義

ほうていそうぞくぶん

ほうていそうぞくぶん ハフ―サウゾク― [8] 【法定相続分】
民法の規定により定められている相続分。被相続人が遺言により相続分を指定しない場合または第三者に相続分を定めることを委託しない場合に適用される。
→指定相続分

ほうていたいようねんすう

ほうていたいようねんすう ハフ― [9] 【法定耐用年数】
税法上の償却年数により定められる耐用年数。
→耐用年数

ほうていだいりにん

ほうていだいりにん ハフ― [0] 【法定代理人】
本人の意思によるのではなく,法律の規定に基づいて任命される代理人。未成年者の親権者・後見人など。
⇔任意代理人
→代理(2)

ほうていちつじょいじほう

ほうていちつじょいじほう ハフ―チツジヨヰヂハフ 【法廷秩序維持法】
裁判所が命じた措置に従わない者や職務を妨げた者などに,簡易かつ即時の手続きで制裁を科すことを規定する法律。

ほうていちほう

ほうていちほう ハフ―ハフ [5] 【法廷地法】
事件が問題とされ,その訴訟が開始された裁判所の所在地の法律。国際私法上の問題を処理する際の準拠法となる。訴訟地の法律。訴訟地法。内国法。

ほうていつみたてきん

ほうていつみたてきん ハフ― [0] 【法定積立金】
⇒法定準備金(ホウテイジユンビキン)

ほうていでんせんびょう

ほうていでんせんびょう ハフ―ビヤウ [0] 【法定伝染病】
伝染病予防法に特定されている伝染病。伝染力が強く死亡率が高いため,届け出・隔離治療・消毒などが義務づけられている。コレラ・赤痢・腸チフス・パラチフス・痘瘡・発疹チフス・猩紅熱・ジフテリア・流行性脳脊髄膜炎・ペスト・日本脳炎をいう。

ほうていとうそう

ほうていとうそう ハフ―サウ [5] 【法廷闘争】
法廷を舞台として自己の主張や行為の正当性,権力や使用者の不当性などを大衆に訴える闘争。公判闘争。

ほうていとくひょうすう

ほうていとくひょうすう ハフ―トクヘウ― [7][9] 【法定得票数】
公職選挙法上,当選に必要な最低限度の得票数。これに達しない候補者は定員内に入っても当選人となれない。

ほうていはん

ほうていはん ハフ― [3] 【法定犯】
行為そのものの善悪によるのではなく,法規に定められたことにより初めて違法とされる犯罪。
⇔自然犯
→行政犯

ほうていぶじょく

ほうていぶじょく ハフ― [0] 【法廷侮辱】
審判の妨害,裁判所の命令に対する不服従,司法作用の妨害など,裁判所の権威を害する行為。

ほうていへいか

ほうていへいか ハフ― [5] 【法定平価】
⇒金平価(キンヘイカ)

ほうていりそく

ほうていりそく ハフ― [5] 【法定利息】
法律の規定に基づいて発生する利息。
⇔約定(ヤクジヨウ)利息

ほうていりりつ

ほうていりりつ ハフ― [5] 【法定利率】
法律により定められた利率。民法上は年五分,商法上は年六分。利率の約定がないときに適用される。
⇔約定(ヤクジヨウ)利率

ほうてき

ほうてき ハウ― [0] 【放擲・抛擲】 (名)スル
ほうってしまうこと。うちすてること。「地位も名誉も―して隠棲する」

ほうてき

ほうてき [0] 【鋒鏑】
〔「鋒」はほこさき,「鏑」はやじり〕
武器。兵器。

ほうてき

ほうてき ハフ― [0] 【法的】 (形動)
法律に関わるさま。法律の立場から物事を判断するさま。法律的。「―な根拠」「―な措置」「―に規制する」

ほうてき

ほうてき【法的】
legal.→英和

ほうてき

ほうてき【放擲する】
give up;abandon.→英和

ほうてき

ほうてき ホフ― [0] 【法敵】
仏法に害をなすもの。仏法の敵。

ほうてつがく

ほうてつがく ハフ― [4][3] 【法哲学】
法を対象とし,その本質や理念,また根拠や価値などを哲学的な方法や態度により原理的・根本的に研究する学問。法理学。法律哲学。

ほうてん

ほうてん [0] 【宝典】
(1)貴重な書物。
(2)きわめて便利な書物。「家庭医学―」

ほうてん

ほうてん [0] 【法典】
□一□〔歴史的仮名遣い「はふてん」〕
(1)おきて。きまり。
(2)同系列の法規を組織だてて編んだ成文法規集。刑法典・民法典の類。
□二□〔歴史的仮名遣い「ほふてん」〕
〔仏〕 正法を説いた経典。

ほうてん

ほうてん [0] 【奉奠】 (名)スル
つつしんで供えること。「玉串を―する」

ほうてん

ほうてん【宝典】
a handbook <of,to> ;→英和
a treasury.→英和

ほうてん

ほうてん【法典】
a code.→英和

ほうてん

ほうてん 【奉天】
中国,遼寧(リヨウネイ)省の瀋陽(シンヨウ)の旧称。

ほうてんじけん

ほうてんじけん 【奉天事件】
⇒張作霖(チヨウサクリン)爆殺事件(バクサツジケン)

ほうてんのかいせん

ほうてんのかいせん 【奉天の会戦】
1905年(明治38)3月,奉天付近で行われた日露戦争中最大最後の陸戦。日本軍が辛勝した。

ほうてんは

ほうてんは 【奉天派】
中国,民国時代の軍閥の一。張作霖・張学良父子を首領とし,奉天を中心に東北(満州)に地盤を築いた。

ほうてんろんそう

ほうてんろんそう [5] 【法典論争】
法典の編纂・制定・施行の可否についての論争。代表的なものに,一九世紀初めのドイツ一般民法典編纂の可否をめぐる論争と,明治期の日本での民法典・商法典の施行をめぐるものがある。
→民法典論争

ほうでん

ほうでん【放電】
electric discharge.→英和
〜する discharge.‖放電管 a discharge tube.

ほうでん

ほうでん [0] 【宝殿】
(1)宝物を入れておく建物。宝物殿。
(2)神のやしろ。神殿。
(3)立派な宮殿。

ほうでん

ほうでん ハウ― [0] 【放電】 (名)スル
(1)帯電体が電気を失う現象。
(2)電池から電流が流れ出ること。
⇔充電
(3)絶縁物をはさむ二つの電極間に高電圧をかけた時,電流が流れる現象。真空放電など。

ほうでんかん

ほうでんかん ハウ―クワン [0] 【放電管】
不活性ガスあるいは水銀蒸気を封入した電子管。電流制御・照明など種々の目的に用いられ,定電圧放電管・サイラトロン・タンガー管・ネオン管・蛍光灯・水銀灯など種類が多い。

ほうでんでんりゅう

ほうでんでんりゅう ハウ―リウ [5] 【放電電流】
放電が起こった時に流れる電流。

ほうでんとう

ほうでんとう ハウ― [0] 【放電灯】
気体中の放電に伴う発光を利用した光源。アーク灯・グロー放電灯・蛍光放電灯などに大別される。

ほうと

ほうと ハウ― [1] 【方斗】
十文字に交差した肘木(ヒジキ)を受ける,平面が正方形の斗(マス)。

ほうと

ほうと [1] 【鵬図】
大きなもくろみ。大事業。壮図。

ほうと

ほうと ハウ― [1] 【方途】
手段。方法。てだて。「―を見いだす」

ほうと

ほうと [1] (副)
(1)ため息をつくさま。「―大きな息をついて肩を落とした」
(2)物を勢いよく投げたり,突いたりするさま。ぽんと。とんと。「轅(ナガエ)―うちおろすを/枕草子 25」

ほうとう

ほうとう ハウタウ [0] 【放蕩】 (名)スル
ほしいままに振る舞うこと。酒や女におぼれて身持ちがおさまらないこと。「―息子」「さんざん―したあげく借金までこしらえる」

ほうとう

ほうとう ハウ― [0] 【方頭】
方形の頭部。「―の大刀(タチ)」

ほうとう

ほうとう [0] 【蓬頭】
(ヨモギのように)ひどく乱れた頭髪。

ほうとう

ほうとう【宝刀】
a treasured sword.伝家の〜を抜く play one's best[trump]card.

ほうとう

ほうとう【砲塔】
a turret.→英和

ほうとう

ほうとう [0] 【宝刀】
宝物として大切にしている刀剣。貴重な刀。「伝家の―」

ほうとう

ほうとう【放蕩】
dissipation.〜な dissipated;→英和
dissolute.→英和
〜する live a dissipated life;be dissolute.→英和
⇒道楽.

ほうとう

ほうとう [0] 【奉灯】 (名)スル
神前・仏前に灯明(トウミヨウ)を供えること。また,その灯火。献灯。

ほうとう

ほうとう [0] 【奉悼】
つつしんで死をいたむこと。「―文」

ほうとう

ほうとう ハウタフ [0] 【方塔】
方形の塔。

ほうとう

ほうとう [0] 【奉答】 (名)スル
つつしんで答えること。

ほうとう

ほうとう ハウタフ [0] 【砲塔】
〔turret〕
軍艦・戦車・要塞などで,砲手や砲台などを守るための鋼鉄の囲い。目標を捉えて旋回する。

ほうとう

ほうとう [0] 【朋党】
中国で官僚が結んだ政治上の党派。しばしば党派間の党争を起こした。後漢末の党錮の禁や,宋の新法党・旧法党の争いが有名。

ほうとう

ほうとう ホフ― [0] 【法灯】
(1)釈迦の教えを闇を照らす灯火にたとえていう語。のりのともしび。
(2)仏前の灯火。灯明(トウミヨウ)。
(3)高徳の僧。一宗を代表するような高僧。「能書・学匠・弁説人にすぐれて宗の―なれば/徒然 60」

ほうとう

ほうとう ハウトウ 【包頭】
中国,内モンゴル自治区西部にある都市。黄河中流の北岸に位置し,水陸交通の要衝。古くから皮革・羊毛の交易が盛ん。付近で鉄を産し,鉄鋼業が発達。パオトウ。

ほうとう

ほうとう ハウタウ [0] 【餺飥】
〔「はくたく」の転〕
小麦粉を水で練って紐(ヒモ)状または団子状に切ったもの。味噌仕立ての汁物として煮こみ,カボチャなどの野菜を具に加えたものが,山梨県の郷土料理として有名。ほうちょう。はっとう。

ほうとう

ほうとう [0] 【報答】 (名)スル
(1)こたえること。返事。返答。
(2)恩や恨みなどを返すこと。返報。「ふみ出されたるを,あしと思て,それが―せんと思にや/宇治拾遺 4」

ほうとう

ほうとう [0] 【宝塔】
(1)珍宝で飾り立てた塔。
(2)塔の美称。
(3)多宝塔のこと。

ほうとう

ほうとう ホフ― [0] 【法統】
仏法の伝統。「―を継ぐ」

ほうとう

ほうとう [0] 【宝灯】
神前・仏前の灯火。みあかし。

ほうとうおきのたたかい

ほうとうおきのたたかい ホウタウオキ―タタカヒ 【豊島沖の戦い】
1894年(明治27)7月25日,朝鮮半島西岸の豊島沖で,宣戦布告直前の日清両国艦隊が遭遇して起きた砲戦。日本が勝ったが,付近を清兵を乗せて航行中の英国船籍の輸送船を撃沈したため,日英関係が一時緊張した。

ほうとうこうめん

ほうとうこうめん [0] 【蓬頭垢面】
乱れた髪とあか染みた顔。身だしなみに無頓着なこと。蓬頭垢衣。

ほうとうじ

ほうとうじ ホウタフ― 【宝塔寺】
京都市伏見区深草宝塔寺山町にある日蓮宗の寺。山号,深草山。嘉祥年間(848-851)藤原基経の創建。極楽寺と称し真言宗に属した。のち日像が日蓮宗へ改宗。1590年日銀が中興し,現寺号に改称。

ほうとうせんばん

ほうとうせんばん ハウタフ― [5] 【砲塔旋盤】
⇒タレット旋盤(センバン)

ほうとうは

ほうとうは ホフ― 【法灯派】
和歌山県由良の興国寺開祖,円明覚心(諡号,法灯)にはじまる臨済宗の一派。由良門徒。はっとうは。

ほうとく

ほうとく ハウ― [0] 【芳牘】
〔「牘」は手紙の意〕
相手を敬ってその手紙をいう語。芳書。芳翰(ホウカン)。

ほうとく

ほうとく [0] 【報徳】
受けた恩徳にむくいること。報恩。

ほうとく

ほうとく 【宝徳】
年号(1449.7.28-1452.7.25)。文安の後,享徳の前。後花園天皇の代。

ほうとくかい

ほうとくかい ハウトククワイ 【彭徳懐】
(1898-1974) 中国の軍人。紅軍を率いて抗日戦争に活躍,朝鮮戦争では人民義勇軍の総司令。毛沢東の大躍進政策に反対し,59年失脚。死後の1978年名誉回復。ポン=トーホアイ。

ほうとくき

ほうとくき 【報徳記】
二宮尊徳の伝記。八巻。富田高慶著。1856年成立。数ある尊徳伝の中でも信頼性に富み価値が高い。

ほうとくきょう

ほうとくきょう [0] 【報徳教】
道徳と経済との調和実行を説いた二宮尊徳の教え。

ほうとくしほう

ほうとくしほう [5] 【報徳仕法】
二宮尊徳の創始・唱道した生活様式で,分度推譲,勤倹貯蓄などによって,農村の困窮を救い,農民に安全な生活を営ませることがめざされた。

ほうとくしゃ

ほうとくしゃ 【報徳社】
1843年,二宮尊徳の指導のもと小田原に設立された農民扶助のための相互融資機関。尊徳の死後も門弟により各地に相次いで設立され,独立自営農民を主体とする結社として明治維新以降も発展,1924年(大正13)大日本報徳社の結成に至った。

ほうど

ほうど [1] 【報土】
報身仏の住する世界。阿弥陀仏の極楽浄土もその一。

ほうど

ほうど ハウ― [1] 【邦土】
一国の領土。国土。

ほうど

ほうど ハウ― [1] 【匏土】
〔「匏」はひさご〕
中国の古楽器。八音(ハチオン)のうち匏で作った楽器と土で作った楽器。
→八音

ほうど

ほうど (副)
程度がはなはだしいさま。特に,困りきったさま。ほとほと。「―迷惑致す所でおりやる/狂言・惣八(虎寛本)」

ほうど

ほうど [1] 【封土】
(1)「ふうど(封土)」に同じ。
(2)奉仕義務の代償として主君から臣下に与えられた土地。封地。

ほうどう

ほうどう【報道】
news;→英和
a report.→英和
〜する report;inform <a person of> .→英和
‖報道員 a reporter.報道機関 the press.報道写真 a news photo.

ほうどう

ほうどう ハウ― [0] 【砲銅】
「砲金(ホウキン)」に同じ。

ほうどう

ほうどう [0] 【報道】 (名)スル
(1)新聞・ラジオ・テレビなどで広く一般に知らせること。また,その知らせ。ニュース。「新聞―」
(2)告げ知らせること。また,その知らせ。報知。「猶も委しく聞き繕ひ―せんと其儘其処に佇立し耳を欹(ソバダテ)て聞くに/八十日間世界一周(忠之助)」

ほうどう

ほうどう ハウ― [0] 【方等】
〔仏〕
〔梵 vaipulya「広大」の意〕
大乗の教え,あるいは大乗経典のこと。方広。

ほうどう

ほうどう ホフ― [0] 【法堂】
経典を講ずる堂。
〔禅宗の「はっとう(法堂)」とは別物〕

ほうどう

ほうどう ホフ― [0] 【法幢】
〔仏〕
(1)仏法の旗じるし。また,仏法のこと。「車五万二千両に皆―幡蓋(バンガイ)を懸けたり/今昔 3」
(2)禅宗で,説法のあることを示すためにたてるのぼり。

ほうどう

ほうどう ハウ― [0] 【萌動】 (名)スル
草木が芽ぶくこと。物事の起こる兆候があらわれること。「草木―し/日本風景論(重昂)」「一旦刺衝の機―するに及んで/明六雑誌 2」

ほうどう

ほうどう [0] 【宝幢】
宝珠で飾った幢(ハタ)。

ほうどうかん

ほうどうかん [3] 【報道官】
アメリカで,大統領行政府に属して,大統領の公式スポークスマンを務める職。

ほうどうきかん

ほうどうきかん [6][5] 【報道機関】
新聞・ラジオ・テレビなど,社会のできごとを広く知らせることを目的とする施設・組織体。

ほうどうきょうてい

ほうどうきょうてい [5] 【報道協定】
報道機関が,ある事件を取材・報道するに当たり,それが社会秩序に悪影響を与えるおそれのある場合,また個人の人権を侵したり生命に危険を及ぼすと判断される場合に,取材方法や報道範囲に自主的な制限を加えること。また,その協定。

ほうどうきょうてん

ほうどうきょうてん ハウ―キヤウ― [5] 【方等経典】
大乗経典のこと。

ほうどうしゃしん

ほうどうしゃしん [5] 【報道写真】
新聞やテレビを通じて報道することを目的とし,事件・事故を取材した写真。

ほうどうじん

ほうどうじん [3] 【報道陣】
あるできごとを報道するために現場におもむいた記者・カメラマンなど。

ほうどうのじゆう

ほうどうのじゆう 【報道の自由】
報道機関が事実を国民に伝達することにかかわる自由。報道は国民の知る権利に奉仕するものであり,その自由は表現の自由に含まれ,憲法により保障される。

ほうどうはいだて

ほうどうはいだて [5] 【宝幢佩楯】
佩楯の一。最下段に小札(コザネ)の板を数段下げたもの。宝幢のように見えるところからの名。

ほうどく

ほうどく [0] 【捧読】 (名)スル
手にうやうやしくささげ持って読みあげること。「勅語を下し賜はり,…予の如きも之れを―するを得る/肉弾(忠温)」

ほうどく

ほうどく [0] 【奉読】 (名)スル
つつしんで読むこと。「宣戦の大詔を―して/肉弾(忠温)」

ほうない

ほうない [1] 【封内】
領土のうち。領内。ほうだい。

ほうないくみあい

ほうないくみあい ハフナイクミアヒ [5] 【法内組合】
⇒インサイダー組合

ほうなだれ

ほうなだれ ハウ― [3] 【泡雪崩】
表層雪崩の一種。爆風を伴う。黒部峡谷での呼称。あわ。

ほうなん

ほうなん ホフ― [0] 【法難】
教団や仏教徒に対する迫害や攻撃。

ほうに

ほうに ホフ― [1] 【法爾】
〔仏〕
(1)諸物がその性質のとおりにあること。ありのままの姿にあること。自然(ジネン)。法然(ホウネン)。
(2)浄土真宗で,阿弥陀仏のはからいのままにあること。自然(ジネン)と組み合わせて,あるがままの姿が阿弥陀仏の救済の中にあると解する。

ほうにち

ほうにち【訪日】
a visit to Japan.

ほうにち

ほうにち ハウ― [0] 【訪日】 (名)スル
外国人が日本を訪れること。

ほうにゅう

ほうにゅう [0] 【豊乳】
「豊胸」に同じ。

ほうにょう

ほうにょう【放尿】
urination.〜する pass water.

ほうにょう

ほうにょう ハウネウ [0] 【放尿】 (名)スル
小便をすること。

ほうにょう

ほうにょう [0] 【豊饒】
〔「にょう」は呉音〕
「ほうじょう(豊饒)」に同じ。

ほうにん

ほうにん【放任】
noninterference.〜する leave <a person to himself,a person to do as he likes> ;→英和
let <a person,a thing> alone.‖放任主義 a let-alone policy.

ほうにん

ほうにん ハウ― [0] 【放任】 (名)スル
干渉せずにほうっておくこと。成り行きにまかせておくこと。「子供を―する」

ほうにんしゅぎ

ほうにんしゅぎ ハウ― [5] 【放任主義】
(1)各自の自由にまかせて干渉しない主義。
(2)教育や道徳などの面で,個人の自由を規制したり干渉したりしない立場。

ほうねつ

ほうねつ【放熱】
radiation.→英和
放熱器 a radiator.→英和

ほうねつ

ほうねつ ハウ― [0] 【放熱】 (名)スル
まわりに熱を放散すること。特に,機械などに発生した熱を放散させること。

ほうねつき

ほうねつき ハウ― [4][3] 【放熱器】
機械などの熱を発散させる部分の総称。暖房機・エンジンなどで広くいう。ラジエーター。

ほうねん

ほうねん ホフネン 【法然】
(1133-1212) 浄土宗の開祖。諱(イミナ)は源空。諡(オクリナ)は円光大師・明照大師。黒谷上人・吉水(ヨシミズ)上人とも称される。美作(ミマサカ)の人。比叡山で源光・皇円,次いで黒谷別所の叡空に師事。のち善導の「観無量寿経疏」や源信の「往生要集」に啓発され,1175年専修念仏の教えを唱えて浄土宗を開いた。京都東山の吉水に庵を結んで布教に努め,主に武士・農民の帰依を得た。旧仏教からの激しい圧迫を受け,1207年専修念仏は停止され四国に流されたが,のち許されて帰洛。著「選択本願念仏集」など。

ほうねん

ほうねん ホフ― [1] 【法然】
「法爾(ホウニ){(1)}」に同じ。

ほうねん

ほうねん ハウ― [0] 【放念】 (名)スル
気にかけないこと。心配しないこと。放心。「どうぞ御―下さい」「無憂―の郷(サト)/うづまき(敏)」

ほうねん

ほうねん ハウ― [0] 【芳年】
若い時の年月。青春。

ほうねん

ほうねん【豊年】
a year of plenty.⇒豊作.

ほうねん

ほうねん [0] 【豊年】
農作物のみのりの多い年。特に稲作についていう。[季]秋。
⇔凶年
「―満作」

ほうねん

ほうねん ハウ― [0] 【芳念】
相手を敬ってその考えや志をいう語。芳慮。

ほうねんあたま

ほうねんあたま ホフネン― [5] 【法然頭】
〔法然上人の頭の形に似ていることから〕
頂がへこんだ頭。

ほうねんいん

ほうねんいん ホフネンヰン 【法然院】
京都市左京区鹿ヶ谷にある単立宗教法人の寺。もと浄土宗。山号,善気山。法然が弟子とともに六時礼讃を修した旧跡。1680年知恩院三八世の心阿万無が中興。

ほうねんえび

ほうねんえび [3] 【豊年海老】
無甲目に属する淡水産甲殻類。体長約2センチメートル。一見エビに似る。約二〇の体節に分かれ,全身半透明で無色または淡緑色。初夏に発生。水田に大発生する年は豊作になるといわれる。関東以西と中国,朝鮮に分布。豊年魚。豊年虫。
豊年海老[図]

ほうねんおどり

ほうねんおどり [5] 【豊年踊り】
豊年を祝う踊り。また,豊年を祈願する踊り。

ほうねんき

ほうねんき ホフネン― [3] 【法然忌】
法然上人の忌日に行う法会。御忌(ギヨキ)。[季]春。

ほうねんしょうにんえでん

ほうねんしょうにんえでん ホフネンシヤウニンヱデン 【法然上人絵伝】
法然上人の行状を中心に描いた絵巻物。1237年撰述の「伝法絵流通」が最も古く,弘願本,増上寺本,覚如撰の「拾遺古徳伝」などを経て,徳治年間(1306-1308)頃「法然上人行状絵図」四八巻(知恩院蔵)として集大成された。法然伝のほか,浄土宗確立の過程,法然の教説など内容は多岐に及ぶ。

ほうのう

ほうのう【奉納する】
dedicate <a thing to> .→英和

ほうのう

ほうのう [0] 【奉納】 (名)スル
神仏を楽しませ鎮めるために,供物を供えたり,その前で芸能・競技などを演じたりすること。「神楽を―する」

ほうのうか

ほうのうか [3] 【奉納歌】
神仏に奉納するために詠じた和歌。奉納和歌。

ほうのうじあい

ほうのうじあい [5] 【奉納試合】
神仏に奉納するためや武芸の上達を祈願して境内で行われる武術の試合。

ほうのうずもう

ほうのうずもう [5] 【奉納相撲】
神仏に奉納するために境内で行われる相撲。

ほうのせいしん

ほうのせいしん ハフ― 【法の精神】
〔原題 (フランス) De l'esprit des lois〕
政治思想書。モンテスキュー著。1748年刊。ロックの権力分離論を継承し,権力の恣意性・強圧から個人の政治的自由をまもるために,三権分立を唱えた。また,実定法と社会形成要因との間に見出だされる相関関係の総体を分析し,社会学的研究の先駆となる。

ほうはい

ほうはい [0] 【奉拝】 (名)スル
慎んで拝むこと。

ほうはい

ほうはい ハウ― [0] 【胞胚】
多細胞動物の初期発生の一時期に見られる胚。割球は無脊椎動物では一層に,脊椎動物では多層に排列し,中に胞胚腔という腔所をつくる。

ほうはい

ほうはい ハウ― [0] 【澎湃・彭湃】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)水が激しく逆巻くさま。「―たる怒濤が崩れ落ちて/飇風(潤一郎)」
(2)物事が勢いよく起こるさま。「新風が―として起こる」

ほうはいぶし

ほうはいぶし 【ホーハイ節】
〔「ホーハイ」は囃子詞(ハヤシコトバ)〕
青森県の民謡で,西津軽郡森田村の盆踊り唄。裏声を使うところはアイヌの唄に似ており,日本民謡中異色のもの。ほうはえ節。

ほうはく

ほうはく ハウ― [0] 【磅礴・旁礴・旁魄】
〔「ぼうはく」とも〕
■一■ (名)スル
(1)まじりあってひとつになること。「一切の感情は馳せて宗教に之いたり,而して其の―する所,遂に発して自然の文芸となれるものは/囚はれたる文芸(抱月)」
(2)広がり満ちあふれること。広がりふさがること。「内攻して胸中に―鬱積する/浮雲(四迷)」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
広がり満ちあふれるさま。「此気魄は這裏(シヤリ)に―として蟠(ワダカ)まり/趣味の遺伝(漱石)」

ほうはく

ほうはく ハウ― [0] 【方伯】
古代中国で,諸侯のうち強大なもの。周代では地方の諸侯をとりまとめて天子に仕えた。

ほうはく

ほうはく ハフ― [0] 【法博】
「法学博士」の略。

ほうはくしん

ほうはくしん ハウ― [4][3] 【方伯神】
陰陽道(オンヨウドウ)で,方位をつかさどる神。この神のいる方角を不吉として忌む。

ほうはつ

ほうはつ [0] 【蓬髪】
長く伸びてくしゃくしゃに乱れた髪。蓬頭。

ほうはつ

ほうはつ ハウ― [0] 【迸発】 (名)スル
ほとばしり出ること。迸出。「大花崗岩帯を破りて―し,立山火山脈を聳立す/日本風景論(重昂)」

ほうはつ

ほうはつ ハウ― [0] 【萌発】
草木の芽が出はじめること。また,一般に物事がきざし始めること。「廃滅せしものをして,再び―長養せしめ/自由之理(正直)」

ほうはん

ほうはん ハウ― [0] 【訪販】
「訪問販売」の略。

ほうはん

ほうはん [0] 【剖判】 (名)スル
(1)(天地が)二つに分かれること。「清濁―して最霊権与たり/三教指帰」
(2)はっきりと区別すること。区別がつくこと。「混沌として黒眼と白眼が―しない位/吾輩は猫である(漱石)」

ほうはん

ほうはん ホフ― [0] 【法飯】
(1)「芳飯(ホウハン)」に同じ。
(2)精進料理として僧侶の食べた飯。

ほうはん

ほうはん ハウ― [0] 【芳飯・苞飯】
会席料理の一。器に盛った飯の上に,種々の煮物をのせて汁をかけたもの。これに,すまし汁を添えて出す。法飯。

ほうばい

ほうばい [0] ハウ― 【傍輩】 ・ ホウ― 【朋輩】
〔「朋」は当て字〕
同じ会社に勤めたり,同じ主人に仕えたり,同じ先生についたりしている仲間。同僚。同輩。

ほうばいづきあい

ほうばいづきあい [5] 【朋輩付き合い】
仲間どうしの付き合い。

ほうばつ

ほうばつ ハウ― [0] 【放伐】
中国の易姓革命観による革命の一方式。徳を失った悪虐な君主を徳のある者が武力で討伐・追放して,新王朝を建てること。
→禅譲

ほうばん

ほうばん ハウ― [0] 【邦盤】
(1)日本で製作されたレコード。
(2)日本音楽・歌謡曲のレコード。
⇔洋盤

ほうひ

ほうひ ハウ― [1] 【包皮】
(1)表面を包む皮。
(2)陰茎の亀頭部をおおう皮膚。

ほうひ

ほうひ ハウ― [1] 【包被】 (名)スル
(1)包みおおうこと。また,包み。「文芸は…知識の足がかりとなり爪がかりとなるべき一切のものを―し/囚はれたる文芸(抱月)」
(2)包膜(ホウマク)。

ほうひ

ほうひ【包皮】
《解》the foreskin.→英和

ほうひ

ほうひ ハウ― [1][0] 【放屁】 (名)スル
屁をひること。

ほうひ

ほうひ ハウ― [1] 【芳菲】
草花のかんばしいにおい。また,草が青々と茂り,花がかぐわしく咲くこと。

ほうひつ

ほうひつ [0] 【蓬蓽】
〔「蓬戸蓽門」の略。ヨモギを編んで作った戸と,イバラで作った門の意〕
みすぼらしい家。また,自分の住居をへりくだっていう語。蓬屋。

ほうひでたろう

ほうひでたろう 【鳳秀太郎】
(1872-1931) 電気技術者。大阪生まれ。東大卒。与謝野晶子の兄。多相誘導発電機・電気回路理論を研究。「鳳-テブナンの定理」で知られる。

ほうひほんせん

ほうひほんせん 【豊肥本線】
JR 九州の鉄道線。熊本と大分間,148キロメートル。白川と大野川の流域を結び,阿蘇カルデラの阿蘇谷を通る。

ほうび

ほうび [1] 【鳳尾】
鳳凰(ホウオウ)の尾。

ほうび

ほうび【褒美】
a reward;→英和
a prize.→英和
〜をやる give a prize;reward <a person with money> .

ほうび

ほうび [0] 【褒美】
(1)ほめて与える品物や金銭。褒賞。「ご―をあげる」
(2)ほめたたえること。「見物の上下,一同に―せしなり/風姿花伝」

ほうびき

ほうびき [0] 【宝引き】
正月の遊びとして行われた福引きの一種。多くの縄の中から,橙(ダイダイ)の実が先端についている縄を引き当てた者に賞品を与えた。また,直接縄の端に金や物を結びつけた。のち金銭を出す賭博も現れたが禁止された。[季]新年。《―のかはる趣向もなかりけり/虚子》
宝引き[図]

ほうびきぜに

ほうびきぜに [5] 【宝引き銭】
宝引きに賭ける銭。

ほうびきなわ

ほうびきなわ [4] 【宝引き縄】
宝引きに使用した縄。

ほうびしょう

ほうびしょう [3] 【鳳尾蕉】
ソテツの異名。

ほうびちく

ほうびちく [3] 【鳳尾竹】
ホウオウチクの異名。

ほうびょう

ほうびょう [0] 【宝瓶】
〔仏〕
(1)花瓶(ケビヨウ)・水瓶(スイビヨウ)などの美称。
(2)真言宗で灌頂(カンジヨウ)の水を入れる器。

ほうふ

ほうふ【豊富な】
rich <in> ;→英和
abundant <in> .経験が〜である be rich in experience.

ほうふ

ほうふ ハウフ 【防府】
山口県南部,周防灘に面する市。向島などを市域に含む。周防国府の地。近世,山陽道の宿駅。塩田跡地や干拓地に,自動車・繊維工業が立地。

ほうふ

ほうふ ハウ― [0] 【抱負】
心の中にいだき持っている計画や決意。「新大臣の―を聞く」「将来の―を語る」

ほうふ

ほうふ ハウ― [1] 【包布】
掛け布団を包む布。掛け布団カバー。

ほうふ

ほうふ [0][1] 【豊富】 (名・形動)[文]ナリ
豊かであること。富んでいること。また,そのさま。「物資は―にある」「―な知識」
[派生] ――さ(名)

ほうふ

ほうふ【抱負】
(an) ambition;→英和
(an) aspiration.→英和
〜をいだく have an ambition <to do> .

ほうふく

ほうふく [0] 【報復】 (名)スル
(1)仕返しをすること。「―行為」「ひどい仕打ちに―する」
(2)国際関係で,他国の不当な行為に対し,仕返しとして同様の行為を行うこと。「―措置」

ほうふく

ほうふく [0] ハウ― 【抱腹】 ・ ホウ― 【捧腹】 (名・形動)スル[文]ナリ
〔「捧」はかかえる意。「抱腹」は後世生じた用字〕
腹をかかえて大笑いする・こと(さま)。「随分―な珍事が多いよ/当世書生気質(逍遥)」「哀れの深い物語,或は―するやうな物語が…/武蔵野(独歩)」

ほうふく

ほうふく【報復】
retaliation;revenge.→英和
〜する retaliate <on a person> ;→英和
revenge oneself <on a person for> .〜の retaliatory.

ほうふく

ほうふく [0] 【法服】
□一□〔歴史的仮名遣い「はふふく」〕
もと裁判の時,判事・検事・弁護士・書記が法廷で着た制服。現在,裁判官については制服が定められているが,検察官・弁護士の着用は自由である。
□二□〔歴史的仮名遣い「ほふふく」。「ほうぶく」とも〕
「法衣(ホウエ)」に同じ。

ほうふく

ほうふく【法服】
a gown;→英和
a robe.→英和

ほうふくかんぜい

ほうふくかんぜい [5] 【報復関税】
相手国が自国の輸出品に対して不当に高い関税をかけた場合,その報復として相手国からの輸入品に対して同じように高い関税をかけること。
→差別関税

ほうふくぜっとう

ほうふくぜっとう【抱腹絶倒する】
be convulsed with laughter.〜の sidesplitting.→英和

ほうふくぜっとう

ほうふくぜっとう ハウ―タウ [0] 【抱腹絶倒】 (名)スル
腹をかかえてひっくり返るほど大笑いすること。

ほうふつ

ほうふつ【彷彿する】
resemble (似る);→英和
remind one <of a thing> (思い出させる).

ほうふつ

ほうふつ ハウ― [0] 【髣髴・彷彿】 (ト|タル)スル[文]形動タリ
(1)よく似ている・こと(さま)。「恰も飛鳥の空を翔るに―たり/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)ありありと思い出すこと。はっきりと脳裏に浮かぶこと。また,そのさま。「亡父を―(と)させる」「昔日の思い出が―としてよみがえる」
(3)姿・形がぼんやりと見える・こと(さま)。「陰火が,―として生垣を越えて/真景累ヶ淵(円朝)」

ほうふん

ほうふん ハウ― [0] 【方墳】
古墳の形の一。平面図が方形あるいは長方形で,上が平らなもの。
→古墳

ほうふん

ほうふん ハウ― [0] 【芳芬】
かぐわしい香り。よいにおい。「―鼻を撲ちて/金色夜叉(紅葉)」

ほうぶ

ほうぶ ハウ― [0] 【邦舞】
日本舞踊。
⇔洋舞

ほうぶつうんどう

ほうぶつうんどう ハウブツ― [5] 【放物運動・抛物運動】
重力の作用の下で投げ出した物体の行う運動。特に,空中に斜めに投げ上げた物体の行う運動。この場合,空気の抵抗がなければ,物体は放物線を描く。

ほうぶつしゅう

ほうぶつしゅう 【宝物集】
仏教説話集。一巻・二巻・三巻・七巻の諸本がある。平康頼編。1179年頃成立か。僧侶と人々の対話形式による法話を収める。諸本間の異同がはなはだしい。康頼宝物集。

ほうぶつせん

ほうぶつせん ハウブツ― [0] 【放物線・抛物線】
〔parabola〕
二次曲線の一。平面上で,一つの定点 F(�,0)と一つの直線 � からの距離が等しい点の軌跡。この場合 F を焦点,� を準線という。標準形の方程式は �²=4��
→円錐曲線
放物線[図]

ほうぶつせん

ほうぶつせん【放物線】
《数》a parabola.→英和

ほうぶつめん

ほうぶつめん ハウブツ― [4] 【放物面・抛物面】
二次曲面の一。標準形の方程式は �²/�²+�²/�²=2�(楕円放物面)または �²/�²−�²/�²=2�(双曲放物面)。
放物面[図]

ほうぶつめんきょう

ほうぶつめんきょう ハウブツ―キヤウ [5] 【放物面鏡】
反射面が回転放物面になっている凹面鏡。球面収差がなく,軸に平行に入射した光線は焦点に集まる。反射望遠鏡の対物鏡や,探照灯・自動車のヘッドライトの反射鏡などに用いる。

ほうぶる

ほうぶ・る ハウブル 【葬る】 (動ラ四)
「ほうむる(葬)」に同じ。[色葉字類抄]

ほうぶん

ほうぶん ハフ― [0] 【法文】
(1)法令の文章。
(2)大学の法学部と文学部をあわせた略称。

ほうぶん

ほうぶん【法文】
(the text of) the law.→英和
〜化する put into the law.‖法文学部 the faculty[department]of law and literature.

ほうぶん

ほうぶん ハウ― [0] 【邦文】
日本の文字・文章。和文。
⇔欧文

ほうぶんタイプライター

ほうぶんタイプライター ハウ― [8] 【邦文―】
日本語の文を打つためのタイプライター。漢字・仮名・数字などのキーがある。

ほうへい

ほうへい [0] 【奉幣】 (名)スル
神前に幣帛(ヘイハク)を捧げること。

ほうへい

ほうへい ハウ― [1] 【砲兵】
旧陸軍の兵種の一。火砲で敵を砲撃するのを任務とする。野砲兵・山砲兵・重砲兵などがあった。自衛隊の特科に当たる。

ほうへい

ほうへい ハフ― [0] 【法幣】
中国国民政府の法定紙幣。1933年の廃両改元に続き,35年法幣を発行して金融の安定を図った。48年まで通用。

ほうへい

ほうへい【砲兵】
an artilleryman;→英和
artillery (総称・砲兵隊).→英和

ほうへいきゅう

ほうへいきゅう [3] 【宝瓶宮】
黄道十二宮の第一一宮。水瓶(ミズガメ)座に相当していたが,今は歳差のためにずれている。

ほうへいこうしょう

ほうへいこうしょう ハウ―シヤウ [5] 【砲兵工廠】
陸軍造兵廠の旧称。陸軍の兵器・弾薬・器具・材料などを製造・修理した所。

ほうへいし

ほうへいし [3] 【奉幣使】
勅命によって,奉幣のために山陵・神宮・神社に出向いた使者。

ほうへん

ほうへん ハウ― [0] 【方偏】
⇒かたへん(方偏)

ほうへん

ほうへん [0] 【褒貶】 (名)スル
ほめることとけなすこと。ことのよしあしを論ずること。「毀誉(キヨ)―」

ほうべい

ほうべい ハウ― [0] 【訪米】 (名)スル
アメリカを訪れること。

ほうべん

ほうべん【方便】
an expedient;→英和
a means.→英和
うそも〜だ The end justifies the means.

ほうべん

ほうべん ハウ― [1] 【方便】
■一■ (名)
〔(2)が原義〕
(1)ある目的を達するため便宜的に用いられる手段。てだて。「うそも―」
(2)〔仏〕
〔梵 upāya〕

 (ア)仏が衆生(シユジヨウ)を教化・救済するために用いるさまざまな方法。
 (イ)真実の教えに至る前段階として教化される側の,宗教的能力に応じて説かれた教え。
■二■ (形動)
都合のよいさま。「ほんに��御―な物でございます/滑稽本・浮世風呂 3」

ほうべんぶくろ

ほうべんぶくろ ハウ― [5] 【方便嚢】
種々のものを入れておく袋。鼻紙袋。

ほうべんりき

ほうべんりき ハウ― [3] 【方便力】
仏が衆生(シユジヨウ)を導く方便の力。

ほうほう

ほうほう ハウハウ [0] 【方袍】
〔方形の袍の意〕
袈裟(ケサ)の称。

ほうほう

ほうほう [0] 【蓬蓬】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)風が強く吹くさま。「朔風―として満州より吹き当り/日本風景論(重昂)」
(2)草木の葉などが勢いよく茂っているさま。また,髪やひげがのびて乱れているさま。「櫛の痕なき頭髪の―たるに/即興詩人(鴎外)」
(3)煙や雲がさかんに立ちのぼるさま。「白い煙が,―と立つてゐるのを/日本北アルプス縦断記(烏水)」

ほうほう

ほうほう【方法】
a way <of doing,to do> ;→英和
a method;→英和
how to <do> .この〜で in this way.‖方法論 methodology.

ほうほう

ほうほう ハウハフ [0] 【方法】
ある目的を達するためのやり方。しかた。手段。

ほうほう

ほうほう ハウハウ [0] 【彭彭】 (形動タリ)
多いさま。また,はなはださかんなさま。「まことや神徳の―たるは,参詣の人どよみにあらはれ/滑稽本・膝栗毛 8」

ほうほう

ほうほう ハフハフ [0] 【這う這う】 (副)
(1)はうように歩くさま。やっとのことで歩くさま。「太刀を抜き,杖に突き,―参り,縁へ上らんとしけれども/義経記 4」
(2)散々な目にあってかろうじて逃げだすさま。「希有にしてたすかりたるさまにて,―家に入りにけり/徒然 89」
(3)あわてふためいて物事をするさま。「それより大白衣にて―仁和寺へ参り/平治(中・古活字本)」

ほうほう=の体(テイ)

――の体(テイ)
散々な目にあったり,ひどく恐縮したりして,今にも這い出さんばかりにやっとのことで逃げ出すさま。「―で逃げ帰る」

ほうほうじょせつ

ほうほうじょせつ ハウハフジヨセツ 【方法序説】
〔原題 (フランス) Discours de la méthode〕
哲学書。デカルト著。1637年刊。懐疑を通じて疑う余地のない真理に到達するまでの思想形成過程を,自伝的に述べたもの。併せてスコラ哲学と断絶した新しい形而上学・自然哲学の粗描に及ぶ。

ほうほうぜん

ほうほうぜん [5] 【蓬蓬然】 (ト|タル)[文]形動タリ
風の吹き起こるさま。「暁の天(ソラ)より,―として下し来る風は/天うつ浪(露伴)」

ほうほうてき

ほうほうてき ハウハフ― [0] 【方法的】 (形動)
方法に関するさま。「―なあやまり」

ほうほうてきかいぎ

ほうほうてきかいぎ ハウハフ―クワイギ [7] 【方法的懐疑】
〔哲〕 デカルトが哲学革新の出発点としたやり方。確実なものに到達するための手段として用いられる懐疑。疑う理由が少しでもある原理を否定してゆき,最後に「コギト-エルゴ-スム」の第一原理に到達しようとした。

ほうほうのてい

ほうほうのてい【這々の態(てい)で逃げる】
run away with the tail between the legs.

ほうほうろん

ほうほうろん ハウハフ― [3] 【方法論】
〔哲〕
〔methodology〕
学問研究の方法に関する理論的反省。狭義には科学の方法(分析・総合,帰納・演繹)への論理的・認識論的反省を指す。科学方法論。

ほうほく

ほうほく 【豊北】
山口県北西端,豊浦(トヨウラ)郡の町。日本海に面し,海士ヶ瀬戸を隔てて角島がある。土井ヶ浜遺跡から二百体以上の弥生人骨を出土。

ほうほけきょ

ほうほけきょ [4] (副)
ウグイスの鳴き声を表す語。

ほうほんはんし

ほうほんはんし [5] 【報本反始】
〔「礼記(郊特牲)」より。本に報い始にかえる意から〕
祖先の恩に報いること。儒教的理念の一。

ほうぼう

ほうぼう ハウ― [0][3] 【魴鮄・竹麦魚】
カサゴ目の海魚。全長約40センチメートル。頭は大きく角張り,尾に向かって細くなる。微細な円鱗におおわれ,体色は紫褐色で赤色斑がある。胸びれは大きく,緑色の地に青色斑があり美しい。胸びれの下部が歩脚状になり,海底をさぐって餌(エサ)をとる。うきぶくろを使って鳴く。食用にして美味。日本各地の沿岸の砂泥底に分布。近縁種のカナガシラは鱗(ウロコ)が大きく,胸びれに斑紋がないことで区別できる。
魴鮄[図]

ほうぼう

ほうぼう【魴鮄】
《魚》a gurnard.→英和

ほうぼう

ほうぼう ハウボフ [0] 【謗法】
(1)仏の教えをそしり,真理をおろそかにすること。仏教で,最も重い罪とされた。
(2)転じて,無理なこと。道理の通らないこと。「―とは知りながら,頼し事の恥かしや/浄瑠璃・八百屋お七」

ほうぼう

ほうぼう ハウバウ [1] 【方方】
■一■ (名)
いろいろな方角・場所。あちこち。副詞的にも用いる。「―の会社に申し込む」「―にちらばる」「―さがしまわる」
■二■ (名)スル
あちこちに奉公すること。また,あちこちをうろつくこと。「おのれが年まで―して,一文字引く事も読む事もならぬとは/浄瑠璃・碁盤太平記」

ほうぼう

ほうぼう [0] 【鋒鋩】
(1)刃物のきっさき。ほこさき。
(2)相手を批判・攻撃する鋭い言辞・気性のたとえ。鋭鋒。

ほうぼう

ほうぼう【方々(に)】
everywhere;→英和
all around.〜から in all directions.

ほうぼく

ほうぼく ハウ― [0] 【芳墨】
(1)かおりのよい墨。
(2)他人を敬ってその手紙をいう語。「―拝見セシメ候/日葡」

ほうぼく

ほうぼく ハウ― [0] 【放牧】 (名)スル
家畜,特に牛・馬・羊などを放し飼いにすること。「牧場に馬を―する」

ほうぼく

ほうぼく【放牧】
pasturage.→英和
〜する pasture;→英和
graze.→英和

ほうぼくし

ほうぼくし ハウボクシ 【抱朴子】
(1)中国,晋代の道家,葛洪(カツコウ)の号。
(2)葛洪の著書。八巻。内編二〇,外編五二。317年頃成立。内編は道家思想に基づく不老長生術の理論と実践を主に述べ,外編は儒家思想による国家社会の構成,日常道徳,文明の進歩などを論じる。

ほうま

ほうま ハフ― [1] 【法馬】
はかりの分銅(フンドウ)。ほうば。

ほうまい

ほうまい [0] 【俸米】
俸禄として与えられる米。扶持米(フチマイ)。

ほうまく

ほうまく ハウ― [1][0] 【包膜】
シダ植物の胞子嚢(ノウ)をおおう薄い膜。包被。

ほうまつ

ほうまつ ハウ― [0] 【泡沫】
(1)あわ。あぶく。
(2)あわのようにはかない,または取るに足りないもののたとえ。「―候補」「―会社」

ほうまつ

ほうまつ【泡沫】
a bubble;→英和
foam.→英和

ほうまつむげん

ほうまつむげん ハウ― [0] 【泡沫夢幻】
水の泡と夢とまぼろし。はかないことのたとえ。

ほうまん

ほうまん ハウ― [0] 【飽満】 (名)スル
飽きるほど食べて腹一杯になること。また,十分に満ち足りること。飽食。「その肉体は細胞の一つ一つまで素早く春を嗅ぎつけ,吸収し,―するやうに見えた/或る女(武郎)」

ほうまん

ほうまん【放漫な】
loose;→英和
careless.→英和

ほうまん

ほうまん [0] 【豊満】 (名・形動)[文]ナリ
(1)物が豊かで十分にある・こと(さま)。「―な色彩」
(2)(女性の)体の肉付きのよい・こと(さま)。「―な胸」「―な肉体」
[派生] ――さ(名)

ほうまん

ほうまん ハウ― [0] 【放漫】 (名・形動)[文]ナリ
気ままでだらしないこと。細かく気をくばらずいい加減に事を行うこと。また,そのさま。「―経営」「―な生活」
[派生] ――さ(名)

ほうまん

ほうまん【豊満な】
plump;→英和
full-bosomed.

ほうまんだら

ほうまんだら ホフ― [3] 【法曼荼羅】
四種曼荼羅の一。仏や菩薩を表象する梵字(種子(シユジ))や真言によって描いた曼荼羅。種子曼荼羅。

ほうみ

ほうみ ホフ― [1] 【法味】
(1)仏法の功徳を食物の美味にたとえていう語。仏法の妙味。
(2)読経などの法要。

ほうみ

ほうみ ハウ― [1] 【芳味】
こうばしい味。よい味。

ほうみゃく

ほうみゃく ホフ― [0] 【法脈】
〔仏〕 各宗の法義が師から弟子へと伝えられること。また,伝えた人々のこと。法系。

ほうみょう

ほうみょう ホフミヤウ [0] 【法命】
(1)仏法の命脈。
(2)僧侶の寿命。
(3)「慧命(エミヨウ){(3)}」に同じ。

ほうみょう

ほうみょう ホフミヤウ [0][1] 【法名】
受戒して僧や俗信徒となった者に与えられる仏教徒としての名前。また,それに倣って死者におくられる名前。戒名。
⇔俗名

ほうみょう

ほうみょう [0] 【報命】
〔仏〕 前世の行為の報いとして決定されている現世の寿命。定命(ジヨウミヨウ)。

ほうむ

ほうむ ホフ― [1] 【法務】
(1)仏法に関する事務。
(2)延暦寺や園城寺などの大寺で,寺務をつかさどる僧職。

ほうむ

ほうむ【法務大臣(省)】
the Minister (Ministry) of Justice.

ほうむ

ほうむ ハフ― [1] 【法務】
法律・司法に関する種々の事務。

ほうむかん

ほうむかん ハフ―クワン [3] 【法務官】
(1)戦前の陸海軍で,法律上の事務をつかさどった文官。判士とともに軍法会議を構成した。
(2)〔(ラテン) praetor〕
古代ローマの官名。司法関係の政務を担当した高級官吏。

ほうむきょく

ほうむきょく ハフ― [3] 【法務局】
地方における法務関係業務を扱う法務省の機関。民事局・訟務局・人権擁護局の事務を分掌する。

ほうむしょう

ほうむしょう ハフ―シヤウ [3] 【法務省】
国の行政機関の一。検察・行刑・恩赦・戸籍・登記・人権擁護・出入国管理や国の利害に関係ある争訟などの法務に関する事項を取り扱う。民事・刑事・保護・人権擁護・入国管理などの内局,公安審査委員会・公安調査庁などの外局,その他検察庁・法務局・刑務所などの機関が置かれている。1952年(昭和27)に法務府を改組して発足。

ほうむだいじん

ほうむだいじん ハフ― [4] 【法務大臣】
法務省の長である国務大臣。法相。

ほうむりさる

ほうむりさ・る ハウムリ― [5] 【葬り去る】 (動ラ五[四])
(1)表面に現れないようにしてしまう。ほうむる。「闇に―・る」
(2)社会的に失墜(シツツイ)させる。ほうむる。「社交界から―・る」

ほうむる

ほうむ・る ハウムル [3] 【葬る】 (動ラ五[四])
〔「はぶる」の転〕
(1)死体や遺骨を墓や土中に埋める。「なきがらを墓に―・る」
(2)表面に現れないようにする。世間に知られないようにする。また,捨て去る。「闇から闇に―・る」「社会から―・られる」「忌まわしい過去を―・る」
[可能] ほうむれる

ほうむる

ほうむる【葬る】
bury;→英和
shelve <a bill> (握りつぶす).→英和

ほうめい

ほうめい ハウ― [0] 【芳命】
他人を敬って,その命令をいう語。

ほうめい

ほうめい [0] 【奉命】 (名)スル
命令を承ること。戴命(タイメイ)。

ほうめい

ほうめい【芳名】
your name.芳名録 a list of names;a visitors' list.

ほうめい

ほうめい ハウ― [0] 【芳名】
(1)他人を敬ってその姓名をいう語。「―録」「御―は伺っております」
(2)名誉ある名。名声。

ほうめい

ほうめい ハウメイ 【泡鳴】
⇒岩野(イワノ)泡鳴

ほうめい

ほうめい [0] 【報命】
(1)命令による行動の結果を報告すること。復命。
(2)「ほうみょう(報命)」に同じ。

ほうめいでん

ほうめいでん 【豊明殿】
皇居内の御殿の一。饗宴に用いられる。

ほうめつ

ほうめつ ホフ― [0] 【法滅】
仏法の滅びること。正法・像法・末法の三時を過ぎると仏法は滅尽するという。経道滅尽。

ほうめん

ほうめん ハウ― [3] 【方面】
(1)方向を限定された漠然とした地域。そのあたり。「関西―に旅行する」
(2)ある分野・領域。「各―の意見を聞く」「将来どの―に進むか考える」

ほうめん

ほうめん【方面】
[地区]a district;→英和
<the Tokyo> districts;a direction (方向);→英和
an aspect (局面).→英和
あらゆる〜から考える consider <a matter> in all its aspects.各〜で in all directions.

ほうめん

ほうめん ハウ― [0] 【放免】 (名)スル
(1)はなちゆるすこと。拘束していた者などをゆるして,自由にすること。「課業から―される」
(2)〔法〕 刑期の満了により,受刑者に対する身体の自由の拘束を解くこと。
(3)検非違使庁に使われていた下部(シモベ)。刑期を終えた囚人や徒刑・流刑を許された者で,犯罪人の探索・護送などに当たった。

ほうめん

ほうめん【放免】
a release;→英和
acquittal (無罪).→英和
〜する release;set <a person> free;acquit.→英和

ほうめんいいん

ほうめんいいん ハウ―ヰヰン [5] 【方面委員】
民生委員の前身。生活困窮者救護のため,1936年(昭和11)制度化。

ほうめんぐん

ほうめんぐん ハウ― [3] 【方面軍】
旧日本陸軍で,「軍」よりさらに上の陸軍部隊組織。方面軍より上に総軍がある。

ほうめんたい

ほうめんたい ハウ― [0] 【方面隊】
陸上自衛隊の戦略的部隊編制の単位。北部・東北・東部・中部・西部の五方面隊があり,それぞれ方面総監部が置かれ,師団・特科団・教育団などが所属。

ほうもう

ほうもう ハフマウ [0] 【法網】
犯罪者を取り締まる法律を,張りめぐらした網にたとえていう語。「―をくぐり抜ける」

ほうもう

ほうもう【法網をくぐる】
evade the law.→英和

ほうもつ

ほうもつ【宝物】
a treasure.→英和
宝物殿 a treasury.→英和

ほうもつ

ほうもつ [0] 【宝物】
たからもの。ほうぶつ。

ほうもつでん

ほうもつでん [4] 【宝物殿】
寺社で,宝物を納めておく建物。

ほうもん

ほうもん ハウ― [0] 【砲門】
火砲の発射口。

ほうもん

ほうもん ホフ― [0] 【法文】
〔仏〕 経・論・釈など,仏の教えを記した文章。経典の文。

ほうもん

ほうもん ホフ― [0] 【法問】
仏法について問答すること。また,その問答。「念仏・―の談議あり/盛衰記 47」

ほうもん

ほうもん ホフ― [0] 【法門】
〔真理へ向かう門の意〕
(1)仏の教え。真理の教え。
(2)修行方法などの教義によって区別された仏教の教派の分類。

ほうもん

ほうもん【訪問】
a call;→英和
a visit.→英和
〜する (make a) call <a person> ;call at <a house> ;(pay a) visit;go to see <a person> .‖訪問着 a visiting dress.訪問者 a visitor.訪問販売 door-to-door selling.

ほうもん

ほうもん ハウ― [0] 【訪問】 (名)スル
人をたずねてゆくこと。他家をおとずれること。「先生宅を―する」

ほうもん=を開く

――を開・く
砲撃を始める。攻撃を開始する。

ほうもんかんご

ほうもんかんご ハウ― [5] 【訪問看護】
看護者が看護対象者の自宅に出向き,その生活の場において行う看護活動。

ほうもんぎ

ほうもんぎ ハウ― [3] 【訪問着】
和服で,婦人の略式の礼服。正月や改まった訪問の時などに着る。

ほうもんのうた

ほうもんのうた ホフ― 【法文歌】
今様の一。和讃の形式で,仏教の経文について詠んだ歌。七五(または八五)の四句からなる。

ほうもんはんばい

ほうもんはんばい ハウ― [5] 【訪問販売】
販売員が家庭・職場などを訪問して商品を販売すること。購入者の利益を保護し,流通の適正化をはかるため,「訪問販売等に関する法律」の規制を受ける。

ほうや

ほうや 【保谷】
東京都北部,武蔵野台地にある市。近世,新田開発が進んだ。近年,住宅地化が進む。

ほうやく

ほうやく ハウ― [0] 【方薬】
(1)薬剤を調合すること。また,その薬。「官医の志ある方々は…,療術・―の事聞給ひ/蘭学事始」
(2)〔医を心得ずに調合した薬の意から〕
物事の道理をわきまえない愚か者。軽薄。「そこは,利根者かと思へば―なり/戴恩記」

ほうやく

ほうやく ハウ― [0] 【邦訳】 (名)スル
外国文を日本語に訳すこと。また,その訳。和訳。「フランスの小説を―する」

ほうゆう

ほうゆう [0] 【封邑】
封ぜられた領地。封土。封地。

ほうゆう

ほうゆう ハウイウ [0] 【包有】 (名)スル
中に包み保つこと。また,あわせ持つこと。「北は…より,南は…に至るまでを―する事が出来た/肉弾(忠温)」

ほうゆう

ほうゆう [0] 【朋友】
友達。友人。

ほうよ

ほうよ ハウ― [1] 【方輿】
大地。地球。坤輿(コンヨ)。

ほうよ

ほうよ ハウ― [1] 【放与】 (名)スル
貸し与えること。「自由独立国の中に一時其権力を割て外国に―する者あり/明六雑誌 7」

ほうよ

ほうよ 【豊予】
豊後(ブンゴ)と伊予(イヨ)。

ほうよ

ほうよ [1] 【宝輿】
天子の乗り物。

ほうよ

ほうよ [1] 【鳳輿】
「鳳輦(ホウレン)」に同じ。

ほうよう

ほうよう ハウエフ [0] 【包葉・苞葉】
⇒ほう(苞)

ほうよう

ほうよう ハウ― [0] 【抱擁】 (名)スル
だきかかえること。だきしめて愛撫すること。「再会の喜びに言葉もなく―する」

ほうよう

ほうよう [0] 【褒揚】 (名)スル
ほめあげること。ほめそやすこと。称揚。

ほうよう

ほうよう ハウヤウ [0] 【泡影】
⇒ほうえい(泡影)

ほうよう

ほうよう【抱擁】
an embrace;→英和
a hug.→英和
⇒抱く.

ほうよう

ほうよう ハウ― [0] 【芳容】
(1)相手を敬って,その容貌をいう語。
(2)美人の容貌。また,美しい姿。

ほうよう

ほうよう ハウヤウ [0] 【放養】 (名)スル
放し飼いにすること。

ほうよう

ほうよう ハウ― [0] 【放鷹】 (名)スル
鷹狩りをすること。

ほうよう

ほうよう ハウ― [0] 【包容】 (名)スル
(1)包み込むこと。包み入れること。「二つの経験が第三の経験の中に―せられた時/善の研究(幾多郎)」
(2)心が大きく,他人や他人の意見を受け入れること。

ほうよう

ほうよう [0] 【奉養】
親や目上の人を養うこと。「子供の―を求めぬが/雪中梅(鉄腸)」

ほうよう

ほうよう [0] 【蜂腰】
(1)(女性の)蜂のようにくびれた腰。
(2)五言詩の一句中の第二字と第五字との平仄(ヒヨウソク)が同じであること。または,五言詩,七言詩の別なく一句中の第二字と第四字が同声であること。または,律詩の第五句と第六句だけに対句を用いたもの。詩八病(シハチヘイ)の一つとして避けるべきものとされた。

ほうよう

ほうよう ホフエウ [0] 【法要】
(1)仏教の儀式。主に,葬儀・追善供養をいう。法事。法会。法用。「―を営む」
(2)仏教の教えの中心部分。

ほうよう

ほうよう ホフ― [0] 【法用】
「法要(ホウヨウ){(1)}」に同じ。

ほうよう

ほうよう【法要】
⇒法事.

ほうようりょく

ほうようりょく【包容力の大きい】
broad-minded (人について).

ほうようりょく

ほうようりょく ハウ― [3] 【包容力】
相手のことを寛大に受け入れられる心の大きさ。「―のある人」

ほうよかいきょう

ほうよかいきょう 【豊予海峡】
大分県地蔵崎と愛媛県佐田岬に挟まれた海峡。豊後水道と瀬戸内海を連絡する。速吸(ハヤスイ)瀬戸。

ほうよく

ほうよく [0] 【鵬翼】
(1)おおとりの翼(ツバサ)。
(2)転じて,飛行機の翼。

ほうよく

ほうよく [0] 【豊沃】 (名・形動)[文]ナリ
土地の地味が肥えていて農作物がよくできる・こと(さま)。「土壌―にして兵衆軟弱なるに於ては/三酔人経綸問答(兆民)」

ほうら

ほうら ホフ― [1] 【法螺】
■一■ (名)
「ほら(法螺){■一■(1)}」に同じ。
■二■ (形動)
〔「ぼうら」とも〕
大きな口をきくさま。誇大に言うさま。「かうていかめい―な事を云ふぞ/史記抄 8」

ほうらい

ほうらい 【蓬莱】
長唄の一。四世杵屋六三郎作曲。遊郭を仙境蓬莱に,遊女を仙女に見立てた独吟もの。

ほうらい

ほうらい 【鳳来】
愛知県東部,南設楽(ミナミシタラ)郡の町。鳳来寺山・長篠城跡・阿寺七滝・棚山高原など観光地が多い。

ほうらい

ほうらい 【蓬莱】
(1)中国の神仙思想で説かれる想像上の仙境。東方の海上にあって,仙人が住む,不老不死の地と信じられた。蓬莱山。蓬莱島。よもぎがしま。
(2)富士山・熊野山など霊山の異名。
(3)熱田神宮の異名。
(4)台湾の異名。
(5){(1)}をかたどって松竹梅・鶴亀・尉姥(ジヨウウバ)などを配した祝儀などの飾り物。島台。蓬莱台。
(6)「蓬莱飾り」の略。[季]新年。《―の麓へ通ふ鼠かな/鬼貫》
(7)曲名(別項参照)。
蓬莱(5)[図]

ほうらいおり

ほうらいおり [0] 【蓬莱織】
たて糸で浮き模様を織り出した,風通織に似た織物。明治時代,西陣で織り始めたもので,女帯や袋物にする。

ほうらいかざり

ほうらいかざり [5] 【蓬莱飾り】
新年の祝儀として床に飾ったり年始の客に出したりする飾り物。三方の上に,白米・熨斗鮑(ノシアワビ)・伊勢海老・勝栗・昆布・野老(トコロ)・馬尾藻(ホンダワラ)・橙(ダイダイ)などを盛り付け,蓬莱{(1)}になぞらえたもの。これらを食べると寿命が延びるとされ,一種の取り肴として行われたが,実際に食べないものが多くなり飾り物となった。蓬莱。宝莱。江戸では「食い積み」といった。

ほうらいきょく

ほうらいきょく 【蓬莱曲】
劇詩。北村透谷作。1891年(明治24)自費出版。夢幻的な仙境を背景にして,この世の繁栄と破滅,霊の救済を描く。

ほうらいさん

ほうらいさん 【蓬莱山】
(1)「蓬莱{(1)}」に同じ。
(2)富士山の異名。
(3)金華山の異名。
(4)幸若舞「浜出(ハマイデ)」の別名。

ほうらいしだ

ほうらいしだ [5] 【蓬莱羊歯】
イノモトソウ科の常緑性シダ植物。観葉植物として栽培。短い根茎から,多数の葉が接して出る。高さ10〜25センチメートル。葉柄や中肋(チユウロク)は濃紫褐色で光沢があり,葉は軟らかく,羽状複葉。小葉は扇形。葉縁の折り返しの中に胞子嚢(ホウシノウ)群を生じる。アジアンタム。

ほうらいしょう

ほうらいしょう [3] 【蓬莱蕉】
モンステラの別称。

ほうらいじ

ほうらいじ 【鳳来寺】
愛知県鳳来町にある真言宗五智教団の本山。山号,煙巌山。702年文武天皇の勅願により利修の開創と伝える。寺域の鳳来寺山はコノハズクなどの生息地として知られ,全山が国の名勝および天然記念物に指定される。峰の薬師。

ほうらいだい

ほうらいだい [0] 【蓬莱台】
「蓬莱(ホウライ){(5)}」に同じ。

ほうらいちく

ほうらいちく [3] 【蓬莱竹】
小形のタケの一。南アジア原産。暖地で観賞用に栽培。叢生して株となり,高さ3〜5メートル。節から多数枝を出す。葉は軟らかく,小枝上に数個羽状に互生する。土用竹。

ほうらいまい

ほうらいまい [0] 【蓬莱米】
台湾で栽培した日本種の稲およびこれを改良した稲からとれた米。

ほうらいまめ

ほうらいまめ [3] 【蓬莱豆】
源氏豆(ゲンジマメ)の別名。

ほうらく

ほうらく ホフ― [1][0] 【法楽】
(1)仏の教え,修行,悟りなどのもたらす超世間的な悦び。
(2)経を誦したり音楽や芸能・詩歌などを手向けて,神仏を楽しませること。
(3)なぐさみ。たのしみ。放楽。「見るも―,聞くも―」「目の―」
(4)無料で催されること。「―芝居」「―湯」

ほうらく

ほうらく ハウ― [1][0] 【放楽】
「法楽(ホウラク){(3)}」に同じ。

ほうらく

ほうらく [0] 【崩落】 (名)スル
(1)くずれ落ちること。
(2)相場が急激に下落すること。「米価が―する」

ほうらく

ほうらく ハウ― [0] 【焙烙・炮烙】
〔あぶり焼く意〕
(1)「ほうろく(焙烙)」に同じ。
(2)殷の紂王(チユウオウ)が行なった火あぶりの刑。油を塗った銅柱を炭火の上に架け渡し,罪人を渡らせて火中に落とした。

ほうらく

ほうらく [0] 【豊楽】
豊かで,人々が暮らしを楽しむこと。

ほうらくかかい

ほうらくかかい ホフ―クワイ [5] 【法楽歌会】
神仏を楽しませるための歌会。

ほうらくずきん

ほうらくずきん ハウ―ヅ― [5][6] 【焙烙頭巾】
⇒ほうろくずきん(焙烙頭巾)

ほうらくせん

ほうらくせん ハウラク― [0] 【包絡線】
〔envelope〕
〔数〕 ある一定の条件を満たす一群の曲線に一定の曲線が接するとき,この定曲線を包絡線という。

ほうらくのう

ほうらくのう ホフ― [4] 【法楽能】
神仏を楽しませるために演じられる能。

ほうらくやき

ほうらくやき [0] 【豊楽焼】
弘化年間(1844-1848),名古屋の陶工大喜豊助が創始した楽焼き。外側は漆を塗り,これに蒔絵(マキエ)を施し,内側には白ひび釉(グスリ)の上に彩画を施したもの。豊助焼(トヨスケヤキ)。とよらくやき。

ほうらくれんが

ほうらくれんが ホフ― [5] 【法楽連歌】
神仏を楽しませるために社寺に奉納する連歌。また,その会。法楽和歌にならったもの。

ほうらくわか

ほうらくわか ホフ― [5] 【法楽和歌】
神仏を楽しませるために社寺に奉納する和歌。また,その会。

ほうらつ

ほうらつ【放埒】
⇒放蕩(ほうとう).

ほうらつ

ほうらつ ハウ― [0] 【放埒】 (名・形動)[文]ナリ
〔馬が埒(ラチ)から外に出る意〕
(1)勝手気ままに振る舞うこと。おこないや生活がだらしのないこと。また,そのさま。「―に振る舞う」「―な生活」
(2)道にはずれていること。法にはずれていること。また,そのさま。「主従ともに―にて悪事をなさば/都鄙問答」
[派生] ――さ(名)

ほうらつざんまい

ほうらつざんまい ハウ― [5] 【放埒三昧】
心のままに好き勝手に振る舞うこと。

ほうらん

ほうらん [0] 【蓬乱】
ヨモギが乱れるように,入り乱れること。「―の髪は登徒が妻に勝れ/保元(下・古活字本)」

ほうらん

ほうらん ハウ― [0] 【抱卵】 (名)スル
親鳥が卵を温めること。

ほうらん

ほうらん [0] 【峰巒】
山のみね。また,連なった山々。「大小の―,畳々として/浮城物語(竜渓)」

ほうらんはん

ほうらんはん ハウ― [3] 【抱卵斑】
親鳥の腹面の羽毛が抜けて皮膚の露出した,卵を温めるための部位。血管が集まり温度が高くなる。

ほうり

ほうり [1] 【鳳梨】
パイナップルの漢名。

ほうり

ほうり [1] 【法理】
□一□〔歴史的仮名遣い「はふり」〕
法律の原理。
□二□〔歴史的仮名遣い「ほふり」〕
仏法の道理。

ほうり

ほうり ハウ― [1] 【方里】
縦横が一里の面積。一里四方。

ほうり

ほうり ハフ― [1] 【法吏】
司法の官吏。

ほうりあげる

ほうりあ・げる ハフリ― [5] 【放り上げる】 (動ガ下一)
上に投げる。投げ上げる。「ボールを―・げる」

ほうりあげる

ほうりあげる【放り上げる】
throw up.

ほうりがく

ほうりがく【法理学】
jurisprudence.→英和

ほうりがく

ほうりがく [3] 【法理学】
法哲学の別名。

ほうりき

ほうりき ホフ― [0][1] 【法力】
(1)仏法に備わっている力。仏法の威力。
(2)仏道修行によって身につけた,祈祷・除災などの際に発揮される超人的な力。

ほうりこむ

ほうりこむ【放り込む】
throw <a thing> in[into] <the river> .

ほうりこむ

ほうりこ・む ハフリ― [4] 【放り込む】 (動マ五[四])
乱暴に入れる。無造作に入れる。「ランドセルを家に―・む」
[可能] ほうりこめる

ほうりだす

ほうりだ・す ハフリ― [4] 【放り出す】 (動サ五[四])
(1)勢いよく投げて外へ出す。また,激しい勢いで位置を移動させる。「土俵の外へ―・す」「衝突のショックで車から―・される」
(2)手に持った物を,捨てるように投げ出す。乱暴に置く。「荷物を―・して逃げた」
(3)無関係なものとして捨てておく。うち捨ててかえりみない。「泣きじゃくる子供を―・したまま家事を始める」
(4)やるべきことや続行すべきことを途中でやめてしまう。投げ出す。「勉強を―・して遊びに行く」
(5)人をある場所・集団の外に追いやる。追い出す。「奉公先から―・された」
[可能] ほうりだせる

ほうりだす

ほうりだす【放り出す】
[投げ出す]throw out;throw <a thing> out of <the window> ;[放棄]give up;abandon;→英和
dismiss (解雇).→英和

ほうりつ

ほうりつ [0] 【法律】
□一□〔歴史的仮名遣い「はふりつ」〕
(1)社会生活の秩序を維持するために,統治者や国家が定めて人民に強制する規範。法。
(2)憲法に基づいて国家の立法機関により制定される成文法。
□二□〔歴史的仮名遣い「ほふりつ」〕
(1)仏の説いた教えと信者の守るべき規律。教えと戒律。「仏の―を受け出家せんと思ふ/今昔 1」
(2)仏の説いた戒律。

ほうりつ

ほうりつ【法律】
a law;→英和
(the) law (総称).〜の legal.→英和
〜を守る(破る) observe (break) the law.〜に訴える go to law <with[against]a person> .〜にかなった(反した) (un)lawful;→英和
(il)legal.

ほうりつあん

ほうりつあん [4] 【法律案】
⇒法案(ホウアン)

ほうりつか

ほうりつか [0] 【法律家】
法律の専門家。法学者・弁護士・裁判官など。

ほうりつかんけい

ほうりつかんけい [5] 【法律関係】
法律によって律せられる関係。例えば,家主と借家人の間の権利・義務の関係。

ほうりつがく

ほうりつがく [4] 【法律学】
「法学(ホウガク)」に同じ。

ほうりつこうい

ほうりつこうい [5] 【法律行為】
当事者が一定の効果の発生を求めて行う行為で,法律がその効果の発生を認めるもの。意思表示を不可欠とし,その方向・数により,遺言などの単独行為,契約(双方行為),法人の設立などの合同行為に分類される。

ほうりつこうか

ほうりつこうか [5] 【法律効果】
一定の法律要件に基づいて発生する権利義務。例えば,売買契約により発生する買い主の代金支払義務,死亡により開始する相続など。効果。

ほうりつこん

ほうりつこん [4] 【法律婚】
事実婚に対し,一定の法律上の手続を経ることによって成立する婚姻形態。

ほうりつしん

ほうりつしん [4] 【法律審】
法令違背の有無だけを審理する裁判。おおむね上告審がこれに当たる。
→事実審

ほうりつじむしょ

ほうりつじむしょ [6] 【法律事務所】
弁護士が法律に関する諸事務を取り扱う所。

ほうりつふじょ

ほうりつふじょ [5] 【法律扶助】
資力がないために法律上の保護を受けられない者に対する社会的援助。訴訟費用や弁護士報酬の立替え,無料法律相談など。

ほうりつもんだい

ほうりつもんだい [5] 【法律問題】
(1)法律上の研究を要する問題。
(2)訴訟事件の審理において,認定した事実についての法律の解釈適用に関すること。
⇔事実問題

ほうりつようけん

ほうりつようけん [5] 【法律要件】
一定の権利義務を発生させるのに必要な条件。契約・不法行為・善意・悪意・出生・死亡など。要件。

ほうりなげる

ほうりな・げる ハフリ― [5] 【放り投げる】 (動ガ下一)
(1)無造作に遠くの方へ投げる。また,投げるように置く。「石を―・げる」「船から岸へロープを―・げる」
(2)中途でやめてほうっておく。「仕事を―・げる」

ほうりなげる

ほうりなげる【放り投げる】
throw;→英和
toss.→英和

ほうりゃく

ほうりゃく 【宝暦】
⇒ほうれき(宝暦)

ほうりゃく

ほうりゃく【方略】
⇒方策.

ほうりゃく

ほうりゃく ハウ― [0][1] 【方略】
(1)計略。はかりごと。
(2)〔「方略策」の略〕
律令制で,官吏登用試験の秀才科に出題された問題。哲学概論・一般文化論にあたる最高度の国家試験で,二題出され漢文で解答を書く。
→対策

ほうりゅう

ほうりゅう【放流】
discharge (水を);→英和
stock <a river with fish> (魚を).→英和

ほうりゅう

ほうりゅう ハウリウ [0] 【放流】 (名)スル
(1)せき止めておいた水などを流すこと。放水。「ダムの水を―する」
(2)稚魚などを川や海などに放すこと。「鯉を―する」

ほうりゅう

ほうりゅう ホフリウ [0] 【法流】
仏教で,教えを伝える系譜。法系。

ほうりゅうじ

ほうりゅうじ ホフリユウ― 【法隆寺】
奈良県斑鳩(イカルガ)町にある聖徳宗総本山。もと法相宗。南都七大寺の一。七世紀初め聖徳太子の建立と伝えられる。西院伽藍は七世紀後半に建てられた中門・塔・金堂(コンドウ)などを含み,これらは世界最古の木造建築といわれる。夢殿を中心とする東院伽藍は,斑鳩宮のあった所に奈良時代になってから行信が造営したもの。金堂の釈迦三尊,百済観音,救世(グゼ)観音,玉虫厨子(タマムシノズシ)など飛鳥・奈良時代の優れた美術品を多数蔵する。1949年(昭和24)五重塔心礎内が調査され,舎利容器・金銅合子・海獣葡萄(ブドウ)鏡や,玉類・金板・香木など多くの荘厳具(シヨウゴング)が発見された。斑鳩寺(イカルガデラ)。
→伽藍配置

ほうりょ

ほうりょ ハウ― [1] 【芳慮】
他人を敬い,その心や考えをいう語。

ほうりょう

ほうりょう ハウリヤウ [0] 【方量】
際限。かぎり。きり。「許せばまた―もなく我儘をして/浮世草子・新可笑記 4」

ほうりょう

ほうりょう ハウリヤウ [0] 【方領】
(1)素袍(スオウ)などに見られる,左右の前身の端に付けた方形の襟。引き合わせて着用する。かくえり。
(2)〔御方の領地の意〕
部屋住みの公家貴族の子息(=御方)が,朝廷の役職に就いて与えられる領地。

ほうりょう

ほうりょう ホフリヤウ [0] 【法量】
〔仏〕 仏像の大きさ。

ほうりょう

ほうりょう [0] 【豊漁】
魚などがたくさんとれること。大漁。
⇔凶漁

ほうりん

ほうりん [0] 【宝輪】
「九輪(クリン)」に同じ。

ほうりん

ほうりん ホフ― [0] 【法輪】
〔梵 dharma-cakra の訳。「輪」は古代インドの戦車のような武器。それを悪や煩悩(ボンノウ)を破壊し,教えを広めるものにたとえる〕
仏の教え。仏教。
→転法輪

ほうりん=を転(テン)ず

――を転(テン)・ず
仏が説法する。法門を説く。

ほうりんじ

ほうりんじ ホフリン― 【法輪寺】
(1)奈良県斑鳩(イカルガ)町三井にある聖徳宗の寺。山号,妙見山。縁起によると,622年山背(ヤマシロ)大兄王らが聖徳太子の病気平癒を祈って発願。また,670年法隆寺再建にそなえて建てられたとする説もある。伽藍配置は法隆寺と同じで,金堂基壇・礎石・心礎は創建当初のもの。三重塔は1944年(昭和19)落雷により焼失,75年再建。三井寺。
(2)京都市右京区嵐山にある真言宗五智教団の寺。山号,智福山。713年行基の創建という。本尊は虚空蔵菩薩,嵯峨の虚空蔵。
→十三参り

ほうる

ほうる【放る】
(1) throw;→英和
toss.→英和
(2) ⇒捨てる,放置.

ほうる

ほう・る ハフル [0] 【放る】 (動ラ五[四])
〔「はふる」の転〕
(1)遠くへ投げる。無造作に投げる。「ボールを―・る」「窓から―・る」
(2)途中でやめる。なげだす。「英語の勉強をはじめたが中途で―・ってしまった」
(3)手をつけないで成り行きにまかせる。うち捨ててかえりみない。「当分―・っておいて様子をみよう」「心配で―・ってはおけない」「―・ッテオケ/ヘボン(三版)」
[可能] ほうれる

ほうるい

ほうるい ホフ― [0] 【法類】
同宗・同派に属し,密接な関係にある寺院または僧侶。

ほうるい

ほうるい [0] 【堡塁】
土塁・石塁などを巡らした堅固なとりで。ほるい。

ほうるい

ほうるい ハウ― [1][0] 【方類】
同じたぐい。種別。種類。

ほうるい

ほうるい ハウ― [0] 【砲塁】
大砲を据えつけてあるとりで。

ほうれい

ほうれい [0] 【報礼】
礼をもって恩恵にむくいること。また,そのための金品。

ほうれい

ほうれい ハフ― [0] 【法令】
(1)おきて。のり。
(2)法律と命令。地方公共団体の条例・規則や裁判所の規則などを含めていうこともある。

ほうれい

ほうれい【法令】
a law;→英和
an ordinance.→英和

ほうれい

ほうれい ハフ― [0] 【法例】
(1)さだめ。おきて。
(2)個々の法律の中で,その適用の範囲を一般的に定めた部分。
(3)法律の適用に関する諸事項を定めた法律。1898年(明治31)制定。

ほうれい

ほうれい [0] 【豊麗】 (名・形動)[文]ナリ
豊かで美しい・こと(さま)。「額の広く―なのを/一隅より(晶子)」

ほうれいしんさけん

ほうれいしんさけん ハフ― [7] 【法令審査権】
⇒違憲立法審査権(イケンリツポウシンサケン)

ほうれいぜんしょ

ほうれいぜんしょ ハフ― [5] 【法令全書】
詔書・法律・政令・条約・府令・省令・規則・通達などの各種法令を月別に集録した法令集。大蔵省印刷局が刊行。1885年(明治18)太政官文書局が編集したのに始まる。

ほうれき

ほうれき 【宝暦】
年号(1751.10.27-1764.6.2)。寛延の後,明和の前。桃園・後桜町天皇の代。ほうりゃく。

ほうれき

ほうれき [0] 【宝暦】
天子の年齢。宝算。宝運。

ほうれき

ほうれき [0] 【鳳暦】
(1)〔鳳はよく時を知るということから〕
こよみ・暦数,また年号の美称。
(2)天子の年齢。天子の治世の年数。宝暦。

ほうれきじけん

ほうれきじけん 【宝暦事件】
1758年(宝暦8),朝廷内の尊王論者の弾圧事件。竹内式部が大義名分論の立場から桃園天皇側近の公卿に神学・儒学を講じ,公卿は侍講を通じ天皇にこの説を進講させた。関白一条道香は事態を憂慮し式部を京都所司代に告訴。公卿らは罷官・謹慎,式部は翌年重追放に処せられた。

ほうれきれき

ほうれきれき [4] 【宝暦暦】
1755年(宝暦5)から43年間用いられた暦。安倍泰邦らの編。それ以前に行われた貞享暦を改訂したもの。宝暦甲戌暦。

ほうれつ

ほうれつ ハウ― [0] 【芳烈】 (名・形動)[文]ナリ
香りのはげしい・こと(さま)。「彼(カノ)一種―な馨香を欠いて居た/思出の記(蘆花)」

ほうれつ

ほうれつ ハウ― [0] 【放列】
(1)大砲を横に並べて一斉に射撃できるようにした構え。砲列。
(2)横に並んで一斉に事をなそうとする構え。「カメラの―を敷く」

ほうれつ

ほうれつ【砲列】
a battery.→英和
〜を敷く place guns in position.

ほうれつ

ほうれつ ハウ― [0] 【砲列】
「放列{(1)}」に同じ。「―を敷く」

ほうれん

ほうれん [0] 【鳳輦】
(1)屋形の上に金銅の鳳凰(ホウオウ)を飾りつけた輿(コシ)。土台に二本の轅(ナガエ)を通し,肩でかつぐ。天皇専用の乗り物で,即位・大嘗会(ダイジヨウエ)・御禊(ゴケイ)・朝覲(チヨウキン)・節会(セチエ)など,晴れの儀式の行幸に用いた。鸞輿(ランヨ)。鳳輿(ホウヨ)。
(2)天皇の乗り物の総称。
鳳輦(1)[図]

ほうれんそう

ほうれんそう【菠薐草】
spinach.→英和

ほうれんそう

ほうれんそう ハウレンサウ [3] 【菠薐草】
アカザ科の一,二年草。西アジア原産。葉はビタミン A ・ B ・ C ,鉄分などに富み,野菜として古くから栽培,葉を食用とする。在来からの種は根元が淡紅色。春,黄緑色の小花が花茎の先に多数つく。[季]春。
〔「法蓮草」「鳳蓮草」とも書く〕

ほうろう

ほうろう【放浪する】
wander (about).→英和
‖放浪者 a wanderer;a tramp (浮浪者).放浪癖 wanderlust.

ほうろう

ほうろう [0] 【鳳楼】
屋根に鳳凰の飾りがある楼。また,美しい高楼。

ほうろう

ほうろう [0] 【報労】
努力に報いること。骨折りに報いること。

ほうろう

ほうろう ハウラウ [0] 【放浪】 (名)スル
あてもなくさまよい歩くこと。さすらい。「各地を転々と―する」

ほうろう

ほうろう【琺瑯(引きの)】
enamel(ed).→英和
琺瑯質 enamel.

ほうろう

ほうろう ハフラウ [0] 【琺瑯】
〔enamel〕
金属面を保護または装飾するためにガラス質の釉(ウワグスリ)を表面に塗り,高温で焼き付けたもの。日用器具・化学工業器具などに広く用いられる。
→七宝(シツポウ)

ほうろう

ほうろう ホフラフ [0] 【法臘・法臈】
〔仏〕 具足戒を受けて僧になってからの年数。夏安居(ゲアンゴ)の終わる七月一五日に一歳を加える。法歳。戒臘。夏臘。臘。

ほうろうき

ほうろうき ハウラウキ 【放浪記】
長編小説。林芙美子作。第一,二部は1930年(昭和5)刊,第三部は49年刊。社会の底辺を流浪する少女の貧苦の生活を日記体で描く。

ほうろうきん

ほうろうきん [0] 【報労金】
遺失物法上,遺失物件の返還を受ける者が,拾得者に対して支払う報酬。遺失物の価格の百分の五以上百分の二〇までとする。

ほうろうしつ

ほうろうしつ ハフラウ― [3] 【琺瑯質】
⇒エナメル質(シツ)

ほうろうのらん

ほうろうのらん ハウラフ― 【方臘の乱】
中国,北宋末の農民反乱。1120年浙江省で方臘(?-1121)が政府の収奪に反抗して蜂起したが,翌年鎮圧された。

ほうろうびき

ほうろうびき ハフラウ― [0] 【琺瑯引き】
琺瑯が焼き付けてあること。また,その製品。

ほうろく

ほうろく ハウ― 【炮録】
戦国時代の水軍が使用した爆弾。硫黄(イオウ)・炭・松脂などを混合した火薬を丸い玉としたもの。炮録玉。

ほうろく

ほうろく ハウ― [0] 【焙烙・炮烙】
素焼きの浅い土鍋。穀類や茶などを炒ったり蒸し焼きにしたりするのに用いる。ほうらく。
焙烙[図]

ほうろく

ほうろく【焙烙】
a baking pan.

ほうろく

ほうろく [0] 【俸禄】
俸と禄。扶持。給料。

ほうろく=の一倍

――の一倍
焙烙は割れやすいので,破損分を見込んで売り値を倍につけること。掛け値をすること。

ほうろくずきん

ほうろくずきん ハウ―ヅ― [5][6] 【焙烙頭巾】
丸頭巾の一。焙烙の形をした袋の部分の大きなもの。僧・医者・老人などが用いた。大黒頭巾。ほうらくずきん。
焙烙頭巾[図]

ほうろくびや

ほうろくびや ハウ― 【炮録火矢】
炮録を射出式にしたもの。

ほうろくむし

ほうろくむし ハウ― [0] 【焙烙蒸(し)】
焙烙に魚・貝・松茸(マツタケ)・野菜などを入れ,蓋(フタ)をして蒸し焼きにした料理。焙烙焼き。

ほうろくやき

ほうろくやき ハウ― [0] 【焙烙焼(き)】
「焙烙蒸し」に同じ。

ほうろくわり

ほうろくわり ハウ― [0] 【焙烙割(り)】
(1)高い所から焙烙を投げ落として割り,厄除けとする民間信仰。
(2)目隠しをして二手に分かれ,頭にかぶった焙烙を竹刀(シナイ)などで打ち,多く割った方を勝ちとする遊戯。

ほうろん

ほうろん ハウ― [0] 【放論】 (名)スル
だれにはばかることもなく思いのままに議論をすること。また,その議論。放言。「『議員当(マサ)に改選すべし』と―しつつ/緑簑談(南翠)」

ほうろん

ほうろん ホフ― [0] 【法論】
仏法の教義に関する議論。宗論。

ほうわ

ほうわ【飽和(状態)】
saturation.→英和
〜する saturate;→英和
be saturated <with> .‖飽和点 the saturation point.飽和溶液 a saturated solution.

ほうわ

ほうわ【法話】
a sermon.→英和

ほうわ

ほうわ ハウ― [0] 【飽和】 (名)スル
(1)最大限度まで満たすこと。また,最大限度まで満たされていること。「大都市の人口は―状態に達している」
(2)ある条件下で,一定量に達すると外部から増大させる要因が働いても,それ以上には増えない状態。

ほうわ

ほうわ ホフ― [0] 【法話】
仏法の教義,信仰の在り方,功徳などを説く話。法談。

ほうわかごうぶつ

ほうわかごうぶつ ハウ―クワガフ― [5] 【飽和化合物】
炭素原子間の結合がすべて単結合である有機化合物。鎖式飽和炭化水素など。

ほうわしぼうさん

ほうわしぼうさん ハウ―シバウ― [0] 【飽和脂肪酸】
炭素鎖に不飽和結合を含まない脂肪酸。不飽和脂肪酸に比べ融点が高い。固体である脂(アブラ){(2)}にグリセリン-エステルとして多く含まれる。

ほうわじょうき

ほうわじょうき ハウ― [4] 【飽和蒸気】
液体または固体と共存して平衡にあるときのその物質の蒸気。普通は水蒸気についていうことが多い。

ほうわじょうきあつ

ほうわじょうきあつ ハウ― [6] 【飽和蒸気圧】
飽和蒸気の示す圧力。単に蒸気圧ともいう。一般に温度の上昇とともに増大する。最大蒸気圧。

ほうわど

ほうわど ハウ― [3] 【飽和度】
⇒彩度(サイド)

ほうわようえき

ほうわようえき ハウ― [4] 【飽和溶液】
ある温度において,溶媒に溶けるだけの溶質を溶かし,それ以上は溶けないという状態となった溶液。この濃度が,その物質の溶解度となる。

ほえかご

ほえかご ホヱ― [2] 【宝恵駕籠】
「ほい駕籠{(2)}」に同じ。[季]新年。《―を降りる草履をそろへけり/長谷川素逝》

ほえき

ほえき [0][1] 【補益】 (名)スル
補い助けること。裨益(ヒエキ)。「此一薬の功能を以て,治者流の力を―し/文明論之概略(諭吉)」

ほえごえ

ほえごえ【吠え声】
a bark;→英和
a howl;→英和
a roar.→英和

ほえごえ

ほえごえ [3] 【吠え声】
吠える声。

ほえざる

ほえざる [3] 【吠猿・吼猿】
霊長目オマキザル科ホエザル亜科の哺乳類の総称。のどに共鳴袋が発達し,大声を出す。頭胴長55センチメートルほどで,尾も同じくらいある。熱帯林の樹上で生活し,植物質を食べる。中南米に分布。アカホエザル・マントホエザルなど数種がある。

ほえつ

ほえつ [0] 【補閲】 (名)スル
足りない点を調べておぎなうこと。「荻大見が―せし黴療新法/新聞雑誌 24」

ほえつく

ほえつ・く [0] 【吠え付く】 (動カ五[四])
獣が吠えながら迫ってくる。ほえかかる。

ほえづら

ほえづら【吠え面をかくな】
You'll pay for this.

ほえづら

ほえづら [0] 【吠え面】
大声をあげて吠えるように泣く顔。

ほえづら=をかく

――をか・く
悔しがって大声をあげて泣く。

ほえる

ほえる【吠える】
bark <at> (犬が);→英和
howl;→英和
roar (猛獣が).→英和

ほえる

ほ・える [2] 【吠える・吼える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 ほ・ゆ
(1)犬やけものが威嚇(イカク)などのために大声で鳴く。「犬が―・える」
(2)どなる。わめく。「そう―・えるな」
(3)人が泣く。「おのれは―・ゆるか卑怯なやつぢや/狂言・二千石」

ほお

ほお ホホ [1] 【頬】
〔「ほほ」とも〕
顔の両側の目の下から耳にかけての柔らかな部分。ほっぺた。

ほお

ほお ホホ [1] 【朴・厚朴】
ホオノキの別名。

ほお

ほお【頬】
a cheek.→英和

ほお=がゆるむ

――がゆる・む
にこにこする。口元がゆるむ。

ほお=が落ちる

――が落・ちる
⇒ほっぺたが落ちる

ほお=をふくらます

――をふくらま・す
不満を顔に表す。ふくれつらをする。

ほお=を染める

――を染・める
顔を赤くする。

ほおあか

ほおあか ホホ― [0] 【頬赤】
スズメ目ホオジロ科の鳥。全長約16センチメートル。ホオジロに似るがやや小さく,頬は茶色。日本では山地や寒冷地で繁殖し,冬期は温暖地に移動する。

ほおあて

ほおあて ホホ― [4][0][3] 【頬当】
鎧(ヨロイ)の付属具の一。顔面を護(マモ)るもの。鉄または革で顔に当てる部分を作り,多くは喉(ノド)を護るために鉄板などを下げる。顔全体をおおう総面,目から下をおおう目の下頬,顎(アゴ)にあてる越中頬など。

ほおえましい

ほおえまし・い ホホヱマシイ [5] 【微笑ましい】 (形)
⇒ほほえましい

ほおえみ

ほおえみ ホホヱミ [4][0] 【微笑み】
⇒ほほえみ

ほおえむ

ほおえ・む ホホヱム [3] 【微笑む】 (動マ五[四])
⇒ほほえむ

ほおかぶり

ほおかぶり【頬被り】
(1) cover one's head with a towel[handkerchief].→英和
(2)[無視]shut one's eyes <to> .

ほおかぶり

ほおかぶり ホホ― [3] 【頬被り・頬冠り】 (名)スル
〔「ほっかぶり」「ほおかむり」とも〕
(1)防寒やほこりよけのため,手ぬぐいなどで頭から頬にかけて包み,顎(アゴ)のあたりで結ぶこと。[季]冬。
(2)知らぬふりをすること。「面倒なことには―する」「―を決めこむ」

ほおかむり

ほおかむり ホホ― [3] 【頬被り】 (名)スル
「ほおかぶり(頬被)」に同じ。「自分のまちがいに―する」

ほおがえし

ほおがえし ホホガヘシ 【頬返し】
(1)口に入れたものを舌で回してかむこと。ほおばったものをかみこなすこと。
(2)なすべき手段。うまく処理する方法。

ほおがえし=が付か∘ない

――が付か∘ない
なすべき手段がない。どうしようもない。「経済が紊乱して―∘ない/付焼刃(露伴)」

ほおがしわ

ほおがしわ ホホガシハ 【朴柏】
ホオノキの異名。「我が背子が捧げて持てる―/万葉 4204」

ほおがまち

ほおがまち ホホ― 【頬輔】
頬骨からおとがいにかけての骨格。頬桁(ホオゲタ)。「―,踏付け��/浄瑠璃・天の網島(上)」

ほおく

ほお・く ホホク 【惚く・耄く】 (動カ下二)
⇒ほうける

ほおく

ほお・く ホホク 【蓬く】 (動カ下二)
⇒ほおける

ほおける

ほお・ける ホホケル [3] 【蓬ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ほほ・く
古くなってけば立つ。ほつれ乱れる。そそける。「―・けた畳」「風に吹かれて―・けた鬢(ビン)」

ほおげた

ほおげた ホホ― [4][0] 【頬桁】
(1)頬骨。また,頬骨あたりの頬。「―を張り飛ばす」
(2)相手の口先。また,ものを言うことをののしっていう語。「―斗(バカリ)の腕なしめ/浄瑠璃・菅原」

ほおげた=を叩(タタ)く

――を叩(タタ)・く
ものを言うことを卑しめていう語。口をきく。「事をこらへぬ法師共,まだ―・くかと/浄瑠璃・都富士」

ほおざし

ほおざし ホホ― [0][3] 【頬刺(し)】
イワシの口からえらのあたりを竹串または藁(ワラ)で刺し連ねて干した食品。頬通し。

ほおじろ

ほおじろ【頬白】
《鳥》a bunting.→英和

ほおじろ

ほおじろ ホホ― [0] 【頬白】
スズメ目ホオジロ科の鳥。全長約17センチメートル。背面は赤褐色で暗色縦斑があり,腹面は一様に褐色。眉線・頬(ホオ)・喉は白色で,眼の後方は黒い。留鳥であるが春の繁殖期の鳴き声に特徴があり,「一筆啓上仕候(ツカマツリソウロウ)」と聞こえる声で長くさえずる。[季]春。
頬白[図]

ほおじろがも

ほおじろがも ホホ― [5] 【頬白鴨】
カモ目カモ科の水鳥。全長約45センチメートル。雄は頭部と背および翼の大部分が黒緑色,腹面が白色。雌は全体褐色で,腹面は白。潜水が巧み。冬鳥として全国の内湾・河口などに渡来する。

ほおじろざめ

ほおじろざめ ホホ― [4] 【頬白鮫】
ネズミザメ目の海魚。サメ類の中でも大型で,全長5〜8メートルに達する。体は紡錘形で,背面は青灰色,腹面は白色。大きな三角形の鋭い歯をもつ。性質は狂暴で「人喰い鮫」とも呼ばれる。練り製品の材料。本州中部以南の温帯から熱帯にかけての沿岸の表層に分布。ホホジロザメ。

ほおずき

ほおずき【鬼灯】
a ground-cherry;a winter cherry.

ほおずき

ほおずき ホホヅキ [0] 【酸漿・鬼灯】
(1)ナス科の多年草。観賞用に植える。高さは約70センチメートル。葉は卵形で粗鋸歯がある。夏,黄白色の花が咲き,袋状の萼(ガク)に包まれた球形の液果が橙赤色に熟す。液果には多数の種子があり,これを抜き去り,口に含んで鳴らして遊ぶ。根を鎮咳・利尿薬とする。ヌカズキ。[季]秋。
〔「酸漿の花」は [季]夏〕
(2)うみほおずき。カラニシ・アカニシなどの巻き貝の卵の袋。口に入れ,舌で押し鳴らす。
酸漿(1)[図]

ほおずきいち

ほおずきいち ホホヅキ― [4] 【鬼灯市】
七月九,一〇日,四万六千日の縁日に東京浅草の浅草寺境内で開かれる,鉢植えのホオズキを売る市。[季]夏。

ほおずきがい

ほおずきがい ホホヅキガヒ [4] 【酸漿貝】
腕足綱有関節亜綱に属する触手動物の総称。すべて海産。体は二枚の殻に包まれ,二枚貝のように見える。殻径1〜5センチメートル。殻は赤・黄または白。蝶番(チヨウツガイ)にある穴から柄を出して岩などに付着する姿からこの名がある。古生代カンブリア紀に出現した古い動物で,世界に約二五〇種がいる。

ほおずきぢょうちん

ほおずきぢょうちん ホホヅキヂヤウ― [5] 【酸漿提灯】
赤色の紙を張った丸く小さな提灯。商店街の飾り付けなどに用いる。

ほおずり

ほおずり ホホ― [3][4] 【頬摺り・頬擦り】 (名)スル
頬を人の頬にすりつけて親愛の情を示すこと。「子供に―する」

ほおだて

ほおだて ホホ― [4] 【頬立】
「ほうだて(方立){(3)}」に同じ。

ほおつき

ほおつき ホホ― 【頬付き】
顔つき。[和名抄]

ほおづえ

ほおづえ ホホヅヱ [0][3] 【頬杖】
(1)ひじを立て掌(テノヒラ)で頬を支えること。つらづえ。「―をつく」
(2)「方杖(ホウヅエ)」に同じ。

ほおづえ

ほおづえ【頬杖をつく】
rest one's chin in[on]one's hand(s).

ほおのき

ほおのき ホホ― [1] 【朴の木】
モクレン科の落葉高木。日本特産。山中に生える。葉は枝先付近に集まり,大形で卵形。五月,枝先に大輪の芳香ある白花をつけ,花弁は八〜九。材は心材が灰緑色で,加工容易。彫刻・下駄・器具の柄・椀など用途は広い。葉は古くは食物を包むのに用いた。ほお。朴柏(ホオガシワ)。
〔「朴の花」は [季]夏。《終りつゝある―の花なほ匂ふ/高浜年尾》〕

ほおば

ほおば ホホ― [0][1] 【朴歯】
ホオノキでつくった下駄の歯。また,その歯を入れた下駄。

ほおばる

ほおば・る ホホ― [3] 【頬張る】 (動ラ五[四])
(1)口の中いっぱいに食べ物をいれる。「すしを口いっぱい―・る」
(2)物をぎっしり詰め込む。「薪をかまの下の―・る程取くべて/浮世草子・立身大福帳」
[可能] ほおばれる

ほおばる

ほおばる【頬張る】
fill[stuff]one's mouth <with food> .頬張って with one's mouth full <of> .

ほおひげ

ほおひげ【頬髭】
whiskers.

ほおひげ

ほおひげ ホホ― [1][0] 【頬髯】
頬に生えたひげ。

ほおぶくろ

ほおぶくろ ホホ― [3] 【頬嚢】
ニホンザル・アカゲザルなど狭鼻猿類やシマリス・ハムスターの口の中にある,食物を一時ためておくふくろ。

ほおべた

ほおべた ホホ― [0] 【頬辺】
頬のあたり。ほっぺた。

ほおべに

ほおべに【頬紅】
rouge.→英和

ほおべに

ほおべに ホホ― [0][3] 【頬紅】
頬に付けるべに。

ほおぼね

ほおぼね ホホ― [0] 【頬骨】
頬の上部にあり幾分高く突き出た骨。顴骨(カンコツ)。「―の張った人」「―が高い」

ほおぼね

ほおぼね【頬骨】
cheekbones.

ほおゆがむ

ほおゆが・む ホホ― 【頬歪む】
■一■ (動マ四)
(1)顔のかっこうが変わる。「夏昼寝して起きたるは…―・みもしぬべし/枕草子 109」
(2)話が事実とくい違う。「―・むこともあめればこそ,さかしらに書き紛らはしつつ/源氏(朝顔)」
■二■ (動マ下二)
事実を違える。「少し―・めて語るも聞こゆ/源氏(帚木)」

ほおりのみこと

ほおりのみこと ホヲリ― 【火折尊・火遠理命】
彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)の別名。

ほおん

ほおん [0] 【保温】 (名)スル
温度をたもつこと。特に,温度をあたたかくたもつこと。「―装置」

ほおん

ほおん【保温】
heating.保温装置 an air-conditioning.

ほか

ほか [0] 【外・他】
(1)ここではない別の所。よそ。「―で探してください」
(2)それ以外のこと・もの。…を除いて。「その―の人」「―に方法がない」「それより―にはない」「私―五名で参ります」
(3)ある範囲を超えたところ。「思いの―高く売れた」「恋は思案の―」
⇔うち

ほか

ほか (係助)
〔名詞「ほか(外・他)」から。近世以降の語〕
体言・活用語の連体形,格助詞などに付く。下に打ち消しの語を伴って,特定の事柄だけを取りあげて,それ以外のものをすべて否定する意を表す。「正解者は数えるほど―ありません」「百円より―貸すことはできない」「ひとりで暮らす―しようがない」

ほか

ほか [1] 【晡下】
〔「晡」は申(サル)の刻〕
午後四時すぎ。「―雨俄に降り来る/日乗(荷風)」

ほか

ほか【外[他]】
(1)[よそ]some other place.(2)[…を除いて]except…;→英和
[…の他にも]besides….→英和
(3)[他の物・人]another (他の一つ);→英和
something[somebody]else;the other;→英和
the others;the rest (他の全部).→英和
〜で somewhere else;elsewhere.→英和
〜の another;other.

ほか=でもない

――でもな・い
話の内容を強調したり,相手に強く印象づけるための語。それ以外のことではない。「君をここへ呼んだのは―・い」「話というのは―・い」

ほかい

ほかい ホカヒ 【寿ひ・祝ひ・賀ひ】
〔後世「ほがひ」とも〕
(1)ことほぎ。ほぐこと。「大殿―/延喜式(宮内省)」
(2)「乞児(ホカイヒト)」の略。

ほかい

ほかい [0] 【外居・行器】
食物を入れて持ち運ぶのに用いる器。形は丸く高く,蓋(フタ)と外側へ反った三本の脚があり,杉の白木製のものや黒漆塗りのものなどがある。「―に飯(イイ)一盛さし入れて/今昔 12」
外居[図]

ほかいひと

ほかいひと ホカヒ― 【乞児】
祝福する言葉を唱えて人の戸口に立ち,食べ物をもらって歩いた者。ものもらい。「彼の―他処(コトドコロ)にして死ぬ/霊異記(上訓注)」

ほかう

ほか・う ホカフ 【寿ふ・祝ふ】 (動ハ四)
〔動詞「ほく」に継続の助動詞「ふ」の付いたもの。後世「ほがう」とも〕
ことほぐ。いわう。ほく。[新撰字鏡(享和本)]

ほかく

ほかく【捕獲】
capture.→英和
〜する capture;catch.→英和
‖捕獲高 a catch.

ほかく

ほかく [0] 【捕獲】 (名)スル
(1)とらえること。いけどること。「動物を―する」
(2)国際法上,戦時に交戦国の軍艦が,相手国または中立国の船舶を一定の手続きに従いつかまえること。海上捕獲。

ほかく

ほかく【補角】
《数》a supplementary angle.

ほかく

ほかく [0] 【補角】
〔数〕 二角の和が二直角であるとき,その二角を互いに補角であるという。
→余角

ほかく

ほかく [0] 【補格】
体言の格の一。単独では実質的意味が十分でない用言に対してその内容を補うもの。「市長になる」「花を見る」における「市長(または,市長に)」「花(または,花を)」の類。

ほかく

ほかく 【保革】
(1) [1]
保守と革新。「―伯仲」
(2) [0]
革の柔軟性を保つこと。「―油」

ほかけ

ほかけ [3][0] 【帆掛(け)】
(1)帆をかけること。
(2)「帆掛け船」の略。

ほかけ

ほかけ [3] 【穂掛(け)】
(1)稲の初穂を門戸などにかけて田の神に供える行事。かけじから。穂掛け祭り。
(2)稲の穂を乾かすために,稲架(ハサ)にかけること。

ほかけそう

ほかけそう [0] 【帆掛草】
カリガネソウの別名。

ほかけぶね

ほかけぶね [4] 【帆掛(け)船】
帆を張って走る船。帆船。ほかけ。

ほかけぶね

ほかけぶね【帆掛け舟】
a sailer;→英和
<米> a sailboat;→英和
<英> a sailing boat.

ほかげ

ほかげ【火影】
a light.→英和

ほかげ

ほかげ [0][2] 【火影】
(1)灯火の光。
(2)灯火によってできる影。「人の気色も,夜の―ぞ/徒然 191」

ほかげ

ほかげ [0] 【帆影】
遠くに見える帆の形。特に船体が見えずに帆だけ見える場合に使う。

ほかす

ほか・す [2] 【放下す・放す】 (動サ五[四])
〔「放下(ホウカ)す」の転〕
うち捨てておく。捨てる。捨て置く。うっちゃる。「書物を机の上へ―・して/片恋(四迷)」
〔主に関西での言い方〕

ほかす

ほか・す [2] (動サ五[四])
綿をうち直してふっくらさせる。「綿打弓でびん��と―・した綿/土(節)」

ほかぜ

ほかぜ [1][0] 【帆風】
(1)追手の風。順風。おいかぜ。おいて。
(2)時を得た勢い。はぶり。「近代大神氏に―をとられて/著聞 6」

ほかと

ほかと (副)
(1)大きな口をあけて,物を食うさま。ぱくりと。「人くらひ犬…―食うたり/咄本・醒睡笑」
(2)激しく急に何かをするさま。また,突然ある状態が出現するさま。「酌をする者,酒を―こぼしたれば/咄本・醒睡笑」

ほかなら∘ない

ほかなら∘ない 【他ならない】 (連語)
(1)(多く「…にほかならない」の形で)それ以外の何物でもない。たしかにそうである。ほかならぬ。「彼の今日あるのも研鑽の賜物に―∘ない」
(2)余人ではない。ほかの人ではない。まさにその人である。特別な関係にある。ほかならぬ。「―∘ない君の頼みだから,いやとは言えないな」

ほかなら∘ぬ

ほかなら∘ぬ 【他ならぬ】 (連語)
「ほかならない」に同じ。「かかる怪異は狐狸の仕業に―∘ぬと騒ぎ立てた」「―∘ぬ彼の依頼だから,二つ返事で引き受けた」

ほかばら

ほかばら 【外腹】
本妻でない女性の腹に生まれること。また,その子。「―の男君たち/栄花(様々の悦)」

ほかほか

ほかほか 【外外】
〔「ほか」を重ねた語〕
(1)そこ以外の別々の場所。よそ。ほか。「はやうありし者どもの―なりつる,田舎だちたる所に住む者どもなど/枕草子 25」
(2)別々にわかれているさま。「月ごろ,かく―にて/源氏(若菜下)」

ほかほか

ほかほか
■一■ [0] (形動)
暖かいさま。暖かそうな感じを与えるさま。「―のまんじゅう」「体中―になる」「体が―する」
■二■ [1] (副)スル
(1){■一■}に同じ。ほこほこ。「―(と)した布団」
(2)うっかり。うかうか。「その場に臨みそのことにあづからざれば―とはうけとられず/鶉衣」
(3)力強く,または一途に物事をするさま。「―ト突キ通ス/日葡」

ほかめ

ほかめ 【外目】 (名)スル
ほかに目を移すこと。よそ見。「―せず見聞くけしきどもを見て/大鏡(時平)」

ほからかす

ほからか・す 【放らかす】 (動サ四)
放っておく。ほったらかす。「よその事は―・してさあさあ参らう/浄瑠璃・油地獄(上)」

ほかん

ほかん [0] 【保管】 (名)スル
金銭や品物などをあずかって,こわれたりなくなったりしないように管理すること。「金庫に―しておく」

ほかん

ほかん【保管】
storage;→英和
custody;→英和
deposit (預り).→英和
〜させる deposit <money with a person> .〜する keep;→英和
take charge <of> ;store (倉庫などに).→英和
‖保管人 a keeper;a trustee (財産などの).保管料 a (custody) fee;storage (倉庫の).書類保管庫 a filing cabinet.

ほかん

ほかん [0] 【補完】 (名)スル
欠けているところや不十分なところを補って完全なものにすること。「欠点を―する」「―的機能」

ほかん

ほかん [0] 【補巻】
全集などが完結したあとに出す追加の本。補遺の巻。

ほかんけい

ほかんけい ホクワン― [0] 【歩管系】
⇒水管系(スイカンケイ)

ほかんざい

ほかんざい [2] 【補完財】
互いに補い合うことによって単独で用いる場合よりも価値を増す財。他の財の価格が下落すると,それに対する需要が増大する財。例えば,パンとバターなど。
⇔代替財

ほかんばしょ

ほかんばしょ [0] 【保管場所】
自動車で,車庫法により最寄りの警察署に届け出が義務づけられた自動車の置き場所。

ほかんほう

ほかんほう [0] 【補間法】
〔数〕 ある変域内で,いくつかの変数値に対する関数値が知られているとき,同じ変域内の他の変数値に対する関数値を推定し,近似値を求める方法。内挿法。挿入法。
→補外法

ほかんりょう

ほかんりょう [2] 【保管料】
倉庫営業者が物品保管の報酬として受け取る料金。倉敷料。

ほがいほう

ほがいほう ホグワイハフ [0] 【補外法】
〔数〕 ある変域内で,いくつかの変数値に対する関数値が知られているとき,この変域外の変数値に対する関数値を推定する方法。補間法を変域外に適用したもの。外挿法。
→補間法

ほがかり

ほがかり [2] 【帆掛(か)り】
和船の木割法の一。帆一反を単位とし,これに対する船の各部の寸法の割合を定めて設計の基準とする。

ほがす

ほが・す (動サ四)
穴をあける。うがつ。[日葡]

ほがほが

ほがほが
秋田県北部・青森県の小正月の行事。大豆の皮・蕎麦殻(ソバガラ)・酒糟(サケカス)などを混ぜたものを家のまわりに撒(マ)くもの。豆糠撒(マメヌカマ)き。

ほがら

ほがら 【朗ら】 (形動ナリ)
「ほがらか」に同じ。「神明は内には智恵―にして,外には慈悲妙也/沙石(一・米沢本)」

ほがらか

ほがらか【朗らか】
[気分などの]fine;→英和
bright;→英和
cheerful.→英和
〜にする(なる) brighten.→英和

ほがらか

ほがらか [2] 【朗らか】 (形動)[文]ナリ
(1)心が晴れ晴れとしているさま。こだわりなく快活なさま。明朗。「―に毎日を過ごす」「―な人」
(2)空が曇りなく晴れているさま。「―な秋空」
(3)広々と開けているさま。開放されているさま。「郊郭,顕敞と―にして,川野,瞍潤とこえたり/大慈恩寺三蔵法師伝(永久点)」
(4)明るく光るさま。「すがた秋の月の―に,ことば春の花のにほひあるをば/後拾遺(序)」
(5)はっきり物事がわかっているさま。精通しているさま。「その方にまことに深くしみ,顕密ともに―なるをば/栄花(疑)」
[派生] ――さ(名)

ほがらほがら

ほがらほがら 【朗ら朗ら】 (副)
朝日がのぼろうとして明るくなるさま。「しののめの―とあけゆけば/古今(恋三)」

ほがり

ほがり [0] 【穂刈(り)】
稲あるいは雑穀などを収穫する際に,穂部だけを刈り取る方法。特に稲作では,東南アジアに伝統的に行われてきた。根刈りに対していう。

ほき

ほき [1] 【蒲葵】
植物ビロウの漢名。

ほき

ほき 【祝き・寿き】
ことほぐこと。
→ほく(祝)

ほき

ほき [1] 【簠簋】
〔「簠」は四角い祭器,「簋」は円形の祭器の意〕
中国で,神に供える穀物を盛った祭器。

ほき

ほき 【崖】
山腹などのけわしい所。がけ。「岩のかどふむ―のかけ道/山家(雑)」

ほき

ほき [1] 【補記】 (名)スル
不足を補って書き足すこと。補筆。

ほきうた

ほきうた 【祝き歌・寿き歌】
〔後世「ほぎうた」とも〕
祝ってよむ歌。ことほぐ歌。「こは―の片歌なり/古事記(下)」

ほきだす

ほきだ・す [0][3] 【吐き出す】 (動サ五[四])
〔「はきだす」の転〕
「はきだす」に同じ。[ヘボン(三版)]

ほきゃく

ほきゃく [0] 【歩脚】
節足動物の胸部の肢のうち,歩行に用いられるもの。

ほきゅう

ほきゅう【補給】
supply;→英和
replenishment.→英和
〜する supply <food> ;replenish <coal,fuel> .→英和

ほきゅう

ほきゅう [0] 【匍球】
地上をかすめて,低くとんでくるたま。ゴロ。グラウンダー。

ほきゅう

ほきゅう [0] 【捕球】 (名)スル
ボールをとること。特に野球で打球・投球・送球をとること。「フライを―する」

ほきゅう

ほきゅう [0] 【補給】 (名)スル
足りなくなった分を補うこと。「弾薬を―する」

ほきゅうきち

ほきゅうきち [4] 【補給基地】
軍需品その他戦時要品を補給する根拠地。

ほきゅうきん

ほきゅうきん [0] 【補給金】
特定事業の助成のため,国が事業会社に給する補助金。

ほきゅうせん

ほきゅうせん [0] 【補給線】
前線に兵員・兵器・食料などの軍需品を輸送するための陸・海・空の交通路。

ほきょう

ほきょう [0] 【補強】 (名)スル
足りない所や弱い所を補ったり強くしたりすること。「橋のいたんだ部分を―する」「戦力の―」

ほきょう

ほきょう【補強】
reinforcement.→英和
〜する reinforce.→英和

ほきょうしょうこ

ほきょうしょうこ [4] 【補強証拠】
ある証拠の証明力を増強する別の証拠。

ほきん

ほきん [0] 【保菌】
体内に病原体をもっていること。

ほきんしゃ

ほきんしゃ【保菌者】
a germ carrier.

ほきんしゃ

ほきんしゃ [2] 【保菌者】
体の中に病原体をもっているが発病はしていない人。他に感染させることがある。キャリア。

ほぎ

ほぎ [1] 【穂木】
挿し木・接ぎ木に使う枝。挿し穂や接ぎ穂。

ほく

ほ・く 【祝く・寿く】 (動カ四)
〔後世「ほぐ」とも〕
(1)よい結果を期待して,祝い言を唱える。ことほぐ。「焼大刀のかど打ち放ちますらをの―・く豊御酒(トヨミキ)に我酔(エ)ひにけり/万葉 989」
(2)呪言を述べて神意をうかがう。「乃ち矢を取りて,―・きて曰(ノタマ)はく/日本書紀(神代下訓)」

ほく

ほ・く 【惚く・呆く】
〔「ほぐ」とも〕
■一■ (動カ四)
知覚がにぶる。ぼんやりする。ぼける。「世にも―・きたることとそしり聞こゆ/源氏(常夏)」
■二■ (動カ下二)
⇒ほける

ほくい

ほくい [1] 【北緯】
赤道を〇度とし,それより北九〇度までの緯度。
⇔南緯

ほくい

ほくい【北緯】
the north latitude <N.Lat.> .〜40度39分に at[in]lat.40°39′N.→英和

ほくえつ

ほくえつ 【北越】
越中・越後の二国。特に,越後をいう。

ほくえつせっぷ

ほくえつせっぷ ホクヱツ― 【北越雪譜】
地誌。二編七巻。鈴木牧之(ボクシ)著。1836〜42年刊。越後の雪の観察記録を中心に,雪国の風俗・習慣などについて述べたもの。

ほくえん

ほくえん 【北燕】
中国,五胡十六国の一。漢人の馮跋(フウバツ)が後燕を滅ぼし竜城(遼寧省)に都して建国(409-436)。二代で北魏(ホクギ)に滅ぼされた。

ほくえんどう

ほくえんどう 【北円堂】
奈良市にある興福寺の一堂。721年元明・元正両天皇の勅願により建立。現在の建物は鎌倉初期に再建されたもの。八角円堂,一重本瓦葺き。本尊弥勒仏座像は国宝。

ほくおう

ほくおう【北欧】
Northern Europe.北欧人種 the Nordic race.北欧諸国(語) the Scandinavian countries (languages).

ほくおう

ほくおう [0] 【北欧】
ヨーロッパの北部にある国々。一般にデンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・アイスランドをさす。北ヨーロッパ。
⇔南欧

ほくおうかいぎ

ほくおうかいぎ 【北欧会議】
〔Nordic Council〕
北欧五か国の国会議員代表から成る評議機関。非政治的・非軍事的問題について共通の政策を立案し勧告する。1952年発足。自由労働市場の確立,福祉政策面での協調も行われてきた。NC 。

ほくおうがくは

ほくおうがくは [5] 【北欧学派】
経済変動の動的過程の考究を主眼におく経済学の学派。スウェーデンの諸大学を活動の中心とし,自然利子率と市場利子率の不一致による物価の累積的変動理論を唱えたウィクセルと,購買力平価説を唱えたカッセルが代表的。スウェーデン学派。ストックホルム学派。

ほくおうしんわ

ほくおうしんわ [5] 【北欧神話】
古く北欧の大半を占めたゲルマン民族に共通する神話および英雄伝説。ギリシャ神話に比肩するもので,物語群はエッダと総称される中世の写本により伝えられた。

ほくかん

ほくかん 【北漢】
中国,五代十国の一。後漢(コウカン)滅亡の翌年,劉知遠の弟劉崇が太原(山西省)に建国(951-979)。契丹(キツタン)と結んだが,宋に滅ぼされた。

ほくが

ほくが [0] 【北画】
「北宗画(ホクシユウガ)」の略。

ほくがく

ほくがく 【北岳】
中国五岳の一,恒山(コウザン)の別名。

ほくがん

ほくがん [0] 【北岸】
北側の岸。

ほくぎ

ほくぎ 【北魏】
⇒魏(ギ)(3)

ほくぎしょ

ほくぎしょ 【北魏書】
⇒魏書(ギシヨ)(1)

ほくげん

ほくげん 【北元】
中国,元朝が1368年に滅亡してのち明に追われてモンゴル地方に退いた元の残存勢力。88年,明の北征をうけて衰亡。

ほくげん

ほくげん [0] 【北限】
(動植物の地域分布などの)北の限界。
⇔南限

ほくさい

ほくさい 【北斎】
⇒葛飾(カツシカ)北斎

ほくさぶんりゃく

ほくさぶんりゃく 【北槎聞略】
記録。一一巻,付録一巻。桂川甫周編。1794年成立。1782年台風で遭難した大黒屋光太夫らの漂流とロシア滞在中の見聞をもとにした,わが国最初のロシア誌。

ほくざんしょう

ほくざんしょう 【北山抄】
有職書。一〇巻。藤原公任(キントウ)著。平安中期成立。朝廷での年中行事や臨時の儀式・作法などを多くの典籍を引いて記したもの。「西宮記」と並ぶ有職故実の重要書。

ほくし

ほくし 【北史】
中国,二十四史の一。北朝(北魏(ホクギ)・北斉・北周・隋)の歴史を記す。一〇〇巻。唐の李延寿撰。659年完成。本紀一二巻,列伝八八巻。
→南史

ほくし

ほくし 【北枝】
⇒立花(タチバナ)北枝

ほくしゅ

ほくしゅ [1] 【北首】
頭を北に向けて寝ること。北枕。「白河院は,―に御寝なりけり/徒然 133」

ほくしゅう

ほくしゅう 【北周】
中国,北朝の一。北魏(ホクギ)の東西分裂後,宇文泰の子の覚が西魏のあとをうけて建国(557-581)。都は長安。北斉を併合したが,外戚の楊堅(隋の文帝)に滅ぼされた。

ほくしゅう

ほくしゅう 【北州】
(1)「ほっこく(北国){(3)}」に同じ。
(2)清元節の曲名。本名題「北州千歳寿(センネンノコトブキ)」。大田蜀山人作詞。川口お直作曲。1818年発表。吉原の四季の風物を語ったもの。

ほくしゅう

ほくしゅう [0] 【北宗】
(1)〔中国北部で行われたことから〕
禅宗の一派。禅宗第五祖の弘忍の門下,神秀の系統をいう。漸悟主義をとる。我が国へは道璿(ドウセン)が伝えた。北宗禅。
⇔南宗
(2)「北宗画」の略。

ほくしゅう

ほくしゅう [0] 【北洲】
「北倶盧洲(ホツクルシユウ)」の略。

ほくしゅうが

ほくしゅうが [0] 【北宗画】
中国の職業画家の系統およびその様式をさす語。唐の李思訓ら以後,宋の郭煕・馬遠らを経て,明の戴進らに至るもの。文人を主とする南宗画の対概念として,莫是竜・董其昌によって提唱された。北画。

ほくしゅうしょ

ほくしゅうしょ 【北周書】
⇒周書(シユウシヨ)

ほくしん

ほくしん [0] 【北進】 (名)スル
北へ進むこと。進路を北にとって進むこと。
⇔南進
「一路―する」

ほくしん

ほくしん [0] 【北辰】
北極星のこと。

ほくしんいっとうりゅう

ほくしんいっとうりゅう 【北辰一刀流】
剣術の一派。流祖は千葉周作。家の流儀北辰夢想流に,小野派一刀流・中西派一刀流の剣法を加え一派を成した。

ほくしんごんげん

ほくしんごんげん 【北辰権現】
北極星を神格化した称。日本では造化の三神(天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)・高皇産霊神(タカミムスビノカミ)・神皇産霊神(カミムスビノカミ))がこれに当てられる。北辰明神。北辰尊。

ほくしんさい

ほくしんさい 【北辰祭】
北極星をまつる祭り。平安時代,朝廷・民間で盛んに行われ,中世以降日蓮宗の普及とともに妙見信仰へ受け継がれた。

ほくしんじへん

ほくしんじへん 【北清事変】
⇒義和団事件(ギワダンジケン)

ほくじょう

ほくじょう【北上する】
go north.

ほくじょう

ほくじょう [0] 【北上】 (名)スル
北に向かって進むこと。
⇔南下
「台風は八丈沖を―中」「―する軍隊」

ほくせい

ほくせい 【北斉】
中国,北朝の一。北魏(ホクギ)の東西分裂後,高歓の子の洋が東魏のあとをうけて建国(550-577)。鄴(ギヨウ)(河北省)に都して栄えたが,北周に滅ぼされた。

ほくせい

ほくせい [0] 【北征】 (名)スル
北へ向かって行くこと。また,北方の征伐に行くこと。
⇔南征

ほくせい

ほくせい [0] 【北西】
北と西との中間の方角。にしきた。西北。乾(イヌイ)。
⇔南東

ほくせい

ほくせい【北西(の)】
northwest.→英和

ほくせいがくえんだいがく

ほくせいがくえんだいがく ホクセイガクヱン― 【北星学園大学】
私立大学の一。1887年(明治20)創立のキリスト教系のスミス女学校を母体とし,1962年(昭和37)設立。本部は札幌市厚別区。

ほくせいきせつふう

ほくせいきせつふう [0] 【北西季節風】
冬季,シベリア大陸から東アジア沿岸およびその近海に吹き出す,寒冷で乾燥した北西の季節風。北西モンスーン。

ほくせいしょ

ほくせいしょ 【北斉書】
中国,二十四史の一。南北朝時代の北斉の歴史を記す。五〇巻。唐の太宗の命により李百薬撰。636年完成。本紀八巻,列伝四二巻。

ほくそ

ほくそ 【黒子】
〔「ははくそ」の転〕
ほくろ。[和訓栞]

ほくそ

ほくそ [0] 【火糞・�】
(1)火口(ホクチ)。
(2)ろうそくの燃えがら。

ほくそう

ほくそう 【北総】
下総(シモウサ)国の別名。
→南総

ほくそう

ほくそう 【北宋】
⇒宋(ソウ)(3)

ほくそう

ほくそう [0] 【北叟】
北辺の老人。淮南子(エナンジ)の「塞翁が馬」の故事の塞翁をいう。
→ほくそ笑む

ほくそうが

ほくそうが [0] 【北宗画】
⇒ほくしゅうが(北宗画)

ほくそえむ

ほくそえ・む [4] 【ほくそ笑む】 (動マ五[四])
物事が思い通りの結果になったことに満足して,一人ひそかに笑う。「ひそかに―・む」
〔「ほくそ」は「ほくそう(北叟)」の転で,「塞翁が馬」の達観した北叟(=塞翁)が喜憂いずれに対しても少し笑ったという故事によるともいわれ,「ほくそ」に「北叟」の字も当てられる〕

ほくそえむ

ほくそえむ【北叟笑む】
chuckle <to oneself over> .→英和

ほくそずきん

ほくそずきん [4][5] 【苧屑頭巾】
〔「ほくそ」は「おくそ」の転〕
植物カラムシの茎で作った,頭全体を包む頭巾。鷹匠・猟師などが用いた。からむし頭巾。おがら頭巾。おくそ頭巾。
苧屑頭巾[図]

ほくそわらう

ほくそわら・う 【ほくそ笑ふ】 (動ハ四)
ほくそえむ。「―・ひて出でられぬ/盛衰記 12」

ほくそ笑ふ

ほくそわら・う 【ほくそ笑ふ】 (動ハ四)
ほくそえむ。「―・ひて出でられぬ/盛衰記 12」

ほくそ笑む

ほくそえ・む [4] 【ほくそ笑む】 (動マ五[四])
物事が思い通りの結果になったことに満足して,一人ひそかに笑う。「ひそかに―・む」
〔「ほくそ」は「ほくそう(北叟)」の転で,「塞翁が馬」の達観した北叟(=塞翁)が喜憂いずれに対しても少し笑ったという故事によるともいわれ,「ほくそ」に「北叟」の字も当てられる〕

ほくたん

ほくたん【北端】
the north end.

ほくたん

ほくたん [0] 【北端】
北側のはし。
⇔南端
「島の―」

ほくだん

ほくだん 【北淡】
兵庫県,淡路島北西部,津名(ツナ)郡の町。水産業が盛ん。

ほくち

ほくち [0][3] 【火口】
(1)燧(ヒウチ)を打ちつけて火をうつしとるもの。イチビの茎を炭にしたものや,茅花(ツバナ)(チガヤの花)やパンヤに焼酎・焔硝を加えて製したものを用いる。ほくそ。
(2)火をつけるところ。点火するところ。

ほくちがね

ほくちがね [3] 【火口金】
「火打ち石」に同じ。

ほくちょう

ほくちょう [0] 【北朝】
(1)中国で南北朝時代に,華北を占めていた鮮卑系五王朝の総称。北魏(ホクギ)(386-534)・東魏(534-550)・西魏(535-557)・北斉(550-577)・北周(557-581)をいう。北周を継いだ隋が南朝の陳を滅ぼし南北を統一。
(2)日本で南北朝時代(1336-1392)に,京都に都を置いた持明院統の朝廷。足利氏に擁立された光厳・光明・崇光・後光厳・後円融・後小松の諸天皇が皇位についた。
⇔南朝

ほくていとごふ

ほくていとごふ 【北庭都護府】
中国,唐の六都護府の一。702年庭州(ウルムチ付近)に設置,安西都護府と並ぶ西域経略の拠点。790年頃吐蕃(トバン)に奪われた。

ほくてき

ほくてき [0] 【北狄】
(1)古代中国で,北方の異民族の蔑称。匈奴(キヨウド)・鮮卑・突厥(トツケツ)・契丹(キツタン)・靺鞨(マツカツ)・回紇(ウイグル)など。
→東夷(トウイ)
→南蛮
→西戎(セイジユウ)
(2)北方の賊。「東夷―」

ほくてん

ほくてん [0] 【北天】
北方の空。北国の空。

ほくてんせん

ほくてんせん [0] 【北転船】
日本近海の漁業資源の減少により,北太平洋へ漁場転換した中型底曳き網漁船。

ほくでん

ほくでん [0] 【北伝】
北方で,あるいは北方から伝わること。

ほくでんぶっきょう

ほくでんぶっきょう [5] 【北伝仏教】
「北方仏教」に同じ。

ほくと

ほくと [1] 【北都】
〔奈良を南都というのに対して〕
京都。
⇔南都

ほくと

ほくと [1] 【北斗】
「北斗七星」の略。

ほくとう

ほくとう【北東(の)】
northeast.→英和

ほくとう

ほくとう [0] 【北東】
北と東との中間の方角。ひがしきた。東北。艮(ウシトラ)。
⇔南西

ほくとしちせい

ほくとしちせい [5] 【北斗七星】
大熊座の七個の星。北天に斗(ヒシヤク)状をなして連なるのでこの名がある。ひしゃくの柄の先にあたる星を中国名で揺光(ヨウコウ)といい,古来時刻の測定や航海の指針とした。北斗星。七曜(シチヨウ)の星。四三(シソウ)の星。ひしゃく星。ななつ星。
北斗七星[図]

ほくとしちせい

ほくとしちせい【北斗七星】
<米> the Great Dipper; <英> the Plough.

ほくとしんくん

ほくとしんくん 【北斗真君】
道教の神。北斗七星が神格化されたもの。華南から東南アジアで信仰される。

ほくとせい

ほくとせい [3] 【北斗星】
「北斗七星(シチセイ)」に同じ。

ほくどう

ほくどう [0] 【北堂】
(1)家の北にある建物。古代中国で,主婦の居所としていたところ。
(2)転じて,母の称。また,他人の母の尊称。母堂。
(3)大学寮の講堂の一。

ほくばく

ほくばく [0] 【北爆】
アメリカがトンキン湾事件を口実に,1965年2月以降北ベトナムに対して行なった連続的な爆撃。ベトナム戦争に対するアメリカの本格的介入の第一歩となった。

ほくばつ

ほくばつ 【北伐】
中国国民革命軍が華北の軍閥政府を倒した戦争。1926年蒋介石を総司令として広東から北上,武漢・南京両政府の対立により中絶したが,28年張作霖を追って北京を占領,中国を統一した。
→済南(サイナン)事件

ほくび

ほくび [0] 【穂首】
(1)(稲などの)穂の部分。
(2)槍などの穂先の,柄に接した部分。けらくび。「鉾の―を弓手(ユンデ)につかみ/浄瑠璃・釈迦如来」

ほくびがり

ほくびがり [0] 【穂首刈(り)】
穀類の穂首の部分のみを刈り取る収穫方法。弥生時代の石包丁などはその道具。
→根刈り

ほくふう

ほくふう [0] 【北風】
北から吹く風。きたかぜ。
⇔南風(ナンプウ)

ほくぶ

ほくぶ [1] 【北部】
北の方の部分。
⇔南部

ほくぶ

ほくぶ【北部】
the northern part.

ほくへん

ほくへん [0] 【北辺】
北のあたり。北のはて。

ほくべい

ほくべい 【北米】
北アメリカのこと。

ほくべい

ほくべい【北米】
North America.

ほくべいじゆうぼうえききょうてい

ほくべいじゆうぼうえききょうてい 【北米自由貿易協定】
〔North American Free Trade Agreement〕
⇒ナフタ(NAFTA)

ほくべいプレート

ほくべいプレート [6] 【北米―】
北アメリカとその周辺部を載せるプレート。東北日本までがこれに含まれ,日本海東縁部でユーラシア-プレートと接しているといわれる。

ほくほく

ほくほく [1] (副)スル
(1)うれしさを禁じえないさま。「―顔」「賞金を得て―する」
(2)ふかし芋などが,水分が少なくてやわらかく口当たりがよさそうなさま。ぽくぽく。「―のふかしいも」
(3)うなずくさま。ぼくぼく。「さしもの輝虎理に服し,―うなづき/浄瑠璃・信州川中島」

ほくほく

ほくほく
〜する be much pleased <with> .

ほくほくせい

ほくほくせい [0] 【北北西】
北と北西との中間の方角。

ほくほくせい

ほくほくせい【北々西】
north-northwest.

ほくほくとう

ほくほくとう【北々東】
north-northeast.

ほくほくとう

ほくほくとう [0] 【北北東】
北と北東との中間の方角。

ほくぼう

ほくぼう [0] 【北邙】
〔洛陽東北にある北邙山は,王侯の墓地として名高いので〕
墓地。「我れ―の露と消えなんのちの煙に/とはずがたり 3」

ほくめい

ほくめい [0] 【北溟・北冥】
北方の大海。

ほくめん

ほくめん [0] 【北面】 (名)スル
(1)北方に面すること。
⇔南面
(2)〔中国で,臣下は北に面して天子に対面することから〕
臣下として主君に仕えること。
(3)「北面の武士」の略。また,北面の武士の伺候するところ。

ほくめんのぶし

ほくめんのぶし [6] 【北面の武士】
院の北面に詰めて近侍した武者。四位の者を上(シヨウ)北面,五位・六位の者を下(ゲ)北面と呼び,院の武力組織の中心。白河院のとき初めて設置。北面の者。きたおもて。

ほくもん

ほくもん [0] 【北門】
北向きの門。北の方の道に通じる門。

ほくもん=の嘆(タン)

――の嘆(タン)
〔詩経(邶風,北門)〕
仕官して志を得ない嘆き。

ほくよう

ほくよう [0] 【北洋】
(1)北の海。狭義には太平洋の北西部,ベーリング海とオホーツク海とをさす。
(2)中国,清末に通商外交事務を統轄するために,奉天・直隷(河北)・山東の三省を合わせて一区域としたときの呼称。
⇔南洋

ほくよう

ほくよう【北洋】
the northern sea.

ほくようかんたい

ほくようかんたい 【北洋艦隊】
中国,清末の新式海軍。李鴻章によってつくられ,海軍の主力として勢威を誇ったが,日清戦争で惨敗した。

ほくようぎょぎょう

ほくようぎょぎょう [5] 【北洋漁業】
(1)北部太平洋で行う各種の漁業。オホーツク海・ベーリング海などの母船式サケマス漁業・母船式カニ漁業・北洋トロールなど。
(2)第二次大戦前,千島・樺太(カラフト)・カムチャツカ方面で行われた漁業の総称。北方漁業。

ほくようぐんばつ

ほくようぐんばつ 【北洋軍閥】
中国で,袁世凱(エンセイガイ)が編制した北洋新軍を母体として辛亥革命期に北京の政権を掌握した軍閥。袁の死後,分派の安徽(アンキ)派・直隷(チヨクレイ)派・奉天派が政権を争奪した。

ほくようざい

ほくようざい [3] 【北洋材】
ロシア極東地域からの輸入木材の総称。エゾマツ・トドマツ・ベニマツなど。

ほくら

ほくら 【神庫】
〔「ほ」は秀の意〕
(1)(一段高く設けた)神宝を納めておく倉。「何ぞよく天の―に登らむや/日本書紀(垂仁)」
(2)やしろ。ほこら。「山の中に大きなる―あり/今昔 26」

ほくりく

ほくりく 【北陸】
〔古くは「ほくろく」〕
(1)「北陸地方」の略。
(2)「北陸道」の略。

ほくりくかいどう

ほくりくかいどう 【北陸街道】
中山道を鳥居本あるいは関ヶ原で分かれ,琵琶湖東岸を北上し,福井・金沢・富山を経て新潟に至る道。北国街道。北国路。

ほくりくじどうしゃどう

ほくりくじどうしゃどう 【北陸自動車道】
新潟市と滋賀県米原(マイハラ)町を結ぶ高速道路。延長481.1キロメートル。1988年(昭和63)全線開通。米原で名神高速道路と接続。

ほくりくせんたんかがくぎじゅつだいがくいんだいがく

ほくりくせんたんかがくぎじゅつだいがくいんだいがく 【北陸先端科学技術大学院大学】
国立の大学院大学の一。1990年(平成2)設立。本部は石川県辰口町。

ほくりくだいがく

ほくりくだいがく 【北陸大学】
私立大学の一。1975年(昭和50)設立。本部は金沢市。

ほくりくちほう

ほくりくちほう 【北陸地方】
中部地方の日本海側の地域。新潟・富山・石川・福井の四県。北陸。

ほくりくどう

ほくりくどう 【北陸道】
〔古くは「ほくろくどう」〕
(1)五畿七道の一。若狭・越前・加賀・能登・越中・越後・佐渡の七国をいう。くぬがのみち。北国。
(2){(1)}の諸国を縦貫する道。

ほくりくほんせん

ほくりくほんせん 【北陸本線】
JR 西日本の鉄道線。米原・直江津間,353.9キロメートル。信越・羽越・奥羽の各本線と結んで日本海岸縦貫線を形づくる。

ほくりくトンネル

ほくりくトンネル 【北陸―】
北陸本線の敦賀と南今庄間にあるトンネル。長さ13.87キロメートル。1962年(昭和37)木ノ芽峠の下を貫いて建設された。

ほくりゅう

ほくりゅう [0] 【北流】 (名)スル
川や海流などが北の方へ流れること。

ほくりょう

ほくりょう 【北涼】
中国,五胡十六国の一。匈奴(キヨウド)の沮渠蒙遜(ソキヨモウソン)が後涼の漢人段業を擁立して甘粛(カンシユク)に建国(397-439)。のち段業を殺して自立。北魏(ホクギ)に滅ぼされた。

ほくりょなんわ

ほくりょなんわ 【北虜南倭】
中国の明代,北方から侵略したモンゴル族と南方から侵略した倭寇(ワコウ)。被害が大きく明朝の基礎が動揺した。南倭北虜。

ほくりんぜんに

ほくりんぜんに 【北林禅尼】
阿仏尼(アブツニ)の別名。

ほくれい

ほくれい 【北嶺】
(1)高野山を南山と呼ぶのに対し,比叡山(ヒエイザン)の別名。
(2)奈良の興福寺を南都と呼ぶのに対し,比叡山延暦寺の別名。

ほくろ

ほくろ [0][3] 【黒子】
暗褐色ないし黒色の扁平な斑,または半球状に盛り上がった皮疹で,小豆(アズキ)大ぐらいまでの大きさのものをいう。黒子(コクシ)。

ほくろ

ほくろ
シュンランの別名。

ほくろ

ほくろ【黒子】
a mole.→英和

ほくろく

ほくろく [0] 【北麓】
山の北側のふもと。

ほくろくどう

ほくろくどう 【北陸道】
⇒ほくりくどう(北陸道)

ほくア

ほくア 【北―】
(1)北アフリカの略称。
(2)北アルプスの略称。

ほぐ

ほぐ [1] 【反故】
「ほご(反故)」に同じ。「以前の説を―にして/安愚楽鍋(魯文)」

ほぐ

ほ・ぐ (動ガ下二)
⇒ほげる

ほぐし

ほぐし 【火串】
(1)夏山における狩りで,鹿をおびき寄せるための照射(トモシ)のたいまつを挟んでおく木。[季]夏。「五月闇―にかかるともし火の/栄花(歌合)」
(2)のろしの土台に立てるくい。

ほぐしおり

ほぐしおり [0] 【解し織り】
模様の輪郭をぼかす効果を得るために,整経した経(タテ)糸の配列を乱さぬように仮の緯(ヨコ)糸を打ち込み,捺染(ナツセン)をほどこしたのち,仮の緯糸をはずして正規の緯糸を打ち込む製織法。

ほぐす

ほぐ・す [2] 【解す】 (動サ五[四])
(1)もつれて固まった状態を,といてもとへもどす。結ばれたり織られたりしているものをさばいて分ける。「魚の身を―・す」「織り糸を―・す」
〔「ほぐれる」に対する他動詞〕
(2)緊張・疲労・怒りなどを,おだやかな状態へもどす。「気分を―・す」「旅のつかれを―・す」「肩のこりを―・す」
[可能] ほぐせる

ほぐす

ほぐす
untie;→英和
soften (和らげる).→英和

ほぐる

ほぐ・る 【解る】 (動ラ下二)
⇒ほぐれる

ほぐれる

ほぐ・れる [3] 【解れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ほぐ・る
(1)結ばれたりもつれたりして固まったものが,分かれて離れる。「結び目が―・れる」「謎(ナゾ)が―・れてきた」
(2)緊張・疲労・怒りなどが,おだやかな状態になる。「気持ちが―・れる」「肩のこりが―・れる」
(3)しそびれる。「相国様に御腹を切らせ奉らんと有りけれ共,―・れてならざる事なれ共/三河物語」
〔「ほぐす」に対する自動詞〕

ほぐれる

ほぐれる
get untied;soften (やわらぐ).→英和

ほけ

ほけ 【火気】
(1)火のけ。また,けむり。「かまどには―吹き立てず/万葉 892」
(2)湯気。「―ガタツ/日葡」

ほけきょう

ほけきょう 【法華経】
〔楚 Saddharmapuṇḍarīka-sūtra〕
代表的な大乗仏教経典。漢訳六種(三種が現存)のうち,二八品より成る鳩摩羅什(クマラジユウ)訳の「妙法蓮華経」八巻が最も広く流布。三乗が一乗に帰すること,釈迦が永遠の仏であることなどを説く。天台宗・日蓮宗の所依の経典。ほっけきょう。

ほけきょうぎしょ

ほけきょうぎしょ 【法華経義疏】
法華経の注釈書。四巻。聖徳太子著。615年成る。三経義疏の一。法華義疏。

ほけきょうじ

ほけきょうじ ホケキヤウ― 【法華経寺】
千葉県市川市中山町にある中山妙宗の大本山。山号,正中山。もと日蓮宗四本山の一。富木常忍(日常)が日蓮を招き法華堂を建てたのに始まる。日蓮自筆の「観心本尊鈔」「立正安国論」などを所蔵。

ほけつ

ほけつ【補欠】
supplement;→英和
[人]an alternate;→英和
a substitute.→英和
〜の alternate;substitute.〜の募集をする invite <students> to fill vacancies.‖補欠選挙 a special election; <英> a by-election.補欠選手 a substitute player;a reserve.

ほけつ

ほけつ [0] 【補欠】
(1)欠けたものを補うこと。不足を補うこと。あなうめ。
(2)正規の要員の補充のために待機させてある人。控えの人。予備の人。「―で合格する」

ほけつせんきょ

ほけつせんきょ [4] 【補欠選挙】
議員の欠員などを補うために行う選挙。公職選挙法では,繰り上げ補充ができない時や,欠員が一定数に達した時に行う。

ほけつせんしゅ

ほけつせんしゅ [4] 【補欠選手】
正選手が病気や事故などによって出場できない場合のための控えの選手。補欠。

ほけつち

ほけつち [2] 【壚土・惚け土】
ぼろぼろしていて,植物・作物に適さない土。

ほけつにゅうがく

ほけつにゅうがく [4] 【補欠入学】
入学者数が定員に満たない時に,その不足を補うために追加して入学を許可されること。また,そのような入学。

ほけつぼしゅう

ほけつぼしゅう [4] 【補欠募集】
志願者数または採用者数が定数に満たない時,その不足を補うためにする募集。

ほけほけ

ほけほけ 【惚け惚け・呆け呆け】 (副)
ぼうっとしているさま。ある事に心を奪われているさま。「いかにも―しみしみとあるが,先づ最上の事也/十問最秘抄」

ほけほけし

ほけほけ・し 【惚け惚けし・呆け呆けし】 (形シク)
ひどくぼんやりしている。大変にぼけている。「いささか―・しからず仰せらる/宇津保(楼上・上)」

ほける

ほ・ける [2] 【惚ける・呆ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ほ・く
〔「ほげる」とも〕
(1)知覚が衰える。ぼける。「ちょっと―・けたような表情をしたあとから/老妓抄(かの子)」「月頃に―・けにたらむ身の有様/源氏(幻)」
(2)夢中になる。ほうける。「遊びに―・けて忘れていたのが/多情仏心(弴)」
(3)古くなって色があせたり,けば立ってくる。「畳が―・けて/野分(漱石)」

ほけん

ほけん【保険】
insurance <on,against> .→英和
〜にはいる insure <one's life[house]for ¥500,000> .→英和
〜がついている be insured <against fire for ¥500,000> .〜付の insured.‖保険会社 an insurance company.保険金(金額) insurance money (amount).保険金受取人 a beneficiary.保険契約者 an insurant.保険証書 an insurance policy.保険代理店(勧誘員) an insurance agent (man).保険料 a premium.自動車(団体,傷害)保険 car (group,accident) insurance.

ほけん

ほけん [0] 【保健】
(1)健康を保つこと。「―薬」
(2)学校の教科の一。健康や衛生についての知識を学ぶ科目。

ほけん

ほけん [0] 【保険】
偶然的に発生する事柄(保険事故)によって生じる経済上の不安に対処するため,あらかじめ多数の者が金額を出捐(シユツエン)し,そこから事故に遭遇した者に金銭を支払う制度。
〔英語 insurance の中国語訳からの借用〕

ほけん

ほけん【保健】
health;→英和
hygiene (衛生).→英和
〜上の sanitary;→英和
hygienic.→英和
‖保健体育 health and physical education.保健所 a public health center[office].保健婦 a public health nurse;a health visitor.

ほけん=を掛ける

――を掛・ける
(1)保険に加入する。
(2)ある案がうまくいかなかったときのことを考えて,代替案を用意する。

ほけんい

ほけんい [2] 【保険医】
(1)健康保険加入者の診療に当たるため都道府県知事の認定により登録をうけた医師または歯科医師。健康保険医。
(2)保険会社の依嘱を受け,生命保険契約時に,被保険者の健康状態を診療する医師の通称。

ほけんかがく

ほけんかがく [4] 【保険価額】
損害保険において,被保険者が被るおそれのある損害を金銭に評価した額。保険金額はこの限度内で定められる。

ほけんがいこういん

ほけんがいこういん [6] 【保険外交員】
家庭や得意先を回って保険契約の募集・勧誘に従事する人。保険勧誘員。

ほけんがいしゃ

ほけんがいしゃ [4] 【保険会社】
保険事業を営む会社。保険業法に基づく,保険株式会社と保険相互会社。

ほけんきん

ほけんきん [0] 【保険金】
保険事故の発生により,保険会社から損害保険では被保険者に,生命保険では保険金受取人に現実に支払われる金銭。

ほけんきんがく

ほけんきんがく [4] 【保険金額】
保険契約において約定された金額。生命保険では給付額を,損害保険では給付の最高限度額を示す。

ほけんけいやく

ほけんけいやく [4] 【保険契約】
当事者の一方(保険者)が相手方(保険契約者)から保険料を受け,一定の事柄(保険事故)が発生した時には相手方や第三者に金銭の支払いを行うことを約する契約。

ほけんけいやくしゃ

ほけんけいやくしゃ [6] 【保険契約者】
保険者を相手方として保険契約を締結し,保険者に保険料を支払う者。

ほけんし

ほけんし [2] 【保健士】
保健婦に準ずる資格をもち,保健指導に従事する男性。

ほけんしつ

ほけんしつ [2] 【保健室】
学校などで,健康相談,衛生の指導,簡単な病気の治療などの保健教育を行うための室。

ほけんしゃ

ほけんしゃ [2] 【保険者】
保険事故が発生した時,保険金の支払いを引き受ける者。
⇔被保険者

ほけんしょうけん

ほけんしょうけん [4] 【保険証券】
保険契約の成立とその内容を証明するため,保険者が保険契約者に発行する証券。

ほけんしょく

ほけんしょく [2] 【保健食】
健康を維持するために必要かつ十分な栄養所要量が含まれている食事。

ほけんじこ

ほけんじこ [4] 【保険事故】
保険契約により定められた,保険の対象となる事柄。

ほけんじょ

ほけんじょ [0][4] 【保健所】
公衆衛生の向上・増進を図るため都道府県および政令都市が設置する機関。衛生思想の普及・向上,栄養の改善,衛生指導,衛生上の試験や検査,疾病の予防などを行う。

ほけんたいいく

ほけんたいいく [4] 【保健体育】
中学校・高等学校の教科の一。健康の増進と体力の向上を図り,心身の調和的発達を促すことを目的とする。高等学校では保健と体育の二科目に分ける。

ほけんだいりてん

ほけんだいりてん [6] 【保険代理店】
保険会社からの委任を受け,その業務の代理または媒介をする者。

ほけんつなぎ

ほけんつなぎ [4] 【保険つなぎ】
⇒ヘッジ

ほけんひきうけにん

ほけんひきうけにん [0] 【保険引受人】
⇒アンダー-ライター

ほけんふ

ほけんふ [2] 【保健婦】
厚生大臣の免許を受けて,健康診断・健康指導などの保健指導に従事する女性。

ほけんやく

ほけんやく [2] 【保健薬】
治療薬に対して,ビタミン剤のように健康増進の目的で用いられる薬剤の総称。

ほけんりょう

ほけんりょう [2] 【保険料】
保険加入者が保険者に支払う金銭。

ほけんベッド

ほけんベッド [4] 【保険―】
患者が個人負担をせず,健康保険の医療費の範囲で支払いが賄える病床をいう語。
→差額ベッド

ほげい

ほげい【捕鯨】
whale fishing.‖捕鯨船 a whaler.捕鯨砲 a harpoon gun.

ほげい

ほげい [0] 【捕鯨】
鯨を捕獲すること。1982年(昭和57)国際捕鯨委員会の年次会議で,86年以後の商業捕鯨禁止が決定。日本も88年4月から商業捕鯨を中止した。くじらとり。いさなとり。[季]冬。「―母船」

ほげいせん

ほげいせん [0] 【捕鯨船】
鯨をとるための特別の装置・用具を備えつけた船。普通,捕鯨砲を備えたキャッチャー-ボートをいう。

ほげいほう

ほげいほう [2] 【捕鯨砲】
キャッチャー-ボートの船首に装備され,綱をつけた銛(モリ)を火薬で打ち出す砲。

ほげた

ほげた [3][0] 【頬桁】
〔「ほおげた」の転〕
(1)頬骨。
(2)物を言うこと。また,その言葉。「―をたたく」

ほげた

ほげた [0][1] 【帆桁】
帆柱に取り付けて,帆を張る材。

ほげる

ほ・げる [2] (動ガ下一)[文]ガ下二 ほ・ぐ
(1)くずれる。「砂山が急に―・げて/運命論者(独歩)」
(2)穴があく。[日葡]

ほげん

ほげん 【保元】
⇒ほうげん(保元)

ほこ

ほこ【矛】
a halberd.→英和
〜を収める lay down arms.

ほこ

ほこ [1] 【矛・鉾・戈・鋒・戟】
(1)両刃の剣に長い柄をつけた武器。刺突用。古代に用いられたが平安時代からは薙刀(ナギナタ)などにとってかわられ,儀仗・祭祀(サイシ)に用いられるのみになった。
(2)武器。
(3)弓の幹(カラ)のこと。ゆがら。
矛(1)[図]

ほこ=を交える

――を交・える
戦う。戦(イクサ)をする。一戦交える。

ほこ=を倒(サカシマ)に∘す

――を倒(サカシマ)に∘す
矛の先を味方の方へ向ける。裏切る。「弐(フタゴコロ)ある者出来て,―∘する事あるべし/太平記 38」

ほこ=を収める

――を収・める
戦闘をやめる。争いをやめる。

ほこう

ほこう【歩行】
walk(ing).→英和
⇒歩く.‖(赤ん坊用)歩行器 a (baby) walker.歩行者 a walker;a pedestrian.歩行者天国 a pedestrian precinct.

ほこう

ほこう [0] 【補考】
本論を補足する考察。補説。

ほこう

ほこう [0] 【歩行】 (名)スル
あるいてゆくこと。「右側を―する」

ほこう

ほこう ホカウ 【浦項】
韓国の南東部,日本海に面する港湾都市。製鉄業が発達。ポハン。

ほこう

ほこう [0] 【補講】 (名)スル
補充のためにおこなう講義。

ほこう

ほこう【補講】
a supplementary lecture.〜する make up for the missing lecture.

ほこう

ほこう [0] 【匍行】
〔soil creep〕
土壌がわずかずつ斜面の下方へ移動すること。

ほこうえい

ほこうえい [2] 【蒲公英】
タンポポの漢名。また,タンポポの葉を乾燥させた生薬。解熱・健胃薬とする。

ほこうき

ほこうき [2] 【歩行器】
病人・身体障害者・幼児の歩行を助ける用具。

ほこうしゃ

ほこうしゃ [2] 【歩行者】
あるいている人。「―優先」

ほこうしゃてんごく

ほこうしゃてんごく [5] 【歩行者天国】
日曜日などに,繁華街の道路の車の通行を禁じ,車道も自由に歩けるようにした場所。

ほこうそ

ほこうそ [2] 【補酵素】
ある種の酵素のタンパク質と可逆的に結合することによって,酵素の活性を発現させる非タンパク質性の低分子有機化合物。ビタミン特に B 群はその主要合成素材となる。助酵素。コエンザイム。コエンチーム。

ほこうほう

ほこうほう ホカフハフ [0] 【保甲法】
中国,宋の王安石の新法の一。自治的な警察組織として保・甲を編制,兵農一致の民兵軍により兵制改革と軍費節減をめざした。明・清に地方自治制度として受け継がれ,清代には全国で施行。

ほこがまえ

ほこがまえ [3] 【戈構え】
漢字の構えの一。「成」「戒」などの「戈」の部分。

ほこさき

ほこさき【矛先】
the point of a spear;→英和
the brunt (攻撃の).→英和
〜を向ける turn an attack <against a person> .→英和

ほこさき

ほこさき [0] 【矛先】
(1)矛のきっさき。
(2)攻撃の方向。鋭い攻撃。言葉で人を責める時にもいう。「―を転ずる」「―を向ける」「―が鈍る」「―をかわす」

ほこしもない

ほこしもな・い (形)
〔近世語〕
「ほこしゅもない」に同じ。「恋は遠いが花ぢやと世を憚らぬ物語,―・いおいてくれ/浮世草子・御前義経記」

ほこしゅもない

ほこしゅもな・い (形)
〔近世語〕
おもしろくもない。つまらない。ばかばかしい。ほこしもない。「やれ��,ありさま達は,あつた―・い/浄瑠璃・丹波与作(上)」

ほこすぎ

ほこすぎ [2] 【矛杉・鉾杉】
矛のような形をした杉。

ほこた

ほこた 【鉾田】
茨城県中東部,鹿島郡の町。野菜栽培が盛ん。

ほこだし

ほこだし [0][2] 【矛山車・鉾山車】
ほこを立ててかざった山車。ほこ。

ほこだち

ほこだち 【棖】
「方立(ホウダテ)」に同じ。[和名抄]

ほこづくり

ほこづくり [3] 【殳旁】
漢字の旁(ツクリ)の一。「段」「殺」などの「殳」。たたくなど手の動作を表す文字を作る。るまた。

ほこづくり

ほこづくり [3] 【戈旁】
⇒戈構(ホコガマ)え

ほこぶすま

ほこぶすま 【矛襖・鋒襖】
敵に向かって矛先(ホコサキ)をすき間のないほどたくさん並べそろえること。「鏃(ヤジリ)を揃へ―を作つて攻め上る/浄瑠璃・日本振袖始」

ほこへん

ほこへん [0] 【矛偏】
漢字の偏の一。「矜」「矟」などの「矛」。

ほこほこ

ほこほこ [1] (副)スル
「ほかほか」に同じ。「着物ヲ着タラバ―スル/ヘボン」

ほこぼし

ほこぼし 【桙星】
彗星。また,北斗七星の第七星である破軍星の意ともいう。「名おそろしき物…―/枕草子 153」

ほこもち

ほこもち [2][0] 【桙持(ち)】
(1)桙を持つ役。
(2)賀茂祭の行列に,ねじ木の桙を持って歩く役。昔は,放免(ホウメン)がつとめ,行列を警戒した。

ほこら

ほこら [0] 【祠・叢祠】
〔「ほくら(神庫)」の転という〕
神をまつった小さいやしろ。

ほこら

ほこら【祠】
a (small) shrine.

ほこらか

ほこらか [2] 【誇らか】 (形動)[文]ナリ
ほこらしげなさま。「―に成果をうたいあげる」

ほこらかす

ほこらか・す 【誇らかす】 (動サ四)
誇らしげに振る舞う。誇るさまをする。「さばかりの人のいみじうかしづき―・し給へるに/浜松中納言 5」

ほこらしい

ほこらし・い [4] 【誇らしい】 (形)[文]シク ほこら・し
〔「誇る」の形容詞形〕
得意で,人に自慢したい気持ちだ。誇りに思って人に知らせたい気持ちだ。得意だ。「入選して―・い気持ちになる」「受賞を―・く思う」「聞く人皆―・しくなん/増鏡(内野の雪)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

ほこらしげ

ほこらしげ【誇らしげに】
proudly;→英和
triumphantly.→英和

ほこり

ほこり [0] 【埃】
空中に飛び散る細かなごみ。「―が立つ」「たたけば―が出る体」

ほこり

ほこり【埃】
dust.→英和
〜だらけの dusty;→英和
dust-covered.〜を払う dust <one's coat> .〜をたてる raise dust.→英和

ほこり

ほこり [0] 【誇り】
ほこること。名誉に思うこと。「―に思う」「―を傷つける」「―高き人」

ほこり

ほこり【誇り】
pride.→英和
…を〜に思う be proud of…[that…].

ほこりか

ほこりか 【誇りか】 (形動ナリ)
ほこらしいさま。得意なさま。ほこらか。「人よりことに―に心地よげなる人がらにてぞおはしましける/大鏡(師輔)」

ほこりかずき

ほこりかずき [4] 【埃被き】
アズキの品種の大納言(ダイナゴン)の異名。

ほこりが

ほこりが [2][0] 【誇りが】 (形動)[文]ナリ
〔「ほこりか」の転〕
得意なさま。「自信を―な微笑に見せながら/或る女(武郎)」

ほこりがお

ほこりがお [0] 【誇り顔】
自慢そうな顔つき。

ほこりしずめ

ほこりしずめ [4] 【埃鎮め】
水や雨などが,ほこりをしずめること。

ほこりたけ

ほこりたけ [3] 【埃茸】
担子菌類腹菌目のきのこ。山野の地上に群生。中空の擬宝珠形で,内壁面に胞子をつけ,熟すと頂上に穴があいて埃のように胞子を出す。幼時は食用。キツネノチャブクロ。
埃茸[図]

ほこりっぽい

ほこりっぽ・い [5] 【埃っぽい】 (形)
ほこりでよごれているさま。ほこりが多い。「―・い部屋」

ほこりはらい

ほこりはらい [4] 【埃払い】
ほこりをはらうこと。また,それに使う道具。ちりはらい。はたき。

ほこりよけ

ほこりよけ [0] 【埃除け】
ほこりをよけること。また,そのための道具。

ほこる

ほこる【誇る】
boast <of> ;→英和
pride oneself <on> ;be proud <of,that…> ;display (誇示).→英和

ほこる

ほこ・る [2] 【誇る】 (動ラ五[四])
(1)得意気なさまを示す。意気があがる。「権勢を―・る」「才を―・る」「風のよければ,楫(カジ)取りいたく―・りて/土左」
(2)…という長所を持つ。「歴史を―・る町」
(3)ゆたかに暮らす。「―・るともおごらず/海道記」
[可能] ほこれる

ほころ∘う

ほころ∘う 【誇ろふ】 (連語)
〔動詞「誇る」の未然形に継続の助動詞「ふ」の付いた「ほこらふ」の転〕
得意になっている。「我(アレ)を除(オ)きて人はあらじと―∘へど/万葉 892」

ほころばす

ほころば・す [4] 【綻ばす】 (動サ五[四])
(1)ほころびるようにする。ほころびさせる。「口もとを―・す」
(2)衣服などをゆるめる。「蘇芳襲の葡萄染の袖を,にはかに引き―・したるに/源氏(若菜下)」

ほころばせる

ほころば・せる [5] 【綻ばせる】 (動サ下一)
笑みをうかべる。「顔を―・せる」

ほころび

ほころび [0][4] 【綻び】
(1)ほころびること。また,ほころびた所。「―をつくろう」
(2)衣や几帳(キチヨウ)などで,縫い合わせないで間をすかせてあるところ。「御几帳の―より,はつかに見たてまつる/源氏(玉鬘)」

ほころび

ほころび【綻び】
<mend,sew up> a rent;→英和
a rip.→英和

ほころびる

ほころびる【綻びる】
be rent[ripped](衣類が);bloom (花が);→英和
smile (顔が).→英和

ほころびる

ほころ・びる [4] 【綻びる】 (動バ上一)[文]バ上二 ほころ・ぶ
(1)縫い糸が切れて合わせ目が開く。「袖付けが―・びる」
(2)つぼみなど,固くとじていたものが少し開く。「梅が―・びる」
(3)固い表情が和らぐ。笑顔になる。「口元が―・びる」
(4)衣服・几帳(キチヨウ)などの合わせ目の一部を縫い残す。「一重の御衣もいたく―・びてあらはに/狭衣 2」
(5)感情・秘密などが,抑え切れなくて外に現れる。「霞だに月と花とをへだてずばねぐらの鳥も―・びなまし/源氏(梅枝)」

ほころぶ

ほころ・ぶ [3] 【綻ぶ】
■一■ (動バ五[四])
(1)「ほころびる{(2)}」に同じ。「梅のつぼみも―・んで,春めいてきた」「千種にも―・ぶ花の錦かな/順集」
(2)「ほころびる{(3)}」に同じ。「彼女の口もとが―・んだ」
〔上二段活用より遅れて成立したと思われる。用例は上二段か四段か決め難いものが多い。→ほころびる〕
■二■ (動バ上二)
⇒ほころびる

ほご

ほご [1] 【保護】 (名)スル
(1)危険・破壊・困難などが及ばないように,かばい守ること。「自国民を―する」「自然―」
(2)身体的精神的機能や生活に必要な能力などが低下している者や未熟な者などについて,その環境や他者による害悪また本人が自分を害する行為に対して,安全の確保,環境の調整,また必要な援助の付与など,その者のためになるように取り計らうこと。「青少年の―」「行路病者の―」
(3)生活保護法では,国が,生活に困窮する国民に対し,健康で文化的な最低限度の生活の維持を保障し,その自立を助長すること。

ほご

ほご【保護】
protection;→英和
care (世話);→英和
preservation (保存).→英和
〜する protect <a person from> ;→英和
take care <of> (世話する);preserve (保存する).→英和
…の〜のもとに under the protection of….〜を受ける be protected <by> .‖保護預り safe deposit.保護観察 probation.保護関税率 a protective tariff.(野鳥)保護区 a reserve (for wild birds).保護国 a protectorate.保護色 protective coloration.保護水域 protected waters.保護鳥 a protected bird.保護貿易 protective trade.保護貿易主義 protectionism.鳥獣保護区 a sanctuary.

ほご

ほご [1] 【補語】
(1)〔complement〕
英文法などで,不完全自動詞・不完全他動詞の意味を補う語。He is a teacher. He made her happy. などにおける a teacher, happy など。
(2){(1)}にならって国文法で,述語動詞の意味を補って,文意を完全にする役割を果たす語句をいう。連用修飾語のうち,主として格助詞「に」「と」を伴うもの。「花が実になる」「白を黒という」における「実に」「黒と」の類。格助詞「を」を伴うものを目的語または客語というのに対する。

ほご

ほご [1][2] 【反故・反古】
〔古くは「ほうぐ」「ほうご」「ほぐ」「ほんぐ」「ほんご」とも〕
(1)書画などをかきそこなったりして,いらなくなった紙。ほごがみ。「―籠(カゴ)」
(2)不要なもの。役立たないもの。
(3)無効。取り消し。破棄。

ほご

ほご【反故】
wastepaper;→英和
scraps of paper.〜にする throw away (捨てる);break <one's promise> .→英和

ほご

ほご【補語】
《文》a complement.→英和

ほご=に∘する

――に∘する
(1)無駄にする。不用なものとして捨てる。「原稿用紙を何枚も―∘する」
(2)約束や決まりなどを取り消したり,破ったりする。無効にする。破棄する。「中立条約を―∘する」

ほごあずかり

ほごあずかり [3] 【保護預かり】
銀行・証券会社などがその業務の一つとして,顧客の依頼により貴重品・有価証券などを保管すること。

ほごえ

ほごえ [0] 【穂肥】
稲の栽培で,穂が出はじめた登熟期に吸収しやすい窒素分を主体にした肥料を与えること。

ほごかんさつ

ほごかんさつ [3] 【保護観察】
犯罪者・非行少年などに対し,その更生・改善を助けるため,拘禁施設ではなく社会生活の場において指導監督や補導援助を行う処分。

ほごかんさつじょ

ほごかんさつじょ [0][7] 【保護観察所】
保護観察の実施,犯罪予防のための世論の啓発や社会環境の改善などを行う機関。法務大臣の管理のもとに,地方裁判所の管轄区域ごとに置かれる。

ほごかんぜい

ほごかんぜい [3] 【保護関税】
国内産業を保護するため,輸入商品に対してかける関税。
→財政関税

ほごがみ

ほごがみ [2] 【反故紙】
「ほご(反故){(1)}」に同じ。

ほごく

ほごく [2] 【保護区】
⇒鳥獣(チヨウジユウ)保護区

ほごこく

ほごこく [2] 【保護国】
条約に基づき,他国を保護下に置き,その統治権能の一部を代わって行使する国。また,逆に保護を受ける国。
→被保護国

ほごし

ほごし [2] 【保護司】
犯罪者などの改善・更生を助け,犯罪予防に努めることを使命とする者。地域において社会的信望を有するなどの要件を満たす者の中から法務大臣が委嘱する。

ほごしせつ

ほごしせつ [3] 【保護施設】
生活保護法に基づき,生活困窮者を保護するために設置される施設。救護施設・更生施設・医療保護施設・授産施設・宿所提供施設の五種。

ほごしゃ

ほごしゃ [2] 【保護者】
保護する立場の人。特に,児童など未成年者を保護する義務のある父母など。

ほごしゅぎ

ほごしゅぎ [3] 【保護主義】
輸入の制限や関税などによって自国の産業を保護しようとすること。また,その考えや立場。保護貿易主義。

ほごしょく

ほごしょく [2] 【保護色】
動物の被食者が捕食者の目からのがれるためにもつ隠蔽色(インペイシヨク)。捕食者の隠蔽色をも呼ぶことがある。
→隠蔽色
→威嚇(イカク)色
→警戒色

ほごしょぶん

ほごしょぶん [3] 【保護処分】
家庭裁判所が非行少年に対してその健全育成のため刑罰を避けて言い渡す処分。保護観察・教護院または養護施設への送致・少年院への送致の三種がある。

ほごす

ほご・す [2] 【解す】 (動サ五[四])
「ほぐす」に同じ。「思ひ詰めた心を―・して/浮雲(四迷)」
[可能] ほごせる

ほごちょう

ほごちょう [0] 【保護鳥】
⇒禁鳥(キンチヨウ)

ほごちょうじゅう

ほごちょうじゅう [3] 【保護鳥獣】
法律によって,捕獲が禁止されている鳥獣。
→狩猟鳥獣

ほごぼう

ほごぼう [2] 【保護帽】
工事や建設現場などで,頭部を保護するためにかぶる帽子。保安帽。安全帽。

ほごぼうえき

ほごぼうえき [3] 【保護貿易】
国内産業の保護育成のため,国家が対外貿易に干渉し,輸入制限や関税の賦課を行うこと。
→管理貿易
→自由貿易

ほごりん

ほごりん [2] 【保護林】
風致保存・動植物保護あるいは風水害防止などのために,法令などで伐採を規制し保護している森林。

ほごる

ほご・る 【解る】 (動ラ下二)
⇒ほごれる

ほごれる

ほご・れる [3] 【解れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ほご・る
「ほぐれる」に同じ。「一時に思ひ詰めた心はまた―・れるもの/真景累ヶ淵(円朝)」

ほごコロイド

ほごコロイド [4] 【保護―】
疎水コロイド溶液に加えてコロイドの安定性を増す働きをする親水コロイド。この作用は親水コロイドが疎水コロイド粒子を包み込むことによる。墨汁中の膠(ニカワ)はこの例。

ほさ

ほさ [1] 【補佐・輔佐】 (名)スル
かたわらにあってその人の仕事を助けること。また,それをする役職。「大統領を―する」「課長―」「―官」
→補佐人

ほさ

ほさ【補佐】
[事]help;→英和
aid;→英和
assistance;[人]an assistant;→英和
an adviser.〜する help;assist.→英和

ほさ

ほさ [1] 【保佐】 (名)スル
(1)保護し助けること。
(2)〔法〕 準禁治産者の行う財産上の法律行為を,保佐人が補い助けること。
→保佐人

ほさい

ほさい [0] 【輔祭】
「執事(シツジ){(8)}」に同じ。

ほさき

ほさき【穂先】
an ear;→英和
a spearhead (槍の).→英和

ほさき

ほさき [3][0] 【火先】
ほのおの先端。

ほさき

ほさき [0][3] 【穂先】
(1)稲・麦・薄(ススキ)などの穂の先。
(2)刀・槍・筆など,とがったものの先。
〔「鋒先」とも書く〕

ほさく

ほさ・く 【祝く】 (動カ四)
(1)祝いの言葉を述べる。ことほぐ。ほぐ。「則ち以て神(カム)―・き―・きき/日本書紀(神代上訓注)」
(2)のろう。「―・きて曰く/日本書紀(欽明訓)」

ほさく

ほさく [0] 【補作】 (名)スル
完成した作品にさらに手を加えること。また,そのもの。

ほさつ

ほさつ [0] 【捕殺】 (名)スル
つかまえて殺すこと。「野犬を―する」

ほさつ

ほさつ [0] 【補殺】 (名)スル
野球で,野手が,ゴロを捕ってその球をある塁へ送球し,走者の刺殺を助けること。アシスト。
→刺殺

ほさにん

ほさにん [0] 【補佐人】
(1)民事訴訟法上,訴訟当事者・訴訟代理人とともに期日に出頭し,その者の陳述を補助する者。輔佐人。
(2)刑事訴訟法上,被告人と一定の関係にあり,その補助にあたる者。被告人のなしうる訴訟行為を独立して行うことができる。

ほさにん

ほさにん [0] 【保佐人】
準禁治産者に付され,その保護のために一定の行為を補助する者。重要な法律行為について同意権を有するが,代理権はない。

ほざ

ほざ [1] 【帆座】
〔(ラテン) Vela〕
四月上旬の宵に南中する星座。天の川の中にあり,広い面積を占めていたアルゴ座を四分割した一。
→アルゴ座

ほざい

ほざい [0] 【補剤】
主となる薬に配合し,その作用を高めたり,副作用を減じたりする薬剤。

ほざきのふさも

ほざきのふさも [6] 【穂咲きの総藻】
アリノトウグサ科の水生多年草。茎は長く伸びて分枝し,羽状に細裂する葉を四個ずつ輪生する。夏から秋,穂状花序を水上に出す。キンギョモ。

ほざく

ほざ・く [2] (動カ五[四])
(1)「言う」をののしっていう語。ぬかす。「何ヲ―・ク/ヘボン(三版)」
(2)動詞の連用形に付けて,他人の動作をののしっていう語。「扨は盗み―・いたな/浄瑠璃・天の網島(上)」
[可能] ほざける

ほざく

ほざく
prattle.→英和
〜な Shut up!

ほし

ほ・し 【欲し】 (形シク)
⇒ほしい

ほし

ほし 【星】
姓氏の一。

ほし

ほし [0] 【星】
(1)恒星・惑星・彗星・衛星などすべての天体の称。一般には,太陽や地球・月以外の天体をいうことが多い。「夜空に―がまたたく」「―の数ほどある」
(2)小さな点。
 (ア){(1)}をかたどったしるし。「☆」で示す。ほしじるし。
 (イ)目のひとみに生じる小さく白いかげり。「目に―がかかる」
 (ウ)相撲などで,勝ち負けをあらわす黒白の丸じるし。「―を落とす」「―争い」
(3)犯罪容疑者,犯人をいう隠語。
(4)九星のなかで,その人の生まれた年に配されているもの。運勢を支配するもの。「―まわり」「幸運の―の下に生まれる」
(5)兜(カブト)の鉢板をはぎ合わせた鋲の頭。
→兜
(6)囲碁で,碁盤の上に記された,九個の丸い点。

ほし

ほし【星】
(1) a star.→英和
(2)[点]a spot;→英和
the bull's-eye (標的の).
(3)[得点] <score> a point;→英和
a mark.→英和
(4)[犯人]a criminal;→英和
a culprit.→英和
(5) ⇒運.
‖星明り starlight.星占い a horoscope.星印 an asterisk.星空 the starry sky.

ほし=が割れる

――が割・れる
犯人が判明する。

ほし=を列(ツラ)ぬ

――を列(ツラ)・ぬ
大勢が威儀を正して居並ぶ。「たちそむる春の光と見ゆるかな―・ぬる雲の上人/風雅(春上)」

ほし=を唱(トナ)う

――を唱(トナ)・う
古く,四方拝の儀式で,天皇がその年の属星を唱える。「すべらぎの―・ふる雲の上に光のどけき春は来にけり/年中行事歌合」

ほし=を戴(イタダ)く

――を戴(イタダ)・く
朝暗いうちから,または,夜暗くなるまで,ものごとをする。「―・いて帰る」「―・いて働く」

ほし=を拾う

――を拾・う
(相撲などで)辛うじて勝つ。幸運にも,勝つことができる。

ほし=を指す

――を指・す
ずばりと言いあてる。図星をさす。「―・されて仙弥は赤面し/当世少年気質(小波)」

ほし=を挙げる

――を挙・げる
犯人または容疑者を逮捕する。

ほし=を数うる如(ゴト)し

――を数うる如(ゴト)し
成功しがたいことのたとえ。

ほし=を祭る

――を祭・る
陰暦七月七日の夜,七夕(タナバタ)をまつる。

ほし=を稼ぐ

――を稼・ぐ
点数をかせぐ。殊勲をたてる。

ほし=を落とす

――を落と・す
(相撲などで)負ける。「惜しい―・す」

ほしあい

ほしあい [0] 【星合(い)】
陰暦七月七日の夜,牽牛・織女の二つの星が出合うこと。たなばた。[季]秋。「―の空」「―ばかりのかげをみよとや/蜻蛉(上)」

ほしあかり

ほしあかり [3] 【星明かり】
星の光によるあかるさ。

ほしあげる

ほしあ・げる [0][4] 【干(し)上げる・乾し上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ほしあ・ぐ
(1)日光や熱で,すっかりかわかす。「田を―・げる」[日葡]
(2)食物を与えないで飢えさせる。「女房や子供を―・げて置いて/雁(鴎外)」

ほしあしげ

ほしあしげ [3] 【星葦毛】
「連銭葦毛(レンゼンアシゲ)」に同じ。

ほしあわび

ほしあわび [3] 【干し鮑・乾し鮑】
鮑の肉の乾燥品。

ほしい

ほし・い [2] 【欲しい】 (形)[文]シク ほ・し
〔動詞「欲(ホ)る」と同源〕
(1)自分のものにしたいと思う。手に入れたい。「金が―・い」「食べ物が―・い」「新しい洋服が―・い」
(2)(補助形容詞)
動詞の連用形に接続詞「て」の付いたものに付いて,相手に自分の望むことを求める気持ちを表す。近世以降の用法。…てもらいたい。「はっきり言って―・い」「こんなことは,もう二度としないようにして―・い」
(3)願わしい。望ましい。「見まくの―・しき君にもあるかも/万葉 584」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

ほしい

ほしい【欲しい】
want;→英和
wish <for> .→英和

ほしいい

ほしいい [2] 【干し飯・乾し飯・糒】
飯をかわかして保存用としたもの。水にひたして柔らかにするとすぐ食べられる。ほしい。かれいい。かれい。[季]夏。

ほしいお

ほしいお 【干し魚・乾し魚】
⇒ほしうお(干魚)

ほしいし

ほしいし [2][0] 【星石】
隕石(インセキ)。ほしくそ。

ほしいと

ほしいと [3] 【星糸】
一定の間隔で,玉がついたように見える飾り糸。撚(ヨ)り合わせる糸を,送り出す速度に差をつけて作る。

ほしいまま

ほしいまま [2] 【縦・恣・擅】 (名・形動)[文]ナリ
〔「ほしきまま」の転〕
やりたいままに振る舞うこと。自分の思いどおりに事を行うこと。また,そのさま。「―の悪業」「一国の政治を―にする」

ほしいまま

ほしいまま【恣な】
arbitrary (独断的);→英和
selfish (利己的).→英和
〜に at will;as one pleases[likes].

ほしいも

ほしいも [2][0] 【干し藷・乾し藷】
サツマイモを蒸して薄切りにし,干した食品。かんそういも。

ほしうお

ほしうお [2] 【干(し)魚・乾し魚】
腸(ハラワタ)を取り去って,干した魚。ひうお。ひもの。

ほしうどん

ほしうどん [3] 【干し饂飩・乾し饂飩】
干した保存用のうどん。

ほしうめ

ほしうめ [2] 【干し梅】
梅干しにするために干した梅の実。

ほしうらない

ほしうらない [3][4] 【星占い】
星によって運勢や吉凶を占うこと。占星術。

ほしえび

ほしえび [2] 【干し海老・乾し海老】
エビを煮て干したもの。主に中国料理の材料。

ほしか

ほしか [0] 【干し鰯・乾し鰯】
脂をしぼったイワシを乾して作った肥料。江戸時代から明治中期にかけて,主に木綿・タバコ栽培などに用いられた。魚肥。

ほしかげ

ほしかげ [3][0] 【星鹿毛】
馬の毛色の名。鹿毛に白い斑点のまじったもの。

ほしかげ

ほしかげ [3] 【星影】
星の光。ほしひかり。「―を仰ぐ」

ほしかためる

ほしかた・める [0][5] 【干(し)固める・乾し固める】 (動マ下一)[文]マ下二 ほしかた・む
干して固くする。

ほしかぶと

ほしかぶと [3] 【星兜】
星鉢に眉庇(マビサシ)・錏(シコロ)などをつけた兜。
→星鉢

ほしがき

ほしがき [2] 【干し柿】
渋柿の皮をむき,干して甘味を出し,保存できるようにしたもの。つるしがき。[季]秋。

ほしがき

ほしがき【干柿】
a dried persimmon.

ほしがた

ほしがた [0] 【星形・星型】
星にかたどった形。普通,五つの突起のあるものをいう。ひとで形。

ほしがたきかん

ほしがたきかん [6][5] 【星型機関】
クランク軸を中心にシリンダーを放射状に配列したエンジン。空冷航空機用として用いられる。

ほしがらす

ほしがらす [3] 【星烏】
スズメ目カラス科の鳥。全長約35センチメートル。全身黒褐色で,背・胸・腹に小白斑が散在する。日本では高山の針葉樹林にすむ。タケガラス。

ほしがる

ほしがる【欲しがる】
⇒欲しい.

ほしがる

ほしが・る [3] 【欲しがる】 (動ラ五[四])
ほしいと思う。ほしそうなようすをする。「甘いものを―・る」

ほしがれい

ほしがれい [3] 【干し鰈・乾し鰈】
カレイの干物。ひがれい。

ほしがれい

ほしがれい [3] 【星鰈】
カレイ目の海魚。全長約50センチメートル。体は卵円形で,有眼側は暗褐色,無眼側の体の後半部に小黒点がある。ひれに黒褐色の円斑が点在。春が旬で美味。日本各地・朝鮮半島の沿岸に分布。ヤマブシガレイ。

ほしきまま

ほしきまま 【縦・恣・擅】 (形動ナリ)
「ほしいまま」に同じ。「巧みにして,―なるは,失のもとなり/徒然 187」

ほしくさ

ほしくさ [0][2] 【星草】
ホシクサ科の一年草。水田などの湿地に生える。葉は線形で,多数根生する。八〜一〇月,高さ10センチメートル内外の細い花茎を多数立て,灰白色のごく小さい頭状花序をつける。ミズタマソウ。

ほしくさ

ほしくさ [0] 【干(し)草・乾し草】
干して乾かした牧草。家畜の飼料にする。
⇔生草(ナマクサ)
[季]夏。

ほしくさ

ほしくさ【干草】
hay.→英和

ほしくず

ほしくず [0][3] 【星屑】
無数の小さな星。

ほしくそ

ほしくそ [0] 【星屎】
隕石(インセキ)。ほしいし。

ほしくちどうぶつ

ほしくちどうぶつ [5] 【星口動物】
動物分類上の一門。体は円筒形で体節はない。多くは体長2〜20センチメートル。口の周囲を触手がとりまく。肛門は体幹の前方背面に開く。すべて海産。世界に約三〇〇種が知られる。星虫動物。

ほしぐり

ほしぐり [2] 【干し栗】
ゆでて干し固めた栗の実。

ほしこ

ほしこ [3] 【乾し海鼠・干し海鼠】
⇒いりこ(海参)

ほしころす

ほしころ・す [0][4] 【干(し)殺す・乾し殺す】 (動サ五[四])
食べさせないで殺す。餓死させる。

ほしざお

ほしざお [2] 【干し竿】
ものを干すさお。ものほしざお。

ほしざめ

ほしざめ [2][0] 【星鮫】
ネズミザメ目の海魚。全長約1.5メートル。小形のサメで細長い。体色は灰褐色で,側面と背面に小白点が散在する。サメ類の中で重要水産魚。日本近海からアフリカにかけて分布。ホシブカ。カノコザメ。

ほししいたけ

ほししいたけ [3] 【干し椎茸】
シイタケを乾燥させたもの。生のものに比べ,香り・風味が高い。香菇(シヤンクウ)。

ほしじろ

ほしじろ [0] 【星白】
(1)鹿などの毛にある白い斑点。
(2)「星白の兜」の略。

ほしじろのかぶと

ほしじろのかぶと 【星白の兜】
兜の鉢の星を銀で作ったもの。

ほしずな

ほしずな [0] 【星砂】
有孔虫目の原生動物。直径1〜2ミリメートルほどの石灰質の殻をもつ。殻に数個の突起があり,星形に見える。日本では八重山諸島の汀線(テイセン)付近に分布。

ほしずめのまつり

ほしずめのまつり ホシヅメ― [2] 【鎮火祭】
昔,宮中で,六月・一二月の晦日に行われた火災予防を祈る祭り。現代でも,神社などで行われる。ちんかさい。ひしずめのまつり。

ほしぞら

ほしぞら [0][3] 【星空】
晴れて星がたくさん輝いている空。

ほしだいこん

ほしだいこん [3] 【干(し)大根・乾し大根】
沢庵漬けを作るため大根を干すこと。また,干した大根。ほしだいこ。[季]冬。

ほしだから

ほしだから [3] 【星宝】
海産の巻貝。タカラガイの一種。貝殻は殻長10センチメートルほどの卵形。殻口は下面に縦に細長く開き,背面は乳灰白色の地に黒褐色の小点が多数散る。殻は観賞用・貝細工用。本州中部以南に分布。

ほしだら

ほしだら [3][0] 【干し鱈】
「ひだら(干鱈)」に同じ。

ほしつ

ほしつ [0] 【保湿】 (名)スル
湿度を一定の基準内に保つこと。

ほしづき

ほしづき [2][0] 【星月】
馬の毛色の名。額の上に白い小斑点のあるもの。つきびたい。つきじろ。しろびたい。ほしびたい。[和名抄]

ほしづきよ

ほしづきよ [4][3] 【星月夜】
(1)星の光で,月夜のように明るいと感じた夜。ほしづくよ。[季]秋。
(2)歌・謡曲などで,「鎌倉」「鎌倉山」を導く語。「我一人鎌倉山を越え行けば星月夜こそ嬉しかりけれ/永久百首」の歌に基づく用法をいう。「明くるを待つや―鎌倉山を朝立ちて/謡曲・調伏曾我」

ほしづきよのいど

ほしづきよのいど 【星月夜の井戸】
鎌倉市の坂ノ下にある井戸。昼間でも星の影をうつす井戸という。

ほしづくよ

ほしづくよ [4][3] 【星月夜】
「ほしづきよ(星月夜)」に同じ。[季]秋。《―空の高さよ大きさよ/尚白》

ほしとおる

ほしとおる 【星亨】
(1850-1901) 政治家。東京の人。自由党幹部。舌禍事件,出版条例違反で二度入獄。のち衆議院議長。政友会結成に参加し,第四次伊藤内閣の逓相となるが,東京市の疑獄事件で辞職。その後も政友会院内総務として力をふるったが,伊庭想太郎に暗殺された。

ほしとりひょう

ほしとりひょう [0] 【星取り表】
相撲で,勝ち負けの数を白黒の星で示した表。

ほしどめ

ほしどめ [0] 【星留(め)】
裁縫で,ごく小さな針目で返し縫いをして縫い代などを留める方法。紋付長着の掛け襟や洋服の前端などに用いる。星縫い。

ほしな

ほしな 【保科】
姓氏の一。

ほしな

ほしな [2] 【干(し)菜・乾し菜】
ダイコン・カブなどの葉を干したもの。[季]冬。《貧富なき暮しもよしや―汁/翁長日ねもす》

ほしなこういち

ほしなこういち 【保科孝一】
(1872-1955) 国語学者。山形県生まれ。東大卒。国語教育・国語政策を研究し,当用漢字・現代仮名遣いの制定に尽力した。著「国語学精義」「新体国語学史」など。

ほしなまこ

ほしなまこ [3] 【乾し海鼠・干し海鼠】
「いりこ(海参)」に同じ。

ほしなまさゆき

ほしなまさゆき 【保科正之】
(1611-1672) 江戸前期の大名。徳川秀忠の庶子。将軍家綱を補佐して幕政にあずかり,文治政策を推進。会津二三万石を領した。

ほしにく

ほしにく [2][0] 【干(し)肉・乾し肉】
干した肉。乾燥肉。ほしじし。ほじし。

ほしぬい

ほしぬい [0] 【星繍】
日本刺繍(シシユウ)の技法の一。芥子(ケシ)繍の針目のやや大きなもの。

ほしの

ほしの 【星野】
姓氏の一。

ほしのおうじさま

ほしのおうじさま 【星の王子さま】
〔原題 (フランス) Le Petit Prince〕
サン=テグジュペリの童話。1943年刊。星に住む小さな王子を主人公に,詩的な文章で精神の純粋さと高貴さを謳(ウタ)いあげ,寓意に満ちた物語は,世界中の人々に愛読される。

ほしのくらい

ほしのくらい 【星の位】
〔禁中に公卿(クギヨウ)の列座するさまを多くの星が天に並ぶことにたとえて〕
三公以下,公卿・殿上人の称。「紫宵の上には―穏やかに/保元(上)」

ほしのちぎり

ほしのちぎり 【星の契り】
牽牛・織女の二星が一年に一度会う契り。「―もよそならず/謡曲・朝顔」

ほしのなおき

ほしのなおき 【星野直樹】
(1892-1978) 官僚・政治家。横浜生まれ。満州国国務院総務長官として岸信介らと財政・経済を統轄。企画院総裁を経て東条内閣書記官長。A 級戦犯,終身刑。釈放後,実業界に入る。

ほしのまつり

ほしのまつり [0] 【星の祭】
たなばたまつり。

ほしのり

ほしのり [2] 【干し海苔・乾し海苔】
紙のようにうすくすいて干したのり。

ほしはじめ

ほしはじめ 【星一】
(1873-1951) 実業家・政治家。渡米しコロンビア大学卒業。星製薬を設立。衆院議員となり,戦後も参院当選。また,星製薬商業学校を創立。

ほしば

ほしば [0] 【干(し)場・乾し場】
物を乾燥させる場所。

ほしばち

ほしばち [2] 【星鉢】
鉄板を半球状に並べ,矧(ハ)ぎ留めの鋲頭を潰(ツブ)さず,鉢の表面に見せた兜(カブト)の鉢。
→筋鉢

ほしびたい

ほしびたい [3] 【星額】
「星月(ホシヅキ)」に同じ。

ほしぶどう

ほしぶどう [3] 【干し葡萄・乾し葡萄】
ブドウの実を乾燥させたもの。レーズン。

ほしぶどう

ほしぶどう【干葡萄】
raisins.

ほしほし

ほしほし (副)
(多く「と」を伴って)
(1)すこしずつ,またゆっくりするさま。「読誦と云ふに読は―と読む義なり/史記抄 6」
(2)しみじみと。「―と四方山の事を思ひめぐらすにも/浮世草子・竹斎狂歌物語」

ほしぼとけ

ほしぼとけ [3] 【星仏】
日・月・木・火・土・金・水の七曜星に計都(ケイト)・羅睺(ラゴ)の二星を加えた九曜星を仏像のように刻んだもの。

ほしぼとけうり

ほしぼとけうり [5] 【星仏売り】
昔,京都で,大晦日の夜から元旦にかけて星仏を売り歩いた物売り。

ほしぼとけまつり

ほしぼとけまつり [6] 【星仏祭】
昔,陰暦一二月一三日に僧を招いて,星仏をまつった祭り。

ほしまつり

ほしまつり [3] 【星祭(り)】
(1)「たなばた(七夕){(1)}」に同じ。[季]秋。
(2)真言宗で,わざわいを除くために年星・本命星(ホンミヨウシヨウ)をまつる祭り。星供(ホシク)。

ほしまわり

ほしまわり [3] 【星回り】
その人の運命を定めるという本命星(ホンミヨウシヨウ)のめぐりあわせ。運勢。「―が悪い」

ほしみ

ほしみ [3] 【星見】
本命星(ホンミヨウシヨウ)によって運勢を占う占い。

ほしみせ

ほしみせ [0][2] 【干(し)店】
露店。大道店。「柳原を通り―にある鍔(ツバ)を見給ひ/聞上手」

ほしみどろ

ほしみどろ [3] 【星味泥】
緑藻類ホシミドロ目の淡水藻。約一〇〇種あり,全世界に分布。水田や湿原などの止水に発生する。細い糸状体は単列に連なる細胞より成り,各細胞に二個の星状の葉緑体を有する。糸状体が接した点で細胞間で接合する。

ほしむし

ほしむし [0][2] 【星虫】
(1)星口動物門に属する海産動物の総称。
(2)星口動物の一種。体長約5センチメートル。体長の約七割を吻(フン)が占める。体表には微細な皮膚乳頭が密生する。東京湾以南の潮間帯砂礫底にすむ。イケダホシムシ。

ほしめ

ほしめ [0] 【星眼】
目の結膜や角膜に,あわ粒くらいの大きさの白い星のような斑点が現れる疾患。フリクテン。

ほしもの

ほしもの [3] 【干(し)物・乾し物】
日に干してかわかすこと。また,かわかしたもの。特に,洗濯物をいう。「―をする」

ほしゃ

ほしゃ [1] 【輔車】
〔「左氏伝(僖公五年)」より。「頬骨と歯牙」の意。一説に,「車の添え木と車」の意とも〕
互いに助け合っていて,離れにくい関係にあることのたとえ。

ほしゃ=相依(アイヨ)る

――相依(アイヨ)る
互いに助け合いながら共存共栄する。利害関係の深いたとえ。

ほしゃく

ほしゃく [0] 【保釈】 (名)スル
保証金の納付を条件に,未決勾留中の被告人を釈放すること。重大犯罪や証拠隠滅のおそれがある場合などを除いて,請求があれば裁判所は認めなければならない。また,裁判所の職権で行うこともある。

ほしゃく

ほしゃく【保釈中である】
be under[out on]bail.〜になる be released on bail.‖保釈金 bail.保釈保証人 a bail.

ほしゃくきん

ほしゃくきん [0] 【保釈金】
保釈される被告人の出頭を保証するために裁判所に納付する金銭。保釈保証金。

ほしやっかだいがく

ほしやっかだいがく 【星薬科大学】
私立大学の一。星製薬商業学校を源として1941年(昭和16)星薬学専門学校となり,50年現名の新制大学となる。本部は東京都品川区。

ほしゅ

ほしゅ [1] 【捕手】
野球で,本塁の後方にいて投手が投げる球を受け,また,本塁を守る選手。キャッチャー。

ほしゅ

ほしゅ【捕守】
《野》a catcher.→英和

ほしゅ

ほしゅ【保守(主義)】
conservatism.〜的な conservative.→英和
‖保守主義者 a conservative.保守党 the Conservative Party;the Conservatives.

ほしゅ

ほしゅ [1] 【保守】 (名)スル
(1)古くからの習慣・制度・考え方などを尊重し,急激な改革に反対すること。
⇔革新
(2)正常な状態を保ち守ること。「―点検」「人の品行を―し/西国立志編(正直)」

ほしゅう

ほしゅう [0] 【補修】 (名)スル
こわれたところをつくろうこと。「堤防の―工事」「古美術品を―する」

ほしゅう

ほしゅう【補修】
repair.→英和
〜する repair;mend;→英和
fix.→英和

ほしゅう

ほしゅう [0] 【捕囚】
とらわれること。とらわれ。「―の身の上」「バビロン―」

ほしゅう

ほしゅう [0] 【補習】 (名)スル
正規の授業以外に,それを補うためになされる授業。

ほしゅう

ほしゅう【補習(がある)】
(have) supplementary[extra]lessons.

ほしゅうか

ほしゅうか [0] 【補習科】
補習のために設けられている学科・課程。

ほしゅうきょういく

ほしゅうきょういく [4] 【補習教育】
(1)補習のための学習・教育。
(2)既に職業についている者に対し,さらに教養や実務の知識・技能を与えるために行われる教育。

ほしゅうごう

ほしゅうごう [2] 【補集合】
全体集合の部分集合 � があるとき,その全体集合には属するが,集合 � には属さない要素の全体でできる集合。余集合。

ほしゅごうどう

ほしゅごうどう [1] 【保守合同】
1955年(昭和30)11月,自由党と日本民主党が合同して,自由民主党を結成したことをさす。前月の社会党の統一に促されたものだが,保守政党の分裂抗争を終わらせ,自民党の長期政権化を実現した。

ほしゅしゅぎ

ほしゅしゅぎ [3] 【保守主義】
旧来の伝統・慣習・考え方などを尊重して,急激な改革を好まない主義。
⇔進歩主義

ほしゅてき

ほしゅてき [0] 【保守的】 (形動)
保守の傾向のあるさま。
⇔革新的
⇔進歩的
「―な考え方」

ほしゅとう

ほしゅとう 【保守党】
(1) [0]
保守主義の立場にたつ政党の一般的名称。
(2)イギリスの政党。トーリー党から発展。自由党と交代で政権を担当,帝国と秩序をむねとする。1920年代より労働党と二大政党を形成。ディズレリー首相,サッチャー首相が有名。

ほしょう

ほしょう【保証】
a guarantee;→英和
an assurance.→英和
〜する guarantee;assure.→英和
〜付の guaranteed;certified.‖保証金 security;a deposit.保証書 a (written) guarantee.保証人 a guarantor;a surety.

ほしょう

ほしょう [0] 【保証】 (名)スル
(1)まちがいなく大丈夫であるとうけあうこと。「利益を―する」「―の限りではない」
(2)債務者が債務を履行しない場合,これに代わって債務を履行するという義務を負うこと。

ほしょう

ほしょう【保障】
(a) guarantee;→英和
(a) security.→英和
〜する guarantee;secure <a thing from[against]> .→英和
⇒安全.

ほしょう

ほしょう [0] 【保障】 (名)スル
〔「保」は小城,「障」はとりでの意〕
(1)責任をもって,一定の地位や状態を守ること。「航路の安全を―する」
(2)ささえ防ぐこと。また,そのもの。

ほしょう

ほしょう [0] 【堡礁】
海岸線に平行に発達する珊瑚(サンゴ)礁。

ほしょう

ほしょう [0] 【歩障】
(1)木や竹などを立てて,幕を張った囲い。「人も見えぬ方なれど,―ひかせ給へり/宇津保(楼上・下)」
(2)婦人が外出の際に,顔をおおいかくすためにかぶったもの。檜(ヒノキ)のわくに布地をたらし,手で捧げて歩いた。[和名抄]
(3)葬列で,棺をおおい囲うもの。

ほしょう

ほしょう [0] 【歩哨】
軍隊で,警戒・監視などの任務につく兵士。哨兵。

ほしょう

ほしょう [0] 【補章】
本文を補足するために立てた章。

ほしょう

ほしょう [0] 【輔相】
(1)たすけること。
(2)天子をたすけて政治をおこなうこと。また,その人。
(3)1868年(明治1)に置かれた行政官の長官。69年廃止。

ほしょう

ほしょう【補償】
(a) compensation.〜する compensate <a person for his loss> .→英和
‖補償金 (a) compensation.

ほしょう

ほしょう【歩哨】
a sentinel;→英和
a sentry.→英和
〜に立つ be on sentry.

ほしょう

ほしょう [0] 【補償】 (名)スル
(1)損失などを埋め合わせること。「損害を―する」「―を要求する」
(2)損害賠償として財産上の損失を金銭で補填(ホテン)すること。
(3)〔心〕
〔compensation〕
身体面・精神面において人より劣っていると意識されたことを補おうとする心の働き。

ほしょうかぶ

ほしょうかぶ [2] 【保証株】
一定の配当支払いが保証されている株式。

ほしょうきん

ほしょうきん [0] 【保証金】
債務の担保としてあらかじめ債権者に交付される金銭。
→手付金

ほしょうげんり

ほしょうげんり [4] 【補償原理】
ある経済政策が,必ずしも全員の経済福利を改善するとは限らないとき,その政策を実行すべきか否かを判断する厚生経済学の基準。損害を受ける人に補償してもなお余るほどの利益が社会全体で得られるか否かを判断基準とする。

ほしょうこぎって

ほしょうこぎって [5] 【保証小切手】
支払い保証のある小切手。特に,銀行が自分あてに振り出す小切手。預金小切手。

ほしょうさいむ

ほしょうさいむ [4] 【保証債務】
債務者が債務を履行しないときに,これに代わって履行をするために,債務者以外の者(保証人)が負う債務。

ほしょうしょ

ほしょうしょ [0][4] 【保証書】
保証の旨を記載した書面。

ほしょうじゅんび

ほしょうじゅんび [4] 【保証準備】
中央銀行が銀行券発行の保証として保有する資産のうち,正貨準備を除いた国債や商業手形などの資産。

ほしょうせんりょう

ほしょうせんりょう [4] 【保障占領】
休戦条件・降伏条件・講和条件の確保など,一定条件の履行を相手国に間接的に強制するため,領域の一部などを占領すること。

ほしょうつき

ほしょうつき [0] 【保証付き】
品質や性能などが,保証されていること。「三年間―の時計」

ほしょうてん

ほしょうてん [2] 【補償点】
緑色植物で,呼吸による酸素の消費量と光合成による放出量が釣り合って,見かけ上ガス交換が全くないときの光の強さ。緑色植物の生長には補償点以上の強い光が必要とされる。

ほしょうにん

ほしょうにん [0] 【保証人】
他人の身元や債務を保証する人。

ほしょうはっこう

ほしょうはっこう [4] 【保証発行】
保証準備に基づいて中央銀行が銀行券を発行すること。

ほしょうほけん

ほしょうほけん [4] 【保証保険】
債務者が債務を履行しない場合に,債権者が受ける損害を填補する保険。債務者を保険契約者とする。

ほしょうれい

ほしょうれい 【蒲松齢】
(1640-1715) 中国,清代の文人。字(アザナ)は留仙・剣臣,号は柳泉居士。著に怪異小説集「聊斎志異」,農業・医薬の通俗読物「農桑経」など。

ほしょく

ほしょく [0] 【補植】 (名)スル
植樹・造林などで,苗木が枯れてできた空地に,再び苗木を植えること。

ほしょく

ほしょく [0] 【補職】 (名)スル
公務員任命に際し,官と職が分離されている場合に具体的な職務を与える行為。

ほしょく

ほしょく [0] 【捕食】 (名)スル
生物が他の生物をつかまえてたべること。「昆虫などを―する動物」

ほしょく

ほしょく【補色】
complementary colors.

ほしょく

ほしょく [0] 【補色】
一定の割合で混ぜ合わせると光では白色光に,絵の具では灰色になる関係にある二つの色。赤と青緑など。余色。反対色。

ほしょくしゃ

ほしょくしゃ [3][2] 【捕食者】
生物界で,他種の生物を捕食する生物。

ほしょくれんさ

ほしょくれんさ [4] 【捕食連鎖】
食物連鎖のうち,生きている生物を殺して食う連鎖。
→食物連鎖

ほしん

ほしん [0] 【保身】
自分の身体や地位・身分などを守ること。「―の術にたけている」「自己―」

ほしん

ほしん【保身(術)】
(the art of) self-preservation[defending one's own interest].

ほじ

ほじ [1] 【晡時】
申(サル)の刻。午後四時頃。転じて,夕方。

ほじ

ほじ [1] 【保持】 (名)スル
(1)保ちつづけること。持っていること。「第一人者の地位を―する」「選手権―者」
(2)〔心〕 記憶の第二段階で,記銘された経験内容が量的には減少し質的には変容しながらも残存・維持される過程。把持。
→記銘
→再生

ほじ

ほじ【保持】
maintenance.→英和
〜する hold;→英和
maintain;→英和
preserve.→英和

ほじくりかえす

ほじくりかえ・す [5][3] 【穿り返す】 (動サ五[四])
(1)あちこち掘ってひっくりかえす。存分にほじくる。「畑を―・す」
(2)すでにおさまっている物事を,再びつつきまわす。「古い事件を―・す」

ほじくりだす

ほじくりだ・す [5][3] 【穿り出す】 (動サ五[四])
(1)ほじって取りだす。「サザエの肉を―・す」
(2)つっついて無理に出す。「他人の秘密を―・す」

ほじくる

ほじくる
⇒ほじる.

ほじくる

ほじく・る [3] 【穿る】 (動ラ五[四])
(1)盛んにほじる。「鳥が種を―・る」「重箱の隅を―・る」
(2)隠されている物事を執拗(シツヨウ)に探る。「過去の事を―・る」
[可能] ほじくれる

ほじそ

ほじそ [2][0] 【穂紫蘇】
紫蘇の若い花穂。刺身のつまなどに用いる。

ほじゅう

ほじゅう [0] 【補充】 (名)スル
足りないものを補うこと。「人員を―する」

ほじゅう

ほじゅう【補充】
(a) supplement.→英和
〜する supplement;fill up;supply;→英和
recruit (兵員を).→英和

ほじゅうせんきょ

ほじゅうせんきょ [4] 【補充選挙】
定員の一部を補充するために行う選挙。補欠選挙や再選挙など。

ほじゅうはんけつ

ほじゅうはんけつ [4] 【補充判決】
⇒追加判決(ツイカハンケツ)

ほじゅうへい

ほじゅうへい [2] 【補充兵】
補充兵役に服する兵。

ほじゅうへいえき

ほじゅうへいえき [4] 【補充兵役】
現役兵の欠員補充や,戦争・事変に備えるための兵役。

ほじゅこう

ほじゅこう 【蒲寿庚】
中国,南宋末・元初の南海貿易家。イスラム教徒でアラビア人ともペルシャ人ともいう。泉州の提挙市舶司となる。のちに元に降り,その南海政策に協力。生没年未詳。

ほじょ

ほじょ【補助】
assistance;help;→英和
support;→英和
(an) aid.→英和
〜する assist;→英和
help;→英和
support;→英和
subsidize (補助金を与える).→英和
‖補助椅子 a spare[an extra]seat (劇場などの);a jump seat (バスなどの).補助金 a subsidy.補助翼 an aileron.

ほじょ

ほじょ [1] 【補助・輔助】 (名)スル
足りないものを補い助けること。また助けとなるもの。「学資を―する」「―を受ける」

ほじょいす

ほじょいす [2] 【補助椅子】
劇場・ホールなどで,定員の座席以外に用意する椅子。

ほじょう

ほじょう [0] 【圃場】
作物を栽培する田畑。農圃。

ほじょう

ほじょう [0] 【捕縄】
罪人の護送や犯人の逮捕の際などに用いるなわ。とりなわ。

ほじょかつよう

ほじょかつよう [3] 【補助活用】
形容詞の活用のうち,連用形の語尾「く」に動詞「あり」が結合して「から・かり・○・かる・○・かれ」と変化するもの。形容詞の付属語への接続のしかたが動詞などに比べて自由でなく,それを補うために発達したと考えられる。口語では,「かろ(未然形)・かっ(連用形)」の形に残っている。
→カリ活用

ほじょかへい

ほじょかへい [3] 【補助貨幣】
本位貨幣の補助として日常の少額取引に用いられる貨幣。補助貨。

ほじょきおくそうち

ほじょきおくそうち [6] 【補助記憶装置】
コンピューターで,主記憶装置の記憶容量の不足を補うための記憶装置。一般には磁気ディスク・磁気テープなどを用いる。
→主記憶装置

ほじょきかん

ほじょきかん [4][3] 【補助機関】
行政官庁の意思決定を補助する機関。各省の政務次官・事務次官・事務官,委員会の事務局職員,地方公共団体の副知事・助役・出納長・収入役など。

ほじょきん

ほじょきん [0] 【補助金】
(1)不足を補うために出す金銭。
(2)特定産業の育成や特定施策の奨励など,一定の行政目的を達成するために,国・地方公共団体が公共団体・企業・私人などに交付する金銭。

ほじょけいようし

ほじょけいようし [5] 【補助形容詞】
補助用言の一。形容詞のうち,本来の意味・用法の独立性が薄れ,述語の下に付いて,もっぱら付属的に用いられるようになったもの。「寒くはない」「学生ではない」における「ない」の類。

ほじょさんか

ほじょさんか [3] 【補助参加】
民事訴訟において係属中の訴訟の結果に利害関係を有する第三者が当事者の一方を補助するため,訴訟行為に参加をすること。従参加。

ほじょせき

ほじょせき [2] 【補助席】
劇場や乗り物などで,満席になったときに通路に出す座席。

ほじょせん

ほじょせん [2] 【補助線】
幾何の問題を解く時,与えられた図形にないが,問題解決の助けとするために新たに描く直線,または円。

ほじょたんい

ほじょたんい [3] 【補助単位】
(1)計量法で実用上の目的のためにある基本単位の整数倍量または整数分の一量を呼ぶ単位名。キロメートル・デシリットルなどの類。
(2)SI 単位系で,基本単位・組立単位の他に導入された単位。平面角のラジアンと立体角のステラジアン。
→基本単位

ほじょちょうぼ

ほじょちょうぼ [3] 【補助帳簿】
総勘定元帳とは別に,目的に応じて作成する帳簿。ある取引について発生順に現金別,手形別などの形で記入する補助記入帳と,ある勘定を売掛金別,買掛金別というように口座別に記入する補助元帳とがある。補助簿。

ほじょていり

ほじょていり [3] 【補助定理】
〔lemma〕
主要な定理を証明するために,準備として証明され,使われる定理。補題。レンマ。

ほじょてき

ほじょてき [0] 【補助的】 (形動)
主となるものを補助する関係にあるさま。

ほじょどうし

ほじょどうし [3] 【補助動詞】
補助用言の一。動詞のうち,本来の意味・用法の独立性が薄れ,述語の下に付いて,もっぱら付属的に用いられるようになったもの。「本である」「戸があいている」「食べてみる」「お読み下さい」などの「ある」「いる」「みる」「下さい」の類。
⇔本動詞

ほじょひりょう

ほじょひりょう [3] 【補助肥料】
作物を栽培するために,主体とした肥料の不足を補うために用いる肥料。元肥(モトゴエ)・基肥に対する追肥・補肥,直接肥料に対する間接肥料・刺激肥料など。

ほじょふごう

ほじょふごう [3] 【補助符号】
文章を書く時に,文字だけでは誤読されやすく,意を尽くしにくい時などに書き加えられる補助的な符号。句読点・圏点(傍点)・傍線・疑問符・感嘆符・繰り返し符号などの類。

ほじょようげん

ほじょようげん [3] 【補助用言】
用言のうち,本来の意味・用法の独立性が薄れ,述語の下に付いて,もっぱら付属的に用いられるようになったもの。補助動詞と補助形容詞とがある。

ほじょよく

ほじょよく [2] 【補助翼】
飛行機に傾きを与えるための舵。一般に主翼の翼端後部につけられている。エルロン。

ほじりょく

ほじりょく [2] 【保磁力】
磁気飽和状態の強磁性体の磁化をゼロにするために必要な逆向きの外部磁場の強さ。

ほじる

ほじ・る [2] 【穿る】 (動ラ五[四])
小さな穴をあける。また,穴をつついたりして,中の物をかき出す。「耳を―・る」「鼻くそを―・る」「刺(トゲ)ヲ―・ル/ヘボン」
[可能] ほじれる

ほじる

ほじる
pick <one's teeth> ;→英和
pry <into> (詮索).→英和

ほじるし

ほじるし [2] 【帆印】
その船の所有者などを表すために帆に入れた印。

ほす

ほす【干す】
dry;→英和
air (空気にさらす);→英和
drain <a pond,a glass> .→英和
干される be deprived of one's role.

ほす

ほ・す [1] 【歩す】 (動サ変)
(1)歩く。あゆむ。「刃(ヤイバ)の上を―・するものの如し/文明論之概略(諭吉)」
(2)漢詩作法で,他人の詩の韻字を用いて作詩する。次韻する。和韻する。

ほす

ほ・す [1] 【干す・乾す】 (動サ五[四])
(1)水分を取り去るために,日光・風・熱などにあてる。かわかす。「洗濯物を―・す」「日に―・す」「あぶり―・す人もあれやも/万葉 1688」
(2)中にある水などをすっかりあける。からにする。「池を―・す」「杯を―・す」「飲み―・す」
(3)飲食物をとらないで腹の中をからにする。また,食物を与えないでおく。「一日―・す」「只今は―・させまほしくぞある/落窪 2」
(4)人に仕事を与えないでおく。「半年ほど―・されている」
〔「干(ヒ)る」「干(フ)」に対する他動詞〕
[可能] ほせる

ほすい

ほすい [0] 【保水】 (名)スル
水をたくわえておくこと。「水源地の―」「森林の―能力」

ほすう

ほすう [2] 【歩数】
歩いて何歩あるかという数。

ほすう

ほすう [2] 【補数】
一定の数からその値を引き算した結果のこと。コンピューターなどで負の数を表現するのに,絶対値と符号を組み合わせるのではなく,扱いうる符号なし整数の最大値から絶対値を引き算し 1 を加えた補数で表すことが多い。

ほすう

ほすう [0] 【歩趨】
歩くことと小走りに走ること。また,物事の進みゆく足どり。「全世界の真を極むるの―/真善美日本人(雪嶺)」

ほすうけい

ほすうけい [0] 【歩数計】
⇒ペドメーター

ほすすき

ほすすき [2] 【穂薄・穂芒】
穂の出たススキ。[季]秋。《―の解けんばかりのするどさよ/星野立子》

ほすせりのみこと

ほすせりのみこと 【火酢芹命・火須勢理命】
⇒ほのすそりのみこと(火闌降命)

ほすそりのみこと

ほすそりのみこと 【火闌降命】
⇒ほのすそりのみこと(火闌降命)

ほする

ほ・する [2] 【保する】 (動サ変)[文]サ変 ほ・す
確かなこととしてうけあう。保証する。「安全を―・しがたい」「自由を―・する/明六雑誌 14」

ほする

ほ・する [2] 【補する】 (動サ変)[文]サ変 ほ・す
職務の担当を命じる。「事務官に―・する」

ほずえ

ほずえ [0] 【穂末】
穂の先端。ほさき。

ほずま

ほずま ホヅマ 【秀真】
⇒香取(カトリ)秀真

ほせい

ほせい [0] 【補正】 (名)スル
(1)足りないところを補い,あやまりを正すこと。
(2)誤差を除いて正しい値を求めること。「観測値を―する」

ほせい

ほせい【補正する】
revise;→英和
correct.→英和
補正予算 a supplementary budget.

ほせい

ほせい [0] 【補整】 (名)スル
足りないところを補い,整えること。

ほせいかんじ

ほせいかんじ [4] 【補正漢字】
1954年(昭和29)に,将来当用漢字表を補正する際の資料として国語審議会から報告された漢字。また,その表。

ほせいしんし

ほせいしんし [4] 【補整振子】
錘(オモリ)をつるす棒の部分に,膨張係数の異なる金属を組み合わせ,温度変化によって棒の長さが変化しないようにして,周期が一定になるようにした振り子。補整振り子。

ほせいてんぷ

ほせいてんぷ [4] 【補整天府】
温度の変化によって慣性モーメントが変化しないように,膨張係数の異なる二種の金属を組み合わせてつくった天府。

ほせいよさん

ほせいよさん [4] 【補正予算】
すでに成立した国の予算(本予算)に関して,経費の不足および予算作成後に生じた事由に基づき追加・変更を行うために作成され,国会に提出される予算。
→本予算

ほせき

ほせき [0] 【舗石】
(1)道路に敷いてある石。しきいし。
(2)道路の舗装として敷く砂利や小石。バラスト。バラス。

ほせつ

ほせつ [0] 【補説】 (名)スル
補って説明すること。また,その説明。「少し―する必要がある」

ほせん

ほせん [0] 【補選】
「補欠選挙」の略。「参議院―」

ほせん

ほせん【保線】
[鉄道の]maintenance of tracks.保線作業員 <米> a trackman; <英> a line(s)man.

ほせん

ほせん [0] 【保線】
鉄道線路の安全を保つこと。また,その業務。

ほせん

ほせん [0] 【補箋】
本紙に補い加えた紙片。

ほせんく

ほせんく [2] 【保線区】
鉄道の現業機関の一。保線業務を担当する。

ほぜい

ほぜい [0] 【保税】
関税の賦課が保留されること。「―貨物」

ほぜい

ほぜい [0] 【逋税】
税をのがれること。脱税。

ほぜい

ほぜい【保税倉庫】
a bonded warehouse.

ほぜいかこうぼうえき

ほぜいかこうぼうえき [7] 【保税加工貿易】
輸入した原材料を保税地域で加工して輸出すること。

ほぜいこうじょう

ほぜいこうじょう [4] 【保税工場】
保税の状態で輸入原材料や中間製品を加工する工場。

ほぜいせいど

ほぜいせいど [4] 【保税制度】
輸入される外国貨物に対して一時的に関税の取り立てを留保し,蔵置・運送・加工・展示などを行う制度。

ほぜいそうこ

ほぜいそうこ [4] 【保税倉庫】
外国貨物を輸入手続きせずに蔵置できる場所。保税地域の一つであるが,指定保税地域や保税上屋(ウワヤ)に比べ長期間(二年間)蔵置できる点に特色がある。

ほぜいちいき

ほぜいちいき [4] 【保税地域】
関税を課されずに外国貨物の蔵置・加工・展示などできる場所。指定保税地域・保税上屋・保税倉庫・保税工場・保税展示場などがある。

ほぜん

ほぜん【保全】
⇒保存.

ほぜん

ほぜん [0] 【保全】 (名)スル
安全を保つこと。「領土を―する」「結局政府と云ふも人民の幸福を―するにあらずして/民約論(徳)」

ほぜんかんりにん

ほぜんかんりにん [0] 【保全管理人】
会社更生手続開始前の保全処分として,会社管理命令が出された場合に,裁判所により選任され,会社の経営,財産の管理・処分を行う者。また,破産宣告前の保全処分として,債務者の財産を凍結し,散逸防止のために選任される者。

ほぜんさしおさえ

ほぜんさしおさえ [3] 【保全差し押(さ)え】
租税の徴収を確保するため,納税義務が確定する前に行う差し押さえ。

ほぜんしょぶん

ほぜんしょぶん [4] 【保全処分】
権利を保全するため,その確定・実現までの間に裁判所によってされる暫定的な処分。仮差し押え・仮処分など。

ほそ

ほそ [1] 【細】
(1)「細糸」「細引き」の略。
(2)「細棹」の略。
(3)「細上布」の略。
(4)名詞・形容詞の上に付いて複合語をつくる。
 (ア)ほそいこと。ほそいさま。「―首」「―長い」
 (イ)幅が狭い。「―道」
 (ウ)かすかな。か弱い。「―声」「―腕」
(5)(「ぼそ」の形で)名詞などの下に付いて複合語をつくる。「腰ぼそ」「中ぼそ」「ごくぼそ」

ほそい

ほそい【細い】
thin;→英和
small;→英和
slender;→英和
fine.→英和

ほそい

ほそい ホソヰ 【細井】
姓氏の一。

ほそい

ほそ・い [2] 【細い】 (形)[文]ク ほそ・し
(1)
 (ア)棒状のものの直径が短い。「―・い管」「―・い枝」「―・いうどん」
 (イ)帯状のものの幅が小さい。幅がせまい。「―・い線」「―・い道」「―・い目」
 (ウ)(人間や動物について)やせている。「―・い体」
(2)声が小さい。高音だがよく響かない。「蚊の鳴くような―・い声」
(3)勢いが盛んでない。弱々しい。「食が―・い」「御末―・くぞ/大鏡(為光)」
(4)小さい。細かい。「―・き穴を明けたらんに/徒然 137」
⇔ふとい
[派生] ――さ(名)

ほそいこうたく

ほそいこうたく ホソヰクワウタク 【細井広沢】
(1658-1735) 江戸中期の儒学者・書家。遠州掛川藩士の家に生まれる。江戸に出て朱子学を修め,文徴明の書法を学ぶ。柳沢吉保に仕え歴代天皇陵修復を建言。また,唐様復興の書家としても名高い。

ほそいと

ほそいと [0] 【細糸】
細い糸。綿糸では四〇番手より細い糸をいう。

ほそいと

ほそいと【細糸】
(a) fine thread.

ほそいへいしゅう

ほそいへいしゅう ホソヰヘイシウ 【細井平洲】
(1728-1801) 江戸後期の儒者。尾張の農家の生まれ。名は徳民。江戸に出て私塾を開く。米沢侯上杉治憲(鷹山)の依頼で藩校興譲館を興し,また,尾張藩の明倫堂督学を務め民衆教化に当たった。

ほそいわきぞう

ほそいわきぞう ホソヰワキザウ 【細井和喜蔵】
(1897-1925) 作家。京都生まれ。小学校中退で紡績工場に働き,労働運動に参加。貧困生活の中で記録文学「女工哀史」を残す。

ほそう

ほそう【舗装する】
pave <a road> .→英和
舗装道路 a pavement;→英和
a paved road.

ほそう

ほそう [0] 【舗装・鋪装】 (名)スル
路面の耐久力を増すため,アスファルト・コンクリート・煉瓦などで道路の表面を固めること。「道路を―する」「―工事」「―道路」

ほそうぐ

ほそうぐ ホサウ― [2] 【補装具】
身体に障害のある人の動きなどを助けるための器具。義肢(義手・義足)や,麻痺(マヒ)した足に添えて体位の保持や歩行の補助をする用具など。

ほそうで

ほそうで [0] 【細腕】
(1)細い腕。やせた腕。
(2)か弱い力。乏しい生活力。「女の―一本で子供を育てきる」

ほそうで

ほそうで【細腕】
a thin arm.

ほそえ

ほそえ 【細江】
静岡県西部,引佐(イナサ)郡の町。浜名湖に臨み,都田川下流域と三方原北部を占める。江戸期には姫街道の関所があった。

ほそえい

ほそえい [0][2] 【細纓】
⇒さいえい(細纓)

ほそえがさ

ほそえがさ [4] 【細柄傘】
緑藻類カサノリ目カサノリ属の海藻。内湾など波の静かな海岸の低潮線付近に生ずる。柄の部分の長い傘形を呈する。愛知県・富山県以西の日本の諸海岸,インド洋・大西洋に分布。

ほそえぼし

ほそえぼし [3] 【細烏帽子】
武士がかぶった細長い立烏帽子。細立(ホソタテ)烏帽子。

ほそお

ほそお [2][0] 【細緒】
(1)細い緒。
(2)箏(ソウ)の一三弦のうち,一番細い三本。
(3)細い鼻緒。

ほそおとこ

ほそおとこ 【細男】
「せいのう(細男・才男)」に同じ。「御霊会の―のてのごひして/栄花(若生え)」

ほそおび

ほそおび [0][3] 【細帯】
幅が狭い帯。

ほそおび

ほそおび【細帯】
an underbelt.

ほそおもて

ほそおもて【細面】
a slender face.

ほそおもて

ほそおもて [3] 【細面】
ほっそりした顔つき。「―の美人」

ほそかわ

ほそかわ ホソカハ 【細川】
姓氏の一。清和源氏。足利氏の一支族で,はじめ三河細川村に拠点を置く。室町幕府三管領家の一。

ほそかわかつもと

ほそかわかつもと ホソカハ― 【細川勝元】
(1430-1473) 室町中期の武将。将軍家や畠山・斯波氏の継嗣争いをめぐって山名宗全と対立。応仁の乱では東軍の将として戦ったが,陣中で病没した。竜安寺・竜興寺を建てた。

ほそかわがみ

ほそかわがみ ホソカハ― [4] 【細川紙】
楮(コウゾ)の繊維でつくった和紙。版画・帳簿などに用いる。紀伊国細川村で産出されたことからの称。現在は埼玉県小川町産。はしきらず。

ほそかわしげかた

ほそかわしげかた ホソカハ― 【細川重賢】
(1720-1785) 江戸中期の熊本藩主。号は銀台。殖産興業政策や藩校時習館設置などの文教政策を推進,江戸中期藩政改革の好例とされる。

ほそかわすみもと

ほそかわすみもと ホソカハ― 【細川澄元】
(1489-1520) 室町後期の武将。管領細川政元の養子。家督争いで,将軍足利義澄と結んで前将軍義稙(ヨシタネ)を奉じる細川高国と対立したが敗れ,近江・四国に逃れて転戦,病死した。

ほそかわたかくに

ほそかわたかくに ホソカハ― 【細川高国】
(1484-1531) 室町後期の武将。管領細川政元の養子。家督争いで細川澄元と対立してこれを追い,将軍に足利義稙(ヨシタネ)を迎えて実権を握った。のち足利義澄の子義晴を将軍とし,管領となったが,三好氏に追われて自刃。

ほそかわただおき

ほそかわただおき ホソカハ― 【細川忠興】
(1563-1645) 安土桃山・江戸初期の武将。細川幽斎の子。号は三斎。織田信長・豊臣秀吉に仕え丹後宮津城主。関ヶ原の戦いでは徳川方に属し,小倉四〇万石を領。和歌・絵画・有職故実に通じ,茶の湯は千利休門下七哲の一人。室はガラシャ。

ほそかわはるもと

ほそかわはるもと ホソカハ― 【細川晴元】
(1514-1563) 室町後期の武将。澄元の子。阿波から入洛して細川惣領家を継いだが,執事の三好長慶に追われ,摂津富田に退いて病没した。これにより細川管領家は事実上消滅。

ほそかわまさもと

ほそかわまさもと ホソカハ― 【細川政元】
(1466-1507) 室町後期の武将。勝元の子。応仁の乱後,将軍足利義澄を擁して幕府を掌握。養子澄之・澄元・高国の家督争いにまき込まれ,澄之派の家臣香西氏らに殺された。

ほそかわゆうさい

ほそかわゆうさい ホソカハイウサイ 【細川幽斎】
(1534-1610) 安土桃山時代の武将・歌人。名は藤孝。三淵晴員の子。細川元常の養子。忠興の父。剃髪して玄旨・幽斎と号す。はじめ足利家のち織田信長・豊臣秀吉・徳川家康に仕える。和歌を三条西実枝に学び,古今伝授を受け,二条派の正統を継承。近世歌学の祖と称さる。著「聞書全集」「耳底(ジテイ)記」「詠歌大概抄」

ほそかわよりゆき

ほそかわよりゆき ホソカハ― 【細川頼之】
(1329-1392) 南北朝時代の武将。室町幕府管領。足利義満を助け幕政に重きをなす。晩年明徳の乱を鎮定。

ほそかわガラシャ

ほそかわガラシャ ホソカハ― 【細川―】
(1563-1600) 安土桃山時代のキリシタン。細川忠興の室。明智光秀の女(ムスメ)。名は玉。ガラシャは洗礼名。関ヶ原の戦いの際,人質として大坂城に入城することを拒み,自刃した。

ほそがき

ほそがき [0] 【細書き】
肉細に書いた文字。また,それを書く筆やペン。

ほそがね

ほそがね [0] 【細金】
細く切った金銀の箔。仏画・仏像・衣服の模様などに用いる。

ほそき

ほそき 【細木】
姓氏の一。

ほそきこうい

ほそきこうい 【細木香以】
(1822-1870) 幕末の富商。通称,津国屋(ツノクニヤ)藤次郎。江戸山城河岸に住む。文人・役者の保護者として有名。仮名垣魯文の「再来紀文(イマキブン)廓花街」,森鴎外の「細木香以」などの伝記がある。

ほそく

ほそく [0] 【歩速】
歩く速さ。

ほそく

ほそく [0] 【捕捉】 (名)スル
つかまえること。とらえること。「敵を―する」「津田は其意味を―するに苦しんだ/明暗(漱石)」

ほそく

ほそく【捕捉する】
catch;→英和
catch up with <the enemy> .

ほそく

ほそく [0] 【補足】 (名)スル
足りない所を補うこと。不十分な点を付け加えること。「説明を―する」

ほそく

ほそく [0] 【歩測】 (名)スル
一定の歩幅で歩いて,その歩数によって距離を測ること。また,そのような測り方。

ほそく

ほそく [0] 【補則】
「雑則(ザツソク)」に同じ。日本国憲法においては「付則{(2)}」と同義。

ほそく

ほそく【補足】
a supplement.→英和
〜の supplementary.〜する supplement <a thing by another> ;add;→英和
make up <the loss> .

ほそくいでんし

ほそくいでんし [5] 【補足遺伝子】
二つ以上の非対立遺伝子が共存し,互いに補い合って新しい形質を表現する場合,その双方の非対立遺伝子をいう。

ほそくち

ほそくち [0] 【細口】
〔「ほそぐち」とも〕
(1)容器の口が細く小さいこと。また,そのもの。花瓶,とっくりなどにいう。「―のびん」
(2)細手のもの。小形。「丹後の―の鰤(ブリ)を片身売りに出しける/浮世草子・胸算用 5」

ほそくび

ほそくび [2] 【細首】
やせて細い首。また,他人の首を卑しめていう語。

ほそごし

ほそごし [0][2] 【細腰】
(1)細い腰。弱々しい腰つき。
(2)腰の細くなっているところ。帯をしめるところ。

ほそざお

ほそざお [0] 【細棹】
三味線の種別で,棹が細く胴が小ぶりなもの。長唄・小唄などに用いる。
→中棹(チユウザオ)
→太棹(フトザオ)

ほそし

ほそ・し 【細し】 (形ク)
⇒ほそい

ほそじ

ほそじ [0] 【細字】
線の細い文字。さいじ。
⇔太字

ほそじ

ほそじ【細字で書く】
write with a fine pen[closely].

ほそじょうふ

ほそじょうふ [3] 【細上布】
たて・よことも細いカラムシの糸で織った平織物。八重山上布・宮古上布が有名。ほそ。

ほそたてえぼし

ほそたてえぼし [5] 【細立烏帽子】
「細烏帽子(ホソエボシ)」に同じ。

ほそだ

ほそだ 【細田】
姓氏の一。

ほそだえいし

ほそだえいし 【細田栄之】
(1756-1829) 江戸後期の浮世絵師。号は鳥文斎。幕臣で,若年で致仕。狩野典信(ミチノブ)らに師事。町絵師となり一派をなした。細腰長身の清楚な美人画をよくし,版画では地色を黄色で塗る「黄つぶし」を考案。

ほそだち

ほそだち [0][3] 【細太刀】
公家(クゲ)の用いる儀仗用の太刀で,飾太刀(カザリタチ)の簡略なもの。通常の太刀に飾太刀のような唐鍔(カラツバ)と平緒をつけ,全体を細く華奢(キヤシヤ)に作ったもの。

ほそつ

ほそつ [0] 【歩卒】
徒歩の兵隊。歩兵。あしがる。

ほそつしゅう

ほそつしゅう [3] 【歩卒衆】
「走衆(ハシリシユウ){(2)}」に同じ。

ほそづくり

ほそづくり [3] 【細作り】
(1)細く作ること。また,そのもの。「―の太刀」
(2)身体がほっそりとしてしなやかなこと。また,その人。「―の体」
(3)「細引(ホソビ)き{(2)}」に同じ。

ほそどの

ほそどの [0] 【細殿】
(1)寝殿造りの庇(ヒサシ)の間を仕切って,女房の部屋などに当てた所。
(2)細長い建物。殿舎をつなぐ渡り廊下。渡廊(ワタリロウ)。

ほそなが

ほそなが 【細長】
■一■ [0] (名)
(1)平安時代,貴族の子供の衣服。一幅で水干形の身丈の長いもの。頸上(クビカミ)に長い飾り紐が垂れる。
(2)平安時代,貴族の年少の女性の普段着。袿(ウチキ)に似ているが大領(オオクビ)がない。
■二■ (名・形動ナリ)
細くて長い・こと(さま)。「口のほどの―にして/徒然 34」

ほそながい

ほそなが・い [4] 【細長い】 (形)[文]ク ほそなが・し
細くて長い。「―・い旗」

ほそながい

ほそながい【細長い】
long and slender.

ほそぬの

ほそぬの [0][2] 【細布】
(1)細い糸で織った布。上布。
(2)幅の狭い布。
(3)「細布衣」の略。

ほそぬのごろも

ほそぬのごろも 【細布衣】
細布{(2)}で作った衣服。

ほそね

ほそね [0] 【細根】
(1)ほそい根。
(2)「細根大根」の略。

ほそねだいこん

ほそねだいこん [4] 【細根大根】
守口大根のように根の細長い大根。

ほそびき

ほそびき [0] 【細引き】
(1)麻などをより合わせてつくった細目の縄。細引き縄。
(2)刺身などで,細長く切ったもの。ほそづくり。

ほそびき

ほそびき【細引き】
a cord.→英和
〜をかける cord.

ほそびきあみ

ほそびきあみ [4] 【細引き網】
細引き{(1)}で編んだ網。近世,罪人を駕籠(カゴ)で送るとき,逃走を防ぐため,その上にかけるのにも用いた。

ほそぼそ

ほそぼそ [3] 【細細】 (副)
(1)非常に細いさま。ほっそりしていて頼りないさま。「―とした腕」
(2)かろうじて続いているさま。「―(と)続く小道」
(3)非常に貧しくやっとのことで暮らすさま。「―(と)暮らす」

ほそぼそ

ほそぼそ【細々と生活する】
make a bare[very poor]living.

ほそまき

ほそまき [0] 【細巻(き)】
細く巻くこと。また,そのもの。タバコ・のりまきなどにいう。

ほそまゆ

ほそまゆ [3] 【細眉】
細く長いまゆ。三日月形のまゆ。ほそまゆげ。

ほそまる

ほそま・る [3] 【細まる】 (動ラ五[四])
細くなる。「手の甲の,五つに岐れた先の次第に―・りて/野分(漱石)」

ほそみ

ほそみ [0] 【細身】
普通より幅がせまく,ほっそりと作ってあること。また,そのもの。「―の刀」

ほそみ

ほそみ [0] 【細み】
蕉風俳諧の根本理念の一。句に詠む対象に対する作者の深く細やかな心の働き。また,その心のはたらきにより表現された俳諧性を伴った繊細な情趣。
→かるみ
→さび
→しおり

ほそみち

ほそみち【細道】
a narrow path.

ほそみち

ほそみち [2] 【細道】
ほそい道。せまい道。

ほそみづくり

ほそみづくり [4] 【細身造り】
細身の刀を仕込み,柄や鞘(サヤ)を刀に合わせて細くつくること。またその刀。

ほそむ

ほそ・む 【細む】 (動マ下二)
⇒ほそめる

ほそめ

ほそめ【細める】
narrow <one's eyes> ;→英和
make <a thing> narrow.〜に戸をあける open the door a little.→英和

ほそめ

ほそめ [0] 【細め】 (形動)[文]ナリ
いくらか細いさま。
⇔太め
「戸を―に開ける」「―の縄でしばる」「―の体」

ほそめ

ほそめ [2][3] 【細目】
(1)少し開いた目。薄目。
(2)細く編んだ(織った)目。

ほそめねじ

ほそめねじ [4] 【細目螺子】
普通のねじよりピッチの小さいねじ。航空機・自動車・薄物などに用いる。

ほそめる

ほそ・める [3] 【細める】 (動マ下一)[文]マ下二 ほそ・む
細くする。「目を―・めて喜ぶ」

ほそもの

ほそもの [2][0] 【細物】
(1)細い物。
(2)〔女房詞〕
素麺(ソウメン)の異名。
(3)細身の太刀。

ほそやか

ほそやか [2] 【細やか】 (形動)[文]ナリ
(1)ほっそりしたさま。「―な体」
(2)声が小さく低いさま。「声―にて/蜻蛉(中)」

ほそやぐ

ほそや・ぐ 【細やぐ】 (動ガ四)
ほっそりする。やせる。「昔よりは少し―・ぎて/源氏(宿木)」

ほそらか

ほそらか 【細らか】 (形動ナリ)
ほっそりとしたさま。「―なるをのこ随身(ズイジン)など/枕草子(六・能因本)」

ほそり

ほそり [0] 【細り】
〔動詞「ほそる」の連用形から〕
(1)細くなっていること。「身の―」
(2)「細り節」の略。

ほそりぶし

ほそりぶし [0] 【細り節】
江戸初期,関東を中心に流行した歌謡。西国巡礼歌の流れを汲むとされ,哀愁に満ちた曲節から「細り」と呼ばれる。歌詞は一定の形式をもたない。ほそり。細り唄。

ほそる

ほそる【細る】
become thin.

ほそる

ほそ・る [2] 【細る】 (動ラ五[四])
〔「細し」の動詞化〕
(1)細くなる。「ろうそくが―・る」「髪の裾,すこし―・りて/源氏(初音)」
(2)やせる。「身も―・る思い」
(3)弱る。「食が―・る」「気力が―・る」

ほそわた

ほそわた 【細腸】
(1)小腸。[和名抄]
(2)胎盤。[ヘボン]

ほぞ

ほぞ [1] 【蔕】
〔「ほぞ(臍)」と同源。古くは「ほそ」〕
果実のへた。

ほぞ

ほぞ【臍をかむ】
⇒後悔.

ほぞ

ほぞ [1] 【臍】
〔古くは「ほそ」〕
(1)へそ。
(2)心の中。本心。決心。
→ほぞの緒

ほぞ

ほぞ [1][0] 【枘】
〔「ほぞ(臍)」と同源。古くは「ほそ」〕
(1)木材・石材などを接合するときに,一方の材にあけた穴にはめこむため,他方の材の一端につくった突起。
(2)男根の異名。「夜鍋には大工世継の―を入れ/柳多留 63」
枘(1)[図]

ほぞ=を噬(カ)む

――を噬(カ)・む
〔左氏伝(荘公六年)〕
後悔する。及ばないことを悔やむ。

ほぞ=を固める

――を固・める
固く心を定める。覚悟を決める。

ほぞあな

ほぞあな [0] 【枘穴】
枘をはめこむための穴。

ほぞう

ほぞう [0] 【保蔵】 (名)スル
貨幣によってなされる価値の貯蔵。

ほぞおち

ほぞおち [0][4] 【臍落ち・蔕落ち】 (名)スル
〔古くは「ほそおち」〕
(1)果実が熟して自然に落ちること。またその果実。ほぞち。ほぞぬけ。
(2)機が熟すること。時期が来て自然に事が成就すること。「―する迄待つてはゐられぬ/浄瑠璃・右大将鎌倉実記」
(3)納得すること。腑(フ)に落ちること。「段々の教訓に―して,一生あの里へ参るまいとの起請文/浮世草子・好色敗毒散」
(4)へその緒が落ちること。ほぞち。
〔(4)が原義〕

ほぞくりがね

ほぞくりがね 【臍繰り金】
〔「ほそくりがね」とも〕
へそくりの金。「女心の―してやり/浮世草子・好色産毛」

ほぞさし

ほぞさし [4][0] 【枘差】
枘を枘穴に差し込む接合方法。

ほぞち

ほぞち 【臍落】
「ほぞおち(臍落)」に同じ。

ほぞのお

ほぞのお [4][0] 【臍の緒】
(1)へその緒。臍帯(サイタイ)。
(2)生まれた子供のへその緒を竹刀で切る儀式。

ほぞん

ほぞん [0] 【保存】 (名)スル
そのままの状態でとっておくこと。「史蹟を―する」「塩に漬けて―する」

ほぞん

ほぞん【保存】
preservation.→英和
〜する preserve;→英和
keep.→英和

ほぞんかけたか

ほぞんかけたか [1][1] (副)
〔「ほぞん」は本尊という〕
ホトトギスの鳴き声。てっぺんかけたか。

ほぞんけつ

ほぞんけつ [2] 【保存血】
輸血に用いるため供血者より得た血液に抗血液凝固剤を加え,冷所に保存してある血液。有効期間は三週間。保存血液。

ほぞんこうい

ほぞんこうい [4] 【保存行為】
管理行為の一。代理の目的物の現状を維持する行為。
→改良行為
→利用行為

ほぞんしょく

ほぞんしょく [2] 【保存食】
(1)塩蔵品・乾燥品など,そのままの状態で一定期間腐敗しないようにした食品。
(2)集団給食施設で,食中毒などが発生したときに提出する証拠物件用に保存しておく,提供した食事と同じもの。

ほぞんすいいき

ほぞんすいいき [4] 【保存水域】
公海での漁業資源保護のため,関係国間の漁業条約によって設定され,一定の漁獲規制が行われる水域。

ほぞんそく

ほぞんそく [2] 【保存則】
物理系の状態が変化しても,ある物理量の値が一定に保たれるとき,その物理量に対して保存則が成りたつといい,その物理量を保存量という。保存則は系がもつ対称性に基因し,エネルギー・運動量・電荷など,多くの保存量がある。
→対称性

ほぞんづけ

ほぞんづけ [0] 【保存漬(け)】
長期保存を目的とした漬物。一般に塩分を多く含む。

ほぞんとうき

ほぞんとうき [4] 【保存登記】
(1)未登記の不動産についてなされる最初の所有権登記。
(2)特定の不動産上の先取特権を保存する登記。

ほぞんひ

ほぞんひ [2] 【保存費】
財産を維持・保存するために必要な費用。民法上,保存費を支出した者は必要費としてその償還を請求することができる。

ほぞんりょう

ほぞんりょう [2] 【保存料】
食品添加物の一。食品の腐敗や変性の原因となる細菌などの繁殖を抑えるために用いる。ソルビン酸・安息香酸など。
→殺菌料

ほぞんりょく

ほぞんりょく [2] 【保存力】
力の作用を受けながら点 P から点 Q まで移動するときの仕事が P と Q の位置だけで決まる場合の,その力。保存力だけが働くとき,力学的エネルギーが保存される。

ほた

ほた [0] 【榾】
〔「ほだ」とも〕
(1)囲炉裏や竈(カマド)でたく薪(タキギ)。掘り起こした木の根や樹木の切れはし。ほたぐい。ほたぎ。[季]冬。《―煙顔をそむけて手で払ふ/池内友次郎》
(2)大きな材木。また,地面に倒れて朽ちた樹木。[日葡]

ほたい

ほたい [0] 【補体】
脊椎動物の新鮮な血清中に存在して免疫反応・感染・防御などに関与する二〇種ほどのタンパク質の総称。また,その反応系。熱に不安定。抗原と抗体との複合体に反応して活性化され,溶血・溶菌,食作用の促進など種々の効果をもたらす。

ほたえる

ほた・える (動ア下一)[文]ヤ下二 ほた・ゆ
〔近世上方語〕
(1)ふざける。戯れる。「酒が―・える雪転(コカ)し/浄瑠璃・忠臣蔵」
(2)甘える。つけあがる。「あんだらめには拳(コブシ)一つ当てず―・えさせ/浄瑠璃・油地獄(中)」

ほたおり

ほたおり [0] 【保多織】
香川県特産の綿織物。夏用の着尺地。もとは絹織物であった。讃岐上布。ほた。

ほたか

ほたか 【穂高】
長野県西部,南安曇(アズミ)郡の町。松本盆地の北部にあり,飛騨山脈登山口の一。中房温泉・有明温泉・碌山(ロクザン)美術館などがある。

ほたかじんじゃ

ほたかじんじゃ 【穂高神社】
長野県穂高町にある神社。祭神は穂高見命・綿津見(ワタツミ)命・瓊々杵(ニニギ)命。

ほたかだけ

ほたかだけ 【穂高岳】
長野県と岐阜県の境,槍ヶ岳の南,上高地の北にそびえる山群。西穂高岳・奥穂高岳・涸沢(カラサワ)岳・北穂高岳・前穂高岳をいう。最高峰は奥穂高岳の海抜3190メートルで,飛騨山脈中最高。

ほたき

ほたき [1][0] 【火焚き・火焼き】
「おひたき(御火焚)」に同じ。

ほたてがい

ほたてがい [3] 【帆立貝・海扇】
海産の二枚貝。貝殻は丸みのある扇形で殻径約20センチメートル。殻頂の両脇に大きな耳状突起がある。殻表は一枚が紫褐色で,もう一枚は黄白色。両殻に各々約二五本の放射状の肋(ロク)がある。殻を激しく開閉させて泳ぐ。食用。大きな貝柱は特に美味。貝殻は貝細工用。本州東北地方以北に分布し,浅海の砂礫底にすむ。オウギガイ。

ほたてがい

ほたてがい【帆立貝】
a scallop.→英和

ほたで

ほたで [0] 【穂蓼】
蓼の穂が出たもの。蓼の花穂(カスイ)。蓼の花。[季]秋。《甲斐が根や―の上を塩車/蕪村》

ほたび

ほたび [0][2] 【榾火】
ほた{(1)}をたく火。[季]冬。

ほたほた

ほたほた [1] (副)
(1)うれしげなさま。愛敬を示すさま。「合点々々,―笑をこぼしながら甘酒を釜から吸む/婦系図(鏡花)」
(2)軟らかくまた重そうに続けて物の落ちるさま。「―と地に咲きそろふつばきかな(呉郷)/俳諧新選」

ほたゆ

ほた・ゆ (動ヤ下二)
⇒ほたえる

ほたる

ほたる [1] 【蛍】
(1)ホタル科の甲虫の総称。体長5〜20ミリメートルほど。体は長楕円形で,甲虫としては軟弱。体色は黒・赤・黄などが組み合わさる。日本には二十数種が知られ,約一〇種は腹部が発光・明滅する。ゲンジボタル・ヘイケボタルは特に有名で,幼虫は清流にすみ,六月頃羽化する。古来文学によく登場し,またホタルを死者の霊魂とする伝説が多い。ほたろ。くさのむし。なつむし。[季]夏。
(2)源氏物語の巻名。第二五帖。
蛍(1)[図]

ほたる

ほたる【蛍】
a firefly;→英和
a glowworm (幼虫).→英和
‖蛍篭 a firefly cage.蛍狩り <go> firefly-catching.蛍の光 ‘Auld Lang Syne' (曲名).

ほたる=の光窓の雪

――の光窓の雪
苦労して勉学にはげむこと。蛍雪(ケイセツ)。

ほたる=二十日に蝉(セミ)三日

――二十日に蝉(セミ)三日
物事の盛りの短いたとえ。

ほたるいか

ほたるいか [3] 【蛍烏賊】
イカの一種。胴長約7センチメートル,体表に多数の発光器がある。晩春から初夏にかけての産卵期には群をなして沿岸を浮遊し,特に美しく発光する。食用。本州中部以北の沿岸に分布するが富山湾が有名で,群遊海面は特別天然記念物。マツイカ。[季]春。

ほたるいし

ほたるいし【蛍石】
fluorite.→英和

ほたるいし

ほたるいし [3] 【蛍石】
フッ化カルシウムからなる鉱物。立方晶系に属し,無色・淡緑色・紫色など変化に富み,紫外線を照射すると蛍光を発し,熱や日光にさらすとリン光を発するものが多い。ペグマタイトや各種鉱脈中に産し,フッ素の原料,アルミニウム製錬や製鉄の融剤として用いる。けいせき。

ほたるかご

ほたるかご [3] 【蛍籠】
蛍を入れておくかご。[季]夏。

ほたるかずら

ほたるかずら [4] 【蛍蔓】
ムラサキ科の多年草。山中の日当たりの良い斜面・草地に生える。全体に粗毛がある。高さ約20センチメートル。葉は倒披針形。春,葉腋に青紫色の花を一個ずつつける。花後,根際から地面をはう茎を出し,先端が地について新株を生じる。瑠璃草。

ほたるが

ほたるが [3] 【蛍蛾】
マダラガ科のガ。開張約5センチメートル。はねは黒色で,前ばねの一本の白色帯が目立つ。頭部が赤い。昼間に飛ぶ。日本各地と東アジアに分布。

ほたるがい

ほたるがい [3] 【蛍貝】
海産の巻貝。貝殻は紡錘形で殻長約2センチメートル。殻表は滑らかで光沢があり,淡灰色の地に褐色の不規則な電光模様がある。北海道南部以南の浅海の砂地にすむ。

ほたるがっせん

ほたるがっせん [4] 【蛍合戦】
交尾の相手を求めて飛びかう蛍の光がきらきらと入り乱れる光景を,合戦にたとえた語。[季]夏。

ほたるがり

ほたるがり [3] 【蛍狩(り)】
蛍を追い捕らえたり眺めたりすること。[季]夏。

ほたるぐさ

ほたるぐさ [3] 【蛍草】
ツユクサの別名。[季]秋。

ほたるさいこ

ほたるさいこ [4] 【蛍柴胡】
セリ科の大形多年草。高さ1メートル以上に達する。山中の日当たりの良い草原に生える。葉はへら状。根葉は柄が長い。秋,黄色の小花多数がつく。根を解熱剤とする。ダイサイコ。ホタルソウ。

ほたるじゃこ

ほたるじゃこ [3] 【蛍雑魚】
スズキ目スズキ科の海魚。体長14センチメートル程度。体はやや長く,側扁する。背びれは二つ。一対の発光器が腹面にあり,発光細菌が共生している。体は桃色で,腹側は銀色。練り製品の原料となる。南日本から南アフリカまでの大陸棚に分布。

ほたるそう

ほたるそう [0] 【蛍草】
ホタルサイコの別名。

ほたるで

ほたるで [3] 【蛍手】
磁器素地(キジ)を透かし彫りにしてそこに釉(ウワグスリ)などを熔填し半透明の文様を現したもの。中国明代におこった。透かし手。

ほたるなす

ほたるなす 【蛍如す】 (枕詞)
蛍光のかすかなところから,比喩として「ほのか」にかかる。「―ほのかに聞きて/万葉 3344」

ほたるのひかり

ほたるのひかり 【蛍の光】
〔原題 Auld Lang Syne(久しい昔)〕
スコットランドの代表的な民謡。1881年(明治14)文部省音楽取調掛編の「小学唱歌集」初編に採用されて以来,日本でも送別の歌として愛唱されてきた。

ほたるのひかり

ほたるのひかり 【蛍の光】
(1)「蛍の光窓の雪」に同じ。
(2)曲名(別項参照)。

ほたるび

ほたるび [3][0] 【蛍火】
(1)蛍の放つ光。[季]夏。
(2)小さく消え残った炭火。

ほたるぶくろ

ほたるぶくろ [4] 【蛍袋・山小菜】
キキョウ科の多年草。山野に生える。全体に粗毛がある。高さ約50センチメートル。葉は長卵形。初夏,葉腋や枝頂に淡紅紫色または白色で紫斑のある鐘状花を下向きにつける。釣鐘草。[季]夏。
蛍袋[図]

ほたるぶね

ほたるぶね [4] 【蛍船】
蛍狩りのときに乗る船。

ほたれ

ほたれ [0][3] 【穂垂れ】
「削(ケズ)り掛(カ)け」に同じ。

ほたれくび

ほたれくび 【穂垂れ首】
戦場で討ち取った敵兵の首などで切り口より肉などが穂のように垂れさがっているもの。

ほたれせっく

ほたれせっく [4] 【穂垂れ節供】
正月一四日小正月の年越し。

ほだ

ほだ [1] 【捕拿】 (名)スル
とりおさえること。拿捕。「一の黒人を―することの案件起れり/西国立志編(正直)」

ほだい

ほだい [0] 【補題】
⇒補助定理(ホジヨテイリ)

ほだぎ

ほだぎ [0] 【榾木】
〔「ほたぎ」とも〕
(1)「ほた(榾){(1)}」に同じ。
(2)シイタケの種菌を植えつけた原木。クヌギ・クリ・シイなどを使う。

ほだされる

ほださ・れる [4][0] 【絆される】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ほださ・る
〔動詞「ほだす」に受け身の助動詞「れる」の付いたものから〕
情にひかされて自分の考えにない行動をとる。人情にからまれる。「情(ジヨウ)に―・れて金を貸してやった」「彼の熱意に―・れて社長も一肌脱いでくれた」

ほだされる

ほだされる【絆される】
be moved <by> .

ほだし

ほだし [0][3] 【絆し】
〔動詞「ほだす」の連用形から〕
(1)刑具として用いる手かせや足かせ。[名義抄]
(2)人情にひかされて物事を行う妨げとなるもの。自由を束縛するもの。きずな。「纏(マツワ)る情誼の―をば,ふり棄かねて/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

ほだす

ほだ・す 【絆す】 (動サ四)
(1)綱でつなぎとめる。縛る。[新撰字鏡]
(2)人の自由を束縛する。「羇客とかけば,羇は,―・す也/中華若木詩抄」
→ほだされる

ほだち

ほだち [0][3] 【穂立ち】
稲の穂が出ること。また,その穂。

ほだつ

ほだつ [0] 【逋脱】 (名)スル
(1)のがれまぬがれること。
(2)租税をのがれること。脱税。逋税。

ほだつはん

ほだつはん [3] 【逋脱犯】
納税義務者が,偽りなど不正な手段により故意に納税義務を免れたり,税の還付を受ける行為。脱税犯の一。

ほだてる

ほだ・てる [3] 【攪てる】 (動タ下一)
(1)ほこりなどを立てる。「埃を―・てて行くのだから/平凡(四迷)」
(2)かきまぜる。「なべすみを湯へ―・てて/洒落本・客衆一華表」「煙管の頭はぶる��っと顫へて,火入の灰を埒無く―・てた/付焼刃(露伴)」

ほだな

ほだな [0] 【帆棚】
和船の,帆柱をたてて帆を上げおろしする所。

ほだわら

ほだわら [2] 【穂俵】
(1)ホンダワラの別名。
(2)ホンダワラを刈り取って干し,米俵の形にしたもの。蓬莱(ホウライ)飾りに用いる。[季]新年。「―・数の子を売る海人/浮世草子・織留 3」

ほちゅう

ほちゅう [0] 【捕虫】
虫をつかまえること。

ほちゅう

ほちゅう [0] 【補注・補註】
注だけでは説明不足の場合などに,それをおぎなってつけ加えた注釈。

ほちゅうあみ

ほちゅうあみ [2] 【捕虫網】
昆虫をつかまえるための網。網袋をはめた輪状の枠に長い柄をつけたもの。ほちゅうもう。

ほちゅうよう

ほちゅうよう [2] 【捕虫葉】
粘液などを分泌し,虫を捕らえる役をする食虫植物の葉。モウセンゴケ・ムシトリスミレなどの葉。

ほちょう

ほちょう【歩調】
a pace;→英和
a step.→英和
〜をそろえる keep pace <with> .〜を取る keep step.

ほちょう

ほちょう 【保長】
律令制で,五保の制の長。
→五保

ほちょう

ほちょう [0] 【歩調】
(1)歩く時の調子。特に,大勢で一緒に歩く時の,足の動かし方。あしなみ。「―を合わせる」「―をとる」「―が早い」
(2)大勢で一緒に行動する時の,方針。あしなみ。「党内の―がそろわない」

ほちょうき

ほちょうき ホチヤウ― [2] 【補聴器】
難聴者の聴力の補助として用いられる小形の音声増幅器。聴話器。

ほちょうき

ほちょうき【補聴器】
a hearing aid.

ほっかい

ほっかい [0] 【法界】
〔「ほうかい」とも〕
〔仏〕
(1)意識の対象となるものの範疇(ハンチユウ)。十八界の一。
(2)存在するものの世界。
(3)真理そのもの。すべてのあり方の根源。真如・実相などと同義。

ほっかい

ほっかい ホク― 【北海】
(1) [0]
北方の海。北洋。
⇔南海
(2)〔North Sea〕
イギリス・スカンディナビア半島南部に囲まれた海域。大西洋の付属海。大部分が浅い大陸棚でタラ・ニシンの好漁場。石油・天然ガスを産出。

ほっかい

ほっかい【北海】
the North Sea.

ほっかいえび

ほっかいえび ホク― [3] 【北海海老】
エビの一種。体長約13センチメートル。黄褐色の地に数本の黄白色の縦帯がある。体長5センチメートルくらいまではすべて雄で,それ以上に成長すると雌に性転換する。食用。北海道沿岸・オホーツク海・北太平洋に分布。

ほっかいえんぎ

ほっかいえんぎ [5] 【法界縁起】
〔仏〕 華厳教学の存在観。究極的な縁起のあり方。すべての個々の事物・事象の中に一切が含まれるという形で,あらゆる存在が互いに関連し合って生起していること。

ほっかいがくえんきたみだいがく

ほっかいがくえんきたみだいがく ホクカイガクヱン― 【北海学園北見大学】
私立大学の一。1977年(昭和52)設立。本部は北海道北見市。

ほっかいがくえんだいがく

ほっかいがくえんだいがく ホクカイガクヱン― 【北海学園大学】
私立大学の一。1885年(明治18)創立の北海英語学校を源とし,1952年(昭和27)新制大学として設立。本部は札幌市豊平区。

ほっかいさんまいふげんだいし

ほっかいさんまいふげんだいし 【法界三昧普賢大士】
普賢菩薩の尊称。

ほっかいしん

ほっかいしん [3] 【法界身】
「ほっしん(法身)」に同じ。

ほっかいどう

ほっかいどう ホクカイダウ 【北海道】
日本列島四大島の一。また,その周辺の属島を含む地方。日本列島の最北端にあり,日本海・オホーツク海・太平洋に囲まれ,本州と津軽海峡で隔てられる。中央部を天塩山地・夕張山地・日高山脈や北見山地・石狩山地・白糠(シロヌカ)丘陵が南北に連続し,その間に名寄・上川・富良野盆地がある。石狩・十勝・釧路・天塩川などの下流域には平野が発達。南西部には渡島半島がある。かつて蝦夷(エゾ)と呼ばれ,古くからアイヌの居住地であった。江戸初期,道南に松前藩が置かれ,幕末には幕府の直轄領となった。1869年(明治2)明治新政府は開拓使を置き,北海道と改称。86年北海道庁を置く。1946年(昭和21)地方自治体の一つとなる。道庁所在地,札幌市。

ほっかいどういぬ

ほっかいどういぬ ホクカイダウ― [5] 【北海道犬】
イヌの一品種。体高45〜50センチメートル。頭は大きめで発達した顎,頬をもつ。目は三角形でややつりあがり,耳は小さい。アイヌに繁殖され,クマ狩り猟に用いられてきた。猟犬として優れた素質をもつ。アイヌ犬。天然記念物。

ほっかいどういりょうだいがく

ほっかいどういりょうだいがく ホクカイダウイレウ― 【北海道医療大学】
私立大学の一。1974年(昭和49)東日本学園大学として設立。94年(平成6)現名に改称。本部は北海道当別町。

ほっかいどうかいはつちょう

ほっかいどうかいはつちょう ホクカイダウ―チヤウ [10] 【北海道開発庁】
北海道総合開発事業の事務を行う総理府の外局。1950年(昭和25)設置。長官には国務大臣を当てる。

ほっかいどうきゅうどじんほごほう

ほっかいどうきゅうどじんほごほう ホクカイダウキウドジンホゴハフ 【北海道旧土人保護法】
アイヌの救済・保護を目的として,1899年(明治32)制定施行された法律。一戸あたり一万五千坪以内の土地の無償下付(ただし相続以外の譲渡や質権・抵当権などの設定を禁止)とアイヌ小学校の設立を主な内容とする。

ほっかいどうきょういくだいがく

ほっかいどうきょういくだいがく ホクカイダウケウイク― 【北海道教育大学】
国立大学の一。北海道第一,第二,第三師範および青年師範を統合し,1949年(昭和24)に北海道学芸大学として設立。66年現名に改称。本部は札幌市中央区。

ほっかいどうこうぎょうだいがく

ほっかいどうこうぎょうだいがく ホクカイダウコウゲフ― 【北海道工業大学】
私立大学の一。1967年(昭和42)設立。本部は札幌市手稲区。

ほっかいどうしんぶん

ほっかいどうしんぶん ホクカイダウ― 【北海道新聞】
北海道で発行されている日刊新聞。1942年(昭和17),道内の主要な日刊新聞一一社が統合して発足。

ほっかいどうじょうほうだいがく

ほっかいどうじょうほうだいがく ホクカイダウジヤウホウ― 【北海道情報大学】
私立大学の一。1988年(昭和63)設立。本部は江別市。

ほっかいどうじんぐう

ほっかいどうじんぐう ホクカイダウ― 【北海道神宮】
⇒札幌神社(サツポロジンジヤ)

ほっかいどうだいがく

ほっかいどうだいがく ホクカイダウ― 【北海道大学】
国立大学の一。札幌農学校として1876年(明治9)発足。1907年,東北帝国大学農科大学を経て,18年(大正7)独立して北海道帝国大学となる。49年(昭和24)函館水産専門学校・予科・付属農専などを吸収し新制大学となる。本部は札幌市北区。北大。

ほっかいどうちょう

ほっかいどうちょう ホクカイダウチヤウ [5] 【北海道庁】
北海道の地方公共団体としての業務の中心となる役所。他県の県庁にあたる。

ほっかいどうとうかいだいがく

ほっかいどうとうかいだいがく ホクカイダウ― 【北海道東海大学】
私立大学の一。1972年(昭和47)設立の東海大学工芸短期大学を母体とし,77年設立。本部は札幌市南区。

ほっかいどうなんせいおきじしん

ほっかいどうなんせいおきじしん ホクカイダウ―ヂシン 【北海道南西沖地震】
1993年(平成5)7月12日,北海道南西沖,奥尻島付近で発生した地震。マグニチュード七・八。大津波が発生し,奥尻島を中心に北海道南西部や青森県の日本海沿岸域などに大被害を生じた。死者行方不明約二四〇人,家屋全半壊約千戸,また奥尻島では火災焼失も約三〇〇戸。

ほっかいどうやっかだいがく

ほっかいどうやっかだいがく ホクカイダウヤククワ― 【北海道薬科大学】
私立大学の一。1974年(昭和49)設立。本部は小樽市。

ほっかいぼんうた

ほっかいぼんうた ホク― 【北海盆唄】
北海道道南地方の民謡で,盆踊り唄。新潟県の越後盆唄が,越後から積丹(シヤコタン)半島へ集団移住した人たちによって伝えられたもの。

ほっかいゆでん

ほっかいゆでん ホク― 【北海油田】
英領海およびオランダ領海に存在する油田。1975年生産開始。石油メジャーを中心に多企業が開発に参加。

ほっかく

ほっかく ホククワク [0] 【北郭】
〔江戸城の北方にあたることから〕
江戸新吉原遊郭の異名。北国。北里。北州。「供をも連れず唯一人,―指して打たせしが/黄表紙・四天王大通仕達」

ほっかぶり

ほっかぶり [3] 【頬っ被り】 (名)スル
「ほおかぶり」の転。

ほっかむり

ほっかむり [3] 【頬っ被り】 (名)スル
「ほおかぶり」の転。

ほっかり

ほっかり [3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)あたたかいさま。「―とした懐炉」
(2)突然現れるさま。だしぬけに起こるさま。「侍が来て―と百両/歌舞伎・幼稚子敵討」
(3)大口をあいて食いつくさま。「その美しいのどぶえへ―とくらひついて/歌舞伎・鳴神」
(4)うっかり。「海野―とたらされ/浄瑠璃・百日曾我」
(5)ほんのりと明るいさま。「行灯へ―とあかりともり/歌舞伎・彩入御伽草」

ほっかん

ほっかん ホク― 【北漢】
⇒ほくかん(北漢)

ほっき

ほっき【(…の)発起で】
at the instance of…;under the auspices of… (主催).発起人 a promoter.

ほっき

ほっき [0] 【発起・発企】 (名)スル
(1)新しい事を企てること。「自ら首唱―して/緑簑談(南翠)」
(2)信仰心をおこして出家すること。仏を信ずるようになること。発心。「就(ナカンズク)本願皇帝―の叡念は大悲普現の観自在弘誓の海これ深く/盛衰記 24」
(3)あきらめること。我を折ること。「おのれと―し/浮世草子・新色五巻書」
(4)物事のはじめ。特に,仏典の本文の初めの部分。「観経の―には…を説いたり/妻鏡」

ほっきがい

ほっきがい ホクキガヒ [3] 【北寄貝】
ウバガイの別名。

ほっきじ

ほっきじ 【法起寺】
奈良県斑鳩(イカルガ)町岡本にある聖徳宗の本山。別名,岡本寺・池後(イケジリ)寺。聖徳太子の岡本宮跡に建立。三重塔が残る。伽藍配置は法起寺式といわれ飛鳥時代の代表的様式。

ほっきせつりつ

ほっきせつりつ [4] 【発起設立】
発行する株式の総数を発起人が引き受けることにより行われる株式会社の設立。
⇔募集設立

ほっきにん

ほっきにん [0] 【発起人】
(1)新たにある活動を企て起こす人。発起者。
(2)株式会社の設立を企画し,定款に署名した者。

ほっきぼだいしん

ほっきぼだいしん [5] 【発起菩提心】
菩提心をおこすこと。一念発起。発心。

ほっきょう

ほっきょう [0] 【法橋】
〔「ほうきょう」とも〕
(1)僧位の第三で,法印・法眼(ホウゲン)に次ぐ。「法橋上人位」の略。僧綱の律師に相当する位。法の橋。
(2)中世・近世,僧侶に準じて仏師・絵師・連歌師・医師などに与えられた称号。法の橋。

ほっきょう

ほっきょう ホクキヤウ [0] 【北京】
(奈良を南京と呼ぶのに対して)京都のこと。「―には我禅上人入宋(ニツソウ)して/正統記(嵯峨)」

ほっきょく

ほっきょく ホク― [0] 【北曲】
元曲(ゲンキヨク)の別名。

ほっきょく

ほっきょく【北極】
the North Pole.〜の arctic.→英和
‖北極圏 the Arctic Circle.北極光 aurora borealis.北極星 the polestar.北極海 the Arctic Ocean.

ほっきょく

ほっきょく ホク― [0] 【北極】
(1)地球上,地軸が北方で地表を貫く点。
(2)北極圏。また,地球の北のはての地方。
(3)天球上,地軸を北方に延長したとき,天球と交わる点。天の北極。
⇔南極

ほっきょくかい

ほっきょくかい ホク― 【北極海】
〔Arctic Ocean〕
北極を中心に北アメリカ・ユーラシア両大陸に囲まれた海域。大部分は夏季以外は凍結。ベーリング海峡を経て太平洋に通じる。北氷洋。北極洋。

ほっきょくきょり

ほっきょくきょり ホク― [5] 【北極距離】
天球上のある点と天の北極との角距離。赤緯の余角。
→赤緯

ほっきょくぎつね

ほっきょくぎつね ホク― [5] 【北極狐】
イヌ科の哺乳類。キツネの近縁種。体長70センチメートル内外。毛は長く密で,寒さによく耐える。夏毛は灰褐色あるいは青灰色。冬毛は全身白色となるシロギツネと,青灰色を帯びるアオギツネがある。北極圏に分布。毛皮が珍重され,養殖もされる。

ほっきょくぐま

ほっきょくぐま ホク― [4] 【北極熊】
クマの一種。頭胴長は2メートルを超え,体重750キログラムに達する。鼻先と爪が黒い他は全身白色だが,成長すると黄色みを帯びる。首が長く,泳ぎが巧みで潜水もする。アザラシなどの海獣や魚・鳥を主食とし,海草なども食べる。北極圏に分布。シロクマ。

ほっきょくけん

ほっきょくけん ホク― [4][3] 【北極圏】
地球上で北緯六六度三三分以北の地域。一年のうち少なくとも一日,太陽の沈まない日と出ない日がある。
⇔南極圏

ほっきょくせい

ほっきょくせい ホク― [4][3] 【北極星】
小熊座のアルファ星のこと。光度は実視等級一・九五等から二・〇五等までに変光するケフェウス型変光星。距離四〇〇光年。天球の北極の近くにあるため,北極の位置を示すのに有用。北極様(ホツキヨクサマ)。北辰。妙見(ミヨウケン)。子(ネ)の星。北のひとつ星。めあて星。方角星。芯星(シンボシ)。ポラリス。

ほっきょくてん

ほっきょくてん ホク― [4][3] 【北極点】
地球の自転軸の北端。北緯九〇度地点。

ほっく

ほっく [0][1] 【法鼓】
〔「ほうく」とも〕
〔仏〕
(1)仏法を説くこと。太鼓が兵を鼓舞するように説法が人々を仏道に進ませることからいう。
(2)禅寺の法堂(ハツトウ)の東北隅にある太鼓。儀式などの時刻を人々に知らせるのに用いる。

ほっく

ほっく [0] 【発句】
(1)連歌・連句で,発端の五・七・五の句。立て句。
⇔挙げ句
(2){(1)}の句が独立して単独に詠まれるようになったもの。すなわち,俳句。地発句。
(3)和歌や詩の最初の句。初句。

ほっくあわせ

ほっくあわせ [4] 【発句合】
歌合(ウタアワセ)にならい,二手に分かれて発句を作り,判者がその優劣を定めるもの。句合。

ほっくう

ほっくう [0] 【法空】
〔仏〕
〔「ほうくう」とも〕
すべての事物は,因縁によって生じたものであって,実体性をもたないということ。小乗仏教が人空のみを説くのに対し,大乗で強調される。二空の一。法無我。
→我空
→人空(ニンクウ)

ほっくぎょう

ほっくぎょう 【法句経】
〔(パーリ) Dhamma-pada〕
仏教経典。維祇難等訳。四二三偈(ゲ)から成るパーリ語の原典がある。短詩型の教説を集成したもので,初期の仏教の教えを伝える。ダンマ-パダ。

ほっくりかえす

ほっくりかえ・す [5][3] 【掘っくり返す】 (動サ五[四])
〔「ほりくりかえす」の転〕
掘り返す。ほじくり返す。

ほっくるしゅう

ほっくるしゅう ホククルシウ [4] 【北倶盧洲】
〔梵 uttara-kuru〕
〔仏〕 古代インドの世界観で,須弥山(シユミセン)の北にある大陸。その住民の寿命は千年に及ぶとされる。鬱単越(ウツタンオツ)。

ほっけ

ほっけ ホク― 【北家】
藤原四家の一。藤原不比等の次子房前(フササキ)を祖とする。その邸が兄の武智麻呂の邸の北に位置したことからいう。のち,冬嗣・良房らが出て,外戚・摂関となり,藤原氏の主流をなした。

ほっけ

ほっけ [0] 【法華】
〔仏〕「法華宗」「法華経」の略。

ほっけ

ほっけ [0][1] 【�】
カサゴ目の海魚。全長約45センチメートル。体形はやや細長くアイナメに似るが,側線は五本あり,尾びれは深く二叉する。背面は青褐色の地に黒色斑がある。重要な水産魚。日本では北海道から本州北部の寒海の岩礁域に分布。[季]春。
�[図]

ほっけいちじょう

ほっけいちじょう [5] 【法華一乗】
声聞(シヨウモン)・縁覚(エンガク)・菩薩の三乗は,唯一の真実の教えである一乗の方便であって,法華経が説かれることによって三乗は一乗に融合されるとする天台宗の考え方。

ほっけいっき

ほっけいっき [4] 【法華一揆】
⇒天文法華(テンブンホツケ)の乱(ラン)

ほっけえ

ほっけえ [3] 【法華会】
法華経を講説する法会。法華八講・法華十講など。

ほっけきょう

ほっけきょう 【法華経】
⇒ほけきょう(法華経)

ほっけぎしょ

ほっけぎしょ 【法華義疏】
⇒ほけきょうぎしょ(法華経義疏)

ほっけげんぎ

ほっけげんぎ 【法華玄義】
中国,隋代の仏教書。一〇巻。智顗(チギ)述,灌頂(カンジヨウ)筆録。「法華経」の趣意を五字の経題(妙法蓮華経)の解釈を通して明らかにしようとしたもの。法華三大部の一。妙法蓮華経玄義。玄義。

ほっけさんだいぶ

ほっけさんだいぶ [6] 【法華三大部】
智顗(チギ)の著した法華玄義・法華文句・摩訶止観の総称。天台宗の根幹を定めた論書。

ほっけさんまい

ほっけさんまい [4] 【法華三昧】
(1)天台宗の「摩訶止観」に説く四種三昧の一つ半行半座三昧のうち,「法華経」に基づいて行うもの。二一日間にわたって仏像の周囲を歩く行と座禅を中心に修行し,精神を集中させて仏の智慧を得ようとする。
(2)一心に「法華経」を読んで,精神を集中させること。

ほっけさんまいどう

ほっけさんまいどう [0] 【法華三昧堂】
法華三昧を修する建物。法華堂。三昧堂。

ほっけしちゆ

ほっけしちゆ [5] 【法華七喩】
「法華経」に含まれる,比喩を用いた七つの代表的教説をいう。すなわち火宅喩・窮子(グウジ)喩・薬草喩・化城喩・衣珠喩・髻珠(ケイシユ)喩・医子喩の総称。

ほっけしゅう

ほっけしゅう [3] 【法華宗】
〔「法華経」をよりどころとする宗派の意〕
(1)天台宗(天台法華宗)の別名。
(2)日蓮宗(日蓮法華宗)の別名。また,日蓮宗内の教派名。本門流・真門流・陣門流の三流派がある。

ほっけしんとう

ほっけしんとう 【法華神道】
日蓮宗の唱える神道説。天台神道に吉田神道の教えを採り入れて完成したもの。

ほっけじ

ほっけじ 【法華寺】
奈良市にある真言律宗の尼寺。天平年間(729-749)光明皇后が父藤原不比等の邸宅跡に総国分尼寺として開く。鎌倉時代に西大寺の叡尊が再興。現在の本堂は慶長年間(1596-1615)に豊臣秀頼の再建したもの。本尊十一面観世音立像は平安初期の作。法華滅罪之寺。氷室御所。

ほっけじっこう

ほっけじっこう [4] 【法華十講】
「法華経」八巻に,法華開経の「無量義経」と,結経の「観普賢経」とを加えて十座とし,朝夕二座ずつ五日間講ずる法会。十座。

ほっけせんぼう

ほっけせんぼう [4] 【法華懺法】
「法華経」を読誦(ドクジユ)して,罪障を懺悔する天台宗の重要法要。

ほっけだいじょう

ほっけだいじょう 【法華大乗】
「法華経」に明らかにされる大乗の教え。一乗真実の教え。

ほっけつ

ほっけつ ホク― [0] 【北闕】
〔「闕」は宮門の意〕
(1)皇居の北門。上奏謁見をする人の出入りする所。
(2)宮城。皇居。禁中。

ほっけどう

ほっけどう [0] 【法華堂】
(1)「法華三昧堂」の略。
(2)貴人の納骨堂。
(3)奈良市東大寺の堂舎の一。733年良弁(ロウベン)の創建と伝える。旧暦三月に法華会が修されることから三月堂とも呼ばれる。羂索(ケンジヤク)堂。

ほっけねはんじ

ほっけねはんじ [5] 【法華涅槃時】
天台宗で説く五時の一。釈迦が「法華経」と「涅槃(ネハン)経」とを説いた八年間。

ほっけはっこう

ほっけはっこう [4] 【法華八講】
「法華経」八巻を八座に分け,朝夕一座ずつ四日間で講ずる法会。八講。法華八講会。

ほっけほう

ほっけほう [0] 【法華法】
「法華経」を転読して,息災延命などを祈る修法。密教,特に台密で重視される修法。法華経法。

ほっけまんだら

ほっけまんだら [4] 【法華曼荼羅】
(1)釈迦が霊鷲山で「法華経」を説く会座を描いた画像。
(2)日蓮宗で,中央に南無妙法蓮華経と書き,その周囲に諸仏の名を書き記したもの。

ほっけめつざいのてら

ほっけめつざいのてら 【法華滅罪之寺】
(1)奈良時代,全国に建てられた国分尼寺の正称。
(2)法華寺のこと。

ほっけもんぐ

ほっけもんぐ 【法華文句】
中国,隋代の仏教書。一〇巻。智顗(チギ)述,灌頂(カンジヨウ)による筆録。法華三大部の一。妙法蓮華経文句。文句。

ほっけん

ほっけん [0] 【法眷】
⇒はっけん(法眷)

ほっけん

ほっけん 【法顕】
中国,東晋代の僧。399年,六〇歳の頃同学の僧らとともにインド旅行に出発し,412年一人海路で帰国した。その旅行記「法顕伝」(仏国記)は当時のインド・中央アジアの状況を伝える重要文献。「摩訶僧祇律」「大般泥洹経」などを漢訳。生没年未詳。

ほっけん

ほっけん [0] 【北絹・黄絹】
黄繭からとった糸で織った薄い絹布。室町時代に中国,福建省から伝来。ほっけんつむぎ。

ほっけんでん

ほっけんでん 【法顕伝】
⇒仏国記(ブツコクキ)

ほっこう

ほっこう ホククワウ [0] 【北光】
オーロラのこと。極光。

ほっこう

ほっこう ホクカウ [0] 【北郊】
都市の北方の郊外。「瀋陽の―」

ほっこうなんていがた

ほっこうなんていがた ホクカウナンテイ― [0] 【北高南低型】
日本付近の気圧配置型の一。北方の日本海やオホーツク海方面に高気圧があり,南方の気圧が低い。梅雨時の気圧型。

ほっこく

ほっこく ホク― [0] 【北国】
(1)北の国。北方の土地。きたぐに。
⇔南国
(2)北陸道の諸国。また,明治初期,北海道の諸国。「越前国よりはじめて―の勢そろへて/平治(中)」
(3)〔江戸城の北にあたるので〕
新吉原遊郭の別名。北州。「あしたは―へいき山とおでかけなさりませ/黄表紙・栄花夢」

ほっこくあかえび

ほっこくあかえび ホク― [6] 【北国赤海老】
タラバエビ科の小形のエビ。一般にアマエビと呼ばれる。

ほっこくかいせん

ほっこくかいせん ホク―クワイ― [5] 【北国廻船】
江戸時代の蝦夷(エゾ)地(北海道)を含む日本海地域と上方(カミガタ)を日本海航路によって往復した輸送船。北前船とも称した。船主が同時に荷主である買積みの場合が多く,加賀・能登の諸港を本拠とし,秋のはじめ海産物(俵物)を積んで上方へ向かい,翌年の春に酒・塩・綿布にかえて北帰するのを常とした。

ほっこくかいどう

ほっこくかいどう ホク―ダウ 【北国街道】
(1)中山道から信濃追分で分かれ,小諸・長野・高田を経て直江津で北陸街道に合流する街道。
(2)「北陸街道」に同じ。

ほっこくぶね

ほっこくぶね ホク― [5] 【北国船】
(1)中世末期から近世初期にかけて,日本海海運の主力廻船として活躍した独特の形式の荷船。船首がまるく,舷側の垣立(カキダツ)のないのが特徴。帆走性能や経済性が悪く,一八世紀以後弁才船(ベザイセン)の進出で姿を消した。その形からどんぐり船ともいう。
(2)「北国廻船」の略。
北国船(1)[図]

ほっこり

ほっこり [3]
■一■ (副)
(1)ほかほかと暖かいさま。「―(と)した芋」
(2)色つやがよく鮮やかなさま。また,ほっとしたさま。「―と息つきたいが/滑稽本・続膝栗毛」
■二■ (名)
焼芋。ふかし芋。「―買うて喰てござるも/滑稽本・膝栗毛 8」

ほっさ

ほっさ【発作】
a fit;→英和
an attack.→英和
〜を起こす have a fit[an attack] <of> .〜的な fitful.→英和
〜的に by fits (and starts);suddenly (突然).

ほっさ

ほっさ [0] 【発作】 (名)スル
病気の症状が突発的に起こること。「喘息(ゼンソク)の―」「病の―したやうに俄に技癢(ギヨウ)を感じて/片恋(四迷)」

ほっさてき

ほっさてき [0] 【発作的】 (形動)
計画も準備もなく,突然あることを行うさま。「―な犯行」

ほっしゅ

ほっしゅ [0][1] 【法主】
⇒ほうしゅ(法主)

ほっしょう

ほっしょう [0] 【法性】
〔仏〕 宇宙万物の共有する不変・平等無差別な本体。あらゆる存在の本来の真実なるあり方。仏の真理。真如(シンニヨ)。実相。ほうしょう。

ほっしょうしん

ほっしょうしん [3] 【法性身】
「法身(ホツシン)」に同じ。

ほっしょうじ

ほっしょうじ ホツシヤウ― 【法性寺】
京都市東山区本町にある浄土宗西山禅林寺派の寺。925年藤原忠平の創建。開山は法性房尊意。藤原忠通とその子九条兼実が出家後住す。のち廃絶したが明治時代に尼寺として再興。

ほっしょうじ

ほっしょうじ 【法勝寺】
京都市左京区岡崎にあった寺。六勝寺の一。1077年,白河天皇の勅願により創建。当初は七堂伽藍をそなえた大寺であったが,1342年の火災に遭い廃絶。大毘盧舎那寺。

ほっしょうじりゅう

ほっしょうじりゅう ホツシヤウ―リウ 【法性寺流】
和様書道の一流派。藤原忠通の創始。藤原行成の書風に自風を加味して一流をなす。強い筆力と雄渾さが,武家社会に迎えられて流行した。

ほっしり

ほっしり (副)
〔「ほしり」の促音化〕
(1)矢などが物を射ぬく音を表す語。「今の時に矢を放せば,こなたの目を―と射貫く所であつた/狂言・千鳥(三百番集本)」
(2)静かに物を思うさま。つくづく。しみじみ。「家内は寝入り,―と,何を思ふと/浄瑠璃・鑓の権三(上)」

ほっしん

ほっしん [0][1] 【発心】 (名)スル
(1)〔仏〕 菩提心を起こすこと。仏となり最高の悟りに達しようと決心すること。また,出家や遁世(トンセイ)をすること。発意。発起。発菩提心。
(2)思い立つこと。決心すること。発起。「―して仕事に励む」

ほっしん

ほっしん [0] 【発疹】
⇒はっしん(発疹)

ほっしん

ほっしん [0] 【法身】
〔「ほうしん」とも〕
(1)永遠の真理そのものとしての仏。法身仏。
⇔色身
→三身
(2)法体となった身。僧侶の身。法界身。法性身。

ほっしん

ほっしん【発心】
spiritual awakening;conversion.→英和
〜する be awakened;be converted.

ほっしんしゅう

ほっしんしゅう 【発心集】
説話集。三巻本・五巻本・八巻本がある。鴨長明編。1215年頃までに成立か。発心談・遁世談・極楽往生談など仏教関係の説話が多く,後代への影響も大きい。長明発心集。

ほっしんせっぽう

ほっしんせっぽう [5] 【法身説法】
法身が説法をすること。密教で,自宗の教理を法身である大日如来の説いたものとみなし,顕教には法身の説法はあり得ないとする。ただし新義真言宗は加持身が説法すると解する。

ほっしんねつ

ほっしんねつ [3] 【発疹熱】
リケッチアにより起こる軽い発疹チフスに似た症状をきたす病気。発熱と淡紅色から暗赤色に変わる発疹をみる。

ほっしんのう

ほっしんのう [3][5] 【法親王】
⇒ほうしんのう(法親王)

ほっしんぶつ

ほっしんぶつ [3] 【法身仏】
〔仏〕「法身{(1)}」に同じ。

ほっしんチフス

ほっしんチフス [5] 【発疹―】
⇒はっしん(発疹)チフス

ほっす

ほっす [0] 【払子】
〔「ほっ」「す」共に唐音〕
もとインドで,虫や塵(チリ)を払うための具。獣毛や麻などを束ねて柄をつけたもの。後世,中国・日本で僧が説法などで威儀を正すために用いる法具。真宗以外の各派で用いる。
→麈尾(シユビ)
払子[図]

ほっす

ほっす【法主】
a head priest.

ほっす

ほっす [0][1] 【法主】
〔「す」は呉音〕
「ほうしゅ(法主)」に同じ。

ほっすう

ほっすう [3] 【法数】
仏教の教えを整理要約して,数を含む言葉で表現したもの。「四諦」「六波羅蜜」「十二因縁」など。ほうすう。

ほっすがい

ほっすがい [3] 【払子貝】
海綿動物の一種。体はコップ状で高さ約12センチメートル。体の底部から長さ50センチメートルあまりのケイ質の柄が伸び,先端は海底の泥中に入る。相模湾や駿河湾の深海底に分布する。ウミホッス。

ほっする

ほっする【欲する】
want <a thing,to do> ;→英和
wish <to do> .→英和

ほっする

ほっ・する [0][3] 【欲する】 (動サ変)[文]サ変 ほつ・す
〔「ほりす(欲)」の転。漢文訓読に由来する語〕
(1)(「…をほっする」「…することをほっする」などの形で,名詞や動詞を受けて)…がほしいと思う。…をしたいと思う。望む。「富や名誉を―・しない人はいない」「負けることを―・する者はいない」「―・すると―・せざるとにかかわらず,家業を継がねばならぬ」
(2)(動詞に「…うとほっする」「…んとほっする」の形でついて)
 (ア)…したいと思う。…しようと願う。「富を得んと―・する者は来たれ」「忠ならんと―・すれば孝ならず,孝ならんと―・すれば忠ならず」
 (イ)…しそうである。「日まさに暮れんと―・す」「風吹かんと―・す」

ほっせき

ほっせき [0] 【発赤】 (名)スル
皮膚や粘膜の炎症に際して現れる症状で,充血のためにその部分が赤色に見える状態。毛細血管の拡張による。はっせき。

ほっそう

ほっそう [0] 【法相】
〔仏〕
(1)事物の姿。この世に存在している事物が,現象として示している形態。現象のありのままの姿。
→空(クウ)
(2)「法相宗」の略。

ほっそうしゅう

ほっそうしゅう [3] 【法相宗】
中国一三宗・南都六宗の一。唐の玄奘(ゲンジヨウ)が伝えた護法・戒賢の系統の唯識説をその弟子の窺基(キキ)が大成したもの。「成唯識論」などをよりどころとして一切の存在・事象を五位百法に分類し,すべての実在の根源は阿頼耶識(アラヤシキ)にあるとする。日本へは653年道昭により初めて伝えられ,のち,さらに三度伝来された。元興寺・興福寺を中心に奈良時代に盛んに行われた。現在の本山は興福寺と薬師寺。慈恩宗。唯識宗。

ほっそく

ほっそく【発足する】
make a start;→英和
be inaugurated.

ほっそく

ほっそく [0] 【発足】 (名)スル
(1)団体・組織などが新しく作られ,活動を始めること。はっそく。「協議会は一〇月に―する」
(2)出発すること。はっそく。「静岡を―して/浮雲(四迷)」

ほっそり

ほっそり [3] (副)スル
細くて品のいいさま。すらりとしているさま。「―(と)したしなやかな指」

ほっそり

ほっそり
〜した slender;→英和
thin;→英和
delicate.→英和

ほった

ほった 【堀田】
姓氏の一。

ほったい

ほったい [0] 【法体】
〔仏〕
(1)諸物の本体。諸仏の根本をなす実体。
(2)浄土教で,阿弥陀仏の名号(ミヨウゴウ)や念仏のこと。
(3)仏門に入って髪を剃り法衣を着た出家の姿。僧体。

ほったいしょうぞく

ほったいしょうぞく [5] 【法体装束】
僧侶の着用する装束。法服・裘代(キユウタイ)・衣など。

ほったて

ほったて [0] 【掘っ立て・掘っ建て】
〔「ほりたて」の転〕
礎石を置かないで柱の根元を直接地面にうめこんで家を建てること。

ほったてごや

ほったてごや【掘っ立て小屋】
a hut;→英和
<米> a shack.→英和

ほったてごや

ほったてごや [0] 【掘っ建て小屋】
柱を直接土中に埋めて建てた,急造の粗末な建物。

ほったのさく

ほったのさく 【払田柵】
秋田県仙北町と千畑町にまたがる古代の城柵の跡。

ほったまさとし

ほったまさとし 【堀田正俊】
(1634-1684) 江戸初期の大名。大老。老中の時,綱吉擁立に成功。下総(シモウサ)古河一三万石を領。従弟でもある若年寄稲葉正休(マサヤス)の私怨を買って殿中で刺殺された。

ほったまさよし

ほったまさよし 【堀田正睦】
(1810-1864) 江戸末期の幕府老中。下総(シモウサ)佐倉藩主。1855年老中首座となり,58年上洛して開国の勅許を求めたが得られず,老中を罷免され,のち蟄居。

ほったらかし

ほったらかし [0]
めんどうをみないで放置しておくこと。うっちゃらかし。「子供を―にする親」

ほったらかす

ほったらかす【放ったらかす】
⇒放置.

ほったらかす

ほったらか・す [5] (動サ五[四])
ほうっておく。ほったらかしにする。「仕事を―・して遊ぶ」
[可能] ほったらかせる

ほったん

ほったん【発端】
the origin;→英和
the beginning.

ほったん

ほったん [0] 【発端】
〔物事の端緒をひらく意〕
物事のはじまり。おこり。いとぐち。「物語の―」

ほっちらかす

ほっちらか・す [5][3] 【ほっ散らかす】 (動サ五)
(1)散らかす。また,散らかしたままにする。
(2)やりかけたことを中途でやめておく。ほったらかす。ほっぽらかす。

ほっつきあるく

ほっつきある・く [6] 【ほっつき歩く】 (動カ五[四])
「ほつき歩く」の転。「あちこち―・く」

ほっつきまわる

ほっつきまわ・る [6][3] 【ほっつき回る】 (動ラ五[四])
〔「ほつき回る」の転〕
あちこちうろつきまわる。「繁華街をあちこち―・った」

ほっつき回る

ほっつきまわ・る [6][3] 【ほっつき回る】 (動ラ五[四])
〔「ほつき回る」の転〕
あちこちうろつきまわる。「繁華街をあちこち―・った」

ほっつき歩く

ほっつきある・く [6] 【ほっつき歩く】 (動カ五[四])
「ほつき歩く」の転。「あちこち―・く」

ほっつく

ほっつ・く [3] (動カ五[四])
〔「ほつく」の転〕
あちこちうろつきまわる。「今ごろまでどこを―・いていたのだ」

ほって

ほって [0] 【発伝】
甲冑(カツチユウ)の衡胴(カブキドウ)の最下段,草摺(クサズリ)を取り付ける所。胴尻。

ほっておく

ほっておく【放っておく】
leave[let] <a thing,a person> alone.

ほっても

ほっても (副)
どうしても。とても。「出家させんと思ひしがもはや―ならぬ��/浄瑠璃・出世景清」

ほっと

ほっと [0][1] (副)スル
(1)ためいきをつくさま。「―ため息をつく」
(2)安心して緊張のとけるさま。「無事の知らせに―胸をなでおろす」「仕事を終えて―する」

ほっと

ほっと [1] 【発途】 (名)スル
出発すること。はっと。「京師を―なす頃までは/近世紀聞(延房)」

ほっと

ほっと
〜する feel[be]relieved.〜して with relief.

ほっとう

ほっとう [0] 【発頭】 (名)スル
物事をくわだて起こすこと。「西光が陰謀を―した為めであるかのやうな/俊寛(寛)」

ほっとう

ほっとう [0] 【法灯】
⇒ほうとう(法灯)

ほっとうにん

ほっとうにん [0] 【発頭人】
事をくわだて起こした人。張本人。首謀者。「親を別居させた紛擾(ゴタゴタ)の―/二人女房(紅葉)」

ほっとく

ほっと・く [0][3] (動カ五)
〔「ほうっておく」の転〕
そのままにしておく。「もうそのことは―・け」
[可能] ほっとける

ほっとり

ほっとり (副)
きっぱり。すっかり。さっぱり。「是で―根性直せと/浄瑠璃・千本桜」

ほっぴょうよう

ほっぴょうよう ホクピヨウヤウ 【北氷洋】
北極海の別名。

ほっぺ

ほっぺ [1] 【頬っぺ】
〔幼児語〕
ほっぺた。

ほっぺた

ほっぺた [3] 【頬っ辺】
〔「ほおべた」の転〕
頬のあたり。頬。

ほっぺた=が落ちる

――が落・ちる
非常に美味であることをいう語。

ほっぽう

ほっぽう【北方(に)】
(to) the north <of a town> .→英和

ほっぽう

ほっぽう ホクパウ [0] 【北方】
(1)北の方角。
⇔南方
(2)「北国(ホツコク){(3)}」に同じ。

ほっぽうせんそう

ほっぽうせんそう ホクパウ―サウ 【北方戦争】
1700〜21年バルト海支配をめぐりスウェーデンとロシア・ポーランド・デンマークなどが行なった戦争。はじめスウェーデンが優勢だったが,1709年のポルタバでの戦いにピョートル一世が大勝。優位に立ったロシアはバルト海沿岸に進出しペテルブルクを建設した。

ほっぽうぶっきょう

ほっぽうぶっきょう ホクパウ―ケウ [5] 【北方仏教】
梵語仏典やその漢訳・チベット訳仏典によって伝わったチベット・モンゴル・中国・朝鮮・日本などにおける仏教。北伝仏教。
→南方仏教

ほっぽうりょうど

ほっぽうりょうど ホクパウリヤウ― [5] 【北方領土】
第二次大戦後,日本とソ連(解体後はロシア連邦)との間でその帰属をめぐって争われている千島南部の地域のこと。一般に南千島(国後(クナシリ)・択捉(エトロフ))と歯舞(ハボマイ)・色丹(シコタン)をさす。

ほっぽおんせん

ほっぽおんせん 【発哺温泉】
長野県北東部,志賀高原の東館山西麓にある硫黄泉・単純泉。山ノ内温泉郷の一。一帯はスキー場。

ほっぽらかす

ほっぽらか・す [5] (動サ五)
中途でなげだす。ほったらかす。「宿題を―・して遊ぶ」
[可能] ほっぽらかせる

ほっぽりだす

ほっぽりだ・す [5][3] 【ほっぽり出す】 (動サ五)
「ほうりだす(放出)」に同じ。「勉強を―・して遊びに行く」
[可能] ほっぽりだせる

ほっぽり出す

ほっぽりだ・す [5][3] 【ほっぽり出す】 (動サ五)
「ほうりだす(放出)」に同じ。「勉強を―・して遊びに行く」
[可能] ほっぽりだせる

ほっぽる

ほっぽ・る [3] (動ラ五)
(1)乱暴に物を投げる。ほうる。「荷物を手荒に―・る」
(2)途中でやめる。ほうり出す。「仕事を―・って出掛ける」
[可能] ほっぽれる

ほっ散らかす

ほっちらか・す [5][3] 【ほっ散らかす】 (動サ五)
(1)散らかす。また,散らかしたままにする。
(2)やりかけたことを中途でやめておく。ほったらかす。ほっぽらかす。

ほつい

ほつい [1] 【発意】 (名)スル
(1)「はつい(発意)」に同じ。「この企画は誰の―によるものか」
(2)〔仏〕 発心(ホツシン)。

ほつえ

ほつえ 【上枝】
〔「ほ」は「秀」,「つ」は格助詞〕
上の方の枝。はつえ。
⇔しずえ
「花橘は―は鳥居枯らし/古事記(中)」

ほつがん

ほつがん [0] 【発願】 (名)スル
〔仏〕
(1)願を起こすこと。特に,悟りを得て衆生(シユジヨウ)を救済しようと決意すること。
(2)自分の望みが実現するよう神仏に願を立てること。

ほつきあるく

ほつきある・く [5] 【ほつき歩く】 (動カ五[四])
あちこち歩き回る。ほっつきあるく。「勉強もしずに,どこか―・いてばかりゐるし/発展(泡鳴)」

ほつき歩く

ほつきある・く [5] 【ほつき歩く】 (動カ五[四])
あちこち歩き回る。ほっつきあるく。「勉強もしずに,どこか―・いてばかりゐるし/発展(泡鳴)」

ほつぎ

ほつぎ [1] 【発議】 (名)スル
会議で,議案や意見などを出すこと。はつぎ。「条約改正を―する」

ほつく

ほつ・く (動カ四)
(1)うろつく。ほっつく。「根津音羽はいふに及ばず…蘿蔔圃(ダイコバタケ)(=岡場所ノ名)まで―・いたれど/浄瑠璃・神霊矢口渡」
(2)金を浪費する。「親仁が金を―・く故/浮世草子・親仁形気」

ほつご

ほつご [0][1] 【発語】
(1)言いだすこと。また,言い始めの言葉。
(2)「はつご(発語){(2)}」に同じ。
(3)「はつご(発語){(3)}」に同じ。

ほつしもめん

ほつしもめん [4] 【解し木綿】
⇒綿撒糸(メンザンシ)

ほつす

ほつ・す [2] 【解す】 (動サ五[四])
「ほぐす(解)」に同じ。[ヘボン(三版)]

ほつて

ほつて 【最手・秀手】
〔「ほ」は「秀」,「つ」は格助詞〕
すぐれた技。上手(ジヨウズ)。「壱岐(ユキ)の海人(アマ)の―の占部(ウラヘ)をかた焼きて行かむとするに/万葉 3694」

ほつほつ

ほつほつ (副)
(1)物事が少しずつ,また徐々に行われるさま。ぼつぼつ。「女中泊りの袖の下,小万といふ名で―と/浄瑠璃・丹波与作(中)」
(2)苦しそうに,または忙しそうに息を吐くさま。「くたびれますから,主もお前さんね,―と云つてでございます/滑稽本・浮世床 2」

ほつぼだいしん

ほつぼだいしん [4] 【発菩提心】
〔仏〕 菩提心を起こすこと。悟りを求めようと決心すること。発心(ホツシン)。

ほつま

ほつま [1] 【秀真】
神代文字の一。明治時代,落合直澄が「いろは」順に配列して示した四八の表音文字。

ほつまくに

ほつまくに 【秀真国】
すぐれた立派な国。整い備わっている国。「磯輪上(シワカミ)の―/日本書紀(神武訓注)」

ほつる

ほつ・る 【解る】 (動ラ下二)
⇒ほつれる

ほつれ

ほつれ [3][0] 【解れ】
ほつれること。また,ほつれたもの。「鬢(ビン)の―」

ほつれげ

ほつれげ [0][3] 【解れ毛】
ほつれた毛髪。みだれ髪。

ほつれる

ほつ・れる [3] 【解れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ほつ・る
織ったり組んだり束ねたりしたものが,ゆるんでほどけ乱れる。「袖口が―・れる」「―・れた髪の毛」

ほつれる

ほつれる
[髪が]become loose.ほつれ毛 loose[stray]hair.

ほつろ

ほつろ [1] 【発露】 (名)スル
犯した罪を隠すことなくあらわすこと。はつろ。「悪事を成して後は,―して咎を悔ゆ/正法眼蔵随聞記」

ほづがわ

ほづがわ 【保津川】
京都盆地を流れる桂川の中流。亀岡市付近から京都盆地に入るまでをいう。中途の保津峡は風景の美しさと川下りで知られる。

ほづつ

ほづつ [0] 【火筒】
銃砲。

ほづつ

ほづつ [0] 【帆筒】
和船で,帆柱の受け材。帆柱のはいる穴がくってある。筒。

ほづつしめなわ

ほづつしめなわ [4] 【帆筒締(め)縄】
帆柱を帆筒または筒挟(ツツハサミ)に結びつけ,固定する縄。天緘縄(アマガラミナワ)。

ほづな

ほづな [0][1] 【帆綱】
帆を上げ下げしたりつなぎとめたりする帆装用の綱の総称。ほなわ。

ほづみ

ほづみ 【穂積】
姓氏の一。

ほづみ

ほづみ 【穂積】
岐阜県南西部,本巣郡の町。長良川と揖斐(イビ)川に挟まれた輪中(ワジユウ)地域北部を占める水田地帯。

ほづみしげとお

ほづみしげとお 【穂積重遠】
(1883-1951) 法学者。陳重の子。東京生まれ。東大教授。身分法研究に多くの業績を残す。著「親族法」「相続法」など。

ほづみのぶしげ

ほづみのぶしげ 【穂積陳重】
(1856-1926) 法学者。八束の兄,重遠の父。愛媛県出身。東大教授。枢密院議長。イギリス流の経験主義的な学風を導入。法典調査会委員となり,民法・民事訴訟法・戸籍法など重要法案の編纂・起草に参与。著「法律進化論」「法窓夜話」など。

ほづみやつか

ほづみやつか 【穂積八束】
(1860-1912) 法学者。陳重の弟。愛媛県出身。東大教授。君権絶対主義の立場から民法典論争をまき起こし,民法実施延期派の急先鋒となる。また,美濃部達吉の天皇機関説にも攻撃を加えた。著「憲法大意」など。

ほて

ほて [0] 【帆手】
(1)和船の帆で一反ごとに帆桁(ホゲタ)に結びつける縄。
(2)帆船での帆の扱い方。操帆術。

ほて

ほて
(1)腹(ハラ)のこと。[物類称呼]
(2)藁(ワラ)を棒状に巻き固めたもの。「京へ上れば先づ室の宿で―を射たり/田植草紙」
(3)目印として立てるもの。特に,竿の先に御幣をつけて祭りの時に立てるものや,占有の標識として入会地などに立てるもの。
→梵天(ボンテン)
(4)「酒林(サカバヤシ)」に同じ。[日葡]

ほて

ほて 【最手・秀手】
平安時代,相撲(スマイ)の節会(セチエ)で最上位の者の称。「勢いかめしくて力きはめて強き者なりければ,取りのぼりて―に立ちて/今昔 23」

ほて=がくねる

――がくね・る
相手を軽蔑または嘲笑する語。腹の皮がよじれる。おかしくてたまらない。「やあ―・るわい,小意気過ぎた前髪め/浄瑠璃・孕常盤」

ほてい

ほてい [0] 【補訂】 (名)スル
補いただすこと。特に,著作物などについて,説明の足りない部分を補ったり誤りを訂正したりすること。「―を加える」「旧著を―する」

ほてい

ほてい [0] 【歩程】
旅行やハイキングのコースを歩く距離。

ほてい

ほてい 【保定】
中国,河北省中部の都市。交通の要衝にあり,小麦・綿花などの集散が盛ん。製粉・農具製造などの工業が発達。パオティン。

ほてい

ほてい [0] 【補綴】 (名)スル
(1)破れや不足を補いつづること。ほてつ。「未だ足らざる所を開きて,これを―し/蘭学事始」
(2)古人の語句をつづりあわせて詩文を作ること。ほてつ。

ほてい

ほてい 【布袋】
中国,唐末・後梁の禅僧。名は契此(カイシ)。肥えた腹を露出し,日常生活用具を入れた袋を背負い杖(ツエ)を持って市中を歩き,人の運命や天候を予知したという。生前から弥勒の化身といわれた。日本では円満の相が尊ばれ,七福神の一人として信仰されるようになった。生没年未詳。
布袋[図]

ほていあおい

ほていあおい [4] 【布袋葵】
ミズアオイ科の多年生水草。熱帯アメリカ原産。日本の暖地にも野生化している。葉は根生し,腎形で光沢があり,葉柄は膨らむ。夏,花茎に青紫色の六弁花を一〇個内外穂状につける。金魚鉢や水槽に浮かせ観賞用とする。布袋草。ウオーター-ヒヤシンス。[季]夏。
布袋葵[図]

ほていそう

ほていそう [0] 【布袋草】
(1)ホテイアオイの別名。[季]夏。
(2)クマガイソウの別名。

ほていちく

ほていちく [2] 【布袋竹】
マダケの変種の一。中国原産。観賞用に植える。高さ10メートル内外,径2〜5センチメートルになり,下方は節間がつまって膨れる。筍(タケノコ)は食用。釣り竿・杖などにする。五三竹(ゴサンチク)。人面竹。

ほていばら

ほていばら [0] 【布袋腹】
布袋のように肥満して突き出た大きな腹。

ほていばら

ほていばら【布袋腹】
a potbelly.→英和
〜の potbellied.

ほていらん

ほていらん [2] 【布袋蘭】
ラン科の多年草。深山の針葉樹林下にまれに生える。葉は一個,卵形でしわがあり,下面は帯紫色。初夏,約10センチメートルの花茎を立て,淡紅紫色の花を一個横向きにつける。唇弁は袋状。ツリフネラン。

ほてくろし

ほてくろ・し (形シク)
〔「ほて」は腹の意か。また,ほてり(熱)の意とも〕
(1)腹黒い。みっともない。あつかましい。「弥助と名をかへ,この間は,―・しき婿ぜんさく/浄瑠璃・千本桜」
(2)しつこい。「ああ―・し,放さんせ/浄瑠璃・薩摩歌」

ほてっぱら

ほてっぱら 【ほてっ腹】
■一■ (名)
(1)大きく太った腹。また,そのような腹をした人をののしっていう語。「身が子を―に宿し置きながら/浮世草子・禁短気」
(2)馬子が馬をののしっていう語。「―め,…埒の明かぬ畜生め/浄瑠璃・神霊矢口渡」
■二■ (名・形動)
おかしなこと。笑止なこと。また,そのさま。「―な事がいけえことごぜえましたよ/滑稽本・浮世風呂 4」

ほてっ腹

ほてっぱら 【ほてっ腹】
■一■ (名)
(1)大きく太った腹。また,そのような腹をした人をののしっていう語。「身が子を―に宿し置きながら/浮世草子・禁短気」
(2)馬子が馬をののしっていう語。「―め,…埒の明かぬ畜生め/浄瑠璃・神霊矢口渡」
■二■ (名・形動)
おかしなこと。笑止なこと。また,そのさま。「―な事がいけえことごぜえましたよ/滑稽本・浮世風呂 4」

ほてつ

ほてつ [0] 【補綴】 (名)スル
(1)「ほてい(補綴)」に同じ。「田舎の老婆が藍縷を―するが如き小計策を恃みて/三酔人経綸問答(兆民)」
(2)歯の欠損を義歯・金属冠・継続歯などの人工物で補って,機能を回復させること。

ほてり

ほてり【火照り】
glow;→英和
heat.→英和

ほてり

ほてり [3] 【火照り・熱り】
(1)熱気や怒り・恥ずかしさで顔が赤くなること。「顔の―」
(2)夕焼けで空が赤く色づくこと。「山の端に―せぬ夜は/新撰六帖 3」

ほてる

ほて・る [2] 【火照る・熱る】 (動ラ五[四])
顔や体が熱くなる。また,そのように感じる。「顔が―・る」「足が―・る」「恥ずかしくて耳まで―・る」

ほてる

ほてる【火照る】
glow;→英和
flush;→英和
burn.→英和

ほてわき

ほてわき 【最手脇】
平安時代,相撲(スマイ)の節会(セチエ)で,最手(ホテ)の次位の者。現在の関脇に相当。ほてのわき。助手(スケテ)。

ほてん

ほてん [0] 【補填】 (名)スル
足りない所や欠けた所などをおぎないうめること。「赤字を―する」

ほてん

ほてん【補填する】
cover[make up] <the deficit> .→英和

ほで

ほで
手や腕,また腕前を卑しめていう語。「つめたい―ぢやと手を引て/浄瑠璃・千本桜」

ほでてんごう

ほでてんごう
悪いいたずら。悪ふざけ。うでてんごう。「柴はからずに―骨鱠喰ふなと/浄瑠璃・布引滝」

ほでりのみこと

ほでりのみこと 【火照命】
古事記にみえる神で,瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の子。海幸・山幸神話の海幸。隼人阿多君(ハヤトアタノキミ)の祖。

ほと

ほと 【陰】
(1)女性の陰部。女陰。「此の子を生みしに因りて,み―炙(ヤ)かえて,病み臥(コヤ)せり/古事記(上)」
(2)山の間のくぼんだ所。「御陵は畝火山のみ―に在り/古事記(中)」

ほとう

ほとう [0] 【蒲桃】
(1)植物ブドウの異名。
(2)植物フトモモの漢名。

ほとおり

ほとおり ホトホリ 【熱り】
〔動詞「熱(ホトオ)る」の連用形から〕
(1)熱気。また,体の熱。「火を放(ツ)けて室を焚(ヤ)く。…次に―を避る時に/日本書紀(神代下訓)」
(2)「ほとぼり{(1)}」に同じ。「早玉の緒も切れ果てて…―ばかりにて/浄瑠璃・御所桜」
(3)「ほとぼり{(2)}」に同じ。「泰衡退治の奥州御陣,―さめぬ武士共馬印旗印/浄瑠璃・扇八景」

ほとおりぼし

ほとおりぼし ホトホリ― 【星宿】
二十八宿の星(セイ)宿の和名。海蛇座の七星からなる。

ほとおる

ほとお・る ホトホル 【熱る】 (動ラ四)
(1)熱気を発する。特に,病気などで発熱する。ほてる。「三日―・りて疱瘡出で/浮世草子・武道伝来記 8」
(2)腹をたてる。怒る。憤慨する。「さるべきこともなきを,―・りいで給ふ/枕草子 162」

ほとぎ

ほとぎ [0] 【缶】
〔古くは「ほとき」〕
(1)昔,湯や水などを入れるのに用いた,胴が太く口が小さい土器。「大きなる―に大姫君御覧ぜよ,と書きつけたり/宇津保(国譲中)」
(2)湯殿で産湯(ウブユ)に用いた,かめ。「きよい子の命婦・播磨とりつぎて,うめつつ,女房ふたり,大木工(オオモク)・馬くみわたして,御―十六に余れば,入る/紫式部日記」

ほとぎへん

ほとぎへん [0] 【缶偏】
漢字の偏の一。「罐」「罎」などの「缶」の部分。壺(ツボ)に関する文字を作る。

ほとけ

ほとけ【仏】
Buddha.→英和
〜の顔も三度まで It tries the patience of Job.知らぬが〜 Ignorance is bliss.仏心 ⇒慈悲.

ほとけ

ほとけ [0][3] 【仏】
〔「ほと」は「仏」の転,「け」は「気」の意か〕
(1)仏教の完全な悟りを開いた聖者。仏陀(ブツダ)。覚者。
(2)特に,釈迦(シヤカ)のこと。
(3)仏・菩薩およびそれに準ずる優れた聖者・高僧。
(4)仏像や,仏の名号を記したもの。
(5)仏教。仏事。仏教徒。
(6)死者。死体。死者の霊。
(7)素直で善良な人物。

ほとけ=になる

――にな・る
死ぬ。

ほとけ=の光より金(カネ)の光

――の光より金(カネ)の光
仏の力より金の力が強いの意で,人の心が金に左右されやすいことのたとえ。

ほとけ=の顔も三度

――の顔も三度
いかに温和で慈悲深い人でも,無法をたびたび加えられればついには怒り出す。仏の顔も三度撫(ナ)づれば腹立つる。

ほとけ=も昔は凡夫(ボンプ)なり

――も昔は凡夫(ボンプ)なり
釈迦も最初は凡人だったのだから,誰でも修行を積めば仏となることができる。

ほとけ=作って魂(タマシイ)入れず

――作って魂(タマシイ)入れず
骨折って成し遂げながら肝心な点を欠いていることのたとえ。仏作って眼(マナコ)を入れず。

ほとけいし

ほとけいし [3] 【仏石】
中国・九州地方で,埋葬した所に置く石。または墓碑。

ほとけいじり

ほとけいじり [4] 【仏いじり】
「ほとけなぶり(仏嬲)」に同じ。

ほとけおろし

ほとけおろし [4] 【仏降ろし】
東北地方で,葬送後,巫女(ミコ)を頼んで死者の口寄せをすること。みちあけ。はな寄せ。

ほとけがうら

ほとけがうら 【仏ヶ浦】
青森県北東部,下北半島斧部西部の海岸。奇岩怪石が連なり,下北半島国定公園・仏ヶ浦海中公園となる。

ほとけがお

ほとけがお [0][3] 【仏顔】
(1)仏のような柔和で慈悲深い顔。
(2)死者の顔。「明けて見せたる―/浄瑠璃・井筒業平」

ほとけぎ

ほとけぎ [3] 【仏気】
「ほとけごころ(仏心)」に同じ。

ほとけくさい

ほとけくさ・い [5] 【仏臭い】 (形)[文]ク ほとけくさ・し
仏教の影響が感じられる。僧侶のような感じのする。抹香(マツコウ)くさい。「大音寺前と名は―・けれど/たけくらべ(一葉)」

ほとけごころ

ほとけごころ [4] 【仏心】
仏のように慈悲深い心。仏気(ホトケギ)。仏心(ブツシン)。「―を起こす」

ほとけごぜん

ほとけごぜん 【仏御前】
平家物語の登場人物。京の有名な白拍子であったが,自分のために平清盛の寵を失い,追われた祇王(ギオウ)のあとを追って嵯峨の往生院で尼となった。
→祇王

ほとけさま

ほとけさま [4][5] 【仏様】
(1)仏を敬っていう語。
(2)仏像。また,仏壇。
(3)死んだ人。死者。「―になってしまう」

ほとけしょう

ほとけしょう [3][0] 【仏性】
仏のように慈悲深い性質。

ほとけだおし

ほとけだおし [4] 【仏倒し】
仏像のように直立の姿勢のままで倒れること。「―にかつぱと臥し/浄瑠璃・聖徳太子」

ほとけづくり

ほとけづくり [4] 【仏造り】
(1)仏像を制作すること。また,その人。仏師。仏工。「乃ち鞍作の鳥に命せて―と為/日本書紀(推古訓)」
(2)死相の現れること。[ヘボン(三版)]

ほとけどじょう

ほとけどじょう [4] 【仏泥鰌】
コイ目の淡水魚。全長約5センチメートル。ドジョウの一種で,体は黄褐色の地に黒斑がある。体側に縞模様はない。本州と四国の河川・水田に分布。

ほとけなぶり

ほとけなぶり 【仏嬲り】
信心からではなく,道楽半分に仏事を行うこと。仏いじり。仏せせり。「世にすることなき姑の,―の朝起に/鶉衣」

ほとけのごこう

ほとけのごこう 【仏の御光】
⇒ブロッケン現象(ゲンシヨウ)

ほとけのざ

ほとけのざ [0] 【仏の座】
(1)キク科のタビラコの別名。春の七草の一。
(2)シソ科の越年草。道端や畑などに自生。高さ約20センチメートル。葉は対生し,半円形。春,葉腋に紅色の唇形花を数個ずつ輪生する。カスミソウ。サンガイグサ。
仏の座(2)[図]

ほとけのしょうがつ

ほとけのしょうがつ [0] 【仏の正月】
年内に死人のあった家で,清らかな新年を迎えるために,一二月の巳または午の日に正月の行事をしてしまうこと。四国地方に多い習俗。巳の日正月。巳午(ミウマ)。

ほとけのとしこし

ほとけのとしこし 【仏の年越し】
新年になって初めて墓に参る日。中国・四国地方に多く,四日,一六日など地域によって日は異なる。

ほとけまいり

ほとけまいり [4] 【仏参り】
寺参り。仏参(ブツサン)。

ほととぎす

ほととぎす【時鳥】
a cuckoo.→英和

ほととぎす

ほととぎす 【杜鵑・時鳥・子規・不如帰・杜宇・蜀魂・田鵑】
■一■ [3] (名)
(1)ホトトギス目ホトトギス科の鳥。全長約30センチメートル。尾羽が長い。背面は灰褐色。腹面は白色で黒い横斑がある。ウグイスなどの巣にチョコレート色の卵を産み,抱卵と子育てを仮親に託す。鳴き声は鋭く,「テッペンカケタカ」などと聞こえる。夏鳥として渡来し,山林で繁殖して東南アジアに渡る。古来,文学や伝説に多く登場し,卯月(ウヅキ)鳥・早苗(サナエ)鳥・あやめ鳥・橘鳥・時つ鳥・いもせ鳥・たま迎え鳥・しでの田長(タオサ)などの異名がある。[季]夏。《―平安城を筋違に/蕪村》
(2)(「時鳥草」「杜鵑草」「油点草」の文字を当てる)ユリ科の多年草。丘陵や低山の湿った場所に生える。高さ約60センチメートル。葉は互生し,狭長楕円形で基部は茎を抱く。秋,葉腋に白色で紫斑がある花を一〜三個ずつつける。花被片は六個。和名は花の斑を{(1)}の胸の斑に見立てたもの。ほととぎすそう。[季]秋。
■二■ (枕詞)
{■一■(1)}が飛ぶ意から類音の地名「飛幡(トバタ)」にかかる。「―飛幡の浦にしく波のしくしく君を/万葉 3165」
杜鵑■一■(1)[図]
杜鵑■一■(2)[図]

ほととぎす

ほととぎす
(1)(「ホトトギス」と書く)俳句雑誌。1897年(明治30)柳原極堂が松山市で創刊。翌年,発行所を東京に移し高浜虚子が正岡子規らの協力を得て続刊,俳句革新運動の拠点となる。新傾向俳句運動に対して客観写生を唱え,花鳥諷詠の伝統を守り,俳壇の主流を形成して今日に至る。また,夏目漱石らの作品を載せ,写生文の発達に貢献した。
(2)(「不如帰」と書く)小説。徳富蘆花作。1898年(明治31)〜99年「国民新聞」連載。若夫婦の幸福な結婚生活が,明治社会の現実の前にもろくも崩壊していく悲劇を描いた家庭小説。

ほととぎすそう

ほととぎすそう [0] 【時鳥草】
「ほととぎす{■一■(2)}」に同じ。[季]秋。

ほとばかす

ほとばか・す 【潤かす】 (動サ四)
水に物をひたしふやかす。ほとばす。[日葡]

ほとばしる

ほとばしる【迸る】
gush out[forth];spurt.→英和

ほとばしる

ほとばし・る [4] 【迸る】 (動ラ五[四])
〔「ほとはしる」「ほどはしる」「ほどばしる」とも〕
(1)いきおいよく流れでる。とびちる。「鮮血が―・る」「水ホドバシル/日葡」
(2)喜び・恐怖などでとび上がる。「吾(ヤツカレ)が王(コキシ),歓喜(ヨロコ)び―・りて/日本書紀(神功訓)」

ほとばす

ほとば・す 【潤す】 (動サ四)
水にひたしてふやけさせる。ほとぼす。「ニカワヲ―・ス/ヘボン」

ほとびる

ほと・びる [3] 【潤びる】 (動バ上一)[文]バ上二 ほと・ぶ
(1)乾燥していたものが水を吸ってやわらかくなる。ふやける。[ヘボン]「乾飯のうへに涙落して―・びにけり/伊勢 9」
(2)増長する。「牛の骨馬の骨やら知れぬ身の―・び過ぎたる推参/浄瑠璃・都富士」

ほとほと

ほとほと
■一■ (副)
木製の物が,何かに当たったり打たれたりして立てる音を表す語。ことこと。「樻のうちにものの―としけるがあやしさに/大鏡(兼通)」
■二■ (名)
中国地方で,小正月の晩に若者や子供たちが「ほとほと」と唱えて家々を訪問し,餅や祝儀をもらう行事。ことこと。ごりごり。

ほとほと

ほとほと [0][3] 【殆・幾】 (副)
(1)たいへん。まったくもう。多く,嫌な思いをしたり,困りはてたりした時にいう。「―困りはてた」「―愛想がつきた」
(2)ほとんど。だいたい。「―古きにもたちまさりてや侍らむ/増鏡(おどろの下)」
(3)もう少しのところで。すんでのことに。「帰り来(ケ)る人来たれりと言ひしかば―死にき君かと思ひて/万葉 3772」

ほとほと

ほとほと
[全く]greatly;quite.→英和

ほとほとし

ほとほと・し 【殆し・幾し】 (形シク)
(1)もう少しでそうなるところである。すんでのことで…しそうだ。「ゆくりなく風吹きて,漕げども漕げども,後(シリ)へしぞきにしぞきて,―・しくうちはめつべし/土左」
(2)危険がさし迫っている。無事に済みそうもない。「かぞへの頭(カミ)が―・しかりけむなどぞ,かの監がゆゆしさを思しなすらへ給ふ/源氏(蛍)」
(3)生命があぶない。危篤である。「―・しきさまに見ゆれば,誠にさわぎまどひて/宇治拾遺 7」

ほとぼり

ほとぼり [0] 【熱り】
(1)まだ残っている熱。余熱。ほとおり。「山々も,日中の―を返してゐるのであらう/偸盗(竜之介)」
(2)高まった感情が尾を引いて残っていること。ほとおり。「感激の―が未ださめやらぬ」
(3)事件などに対する世人の関心。「―がさめるまで姿を隠す」

ほとぼり

ほとぼり
〜がさめるまで until the excitement blows over.

ほとぼる

ほとぼ・る [3] 【熱る】 (動ラ五[四])
〔「熱(ホトオ)る」の転〕
熱くなる。熱気を発する。ほとる。「火箸ワマダ―・ッテイル/ヘボン(三版)」

ほとめく

ほとめ・く (動カ四)
ほとほとと音を立てる,また,音がする。「障子などもごほめかしう,―・くこそしるけれ/枕草子 28」

ほとり

ほとり [3] 【熱り】
〔動詞「熱(ホト)る」の連用形から〕
熱くなること。熱気をおびること。熱さ。「―ヲサマス/ヘボン」

ほとり

ほとり【辺で】
by[near] <the river> .→英和

ほとり

ほとり [0][3] 【辺・畔】
(1)川や池などの水際。きわ。ふち。「川の―」
(2)あるもののかたわら。そば。「目の前に見え,耳の―に聞ゆるが儘なりき/即興詩人(鴎外)」「天満天神の注連の―を心細くも立離れ/平家 8」
(3)端。果て。境界。「東の夷多(サワ)に叛きて―騒き動(トヨ)む/日本書紀(景行訓)」「郷の南の―に勢多河有り/今昔 30」
(4)ある地点の周囲一帯。また,場所に関して,大体の見当を示す。「此の―近く,浄き水有る所知りたりや/今昔 16」「高嶋・塩津・貝津の道の―を/平家 7」
(5)ある人の縁につながる人。「人ひとりを思ひかしづき給はむ故は,―までも匂ふ例こそあれ/源氏(真木柱)」

ほとりばむ

ほとりば・む 【辺ばむ】 (動マ四)
(1)端近(ハシヂカ)である。「廊など,―・みたらむに住ませ奉らむも/源氏(東屋)」
(2)浅はかである。「さやうの―・みたらむ振舞,すべきにもあらず/源氏(東屋)」

ほとる

ほと・る [2] 【熱る】 (動ラ五[四])
〔「熱(ホトオ)る」の転〕
熱くなる。熱を発する。また,病気などで体が熱くなる。ほてる。「―・つて来た頬を手で押えた/家(藤村)」

ほとんど

ほとんど【殆ど】
(1) almost;→英和
nearly.→英和
(2)[殆ど…ない]hardly;→英和
scarcely.→英和
〜見込みがない There is little hope <of one's recovery> .

ほとんど

ほとんど [2] 【殆ど】
■一■ (副)
〔「ほとほと」の転〕
(1)すべてといっていいくらい。だいたい。おおよそ。あらかた。「―出来上がっている」「―終わりました」
(2)もう少しのところで。すんでのことに。「―成功するかにみえた」
(3)切実であるさま。全く。非常に。本当に。「―当惑して居た処へ/婦系図(鏡花)」
■二■ (名)
大部分。「会員の―が賛成だ」「―の人が参加した」

ほど

ほど【程】
(1)[程度]a degree;→英和
an extent.→英和
(2)[限度]bounds;a limit.→英和
…〜…でない not so <tall> as….
…〜…なものはない Nothing is so <precious> as….
〜がある There is a limit <to> .
〜を過ごす go to excess[too far].〜を守る be moderate;keep within bounds.身の〜を知る know oneself.口が利けない〜疲れた I was so tired that I could not speak.

ほど

ほど [1] 【塊・塊芋】
(1)マメ科のつる性多年草。山野に自生。茎は細長い。葉は互生し,狭卵形の五小葉が羽状につく。夏,腋生の総状花序に黄緑色の花を多数つける。塊根は球形で食用。ホドイモ。
(2)ハコネシダの異名。
塊(1)[図]

ほど

ほど (副助)
〔名詞「ほど(程)」から。中世以降の語〕
体言および体言的なもの,活用語の連体形などに付く。
(1)多く数量を表す語や指示代名詞などに付いて,おおよその分量・程度を表す。「あと五百万―あれば,土地が買えるのだが」「これ―言うのにわからないのか」
(2)ある特徴的な事柄をあげて,それにより動作・状態の程度を表す。「かわいそうな―,しょげかえっている」「予算総額からいえば,そんな費用などなに―のこともない」「泣きたい―腹が立つ」
(3)(下に打ち消しの語を伴って)程度を比べる基準を表す。「今年は,いつも―暑くはない」「病気見舞い―うれしいものはない」
(4)(多く「…するほどに」「…ば…ほど」の形で用いられて)一方の程度が高まるに比例して,他方も高まるという意を表す。…するにつれてますます。「火事は,発見が早ければ早い―,消しとめられる」「見れば見る―美人だ」「地位が高い―,腰が低いものだ」

ほど

ほど [0][2] 【程】
(1)
 (ア)物事の度合。程度。「身の―をわきまえない」「実力の―はよくわからない」
 (イ)ちょうどよい程度。適度。「酒も―を過ごさず飲めばよい」
 (ウ)許される程度。限度。「人を馬鹿にするにも―がある」
(2)具合。情勢。ようす。「―のよいところで散会にする」「御親切の―は忘れません」「真偽の―を確かめる」
(3)
 (ア)ある広がりをもった時間。あいだ。「三年余りの―に見違えるように奇麗になった」「―もなく相手が来た」
 (イ)大体の時間。ころ。時分。「宵の―はまだ晴れていた」「この―は大変お世話になりました」
(4)ある広がりをもった空間。あいだ。「京の―は隠れて,堤の辺よりぞ打ち出で参りける/大鏡(花山)」
(5)
 (ア)大体の場所。あたり。「音に聞きし猫また…首の―を食はんとす/徒然 89」
 (イ)距離。隔たり。「忘るなよ―は雲居になりぬとも空ゆく月のめぐり逢ふまで/伊勢 11」
 (ウ)面積。広さ。「―なども狭(セバ)き所にていと騒がしげなりとぞ/栄花(楚王の夢)」
→ほど(副助)

ほど

ほど [1] 【火床】
(1)囲炉裏の中心の火をたく所。
(2)炉の燃焼室の床。
(3)金属鍛冶用の簡単な炉。

ほど

ほど [1] 【歩度】
歩く速さや歩幅の程度。「―を緩める」

ほど=が有る

――が有・る
(多く「…にも程がある」の形で)程度・限度を超えている状態に対して,非難の意を込めていう。「甘えるにも―・る」

ほど=こそ=あれ

――こそ=あれ(=ありけれ)
…するやいなや。…するとすぐに。「みな人きもをつぶし,ささめくといふ程こそあれ,将軍宮こへ流され給ふとぞきこゆる/増鏡(さしぐし)」

ほど=のことはない

――のことはな・い
程度がそうする必要がないほどである。程のことではない。「大騒ぎする―・い」

ほどあい

ほどあい【程合】
an opportunity (ころあい);→英和
moderation (適度).→英和

ほどあい

ほどあい [3][0] 【程合(い)】
ちょうどよい程度。ころあい。「―をみて辞去する」「―の熱さだ」

ほどいも

ほどいも [0] 【塊芋】
ほど(塊){(1)}の別名。

ほどう

ほどう [0] 【歩道】
人の歩く道。人が歩くために車道と仕切って設けられた道。人道。
⇔車道
「横断―」

ほどう

ほどう【補導】
guidance.→英和

ほどう

ほどう [0] 【舗道・鋪道】
石・煉瓦(レンガ)・アスファルトなどを敷いた道路。舗装道路。ペーブメント。

ほどう

ほどう [0] 【補導・輔導】 (名)スル
(1)正しい方向に進むように教えみちびいてやること。「良正に―するを以て専念と為すに至るべし/明六雑誌 6」
(2)非行を未然に防ぐため青少年を正しい方向にみちびくこと。「―係」「家出少年を―する」

ほどう

ほどう【歩道】
<米> a sidewalk;→英和
<英> a pavement;→英和
a footpath (田舎の);→英和
a crossing (横断の).→英和
‖歩道橋 a pedestrian bridge;a footbridge.

ほどうきょう

ほどうきょう [0] 【歩道橋】
歩行者が道路を横断するためにかけた橋。横断歩道橋。渡道橋。

ほどうしょぶん

ほどうしょぶん [4] 【補導処分】
売春勧誘などの罪を犯した満二〇歳以上の女子に対し,婦人補導院に収容し生活指導・職業補導・医療を行う処分。懲役・禁錮の執行猶予にともない言い渡される。

ほどきもの

ほどきもの [0][5] 【解き物】
和服などの縫い合わせた糸を抜き取ること。また,そうする衣服。ときもの。

ほどく

ほど・く [2] 【解く】
■一■ (動カ五[四])
(1)縫い目や結び目,またもつれているものなどをときはなす。「縄を―・く」「着物を―・いて縫い直す」
(2)願ほどきをする。「願ヲ―・ク/日葡」
(3)迷いや疑いを晴らす。「漸く事の道理を思ひ―・きて/沙石 7」
[可能] ほどける
■二■ (動カ下二)
⇒ほどける

ほどく

ほどく【解く】
untie;→英和
unpack (荷を);→英和
unfasten.→英和

ほどける

ほど・ける [3] 【解ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ほど・く
(1)とけはなれる。とける。「結び目が―・ける」
(2)気持ちが和らぐ。うちとける。「気ノ―・ケナイ人/ヘボン」

ほどける

ほどける【解ける】
get loose[untied].

ほどこし

ほどこし【施し】
alms;→英和
charity.→英和
⇒施す.

ほどこし

ほどこし [0] 【施し】
ほどこすこと。恵み与えること。施与。布施。「―を受ける」

ほどこしぐすり

ほどこしぐすり [5] 【施し薬】
医者が患者に与える薬。せやく。

ほどこしまい

ほどこしまい [0] 【施し米】
ほどこし与える米。せまい。

ほどこしもの

ほどこしもの [0][6] 【施し物】
ほどこし与える物。せもつ。

ほどこす

ほどこ・す [3][0] 【施す】 (動サ五[四])
(1)金銭・物品や恩恵などを恵み与える。「貧者にパンを―・す」「恩恵を―・す」「人に情けを―・す」
(2)田畑に肥料や種をまく。「下肥を―・す」「八十木種に皆能く―・し生(ウ)う/日本書紀(神代上訓)」
(3)装飾や加工を加える。「迷彩を―・した戦車」「防水加工を―・した布」「蒔絵(マキエ)を―・す」
(4)ある事態に対し,何らかの手段をとる。行う。「もはや―・すすべもない」「手の―・しようがない」
(5)広くゆきわたらせる。「世界に名を―・して/宇津保(あて宮)」「いよいよ頼朝,権を―・して/増鏡(新島守)」
[可能] ほどこせる
[慣用] 面目を―

ほどこす

ほどこす【施す】
(1)[与える]give;→英和
give alms <to> (施しを).
(2)[行なう]do;→英和
perform <an operation> .→英和

ほどこる

ほどこ・る 【播る・延る・被る】 (動ラ四)
(1)延び広がる。ゆきわたる。はびこる。「酷毒,民庶に―・りなむ/日本書紀(雄略訓)」
(2)満ちていっぱいになる。満ちる。[新撰字鏡]

ほどちかい

ほどちか・い [4] 【程近い】 (形)[文]ク ほどちか・し
みちのりや時間の隔たりがあまりない。遠く離れてはいない。「駅から―・い所に新居を構える」

ほどとおい

ほどとお・い [0] 【程遠い】 (形)[文]ク ほどとほ・し
(1)みちのりや時間の隔たりが相当ある。「家から―・からぬところに海がある」
(2)状態がはなはだしくかけ離れている。「今の学力では合格には―・い」

ほどなく

ほどなく [2][3] 【程なく】 (副)
〔形容詞「ほどなし」の連用形から〕
間もなく。「―現れた」「―して戻ってきた」

ほどなし

ほどな・し 【程無し】 (形ク)
(1)隔たりが少ない。狭い。小さい。低い。「―・き庭に,ざれたる呉竹/源氏(夕顔)」「海も浅し山も―・しわが恋を何によそへて君に言はまし/拾遺(恋一)」
(2)間がない。あまり時間がたたない。「そののち―・く世の中かはりにけり/十訓 1」
(3)卑しい。「わが恋はみくらの山に移してむ―・き身には置き所なし/古今六帖 2」

ほどに

ほどに (接助)
〔名詞「ほど(程)」に格助詞「に」の付いたものから。中世以降の語〕
活用語の連体形に付く。理由・原因を表す。…ので。…によって。「おびただしく鳴りとよむ―,もの言ふ声も聞えず/方丈記」「是は某にくれられた―,やる事はならぬ/狂言・樽聟」

ほどばかり

ほどばかり 【程ばかり】 (連語)
〔名詞「ほど(程)」に副助詞「ばかり」の付いたもの〕
(1)おおよその程度を表す。だいたい…ぐらい。「いと心もとなければ,明日あさての―には参りなむ/蜻蛉(上)」
(2)限定の意を表す。だいたい…だけ。「世の中を思ひ定むる―わが心ちにもまかせたらなむ/古今六帖 5」

ほどへる

ほど・へる [3] 【程経る】 (動ハ下一)[文]ハ下二 ほど・ふ
月日がたつ。時間がたつ。「―・へて訪れた時にはなくなっていた」

ほどほど

ほどほど [0] 【程程】
(1)あまり度を越さない程度。ちょうどよい程度。適度。「運動も―にしておきなさい」
(2)身分相応。身分身分。「―につけて書きかはしつつも/源氏(帚木)」

ほどほどし

ほどほど・し 【程程し】 (形シク)
長い時間がたっている。久しい。「歎きこる人入る山の斧の柄の―・しくもなりにけるかな/拾遺(恋四)」

ほどむらがみ

ほどむらがみ [4] 【程村紙】
楮(コウゾ)で作った厚手上質の和紙。栃木県烏山町(下野国程村)で産する。西の内紙に似る。明治期には輸出もされ書画の印刷用に用いられた。

ほどよい

ほどよい【程よい】
moderate;→英和
proper.→英和

ほどよい

ほどよ・い [3] 【程好い・程良い】 (形)[文]ク ほどよ・し
ちょうどよい。ぐあいがよい。適当である。「―・く間にあう」「―・い温度」
[派生] ――さ(名)

ほどらい

ほどらい 【程らひ】
適当な程度。ほどあい。「わきまへのあるべきやう引出物の―など定めて/著聞 16」

ほどろ

ほどろ
ワラビの穂が伸びすぎてほうけたもの。また,ワラビの異名。「なほざりに焼き捨てし野の早蕨(サワラビ)は折る人なくて―とやなる/山家(春)」

ほどろ

ほどろ 【斑】 (形動ナリ)
雪がはらはらと降るさま。また,雪がまだらに降り積もるさま。はだら。「沫(アワ)雪降れり庭も―に/万葉 2323」

ほどろ

ほどろ
(1)夜が明け始める頃。「夜の―我が出でて来れば我妹子が思へりしくし面影に見ゆ/万葉 754」
(2)頃(コロ)。時分。「夜の―に参りて/宇津保(蔵開下)」

ほどろほどろ

ほどろほどろ 【斑斑】 (形動ナリ)
「ほどろ」を重ねた語。「沫(アワ)雪の―に降り敷けば/万葉 1639」

ほないしょうにん

ほないしょうにん 【保内商人】
中世,近江国得珍保(トクチンノホ)の商人。特権的な座を結成し,伊勢・美濃・若狭(ワカサ)・京都などを結んで活発な商業活動を展開した。

ほなか

ほなか [1] 【火中】
燃えている火の中。

ほなが

ほなが [0] 【穂長】
(1)ウラジロの別名。
(2)家紋の一。「歯朶(シダ){(3)}」に同じ。

ほなみ

ほなみ [0] 【穂波】
稲などの穂が風にゆらぐさまを波にたとえていう語。

ほなみ

ほなみ [0] 【穂並(み)】
稲などの穂が出そろって並んでいること。また,並んでいる穂。

ほなみ

ほなみ 【穂波】
福岡県中部,嘉穂(カホ)郡の町。筑豊炭田の炭鉱町として発展。

ほにほろ

ほにほろ
〔「ほにほる」とも〕
江戸時代後期に流行した飴売りの歌った文句。また,その飴売り。唐人風の服装に張り子の馬を腰につけ,唐人笛を吹いて売り歩いたという。

ほにゅう

ほにゅう【哺乳動物】
a mammal.→英和
哺乳びん a feeding[nursing]bottle.哺乳類 the Mammalia.

ほにゅう

ほにゅう [0] 【哺乳】
乳を飲ませて子を育てること。

ほにゅうき

ほにゅうき [2] 【哺乳期】
乳汁またはその代用品を主食とする幼児期。乳児期。

ほにゅうじ

ほにゅうじ [2] 【哺乳児】
哺乳期にある幼児。乳児。

ほにゅうどうぶつ

ほにゅうどうぶつ [4] 【哺乳動物】
哺乳類の動物。

ほにゅうびん

ほにゅうびん [2] 【哺乳瓶】
乳児にミルクを与えるのに用いる瓶。瓶の口にゴムなどで作った乳首をつけ,乳児にくわえさせる。

ほにゅうるい

ほにゅうるい [2] 【哺乳類】
脊椎動物門哺乳綱に属する動物の総称。大脳がよく発達し,動物中最も高等。頸椎は普通七個。皮膚は毛でおおわれ,汗腺・皮脂腺・乳腺がある。聴覚器は内耳・中耳・外耳に,歯は門歯・犬歯・前臼歯・後臼歯に分化する。心臓は完全な二心房二心室。恒温動物で,単孔類のみ卵生で,他はすべて胎生。形態・習性は多様で,砂漠・森林・極地・高山などの地上・地下・水中・樹上・空中などあらゆる環境に適応し,進化して分化を遂げ,脊椎動物中最も繁栄している。現生種は単孔類を含む原獣亜綱と有袋類・真獣類を含む獣亜綱に大別され,約四五〇〇種がある。

ほにん

ほにん [0] 【保人】
律令制で,土地・財産などの売買や,債務の保証人。

ほにん

ほにん [0] 【補任】
職に補し官に任ずること。ぶにん。

ほぬの

ほぬの [0] 【帆布】
帆に使用する厚地の布。江戸時代以降では木綿を用いた。はんぷ。

ほね

ほね【骨】
a bone;→英和
a rib (肋骨・傘の);→英和
a frame (障子の);→英和
a backbone (中心となるもの・気骨).→英和
〜を折る break a bone;→英和
take pains (努力).〜を接ぐ set a broken bone.〜と皮である be skin and bones.〜ばった[の多い]bony.→英和
〜まで冷える be chilled to the bones.

ほね

ほね [2] 【骨】
■一■ (名)
(1)脊椎動物の骨格を構成する堅い構造物。他の器官を支持し保護する。主に骨組織からなり,表面は骨膜でおおわれ,内部の腔所は造血作用をもつ骨髄により満たされる。広義には軟骨を含める場合もある。硬骨。
(2)火葬などにした人骨。「―と化す」
(3)紙や布を張る時,芯となり全体を内側から支える細長い材料。「傘の―」「障子の―」
(4)中心となる人物。中心となって働く人。「―になる人がいない」
(5)物事の核心。そのものを成り立たせている中心。「―がしっかりした小説」
(6)容易に屈しない強い気性。気概。気骨(キコツ)。「なかなか―のある男だ」
■二■ (名・形動)
面倒で苦労のいること。困難なこと。また,そのさま。「この仕事はなかなか―だ」

ほね=が折れる

――が折・れる
困難である。労力を要する。

ほね=と皮

――と皮
ひどくやせているさまをいう。「―になる」

ほね=になる

――にな・る
死んで遺骨だけになる。死ぬ。

ほね=に泌(シ)みる

――に泌(シ)・みる
「骨身にこたえる」に同じ。

ほね=に=徹(テツ)する

――に=徹(テツ)・する(=徹(トオ)・る)
(1)「骨身にこたえる」に同じ。
(2)よく身についている。「人々の―・したる慣行は/福翁百話(諭吉)」

ほね=の髄(ズイ)まで

――の髄(ズイ)まで
(1)体の最も中心まで。「―冷える」
(2)とことんまで。徹底して。「―リベラリストだ」

ほね=までしゃぶる

――までしゃぶ・る
それ以上は取れないくらいまで搾取する。「悪徳商法にひっかかって―・られる」

ほね=を休める

――を休・める
一休みする。骨休めをする。

ほね=を刺す

――を刺・す
寒さなどがきびしく身に強く感じられる。

ほね=を埋(ウズ)める

――を埋(ウズ)・める
(1)その地で死ぬ。死んで埋葬される。
(2)一つのことに生涯をささげる。

ほね=を惜しむ

――を惜し・む
労苦をいやがる。なまける。

ほね=を折る

――を折・る
(1)骨折(コツセツ)する。
(2)精を出して働く。
(3)苦心して人の世話をする。

ほね=を抜く

――を抜・く
(1)料理で,魚などの骨を抜き取る。
(2)計画・案などの中心部分を抜き去る。骨抜きにする。

ほね=を拾う

――を拾・う
(1)火葬にして遺骨を拾いおさめる。骨揚げをする。
(2)死後の後始末を済ませる。また,他人がしたことの後始末をする。

ほねおしみ

ほねおしみ [3] 【骨惜しみ】 (名)スル
労苦をいとうこと。なまけること。「―せずに働く」

ほねおしみ

ほねおしみ【骨惜しみ】
laziness.〜する be lazy;spare oneself.

ほねおり

ほねおり【骨折り】
pains;efforts;labor.→英和
⇒骨.

ほねおり

ほねおり [0][4] 【骨折り】
(1)精を出して働くこと。苦労すること。努力。
(2)尽力。「息子の就職には,お―をいただき…」
(3)労苦に対する報酬。「さらば―に是をそなたへ呑さう/狂言・棒縛(虎寛本)」

ほねおり=損

――損((ホネオリゾン))のくたびれもうけ
努力のかいもなく効果が上がらず,疲れだけが残ること。

ほねおりぞん

ほねおりぞん [5][4] 【骨折り損】
努力しても効果がなく損をすること。

ほねおりぞん

ほねおりぞん【骨折り損をする】
work in vain.〜になる end in a waste of time[labor].

ほねおる

ほねお・る [3] 【骨折る】 (動ラ五[四])
(1)一生懸命働く。「―・ッテ仕事ヲスル/ヘボン」
(2)他人のために尽力する。「教え子の就職に―・る」

ほねかわ

ほねかわ ホネカハ 【骨皮】
狂言の一。傘を借りにきた者への断り方を住職に教わった新発意(シンボチ)が,馬を借りにきた者にそれを用いる。馬の場合の断り文句を教えると,今度は斎(トキ)の招待にきた檀家にそれを用いる。骨皮新発意。

ほねかわすじえもん

ほねかわすじえもん ホネカハスヂヱモン [2][3] 【骨皮筋右衛門】
非常にやせている人をからかっていう語。

ほねがい

ほねがい [2] 【骨貝】
海産の巻貝。殻高は約15センチメートル,そのうち半分は細長い水管で占められる。水管には魚の骨格のようにとげが突き出し,殻表にもとげが多数ある。形の奇妙さ・美しさから観賞用とされる。房総半島以南の浅海の砂底にすむ。

ほねがき

ほねがき [0] 【骨書き】
絵の輪郭をかくこと。また,その線。

ほねがらみ

ほねがらみ [3] 【骨絡み】
(1)梅毒が全身に広がり,骨髄にまでいたってうずき痛むこと。また,その症状。ほねうずき。
(2)悪い気風に完全にそまっていること。

ほねきり

ほねきり [4][0] 【骨切り】
(1)骨を断ち切ること。
(2)ハモなど小骨の多い魚を調理するとき,身がばらばらにならない程度に,身ごと骨を細かく切ること。

ほねきりうた

ほねきりうた [4] 【骨切り唄】
佐賀県・長崎県などの民謡で,仕事唄。クジラの骨を切り,唐臼(カラウス)でひき砕いて油を搾るときに唄う。

ほねぐみ

ほねぐみ【骨組】
build (体格);→英和
[構造]structure;→英和
framework.→英和
〜のしっかりした <a man> of strong build.

ほねぐみ

ほねぐみ [0][4] 【骨組(み)】
(1)体の骨の構造。骨格。
(2)建造物・機械などにおける主材の組み立て。
(3)物事の根本になる事柄。「計画の―」

ほねしごと

ほねしごと [3] 【骨仕事】
骨の折れる仕事。力仕事。

ほねしば

ほねしば 【骨柴】
枝や葉を取り去った柴。「―の刈られながらも木の芽かな(凡兆)/猿蓑」

ほねしょうがつ

ほねしょうがつ 【骨正月】
主に西日本で,正月二〇日の称。正月も終わりに近づき正月用の魚の骨まで食べてしまうことからの名。

ほねだつ

ほねだ・つ [3] 【骨立つ】 (動タ五[四])
やせて骨がごつごつあらわれている。骨張る。「山は面瘠(オモヤセ)て哀れに,森は―・ちて凄まじ/色懺悔(紅葉)」

ほねちがい

ほねちがい 【骨違い】
脱臼(ダツキユウ)。[ヘボン]

ほねっぷし

ほねっぷし [0][5] 【骨っ節】
(1)骨の関節。ほねぶし。
(2)気骨。気概。「―の強い男」

ほねっぽい

ほねっぽ・い [4] 【骨っぽい】 (形)
(1)魚肉などに小骨が多い。「―・い魚」
(2)やせて骨ばっている。「―・い手」
(3)信念があり,たやすく人に従わない。気骨(キコツ)がある。「―・いところのある男」
[派生] ――さ(名)

ほねつき

ほねつき [2][0] 【骨付き】
(1)骨組みの具合。骨格。
(2)骨が付いていること。また,その食肉。「―カルビ」

ほねつぎ

ほねつぎ【骨接ぎ】
⇒接骨.

ほねつぎ

ほねつぎ [0][4] 【骨接ぎ・骨継ぎ】
折れたり,関節が外れたりした骨を治す術。また,それを業とする人。接骨。整骨。
→柔道整復術

ほねなし

ほねなし【骨なし】
spineless (気力のない);→英和
weak-minded.

ほねなし

ほねなし [0] 【骨無し】
(1)骨がないこと。
(2)気骨がないこと。自分の主義・主張がないこと。また,その人。

ほねぬき

ほねぬき【骨抜きにする】
mutilate <a bill> .→英和

ほねぬき

ほねぬき [0][4] 【骨抜き】
(1)魚・鳥などの料理で,骨を抜き去ること。また,そのもの。
(2)節操や気骨をなくさせること。「金をつかまされて―にされる」
(3)計画・案などから肝心の部分を抜き去り,内容のないものにすること。「法案は―にされた」

ほねばなれ

ほねばなれ [3] 【骨離れ】
焼き魚などの骨が身からきれいに離れること。また,その離れ具合。「―のいい魚」

ほねばる

ほねば・る [3] 【骨張る】 (動ラ五[四])
(1)骨が浮き出てごつごつしている。「―・った手足」
(2)意地をはる。「古藤の奴は少し―・り過ぎてる/或る女(武郎)」

ほねぶと

ほねぶと [0] 【骨太】 (名・形動)[文]ナリ
(1)骨の太いこと。骨格の頑丈なこと。また,そのさま。
⇔骨細
「―な指」「―な絵筆のタッチ」
(2)気骨(キコツ)があるさま。「―な考え方」

ほねへん

ほねへん [0] 【骨偏】
漢字の偏の一。「骸」「髄」などの「骨」。

ほねぼそ

ほねぼそ [0] 【骨細】 (名・形動)[文]ナリ
骨の細いこと。体つきがきゃしゃでほっそりしていること。また,そのさま。
⇔骨太
「―の体」「其の―に肉の痩せたるも/金色夜叉(紅葉)」

ほねみ

ほねみ [3][2] 【骨身】
骨と肉。全身。からだ。

ほねみ

ほねみ【骨身にこたえる】
pierce to the bone (苦痛が);→英和
come home <to one> (しみじみと感じられる).

ほねみ=にこたえる

――にこた・える
全身に,また心に強く感じる。骨身に沁みる。骨に沁みる。骨に徹(テツ)する。「寒さが―・える」「あの一言が―・えた」

ほねみ=に沁(シ)みる

――に沁(シ)・みる
「骨身にこたえる」に同じ。「父の言葉が―・みる」

ほねみ=を削(ケズ)る

――を削(ケズ)・る
体がやせるほど一生懸命に努力する。身をけずる。

ほねみ=を惜(オ)しまず

――を惜(オ)しまず
苦労や面倒をいやがらず。なまけず。

ほねやすみ

ほねやすみ [3] 【骨休み】 (名)スル
「骨休め」に同じ。

ほねやすめ

ほねやすめ【骨休め】
a rest;→英和
relaxation.→英和
〜する take[have]a rest;→英和
take recreation.

ほねやすめ

ほねやすめ [3] 【骨休め】 (名)スル
一息つくこと。休息。ほねやすみ。「―に温泉に行く」「疲れた体を―させる」

ほの

ほの 【仄】 (接頭)
動詞・形容詞などに付いて,かすかに,わずかに,などの意を表す。薄(ウス)。「―暗い」「―白い」「―知る」「―見える」

ほのあかり

ほのあかり [3] 【仄明かり】
ほのかな明かり。

ほのお

ほのお ホノホ [1] 【炎・焔】
〔「ほ(火)」の穂の意〕
(1)気体,または液体や固体からの蒸気が燃焼し高温となって光を発している部分。ろうそくの炎などのように酸素の供給が外側の空気からの拡散による場合は酸素が十分で酸化性である外炎(酸化炎)と,不十分で還元性の内炎(還元炎)に分けられる。
(2)心中にわき起こる激しい感情。「恋の―に身を焦がす」

ほのお

ほのお【炎】
a flame;→英和
a blaze.→英和
〜をあげる flame[blaze]up.

ほのおさいぼう

ほのおさいぼう ホノホ―バウ [4] 【炎細胞】
〔繊毛の束が炎のように動くところから〕
扁形動物や紐形(ヒモガタ)動物などの原腎管の末端部にあり,数本の繊毛の束をもつ細胞。老廃物や余分な水分を原腎管の中へ出す。

ほのか

ほのか【仄かな(に)】
faint(ly);→英和
dim(ly).→英和

ほのか

ほのか [1] 【仄か】 (形動)[文]ナリ
(1)光・色・香りなどがわずかに感じられるさま。「―な光」「―に赤みがさす」「香りが―に漂う」
(2)明瞭でないさま。「―に覚えている」「―に聞く」
(3)量や程度が少ないさま。「花は―に開けさしつつ/源氏(幻)」

ほのきく

ほのき・く 【仄聞く】 (動カ四)
かすかに聞く。小耳にはさむ。「―・く女房など…,とほのぼのあやしがる/源氏(夕顔)」

ほのぐらい

ほのぐらい【仄暗い】
dim;→英和
dusky <light> .→英和

ほのぐらい

ほのぐら・い [4][0] 【仄暗い】 (形)[文]ク ほのぐら・し
ものの輪郭がぼんやりと見える程度の暗さである。うすぐらい。「まだ―・いうちに出発する」
[派生] ――さ(名)

ほのぐれ

ほのぐれ [0] 【仄暮れ】
日の暮れかかった頃。夕暮れ時。

ほのしる

ほのし・る 【仄知る】 (動ラ四)
ほのかに知る。それとなく知る。「おのづからとりどりに―・りつつ,その人ない折はすさまじげに思ひて/紫式部日記」

ほのじ

ほのじ [2] 【ほの字】
〔「ほ」は「ほれる」の語頭の一字〕
惚(ホ)れること。「あの娘に―なんだろ」

ほのじろい

ほのじろ・い [4] 【仄白い】 (形)[文]ク ほのじろ・し
ほのかに白い。うす明るい。「―・い夜明けの空」
[派生] ――さ(名)

ほのじろむ

ほのじろ・む [4] 【仄白む】 (動マ五)
ほのかに白くなる。ほんのり明るくなる。

ほのすそりのみこと

ほのすそりのみこと 【火闌降命】
日本書紀にみえる神。瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の子。海幸・山幸神話の海幸。隼人族の始祖。火酢芹命(ホノスセリノミコト)。火進命(ホノススミノミコト)。古事記では火須勢理命(ホスセリノミコト)とされ,海幸・山幸神話の役割から外れる。
→火照命(ホデリノミコト)

ほのぼの

ほのぼの [3] 【仄仄】
■一■ (副)スル
(1)ほのかに明るいさま。「―と夜が明ける」
(2)心がほのかにあたたまるようなさま。ほんのり。「―(と)した友情」
(3)ほのかに聞いたり感じたりするさま。うすうす。「かくささめきなげき給ふと,―あやしがる/源氏(夕顔)」
■二■ (名)
夜あけ。しののめ。「未だ―の程に/続古事談 1」

ほのぼの

ほのぼの【仄々と】
dimly;→英和
faintly.〜とした気持になる One's heart is warmed <to do,with a thing> .

ほのぼのあけ

ほのぼのあけ 【仄仄明け】
夜がほのぼのと明けること。また,その時。「夜ノ―ニマイロウ/日葡」

ほのぼのし

ほのぼの・し 【仄仄し】 (形シク)
はっきりしない。ぼんやりとしている。「耳―・しく,かたはらなる人に問ひ聞きて/源氏(手習)」

ほのみえる

ほのみ・える [4] 【仄見える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 ほのみ・ゆ
ほのかに見える。ちらっと見える。「木立ちの間に社殿が―・える」

ほのみせる

ほのみ・せる [4] 【仄見せる】 (動サ下一)[文]サ下二 ほのみ・す
かすかに見せる。ちょっと見せる。「歯の間から―・せた舌の先/腕くらべ(荷風)」

ほのめかす

ほのめかす【仄めかす】
hint <at,that…> ;→英和
suggest.→英和

ほのめかす

ほのめか・す [4] 【仄めかす】 (動サ五[四])
それとなく示す。におわせる。「引退を―・す」
[可能] ほのめかせる

ほのめく

ほのめ・く [3] 【仄めく】 (動カ五[四])
(1)かすかに見える。ちらっと見える。「木の間に灯が―・く」「白い腕が…暗闇のなかに―・いた/草枕(漱石)」
(2)本心が態度や言葉のはしばしに現れる。「言葉の節々に辞意が―・く」
(3)ちょっと…する。「内より―・く(=カスカニ吹ク)追ひ風も,いとどしき御匂ひの立ち添ひたれば/源氏(蛍)」「うちわたりにて,はかなう―・き給ひし(=チョットオ立チ寄リニナッタ)なごりの/源氏(花散里)」
(4)(女性が)やさしい声で言う。「…云かけ給へ,と―・けば/浄瑠璃・孕常盤」

ほの字

ほのじ [2] 【ほの字】
〔「ほ」は「ほれる」の語頭の一字〕
惚(ホ)れること。「あの娘に―なんだろ」

ほはば

ほはば [0] 【歩幅】
歩くときに一歩で進む距離。

ほばく

ほばく [0] 【捕縛】 (名)スル
つかまえて縄をかけること。「犯人を―する」

ほばく

ほばく【捕縛(する)】
arrest

ほばしら

ほばしら [2] 【帆柱・檣】
(1)帆を張るために船に立てる柱。マスト。
(2)男根を俗にいう。「―の立つたをねかす舟びくに/柳多留 2」

ほばしら

ほばしら【帆柱】
a mast.→英和

ほばほう

ほばほう [2] 【保馬法】
中国,宋の王安石の新法の一。民兵養成をめざす保甲法の実施に並行して,民間に官費で馬を飼育させ,軍馬の供給源とした。

ほばら

ほばら 【鰾・膘】
魚のうきぶくろ。[和名抄]

ほばら

ほばら 【保原】
福島県北東部,伊達郡の町。メリヤス工業が盛ん。桃を中心とする果樹栽培地。

ほばらみ

ほばらみ [2] 【穂孕み】
稲などの穂が出る前に,穂を包んでいる茎の部分がふくらむこと。

ほひ

ほひ [1] 【補肥】
基肥(モトゴエ)の不足を補って施す肥料。作物の生育に従って,多く速効性肥料が用いられる。追肥(ツイヒ)。

ほひつ

ほひつ [0] 【輔弼・補弼】 (名)スル
(1)天子の政治をたすけること。また,その人。
(2)旧憲法で,天皇の権能行使に対し,助言を与えること。「国務各大臣は天皇を―し其の責に任ず/大日本帝国憲法」

ほひつ

ほひつ【補弼】
⇒補佐.

ほひつ

ほひつ [0] 【補筆】 (名)スル
足りない所を補い書き加えること。加筆。「論文を―する」

ほひろか

ほひろか (形動ナリ)
はびこっているさま。ほしいままであるさま。「このほどは,道鏡もいまだ―に参り仕うまつらざりしかば/水鏡(淳仁)」

ほびきあみ

ほびきあみ [3] 【帆引(き)網】
帆に当たる風の力によって網を引き回して漁獲する漁法。

ほびこる

ほびこ・る 【蔓延る】 (動ラ四)
はびこる。「この見ゆる雲―・りてとの曇り雨も降らぬか心足らひに/万葉 4123」

ほふ

ほふ [1] 【保父】
保育所・養護施設など児童福祉施設で,児童の保育に従事する男性職員の俗称。1977年(昭和52)児童福祉法施行令で正式に認められた。

ほふく

ほふく [0] 【匍匐】 (名)スル
腹ばいになって進むこと。はうこと。

ほふく

ほふく【匍匐する】
⇒這う.

ほふくけい

ほふくけい [3][0] 【匍匐茎】
蔓(ツル)になって地上をはい,節から根や茎を出して繁殖する茎。ユキノシタ・オランダイチゴなどにみられる。匐枝。ランナー。

ほふくぜんしん

ほふくぜんしん [4] 【匍匐前進】 (名)スル
伏して手と足ではいながら前進すること。

ほふる

ほふる【屠る】
slaughter (殺す);→英和
beat (負かす).→英和

ほふる

ほふ・る [2] 【屠る】 (動ラ五[四])
(1)鳥や獣の体を切りさく。「牛を―・る」
(2)試合などで,相手をうち負かす。「優勝候補を―・る」
(3)攻め滅ぼす。皆殺しにする。「傍の郡を―・りとる/日本書紀(雄略訓)」
[可能] ほふれる

ほぶ

ほぶ [1] 【歩武】
〔「歩」は六尺または六尺四寸,「武」は歩の半分〕
(1)わずかな距離。咫尺(シセキ)。
(2)あしどり。あゆみ。「―堂々」「教会の運動は―を確かにし,漸を以てすべし/欺かざるの記(独歩)」

ほぶね

ほぶね [0] 【帆船】
「はんせん(帆船)」に同じ。

ほへい

ほへい [0] 【歩兵】
(1)徒歩で戦う兵士。徒歩(カチ)の雑兵(ゾウヒヨウ)。
(2)旧陸軍の兵種の一。小銃・機関銃・擲弾筒(テキダントウ)・歩兵砲などの火器を装備し,近接戦闘を行う。

ほへい

ほへい【歩兵】
an infantryman;→英和
the infantry (総称).→英和

ほべつうんじょう

ほべつうんじょう [4] 【帆別運上】
江戸時代,廻船の帆の反数(タンスウ)に応じて課した運上。

ほべん

ほべん [0] 【蒲鞭】
〔蒲(ガマ)の穂の鞭(ムチ)の意〕
はずかしめるだけで苦痛を加えない寛大な刑罰。また,寛大な政治。

ほほ

ほほ [1] 【頬】
⇒ほお(頬)

ほほ

ほほ [1][0] (感)
(1)驚いたり感心したりするときに発する語。
(2)軽く笑う声を表す語。「―と笑へば/落窪 2」

ほほ

ほほ 【懐】
ふところ。懐中。「帯しながら―へ入れてじつと抱きしめ/浮世草子・一代男 1」

ほほ

ほほ [1] 【歩歩】
一足一足。一歩一歩。一歩ごとに。「此世は進歩改良の活劇場にして,―際限なし/福翁百話(諭吉)」

ほほう

ほほう [0] (感)
相手の話に驚いたり感心したりするときに発する語。「―,これは初耳だ」「―,君が作ったのか」

ほほう

ほほう [0] 【補法】
漢方で,弱っている臓腑または経絡に刺激を与えて正常にもどす療法。

ほほえましい

ほほえましい【微笑ましい】
pleasing;lovely.→英和

ほほえましい

ほほえまし・い [5] 【微笑ましい・頬笑ましい】 (形)[文]シク ほほゑま・し
好ましくて,思わず微笑したくなる。ほおえましい。「―・い光景」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

ほほえみ

ほほえみ [0][4] 【微笑み・頬笑み】
ほほえむこと。微笑(ビシヨウ)。ほおえみ。「―を浮かべる」

ほほえみ

ほほえみ【微笑み】
a smile.→英和
⇒微笑む.

ほほえむ

ほほえむ【微笑む】
smile <at> .→英和
微笑みながら with a smile.

ほほえむ

ほほえ・む [3] 【微笑む・頬笑む】 (動マ五[四])
〔後世「ほおえむ」とも〕
(1)わずかに笑う。古くは苦笑・冷笑などにもいう。「かすかに―・む」「いと若びていへば,げにと―・まれ給ひて/源氏(夕顔)」
(2)花が少しひらく。「桜が―・む」

ほほじろ

ほほじろ [0] 【頬白】
⇒ほおじろ(頬白)

ほほずり

ほほずり【頬ずりする】
press one's cheek against a person's.

ほほまる

ほほま・る 【含まる】 (動ラ四)
つぼみがふくらむ。ふふまる。「千葉の野の児手柏(コノテカシワ)の―・れど/万葉 4387」

ほほむ

ほほ・む 【含む】
■一■ (動マ四)
つぼみがふくらんでまだ開かずにいる。ふふむ。[新撰字鏡]
■二■ (動マ下二)
ふくむようにする。ふくませる。「時鳥なかぬなげきの杜(モリ)にきていとども声を―・めつるかな/散木奇歌集」

ほほめく

ほほめ・く (動カ四)
(1)熱くて燃えるようである。「御所様此の間御耳―・きて聞こえず/看聞御記」
(2)髪などが乱れる。「髪の―・く/名語記」
(3)得意になる。「斎をかしあげて―・かいて覇になるやうにせよぞ/史記抄 10」

ほほろぐ

ほほろ・ぐ (動ガ下二)
ばらばらにする。ほぐす。「名香・蜜を隠し―・げてたき匂はしたる/源氏(鈴虫)」

ほぼ

ほぼ [1] 【保母・保姆】
保育所・養護施設など児童福祉施設で,児童の保育に従事する女子職員。所定の保母養成学校の卒業者,あるいは都道府県知事が行う保母試験に合格した者がなる。

ほぼ

ほぼ [1] 【略・粗】 (副)
〔漢文訓読に用いられた語〕
だいたい。あらかた。「事件は―解決した」「―読み終わった」

ほぼ

ほぼ【保母】
a nurse;→英和
a kindergarten teacher (幼稚園の).

ほぼ

ほぼ
[ほとんど]almost;→英和
nearly;→英和
[大体]about;→英和
something like.

ほぼくどう

ほぼくどう [3] 【舗木道】
木材で舗装した道路。

ほまえせん

ほまえせん ホマヘ― [0] 【帆前船】
洋式帆船の称。幕末以降,和式の帆船に対していい,のちには汽船に対して帆船全般をいうようになった。

ほまち

ほまち [0][1]
〔「帆待ち」「外持ち」とも当てて書く〕
(1)江戸時代,運賃積み船の船頭らが運送契約外の荷物を載せて内密の収入を得ること。北前船などの買積み船では船主と契約して,積載量の一部をこれにあて,低賃金の補いにした。
(2)({(1)}から)決まった収入のほかに,臨時に私的に取得する金銭・物品。内証の所得。
(3)ひそかにためた金。へそくり。「お留が―の十四五円を窃かに奪ひ/高橋阿伝夜叉譚(魯文)」

ほまちがね

ほまちがね [0] 【ほまち金】
ほまちとして得た金銭。また,ひそかにためた金。へそくり。ほまち。

ほまちだ

ほまちだ [3] 【ほまち田】
小作料を取られる田のほかに,内職に耕して自分の収入にする河川の中州などに開いた田。

ほまち田

ほまちだ [3] 【ほまち田】
小作料を取られる田のほかに,内職に耕して自分の収入にする河川の中州などに開いた田。

ほまち金

ほまちがね [0] 【ほまち金】
ほまちとして得た金銭。また,ひそかにためた金。へそくり。ほまち。

ほまれ

ほまれ【誉れ】
honor;→英和
credit.→英和

ほまれ

ほまれ [0][3] 【誉れ】
ほめられて世間的に光栄であること。評判のよいこと。名誉。「郷土の―」「名馬の―が高い」

ほみず

ほみず [1] 【穂水】
稲の穂が出る頃,必要な水。出穂水(デホミズ)。花掛け水。

ほむ

ほ・む 【誉む・褒む】 (動マ下二)
⇒ほめる

ほむき

ほむき 【穂向き】
穂が一方になびき向かうこと。また,その穂。「秋の田の―の寄れる片寄りに/万葉 114」

ほむぎ

ほむぎ [0] 【穂麦】
穂の出た麦。また,麦の穂。[季]夏。

ほむしろ

ほむしろ [2] 【帆筵】
舟の帆に用いるむしろ。近世,木綿帆の普及で用いられなくなった。

ほむすびのかみ

ほむすびのかみ 【火結神】
祝詞にみえる火の神。伊弉諾(イザナキ)・伊弉冉(イザナミ)二尊の子。記紀神話の軻遇突智(カグツチ)にあたる。火産霊(ホムスビ)。

ほむた

ほむた 【鞆】
〔「ほむだ」とも〕
「とも(鞆)」に同じ。「宍(シシ)・腕(タダムキ)の上に生ひたり。其の形,―の如し/日本書紀(応神訓)」

ほむら

ほむら [0][1] 【焔・炎】
〔火群(ホムラ)の意〕
(1)ほのお。
(2)心中に燃え立つ激情をたとえていう語。「嫉妬の―」

ほめあげる

ほめあ・げる [4][0] 【誉め上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ほめあ・ぐ
さかんにほめる。ほめたたえる。称揚する。

ほめく

ほめ・く 【熱く】 (動カ四)
〔火(ホ)めくの意〕
(1)ほてる。熱する。「まだ湯上がりの顔―・く,汗の額や肩たるく/浄瑠璃・五人兄弟」
(2)欲情をもよおす。情事をする。男女がいちゃつく。「夜の更けぬ内―・いてしまお/浄瑠璃・苅萱桑門」

ほめことば

ほめことば [3] 【誉め言葉・褒め詞】
(1)ほめて言う言葉。
(2)歌舞伎で,俳優の風貌や技芸を称賛する言葉。江戸時代には一時舞台上の演技を中止して,定められた観客が花道に立ってほめる習慣があった。

ほめごろし

ほめごろし [0] 【誉め殺し】
ほめちぎることで,相手を不利な状況におとしいれたり,意欲を失わせたりすること。

ほめそやす

ほめそや・す [4][0] 【誉めそやす】 (動サ五[四])
さかんにほめる。しきりにほめる。ほめたてる。「口々に―・す」

ほめたたえる

ほめたた・える [5][0] 【誉め称える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ほめたた・ふ
さかんにほめる。称賛する。「勇気を―・える」

ほめたてる

ほめた・てる [4][0] 【誉め立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ほめた・つ
さかんにほめる。ほめそやす。「口をそろえて―・てる」

ほめちぎる

ほめちぎ・る [4][0] 【誉めちぎる】 (動ラ五[四])
最大限にほめる。絶賛する。「最高の演奏だと―・る」

ほめなす

ほめな・す 【誉めなす】 (動サ四)
ことさらにほめる。「愚かなる人は,…己が好む方に―・すこそ/徒然 143」

ほめる

ほ・める [2] 【誉める・褒める】 (動マ下一)[文]マ下二 ほ・む
(1)高く評価していると,口に出して言う。たたえる。「よく頑張ったと―・められる」「上手な字だとみんなが―・める」
(2)祝う。祝福する。「真木柱―・めて造れる殿のごといませ母刀自面(オメ)変はりせず/万葉 4342」
〔(2)が原義〕

ほめる

ほめる【褒める】
praise;→英和
admire.→英和
…を褒めちぎる praise…to the skies.褒むべき admirable.→英和
…を褒めたたえて in praise of….

ほもじ

ほもじ 【ほ文字】
〔女房詞〕
干(ホ)し飯(イイ)。[御湯殿上(文明九)]

ほもめん

ほもめん [2] 【帆木綿】
帆布用の丈夫な綿布。テントなどにも用いる。

ほや

ほや【火屋】
[ランプの]a (lamp) chimney.

ほや

ほや [1] 【火屋・火舎】
(1)石油ランプ・ガス灯の火をおおい包むガラス製の筒。
(2)香炉・手あぶり・煙草(タバコ)盆の火入れの上部を覆う網状のふた。また,香炉。

ほや

ほや [1] 【海鞘・老海鼠】
海鞘(ホヤ)綱の原索動物の総称。すべて海産。単体または群体をなす。単体のものは球形または卵形で硬い被嚢(ヒノウ)でおおわれ,体の下端で岩などに固着する。上端に入水孔と出水孔があり,食物を水とともに吸入する。雌雄同体。幼生はオタマジャクシに似て浮游生活をし,尾に脊索がある。単体で,食用とするマボヤ・アカホヤ,群体をなすイタボヤなど多くの種類がある。

ほや

ほや 【穂屋】
薄(ススキ)の穂で葺(フ)いた屋根。また,その家。「雪散るや―の薄の刈り残し(芭蕉)/猿蓑」

ほや

ほや 【寄生】
ヤドリギの古名。[和名抄]

ほやく

ほやく [0] 【帆役】
(1)室町時代,帆の反数(タンスウ)に応じて船に課せられた税。
(2)帆を操作する役目の水主。

ほやく

ほやく [0] 【補薬】
漢方で,補法に用いる薬剤。「瀉薬を飲みて―を服するが如し/沙石(五・古活字本)」

ほやけ

ほやけ 【火焼け】
(1)火事。火災。「童謡(ワザウタ)亦衆(オオ)し。日々夜々―の処多し/日本書紀(天智訓)」
(2)火にやけたような赤黒いあざ。[日葡]

ほやけじぞう

ほやけじぞう [4] 【火焼け地蔵】
火災・やけどに霊験のあるという地蔵。

ほやす

ほや・す 【吼やす】 (動サ四)
ほえるようにする。泣かせる。「秘蔵の忰(セガレ)を何故(ナゼ)―・いた/狂言・縄綯(三百番集本)」

ほやほや

ほやほや
〜の hot;→英和
steaming;fresh <from school> ;→英和
brand-new.

ほやほや

ほやほや
■一■ [0] (名・形動)[文]ナリ
(1)温かくて湯気などが立っていたり,柔らかそうであったりする・こと(さま)。「できたて―の饅頭(マンジユウ)」
(2)その状態になって間もない・こと(さま)。「新婚―だ」
■二■ [1] (副)
(1)肌に柔らかく感ずるさま。「春風の―と吹くに,心ものどのどとして/玉塵抄」
(2)顔などがぽちゃぽちゃしているさま。「うるはしき新造の,―といたいけなるは/評判記・色道大鏡」

ほゆ

ほ・ゆ 【吠ゆ・吼ゆ】 (動ヤ下二)
⇒ほえる

ほゆう

ほゆう [0] 【保有】 (名)スル
自分のものとして持っていること。「国民として―する権利と義務」「正貨―高」

ほゆう

ほゆう【保有】
retention.→英和
〜する possess;→英和
retain;→英和
keep.→英和
‖保有物(株) holdings.

ほゆうまい

ほゆうまい [0] 【保有米】
農家が自分で消費するために保有している米。農家保有米。

ほよ

ほよ 【寄生】
ヤドリギの古名。「あしひきの山の木末(コヌレ)の―取りて/万葉 4136」

ほよう

ほよう [0] 【歩揺】
〔歩くたびに揺れるところから〕
古代中国で,女性の髪飾り・かんざしの類。

ほよう

ほよう [0] 【保養】 (名)スル
(1)からだを休めて健康を増進すること。
(2)美しいものを見たりして心をたのしませること。「目の―をする」

ほよう

ほよう【保養】
a rest (休息);→英和
recreation (気晴らし);→英和
recuperation (病後の).〜する take a rest;recover one's health.‖保養地 a health[holiday]resort.

ほようじょ

ほようじょ [0][4] 【保養所】
保養{(1)}のための施設。

ほようち

ほようち [2] 【保養地】
保養{(1)}に適した土地。

ほよく

ほよく [0][1] 【輔翼】
助けること。補佐。

ほら

ほら [2][1] 【洞】
(1)中がうつろな穴。ほらあな。洞窟。
(2)谷。渓谷。[新撰字鏡]

ほら

ほら [1] (感)
注意をうながす時などに用いる語。そら。それ。「―,見てごらん」「―,みたことか」

ほら

ほら
Look!/There!/Listen!

ほら

ほら【法螺】
(1)[貝] <blow> a triton[conch].(2) a brag;→英和
a boast.→英和
〜を吹く <俗> talk big;brag.‖法螺話し a fish story.法螺吹き a brag;a braggart;a boaster.

ほら

ほら [1][2] 【法螺】
■一■ (名)
(1)「法螺貝{(1)}」に同じ。
(2)「法螺貝{(2)}」に同じ。
(3)大げさに言うこと。大げさなうそ。誇張した自慢。
■二■ (形動ナリ)
もうけなどが意外に多いさま。「―なる金銀まうくる故なり/浮世草子・永代蔵 4」

ほら=を吹く

――を吹・く
(1)法螺貝を吹き鳴らす。
(2)大げさなうそを言う。また,大言をはく。

ほらあな

ほらあな [0] 【洞穴】
洞(ホラ)。洞穴(ドウケツ)。洞窟(ドウクツ)。

ほらあな

ほらあな【洞穴】
a cave.→英和

ほらがい

ほらがい [2] 【法螺貝・吹螺・梭尾貝】
(1)海産の巻貝。貝殻が大きく,殻高約40センチメートル,紡錘形で殻口が大きい。殻表はほぼ平滑で,淡黄褐色の地に暗褐色の斑が多数散在する。肉は食用。紀伊半島以南に分布。ほら。ほらのかい。琉球法螺。陣貝。
(2){(1)}の殻頂を切って歌口をつけ,吹き鳴らすようにしたもの。軍陣で進退の合図に用い,また山伏が山中に入るとき,猛獣を追い払うのに吹いた。法螺。ほらのかい。
法螺貝(1)[図]

ほらがとうげ

ほらがとうげ 【洞ヶ峠】
(1)京都府八幡市と大阪府枚方(ヒラカタ)市の境にある峠。海抜63メートルにすぎないが,淀川・天王山が眺望できる。山崎の合戦で筒井順慶が明智勢に味方するかどうか戦況をながめていたという言い伝えで知られる。
(2)〔(1)の筒井順慶の故事から〕
有利な方へつこうと形勢をみること。二股膏薬。日和見。「―をきめこむ」

ほらぐち

ほらぐち [2][0] 【洞口】
主として茶室で,床脇を広くみせるために床の間と床棚との境の壁に設けた開口部。縁は壁土で塗り回す。

ほらだんしゃく

ほらだんしゃく 【法螺男爵】
法螺男爵として名高いミュンヒハウゼンの体験談を基にした冒険譚の主人公。1785年,ドイツ人 E =ラスペが英語で出版したものを,翌年 A =ビュルガーが一三編を加え洗練されたドイツ語で翻案出版し,嘘物語の代表作となった。

ほらどこ

ほらどこ [0] 【洞床】
床の間の形式の一。床の間口より内部の方が広く,洞の形をとる床。主に茶室に用いられる。

ほらのかい

ほらのかい 【法螺の貝】
「法螺貝(ホラガイ)」に同じ。

ほらのみや

ほらのみや 【保良宮】
奈良時代末期,藤原仲麻呂によって近江国滋賀郡石山付近に設けられた離宮。平城京との位置関係から北京とも呼ばれた。

ほらふき

ほらふき [2] 【法螺吹き】
物事を大げさに言う人。

ほらほら

ほらほら [1] (副)
(1)炎や湯気などがゆれ動くさま。「―と燃ゆる火の暎(ウツ)りて/いさなとり(露伴)」
(2)着物の裾(スソ)がひらひらと返るさま。ひらひら。「裾も―踏み返す/浄瑠璃・先代萩」
(3)ゆっくりとある状態になってゆくさま。「塢(ドテ)の桜も―と咲初めたるよし/人情本・清談若緑」
(4)中が空虚であるさま。「内は―,外はすぶすぶ/古事記(上)」

ほり

ほり【彫り】
engraving.〜の深い顔 a clear-cut face.

ほり

ほり [1] 【捕吏】
罪人をつかまえる役人。とりて。

ほり

ほり【堀】
a moat;→英和
a ditch (みぞ).→英和

ほり

ほり [2] 【堀・濠・壕】
(1)地面を掘って水を通したもの。堀割。
(2)地面を深く掘って敵の侵入を防ぐ防御施設としたもの。必要に応じて水をたたえたりする。

ほり

ほり 【堀】
姓氏の一。

ほり

ほり [2] 【彫り】
(1)彫ること。彫りあげた出来ばえ。「人形の―具合」
(2)彫り刻まれたような凹凸(オウトツ)。「―の深い顔」

ほりあげ

ほりあげ [0] 【彫(り)上げ】
彫刻で,模様や文字を高く残して地を低く彫ること。浮き彫り。陽刻。
⇔彫り込み

ほりあげる

ほりあ・げる [0][4] 【彫(り)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ほりあ・ぐ
(1)浮き彫りにする。「模様を―・げる」
(2)彫り終える。

ほりあしるい

ほりあしるい [4] 【掘足類】
軟体動物門の一綱。細長い角笛状の殻をもち,長さ6.5〜12.5センチメートル。殻口から足を出して海底を掘り,砂中に斜めに立つ。雌雄異体。ツノガイが代表。くっそく類。

ほりあてる

ほりあ・てる [0][4] 【掘(り)当てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ほりあ・つ
(1)掘って埋蔵物を探しあてる。「金鉱を―・てる」
(2)隠れていた貴重なものを探しあてる。「優秀な人材を―・てる」

ほりあてる

ほりあてる【掘り当てる】
strike;→英和
find.→英和

ほりいど

ほりいど [3][0] 【掘(り)井戸】
地面を掘って作った井戸。

ほりえ

ほりえ [0] 【堀江】
(1)掘って水を通した川。運河。疎水。
(2)難波の堀江のこと。仁徳天皇の時に開削された堀江で,後の天満川(現在の大川)にあたるとされる。((歌枕))「―より水脈(ミオ)さかのぼる梶の音の/万葉 4461」

ほりお

ほりお ホリヲ 【堀尾】
姓氏の一。

ほりおこす

ほりおこす【掘り起こす】
dig[turn]up.

ほりおこす

ほりおこ・す [4][0] 【掘り起(こ)す】 (動サ五[四])
(1)掘って土を起こす。掘り返す。「畑を―・す」
(2)掘って地中にあるものをとり出す。掘り出す。「木の根を―・す」
(3)隠れていたり注目されていなかった物や事柄を見つけて表面に出す。「野に埋もれた人材を―・す」
[可能] ほりおこせる

ほりおよしはる

ほりおよしはる ホリヲ― 【堀尾吉晴】
(1543-1611) 安土桃山時代の武将。豊臣家三中老の一人。関ヶ原の戦いでは東軍につき,出雲・隠岐二四万石に加増移封。

ほりかえす

ほりかえ・す [3][0] 【掘(り)返す】 (動サ五[四])
(1)土を掘って下の方の土を上に出す。「畑を―・す」
(2)一度掘ったところを再び掘る。いったん埋めたところをもう一度掘る。「道を―・す」「墓を―・す」
(3)一度決着のついた問題を再び取り上げる。「忘れられた事件を―・す」
[可能] ほりかえせる

ほりかえす

ほりかえす【掘り返す】
dig up.

ほりかねのい

ほりかねのい 【堀兼の井】
武蔵野の名所として知られた井戸。現在の埼玉県狭山市,堀兼神社の境内に跡が保存されている。((歌枕))「武蔵なる―の底を浅み思ふ心をなににたとへむ/古今六帖 2」

ほりかわ

ほりかわ [2] 【堀川】
運河。疎水。堀江。

ほりかわ

ほりかわ 【堀川】
京都市中央部を南流する川。賀茂川から分流し,南区上鳥羽南東で鴨川に合する。

ほりかわいん

ほりかわいん 【堀川院】
堀川の東にあった藤原基経の邸。

ほりかわがくは

ほりかわがくは 【堀川学派】
〔伊藤仁斎の邸が京都堀川の東にあったのでいう〕
古義学派の別名。

ほりかわじゅく

ほりかわじゅく 【堀川塾】
江戸時代,京都堀川に伊藤仁斎が開いた塾。堀川学校。古義堂。

ほりかわてんのう

ほりかわてんのう ホリカハテンワウ 【堀河天皇】
(1079-1107) 第七三代天皇(在位 1086-1107)。名は善仁(タルヒト)。白河天皇第二皇子。白河上皇の院政が行われたが,自ら政務に励み賢王と称された。

ほりかわなみのつづみ

ほりかわなみのつづみ ホリカハ― 【堀川波鼓】
人形浄瑠璃。世話物。近松門左衛門作。1707年初演。鳥取の藩士小倉彦九郎の妻お種は,夫の江戸詰めのさびしさから宮地源右衛門と不義を犯すが,帰国した夫に会ったのち自害する。彦九郎は妻敵討(メガタキウチ)を果たす。近松三大姦通物の一。

ほりかわひゃくしゅ

ほりかわひゃくしゅ ホリカハ― 【堀河百首】
和歌集。康和年間(1099-1104)頃成立。堀河天皇の召しにより,藤原公実が企て,源俊頼が勧進したという。藤原公実・源俊頼のほか,当時の代表歌人,大江匡房・藤原基俊など一六人の,立春・子日(ネノヒ)以下一〇〇題の百首歌を収める。勅撰集に二五〇余首が撰入され,また歌合(ウタアワセ)の証歌としても重んじられて,以後の組題百首の規範となった。堀河院御時百首和歌。堀河院初度百首。堀河院太郎百首。

ほりき

ほりき 【塹】
城の周囲の堀。「―を隔てて橋を引きてけり/今昔 16」

ほりきそしょう

ほりきそしょう 【堀木訴訟】
1970年(昭和45)堀木文子が,障害福祉年金と児童扶養手当の併給禁止は憲法二五条の生存権の保障および一四条の平等保障原則に違憲するとして提訴した事件。73年,児童扶養手当法の改正により,併給は認められた。

ほりきょうあん

ほりきょうあん 【堀杏庵】
(1585-1642) 江戸初期の儒医。近江の人。儒学を藤原惺窩(セイカ),医を曲直瀬(マナセ)正純に学ぶ。安芸藩,次いで尾張藩に仕え法眼に進む。晩年,幕命により江戸に出て大名諸家の系図を編纂(ヘンサン)。

ほりきり

ほりきり [0] 【堀切り】
地を掘って切り通した堀。

ほりくび

ほりくび 【堀頸】
生きたまま地中に埋めて首を斬る刑。「源氏世に出でて後は,長田を―にせらるるか/平治(下)」

ほりぐち

ほりぐち 【堀口】
姓氏の一。

ほりぐちだいがく

ほりぐちだいがく 【堀口大学】
(1892-1981) 詩人。東京生まれ。慶大中退。詩作とともにフランス文学の訳業により大正中期から昭和初期の文壇に新風を吹き込んだ。詩集「月光とピエロ」「砂の枕」,訳詩集「月下の一群」など。

ほりこしくぼう

ほりこしくぼう 【堀越公方】
足利政知(アシカガマサトモ)の通称。足利義政は幕命にそむいて下総古河に拠った足利成氏(古河公方)に対抗して,関東の主として弟政知を下向させたが,政知は鎌倉に入れず,伊豆堀越に居館を構えて,一生を終えたので,この名がある。

ほりこみ

ほりこみ [0] 【彫(り)込み】
彫刻などで,模様や文字を低く,地を高く彫ること。陰刻。
⇔彫り上げ

ほりこむ

ほりこ・む [0][3] 【掘(り)込む】 (動マ五[四])
内側へ深く掘る。「砂浜を―・んで大型船が接岸できる港を作る」

ほりこむ

ほりこ・む [0][3] 【彫(り)込む】 (動マ五[四])
物の表面を彫って,文字・図形などをしるす。きざみつける。「石像の裏に石工の名が―・んである」
[可能] ほりこめる

ほりごたつ

ほりごたつ [3] 【掘り炬燵】
床を切って炉を作り腰掛けるようにしてあたるこたつ。切りごたつ。据えごたつ。

ほりさげ

ほりさげ [0] 【掘(り)下げ】
掘り下げること。「問題点の―が足りない」「―が浅い」

ほりさげる

ほりさげる【掘り下げる】
dig down;[問題を]probe <into> ;→英和
investigate.→英和

ほりさげる

ほりさ・げる [4][0] 【掘(り)下げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ほりさ・ぐ
(1)地面を深く掘る。「地下壕を深く―・げる」
(2)深く突っ込んで考える。深く究明する。「―・げて考える」

ほりし

ほりし [2] 【彫(り)師】
彫り物師。

ほりす

ほり・す 【欲す】 (動サ変)
〔動詞「欲(ホ)る」の連用形にサ変動詞「す」の付いた語〕
ほしがる。望む。「国の遠かば汝(ナ)が目―・せむ/万葉 3383」

ほりたつお

ほりたつお 【堀辰雄】
(1904-1953) 小説家。東京,麹町生まれ。東大卒。「驢馬(ロバ)」同人。芥川竜之介に師事。西欧心理主義文学に親しみ,知的抒情と死を凝視した繊細な心理分析にすぐれた。代表作「聖家族」「美しい村」「風立ちぬ」「菜穂子」

ほりたつのすけ

ほりたつのすけ 【堀達之助】
(1823-1894) オランダ通詞。肥前の人。英語研究の先覚者。1862年わが国最初の英語辞典「英和対訳袖珍(シユウチン)辞典」を発行。

ほりたて

ほりたて 【掘り立て】
ほったて。「―ノ家/日葡」

ほりたてる

ほりた・てる [0][4] 【掘(り)立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ほりた・つ
(1)盛んに掘る。「あちこちを―・てる」
(2)土を掘って柱などをたてる。また,植物などを,掘り移す。「―・てたる柱を,えいやえいやと引くに/太平記 14」

ほりだしもの

ほりだしもの【掘出し物(をする)】
(make) a find;→英和
(pick up) a bargain;→英和
(make) a good buy.

ほりだしもの

ほりだしもの [0] 【掘(り)出し物】
偶然手に入れためずらしい品。安価で手に入れたもの。「骨董屋で―を見つける」

ほりだす

ほりだす【掘り出す】
dig out;excavate (発掘).→英和

ほりだす

ほりだ・す [3][0] 【掘(り)出す】 (動サ五[四])
(1)地中に埋もれたものを掘って出す。「石を―・す」
(2)めずらしい品物を偶然手に入れる。貴重なものを特別に安い値段で買う。「古本屋で珍本を―・す」
[可能] ほりだせる

ほりつける

ほりつ・ける [0][4] 【彫(り)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ほりつ・く
金属・木・石などを彫って模様・文字をそこに残す。きざみつける。彫り込む。「万年筆に名前を―・ける」

ほりづり

ほりづり [0] 【堀釣(り)】
釣り堀でする釣り。

ほりどい

ほりどい [0][2] 【彫り樋】
丸木をくりぬいてつくった樋。

ほりぬき

ほりぬき [0] 【掘(り)抜き】
「掘り抜き井戸」の略。

ほりぬきいど

ほりぬきいど【掘抜き井戸】
an artesian well.

ほりぬきいど

ほりぬきいど [5] 【掘(り)抜き井戸】
地下を深く掘って,地下水をわき出させた井戸。

ほりぬく

ほりぬく【掘り抜く】
bore.→英和

ほりぬく

ほりぬ・く [0][3] 【彫り貫く】 (動カ五[四])
木などを刻んで穴を通す。くりぬく。「小刀で―・く」

ほりぬく

ほりぬ・く [0][3] 【掘(り)抜く】 (動カ五[四])
深く掘って穴を作る。「四尺ばかりの深さに―・いて/草枕(漱石)」

ほりぬり

ほりぬり [0] 【彫(り)塗り】
日本画の彩色法。最初にひいた描線を塗りつぶさずにこれを生かして彩色する技法。

ほりのうち

ほりのうち [3] 【堀の内】
(1)中世在地領主の屋敷地内。
(2)城下町の堀の内側に形成された町。地名として残っている所が多い。

ほりのうち

ほりのうち 【堀内】
姓氏の一。

ほりのうちせんかく

ほりのうちせんかく 【堀内仙鶴】
(1675-1748) 江戸中期の茶人・俳人。茶家堀内家の祖。江戸で水間沽徳に俳諧を学び,のち京都に出て表千家六代原叟宗左に学んで茶家として立つ。

ほりばくすい

ほりばくすい 【堀麦水】
(1718-1783) 江戸中期の俳人・実録作者。名,堀長。金沢の人。五々門,のち麦浪門。俳諧中興運動の中,支麦(シバク)の俗調を嫌い,初期蕉風への復帰を提唱。著「新虚栗(シンミナシグリ)」「俳諧蒙求」

ほりばた

ほりばた [0] 【堀端】
堀のふち。堀の岸辺。

ほりぶね

ほりぶね [0] 【彫(り)舟】
丸太をくりぬいた舟。丸木舟。

ほりべ

ほりべ 【堀部】
姓氏の一。

ほりべやすべえ

ほりべやすべえ 【堀部安兵衛】
(1670-1703) 赤穂浪士の一人。本姓中山。名は武庸。堀部弥兵衛金丸の養子。菅野六左衛門を助けた高田馬場の決闘で有名。

ほりべやへえ

ほりべやへえ 【堀部弥兵衛】
(1627-1703) 赤穂浪士の一人。名は金丸。浅野家の江戸留守居。義士の最年長者。

ほりぼう

ほりぼう [0] 【掘(り)棒】
根菜類を掘り出したり,雑穀類の種穴を掘る道具。細長い棒の一端を薄く平たくしたものが多く,最も古い農具とされる。

ほりめ

ほりめ [0][3] 【彫(り)目】
のみ・彫刻刀などでほりきざんだ跡。

ほりめぐらす

ほりめぐら・す [0][5] 【掘り回らす】 (動サ五[四])
(1)周囲を掘る。掘り回す。「空堀を―・す」
(2)そのあたり一帯を縦横に掘る。「地下に避難路を―・す」

ほりもの

ほりもの [3][0] 【彫(り)物】
(1)彫刻したもの。また,その技術。
(2)入れ墨。「背中に―がある男」

ほりもの

ほりもの【彫物】
(1) a carving;a sculpture.→英和
(2) ⇒入れ墨.
‖彫物師 a carver;a sculptor.

ほりものし

ほりものし [4] 【彫(り)物師】
(1)彫刻を業とする人。
(2)入れ墨をほることを業とする人。

ほりゅう

ほりゅう [0] 【補流】
海水が他の場所へ移ったあとへ,そこを補うように入り込んでくる海水の流れ。

ほりゅう

ほりゅう [0] 【保留】 (名)スル
そのままの状態でおさえとどめておくこと。特に,その場ですぐに決めたり実行したりせずにのばすこと。「態度を―する」

ほりゅう

ほりゅう【保留(付で)】
(with) reservation(s).→英和
〜する reserve;→英和
defer (延期).→英和

ほりゅう

ほりゅう [0] 【蒲柳】
〔「蒲柳」はカワヤナギの意。カワヤナギの葉は早く落ちるところから〕
ひよわなこと。虚弱。

ほりゅうのしつ

ほりゅうのしつ [0][6] 【蒲柳の質】
体がほっそりしていて病気になりやすい弱々しい体質。

ほりょ

ほりょ [1] 【捕虜】
戦争などで,敵に捕らえられた者。とりこ。俘虜(フリヨ)。

ほりょ

ほりょ【捕虜】
a prisoner of war <POW> ;a captive.→英和
〜にする take <a person> prisoner.‖捕虜収容所 a prison camp.

ほりょく

ほりょく [0] 【補力】
淡く仕上がったネガ画像に銀粒子などを付着させて濃度を高め焼き付けを可能にすること。
⇔減力

ほりわり

ほりわり [0] 【掘割】
地面を掘って水を通した所。堀。

ほりわり

ほりわり【掘割】
a canal.→英和

ほる

ほる【掘る】
dig;→英和
excavate;→英和
burrow;→英和
sink <a well> .→英和
トンネルを〜 make a tunnel <in,through> .→英和

ほる

ほ・る [1] 【掘る】
■一■ (動ラ五[四])
(1)土などを除いて穴を作る。「庭を―・る」「井戸を―・る」
(2)地面の下にあるものをさがして取りだす。「いもを―・る」
(3)植物を根ごと取り出す。「秋の草をも―・り移して/源氏(薄雲)」
〔「掘れる」に対する他動詞〕
[可能] ほれる
■二■ (動ラ下二)
⇒ほれる(掘)
[慣用] 墓穴を―

ほる

ほ・る 【欲る】 (動ラ四)
願い望む。ほっする。「我が―・りし雨は降り来ぬ/万葉 4124」

ほる

ほ・る [0] 【放る・抛る】 (動ラ五[四])
〔「ほうる」の転〕
(1)途中でするのをやめてしまう。投げ出す。「問題がむずかしいので―・ってしまう」
(2)手をつけないで成り行きにまかせる。うち捨ててかえりみない。「めんどうなので―・っておく」
(3)投げる。無造作に投げる。ほうる。「やら腹立に門口へ―・れば/浄瑠璃・新版歌祭文」
[可能] ほれる

ほる

ほる【彫る】
carve;→英和
engrave.→英和

ほる

ほ・る [1] 【彫る】 (動ラ五[四])
〔「掘る」と同源〕
(1)きざみつける。きざむ。彫刻する。「仏像を―・る」「版木(ハンギ)を―・る」
(2)入れ墨をする。「唐獅子を―・った男」
[可能] ほれる

ほる

ほ・る 【惚る】 (動ラ下二)
⇒ほれる(惚)

ほるい

ほるい [0] 【堡塁】
⇒ほうるい(堡塁)

ほれ

ほれ [1] (感)
「ほら」に同じ。「―みたことか」

ほれい

ほれい [0] 【保冷】
低温の状態に保つこと。「―倉庫」

ほれいしゃ

ほれいしゃ [2] 【保冷車】
冷却装置をもたず,荷台を断熱構造にして冷凍食品などを低温に保ったまま運送するトラック。

ほれぐすり

ほれぐすり [3] 【惚れ薬】
飲めば,飲ました相手に恋情を催すといわれる薬。イモリの黒焼きなどが有名。
→媚薬(ビヤク)

ほれこむ

ほれこ・む [3] 【惚れ込む】 (動マ五[四])
すっかりほれる。それ以外にはないというほど夢中になる。「彼の人柄に―・んだ」
[可能] ほれこめる

ほれっぽい

ほれっぽ・い [4] 【惚れっぽい】 (形)
簡単にほれるさまである。ほれやすい。「―・い質(タチ)」

ほれで

ほれで [0] (接続)
「それで」の転。関西地方での言い方。

ほれぼれ

ほれぼれ [3][2] 【惚れ惚れ】 (副)スル
(1)あるものに心を奪われてうっとりするさま。「あで姿に―(と)見いる」「―するような声でうたう」
(2)普通の状態でなくぼんやりしているさま。ぼうぜん。「ただ―とのみおぼゆ/右京大夫集」

ほれぼれ

ほれぼれ【惚れ惚れと眺める】
gaze fondly <at> .

ほれぼれし

ほれぼれ・し 【惚れ惚れし】 (形シク)
(1)何かに心を奪われて,放心状態である。「あやしう―・しう過ぐし侍るを/源氏(柏木)」
(2)年をとってぼけている。「年は六十ばかり…―・しき事はあれど,いにしへの物をも見知りて/源氏(明石)」

ほれもの

ほれもの 【耄れ者】
おろか者。ばか者。「さて��そちどもは―や/咄本・醒睡笑」

ほれる

ほ・れる [0] 【惚れる・恍れる・耄れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ほ・る
(1)ある異性がたまらなく好きになる。…に恋をする。「おれはあのこに―・れちまったんだ」「人ニ―・ルル/日葡」
(2)人柄や技能などのすぐれていることに心をひかれる。心酔する。「社長は君の度胸のよさに―・れたのだ」
(3)(他の動詞の下に付いて)ある一つのことをよいと感じて夢中になって,他を忘れるほどになる。心を奪われる。「聞き―・れる」「見―・れる」
(4)頭がぼんやりする。また,年をとって頭がぼける。耄碌(モウロク)する。「いかなる事出で来む,と思ひ嘆きて,頬杖(ツラヅエ)をつきて―・れてゐたるを/落窪 1」

ほれる

ほ・れる [2] 【掘れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ほ・る
雨などにうがたれて低くへこむ。また,そうして根などが露出する。「溝が―・れる」「古代稀なる洪水,岸根の松柳も―・れて/浮世草子・武家義理物語 3」
〔「掘る」に対する自動詞〕

ほれる

ほれる【惚れる】
fall[be]in love <with> ;take a fancy <to> ;→英和
[感心する]be impressed <with> .

ほろ

ほろ [1] 【幌】
〔「ほろ(母衣)」と同源〕
(1)雨・風・日光などを防ぐため,乗り物に取りつけたおおい。「人力車の―を下ろす」
(2)のれん。「―は風にひるがへり/父の終焉日記」

ほろ

ほろ [1] 【母衣】
鎧(ヨロイ)の背につける幅広の布。流れ矢を防ぎ,また,旗指物の一種としても用いられた。平安時代には単に背に垂らし,時に下端を腰に結んだが,のちには竹籠(タケカゴ)を入れた袋状のものとなった。
母衣[図]

ほろ

ほろ (接頭)
名詞・形容詞などに付いて,すこし,なんとなくなどの意を表す。「―酔い」「―にがい」

ほろ

ほろ (副)
(多く「と」を伴って)
(1)涙のほろりと落ちるさま。「―と泣いたる可愛さ/浄瑠璃・平家女護島」
(2)雉(キジ)・山鳥・ほととぎすなどの鳴き声を表す語。「いづれ山ぢのほととぎす,―とないたをいつ��わすれう/浄瑠璃・吉野忠信」

ほろ

ほろ 【保呂】
「保呂羽(ホロバ)」の略。「―の風切りはいだる矢負はせて/平家 4」

ほろ

ほろ【幌】
a hood.→英和
〜付の hooded.→英和
‖(米・開拓時代の)幌馬車 a prairie schooner.

ほろう

ほろう [0] 【歩廊】
(1)社寺・宮殿建築などで,床を三和土(タタキ)・石・瓦などで仕上げた廊下。回廊。
(2)プラットホーム。「直子は―へ仰向けに倒れ,…前の方の客車でそれを見てゐた末松が直ぐ飛び下りた/暗夜行路(直哉)」

ほろうち

ほろうち [0] 【保呂打ち】
ライチョウ類やキジ・ヤマドリ類が翼を激しく動かし,空気の振動により音を発する行動。

ほろうんどう

ほろうんどう 【保路運動】
1911年の清朝の鉄道国有化令に反対する民衆蜂起。鉄道国有化により列強から六〇〇万ポンドの借款を獲得しようとした清朝に対し,湖南・湖北・広東・四川などの民衆は保路同志会を結成して闘い,辛亥革命の糸口をつくった。

ほろがや

ほろがや [2] 【母衣蚊帳】
ほろの形に作った,幼児用の小さな蚊帳。[季]夏。

ほろぐし

ほろぐし [2] 【母衣串】
ほろの中に入れる籠。ほろを風をはらんだような形にふくらませるためのもの。室町時代以降のもの。「―を抜いて入るべし/常山紀談」

ほろし

ほろし 【疿子】
湿疹の軽度のもの。ほろせ。[日葡]

ほろっと

ほろっと [2] (副)スル
感動して思わず涙を浮かべるさま。ほろりと。「思わず―させられる」

ほろつけ

ほろつけ [2] 【母衣付】
兜(カブト)の四天の鋲(ビヨウ)の下の穴から,母衣をつけるために出した紐。

ほろにがい

ほろにが・い [4] 【ほろ苦い】 (形)[文]ク ほろにが・し
いくらか苦みがある。なんとなく苦みを感ずる。「ビールは―・い味が快い」「―・い思い出」
[派生] ――さ(名)

ほろにがい

ほろにがい【ほろ苦い】
slightly bitter.

ほろば

ほろば 【保呂羽】
鳥の翼の下の毛。特に,鷹のものは矢羽として珍重した。ほろ。

ほろばしゃ

ほろばしゃ [0] 【幌馬車】
幌をかけた馬車。

ほろび

ほろび [0] 【滅び】
ほろびること。滅亡。衰亡。

ほろびき

ほろびき [0] 【母衣引き】
馬術の一。馬上で母衣を後ろに長くなびかせて地につけないように疾走すること。

ほろびる

ほろ・びる [3][0] 【滅びる・亡びる】 (動バ上一)[文]バ上二 ほろ・ぶ
(1)存在していたものがなくなる。絶える。「国が―・びる」「一族が―・びる」
(2)死ぬ。「其人の―・びたらば其国はあきなむ/平家 1」
(3)おちぶれる。「いとこと様に―・びて侍るなれば/枕草子 185」
〔「滅ぼす」に対する自動詞〕

ほろびる

ほろびる【滅びる】
fall;→英和
be ruined;perish.→英和

ほろぶ

ほろ・ぶ [2][0] 【滅ぶ・亡ぶ】
■一■ (動バ五[四])
「滅びる」に同じ。「マンモスは氷河期に―・んだ」
■二■ (動バ上二)
⇒ほろびる

ほろほろ

ほろほろ [1] (副)
(1)涙が,こぼれ落ちるさま。「―(と)涙が落ちる」
(2)雉(キジ)や山鳥などの鳴く声を表す語。「―(と)鳴く」
(3)木の葉や花などの散るさま。はらはら。「山吹が―(と)散る」「黄なる葉どもの―とこぼれ落つる,いとあはれなり/枕草子 199」
(4)人の分かれ散るさま。ばらばら。「修法の壇こぼちて―と出づるに/源氏(夕霧)」
(5)物がもろくやぶけるさま。「とかくひきしろふほどに,ほころび,―と絶えぬ/源氏(紅葉賀)」
(6)ものを食べる音を表す語。ぽりぽり。「二人して栗やなどやうのものにや,―と食ふも/源氏(宿木)」
(7)日のたけるさま。「かくて日も―とたけて/父の終焉日記」

ほろほろ

ほろほろ
〜と泣く weep;→英和
be in tears.‖ほろほろ鳥 a guinea fowl.

ほろほろちょう

ほろほろちょう [0] 【ほろほろ鳥・珠鶏】
キジ目キジ科の鳥。全長約40センチメートル。頭頸部は裸出し,頭頂に赤い突起があり,頸部に赤い肉垂れがある。全身暗灰色あるいは淡青色で多数の小白斑があるものと,全身灰白色のもののほか数亜種がある。アフリカ西部原産。肉用・愛玩用として家禽化されている。
ほろほろ鳥[図]

ほろほろ鳥

ほろほろちょう [0] 【ほろほろ鳥・珠鶏】
キジ目キジ科の鳥。全長約40センチメートル。頭頸部は裸出し,頭頂に赤い突起があり,頸部に赤い肉垂れがある。全身暗灰色あるいは淡青色で多数の小白斑があるものと,全身灰白色のもののほか数亜種がある。アフリカ西部原産。肉用・愛玩用として家禽化されている。
ほろほろ鳥[図]

ほろぼす

ほろぼす【滅ぼす】
ruin;→英和
destroy.→英和
身を〜 ruin oneself.

ほろぼす

ほろぼ・す [3] 【滅ぼす】 (動サ五[四])
(1)根絶やしにする。滅亡させる。「敵を―・す」「身を―・す」
(2)跡形もなく崩す。「道の長手を繰り畳ね焼き―・さむ天の火もがも/万葉 3724」
〔「滅びる」に対する他動詞〕
[可能] ほろぼせる

ほろみそ

ほろみそ [0][3] 【法論味噌】
焼き味噌を乾燥させて細かく刻み,ゴマ・クルミ・サンショウ・アサの実などを砕いて混ぜたもの。そのまま,またはあえ物に用いる。

ほろみそ=売りの夕立

――売りの夕立
〔夕立にあって売り物の法論味噌がすっかりだめになるように〕
物を損なうのを恐れるたとえ。

ほろむいそう

ほろむいそう [0] 【幌向草】
ホロムイソウ科の多年草。高層湿原にまれに生える。葉は線形で長くはう根茎に数個根生。夏,高さ15センチメートル内外の花茎に淡緑色の小花を数個総状につける。北海道の幌向で発見された。

ほろむしゃ

ほろむしゃ [0][3] 【母衣武者】
ほろを背負った武者。

ほろよい

ほろよい【ほろ酔いきげんである】
be tipsy.

ほろよい

ほろよい [0] 【微酔い】 (名)スル
いい気持ちになる程度に酒に酔うこと。また,その状態。

ほろよいきげん

ほろよいきげん [5] 【微酔い機嫌】
ほろ酔いで気持ちのよい状態。一杯機嫌。

ほろり

ほろり
〜とする be moved[touched] <by> .〜とさせる〔形〕moving;→英和
touching.→英和

ほろり

ほろり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)深く同情して涙を落とすさま。ほろっと。「身の上話を聞いて―と涙を流す」「観客を―とさせる感動的なシーン」「―となる」
(2)酒を飲んで軽く酔うさま。ほろっと。「―(と)酔う」
(3)軽く散り落ちるさま。はらりと。「朝顔と申す物は…夕べには―と落ちまする/狂言・呂蓮(虎寛本)」

ほろろ

ほろろ
■一■ (副)
雉(キジ)や山鳥などの鳴く声を表す語。ほろほろ。「とび立つきじの―とぞなく/古今(雑体)」
■二■ (名)
雉などが羽根を打つ音。

ほろろ=打つ

――打・つ
雉(キジ)が羽ばたきをする。また,羽ばたきをして鳴く。「さわらびあさり―・つなり/為忠集」

ほろ苦い

ほろにがい【ほろ苦い】
slightly bitter.

ほろ苦い

ほろにが・い [4] 【ほろ苦い】 (形)[文]ク ほろにが・し
いくらか苦みがある。なんとなく苦みを感ずる。「ビールは―・い味が快い」「―・い思い出」
[派生] ――さ(名)

ほろ酔いきげんである

ほろよい【ほろ酔いきげんである】
be tipsy.

ほわた

ほわた [0][1] 【穂綿】
茅(チガヤ),葦などの穂を綿の代用にしたもの。「蒲(ガマ)の―」

ほん

−ほん【白墨(ビール)二本】
two pieces of chalk (two bottles of beer).

ほん

ほん【本(を出す)】
(publish) a book.→英和

ほん

ほん 【本】
■一■ [1] (名)
□一□
(1)書物。書籍。「―を読む」「漫画の―」「書いたものを一冊の―にまとめる」
(2)脚本。台本。「キャストより,―のよしあしが問題だ」
□二□
(1)もとになるもの。もとのもの。「物語・集など書き写すに―に墨つけぬ/枕草子 75」
(2)てほん。模範。「これをこそ今生にさとりをひらく―とはまうし候へ/歎異抄」
(3)基本。根本。「人は正直を―とする事,是神国のならはせなり/浮世草子・永代蔵 4」
(4)本当であること。「徳様は何やら訳(ワケ)の悪いこと有て,たんとぶたれさんしたと聞たが,―か/浄瑠璃・曾根崎心中」
■二■ (接頭)
名詞に付く。
(1)いま現に問題にしているもの,当面のものである意を表す。「―席」「―事件」
(2)それが話している自分にかかわるものであることを表す。「―大臣」
■三■ (接尾)
助数詞。
(1)細長い物の数を数えるのに用いる。「一―杉」「棒が三―」「牛乳五―」
(2)剣道・柔道などで,技(ワザ)の数を数えるのに用いる。「三―勝負」「一―とる」
〔「さんぼん」「いっぽん」などのように,撥音に続くときは濁音に,促音に続くときは半濁音になる〕

ほん

ほん 【品】
■一■ [1] (名)
(1)古代の中国で官人に与えられていた位階。
(2)日本では,親王・内親王に与えられていた位階。一品(イツポン)から四品(シホン)まである。
(3)日本で,位階の別名。位(イ)。
■二■ (接尾)
(1)仏教で,極楽往生する者の能力・性質などを等級に分ける語。上中下に分け,さらにそれぞれを上中下に分ける。
(2)仏典の中の章・節に当たるもの。「法華経―」「方便―」

ほん−

ほん−【本−】
(1) this[our] <school> .→英和
(2)[主要な]main <building,street> ;→英和
head <office> .→英和
(3)[本当の]real <silk> ;→英和
regular <course> .→英和

ほんあい

ほんあい [0] 【本藍】
「天然藍」に同じ。

ほんあさ

ほんあさ [0] 【本麻】
まじりけのない,天然の麻糸や麻織物。

ほんあみ

ほんあみ 【本阿弥】
中世末頃から刀剣の鑑定・磨研・浄拭を家職とした家。足利将軍家と接近,京都に上り,代々法華信徒として知られる。江戸初期,光悦が出て,美術工芸全般に優れた功績を残す。

ほんあみぎれ

ほんあみぎれ 【本阿弥切】
〔一部を本阿弥光悦が所蔵していたことから〕
古今和歌集の古写本。巻一〇から巻一八に至る小形の零巻と断簡がある。宋から渡来の紙を用い,巻ごとに表現テーマを変えた小粒な文字が躍動的。小野道風筆と伝称するが,一二世紀前半の作と考えられる。

ほんあみこうえつ

ほんあみこうえつ 【本阿弥光悦】
(1558-1637) 安土桃山・江戸初期の芸術家。京都の人。号は太虚庵・自得斎・徳友斎。刀剣鑑定を中心とした家業のほかに陶芸・書画・漆芸などに天分を発揮。特に書は光悦流をひらき近衛信尹(ノブタダ)・松花堂昭乗とともに寛永の三筆といわれた。晩年徳川家康より洛北の鷹ヶ峰の地を賜り,多くの工芸家とともにいわゆる光悦村を形成し,琳派のもとを開いた。ほんなみこうえつ。

ほんあん

ほんあん [0] 【翻案】 (名)スル
小説・戯曲などの,原作を生かし,大筋は変えずに改作すること。「ハムレットを江戸時代の話に―する」「―小説」

ほんあん

ほんあん【翻案】
(an) adaptation <of> .→英和
〜する adapt.→英和

ほんあん

ほんあん 【本案】
(1) [1]
この案。
(2) [0]
訴訟において,請求の主目的ないしは中心をなす事項。

ほんあんはんけつ

ほんあんはんけつ [5] 【本案判決】
民事訴訟において,請求の当否についての判断を示す判決。
→訴訟判決

ほんい

ほんい [1] 【翻意】 (名)スル
決心を変えること。「やっとのことで―させた」「―をうながす」

ほんい

ほんい [1] 【本位】
(1)考えや行動などの基本になるもの。基準になるもの。「国民経済を―とした政治」「自分―にものを考える」
(2)貨幣制度の基準。「金―」
(3)もとの位置。もとの位。「―に復する」
(4)勲位に対して普通の位。文位。「又―ある人,これを兼ねたるも有るべし/正統記(後醍醐)」

ほんい

ほんい [1] 【品位】
律令制で,親王・内親王に与えられた位階。一品から四品まであり,それに応じた品田(ホンデン)・品封(ホンプ)を伴う。

ほんい

ほんい 【反胃】
飲食物が消化せず噫気(アイキ)や食臭がしきりに出,食物を吐く病の総称。ほに。[日葡]

ほんい

ほんい [1] 【本意】
〔古くは「ほい」とも〕
(1)本来の意図や気持ち。本当の考え。真意。「相手の―がどの辺にあるかわからない」「―から出た言葉ではない」
(2)もとからの考え。本来の望み。本懐。「―を遂げる」
(3)本当の意味。本義。
(4)和歌・連歌・能楽・俳諧用語。そのものの本来的な性質・あり方・情趣のこと。春の月はおぼろにかすむものとする類。本情。

ほんい

ほんい【本意】
one's real intention;one's original purpose.〜ならずも against one's will.

ほんい

ほんい【本位】
a standard;→英和
a basis.→英和
自己〜の self-centered;egotistic.‖品質本位 quality first.

ほんいおん

ほんいおん [3] 【本位音】
嬰(エイ)記号や変記号などで高さを変えられた音が,もとの幹音にかえされたもの。

ほんいかへい

ほんいかへい [4] 【本位貨幣】
価値が一定量の金属と関係づけられ,国家により無制限の通用力を与えられた鋳貨。

ほんいきごう

ほんいきごう [4] 【本位記号】
嬰(エイ)記号や変記号などの,変化記号を取り消す記号。音符の符頭の左側に「♮」をつけて示す。ナチュラル。
→変化記号

ほんいせいど

ほんいせいど [4] 【本位制度】
一国の通価単位に関する秩序・体系。

ほんいつ

ほんいつ [0] 【奔逸】 (名)スル
(1)走り逃げること。また非常に早く走ること。「―する馬車」
(2)自由気ままに行動をすること。「観念―」

ほんいん

ほんいん [0] 【翻印】
「翻刻(ホンコク)」に同じ。

ほんいん

ほんいん [0] 【本院】
(1)主となる院。
(2) [1]
この院。「―では往診はいたしません」
(3)上皇や法皇が二人以上いる時,最も早くから院であった人。
→新院
→中院

ほんいん

ほんいん [1] 【本員】 (代)
一人称。議員・委員・会員などが自分をさしていう語。

ほんいんぼう

ほんいんぼう ホンインバウ 【本因坊】
江戸時代,囲碁の一流派。囲碁で幕府に仕え,囲碁の家元となった。京都寂光寺の僧坊本因坊に起居した日海が囲碁の名手で,本因坊算砂(サンサ)と称したのに始まる。門人中技芸卓抜なものが名称を継承したが,1939年(昭和14)二一世秀哉が引退して後はタイトルの一つとなる。

ほんう

ほんう [1] 【本有】
〔連声して「ほんぬ」とも〕
〔仏〕
(1)三有の一。現在の生。今の生。
(2)四有の一。生まれてから,死ぬまでの間。生存している期間。

ほんうば

ほんうば [0] 【本乳母】
(守りだけをする抱き乳母に対して)授乳をする乳母。差乳母(サシウバ)。

ほんえ

ほんえ [0] 【本絵】
(町絵・浮世絵に対して)狩野派・土佐派などの正統な日本画。

ほんえい

ほんえい [0] 【本営】
総大将・司令官のいる軍営。本陣。

ほんえい

ほんえい [0] 【本影】
大きさをもつ光源からの光が物体によってさえぎられてできる影のうち,光が全く当たらないために暗くなった内側の部分。光が部分的に到達する半影と区別していう。
→半影

ほんえど

ほんえど 【本江戸】
本当の江戸言葉の意。旗本・御家人など武家階級の言葉。「正銘の江戸言といふは江戸でうまれたお歴々のつかふのが―さ/滑稽本・狂言田舎操」

ほんえん

ほんえん [0] 【本縁】
〔「ほんねん」とも〕
由来。縁起。

ほんおく

ほんおく [0] 【本屋】
建物の主要な部分。ほんや。

ほんか

ほんか [1] 【本科】
(1)その学校の本体をなす課程。
→専科
→別科
→予科
(2)話し手の所属している科。話題になっている科。この科。

ほんか

ほんか [1][0] 【本歌】
(1)和歌・連歌で,先人の歌や古歌の言葉・情趣などを踏まえて新たに歌を作った時の,その典拠となった歌。もとうた。
(2)(狂歌や俳諧に対して)本格的な和歌。正統な和歌。
(3)茶道具や茶室などで同形同系統の起源または基準となる作品。

ほんか

ほんか【本科】
a regular course.本科生 a regular student.

ほんかい

ほんかい【本懐である】
It is one's great pleasure <to do> .

ほんかい

ほんかい 【本会】
(1) [1]
この会。
(2) [0]
本式の会。

ほんかい

ほんかい [0][1] 【本懐】
本来の望み。本望。本意。「―を遂げる」「男子の―これに過ぐるものはない」

ほんかいぎ

ほんかいぎ [3] 【本会議】
(1)部会・委員会などに対して本式の会議。
(2)衆参両院において,全国会議員によって構成される会議のこと。「衆議院―」

ほんかいぎ

ほんかいぎ【本会議】
[衆議院の]a plenary session.

ほんかいどう

ほんかいどう [3] 【本街道・本海道】
江戸時代,幕府の管理する公道で,東海道・中山道・甲州・奥州・日光の五街道をさす。

ほんかく

ほんかく [0] 【本格】
本来の格式を備えていること。本式。正式。「―派」

ほんかく

ほんかく【本格的な】
real <scholar> ;→英和
genuine;→英和
standard.→英和

ほんかくしょうせつ

ほんかくしょうせつ [5] 【本格小説】
〔大正末期から昭和初期にかけての心境小説の流行を批判した中村武羅夫の造語〕
社会的現実を客観的に描くという近代小説の本来の構成を備えた小説。
→私小説

ほんかくてき

ほんかくてき [0] 【本格的】 (形動)
(1)本式にするさま。本格であるさま。「―に取り組む」「―なフランス料理」
(2)すっかりそのようになるさま。「―な冬の訪れ」

ほんかたじ

ほんかたじ [3] 【本堅地】
漆器の下地の一。砥粉(トノコ)などの粉末を練り合わせ,粘土のようにしたものに生漆を混ぜて塗った堅牢なもの。また,そのように塗った漆器。

ほんかどり

ほんかどり [0][3] 【本歌取り】
(1)和歌で,古歌の語句・発想・趣向などを取り入れて新しく作歌する手法。新古今時代に盛んに行われた。「月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身一つはもとの身にして」を本歌として,「面影のかすめる月ぞやどりける春やむかしの袖の涙に」と詠む類。
(2)連歌・俳諧の付合方法の一。和歌の本歌取りの手法を付け合いに用いたもの。

ほんかわらぶき

ほんかわらぶき [0] 【本瓦葺き】
平瓦と丸瓦を交互に用いて葺いた屋根。またはその葺き方。ほんぶき。
本瓦葺き[図]

ほんかん

ほんかん【本管】
a main (pipe).→英和
水道(ガス)の〜 a water (gas) main.

ほんかん

ほんかん 【本巻】
(1) [0]
全集などの本体となる巻。
⇔別巻
(2) [1]
この巻。この本。

ほんかん

ほんかん【本館】
a main building.

ほんかん

ほんかん 【本官】
■一■ [0] (名)
(1)見習いや臨時の雇いではなく正式に任用された官職。
(2)兼官に対し,その人の本来の官職。
(3)もとの官職。
■二■ [1] (代)
一人称。軍人・警官・公務員など,官職にあるものが自分をさしていう語。

ほんかん

ほんかん [0] 【本管】
水道・ガスなどの各家庭への供給または下水処理などのために,公道下に敷設されている,基となる太い管。

ほんかん

ほんかん 【本館】
(1) [0]
(別館・新館・分館などに対して)主となる建物。
(2) [1]
図書館・博物館などで,この館。

ほんがく

ほんがく [1] 【本学】
この学校。特に,大学についていう。

ほんがく

ほんがく [1][0] 【本覚】
〔仏〕
(1)煩悩(ボンノウ)を消して悟りに向かい始める始覚に対し,人間の心にそもそも備わっているものとしての悟り。煩悩に満ちた人間の心の中に存在している汚れない真理。
(2)日本の中古・中世の天台宗で,現実として成立している真理。
→天台本覚論

ほんがくじ

ほんがくじ 【本覚寺】
(1)神奈川県鎌倉市小町にある日蓮宗の寺。山号,妙厳山。日蓮が滞在した夷(エビス)堂の旧跡に1436年,日出が建立した。のち身延山より日蓮の遺骨を分骨し東身延と称せられる。
(2)岡山県御津町にある日蓮講門宗の本山。山号,久遠山。元禄年間(1688-1704)に建立され妙宣庵と号し,のち鹿瀬草庵と称し,ひそかに不受不施派の法灯を伝えた。1882年(明治15)に再興。96年に現寺号を公称。

ほんがくろん

ほんがくろん [4] 【本覚論】
〔仏〕 本覚の理解に関する考え。特に,日本中世天台の本覚論。
→天台本覚論

ほんがって

ほんがって [3] 【本勝手】
(1)床の間で,床の間に向かって右方に床脇棚があるもの。右勝手。
(2)茶席で,亭主の座っている点前畳(テマエダタミ)の右方に客が着座する場合をいう。右勝手。
(3)生け花で,向かって左側を長く,右側を短くする花形。右長左短の花とも。
⇔逆勝手

ほんがま

ほんがま [0] 【本窯】
(1)〔本家の窯の意〕
楽焼きで,田中長次郎を祖とする本家の窯で作られたもの。
⇔脇窯
(2)陶磁器の本焼きに用いる窯。素焼き品に釉(ウワグスリ)を施し,より高温で焼き上げる。素焼き窯・錦窯に対する称。

ほんがわ

ほんがわ [0] 【本革】
〔「ほんかわ」とも〕
合成した革でない,本物の革。

ほんがん

ほんがん【本願】
⇒本望(もう).

ほんがん

ほんがん [0][1] 【本願】
(1)本来の願い。
(2)〔仏〕
 (ア)仏・菩薩が衆生(シユジヨウ)を救済するために立てた誓願。本誓(ホンゼイ)。
 (イ)多く阿弥陀仏の四十八願,あるいは特にその内の第十八願をいう。
 (ウ)「本願主(ホンガンシユ)」に同じ。

ほんがん

ほんがん [0] 【本貫】
〔「ほんかん」とも〕
(1)律令制で,戸籍に記載された土地。
(2)本籍地。出身地。「各(オノオノ)其―姓氏を名乗りし上/露団々(露伴)」

ほんがんおうじょう

ほんがんおうじょう [5] 【本願往生】
〔仏〕 阿弥陀仏の本願によって極楽に往生すること。

ほんがんしゅ

ほんがんしゅ [3] 【本願主】
寺院の堂・塔・仏像などを創建し,法会を執行する発起人。本願。

ほんがんじ

ほんがんじ ホングワン― 【本願寺】
(1)京都市下京区堀川通にある浄土真宗本願寺派の本山。山号,竜谷山。親鸞の死後,娘の覚信尼が京都東山大谷に御影堂(ミエドウ)を建てて,遺骨と木像を安置したのに始まる。室町末期,京都山科ついで大坂石山に移ったが,織田信長のために焼失。その後一時紀伊鷺森に移ったが,1591年豊臣秀吉の寺地寄進によって現在地に堂宇を建立した。現在の堂宇は,1617年以降に新築したもの,および聚楽第・伏見城の遺構を移築したものからなる。飛雲閣・唐門などは桃山時代の代表的遺構。賢庭作とされる。本派本願寺。西本願寺。
(2)京都市下京区烏丸通にある浄土真宗大谷派の本山。一一世顕如の嗣子教如が弟准如に本願寺住職を譲り本願寺派とは別に大谷派を立て,1602年徳川家康から寺地の寄進をうけて,現在地に創建した。大谷派本願寺。東本願寺。

ほんがんじは

ほんがんじは ホングワン― 【本願寺派】
真宗十派の一。京都の西本願寺が本山。大谷派とともに親鸞の直系。曾孫である第三世覚如が,京都の親鸞の墓所を中心にして本願寺を建立。第八世蓮如が出て大いに宗勢が拡大した。第一二世准如の時,長兄教如が徳川家康の援助で東本願寺を建てたため,以後本願寺は東西両本願寺に分かれた。お西。

ほんき

ほんき [1] 【本機】
(1)中心となる機械。
(2)この機械。
(3)この飛行機。

ほんき

ほんき [0] 【本気】 (名・形動)[文]ナリ
冗談や遊びなどでない,本当の気持ち。真剣な気持ち。また,そのような気持ちであるさま。「―を出して頑張る」「彼の言ってることはどこまで―なのかわからない」

ほんき

ほんき【本気で】
seriously;→英和
in (good) earnest.〜で言っているのか Are you in earnest?/Do you really mean it[what you say]? 〜にする take <a thing> quite seriously.

ほんき=に∘する

――に∘する
人の言ったことなどを本当のことであると受けとめる。「冗談を―∘する」

ほんき=になる

――にな・る
真剣になる。「―・って怒り出す」

ほんきゅう

ほんきゅう【本給】
a basic salary.

ほんきゅう

ほんきゅう [1][0] 【本給】
諸手当などを加えない基本となる給料。基本給。本俸(ホンポウ)。

ほんきょ

ほんきょ【本拠】
the headquarters;→英和
the base (根拠地).→英和

ほんきょ

ほんきょ [1] 【本拠】
活動の主なよりどころ。また,その場所。根拠。「東京に―を置く」

ほんきょく

ほんきょく 【本局】
(1) [0]
支局に対して主となる局。
(2) [1]
郵便局・放送局・薬局などで,この局。
(3) [1]
囲碁・将棋の対局で,この局。

ほんきょく

ほんきょく【本局】
a head[main]office.

ほんきょく

ほんきょく 【本曲】
(1) [0]
邦楽のうち,尺八楽・胡弓楽・琴楽などで,本来その楽器のために作曲され,他楽器を交えずその楽器のみで奏される曲。
⇔外曲(ガイキヨク)
(2) [1]
この曲。

ほんきょち

ほんきょち [3] 【本拠地】
本拠とする場所。

ほんきん

ほんきん [0] 【本金】
(1)本当の金。純金。
(2)資本金。元金(ガンキン)。
(3)陶磁器に金付を行う絵の具のうち,純金に近いもの。王水で金を処理し,膠(ニカワ)で溶いて金泥とし,七〇〇〜八〇〇度で焼き付けたのち,瑪瑙(メノウ)の棒で磨いてつやを出す。
→水金(ミズキン)

ほんぎ

ほんぎ [1] 【本紀】
紀伝体の歴史の分類の一。帝王一代の事跡を記したもの。
→世家(セイカ)
→列伝

ほんぎ

ほんぎ [1] 【本義】
本来の意義。根本となる大事な意義。「国体の―」

ほんぎ

ほんぎ【本義】
the true[original]meaning.

ほんぎまり

ほんぎまり【本決まりになる】
be finally decided.

ほんぎまり

ほんぎまり [0] 【本決まり・本極まり】
手続きを正しくふんで最終的に決定すること。本式にきまること。「社長の決裁が下りて―になる」

ほんぎゃく

ほんぎゃく [0] 【叛逆】
〔「ほん」は慣用音〕
「はんぎゃく(反逆)」に同じ。「―ノ人トミエケルゾヤ/サントスの御作業」

ほんぎょう

ほんぎょう [0] 【本経】
基本となる経典。

ほんぎょう

ほんぎょう【本業】
⇒本職.

ほんぎょう

ほんぎょう [0] 【本業】
主とする職業。本職。
⇔副業

ほんぎょう

ほんぎょう [0] 【本行】
(1)〔仏〕 仏になるために修する根本の行法。正式の修行。
(2)(傍書・傍注に対して)文章本文。
(3)能・狂言から取り入れた歌舞伎脚本や歌謡に対し,その原作となった能・狂言のこと。また,そうした原作にのっとった演出。

ほんぎょうもの

ほんぎょうもの [0] 【本行物】
能・狂言から取り入れた歌舞伎狂言。能取り物。

ほんぎょうやき

ほんぎょうやき [0] 【本業焼】
瀬戸で,新製磁器が興ったのち,旧来の陶器をさす称。主として日用雑器が作られる。

ほんぎょく

ほんぎょく [0] 【本玉】
〔「ぎょく」は取引所で取引される証券や商品〕
取引所の帳簿に記入された物件。

ほんぎん

ほんぎん [0] 【本銀】
(1)純銀。
(2)資本金。元金。「一匁三分,―に不足出来そめ/浮世草子・永代蔵 3」

ほんくじ

ほんくじ [0] 【本籤・本鬮】
頼母子講(タノモシコウ)などで積立金の落札者を決めるくじ。

ほんくじ

ほんくじ 【本公事】
江戸時代の裁判手続き。金(カネ)公事に対する語で,利息を生じない金穀物品に関する訴訟をいう。
⇔金公事

ほんくにもち

ほんくにもち 【本国持】
江戸時代,国持の中で一国以上を領有したもの。前田・島津・毛利・池田(備前)・池田(因幡(イナバ))・蜂須賀・黒田・浅野・山内・宗の一〇家。

ほんぐ

ほんぐ 【反故・反古】
「ほご(反故)」に同じ。

ほんぐう

ほんぐう [3] 【本宮】
神霊を他に分けてまつった時の,もとの神社。特に,熊野本宮(熊野三社)をさしていうことがある。本社。もとみや。
⇔別宮

ほんぐみ

ほんぐみ [0] 【本組(み)】
(1)活版印刷で,棒組みの校正の終わったものを本式にページに組むこと。ページ組み。
(2)江戸時代の町火消しの組の名。四十八組の一。

ほんぐもり

ほんぐもり [0] 【本曇(り)】
降水はないが,全天雲におおわれている状態。

ほんぐん

ほんぐん 【本軍】
(1) [0]
主力となる軍隊。
(2) [1]
この軍。

ほんけ

ほんけ【本家】
the head house[family];the original maker (製造元).

ほんけ

ほんけ [0][1] 【本卦】
(1)生まれた年の干支(エト)。
(2)本人の生まれ年の干支をもとに算木で占う占い。
(3)「本卦還(ホンケガエ)り」の略。

ほんけ

ほんけ [1] 【本家】
(1)一門・一族の主となる家筋。おおもとの家筋。
(2)分家から見て,分かれ出たもとの家。
⇔分家
⇔末家
(3)荘園の領家(領主)の上にある名義上の荘園領所有者。

ほんけ

ほんけ [1] 【本化】
〔仏〕 日蓮宗で,本地仏,すなわち久遠実成(クオンジツジヨウ)の仏の教化をいう。

ほんけい

ほんけい 【本渓】
中国,遼寧省東部の都市。鉄・石炭の産地を控え鉄鋼業が発達。旧称,本渓湖。ペンシー。

ほんけい

ほんけい [0] 【本系】
本当の系統。本来の系統。

ほんけいちょう

ほんけいちょう [0] 【本系帳】
奈良時代後期以降,各氏族に造進させた氏族系譜。761年のものが最も早い。799年のものは814年に「新撰姓氏録(シヨウジロク)」としてまとめられた。

ほんけがえり

ほんけがえり [4] 【本卦還り・本卦帰り】
干支が一回りして生まれた年と同じ干支の年が再びめぐってくること。すなわち,数え年で六一歳になること。還暦。

ほんけほんもと

ほんけほんもと [1] 【本家本元】
本家を強調して言う語。おおもと。

ほんけん

ほんけん [0] 【本絹】
まじりけのない絹糸・絹織物。

ほんけん

ほんけん [0] 【本拳】
拳の一種。二人が対座して互いに右手の五指をすばやく屈伸させ,両方の出した指数の合計を先に言い当てた者を勝ちとする。長崎拳。

ほんけん

ほんけん [0] 【本間】
(1)曲尺(カネジヤク)で,六尺(約1.82メートル)の長さをいう。
(2)屏風・和琴・箏(ソウ)などの長さで正式のもの。屏風・和琴では六尺,箏では六尺五寸のもの。

ほんけん

ほんけん [1] 【本件】
この件。この事件。「―は原審差し戻しとする」

ほんけん

ほんけん [0] 【本権】
事実上の関係である占有を法律上正当づける権利。所有権・地上権・質権・賃借権など。占有すべき権利。
→占有権

ほんけんちく

ほんけんちく【本建築】
a permanent building.

ほんけんちく

ほんけんちく [3] 【本建築】
間に合わせでない,本式の建築。本普請。

ほんげつ

ほんげつ【本月】
⇒今月.

ほんげつ

ほんげつ [1] 【本月】
この月。今月。

ほんげん

ほんげん [3][0] 【本源】
おおもと。みなもと。根源。

ほんげんてきしょうけん

ほんげんてきしょうけん [0] 【本源的証券】
赤字主体が発行する債務証書。第一次証券。直接証券。
→間接証券

ほんげんてきせいさんようそ

ほんげんてきせいさんようそ [11] 【本源的生産要素】
生産された資本あるいは資本財を除いた生産要素。おもに土地と労働をさす。

ほんげんてきちくせき

ほんげんてきちくせき [0] 【本源的蓄積】
⇒原始的蓄積(ゲンシテキチクセキ)

ほんげんぷく

ほんげんぷく [3] 【本元服】
半元服に対する本式の元服で,前髪を落として月代(サカヤキ)を剃(ソ)ること。元服。

ほんげんマグマ

ほんげんマグマ [5] 【本源―】
すべてのマグマの起源となる初生マグマ。本源マグマが分化することにより多様なマグマを生じる。

ほんこ

ほんこ 【本子】
(1)実子。本当の子。「その―より己れをば大切にせしかひもなく/浄瑠璃・二枚絵草紙(中)」
(2)江戸時代,色子(イロコ)などに対し,舞台に立って芝居する若衆。舞台子。「耳すこし小さくて,―には仕たてがたし/浮世草子・胸算用 4」

ほんこう

ほんこう [0] 【本坑】
鉱山の主となる坑道のあるところ。また,その坑道。

ほんこう

ほんこう 【本校】
(1) [0]
(分校に対して)主となる学校。
⇔分校
(2) [1]
この学校。

ほんこう

ほんこう [0] 【本工】
(臨時工・社外工に対して)本社に常用労働者として直接雇用された者。常用工。

ほんこう

ほんこう【本校】
the principal school (分校に対し);this[our]school (当校).

ほんこう

ほんこう 【本行】
(1) [0]
本店にあたる銀行。
(2) [1]
(自分たちが勤める)この銀行。

ほんこう

ほんこう [0] 【本香】
香道の組香で,名を明らかにしないで炷(タ)く香木。連衆はこの聞きにより答えを出す。

ほんこう

ほんこう [0] 【本甲】
本物のべっこう。「馬爪のさし櫛も世にある人の―ほどには嬉しがりし物なれども/われから(一葉)」

ほんこうしゃくげ

ほんこうしゃくげ ホンカウ― [5] 【本高迹下】
天台宗で,仏が菩薩となる場合のように,本体としてはより高位の存在が低いものの形をとって現れること。

ほんこく

ほんこく [0] 【翻刻】 (名)スル
(1)写本や刊本を,そのままの内容で,新たに木版または活版で刊行すること。翻印。
(2)外国の刊本を,そのままの内容で新たに刊行すること。

ほんこく

ほんこく【翻刻する】
reprint.→英和
翻刻書 a reprint.→英和

ほんこくじ

ほんこくじ 【本圀寺】
京都市山科区にある日蓮宗の寺。山号,大光山。日蓮宗四大本山の一。日蓮が住んだ鎌倉松葉ヶ谷の法華堂に始まる。1345年日静が京都に移転。1536年天文の法乱で焼かれたがのち下京区柿本町に再興。1969年(昭和44)現在地に移る。

ほんこくぼん

ほんこくぼん [0] 【翻刻本】
翻刻して刊行した本。

ほんご

ほんご 【反故・反古】
「ほご(反故)」に同じ。

ほんごう

ほんごう [1][0] 【本郷】
(1)その人の生まれた土地。故郷。
(2)一郡の中で,中心になった所。また,郡司の庁があった所。もとむら。

ほんごう

ほんごう ホンガウ 【本郷】
姓氏の一。

ほんごう

ほんごう ホンガウ 【本郷】
(1)東京都文京区の南東部の地区。旧区名。住宅地。東京大学がある。
(2)東京大学の俗称。

ほんごうしん

ほんごうしん ホンガウ― 【本郷新】
(1905-1980) 彫刻家。北海道生まれ。高村光太郎に師事。新制作派協会彫刻部創設に参加。戦没学生記念像「わだつみのこえ」などを制作。

ほんごうそう

ほんごうそう ホンガウサウ [0] 【本郷草】
〔三重県楠町本郷で発見されたことから〕
ホンゴウソウ科の腐生小草本。暖地の林中にまれに生える。葉緑がなく全体に紫褐色。高さ約7センチメートル。葉は鱗片状。七〜一〇月,頂に総状花序を立て,上部に雄花,下部に雌花をつける。

ほんごく

ほんごく【本国】
one's own country.本国政府 the home government.

ほんごく

ほんごく [0] 【本石】
江戸時代,関東・東海の国々に行われた年貢米の計量法。著しく劣悪な籾(モミ)(出目)をふるい落として得られた量をいう。年貢米一俵(四斗)についての出目はほぼ五升であった。

ほんごく

ほんごく [1] 【本国】
(1)その人の国籍のある国。
(2)植民地ではない,その国固有の領土。「―政府」
(3)ふるさと。故郷。

ほんごくおり

ほんごくおり [0] 【本国織】
日本で織られた婦人用の帯地。
〔中国製が上質とされた近世中頃から明治30年頃まで用いられた語〕

ほんごくほう

ほんごくほう [4] 【本国法】
当事者が国籍を有する国の法律。

ほんごし

ほんごし [0] 【本腰】
本格的に物事をしようとする姿勢・様子。本気。「―でかかる」

ほんごし

ほんごし【本腰でかかる】
get down to work;set about <business> in earnest.

ほんごし=を入れる

――を入・れる
物事に本気で取り組む。本腰を据える。

ほんさい

ほんさい [0] 【本妻】
(1)正式の妻。正妻。
⇔内妻
(2)もとからの妻。古くからの妻。「―ども皆忘れ侍りて/宇津保(春日詣)」

ほんさい

ほんさい【本妻】
a[one's](lawful) wife.

ほんさば

ほんさば [0] 【本鯖】
マサバの別名。

ほんさろく

ほんさろく 【本佐録】
政道論書。一巻。著者は本多佐渡守正信とされるが未詳。藤原惺窩(セイカ)説もある。江戸初期の成立。徳川秀忠の下問に答える形式で,天道を説き,百姓の取り扱い方など為政者としての心得を述べる。

ほんざ

ほんざ [0] 【本座】
(1)本来の座席。相応の席。「御―ニナオラセラレイ/日葡」
(2)納言・参議などをやめたあと,前官相当の礼遇を賜って,その身分相応の座につかせること。
(3)田楽や猿楽などで,新しくできた新座に対してもとから存在した座をいう称。

ほんざや

ほんざや [0] 【本鞘】
清算取引において決済期日の先のものほど相場が高い場合の,先物と現物の相場の開き。

ほんざん

ほんざん [0] 【奔竄】 (名)スル
逃げ隠れること。「―して,遂に行衛(ユクエ)を晦ましたり/妾の半生涯(英子)」

ほんざん

ほんざん [1] 【本山】
(1)一宗一派の中枢となって末寺を取り締まる寺。本寺。
→総本山
(2)この寺。当山。本寺。

ほんざん

ほんざん【本山】
a head temple.

ほんざんしゅう

ほんざんしゅう [3] 【本山衆】
〔仏〕 本山派に属する山伏たち。
→当山衆

ほんざんは

ほんざんは 【本山派】
修験道の一派。京都の聖護院の管轄に属した天台修験。派祖は増誉。聖護院派(シヨウゴインハ)。
→当山派

ほんし

ほんし [1] 【本師】
〔仏〕
(1)根本の教師。特に,釈迦如来をさしていう。
(2)祖師など,信仰上強い結び付きのある僧。
(3)僧となるとき,戒を授けた僧。

ほんし

ほんし【本旨】
⇒趣意.

ほんし

ほんし [1] 【本志】
本当のこころざし。「―を遂げる」

ほんし

ほんし [1] 【本紙】
(1)この新聞。我が社の新聞。
(2)巻物・掛け物などで,本来の書画をかいた紙または絹。
(3)付録などに対し,本体である新聞や紙面。

ほんし

ほんし [1] 【本誌】
(1)この雑誌。我が雑誌。
(2)付録・別冊などに対して,本体である雑誌。

ほんし

ほんし [1] 【本旨】
本来の趣旨。真の目的。「会の―に背く」

ほんしき

ほんしき [0] 【本式】 (名・形動)[文]ナリ
(1)省略したりしない,きちんとしたやり方。また,そのさま。正式。「―な作法」
→略式
(2)遊び半分などでなく本格的であること。「―に参加するつもりはない」
(3)
⇒連歌本式

ほんしき

ほんしき【本式の(に)】
regular(ly);→英和
formal(ly).→英和

ほんしけん

ほんしけん [4][3] 【本試験】
模擬試験や臨時試験などに対して,本式の,あるいは主となる試験。

ほんしつ

ほんしつ [0] 【本質】
(1)物事の本来の性質や姿。それなしにはその物が存在し得ない性質・要素。「問題の―を見誤る」
(2)〔哲〕
〔(ラテン) essentia; (ドイツ) Wesen〕

 (ア)伝統的には,存在者の何であるかを規定するもの。事物にたまたま付帯する性格に対して,事物の存在にかかわるもの。また,事物が現に実在するということに対して,事物の何であるかということ。
 (イ)ヘーゲルでは,存在から概念に至る弁証法的発展の中間段階。
 (ウ)現象学では,本質直観によってとらえられる事象の形相。

ほんしつ

ほんしつ【本質】
essence;→英和
essential qualities.〜的な essential;→英和
intrinsic.

ほんしつてき

ほんしつてき [0] 【本質的】 (形動)
本質にかかわりのあるさま。それなしには考えられないほど大事なさま。「―な問題」「彼は―に善良な人だ」

ほんしめじ

ほんしめじ [3] 【本占地】
担子菌類ハラタケ目のきのこ。シメジ類の代表種。夏から秋にかけ,雑木林や原野の地面に叢生する。食用菌で栽培もされる。傘は山形,開くと平らになり,径6〜10センチメートル。初め灰色で,のち灰黒色・茶褐色に変わる。柄は白色で,高さは7〜10センチメートル,基部は膨らみ多少曲がる。
本占地[図]

ほんしゃ

ほんしゃ【本社】
the head office.

ほんしゃ

ほんしゃ [1] 【本社】
(1)主となっている会社。また,会社の本部をなす事業所。
⇔支社
(2)神体をまつる社殿。本殿。
(3)一つの神域で主神をまつる神社。
→末社
→摂社

ほんしゅ

ほんしゅ [1] 【本主】
〔「ほんじゅ」とも〕
(1)本来の所有主。「彼の寺の―太政大臣大友皇子の後胤/太平記 15」
(2)「本所{(1)}」に同じ。「決断所にて―安堵を給はれば/太平記 12」

ほんしゅう

ほんしゅう [1] 【本州】
日本列島の主部をなす最大の島。東北・関東・中部・近畿・中国の五地方からなる。

ほんしゅう

ほんしゅう【本州】
Honshu;the Mainland.

ほんしゅうしこくれんらくきょう

ほんしゅうしこくれんらくきょう 【本州四国連絡橋】
⇒本四連絡橋(ホンシレンラクキヨウ)

ほんしゅつ

ほんしゅつ [0] 【奔出】 (名)スル
ほとばしり出ること。「地中から温水が―する」「情熱の―に身をまかせる」

ほんしょ

ほんしょ【本署】
the head office;the chief police station.

ほんしょ

ほんしょ [1] 【本書】
(1)添付文書や付録に対して,主となる文書。
(2)下書きや写しに対して,正式の文書。
(3)この本。この書物。
(4)〔仏〕
〔「ほんじょ」と読む〕
各宗派開宗の根本を述べた書物。浄土宗の選択本願念仏集,浄土真宗の教行信証,日蓮宗の立正安国論など。本典。御書。根本聖典。

ほんしょ

ほんしょ [1] 【本初】
〔「ほんじょ」とも〕
はじめ。もと。本源。本始。

ほんしょ

ほんしょ [1] 【本署】
(1)支署・分署・派出所などに対し,主となる署。
(2)この署。

ほんしょう

ほんしょう【本省】
the head office.

ほんしょう

ほんしょう [1] 【本性】
〔古くは「ほんじょう」とも〕
(1)生まれつきの性質。本来の性質。「―を暴露する」「―を現す」
(2)正気。本心。「―ヲウシナウ/日葡」

ほんしょう

ほんしょう [0] 【本証】
(1)訴訟法上,自分側が立証責任を負っている事実について,それを証明するために提出する証拠。
⇔反証
(2)〔仏〕 本来得られている仏の悟り。

ほんしょう

ほんしょう 【本省】
(1) [0][1]
管下の役所に対して,これを管轄する中央の省庁。
(2) [1]
この省。

ほんしょう

ほんしょう【本性】
one's nature.〜を現わす reveal oneself.

ほんしょうがつ

ほんしょうがつ [3] 【本正月】
(1)一月一日から七日までの称。大正月。
(2)太陽暦の正月に対し,陰暦の正月。

ほんしょうきょう

ほんしょうきょう ホンシヤウキヤウ 【本生経】
〔梵 jātaka〕
釈迦が前世にまだ修行者であった頃の説話をまとめたもの。十二部経の一。本生譚。ジャータカ。

ほんしょうこきん

ほんしょうこきん [5][0] 【本証拠金】
取引所における売買取引に対し,その成立ごとに取引所に納める証拠金。本証。本敷。

ほんしょく

ほんしょく [0] 【本色】
(1)本来の色。
(2)持ちまえの性質。本領。「碓氷峠の天産植物に言及してゐるのは,蘭軒の―である/伊沢蘭軒(鴎外)」

ほんしょく

ほんしょく 【本職】
■一■ [0] (名)
(1)その人が生計を立てている主たる職業。本業。「歌人として有名だが―は医者だ」
(2)それを専門にしている人。くろうと。プロ。「いくらうまいといっても―にはかなわない」「―はだしの腕前」
(3)歌舞伎で,その俳優に最も適した役柄。
■二■ [1] (代)
一人称。官職にあるものが自分をさしていう語。本官。

ほんしょく

ほんしょく【本職】
[本業] one's regular work[occupation];a professional (専門家).→英和

ほんしょしごせん

ほんしょしごせん [5] 【本初子午線】
地球上の経度の原線となる子午線。イギリスの旧グリニッジ天文台跡を通る子午線のこと。
→子午線

ほんしれんらくきょう

ほんしれんらくきょう 【本四連絡橋】
瀬戸内海を横切り,本州と四国を結ぶ橋。三つのルートが計画され,うち児島・坂出ルートは1988年(昭和63)瀬戸大橋の完成により開通。残りの神戸・鳴門ルート,尾道・今治ルートは建設中。本州四国連絡橋。

ほんしん

ほんしん [0] 【翻身】 (名)スル
(1)身をひるがえすこと。「―して投石をよける」
(2)〔仏〕 迷いの境地を捨てて,悟りの境地にはいること。「―の儀いまだしといへども/正法眼蔵」

ほんしん

ほんしん [0] 【翻心】 (名)スル
「翻意」に同じ。

ほんしん

ほんしん【本心】
one's intention (意図); <speak> one's mind.〜は at heart.

ほんしん

ほんしん [0] 【本震】
同じ地域で時間的に集中して起こる地震群のうち,ずば抜けて大きいもの。前震・余震に対していう。

ほんしん

ほんしん [1][0] 【本心】
(1)いつわり飾らない心。ほんとうの心。「―を明かす」「―から憎んでいるのではない」
(2)本来の正しい心。良心。「悔いて―に立ち返る」
(3)〔「ほんじん」とも〕
正気。「―ヲウシナウ/日葡」
(4)生まれつき。本性。「―曲つた釣針に/浄瑠璃・信州川中島」

ほんしん

ほんしん [0] 【叛心】
⇒はんしん(叛心)

ほんじ

ほんじ [1] 【本寺】
「ほんざん(本山)」に同じ。

ほんじ

ほんじ [0] 【翻字】 (名)スル
〔transliteration〕
ある文字で書かれている語句や文章を,別の文字に書き改めること。「ローマ字文を漢字仮名まじり文に―する」

ほんじ

ほんじ 【本辞】
⇒旧辞(キユウジ)

ほんじ

ほんじ [0] 【本字】
(1)(仮名文字に対して)漢字。
(2)略字に対して,正体の漢字。
(3)ある漢字のもととなった漢字。

ほんじ

ほんじ [1] 【本地】
(1)仏・菩薩(ボサツ)の本来の姿。衆生(シユジヨウ)を救うためにとる神などの仮の姿を垂迹(スイジヤク)と呼ぶのに対していう。
→本地垂迹説
(2)本来の姿。物の本源。「人はまことあり。―尋ねたるこそ心ばへをかしけれ/堤中納言(虫めづる)」
(3)正気。本心。「酔ひても―忘れずとて/御伽草子・酒呑童子」
(4)漆器の下地の一。水を入れずに下地用の粉末と漆を混ぜたものを塗り重ねてゆく最も丈夫なもの。本地塗り。

ほんじき

ほんじき [0] 【本敷】
本証拠金の通称。本証。

ほんじしん

ほんじしん [3] 【本地身】
密教の仏身説で,宇宙の根源そのものである毘盧遮那(ビルシヤナ)仏の法身をいう。本地法身。
⇔加持身

ほんじすいじゃくせつ

ほんじすいじゃくせつ [1][1][4] 【本地垂迹説】
本地である仏・菩薩が,救済する衆生(シユジヨウ)の能力に合わせた形態をとってこの世に出現してくるという説。日本では神道の諸神を垂迹と考える神仏習合思想が鎌倉時代に整備されたが,その発生は平安以前にさかのぼる。垂迹である神と,本地である仏・菩薩との対応は必ずしも一定していない。

ほんじつ

ほんじつ【本日】
today.→英和
‖本日休業 <提示> Closed Today.

ほんじつ

ほんじつ [1] 【本日】
きょう。この日。「―開店」

ほんじぶつ

ほんじぶつ [3] 【本地仏】
本地垂迹説により,神の本地であるとされる仏。菩薩。

ほんじもの

ほんじもの [0] 【本地物】
本地垂迹思想を基盤に成立した文芸作品。鎌倉時代の神・仏・社寺の縁起,高僧伝,室町時代の御伽草子の一類,江戸時代の神・仏・社寺の縁起を基にした語り物・読本など。狭義には,「物臭太郎」「梵天国」「熊野の本地」など御伽草子のものをさす。

ほんじゃく

ほんじゃく [0] 【本迹】
〔仏〕
(1)本地と垂迹。
(2)法華経の本門と迹門。

ほんじゃくにもん

ほんじゃくにもん [5] 【本迹二門】
法華経二十八品の,前半の迹門と,後半の本門との総称。

ほんじょ

ほんじょ [1] 【本所】
(1)荘官の人事や年貢・公事の増減を最終的に決定しうる地位にある荘園領主。
(2)しばしば武家法のなかで,荘園領主・知行国主一般をさす。
(3)中世における職人・商人座の名目上の支配者となることによって利益の一部を収取する貴族・寺社。
(4)蔵人所に属する滝口の詰め所。または院を警衛する武士の伺侯する武者所。

ほんじょ

ほんじょ 【本所】
東京都墨田区の南部の商工業地区。もと,両国・錦糸町・東駒形一帯を含む本所区をなした。

ほんじょう

ほんじょう ホンジヤウ 【本庄】
姓氏の一。

ほんじょう

ほんじょう ホンジヤウ 【本庄】
埼玉県北部,利根川中流南岸にある市。近世,中山道の宿駅。近代には生糸・絹織物の生産地。

ほんじょう

ほんじょう [0] 【本城】
(1)支城に対し,領主が本拠としている城。根城。
(2)城の総構(ソウガマ)えのうちで中心的な部分の称。本丸。

ほんじょう

ほんじょう [1] 【本状】
この手紙・書きつけ・賞状など。「―持参の上ご来場ください」

ほんじょう

ほんじょう [0] 【本荘】
ある荘で最初に開けて荘内発展の中心となった土地。

ほんじょう

ほんじょう ホンジヤウ 【本荘】
秋田県南西部,子吉(コヨシ)川河口にある市。江戸時代,六郷氏の城下町。製材業・食品加工業などがある。

ほんじょうおいわけ

ほんじょうおいわけ ホンジヤウオヒワケ 【本荘追分】
秋田県本荘市の民謡で,花柳界の騒ぎ唄。信州追分宿の「追分節」が越後瞽女(ゴゼ)などによって伝えられたもの。

ほんじょうしげる

ほんじょうしげる ホンジヤウ― 【本庄繁】
(1876-1945) 陸軍軍人。十五年戦争の口火となった柳条湖事件当時の関東軍司令官。のち軍事参議官・侍従武官長を歴任。敗戦後自決。

ほんじょうじ

ほんじょうじ ホンジヤウ― 【本成寺】
新潟県三条市にある法華宗陣門流の総本山。山号,長久山。1297年日印の開創,日朗の開山。江戸時代に本成寺と本圀寺に分裂。1876年(明治9)日蓮宗本成派を称し,さらに98年に法華宗を公称。

ほんじょうぞうしゅ

ほんじょうぞうしゅ [5] 【本醸造酒】
日本酒のうち,醸造用アルコール添加量が白米1トン当たりアルコール120リットル以内の清酒。

ほんじょうたん

ほんじょうたん ホンジヤウ― 【本生譚】
⇒本生経(ホンシヨウキヨウ)

ほんじん

ほんじん [1] 【本陣】
(1)陣中で大将のいる所。本営。
(2)江戸時代,宿駅で諸大名などが宿所とした公認の旅館。

ほんすう

ほんすう [3] 【本数】
助数詞「本(ホン)」でかぞえるものの数。「バスの―」「鉛筆の―を数える」

ほんすじ

ほんすじ【本筋】
the point[main line] <of a story> .→英和

ほんすじ

ほんすじ [0] 【本筋】
(1)中心となるすじみち。正当なすじみち。「話の―にもどる」
(2)本来の血筋や流派。

ほんず

ほんず 【本図】
(1) [0]
もとの図。原図。
(2) [1]
話題にしている,この図。

ほんずり

ほんずり [0] 【本刷(り)】
印刷で,本式に印刷すること。また,その印刷物。
→仮刷り

ほんせい

ほんせい【本性】
⇒本性(ほんしよう).

ほんせい

ほんせい [1] 【本性】
「ほんしょう(本性)」に同じ。

ほんせい

ほんせい【本姓】
one's original family name.

ほんせい

ほんせい [1] 【本姓】
(1)もとの姓。生家の名字。
(2)筆名・芸名・偽名に対して,本当の姓。ほんみょう。

ほんせいほん

ほんせいほん [3] 【本製本】
製本様式の一つ。本格的な製本で,書物の中身を糸で綴じ,化粧裁ちして表紙を結合させ,「散り{(3)}」をつけたもの。
→仮製本

ほんせき

ほんせき [1] 【本籍】
戸籍の所在する場所。本籍地。

ほんせき

ほんせき [1] 【本夕】
今晩。今夕。

ほんせき

ほんせき【本籍(地)】
one's registered[permanent]domicile.

ほんせつ

ほんせつ [0] 【本説】
〔古くは「ほんぜつ」とも〕
(1)根拠となる説。「この月,よろづの神たち太神宮へ集まり給ふなどいふ説あれども,その―なし/徒然 202」
(2)和歌・連歌・俳諧を詠出する際にその拠り所となった物語や漢詩・故事・俗諺などのこと。典拠。「かやうに定家の歌は―をふまへてよみ侍るなり/正徹物語」

ほんせん

ほんせん 【本船】
(1) [1][0]
主となる船。親船。
(2) [1]
自分が乗っている,この船。

ほんせん

ほんせん【本線】
the main[trunk]line.

ほんせん

ほんせん [1] 【本銭】
元金。もとで。資本金。

ほんせん

ほんせん [0] 【本選】
予選に対し,最終的な選定。

ほんせん

ほんせん【本船】
a depot ship (母船).本船渡し《商》free on board <f.o.b.> .

ほんせん

ほんせん [1][0] 【本線】
(1)自動車道で,走行用の車線のこと。ランプウエーや加速車線などに対していう。
(2)鉄道の幹線。「山陽―」
(3)電信線の幹線。

ほんせんがえし

ほんせんがえし [5] 【本銭返し】
中世から近世に行われた条件付き売買契約の一種。売却代価の返済により売主は売却物権を回復することができるもの。本物(ホンモツ)返し。本米返し。

ほんせんわたし

ほんせんわたし [5] 【本船渡し】
⇒エフ-オー-ビー( FOB )

ほんぜい

ほんぜい [0] 【本誓】
〔仏〕 仏・菩薩が菩薩の段階でたてた根本の誓約。多くは阿弥陀仏の衆生(シユジヨウ)救済の願をいう。本願。

ほんぜん

ほんぜん [0] 【本然】
本来そうであること。人工を加えないで自然のままであること。ほんねん。「―の姿に立ちかえる」

ほんぜん

ほんぜん [0] 【本善】
人の本来的な善である性質。

ほんぜん

ほんぜん【本然の】
natural.→英和
⇒本来.

ほんぜん

ほんぜん [0] 【翻然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)旗などがひるがえるさま。「―としてはためく校旗」
(2)突然心を改めるさま。「死に直面して―と悟る」

ほんぜん

ほんぜん [1] 【本膳】
(1)正式の日本料理の膳立てで,客の正面に置く膳。本汁・なます・平(ヒラ)(煮物)・香の物および飯を供する。一の膳ともいい,その左右に二の膳・三の膳,さらに与(ヨ)の膳・五の膳などを添える。
(2)「本膳料理」の略。

ほんぜんのせい

ほんぜんのせい 【本然の性】
宋学で,人間がすべて平等に備え持って生まれた至善で汚れのない性。
→気質の性

ほんぜんりょうり

ほんぜんりょうり [5] 【本膳料理】
正式の日本料理の膳立て。普通,本膳・二の膳・三の膳から成り各人めいめいに出される。一汁三菜・二汁五菜・二汁七菜・三汁一一菜などの種類があり,配膳の順序・食べ方には一定の作法がある。

ほんそ

ほんそ [1] 【本訴】
民事訴訟において,訴訟参加・反訴などがなされる場合,その基因となった係属中の訴訟。

ほんそう

ほんそう [0] 【本葬】
本式の葬儀。
→仮葬
→密葬

ほんそう

ほんそう [0] 【奔走】 (名)スル
(1)物事がうまくいくように,あちこちかけまわること。「国事に―する」「知人の―で就職できた」
(2)ごちそうしもてなすこと。「賭引の手物は,亭主―か/庭訓往来」
(3)大切にすること。かわいがること。「初は賢者をいかにも―して/毛詩抄 6」

ほんそう

ほんそう【奔走する】
make efforts[an effort,every effort] <to do> .⇒努力.

ほんそうご

ほんそうご 【奔走子】
〔走りまわって子供の面倒を見ることから〕
親がかわいがり育てている子供。ほんそご。「二人が中の―可愛や/浄瑠璃・染模様妹背門松」

ほんそく

ほんそく [0] 【本則】
(1)正規の規則。基本となる規則。原則。本来のたてまえ。
(2)法令・規則などの主体となるところ。
⇔付則

ほんそめわけべら

ほんそめわけべら [6] 【本染分遍羅】
スズキ目の海魚。全長約12センチメートル。小形のベラの一種で,体形はやや細長い。体色は淡青色の地に,吻端から尾に向かって幅広い暗色の縦帯が走る。大形魚についた寄生虫を食べる掃除魚として知られる。観賞魚。本州中部以南の岩礁や珊瑚礁域に広く分布。

ほんそん

ほんそん 【本村】
(1) [0]
分かれた村に対して,もとの村。
⇔分村
(2) [1]
この村。

ほんぞう

ほんぞう [0] 【本草】
(1)植物のこと。
(2)特に,漢方医術で薬の原料とする薬用植物。また広く,薬用となる動植鉱物を含めてもいう。
(3)「本草学」の略。

ほんぞうか

ほんぞうか [0] 【本草家】
本草学の専門家。本草学に通じている人。

ほんぞうがく

ほんぞうがく [3] 【本草学】
古く中国で発達した不老長寿その他の薬を研究する学問。主として植物を対象としたのでこの名がある。日本へも奈良時代に伝わって普及し,江戸時代に最も盛んとなり,動物・鉱物におよび博物学的な研究に発展した。明治に至って,主に植物学・生薬学に受け継がれた。本草。

ほんぞうこうもく

ほんぞうこうもく ホンザウカウモク 【本草綱目】
本草書。明の医学者李時珍の著。五二巻付図二巻。1596年頃刊。一八九〇種余りの薬物を従来の三品分類を排し,動植鉱物といった分類に従い一六部六〇類に配列して解説。博物学的傾向が強い。

ほんぞうこうもくけいもう

ほんぞうこうもくけいもう ホンザウカウモク― 【本草綱目啓蒙】
小野蘭山の「本草綱目」の講義筆記を孫小野職孝(モトタカ)や門人が整理刊行した書。四八巻。1803年刊。「本草綱目」の順序に従い多年の群籍の研鑽と実地調査観察による自己の見解を示す。日本の博物学に貢献。

ほんぞうずふ

ほんぞうずふ ホンザウヅフ 【本草図譜】
約二千種の彩色草木図に解説を付した日本最初の植物図鑑。岩崎灌園著。九六巻。1830年刊。

ほんぞうわみょう

ほんぞうわみょう ホンザウワミヤウ 【本草和名】
本草一〇二五種に異名・産地などをあげ,和名を真仮名で記した我が国最古の本草書。二巻。深根(または深江)輔仁撰。延喜年間(901-923)成立。

ほんぞく

ほんぞく [0] 【本属】 (名)スル
(1)本来所属していること。
(2)律令制で,その人の生まれ育った土地・家。

ほんぞくちょうかん

ほんぞくちょうかん [5] 【本属長官】
旧制で,官吏の進退賞罰をつかさどる身分上の,または指揮監督権をもつ職務上の長官。所轄庁の長。

ほんぞん

ほんぞん【本尊】
the principal image.

ほんぞん

ほんぞん [1] 【本尊】
(1)一寺一堂の信仰の中心としてまつられている,仏・菩薩の像や曼荼羅(マンダラ)など。
(2)その事柄について中心となる人物。肝腎(カンジン)の人物。当人。本人。「御―はそっちのけで,まわりの者だけがやいのやいの言う」

ほんたい

ほんたい【本隊】
the main body[force].

ほんたい

ほんたい [1][0] 【本体】
(1)本当の姿や形。正体。「―を現す」
(2)〔哲〕
〔(ギリシヤ) noūmenon〕
移り変わる現象の根底にある不変の実体。超自然的な永遠恒常者。真実在。ヌーメノン。理体。
(3)神社や寺院にまつってある神体または本尊。
(4)中心となる事柄。主体。
(5)機械などの中心となる部分。「発電機の―の据え付けを終わる」

ほんたい

ほんたい 【本隊】
(1) [1][0]
中心となる部隊。
⇔支隊
(2) [1]
自分の属している,この隊。

ほんたい

ほんたい【本体】
the main body;substance.→英和

ほんたい

ほんたい [0] 【本態】
本当のようす。本来の姿。

ほんたいせい

ほんたいせい [0] 【本態性】
〔医〕 原因が不明であるが,特定の症状や病態をきたす状態。本態性高血圧症・本態性高体温症など。

ほんたいろん

ほんたいろん [3] 【本体論】
⇒存在論(ソンザイロン)

ほんたく

ほんたく【本宅】
one's home.

ほんたく

ほんたく [0] 【本宅】
(別宅などに対し)ふだん住む家。本邸。

ほんたて

ほんたて【本立て】
(a pair of) bookends.

ほんたて

ほんたて [1] 【本立て】
(1)横板の両端に,縦の支え板を付け,本を立てて並べるように作ったもの。
(2)ブック-エンドに同じ。

ほんたで

ほんたで [0] 【本蓼】
ヤナギタデの一種で,葉を食用にするものの称。

ほんたん

ほんたん [0] 【奔湍】
水勢の速い流れ。急流。

ほんだ

ほんだ 【本田】
姓氏の一。

ほんだ

ほんだ [0] 【本多・本田】
「本多髷(マゲ)」の略。「髪は―に銀ぎせる/滑稽本・根南志具佐」

ほんだ

ほんだ 【本多】
姓氏の一。

ほんだあたま

ほんだあたま 【本多頭】
本多髷(マゲ)に結った頭。「―のはけあんばい/滑稽本・浮世風呂(前)」

ほんだい

ほんだい【本題】
the subject.→英和

ほんだい

ほんだい [0][1] 【品題】
〔仏〕 経典の内容を品(ホン)に分け,その各品に付けた題。経題。

ほんだい

ほんだい [0] 【本題】
中心となる題目。「―に入る」

ほんだく

ほんだく [0] 【本濁】
漢字の字音で,連濁などによって濁音化した新濁に対して,本来濁音であるもの。「我(ガ)」「魚(ギヨ)」の類。

ほんだこうたろう

ほんだこうたろう 【本多光太郎】
(1870-1954) 物理学者・冶金(ヤキン)学者。愛知県の生まれ。東大卒。東北大で,金属材料研究所を創設。KS 鋼・新 KS 鋼を発明。

ほんだしげつぐ

ほんだしげつぐ 【本多重次】
(1529-1596) 安土桃山時代の武将。通称,作左衛門。鬼作左と呼ばれる。徳川氏の臣として清康・広忠・家康の三代に仕えた。陣中から妻にあてた「一筆啓上,火の用心,おせん泣かすな,馬肥やせ」という簡潔な手紙文で有名。

ほんだせいろく

ほんだせいろく 【本多静六】
(1866-1952) 林学者。埼玉県生まれ。東大教授。我が国最初の林学博士。国立公園の設置に尽力した。主著「本多造林学」

ほんだそういちろう

ほんだそういちろう 【本田宗一郎】
(1906-1992) 実業家・技術者。本田技研工業の創業者。静岡県生まれ。自動車修理工を経て,独立。戦後,オートバイ製造で世界を制し,四輪車にも進出。

ほんだただかつ

ほんだただかつ 【本多忠勝】
(1548-1610) 安土桃山・江戸初期の大名。通称,平八郎。三河の人。徳川家康に仕え,徳川四天王の一人。幕府創業の功臣として,伊勢桑名城一五万石を領した。

ほんだたみ

ほんだたみ [3] 【本畳み】
和服の一般的な畳み方。袵(オクミ)を中に入れて背縫を外にして両脇縫目を折り重ね,更に両袖を身頃の外側に折り重ね,最後に身丈を中央から折り重ねる。
→袖(ソデ)畳み

ほんだち

ほんだち [0] 【本裁ち】
「おおだち(大裁)」に同じ。

ほんだとしあき

ほんだとしあき 【本多利明】
(1744-1820) 江戸後期の経世家。越後の人。江戸に出て数学・天文学・蘭学・地理・航海術を修め私塾を開く。蝦夷(エゾ)を含む日本各地を踏査する一方,西欧事情を研究。開国・外国貿易・北防の急務を説いた。著「経世秘策」「西域物語」「経済総論」など。

ほんだな

ほんだな【本棚】
a bookshelf.

ほんだな

ほんだな [1] 【本棚】
書物をのせておく棚。書棚。書架。

ほんだな

ほんだな [1][0] 【本店】
ほんてん。元店(モトダナ)。

ほんだひろきち

ほんだひろきち 【本多弘吉】
(1906-1982) 地震学者。鳥取県生まれ。中央気象台(現,気象庁)に入り,のち東北大教授・東大教授。地震の発震機構の研究において,世界にさきがけ,二組みの偶力モデルを提唱し確立した。

ほんだふう

ほんだふう [0] 【本多風】
本多髷を結った髪形。「大そうな髪ぢや,所謂―ぢやの/洒落本・遊子方言」

ほんだまげ

ほんだまげ [3] 【本多髷】
(1)〔本多忠勝の家中で流行したことから〕
男子の髪形の一。中ぞりを大きくし,髷を細く高く結い,鬢(ビン)は油をつけずに櫛(クシ)を入れて毛筋を通し,後ろの方に油をつけて巻くもの。江戸時代,明和・安永年間(1764-1781)頃,通人の間で大いに流行した。ほんだわげ。
(2){(1)}をとり入れて,主に遊女の間に流行した髪形。髷尻を高く結ったもの。
本多髷(1)[図]

ほんだまさずみ

ほんだまさずみ 【本多正純】
(1565-1637) 江戸初期の大名。正信の長男。草創期の幕政に敏腕をふるい,宇都宮城主となったが,将軍秀忠の勘気を受け,出羽由利に配流された。

ほんだまさのぶ

ほんだまさのぶ 【本多正信】
(1538-1616) 江戸初期の大名。三河の人。佐渡守。一時,一向一揆に荷担して徳川家康に離反,許されて再仕ののち,江戸城の経営に参画するなど草創期の幕政に参与。家康最高の謀臣とされる。

ほんだわら

ほんだわら [3]
褐藻類ヒバマタ目の海藻。温海域に生育。日本近海に約五〇種が分布。茎・葉・根の区別があり,大形で,樹状に分岐し,上部に気胞をもつ。有性生殖を行う。乾燥させたものを鏡餅の飾りや肥料とする。ホダワラ。古名ナノリソ。漢名,馬尾藻・神馬藻。[季]新年。
ほんだわら[図]

ほんち

ほんち [1] 【本知】
もとからの知行。本知行。本地。

ほんち

ほんち [1] 【本地】
(1)この土地。当地。
(2)もとの地。本国。
(3)「本知」に同じ。
→ほんじ(本地)

ほんち

ほんち [1] 【奔馳】 (名)スル
かけ走ること。奔走。「家を出でて丘山に逍徉―し/欺かざるの記(独歩)」

ほんちほう

ほんちほう [0] 【本治法】
鍼灸医学の治療法の一。病の根源となっている経絡の変動を,適切な経穴で治療すること。全体療法。根本療法。
⇔標治法

ほんちゃ

ほんちゃ [0] 【本茶】
(1)荒茶製造工程後の,主体となる茶。
(2)栂尾(トガノオ)産の茶。本の茶。
⇔非茶

ほんちゅう

ほんちゅう [1] 【本中】
番付にのらない前相撲で,二連勝の白星(連勝して初めて一つの白星となる)二つをとった力士が進む地位。ここでさらに二連勝の白星二つをとると,新序と称して次の場所から番付の五段目にのる。

ほんちゅう

ほんちゅう [0] 【奔注】 (名)スル
水が勢いよく流れ注ぐこと。「道は宛然河の如く,濁流脚下に―して/義血侠血(鏡花)」

ほんちゅう

ほんちゅう [0] 【本注】
平安時代に,明経(ミヨウギヨウ)家が用いた五経・論語・孝経の注釈。漢魏(ギ)の古注で,宋儒の新注と区別していう。

ほんちょう

ほんちょう [1] 【本朝】
我が国の朝廷。また,我が国。国朝。
⇔異朝

ほんちょう

ほんちょう 【本庁】
(1) [0][1]
支庁その他出先機関などに対して中心となる庁。中央官庁。
(2) [1]
この庁。

ほんちょうおういんひじ

ほんちょうおういんひじ ホンテウアウインヒジ 【本朝桜陰比事】
〔書名は宋の「棠陰(トウイン)比事」のもじり〕
浮世草子。五巻。井原西鶴作。1689年刊。名判官の裁決を題材とした四四の短編を集めたもの。

ほんちょうぐんきこう

ほんちょうぐんきこう ホンテウグンキカウ 【本朝軍器考】
武器考証書。一二巻。新井白石著。1736年刊。古代から近世に至る武器の沿革を弓矢・甲冑など一二類一五一条に部類して考証を加える。

ほんちょうげつれい

ほんちょうげつれい ホンテウ― 【本朝月令】
〔「ほんちょうがつりょう」とも〕
有職書。惟宗(コレムネ)公方著というが未詳。平安時代の朝廷の各月ごとの年中行事について,その旧事・由来を説いたもの。四〜六月分一巻が残存。もと四巻あるいは六巻か。

ほんちょうこうそうでん

ほんちょうこうそうでん ホンテウカウソウデン 【本朝高僧伝】
日本の各宗の高僧一六六二人の伝記。七五巻。臨済宗の卍元師蛮(マンゲンシバン)著。1702年刊。

ほんちょうさんじきょう

ほんちょうさんじきょう ホンテウサンジキヤウ 【本朝三字経】
往来物。大橋玉(若水)著。1853年序。中国の「三字経」にならい,日本の歴史的事実をそれぞれ三文字句で簡潔にまとめた。三字経。

ほんちょうし

ほんちょうし [3] 【本調子】
(1)三味線の調弦法の一。第一弦を基準(絶対音高の定めはない)として,第二弦は完全四度高く,第三弦は完全八度高い。三味線の各種の調弦法のうち最も古く,基本的なものとされる。
(2)本当の調子が出ること。物事の運びが本式であること。「二回戦からやっと―になる」

ほんちょうし

ほんちょうし【本調子】
the normal key (三味線などの).〜[平生の元気]を取り戻す recover one's usual form.

ほんちょうしょじゃくもくろく

ほんちょうしょじゃくもくろく ホンテウ― 【本朝書籍目録】
図書目録。一巻。編者未詳。鎌倉中期頃の成立か。四九三の書目を神事・帝紀など二〇部に分類,巻数・著者名を記す。現存するうちで最古の国書の目録。

ほんちょうしょっかん

ほんちょうしょっかん ホンテウシヨクカン 【本朝食鑑】
本草書。一二巻。人見必大(サダスク)撰。1697年刊。「本草綱目」に準拠しつつ,食用・医用の本草につき実証的に記述する。

ほんちょうすいこでん

ほんちょうすいこでん ホンテウ― 【本朝水滸伝】
読本。前編一〇巻,後編一五巻。建部綾足作。前編1773年刊,後編は草稿の写本が伝わる。「水滸伝」を翻案して,舞台を日本の奈良時代に置きかえたもの。のちの読本に多大な影響を与えた。芳野物語。

ほんちょうせいき

ほんちょうせいき ホンテウ― 【本朝世紀】
歴史書。藤原通憲編。平安末期成立。六国史を継ぐものとして編纂(ヘンサン)されたが,通憲の死により中絶。935〜1153年までの記事二〇巻が断続的に現存。

ほんちょうぞくもんずい

ほんちょうぞくもんずい ホンテウ― 【本朝続文粋】
漢詩文集。一三巻。藤原季綱撰と伝えるが未詳。近衛天皇(在位 1141-1155)の頃成立か。「本朝文粋」のあとを受けて,後一条天皇から崇徳天皇までの約120年間の漢詩文約二三〇編を集録。作者は,藤原敦光・大江匡房・藤原明衡など約四〇人。続本朝文粋。

ほんちょうつがん

ほんちょうつがん ホンテウ― 【本朝通鑑】
歴史書。二七三巻。林羅山・鵞峯(ガホウ)共編。1670年成立。儒教的合理主義の立場で,神代から1611年までの歴史を漢文編年体で記述する。

ほんちょうにじゅうしこう

ほんちょうにじゅうしこう ホンテウニジフシカウ 【本朝廿四孝】
人形浄瑠璃。時代物。近松半二ほか合作。1766年初演。武田信玄と長尾(上杉)謙信の対立に斎藤道三の陰謀をからませた大筋に,武田勝頼と謙信の娘八重垣姫の恋愛や山本勘助の二人の遺児の物語を描く。

ほんちょうにじゅうふこう

ほんちょうにじゅうふこう ホンテウニジフフカウ 【本朝二十不孝】
〔書名は中国の「二十四孝」のもじり〕
浮世草子。五巻。井原西鶴作。1686年頃成立。二〇編の親不孝話のうち一編は改心して祝儀の結末となる。新因果物語。

ほんちょうにちょうめ

ほんちょうにちょうめ ホンチヤウニチヤウメ 【本町二丁目】
端唄の一。「本町二丁目の糸屋の娘」で始まる歌詞で「松の落葉」に見られ,幕末に米山甚句調にして飴屋(アメヤ)が唄い出して流行した。歌舞伎の下座音楽にも使われる。

ほんちょうもんずい

ほんちょうもんずい ホンテウ― 【本朝文粋】
漢詩文集。一四巻。藤原明衡(アキヒラ)撰。一一世紀半ばの成立。嵯峨天皇から後一条天皇までの約200年間の漢詩文四二七編を,「文選」の体裁にならって集録。作者は,大江匡衡(マサヒラ)・大江朝綱・菅原道真・紀長谷雄・源順(シタゴウ)など。

ほんちょうもんぜん

ほんちょうもんぜん ホンテウ― 【本朝文選】
⇒風俗文選(フウゾクモンゼン)

ほんつや

ほんつや [0][3] 【本通夜】
通夜を二,三夜続ける場合,葬送の前夜に行う通夜。

ほんつりがね

ほんつりがね [3] 【本釣(り)鐘】
歌舞伎の下座で用いる楽器。また,それを使った囃子(ハヤシ)。小形の釣り鐘で,すごみや夕暮れの雰囲気などを表す。本釣り。

ほんて

ほんて [0] 【本手】
(1)勝負事などで,その場面での筋の通った手。
(2)正式。本式。「―の粋といふは…座上へ請ずる事なかれ/浮世草子・男色十寸鏡」
(3)その道のくろうと。本職。「馬場聞いて―よりはましなりと誉めらるる/甲陽軍鑑(品三五)」
(4)〔「ほんで」とも〕

 (ア)邦楽(主に地歌・箏曲)で,その曲本来の旋律。
⇔替手

 (イ)「本手組」のこと。
⇔破手(ハデ)

 (ウ)三味線組歌全体(本手組と破手組)の別称。三味線本手。「素人の珍重がらぬ物,―のこうたぞかし/浮世草子・置土産 5」

ほんてい

ほんてい [0] 【本邸】
(別邸などに対して)本宅。

ほんてい

ほんてい [0] 【奔踶】 (名)スル
勢いよく走ること。「―して千里を致す/魚玄機(鴎外)」

ほんてい

ほんてい [0] 【本堤】
(副堤に対し)主要な堤防。

ほんてぐみ

ほんてぐみ [0] 【本手組】
三味線組歌の分類の一。最古の作とされる「琉球組」ほか七曲をさす。石村・虎沢検校(ケンギヨウ)の名が伝わる。
⇔破手組

ほんてん

ほんてん【本店】
the head office.

ほんてん

ほんてん 【本店】
(1) [0]
主要な営業をする店。営業の本拠となる店。本舗。
⇔支店
(2) [1]
自分が属している,この店。当店。

ほんてん

ほんてん [0] 【本天】
〔「天」はビロードの当て字「天鵞絨」の略〕
「本ビロード」に同じ。

ほんてん

ほんてん 【本展】
(1) [0]
一般に公開する展示会・展覧会。
(2) [1]
この展示会。この展覧会。

ほんでん

ほんでん【本殿】
the main[inner]shrine.

ほんでん

ほんでん [1][0] 【本殿】
(1)神社で神霊・神体を安置してある社殿。
(2)清涼殿の異名。

ほんでん

ほんでん [0] 【本田】
(1)苗代(ナワシロ)田に対し,苗を本式に植えつける田。
(2)荘園制で,新たに開発された田に対して以前から耕作されている田。
(3)江戸時代,もとから租税を徴収してきた田として検地帳に記載した田。古田。
⇔新田

ほんでん

ほんでん [0] 【品田】
親王・内親王に,その品位(ホンイ)に応じて与えられた田地。品位田。

ほんと

ほんと [0] 【本当】 (名・形動)
「ほんとう(本当)」の転。会話語として使われる。「え,―か」「―の話はこうなんだ」

ほんと

ほんと [1] 【本途】
(1)本来の道。本来のありかた。
(2)「本途物成(モノナリ)」に同じ。

ほんとう

ほんとう 【本島】
(1) [1][0]
列島・群島の中でおもな島。「沖縄―」
(2) [1]
今,話題にしている,この島。

ほんとう

ほんとう【本当の】
[真の]true;→英和
real;→英和
[本物の]genuine.→英和
〜に truly;→英和
really;actually.→英和
〜にする believe;→英和
take <a person's word> seriously.〜は in fact;[実は]to tell the truth.→英和
〜らしい probable.→英和

ほんとう

ほんとう [0] 【本当】 (名・形動)[文]ナリ
(1)まちがっていたり,うそであったりしない・こと(さま)。真実。事実。本物。ほんと。
⇔うそ
「―のことを言う」「その話は―だ」「―を言うと,私は行きたくない」「それは―なのか」「―の友達」
(2)本来そうあるべきであること。当然なすべきこと。「体が―ではない」「―はこちらがあやまらなければならない」「代理でなくて本人が来るのが―だ」

ほんとう

ほんとう [0] 【奔騰】 (名)スル
激しい勢いで上がること。「相場が―する」

ほんとうき

ほんとうき [3] 【本登記】
登記の本来の効力である対抗力を生ずる登記。仮登記に基づいてなされる本来の登記。終局登記。
⇔仮登記

ほんとうに

ほんとうに 【本当に】 (副)
実に。まったく。まことに。ほんとに。「―うれしい」「―困ったものだ」

ほんとさ

ほんとさ [0] 【本土佐】
(1)土佐(高知県)産の上質のかつおぶし。本土佐節。
(2)上質の土佐半紙。

ほんとじ

ほんとじ [0] 【本綴じ】
本製本で,糸綴じを一折りずつ手で行う綴じ方。
→仮綴じ

ほんとみ

ほんとみ [0] 【本富】
江戸時代,幕府の許可を得て寺社などが売った富くじ。
→影富(カゲトミ)

ほんとものなり

ほんとものなり 【本途物成】
江戸時代,田畑や屋敷など農民の名請地を対象として付課された年貢。一六世紀末から一七世紀初頭にかけて雑税の一部分が小物成として年貢に組み込まれたため,本来の年貢に対する呼称として用いられた。
→物成

ほんど

ほんど【本土】
the mainland.→英和

ほんど

ほんど 【本渡】
熊本県西部,天草上島・下島にまたがる市。天草瀬戸大橋で結ばれ,天草地方の商業・交通の中心。島原の乱およびキリシタンの遺跡がある。

ほんど

ほんど [1] 【本土】
(1)本国。
(2)おもな国土。離島や属国などに対していう。
(3)仏土。浄土。

ほんどう

ほんどう【本道】
the main road.

ほんどう

ほんどう [0][1] 【本道】
■一■ (名)
(1)間道などに対して,主となる道。
(2)本来の正しい道。「憲政の―にもとる」
(3)漢方で,内科。「―・外科一代の名医数十人/太平記 25」
■二■ (名・形動)
誠実・方正な・こと(さま)。「―ナヒト/日葡」

ほんどう

ほんどう [1] 【本堂】
寺院で,本尊を安置してある建物。真言宗で金堂,天台宗で中堂,禅宗で仏殿,浄土宗で御影堂,真宗で阿弥陀堂をいう。

ほんどう

ほんどう【本堂】
the main[inner]temple;the main hall.

ほんどうし

ほんどうし [3] 【本動詞】
補助動詞に対して,動詞本来の独立の用法の動詞。「食べてみる」の「みる」に対して「映画をみる」の「みる」の類。
⇔補助動詞

ほんどおり

ほんどおり【本通り】
the main street.

ほんどくうしゅう

ほんどくうしゅう [1] 【本土空襲】
太平洋戦争の末期に本格化した米軍機による日本本土に対する空爆。日本各地に B 29 などによる焼夷弾(シヨウイダン)爆撃などが行われ,甚大な被害を与えた。

ほんどこ

ほんどこ [0] 【本床】
本式につくった床の間。柱はすべて面取りをした角材を用い床框(トコガマチ)を取り付け,畳敷きとし,床脇に違い棚と付書院を備える。

ほんどまり

ほんどまり [3] 【本泊(ま)り】
一泊二食(または一食)付きの旅館の宿泊。
⇔素泊まり

ほんなおし

ほんなおし [3] 【本直し】
味醂(ミリン)に焼酎(シヨウチユウ)などを加えて作った甘みのある酒。なおしみりん。直し。柳蔭。

ほんなだい

ほんなだい [3] 【本名題】
歌舞伎・浄瑠璃作品の正式な狂言題名。通称・俗称に対する。例えば,通称「髪結新三」の本名題は「梅雨小袖昔八丈」。本外題。

ほんに

ほんに [1] 【本に】 (副)
(1)相手のことを認めたり,ほめたりする時に使う語。主に女性が用いる。ほんとうに。まことに。「―結構なお品ですこと」
(2)(博打(バクチ)で)一度に全部。「是がしまひぢやとて,―はる/咄本・鹿の巻筆」

ほんにん

ほんにん [1] 【本人】
(1)その人自身。当事者。「―の印が必要です」
(2)張本人。首領。「城の―平野将監入道/太平記 6」

ほんにん

ほんにん【本人】
(the person) himself[herself];→英和
the person in question;《法》the principal (代理人に対し).→英和
〜みずから personally;→英和
in person.

ほんぬ

ほんぬ [1] 【本有】
〔「ほんう」の連声〕
〔仏〕「ほんう(本有)」に同じ。

ほんぬり

ほんぬり [0] 【本塗(り)】
漆などを,省略せずに本式に塗ること。また,その塗り方。

ほんね

ほんね【本音を吐く】
confess;→英和
show one's true colors.

ほんね

ほんね [0] 【本音】
(1)本心から出た言葉。「―を吐く」「―を漏らす」
(2)本当の音色。

ほんねん

ほんねん [1] 【本年】
今年。

ほんねん

ほんねん【本年】
this year.本年度 the current year.

ほんねん

ほんねん [0] 【本然】
「ほんぜん(本然)」に同じ。

ほんねんど

ほんねんど [3] 【本年度】
今の年度。今年度。

ほんの

ほんの [0] 【本の】 (連体)
小さい,少ない,つまらないなど,謙遜の気持ちを表すための語。その名だけの。形だけの。「―おしるしです」「―形だけです」「―少したべる」

ほんの

ほんの
just;→英和
only;→英和
mere.→英和
〜子供 but[just]a child.→英和

ほんのう

ほんのう [1][0] 【本能】
(1)生まれつきもっている性質や能力。特に,性質や能力のうち,非理性的で感覚的なものをいう。
(2)動物のそれぞれの種に固有の生得的行動。学習された行動に対していう。個体の生存と種族の維持に関係する基本的欲求・衝動と密接に結びついている。下等動物ほど本能に基づく行動が多く,昆虫の造巣行動のようにきわめて巧妙なものもある。
〔instinct の訳語〕

ほんのう

ほんのう【本能】
(an) instinct.→英和
〜的な(に) instinctive(ly).→英和

ほんのうじ

ほんのうじ 【本能寺】
京都市中京区寺町通御池にある法華宗本門流の大本山。山号,卯木山。1415年日隆が五条坊門に創建した本応寺に始まる。のち本能寺と改称。1582年本能寺の変により焼失。再建途中,豊臣秀吉によって現在地に移る。境内に信長供養塔がある。

ほんのうじのへん

ほんのうじのへん 【本能寺の変】
1582年,毛利氏と対戦中の羽柴(豊臣)秀吉救援のため本能寺に宿泊中の織田信長が,やはり中国攻めのため丹波亀山城まで先発していた明智光秀に襲われ自害した事件。

ほんのうてき

ほんのうてき [0] 【本能的】 (形動)
本能によって動かされるさま。「―に防御の姿勢をとる」「火に対する―な恐れ」

ほんのり

ほんのり
〜と faintly;slightly.

ほんのり

ほんのり [3] (副)スル
かすかなさま。ほのか。うっすら。「―(と)頬を染める」「―(と)東の空がしらんできた」

ほんはなみち

ほんはなみち [4] 【本花道】
歌舞伎劇場で,下手側にある正規の花道。上手側の東の歩み板を仮花道と称するようになって生じたいい方。

ほんば

ほんば [1] 【奔馬】
勢いよく走る馬。あばれ馬。また,転じて物事の勢いの盛んなたとえ。「―の勢い」

ほんば

ほんば【本場】
the home <of beer> ;→英和
the best place <for> .

ほんば

ほんば [0] 【本場】
(1)あるものの主な産地。よい品の産地。「カキは広島が―だ」
(2)物事が盛んに本式に行われている場所。「ファッションの―」「―仕込みの芸」
(3)証券・商品取引所の午前の立ち会い。前場(ゼンバ)。

ほんばこ

ほんばこ【本箱】
a bookcase.→英和

ほんばこ

ほんばこ [1] 【本箱】
本を並べておくための幾段かの棚がある箱形の家具。

ほんばしょ

ほんばしょ【本場所】
a regular sumo tournament.

ほんばしょ

ほんばしょ [0] 【本場所】
力士の番付の地位・給料を決定する正式の相撲の興行。一・五・九月を東京で,三月を大阪で,七月を名古屋で,一一月を福岡と計六場所,一五日間ずつの取組が行われる。

ほんばもの

ほんばもの [0] 【本場物】
本場から産出する品物。

ほんばら

ほんばら [0] 【本腹】
本妻の腹から生まれること。また,その子。
⇔脇腹(ワキバラ)
⇔妾腹(メカケバラ)
「アレ―ノコヂャ/日葡」

ほんばん

ほんばん [0] 【本番】
(1)映画やテレビなどで,リハーサルやテストでなく,正式に演じること。
(2)練習ではなく,本式に物事をすること。「ぶっつけ―」「―に強い」

ほんばん

ほんばん【本番】
《映》a take.→英和
ぶっつけ本番 acting without rehearsal.

ほんぱ

ほんぱ [1] 【奔波】
(1)激しく打ち寄せる波。
(2)波の寄せるように大勢がひしめいて争うこと。「闔境(コウケイ)―して仏前に供す/菅家文草」

ほんぱしき

ほんぱしき [0] 【翻波式】
木彫りの仏像の衣のひだの表現法。大小の波が翻転するような形に彫ったもの。大和室生寺をはじめ,平安前期の仏像に多い。

ほんぱほんがんじ

ほんぱほんがんじ 【本派本願寺】
西本願寺の別名。大谷派の東本願寺に対していう。

ほんびゃくしょう

ほんびゃくしょう [3] 【本百姓】
江戸時代,田畑・屋敷を保有し,年貢・夫役・雑税を負担する義務を負うとともに,村落共同体の正員として入会地(イリアイチ)になっている原野・山林や水利施設などを使用する権利をもっていた自営農民。高持ち百姓。

ほんびょう

ほんびょう 【本俵】
年貢や廻米の俵入れの時,標準となる分量の入った俵。

ほんぴょう

ほんぴょう 【本表】
(1) [0]
中心となる表。
(2) [1]
この表。

ほんぴん

ほんぴん 【本品】
(1) [1]
この品物。「割引は―限り」
(2) [0]
本体の品物。

ほんぶ

ほんぶ [1] 【本部】
組織・団体などで,活動の中心となる部局。また,その所在地。「捜査―」「販売促進―」

ほんぶ

ほんぶ【本部】
the head office;the headquarters.→英和

ほんぶき

ほんぶき [0] 【本葺き】
「本瓦(ホンカワラ)葺き」に同じ。

ほんぶぎょう

ほんぶぎょう [3] 【本奉行】
鎌倉・室町時代,訴訟事件に主任としてあたった奉行。

ほんぶし

ほんぶし [0] 【本節】
(1)鰹節(カツオブシ)の一。大形のカツオを左右に切り分けたものをさらに背側・腹側に分けて製したもの。背肉の節を雄節(オブシ),腹肉の節を雌節(メブシ)という。
→亀節(カメブシ)
(2)歌の本式の節回し。
(3)古浄瑠璃の曲節名。浄瑠璃草創期の滝野勾当(コウトウ)の節付けであると称するもの。杉山丹後掾らが称した。
(4)たて糸に絹紡糸,よこ糸に玉糸を用いた節糸織り。本節糸織り。

ほんぶしん

ほんぶしん [3] 【本普請】
間に合わせでない,本式の普請。本建築。
⇔仮普請

ほんぶたい

ほんぶたい [3] 【本舞台】
(1)歌舞伎劇場の舞台で,花道・橋懸かり・付け舞台を除いた大臣柱の間三間四方の称。のちには,花道をのぞく正面の舞台全体をさすようになった。
(2)物事を本式に行う晴れの場所。ひのき舞台。

ほんぶたい

ほんぶたい【本舞台】
the main stage;a public place (晴れの).

ほんぶつ

ほんぶつ [0] 【本仏】
〔仏〕
(1)永遠の昔から悟りを開いている仏。本門の仏。
(2)諸仏を統括する根本の仏。
(3)寺院などで本尊としてまつられる仏像。

ほんぶり

ほんぶり [0] 【本降り】
本格的に雨が降ること。「夜に入って―になる」

ほんぶり

ほんぶり【本降りになった】
It began to rain in earnest.

ほんぶん

ほんぶん【本文】
the text <of a book> .→英和

ほんぶん

ほんぶん [1] 【本文】
「ほんもん(本文)」に同じ。

ほんぶん

ほんぶん【本分(を尽す)】
(do) one's duty.

ほんぶん

ほんぶん [1] 【本分】
(1)その人が本来尽くすべきつとめ・義務。「学生の―」
(2)人やものに本来そなわっている性質。「和歌に師匠なしとは,和歌の―也/戴恩記」

ほんぷ

ほんぷ 【品封】
親王・内親王に,その品位(ホンイ)に応じて与えられた封戸(フコ)。

ほんぷ

ほんぷ [0] 【本譜】
五線記譜法で表した本式の楽譜の俗称。
⇔略譜

ほんぷう

ほんぷう [0] 【本風】
世阿弥の能楽用語。基本の芸。また,基本となる曲。「舞歌幽玄を―として/能作書」

ほんぷく

ほんぷく [0] 【本復】 (名)スル
〔古くは「ほんぶく」とも〕
(1)病気がすっかりよくなること。全快。「長患いが―する」
(2)以前の身分や財産を取り戻すこと。
(3)配流の地から故国に帰されること。[日葡]

ほんぺん

ほんぺん [1] 【本編・本篇】
(1)続編などに対し中心となる編。正編。
(2)テレビ-ドラマに対し,劇場用映画のこと。

ほんぼう

ほんぼう [1][0] 【本坊】
(1)(子院に対して)本院のこと。
(2)寺で,住職の住む所。

ほんぼし

ほんぼし [0] 【本星】
犯人に間違いないと目されている容疑者をいう警察関係の隠語。「―を絞り込む」「―を追う」

ほんぼん

ほんぼん 【本本】 (名・形動ナリ)
(1)いつわりでない・こと(さま)。ほんとう。まこと。真実。「そりや―でござんすか/浄瑠璃・先代萩」
(2)本式。正式。「ハジメテ―ニ束帯ウタガ/天草本平家 3」

ほんぽ

ほんぽ [1] 【本帆】
和船の船体中央に張る大きな帆。船首に張る小型の弥帆(ヤホ)や中帆(ナカホ)に対するもの。

ほんぽ

ほんぽ [1] 【本圃】
苗床で育てた苗を移し植え,収穫まで植えておく畑。

ほんぽ

ほんぽ [1] 【本舗】
ある商品を作って売り出しているおおもとの店。製造元。店名に添えて用いることも多い。

ほんぽう

ほんぽう【奔放な】
free and unrestrained.

ほんぽう

ほんぽう [1] 【本邦】
我が国。「―初演の戯曲」

ほんぽう

ほんぽう [1] 【本俸】
諸手当などを含まない,主となる俸給。本給。

ほんぽう

ほんぽう [1] 【本法】
(1)本体となる法律。
(2)この法律。

ほんぽう

ほんぽう [0] 【奔放】 (名・形動)[文]ナリ
世間の慣習などに束縛されず自分の思うままに振る舞う・こと(さま)。「自由―な生き方」
[派生] ――さ(名)

ほんぽう

ほんぽう【本俸】
a basic salary.

ほんぽう

ほんぽう 【本方】
漢方で,昔から定まっている調剤の処方。「薬ノ―/日葡」

ほんぽじとう

ほんぽじとう [4] 【本補地頭】
新補地頭に対し,それ以前に先祖代々の所領を鎌倉幕府により地頭職という形で安堵された御家人。

ほんぽん

ほんぽん [0] 【奔奔】 (ト|タル)[文]形動タリ
〔詩経(鄘風,鶉之奔奔)〕
男女の関係が入り乱れているさま。「鶉の―たる多妻の醜を愧づる/福翁百話(諭吉)」

ほんま

ほんま 【本間】
姓氏の一。

ほんま

ほんま [0] 【本馬】
江戸時代の駄賃馬の一。幕府公用者や諸大名が用いた。四〇貫の荷を負う。
→空尻(カラジリ)

ほんま

ほんま [0] 【本間】
(1)邦楽で,原則に外れないリズム。
(2)謡曲の基本の間で,毎句の第一音が第一拍の直前からうたい出されるもの。
(3)本式と定められたひと間の長さ。特に,京間(キヨウマ)のこと。
(4)座敷持ちの上級の女郎の部屋。本部屋。「急にしやくのおこつた顔で,―へはひつておやすみなんし/洒落本・青楼昼之世界錦之裏」

ほんま

ほんま [0] 【本真】 (名・形動)
本当である・こと(さま)。真実。主に関西地方で用いる。「―の話やで」「―に驚いたわ」

ほんまき

ほんまき [0] 【本槙】
コウヤマキの別名。

ほんまきえ

ほんまきえ [3][4] 【本蒔絵】
消し粉蒔絵などの簡単な製法のものに対して,丸粉(マルフン)を用い,研ぎ出しを行なって光沢を表した本格的な蒔絵。

ほんまく

ほんまく [0] 【本幕】
(1)能または狂言で,役者の舞台への出入りに際して,二人の後見が揚げ幕を完全に上まで揚げること。
→半幕
→片幕
(2)家紋をつけた幕。

ほんまぐろ

ほんまぐろ [3] 【本鮪】
⇒クロマグロ

ほんましろうさぶろう

ほんましろうさぶろう 【本間四郎三郎】
(1732-1801) 江戸中・後期の豪商。酒田の人。名は光丘,四郎三郎は通称。庄内藩一四万石の領地において二四万石の大地主であった本間家の中興の祖。廻船問屋を営み巨財を積み,財力を背景に藩政にも参与し士分となる。米沢藩主上杉家の中興にも貢献。

ほんまつ

ほんまつ【本末を転倒した】
preposterous;→英和
absurd.→英和

ほんまつ

ほんまつ [1][0] 【本末】
(1)物事の基本となる大切なことと,瑣末(サマツ)な小さなこと。根本と枝葉。もととすえ。「―を誤る」
(2)はじめとおわり。
(3)本寺と末寺。

ほんまつてんとう

ほんまつてんとう [1] 【本末転倒】 (名)スル
根本的なことと枝葉のこととを取りちがえること。

ほんまつり

ほんまつり [3] 【本祭(り)】
陰祭り・宵祭りに対して,本式に行う神社の祭り。

ほんまひさお

ほんまひさお 【本間久雄】
(1886-1981) 文芸評論家・英文学者。山形県生まれ。早大卒。「早稲田文学」の編集に従い,婦人問題や民衆芸術論などを論じ,イギリス唯美主義文学研究で学位を受けた。著「明治文学史」など。

ほんまゆ

ほんまゆ [0] 【本眉】
江戸時代,女官・御殿女中などの本式の作り眉。墨で眉を描いた上に白粉を塗るもの。

ほんまる

ほんまる [0] 【本丸】
城の曲輪(クルワ)の一。守城戦において最終拠点となる,最も重要な曲輪。本曲輪。
→二の丸
→三の丸

ほんみ

ほんみ [0] 【本身】
(竹光(タケミツ)などに対して)本物の刀。真剣。

ほんみかげ

ほんみかげ [3] 【本御影】
兵庫県神戸市御影港付近から産する,淡紅色で良質の花崗(カコウ)岩。

ほんみず

ほんみず [0] 【本水】
(1)歌舞伎などで,池・川・井戸などの水に本物の水を使用すること。また,その水。
(2)自由地下水の本体の俗称。

ほんみち

ほんみち
1913年(大正2)に天理教の布教師だった大西愛治郎が開教した新宗教。国家神道に従属していた当時の天理教を批判して分派独立。天皇制を否定し,生き神(大西)による神政を主張したため,戦前に二度の弾圧を受けた。本部は大阪府高石市羽衣。

ほんみょう

ほんみょう【本名】
one's real name.

ほんみょう

ほんみょう [1] 【本名】
筆名・芸名・偽名などに対して,本当の名。実名。ほんめい。「―を名乗る」

ほんみょう

ほんみょう [0] 【本命】
生まれた年の干支(エト)。ほんめい。

ほんみょうしょう

ほんみょうしょう [3] 【本命星】
(1)その人の生年に当たる星。北斗七星・金輪星・妙見星のいずれかをいう。
(2)九星占いで,その人の生年に,中央に位置する星。一白水星・二黒土星など。

ほんみょうじ

ほんみょうじ ホンメウ― 【本妙寺】
熊本市花園町にある日蓮宗の寺。山号,発星山。1585年に加藤清正が大坂に創建。1600年熊本城内に移り,清正没後現在地に再移転。清正の廟(ビヨウ)がある。

ほんみょうてきさつ

ほんみょうてきさつ [0] 【本命的殺】
暦の九星で最悪とされる方位で,本命と反対の方角。この方向に普請・建築・婚姻などをすると災いがあるとされる。

ほんみょうどうじょう

ほんみょうどうじょう [5] 【本命道場】
天子の本命星を祈念して国家を鎮護するための道場。

ほんみょうにち

ほんみょうにち [3] 【本命日】
陰陽(オンヨウ)道で,生年の干支(エト)と同じ干支の日。病気・災難に注意しなければならないとする。

ほんみょうほっけしゅう

ほんみょうほっけしゅう ホンメウ― 【本妙法華宗】
日蓮宗勝劣派に属す一派。派祖は日真。本山は京都の本隆寺。1488年本隆寺派として成立。1898年(明治31),本妙法華宗と改称。現在は,法華宗真門流。

ほんむ

ほんむ【本務】
one's regular job[business].

ほんむ

ほんむ [1] 【本務】
本来のつとめ。本来の任務。「―に励む」

ほんむすび

ほんむすび [3] 【本結び】
「細結(コマムス)び」に同じ。

ほんむねづくり

ほんむねづくり [5] 【本棟造り】
板葺(ブ)き切妻屋根の大規模な民家。主に長野県南部に分布し,庄屋や本陣などの住居形式となった。

ほんめ

ほんめ [0] 【本目】
網地の結節の一種。細結(コマムス)びによる網目。編みやすく,結び目がかさばらない。

ほんめい

ほんめい [0] 【本命】
(1)競馬や競輪などで一着になると予想されている馬や選手。「」印で表す。転じて,一般に最有力とみられている人。
⇔対抗
「次期社長の―と目される人」
(2)「ほんみょう(本命)」に同じ。

ほんめい

ほんめい【本命】
the favorite (競馬の);→英和
a prospective winner (選挙の).

ほんめい

ほんめい [1][0] 【本名】
⇒ほんみょう(本名)

ほんめい

ほんめい [0] 【奔命】
〔君命に従って奔走する意から〕
いそがしく活動すること。「―に疲れる」「その日暮しの―に疲労して了ふ傾きがあります/一隅より(晶子)」

ほんもう

ほんもう【本望(を遂げる)】
(realize) one's wishes.〜だ I am quite satisfied <with> ./I am very glad[happy] <to do,if…> .

ほんもう

ほんもう [0][1] 【本望】
(1)本来の望み。かねてからの希望。もとからの志。本懐。「―をとげる」
(2)前々からの望みを達して満足すること。「さぞ―だろう」

ほんもくてい

ほんもくてい 【本牧亭】
東京上野にあった講釈場。1989年(平成1)閉場により,講談の定席はなくなった。

ほんもと

ほんもと [0] 【本元】
本当のもと。いちばんのもと。「本家―」「詩は奇異譚の―にして/小説神髄(逍遥)」

ほんもの

ほんもの [0] 【本物】
(1)本当の物。偽りでない物。
⇔贋物(ニセモノ)
「―の味」
(2)もとの物。実物。「―と同じ大きさに作る」
(3)本格的であること。「あの人の絵は―だ」「ここ二,三日の冷えこみは―だ」

ほんもの

ほんもの【本物】
a real thing;a genuine article.〜の real;→英和
genuine.→英和

ほんもろこ

ほんもろこ [3] 【本諸子】
⇒諸子(モロコ)

ほんもん

ほんもん [0] 【本紋】
その家で主として用いる紋。定紋(ジヨウモン)。表紋。

ほんもん

ほんもん [1] 【本門】
仏の本質を説いた部門。法華経二八品のうち,後半一四品の称。
⇔迹門(シヤクモン)

ほんもん

ほんもん [1] 【本文】
(1)注釈などに対し,その対象になっているもとの文章。ほんぶん。
(2)書物のうちで,さし絵・序文などを除いた,主となっている文。ほんぶん。
(3)古典などにある,よりどころとすべき文句。「身を全うして君に仕ふといふ―あり/平家 1」

ほんもんじ

ほんもんじ 【本門寺】
(1)東京都大田区池上にある日蓮宗の大本山。山号,長栄山。日蓮宗四大本山の一。日蓮入寂の地。1274年鎌倉幕府の工匠池上宗仲が自邸を寺としたもの。開基は日朗。池上本門寺。
(2)静岡県富士宮市北山にある日蓮宗の大本山。山号,富士山。1298年日興の開基。大石寺とともに日興門流の正統として栄えた。北山本門寺。
(3)静岡県芝川町にある日蓮系単立宗教法人の寺。山号,富士山。西山本門寺ともいう。北山本門寺第二世の日代が1343年に創建。

ほんもんのかいだん

ほんもんのかいだん 【本門の戒壇】
日蓮宗三大秘法の一。本尊に帰依して題目を唱えること自体を戒壇と解する教派と具体的な戒壇と解する教派がある。

ほんもんのだいもく

ほんもんのだいもく 【本門の題目】
日蓮宗三大秘法の一。南無妙法蓮華経の七字を口に唱えて,本尊に帰依する心を表すこと。

ほんもんのほんぞん

ほんもんのほんぞん 【本門の本尊】
日蓮宗三大秘法の一。永遠の超越的仏としての釈迦を具象化した十界曼荼羅を本尊とする。

ほんもんひはん

ほんもんひはん [5] 【本文批判】
〔text critic〕
古典の数種の異本を比較研究して,原典に近い最良の本文を定めようとすること。本文批評。テキスト-クリティック。

ほんもんぶつりゅうしゅう

ほんもんぶつりゅうしゅう 【本門仏立宗】
日蓮宗の一派。1857年本門法華宗の日扇が京都で結成した本門仏立講に始まる。禁圧を受けたが,明治中期以後教勢を拡大し,1946年(昭和21)に本門仏立宗となった。本山は京都の宥清寺。ほっけしゅう。

ほんもんほっけしゅう

ほんもんほっけしゅう 【本門法華宗】
日蓮宗の一派。派祖は日隆。京都妙蓮寺を大本山とする。光長寺(静岡)・本能寺(京都)・本興寺(兵庫)・鷲山(ジユセン)寺(千葉)の諸山と一宗を成していたが,1941年(昭和16)真門・陣門両派を加え法華宗を結成。戦後法華宗より分派し,53年現在名を称する。

ほんや

ほんや [1] 【本屋】
(1)本を売る店,また人。出版社をいうこともある。書店。書肆(シヨシ)。
(2)主要な建物。おもや。ほんおく。
(3)映画や演劇関係で,脚本家・台本作家・シナリオ-ライターをいう。

ほんや

ほんや【本屋】
<米> a bookstore[ <英> bookshop](店);→英和
a bookstall (屋台の);→英和
a publisher (出版社・人);→英和
a bookseller (人).→英和

ほんやがくもん

ほんやがくもん [5] 【本屋学問】
書名は知っているが内容は知らない,うわべだけの学問。外題(ゲダイ)学問。

ほんやく

ほんやく [0] 【本役】
(1)中世・近世,領民が領主に対し負担する課役の基準となるべく,あらかじめ定められた課役の数量。実際の課役は,その定量から,何割かを免除する形で行われた。
(2)江戸時代,本百姓に課される課役。
(3)その役者の個性・芸風にあった自己本来の役。「やつし方の―ではねえわ/滑稽本・八笑人」

ほんやく

ほんやく [0] 【翻訳】 (名)スル
(1)ある言語で表現されている文を,他の言語になおして表現すること。また,そのなおされた文。「トルストイの小説を―する」「―家」
→反訳
(2)〔生〕 転移 RNA が,伝令 RNA の指定する順序にアミノ酸を配列し,タンパク質を組み立てる過程。細胞質にあるリボソームで行われる。
→転写

ほんやく

ほんやく【翻訳】
(a) translation.〜する translate <a story into Japanese> ;→英和
decipher (暗号を).→英和
〜可能な translatable.‖翻訳家[者]a translator.

ほんやくかた

ほんやくかた 【翻訳方】
江戸幕府の職名。安政年間(1854-1860)におかれたもので外国奉行および海軍所頭取の下で外国語の翻訳にあたった。

ほんやくけん

ほんやくけん [4][3] 【翻訳権】
著作物を外国語に翻訳する権利。著作権の内容の一つで,著作権者が専有する。

ほんやくしゃくよう

ほんやくしゃくよう [5] 【翻訳借用】
〔loan translation〕
新しい語を外国語から導入するときに,原語の語構造を生かしながら各要素をことごとく自国語で訳した形で取り入れること。英語の dumbbell(物言わぬ+鈴)を「亜鈴」と訳したことなどがその例。

ほんやくしょ

ほんやくしょ [0][5] 【翻訳書】
外国語から翻訳した書物。訳本。

ほんやくちょう

ほんやくちょう [0] 【翻訳調】
外国語を日本語に直訳したような独特の表現。また,そのような文体の作品。

ほんやくみょうぎしゅう

ほんやくみょうぎしゅう 【翻訳名義集】
中国,南宋の梵漢辞典。七巻。あるいは二〇巻。法雲編。1143年成立。仏典の梵語二千余語を六四編にわけて漢訳を付し,解説したもの。

ほんゆう

ほんゆう [0] 【本有】 (名)スル
本来もっていること。また,その特質。生得。固有。

ほんゆうかんねん

ほんゆうかんねん [5] 【本有観念】
「生得観念(セイトクカンネン)」に同じ。

ほんゆうてき

ほんゆうてき [0] 【本有的】 (形動)
生まれながらに備えているさま。生得的。「―な性格」

ほんよさん

ほんよさん [3] 【本予算】
国または地方公共団体の年間予算として当初に成立した基本の予算。当初予算。

ほんよみ

ほんよみ [0] 【本読み】
(1)本を読むこと。また,読書のすきな人。
(2)芝居で,役者を集めて脚本を読んで聞かせ,各自の意見を求めたりすること。また,役者たちが脚本の中の自分のせりふを声を出して読み合わせてみること。よみあわせ。

ほんよみ

ほんよみ【本読み】
[劇の]scenario reading;(a) rehearsal.→英和

ほんらい

ほんらい [0] 【奔雷】
激しく鳴る雷。迅雷(ジンライ)。

ほんらい

ほんらい【本来】
originally (元来);→英和
essentially (本質的に);[天性]naturally;→英和
by nature.〜の original;→英和
natural;→英和
proper (正しい).→英和
‖本来(から言うと) properly speaking.

ほんらい

ほんらい [1] 【本来】
(1)もともと。元来。副詞的にも用いる。「―の姿に戻る」
(2)当然そうあるべきこと。あたりまえ。普通。通常。副詞的にも用いる。「―ならば罰するところだが,今回だけは特に免除する」「―,こちらからお伺いすべきところですが…」

ほんらいくう

ほんらいくう [3] 【本来空】
〔仏〕 存在するすべての事物は実体としての固定的本質をもつものではないということ。

ほんらいじょうぶつ

ほんらいじょうぶつ [5] 【本来成仏】
〔仏〕 万物一如の見地に立てば,衆生(シユジヨウ)も仏も同じで,衆生もそのままが仏であるということ。

ほんらいのめんもく

ほんらいのめんもく 【本来の面目】
〔仏〕 自分の本来の姿。真実の自己。
〔禅宗で用いる語〕

ほんらいむいちもつ

ほんらいむいちもつ [1][3] 【本来無一物】
〔仏〕 万物は実体ではなく,空にすぎないのだから,執着すべき対象は何一つないということ。
〔禅宗で用いる語〕

ほんり

ほんり [1] 【本利】
元本と利息。本子。元利。

ほんりゅう

ほんりゅう【奔流】
a torrent.→英和

ほんりゅう

ほんりゅう [0] 【本流】
(1)川の根幹となる流れ。主流。
⇔支流
(2)主となる流派。主流。「保守―」

ほんりゅう

ほんりゅう【本流】
the mainstream.→英和

ほんりゅう

ほんりゅう [0] 【奔流】
激しい勢いの流れ。「―となって流れる」

ほんりょう

ほんりょう [0][1] 【本領】
(1)他人にまねのできないような,その人独特の性質や才能。もちまえの性質や才能。本来の特質。「この作家の―は詩情豊かな描写にある」「―を発揮する」
(2)もともと所有した領地。「円心一人僅に―一所の安堵を全して/太平記 13」

ほんりょう

ほんりょう【本領】
one's characteristic;one's duty (本分).〜を発揮する display one's skill.

ほんりょうあんど

ほんりょうあんど [5] 【本領安堵】
鎌倉時代から室町時代の初めにかけて,将軍が自分に忠誠を誓った武士に対して父祖伝来の所領の所有権を認め,保証したこと。安堵。

ほんりょうがえ

ほんりょうがえ [3] 【本両替】
江戸時代,江戸・大坂の両替商のうち,金銀を主に扱い,資本が大きく信用も高かったもの。

ほんるい

ほんるい【本塁】
《野》the home base.本塁打 <hit> a home run;a homer.→英和

ほんるい

ほんるい [1][0] 【本塁】
(1)本拠となる城・砦(トリデ)。ねじろ。根拠地。「敵の―を陥れる」
(2)野球で,打者が投手の投球を打ち,また,走者が各塁を回ってここに戻ると一得点が認められる塁。ホーム-ベース。ホーム-プレート。

ほんるいだ

ほんるいだ [3] 【本塁打】
野球で,エラーなしに,打者が各塁を回って本塁まで帰ることのできたヒット。外野のフェンスを越えたフェア-フライは本塁打になる。ホーム-ラン。ホーマー。

ほんれい

ほんれい [0] 【本鈴】
正式な始まりを知らせるベル。
⇔予鈴

ほんれき

ほんれき [0] 【本暦】
基準となる,くわしい暦。七曜,干支,太陽の赤緯,日出・日入・日南中・月出・月入・月南中・満潮・干潮の各時刻などを記す。

ほんろう

ほんろう【翻弄する】
trifle with;make fun of.波に〜される be tossed by the waves.

ほんろう

ほんろう [0] 【翻弄】 (名)スル
思いのままにもてあそぶこと。「船が風波に―される」「敵を―する」

ほんろん

ほんろん 【本論】
(1) [1][0]
主となる議論。根幹をなす論。「―に入る」
(2) [1]
この論。

ほんろん

ほんろん【本論(にはいる)】
(proceed to) the main subject.

ほんわか

ほんわか [3] (副)スル
温かみがあってなごやかなさま。「―(と)したムード」

ほんわり

ほんわり [0] 【本割】
大相撲で,発表された取組表によって行われる正規の取組。優勝決定戦などは含まない。

ほんネル

ほんネル [0] 【本―】
(綿ネルに対して)フランネルのこと。

ほんビロード

ほんビロード [3] 【本―】
経(タテ)糸・緯(ヨコ)糸ともに絹糸で織ったビロード。本天。

ほ文字

ほもじ 【ほ文字】
〔女房詞〕
干(ホ)し飯(イイ)。[御湯殿上(文明九)]


「ほ」の濁音の仮名。両唇破裂音の有声子音と後舌の半狭母音とから成る音節。

ぼ 【坊】 (接尾)
⇒ぼう(坊)■三■

ぼ [1] 【戊】
十干の第五。つちのえ。

ぼあい

ぼあい [0] 【暮靄】
もや。晩靄。「遠く比叡愛宕の山々が―に霞んで/朱雀日記(潤一郎)」

ぼいき

ぼいき [1][0] 【墓域】
墓地として区切られた地域。墓場。

ぼいぼい

ぼいぼい (副)
不平不満などをつぶやくさま。ぶつぶつ。「悪態ばかり―ぼやきくさつて/滑稽本・浮世床(初)」

ぼいやま

ぼいやま [0] 【ぼい山】
北陸地方の多雪地域に広く分布する二次林。雪圧による匍匐(ホフク)性の落葉低木林で,燃料用の「ぼい(=粗朶(ソダ))」を採取する。

ぼいん

ぼいん【拇印】
a thumb impression.〜を押す seal with the thumb.→英和

ぼいん

ぼいん【母音】
a vowel.→英和

ぼいん

ぼいん [0] 【母音】
言語音の分類の一。声帯の振動で生じた有声の呼気が,咽頭や口腔内の通路で閉鎖や狭めをうけずに響きよく発せられる音。現代日本語の共通語ではア・イ・ウ・エ・オの五つに区分する。ぼおん。母韻。
⇔子音

ぼいん

ぼいん [0] 【戊寅】
干支(エト)の一。つちのえとら。

ぼいん

ぼいん [2]
■一■ (副)
(多く「と」を伴って)勢いよくけったりなぐったりするさま。「―となぐる」
■二■ (名)
女性の大きな乳房を俗にいう語。

ぼいん

ぼいん [0] 【拇印】
おや指の先の腹に朱肉や墨をつけ,印の代わりとして押すこと。また,その印。爪印。
→指印(シイン)

ぼいんこうたい

ぼいんこうたい [4] 【母音交替】
一つの語根中の母音が,文法機能や品詞の変化に応じて,音色や長さの違う別の母音と交替すること。インド-ヨーロッパ諸語に特徴的で,英語の tooth(「歯」の単数形)―teeth(複数形),sing(「歌う」の現在形)―sang(同過去形)―sung(同過去分詞形)などがその例。また,日本語の,フネ―フナ(舟),シロ―シラ(白),カルシ―カロシ(軽)などについてもいう。アプラウト。

ぼいんさんかくけい

ぼいんさんかくけい [6] 【母音三角形】
母音を,発音するときの舌の位置の前後,口の開きの広狭など調音上の違いによって分類し,逆三角形の頂点や各辺上に位置づけて図示したもの。
母音三角形[図]

ぼいんちょうわ

ぼいんちょうわ [4] 【母音調和】
語幹あるいは語幹と接辞の結合など一定の言語単位内部で,共存可能な母音の組み合わせに制限が認められる現象。ある言語の母音が,前舌・後舌,円唇・非円唇,広い・狭いなどの基準によってグループに分かれ,同一グループの母音どうしでのみ共存が許される。アルタイ諸語,フィン-ウゴル諸語のほか,アフリカやアメリカ-インディアンの言語などにもみられる。

ぼい山

ぼいやま [0] 【ぼい山】
北陸地方の多雪地域に広く分布する二次林。雪圧による匍匐(ホフク)性の落葉低木林で,燃料用の「ぼい(=粗朶(ソダ))」を採取する。

ぼう

ぼう【坊】
[寺の]a cell;→英和
a priest's lodge.

ぼう

ぼう [1] 【帽】
頭にかぶるもの。帽子。「ベレー―」「長押(ナゲシ)から中折れの―を取つて被る/青年(鴎外)」

ぼう

ぼう バウ [1] 【房】
(1)小部屋。つぼね。「草の御蓆も此の―にこそまうけ侍るべけれ/源氏(若紫)」
(2)僧の住んでいる所。また,僧。「或る―には経典を読誦する比丘有り/今昔 4」「すぐれたる御―ぞかし/大鏡(昔物語)」
(3)二十八宿の一。東方の星宿。蠍座(サソリザ)の前半部に当たる。房宿。そいぼし。

ぼう

ぼう バウ [1] 【亡】
死ぬこと。没。「二月八日―」

ぼう

ぼう [1] 【某】
■一■ (名)
ある人や場所・月日などが不明な場合,また意図的にそれとはっきり指し示していわない場合に用いる語。「中村―」「―政治家」「―年―月」
■二■ (代)
一人称。男性が自らをへりくだっていう語。それがし。やつがれ。「―稽首敬白/明衡往来」

ぼう

ぼう [1] 【暴】 (名・形動)[文]ナリ
(1)荒々しいこと。乱暴であること。また,そのさま。「日方が言葉に募つて―な事でも仕はせぬかと/天うつ浪(露伴)」
(2)道理にはずれていること。不法であること。また,そのさま。「はや乱酔の友達らの,―なコップの悪強(ワルジイ)酒/当世書生気質(逍遥)」

ぼう

ぼう バウ [1] 【昴】
二十八宿の一。西方の星宿。昴宿。すばる。

ぼう

ぼう バウ [1] 【坊】
■一■ (名)
(1)僧侶の居所。転じて,僧侶。房。「僧―」「お―さん」
(2)男の幼児を親しんで呼ぶ称。江戸時代には女児についてもいった。「―や」「―はどこの子だい」
(3)
 (ア)唐の都城制に倣った条坊制の一区画。四周を大路で囲まれた区域をさし,これがさらに小路によって一六の町(坪)に分かれる。
 (イ)条坊制で,左京・右京おのおのの各条を四坊に分かつ大路。南北に通じ,東西に通じる「条」に対する。
(4)皇太子の居所「東宮坊」から転じて,皇太子をいう。「―にもようせずは,この御子のゐ給べきなめり/源氏(桐壺)」
■二■ (代)
一人称。男の幼児が自分をさし示していう語。「それは―のだよ」
■三■ (接尾)
(1)人の名に付けて,親しみや軽いあざけりの意を表す。「お春―」「けん―」
(2)人の様態を表す語に付いて,そういう人であることを表す。上にくる語によって「ぼ」「んぼ」「んぼう」の形にもなる。「朝寝―」「赤ん―」「赤んぼ」「暴れん―」「けちん―」「けちんぼ」
(3)僧侶の通称や坊号などの下に添えて用いる。「武蔵―弁慶」「法界―」

ぼう

ぼ・う ボフ 【追ふ】 (動ハ四)
〔「おふ」の転〕
おう。追いかける。「往なずば早う―・ひ往なせ/浄瑠璃・夏祭」

ぼう

ぼう【棒】
(1) a stick;→英和
a rod (さお);→英和
a club (こん棒).→英和
(2)[線]a line.→英和
〜を引く draw a line.〜にふる lose;→英和
ruin <one's life> .→英和

ぼう

ぼう【某】
a (ある);a (certain) person (ある人).‖某氏 a certain person;Mr.So-and-so.某所 a certain place;somewhere.

ぼう

ぼう [1] 【暮雨】
夕暮れに降る雨。

ぼう

ぼう バウ [1] 【茫】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)広々としているさま。「高原に出ると…見わたす先は―としてゐる/日本北アルプス縦断記(烏水)」
(2)ぼんやりとしているさま。「―とした湯気の中に/田舎教師(花袋)」

ぼう

ぼう バウ [0] 【棒】
(1)手に持てるくらいの細長い木・金属・竹など。「短い―」「マッチ―」
(2)六尺(約1.8メートル)くらいの木を武具としたもの。また,それを用いる武術。棒術。
(3)まっすぐに引いた線。棒線。「横に―を引く」
(4)疲労などのために足の筋肉がつっぱってしまうこと。「足が―になる」
(5)一直線であること。単調で変化のないこと。また,連続すること。「台詞(セリフ)を―に読む」「―暗記」
(6)〔仏〕 禅宗で,師が指導のために用いる棒。一棒。

ぼう

ぼう バウ [1] 【芒】
のぎ。

ぼう

ぼう バウ [1] 【望】
(1)月と太陽との視黄経の差が一八〇度になること,またはその時刻。満月。
⇔朔(サク)
(2)陰暦一五日の異名。

ぼう=に振る

――に振・る
それまでの努力や成果を無にする。ふいにする。「つまらない事で一生を―・る」

ぼう=ほど願って針(ハリ)ほど叶(カナ)う

――ほど願って針(ハリ)ほど叶(カナ)う
望みや志はなかなかかなえられないものであるということのたとえ。

ぼう=を以(モツ)て暴に易(カ)う

――を以(モツ)て暴に易(カ)う
〔史記(伯夷伝)〕
(1)一つの暴を除くために,他の暴をもって行う。結局,少しも改善のあとがなく,暴を除く結果にならないことにいう。
(2)相手の暴力に暴力をもって対抗する。

ぼう=を引く

――を引・く
(1)線を画く。
(2)書いてある上から線を引いて消す。帳消しにする。

ぼう−

ぼう−【亡−】
the[one's]late <father> .→英和

ぼうあきない

ぼうあきない バウアキナヒ [4][3] 【棒商い】
天秤棒(テンビンボウ)で商品をかつぎ,売り歩く商い。また,その商人。

ぼうあく

ぼうあく [0] 【暴悪】 (名・形動)[文]ナリ
(1)乱暴で道義にはずれている・こと(さま)。「―な君主」
(2)非常に荒々しい・こと(さま)。「獄卒等邪見―の声を以て大いに怒て申様/三国伝記」
[派生] ――さ(名)

ぼうあげ

ぼうあげ バウ― [0] 【棒上げ】 (名)スル
取引で,相場が一本調子に続いて上がること。棒立ち。
⇔棒下げ

ぼうあし

ぼうあし バウ― [0] 【棒足】
株価の動きをグラフ化した罫(ケイ)線の一。一定期間の高値と安値の間を棒グラフにしたもの。

ぼうあつ

ぼうあつ バウ― [0] 【膨圧】
植物細胞内に浸透した水によって細胞壁に加わる圧力。

ぼうあつ

ぼうあつ [0] 【暴圧】 (名)スル
力ずくで押さえつけること。

ぼうあつ

ぼうあつ バウ― [0] 【防遏】 (名)スル
ふせぎとめること。防止。「之を覗(ネラ)ふものを―する堅固な墻壁である/土(節)」

ぼうあつうんどう

ぼうあつうんどう バウ― [5] 【膨圧運動】
細胞の膨圧の変化に基づく植物の運動。気孔の開閉,葉枕の運動,ハエジゴクなどの捕虫葉の運動などがこの例。

ぼうあんき

ぼうあんき【棒暗記する】
cram up <a book> .

ぼうあんき

ぼうあんき バウ― [3] 【棒暗記】 (名)スル
(文章・語句などの意味を理解せず)そのまま暗記すること。「教科書を―する」

ぼうい

ぼうい【暴威を振るう】
play tyrant <over the people> ;rage (風雨などが).→英和

ぼうい

ぼうい [1] 【暴威】
非常に荒々しい勢い。「―をふるう」

ぼうい

ぼうい バウ― [1] 【防已】
オオツヅラフジの茎や根茎を乾燥した生薬。リューマチ・神経痛・関節痛などの鎮痛剤として用いる。

ぼういん

ぼういん バウ― [0] 【旁引】 (名)スル
方々から多くの例を引いて考証すること。博引旁証。

ぼういん

ぼういん【暴飲】
excessive drinking.〜する drink heavily[to excess].

ぼういん

ぼういん [0] 【暴飲】 (名)スル
度を過ごして飲むこと。特に,酒をむやみに飲むこと。「―暴食」「―して体をこわす」

ぼういん

ぼういん [0] 【謀印】
印鑑を偽造すること。また,その印鑑。

ぼうう

ぼうう [1] 【暴雨】
激しく降る雨。

ぼううき

ぼううき バウ― [0] 【棒浮き】
「浮桿(フカン)」に同じ。

ぼううけあみ

ぼううけあみ バウウケ― [4] 【棒受(け)網】
⇒ぼうけあみ(棒受網)

ぼううずまきぎんが

ぼううずまきぎんが バウウヅマキ― [7] 【棒渦巻(き)銀河】
渦巻き銀河の一。中央の楕円体を通り抜けるような棒状構造があり,その両端から渦巻き状の腕が巻きついているもの。

ぼうえい

ぼうえい【防衛】
(a) defense;→英和
protection.→英和
〜する defend;→英和
protect.→英和
‖防衛大学 the National Defense Academy.防衛庁 the Defense Agency.防衛費 defense expenditure.

ぼうえい

ぼうえい バウヱイ [0] 【防衛】 (名)スル
(他からの攻撃を)ふせぎまもること。「祖国を―する」

ぼうえいいかだいがっこう

ぼうえいいかだいがっこう バウヱイイクワダイガクカウ 【防衛医科大学校】
自衛隊医官を養成する防衛庁所管の学校。修業年限は六年。1973年(昭和48)設立。所在地は埼玉県所沢市。

ぼうえいきせい

ぼうえいきせい バウヱイ― [5] 【防衛機制】
〔心〕 不安・葛藤・フラストレーションなどから自己を守ろうとして働くさまざまな心の仕組み。投射・退行・抑圧・昇華・合理化など。適応機制。

ぼうえいしせつちょう

ぼうえいしせつちょう バウヱイ―チヤウ [7][6] 【防衛施設庁】
1962年(昭和37)調達庁と防衛庁建設本部を合併して設置された防衛庁の外局。自衛隊の施設の取得・建設・管理,在日米軍に対する施設の提供などを所管する。

ぼうえいしゅつどう

ぼうえいしゅつどう バウヱイ― [5] 【防衛出動】
外部からの武力攻撃およびそのおそれのある場合に,内閣総理大臣の命令により自衛隊が防衛のために出動すること。国会の承認を必要とする。

ぼうえいたいりょく

ぼうえいたいりょく バウヱイ― [5] 【防衛体力】
正常な生体の機能を維持するため,外部から与えられる環境,細菌の感染などの刺激に抵抗する力。

ぼうえいだいがっこう

ぼうえいだいがっこう バウヱイダイガクカウ 【防衛大学校】
幹部自衛官を養成する防衛庁所管の学校。修業年限は四年。1952年(昭和27)保安大学校として設立。54年現名に改称。所在地は神奈川県横須賀市。

ぼうえいちょう

ぼうえいちょう バウヱイチヤウ [3] 【防衛庁】
総理府の外局の一。自衛隊の管理・運営を任務とする。1954年(昭和29)に保安庁を改組して発足。国務大臣を長官として幕僚監部・統合幕僚会議などを置き,付属機関として防衛大学校・防衛医科大学校など,外局として防衛施設庁がある。

ぼうえいにほう

ぼうえいにほう バウヱイ―ハフ [5] 【防衛二法】
防衛庁設置法および自衛隊法の総称。

ぼうえいひ

ぼうえいひ バウヱイ― [3] 【防衛費】
国の予算のうち防衛目的に支出される経費。自衛隊の人件費・食糧費・装備品購入費・訓練費・基地対策費等のほか,在日アメリカ軍駐留費の肩代わり費用も含まれる。防衛関係費。

ぼうえき

ぼうえき【防疫】
prevention of epidemics.

ぼうえき

ぼうえき [0] 【貿易】 (名)スル
外国と商品の売買をすること。国際間の商業取引。交易。

ぼうえき

ぼうえき バウ― [0] 【防疫】
外来および国内伝染病の侵入・流行を予防するための処置。海港および空港検疫,患者または保菌者の早期発見と隔離,媒介となる動物の駆除,予防接種など。「―対策」

ぼうえき

ぼうえき【貿易】
trade;→英和
commerce.→英和
〜する trade <with> ;have trade relations <with> .‖貿易商 a trader.貿易商社 a trading company.貿易風 a trade wind.貿易不均衡 trade imbalance.貿易摩擦 trade friction.

ぼうえきいそんど

ぼうえきいそんど [6] 【貿易依存度】
一国の経済が貿易によりかかる度合。普通,国民総生産または国民所得に対する貿易額の割合で表す。貿易を輸出と輸入に分け,輸出依存度・輸入依存度を測る場合も多い。

ぼうえきがいしゅうし

ぼうえきがいしゅうし [7] 【貿易外収支】
貿易外取引による海外収支。国際収支統計では,これから資本取引を除いた貿易外経常収支が貿易外収支とされる。

ぼうえきがいとりひき

ぼうえきがいとりひき [7][8] 【貿易外取引】
商品貿易以外の対外取引の総称。運輸,保険,海外旅行,直接・間接投資,証券の輸出入など。目に見えない貿易。見えざる貿易。無形貿易。

ぼうえききんゆう

ぼうえききんゆう [5] 【貿易金融】
貿易を円滑に行うために必要な資金の融通。輸出金融・輸入金融・現地金融などに大別される。

ぼうえきぎん

ぼうえきぎん [4] 【貿易銀】
貿易の便宜上,発行された銀貨。1871年(明治4)新貨条例で金本位制が採用されたが,アジア貿易では銀貨が通商上の通貨だったので,一円銀貨を発行し決済を目的として開港場に限って流通させた。98年通用廃止。

ぼうえきしゅうし

ぼうえきしゅうし [5] 【貿易収支】
国際間の商品取引に伴う収入と支出。貿易外収支とともに国際収支の中の経常収支の項目。

ぼうえきしょう

ぼうえきしょう [4][3] 【貿易商】
貿易を業とする商社・商人。

ぼうえきじゆうか

ぼうえきじゆうか [0] 【貿易自由化】
貿易についての国の制限その他統制を撤廃して,自由な貿易を実現すること。

ぼうえきじょうけん

ぼうえきじょうけん [5] 【貿易条件】
「交易条件」に同じ。

ぼうえきじり

ぼうえきじり [0] 【貿易尻】
貿易収支の帳尻。

ぼうえきてがた

ぼうえきてがた [5] 【貿易手形】
(1)商品の輸出・輸入に伴って振り出される手形。
(2)輸出品の生産・集荷に必要な資金の調達,輸入手形の決済資金の供給など,貿易のための国内金融を図るために振り出される手形。

ぼうえきふう

ぼうえきふう [4][0] 【貿易風】
熱帯地方に卓越する,北半球では北東風,南半球では南東風のほぼ定常的な気流。特に洋上において発達し,この海域では通常晴天のことが多い。恒信風。

ぼうえきまさつ

ぼうえきまさつ [5] 【貿易摩擦】
個々の商品の貿易において,輸出(輸入)が一方に大きく偏ることから発生する紛争。通商摩擦。

ぼうえり

ぼうえり バウ― [0] 【棒襟】
(1)和服で,背中心から襟先まで同じ幅の襟。
(2)洋服で,上から下まで同じ幅のまっすぐな襟。

ぼうえん

ぼうえん バウ― [0] 【防炎】
燃え広がるのを防ぐこと。「―カーテン」

ぼうえん

ぼうえん バウ― [0] 【防煙】
火災などのとき,煙の広がるのを防ぐこと。「―シャッター」

ぼうえん

ぼうえん【望遠レンズ】
a telephoto lens.

ぼうえん

ぼうえん バウヱン [0] 【望遠】
遠くを見ること。

ぼうえんかこう

ぼうえんかこう バウ― [5] 【防炎加工】
⇒難燃(ナンネン)加工

ぼうえんきょう

ぼうえんきょう バウヱンキヤウ [0] 【望遠鏡】
遠方の物体を拡大して見る光学装置。凸レンズの対物レンズまたは,凹面鏡の対物鏡で得た像を接眼レンズで拡大して見るもの。対物レンズを用いるものを屈折望遠鏡,対物鏡を用いる物を反射望遠鏡という。

ぼうえんきょう

ぼうえんきょう【望遠鏡】
a telescope.→英和
〜で見る look <at a star> through a telescope.→英和

ぼうえんきょうざ

ぼうえんきょうざ バウヱンキヤウ― [0] 【望遠鏡座】
〔(ラテン) Telescopium〕
九月上旬の宵に南中する南の星座。日本からは南の地平線上に一部が見える。

ぼうえんくかく

ぼうえんくかく バウ―クワク [5] 【防煙区画】
火災のとき煙が拡散していくことを防ぐために設ける区画。防火戸や垂れ壁などによって区画する。

ぼうえんへき

ぼうえんへき バウ― [3] 【防煙壁】
防煙区画に用いられる間仕切り壁や垂れ壁。

ぼうえんレンズ

ぼうえんレンズ バウヱン― [5] 【望遠―】
遠方の物を拡大して撮影するためのレンズ。焦点距離が比較的長い。

ぼうお

ぼうお バウヲ [1] 【防汚】
汚れを防ぐこと。「―剤」「―塗料」

ぼうおう

ぼうおう [0] 【暴横】 (名・形動)[文]ナリ
あらあらしく勝手気ままに振る舞う・こと(さま)。横暴。「―な君主」

ぼうおく

ぼうおく バウヲク [0] 【房屋】
家。家屋。

ぼうおく

ぼうおく バウヲク [0] 【茅屋】
(1)かやぶきの家。
(2)みすぼらしい家。また,自宅をへりくだっていう語。

ぼうおくみだち

ぼうおくみだち バウオクミ― [5][0] 【棒衽裁ち】
着物の衽を長方形に裁つ普通の裁ち方。ぼうだち。

ぼうおし

ぼうおし バウ― [0] 【棒押し】
二人で棒の両端を持って押し合うこと。また,その遊び。

ぼうおん

ぼうおん【防音の】
<make a room> soundproof.→英和
防音装置 soundproofing;a silencer (器械につけた).

ぼうおん

ぼうおん バウ― [0] 【防音】 (名)スル
騒音が室内に入るのを防いだり,騒音が室外にもれるのを防ぐこと。遮音と吸音を併せていう語。「―壁」「―してある部屋」

ぼうおん

ぼうおん バウ― [0] 【忘恩】
恩を忘れること。恩にむくいないこと。恩知らず。「―の徒」

ぼうおん

ぼうおん【忘恩】
ingratitude <to> .→英和
〜の ungrateful <to> .→英和

ぼうおんざい

ぼうおんざい バウ― [3] 【防音材】
遮音材と吸音材の総称。防音材料。

ぼうおんそうち

ぼうおんそうち バウ―サウ― [5] 【防音装置】
外部からの騒音を遮断したり,内部の音を外にもらさぬようにしたりするための装置。

ぼうか

ぼうか【防火】
fire prevention.〜の fireproof.→英和
‖防火訓練 a fire drill.防火建築 a fireproof building.防火週間 Fire Prevention Week.防火設備 fire protections.防火壁 a fire wall.

ぼうか

ぼうか バウクワ [0] 【防火】 (名)スル
火災の発生や拡大を防ぐこと。「―訓練」

ぼうかかいへき

ぼうかかいへき バウクワ― [4] 【防火界壁】
共同住宅などで,住戸を隔てる壁を耐火または防火構造としたもの。
→防火壁

ぼうかかんりしゃ

ぼうかかんりしゃ バウクワクワンリ― [6] 【防火管理者】
学校や病院などで,消防用設備の点検整備や消防訓練の実施その他の防火管理上必要な業務を行う者。

ぼうかくかく

ぼうかくかく バウクワ―クワク [4] 【防火区画】
火災時に建築物内部の延焼を防ぎ,避難を容易にするために設けられる区画。

ぼうかこうぞう

ぼうかこうぞう バウクワ―ザウ [4] 【防火構造】
木造建築で,外壁・軒裏・天井などをモルタルや漆喰で仕上げ,焼失・類焼を防止できるようにした構造。

ぼうかざいりょう

ぼうかざいりょう バウクワ―レウ [4] 【防火材料】
火災のとき煙や有毒ガスを出したりせず,避難に支障をきたさない材料。不燃材料・準不燃材料・難燃材料など。

ぼうかじゅ

ぼうかじゅ バウクワ― [3] 【防火樹】
火災の延焼を防ぐ目的で家屋の周囲に植える木。サンゴジュ・カシ・シイなどが用いられる。

ぼうかじょうやく

ぼうかじょうやく バウカデウヤク 【望厦条約】
1844年中国広東省マカオ付近の望厦村で締結された清とアメリカの修好通商条約。

ぼうかせん

ぼうかせん バウクワ― [0] 【防火線】
火災の延焼を防止するために設けた都市内の帯状の地域。防火帯。

ぼうかちいき

ぼうかちいき バウクワ―ヰキ [4] 【防火地域】
都市計画法に基づき,防火のために特に指定される地域。この地域内の建物は,耐火建築または簡易耐火建築としなければならないなど種々の制約を受ける。防火地区。

ぼうかつ

ぼうかつ バウ― [0] 【棒喝】
禅宗で,師が弟子を導くとき,大声で叱ったり棒で打つこと。

ぼうかとりょう

ぼうかとりょう バウクワ―レウ [4] 【防火塗料】
着火しにくい材料を混入した塗料。熱にあうとガラス状となるものと,発泡して断熱層となるものとがある。耐火ペイント。

ぼうかど

ぼうかど バウクワ― [3] 【防火戸】
火災の拡大を防ぐ目的で設置される戸。

ぼうかふ

ぼうかふ バウクワ― [3] 【防火布】
不燃性の繊維で織ったり,防火剤を塗ったりした布。

ぼうかへき

ぼうかへき バウクワ― [3] 【防火壁】
火災の延焼を防止するために設ける耐火構造の壁。特に,大きな木造建築などで設ける。

ぼうかりん

ぼうかりん バウクワ― [3] 【防火林】
火災の延焼を防止するための樹林帯。常緑広葉樹・落葉広葉樹など火災に強い木が植えられる。

ぼうかん

ぼうかん バウクワン [0] 【望観】 (名)スル
遠くをながめ見ること。観望。

ぼうかん

ぼうかん【傍観する】
look on;stand by;remain indifferent <to> .傍観者 an onlooker;→英和
a bystander.→英和

ぼうかん

ぼうかん【暴漢(に襲われる)】
(be assaulted by) a ruffian.→英和

ぼうかん

ぼうかん【防寒】
protection against the cold.→英和
防寒服 winter clothes[clothing];clothes[clothing]for cold weather.

ぼうかん

ぼうかん バウクワン [0] 【傍観】 (名)スル
かかずり合わずにそばで見ていること。物事のなりゆきを自分の力で変えようとせず,何もしないで見ていること。「―者」「拱手(キヨウシユ)―」「事態を―する」

ぼうかん

ぼうかん バウ― [0] 【忙閑】
いそがしいことと,ひまなこと。

ぼうかん

ぼうかん [0] 【暴漢】
乱暴をする男。「―におそわれる」

ぼうかん

ぼうかん バウクワン [0] 【坊官】
(1)春宮坊(トウグウボウ)の職員。
(2)門跡家に仕え,僧房の事務を執る職員。僧衣を着るが,俗人で帯刀・妻帯を許される。

ぼうかん

ぼうかん バウ― [0] 【防寒】
寒さを防ぐこと。
⇔防暑
「―服」

ぼうかん

ぼうかん バウ― [0] 【坊間】
町の中。市中。

ぼうかん=の書(シヨ)

――の書(シヨ)
世間一般に読まれる通俗的な書物。俗書。

ぼうかんぐ

ぼうかんぐ バウ― [3] 【防寒具】
寒さを防ぐため体温をよく保つ材料で作った衣類。オーバー・手袋・防寒帽など。

ぼうかんじゅうたく

ぼうかんじゅうたく バウ―ヂユウ― [5] 【防寒住宅】
寒冷地,特に北海道に建設される寒さに対処するための住宅。建設省・大蔵省が省令で基準を定めている。

ぼうかんれい

ぼうかんれい ボウクワン― [3] 【貿管令】
「輸出貿易管理令」の略。

ぼうかシャッター

ぼうかシャッター バウクワ― [4] 【防火―】
防火に効果のあるシャッター。
→防火戸

ぼうが

ぼうが バウ― [1] 【忘我】
物事に心を奪われて自分を忘れること。夢中になること。「―の境」

ぼうが

ぼうが【忘我の境に入る】
be in ecstasies.

ぼうがい

ぼうがい バウ― [0] 【妨害・妨碍・妨礙】 (名)スル
じゃまをすること。さまたげること。「通行を―する」

ぼうがい

ぼうがい【妨害】
(a) disturbance;(an) obstruction;(an) interference (干渉);→英和
an obstacle (妨害物).→英和
〜する get in a person's way;disturb;→英和
hinder <a person (from doing)> ;→英和
interfere <with> .→英和

ぼうがい

ぼうがい バウグワイ [0] 【望外】 (名・形動)[文]ナリ
望んでいた以上にいい・こと(さま)。「―の喜び」「―な成果を得る」

ぼうがい

ぼうがい【望外の】
unexpected.→英和

ぼうがいはいじょせいきゅうけん

ぼうがいはいじょせいきゅうけん バウ―ハイヂヨセイキウ― [10] 【妨害排除請求権】
〔法〕 物権を有する者が,その物の支配を部分的に侵害されているときに,その侵害の除去を侵害者に対して請求する権利。物権的請求権の一つ。

ぼうがいよぼうせいきゅうけん

ぼうがいよぼうせいきゅうけん バウ―ヨバウセイキウ― [10] 【妨害予防請求権】
〔法〕 物権を有するものが,物の支配に対する妨害のおそれがある場合に,そのおそれを除去するよう請求する権利。物権的請求権の一つ。

ぼうがしら

ぼうがしら バウ― [3] 【棒頭】
(1)駕籠かき人足のかしら。
(2)一般に人足のかしら。

ぼうがつる

ぼうがつる バウ― 【坊�ツル】
大分県久住(クジユウ)町北部の盆地。海抜1200メートルに位置し,湿原が広がる。

ぼうがね

ぼうがね バウ― 【坊がね】
〔「がね」は接尾語〕
春宮(トウグウ)の地位につくべき候補者。「さても此の―の君をばまだ御覧ぜぬにやあらむ/宇津保(国譲下)」

ぼうがん

ぼうがん [0] 【帽岩】
⇒キャップ-ロック

ぼうき

ぼうき バウ― [1] 【傍記】 (名)スル
わきに書くこと。また,その書かれたもの。

ぼうき

ぼうき バウ― [1] 【望気】
雲気を見て吉凶を判ずること。

ぼうき

ぼうき バウ― [1] 【榜木】
土地の境を標示する木。分木(ブンギ)。

ぼうき

ぼうき バウ― [1] 【謗毀】 (名)スル
そしること。誹謗。毀謗。「世の善良なる人より―を受る/自由之理(正直)」

ぼうきゃく

ぼうきゃく バウ― [0] 【忘却】 (名)スル
忘れ去ること。忘れてしまうこと。「前後を―する」

ぼうきゃく

ぼうきゃく【忘却】
oblivion.→英和
⇒忘れる.

ぼうきゅう

ぼうきゅう バウ― [0] 【茅宮】
かやぶきの宮殿。粗末な宮殿。

ぼうきょ

ぼうきょ バウ― [1] 【妄挙】
⇒もうきょ(妄挙)

ぼうきょ

ぼうきょ【暴挙】
(an act of) violence;→英和
(an) outrage.→英和
〜に出る use violence.

ぼうきょ

ぼうきょ [1] 【暴挙】
(1)乱暴で無謀な振る舞い。「―を戒める」
(2)一揆・暴動を起こすこと。

ぼうきょう

ぼうきょう バウ― [0] 【防共】
共産主義勢力の侵入や拡大を防ぐこと。

ぼうきょう

ぼうきょう【望郷の念】
homesickness.→英和
〜の念にかられる feel homesick.

ぼうきょう

ぼうきょう バウキヤウ [0] 【望郷】
故郷をなつかしく思うこと。懐郷。思郷。「―の念」「―の思い」

ぼうきれ

ぼうきれ バウ― [0] 【棒切れ】
棒のきれはし。短い棒。

ぼうきん

ぼうきん バウ― [0] 【傍近】
近い所。近所。近傍。「豊川上流の―/日本風景論(重昂)」

ぼうぎ

ぼうぎ [1] 【謀議】 (名)スル
(1)はかりごとの相談をすること。「国事を談じ先刻より種々―せしと見え/経国美談(竜渓)」
(2)特に,犯罪の計画をめぐらし,その実行手段などについて相談すること。「共同―」

ぼうぎ

ぼうぎ バウ― [1] 【妄議】
筋道の立たない議論をすること。また,でたらめな議論。「全独乙(ドイツ)国の―は陽に之を助け/明六雑誌 3」

ぼうぎ

ぼうぎ バウ― [1] 【謗議】 (名)スル
悪く批評すること。

ぼうぎ

ぼうぎ バウ― [1] 【防蟻】
シロアリを防ぐこと。「―工法」

ぼうぎ

ぼうぎ【謀議】
(a) conspiracy;→英和
(a) conference (相談).→英和
〜をこらす conspire <against,with> ;→英和
consult together <about> .

ぼうぎゃく

ぼうぎゃく [0] 【暴虐】 (名・形動)[文]ナリ
乱暴で残虐なこと。荒々しい振る舞いで人を苦しめること。また,そのさま。「―な君主」「―を尽くす」
[派生] ――さ(名)

ぼうぎゃく

ぼうぎゃく【暴虐】
tyranny;→英和
(a) cruelty.〜の tyrannical.

ぼうぎゃく

ぼうぎゃく [0] 【謀逆】
謀反を企てること。「―の臣」

ぼうぎゅう

ぼうぎゅう [0] 【犛牛・旄牛】
ヤクのこと。

ぼうぎょ

ぼうぎょ【防御】
⇒防衛.‖防御工事 defensive works.防御戦 a defensive war.防御率《野》one's earned run average.

ぼうぎょ

ぼうぎょ バウ― [1] 【防御・防禦】 (名)スル
ふせぎ守ること。ふせぐこと。「陣地を―する」「―を固める」

ぼうぎょもう

ぼうぎょもう バウ―マウ [3] 【防御網】
港湾の入り口や艦船の周囲に張りめぐらした鋼鉄製の網。潜水艦の侵入を防ぐためのもの。防潜網。

ぼうぎょりつ

ぼうぎょりつ バウ― [3] 【防御率】
野球で,投手の九イニングの平均自責点で,投手としての実力を示すもの。自責点の合計に九を掛け,全イニング数で割る。

ぼうぎん

ぼうぎん バウ― [0] 【棒銀】
将棋の戦法の一。飛車先に銀が直進して攻めるもの。

ぼうくう

ぼうくう バウ― [0] 【防空】
航空機・ミサイルなどによる空からの攻撃を防ぐこと。「―演習」

ぼうくう

ぼうくう【防空】
air defense.‖防空演習 an air defense drill.防空壕 an air-raid shelter.

ぼうくうごう

ぼうくうごう バウ―ガウ [3] 【防空壕】
空襲から身を守るため,地面を掘って作る待避所。

ぼうくうしきべつけん

ぼうくうしきべつけん バウ― [8] 【防空識別圏】
進入する航空機に対して,国籍識別・位置確認・飛行指示などを行う防空のための一定空域。

ぼうくうずきん

ぼうくうずきん バウ―ヅ― [5][6] 【防空頭巾】
戦時中,空襲などの際に飛来物から頭を守るためにかぶった綿入れの頭巾。

ぼうくん

ぼうくん [1][0] 【暴君】
(1)非常に乱暴で人民を苦しめる君主。「―の圧政に苦しむ」
(2)自分勝手で横暴な人。

ぼうくん

ぼうくん【暴君】
a tyrant.→英和

ぼうくん

ぼうくん バウ― [0] 【傍訓】
漢字のわきに付ける読み仮名。振り仮名。ルビ。

ぼうくん

ぼうくん バウ― [1] 【亡君】
なくなった主君。先君。

ぼうくんほうばつろん

ぼうくんほうばつろん [1][4] 【暴君放伐論】
〔(ラテン) monarchomachia〕
正当な支配を行わない君主に対して人民は服従の義務はなく,そのような君主は殺害の対象となるという考え方。一六世紀後半,フランスのユグノー派が主張。モナルコマキ。

ぼうくんりゅう

ぼうくんりゅう [3] 【暴君竜】
⇒ティラノサウルス

ぼうぐ

ぼうぐ バウ― [1] 【防具】
身を防ぐもの。特に,剣道・フェンシングなどで体を傷つけないように身をおおうもの。

ぼうぐい

ぼうぐい バウグヒ [0] 【棒杙】
〔「ぼうくい」とも〕
棒状のくい。

ぼうぐい

ぼうぐい【棒杙】
a post;→英和
a stake.→英和

ぼうぐみ

ぼうぐみ バウ― [0] 【棒組(み)】
(1)組版で,字詰め・行間は指定通りに組むが,一ページの仕上がりの形にまとめない版。棒組みにしたものを何段かまとめてページ単位に仕上げる。
(2)駕籠(カゴ)かきの相棒。また,駕籠かき。「ままよ,―まけてやらあず/滑稽本・膝栗毛 4」
(3)仲間。「おはねさんか―お揃ひだね/滑稽本・浮世風呂 3」

ぼうぐみ

ぼうぐみ【棒組】
《印》a galley proof.〜に組む set type in galley.

ぼうぐみきゃく

ぼうぐみきゃく バウ― 【棒組(み)客】
仲間どうしの客。一組の遊客。「五七度も見競べて,草臥るる足の―は/浮世草子・一代女 5」

ぼうけあみ

ぼうけあみ バウケ― [3] 【棒受網】
小形の浮き敷き網。方形の網の一辺に浮子を兼ねた竹竿(向竹(ムコウダケ))を付け,反対側を海中に幕状に垂らし,集魚灯などで魚を誘って網の裾を揚げて捕る。ぼけあみ。
棒受網[図]

ぼうけい

ぼうけい【傍系の】
collateral;→英和
subsidiary (副の).→英和
‖傍系会社 a subsidiary[an affiliated]company.傍系親族 a collateral relative.

ぼうけい

ぼうけい バウ― [0] 【傍系】
直系から分かれた枝葉の系統。
⇔直系

ぼうけい

ぼうけい バウ― [0] 【忘形】
(1)〔荘子(譲王)〕
物我を忘れて無為自然の道を悟ること。
(2)容貌・地位・形式などを問題とせず,親密に交わること。「―の友」

ぼうけい

ぼうけい バウ― [0] 【亡兄】
死んだ兄。

ぼうけい

ぼうけい [0] 【謀計】
はかりごと。計略。「―をめぐらす」

ぼうけい=の交(マジ)わり

――の交(マジ)わり
隔てのない親密な交際。

ぼうけいいんぞく

ぼうけいいんぞく バウ― [5] 【傍系姻族】
自分の配偶者の傍系血族および自分の傍系血族の配偶者。

ぼうけいがいしゃ

ぼうけいがいしゃ バウ―グワイ― [5] 【傍系会社】
ある会社の系統を引くが,子会社ほど関係が親密でない会社。

ぼうけいけつぞく

ぼうけいけつぞく バウ― [6][5] 【傍系血族】
傍系に属する血族。兄弟姉妹・甥・姪・伯叔父母・従兄弟など。

ぼうけいしんぞく

ぼうけいしんぞく バウ― [5] 【傍系親族】
傍系血族と傍系姻族の総称。

ぼうけいそんぞく

ぼうけいそんぞく バウ― [5] 【傍系尊属】
傍系血族のうち自分より上の世代に属する者。伯叔父母など。

ぼうけいひぞく

ぼうけいひぞく バウ― [5] 【傍系卑属】
傍系血族のうち自分より下の世代に属する者。甥・姪など。

ぼうけし

ぼうけし バウ― [0] 【棒消し】
棒を引いて記載を消すこと。帳消し。棒引き。

ぼうけつ

ぼうけつ ボフ― [0] 【乏欠・乏闕】 (名)スル
「欠乏」に同じ。

ぼうけん

ぼうけん バウ― [0] 【望見】 (名)スル
遠くからながめること。遠くをながめること。「山頂から麓の町を―する」

ぼうけん

ぼうけん [0] 【冒険】 (名)スル
(1)危険を伴うことをあえてすること。「―談」「―旅行」
(2)成功の見込みの少ないことを無理にすること。「今,その事業に手を出すのはちょっと―だね」
〔venture, adventure の訳語として明治期から用いられた語〕

ぼうけん

ぼうけん [0] 【剖検】 (名)スル
解剖して調べること。

ぼうけん

ぼうけん バウ― [0] 【尨犬】
むく犬。

ぼうけん

ぼうけん【冒険】
an adventure;→英和
a risk.→英和
〜的な adventurous;risky.→英和
〜する run the risk <of doing> ;take a chance[risk].→英和
‖冒険家 an adventurer.

ぼうけん

ぼうけん バウ― [0] 【傍見】 (名)スル
直接的なかかわりをもたずに,近くからながめていること。傍観。

ぼうけんか

ぼうけんか [0] 【冒険家】
好んで冒険をする人。

ぼうけんしょうせつ

ぼうけんしょうせつ [5] 【冒険小説】
主人公の冒険を内容とした小説。

ぼうげ

ぼうげ バウ― [1] 【妨碍・妨礙】 (名)スル
「ぼうがい(妨害)」に同じ。「われ決してこれが―をなさじ/即興詩人(鴎外)」

ぼうげき

ぼうげき [0] 【矛戟】
〔「矛」は柄(エ)の長いほこ,「戟」は枝状に刃の出たほこの意〕
ほこ。

ぼうげつ

ぼうげつ バウ― [1] 【望月】
陰暦一五日の夜の満月。もちづき。

ぼうげつ

ぼうげつ [1] 【某月】
ある月。その月が不明な場合,意図的に隠す場合などに用いる。「―某日」

ぼうげつ

ぼうげつ ボフ― [1] 【乏月】
〔米はなくなり麦を取り入れる前で,食物が乏しくなってくる月の意〕
陰暦四月の異名。

ぼうげん

ぼうげん [0] 【暴言】
他人を傷つけるような乱暴な言葉。「―を吐く」

ぼうげん

ぼうげん【暴言(を吐く)】
(use) abusive[violent]words.

ぼうげん

ぼうげん バウ― [0] 【謗言】
他人を誹謗(ヒボウ)する言葉。悪口。

ぼうげん

ぼうげん バウ― [0] 【妄言】
⇒もうげん(妄言)

ぼうげんざい

ぼうげんざい バウゲン― [3] 【防舷材】
船の舷側に下げ,接舷時の衝撃をやわらげるためのもの。大型タイヤなど。

ぼうげんれい

ぼうげんれい バウ― 【房玄齢】
(578-648) 中国,唐初の政治家。字(アザナ)は喬。山東の人。太宗に仕え唐朝創立に努め,杜如晦(トジヨカイ)らとともに宰相として貞観(ジヨウガン)の治を現出させた。房杜と併称される。「晋書」の撰者。

ぼうげんミラー

ぼうげんミラー バウゲン― [5] 【防眩―】
〔glare proof mirror〕
自動車の室内後写鏡のうち,夜間など後続車のヘッドライトが眩(マブ)しいのを防ぐ構造をもつもの。

ぼうこ

ぼうこ バウ― [1] 【房戸】
715年,郷里制の施行とともに,それまでの郷戸(ゴウコ)のもとに設定された,さらに小規模な戸。740年頃,郷里制とともに廃止され旧に復した。

ぼうこ

ぼうこ [1] 【暴虎】
〔「暴」は手で打つ意〕
無謀な行為をたとえていう語。

ぼうこ

ぼうこ バウ― [1] 【茫乎】 (ト|タル)[文]形動タリ
とりとめのないさま。はっきりしないさま。広々としているさま。「其眼は―として更に読む所を識らず/世路日記(香水)」

ぼうこう

ぼうこう バウカウ [0] 【棒鋼】
棒状の鋼材。断面は円形・四角形・六角形などがある。

ぼうこう

ぼうこう【暴行】
(an act of) violence;→英和
an outrage.→英和
〜する do violence <to> ;assault[attack] <a person> ;→英和
[婦女を]violate;→英和
rape.→英和

ぼうこう

ぼうこう [0] 【暴行】 (名)スル
(1)乱暴なおこない。不正な行為。
(2)他人に暴力を加えること。「―を加える」
(3)強姦すること。「婦女―」

ぼうこう

ぼうこう バウクワウ [0] 【膀胱】
脊椎動物の排泄器官。排出に先立ち,尿を一時蓄えておく筋性の嚢(ノウ)。ヒトでは小骨盤内にあり,底部左右に尿管が開口,前部が尿道に続く。最大容量は500〜800ミリリットル。

ぼうこう

ぼうこう【膀胱】
the bladder.→英和
膀胱炎《医》cystitis.→英和

ぼうこうえん

ぼうこうえん バウクワウ― [3] 【膀胱炎】
膀胱の炎症。頻尿・排尿痛・尿混濁を主症状とする。大腸菌などの細菌の感染によることが多いが,薬・放射線・アレルギーなどでも起こる。女性に多い。膀胱カタル。

ぼうこうがん

ぼうこうがん バウクワウ― [3] 【膀胱癌】
膀胱に発生する悪性腫瘍。発癌性の芳香族アミンなどを取り扱う人の職業病として注目されている。

ぼうこうきょう

ぼうこうきょう バウクワウキヤウ [0] 【膀胱鏡】
尿道を通して膀胱内部に挿入し,膀胱内部の観察や治療に用いる光学装置。検査・手術・処置など目的により種々の型がある。

ぼうこうけっせき

ぼうこうけっせき バウクワウ― [5] 【膀胱結石】
膀胱内にある結石。大部分は腎・尿管の結石が膀胱に落下して大きくなったものであるが,まれに原発する。膀胱痛や排尿障害,血尿などがみられる。

ぼうこうざい

ぼうこうざい [3] 【暴行罪】
他人の身体に不法に有形的・物理的な力を加え,それが傷害に至らなかったときに成立する罪。

ぼうこうしゅよう

ぼうこうしゅよう バウクワウ―ヤウ [5] 【膀胱腫瘍】
膀胱に発生する異常増殖物。乳頭腫・癌腫などがある。血尿・排尿異常などが現れる。

ぼうこうカタル

ぼうこうカタル バウクワウ― [5] 【膀胱―】
⇒膀胱炎

ぼうこく

ぼうこく【亡国】
the ruin of one's country;a ruined country.

ぼうこく

ぼうこく バウ― [0] 【坊刻】
坊間(=民間)の出版。また,その書籍。町版(マチハン)。坊刻本。

ぼうこく

ぼうこく バウ― [0] 【亡国】
(1)国をほろぼすこと。「―論」「―の徒」
(2)ほろんだ国。また,ほろびようとしている国。

ぼうこく

ぼうこく [1] 【某国】
ある国。その国の名を秘したりするときに用いる。「―の元首」

ぼうこく=の音(オン)

――の音(オン)
亡国のきざしのある音楽。みだらな音楽。亡国の声(コエ)。

ぼうこくれい

ぼうこくれい バウコク― [4] 【防穀令】
1889年(明治22)朝鮮咸鏡道(翌年黄海道)に発布された穀物輸出禁止令。凶作予防措置であったが,日本人貿易商が打撃を受けたとして,日本政府はその撤回と賠償を要求。翌年防穀令を解除し,四年後朝鮮政府は賠償を支払った。

ぼうこひょうが

ぼうこひょうが [1][1] 【暴虎馮河】
〔論語(述而)〕
虎に素手で向かい大河を徒歩で渡る意で,血気にはやって向こう見ずなことをすること。命知らずなこと。

ぼうこん

ぼうこん バウ― [1][0] 【亡魂】
(1)死者の魂。亡霊。
(2)成仏できないで迷っている霊魂。幽霊。

ぼうご

ぼうご バウ― [1] 【旁午】 (名)スル
縦横に入り乱れること。往来の激しいこと。「其間に―する玄鳥(ツバクラ)の/金色夜叉(紅葉)」

ぼうご

ぼうご バウ― [1][0] 【妄語】
⇒もうご(妄語)

ぼうご

ぼうご バウ― [1] 【防護】 (名)スル
危害や災害などから防ぎまもること。「―壁」

ぼうごだん

ぼうごだん バウ― [3] 【防護団】
警防団(1939年結成)の前身。満州事変勃発ごろから,軍部の指導のもと,民間警防組織として組織化。
→警防団

ぼうごひょうしょう

ぼうごひょうしょう バウ―ヘウシヤウ [4] 【防護標章】
他人によって登録商標が指定商品・類似商品以外の商品に使われ混同されるのを防ぐため,商標権者が非類似商品についても登録しておく商標。

ぼうさ

ぼうさ バウ― [0][1] 【防砂】
土砂が流出・崩壊するのを防ぐこと。また,砂が吹きつけるのを防ぐこと。

ぼうさい

ぼうさい バウ― [0] 【防災】
災害を防ぐこと。「―対策」

ぼうさい

ぼうさい バウ― [0] 【亡妻】
死んだ妻。
⇔亡夫

ぼうさい

ぼうさい【防災】
prevention of disasters ‖防災計画 an antidisaster plan.

ぼうさい

ぼうさい バウ― [0] 【防塞・防寨】
敵を防ぐとりで。防塁。

ぼうさいぼう

ぼうさいぼう バウサイバウ [3] 【棒細胞】
⇒桿状体(カンジヨウタイ)

ぼうさいセンター

ぼうさいセンター バウ― [5] 【防災―】
防災設備の管理や災害時の消防活動や避難誘導を集中的に行うための管理室。
→中央管理室

ぼうさき

ぼうさき バウ― [0] 【棒先】
(1)棒の先。棒の先端。
(2)駕籠(カゴ)などを担ぐ棒の先端。ぼうばな。「国彦すかさず,輿の―しつかと掴み/浄瑠璃・日本武尊」
(3)駕籠の棒の先端をかつぐ人。さきぼう。
(4)大名の陸尺(ロクシヤク)が駕籠屋から取った賄賂(ワイロ)。また,利益の一部。「―を遣つて仕合せ勝負なし/柳多留 95」

ぼうさき=を切る

――を切・る
買い物などの代金の上前をはねる。棒先をはねる。棒先を取る。

ぼうさく

ぼうさく [0] 【謀策】
はかりごと。策謀。

ぼうさげ

ぼうさげ バウ― [0] 【棒下げ】
取引で,相場が一本調子に続いて下がること。
⇔棒上げ

ぼうさだめ

ぼうさだめ バウ― 【坊定め】
東宮を定めること。立太子。「―の事にやあらむ/宇津保(国譲下)」

ぼうさつ

ぼうさつ【忙殺される】
be very busy <with,doing> .

ぼうさつ

ぼうさつ [0] 【謀殺】 (名)スル
あらかじめ計画して人を殺すこと。旧刑法では故殺と区別され,謀殺の場合は死刑。

ぼうさつ

ぼうさつ バウ― [0] 【榜札・牓札】
たてふだ。かけふだ。

ぼうさつ

ぼうさつ バウ― [0] 【忙殺】 (名)スル
〔「殺」は意味を強めるために添えた字〕
非常に忙しいこと。仕事などに追われること。「仕事に―される」

ぼうさつ

ぼうさつ【謀殺】
(a) premeditated[willful]murder.→英和
〜する murder.

ぼうさつ

ぼうさつ [0] 【暴殺】 (名)スル
暴力により殺すこと。「八,九千人を―する等皆宗教の故より出づ/新聞雑誌 56」

ぼうさてい

ぼうさてい バウ― [0] 【防砂堤】
土砂の流出や崩壊を防ぐために築いた堤。

ぼうさりん

ぼうさりん バウ― [3] 【防砂林】
砂の移動や飛来によって起こる被害を防ぐ目的で設けられた林。

ぼうさん

ぼうさん バウ― [0] 【坊さん】
(1)僧侶を親しんでいう語。
(2)男の子を親しんでいう語。

ぼうし

ぼうし バウ― [0] 【鋩子】
刀剣の切っ先,また切っ先の刃(ヤイバ)。刀工の傾向が端的に現れる。
〔「帽子」とも書く〕

ぼうし

ぼうし バウ― [1] 【亡子】
死んだ子。

ぼうし

ぼうし [0] 【暴死】 (名)スル
突然の事件などで死ぬこと。

ぼうし

ぼうし バウ― [1][0] 【紡糸】
糸をつむぐこと。また,その糸。

ぼうし

ぼうし バウ― [1] 【亡姉】
死んだ姉。

ぼうし

ぼうし [1] 【謀士】
はかりごとに巧みな人。策士。

ぼうし

ぼうし バウ― [1] 【亡師】
死んだ先生。

ぼうし

ぼうし バウ― [1][0] 【傍視】 (名)スル
(1)そばで見ていること。傍観。「諸君よ安閑として虚く―すべきの日に非ず/もしや草紙(桜痴)」
(2)横を見ること。わき見。

ぼうし

ぼうし【帽子】
a hat;→英和
a cap.→英和
〜をかぶる(とる) put on (take off) a[one's]hat.‖帽子掛け a hatrack.帽子屋[人]a hatter;a milliner (婦人用の).

ぼうし

ぼうし [0] 【帽子】
(1)頭にかぶる装身具。
 (ア)寒暑やほこり・落下物などから頭部を防護し,また身なりを整えるもの。帽。
 (イ)烏帽子(エボシ)・頭巾(ズキン)など布製のかぶりものの総称。「海より小さき船に乗りたる翁の―を着たる,漕ぎ来たりて/今昔 10」
 (ウ)「野郎帽子」の略。「つかに手をかくるは,―かけたる立役なるべし/あやめぐさ」
 (エ)「綿帽子{(1)}」に同じ。
(2)〔(1)より転じて〕
物の頭部にかぶせるもの。
(3)囲碁で,相手の石が中央に進出するのをはばむように,一ないし二路へだてた点にかぶせるように打つ手。
(4)「鋩子(ボウシ)」に同じ。

ぼうし

ぼうし [1] 【某氏】
ある人。名前がわからない場合や意図的に名前を隠す場合に用いる。「―の推薦による」

ぼうし

ぼうし [1] 【眸子】
ひとみ。瞳孔。

ぼうし

ぼうし バウ― [1] 【茅茨】
チガヤとイバラ。また,屋根をチガヤとイバラで葺(フ)いた質素な家。

ぼうし

ぼうし【防止】
prevention;check (抑制).→英和
〜する prevent;→英和
check.

ぼうし

ぼうし バウ― [0] 【防止】 (名)スル
ふせぎとめること。「事故―」

ぼうし=剪(キ)らず采椽(サイテン)削らず

――剪(キ)らず采椽(サイテン)削らず
〔韓非子(五蠹)「茅茨不�翦,采椽不�斲」による。中国古代の聖帝尭が,宮殿の屋根を葺いた茅(チガヤ)や茨(イバラ)の端を切りそろえず,丸太のままの垂木(タルキ)を削らなかったという故事から〕
質素な住居のたとえ。倹約な生活のたとえ。

ぼうしいんこ

ぼうしいんこ [4] 【帽子鸚哥】
オウム目オウム科の鳥。中米から南米に分布。飼い鳥として人気が高いが,絶滅に瀕(ヒン)する種が多い。

ぼうしかけ

ぼうしかけ [3] 【帽子掛(け)】
(1)帽子をかけておくための具。
(2)女形の役者が初めて野郎帽子をかぶる時に行う祝いの儀式。

ぼうしかぶと

ぼうしかぶと [4] 【帽子兜】
飾りのない鉢(ハチ)に鎖製の錏(シコロ)がついた略式の兜。一説に,表を布でおおい中を鎖で編んだ頭巾とも。

ぼうしつ

ぼうしつ バウ― [0] 【防湿】 (名)スル
湿気を防ぐこと。

ぼうしつ

ぼうしつ バウ― [0] 【房室】
(1)へや。室。
(2)門跡家で,僧房の事務を執る者。坊官。
(3)夫婦の寝室。また,寝室でのいとなみ。房事。「終夜(ヨモスガラ)寝ずして大酒を好み,且―を繁くす/評判記・色道大鏡」
(4)植物の子房の内腔。胞。室。
(5)心臓の心房と心室をあわせていう語。

ぼうしつ

ぼうしつ【防湿の】
dampproof.

ぼうしつ

ぼうしつ [0] 【冒疾・娼嫉】 (名)スル
ねたみにくむこと。「求めて得れば則ちその人を―する/浮雲(四迷)」

ぼうしつ

ぼうしつ バウ― [0] 【亡失】 (名)スル
失いなくすこと。「自由をも全く―するに至る者は/民約論(徳)」

ぼうしつ

ぼうしつ バウ― [0] 【亡室】
死んだ妻。亡妻。

ぼうしつ

ぼうしつ バウ― [0] 【忘失】 (名)スル
忘れてしまうこと。また,忘れてなくすこと。

ぼうしつけっせつ

ぼうしつけっせつ バウ― [5] 【房室結節】
右心房の,心室との境界で三尖弁のつけ根にある心筋細胞の塊。洞房結節から心房へ伝わった興奮を心室全体に伝える最初の部分。自動性もあり,第二のペースメーカーとなり得る。

ぼうしつざい

ぼうしつざい バウ― [4][0] 【防湿剤】
湿気を防ぐための薬剤。吸湿剤。乾燥剤。

ぼうしつべん

ぼうしつべん バウ― [4] 【房室弁】
心臓弁膜の一。心房と心室の間にあり,心室から心房への血液の逆流を防いでいる。
→三尖(サンセン)弁
→僧帽(ソウボウ)弁

ぼうしばな

ぼうしばな [3] 【帽子花】
ツユクサの別名。

ぼうしばり

ぼうしばり [4] 【帽子針】
綿帽子や布を留めるための針。ぼうしかんざし。

ぼうしばり

ぼうしばり バウシバリ 【棒縛】
狂言の一。留守中に太郎冠者と次郎冠者がいつも盗み酒をすることを知っている主人は,二人をそれぞれ棒縛りと後ろ手縛りにして,手が口に届かぬようにして外出する。しかし,相手の手は届くので,互いに飲ませあって主人の裏をかく。

ぼうしゃ

ぼうしゃ バウ― [1] 【房舎】
へやと家。また,家屋。

ぼうしゃ

ぼうしゃ バウ― [1] 【紡車】
糸繰り車。

ぼうしゃ

ぼうしゃ バウ― [1] 【茅舎】
かやぶきの家。茅屋(ボウオク)。

ぼうしゃ

ぼうしゃ バウシヤ 【茅舎】
⇒川端(カワバタ)茅舎

ぼうしゃ

ぼうしゃ [0] 【暴瀉】
はげしい下痢。水瀉。

ぼうしゃ

ぼうしゃ バウ― [1] 【坊舎】
〔「ぼうじゃ」とも〕
寺院内の僧の住む家。僧房。「―の甍を破て/太平記 7」

ぼうしゅ

ぼうしゅ バウ― [1] 【防守】 (名)スル
防ぎ守ること。防御。

ぼうしゅ

ぼうしゅ [1] 【謀主】
中心となってはかりごとをめぐらす人。首謀者。「此時―高杉晋作は/近世紀聞(延房)」

ぼうしゅ

ぼうしゅ バウ― [1] 【芒種】
(1)二十四節気の一。五月節気。太陽の黄経が七五度に達したときをいい,現行の太陽暦で六月五日頃に当たる。[季]夏。
(2)のぎのある作物。稲・麦の類。

ぼうしゅう

ぼうしゅう バウシウ [0] 【防臭】
臭気の発散をふせぎとめること。

ぼうしゅう

ぼうしゅう バウシウ [0] 【防銹】
さびの発生・拡散をふせぎとめること。防錆(ボウセイ)。

ぼうしゅう

ぼうしゅう【防臭】
deodorization.防臭剤 a deodorant.→英和

ぼうしゅう

ぼうしゅう バウシウ 【房州】
安房(アワ)国の別名。

ぼうしゅう

ぼうしゅう バウシウ 【防州】
周防(スオウ)国の別名。

ぼうしゅういし

ぼうしゅういし バウシウ― [3] 【房州石】
千葉県君津郡・安房郡から産する凝灰岩。白色で耐久性に乏しい。石垣などに用いる。

ぼうしゅうざい

ぼうしゅうざい バウシウ― [3] 【防臭剤】
悪臭をふせぐ薬剤。脱臭剤,消臭剤,また,それ自身が芳香を放つことにより臭覚を悪臭より紛らすものをもいうことがある。

ぼうしゅうずな

ぼうしゅうずな バウシウ― [3] 【房州砂】
千葉県館山市北条付近から産する磨き砂。器具の研磨,玄米の精白,塗料材などとして用いる。

ぼうしゅうとりょう

ぼうしゅうとりょう バウシウ―レウ [5] 【防銹塗料】
金属の表面に塗って,さびの発生や広がりをふせぐための塗料。ベンガラ・鉛丹などを混ぜた乾性油,セラック-ワニス・エナメル・ペンキなどの類。

ぼうしゅく

ぼうしゅく【防縮加工した】
Sanforized <商標 Sanforize より> .→英和

ぼうしゅく

ぼうしゅく バウ― [0] 【昴宿】
二十八宿の一。すばる。

ぼうしゅく

ぼうしゅく バウ― [0] 【防縮】 (名)スル
織物が縮むのをふせぐこと。

ぼうしゅくかこう

ぼうしゅくかこう バウ― [5] 【防縮加工】
織物が洗濯や熱で縮むのをふせぐための加工。物理的・化学的の二法がある。

ぼうしょ

ぼうしょ [1] 【謀書】
文書を偽造すること。また,その文書。

ぼうしょ

ぼうしょ バウ― [1] 【防暑】
暑さを防ぐこと。
⇔防寒

ぼうしょ

ぼうしょ [1] 【某所・某処】
ある所。その場所が不明の場合や意図的に隠そうとする場合に用いる。「都内―」

ぼうしょ

ぼうしょ【某所】
⇒某.

ぼうしょう

ぼうしょう バウシヤウ [0] 【傍生】
〔仏〕 横になって生きるもの。すなわち,畜生。「―の苦果を離れて/今昔 14」

ぼうしょう

ぼうしょう バウセウ [0] 【芒硝】
硫酸ナトリウムの一〇水和物。芒(ススキ)の穂のような形の結晶。

ぼうしょう

ぼうしょう [0] 【謀将】
計略にすぐれた大将。

ぼうしょう

ぼうしょう [0] 【冒称】 (名)スル
勝手に他人の姓氏を名乗ること。他姓を冒(オカ)すこと。「耶蘇の門徒と―し国権を攬んと欲するものの名/自由之理(正直)」

ぼうしょう

ぼうしょう ボフセウ [0] 【乏少】 (名・形動)[文]ナリ
とぼしく少ないこと。十分でないこと。また,そのさま。ぼくしょう。「その土地…百物―なるが故に/西国立志編(正直)」

ぼうしょう

ぼうしょう [0] 【帽章】
帽子につける徽章(キシヨウ)。

ぼうしょう

ぼうしょう バウ― [0] 【傍証】 (名)スル
ある事実を間接的に証明する証拠。間接の証拠。「―を固める」

ぼうしょう

ぼうしょう【傍証】
circumstantial evidence;corroboration.〜する corroborate.→英和

ぼうしょく

ぼうしょく [0] 【暴食】 (名)スル
度を過ごして食べること。「暴飲―」

ぼうしょく

ぼうしょく バウ― [0] 【紡織】
糸を紡ぎ,布を織ること。「―機」

ぼうしょく

ぼうしょく バウ― [0] 【望蜀】
〔後漢の光武帝が隴(ロウ)の国を平定したのち,さらに蜀の国をも望んだという「後漢書(岑彭伝)」の故事から〕
一つの望みをかなえてさらに次の望みをもつこと。「―の嘆」
→隴を得て蜀を望む

ぼうしょく

ぼうしょく【暴食】
overeating.〜する eat too much[to excess];overeat.→英和

ぼうしょく

ぼうしょく バウ― [0] 【防食・防蝕】 (名)スル
金属表面の腐食を防ぐこと。塗料などによる被覆,めっき,電気的な防食などの方法がある。

ぼうしょくざい

ぼうしょくざい バウ― [4] 【防食剤・防蝕剤】
金属を腐食から守るための塗料。さびどめ。

ぼうしわかこう

ぼうしわかこう バウシワ― [5] 【防皺加工】
樹脂加工などによって織物を皺になりにくくする加工。ぼうしゅうかこう。

ぼうしん

ぼうしん バウ― [0] 【妄信】 (名)スル
⇒もうしん(妄信)

ぼうしん

ぼうしん バウ― [0] 【傍親】
傍系の親族。

ぼうしん

ぼうしん バウ― [0] 【望診】
漢方で,四診の一。患者の様子や舌の状態を肉眼で観察して行う診察法。全体的な挙動から精査すべき部位を把握する。

ぼうしん

ぼうしん バウ― [0] 【亡心】
亡霊。「恐ろしや,おことは誰そ,なに,小竹田男(ササダオトコ)の―とや/謡曲・求塚」

ぼうしん

ぼうしん バウ― [0] 【傍心】
傍接円の中心。三角形の一つの内角の二等分線と他の二角の外角の二等分線の交点。

ぼうしん

ぼうしん バウ― [0] 【亡親】
亡くなった親。

ぼうしん

ぼうしん バウ― [0] 【防振】
振動を防ぐこと。「―装置」

ぼうしん

ぼうしん [0] 【謀臣】
謀反をたくらむ臣下。また,はかりごとに巧みな臣下。

ぼうじ

ぼうじ バウ― [1] 【忙事】
忙しい仕事。また,忙しいこと。

ぼうじ

ぼうじ バウ― [1] 【亡児】
死んだ子供。

ぼうじ

ぼうじ バウ― [1] 【房事】
閨房の中で行う行為。男女の交合。ねやごと。「―過多」

ぼうじ

ぼうじ【房事】
sexual intercourse.

ぼうじ

ぼうじ バウ― [1] 【庖仕】
台所で水くみ・飯炊きなどに使われる者。

ぼうじしゃく

ぼうじしゃく バウ― [3] 【棒磁石】
馬蹄(バテイ)形磁石に対して,棒状の磁石。

ぼうじつ

ぼうじつ バウ― [0] 【望日】
陰暦一五日の称。もちのひ。望(ボウ)。

ぼうじつ

ぼうじつ [1] 【某日】
ある日。その日が不明な場合,意図的に隠す場合などに用いる。「某月―」

ぼうじま

ぼうじま バウ― [0] 【棒縞】
縞柄の一。太いたてじま模様。また,その模様の衣服。
→縞

ぼうじま

ぼうじま【棒縞】
stripes.〜の striped.→英和

ぼうじゃくぶじん

ぼうじゃくぶじん バウジヤク― [0] 【傍若無人】 (名・形動)[文]ナリ
〔「史記(刺客列伝)」より。「傍(カタワ)らに人なきがごとし」の意〕
人前をはばからず勝手に振る舞うこと。他人を無視して思うとおりのことをすること。また,そのさま。「―に振る舞う」「―な態度」
[派生] ――さ(名)

ぼうじゃくぶじん

ぼうじゃくぶじん【傍若無人の】
arrogant;→英和
insolent;→英和
impudent.→英和
〜にふるまう be insolent;→英和
have one's own way.

ぼうじゅ

ぼうじゅ【傍受】
interception.〜する intercept;→英和
pick up.

ぼうじゅ

ぼうじゅ バウ― [1] 【傍受】 (名)スル
無線通信を交信相手でない者が故意または偶然に受信すること。「無線を―する」

ぼうじゅつ

ぼうじゅつ バウ― [0] 【棒術】
棒を武器とする武術。棒。

ぼうじゅん

ぼうじゅん バウ― [0] 【防楯】
砲手を敵弾から防ぐため火砲にとりつけられた鋼製の楯(タテ)。

ぼうじゅん

ぼうじゅん バウ― [0] 【膨潤】
水分を含んで,膨れること。特に,高分子物質が溶媒を吸収し,体積が膨張すること。膨化。

ぼうじゅん

ぼうじゅん バウ― 【茅盾】
(1896-1981) 中国,現代の小説家。本名,沈徳鴻(シントクコウ)。字(アザナ)は雁冰(ガンヒヨウ)。写実主義文学を提唱し,処女作「蝕」三部作以下,「子夜」「腐蝕」「霜葉は二月の花よりも紅なり」などを発表。マオ=トゥン。

ぼうじょ

ぼうじょ [1] 【某女】
ある女性。名前が不明なときや意図的に隠そうとする場合に用いる。

ぼうじょ

ぼうじょ バウヂヨ [1] 【防除】 (名)スル
(1)災害などを防ぎ除くこと。「通害を分ち職として之を―すべきの担任に至つては/民約論(徳)」
(2)農作物の病虫害を防ぎ駆除すること。

ぼうじょう

ぼうじょう バウジヤウ [0] 【棒状】
棒のような形。

ぼうじょう

ぼうじょう バウジヤウ [0] 【坊城】
都城で坊ごと囲った垣。

ぼうじょう

ぼうじょう [0] 【暴状】
乱暴な有り様。乱暴なおこない。

ぼうじょう

ぼうじょう バウジヤウ [0] 【亡状】
〔「亡」は無の意。よい行状がないこと〕
無礼な言動。無状。

ぼうじん

ぼうじん バウ― [0] 【傍人】
そばにいる人。「―に盃を強ひる/日乗(荷風)」

ぼうじん

ぼうじん【防塵の】
dustproof;dust-tight.‖防塵めがね (a pair of) goggles.

ぼうじん

ぼうじん バウヂン [0] 【防塵】
塵(チリ)・ほこりが入るのを防ぐこと。

ぼうすい

ぼうすい バウ― [0] 【房水】
目の角膜の後ろと虹彩の間のレンズ形の空間,虹彩の後ろと水晶体との間を満たす液。水晶体などへの栄養補給を行う。房水の生産が増えたり,排出障害がおきると眼圧が高まり,緑内障をおこす。

ぼうすい

ぼうすい【紡錘】
a spindle.→英和
〜形の spindle-shaped.

ぼうすい

ぼうすい バウ― [0] 【紡錘】
糸を紡ぐ道具。つむ。

ぼうすい

ぼうすい バウ― [0] 【防水】 (名)スル
(1)水がしみとおるのをふせぐこと。また,防水加工してあること。「―してあるヤッケ」「―着」
(2)出水をふせぐこと。水の流入をふせぐこと。

ぼうすい

ぼうすい【防水の】
waterproof;→英和
watertight <box> .→英和
防水加工(する) water-proofing (waterproof).

ぼうすいかくしつ

ぼうすいかくしつ バウ― [5] 【防水隔室】
船舶で,浸水を防止するために周囲を強力な隔壁で囲んだ船室。

ぼうすいかくへき

ぼうすいかくへき バウ― [5] 【防水隔壁】
⇒水密隔壁(スイミツカクヘキ)

ぼうすいかこう

ぼうすいかこう バウ― [5] 【防水加工】
織物などを適当な防水剤で処理して,水の浸透を防ぐ加工を施すこと。

ぼうすいけい

ぼうすいけい バウ― [0] 【紡錘形】
錘(ツム)に似た中央が太く,両端が次第に細くなっている形。つむがた。

ぼうすいざい

ぼうすいざい バウ― [3][0] 【防水剤】
織物・紙・皮革などに塗布または浸染して,水の透過を妨げる性質をもたせる薬剤。表面活性剤・合成樹脂・合成ゴムなどを主成分として含む。

ぼうすいし

ぼうすいし バウ― [3] 【紡錘糸】
紡錘体を構成する糸状のタンパク質構造物の総称。このうち,極と染色体の動原体部位に付着し,両極へ娘(ジヨウ)染色体を分配する働きをもつものを動原体糸という。

ぼうすいしゃ

ぼうすいしゃ バウ― [3] 【紡錘車】
紡錘に用いるおもりの円盤。弾み車を兼ねる。中心の穴に木の棒を通して回転させる。日本では弥生時代以降の各期に土製・石製・骨製の遺例がある。

ぼうすいそう

ぼうすいそう バウ― [3] 【防水層】
建造物で,雨水や地下水などの侵入を防ぐための層。

ぼうすいたい

ぼうすいたい バウ― [0] 【紡錘体】
有糸分裂をしている細胞に前期の終わりから後期の初めまであらわれている紡錘形の構造。紡錘糸と呼ばれる多数のタンパク質性の糸状構造物からなる。

ぼうすいちゅう

ぼうすいちゅう バウ― [0][3] 【紡錘虫】
原生動物肉質虫綱有孔虫目に属する化石動物。石灰質の殻をもち,多くは紡錘形。大きさは数ミリメートルから2.5センチメートルぐらいが普通。古生代石炭紀から二畳紀末まで世界中の海中で生存。示準化石とされる。フズリナ。鮫石。

ぼうすいふ

ぼうすいふ バウ― [3] 【防水布】
水の浸透を防ぐように,表面にゴムなどを引いて防水加工した布。

ぼうず

ぼうず【坊主】
(1)[僧]a priest;→英和
a monk.→英和
(2)[頭]a close-cropped head.(3)[子供]a sonny.→英和
‖坊主刈り a close crop.

ぼうず

ぼうず バウ― [1] 【坊主】
(1)もと,寺院内の一坊の主僧。寺房の住職。転じて,僧侶全般の俗称。
(2)〔僧侶の剃髪(テイハツ)した頭との類似性から〕

 (ア)髪を剃(ソ)ったり,短く刈った頭。毛のない頭。また,その人。「―頭」「丸―」
 (イ)
〔剃髪の習慣が昔あったところから〕
男の幼児を親しみ,またはぞんざいにいう語。「うちの―は今一年生だ」
 (ウ)表面をおおうべきものがない状態やものをたとえていう。「冬になり,木々が―になる」「土地開発で,山が―になった」
 (エ)花札で,すすき(八月の札)の二〇点札。
(3)釣りで,えものが全くないこと。おでこ。
(4)室町・江戸幕府の職名の一つ。剃髪・法服で茶の湯や給仕など城内の雑用を務めた。奥坊主・表坊主・数寄屋坊主などがある。
(5)芸事や学問などの師で,頭を丸めている人。師匠。
(6)他の語の下に付けて用いる。
 (ア)親しみの気持ちを含んで,そのような男の子の意を表す。「やんちゃ―」
 (イ)あざけりの気持ちを含んで,そのような人の意を表す。「三日―」「なまけ―」

ぼうず

ぼう・ず バウ― 【亡ず】 (動サ変)
身を滅ぼす。滅亡する。「久しからずして―・じにし者どもなり/平家 1」

ぼうず=の鉢巻き

――の鉢巻き
(1)締まりのないことのたとえ。
(2)〔坊主の鉢巻はすべり落ちるので,耳で受けとめるというところからいう〕
聞いて知っているということをいう洒落。

ぼうず=丸儲(マルモウ)け

――丸儲(マルモウ)け
坊主は資本も経費もいらず,収入がそのまま全部儲けになる。

ぼうず=憎(ニク)けりゃ袈裟(ケサ)まで憎い

――憎(ニク)けりゃ袈裟(ケサ)まで憎い
その人を憎むあまりに,その人に関係のある事物すべてを憎むことのたとえ。

ぼうずあたま

ぼうずあたま バウ― [4] 【坊主頭】
坊主のように髪の毛を剃(ソ)ったり,ごく短くした頭。丸坊主。

ぼうずえり

ぼうずえり バウ― [3] 【坊主襟】
(1)襟足のない首筋。
(2)「僧綱領(ソウゴウエリ)」に同じ。

ぼうずおち

ぼうずおち バウ― 【坊主落ち】
僧が堕落して還俗(ゲンゾク)すること。また,その人。「私むすこは―,ろくに生えそろはぬ物/浄瑠璃・平家女護島」

ぼうずかむろ

ぼうずかむろ バウ― [4] 【坊主禿】
江戸時代,遊郭で遊女づきの幼い禿(カムロ)。頭を芥子(ケシ)坊主にしていたところからいう。

ぼうずがえり

ぼうずがえり バウ―ガヘリ [4] 【坊主還り】
「法師還(ホウシガエ)り」に同じ。「清吉といふ―さ/歌舞伎・小袖曾我」

ぼうずがり

ぼうずがり バウ― [0] 【坊主刈(り)】
坊主のように頭髪全体を短く刈ること。また,その頭。

ぼうずくさい

ぼうずくさ・い バウズ― [5] 【坊主臭い】 (形)[文]ク ばうずくさ・し
坊主らしい。抹香くさい。「何となく―・い話だ」

ぼうずころし

ぼうずころし バウ― 【坊主殺し】
〔僧侶を堕落させる者の意〕
僧侶相手の私娼・男娼。「中寺町・小橋の―/浮世草子・一代男 2」

ぼうずし

ぼうずし バウ― [0] 【棒鮨】
細長い木箱を用いて作る押し鮨の一。「鯖の―」

ぼうずふで

ぼうずふで バウ― [3] 【坊主筆】
毛のすり切れた筆。ちび筆。

ぼうずまくら

ぼうずまくら バウ― [4] 【坊主枕】
「括(クク)り枕」に同じ。

ぼうずめくり

ぼうずめくり バウ― [4] 【坊主捲り】
百人一首の読み札の絵を用いて行う遊戯。百枚の札を裏返しに重ねて座の中央に置き,数人で囲んで一枚ずつめくり持ち札とし,坊主(僧)をめくった者は持ち札を全部場に出し,姫をめくった者は場の札を全部取り,最後に持ち札の多い者を勝ちとするもの。

ぼうずもち

ぼうずもち バウ― 【坊主持ち】
数人の同行者が坊主に出会うごとに荷物の持ち役を交替すること。「寝覚提重五升樽,―して/浄瑠璃・油地獄(上)」

ぼうずやま

ぼうずやま バウ― [0][3] 【坊主山】
木が全く生えていない山。はげやま。

ぼうずよみ

ぼうずよみ バウ― [0] 【坊主読み】
坊主が経を読むように,意味をよく考えずに文字だけを読むこと。また,そのような読み方。

ぼうずる

ぼう・ずる バウ― [0][3] 【忘ずる】 (動サ変)[文]サ変 ばう・ず
(1)わすれる。「故郷―・じがたし」
(2)(「前後を忘ずる」などの形で)われを忘れる。正気を失う。「渠(カレ)は既に前後を―・じて/義血侠血(鏡花)」

ぼうずれい

ぼうずれい バウ― [3] 【坊主礼】
正月四日に寺方が行う年始回り。寺正月(テラシヨウガツ)。

ぼうずわん

ぼうずわん バウ― [3] 【坊主椀】
糸底が内にくぼんでいて,無いように見える椀。

ぼうずガッパ

ぼうずガッパ バウ― [4] 【坊主―】
江戸時代,南蛮人のカッパから考案した木綿の丸ガッパ。引き回し。

ぼうせい

ぼうせい バウ― [0] 【防錆】
「防銹(ボウシユウ)」に同じ。「―塗料」

ぼうせい

ぼうせい [0] 【暴政】
乱暴な政治。暴虐な政治。

ぼうせい

ぼうせい【暴政】
tyranny.→英和

ぼうせい

ぼうせい バウ― [0] 【昴星】
⇒昴(スバル)

ぼうせいきょう

ぼうせいきょう バウセイキヤウ [0] 【仿製鏡】
〔「ほうせいきょう」とも〕
漢式鏡・唐式鏡などの図文を模倣し,日本で作られた鏡。特に弥生・古墳時代のものをいい,奈良期以降の和鏡と区別される。

ぼうせき

ぼうせき [0] 【剖析】 (名)スル
ばらばらにすること。細分すること。「有形無形の罪悪を―すると同時に/復活(魯庵)」

ぼうせき

ぼうせき【紡績】
spinning.→英和
‖紡績業 the spinning industry.紡績工場 a spinning mill.

ぼうせき

ぼうせき バウ― [0] 【紡績】 (名)スル
(1)短い繊維を平行に並べ,引き伸ばして撚(ヨ)りをかけ,一本の糸にすること。「鉱山を開掘し綿毛を―する等…/露団々(露伴)」
(2)「紡績糸」の略。

ぼうせき

ぼうせき バウ― [0] 【防石】
投石や落石を防ぐこと。「―ネット」

ぼうせきけんし

ぼうせきけんし バウ― [5] 【紡績絹糸】
屑繭・生糸屑などを精練し,紡績してつくった糸。主に富士絹・銘仙の原料とする。絹紡糸。

ぼうせきこうぎょう

ぼうせきこうぎょう バウ―ゲフ [5] 【紡績工業】
綿糸・生糸・人絹・化学繊維などを紡績する工業。

ぼうせきし

ぼうせきし バウ― [4] 【紡績糸】
紡績によってできた糸。綿糸・毛糸・麻糸など。
→フィラメント糸

ぼうせきせん

ぼうせきせん バウ― [0] 【紡績腺】
⇒出糸腺(シユツシセン)

ぼうせきつむぎ

ぼうせきつむぎ バウ― [5] 【紡績紬】
綿糸をたて糸,紡績絹糸をよこ糸に用いた紬風の絹綿交ぜ織物。絣(カスリ)柄が多く,紡績絣ともいう。

ぼうせきとっき

ぼうせきとっき バウ― [5] 【紡績突起】
⇒出糸突起(シユツシトツキ)

ぼうせきめんし

ぼうせきめんし バウ― [5] 【紡績綿糸】
紡績機械によってつむいだ綿糸。

ぼうせつ

ぼうせつ [0] 【暴説】
道理を無視した乱暴な説。暴論。

ぼうせつ

ぼうせつ バウ― [0] 【防雪】 (名)スル
雪が多く降る地域で,雪害を防ぐこと。

ぼうせつ

ぼうせつ バウ― [0] 【妄説】
⇒もうせつ(妄説)

ぼうせつ

ぼうせつ【防雪林】
a snowbreak (forest).

ぼうせつえん

ぼうせつえん バウセツヱン [4] 【傍接円】
三角形の一辺と他の二辺の延長とに接する円。三角形には三つの傍接円がある。
→傍心

ぼうせつりん

ぼうせつりん バウ― [4] 【防雪林】
吹雪や雪崩などから鉄道線路・道路を守るために,それらに沿って設けた林帯。主に,杉・ドイツトウヒなどの常緑針葉樹を植える。

ぼうせん

ぼうせん【防戦】
a defensive fight;defensive fighting.〜する fight in defense;defend <a position> .→英和

ぼうせん

ぼうせん バウ― [0] 【防戦】 (名)スル
相手の攻撃を防ぎ戦うこと。「―すること三日,遂に落城した」

ぼうせん

ぼうせん バウ― [0] 【防染】
染色で,糸でくくったり糊(ノリ)・蝋(ロウ)などを付着させたりして染液がしみ込むのを防ぐこと。

ぼうせん

ぼうせん バウ― [0] 【傍線】
字のわきに引いた線。サイドライン。

ぼうせん

ぼうせん バウ― [0] 【棒線】
(1)まっすぐな線。直線。
(2)棒のように太い線。

ぼうせん

ぼうせん【傍線】
a side line;an underline (下線).→英和

ぼうせんがい

ぼうせんがい バウ―ガヒ [0] 【防戦買い】
取引で,売りくずしを防いだり買い占めに対抗するために買うこと。

ぼうせんもう

ぼうせんもう バウセンマウ [3] 【防潜網】
潜水艦の侵入を防ぐために港湾の入り口などに張る網。

ぼうぜん

ぼうぜん【茫然と】
blankly;→英和
vacantly;→英和
absent-mindedly.

ぼうぜん

ぼうぜん [0] 【呆然】 (ト|タル)[文]形動タリ
あっけにとられるさま。あきれはててものも言えないさま。気抜けしたようにぼんやりするさま。「あまりの有り様に―とする」

ぼうぜん

ぼうぜん バウ― [0] 【厖然・尨然】 (ト|タル)[文]形動タリ
豊かで大きなさま。むっくりと大きなさま。「眼前―たる一大邦の在る有りて/三酔人経綸問答(兆民)」

ぼうぜん

ぼうぜん バウ― [0] 【惘然】 (ト|タル)[文]形動タリ
〔「もうぜん」とも〕
「呆然(ボウゼン)」に同じ。「暫くは―として気の抜けた顔をしていた/浮雲(四迷)」

ぼうぜん

ぼうぜん バウ― [0] 【茫然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)「呆然(ボウゼン)」に同じ。「思わぬ出来事に―として立ち尽くす」「何処ともなく―眺めて居るのである/良人の自白(尚江)」
(2)ぼんやりとしてとりとめのないさま。つかみどころのないさま。漠然。「幽霊の出顕したりと人の語ることありと雖も皆其根原を尋求れば唯―として烟に似たる影像を見たると云ふのみ/竜動鬼談(勤)」

ぼうぜんじしつ

ぼうぜんじしつ バウ― [0] 【茫然自失】 (名)スル
あっけにとられたりあきれはてたりして我を忘れてしまうこと。「突然の大事件に―する」「―の体」

ぼうそう

ぼうそう【暴走する】
drive recklessly;run away (電車などが).‖暴走族 <俗> a hot-rodder.

ぼうそう

ぼうそう [0] 【暴走】 (名)スル
(1)規則を無視して乱暴に走ること。
(2)運転する人がいなかったり,運転する人の意に反して,乗り物がひとりでに走り出すこと。「無人電車が―する」
(3)野球で,アウトになるような無謀な走塁をすること。
(4)周囲の状況や他人の思惑を考えずに自分勝手に物事をおし進めること。
(5)俗に,コンピューターで,プログラムが,制御できない実行状態になること。

ぼうそう

ぼうそう バウサウ [0] 【防霜】
霜の害を防ぐこと。

ぼうそう

ぼうそう バウ― 【房総】
安房(アワ)と上総(カズサ)と下総(シモウサ)の総称。特に安房と上総。

ぼうそう

ぼうそう バウサウ [0] 【妄想】 (名)スル
⇒もうそう(妄想)

ぼうそうぞく

ぼうそうぞく [3] 【暴走族】
オートバイなどを集団で乗り回し,騒音や無謀な走行で周囲に迷惑をかける者。

ぼうそうはんとう

ぼうそうはんとう バウ―タウ 【房総半島】
関東地方の東南部,太平洋に突出する半島。千葉県の大部分を占める。洲崎を境に西部の東京湾側を内房,東部の太平洋側を外房という。

ぼうそつ

ぼうそつ バウ― [0] 【亡卒】
(1)死亡すること。
(2)死亡した兵卒。
(3)逃亡した兵。

ぼうぞく

ぼうぞく バウ― (形動ナリ)
〔「放俗」とも,「凡(ハン)俗」の転とも〕
品が悪いこと。無遠慮なこと。「紅の腰引きゆへるきはまで,胸あらはに,―なるもてなしなり/源氏(空蝉)」

ぼうたいぎゃく

ぼうたいぎゃく [3] 【謀大逆】
古代,律の八虐の一。山陵および宮殿を損壊しようとはかること。

ぼうたおし

ぼうたおし バウタフシ [3][5][0] 【棒倒し】
運動会で行われる競技の一。紅白の二組がそれぞれ,攻守の二手に分かれ,相手方の立てている棒を先に倒した方を勝ちとするもの。

ぼうたかとび

ぼうたかとび【棒高跳】
pole vault[jump].〜選手 a pole-vaulter[-jumper].

ぼうたかとび

ぼうたかとび バウ― [3][4] 【棒高跳び】
陸上競技の一つで,所定の距離を助走し,手に持った棒を突き立てて跳躍し,二本の支柱に渡した横木(バー)を跳び越え,その高さを競う種目。ポール-ジャンプ。

ぼうたん

ぼうたん [0] 【牡丹】
「ぼたん(牡丹)」の長音化した語。俳句などで用いることが多い。[季]夏。《―の咲くときゝはや散るときゝ/星野立子》

ぼうたん

ぼうたん バウ― [0] 【妄誕】
⇒もうたん(妄誕)

ぼうだ

ぼうだ バウ― [1] 【滂沱】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)雨が激しく降るさま。「唯だ猛雨の―たるを聞くのみ/花柳春話(純一郎)」
(2)涙がとめどなく流れるさま。「君を懐ふて涙―たり/佳人之奇遇(散士)」
(3)水・汗などが激しく流れ落ちるさま。「馬背の流汗―として掬すべく/義血侠血(鏡花)」

ぼうだい

ぼうだい バウ― [0] 【膨大】
■一■ (名)スル
ふくれて大きくなること。「種子は水を含むと―する」
■二■ (形動)[文]ナリ
「ぼうだい(厖大)」に同じ。「―な人員をかかえる」
→厖大
[派生] ――さ(名)

ぼうだい

ぼうだい【膨大な】
enormous;→英和
huge.→英和

ぼうだい

ぼうだい バウ― [0] 【傍題】
〔古くは「ほうだい」〕
(1)副題。サブタイトル。
(2)和歌・連歌・俳諧で,中心となるべき主題材をさしおいて,二次的な題材を重視して詠むこと。傍題を犯すなど避けるべきこととされた。
(3)本題からはずれること。「成程そりやあ妙だ,少し―にはなるが/滑稽本・八笑人」

ぼうだい

ぼうだい バウ― [0] 【厖大・尨大】 (形動)[文]ナリ
量や規模が大きいさま。「―な資料」「―な計画」
〔「膨大」は別語であるが,書き換え字として用いることもある〕
[派生] ――さ(名)

ぼうだい

ぼうだい バウ― [0] 【棒大】
「針小棒大」の略。「迷亭の記述が―のざれ言にもせよ/吾輩は猫である(漱石)」

ぼうだち

ぼうだち【棒立ちになる】
stand bolt upright;rear (up) (馬が).→英和

ぼうだち

ぼうだち バウ― [0] 【棒立ち】
驚きなどのため,何もできないで棒のようにまっすぐに立つこと。「驚いて―になる」

ぼうだま

ぼうだま バウ― [0] 【棒球】
投手の投げた球で,威力のない直球。

ぼうだら

ぼうだら バウ― [0] 【棒鱈】
(1)真鱈を三枚におろし,素干しにしたもの。[季]春。
→干鱈(ヒダラ)
(2)酔っ払い。「わたくしが酒に酔ひまして―になりまするは/歌舞伎・吾嬬鑑」
(3)役立たず。ぼんくら。「おらがはうの―八が鼻のあなからは/滑稽本・膝栗毛 6」

ぼうだら

ぼうだら【棒鱈】
a dried cod.

ぼうだん

ぼうだん バウ― [0] 【妄断】
⇒もうだん(妄断)

ぼうだん

ぼうだん バウ― [0] 【妄談】
⇒もうだん(妄談)

ぼうだん

ぼうだん【防弾の】
bulletproof <jacket> .→英和

ぼうだん

ぼうだん バウ― [0] 【防弾】
弾丸の通るのを防ぐこと。

ぼうだんガラス

ぼうだんガラス バウ― [5] 【防弾―】
強化ガラスを無色透明なプラスチック-フィルムで多層にはり合わせ,銃弾の貫通を防げるまで強化した板ガラス。

ぼうだんチョッキ

ぼうだんチョッキ バウ― [5] 【防弾―】
胸部・腹部を銃弾から守るために着ける防護具。合成繊維布を多層に重ねたものが多い。

ぼうちぎり

ぼうちぎり バウ― [3] 【棒乳切り・棒千切り】
「棒乳切り木」の略。ぼうちぎれ。

ぼうちぎりき

ぼうちぎりき バウ― [5] 【棒乳切り木】
棒と乳切り木。また,喧嘩などに用いる棍棒。

ぼうちゅう

ぼうちゅう バウ― [0] 【防虫】
虫がつくのを防ぐこと。虫による害を防ぐこと。

ぼうちゅう

ぼうちゅう バウ― [0] 【忙中】
忙しいさなか。

ぼうちゅう

ぼうちゅう【傍注】
a marginal note.

ぼうちゅう

ぼうちゅう バウ― [1][0] 【房中】
(1)部屋の中。室内。房内。
(2)閨房の中。閨中。

ぼうちゅう

ぼうちゅう バウ― [0] 【傍注・旁註】
本文のわきにつけた注。

ぼうちゅう

ぼうちゅう [0] 【眸中】
ひとみのなか。「物の色さへ定かには―に写らぬ/倫敦塔(漱石)」

ぼうちゅう

ぼうちゅう バウ― [1][0] 【坊中】
(1)町の中。坊間。
(2)寺院の中。寺中。

ぼうちゅう=閑(カン)あり

――閑(カン)あり
忙しい時でも,わずかな暇はあるものだ。

ぼうちゅうざい

ぼうちゅうざい【防虫剤】
an insecticide.→英和

ぼうちゅうざい

ぼうちゅうざい バウ― [3][0] 【防虫剤】
衣類への害虫を防ぐために用いる薬剤。ナフタリン・樟脳など。また蚊などが近づかないように皮膚に塗布する薬剤。フタル酸エステル・安息香酸ベンジルなど。むしよけ。

ぼうちょう

ぼうちょう【傍聴する】
hear;→英和
listen <to> ;→英和
attend (出席).→英和
〜を許す(禁止する) be open (closed) to the public.→英和
‖傍聴券 an admission ticket.傍聴者 a hearer;an audience.傍聴随意 <掲示> Free Admittance.傍聴席 the gallery (議会などの).

ぼうちょう

ぼうちょう バウチヤウ [1][0] 【坊庁】
春宮坊(トウグウボウ)の事務を取り扱う役所。東宮の庁。

ぼうちょう

ぼうちょう [0] 【暴漲】 (名)スル
激しい勢いで水がみなぎること。「利根川―し中川堤防また危し/日乗(荷風)」

ぼうちょう

ぼうちょう バウテフ [0] 【防諜】
スパイ活動などによって秘密が漏れるのを防ぐこと。

ぼうちょう

ぼうちょう バウテウ [0] 【茅蜩】
ヒグラシの異名。

ぼうちょう

ぼうちょう バウテウ [0] 【防潮】
津波・高潮などの害を防ぐこと。

ぼうちょう

ぼうちょう バウチヤウ [0] 【膨張・膨脹】 (名)スル
(1)ふくれること。ふくれて大きくなること。
⇔収縮
(2)大きく発展すること。また,数量がふえること。「歳出が年々―する」「市街地が―して郊外へのびて行く」
(3)〔物〕 物体の長さ・体積が増大すること。特に,温度の上昇に伴う膨張を熱膨張という。

ぼうちょう

ぼうちょう バウチヤウ [1][0] 【坊長】
律令制下,坊令の下にあって,坊内の監督・検察・収税の任に当たったもの。

ぼうちょう

ぼうちょう バウチヤウ [0] 【傍聴】 (名)スル
(1)話や演説などを,そばで聞くこと。「演説を―する」
(2)特に会議や公判などを,当事者以外の者が発言権なしに席場内で聞くこと。「会議を―する」「―席」「―券」

ぼうちょう

ぼうちょう バウチヤウ 【防長】
周防(スオウ)と長門(ナガト)。長周。

ぼうちょう

ぼうちょう【膨脹】
expansion;→英和
increase (増大);→英和
swelling.→英和
〜する expand;→英和
increase;swell.→英和

ぼうちょううちゅう

ぼうちょううちゅう バウチヤウ―チウ [5] 【膨張宇宙】
膨張しつつある宇宙。銀河は,銀河系からの距離に比例する速さで銀河系から遠ざかりつつある,という観測事実に基づく。
→ハッブルの法則

ぼうちょうけいすう

ぼうちょうけいすう バウチヤウ― [5][7] 【膨張係数】
⇒膨張率(ボウチヨウリツ)

ぼうちょうざい

ぼうちょうざい バウチヤウ― [3] 【膨張剤】
食品添加物の一。パンや菓子の製造時にガスを発生させて多孔性にするために用いる。炭酸水素ナトリウム(重曹(ジユウソウ))など。
→酵母
→膨らし粉

ぼうちょうてい

ぼうちょうてい バウテウ― [0] 【防潮堤】
高潮を防ぐために設けた堤防。

ぼうちょうべん

ぼうちょうべん バウチヤウ― [3][0] 【膨張弁】
(1)蒸気機関で,蒸気を効率よく使うための調節弁。
(2)冷凍機で,圧縮した気体を膨張させて低温にする弁。

ぼうちょうりつ

ぼうちょうりつ バウチヤウ― [3] 【膨張率】
熱膨張において,長さまたは体積の増加率の温度変化に対する割合。線膨張率と体膨張率がある。膨張係数。

ぼうちょうりん

ぼうちょうりん バウテウ― [3] 【防潮林】
潮風や津波・高潮などの被害を防ぐために設けた林。クロマツ・イヌマキなどを植える。

ぼうちん

ぼうちん [0] 【冒陳】
「冒頭陳述」の略。

ぼうっと

ぼうっと [0] (副)スル
(1)汽笛・ほら貝などの鳴る音を表す語。「―汽笛が鳴る」
(2)炎を上げて燃え上がるさま。また,その音を表す語。「枯れ葉が―燃え上がった」
(3)物の輪郭がはっきりしないさま。煙ったように物がぼやけて見えるさま。「今日は山が―かすんでいる」「ネオンのせいか町の方角が―明るく見える」
(4)気持ちが集中していないさま。意識が正常に働かないさま。「―して用件を忘れた」

ぼうっと

ぼうっと
faintly;vaguely.→英和

ぼうつき

ぼうつき バウ― [4] 【棒突き】
六尺棒を突きながら社寺の境内などを警固して回ること。また,その人。辻番所の番人や坑夫などの監視役をもいった。

ぼうて

ぼうて [0] 【貿手】
「貿易手形」の略。

ぼうてい

ぼうてい バウ― [0] 【茅亭】
かやぶきのあずまや。

ぼうてい

ぼうてい バウ― [0] 【亡弟】
死んだ弟。亡くなった弟。

ぼうてい

ぼうてい [0] 【暴帝】
横暴で残虐な皇帝。

ぼうてふり

ぼうてふり バウテ― [0] 【棒手振り】
⇒ぼてふり(棒手振)

ぼうてん

ぼうてん バウ― [0] 【傍点】
(1)文字の右側につける点。その部分を強調したいときや,読む人の注意を喚起したいときなどにつける。
(2)漢字のわきにつける訓点。

ぼうと

ぼうと バウ― [1] 【茫と】 (副)スル
(1)物の形や色がほのかなさま。ぼうっと。「娘は…―と紅くなる/婦系図(鏡花)」
(2)意識などがぼんやりしているさま。「まだ頭が―している」

ぼうと

ぼうと [1] 【謀図】
はかりごと。謀計。

ぼうと

ぼうと バウ― 【房杜】
(1)房玄齢と杜如晦(トジヨカイ)。ともに唐の太宗の貞観(ジヨウガン)の治を担った名宰相。
(2)名宰相のこと。

ぼうと

ぼうと【暴徒】
a mob;→英和
rioters.

ぼうと

ぼうと [1] 【暴徒】
集団で乱暴をはたらく者。暴動を起こした人々。「―と化す」

ぼうとう

ぼうとう [0] 【暴騰】 (名)スル
物価・株価などが急激に上がること。
⇔暴落
「野菜の値段が―する」

ぼうとう

ぼうとう【暴騰】
a sudden rise <in> ;a jump <in> .→英和
〜する rise suddenly;jump.

ぼうとう

ぼうとう【暴投】
《野》a wild pitch[throw].〜する pitch[throw]wild.

ぼうとう

ぼうとう [0] 【暴投】 (名)スル
野球で,捕手が普通の守備態勢で捕れない球を投手が投球すること。ワイルド-ピッチ。

ぼうとう

ぼうとう【冒頭】
<at> the beginning;the opening.→英和
冒頭陳述 an opening statement.

ぼうとう

ぼうとう [0] 【冒頭】 (名)スル
(1)文章・談話のはじめ。また,一般に物事のはじめ。「―に述べる」「会議は―から険悪な雰囲気に包まれた」
(2)前置き。また,前置すること。「信じ難い話ですがと―して話しはじめた」「二十四で奥さんが御有りなさるのは当り前ぞなもしと―を置いて/坊っちゃん(漱石)」

ぼうとうちんじゅつ

ぼうとうちんじゅつ [5] 【冒頭陳述】
刑事裁判で,証拠調べの初めに,検察官などが証拠によって証明しようとする事実を明らかにするための陳述。

ぼうとく

ぼうとく [0] 【冒瀆】 (名)スル
神聖・尊厳なものや清純なものをけがすこと。「神を―する」

ぼうとく

ぼうとく【冒涜】
profanity;→英和
blasphemy.〜する profane;→英和
defile;→英和
sully.→英和

ぼうど

ぼうど [1] 【暴怒】
はげしく怒ること。激怒。「一時の―に触るる者の比ならんや/明六雑誌 7」

ぼうどう

ぼうどう バウ― [0] 【妄動】
⇒もうどう(妄動)

ぼうどう

ぼうどう [0] 【暴動】
徒党を組んで社会秩序を乱すような行動をとること。「―をおこす」「―がおきる」
〔明治期に作られた語〕

ぼうどう

ぼうどう【暴動】
a riot;→英和
an uprising.→英和
〜を起こす(鎮圧する) start (suppress) a riot.

ぼうどく

ぼうどく バウ― [0] 【防毒】
毒,特に毒ガスを防ぐこと。

ぼうどく

ぼうどく【防毒マスク】
a gas mask.

ぼうどくマスク

ぼうどくマスク バウ― [5] 【防毒―】
毒ガスを防ぐために顔面をおおう器具。ガス-マスク。防毒面。

ぼうない

ぼうない バウ― [1] 【坊内】
僧坊の中。

ぼうない

ぼうない バウ― [1] 【房内】
(1)部屋の中。
(2)閨房の中。また,そこでのいとなみ。「―過度/庭訓往来」

ぼうにょう

ぼうにょう ボフネウ [0] 【乏尿】
一日の尿の排泄量が著しく減少すること。普通400ミリリットル以下になった場合をいう。腎機能不全,高度の脱水症,尿路結石などで見られる。減尿症。

ぼうね

ぼうね バウ― [0] 【棒根】
まっすぐ下に向かっている草木の根。

ぼうねじ

ぼうねじ バウネヂ [0][3] 【棒捻じ】
棒の両端を向かい合った二人が持ち,互いに反対にねじりあう遊戯。ぼうねじり。

ぼうねつ

ぼうねつ バウ― [0] 【防熱】
外からの熱を防ぐこと。「―服」

ぼうねん

ぼうねん バウ― [0] 【忘年】
(1)年の終わりに,その年にあった苦労を忘れること。としわすれ。
(2)年齢の差を忘れること。

ぼうねん

ぼうねん バウ― [0] 【防燃】
布などが燃え上がるのを防ぐこと。「―加工」

ぼうねんかい

ぼうねんかい【忘年会】
a year-end party.

ぼうねんかい

ぼうねんかい バウ―クワイ [3] 【忘年会】
その年の苦労を忘れるために年末に催す宴会。[季]冬。

ぼうねんのとも

ぼうねんのとも バウ― [6] 【忘年の友】
年齢の差にかかわりなく親しく交わる友。忘年の交わり。

ぼうのつ

ぼうのつ バウノツ 【坊津】
鹿児島県薩摩半島南西部にある港町。古く,日本三津(サンシン)の一。遣唐使が出航し,また貿易港として栄えた。

ぼうはく

ぼうはく バウ― [0] 【傍白】
演劇で,観客だけに聞こえ相手役には聞こえない想定になっているせりふ。わきぜりふ。

ぼうはち

ぼうはち バウ― [0][4] 【亡八・忘八】
〔仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌の八徳を失った者,また,それらを忘れさせるほどおもしろい所の意〕
(1)遊里で遊ぶこと。また,その人。
(2)遊女屋。置屋。また,その主人。

ぼうはつ

ぼうはつ [0] 【暴発】 (名)スル
(1)不注意などのため,銃砲の弾丸が誤って発射されること。「銃が―する」
(2)事件などが突然起こること。内に押し込められていた不平・不満などが突然外に現れること。「人の不満を抱くや…猛然―して,家など焼かんも知る可らず/慨世士伝(逍遥)」

ぼうはつ

ぼうはつ【暴発】
an accidental discharge.〜する go off accidentally.

ぼうはてい

ぼうはてい【防波堤】
a breakwater.→英和

ぼうはてい

ぼうはてい バウハ― [0] 【防波堤】
外海からの波を防ぎ,港湾内を穏やかに保つために海中に築造された突堤。

ぼうはん

ぼうはん【防犯】
crime prevention.防犯週間(課) Crime Prevention Week (Section).防犯ベル a burglar[an anti-robbery]alarm.

ぼうはん

ぼうはん [0] 【謀叛】
⇒むほん(謀叛)

ぼうはん

ぼうはん [0] 【謀判】
官印や他人の印を偽造して使うこと。また,その印。にせ印。

ぼうはん

ぼうはん バウ― [0] 【防犯】
犯罪を防ぐこと。「―灯」「―ベル」

ぼうばい

ぼうばい バウ― [0] 【防黴】
黴(カビ)の発生を防ぐこと。「―塗料」

ぼうばく

ぼうばく バウ― [0] 【防爆】
爆発を防ぐこと,あるいは爆発の被害をくい止めること。「―機器」「―壁」

ぼうばく

ぼうばく バウ― [0] 【茫漠】 (ト|タル)[文]形動タリ
果てしなく広々としてとりとめのないさま。ぼんやりとしてはっきりしないさま。「―たる原野」「―としてつかみどころがない」
[派生] ――さ(名)

ぼうばく

ぼうばく【茫漠とした】
vast;→英和
immense.→英和

ぼうばな

ぼうばな バウ― [0] 【棒端・棒鼻】
(1)棒の先端。特に,駕籠のかき棒の先端。
(2)いちばん先。最初。「先づ―に突立たは/歌舞伎・名歌徳」
(3)〔境界を棒杭で示したところから〕
宿駅のはずれ。「かな川の―へつく/滑稽本・膝栗毛(初)」

ぼうばり

ぼうばり バウ― [3] 【棒針】
毛糸やレース糸などを手編みにするとき用いる,先のとがった棒状の編み針。編み棒。

ぼうひょう

ぼうひょう バウヒヤウ [0] 【妄評】
⇒もうひょう(妄評)

ぼうひょう

ぼうひょう [0] 【暴評】 (名)スル
乱暴な批評。

ぼうひん

ぼうひん バウ― [0] 【防貧】
貧困に陥ることを事前に防止すること。現代社会での施策としては,社会保障制度とりわけ社会保険が大きな役割を果たしている。
→救貧

ぼうび

ぼうび バウ― [1] 【防備】 (名)スル
外敵や災害に対してそなえをすること。また,そのそなえ。「―を固める」

ぼうび

ぼうび【防備】
(a) defense.→英和
〜する defend.→英和
〜のある(ない) fortified (defenseless).〜を施す fortify <a city> .→英和

ぼうびき

ぼうびき バウ― [0] 【棒引き】 (名)スル
(1)棒線を引くこと。特に,帳簿の記載を線を引いて消すこと。
(2)貸し借りを帳消しにすること。「借金を―(に)する」
(3)長音を表す書き方。「ああ」を「あー」,「ぼう」を「ぼー」などと書く類。音引き。

ぼうびき

ぼうびき【棒引きにする】
cancel;→英和
cross out.

ぼうびきかなづかい

ぼうびきかなづかい バウ―ヅカヒ [7] 【棒引き仮名遣い】
字音語や感動詞の長音を「こーちょー(校長)」「いーえ(いいえ)」のように,「ー」を用いて表す仮名遣い。1900年(明治33)の小学校令施行規則によって小学校の教科書で用いられたが,08年の文部省令で廃止された。

ぼうびや

ぼうびや バウ― [3] 【棒火矢・棒火箭】
鉄製の筒に火薬を込めて,砲で発射する火矢。[和漢三才図会]

ぼうびろく

ぼうびろく バウビ― [3] 【忘備録】
「びぼうろく(備忘録)」に同じ。

ぼうふ

ぼうふ バウ― [1] 【亡婦】
(1)なくなった婦人。
(2)死んだ妻。

ぼうふ

ぼうふ [1] 【暴富】
急に金持ちになること。

ぼうふ

ぼうふ【亡夫,亡父】
⇒亡−.

ぼうふ

ぼうふ バウ― [1] 【亡夫】
死んだ夫(オツト)。
⇔亡妻

ぼうふ

ぼうふ バウ― [1] 【亡父】
死んだ父。
⇔亡母

ぼうふ

ぼうふ バウ― [0] 【防腐】
物の腐るのを防ぐこと。

ぼうふう

ぼうふう バウ― 【防風】
(1) [0]
風を防ぐこと。
(2) [3]
セリ科の多年草。シベリア・中国・朝鮮に分布。高さ約1メートル。根葉は柄が長く,三回羽状に深裂し,緑白色。夏,枝先に白色の小花を多数つける。漢方で,根を感冒による頭痛・関節痛などの薬に用いる。
(3) [3]
ハマボウフウの別名。[季]春。《潮の香のをり��強し―摘む/大橋越央子》

ぼうふう

ぼうふう [3][0] 【暴風】
(1)激しく吹く風。
(2)ビューフォート風力階級 11 の風。「―域」
→風力階級

ぼうふう

ぼうふう【暴風】
a storm;→英和
a gale (強風).→英和
〜の stormy.→英和
暴風雨警報 a storm warning.

ぼうふうう

ぼうふうう [3] 【暴風雨】
激しい風を伴った雨。あらし。

ぼうふうせつ

ぼうふうせつ [3] 【暴風雪】
風速が毎秒20メートルを超える風を交えた猛吹雪。ブリザード。

ぼうふうりん

ぼうふうりん バウ― [3] 【防風林】
風害を防ぐために設けた林。海岸防風林と内陸防風林があり,樹種を異にする。

ぼうふうりん

ぼうふうりん【防風林】
a windbreak.→英和

ぼうふざい

ぼうふざい バウ― [3][0] 【防腐剤】
食品・薬品・繊維・木材などに添加または塗布し,微生物の活動・増殖を抑え腐敗を防ぐ薬剤。

ぼうふざい

ぼうふざい【防腐剤】
a preservative.→英和

ぼうふせき

ぼうふせき バウフ― [3] 【望夫石】
中国,湖北省武昌の北山の上にある石。貞女が,出征する夫を見送ったまま石に化したものと伝える。

ぼうふら

ぼうふら【孑孑】
a mosquito larva.

ぼうふら

ぼうふら [0] 【孑孒・孑孑】
蚊の幼虫。体長5ミリメートル前後。体は細長く,胸部が発達。水中を上下に泳ぎ,水面に出ると尾端の呼吸管を水面上に出して呼吸する。汚水中などに多く見られる。蚊の蛹(サナギ)はオニボウフラという。ぼうふり。ぼうふりむし。[季]夏。《―や松葉の沈む手水鉢/正岡子規》

ぼうふらおどり

ぼうふらおどり [5] 【孑孒踊り】
歌舞伎舞踊で,体をぼうふらのようにくねらせる滑稽な踊り。

ぼうふり

ぼうふり [0] 【孑孒】
「ぼうふら(孑孒)」に同じ。[季]夏。

ぼうふり

ぼうふり バウ― [4][0] 【棒振り】
(1)〔指揮棒を振ることから〕
オーケストラの指揮者の俗称。
(2)〔棒を持って歩いたことから〕
江戸時代,両番ならびに大番が臨時に勤めた江戸府内の巡邏(ジユンラ)。

ぼうふりけんじゅつ

ぼうふりけんじゅつ バウ― [5] 【棒振り剣術】
棒を振りまわすような,流儀も型もないでたらめな剣術。

ぼうふりむし

ぼうふりむし バウ― [4] 【棒振り虫】
「ぼうふら(孑孒)」に同じ。

ぼうへき

ぼうへき【防壁】
a wall;→英和
a barrier;→英和
a bulwark <against> .→英和

ぼうへき

ぼうへき バウ― [0] 【防壁】
敵の侵入や火災・風雨などの害を防ぐために設けた壁。

ぼうへん

ぼうへん [0] 【謀反】
⇒むへん(謀反)

ぼうべに

ぼうべに バウ― [0] 【棒紅】
棒状の口紅。

ぼうほん

ぼうほん バウ― [0] 【坊本】
(官本に対して)民間で刊行された書物。坊刻本。

ぼうぼ

ぼうぼ バウ― [1] 【亡母】
死んだ母親。
⇔亡父

ぼうぼう

ぼうぼう [1] 【某某】 (代)
不定称の人代名詞。名前をはっきり示さずに複数の人をさす語。「―が会合し密議をなした」「―孩子(ガイシ)と二行に刻してあるのは/渋江抽斎(鴎外)」

ぼうぼう

ぼうぼう
〜した thick (草が);→英和
shaggy (髪などが).→英和
〜と茂る grow thick;[場所が主語]be overgrown <with grass> .

ぼうぼう

ぼうぼう バウバウ [0] 【茫茫】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)果てしなく広々としているさま。「―とした大平原」「―たる太平洋より/もしや草紙(桜痴)」
(2)ぼんやりしてはっきりしないさま。「月色―たる野路を/思出の記(蘆花)」「―として少しも知る可らず/欺かざるの記(独歩)」
(3)(「蓬蓬」とも書く)毛髪や草が生い乱れているさま。「―たる白髪」「―とした頭で,ぬつと面(カオ)を出した所を見れば/奇遇(四迷)」
(4)風や波の音の激しいさま。「蒼海漫々として,岸うつ浪も―たり/平家 10」

ぼうぼう

ぼうぼう バウバウ [0] 【惘惘】 (ト|タル)[文]形動タリ
⇒もうもう(惘惘)

ぼうぼう

ぼうぼう [1] (副)
火が盛んに燃えるさま。「―(と)燃える」

ぼうぼう

ぼうぼう
〜燃える burn with flames.

ぼうまい

ぼうまい バウ― [0] 【亡妹】
死んだ妹。

ぼうまゆ

ぼうまゆ バウ― [0] 【茫眉・棒眉】
こめかみの下に墨で一文字に描き端をぼかした眉。一六歳未満の公卿などで,元服した者が眉を剃り落として描いた。

ぼうまん

ぼうまん [0] 【暴慢】 (名・形動)[文]ナリ
乱暴でわがままな・こと(さま)。「―な政治」
[派生] ――さ(名)

ぼうまん

ぼうまん バウ― [0] 【膨満】 (名)スル
いっぱいに膨れあがること。「腹部が―する」「―感」

ぼうみん

ぼうみん [0] 【暴民】
暴動・反乱を起こした人民。

ぼうめい

ぼうめい バウ― [0] 【亡命】 (名)スル
(1)民族・宗教・思想・政治的意見の相違などから自国において迫害を受け,または迫害を受ける危険があるために,外国に逃れること。「外国へ―する」
(2)戸籍を抜けて逃亡すること。「倶に―し竟(ツイ)に晃南の妻となり/新聞雑誌 35」

ぼうめい

ぼうめい【亡命】
political asylum (政治的);(a) defection.〜する seek[take]refuge <in Japan> .‖亡命者 a (political) refugee;an exile.

ぼうめいせいけん

ぼうめいせいけん バウ― [5] 【亡命政権】
他国による征服また革命やクーデターにより,政府首脳部が国外に亡命し建てた政権で,他国から正統性を認められているもの。

ぼうめつ

ぼうめつ バウ― [0] 【亡滅】 (名)スル
「滅亡(メツボウ)」に同じ。「其王国の将さに―せんとする所の/民約論(徳)」

ぼうも

ぼうも バウ― [1] 【亡母】
死んだ母。ぼうぼ。

ぼうもう

ぼうもう バウ― [0] 【紡毛】
毛を糸につむぐこと。

ぼうもうおりもの

ぼうもうおりもの バウ― [5][6] 【紡毛織物】
紡毛糸,またはこれにほかの糸を交ぜて織った毛織物。ラシャ・ネル・毛布など。

ぼうもうし

ぼうもうし バウ― [3] 【紡毛糸】
羊などの短い毛,あるいは再生毛などで作った糸。毛羽があり,柔らかく温かい。

ぼうもり

ぼうもり バウ― [0] 【坊守(り)】
(1)寺の番人。僧坊の番人。
(2)浄土真宗で,僧侶の妻をいう。大黒。

ぼうもん

ぼうもん バウ― [0] 【茅門】
かやぶきの門。転じて,自分の家の門または家をへりくだっていう語。

ぼうもん

ぼうもん バウ― [0] 【坊門】
(1)まちの門。
(2)平安京の区画で,二条大路以南の東西に走る小路のうち,坊の中央を走るもの。朱雀大路に面して{(1)}が設けられていたことからいう。
(3)囲碁で,本因坊の門下。

ぼうや

ぼうや バウ― [1] 【坊や】
〔「や」は本来は呼びかけの間投助詞〕
(1)幼い男の子を親しんで呼びかける言葉。古くは女児にも用いた。「―いい子だね」
(2)世間知らずな若い男を軽いあざけりの意を込めていう語。ぼっちゃん。ぼんぼん。「彼は―で困る」

ぼうや

ぼうや【坊や】
my boy (呼びかけ).⇒坊っちゃん.

ぼうゆう

ぼうゆう [0] 【暴勇】
無謀な勇気。

ぼうゆう

ぼうゆう バウイウ [0] 【亡友】
死んだ友人。亡き友。

ぼうゆう

ぼうゆう バウイウ [0] 【忘憂】
(1)うれいを忘れること。
(2)「忘憂の物」に同じ。
(3)植物カンゾウの異名。

ぼうゆう

ぼうゆう バウイウ [0] 【卯酉】
東と西。東西。

ぼうゆうけん

ぼうゆうけん バウイウ― [3] 【卯酉圏】
天頂を通り,子午線と直角に交わる天球上の大円。東西圏。卯酉線。

ぼうゆうのもの

ぼうゆうのもの バウイウ― 【忘憂の物】
〔陶潜(飲酒詩)〕
酒の異名。

ぼうよう

ぼうよう バウヤウ [0] 【茫洋・芒洋】 (ト|タル)[文]形動タリ
広々としているさま。広々として目当てのつかないさま。「―としてつかみどころがない人物」「―たる大海」
[派生] ――さ(名)

ぼうよう

ぼうよう バウヤウ [0] 【亡羊】
逃げて見失った羊。

ぼうよう

ぼうよう バウヤウ [0] 【望洋】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)遠くを眺めること。
(2)広々として目当てのつかないこと。とりとめのないこと。また,そのさま。「―たる荒野をゆく」

ぼうよう

ぼうよう バウ― [0] 【妄用】 (名)スル
でたらめに使うこと。むやみに使うこと。もうよう。「百万の資金も―すれば一時に空乏に至るべし/明六雑誌 22」

ぼうよう=の嘆(タン)

――の嘆(タン)
〔逃げた羊を追い求めたが,道がいくつにも分かれていて,とうとう羊を見失って嘆いたという「列子(説符)」の故事から〕
学問の道が多方面に分かれていて,容易に真理を得がたいことのたとえ。また,思い迷って途方にくれたり,どうしてよいかわからず考えあぐねること。多岐亡羊。

ぼうよみ

ぼうよみ バウ― [0] 【棒読み】 (名)スル
(1)句切りや抑揚をつけずに一本調子に読むこと。「せりふを―する」
(2)漢文を返り点などに従って訓読するのでなく,上から順に音で読んでいくこと。

ぼうよみ

ぼうよみ【棒読みする】
just read;read in a singsong manner.

ぼうらく

ぼうらく [0] 【暴落】 (名)スル
物価・株価などが急激に下がること。
⇔暴騰
「株価が―する」

ぼうらく

ぼうらく【暴落】
a heavy[sudden]fall;a slump <in stocks> .→英和
〜する fall heavily[suddenly].

ぼうらん

ぼうらん [0] 【暴乱】
乱暴で荒々しい行為。暴挙。暴動。

ぼうらん

ぼうらん バウ― [0] 【棒蘭】
ラン科の常緑多年草。暖地の樹上に着生。茎は高さ約20センチメートル。葉は細い円柱形で硬い。夏,短い花序を出し,黄緑色の花を数個つける。

ぼうり

ぼうり【暴利】
excessive[undue]profits;profiteering.〜をむさぼる make undue profits;profiteer.→英和

ぼうり

ぼうり バウ― [0] 【棒利】
元金をなしくずしに返済させながら,元金全部に対する一定率の利息を取るもの。

ぼうり

ぼうり [1] 【暴吏】
非道なことをする役人。

ぼうり

ぼうり [1] 【暴利】
(1)不当に大きな利益。法外の利得。「―をむさぼる」
(2)法外の利息。常識を超えた利息。

ぼうり

ぼうり バウ― [1] 【忙裏・忙裡】
いそがしくしている時。「―の忙,急中の急なる境遇の中央に/自然と人生(蘆花)」

ぼうりとりしまりれい

ぼうりとりしまりれい 【暴利取締令】
第一次大戦中,物価の暴騰による売り惜しみや買い占めなどを抑制するために設けられた農商務省令。第二次大戦後,物価統制令に吸収された。

ぼうりゃく

ぼうりゃく【謀略】
a plot.→英和
⇒計略.

ぼうりゃく

ぼうりゃく [0] 【謀略】
人をおとしいれるためのはかりごと。「―戦」「敵の―にかかる」

ぼうりゃく

ぼうりゃく [0] 【暴掠】 (名)スル
暴力で奪い取ること。「亜細亜地方を―するを見て/三酔人経綸問答(兆民)」

ぼうりゅう

ぼうりゅう バウ― [0] 【膨隆】
皮膚・粘膜などの局部的な盛り上がりやふくらみ。

ぼうりゅう

ぼうりゅう バウリウ [0] 【傍流】
(1)本流から分かれた流れ。支流。
(2)主流からはずれた流派・系統。傍系。

ぼうりょく

ぼうりょく [1] 【暴力】
(1)乱暴な力。無法な力。「―を振るう」「―に訴える」
(2)物理的強制力を行使すること。特に,それにより身体などに苦痛を与えること。

ぼうりょく

ぼうりょく【暴力】
violence;→英和
force.→英和
〜で by force.→英和
〜をふるう use violence.‖暴力団(員) a gang(ster).

ぼうりょくかくめい

ぼうりょくかくめい [5] 【暴力革命】
既存の国家権力体制を倒すための武力を手段とする革命。

ぼうりょくだん

ぼうりょくだん [4] 【暴力団】
暴力あるいは暴力的脅迫によって自己の私的な目的を達しようとする反社会的集団。

ぼうりょくてき

ぼうりょくてき [0] 【暴力的】 (形動)
乱暴なさま。力によって物事を解決しようとするさま。「―な解決の仕方」

ぼうるい

ぼうるい バウ― [0] 【防塁】
防御用の土塁や石。また,それを巡らしたとりで。

ぼうれい

ぼうれい [0] 【暴戻】 (名・形動)[文]ナリ
荒々しく道理にそむいていること。残酷で徳義にもとること。また,そのさま。「護身の宝玉を―なる悪漢に奪ひ去られて/蜃中楼(柳浪)」

ぼうれい

ぼうれい バウ― [0] 【坊令】
律令制で,左右京内の四坊ごとに置かれた官職。坊長とともに,戸口(ココウ)の管理,治安の維持,徴税の徹底などの任に当たった。うながし。

ぼうれい

ぼうれい バウ― [0] 【亡霊】
(1)死んだ人の霊。亡魂。
(2)すでに過去のものとなり,もはや存在しないもののたとえ。「ナチスの―」

ぼうれい

ぼうれい【亡霊】
⇒幽霊.

ぼうれい

ぼうれい バウ― [0] 【傍例】
〔「ほうれい」とも〕
一般に見られる例。慣例。しきたり。「先例―なきにあらず/平家 2」

ぼうれいこん

ぼうれいこん バウ― [3] 【亡霊婚】
社会的に制度化された,死者と生者の,あるいは死者どうしの婚姻。父系社会における血縁の連続性の確保や死霊の慰撫とみなされる。中国やアフリカにみられる。冥婚(メイコン)。

ぼうろ

ぼうろ バウ― [1] 【防露】
(壁や窓ガラスなどに)露が生じるのを防ぐこと。「―性のサッシ」

ぼうろう

ぼうろう バウ― [0] 【望楼】
遠くを見るために立てたやぐら。

ぼうろう

ぼうろう [0] 【崩漏】
(1)子宮の内部がただれて出血する病気。漢方医学でいう。
(2)液状の下痢。[日葡]

ぼうろん

ぼうろん [0] 【暴論】
道理を無視した乱暴な議論や理論。「―を吐く」

ぼうろん

ぼうろん バウ― [0] 【傍論】
判決における裁判官の意見のうち,判決理由を構成しない部分。

ぼうろん

ぼうろん【暴論】
<make> absurd remarks;a wild argument.

ぼうん

ぼうん [1][0] 【暮雲】
夕方の空の雲。夕雲。

ぼうグラフ

ぼうグラフ バウ― [3] 【棒―】
棒線の長さにより数量の大小を表したグラフ。

ぼえき

ぼえき [1] 【母液】
ある物質の溶液からその物質が析出したとき,なお溶液として残っている部分。

ぼえきほう

ぼえきほう [0] 【募役法】
中国,宋の王安石の新法の一。賦役を免除した農民から免役銭を,課役されない官吏・寺院などから助役銭を徴し,政府が希望者を雇って賦役に当てる方法。賦役軽減策として新法中特に合理的とされた。

ぼえん

ぼえん [0][1] 【暮煙・暮烟】
暮れがたに立つ煙。

ぼえん

ぼえん [0] 【墓園・墓苑】
霊園。墓地。

ぼおん

ぼおん [0] 【母音】
⇒ぼいん(母音)

ぼか

ぼか [1] 【簿価】
資産・負債および資本について帳簿上に計上されている価額。帳簿価額。

ぼかし

ぼかし [3] 【暈し】
(1)ぼかすこと。
(2)日本画の技法。色を次第に濃くしたり薄くしたりして陰影をつけるもの。

ぼかし

ぼかし【暈し】
shading (off).

ぼかしぞめ

ぼかしぞめ [0] 【暈し染(め)】
色を濃色から淡色へ,また隣り合う二つの色の境目をぼかして染める方法。曙(アケボノ)染め・裾濃(スソゴ)など。

ぼかしぬい

ぼかしぬい [0] 【暈し繍】
日本刺繍(シシユウ)の技法の一。ぼかしを針目の粗密や糸の濃淡によって表す方法。

ぼかす

ぼか・す [2] 【暈す】 (動サ五[四])
(1)色の境目や輪郭をはっきりさせないようにする。
(2)話・内容などをはっきりさせないであいまいにする。「人数を―・す」
[可能] ぼかせる

ぼかす

ぼかす【暈す】
shade off.態度を〜 take an ambiguous attitude <to,toward> .

ぼかすか

ぼかすか [1] (副)
つづけざまにたくさん打ったり,殴ったりするさま。「よってたかって―殴る」

ぼかぼか

ぼかぼか [1] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)ものを連続してたたくさまやその音を表す語。「―(と)なぐられた」
(2)勢いのさかんなさま。「高雄―と来て,我より先へはねさせじと,世之介を引起し/浮世草子・一代男 7」

ぼかん

ぼかん【母艦】
a mother ship.航空母艦 an aircraft carrier.

ぼかん

ぼかん [0] 【母艦】
航空機・潜水艦などの移動基地となり,兵器・食料などの補給をする軍艦。「航空―」

ぼがい

ぼがい [0] 【簿外】
会計帳簿に記載されていないこと。

ぼがいしさん

ぼがいしさん [4] 【簿外資産】
帳簿に記載されていない資産。
⇔簿外負債

ぼがいふさい

ぼがいふさい [4] 【簿外負債】
帳簿に記載されていない負債。
⇔簿外資産

ぼがん

ぼがん [1] 【母岩】
(1)鉱床の周りの岩石。
(2)貫入岩体の周りの岩石。

ぼき

ぼき [1][0] 【簿記】
一定期間における企業の経済活動を,一定の記録方法で帳簿に記録・計算・整理し,企業の財産・資本・負債の増減を明らかにする計算制度。記入方法により単式簿記と複式簿記に分けられ,業種により商業簿記・工業簿記・銀行簿記・農業簿記などに分けられる。

ぼき

ぼき【簿記】
bookkeeping.→英和
〜をつける keep books[accounts].‖簿記係 a bookkeeper.

ぼきえことば

ぼきえことば 【慕帰絵詞】
本願寺三世覚如の伝記を描いた絵巻。一〇巻。1351年作。絵は藤原隆章・隆昌,詞書(コトバガキ)は三条公忠らの筆。一巻と七巻は1482年の補作で絵は藤原久信,詞書は飛鳥井雅康。慕帰絵。

ぼきぼき

ぼきぼき [1] (副)
太くかたいものが次々に折れたり,大きな音で折れたりするさまや音を表す語。「枝を―(と)へし折る」「指の関節を―いわせる」

ぼきり

ぼきり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)太くかたいものが折れたり,大きな音で折れたりするさまや音を表す語。「―と枝を折る」

ぼきん

ぼきん [2] (副)
「ぼきり」に同じ。「柱が―と折れる」

ぼきん

ぼきん [0] 【募金】 (名)スル
寄付金などをつのること。「共同―」「―活動」

ぼきん

ぼきん【募金する】
raise a fund <for> ;→英和
collect contributions.(慈善)募金運動 a (charity) fund drive.

ぼぎ

ぼぎ [1] 【母儀】
(1)母たる者の模範。
(2)ははぎみ。母堂。母御前。「頼光の―おはして門をぞ敲(タタカ)せける/太平記 32」

ぼく

ぼ・く 【惚く・暈く】 (動カ下二)
⇒ぼける(惚)
⇒ぼける(暈)

ぼく

ぼく【僕】
I.→英和

ぼく

ぼく [1] 【僕】
■一■ (代)
一人称。男が自分をさして言う語。「―はきみにすまないことをした」「―の本」
〔(1)一般に対等または目下に向かって用いる。「おれ」よりは丁寧。目上に対して話す時やあらたまったところでは「わたくし」を用いる。(2)漢文の中では,古代から男子のへりくだった表現として用いられるが,「やつがれ」などと訓読されるのが一般である。明治以降,「ぼく」の形で書生などが用いるようになり,現代では男子の自称として広く用いられるようになった。(3)子供に対して,「―,お名前は」のように呼びかけの語として使われる場合もある〕
■二■ (名)
男の召し使い。下男。下僕(ゲボク)。

ぼく

ぼく [0] 【木】 (名・形動ナリ)
(1)木。立ち木。樹木。
(2)材木。
(3)気のきかない者。わからずや。ぼくねんじん。「―な野郎だとつもられるもお恥しいからね/滑稽本・早変胸機関」

ぼく

ぼく
とがめられること。また,その罪。「大名の名を衒(カタ)つた―で成敗に合はしやつた/浄瑠璃・阿波の鳴門」

ぼくえいこう

ぼくえいこう 【朴泳孝】
(1861-1939) 朝鮮,李朝末期の政治家。独立党に属し事大党と対立。1884年甲申政変に失敗し日本に亡命。94年日清戦争開戦時,内務大臣となる。韓国併合後,日本の貴族院議員・侯爵。パク=ヨンヒョ。

ぼくえき

ぼくえき [0] 【墨液】
墨(スミ)の液。

ぼくおう

ぼくおう 【穆王】
中国,周王朝第五代の王。昭王の子。姓は姫(キ),名は満,諡(オクリナ)は穆。世に穆天子という。戦国時代の魏(ギ)の襄王の墓から発見された「穆天子伝」は,穆王が西王母を訪問する物語で,中国小説書の最古のものとされる。

ぼくか

ぼくか [1] 【墨家】
⇒ぼっか(墨家)

ぼくが

ぼくが [0] 【墨画】
すみえ。水墨画。

ぼくぎゅう

ぼくぎゅう [0] 【牧牛】
牛を放し飼いにすること。また,その牛。放牧の牛。

ぼくぎゅうりゅうば

ぼくぎゅうりゅうば ボクギウリウバ [5] 【木牛流馬】
⇒もくぎゅうりゅうば(木牛流馬)

ぼくぎょ

ぼくぎょ [1] 【墨魚】
イカの異名。

ぼくぎん

ぼくぎん [0] 【墨銀】
⇒メキシコ銀

ぼくぐう

ぼくぐう [0] 【木偶】
⇒もくぐう(木偶)

ぼくけい

ぼくけい [0] 【墨刑】
⇒ぼっけい(墨刑)

ぼくけんえい

ぼくけんえい 【朴憲永】
⇒パク=ホニョン

ぼくげき

ぼくげき [0] 【木屐】
〔「屐」ははきものの意〕
木でつくったはきもの。下駄。木履(ボクリ)。

ぼくこう

ぼくこう 【穆公】
(?-前621) 中国,春秋時代の秦の君主(在位 (前660-前621))。百里奚ら賢人を用いて国政を整え,晋を討ち,さらに西戎(チベット)の覇者となった。

ぼくさつ

ぼくさつ【撲殺する】
beat <a person> to death.

ぼくさつ

ぼくさつ [0] 【撲殺】 (名)スル
なぐり殺すこと。

ぼくし

ぼくし 【墨子】
(1)中国,戦国時代の魯(宋または楚とも)の思想家。墨家の始祖。墨は姓,名は翟(テキ)。工匠の子といわれる。儒家に学んだが,のちに儒家の仁を差別愛であるとして,無差別的博愛の兼愛を説き,平和論を唱え,儒家と並び称せられるほどの勢力の学派を立てた。生没年未詳。
(2)思想書。五三編現存。兼愛・非攻・非楽・非命・節用など,墨家の始祖,墨子の説く十大主張をはじめ,後期墨家の論理学的思惟・守城法などを記す。

ぼくし

ぼくし [1][0] 【牧師】
〔新約聖書で,キリストが自分を羊を飼う牧者にたとえたことから〕
キリスト教のプロテスタント教会の教職をいう。教区・教会を管理し,信仰の指導をする人。
→神父

ぼくし

ぼくし【牧師】
a pastor;→英和
a parson;→英和
a minister;→英和
a clergyman;→英和
a chaplain.→英和

ぼくしゃ

ぼくしゃ [1] 【牧者】
牧場で,牛馬などの世話をする人。牧人。

ぼくしゃ

ぼくしゃ [1] 【牧舎】
牧場で,牛・羊などを入れる建物。

ぼくしゃ

ぼくしゃ [1] 【卜者】
占いをする人。占い者。卜人。

ぼくしゅ

ぼくしゅ [1] 【牧守】
〔古代中国で,州の長官を牧,郡の長官を守という〕
地方の長官。牧民官。

ぼくしゅ

ぼくしゅ [1] 【墨守】 (名)スル
〔墨子がよく城を守り通し,楚軍を退けたという故事から〕
昔からのしきたりや自説を固く守ること。「旧習を―する」

ぼくしゅ

ぼくしゅ【墨守する】
cling[stick] <to old customs> .→英和

ぼくしょ

ぼくしょ [1] 【墨書】 (名)スル
墨で書くこと。また,その書いたもの。「座右銘を―する」

ぼくしょう

ぼくしょう [0] 【木匠】
木工。大工。木だくみ。

ぼくしょう

ぼくしょう [0] 【僕妾】
しもべとめかけ。また,下男下女。

ぼくしょう

ぼくしょう 【乏少】 (名・形動ナリ)
とぼしい・こと(さま)。「其の直物の―なれば/今昔 2」

ぼくしょう

ぼくしょう [0] 【墨象】
前衛芸術としての書道。前衛書道。

ぼくしょう

ぼくしょう [0] 【墨床】
すりかけの墨を置く道具。墨台。

ぼくしょく

ぼくしょく [0] 【墨色】
(文字や墨絵などの)すみの色。また,すみのような色。

ぼくしょどき

ぼくしょどき [4] 【墨書土器】
文字や人面などを墨書した土器。日本で七〜一〇世紀頃まで盛行。

ぼくしん

ぼくしん [0] 【牧神】
神話中の,森・牧人・家畜の神。上半身は人間で下半身は山羊,角と蹄をもつ。ギリシャ神話のパン,ローマ神話のファウヌスなど。牧羊神。

ぼくじ

ぼくじ [0] 【墨字】
(1)墨で書いた文字。
(2)点字に対して,普通に書かれた文字。

ぼくじ

ぼくじ [0] 【卜辞】
甲骨文字の文章。その内容は王の行動の吉凶を占う卜占が大半を占める。
→甲骨文字

ぼくじつ

ぼくじつ [0] 【樸実・朴実】 (名・形動)[文]ナリ
飾りけがなく実直である・こと(さま)。質朴。「―な人柄」

ぼくじゅう

ぼくじゅう [0] 【墨汁】
(1)墨をすった黒い汁。また,すぐに使えるように製造した黒色の墨液。
(2)イカ・タコの黒い排出液。

ぼくじゅう

ぼくじゅう [0] 【僕従】
召し使い。従僕。

ぼくじゅう

ぼくじゅう【墨汁】
India ink.

ぼくじゅうのう

ぼくじゅうのう [3] 【墨汁嚢】
イカやタコに特有な器官。墨汁を蓄え,他の動物に襲われたときなどに墨汁管を経て肛門の近く外套腔から水とともに排出する。

ぼくじょう

ぼくじょう【牧場】
a pasture;→英和
a meadow;→英和
<米> a ranch.→英和
〜を経営する run a ranch.

ぼくじょう

ぼくじょう [0] 【墨帖】
「法帖(ホウジヨウ)」に同じ。

ぼくじょう

ぼくじょう [0] 【墨場】
書家などが集う場所。

ぼくじょう

ぼくじょう [0] 【卜定】 (名)スル
吉凶を占い,事を定めること。「陰陽博士,軒廊(コンロウ)にして国郡を―す/太平記 21」

ぼくじょう

ぼくじょう [0] 【牧場】
牛や馬などを生産・育成する設備を備えた所。まきば。

ぼくじょうひっけい

ぼくじょうひっけい ボクヂヤウ― 【墨場必携】
古人の詩や成句などを集めて字数ごとに配列し,書家の揮筆の便に供した書。市河米庵著。1836年佐藤一斎の序。1880年刊。

ぼくじん

ぼくじん [0] 【牧人】
牧夫。牧者。

ぼくじん

ぼくじん [0] 【卜人】
占いをする人。占い者。卜者。

ぼくすい

ぼくすい 【墨水】
隅田川の異名。
〔「隅田川」の「隅」に「墨」を当てたもの〕

ぼくすい

ぼくすい 【牧水】
⇒若山(ワカヤマ)牧水

ぼくする

ぼく・する [3] 【牧する】 (動サ変)[文]サ変 ぼく・す
(1)牛馬などを飼う。やしなう。「或人洋人に綿羊を―・するの術を問ひしに/新聞雑誌 46」
(2)人民をやしないおさめる。「国を治むる事を,民を―・すると称し/民権自由論(枝盛)」

ぼくする

ぼく・する [3] 【卜する】 (動サ変)[文]サ変 ぼく・す
(1)占いをする。「天文を見て吉凶を―・する/文明論之概略(諭吉)」
(2)占って定める。「霞亭の―・する所の宅は/北条霞亭(鴎外)」

ぼくせいき

ぼくせいき 【朴正煕】
⇒パク=チョンヒ

ぼくせき

ぼくせき【木石に等しい】
be heartless.〜ではない be made of flesh and blood.

ぼくせき

ぼくせき [0] 【墨跡・墨蹟】
筆で書いた文字。筆跡。書跡。特に日本では,禅僧の筆跡をさしていう語。

ぼくせき

ぼくせき [0] 【木石】
(1)木と石。
(2)木や石のように,情も感覚もないもののたとえ。「人,―にあらねば,時にとりて,物に感ずる事なきにあらず/徒然 41」

ぼくせきかん

ぼくせきかん [4][3] 【木石漢】
人情・風流を解しない男。

ぼくせきちょう

ぼくせきちょう [4][3] 【木石腸】
人情・風流を解しない心。

ぼくせん

ぼくせん [0] 【卜占】
占い。占卜。

ぼくぜい

ぼくぜい [0] 【卜筮】
〔「卜」は亀の甲や獣の骨を焼いてする占い,「筮」は筮竹(ゼイチク)を用いてする占い〕
占い。

ぼくそう

ぼくそう 【穆宗】
中国,清朝第一〇代皇帝である同治帝の廟号。

ぼくそう

ぼくそう【牧草】
grass;→英和
pasture.→英和
牧草地 a pasture;a meadow.→英和

ぼくそう

ぼくそう [0] 【牧草】
家畜の飼料として栽培される草。大部分はイネ科(イタリアンライグラス・チモシーなど)とマメ科(クローバー・アルファルファなど)に属する。

ぼくそく

ぼくそく [0] 【蹼足】
鳥の足指(趾)に角質膜の水かきがあること。蹼足・全蹼足・欠蹼足・半蹼足がある。

ぼくたく

ぼくたく [0] 【木鐸】
(1)舌(振子)を木で作った金属製の鈴。昔中国で法令などを人民に触れて歩くときにならしたもの。金口木舌。
(2)(転じて)世人に警告を発し教え導く人。「社会の―」「世の―として立たん/復活(魯庵)」

ぼくたく

ぼくたく【木鐸】
a leader <of society> .→英和

ぼくだい

ぼくだい [0] 【墨台】
「墨床(ボクシヨウ)」に同じ。

ぼくち

ぼくち [1] 【牧地】
牧場のある土地。牧草地。

ぼくち

ぼくち [1] 【墨池】
(1)硯(スズリ)で,くぼんでいて水や墨汁をためるところ。硯池(ケンチ)。
(2)すみつぼ。

ぼくちく

ぼくちく [0] 【牧畜】
牛・馬・羊などの家畜を飼育繁殖させること。また,その産業。「―業」

ぼくちく

ぼくちく【牧畜(業)】
stock raising[farming].牧畜業者 a stock farmer.

ぼくちょく

ぼくちょく [0] 【墨勅】
〔朱印をおさないところから〕
天子・天皇直筆の勅書。宸筆(シンピツ)の勅書。

ぼくちょく

ぼくちょく [0] 【樸直・朴直】 (名・形動)[文]ナリ
かざりけがなく正直である・こと(さま)。「―の気風」「武官の粗率―にして与し易き者と/匏菴遺稿(鋤雲)」

ぼくてい

ぼくてい 【卜定】
⇒ぼくじょう(卜定)

ぼくてい

ぼくてい [0] 【墨堤】
隅田川の土手。

ぼくてき

ぼくてき [0] 【牧笛】
家畜への合図に牧童が吹く笛。

ぼくてき

ぼくてき 【墨翟】
中国,戦国時代の思想家,墨子の本名。

ぼくでんりゅう

ぼくでんりゅう 【卜伝流】
剣術の新当流の俗称。

ぼくとう

ぼくとう [0][3] 【木刀】
木でつくった刀。きだち。木剣。

ぼくとう

ぼくとう【木刀】
a wooden sword.

ぼくとう

ぼくとう 【墨東・濹東】
〔「墨」「濹」は「隅田川」の意〕
隅田川の東岸にあたる地域。今の東京都墨田区一帯の雅称。

ぼくとう

ぼくとう [0] 【幞頭】
律令制で,朝服とともに着用する冠。髻(モトドリ)を入れてつつむ頭巾の類。四つの脚紐のついた中国の被り物にならったもの。
幞頭[図]

ぼくとうが

ぼくとうが [3] 【木蠹蛾】
ボクトウガ科のガ。開張約4センチメートル。体は長く,はねは灰褐色で前ばねに細い黒色波状紋がある。幼虫はクヌギなどの幹を食害する。九州以北の日本各地と中国に分布。

ぼくとうきだん

ぼくとうきだん 【濹東綺譚】
小説。永井荷風作。1937年(昭和12)「朝日新聞」連載。玉の井の私娼街を舞台に,孤独な作家と娼婦お雪との淡い交流と,滅びゆく風俗,風景を描いた荷風の代表作。

ぼくとつ

ぼくとつ【朴訥】
simplicity;→英和
honesty.→英和
〜な simple;→英和
honest.→英和

ぼくとつ

ぼくとつ [0] 【朴訥・木訥】 (名・形動)[文]ナリ
かざりけがなく話し下手な・こと(さま)。「―な人柄」「―な好人物」「剛毅―」「―とした話しぶり」
[派生] ――さ(名)

ぼくとつぜんう

ぼくとつぜんう 【冒頓単于】
(?-前174) 匈奴(キヨウド)の第二代君主(在位 (前209-前174))。東胡・月氏を破り,全モンゴルを統一。漢の高祖劉邦と講和,公主を妃とし歳貢を約させた。さらに西域を支配して大帝国を建設。匈奴全盛期を現出。

ぼくどう

ぼくどう【牧童】
a shepherd boy;a cowboy.→英和

ぼくどう

ぼくどう [0] 【牧童】
(1)牧場で牛馬などの番をする子供。
(2)家畜の世話をする者。

ぼくにょう

ぼくにょう [0] 【攴繞・攵繞】
漢字の繞(ニヨウ)の一。「改」「放」などの「攵」(のぶん),「敲」「敍」などの「攴」(とまた)の部分。多くは旁(ツクリ)として現れる。ぼくづくり。

ぼくねんじん

ぼくねんじん [3][5] 【朴念仁】
無口で愛想のない人。ものわかりの悪い人。「頑固(カタクナ)で―で実務には役に立たぬ男である/社会百面相(魯庵)」

ぼくはい

ぼくはい [0] 【木牌】
(1)木の札。
(2)木製の位牌。もくはい。

ぼくば

ぼくば [1] 【牧馬】
(1)牧場で飼育している馬。
(2)平安時代の琵琶の名器。醍醐天皇の御物。

ぼくひ

ぼくひ [1] 【僕婢】
下男と下女。

ぼくひつ

ぼくひつ [0] 【墨筆】
(1)墨と筆。また,墨をつけて書く筆。
(2)墨と筆で書いた書画。

ぼくひつ

ぼくひつ [0] 【木筆】
(1)柳などの枝先をやきこがして,下絵をかくのに用いるもの。やきふで。
(2)読書をする際,書中の文字を指すための具。字指し。
(3)鉛筆の異名。

ぼくひん

ぼくひん 【墨浜】
隅田川両岸一帯の雅称。

ぼくふ

ぼくふ [1] 【僕夫】
召し使いの男。下男。

ぼくふ

ぼくふ [1] 【牧夫】
牧場で牛馬などの世話をする男。牧人。

ぼくほん

ぼくほん [0] 【墨本】
「法帖(ホウジヨウ)」に同じ。

ぼくぼく

ぼくぼく [0] 【穆穆】 (形動タリ)
やわらぎうるわしいさま。つつましく威儀のあるさま。「此十善,家に在りて家門―/慈雲法語」

ぼくぼく

ぼくぼく [1] (副)スル
(1)土などが乾いて崩れやすいさま。「土は―していて,春先はほこりがひどい」
(2)杖などをつく音を表す語。また,ゆっくり歩くさま。「一僕と―ありし花見かな/山の井」

ぼくみん

ぼくみん [0] 【牧民】
(1)人民を治めること。
(2)「牧民官」の略。

ぼくみんかん

ぼくみんかん [3] 【牧民官】
地方長官の異名。

ぼくめつ

ぼくめつ [0] 【撲滅】 (名)スル
完全に滅ぼすこと。「結核―運動」「害虫を―する」

ぼくめつ

ぼくめつ【撲滅】
destruction;→英和
extermination.〜する destroy;→英和
exterminate.→英和

ぼくめつか

ぼくめつか [4] 【墨滅歌】
⇒すみけちうた(墨滅歌)

ぼくや

ぼくや [1] 【僕射】
(1)中国の官名。もと尚書省の次官で左右一名ずつ置かれ,唐代には宰相の任にあたった。
(2)左・右大臣の唐名。

ぼくや

ぼくや [1] 【牧野】
家畜を放したり,飼料の草などを採取する野原。

ぼくよう

ぼくよう [0] 【牧養】 (名)スル
牧場で家畜を飼育すること。「房州嶺岡にて―せし白牛は…/新聞雑誌 19」

ぼくよう

ぼくよう [0] 【牧羊】 (名)スル
羊を飼うこと。また,放牧してある羊。

ぼくよう

ぼくよう【牧羊(業)】
sheep farming.

ぼくようけん

ぼくようけん [0] 【牧羊犬】
牧場で放牧中の羊の見張りをするように訓練された犬。その歴史は古く,4000年前に遡(サカノボ)るといわれ,ヨーロッパ各地で種々の品種が作られた。コリー・シェパード・シェトランドシープドッグなど。

ぼくようしん

ぼくようしん [3] 【牧羊神】
「牧神(ボクシン)」に同じ。

ぼくようじょう

ぼくようじょう ボクヤウジヤウ 【牧羊城】
中国,遼東半島の南端旅順の南西,老鉄山の西麓にある古城跡。戦国時代から漢代にかけての出土品が多数発見された。

ぼくら

ぼくら [1] 【僕等】 (代)
一人称。「ぼく(僕)」の複数。ぼくたち。

ぼくり

ぼくり [1][0] 【木履】
〔「ぽくり」とも〕
(1)木製のはきもの。「ぽっくり」に同じ。
(2)下駄。足駄。

ぼくれつじけん

ぼくれつじけん 【朴烈事件】
1923年(大正12)大逆罪の容疑者として逮捕された在日朝鮮人朴烈(1902-1974)とその妻金子文子の獄中における取り扱いをめぐり惹起された一連の事件。死刑判決が26年4月内閣の奏請により無期に減刑され,取り調べ中の両人の怪写真が諸方に配付されるや,事件は野党による内閣攻撃の手段として用いられ,数か月にわたり紛糾が続いた。

ぼくん

ぼくん [0] 【謨訓】
〔「謨」ははかりごと〕
後世の模範となるべき国家の大計。また,教訓。

ぼけ

ぼけ [1] 【木瓜】
(1)バラ科の落葉低木。中国原産。庭木とする。高さ約2メートル。小枝はときにとげとなる。葉は楕円形。春,五弁花が前年枝に数個ずつつく。花は紅・白のほか咲き分け,絞りなどがある。果実は楕円形で黄熟し,香りが良い。
〔「木瓜の花」は [季]春〕
(2)クサボケの別名。

ぼけ

ぼけ [2] 【惚け・呆け】
(1)ぼけること。また,ぼけている人。「時差―」
(2)漫才で,つっこみに対してとぼけた話をして,客を笑わせる方の役。
(3)老化に伴って起こる痴呆を主とする症状。

ぼけ

ぼけ【木瓜】
《植》a Japanese quince.

ぼけあみ

ぼけあみ [2] 【棒受網】
⇒棒受網(ボウケアミ)

ぼけい

ぼけい [0] 【暮景】
日暮れ時の景色。夕方の情景。

ぼけい

ぼけい【母系(の)】
(on) the maternal line[mother's side].

ぼけい

ぼけい【母型】
《印》a matrix.→英和

ぼけい

ぼけい [0] 【母系】
母方から伝わる系統。母方の血筋。
⇔父系

ぼけい

ぼけい [0] 【母型】
活字を鋳造する際に用いる金属製の雌型。活字の字面(ジヅラ)にあたる凸出部をつくる。製作法によって,電胎(ガラ)母型・打ち込み(パンチ)母型・彫刻(ベントン)母型の三種がある。字母。

ぼけいしゃかい

ぼけいしゃかい [4] 【母系社会】
母方の系統の血縁によって,血縁集団を形成する社会。子供は母方の集団に帰属し,財産や地位は母の兄弟から姉妹の息子へ相続・継承される。

ぼけた

ぼけた【惚けた】
senile.→英和

ぼけっと

ぼけっと [2] (副)スル
何もしないで,ただぼんやりとしていること。「―していないで勉強をしなさい」

ぼけつ

ぼけつ [0] 【墓穴】
はかあな。

ぼけつ

ぼけつ【墓穴を掘る】
dig one's own grave.

ぼけつ

ぼけつ [0] 【墓碣】
〔「碣」は円形の石〕
墓標の石。墓石。

ぼけつ=を掘る

――を掘・る
自分の手で自らを破滅に導く原因をつくる。「―・るに等しい行為」

ぼけなす

ぼけなす [0] 【惚け茄子】
(1)色つやのあせた茄子。
(2)反応のにぶいぼけている人をあざけっていう語。

ぼける

ぼ・ける [2] 【暈ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ぼ・く
〔「ぼける(惚)」と同源〕
色や形がはっきりしなくなる。ぼやける。「輪郭が―・ける」「ピントが―・ける」

ぼける

ぼける【惚ける】
(1)[年をとって]grow senile.(2)[色が]shade off;fade (あせる).→英和

ぼける

ぼ・ける [2] 【惚ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ぼ・く
〔「ほける」の転〕
頭の働きがにぶってくる。「まだ―・ける年でもない」「心ノ―・ケタ人ヂャ/日葡」

ぼけん

ぼけん [0] 【母権】
(1)母としての権利。
(2)母系社会で,母方の系統がもっている権力。「―家族」
→母系

⇔父権

ぼけんせい

ぼけんせい [0] 【母権制】
家族や親族集団などの権力を女性がもっているような社会制度。母権制は母系制と同一視されることがあったが母系制は必ずしも母権制を意味せず,人類発展史の一段階としての母権制を想定する説は否定されている。

ぼげんびょう

ぼげんびょう [0] 【母原病】
母親の育児方法が原因で生じると考えられる子供の心身のひずみ。夜尿症・チック・腹痛や嘔吐(オウト)なども母親の過保護・神経質な育て方に起因するとされる。

ぼこ

ぼこ [1] 【凹】
くぼんでいること。また,くぼんでいるもの。
⇔凸(デコ)

ぼこう

ぼこう【母校】
one's (old) school;one's alma mater.

ぼこう

ぼこう [0][1] 【母港】
ある艦船が自由に出入りでき,修理・補給が十分にでき,かつ乗組員の家族が港近くに住んでいて休養ができる港。

ぼこう

ぼこう【母港】
a home port.

ぼこう

ぼこう [1] 【母校】
その人が学び卒業した学校。出身校。また,在学している学校。

ぼこう

ぼこう [1] 【母后】
皇太后。ははきさき。

ぼこく

ぼこく【母国】
one's (mother) country.母国語 one's mother[native]tongue.

ぼこく

ぼこく [1] 【母国】
その人が生まれ育った国。祖国。故国。

ぼこくご

ぼこくご [0] 【母国語】
自分が生まれた国や所属している国の言語。

ぼこぼこ

ぼこぼこ
■一■ [1] (副)
(1)中が空洞のものをたたいた時の音を表す語。「箱の中は空なのか―(と)音がした」
(2)水や泡などがわき上がるさま。「―(と)水がわき出る」
■二■ [0] (形動)
でこぼこしているさま。「底が―な鍋」「顔が―にはれあがる」

ぼご

ぼご [1] 【戊午】
干支(エト)の一。つちのえうま。

ぼご

ぼご [1] 【母語】
(1)ある人が幼児期に周囲の大人たち(特に母親)が話すのを聞いて最初に自然に身につけた言語。
(2)同じ系統に属するいくつかの言語の源にあたると考えられる言語。フランス語,イタリア語,スペイン語などに対するラテン語の類。祖語。

ぼさい

ぼさい [0] 【募債】 (名)スル
公債・社債などの債券を買う人をつのること。

ぼさっと

ぼさっと [2] (副)スル
ぼんやりしているさま。「―していないで早く仕事にかかれ」

ぼさつ

ぼさつ [0] 【簿冊】
綴じてある帳簿や帳面。

ぼさつ

ぼさつ [1][0] 【菩薩】
〔梵 bodhisattva の俗語 bot-sat の音写か〕
〔仏〕
(1)最高の悟りを開いて,仏になろうと発心して,修行に励む人。初めは前世で修行者だった釈迦をさす名称であったが,のちに大乗仏教では自己の悟りのみを目指す声聞(シヨウモン)・縁覚(エンガク)に対し,自利利他の両者を目指す大乗の修行者をいう。弥勒・観世音・地蔵などの高位の菩薩は仏に次ぐ存在として信仰される。菩提薩埵(ボダイサツタ)。大士。覚有情。
(2)高徳の僧をたたえて付ける尊称。日本では行基菩薩のように朝廷から正式に与えられる場合もある。
(3)神仏習合の思想により,日本の神に与えられる称号。「八幡大―」

ぼさつ

ぼさつ【菩薩】
a Buddhist saint.

ぼさつかい

ぼさつかい [3][2] 【菩薩戒】
菩薩が受けて,保つべき大乗の戒律。自己の悪を抑え,善を勧めるだけでなく,利他を含む。東大寺と延暦寺では解釈が異なるが,どちらも梵網経を主とする戒である。大乗戒。仏性戒(ブツシヨウカイ)。

ぼさつぎょう

ぼさつぎょう [3] 【菩薩行】
菩薩としてなすべき実践。特に,小乗の声聞(シヨウモン)・縁覚(エンガク)の自利行に対して,他者に対する慈悲を重視し,最高の悟りに到達しようとする宗教的実践。具体的には六波羅蜜,五行など。菩薩道。

ぼさつじょう

ぼさつじょう [3] 【菩薩乗】
三乗・五乗の一。自分だけではなく,すべての人を悟りに導こうとする立場の教法。大乗。

ぼさつどう

ぼさつどう [3] 【菩薩道】
⇒菩薩行(ボサツギヨウ)

ぼさぼさ

ぼさぼさ
〜の uncombed[unkempt] <hair> .

ぼさぼさ

ぼさぼさ
■一■ [1] (副)スル
(1)仕事をしないでぼんやりしているさま。「―していないで早く仕事を片づけろ」
(2)髪や毛髪状のものが乱れているさま。「―した髪」
■二■ [0] (形動)
{■一■(2)}に同じ。「髪の毛が―だ」「―筆」

ぼさん

ぼさん [0] 【暮山】
暮れ方の山。夕暮れどきの山。

ぼさん

ぼさん【墓参する】
visit a grave.→英和

ぼさん

ぼさん [0] 【墓参】 (名)スル
はかまいり。[季]秋。

ぼざい

ぼざい [0] 【母材】
(1)主要・基体となる材料。コンクリートにおけるセメント,銅合金における銅など。
(2)溶接または切断しようとする金属材料。

ぼし

ぼし [1] 【拇指・母指】
手の第一指。おやゆび。おおゆび。

ぼし

ぼし [1] 【母子】
母と子。
⇔父子
「―手帳」

ぼし

ぼし【母子家庭】
a fatherless family.母子手帳 a maternity passbook.母子寮 a home for fatherless families.

ぼし

ぼし [1] 【拇趾】
足の第一指。

ぼし

ぼし [1] 【戊子】
干支(エト)の一。つちのえね。

ぼし

ぼし [1] 【墓誌】
板石・青銅板などに刻まれて墓中に納められた文。広義には墓石など墳墓の地上部分に刻まれたものをも含める。死者の経歴・事跡などを記し,末尾に韻文の銘(墓誌銘)を入れる。

ぼし

ぼし [1] 【暮歯】
老齢。晩年。暮年。

ぼしかてい

ぼしかてい [3] 【母子家庭】
配偶者のない女性と,その扶養すべき二〇歳未満の子供からなる家庭。母子世帯。

ぼしかんせん

ぼしかんせん [3] 【母子感染】
⇒垂直感染(スイチヨクカンセン)

ぼしけんこうてちょう

ぼしけんこうてちょう [7] 【母子健康手帳】
母子保健法に基づき,妊娠の届出をした者に地方自治体が交付する手帳。妊娠中の経過,出産状況,乳幼児の発育状況などが記録され,母子の健康記録と保健指導の基礎となる。母子手帳。

ぼしつ

ぼしつ [0] 【墓室】
墳墓で,棺を納める部屋。
→玄室

ぼしてちょう

ぼしてちょう [3] 【母子手帳】
⇒母子健康手帳(ボシケンコウテチヨウ)

ぼしねんきん

ぼしねんきん [3] 【母子年金】
旧国民年金法による給付の一。死亡した夫の収入によって生計を維持していた子を持つ妻に支給される。1985年(昭和60)国民年金法の改正により遺族基礎年金として再編。

ぼしふくしねんきん

ぼしふくしねんきん [6] 【母子福祉年金】
旧国民年金法の福祉年金の給付の一。母子年金の給付の条件を満たさない母子世帯に支給される。国民年金法の改正により遺族基礎年金に再編。

ぼしほけんほう

ぼしほけんほう 【母子保健法】
母性ならびに乳幼児の健康の保持・増進を図り,保健指導・健康診査・医療などの措置について定めた法律。1965年(昭和40)制定。

ぼしめい

ぼしめい [2] 【墓誌銘】
墓誌の終わりに加える銘や詩文。
〔誤って「墓誌」の意にも用いる〕

ぼしゅう

ぼしゅう【募集】
(1)[寄付など]collection;→英和
subscription.→英和
(2)[志願者など]invitation.→英和
(3)[債券など]flotation.→英和
〜する collect;→英和
invite[receive] <applications for> ;→英和
float (債券を);→英和
raise (基金などを);→英和
recruit (兵士を).→英和
‖募集人員 the number of persons to be accepted.生徒募集 <広告> New Students Invited.

ぼしゅう

ぼしゅう [0] 【募集】 (名)スル
希望する人を,つのって集めること。「生徒を―する」「―に応ずる」

ぼしゅう

ぼしゅう [0] 【暮秋】
(1)秋の終わり頃。晩秋。暮れの秋。[季]秋。
(2)陰暦九月の異名。

ぼしゅうせつりつ

ぼしゅうせつりつ [4] 【募集設立】
発行株式総数の一部を発起人が引き受け,残りの株式については一般から株主を募集して行う株式会社の設立。
⇔発起(ホツキ)設立

ぼしゅうだん

ぼしゅうだん [2] 【母集団】
統計の調査の対象となっている事物の集団。標本を抽出する対象となる,もとの全体の集団。

ぼしゅん

ぼしゅん [0] 【暮春】
(1)春の終わり頃。晩春。暮れの春。[季]春。
(2)陰暦三月の異名。

ぼしょ

ぼしょ [1] 【墓所】
はかば。墓地。

ぼしょ

ぼしょ [1] 【簿書】
帳面。帳簿。

ぼしょう

ぼしょう [0] 【暮鐘】
夕暮れに鳴らす鐘。晩鐘。
⇔暁鐘

ぼしょく

ぼしょく [0] 【暮色】
夕方の薄暗い色。また夕方の景色。「―に包まれる」

ぼしょく

ぼしょく【暮色】
the dusk;→英和
the dark.→英和

ぼしょくそうぜん

ぼしょくそうぜん [0][1] 【暮色蒼然】 (ト|タル)[文]形動タリ
夕暮れ時の薄暗いさま。「―たる秋の夕」

ぼしりょう

ぼしりょう [2] 【母子寮】
児童福祉施設の一。配偶者のない女子およびその子を入所させ保護する。

ぼしん

ぼしん [0] 【戊申】
干支(エト)の一。つちのえさる。

ぼしん

ぼしん [0] 【戊辰】
干支(エト)の一。つちのえたつ。

ぼしんしょうしょ

ぼしんしょうしょ 【戊申詔書】
1908年(明治41)戊申の年に発せられた詔書。日露戦争後において,国民が国民道徳を強化し,上下一致,勤倹力行して国富増強にあたることが強調された。

ぼしんせんそう

ぼしんせんそう 【戊辰戦争】
1868年(慶応4)戊辰の年に始まり,維新政府軍と旧幕府側との間に一六か月余にわたって戦われた内戦。正月の鳥羽・伏見の戦いに勝利した政府軍は,四月江戸城を接収,上野にこもる彰義隊はじめ関東各地で旧幕府主戦派を討滅,奥羽越列藩同盟を結んで対抗する諸藩をも会津戦争を頂点に一〇月には帰順させた。翌年5月,最後の拠点箱館五稜郭を陥落させ,内戦は終結,明治絶対主義国家確立への途が開かれた。

ぼしんぞう

ぼしんぞう [2] 【母神像】
母性を神格化した神々をかたどった像。後期旧石器時代から見られ,女性の出産力を表象するものとされる。

ぼじつ

ぼじつ [1] 【暮日】
日のくれ。ひぐれ。

ぼじゃぼじゃ

ぼじゃぼじゃ (副)
女の顔や体の,ふっくらとしていて,かわいらしいさま。ぽちゃぽちゃ。「寝乱れ髪をゆり下げて,―,いつに忘れうぞ,おもかげ/狂言・花子」

ぼじゅ

ぼじゅ [1] 【母樹】
優良な形質をもった種子や穂木などを採取する樹木。「―林」

ぼじゅつ

ぼじゅつ [1] 【戊戌】
干支(エト)の一。つちのえいぬ。

ぼじゅつせいへん

ぼじゅつせいへん 【戊戌政変】
中国清末,戊戌の年(1898年),西太后を中心とする保守派が光緒帝を幽閉し康有為(コウユウイ)らの変法自強(ヘンポウジキヨウ)運動を弾圧した事件。

ぼじゅつへんぽう

ぼじゅつへんぽう 【戊戌変法】
⇒変法自強(ヘンポウジキヨウ)

ぼじゅつゆめものがたり

ぼじゅつゆめものがたり 【戊戌夢物語】
⇒夢物語

ぼじょう

ぼじょう [0] 【慕情】
(異性を)したわしく思う気持ち。

ぼじょう

ぼじょう【慕情】
longing.→英和

ぼすう

ぼすう [2] 【母数】
(1)推計学で,母集団の特性を表す値。
(2)歩合算で,元金をいう語。
(3)媒介変数のこと。助変数。パラメーター。

ぼせい

ぼせい [0][1] 【母性】
女性がもっているとされている,母親としての本能や性質。また,母親として子を生み育てる機能。
⇔父性
「―本能」

ぼせい

ぼせい【母性】
motherhood.→英和
‖母性愛 mother's love.母性本能 maternal instinct.

ぼせいあい

ぼせいあい [2] 【母性愛】
子供を守り育てようとする,母親の本能的な愛情。
⇔父性愛

ぼせいほご

ぼせいほご [4] 【母性保護】
女性が持っている妊娠・出産などの身体機能を損なうことがないように,労働時間の制限や危険有害業務への就業禁止など,女性労働者を保護すること。

ぼせき

ぼせき【墓石】
a gravestone.→英和

ぼせき

ぼせき [0] 【墓石】
はかいし。

ぼせつ

ぼせつ [0] 【暮雪】
夕暮れに降る雪。また,夕暮れの雪景色。「比良(ヒラ)の―(=近江八景の一)」

ぼせん

ぼせん [0] 【母船】
遠洋漁業船団において,付属漁船の漁獲物の処理・加工・冷凍のほか,資材などの補給にあたる,その船団の中核となる船。

ぼせん

ぼせん【母船】
a mother ship.

ぼせん

ぼせん [0] 【母線】
(1)〔数〕 一つの直線の運動により,錐面・柱面・双曲放物面・一葉双曲面などが描かれるとき,おのおのの位置における直線のことをいう。
(2)発電所・変電所内で,電源から生じるすべての電流を受け,また外線に分電する幹線。

ぼせん

ぼせん [0] 【母川】
魚が,生まれてから海へ降るまで育った河川。

ぼせんかいき

ぼせんかいき [4] 【母川回帰】
サケ・マス類が海洋で成長した後,産卵のために生まれた河川にもどること。また,その性質。

ぼせんこくしゅぎ

ぼせんこくしゅぎ [6] 【母川国主義】
母川回帰をする魚については,公海においても母川のある国が管轄権を有するという考え方。

ぼせんしきぎょぎょう

ぼせんしきぎょぎょう [6] 【母船式漁業】
母船を中心に漁船団を組んで行う漁業。カニ漁業,サケ・マス漁業などに行われる。

ぼぜん

ぼぜん【墓前に(で)】
before (at) the grave.→英和

ぼぜん

ぼぜん [0] 【墓前】
はかの前。「―にぬかずく」

ぼそう

ぼそう [0] 【墓相】
その人の運勢に影響するといわれる墓の形や建て方,方角などの特色。

ぼそうにち

ぼそうにち ボサウ― [2] 【母倉日】
暦(コヨミ)で,天が万物を慈しみ育てるという日。造作・婚姻など万事に大吉とされる日。

ぼそっと

ぼそっと [2] (副)スル
(1)ぼんやりしているさま。「―立っている」
(2)小声で言葉少なに話すさま。「―つぶやく」

ぼそぼそ

ぼそぼそ [1] (副)スル
(1)低く小さな声で話すさま。「―(と)話す」
(2)水気がなくてひからびているさま。ぱさぱさ。「―(と)したパン」

ぼそぼそ

ぼそぼそ
〜話す talk in a low voice[tone];whisper.→英和

ぼた

ぼた [1][0]
石炭を掘る際まじってくる岩石や,質の悪い石炭塊。主に九州地方でいう。ずり。

ぼたい

ぼたい [0] 【母胎】
(1)母の胎内。
(2)「母体{(2)}」に同じ。

ぼたい

ぼたい【母体】
(1)[母親の体]the mother('s body).→英和
(2)[中心]the body;→英和
the nucleus.→英和

ぼたい

ぼたい【母胎】
the mother's womb.

ぼたい

ぼたい [0] 【母体】
(1)(産前・産後の)母親のからだ。
(2)発展したりわかれ出たりしたものの,もとになるもの。

ぼたおち

ぼたおち [0] 【ぼた落ち】
気圧や気温の影響で,万年筆などのペン先からインクが必要以上にこぼれ出ること。

ぼたにかきょう

ぼたにかきょう 【菩多尼訶経】
日本最初の植物学((ラテン) botanica)入門書。宇田川榕庵著。経文体折本の小冊子。一冊。1822年刊。

ぼたぼた

ぼたぼた [1] (副)スル
(1)どろどろしたものがしたたり落ちるさま。「液が―(と)したたる」
(2)水分を含んで重そうなさま。「―(と)した粘土」

ぼたもち

ぼたもち [2] 【牡丹餅】
〔牡丹(ボタン)の花のように,小豆(アズキ)の餡(アン)をまぶしたことから〕
糯米(モチゴメ)に粳米(ウルチゴメ)を少しまぜて作った餅に,小豆餡・黄な粉などをまぶした食物。萩の餅。おはぎ。「棚から―」

ぼたもち

ぼたもち【牡丹餅】
a rice cake covered with bean jam.棚から〜 ⇒棚.

ぼたやま

ぼたやま [0] 【ぼた山】
炭鉱で,ぼたを捨ててできた山。ずり山。
→ぼた

ぼたやま

ぼたやま【ぼた山】
a coal-slag heap.

ぼたゆき

ぼたゆき [2] 【ぼた雪】
「牡丹雪(ボタンユキ)」に同じ。

ぼたり

ぼたり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)どろどろしたものがかたまって落ちるさま。「どろんこが―と落ちる」

ぼたん

ぼたん [1] 【牡丹】
(1)キンポウゲ科の落葉小低木。中国原産。日本でも古くから栽培。高さ約1メートル。葉は白緑色で羽状に分裂し,さらに切れ込む。初夏,枝先に径10〜20センチメートルの花を開く。園芸品種は重弁で,紅・白・淡紅・紫・黄など。根皮は漢方薬に利用。ぼうたん。古名,ホウタン・フカミグサ・ハツカグサ。[季]夏。《―散てうちかさなりぬ二三片/蕪村》
(2)〔「獅子(シシ)に牡丹」の「獅子」を猪(イノシシ)にとりなして〕
イノシシの肉をいう。
(3)はなやかで大きなものの形容。「―エビ」

ぼたん

ぼたん【牡丹】
a tree peony.

ぼたん=に唐獅子(カラジシ)

――に唐獅子(カラジシ)
⇒獅子(シシ)に牡丹(ボタン)

ぼたんいろ

ぼたんいろ [0] 【牡丹色】
ボタンの花のような,あざやかな赤紫色。

ぼたんいんこ

ぼたんいんこ [4] 【牡丹鸚哥】
オウム目インコ科の鳥。全長15センチメートルほど。アフリカ産の飼い鳥。全体が緑色で,頭とのどが赤橙色。尾は短い。ラブバード。

ぼたんか

ぼたんか [2] 【牡丹花】
ボタンの花。

ぼたんかしょうはく

ぼたんかしょうはく ボタンクワセウハク 【牡丹花肖柏】
〔「ぼたんげしょうはく」とも〕
(1443-1527) 室町中期の連歌師・歌人。別号,夢庵・弄花軒。和歌を飛鳥井雅親に,連歌を宗祇に師事し古今伝授を受けた。「水無瀬三吟百韻」の作者の一人。「新撰菟玖波集」の撰にも携わる。詠草集「春夢集」,注釈書「弄花抄」「肖聞抄」など。

ぼたんからくさ

ぼたんからくさ [5] 【牡丹唐草】
唐草に牡丹を配した文様。

ぼたんきょう

ぼたんきょう [0] 【牡丹杏】
植物の,スモモの栽培品種。[季]夏。

ぼたんこう

ぼたんこう 【牡丹江】
(1)中国,黒竜江省南部を北流する松花江の支流。吉林省の牡丹嶺に源を発し,依蘭で松花江に合流。長さ725キロメートル。ムータン-チアン。
(2)中国,黒竜江省東南部の都市。牡丹江上流域にあり,機械・木材加工などの工業が発達。鉄道交通の要地。ムータンチアン。

ぼたんざくら

ぼたんざくら [4] 【牡丹桜】
サトザクラの別名。

ぼたんたまご

ぼたんたまご [4][5] 【牡丹卵】
料理の一。熱した油に,鶏卵を割って落とす。白身が広がって黄身をかこんださまをボタンの花に見立てたもの。

ぼたんづる

ぼたんづる [2] 【牡丹蔓】
キンポウゲ科のつる性多年草。山地や原野に生える。茎の基部は木質化する。葉は対生し三出複葉からなる。夏,白色の花を多数円錐花序につける。痩果は卵形で羽毛状の毛がある。有毒植物。和名は葉形が牡丹に似るところからの名。エミグサ。

ぼたんてい

ぼたんてい 【牡丹亭】
「還魂記(カンコンキ)」の別名。

ぼたんていかんこんき

ぼたんていかんこんき 【牡丹亭還魂記】
「還魂記」の別名。

ぼたんどうろう

ぼたんどうろう 【牡丹灯籠】
人情噺の一。三遊亭円朝作。中国の怪異小説集「剪灯(セントウ)新話」中の「牡丹灯記」と「渭塘奇偶記」を浅井了意が翻案した「牡丹灯籠(ボタンノトウロウ)」(「御伽婢子(オトギボウコ)」所収)に取材し,幕末にあった旗本の横死事件などをからませたもの。怪談牡丹灯籠。

ぼたんな

ぼたんな [2] 【牡丹菜】
ハボタンの異名。

ぼたんなべ

ぼたんなべ [4] 【牡丹鍋】
猪鍋(シシナベ)の異名。[季]冬。

ぼたんはも

ぼたんはも [2] 【牡丹鱧】
骨切りした鱧に片栗粉をまぶし,湯引きしたもの。
〔加熱によって身が開き,牡丹{(1)}の花に見えるところから〕

ぼたんばけ

ぼたんばけ [2] 【牡丹刷毛】
毛の開いた化粧用のはけ。

ぼたんぴ

ぼたんぴ [2] 【牡丹皮】
生薬の一。ボタンの根皮で,鎮痛・鎮静薬,特に婦人病薬とする。

ぼたんぼうふう

ぼたんぼうふう [4] 【牡丹防風】
セリ科の大形多年草。関東以西の海岸に生える。高さ約80センチメートル。全体に白緑色。根葉は二回羽状に分かれ,ボタンの葉に似る。夏,枝先に白色の小花を密生。若葉は食用。根を薬用人参の代用にした。

ぼたんやり

ぼたんやり [2] 【牡丹槍】
棒の先に綿または毛をまるく包んでつけた練習用のやり。たんぽやり。

ぼたんゆき

ぼたんゆき [2] 【牡丹雪】
ボタンの花びらのように大きな雪片となって降る雪。多数の雪の結晶が付着しあったもの。ぼたゆき。[季]冬。

ぼた山

ぼたやま [0] 【ぼた山】
炭鉱で,ぼたを捨ててできた山。ずり山。
→ぼた

ぼた山

ぼたやま【ぼた山】
a coal-slag heap.

ぼた落ち

ぼたおち [0] 【ぼた落ち】
気圧や気温の影響で,万年筆などのペン先からインクが必要以上にこぼれ出ること。

ぼた雪

ぼたゆき [2] 【ぼた雪】
「牡丹雪(ボタンユキ)」に同じ。

ぼだい

ぼだい【菩提を弔う】
⇒弔(とむら)う.菩提寺 one's family temple.

ぼだい

ぼだい [0] 【菩提】
〔仏〕
(1)〔梵 bodhi〕
修行を積み,煩悩(ボンノウ)を断ちきって到達する悟り。一般には仏の悟りをいうが,声聞(シヨウモン)・縁覚(エンカク)の悟りをいうこともある。「覚」「智」「道」とも訳す。
→阿耨多羅三藐三菩提
(2)死後の冥福のこと。

ぼだい=を弔(トムラ)う

――を弔(トムラ)・う
死者の冥福を祈って読経などをして供養する。

ぼだいこう

ぼだいこう [0] 【菩提講】
極楽往生を求めて,法華経を講説する法会(ホウエ)。

ぼだいさった

ぼだいさった 【菩提薩埵】
「菩薩(ボサツ)」に同じ。

ぼだいしょ

ぼだいしょ [4][0] 【菩提所】
「菩提寺(ボダイジ)」に同じ。

ぼだいしん

ぼだいしん [2] 【菩提心】
最高の悟りである仏としての悟りを願いもとめる心。大乗仏教の実践の基盤となる心。菩薩の仏道に進む心。阿耨多羅三藐三(アノクタラサンミヤクサン)菩提心。無上正真道意。

ぼだいじ

ぼだいじ [2][0] 【菩提寺】
先祖代々の墓をおき,葬式や法事を行う寺。檀那寺。

ぼだいじゅ

ぼだいじゅ【菩提樹】
a linden[lime](tree).→英和

ぼだいじゅ

ぼだいじゅ 【菩提樹】
〔原題 (ドイツ) Der Lindenbaum〕
シューベルトの歌曲集「冬の旅」の第五曲。

ぼだいじゅ

ぼだいじゅ [2] 【菩提樹】
(1)シナノキ科の落葉高木。中国原産。寺院などに栽植される。葉はやや厚く歪んだ卵心形。夏,淡黄色の小花が散房状につき,花序の基部にへら形の苞がある。材は器具・パルプ・建材用,樹皮の繊維は布やロープとする。リンデンバウムは同属の別種。
(2)インドボダイジュの別名。釈迦が悟りを開いたのはこの木の下といわれる。
(3)曲名(別項参照)。

ぼだいせんな

ぼだいせんな 【菩提僊那】
⇒バラモン僧正(ソウジヨウ)

ぼだいだるま

ぼだいだるま 【菩提達磨】
⇒達磨(ダルマ)(1)

ぼだいどうじょう

ぼだいどうじょう [4] 【菩提道場】
〔仏〕 仏道を修行する場所。特に釈迦が悟りを開いた場所。菩提場。道場。

ぼち

ぼち [1] 【墓地】
死んだ人を葬って墓を建てる場所。墓場。

ぼち

ぼち【墓地】
a graveyard;→英和
a churchyard;→英和
a cemetery (共同墓地).→英和

ぼちぼち

ぼちぼち [1]
■一■ (副)
(1)そろそろ。ぼつぼつ。ぽちぽち。「―始めようか」
(2)水などが続けざまに垂れ落ちるさま。[日葡]
■二■ (形動)
男女のむつまじいさま。「―でゐながらいいかげんになんしよ/洒落本・傾城買二筋道」

ぼちゃぼちゃ

ぼちゃぼちゃ [1] (副)スル
(1)水をかき乱したり,水が物に当たったりして出る音を表す語。「大雨で川になった道を―(と)歩く」「水を―(と)かきまわす」
(2)「ぽちゃぽちゃ{(2)}」に同じ。「色白の肉づきの―した,目元などに愛嬌のあるお芳は/爛(秋声)」

ぼちゃん

ぼちゃん [2] (副)
(多く「と」を伴って)やや重いものが水に落ちる音を表す語。ぼちゃり。「石が―と池に落ちる」

ぼちょう

ぼちょう ボテウ 【暮鳥】
⇒山村(ヤマムラ)暮鳥

ぼちょうじ

ぼちょうじ [2] 【母丁字】
アカネ科の常緑低木。暖地に生える。葉は対生し,広披針形で質が厚い。夏,枝先に淡緑色の小花を多数つける。果実は球形で赤く熟す。リュウキュウアオキ。

ぼっか

ぼっか [1] 【歩荷】
重い荷物を背負って山へあげること。また,それを職業とする人。

ぼっか

ぼっか ボククワ [1] 【木瓜】
「ボケ」に同じ。

ぼっか

ぼっか ボク― [1] 【墨家】
中国,戦国時代の諸子百家の一。墨子を祖とする学派。儒家の説く礼楽をしりぞけ,兼愛(無差別の愛)・交利(相互扶助)を唱え,勤倹節約を重んじた。

ぼっか

ぼっか ボク― [1][0] 【牧歌】
(1)牧童のうたう歌。
(2)牧人・農夫の生活を主題とする詩歌や歌曲。パストラル。

ぼっか

ぼっか【牧歌的な】
pastoral.→英和

ぼっかい

ぼっかい ボククワイ [0] 【牧会】
プロテスタント教会で,牧師が信徒を導くこと。
→司牧

ぼっかい

ぼっかい 【渤海】
(1)中国,遼東半島と山東半島とに囲まれた海域。黄海に通じる。沿岸では製塩業が発達。ポー-ハイ。
(2)中国の東北地方東部・沿海州・朝鮮北部を領土として栄えた高句麗(コウクリ)族・靺鞨(マツカツ)族の国。698年震国を建てた大祚栄(ダイソエイ)が713年唐により渤海郡王に封ぜられ渤海と称した。唐文化を輸入,日本とも頻繁に通交した。都は国都の上京竜泉府(黒竜江省東京城)をはじめ五京(ゴケイ)があった。926年遼に亡ぼされた。渤海靺鞨。

ぼっかいがく

ぼっかいがく [3] 【渤海楽】
奈良時代から平安初期にかけて日本に伝来した渤海国の楽舞。平安時代以降は右方(ウホウ)高麗(コマ)楽に編入された「綾切(アヤキリ)」「新靺鞨(シンマカ)」「古鳥蘇(コトリソ)」などの曲がそれに当たるといい伝えられる。

ぼっかいしょかん

ぼっかいしょかん ボククワイ― 【牧会書簡】
新約聖書の「テモテへの手紙(第一と第二)」「テトスへの手紙」の総称。パウロが教会の指導監督,信仰生活に関して書き送ったかたちをとる。二世紀初頭に成立。

ぼっかく

ぼっかく ボク― [0] 【墨客】
書画をよくする人。ぼっきゃく。「文人―」

ぼっかける

ぼっか・ける 【追っ掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ぼつか・く
〔近世語〕〔「追っかける」の転〕
追いかける。「すねる男を―・けて/浄瑠璃・生玉心中(上)」

ぼっかてき

ぼっかてき ボク― [0] 【牧歌的】 (形動)
牧歌が聞こえてくるように素朴で抒情的なさま。「―な風景」「―な暮らし」

ぼっかり

ぼっかり (副)
「ほっかり」を強めた言い方。「小(コ)じたたるう仕かけたら―と喰ひついて/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」

ぼっかん

ぼっかん [0] 【没官】
(1)官を取り上げること。
(2)「もっかん(没官)」に同じ。

ぼっき

ぼっき【勃起】
erection.→英和
〜する erect.→英和

ぼっき

ぼっき [0] 【勃起】 (名)スル
陰茎が海綿体組織の充血によって膨張し硬化すること。

ぼっきゃく

ぼっきゃく【没却する】
forget;→英和
disregard.→英和

ぼっきゃく

ぼっきゃく ボク― [0] 【墨客】
⇒ぼっかく(墨客)

ぼっきゃく

ぼっきゃく [0] 【没却】 (名)スル
〔古くは「もっきゃく」とも〕
(1)捨て去って無視してしまうこと。「自己を―する」
(2)見えなくなること。「沼はいつしか林間に―し/日光山の奥(花袋)」

ぼっきょ

ぼっきょ ボク― [1] 【卜居】 (名)スル
うらなって住居を決めること。転じて,住居を定めること。「麻布に―してより二十年/日乗(荷風)」

ぼっきょう

ぼっきょう ボクキヤウ [0] 【木強】 (名・形動)[文]ナリ
〔「木」は飾り気がない意〕
朴直で一徹な・こと(さま)。武骨。「―な人柄」

ぼっきょうかん

ぼっきょうかん ボクキヤウ― [3] 【木強漢】
一本気な男。

ぼっけい

ぼっけい ボク― [0] 【墨刑】
中国,古代の五刑の一。額や腕などに入れ墨をする刑罰。

ぼっけい

ぼっけい ボク― [0] 【木鶏】
〔荘子(達生)〕
⇒もっけい(木鶏)

ぼっけん

ぼっけん ボク― [0] 【木剣】
木でつくった剣。木刀。

ぼっけん

ぼっけん【木剣】
a wooden sword.

ぼっこう

ぼっこう ボクカウ [0] 【墨香】
すみのかおり。

ぼっこう

ぼっこう【勃興】
the rise <of> .→英和
〜する rise.

ぼっこう

ぼっこう [0] 【勃興】 (名)スル
急激に勢力を増して栄えること。「次々に新しい国家が―する」

ぼっこうしょう

ぼっこうしょう【没交渉である】
have nothing to do[no relation]with.

ぼっこうしょう

ぼっこうしょう [3] 【没交渉】 (名・形動)[文]ナリ
〔「ぼつこうしょう」とも〕
交渉がなく関係が断たれている・こと(さま)。「彼とはこの数年間―だ」

ぼっこつ

ぼっこつ [0] 【没骨】
⇒もっこつ(没骨)

ぼっこつ

ぼっこつ ボク― [0] 【卜骨】
亀甲(キツコウ)・獣骨などを焼き,その亀裂によって吉凶を占う方法。古くは中国で用いられたが,日本でも弥生時代には行われていた。灼骨。

ぼっこむ

ぼっこ・む (動マ四)
(1)打ち込む。踏みこむ。「博雅の三位(サンミ)が庵(イオリ)とはこれならめ,―・んで討ち取れ/浄瑠璃・蝉丸」
(2)刀などを,無造作に腰に差す。「畏(カシコマ)つたと言ふより早く,刀―・み立ち出づる/浄瑠璃・反魂香」

ぼっこん

ぼっこん ボク― [0] 【墨痕】
筆で書いた字の墨のつき具合。筆のあと。「―鮮やかにしたためる」

ぼっこんりんり

ぼっこんりんり ボク― [5] 【墨痕淋漓】 (ト|タル)[文]形動タリ
筆で書いた文字が黒々と,生き生きとして勢いのあるさま。

ぼっしゅ

ぼっしゅ [1] 【没取】 (名)スル
(1)財産などを取り上げること。
(2)一定の物の所有権を奪い,国家に帰属させる処分。

ぼっしゅう

ぼっしゅう【没収(品)】
(a) confiscation.〜する confiscate.→英和

ぼっしゅう

ぼっしゅう [0] 【没収】 (名)スル
(1)強制的に取り上げること。「財産を―された」
(2)刑法上の付加刑の一。犯罪に関連した物の所有権を国家に帰属させる財産刑。

ぼっしゅうじあい

ぼっしゅうじあい [5] 【没収試合】
野球で,試合に遅刻したり,試合を続けることを拒否したり,故意に長引かせたり,反則行為を繰り返したりするなどの規則違反のために,球審が試合終了を宣告し,九対〇で相手チームの勝ちとする試合。フォーフィッテッド-ゲーム。
〔放棄試合は旧称〕

ぼっしゅみ

ぼっしゅみ【没趣味な】
tasteless;→英和
prosaic;→英和
matter-of-fact.

ぼっしょ

ぼっしょ [0] 【没書】
新聞・雑誌などに送った原稿が採用されないでしまうこと。また,その原稿。没(ボツ)。

ぼっしょくし

ぼっしょくし [4][3] 【没食子】
⇒もっしょくし(没食子)

ぼっする

ぼっ・する [3][0] 【没する】 (動サ変)[文]サ変 ぼつ・す
(1)沈んだりうずまったりして隠れる。「船は水中に―・した」「日は既に西に―・した」
(2)(「歿する」とも書く)人が死ぬ。「明治三四年。この年,福沢諭吉―・す」
(3)隠す。うずめる。「男は人込みに姿を―・した」「膝を―・する泥沼」
(4)他人の物を取り上げる。没収する。「所領を―・する」
(5)価値を認めず無視する。「彼の功を―・するわけにいかない」

ぼっする

ぼっする【没する】
(1)[沈む]sink;→英和
set (日や月が);→英和
go down.(2)[消える]disappear.→英和
(3)[死ぬ]die.→英和

ぼっせんびょうほう

ぼっせんびょうほう [5] 【没線描法】
日本画の技法の一。輪郭を,線で明瞭にかき表さないもの。

ぼったい

ぼった・い (接尾)
〔形容詞型活用〕
形容詞の語幹や動詞の連用形に付いて,まったくそういう状態である,いかにもそういう感じであるなどの意を表す。「厚―・い」「腫(ハ)れ―・い」

ぼったてる

ぼった・てる 【追っ立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ぼつた・つ
〔「おったてる」の転〕
(1)追い立てる。「百千万の獣(ケダモノ)を―・て―・て/浄瑠璃・出世景清」
(2)勢いよく立てる。「尻を―・てて/洒落本・通言総籬」

ぼったり

ぼったり [3] (副)
「ぼたり」を強めていう語。「といた小麦粉を―(と)おとす」

ぼっちゃん

ぼっちゃん【坊ちゃん】
(1)[男子]a boy;→英和
a son;→英和
your son.(2)[世間知らずの男] <話> a greenhorn.→英和
〜である know nothing of the world.→英和

ぼっちゃん

ぼっちゃん [1] 【坊ちゃん】
(1)他人の男児を敬っていう語。「―はおいくつになりましたか」
(2)あまやかされて育てられたため,世間知らずである男。おぼっちゃん。

ぼっちゃん

ぼっちゃん 【坊っちゃん】
小説。夏目漱石作。1906年(明治39)「ホトトギス」に発表。松山の中学教師になった江戸っ子「坊っちゃん」の正義感を描く。

ぼっちゃんがり

ぼっちゃんがり [0] 【坊ちゃん刈り】
男児の髪形の一。前髪をきりそろえ,側頭部および後頭部の毛を刈り上げて形づくる髪形。刈り上げ。

ぼっちゃんそだち

ぼっちゃんそだち [5] 【坊ちゃん育ち】
大事に育てられて,人生の苦労を知らないこと。また,そういう育ちであるために,世事にうとい男。

ぼってり

ぼってり [3] (副)スル
(1)物の厚くふくれているさま。ぼてぼて。でこでこ。「着物を―(と)着込む」「―(と)塗り込んだ絵」
(2)太って重そうなさま。「―(と)太っている人」

ぼってり

ぼってり
〜した plump;→英和
chubby.→英和

ぼっと

ぼっと [0][1] (副)スル
(1)ぼんやりしたさま。ぼんやりと。ぼうっと。「―かすんだ風景」
(2)火が勢いよく燃えたつさま。また,その音を表す語。「炎が―燃え上がる」

ぼっと

ぼっと
〜なる be dazed (呆然と);be fascinated (魅惑される).

ぼっとう

ぼっとう【没頭】
devotion <to> .→英和
〜する be absorbed <in> ;devote oneself to.

ぼっとう

ぼっとう [0] 【没頭】 (名)スル
他の事をかえりみず,一つの事だけに熱中すること。「研究に―する」

ぼっとり

ぼっとり [3] (副)スル
(多く「と」を伴って)
(1)ふっくらとして愛嬌のあるさま。あだめいて,美しいさま。「―した顔だち」「夫の友に挨拶するも,利発を鼻へ出さず―と見せかけ/浮世草子・好色敗毒散」
(2)重いものが静かに落ちるさま。「雪ガ―ト落チル/ヘボン」

ぼっとりもの

ぼっとりもの 【ぼっとり者】
ふっくらとして愛嬌のある美人。「李夫人といふ―の品者(シナモノ)のほめことばに/浮世草子・御前義経記」

ぼっとり者

ぼっとりもの 【ぼっとり者】
ふっくらとして愛嬌のある美人。「李夫人といふ―の品者(シナモノ)のほめことばに/浮世草子・御前義経記」

ぼっぱつ

ぼっぱつ [0] 【勃発】 (名)スル
急に事件などが発生すること。「戦争が―する」

ぼっぱつ

ぼっぱつ【勃発】
an outbreak;→英和
an outburst.→英和
〜する break out;burst out.

ぼつ

ぼつ 【没】
■一■ [1] (名)
(1)〔「没書」の略〕
原稿などを採用しないこと。「―にする」
(2)(「歿」とも書く)死ぬこと。「昭和二〇年―」
■二■ (接頭)
名詞に付いて,それがない意を表す。「―常識」「―個性」「―価値性」

ぼつ

ぼつ【没にする】
reject <a person's manuscripts> .→英和

ぼついぎ

ぼついぎ [3] 【没意義】
意義のないこと。無意味。

ぼつかちせい

ぼつかちせい [0] 【没価値性】
〔(ドイツ) Wertfreiheit〕
⇒価値自由(カチジユウ)

ぼつが

ぼつが [1] 【没我】
物事に打ち込んで自己を没却すること。「―の境に入る」

ぼつが

ぼつが【没我】
selflessness.〜的な selfless;→英和
disinterested.→英和

ぼつこせい

ぼつこせい【没個性の】
unoriginal;faceless.→英和

ぼつご

ぼつご [1][0] 【没後・歿後】
死んだあと。死後。
⇔没前
「著書は―に刊行された」「―一〇〇年を記念する」

ぼつしゅみ

ぼつしゅみ [3] 【没趣味】 (名・形動)[文]ナリ
趣味に乏しいこと。趣がないこと。また,そのさま。「索然として―なものになつて仕舞ふ/吾輩は猫である(漱石)」

ぼつじかん

ぼつじかん [3] 【没字漢】
文字を知らない人。

ぼつじょ

ぼつじょ [1] 【勃如】 (ト|タル)[文]形動タリ
むっとして顔色を変えるさま。「―と色を変じ/春窓綺話(早苗・逍遥・為之)」

ぼつじょう

ぼつじょう [0] 【没上】
漢字二字で表記する熟語で,下の語の上の一音を省くこと。「出雲」を「いずも」,「河内」を「かわち」というなど。

ぼつじょうしき

ぼつじょうしき [3] 【没常識】 (名・形動)[文]ナリ
常識に欠けている・こと(さま)。非常識。「―な言動」

ぼつぜん

ぼつぜん【勃然として】
suddenly;all at once.

ぼつぜん

ぼつぜん [0] 【勃然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)突然におこり立つさま。急に激しくおき現れるさま。「或は悠然たる哀思となり,或は―たる信仰となり/欺かざるの記(独歩)」
(2)怒りの表情を表すさま。むっとするさま。「打たれて―と怒りを起せし彦右衛門/いさなとり(露伴)」

ぼつぜん

ぼつぜん [0] 【没前・歿前】
死ぬ前。生前。
⇔没後

ぼつち

ぼつち [0] 【没地・歿地】
死んだ土地・場所。

ぼつでき

ぼつでき [0] 【没溺】 (名)スル
(1)水に落ちておぼれること。溺没。
(2)度を過ごして熱中すること。耽溺(タンデキ)。

ぼつでん

ぼつでん [0] 【没田】
官に没収された田地。没官田。

ぼつにち

ぼつにち [0] 【没日】
⇒もつにち(没日)

ぼつにゅう

ぼつにゅう [0] 【没入】 (名)スル
(1)すっかり沈み入ること。「黒暗(クラヤミ)の水の中に―して/露団々(露伴)」
(2)没頭すること。もつにゅう。「研究に―する」

ぼつにゅう

ぼつにゅう【没入】
⇒没頭.

ぼつねん

ぼつねん [0] 【没年・歿年】
(1)死んだ時の年齢。享年。行年。
(2)死んだ年の年次。
⇔生年

ぼつふうりゅう

ぼつふうりゅう [3] 【没風流】 (名・形動)[文]ナリ
風流を解さないこと。風流でないこと。また,そのさま。「―な奴だ」

ぼつふうりゅうかん

ぼつふうりゅうかん [5] 【没風流漢】
風流を解さない男。

ぼつぶんぎょう

ぼつぶんぎょう [3] 【没分暁】 (名・形動)[文]ナリ
道理をわきまえないこと。物わかりの悪いこと。また,そのさま。「自然に背いた―の事を企てるのとは質(タチ)が違ふ/三四郎(漱石)」

ぼつぶんぎょうかん

ぼつぶんぎょうかん [5] 【没分暁漢】
物わかりの悪い男。わからずや。

ぼつぼつ

ぼつぼつ
(1)[小点]spots;pimples (吹出物).
(2)[少しずつ]little by little;gradually;slowly (ゆっくり).

ぼつぼつ

ぼつぼつ [0] 【勃勃】 (ト|タル)[文]形動タリ
勢いよく起こり立つさま。「―たる闘志」「実歴談を聞きて頗る興味を催ほし,食指頓に―として動く/復活(魯庵)」

ぼつぼつ

ぼつぼつ
■一■ [1] (副)
(1)急速にではなく徐々に物事を行なったり,物事が起こったりするさま。そろそろ。ぼちぼち。「では―出かけようか」「新茶が―出まわり始めた」
(2)小さな穴や点,また,粒状のものがあちこちにあるさま。「にきびが顔中に―できる」
■二■ [0] (名)
いくつかある,小さな点や粒。「顔に―ができる」

ぼつめつ

ぼつめつ [0] 【没滅】 (名)スル
ほろびてなくなること。また,ほろぼすこと。滅没。「汝が家財を―する/佳人之奇遇(散士)」

ぼつらく

ぼつらく【没落】
ruin;→英和
fall.→英和
〜する be ruined;fall.→英和

ぼつらく

ぼつらく [0] 【没落】 (名)スル
(1)国家や家など栄えていたものが衰えること。おちぶれること。「貴族階級が―する」
(2)城・陣地などがおちること。陥落。「六波羅―して/太平記 10」
(3)人をののしっていう語。「放け出せ。こな―めが/滑稽本・続膝栗毛」

ぼつりそうろんそう

ぼつりそうろんそう ボツリサウロンサウ 【没理想論争】
明治中期,坪内逍遥と森鴎外との間で行われた文学論争。文学観および研究の方法をめぐって,逍遥は文学の没理想性と記述による帰納的批評を説き,鴎外は価値判断の基準の重要性と美の理想を主張した。

ぼつりょう

ぼつりょう [0] 【没了】 (名)スル
すっかり沈めてなくしてしまうこと。また,沈みきってなくなってしまうこと。「吟咏して残暉の山陰に―するを忘れたりし/緑簑談(南翠)」

ぼつれい

ぼつれい [0] 【悖戻】
そむくこと。さからうこと。「―の情は一時我心上に起り来りて/即興詩人(鴎外)」

ぼて

ぼて [1]
(1)〔「張りぼて」の略〕
ざる・かごに紙を貼ったもの。
(2)「ぼてふり」の略。
(3)「ぼてれん」の略。

ぼてかつら

ぼてかつら [3] 【ぼて鬘】
〔「ぼてかずら」とも〕
紙を貼り重ねただけの簡便な鬘。張り子鬘。

ぼてふり

ぼてふり [0] 【棒手振り】
魚や野菜などを天秤棒で担ぎ,売り声を上げながら売り歩くこと。また,その人。江戸では,特に魚市場と料理屋の仲立ちとなって魚の売買をする人をいった。振り売り。ぼてかつぎ。ぼうてふり。ぼて。

ぼてぼて

ぼてぼて [1] (副)スル
軽快さがなく,重たるい感じを与えるさま。「―した布地」

ぼてぼてちゃ

ぼてぼてちゃ [4] 【ぼてぼて茶】
出雲地方に伝わる飲茶法。大ぶりの茶碗に飯・煮豆・漬物・味噌などを入れて番茶を注ぎ,茶筅でかきまぜて飲む。
〔「ぼてぼて」は,かきまぜる時の音〕

ぼてぼて茶

ぼてぼてちゃ [4] 【ぼてぼて茶】
出雲地方に伝わる飲茶法。大ぶりの茶碗に飯・煮豆・漬物・味噌などを入れて番茶を注ぎ,茶筅でかきまぜて飲む。
〔「ぼてぼて」は,かきまぜる時の音〕

ぼてれん

ぼてれん
妊娠して腹のふくれていること。転じて,妊娠・妊婦のこと。ぼて。「―ぢやと腹さすり/浄瑠璃・万年草(上)」

ぼてん

ぼてん [0] 【暮天】
夕暮れ時の空。暮れ方の空。

ぼて鬘

ぼてかつら [3] 【ぼて鬘】
〔「ぼてかずら」とも〕
紙を貼り重ねただけの簡便な鬘。張り子鬘。

ぼとし

ぼとし [2] 【母都市】
地域に新たな施設を計画するとき,それを支援する集積を備えた都市のこと。また,テクノポリス構想を実現する際に,地域の大学や研究所と一体化した都市をいう。

ぼとぼと

ぼとぼと [1] (副)
(1)液体が続けざまにしたたり落ちるさま。ぼたぼた。「水が―(と)落ちる」
(2)物をたたいて出る濁ったふとい音を表す語。「打て見れば―と桶の底叩くやうなり/浄瑠璃・傾城酒呑童子」

ぼとり

ぼとり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)物が重そうに落ちるさま。また,その音を表す語。「熟した柿が―と落ちる」

ぼどう

ぼどう [1][0] 【母堂】
他人の母を敬っていう語。母上。母君。北堂。

ぼに

ぼに 【盆】
〔「ぼん」の「ん」を「に」と表記したもの〕
盆(ボン)。また,その時の供物(クモツ)。「十五六日になりぬれば―などするほどになりにけり/蜻蛉(上)」

ぼにゅう

ぼにゅう [0] 【募入】
有価証券の募集に応じた者の中から割り当てを受ける者を決定すること。

ぼにゅう

ぼにゅう【母乳】
mother's milk.〜で育てる feed <a baby> on mother's milk.

ぼにゅう

ぼにゅう [0] 【母乳】
哺乳動物の母親の乳腺から分泌される白色不透明な液体。分娩後,プロラクチンの作用により出る。タンパク質・脂肪・灰分・乳糖などを含み,乳児は離乳するまでこれを主な栄養源とする。

ぼねん

ぼねん [0] 【暮年】
老年の時。晩年。

ぼはん

ぼはん [0] 【墓畔】
墓地のかたわら。

ぼはん

ぼはん [0] 【母斑】
皮膚の色や形の異常を示す先天性組織異常。出生時すでに存在し,後年になって現れる。俗に青あざ・黒あざ・ほくろなどと呼ばれる。

ぼば

ぼば [1] 【牡馬】
おすの馬。おすうま。
⇔牝馬(ヒンバ)

ぼひ

ぼひ【墓碑】
a tombstone;→英和
a gravestone.→英和
墓碑銘 an epitaph.→英和

ぼひ

ぼひ [0][1] 【墓碑】
死者の氏名・戒名・没年月日などを刻んだ墓石。はかいし。

ぼひめい

ぼひめい [2] 【墓碑銘】
死者の経歴・業績などを刻んだ,墓石の字句や文章。墓銘。

ぼひょう

ぼひょう【墓標】
a grave post.

ぼひょう

ぼひょう [0] 【墓標・墓表】
(1)墓石などに死者の氏名・死亡年月日・業績などを記した文。
(2)埋葬場所の目印に建てる石や木の柱。はかじるし。

ぼへい

ぼへい [0] 【募兵】 (名)スル
兵士を募り集めること。

ぼほう

ぼほう [0] 【母法】
模範となって受け継がれた法。
⇔子法

ぼほう

ぼほう [0] 【模倣・摸倣】 (名)スル
「もほう(模倣)」に同じ。「衣冠の制中古唐制に―せしより流て/新聞雑誌 12」

ぼぼ

ぼぼ [1]
女陰の異名。

ぼぼうがしら

ぼぼうがしら ボバウガシラ 【茫茫頭】
狂言「菊(キク)の花(ハナ)」の別名。

ぼぼかす

ぼぼか・す (動サ四)
毛髪を起こし立たせる。綿・紙・毛などをけば立たせる。「髪ヲ―・ス/日葡」

ぼぼく

ぼぼく [1] 【墓木】
墓の上に植えた木。

ぼぼく=已(スデ)に拱(キヨウ)す

――已(スデ)に拱(キヨウ)す
〔左氏伝(僖公三十二年)〕
墓木が両手で囲むほどの太さになる。人が死んでから永い年月を経る。

ぼめい

ぼめい [0] 【墓銘】
墓石に刻んだ字句や文章。墓碑銘。

ぼもん

ぼもん [0] 【墓門】
墓地の入口。

ぼや

ぼや【小火】
a small fire.

ぼや

ぼや [1] 【小火】
大事に至らぬうちに消し止めた火事。小さな火事。「―のうちに食い止める」「―を起こす」

ぼや

ぼや [1] 【暮夜】
夜。夜分。よさり。

ぼや

ぼや [1] 【戊夜】
五夜の第五。「五更{(2)}」に同じ。

ぼやかす

ぼやか・す [3] (動サ五[四])
ぼかす。あいまいにする。「返事を―・す」
[可能] ぼやかせる

ぼやく

ぼやく
complain <of,that…> .→英和

ぼやく

ぼや・く [2] (動カ五[四])
不平・泣き言・愚痴などを言う。「安い給料を―・く」

ぼやける

ぼや・ける [3] (動カ下一)
はっきりしなくなる。ぼんやりする。ぼける。「物が―・けて見える」「論点が―・ける」

ぼやける

ぼやける
grow dim;get blurred;fade.→英和

ぼやっと

ぼやっと [2] (副)
ぼんやりと。ぼけっと。「―してると車にはねられるぞ」

ぼやぼや

ぼやぼや
〜する be careless.〜するな Look out!

ぼやぼや

ぼやぼや
■一■ [1] (副)スル
(1)気づかなかったり,やり方がわからなかったりして何もしないでいるさま。不注意なさま。ぼんやり。「―するな。早く行け」
(2)火や湯気などの立ちのぼるさま。「つい―と燃やして/浄瑠璃・太功記」
■二■ [0] (形動)
髪などがのび乱れているさま。「―の髯を捻りながら/社会百面相(魯庵)」

ぼよう

ぼよう 【慕容】
三〜五世紀に中国東北部で活躍した鮮卑系の一部族。前燕・後燕・西燕・南燕などを建国。

ぼら

ぼら [0] 【鯔・鰡】
スズキ目の海魚。全長約70センチメートル。体はほぼ円筒形で,頭部は縦扁する。背面は灰青色で腹面は銀白色。出世魚で成長とともに呼称が変わり,オボコ・イナ・ボラ・トドなどの順に大きくなる。食用。釣りの対象魚。胃は肥厚してボラのへそと呼ばれ,また卵巣の塩漬けをからすみと称する。世界の温・熱帯の沿岸に広く分布し,汽水域や淡水域にも入る。
鯔[図]

ぼら

ぼら【鯔】
《魚》a gray mullet.

ぼりぼり

ぼりぼり [1] (副)
(1)堅い物をかみくだくさまや音を表す語。「―(と)せんべいを食べる」
(2)つめで皮膚などを小刻みにひっかくさまや音を表す語。

ぼりぼり

ぼりぼり
〜掻く scratch.→英和
〜かじる crunch.→英和

ぼりや

ぼりや [2] 【暴利屋】
不当な利益をむさぼる人。

ぼる

ぼる
charge high <for a thing> .

ぼる

ぼ・る [1] (動ラ五[四])
〔「むさぼる」の略とも「ぼうり(暴利)」の動詞化ともいう〕
法外な料金を取る。不当な利益をむさぼる。「夜店で―・られた」

ぼれい

ぼれい [0] 【牡蠣】
貝のカキの漢名。また,カキの殻を焼いて砕いた粉末。制酸・鎮静剤とするほか小鳥の餌などに,混ぜる。

ぼろ

ぼろ [1] 【梵論・暮露】
有髪の乞食坊主の一種。中世末期にはその中から尺八を吹く薦僧(コモソウ)(虚無僧(コムソウ)の前身)が現れたので,薦僧・虚無僧の異名としても用いられた。ぼろぼろ。梵論子(ボロンジ)。梵字(ボンジ)。「もしこの御中にいろをし房と申す―やおはします/徒然 115」

ぼろ

ぼろ [1] 【襤褸】
■一■ (名)
(1)使い古して役に立たなくなった布。ぼろぎれ。「くず屋に―を出す」
(2)着古して破れた衣服。つぎはぎをしてむさくるしい衣服。「―をまとう」
(3)つたない箇所。欠点。失敗。「余りしゃべると―が出る」「―をかくす」
■二■ (名・形動)
古くなったり,壊れたりして役にたたない・こと(さま)。ぼろぼろ。「―の自転車」「―靴」

ぼろ

ぼろ【襤褸】
(1) <be in> rags.(2)[欠点]a defect;→英和
a fault.→英和
〜の ragged.→英和
〜を出す expose one's defect;betray one's ignorance.

ぼろ

ぼろ
〔形容詞「ぼろい」の語幹から〕
動詞の連用形から転じた名詞の上に付いて,程度のはなはだしい意を表す。「―儲(モウ)け」「―勝ち」「―負け」

ぼろあい

ぼろあい [3] 【襤褸藍】
染料の一。藍染めの古い布を苛性ソーダまたは飴(アメ)と石灰とを加えて煮沸し,還元してとった藍。

ぼろい

ぼろい
〜商売 a very profitable business.

ぼろい

ぼろ・い [2] (形)
(1)元手や労力をあまり使わずに大きな利益があがる。非常に割がよい。「―・い儲(モウ)け」
(2)俗に,古くて壊れかけているさまをいう語。「―・いビル」

ぼろいち

ぼろいち [2] 【ぼろ市】
古物・古着・日用雑貨などを主に扱う市の通称。もと,農具や臼(ウス)・杵(キネ)などの節季(セツキ)物などをも扱っていた。古物市。がらくた市。

ぼろかす

ぼろかす [0] 【襤褸滓】
(1)ぼろやかすのように,役に立たず価値のないもの。
(2)ひどく悪く言うこと。ぼろくそ。

ぼろきれ

ぼろきれ [2][0] 【襤褸切れ】
ぼろの切れはし。

ぼろくそ

ぼろくそ [0] 【襤褸糞】 (名・形動)
ぼろや糞のように価値のないもの。また,そのようなものとしてひどく悪く言うさま。「―にけなされる」「―に言われる」

ぼろける

ぼろ・ける [3] 【襤褸ける】 (動カ下一)
(1)衣服や布が古くなってぼろになる。「―・けた着物」
(2)人が落ちぶれる。また,年老いてよぼよぼになる。[ヘボン]

ぼろっちい

ぼろっち・い [4] (形)
俗に,ぼろであるさまをいう語。ぼろい。「―・い家」

ぼろぼろ

ぼろぼろ
■一■ [1] (副)
(1)粒状の物が次々とこぼれ落ちるさま。ぽろぽろ。「ごはんを―(と)こぼす」「―(と)涙を流す」「―(と)脱落者が出る」
(2)水分や粘りけがなく,もろく砕けるさま。ぽろぽろ。「壁が―(と)くずれる」「―(と)したごはん」
(3)(比喩的に)隠されていた事実やうそなどが,次から次へと露見するさまにもいう。ぽろぽろ。「過去の悪事が―(と)明るみに出る」
■二■ [0] (形動)
(1)物がひどく破れたり壊れたりしているさま。「―の洋服」「使い古して―になった辞書」「―な家屋」
(2)(転じて)心身が疲れ切ったり,また,ひどく老いさらばえたさま。「都会の生活で,身も心も―になった」
(3){■一■(2)}に同じ。「固くて―になったごはん」

ぼろぼろ

ぼろぼろ
〜の (1)[衣服などが]ragged.→英和
(2)[土など]loose.→英和
〜になる (1)[裂けて]be torn to shreds;be worn to rags (着古して).(2)[砕ける]crumble;→英和
be broken to pieces.

ぼろぼろ

ぼろぼろ 【梵論梵論】
「ぼろ(梵論)」に同じ。「―多く集まりて,九品の念仏を申しけるに/徒然 115」

ぼろぼろのき

ぼろぼろのき [6] 【ぼろぼろの木】
ボロボロノキ科の落葉小高木。九州の山地に生える。樹皮は黄灰色,若枝は帯紫色。枝はもろくて折れやすい。葉は卵形。春,腋生の穂状花序に黄色の小さな筒状花をつける。果実は楕円形。

ぼろぼろの木

ぼろぼろのき [6] 【ぼろぼろの木】
ボロボロノキ科の落葉小高木。九州の山地に生える。樹皮は黄灰色,若枝は帯紫色。枝はもろくて折れやすい。葉は卵形。春,腋生の穂状花序に黄色の小さな筒状花をつける。果実は楕円形。

ぼろまけ

ぼろまけ [0] 【ぼろ負け】 (名)スル
よいところなく負けること。完敗。「九対〇で―する」

ぼろもうけ

ぼろもうけ
〜する make easy money.

ぼろもうけ

ぼろもうけ [3] 【ぼろ儲け】 (名)スル
資本や労力にくらべて非常に大きな利益を得ること。「ぬれ手であわの―」

ぼろや

ぼろや [2] 【襤褸屋】
(1)ぼろを売買する人。また,その店。
(2)古くなっていたみの激しい家。

ぼろわた

ぼろわた [2] 【襤褸綿】
使い古した綿。

ぼろん

ぼろん [2] (副)
(1)弦楽器の弦を一回はじいて出る音を表す語。「ギターを―とつまびく」
(2)山伏が祈るときの呪文。真言から出たもの。ぼろおん。「―橋の下の菖蒲もいうて/狂言・柿山伏(虎寛本)」

ぼろんじ

ぼろんじ [2] 【梵論子】
「ぼろ(梵論)」に同じ。

ぼろ儲け

ぼろもうけ [3] 【ぼろ儲け】 (名)スル
資本や労力にくらべて非常に大きな利益を得ること。「ぬれ手であわの―」

ぼろ市

ぼろいち [2] 【ぼろ市】
古物・古着・日用雑貨などを主に扱う市の通称。もと,農具や臼(ウス)・杵(キネ)などの節季(セツキ)物などをも扱っていた。古物市。がらくた市。

ぼろ負け

ぼろまけ [0] 【ぼろ負け】 (名)スル
よいところなく負けること。完敗。「九対〇で―する」

ぼん

ぼん【盆】
(1)[容器]a tray.→英和
(2)[祭]the Bon Festival;the Lantern Festival.‖盆踊り the Bon festival dance.

ぼん

ぼん [1][0] 【梵】
(1)
⇒ブラフマン
(2)梵天。

ぼん

ぼん [0] 【盆】
(1)ふちが浅くて平たい,物を載せる器。「―に載せて運ぶ」「―のように丸い月」
(2)「盆茣蓙(ゴザ){(1)}」のこと。また,転じて博打(バクチ)のこと。
(3)家。すまい。宿。「おりや逝(イナ)うにも―はなし/浄瑠璃・新版歌祭文」
〔もと大皿や洗面用の平たい水鉢などをいう〕

ぼん

ぼん [1][0] 【盆】
(1)盂蘭盆(ウラボン)の略。[季]秋。
(2)盂蘭盆に供える供物,また布施。

ぼん

ぼん [1] 【坊】
〔「ぼう(坊)」の転〕
(1)男児に対する愛称。坊や。坊ちゃん。主に関西地方で用いる。
(2)僧。坊さん。「ただ今おはなし申しましたはこの―でござりますわいな/滑稽本・膝栗毛 7」
〔(1)は近世上方語では,古く男児・女児どちらにも用いた。「―か,よう来たなあ/浄瑠璃・壇浦兜軍記」〕

ぼん

ぼん [1] 【凡】 (名・形動)[文]ナリ
平凡であること。すぐれ劣りのないこと。目立つ点のないこと。
⇔非凡
「人品礼儀の―ならざるに驚き/花柳春話(純一郎)」

ぼん=と正月が一緒に来たよう

――と正月が一緒に来たよう
非常に忙しいことのたとえ。また,幸運・吉事の重なることのたとえ。

ぼん=を敷(シ)く

――を敷(シ)・く
賭博(トバク)場を開く。

ぼん=を翻(ヒルガエ)す

――を翻(ヒルガエ)す
雨が激しく降るさまをいう。盆を傾ける。

ぼんあけ

ぼんあけ [0] 【盆明け】
盆の期間が終わったあと。

ぼんいち

ぼんいち [3] 【盆市】
盂蘭盆(ウラボン)のための,蓮の葉・真菰筵(マコモムシロ)・苧殻(オガラ)・土器(カワラケ)などを売る市。七月一二日から一三日にかけて開かれた。草市。盆の市。

ぼんう

ぼんう [1] 【盆雨】
〔「盆をひっくり返したような雨」の意〕
大雨。豪雨。

ぼんうた

ぼんうた [1] 【盆唄】
(1)盆の頃に,晴れ着を着た少女たちが行列を作り,町を練り歩きながら唄う唄。
(2)「盆踊(ボンオド)り唄」に同じ。

ぼんえ

ぼんえ [0][1] 【盆絵】
「盆画(ボンガ)」に同じ。

ぼんえ

ぼんえ [1] 【盆会】
「盂蘭盆会(ウラボンエ)」の略。[季]秋。

ぼんおう

ぼんおう 【梵王】
⇒梵天(ボンテン)(1)

ぼんおくり

ぼんおくり [3] 【盆送り】
盂蘭盆(ウラボン)がすんで,精霊(シヨウリヨウ)を送り返し,供え物を川・海などに捨て流す行事。精霊送り。

ぼんおどり

ぼんおどり [3] 【盆踊り】
盂蘭盆(ウラボン)の前後に老若男女が多数集まっておどる踊り。年に一度この世に戻ってくる精霊を迎え,また送るための風習に発したもの。現在では信仰性は失われ,多くは娯楽的な踊りとなっている。[季]秋。

ぼんおどりうた

ぼんおどりうた [5] 【盆踊り唄】
民謡分類上の名称。盆踊りに唄われる唄。盆唄。

ぼんおどりくどき

ぼんおどりくどき [6] 【盆踊り口説き】
盆踊りに用いる口説(クドキ)節の唄。明暦・万治(1655-1661)頃,京の役者友甫(ユウホ)の音頭によるものが評判をとり,京・大坂に広まったのがはじまり。

ぼんおん

ぼんおん [0] 【梵音】
〔仏〕
〔「ぼんのん」とも〕
(1)梵天王の発する清浄な音声。
(2)声明(シヨウミヨウ)の一種。清浄な音声で仏法僧の徳をたたえる偈頌(ゲジユ)で,四箇(シカ)の法要で散華の次に唱える。
(3)読経の声。
(4)梵語の発音・音声。

ぼんか

ぼんか 【犯科】
罪科をおかすこと。犯罪。「山賊と海賊と寄合て互に―の得失を指合が如し/太平記 27」

ぼんかい

ぼんかい [0] 【犯戒】
〔仏〕 仏の戒めを犯すこと。

ぼんかい

ぼんかい [0] 【凡界】
凡俗の世界。俗界。

ぼんかんじん

ぼんかんじん [3] 【盆勧進】
「盆釜(ボンガマ)」に同じ。

ぼんが

ぼんが [0] 【盆画】
黒漆塗りの盆の上に彩色した砂や小石を付着させて風景を描いた絵。盆絵。

ぼんがいちにょ

ぼんがいちにょ [1][2] 【梵我一如】
〔仏〕 宇宙の根本原理であるブラフマン(梵)と個人の本体であるアートマン(我)とが同一不二であること。インドの正統バラモン教思想の根本原理。

ぼんがえ

ぼんがえ 【盆替へ】 (名)スル
〔博打(バクチ)の盆をかえる意から〕
場所をかえること。転居すること。「こりや一番切り替ふと鎌倉へ―/浄瑠璃・神霊矢口渡」

ぼんがく

ぼんがく [0] 【梵学】
(1)仏教に関する学問。
(2)梵語の学問。

ぼんがま

ぼんがま [1] 【盆釜】
盆行事の一。主に子供たちが屋外に竈(カマド)を築き,煮たきして食べるもの。盆勧進(ボンカンジン)。

ぼんがん

ぼんがん [0] 【凡眼】
凡人の目。平凡な眼識。
⇔慧眼(ケイガン)

ぼんき

ぼんき [1] 【凡器】
〔仏〕 凡人。凡夫。

ぼんきょう

ぼんきょう [0] 【凡境】
(1)(霊地などに対して)普通の場所。ぼんけい。
(2)凡夫の境界。迷いの世界。

ぼんきょうげん

ぼんきょうげん [3] 【盆狂言】
江戸時代,旧暦七月中旬の興行に上演される歌舞伎狂言。大立者の土用休み中にあたり,二流の役者のみが出演するため,早替り・外連(ケレン)などで目先の変わった演目が多かった。

ぼんきん

ぼんきん [0] 【凡近】 (名・形動)[文]ナリ
平凡で身近な・こと(さま)。「しだいに奇怪の条を除き荒唐無稽の脚色(スジ)を省きて事を―にとりて/小説神髄(逍遥)」

ぼんぎょう

ぼんぎょう [0] 【梵行】
仏道の修行。特に性欲を断つ行法。

ぼんく

ぼんく [1] 【盆供】
盂蘭盆(ウラボン)の供養・供物。盆供養。

ぼんくよう

ぼんくよう [3] 【盆供養】
盂蘭盆(ウラボン)に行う供養。盆供。

ぼんくら

ぼんくら [0] 【盆暗】 (名・形動)[文]ナリ
〔もと博打(バクチ)用語で,盆の上の勝負に暗い意〕
頭のはたらきがにぶく,ぼんやりしている・こと(さま)。そのような人をもいう。まぬけ。「―な男」「文三なんざあ―の意久地なしだつちやあない/浮雲(四迷)」
[派生] ――さ(名)

ぼんくら

ぼんくら
a blockhead.→英和

ぼんくれ

ぼんくれ [1] 【盆暮れ】
盂蘭盆(ウラボン)のころと年末のころ。盆歳暮(セイボ)。「―のあいさつを欠かさない」

ぼんぐ

ぼんぐ [1] 【凡愚】 (名・形動)[文]ナリ
平凡で,特別賢くもないこと。また,そのような人やそのようなさま。「―な考え」「われわれ―の及ぶところではない」

ぼんぐう

ぼんぐう [3] 【梵宮】
(1)梵天の宮殿。
(2)寺。寺院。

ぼんけい

ぼんけい [0] 【盆景】
盆の上,あるいは盆栽に石などを配し自然の風景に模したもの。
→盆石

ぼんけい

ぼんけい【盆景】
a tray landscape.

ぼんげ

ぼんげ [1] 【凡下】
(1)平凡なこと。また,平凡な人。凡夫。凡人。「―の一念こえずとか/梁塵秘抄」
(2)主に鎌倉時代に用いられた身分的な呼称。武士身分に属さない一般庶民のこと。甲乙人。

ぼんこつ

ぼんこつ [0] 【凡骨】
人並みの腕前や器量の人。平凡な人間。

ぼんご

ぼんご【梵語】
Sanskrit.→英和

ぼんご

ぼんご [0] 【梵語】
〔梵天がつくったと伝えられたことから〕
中国・日本で,サンスクリットの称。
→梵字

ぼんござ

ぼんござ [0] 【盆茣蓙】
(1)丁半博打(バクチ)で,つぼを伏せるござ。盆。
(2)盂蘭盆(ウラボン)に仏壇に敷いて供え物をのせるござ。

ぼんごや

ぼんごや [0] 【盆小屋】
西日本で,盂蘭盆会(ウラボンエ)の時,竹や麦わらなどで作って子供たちのはいる小屋。精霊棚(シヨウリヨウダナ)を設け,餅や煮物を供える。あとで焼き払う地方が多い。

ぼんさい

ぼんさい [0] 【凡才】
普通の才能。また,平凡な才能の人。

ぼんさい

ぼんさい【盆栽】
a dwarf tree[pine,etc.];a potted plant.

ぼんさい

ぼんさい【凡才】
⇒凡人.

ぼんさい

ぼんさい [0] 【梵妻】
僧の妻。大黒(ダイコク)。

ぼんさい

ぼんさい [0] 【盆栽】
植木鉢に小形の樹木などを植え,樹形を整えて,その趣を観賞するもの。「―をいじる」

ぼんさく

ぼんさく [0] 【凡策】
平凡な策略。つまらない策略。

ぼんさく

ぼんさく [0] 【凡作】
平凡でつまらない作品。

ぼんさつ

ぼんさつ [0] 【梵刹】
⇒ぼんせつ(梵刹)

ぼんさま

ぼんさま [0] 【坊様】
〔「ぼうさま」の転〕
(1)僧侶の敬称。「この暖かなに紙子着て仙台の―か/浄瑠璃・丹波与作(中)」
(2)男の子を親しんで呼ぶ称。ぼうや。ぼっちゃま。「やつぱり―のやうに追付け千五百石の若旦那/浄瑠璃・新版歌祭文」

ぼんさん

ぼんさん [0] 【梵讃】
声明の曲種の一。梵語(漢字音訳)の歌詞による仏徳賛美の歌。梵語讃。
→和讃
→漢讃

ぼんざる

ぼんざる [0] 【盆笊】
丸くて浅い,盆状の笊。

ぼんざん

ぼんざん [0] 【盆山】
(1)庭などに石を積み上げ,苔(コケ)などをつけて作った人工の山。
(2)盆の上に趣ある自然石や砂で山を形どり,その風趣を味わうもの。「―に那智石を蒔(マ)きて/浮世草子・一代女 5」

ぼんし

ぼんし [0] 【梵志】
〔「ぼんじ」とも。梵(ブラフマン)を志す者の意〕
(1)バラモンの別名。
(2)転じて,バラモン階級出身の僧。

ぼんしつ

ぼんしつ [0] 【凡失】
野球などで,つまらぬ失策。

ぼんしゅ

ぼんしゅ [1] 【凡主】
凡愚な主人,また,主君。

ぼんしゅ

ぼんしゅ [1] 【凡手】
平凡な腕前。また,その人。

ぼんしゅん

ぼんしゅん 【梵舜】
(1553-1632) 江戸初期の神道家。号,神竜院。豊国神社創建に参画し,神宮寺別当となる。徳川家康の信任を得,神道の普及に貢献。

ぼんしょ

ぼんしょ [1] 【凡庶】
なみの人。普通の人。凡人。

ぼんしょ

ぼんしょ [0][1] 【凡書】
(1)ありふれたつまらない本。
(2)平凡な筆跡。

ぼんしょ

ぼんしょ [0] 【梵書】
⇒ブラーフマナ

ぼんしょう

ぼんしょう [0] 【凡聖】
〔仏〕
〔「ぼんじょう」とも〕
凡夫と聖者。迷っている人と悟った人。

ぼんしょう

ぼんしょう [0] 【凡将】
特別にすぐれたところのない平凡な将軍。

ぼんしょう

ぼんしょう [0] 【凡小】 (名・形動)[文]ナリ
(1)平凡で心などの小さい・こと(さま)。また,その人。「―な人物」
(2)〔仏〕 凡夫と小乗の人。

ぼんしょう

ぼんしょう [0] 【梵鐘】
寺院の鐘楼の釣り鐘。青銅製が多く,撞木(シユモク)で打ち鳴らす。洪鐘・蒲牢(ホロウ)・鯨鐘・巨鯨・華鯨・長鯨など多くの異名がある。
梵鐘[図]

ぼんしょういちにょ

ぼんしょういちにょ [6] 【凡聖一如】
凡夫も聖人も,その本性においては同一であること。凡聖不二。

ぼんしん

ぼんしん [0] 【凡身】
〔仏〕 凡夫の身。

ぼんじ

ぼんじ [0] 【梵字】
(1)梵語(サンスクリット)の表記に用いられた文字の総称。悉曇(シツタン)文字・デーバナーガリー文字など。
(2)「ぼろ(梵論)」に同じ。「ぼろんじ・―・漢字など云ける者/徒然 115」

ぼんじまい

ぼんじまい [3] 【盆仕舞(い)】
盆節季の仕舞い(決算)をすること。

ぼんじゃり

ぼんじゃり (副)
おっとりとして柔和なさま。「尋ぬる夫の姿形(ナリカタチ)…―としてきつとして/浄瑠璃・五十年忌(下)」

ぼんじょう

ぼんじょう [0] 【凡常】
平凡であること。普通。なみ。

ぼんじょう

ぼんじょう [0] 【凡情】
凡人の抱くようなつまらない感情。

ぼんじん

ぼんじん [0] 【凡人】
普通の人。平凡人。「われわれ―には思いつかぬこと」

ぼんじん

ぼんじん【凡人】
an ordinary man.

ぼんす

ぼん・す 【犯す】 (動サ変)
〔「ぼんず」とも〕
おかす。「いまだ禁戒を―・ぜず/平家 10」

ぼんせき

ぼんせき【盆石】
a miniature landscape of stones on a tray.→英和

ぼんせき

ぼんせき [0] 【盆石】
趣のある自然石を盆の上に配して風景を写したもの。
→盆景

ぼんせつ

ぼんせつ [0] 【梵刹】
〔梵 brahma-kṣetra〕〔清浄な国土を意味する梵語の音写〕
寺。寺院。ぼんさつ。

ぼんせん

ぼんせん [0] 【凡戦】
平凡な戦い。また,つまらない試合。

ぼんぜい

ぼんぜい [0] 【梵砌】
寺院。寺院の境内。

ぼんそう

ぼんそう [0] 【梵僧】
〔仏〕
(1)戒律を守って清浄な行を修する僧。
(2)僧。
(3)インドの僧。

ぼんそう

ぼんそう [0] 【凡僧】
〔仏〕
(1)僧綱に任ぜられてない,下位の僧。
(2)凡愚な僧。

ぼんぞく

ぼんぞく [0] 【凡俗】 (名・形動)[文]ナリ
(1)普通並みで,まさっていないこと。世間並みのこと。また,そのさま。「―の風習に染まる」「―な人物」
(2)〔仏〕 煩悩(ボンノウ)に支配されて生きている人。凡人。俗人。「―の理解を超える」

ぼんぞく

ぼんぞく【凡俗の人々】
common people.

ぼんたい

ぼんたい [0] 【凡退】 (名)スル
野球で,打者が出塁することも,犠打を打つこともできずに退くこと。「三者―」

ぼんたい

ぼんたい【凡退する】
《野》be easily put out.三者凡退 The three went out in quick order.

ぼんたん

ぼんたん [0] 【文旦・文橙】
ザボンの別名。ぶんたん。

ぼんだ

ぼんだ【凡打(する)】
《野》(hit) an easy fly[grounder].

ぼんだ

ぼんだ [1] 【凡打】 (名)スル
野球で,ヒットまたは犠打にならない打撃。また,その打球。

ぼんだて

ぼんだて [0] 【盆点】
茶の湯の点前(テマエ)の形式の一。伝授物の一。唐物(カラモノ)茶入れ・拝領物茶入れを盆にのせて扱う手前。盆手前。

ぼんだな

ぼんだな [1] 【盆棚】
「精霊棚(シヨウリヨウダナ)」に同じ。

ぼんち

ぼんち [1] 【盆池】
庭などに設けた小さな池。

ぼんち

ぼんち [0] 【盆地】
周囲を高地で囲まれた低平な土地。成因によって,断層盆地・浸食盆地など。

ぼんち

ぼんち【盆地】
a basin;→英和
a valley.→英和

ぼんち

ぼんち [1]
〔「坊ち」とも書く〕
若だんな。坊ちゃん。ぼんぼん。主に関西地方で用いる語。

ぼんち

ぼんち [1] 【凡知・凡智】
普通の知恵。普通の才能。

ぼんちぎり

ぼんちぎり [3] 【盆地霧】
盆地に発生する霧。

ぼんちょう

ぼんちょう ボンテウ 【凡兆】
(?-1714) 江戸前・中期の俳人。金沢の生まれ。野沢氏または宮城氏・宮部氏・越野氏とも。別号,加生。京都で医を業とする。芭蕉の門人で,去来と「猿蓑」を共編。のち,芭蕉から離れた。作風は印象鮮明。

ぼんぢょうちん

ぼんぢょうちん [3] 【盆提灯】
盂蘭盆(ウラボン)に死者の供養のためにつるす提灯。多く,秋草などを描いた岐阜提灯を用いる。[季]秋。

ぼんつき

ぼんつき [0] 【盆付】
茶入れや水指(ミズサシ)の底の称。置いた時,盆や畳に接触する部分。畳(タタミ)付き。

ぼんてん

ぼんてん 【梵天】
〔「ぼんでん」とも〕
(1)〔梵 Brahma〕
色界の初禅天の王。本来はバラモン教で根本原理を人格化した最高神であったが,仏教に取り入れられて正法護持の神とされる。大梵天。梵王(ボンオウ)。梵天王(ボンテンオウ)。婆羅門(バラモン)天。
→ブラフマン
(2){(1)}の住む天。色界の初禅天。
(3)〔「ほて{(3)}」の転か〕
御幣(ゴヘイ)。幣帛(ヘイハク)。頭屋(トウヤ)の標識にしたり,神幸や山伏の峰入り行列の先頭に立てたりする。梵天祭として二月一六,一七日に秋田県横手市で行われるものなどが有名。[季]春。
(4)漁具につける浮標。延縄(ハエナワ)や流し網などにつけるガラス球の類。
梵天(1)[図]

ぼんてんうり

ぼんてんうり [5] 【梵天瓜】
マクワウリの異名。

ぼんてんおう

ぼんてんおう 【梵天王】
〔「ぼんてんのう」とも〕
「梵天(ボンテン){(1)}」に同じ。

ぼんてんか

ぼんてんか [3] 【梵天花】
アオイ科の草本状の低木。暖地に生える。茎は高さ約1メートル。葉は掌状に五深裂する。秋,上方の葉腋(ヨウエキ)に紅色の小五弁花を開く。

ぼんてんこく

ぼんてんこく 【梵天国】
〔「ぼんでんこく」とも〕
(1)御伽草子。室町期の成立。梵天王の姫と結婚した主人公中納言が,帝の難題を退け,また羅刹国に連れ去られた妻を助け出す物語。のちに古浄瑠璃・説経節などとしても広く行われた。
(2)〔江戸初期の浄瑠璃興行で,一日の興行の終わりに必ず(1)を語る習慣があったことから〕
物事の終わり。「たとひこの身は―になるとも/松の葉」
(3)〔(2)から転じて〕
主人などから追放されること。「やきもちのやの字もあると,忽ち―さ/滑稽本・浮世床 2」

ぼんとうあん

ぼんとうあん 【梵灯庵】
(1349-?) 室町初期の連歌師。姓は朝山。もと足利義満の臣。和歌を冷泉為秀に,連歌を二条良基に学ぶ。救済(キユウセイ)・周阿・良基没後の連歌衰退期における数少ない名手。著「長短抄」「梵灯庵主返答書」など。

ぼんとくたで

ぼんとくたで [5] 【ぼんとく蓼】
タデ科の一年草。水辺に生える。茎は高さ約60センチメートル,赤色を帯びる。葉は披針形で,上面に濃い斑紋がある。秋,淡紅色の小花を穂状花序にまばらにつける。「ぼんとく」は愚か者の意の「ぽんつく」の転で,辛みがなく刺身のつまなどに利用できないことによる名という。

ぼんとく蓼

ぼんとくたで [5] 【ぼんとく蓼】
タデ科の一年草。水辺に生える。茎は高さ約60センチメートル,赤色を帯びる。葉は披針形で,上面に濃い斑紋がある。秋,淡紅色の小花を穂状花序にまばらにつける。「ぼんとく」は愚か者の意の「ぽんつく」の転で,辛みがなく刺身のつまなどに利用できないことによる名という。

ぼんどうろう

ぼんどうろう [3] 【盆灯籠】
盂蘭盆(ウラボン)に死者の供養のためにともす灯籠。[季]秋。

ぼんにん

ぼんにん [0] 【凡人】
(1)普通の人。ぼんじん。
(2)身分の低い人。臣下。「賢王猶御あやまりあり,況や―においてをや/平家 2」

ぼんのう

ぼんのう [0][3] 【煩悩】
〔仏〕 人間の身心の苦しみを生みだす精神のはたらき。肉体や心の欲望,他者への怒り,仮の実在への執着など。「三毒」「九十八随眠」「百八煩悩」「八万四千煩悩」などと分類され,これらを仏道の修行によって消滅させることによって悟りを開く。染(ゼン)。漏。結。暴流(ボル)。使。塵労。随眠。垢。

ぼんのう

ぼんのう【煩悩】
(worldly) desires;passions.

ぼんのう=あれば菩提(ボダイ)あり

――あれば菩提(ボダイ)あり
煩悩と菩提とは表裏一体で別々に離れたものではないということ。煩悩則菩提。

ぼんのう=の犬は追えども去らず

――の犬は追えども去らず
煩悩が人につきまとって離れないのを,犬がまといつくのにたとえた言葉。

ぼんのうさぎ

ぼんのうさぎ [3] 【煩悩鷺】
ヨシゴイの異名。

ぼんのうじょく

ぼんのうじょく [3] 【煩悩濁】
〔仏〕 五濁の一。煩悩のために種々の罪悪を犯すこと。

ぼんのうそくぼだい

ぼんのうそくぼだい 【煩悩即菩提】
一般には煩悩と悟りである菩提とは相対立するものとしてとらえられるが,両者ともその本体は真如なのであり,真理の立場からすれば,煩悩こそがそのまま菩提にほかならないということ。現実肯定的な大乗仏教の立場を強調した表現。

ぼんのうま

ぼんのうま [3] 【煩悩魔】
〔仏〕 四魔の一。煩悩が人の心を乱して,菩提(ボダイ)の妨げとなるのを悪魔にたとえたもの。

ぼんのくぼ

ぼんのくぼ [3][0] 【盆の窪】
(1)後頭部から首すじにかけての中央のくぼんだ所。
(2)江戸時代,小児のうなじの中央の産毛だけを残して剃った髪形。権兵衛。

ぼんのつき

ぼんのつき [1] 【盆の月】
盂蘭盆(ウラボン)にあたる陰暦七月一五日の満月。[季]秋。《故里を発つ汽車に在り―/竹下しづの女》

ぼんはじめ

ぼんはじめ [3] 【盆初め】
七月七日のこと。盆行事の初日。

ぼんばい

ぼんばい [0] 【梵唄】
(1)「声明(シヨウミヨウ)」の別称。
(2)梵語(漢字音訳)の歌詞による唄(バイ)。
→唄(バイ)

ぼんばい

ぼんばい [0] 【盆梅】
盆栽に仕立てた梅。[季]春。《―の衣冠正しき姿かな/虚子》

ぼんばな

ぼんばな [1] 【盆花】
(1)盂蘭盆(ウラボン)に,盆棚に飾る花。多くハギやキキョウなど秋草を用いる。
(2)キキョウの異名。

ぼんぴゃく

ぼんぴゃく [0] 【凡百】
〔「ぼんびゃく」とも〕
いろいろ。さまざま。かずかず。万般。はんびゃく。「―の相談に応じる」

ぼんぶね

ぼんぶね [3] 【盆舟】
盂蘭盆(ウラボン)の一六日の精霊(シヨウリヨウ)流しに用いる,麦藁(ムギワラ)・真菰(マコモ)などで作った小舟。送り舟。麦がら舟。精霊舟。灯籠舟。

ぼんぶん

ぼんぶん [0] 【梵文】
梵語で書かれた文章や経文。

ぼんぷ

ぼんぷ [1] 【凡夫】
〔「ぼんぶ」とも〕
(1)平凡な普通の人。凡人。
(2)〔仏〕 仏教の真理に目ざめることなく,欲望や執着などの煩悩(ボンノウ)に支配されて生きている人間。異生(イシヨウ)。

ぼんぷ

ぼんぷ【凡夫】
⇒凡人.

ぼんぼり

ぼんぼり【雪洞】
a (hand) lamp.

ぼんぼり

ぼんぼり [0] 【雪洞】
(1)紙張りのおおいのある小さい行灯(アンドン),または手燭(テシヨク)。
(2)中啓(チユウケイ)の一。親骨の先端の開きを少なくして中広がりとしたもの。
雪洞(1)[図]

ぼんぼりわた

ぼんぼりわた 【ぼんぼり綿】
薄く透(ス)けて見える綿帽子。「―もひねくろしく/浄瑠璃・長町女腹切(上)」

ぼんぼり綿

ぼんぼりわた 【ぼんぼり綿】
薄く透(ス)けて見える綿帽子。「―もひねくろしく/浄瑠璃・長町女腹切(上)」

ぼんぼん

ぼんぼん 【盆盆】
近世,江戸で,盆に子供が集まり歌をうたって各家々や辻をまわった民俗行事。「あれあれ,向ふから男の子が―をして来たよ/滑稽本・浮世風呂 4」

ぼんぼん

ぼんぼん [0] 【凡凡】 (ト|タル)[文]形動タリ
きわめて平凡なさま。「―たる人生を送る」

ぼんぼん

ぼんぼん [1]
■一■ (副)
(1)繰り返して破裂したり,当たったりして出る音を表す語。また,柱時計の鳴る音を表す語。「砲弾が―(と)破裂した」「柱時計が―(と)鳴っている」
(2)その動作を激しく行うさま。活動が盛んなさま。「小包を―放り込む」「ストーブを―燃やす」
■二■ (名)
「ぼんぼん時計」の略。

ぼんぼん

ぼんぼん
(1) ⇒坊ちゃん.
(2)[時計などの音]dingdong.

ぼんぼん

ぼんぼん [3]
〔主に関西地方で,「ぼん(坊)」のやや丁寧な言い方〕
良家の若い息子。若だんな。ぼんち。
〔「育ちが良くて世間知らずだ」というニュアンスをこめて用いることもある。「―育ち」〕

ぼんぼんどけい

ぼんぼんどけい [5] 【ぼんぼん時計】
時を知らせる際に,ぼんぼんと鳴る大型の振り子時計。

ぼんぼん時計

ぼんぼんどけい [5] 【ぼんぼん時計】
時を知らせる際に,ぼんぼんと鳴る大型の振り子時計。

ぼんまつり

ぼんまつり [3] 【盆祭(り)】
「盂蘭盆(ウラボン)」に同じ。[季]秋。

ぼんみち

ぼんみち [1] 【盆路】
盆の精霊(シヨウリヨウ)を迎えるために墓地に通じる道などの草を払うこと。また,その道。一般に七月一日に行うことが多い。精霊みち。ついたちみち。

ぼんもう

ぼんもう ボンマウ 【梵網】
〔仏〕「梵網経」の略。

ぼんもうえ

ぼんもうえ ボンマウヱ [3] 【梵網会】
梵網経を講讃する法会(ホウエ)。

ぼんもうきょう

ぼんもうきょう ボンマウキヤウ 【梵網経】
二巻。鳩摩羅什(クマラジユウ)訳と伝えるが,五世紀後半に中国で成立したとする学説が有力。仏性の自覚に基づく大乗独自の戒律を説く。梵網経盧舎那仏説菩薩心地戒品第十。梵網菩薩戒経。菩薩戒本。
→円頓戒(エンドンカイ)

ぼんもうぼさつかい

ぼんもうぼさつかい ボンマウ― [7] 【梵網菩薩戒】
梵網経に説かれ,大乗仏教の戒律の中心をなす十重禁戒と四十八軽戒。梵網戒。

ぼんやすみ

ぼんやすみ [3] 【盆休み】
盂蘭盆(ウラボン)のときの休暇。多くは月遅れの盆の休みをいう。[季]秋。

ぼんやり

ぼんやり [3]
■一■ (副)スル
(1)はっきりしないさま。
 (ア)形などがよく見えないさま。「山が―(と)かすんで見える」
 (イ)物事があいまいであるさま。「―(と)した思い出」「事件の全容はまだ―(と)している」
(2)何もせず活気がないさま。「―(と)暮らす」
(3)気のきかないさま。間のぬけているさま。「―した男」
(4)あっけにとられているさま。「―(と)口をあけている」
■二■ (名)
気がきかないこと。また,そのような人。

ぼんやり

ぼんやり
〜した(と) (1)[おぼろげ]dim(ly);→英和
vague(ly);→英和
faint(ly).→英和
(2)[呆然]absent-minded(ly);blank(ly).→英和
(3)[間の抜けた]stupid;→英和
dull;→英和
careless (不注意な).→英和
〜考え込む be lost in thought.

ぼんよう

ぼんよう【凡庸】
mediocrity.→英和
〜な ordinary;→英和
common.→英和

ぼんよう

ぼんよう [0] 【凡庸】 (名・形動)[文]ナリ
すぐれた点もなく平凡なこと。また,その人やさま。並み。平凡。凡人。「―な作品」
[派生] ――さ(名)

ぼんらん

ぼんらん [0] 【梵卵】
古代インドの宇宙説の一。そこから世界が生まれたとされる卵。

ぼんりゃくだて

ぼんりゃくだて [0] 【盆略点】
薄茶点前(デマエ)の最も簡略なもの。瓶掛に鉄瓶をかけ,棗(ナツメ)および茶筅(チヤセン)・茶巾・茶杓を仕組んだ茶碗を盆に乗せて持ち出して点(タ)てる。

ぼんりょ

ぼんりょ [1] 【凡慮】
凡人の考え。平凡な考え。「―の及ぶところではない」

ぼんれい

ぼんれい [0] 【盆礼】
中元の挨拶(アイサツ)。特に,盂蘭盆(ウラボン)に嫁が手土産を持って里帰りする風習。盆立て。いきみたま。[季]秋。

ぼんミス

ぼんミス [0] 【凡―】
つまらない失敗。


「ほ」の半濁音の仮名。両唇破裂音の無声子音と後舌の半狭母音とから成る音節。

ぽ (接尾)
⇒っぽ(接尾)

ぽい

ぽ・い (接尾)
〔形容詞型活用〕
名詞,動詞の連用形などに付いて,そのような状態を帯びている意を表す。多く上の語との間に促音が入って,「っぽい」の形で用いる。…の傾向が強い。いかにも…という感じがする。「あきっ―・い」「赤っ―・い」「やすっ―・い」「ほこりっ―・い」「子供っ―・い」

ぽい

ぽい [1]
軽く物を投げたり,捨てたりすること。
→ぽいと

ぽいすて

ぽいすて [0] 【ぽい捨て】
物を無造作に捨てること。「吸い殻の―はやめよう」

ぽいと

ぽいと [1][0] (副)
(1)物を軽く捨てたり投げたりするさま。「くず箱へ―紙くずを捨てる」「―投げてよこす」
(2)急に立ち去るさま。ふいと。「うぬひとり口をきいて―帰つたぜ/滑稽本・浮世床 2」

ぽい捨て

ぽいすて [0] 【ぽい捨て】
物を無造作に捨てること。「吸い殻の―はやめよう」

ぽうっと

ぽうっと [0] (副)スル
(1)汽笛などの,やや高い音を表す語。「―警笛を鳴らす」
(2)ほんのりと赤み・明るさの感じられるさま。「―頬(ホオ)を染める」「東の空が―明るくなる」
(3)何かに夢中になって,正しい判断ができなくなるさま。上気するさま。「一目見た時から―なって,仕事も手につかない」「あんまり暑くて頭が―してきた」

ぽおん

ぽおん [0] (副)
勢いよく打ったり,蹴ったり,放ったりするさま。「―とボールを蹴る」

ぽか

ぽか [1]
思いもよらない失策。手落ち。へま。ミス。「ひどい―をやってしまった」

ぽかっと

ぽかっと [2] (副)
(1)頭などをなぐる音を表す語。ぽかりと。「―げんこつを食らわす」
(2)それまでふさがっていたところが突然抜けてなくなったさま。「―穴があく」

ぽかぽか

ぽかぽか
〜殴る pound;→英和
pummel.→英和
〜する[気分が]be[feel]warm.

ぽかぽか

ぽかぽか [1] (副) (名)スル
(多く「と」を伴って)
(1)気持ちよい暖かさを感じるさま。ほかほか。「―(と)した小春日和」
(2)頭などを続けざまにたたくさまやその音を表す語。「頭を―(と)なぐられた」

ぽかり

ぽかり
⇒ぽかん.

ぽかり

ぽかり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)「ぽかん{(1)}」に同じ。「いきなり―とやられた」
(2)「ぽかん{(2)}」に同じ。「下水口が―と口をあけている」

ぽかん

ぽかん
(1) ⇒ぼんやり.
(2) 〜と殴る <話> whack <a person> .→英和

ぽかん

ぽかん [2] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)頭などを強く打つさま。「―となぐられた」
(2)急に穴のあくさま。また,穴のあいているさま。口を開くさまにもいう。ぽかり。ぽっかり。「穴が―とあいた」「―と口をあけたままだ」
(3)ぼんやりしているさま。あっけにとられているさま。「―としてあっけにとられる」
(4)物が割れるさま。割れて口が開くさま。「スイカが―と割れる」

ぽきっと

ぽきっと [2] (副)
細くてかたいものの折れる音を表す語。「木の小枝が―折れる」

ぽきぽき

ぽきぽき [1] (副)
かたくて細い棒状のものが次々にもろく折れるさまや音を表す語。「小枝を―(と)折る」

ぽきり

ぽきり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)木・竹などがもろく折れるさまや音を表す語。ぽっきり。「小枝を―と折る」

ぽきん

ぽきん
〜と折る[折れる]break with a snap;→英和
snap.

ぽきん

ぽきん [2] (副)
「ぽきり」に同じ。「小枝が―と折れる」

ぽくぽく

ぽくぽく [1] (副)スル
(1)木魚などをたたく音を表す語。「―と木魚をたたく」
(2)ゆっくりと歩くさま。
(3)「ほくほく{(2)}」に同じ。「―した芋」
(4)いねむりをするさま。「さすがの此蔵げんなりし,―眠れば/洒落本・雑文穿袋」

ぽこぽこ

ぽこぽこ [1] (副)
(1)ぼこぼこ{■一■(1)}よりも,軽い感じを表す語。「―と音がする」
(2)多くの穴や突起があるさま。「―穴があいている板」

ぽしゃる

ぽしゃ・る [2] (動ラ五)
計画などが途中でつぶれる。おじゃんになる。「せっかく立てた計画が―・ってしまった」
〔「ぽしゃ」は「シャッポ」の倒語ともいう〕

ぽたぽた

ぽたぽた [1] (副)
水などがしたたり落ちるさま。「―(と)天井から雨漏りがする」

ぽたぽた

ぽたぽた
〜滴(したた)る fall in drops;drip.→英和

ぽたり

ぽたり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)水などがしたたる音を表す。「雨のしずくが―と落ちる」
(2)ものが落ちる音を表す。「椿(ツバキ)が―と落ちる」

ぽたり

ぽたり
〜と落ちる flop <to the ground> ;→英和
fall flop.

ぽち

ぽち
■一■ [1] (名)
(1)小さい点。ぽつ。「文章の切れめに―を入れる」
(2)(京阪地方で)芸妓や茶屋女などに与える祝儀。はな。チップ。「―袋」
■二■ (接尾)
指示代名詞や数を表す語に付いて,それだけの数量しかない意を表す。だけ。ぽっち。「それっ―のことで怒ってはならない」「これっ―じゃ足りない」
〔上の語との間に促音が入って「っぽち」の形で用いることが多い〕

ぽちぶくろ

ぽちぶくろ [3] 【ぽち袋】
祝儀・お年玉などを入れる,小さなのし袋。

ぽちぽち

ぽちぽち
■一■ [1] (副)
(1)小さい点がたくさんあるさま。「しみが―(と)方々についている」
(2)物事がわずかずつ行われるさま。「―(と)拾い読みする」
(3)「ぼちぼち{■一■(1)}」に同じ。「―行こうか」
■二■ [0] (名)
(1)二つ以上の小さい点。「―を打つ」
(2)右に同じの意を表す「�」の記号。

ぽちゃぽちゃ

ぽちゃぽちゃ [1] (副)スル
(1)浅い水をかき乱したり,水が物にはねかかったりして出る音を表す語。「川岸で―(と)水遊びをする」
(2)ふっくらとして愛らしいさま。「色白の―(と)した女性」

ぽちゃぽちゃ

ぽちゃぽちゃ
〜太った chubby;→英和
plump.→英和

ぽちゃん

ぽちゃん [2] (副)
(多く「と」を伴って)軽く小さなものが水に落ちる音を表す語。ぽちゃり。「ボールが―と水たまりに落ちた」

ぽち袋

ぽちぶくろ [3] 【ぽち袋】
祝儀・お年玉などを入れる,小さなのし袋。

ぽっかり

ぽっかり [3] (副)
(1)大きな口をあけるさま。「うつろな目で―口をあけている」
(2)大きな割れ目や穴があいているさま。「道路に大きな穴が―(と)あいている」
(3)軽く浮かんでいるさま。「―(と)浮かんだ白い雲」
(4)あたたかいさま。「―暖い室の空気に/うづまき(敏)」

ぽっきり

ぽっきり
■一■ [3] (副)
硬いものがもろく折れるさま。「つえが―(と)折れた」
■二■ (接尾)
数量を表す語に付いて,ちょうどそれだけと限定する意を表す。「持っていたのは千円―だった」

ぽっくり

ぽっくり
〜死ぬ die suddenly; <話> pop off.ぽっくり病 <米> a crib[ <英> cot]death (乳児の);⇒突然.

ぽっくり

ぽっくり [1][0] 【木履】
〔「ぼくり」の転〕
駒下駄(コマゲタ)の一種。材の底をくりぬき,後ろ側を丸くし前部を前のめりにして漆で黒や赤に塗ったもの。主に少女が用いる。ぼっくり。

ぽっくり

ぽっくり [3] (副)
(1)人が突然死ぬさま。「昨日まで元気だった人が―(と)死ぬ」「―ゆく」
(2)硬いものがもろく折れるさま。「―(と)折れる」
(3)馬などがゆっくり歩くさま。「いつでも並んで―,―歩く」

ぽっくりびょう

ぽっくりびょう [0] 【ぽっくり病】
原因不明の急死の俗称。通常の日常生活をおくっている者が,特に睡眠中などに突然死亡する病気。一見健康な青壮年の男性に多い。

ぽっくり病

ぽっくりびょう [0] 【ぽっくり病】
原因不明の急死の俗称。通常の日常生活をおくっている者が,特に睡眠中などに突然死亡する病気。一見健康な青壮年の男性に多い。

ぽったり

ぽったり [3] (副)
「ぽたり」を強めていう語。「インクが―(と)ペン先からおちる」

ぽっち

ぽっち
〔「ぽち(点)」の転〕
■一■ [0] (名)
小さく突き出た部分。「―を押す」
■二■ (接尾)
指示代名詞や数を表す語に付いて,数量の少ないことを強調したり非難したりする気持ちを表す。わずか…だけ。ぽち。「これっ―では足りない」「千円―では少なすぎる」
〔上の語との間に促音が入って「っぽっち」の形で用いることが多い〕

ぽっちゃり

ぽっちゃり [3] (副)スル
ふくよかで,かわいらしいさま。ぽってり。ぽちゃり。「―(と)した女の子」

ぽっちり

ぽっちり [3] (副)
(1)ごく小さな物が一つ存在するさま。ほんのわずかであるさま。「山小屋の灯が―(と)見えて来た」「梅のつぼみが―(と)ふくらんでいる」
(2)目を大きく見開くさま。「眠りし眼を―と開き/人情本・梅美婦禰(初)」

ぽっつり

ぽっつり [3] (副)
(1)小さなものがただ一つだけあるさま。ほんのわずかであるさま。ぽつり。「くはへ烟管(ギセル)の火を―紅く見せながら/田舎教師(花袋)」
(2)大粒の雨がまばらに降るさま。「水滴が―(と)おでこに当たった」

ぽってり

ぽってり [3] (副)スル
ふっくらと肉づきがよくて,かわいらしいさま。ぽっちゃり。「―(と)した体つき」

ぽっと

ぽっと [0][1] (副)スル
(1)急に飛び込み,または,飛び出すさま。ぱっと。「―道路にとび出す」
(2)灯火がともったり,日がさしたりするさま。「―灯がつく」
(3)顔がほんのり赤くなるさま。「顔を―赤らめる」
(4)世間知らずでぼんやりしているさま。ぼうっと。「母親に甘やかされて―育つたる世間知らずの上に/いさなとり(露伴)」

ぽっと

ぽっと
〜顔を赤くする blush (はずかしくて);→英和
flush.→英和

ぽっとで

ぽっとで [0] 【ぽっと出】
田舎から初めて都会に出てきたこと。また,その者。

ぽっとで

ぽっとで【ぽっと出】
a person fresh from the country[university (大学出の)].→英和

ぽっとり

ぽっとり [3] (副)
しずくなどが落ちるさま。ぽとり。ぽたり。「露が―と落ちる」

ぽっと出

ぽっとで [0] 【ぽっと出】
田舎から初めて都会に出てきたこと。また,その者。

ぽっと出

ぽっとで【ぽっと出】
a person fresh from the country[university (大学出の)].→英和

ぽっぽ

ぽっぽ [1]
■一■ (副)スル
(1)湯気などの立ちのぼるさま。「頭から―(と)湯気を立てている」
(2)火の燃えるさま。炎の上がるさま。ぱっぱ。「ストーブの火が―(と)燃える」
(3)体が暖まるさま。ほてるさま。「湯上がりは体が―(と)する」
(4)鳩の鳴き声を表す語。
(5)汽車が蒸気を出して走る音を表す語。
■二■ (名)
〔その鳴き声や音から〕
鳩・汽車をいう幼児語。「ハト―」「汽車―」

ぽっぽ

ぽっぽ [1]
ふところ。ポケット。転じて,ふところ具合。「―に入れる」「君の―には大分入ったらう/社会百面相(魯庵)」

ぽっぽと

ぽっぽと
〜吐く puff out <steam> .

ぽつ

ぽつ [1]
小さな点。ぽち。

ぽつねん

ぽつねん
〜と alone.→英和

ぽつねんと

ぽつねんと [0][3] (副)スル
ひとりでさびしそうにしているさま。ぽつりと。つくねんと。「ひとり―して座っている」

ぽつぽつ

ぽつぽつ
■一■ [1] (副)
(1)物事が少しずつ行われてゆくさま。ぼつぼつ。ぽつりぽつり。「客が―(と)現れる」「―(と)売れ出す」
(2)雨などが少しずつ落ちてくるさま。雨が降りはじめるさま。ぽつりぽつり。ぽつんぽつん。「雨が―(と)降りはじめる」
(3)点々とあちこちに散らばっているさま。ぽつりぽつり。ぽつんぽつん。「たんぽぽが―(と)咲いている」
■二■ [0] (名)
(1)散らばっている沢山の小さな点や粒。「皮膚に赤い―ができる」
(2)同じであること。同類であること。ぽちぽち。「東吾様の事となると,お前様も些か心配だね,…お政様も―の組だね/魔風恋風(天外)」

ぽつぽつ

ぽつぽつ
(1)[少しずつ]little by little.(2)[あちこちに]here and there.(3)[斑点]spots.雨が〜降りだした It began to sprinkle.

ぽつり

ぽつり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)雨やしずくが落ちるさま。「―としずくが落ちて来た」
(2)点や小さな穴のできるさま。「―と穴があく」
(3)一つだけ離れてあるさま。「―と一人座っている」
(4)言葉少なに話すさま。また,一言だけ物を言うさま。「―と一言つぶやいた」
(5)糸やひもなどが途中で切れるさま。ぷつり。「糸が―と切れる」

ぽつりぽつり

ぽつりぽつり [2][2] (副)
「ぽつぽつ{■一■}」に同じ。「ぽつぽつ」よりゆるやかな感じを表す語。「―(と)人が集まって来る」「雨が―(と)降り出した」

ぽつん

ぽつん [2] (副)
「ぽつり」に同じ。「雨垂れが―と落ちる」「さみしそうに―と立っている」「―とつぶやく」

ぽてんヒット

ぽてんヒット [4]
野球で,テキサス-ヒットの俗称。

ぽとぽと

ぽとぽと [1] (副)
水などのしずくが続けざまに落ちるさま。ぽたぽた。「軒先から雨のしずくが―(と)落ちる」

ぽとぽと

ぽとぽと
⇒ぽたぽた.

ぽとり

ぽとり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)あまり重くない物の落ちるさま。また,その音を表す語。「ドングリの実が―と地面に落ちる」

ぽぴん

ぽぴん [2]
ガラスでできた玩具。首の長い三角フラスコ状で,息を吹き込むと底の薄いガラスが「ぽぴんぽぴん」と鳴るようにしたもの。江戸時代からある。ぽっぺん。ぽんぴん。ビードロ。
ぽぴん[図]

ぽりぽり

ぽりぽり [1] (副)
「ぼりぼり」より,やや軽い感じや音を表す語。「いり豆を―(と)食べる」

ぽろぽろ

ぽろぽろ [1] (副)
「ぼろぼろ{■一■}」に同じ。「涙が―(と)出る」「―(と)こぼれる」「汚職の事実が―(と)出てきた」

ぽろぽろ

ぽろぽろ
〜涙をこぼす shed big drops of tears.

ぽろり

ぽろり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)涙がこぼれるさま。「涙が―と落ちる」
(2)固着していたものが,離れ落ちたり,物を取り落としたりするさま。「歯が―と抜ける」「外野フライを―と落とす」「真珠が―とこぼれ出る」
(3)うっかりと表に出すさま。「―と本音をもらす」

ぽん

ぽん
[音]pop.→英和
⇒ぽんと.

ぽん

ぽん (副)
⇒ぽんと

ぽんこつ

ぽんこつ [0]
(1)〔ポンとげんこつでなぐること〕
牛などを屠殺すること。「四足をくいへゆわいつけられて―をきめられてよ/安愚楽鍋(魯文)」
(2)老朽化,あるいは破損して,役に立たなくなった物。「―車」

ぽんたろう

ぽんたろう [0] 【ぽん太郎】
愚かな者を人名になぞらえていう語。まぬけ。ぽんつく。

ぽんつく

ぽんつく [1] (名・形動)
間が抜けていること。また,そのようなさまや人。ぼんくら。「この―め」

ぽんと

ぽんと
〜たたく tap <a person on the shoulder> .→英和
〜はねつける refuse bluntly.

ぽんと

ぽんと [1][0] (副)
(1)物を軽くたたいたり,軽く当てたりする音やさまを表す語。「肩を―たたかれた」「ボールを―蹴(ケ)る」
(2)物がはじけたり,軽く破裂したりするさま。また,その音を表す語。「火の中の栗が―はぜた」「夜空に―花火が上がる」
(3)無造作に物を投げたり捨てたりするさま。「ごみ箱に―投げ入れる」
(4)金品を気前よく出すさま。「大金を―寄付する」

ぽんとちょう

ぽんとちょう 【先斗町】
京都市中京区,鴨川西岸に沿う遊興街。1813年花街として公認されて以来,お茶屋・料理屋などが集中。
〔ポルトガル語のカルタ用語のポント(先端ノ意)からの名という〕

ぽんびき

ぽんびき [0] 【ぽん引き】
〔「ぽんひき」「ぽんぴき」とも〕
(1)街頭で客を引いて売春を斡旋(アツセン)する者。
(2)田舎者などを甘言をもってだまし,金品をかすめとること。また,その人。
(3)株屋街で,素人客にいい加減な株を売りつけて,利益を得る者。

ぽんびき

ぽんびき【ぽん引き】
a pimp;→英和
a pander.→英和

ぽんぴん

ぽんぴん [1]
⇒ぽぴん

ぽんぽこ

ぽんぽこ [1]
■一■ (副)
太鼓や腹鼓を打つ音を表す語。ぽんぽん。「―たぬきの腹鼓」
■二■ (形動)
食物が一杯につまって腹がふくれているさま。満腹。「まだまだ腹が―だ/滑稽本・膝栗毛 3」

ぽんぽん

ぽんぽん
■一■ [1] (副)
(1)繰り返して手・鼓などを打ったり,物が当たったりする時の軽い音を表す語。また,物が破裂したり,はじけたりする軽い音を表す語。「―(と)手を打つ」「―(と)小気味のよい音を立ててキャッチ-ボールをする」「花火が―(と)あがる」
(2)威勢よく,無造作に,立て続けに事を行うさま。「冗談が―(と)飛び出す」「中を見もしないで―(と)投げ捨てる」「商品が―(と)売れる」
■二■ [0] (形動)
袋などに物を入れ過ぎて,はち切れそうにふくらんでいるさま。「タイヤに空気を―に入れる」
■三■ [1] (名)
〔幼児語〕
腹。おなか。ぽんぽ。「―が痛い」

ぽんぽん

ぽんぽん
[音]bang! bang!/pop! pop! (軽い音).〜言う snap <at a person> .→英和

ぽんぽんじょうき

ぽんぽんじょうき [5] 【ぽんぽん蒸気】
〔エンジンの音から〕
焼き玉機関を備えた小型船。主に河川・沿海で用いられる。ぽんぽん船。

ぽんぽん蒸気

ぽんぽんじょうき [5] 【ぽんぽん蒸気】
〔エンジンの音から〕
焼き玉機関を備えた小型船。主に河川・沿海で用いられる。ぽんぽん船。

ぽん太郎

ぽんたろう [0] 【ぽん太郎】
愚かな者を人名になぞらえていう語。まぬけ。ぽんつく。

ぽん引き

ぽんびき [0] 【ぽん引き】
〔「ぽんひき」「ぽんぴき」とも〕
(1)街頭で客を引いて売春を斡旋(アツセン)する者。
(2)田舎者などを甘言をもってだまし,金品をかすめとること。また,その人。
(3)株屋街で,素人客にいい加減な株を売りつけて,利益を得る者。

ぽん引き

ぽんびき【ぽん引き】
a pimp;→英和
a pander.→英和

ま 【間】
■一■ [0] (名)
□一□空間的な間隔。
(1)物と物とのあいだの空間。すきま。「木(コ)の―」「少し―をあけて座布団を敷く」
(2)家屋内の一区切り。部屋。古代では,几帳(キチヨウ)・障子などで区切られた区画も「ま」と呼んだ。「次の―」「六畳の―」「中の―は院のおはしますべき御ましよそひたり/源氏(若菜下)」
(3)ある物の位置する空間を漠然とさす語。あたり。「こもりくの泊瀬(ハツセ)の山の山の―に/万葉 428」
(4)建物の柱と柱のあいだ。「御簾どもを,その―に当たりて居給へる人々寄りつつ巻き上げ給ふ/紫式部日記」
□二□時間的な間隔。
(1)事と事とのあいだの時間。ひま。「出発までにはまだ―がある」「―もなく電車が来る」
(2)事が継続しているあいだの時間。ある状態が続いているあいだ。「休む―もない」「知らぬ―に行われる」
(3)日本の伝統芸能(音楽・舞踊・演劇など)で,拍と拍(動作と動作)のあいだの時間的間隔。転じて,リズムやテンポの意にも用いられる。「―の取り方がうまい」「―を外す」
(4)適当な時機。機会。しおどき。「―をうかがう」「―を見計らう」
□三□その場の具合。雰囲気。「―の悪い思いをする」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)部屋の数を数えるのにいう。「六畳ふた―のアパート」
(2)柱と柱のあいだを単位として数えるときに用いる。実際の長さは一定せず,平安時代には一〇尺ほどであったが,一五世紀末頃に六尺五寸が多く用いられ,土木における長さの基準となった。これに対し徳川幕府が1649年に一間(ヒトマ)を六尺と定めてから主に関東・東北地方で用いられるようになり,しだいに「けん(間)」が長さの単位として定着してきた。「勢多の橋をひと―ばかりこぼちて/更級」
→けん(間)
→京間(キヨウマ)
→田舎間(イナカマ)
(3)建物や部屋の広さをいうのに用いる。{■二■(2)}の長さをいう「ま(間)」をもととし,縦一間(ヒトマ)・横一間の広さを一間(ヒトマ)とする。「六―の客殿へ跳り出で/太平記 1」
(4)障子の桟(サン)で囲まれた一区切りなど,一定の区切られた空間を数えるのに用いる。「なほ一―づつ張られけるを/徒然 184」

ま 【真】
■一■ [0] (名)
本当。真実。まこと。
→真に受ける
■二■ (接頭)
名詞・形容詞・形容動詞などに付く。
(1)うそいつわりのない,真実の,本当の,などの意を表す。「―人間」「―正直」
(2)正確な,ぴったりでずれのない,などの意を表す。「―北」「―横」「―四角」
(3)まざりけのない,全くの,などの意を表す。「―水」「―新しい」
(4)美しい,立派ななど,ほめたたえる意を表す。「―玉」「―木」
(5)生物の名に付けて,その種の中で代表的・標準的なものである意を表す。「―竹」「―いわし」

ま 【馬】
うま。「竜の―を我(アレ)は求めむあをによし奈良の都に来む人のたに/万葉 808」

ま【魔】
an evil spirit;a devil.→英和
〜がさす be tempted[possessed]by a devil;fall victim to temptation.

ま [1] (副)
「まあ」に同じ。「―しょうがないか」

ま (接尾)
形容詞語幹,動詞の未然形,打ち消しの助動詞「ず」などに付いて,状態を表したり語調を整えたりする。多く,「に」を伴って全体として副詞句を作る。「大和は国のまほら―/日本書紀(景行)」「かへら―に君こそ我にたくひれの/万葉 2823」「こりず―に又もなき名は立ちぬべし/古今(恋三)」

ま【間】
(1)[あき](a) space;→英和
room.→英和
(2)[時]time;→英和
<in> an interval <of 5 minutes> (合間).→英和
(3)[へや]a room.→英和
〜をあける leave a space <between> .
…まで〜がある lt will be long before ….
〜が良い(悪い)[運]be (un)lucky.〜が悪い[きまりが]be[feel]embarassed[awkward].あっという〜に in an instant.→英和
五〜の家 a five-room house.


(1)五十音図マ行第一段の仮名。両唇鼻音の有声子音と後舌の広母音とから成る音節。
(2)平仮名「ま」は「末」の草体。片仮名「マ」は「末」の初二画「�」の変形。

ま【真に受ける】
believe <what a person says> ;→英和
take a person's words seriously.

ま [0][1] 【魔】
〔梵 māra の音訳「魔羅」の略〕
(1)仏教で,教えに親しんだり,修行に励むことを妨げるもの。悪神である天魔,内面に生ずる現象である煩悩魔,出来事である死魔など。
(2)人に害悪をもたらす神。また,その不気味な力のはたらいていること。悪魔。魔物。「―よけ」「―の踏切」「―の十秒間」
(3)度を超して,一つのことに熱心な人。「メモ―」「電話―」

ま 【目・眼】
め。「まぶた」「まなじり」「まつ毛」など他の語と複合して用いることが多い。「―のあたり」

ま=がいい

――がい・い
運がいい。また,都合がいい。

ま=が差す

――が差・す
ふと,邪念が起こる。出来心を起こす。

ま=が延びる

――が延・びる
間隔があきすぎて,物事にしまりがなくなる。間延びする。

ま=が悪い

――が悪・い
(1)きまりが悪い。「―・い思いをする」
(2)運が悪い。折が悪い。「―・いときに来客があった」

ま=が抜ける

――が抜・ける
(1)拍子抜けがする。当てがはずれてぼんやりする。「―・けた返事」
(2)大事な点が落ちる。おろかにみえる。「間の抜けた顔」

ま=が持て∘ない

――が持て∘ない
(1)することがなくて時間をもてあます。
(2)人との会話がとぎれて,気まずい時間ができる。

ま=に受ける

――に受・ける
本気にする。「冗談を―・ける」

ま=を合わせる

――を合わ・せる
(1)拍子が合うようにする。
(2)適当に処理して,その場をしのぐ。

ま=を持たす

――を持た・す
(1)会話や台詞(セリフ)のとぎれた時間をうまくつないでとりつくろう。
(2)あいた時間をなにかしながらつぶす。

ま=を欠く

――を欠・く
役に立たない。用が足りずに迷惑をかける。「主人へつとめの―・かぬも,親父(オヤジ)や祖父(ジイ)さんへの心休めだ/人情本・娘節用」

ま=を置く

――を置・く
(1)間隔をあける。
(2)時間をへだてる。

まあ

まあ [1] (感)
驚いたり感心したりしたときに発する語。多く女性が用いる。「―,ひどい」

まあ

まあ [1] (副)
(1)十分ではないが,我慢できる程度であるさま。だいたい。「―いいだろう」
(2)相手や自分の気持ちを軽くおさえる語。「―待て」「―今日はやめておこう」
(3)相手にある行動をうながす語。「―すわりなさい」「―一杯いこう」

まあ

まあ
[躊躇]well;→英和
I think…;I should say…;[驚き]Oh!/Oh,dear! 〜やってごらん Just try it.

まあい

まあい [0] 【間合(い)】
(1)物と物とのへだたり。「適当に―を詰める」
(2)動作をするのに適当な時機。ころあい。また,あいま。ひま。「―をはかる」「忙がしいので―もなく/塩原多助一代記(円朝)」

まあか

まあか [0] 【真赤】
純粋な赤色。まっか。

まあきだいみょう

まあきだいみょう [4] 【間明き大名】
縞柄の一。縞と縞との間隔の広い大名縞。

まあざみ

まあざみ [2] 【真薊】
キク科の多年草。水辺の草地に生える。根生葉は羽状に裂け,地に放射状に広がる。高さ約1メートル。秋,淡紅色の頭花が横向きに咲く。キセルアザミ。

まあじ

まあじ [0]
沖縄県下に広く分布する赤色の土壌。更新世堆積物に由来する国頭(クニガミ)まあじ,琉球石灰岩に由来する島尻(シマジリ)まあじがある。
〔「真地」とも書く〕

まあじ

まあじ [0] 【真鰺】
スズキ目の海魚。全長約40センチメートル。体は紡錘形でやや側扁し,背面は灰青色で腹面は銀白色。側線上にぜんごと呼ぶかたい鱗(ウロコ)が発達する。代表的な食用魚。日本近海のほか温帯以南に広く分布。
→アジ

まあたらしい

まあたらし・い [5] 【真新しい】 (形)[文]シク まあたら・し
見るからに新しい。全く新しい。「―・い洋服」
[派生] ――さ(名)

まあたらしい

まあたらしい【真新しい】
brand-new.

まあなご

まあなご [2] 【真穴子】
ウナギ目の海魚。全長約90センチメートル。体は細長い円柱形で,腹びれを欠き,ウナギに似る。体表はぬめりがあり,背面は褐色で,側線の孔(アナ)が白く,その上方にも白色の点列がある。幼魚はヤナギの葉に似て透明。天ぷら・かば焼きなどにする。北海道から東シナ海にかけての砂泥底に分布。ハカリメ。ハモ。ウミウナギ。

まあね

まあね [1] (感)
〔「まあ」は副詞〕
あいまいに合づちを打つときの語。「『景気がよさそうだね』『―』」

まあまあ

まあまあ [1] (感)
驚いたり,感嘆したりするときに発する語。主に女性が用いる。「―,大きくなったこと」

まあまあ

まあまあ
■一■ [1][3] (形動)
十分とはいえないが,我慢できる程度であるさま。まずまず。「初めてにしては―の出来だ」「成績は―だ」
■二■ [1] (副)
(1){■一■}に同じ。「老夫婦だけなら―暮らしてゆける」「これで―面目が立つ」
(2)相手を制止したり,なだめたりするときにも用いる。「―そんなに怒らないで」

まあまあ

まあまあ
[なだめる]Now,now! <don't worry!> ;[まずまず]so-so;reasonably <satisfied> .

まあみ

まあみ [0] 【真網】
船二艘で網を引く場合,右方の船に積む網。また,右方の船。
⇔逆網(サカアミ)

まい

−まい【−枚】
[紙など]a sheet[piece] <of paper> .→英和
皿(千円札)2〜 two plates (thousand-yen notes).

まい

まい [1] 【麻衣】
麻のころも。あさぎぬ。まえ。

まい

まい (助動)(○・○・まい・(まい)・○・○)
〔「まじ」から「まじい」の形を経て「まい」となったもの。中世後期以降の語〕
打ち消し推量の助動詞「まじ」の口語形。五(四)段活用の動詞および助動詞「ます」には終止形に接続し,上一段・下一段・カ行変格・サ行変格の動詞および助動詞「れる・られる」「せる・させる」には未然形に接続する(サ変では未然形のうち「し」の形に付く)。
(1)打ち消しの推量の意を表す。…ないだろう。現代語では,「ないだろう」の言い方を用いるのが普通になっている。「この天気では山に登る人もある〈まい〉」「気をくれてはかなう〈まい〉ぞ/漢書抄(一・清原家本)」「おまへさまは,大事のお身なれば,もしもの事がござつては何ともなります〈まい〉/歌舞伎・業平河内通」
(2)打ち消しの意志を表す。…ないつもりだ。…ないようにしよう。現代語では「…するのはよそう」「…するのはやめよう」の言い方を用いるのが普通になっている。「あんな所へは二度と行く〈まい〉」「今ヨリシテワ夫トモ頼ミマラス〈マイ〉/天草本伊曾保」
(3)当然・適当の意の打ち消しを表す。…べきでない。「いい年をして新婚旅行でもある〈まい〉」「ああ貧乏はせ〈まい〉もの/浄瑠璃・寿の門松」
(4)禁止の意を表す。…してはならない。…するな。「必ず秘密はもらす〈まい〉ぞ」「これ与兵衛さま,うろたへ〈まい〉/浄瑠璃・卯月の紅葉(中)」
(5)(終助詞「か」を伴って)勧誘・依頼の意を表す。「なんとか許してもらえ〈まい〉か」「今度の試合の切符を少しわけてくれ〈まい〉か」
(6)(「…う(よう)と…まいと」の形で)動作・作用を対比して取り上げる。「行こうと行く〈まい〉と君の勝手だ」「今さら後悔しようとし〈まい〉と間に合うことではない」
(7)(「あろうことかあるまいことか」「なろうことかなるまいことか」などの形で)許容されない事柄についていう。「あろうことかある〈まい〉ことか,走者の走っているコースに飛び出してしまった」「そんな自分勝手なことがなろうことかなる〈まい〉ことかよく考えてみろ」
(8)(「…まいに」の形で)事実と反対の仮想を表す。「冬でもある〈まい〉に,厚いセーターなんぞ着こんで」「自分のものなら,あんなに粗末には扱う〈まい〉に」
(9)(「…まいし」の形で)後続の言葉に対する何らかの条件を表す。文脈によって,「…ないから」「…ないので」または「…ないのに」などの意になる。「十代の娘じゃある〈まい〉し,そんなミニスカートなんかはけませんよ」「どさまわりの旅役者じゃある〈まい〉し,よくあんな芝居を平気でやっていられるね」
〔「まい」の接続のしかたは,時代によって,いろいろのゆれがみられる。近世までの接続は,四段活用とナ変の動詞には終止形に,ラ変には連体形に付くのが普通であるが,未然形に付いた例もみられる。一段活用・二段活用とカ変の動詞には未然形に付くのが一般であるが,終止形に付くこともある。サ変には未然形に付き,「せまい」が一般であるが,「しまい」の形もみられ,さらに「すまい」となることもある。現代語では,五段活用の動詞には終止形に,上一段・下一段・カ変・サ変の動詞およびこれらの動詞と同じ活用型の助動詞には未然形(サ変は「し」の形)に付くのが一般であるが,一段活用の動詞の場合は終止形にも付き,カ変・サ変の場合は「くまい」「くるまい」「すまい」「するまい」のようにも付く〕

まい

まい 【毎】 (接頭)
名詞に付いて,それぞれの,そのたびごとの,の意を表す。「―日曜日」「―春(ハル)」

まい

まい 【枚】 (接尾)
助数詞。
(1)紙・板・皿など薄くて平たいものを数えるのに用いる。ひら。「紙を一―」
(2)原稿用紙の数を数えるのに用いる。ふつう四百字詰めの原稿用紙を単位として数える。「三百―の長編」
(3)相撲の番付で,席次を数えるのに用いる。「五―あがった」
(4)相撲で,その階級の人数を数えるのに用いる。「幕内を二―減らす」
(5)田や畑などの一区画ずつを数えるのに用いる。「田一―」
(6)商品取引所での売買の最小単位として用いる。金1グラム,毛糸500キログラムなど。「小豆一―」
(7)浄瑠璃・長唄で,太夫・唄方の人数を数えるのに用いる。「二挺(チヨウ)三―」
(8)近世の大判金や丁銀,近代の紙幣や銀貨など,貨幣の数を数えるのに用いる。「銀二―」
(9)駕籠舁(カゴカ)きの人数を数えるのに用いる。「六―肩」

まい

まい【舞】
dancing;→英和
a dance.→英和
〜を舞う dance.

まい

まい マヒ 【舞・儛】
〔動詞「舞う」の連用形から〕
(1)歌や音曲にあわせて身体・手足を動かすこと。周囲にはやされて動き,巡るあるいは回る動作を主とする。日本の古代から中世への舞踊は舞を中心とし,物語や物まねと結びつく。近世では舞と踊りの区別はあいまいとなり,江戸の踊りに対して上方の舞という。
(2)神楽(カグラ)・舞楽・白拍子・延年・曲舞(クセマイ)・幸若舞(コウワカマイ)・能・地歌舞などの舞踊。また,これらを演じること。
(3)能・狂言で,謡が入らず囃子(ハヤシ)だけで演じる舞踊部分。舞事。

まい

まい マヒ 【幣】
謝礼として贈る物。贈り物。また,神への供え物。「玉桙(タマホコ)の道の神たち―はせむ/万葉 4009」

まい−

まい−【毎−】
every;→英和
each.→英和

まいあがる

まいあがる【舞い上がる】
[とび上がる]fly up;soar (鳥など);→英和
[吹き上げられる]be blown up <by the wind> .

まいあがる

まいあが・る マヒ― [4][0] 【舞(い)上がる】 (動ラ五[四])
(1)舞うようにしてあがる。風に吹かれて高くあがる。「ヒバリが―・る」「火の粉が―・る」「砂塵が―・る」
(2)浮かれてさわぐ。「所々の料理亭に所々の遊所まで,三十日を忘れて―・る体(テイ)/洒落本・虚実柳巷方言」
[可能] まいあがれる

まいあさ

まいあさ【毎朝】
every morning.

まいあさ

まいあさ [1][0] 【毎朝】
毎日の朝。朝ごと。「―歯をみがく」

まいあし

まいあし マヒ― [1][2] 【舞脚】
漢字の脚の一。「舞」「舜」などの「舛」の部分。
〔漢和辞典では一般に「舛」(六画)部〕

まいいしょう

まいいしょう マヒイシヤウ [3] 【舞衣装】
舞を舞うときに,身につける衣装。まいぎぬ。

まいおう

まいおう [0] 【邁往】 (名)スル
励み進むこと。ひたすら進むこと。邁進。「―奮烈なる人なり/西国立志編(正直)」

まいおうぎ

まいおうぎ マヒアフギ [3] 【舞扇】
舞を舞うときに手に持つ扇。日本舞踊に用いる扇と能楽に用いる扇とがある。

まいおさめ

まいおさめ マヒヲサメ [0] 【舞(い)納め】
(1)舞い終わること。
(2)最後の舞。「今生の―」
(3)歌舞伎で,一興行または一年の終わり。千秋楽。また,一日の芝居の終わり。

まいおさめる

まいおさ・める マヒヲサメル [5] 【舞(い)納める】 (動マ下一)[文]マ下二 まひをさ・む
(1)舞を終える。また,最後の舞を終える。「青海波をぞ―・めける/滝口入道(樗牛)」
(2)その場をうまくとりつくろう。「そなたはどう言うて―・めるぞ/浮世草子・禁短気」

まいおちる

まいお・ちる マヒ― [4] 【舞(い)落ちる】 (動タ上一)[文]タ上二 まひお・つ
舞うように落ちる。「木の葉が―・ちる」

まいおりる

まいお・りる マヒ― [4] 【舞(い)降りる】 (動ラ上一)[文]ラ上二 まひお・る
ふわりと舞うようにして降りる。「鶴が―・りる」

まいか

まいか (連語)
〔打ち消し推量の助動詞「まい」に係助詞「か」の付いたもの〕
(1)打ち消しの推量を疑問の形で表す。…ないだろうか。「まだだれか教室に残っていはし―」
(2)相手の意志をたずねる形で,勧誘・依頼の意を表す。「ここらでしばらく休憩す―」「どうか少し笑っていただけます―」
→まい(助動)

まいか

まいか [0][1] 【真烏賊】
(1)シリヤケイカの別名。
(2)コウイカの別名。

まいかい

まいかい [0] 【玫瑰】
(1)バラ科の落葉低木。ハマナスの変種。中国で観賞用に栽培。花を薬用にし,また,茶に香りを添えるため入れる。
(2)ハマナスの漢名。
(3)中国に産する美石の一。

まいかい

まいかい [0] 【毎回】
その回ごと。そのたびごと。毎度。「―参加する」「―のことだ」

まいかいゆ

まいかいゆ [3] 【玫瑰油】
ハマナスの花から採った芳香油。香水の製造に用いる。

まいかぜ

まいかぜ マヒ― [0][1] 【舞(い)風】
つむじ風。旋風。

まいかなず

まいかな・ず マヒカナヅ 【舞ひ奏づ】 (動ダ下二)
〔「かなづ」は手を動かし舞う意〕
舞を舞う。「手を挙げ膝を打ち,―・で,歌ひ参来つ/古事記(下)」

まいき

まいき [0][1] 【毎期】
その期間ごと。

まいきょ

まいきょ [1] 【枚挙】 (名)スル
一つ一つ数えあげること。「具体的事例を―する」

まいきょ

まいきょ【枚挙にいとまがない】
be too many to enumerate.

まいきょ=に遑(イトマ)がない

――に遑(イトマ)がな・い
たくさんありすぎて,いちいち数えあげることができない。

まいきょう

まいきょう [0] 【埋経】 (名)スル
後世に伝えるため,経典を経筒に入れるなどして寺院などの地中に埋めること。

まいきょうげん

まいきょうげん マヒキヤウゲン [3] 【舞狂言】
夢幻能の形式を模した狂言。亡霊の舞が中心となる。「楽阿弥」「通円」など。

まいぎぬ

まいぎぬ マヒ― [3][0] 【舞衣】
(1)舞を舞うときに,身につける衣。舞衣装。
(2)能装束の一。舞を舞う女役に用いる上衣(ウワギ)。単(ヒトエ)の広袖で長絹(チヨウケン)に似ているが,両身頃を縫い合わせてあり,胸ひもがない。

まいぎね

まいぎね マヒ― [3][0] 【舞い杵】
「殻竿(カラザオ)」に同じ。

まいぎょく

まいぎょく [0] 【埋玉】
〔晋書(庾亮伝)〕
玉を埋める意から,英才や美人の死をいう。

まいぎり

まいぎり マヒ― [3][0] 【舞錐】
軸につけた横木を上下させて用いる錐。軸の頂点と横木の両端を結ぶひもが軸に巻きついたり解けたりして軸が回転する。轆轤(ロクロ)錐。
舞錐[図]

まいく

まい・く マヰ― 【参来】 (動カ変)
参上する。やってくる。「我(アレ)は―・こむ年の緒長く/万葉 4298」

まいくるう

まいくる・う マヒクルフ [4] 【舞(い)狂う】 (動ワ五[ハ四])
狂ったように激しく舞う。「―・ふ男女は/ふらんす物語(荷風)」

まいぐせ

まいぐせ マヒ― [0] 【舞曲】
能の曲(クセ)のうち,シテが舞うもの。
〔普通「舞グセ」と書く〕
→曲(クセ)(1)

まいぐるま

まいぐるま マヒ― [3] 【舞車】
祭礼の山車(ダシ)。

まいげつ

まいげつ [0] 【毎月】
月ごと。まいつき。月々。

まいげつしょう

まいげつしょう 【毎月抄】
歌論書。一巻。藤原定家著。1219年成立。定家がある貴人の毎月の一〇〇首を添削し,返送の際につけた書簡体の歌論。有心体(ウシンテイ)を中心に和歌の十体(ジツテイ)を論じている。定家歌論を知る好資料。和歌庭訓。定家卿消息。

まいこ

まいこ マヒ― [0] 【舞子・舞妓】
舞を舞って酒宴に興を添える少女。「祇園(ギオン)の―」

まいこ

まいこ【舞子】
a dancing girl.

まいこ

まいこ [0][1] 【毎戸】
家ごと。各戸。

まいこつ

まいこつ [0] 【埋骨】 (名)スル
遺骨を墓に埋めること。

まいこのはま

まいこのはま マヒコ― 【舞子の浜】
神戸市垂水(タルミ)区,須磨の浦の西に続く白砂青松の海岸。淡路島に対する。

まいこむ

まいこ・む マヒ― [3][0] 【舞(い)込む】 (動マ五[四])
(1)舞いながらはいってくる。「落ち葉が窓から―・む」
(2)思いがけなく,あるいは思いがけないものがはいってくる。「奇妙な手紙が―・んでくる」「幸運が―・む」

まいこむ

まいこむ【舞い込む】
come (in) unexpectedly;happen <to a person> (災難などが).→英和

まいご

まいご マヒ― [1] 【迷子】
〔「迷(マヨ)い子」の転〕
(1)親にはぐれたり,道に迷ったりした子供。
(2)連れからはぐれること。また,そのもの。「船が一隻―になる」

まいご

まいご【迷子】
a stray[missing,lost]child.〜になる be[get]lost;lose one's[the]way (道に迷う).

まいごいし

まいごいし マヒ― [3] 【迷子石】
「漂石(ヒヨウセキ)」に同じ。

まいごう

まいごう [0] 【毎号】
新聞や雑誌の号ごと。

まいごと

まいごと マヒ― [0] 【舞事】
能の小段(曲の構成単位)の一。シテが囃子(ハヤシ)のみの伴奏で形式化された舞を舞う部分。序の舞・中の舞・早舞・破の舞・神舞・神楽・乱(ミダレ)など。

まいごふだ

まいごふだ マヒ― [3] 【迷子札】
迷子になったときの用心に,住所・氏名を書いて子供の腰などにつけておく札。

まいさい

まいさい [0] 【毎歳】
毎年。「―帰省するを例としてゐて/伊沢蘭軒(鴎外)」

まいさか

まいさか マヒサカ 【舞阪】
静岡県南西部の町。浜名湖湖口の東岸にあり,ウナギ・カキなどの養殖が盛ん。弁天島がある。江戸時代には,対岸の新居への渡船場があった。

まいし

まいし マヒ― [1] 【舞師・儛師】
雅楽寮で,舞楽の舞を専門とし,後進の指導にも当たった者。

まいし

まいし [0][1] 【昧死】 (名)スル
〔「昧」はおかす意〕
死を覚悟で上奏する意で,中国で古来,上奏文に用いた常套(ジヨウトウ)語。「敢て―して鄙見を陳し/新聞雑誌 45」

まいしゃ

まいしゃ [1] 【昧者】
〔「昧」はおろかの意〕
おろか者。「才子の股肱(ココウ)となつて―が活動し/草枕(漱石)」

まいしゅう

まいしゅう [0] 【毎週】
一週間ごと。どの週も。

まいしゅう

まいしゅう【毎週】
every week.

まいしょうぞく

まいしょうぞく マヒシヤウゾク [3] 【舞装束】
舞楽で,舞人の装束。

まいしょく

まいしょく [0] 【毎食】
食事ごと。食事のたびに。

まいしん

まいしん [0] 【邁進】 (名)スル
元気よく,ひたすら目的に向かって進むこと。「記録達成に―する」「勇往―」

まいしん

まいしん【邁進する】
push on[forward];go ahead <with the work> ;strive <for> .→英和

まいじ

まいじ [0] 【毎時】
一時間ごと。一時間につき。「―五〇キロのスピード」

まいじ

まいじ [0][1] 【毎次】
そのたびごと。そのつど。毎度。

まいじ

まいじ【毎時零分(に)】
every hour on the hour.→英和
速度〜400マイル(で) (at) a speed of 400 miles an hour.

まいじつ

まいじつ [1] 【毎日】
まいにち。[日葡]
〔副詞的用法の場合,アクセントは [1][0]〕

まいす

まい・す マヰス 【参す】 (動サ下二・動サ変)
⇒まいする(動サ下二・動サ変)

まいす

まいす [1][0] 【売僧】
〔「まい」「す」ともに唐音〕
(1)商売をする僧。仏法を種に金品を不当に得る僧。禅宗から起こった語。「君のやうな―に焼かれたら祖母(オバア)さんは泣くだらう/続風流懺法(虚子)」
(2)人をだます者。また,人や僧をののしっていう語。「―坊主」「人を惑はす―の類/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
(3)うそ。いつわり。「―ヲユウ/日葡」

まいすう

まいすう [0] 【埋芻】
⇒サイレージ

まいすう

まいすう【枚数】
the number of sheets[leaves].

まいすう

まいすう [3] 【枚数】
紙・板・皿など,薄く平たいものの数。

まいすがた

まいすがた マヒ― [3] 【舞姿】
舞を舞う姿。

まいすます

まいすま・す マヒ― 【舞ひ澄ます】 (動サ四)
みごとに舞う。「仏御前…心も及ばず―・したりければ/平家 1」

まいする

まい・する マヰスル 【参する】 (動サ下二・動サ変)
〔動詞「まゐらす(参)」の転。中世後期に連用形「まゐし」が用いられるようになり,サ変に活用するようになった〕
(1)人に物を与えるの意の謙譲語。差し上げる。「君に―・せう京絵書いたる扇を/田植草紙」「その代にめめを五十石―・する程に/狂言・比丘貞」
(2)(補助動詞)
動詞・助動詞の連用形に付いて,動作の及ぶ対象への敬意を表す。…し申し上げる。「魏其こそよからうずらうなんどと,大后に云わせ―・したぞ/史記抄 14」

まいず

まい・ず マヰヅ 【参出】 (動ダ下二)
〔動詞「まゐる(参)」に「いづ(出)」の付いた「まゐいづ」の転〕
参上する。「山たづの迎へ―・でむ君が来まさば/万葉 971」

まいせき

まいせき [0] 【毎夕】
夕方ごと。まいゆう。

まいせつ

まいせつ [0] 【埋設】 (名)スル
地下に埋めて設備すること。「水道管を―する」

まいせつ

まいせつ【埋設する】
lay <a thing> under the ground.→英和

まいそう

まいそう【埋葬】
(a) burial;→英和
(an) interment.→英和
〜する bury.→英和
‖埋葬式 a burial service.

まいそう

まいそう [0] 【埋葬】 (名)スル
遺体または遺骨を土中にうめ葬ること。「先祖代々の墓地に―する」
〔火葬・埋葬は市町村長の許可を必要とする〕

まいそう

まいそう [0] 【昧爽】
〔「昧」は暗い,「爽」は明るい意〕
夜明け方。あかつき。昧旦。「十三日の―に/渋江抽斎(鴎外)」

まいそう

まいそう [0] 【埋草】
⇒サイレージ

まいそうぎれい

まいそうぎれい [5] 【埋葬儀礼】
死者を土中に葬る際に行われる儀礼。死者と死後の世界に対する観念を反映して,副葬品や遺体の形姿,棺の使用などに種々の形態がみられる。

まいぞう

まいぞう [0] 【埋蔵】 (名)スル
(1)うめてかくすこと。「秘宝を―する」
(2)天然資源が地中にうずまっていること。「原油の―量」

まいぞうちたい

まいぞうちたい [5][6] 【埋蔵地帯】
鉱物資源などが埋蔵されている地域。

まいぞうぶつ

まいぞうぶつ [3] 【埋蔵物】
土地その他の物の中に埋蔵されている物で,その所有者が容易にわからない物。公告後六か月以内にその所有者が判明しないときは,発見者が所有権を取得する。他人の土地などで発見されたときは,その土地の所有者と折半する。